ミソジノジスイ

25/11/28(Fri)

畑の大根がいい感じになってきたので、今年の干し大根第一弾を仕込みました。昨年はダラダラしている内に大根にスが入ってしまい、それでも乾燥させたら大して変わらないだろうと高をくくっていたんですが、スが入った大根は乾燥させても明らかに味が落ちるという事をこの一年で実感したため、今年はそのまま食べても普通に美味しいいい状態の大根で仕込もうという事でこの時期の作業になりました。

一般的に干し大根というと短いうどんみたいな形状のが一般的ですが、アレは作るのに特殊な道具が必要です。機構的には刺身のツマを作る際のスライサーと同じ構造ですが、干して体積が減ってもある程度の大きさが残るように極太で大根をスライスできるタイプが必要。でもうちにはそういうのが無いですし、何より何故かうちの大根は昔からスライスして干すというのが定番になってます。作り方としては、抜いてきた大根をよく洗ってから頭と先を落とし、皮を剥いて端から5mmに輪切りにしたものを干すというものです。昨年の様に太くなり過ぎた場合は半分or四つ割りにしますけど、市販サイズの大根なら丸のまま輪切りでok。あとはザルに並べて干すだけです。

ただし、毎日ひっくり返す作業は必須です。コレをやらないとザルと接する面に水分が長時間残り、変色したりカビが生えたりしますんで、最低1日1回はひっくり返して日の当たらない面に溜まった水分を飛ばしてやる必要があります。が、世話といればそれ位。天気が良ければ10日〜2週間でカラカラになって完成。ただし、天日ではどんなに頑張っても僅かに水分が残るため、ポリ袋で密封して常温保存するとカビが生える可能性が低くありません。冷凍保存が100%安心ですが、相当水分を飛ばしておけば冷蔵でも多分OKです。うちでは低温の玄米貯蔵庫を使ってますけども。干し大根の良い点は賞味期限を延ばせる点です。生のままだと1カ月もたない大根を1年かけてゆっくり食べられるのが最高。今年は週間予報を見るとずっと晴れなので、いい干し大根になるんじゃないでしょうか。

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