2006年04月

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06/04/30(Sun)

大家さんに、庭のミントを間引きしたのでよかったら持っていってと言われ、ありがたくゲット。ボウル一杯のスペアミントとアップルミントです。とはいえ、うちはミントを使った料理とは無縁なので、全てミントティーに化けます。急須にミントをぎゅうぎゅう一歩手前くらいまで入れ、以前別の人から貰って冷凍してあるレモングラスも入れ、蜂蜜をほんの少し入れ、熱湯を注いでしばし待つだけ。2〜3煎入れられます。というか、青臭さが消える二煎目が美味い(と思う)。

ミントティーというと、何だかこう優雅な雰囲気が漂いますが、全くさにあらず。起きぬけに畳の上で新聞読みながら、マグカップで飲んでます。爽やかな香りで、心なしか頭もスッキリするような気がして、悪くない。ミントをはじめとするハーブ類は、店頭で買うとアホみたいに高いです。ほんの数十グラムが立派なパックに入って300円とか。庭に植えておくと、雑草並の生命力であっという間に繁殖するので、栽培は難しくないと思うんですが、何なんでしょうかあの価格。虫を防いで規格をそろえるのが大変とか。でも、そんなのどの野菜でも一緒ですよね。ハーブ類の強気な値付けは、本当に謎。

飲み切れそうになかったら、ジップロックに入れて冷凍しますが、ほとんど死蔵状態だったレモングラスとあわせて、ここ一週間ほどで飲み切ってしまうつもり。これからの気温上昇に向けて、冷凍庫スペースも確保しなきゃいけませんから。毎朝ミントティー。でも、大してオシャレじゃないですよ。

06/04/29(Sat)

私、よくいえば非常に好奇心が旺盛なもんですから、買い物をしている時に、ついつい他人の買い物カゴの中を覗き込んで観察してしまいます。その人の風体をカゴの中身を組み合わせて、アァなるほどと思ったり、ちょっと意外な組み合わせだなと思ったり。金髪のロッカー風の兄ちゃんにはカップラーメンが似合うと勝手に思っているのですが、そういう人が、生鮮野菜と肉といったものをカゴの中に入れていると、勝手に彼の台所を想像して、ニヤッとしてしまいます。

半面、非常に切ないことが多いのがスーツ姿の40がらみのおじさんのカゴ。大定番は、値引きシールの張られた刺身か焼肉用の肉。そこに缶ビールが数本と、多分つまみでしょう、惣菜コーナーの揚げ物。独身なのか単身赴任なのかは分かりませんが、こういうカゴの人は、かなりの確率で一人暮らしだと思います。顔にも覇気がないことがままあって、なおさら切ない。先日も実際にこういうおじさんを見かけまして、背中をバーンと叩いてあげたい衝動にちょっと駆られました。いや、叩きませんけどね、暴行罪になっちゃいますから。ローンだ養育費だと色々苦しい年代ではあると思うのですが、女性陣がよく言っているるでしょう“自分へのご褒美”。不思議とおじさんたちが言うのをあまりききませんが、働いているおじさんたちこそ、もっと“自分へのご褒美”があってもいいと思います。う〜ん、男性陣は飲む・打つ・買うにいってしまうのかなぁ。

06/04/28(Fri)

本日はこぶし大の里芋四個入り100円と、大根一本95円をゲット。実にいい買い物をしました。ところで、スーパーをフラフラしていると、メモを持って買い物をしている人をよく見かけます。家を出る前にレシピを決め、材料を逆算してメモをとってきているのでしょうが、私はやりません。

その日店頭で何が安くて新鮮でお買い得かは、実際に見てみないと分かりません。チラシを見れば、安い品物は分かりますが、キュウリ一山100円と書いてあったって、一山が3本なのか5本なのかで、お買い得度は大違いです。それに、そのキュウリが新鮮なのかも不明。したがって、私は生鮮食料品に関しては、チラシは一切信用しません。逆に、チラシに載っていないのにお買い得な品物もよくあるのです。

ということは、出かける前にレシピを決めるなんてとても不可能。レシピは店頭で品物を見ながら、自宅の食料ストックを思い出しつつ、今ある常備サイトのバランスを考えながら、その場で決めていきます。そんなの覚えられん!と思うかもしれませんね。でも、毎日自炊していれば、そんなの嫌でも全部頭に入っているのです。人間、慣れとは恐ろしいものです。

それに、メモを持って買い物をすると、食材のロスが多くなるように思います。1/2本だけ必要な人参を買いにスーパーに入ったら、2本セットでしか売っていなかった。そうすると、1本半は使われずに冷蔵庫行きになります。。機転を利かせて何らかの別利用が出来ればいいのですが、買い物を既存のレシピとメモに頼るうちは、なかなか難しいと思います。最初のうちはそれでもいいかもしれませんが、徐々に脱メモの方向を目指した方がいいんじゃないでしょうか。

06/04/27(Thu)

新玉葱が安くて美味しい季節です。先日スーパーで、100g15円の特売品を約500gゲット。それでも80円ほどですから、タダみたいなもんです。玉葱はゆっくり火を通すと独特の甘味が出て美味いのですが、やっぱり新玉葱ですから生でしょうということで、和え物。

皮を剥き、二つ割にして芯をとってから、歯ごたえを残すために縦方向に薄切り。塩を振ってしばらく放置してからよく手で揉んだら、流水で粘りを洗い流します。これで下ごしらえ完了。塩と酢で味を決め、最後に多目に鰹節を入れて、全体をよく混ぜれば完成。玉葱の風味と酢でとてもサッパリしていますし、タッパーに入れておけば酢のおかげで保存性も上々。4〜5日は余裕で大丈夫です。特に今回は500g全部こうやって処理してしまったので、大量の玉葱和えがストックに。

毎日食事の全てをイチから作る余裕はとてもないので、余裕のある日にこうやって大量に作る常備菜がうちの台所のキモです。こういうのが常に4〜5品あるような状態に保っておけば、あとはご飯と味噌汁だけで結構豪華、おまけに手間要らず。楽なのが長続きの秘訣です。

06/04/26(Wed)

先日の荷物の中に入っていた韮、今日はこれを使って炒め物。実家では、庭に次から次へと生えてくる韮と、豚バラ肉をあわせて炒めたやつをよく作っていましたが、わざわざ豚バラ肉を買ってくるのは面倒なので、自家製干し肉で代用。細かく切った干し肉を低温の胡麻油の中で泳がせ、旨味が出たところで一気に強火に上げてザク切りにした韮投入。味付けは味を決める塩と香りをつける醤油のみ。韮はあっという間に火が通るので、数回あおって完成です。

これを、平皿に平らに盛ったご飯の上からドバッとかけ、混ぜながら食べるのですが、これ以上ないくらい簡単で、しかも美味い。別盛りにしてもいいのですが、そうすると美味い汁が無駄になりがちなので、こっちの方がベター。この料理をベースに、玉葱・人参を足してみたり、魚介類を増やしたりすると、それはそれで美味いのですが、私はシンプルなこっちの方が好きです。気が向けば、ヒリヒリするくらい胡椒を入れたり、鷹の爪を加えたりすることも。卵でとじると韮の香りが押さえられて食べやすくなるのですが、私はそれでは物足りないので、あまりやりません。次の日の朝も台所がほんのり韮臭い、それくらいがちょうど良いです。

06/04/25(Tue)

実家から届いた、“その辺にあるもの適当に放りこんどいたで荷物”の中に蕗が入っていました。さすがは母上、よく分かっていらっしゃる。私は蕗を煮たのが大好物なんです。結婚した妹の所にはタッパーに入った蕗が行き、私の所には新聞紙で包んだ蕗が来るという違いに、なにやら感じないでもありませんが、まぁ、妹頑張れってことで。

蕗は、短く切れば両手鍋でも下茹でできるんですが、長い皮をツーッっと剥くのが好きな私は、なるべく長いまま寸胴で下茹でをします。板ずりを済ませた蕗を沸かした寸胴に放り込み、いい感じになるまでしばし放置。時間差で、葉っぱの方も放り込みます。その後ザルにあげ、水に晒すまでが下処理。ここまでは荷物が届いた夜、他の家事仕事をしながら並行でやってしまいます。

以下本日の夕方の予定。葉っぱは水を絞ってザクザク切り、胡麻油で甘辛く炒めつつ煮詰めます。調味料は醤油・味醂・砂糖・塩・鷹の爪辺りを予定。これはご飯にのせて食べると美味い。味付けを濃い目にしておくので、一週間やそこらはもつはず。茎は皮を剥き、食べやすい大きさに切ってからタッパーに入れ、その上から熱々のダシを注いで自然冷却。こうすると、色・歯ごたえをいい感じで残すことが出来ます。ダシは昆布と鰹節。醤油は使い過ぎると蕗の微妙な香りを消してしまいますんで、極力控え目。塩ベースで味を調節します。食べられるのは、最短でも届いた日の翌々日からとなるのですが、別に急ぎの用でもなし、マッタリ行きます。

蕗は下処理の必要があるので、スーパーで売れ残ることが多く、これからの季節結構な率で叩き売られています。長くて折れやすいのも、影響しているかも。1m位のが4本ラップでまとめられて50円とか。そういうのを見つけては買ってくる私。これからしばらくは、蕗の季節です。

06/04/24(Mon)

“家庭の料理、実質料理、一元料理、そこにはなんらの思惑がはさまれていない。ありのままの料理。それは素人の料理であるけれども、一家の和楽、団欒がそれにかかわっているのだろすれば、精一杯の、まごころ料理になるのである。味噌汁であろうと、漬けものであろうと、なにもかもが美味い。それを今日の簡単主義と、ものぐさ主義が、商業料理へ追いやってしまって、家庭の料理は破滅に陥ったのである。”

小難しい言い回しをしていますが要するに、不精からみんなが外食に走り、家庭料理の伝統が失われてしまったことを嘆いている文章です。スローフードが喧伝される昨今、うるさ方が書きそうな内容ですが、これを書いたのは北王路魯山人(美味しんぼの海原雄山のモデルらしいです)、発表は昭和28年(1953年)と、今から50年以上前です。上の世代が“最近の食文化の退廃”について嘆いている場面を見かけることがままありますが、これを読む限り、彼らとて嘆かれていたわけです。いつの時代も、“最近の若い者”はだらしがないんですね。

現代は、過去に例がないほど多様な選択肢が準備されている時代です。日替わりで贅沢な各国料理を食べ歩くことも出来れば、毎日コンビニ弁当とカップラーメンで過ごすことも十分可能。無論私のように、自炊という道もアリです。専業主婦が三度の食事を作らざるを得ず、それ以外に選択肢がなかった時代に比べれば、隔世の感があります。とにもかくにもその選択肢の広さは評価されていいと、私は思います。上の世代が言うほど、悪い時代じゃないと思うんですけどねぇ。

06/04/23(Sun)

昨日は鶏モモ肉約500gが200円で叩き売られているのを発見して、即ゲット。色つやも悪くないのに、何で叩き売られていたのかは不明。皮無ってのが、私にとっては痛恨ですが、まぁ贅沢は言ってられません。ありがたくお買い上げ。一口大に切ったら、塩・醤油・味醂をもみこんでしばらく味を馴染ませ、その夜は焼鳥。別に串に刺す必要は無いので、そのまんま網で炙ってしまいます。実家から送ってきたスナップエンドウ最後の一回分も、一緒に焼いて付け合せ。

とはいえ、一回で500gなんてとても食べ切れませんから、8割以上残ります。今夜もう一回焼鳥をやるかどうかは、そのときの気分次第ですが、いずれにせよ残りは、南蛮漬けになると運命は決まっています。漬けダレを切り、片栗粉をまぶしてからフライパンで中まで火を通し、酢・醤油・胡麻油あたりをからめれば、誰が何と言おうと南蛮漬け。玉葱・人参はストックがあるので、今日もう一度スーパーに行って、青物の放出品を適当に見繕ってきます。そうそう、鷹の爪を入れるのも忘れてはいけない。これがまた、ご飯にあうんです。それにしても、皮がついていないのが、かえすがえすも痛恨。鶏肉といえば、誰が何と言おうと皮が一番美味いのに。北京ダックだって皮を食べる料理でしょ。鶏は皮ですよ、皮。まぁ、人生は妥協の積み重ねですから、今回は皮無し。

06/04/22(Sat)

この辺りでは、ゴミの回収は可燃物が週二回と不燃物が週一回、それにダンボール・新聞紙などの資源ゴミが隔週です。今日は待望の週一不燃物の日。ゴミ出しは、新聞の四コママンガでネタにされるのを見るまでもなく、イマイチカッコよくない行為とされていて、一家の主がスーツでゴミを出している姿などは、ネタにされることもよくあります。でも、私はゴミ出しが大好き。何と言っても、今まで部屋にたまっていたゴミがなくなるのですから、快便感にも通じる喜びがありませんか?私だけかな、こんな風に感じているのは。

だいたい、自分が意識しているほど他人は自分の事なんて見ちゃいません。(とはいえ、何気ないところで見られているのも事実ですが。)もし仮に、ゴミ出しの姿をイケテナイと思われるのなら、そんな他人にはそう思わせておけばよろし。とにかく私は、ゴミ出しが好き。

以前ニュースで、どこかの自治体ではゴミ回収の日を設けず、各自が常設のゴミステーションにゴミを持ってくるシステムを採用しているというのを見ました。なんて素晴らしいシステムでしょう。いつでもゴミが出せる。でも、人口が多く土地が高い東京ではちょっと無理でしょうね。ところがこの発想で、いつでもゴミを出せるということから、コンビニのゴミ箱に家庭ゴミを入れる人が結構います。これはイケナイと思います。コンビニ側からすればいい迷惑だし、いい歳をした人がこれをやっている姿を見ると、情けないなぁと感じます。ゴミくらい、決められた日に決められた場所に捨てろよと。実家の母がやっているのを見て、激烈に注意しましたが、人間カッコ悪い事をやるべきではないと思います。

06/04/21(Fri)

先日とあるサイトを見ていて、トイレットペーパーの芯でクッキーケースを作るという記事を見つけました。作るといっても大した事はなく、中にクッキーを入れた芯の端をそれぞれ二箇所ずつ内側に折り込んで、中身が出てこないようにするというもの。それだけだとあまりにアレなので、胴体部分には可愛いシールを貼ります。こうすると、手軽にクッキーが割れない状態で、外に持ち出せるのだそうです。

私はかなりのケチですから、“節約”とか“ウラワザ”などと銘打たれたサイトを見ることがあります。この技もその一つ。でも、私はコレはないよな、と思います。子供用のお菓子を外に持ち出すのに、トイレットペーパーの芯ですか?100円ショップでもいいし、そうでなくても数百円で可愛いケースが買えるでしょう。また、たとえ買わずとも、貰い物のケースで適当なやつとか、もっと妥当な材料があるんじゃないでしょうか。そこをケチるのは、私の基準ではもはや、生活上手ではなくなってしまいます。

節約・ウラワザ系のサイトで紹介されているネタには大きく分けて二種類ありまして、一つは誰もが納得無駄を省いた美しい知恵、もう一つはやり過ぎて…。人によっては、お前の生活だって後者だというかもしれませんが、私は主観的にはそうでないものを目指しています。私の基準では、トイレットペーパーの芯はアウトだったわけです。

とはいえ、私も以前ほど節約・ウラワザ系のサイトを見る事はなくなりました。ネタが尽きてきたのか、かなり無理っぽいものが多くなってきた気がしますし、そういうネタで形成されるサイト全体の雰囲気に、何となく嫌気がさしているというのもあります。一時期は面白おかしくあちこち見て回っていたのですが、気がつけば卒業していたようです。

06/04/20(Thu)

使っているオリーブ油が少なくなってきたので、補充。2リットル840円の激安品で味はそれなりですが、高級品のエクストラバージンを勿体無いと思いながらちょっぴり使うよりは、こういうやつをたっぷり使いたいというのが私の流儀。

ところでこの補充、私は常に早め早めを心がけています。今回も、少なくなってきたとはいえ、今までのペースで行けばあとひと月は大丈夫。しかし、あと少ししかないとなると無意識にセーブがかかり、使う量が少なめになったり他のもので代替してしまったりする結果、料理の味が変ってしまうことがあります。逆に、早めに次のボトルを用意しておくと、古いボトルは早く空にしてしまいたいという気持ちから、いつもと同じかそれ以上のペースで使っていくことができます。

とはいえ、生来のケチですから、そんなに大きく度を越して使い過ぎるということはありません。したがって、次の補充品は早めに手当てしておくに越したことはないのです。これはオリーブ油に限らず、他の調味料や乾物全般にも当てはまります。ここでも何度か書きましたが、台所料理の肝は、“同じ状態をキープすること”だと思います。今、自分が使いやすい調理器具の配置、よく使う乾物や調味料のストックを常に理想の状態に保っておくこと。そうすれば、いつでも気持ちよく仕事ができます。今回のオリーブ油の一件も、小さいながらその一部です。

06/04/19(Wed)

ここのところ、自らウェイトオーバー気味だと言う、行きつけ喫茶店マスター。傍目には、以前と大して変わっていないじゃないかと思うのですが、BMI値やウェストが危険な値の当落線上に来てしまったらしいのです。(本人が当落線上と言っているということは、多分もう超えてしまっていると思います。)私は他人の体重なんてサッパリ分からないのですが、80〜90kgくらい?確かに太めではあります。貫禄があっていいじゃないかとも思うのですが、それは他人の体だからですね、きっと。

というわけで、最近はご飯のお代わりをやめ、そのかわりにトマトジュースを寒天で固めたものを食べていると、自慢げな本人。寒天の繊維が摂れ、なおかつ体に良い栄養素満点のトマト、更にローカロリーといいことづくめ。これでダイエット一直線だ、とでも言いたそうですが、他は何にも変えません。大好きな和菓子は以前と変わらず食べてますし、酒量も減ってない。それらを減らすと、心の栄養素が欠けるからダメなんだそうです。それくらいではほとんど効果はないでしょう、とその場にいた常連はみんな思っているのですが、本人はやる気満々。

ダイエットって本当に難しいですね。太るというのは生活習慣から来るものなので、太らない食生活が習慣になってしまえば、それでほとんど解決したようなものだと思うのですが、それがなかなか難しい。結局最後は気合なんですかね。ちなみに私は、BMIで常に痩せ過ぎの値が出てしまうような体型なので、ダイエットとは無縁です。やっぱり結局他人事。

06/04/18(Tue)

お土産に、ちりめん山椒を貰いました。自分では買わないけれど、貰う分には嬉しい一品。それにしても、こういうものってものすごい過剰包装ですね。販売店のビニール袋→販売店の紙袋→メーカーの帯→メーカーの和紙袋→密閉ビニール袋。たかだか50gのちりめん山椒が、超VIP待遇です。まぁそれはさておき、私の実家では、密閉ビニール袋をハサミで切り、輪ゴムで保存していましたが、うちでこの方法は不採用。まず、見た目がカッコワルイ、そして、使う時にいちいち輪ゴムを外すのが面倒臭い、更に、使い切れない同様の食品がそのまま冷蔵庫内にたまっていきがちだからです。

私は食品タッパーをいくつも揃えており、こういうものは必ずタッパーに移しかえます。そうすると、キッチリ冷蔵庫内に収まるし、使う時も蓋を開けるだけなので簡単。更には、タッパーの数には限りがあるので、次がつかえているというプレッシャーから、速やかに使い切っていくことができます。実家に帰って冷蔵庫をのぞくたびに、輪ゴムで止められた中途半端な食品があちこちにゴロゴロしているのを見ての、反面教師的教訓からです。保存食品はそのままにせずに必ずタッパーへ。鉄則です。

06/04/17(Mon)

暖かくなってきたので、餃子修行は少し中断して、手打ちウドン復活。日曜日の昼も打ちました。でも、久しぶりなんで勘が鈍ってます。毎週作っていると、粉に水を入れて手を突っ込んだ瞬間に、“あっ、水も少し足りない”などと分かるようになるのですが、手の感覚がすっかり鈍っていて、微調整がききません。先日のは水が少なすぎて固く、伸ばしづらくて折ると割れてしまう大失敗の生地になってしまいました。

一旦こねてしまったら、水を追加することはできません。追加した水が非グルテン質を溶かしていくだけで、ちっとも均等に混ざらないのです。かえって泥沼に陥ってしまうので、こういう時のリカバリ策はズバリ“キシメン”。無理をせずに伸ばせるところまで伸ばしたら、ウドンの様に折り畳まず、端から極薄を心がけてあたかもキャベツを刻む時のように、生地をスライスしていきます。それをウドンと同じ手順でゆでれば、ちょっと無理がありますけど、一応キシメン。

生地が厚い分幅を薄くしてありますので、ウドンと同じくらいの時間で火も通ります。まぁでも、冷静にその姿を観察すると、キシメンよりもラザニアに近いものがあります。うちにオーブンがあったなら、チーズを振りかけて焼くってのも試したに違いありません。結局何を言いたいかというと、料理なんて多少失敗してもいくらでも誤魔化せるので、前向きに考えようと、そういう事です。

06/04/16(Sun)

ここのサイトはその文章の傾向上、あたかも私が勤勉であるかのような印象を、読む方に植え付けがちであろうかと思うのですが、実際は時々全然違います。特に休みの日曜日の朝は、はぐれバブルスライムもビックリするくらいのダラダラっぷり。まず、土曜日の夜は日付を大きくまたいで夜更かし。稀に繕い物をする場合もありますが、日が変わってからはまずやりません。ネットの海を海月の如く漂ってみたり、本棚から私の一軍本をとりだして、斜めに読んでみたり。

日曜日の朝、二十代前半の頃は昼過ぎまで寝ていたことも多々ありますが、最近はさすがにそれはなく、それでも9時過ぎくらいまでダラダラと寝ています。一番好きなのは、例えば目覚まし時計を7時にセット。ベルの音で起きたら、半無意識状態の熟練技で、セット時間を20分進めて布団に戻る→ベルの音で起きたら、半無意識状態の熟練技で、セット時間を20分進めて布団に戻る→以下延々とその繰り返し。私はのび太君もビックリの墜落睡眠型で、一瞬で寝ることができるからこその芸当です。これで、5度寝くらいまですると、さすがに飽きてきて、頭が活動を開始します。このダラダラ二度寝を繰り返す時間が、もう至福。

そのあと二時間ほど部屋の掃除をしてから、昼食を作り、午後は大型書店と行きつけの喫茶店でマスターと愚にもつか無い世間話。そうこうしている内に日が暮れ、家に帰って晩御飯を食べる。何のイベントも無いですが、それがいいんです。ゴールデンウィークなんて、旅行にも出かけず毎日この生活で超ハッピー。まったくお安くできています。

06/04/15(Sat)

実家からの荷物の中にスナップエンドウが入っていたので、毎晩焼いて食べてます。実家では、だし汁でさっと煮たものを卵でとじるのが定番だったのですが、この料理方法では日を置くとすぐに色が悪くなってしまうので、一人暮らしのうちでは、その日に食べる分をその時に焼く方法を採用。筋をとった後、網を使って焦げ目がつきはじめるくらいまで強火で炙り、塩を振って食べるだけ。今使っている塩は、友人の沖縄土産のものですが、私は塩には全くコダワリが無いので、実はただのNaClで十分です。

こうすると、塩とスナップエンドウというシンプルな構成だけに、焼いた時にでる野菜の甘味がとってもよく分かります。焼くものも、スナップエンドウだけだとちょっと寂しいので、ジャガイモ・人参・玉葱など流しの下に放り込んである常備野菜の中から適当にチョイスしてあわせるのが毎日の日課。根菜類は火が通りにくいので、例えばジャガイモなら先に焼き始めて、焼き上がりの時間を合わせる工夫は要りますが、その辺は勘と経験で。野菜を焼いて塩振って食うなんて、簡単すぎてほとんど誰もやりませんが、美味いんですよ、実は。あぁ、この野菜は単体だとこんな味なんだという確認にもなりますんで、とってもよいと思います。

06/04/14(Fri)

ここのところすっかり暖かくなってきたので、ガスファンヒーター撤収。少し肌寒いなという時でも、ドテラを着ていれば平気になりました、重畳。うちは三方に窓があり、自宅にいる時は原則として窓全開。部屋を通り抜ける風が心地良いです。どうしても締め切って暖房をしがちな、冬の間にたまった部屋の臭いが、吹き飛ばされていくようで気持ち良い。

数ヶ月前に亡くなった祖父母の部屋は、彼らに全く換気の習慣がなかったために、すごいことになっていました。祖父の煙草&老人の加齢臭&長年の締め切りのせいで、入った瞬間にもわっと襲ってくる、何ともいえない悪臭。私は煙草を吸いませんので、どんなに頑張ってもああはならないと思いますが、それでも締め切る日数が長くなってくると、ちょっとまずいかも?と感じる瞬間が出てきます。

空気清浄機を入れたり、芳香剤を置いたりと、臭いに対する対策はいくつもあるのですが、窓を全開にして、部屋の空気をゴッソリ入れ替えるのに勝る策は無いと思います。気持ちがいいですし、何よりタダ。花粉症の無い体に生んでくれた両親には、今更ながら感謝しています。ただ、母親が発症してしまったので、私もいずれは…。

06/04/13(Thu)

NHKの受信料の支払いが義務化され、違反者には罰則規定が設けられるようになるかもしれない流れですが、うちのように言い訳ではなく本当にテレビの無い家庭は、それをどうやって証明したらいいんでしょうか。○○があるという証明は簡単ですが、○○が無いという証明は悪魔的に難しいというのが定説です。放送電波にスクランブルをかけるのが一番手っ取り早いと思うのですが、そうすると、解除機械を買うのが面倒だという人が現れる→視聴者が減少→収入減、となってしまうのでマズイのかもしれません。

とはいえ、無いものは無いんだから仕方がなし。今まで何度も、NHK集金の方にはお引取りを願ってます。受信料だって一種のお買い物です。お買い得だと思えば買うし、そうでなければ買いません。私はテレビを見る習慣がありませんので、受像機を置いておくだけで生じる受信料は、ただの無駄な出費です。でも、ホントにどうするんだろう、義務化した際の受像機を持っていないという証明。

かわりに重宝しているのが、ラジオです。実家に住んでいる頃は、AM3局FM1局とロクな選択肢がありませんでしたが、さすがは東京、無数のラジオ局が存在しています。私がよく聴いているのは、J-WAVE。音楽中心のプログラムで、(最近はそうでもなくしまいましたが)あまり鬱陶しくない。その他にも、InterFM・TokyoFM・NACK5・BayFMなどから、お気に入りの番組をつまみ食い。AMはほとんど聴きませんねぇ。あぁ、夜更かしする時にNHKのラジオ深夜便を聴くことはあります。まさか、ラジオの受信料も支払えなんて事にはなりませんよね。

06/04/12(Wed)

お茶漬けで思い出した子供の頃の話。私、こう見えて小さい頃は和食・特にご飯が大嫌いだったんです。“ちっとも味がしない、何じゃこれ”と思っており、お茶漬けというのはそのご飯を無理やり流し込む手段の一つでした。逆に大好きだったのは、ハンバーグ・唐揚・ミートソーススパゲッティなどの、いわゆるお子様料理。濃い味のついたコッテリ料理ばかりです。実家は三世代同居でしたので、基本的には大人達の好きな和食が献立のメインとなり、子供向けのメニューはごくたまにという感じ。毎日がファミレスのような料理ならいいのにと考えていたことを、今も覚えています。

そんな子供が30歳も過ぎるとこの有様。味覚は3歳までに形成されるというのは本当だと実感します。今食卓に並ぶ料理は、あの頃メインだったものの延長に過ぎません。高校生になるくらいから、ご飯も美味しいと感じるようになりました。そういう意味では、私は非常にラッキーだったと思います。小さい頃夢がかなって毎日がファミレス食になっていれば、今頃はそんな食事が習慣化して、成人病まっしぐらだったでしょう。何はおいておいても健康が一番です。日々のんべんだらりと過ごせるし、何よりお金がかかりませんから。

06/04/11(Tue)

職場で醤油煎餅をバリバリかじっている時に、“たまにはサッパリお茶漬けもいいかも”と思い、その煎餅をかっぱらって自宅に持ち帰りました(横領)。ご飯をごく軽く茶碗に盛り、その上に手で砕いた煎、ストックの切海苔、塩をパラパラとふりかけ、練山葵を中心に置いたら、そこを避けるように周囲から熱々の日本茶を回しかけます。ズズッとすすりこむと、あぁ日本人ってな瞬間が訪れます。

小さい頃、実家には永谷園のお茶漬けの素が常備してありまして、お茶漬けというのはお茶漬けの素を使って作るものだと思っていました。集めましたねぇ、袋に入っていた東海道五十三次の浮世絵カード。鮭と海苔が定番ですが、私は海苔の方が好きでした。たまにお中元やお歳暮でお茶漬けの素セットというのを貰うことがあって、そこに入っているのは庶民のお茶漬けとは一味違う、フグや鯛。そりゃあもう、喜んで食べたものです。実際は身が小さく破片状なので、味は鮭や海苔と大差ありませんでしたけど。

お茶漬けは本来お茶漬けの素で作るものではないと気がついたのは、かなり後になってから。一人暮らしになってからは時々、魚を焼いた際にその身を少しよけておき、お茶漬けを楽しんでいます。こればっかりやると栄養失調みたいになってしまいますが、サッパリ美味しく食べられるので、夏場に食欲が無いときなどに重宝していました。今は、食欲が落ちるなんてことは無いので、この意味ではすっかり不要となってしまいましたが、やっぱりたまに食べたくなるんですよね、お茶漬け。

06/04/10(Mon)

最近週末は餃子道場と化して訓練に明け暮れていた我が家ですが、四月の暖かさに誘われて、今年の手打ちウドン解禁。冬場にウドンを打たないのは、二つ理由があります。一つは、寒いと生地が伸ばしにくくなること。餃子や焼餅は、小麦粉に対する水分の割合が60%ですが、ウドンは40%とかなり少なめ。60%だとどんな時期にもすいすい延びますけど、40%になるとそうはいきません。比率を上げれば楽にはなる反面、ウドンとしての味わいが落ちるので、ダメなんです。

もう一つは、ウドンは冷で食べるに限ると思っているから。温かいウドンはウドンじゃない…とまでは思いませんが、ソバもウドンも冷で食べてこそ真の味わいがでると、私は固く信じています。だから、冬は無理。それに、温かいウドンを食べたいと思っても、寸胴で茹であがった麺をザルにあげてそのまま食す、というわけにはいきません。冷と同様、必ず一度冷水で洗って麺を締め、あらためて熱湯でさっと温める必要があります。このひと手間を省くと、コシの無いデロデロ麺になってしまうので、論外。しかし、このひと手間が嫌。冷よりも温が好きならば私とて厭いませんが、好みの優先度が下がるもののために、もうひと手間はかけられません。

約半年振りのウドンということで、うちでは最もスタンダードな“ぶっかけ”に。打ちたて茹でたてのウドンに、その場で削った鰹節をふりかけ、醤油を回しかけて、練りワサビを添えるだけ。ウドン打ちはかなりの回数をこなしたので、もう、鼻歌を歌いながらでもかなりのクオリティのものが作れます。餃子もこれくらいにはなりたいなぁ。

06/04/09(Sun)

職場に手土産として虎屋の羊羹2本がやって来たのですが、誰も手を出そうとしないので、ありがたくサルベージしてきました。貰えるものは何でもゲット、コレ基本。そのまま切って食べてもいいのですが、私は昔からカステラの底の紙についたグラニュー糖をフォークでこそげるのが大好きだったようなザラザラフェチですから、羊羹も干します。ちょうど先日の林檎が干しあがって網が空いたのがグッドタイミング。

羊羹を干すのかと驚かれる事が多いのですが、ちっとも不思議じゃありません。羊羹は砂糖の固まりのようなものですから、干してもほとんど味は変わりません。ただし、糖分が表面で結晶化してジャリジャリという歯触りになり、フェチの私にはたまらないのです。5mmほどの厚さにスライスして干すのですが、好みの状態となるまでは結構かかります。順調に進んで2週間というところでしょうか。果物や野菜と比べるとはるかに乾燥が遅いので、とにかく気長にまったりと待ちます。元々保存性の固まりのような食品ですから、ナマモノの様に気を遣う必要はありません。雨さえ当たらなければOK。黴なんて絶対生えません。

とはいえ、貰い物ランキングを作るとすると、羊羹の様な菓子類は、上位にはランクインしません。一番嬉しいのは、野菜果物肉魚などの生鮮食料品。そこからだいぶ下がって、ハムソーセージ佃煮などの加工食品。更にそこからだいぶ下がって、菓子類となります。酒類は料理に使えるので生鮮食料品と加工食品の中間あたりに位置するのですが、うちに来ると、大吟醸酒含め全て料理用になってしまうとみんな知っているので、モッタイナイ&トンデモナイといって私には回ってきません。残念なことです。

06/04/08(Sat)

スーパーの精肉部門で、半額になった牛筋はないかと探していると、隣でバサバサと音がしました。何だろうと振り向くと、中年の男性が半額になった焼肉用牛肉を根こそぎカゴに放り込んでいます。すごいな、大家族なのかな、と思ったのですが、何だかその顔に見覚えがある。誰だっけとしばらく考えて思い出しました、同じ並びの定食屋のオヤジです。いつもはエプロンを着けて店の周りをフラフラしているので、すぐにはピンと来ませんでしたが、間違いない。…ちょっとゲンナリしました。

このスーパーは、周辺の競合店に比べても値段がワンランク低く、おまけに見切り品の質が妙に良いのです。ですから、以前も並びの蕎麦屋のおばちゃんが、見切り品のカゴの中から葱をゴッソリ買っていくのを目撃しました。勿論自宅用かもしれません、しれませんが一抹の疑問は拭えない。

私は自宅では見切り品を愛用しています。十分新鮮なものが、ほんの少し傷が入ったり芽がでたりしただけで投げ売られているのは、即買いです。しかしこれはあくまで自分の場合。外食店の人が見切り品を、明らかに業務に使うと思われるロットで買っているのを見ると、ゲンナリします。味付けを濃くする、切り刻むなどのテクニックを使えば、見切り品とて違和感なく食べられるのはよく承知していますが、何だか納得いかない。食はイメージの負う部分も大きいので、外食店のスタッフがスーパーで見切り品を漁っていくのは止めたほうがいいかなと思います。まぁ私は外食しないので、どっちみち関係ないんですけどね。

06/04/07(Fri)

昨日、スーパーの前でちょっとした人助けをしました。自転車の列の中でもがくおばちゃん。前後のカゴの中に買ったものを満載にした自転車が倒れかけ、スタンドが隣の自転車のスポークの中にガッチリ食い込んでいます。おばちゃんはスタンドが食い込んでいることに気がついていない状態で、無理やり立て直そうとするのですが、荷物の重さもあって、全然無理。人情薄い東京といいますが、ちょっと可哀そうだったので、手伝ってあげることにしました。

かわりに自転車を支えてあげて、おばちゃんに荷物を一旦全部降ろすように指示。車体が軽くなったところで、スポークを隣の自転車から引き抜きます。おばちゃん、丁寧に礼を言って去っていきました。

確かにスポークが食い込んだのは事故ですが、あの過積載はおばちゃんに非があると思います。なにせ、前後のカゴにスーパーの大袋が二つずつ。更に両ハンドルに一袋ずつ提げて帰ろうというのだから、そりゃ無理ですって。荷物満載、特に前輪側に重い荷物を抱えてフラフラ走る自転車は本当に危険。私は見かけたらなるべく近付かないようにしています。このスーパーは大量に買うと無料で家まで届けてくれるので、それを利用するとか、計画して1回の買い物があまり大量にならないようにするとか、おばちゃんにもよんどころない事情はあるのでしょうが、反省して次に活かしてほしいものです…、無理でしょうけど。

これが荷物ならまだいいですが、子供は本当に怖い。私が小さい頃はありませんでしたが、最近ハンドルの真ん中に子供を入れるカゴをつけた自転車をよく見かけます。さすがにほとんどの親は子供にヘルメットをかぶらせているのですが、時々ノーヘルの子供がいて、本当に怖い。万が一自転車が倒れたら、子供は頭からアスファルトにいきますよ。そこに乗るくらいの小さな子供だから、受身もとれるわけはなし。親は倒れるわけはないと思っているとか、子供が嫌がるとかそんな理由なんでしょうが、子供が前に乗って安定が悪くなっている自転車に、絶対はありません。見ていて冷や冷やするからやめてほしいです…、私が言う義理じゃありませんけど。

06/04/06(Thu)

今日は傷物の王林5個を100円でゲット。傷とはいっても、小さなもの。その周辺がわずかに茶色く変色していますが、私の基準ではこんなの傷には入りません。即購入。そのまま剥いて食べてもいいんですが、私は林檎は生よりも干した方が好きなので、全部そっちに回します。作り方はアホみたいに簡単。芯も種もとらないままの丸ごとの状態を、幅1cm弱に包丁でスライス。これを軒下に常駐させてある魚干しの網の中に放り込んで一週間ほど干すだけ。たまに気が向いたらひっくり返しますし、雨が降ったら取り込みますが、手間はそれだけ。

食べる時は芯の部分を避けながら食べますが、端に近い部分は芯が小さいので、丸ごと食べられます。生の時よりも旨味が凝縮されますんで、私はこっちの方がずっと好き。保存性も高まり、どこまで干すかにもよりますが、冷蔵庫に入れておけば結構もちます。

私の周囲の料理好きの人の中でも、干し物に手を出す人はいません。どうやら面倒臭く思えるらしいです。しかし、私に言わせりゃ、こんな簡単なものは無い。網に入れて放っておけば勝手にできるんだから、楽なもんです。洗濯物をちょっと長めに干していると思えばいいです。網も安いものですから、初期投資も大したことないです。まぁ、見上げる家々にこの網がずらっとぶら下がり、暖かい日の昼下がり、魚臭さが周囲に充満していたら、それはそれで嫌ですけど。

06/04/05(Wed)

今日は珍しく、牛筋を半額でゲット。数年前まで牛筋なんて誰も見向きもせず、スーパーの店頭に並ぶことさえ少なかったのですが、コラーゲンという単語が世間に周知されて以来、競争率が急上昇。このあたりではそんなに安くないので(グラム100〜150円)、私は半額の時しか買いませんが、半額のシールが貼られるとあっという間に無くなるというジレンマ。牛筋を半額で手に入れるというのは、このように大変難しいことなのです。定価で買えよというツッコミは無しの方向で。

本当は一回に1kg程度処理したいのですが、今回手に入ったのはたったの400g弱。まぁ、贅沢は言うまい。牛筋でやることはいつも一緒。下茹でをしてから味付けです。いつもは醤油&味醂でコッテリ煮付けるのですが、前回も同じ事をやったなと気まぐれ発動。先月友人と騒いだ時に余ったワインを貰ってきて、ペットボトル(うちでは買わないので、これも貰ってきた)に移して冷蔵庫に入れてあるのを思い出し、洋風にしてみることにしました。

酒は全て調理用と考える私は、惜しまずワインドバドバ、塩胡椒&ローリエで味をつけ、味噌汁用にととっておいた玉葱・人参をやや大きめに切って投入。出来上がり、まるでポトフな煮込みが出来上がりました。美味い、確かに美味いのですが、ご飯よりもフランスパンを浸しながら食べた方がいいだろうなぁという味。出来上がってから、あぁしまった、やっぱり醤油味醂でご飯にドバッとかけて食べたかったと少し後悔するのは贅沢でしょうか。牛筋ポトフ、とっても美味しいんですけどね。

06/04/04(Tue)

ミソジ家豆ストックコレクションの中で、緑豆とレンズ豆がほとんど無くなってしまったので、仕事帰りに馴染みのデパ地下へ。本当は近所のスーパーで買えると手軽でいいんですが、こういう食材は売っていないか、売っていてもロットが小さ過ぎて高い。100gなんて、ままごとやってるんじゃないんですから、いくら一人暮らしとはいえ何の意味もありません。デパ地下で買うと、緑豆が1kg525円、レンズ豆が同630円とお買い得。ネットで買うと更に安い場合もありますが、送料がかかる→無料にするために買い物を増やす→無駄遣い、というお決まりのパターンにはまる場合が多いので、使いません。

今回そこで見つけたのが、4月半ばに賞味期限が切れるので半額になってしまっていたカナリオ豆という、正直見たこともない豆(定価は1kg850円)。形はインゲン豆、大きさは大豆、色は黄色。賞味期限は迫っているのですが、乾物ですので関係ありません。食べてみてダメそうだったら捨てればいいだけの話。面白そうなので、少し悩んでから購入。帰ってgoogleで調べると、やっぱりインゲン豆の仲間でした。アンデス料理でよく使われるのだそうです。

レシピも載っていましたが、とりあえず無視。うちの定番豆スープで試してみることに。ステンレスの魔法瓶にその日の気分で豆をミックスして放り込み、熱湯を注いで1〜2時間放置。これで完全に火が通りますんで、あとは玉葱・干し肉などを加え、塩胡椒でそれっぽく仕上げるだけ。豆の量を増やせば主食にもなり、いつも食べようとは思いませんが、たまにやると目先が変わってよいです。早速次の日に使ってみましたところ、ほとんどインゲン豆です。ただ、乾燥させたインゲン豆というのが面白くてポイント高し。でも、他の豆に比べて定価がやや高く、代替がきかないものでもないので、次は買わないだろうなぁという感想です。

06/04/03(Mon)

うちの近所には、メディアでよくとりあげられる有名な洋菓子屋さんがあり、かなり遠方からもそこを目指してやってくる人がいます。私は、普段こういう店には出入りしないのですが、先日お見舞いの品を買うためにそこに行った時の話。

小さな店は相変わらず繁盛しており、私の前では50歳前後の男性がケーキを選んでいました。その姿を見てちょっとビックリ。ショーケースの中には数十種類のケーキが美しく並んでいるのですが、この人は全く見ようともしません。かわりにウェストポーチ(なのがまた泣かせる)から一枚のコピー用紙を取り出すとそれは、どこかのネット掲示板の一部をプリントアウトしたもの。所々赤ボールペンで○が付けられています。…。

ネット掲示板は使い方によってはとっても便利です。評判の店を調べ、その店の人気メニューを調べるのはいいでしょう。私もよくやります。でもせいぜいそこまで。最終的にはその場でショーケースの中を自分の目で見て、場合によっては店員さんに内容を訊いて、決定を下します。第一それが、買い物の醍醐味ってもんです。BBSのプリントアウトに○を付けてきて、これをくれとは絶対に言わない。私はカッコつけですから、Stylishじゃないことは嫌なんです。あの男性、そういうことは全く意識して無いんだろうなぁ。…。

話は違いますが、その店では職人さんが作業をしている様子をガラスの向こうに眺める事が出来ます。職人の手仕事というのは実にイイですね。惚れ惚れしてしまいます。その時は苺のヘタをカットした後、ケーキにのせる際に安定するよう、ヘタ付近を小さく削ぐ作業をしていました。完全に合理化された、一部の隙も無い動き。私は、ショーケースに並んだケーキよりも、むしろこっちに見入ってしまいました。

06/04/02(Sun)

今日の買い物は、250g50円で売られていた鶏皮。いつもなら脂っこ過ぎると敬遠するところですが、何だかそういうものが食べたい気分だったので、購入。どうするかというと、鶏皮丼。一旦茹でて脂を抜いてから調理する方法もあるのですが、これだと今の気分にはサッパリしすぎるので、脂抜き無し。焼きやすいように、一枚の皮の状態のまま、味醂と醤油を混ぜ合わせたタレに15分ほど漬け込みます。タレは、蜂蜜を入れたり唐辛子を入れたりと、やろうと思えばいくらでも凝れるんだけど、今回はお腹がすいていたし面倒だったので、味醂と醤油のみ。これだけでも十分美味いです。

あとは網で焼くだけなのですが、私はジューシーな鶏皮を求めているので、カリカリになるまでは焼きません。表面がやや焦げはじめるあたりがベスト。鉄板に脂と調味料がしたたるため、煙が大変なことになりますが、その煙で燻されて一層美味くなるので、これはもう必要悪。最近かなり暖かいので、窓を全開にして何とかしのぎます。

焼きあがったら手早く一口大にカットし、あらかじめよそっておいたご飯にのせ、別途味醂のアルコールを飛ばしておいたツケダレを少し。先日から冷蔵庫の中に大和芋があるので、これをすりおろして鶏皮とご飯が隠れるように回しかければ完成。作り方を読めば分かるように、不味くなる要素がありません。大和芋をかけたのは初めてですが、当然の様に大成功。鶏皮の脂を大和芋が包み込み、美味さ相乗効果。ちなみに鶏皮はあと4回分あります。茶漬けは絶対外せないし、味噌汁に入れてもこっくりと美味い。久しぶりに2kgパックを買って小分け冷凍してしまおうかと計画中。

06/04/01(Sat)

毎日毎日、人参を50円で買っただの、小麦粉は1kg100円だのと書いていて、こいつの食卓はよっぽどビンボ臭いんじゃないかと思われるのが癪なので、たまに書く今夜の夕食です。それでもビンボ臭いと思われたら…仕方なし。

浅利の炊き込みご飯:貰ったアサリの佃煮・大豆・押し麦を入れた炊き込みご飯。炊き込みご飯とはいっても、醤油味はあってなきが如し。超薄味です。ちなみに米は実家で作ったもの。味噌汁:(実家じゃなくて)自宅で毎年仕込む、手前味噌を使った究極の自家製味噌汁。手前味噌だけあって、市販の味噌には負けません。具から十分味が出るので、ダシは無し。本日の具は、ワカメ・油揚げ・シメジ・人参也。蕗味噌:1ヵ月ほど前にフキノトウを貰った際に作っておいたもの。味噌は味噌汁と同じ自家製手前味噌。

鶏干し肉を炙ったの:安いムネ肉(1回2キロの大量購入)に塩を揉みこんで軒下で干したものを常備。これをスライスして網で炙り、法事の時に実家からかっぱらってきた、カンズリをつけて食す。白菜の浅漬け:しなびはじめて投げ売られていた、半玉50円の白菜の浅漬け。どうせ塩もみして水を出すんだから、しなびていようが構わないのです。ほのかな甘さをと思い、クコの実を少し入れたけれど、思ったほどイケテなかったので、この企画は今回限り。

キャベツのコールスロー:こっちは定番。干し葡萄を入れ、酢とオリーブ油で味を決めたもの。安定した美味しさ。よく作ります。新じゃがの煮っ転がし:説明不要の大定番。ダシは昆布と鰹節で王道一直線。普通に美味い。大和芋のすりおろし:大和芋はバーゲン品。すりおろして青海苔をかけるだけの簡単料理。ご飯にかけるとますます食が進みます。切干大根を煮たの:実家で作った切干大根を送ってもらい、干し海老とスルメのダシで、高野豆腐と一緒に煮たやつ。うちの大定番。

以上。品数はいつもこんなもんです。ちなみに準備は15分。毎晩こんなの食べてると、マジで外食できなくなります。かなり枯れたメニュー構成なので、誰にでもはオススメできませんが。

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