ミソジノジスイ

17/05/25(Thu)

家の中の家具って見慣れすぎているせいで不具合があっても案外気がつきません。しかし今回、箪笥の裏板が剥がれかけているのを見つけまして、趣味の木工の一環として修理する事にしました。裏板部分ってかなり大きな弱点だと思います。例外はあるでしょうけど、一般的に裏板は壁の至近距離の風通しが劣悪な場所に置かれっぱなしになります。そうすると木製品の大敵・湿気が襲ってくるわけです。今回の箪笥はかなり古い品で、裏板も無垢板だったのですが、無垢板には当然木目があり湿気を吸ったときの膨張率が一定でないために反ります。もう少し新しい品になると、裏板にはベニヤ板が使われるようになります。ベニヤ板の場合は湿気を吸って接着剤が駄目になり、表の化粧板が薄くベロベロに剥がれるのが一般的。最近のベニヤは接着剤が進歩してそうでもないらしいですが、今から30〜40年前のベニヤ板の現状は悲惨です。

今回の箪笥の敗因は裏板の固定方法にもあります。釘を使いたくなかったのでしょう。竹釘で固定してあるんですが、頭もないストレートな竹釘で一枚板の反る力を抑え込める筈もなくあちこちで抜けてしまっている状態。というわけで対策は単純。木ネジでガッツリ固定、これしかありません。ダボでネジ頭を隠す方法もありますが、どうせ裏面の見えない所なので、単純に固定するだけ。まぁ、鉄製の釘を使っても抜けていたと思われるので、除去が楽な分竹釘でよかったかなという気がしなくもないですが。

そして箪笥をどけた際に追加案件が発生。箪笥の後ろの柱の一部にでかい鼠穴が開いていましたんで塞ぎます。キープしておいた銅の樋を広げて切って塞ぐだけ。まぁ、こんな穴一箇所塞いだ所で大勢に影響はないんですが、あると知っているのに放置するのは気分が悪いので。実際、田舎の家には鼠なんて珍しくもないですからね。

ツイッター始めました


copyright by ミソジ since 2004/04/28:
リンクフリー。