2005年10月

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05/10/31(Mon)

アンティーク好きの知り合いに、リンゴ皮剥き器というのを見せてもらいました。ハンドルのついた串の先にリンゴを突き刺し、刃を当ててハンドルを回すと、皮が剥かれ・芯がくり抜かれ・身が螺旋状にカットされ、1個あたりの所要時間5秒と言う代物。1個5秒と言えば、確かにスピードは相当なものですが、皮の剥き方は結構雑で特に頭と尻の部分はかなり残ってしまいますし、芯の抜き方も結構豪快。この器械は、家内工業でジャムを作るときなど大量のリンゴを処理する時に使われていたものだと言います。

それで思い出したのですが、以前見た山間部で干し柿を作るドキュメンタリーでは、村のおばあちゃん達が、渋柿の山を前にナイフ1本を手に、芸術的な手際で次々と渋柿を剥いていっていました。片や誰でもそれなりの品質でそれなりのものを作れるようにするシステムを作り出そうとする国と、片や一人一人の技量を職人レベルにまで押し上げることで対応しようとする国、図らずもお国柄の違いが見えるようで、面白かったです。

05/10/30(Sun)

週末の9時過ぎ、近所のよく行く喫茶店のカウンターでマッタリと珈琲を飲みながら、ボーっとしていると、いきなり隣の席に座った見知らぬ人から話しかけられました。“あの…、この近所の○○というスーパーでいつも買い物をされていませんか?”私、どうも他人に覚えられやすい顔をしているらしく、こういうことは初めてじゃありません。話に出たスーパーは私が毎日の様に愛用している店で、きっとそれは私。全く、どこで誰に見られてるか分かったもんじゃないですね。気をつけなきゃいけません…と言っても、何を気をつけていいのやらサッパリ分かりませんが。

ちなみに、私はこの喫茶店には純粋にボケーッとするために行っているので、他の常連の人やマスター・スタッフと話をすることはほとんどありません。店に本名が伝わったのも、通い始めて5年以上経ってからというくらい。“私に話しかけないで”オーラを高密度で出しているので、基本的には誰も近寄ってこないはずなのですが、たまにこういう蛮勇のお方がいるわけです。その場は適当にかわして、すぐにまた自分の世界へ。決して他人としゃべるのが嫌いというわけでは無いのですが、この店にいる時はそういうモードじゃないんです。喫茶店は、常連同士の関係がドライで、常連になっても放っておいてくれる店が好きです。

05/10/29(Sat)

私は天気には無頓着で、週末洗濯をするときくらいしか天気予報を見ません。しかし、人間ゲンキンなもので、必要に迫られると以上にマメに天気予報チェックをするようになります。干し肉を作っているときがまさにそう。一応、軒下の雨の当たらないところに干してはいますが、少しでも風が吹くと雨が降り込んで、濡れてしまいます。そうならないためにも、毎朝の天気予報チェックは欠かせません。

新聞にも天気予報は載っていますが、逐一変わる状況を追いかけるためには、情報の新しいネットの天気予報がベター。朝PCを開けたら、何はさておき天気予報サイトで今日の天気のチェックです。干し始めた傍から、今日の夕方の降水確率は80%。すぐに天気は回復して、しばらく晴天が続くようですが、今日のところは撤収です。ボウルに放り込み、ラップを張って冷蔵庫へ。洗濯もしなくちゃいけないし、明日は晴れるといいなあ。

05/10/28(Fri)

最近近所のスーパーで、鳥胸肉が2kg498円で売られるようになりました。正直言って、そのまま食べてもパサパサして美味くない鳥胸肉ですが、その辺は人間様の知恵で何とかなるものです。というわけで、今回は干し肉を作ろうと購入。一週間ほどかかりますが、かなり美味くなります。安さを時間でカバーです。

全体に強めに塩胡椒してボウルに入れ、ラップをはって冷蔵庫で寝かせること二日。塩に引っぱられて汁が出てきますので、朝晩二回その汁は捨てます。二日経って全体に味が馴染んだら、魚干し用の網に入れて風通しのいい場所で陰干し三日。計算上では最短5日で出切るはずですが、雨が降ると冷蔵庫の中に避難させるので、大体そんなにうまくは行きません。そのロスを考えて約一週間。

陰干し三日だと、せいぜい一夜干し程度にしかなりませんので、すぐに食べない分はラップでぴっちり包んで冷凍保存。一ヶ月も干せばカチカチの干し肉になり、常温保存も出来ますが、そこまでやることはないです。また、スモークすれば更に風味・保存性も増しますが、これは暇と気力がある時にとっておきます。

食べ方は、スライスして網で炙るのが一番ですが、無論鶏肉として他の料理に使いまわしてもオッケー。100g25円をはるかに上回るコストパフォーマンスが楽しめます。特に酒好きにはイイかも、です。

05/10/27(Thu)

あと数日で11月となり、急速に気温が下がってきました。冷蔵庫に入れてある冷たいお茶の消費量も激減。夏の間は2リットル作って1日半しかもたなかったのが、今では3〜4日は楽にもっています。そろそろ潮時。今ある分を飲み切ったら、来年の春まで冷たいお茶は封印して、飲みたい時に熱いお茶を淹れる体制にシフトします。いよいよ秋も深まってきたんだなと実感。

ところで、2リットルの冷水筒は結構かさばるので、これが無くなると冷蔵庫の利用可能スペースが広がるのが、嬉しい。とはいえ、寒くなってくると庫外でも大丈夫なものが増えてくるので、これが夏場なら…と思うのも事実。しかし、夏場こそお茶を冷やしておかなきゃいけないというジレンマ。とはいえ、季節は確実に寒い方に向かってるんですね。私、寒いの嫌いなんですよ。まぁ、暑いのも嫌いなんですが。

05/10/26(Wed)

蕪が一束98円と格安だったので買ってきました。私は柔らかく煮るよりもその歯ごたえが好きなので、浅漬けにしようかと思ったのですが、キャベツの浅漬けがまだ大量にあるのを思い出し、計画変更。酢漬けにします。

例によって例の如く、面倒だしもったいないので、本体の皮は剥きません。歯ごたえを残すために、縦にスライス。茎・葉の部分は2cm程度に切って、全部あわせて塩揉み。カサが減って適当にシンナリしたら、鷹の爪・蜜柑の皮・昆布を入れてこれまたよく揉み、最後に酢と塩で味の調整。こうやって作ると、塩と酢のせいか以上に日保ちがよく、冷蔵庫で一週間ほどは余裕です。

蕪は大根に比べて人気が無いのか、しおれた葉の部分を切り取って、一束50円くらいでよく売られてます。ただ、私は葉の部分も好きなんですよね。それがやや残念。束が大きければ、太っ腹で二束ほどまとめ買いしますけど。

05/10/25(Tue)

昨日と同じ喫茶店で出すサラダがお客さんに大人気で、特にドレッシングが美味しいと絶賛されるのだそうです。私は食べないんで分かりませんけど。ところが、マスターに言わせるとそのドレッシングは超フツーな代物で、酢・オリーブ油・塩胡椒をその辺の料理本に書いてあるごく平凡なレシピで混ぜ合わせただけのもの。それらの材料もお取り寄せといったコダワリの品々ではなく、近所のスーパーでフツーに売っている、並の品々ばかり。お客さんから“何か隠し味が入っているんでしょう?”とか、“作り方に秘密のポイントがあるんじゃないですか?”などと訊かれる事が多いそうなのですが、そんなものは全然無し。

グルメ番組などの影響かもしれませんが、隠し味や秘伝の方法を使わないと本当に美味しくならないと思っている人が結構多い気がします。しかし、隠し味など使わずに、スタンダードな材料をスタンダードに組み合わせるだけでも、実はかなり美味いものができるのですよ。こと料理に関しては、頭でっかちになり過ぎないほうがいいんじゃないかと、この話を聞きながら思った次第です。

05/10/24(Mon)

よく行く喫茶店の賄いで、牛筋とヒヨコマメをトマト味で煮込んだのを頂きました。牛筋美味い。あのトロトロした舌触りは、牛肉としては異色なのですが、それがまた良い。貧乏臭いかもしれませんが、私は牛肉の中では筋が一番好きです。次は肩ブロック。私は一貫して赤身や脂肪よりも、筋部分が好き。

ところで、牛肉といえばアメリカからの牛肉の輸入が再開されそうで、色んなところで議論が巻き起こってます。私はといえば、別にアメリカの肩を持つわけではないのですが、再開してもいいんじゃないの?という考えです。アメリカの牛肉が完全に安全であると思っているわけでは無いですが、食べる側が自分で考え、安全ではないと思ったら避ければいいだけの話で、国が承認したものは全て安全と鵜呑みにするのは早計ではないかなと思います。結果だけを見れば、国だって今までイロイロ拙い判断をしているのが現実ですから。

まぁそれはともかく、しばらく牛筋を煮ていなかったことに気がついたので、久しぶりに煮てみようかという気分になっています。うちではいつも醤油と味醂だったけど、トマトも悪くないんですね。やってみよう。

05/10/23(Sun)

昨日書いた予定通り、今日は鍋&おじや。一杯目のご飯でおかずと鍋を片付け、二杯目のご飯で塩味のみのおじや。これがもぉ、最高。中骨も放り込んだ二日分の鱈と昆布の旨味をご飯が吸い込み、鍋はこのおじやの前フリに過ぎなかったのではないかと思うくらいです。これですっかり鍋熱に火がついてしまい、しばらくは最低週一で鍋にしようかと計画中。最近スーパーで鶏ガラ(手羽の一番先の部分)を1パック100円で売っており、あれなら3回分にはなるし、肉の部分よりもずっとダシもでて美味いんじゃないかと画策中。金槌で砕けば短時間でエキスもでるだろうし…。

ところで、外で鍋を頼むと最後のおじやに卵を入れるのは定番ですが、私は非卵派です。あれをやると、どうもダシの味を卵がマイルドに包んでしまい、鍋エキスを味わうという本分からは外れてしまうように思うですよ。別に卵が嫌いなわけではないですが、そこで使うのは違うだろうと。でも、大体多数決でor店の人の独断で入ってしまうんですよね。いつもそれがちょっと残念。去年食べた鮟鱇鍋のおじや、今考えても卵は入れて欲しくなかった。

05/10/22(Sat)

スーパーで、鱈の切り落とし1パック100円を見つけ、そういえば冷蔵庫の中にチンゲン菜が1把あったなと思い出した瞬間に、今年最初の鍋決定。この二つを水炊きにして、ポン酢で食べたら美味かろう。思えば実家にいた頃の鍋では、多人数でつつきまわすために、壊れやすい鱈など入れると粉々に砕け散って、ロクな事になりませんでしたが、一人鍋ではその心配は無用。

一人用の土鍋に水と少量の酒をはって昆布と鱈を入れ、静かに沸かしてたらに火を通したら、ザク切りにしたチンゲン菜を放り込んで蓋をして完成。量が少ないので、カセットコンロは使いません。大根おろしがあると更に贅沢だなと思いながら、今年最初の鍋を堪能いたしました。ちなみに鱈は2回分あったので、今日も鍋。昨日の汁は漉してあり、今日も使います。味がよく出ているであろう。で、今日の鍋の後はそこにご飯を放り込むつもり。あぁ、今から楽しみです。

05/10/21(Fri)

石鹸のストックが少なくなってきたので、近所の店に買いに行きました。この店は“エコ・オーガニック”をウリにしている店で、店内もオーガニックコットンの服・有機小麦粉で作ったクッキーなどのグッズで溢れています。しかし、私はこういうものには興味がないので、この店を使うのは年に一回、石鹸をまとめ買いする時のみ。私が買う石鹸は100%ピュアな無香料石鹸です。

ただ、この店に行くと環境問題にも興味があるとみなされ、そのテの話を振ってこられるんです。それがちょっと面倒臭い。私がこの店で買い物をしているのは、私の行動範囲内でこの商品を取り扱っているのがこの店だけだというのが理由ですし、この石鹸を使っているのは、大多数の石鹸は香りが強過ぎると思っているからです。私の生活は、客観的に見てもかなり“地球に優しいエコな”生活だと思います。しかし、それは結果的にそうなっているだけであって、“地球に優しくエコに”などと意図しているわけでは全然ありません。

そりゃあまあ、重油の浮く海よりは青くきらめく海の方がずっといいと思う程度の良心はありますが、私がシンプルな暮らしを志向しているのは、そんな暮らしそのものが快適だと思っているからで、それが環境に優しいと思ってやると疲れてしまうような気がします。私はどうもこういうエコな店は苦手です。

05/10/20(Thu)

ここ二週間続いて週末・週頭が雨なので、洗濯物が非常に困ります。強引に洗って干すと、乾かずに変な臭いを発するようになるので、晴れていなければ洗濯物先送り。今週はずっと天気がすぐれず、やっと今日洗濯できました。出勤前にガラガラと洗濯機を回し、バシッと干してお出かけ。

私は、部屋着やシーツなど日常生活で使うものは結構マメに洗うタイプです。洗濯したての香りや肌触りは、最高。特に、いい天気の下で干したバスタオルは、とってもいい香りがします。どれも特別に高級な品というわけではないのですが、こういうのっていいよなぁ、などと思ったりするのです。

05/10/19(Wed)

一家に一缶、超便利だと思うものにカレー粉があります。カレールーじゃなくて、缶に入ったカレー粉。ルーは基本的にカレーにしか使えませんが、粉だったら、炒めた小麦粉とあわせてカレーにすることができる他に、単体で調味料として使うことが出来ます。匂いのきつい肉魚、例えば魚の血合いを焼くときなどは、小麦粉と混ぜてたものをはたいて焼けば、かなり匂いが気にならなくなります。それに、それ自体がとても強烈な香りなので、少しでも入れれば全く別のテイストの料理を作ることも簡単。

9月末にジャガイモを大量に貰いまして、それから延々と煮物やポテトサラダにして食べてます。特にポテトサラダは、カレー風味・マスタード風味と風味を変えていくと、続けて出しても結構大丈夫。というわけで、今回のロットはカレー風味。10月一杯は何らかの形でジャガイモを食べ続けることになりそうです。

それにしてもカレー粉はコストパフォーマンスがいい。2年前に400g1,080円で買って、結構頻繁に使っているのに、まだ1/4ほど残ってます。実はこの上に2kg缶というのがあるんですが、つぎは…と悪魔の囁きが。そんなの買ったら、本当に一生物ですがね。

05/10/18(Tue)

秋は果物が美味いと思います。そりゃあ、夏だってスイカやメロンといった美味い果物はありますが、秋に果物が美味いのは、涼しくなって室温での保存が出来るようになるからではないかとも思うのです。冷蔵庫で冷した果物は、確かに口に爽やかではありますが、どうしても甘味は落ちます。冷蔵庫の温度は、果物の甘さを生かすには少し冷た過ぎると思うのです。

実家は農家で自家用にスイカやメロンを作っており、何と水は井戸水。となると、井戸水で冷やすという技が使えるわけですが、冷蔵庫よりも井戸水で冷やした方が美味いと思っていました。別にどっちで冷やしても冷やすことには変わりありませんから、結局のところ温度だと思います。ただ、一度切ってしまうとラップを張っても水の中に放り込むのは躊躇われるので、どうしても冷蔵庫へとなってしまい、残念に思ってました。

冬になると、ビニールハウスで苺も作っていたのですが、苺は温室の生暖かい空気の中で食べるのが一番甘くて美味しく、こちらも冷蔵庫に入れてしまうと甘さ半減。というわけで、果物は室温が美味いと思うのです。そして、最近は毎日室内に転がしてある梨を食後に半分づつ食べてます。梨最高。

05/10/17(Mon)

“秋茄子は嫁に食わすな”という諺がありまして、その意味として“秋茄子は美味いから嫁に食わすのはもったいないby姑”という説と、“秋茄子は体を冷すので、大事な嫁の体を慮って”という二説がありますが、私は絶対に前者だと思います。これをどちらと考えるかによって、人間性がはかれるような気がします。

それはともかく、今日は茄子。大振りで少々カサブタのついた茄子が4本98円…のはずがなぜかレジでは88円。きっと売り場の表示が間違っていたのだと解釈して、申告はせず。やはりここでも人間性がうかがえます。茄子はどう料理しても美味いんですが、やはり煮物。乱切りにして軽く油で炒め、味醂・醤油・塩でさっと煮ます。ダシは昆布。トロトロになるまで煮るのも悪くはないのですが、私はどちらかというと歯ごたえが残る方が好きなので、煮方は浅め。鷹の爪を入れて辛くするのがうち流。秋も段々と深まってまいりました。

05/10/16(Sun)

流しの下の物入れの底部が湿気でベコベコになり、醤油や油などの重い瓶を置くと傾くようになってしまったので、大家さんに許可を得て、自分で修理することにしました。当初の計画では、ベコベコになった底板だけを新しい板と交換すればいいやと思っていたのですが、いざ開けてみてビックリ。10年ほど前に一度、出入りの大工さんに修理してもらったそうなのですが、これがとんだ手抜き工事。不精をして、その時に傷んでいた底板を剥がさず、その上から新しい板を張ったものだから、余計に湿気がこもり、傷みが早まる原因となっていました。おかげで、底板を支えていた梁部分までがボロボロに。見えない所だからとこんな手抜き工事をしておきながら、しっかり手間賃だけはさらっていく、そんな出入り大工とは手を切った方がいいよと一応アドバイスもしておきました。

それはともかく、当初の計画で底板しか用意していなかったものだから、急遽角材も調達。流しの下は結構重いものを入れるので、その重みで底板がたわまないように、しっかりと骨組みを作り、その上からサイズをあわせてカットした板を張っていきます。最初の計画では2時間ほどで終わるはずだったのですが、そんなわけで半日仕事になってしまいました。

こういうひどい業者ばかりではないでしょうが、そんな業者も少なからずいるんだろうなと思います。やはり、自分で出来る事を増やし、出来ることは自分でやるのがいいなあと思った一日でした。

05/10/15(Sat)

台所には必ずといっていいほど布巾をかける場所があると思いますが、私は全く使ってません。というか、この部屋に入居して早々、撤去してしまいました。存在価値を見出せないものは、即刻撤去するのが私の主義です。料理をしている時は、テーブルの上やコンロの横にあったほうが使いやすいので、そっちに置いてます。いちいち掛けて⇔とってを繰り返すのは、時間と労力の無駄なので。

一方、料理をしていない時はというと、常に軒先に干してある状態。湿った布巾を台所に掛けておいても、何のいいこともありません。晴れていればあっという間に乾きます。雨の日には、吊るしておいても乾きはしませんが、雨粒のかからないところに掛けてあるので、湿度という条件では室内と同じ。かえって、風が吹きぬける分屋外の方がずっとマシです。こうしているおかげで、うちの布巾が布巾臭くなることは全くありません。

ちなみに、風呂場のバスタオルも同じ扱い。こちらは雨の日はさすがに外には出せませんが、晴れ・曇りならば使った後すぐに窓の外に吊るしてしまいます。風呂場に掛けっぱなしだとすぐに臭くなるし、何より湿気を放出するので、風呂場自体にも良くないと思うんで。

05/10/14(Fri)

今日は買い物無し。とはいえ、真っ直ぐ帰ってきたわけじゃなくて、行きつけのスーパーには毎日寄ります。売り場を一周し、お得な野菜・肉・魚などをチェック。冷蔵庫の中にどんな作り置きの惣菜があって、どんな生鮮食品をストックしてあるかを思い出しながら、慎重に買うかどうかを判断。例えば、煮物系が多くお浸し系が少なくなっているので、芋も葉物も安いけど今日は葉物だけにしておこうとか、冷凍庫にはまだ鶏手羽が凍っているので、今回の手羽の安売りはスルーしようとか、そんな感じ。

何かを狙って買いに行く時はメモを持つこともありますが、基本的には店を一周するまで何を買うかは決めてません。そんなわけで、何も買わずにスーパーを出てくる日も結構あるのです。私は特に、予めレシピを決めて買い物をすることが全くないので、余計にその傾向が強いです。そっちの方がロスが少ないですし、メモをとる手間も省けますんで。

05/10/13(Thu)

すっかり秋めいてきて、里芋がとても安く売られていたので購入。半分使って片手鍋一杯になりましたので、当家基準では2ナベー。1ナベーで軽く4〜5日分はありますが、その里芋が全部で78円(税込み)。もう、タダみたいな値段です。ありがたい。しかし、売り場にはほとんどの里芋が売れ残っていました。里芋って泥や毛が沢山ついていて一見して面倒くさそうだし、手が痒くなるとか下茹でしなきゃとか考えると、あまり人気がないんでしょうね。でも、手の痒みはゴム手袋を使えばいいだけだし、下茹ではしないので、私は買います。だって、一袋78円ですから。

買ってきた里芋は、水を張ったボウルの中で亀の子ダワシを使ってこすり洗い。包丁での皮剥きはしません。一口大に切って、下茹で無し、最初から味をつけた煮汁で煮てしまいます。別に米糠で下茹でして白さを際立てる必要もないし、ヌメリを洗い落とさないからといって、味がしみこまないなんて事はありません。ダシは昆布と鰹節を使うのですが、ポイントといえば、芋が柔らかく煮あがってから鰹節を入れ、蓋をして冷ますこと。こうすると、最初から入れておくよりも香りが立ちます。あとは本当に適当。

煮あがった里芋を頬張っていると、夏もいいけど秋もいいじゃないかとゲンキンなことを思ったり。寒いのは嫌いだけれど、冬も美味しいものがあるので、それなりに好きになったりします。

05/10/12(Wed)

三連休の最終日は、何年ぶりかで秋葉原に行ってきました。以前は秋葉原に行くというと、パソコンのパーツを買いにいくの?みたいなノリだったのですが、最近はすっかり様変わりし、秋葉原にいくというと、色々なイイワケをしなきゃいけなくなりました。私もイイワケをします。

以前ここにも書いたと思うんですが、家で使ってる扇風機(サーキュレーター)のスイッチが壊れてまして、強・中・弱の弱しか入らないんです。中を開けてみると、安普請のスイッチが劣化して壊れており、修理不能。サイトを探すと秋葉原の駅のすぐ近くに小さなスイッチ専門店があったので、買いに行ったというわけ。交通費も含めて、約1,500円。本体が6,000円くらいだったと思うので、やたら高いですが、まぁ買いかえるよりは安いです。

家での作業時間は一時間ほど。ハンダ付け自体は簡単なんですが、規格の違うスイッチを上手くはめ込むためにあっちこっちを削る微調整に結構時間がかかりました。電気屋に修理に出すと高いといいますが、もし仮に私がお金を貰ってこの修理をするとしたら、う〜ん、やっぱり3,000円の手間賃は貰いたいですね。ある意味面白くはあるんですが、割のあわない仕事です。

というわけで、秋葉原滞在20分。今話題のスポットなどは一切行きませんでした。大体私、人込みが苦手なんですよ。

05/10/11(Tue)

今年東京の体育の日は雨。元々運動をする気なんてこれっぽっちもないので、お気に入りの喫茶店に行き、ボーっと珈琲をシバクことにしました。ところが後に座ったのがとっても若い衆でちょっと閉口。辛いカレーが好きらしいのです。10倍カレーなんて楽々食べられて、20倍カレーも最近は食べられるようになったそうですよ。私はカレー屋さんの事情には疎いのですが、10倍カレーを20倍カレーにするためには、まさか鷹の爪を足すだけって事はないですよね。カレーは多様なスパイスのバランスが最も重要だと思うので、まさかそんな事はないと思います。

それは置いておくとしても、彼は美味しいカレーを食べたことではなく、辛いカレーを食べたことを自慢したいのだから、唐辛子を丸ごと何個連続で食べられるかにトライした方が、手っ取り早いんじゃないかなあ、などと邪悪に考えておりました。彼のような人の話はたまに聞きますが、こういう人をカレー好きと呼ぶのには、やや抵抗があります。まぁ一番大事なのは、変な話を声高にして、私の払った珈琲代を無駄にして欲しくなかったって事なんですけどね。

05/10/10(Mon)

一昔前、都心に建つ小さな家々は“ウサギ小屋”と言われ、イケナイものとされていました。ご多分に漏れず、わたしの家も1K(6畳・4.5畳)の小さなウサギ小屋。しかし、大きな家に住みたいかというと、全然そんなことはなく、今でも広過ぎるんじゃないかと思っています。実家は農家なので、母屋や離れが寄り集まった馬鹿デカい造りで、都心にあればひと財産なのに…と思える代物ですが、維持がもう大変。

母親は年中使いもしない部屋をぐるぐる回って掃除し、庭も結構あるので、草むしりも大変。それだけの事をして来客が多いかといえば、来るのは顔見知りばかりだし、掃除した部屋も全然使わない。いっそのこと一部閉鎖して放棄してしまえばとも思いますが、田舎では色々な事情からそうもいかないんですね。

そんな家で育ったせいもあって、家には全くコダワリがありません。広い家に住みたい気持ちも、持ち家願望もありません。そもそも、仕事をしながらでも維持できる緊張感ある空間には限界があります。私は2Kになったらもうムリ。本当は1K(4.5畳×2)が理想です。一戸建てなんて、考えるだけで頭がクラクラします。あるレベル以上の家に住むためには、家政婦さんが必須なんじゃないでしょうか。家政婦さんが雇えない(雇わない)人が住める家の広さには、必然的に限界があるとまで思っています。家族のメンバーの誰か一人が家政婦役になるのは、あまり好きじゃないので。

どうして、あんなに広い家に住みたがる人があんなに多いのかなと、貧乏人の僻みを述べてみたともとれる今日の文章。でも、広い家は嫌だなあ。

05/10/09(Sun)

最近(でもないけれど)街を歩いていて、破れたジーンズを穿いている人を目にします。そのほとんど全てが、穿き過ぎで破れたわけではなく、ファッションとして最初から破いてあるものです。断言してしまいますが、私には分かります。それこそ、フランケンシュタインの様になったジーンズを一本持ってますんで、どこからどういうふうに破れてくるかはよく分かるのです。ほとんどのジーンズは、通常の使用ではありえないような破れ方をしてます。

あれを見る度に、“おねーちゃん、破れてまっせ”と意地悪を言いたくなってしまう、オッサン一人。破れやホツレは、使い込んでいく過程で発生するものであって、ショートカット的にわざと作るのは“イケテナイ(粋じゃない)”と思ってます。それをやるくらいなら、新品ピカピカのジーンズの方がずっとマシ。また、稀に使い込んで穴の開いたジーンズを穿いている人も目にしますが、あれはあれで“ダラシナイ”と思ってます。ジーンズで最も傷みが激しいのは、足の付け根の後ろ側と両膝です。膝はともかく、破れたジーンズの尻から下着が見えているのは“イカン”です。素敵な女性なら、もちろん超ウェルカムなのですけれど。

05/10/08(Sat)

私の今日の夕食です。結構いいもの食べてるんですよ。1. 鮎の佃煮を細かく切ったものと大豆を炊き込んだご飯、2. キャベツ・油揚げ・ワカメの味噌汁、3. 芋の茎と牛肉の佃煮(実家から)、4. サツマイモの煮物、5. コールスローサラダ、6. ポテトサラダ、7. マグロの照り焼き、8. 酢牛蒡、9. ナスを炒めて胡麻油と醤油ベースであえたの。食後には貰い物の梨半玉。

今回作ったのは、1・2・7〜9で、後は全て作り置き。準備の時間は、ご飯を炊いて蒸らす時間も入れて全部で30分。今日が特別というわけではなく、毎日こんなものです。これで月の食費が6,000〜7,000円程度ですんで、人間なんでもやればできるものだなあと思います(今日はちょっと自慢)。そりゃあ、外食もしなくなりますって。

05/10/07(Fri)

今日はうちでご飯。しみじみと思うのですが、うちでご飯最高。何がいいって、ご飯と味噌汁のレベルが違う。私は鍋で毎日のように炊いてますので、最近結構上手くなってます。中華料理屋の、どれだけ保存していたか分からない、妙にベチョッとしたご飯とはレベルが違う。

そして味噌汁。素性の知れない味噌を激薄でつかい、足りない味を塩で補ったうえに、具はワカメと葱だけというその辺の定食屋の味噌汁。それに対して、たっぷりの自家製味噌で作るうちの味噌汁は、たとえ味噌とお湯だけでもその辺の味噌汁には負けません。そう、まさしく手前味噌です。ちなみに今回の具は油揚げとキャベツ。

どちらかというと、目立たない役回りになりがちなご飯と味噌汁ですが、毎日食べるものだけに、食事の中でかなり重要な役割を占めていると思います。というか、これに後一品おかずがあれば一汁一菜、私は十分に満足しますです。まぁ、そんなことは滅多にありませんけどね。

05/10/06(Thu)

滅多に無いことですが、夕食を準備するのも片付けるのも嫌になり、近所の中華料理屋の定食で済ますことにしました。嫌な時に無理やりやるのは、精神衛生上良くないので、こういう時は遠慮なく、日替わり定食800円。メインの炒め物・スープ・ご飯・小鉢が付いてこのお値段なので、高くは無いはずなのですが、日頃自炊ばかりしている私にとっては、一口食べるたびに怒りが沸々とわいてきます。こんなもの(失敬)に800円も払ってしまったのかと、最初の数口で激しい後悔がわきあがり、やめておけばよかったと脱力。そして明日からはまた自炊の日々。案外このために、外食しているようなものかもしれません。でも、最近はめっきり少なくなりましたね。半年に一度くらい、かな。

05/10/05(Wed)

ジャガイモと一緒に、大量の酢蜜柑も貰いました。直径3cmくらいのごく小さな蜜柑で、酸味が強過ぎてそのままでは食べられません。一般的に焼き魚にかけて食べたりします。しかし、私は焼き魚はそのまま何もかけずに食べるのが、魚の風味を最も生かす道だと思っているので、この方面では不要です。かといって、そのまま放置して腐らせるのはもってのほかなので、選んだ方法は蜂蜜レモンの酢蜜柑版、蜂蜜酢蜜柑。字面を見ると、全然美味しそうじゃない…。

作り方は簡単で、蜂蜜レモンのレモンを酢蜜柑に置き換えるだけ。作ってみて変な味だったらどうしようかと、最初の回は少し心配したのですが、無問題。というか、あまりに普通すぎる味だったので、かえってつまらないくらいです。それどころか、レモンだと一回に一個は使えないので、切り口にラップを貼るなどして冷蔵庫保存する必要があるのに対し、酢蜜柑だと一回で使いきれるので面倒がなく、かえって良いくらい。実はこの酢蜜柑、ほとんど貰い手がなくごっそり私のところに来たのですが、もっとくれ、ってな感じです。

05/10/04(Tue)

ジャガイモを大量に貰いました。多分、3kg弱あると思います。これで約一ヶ月間は毎日何らかのジャガイモ料理が出ることが決定しました。そして、面倒くさくて一度に大量に作るので、ポテトサラダなら一週間は続いてしまうのではないかと思います。世の中では一般に、前日と同じ料理が出ることを忌み嫌う傾向がありますが、幸いなことに、私はそれが全然ありません。全く同じ料理の組み合わせが何日も続くと、それはかなり厳しいですが、そうでなくて何種類かの惣菜が、フェードイン・フェードアウトしながら少しづつその構成を変えていくのであれば、無問題です。

ジャガイモだと、ノーマルポテトサラダ→ジャガイモの煮付け→カレー風味ポテトサラダ→出汁を変えたジャガイモの煮付けくらいにしておけば、まず大丈夫でしょう。この辺、農家育ちの強みだと思います。農家では、シーズンになると同じ野菜が嫌がらせの様に大量に採れますんで、勢いメニューは毎日同じになります。そんな中で育ったものですから、別に贅沢は言いません。このジャガイモ、男爵系で北海道の由緒正しい生まれだそうです。ホクホクして美味しいだろうな〜と、今から楽しみです。

05/10/03(Mon)

電話機買いました。今まで使っていたのは、S○NYの留守番電話機。ここの所すっかりメールが普及し、連絡事項は全てメール。メッセージを録音する機能が要らなくなったのに、一日中電源を占有しているのもアホらしいと思い、買い替えを決断。デザインも全然気に入ってなくて、隙あらば早く処分したいと思っていたのです。

買ったのは、ずっと目をつけていた、北欧の音響メーカーバング&オルフセン社の品。非コードレス、留守電機能無し、FAX無し、液晶ディスプレイすら無しという超原始的なやつで、機能的には昔の黒電話と全く変わりません。ただ、デザインと音が抜群に良い、9,500円(税抜)。実のところ、家電量販店に行けば同程度のスペックのものが、1,980円で買えます。しかし、やはりデザインがどうも泥臭いので嫌。身の回りには気に入ったものしかおきたくない主義です。

この電話機は、余計な機能がついていおらず、電話線からの電気だけで動きますんで、またひとつコンセントを使う機械が減ったことになります。この一週間で使ったことのあるコンセントを使う機械は、洗濯機・冷蔵庫・電子レンジ・パソコン・モデム、以上。生活がどんどん原始的になっていく…。

05/10/02(Sun)

両親がどこか山奥の温泉に行ってきたということで、日本の温泉ならどこでも売っている定番お土産、鮎の甘露煮(姿煮)を貰いました。要するに、鮎の佃煮です。ここでも何度か書きましたが、私は正直佃煮があまり好きじゃありません。醤油や砂糖の味が強烈過ぎて、素材の味がよく分からないので。昔はほんの少しずつ舐めながら、ご飯の共にしたんでしょうが、もうそんな時代でもないですし。

というわけで、佃煮を貰った時のうちの定番、炊き込みご飯です。あまり入れすぎると鮎臭くなるので、とにかく控え目にするのが、たった一つのコツらしいコツ。私は3合のご飯に鮎0.5匹分です。細かく刻んで水加減をした鍋に入れ、いつもと同じ炊き方で炊くだけ。濃い味付けが全体に散って、鮎の香りが前に出てきます。

以前失敗したのは、鮎の入れ過ぎ。鮎の身を食べようと思ってはダメですね。それだったら、生鮎を塩焼きにして入れるべきです。佃煮の場合は、とにかく香りと出汁、黒子の役割に徹底させます。お土産に貰った真空パックには8匹入っていたので、8×2×3=48合分。結構ありますね…。

05/10/01(Sat)

先日大家さんから栗を貰いました。秋ですねぇ。でも、今日の本題は栗ではなくて、その栗の入っていたザルの方。おぼろ豆腐の入っていた小さな竹のザルで、“返さなくていいのでミソジさんが使ってください”と言われ、貰ってきました。丁寧にお礼を言い、家に帰ってきて、栗を保存しやすい容器に移し替えたら、ザルはその場で捨てます。

ベストなのは大家さんに返すことだったんですが、使わないからと言って返すよりも、貰っておいた方が向こうが喜びそうな雰囲気だったので、返しませんでした。でも、捨てます。私が自宅で使う道具は全て、かなりのよく考えたうえで選んでいますので、人から貰ったものがその中でレギュラーを張れるようになることは、まずほとんどありません。そしてその場合、モッタイナイような気もしますが、貰ったものはゴミ箱直行です。結婚式の引き出物なんてその典型例で、バカラのグラスも資源ゴミ直行。バカラとはいえ、売っても二束三文ですから。とにかく、自分のカラーで無いものは徹底的に家に入れません。欲しい人にあげられれば一番いいんですが、なかなかそううまくはいきませんので。

消耗品や食品のように、使うと無くなってしまうモノは比較的受け入れられる可能性が高いです。しかし、自分が使わないモノやひょっとしたら使うかも程度のモノだと、やはり即刻捨てるか人にあげてしまいます。今の日本は(ある意味)非常に豊かなので、モノはふんだんに手に入ります。油断していれば、あっという間にモノに侵略されてしまうくらいに。ですので、私は躊躇せず捨てます。仮に後で必要になったらその時買えばいいですから。ただし、要ると判断したものは直しながら、塵芥になるまで徹底的に使い倒します。その辺は、ものすごくシビアに徹底してますね、ハイ。でも、付き合っている人は、大変だと思います。折々のプレゼントにものすごく気を遣ってくれているのが分かるので…。

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