2011年4月

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11/04/30(Sat)

というわけで、プチ帰省中なう。母親が簡単な手術を受けたと言うので、様子を見がてら帰ってみたのですが、全然健康っぽいので一安心。まぁ、もう歳も歳ですから、身体を大事に健康でいて欲しいものです。まぁそれはともかく、昨日の羽田空港は凄かった。午後の便を使ったのですが、ちょっと過去に記憶がないくらいの混雑っぷり。特に手荷物預かりに出来た行列は、見ただけで頭がクラッとする位の長さでした。まぁ、私は毎回預けないで済むくらいの軽装で帰省するので、関係ないといえば関係ないんですけど。

そうそう、久しぶりに搭乗のためのバスにも乗りました。確かにうちはド田舎ですけど、いつもはギリギリ端っこ搭乗口(搭乗口番号700番台とか…)まで延々歩かされて乗るので済んでるのが、今回はバス。コレも、今まで全く無かったとはいいませんけど、最後に使ったのは結構昔のような気がします。コレが札幌や名古屋便だったら、ターミナルの中心付近の登場口が多いんですが、私はそんな場所、過去に一度も使った事がありません。たまには、手荷物検査場を抜けてすぐに乗ってみたいなぁなんて思うんですが、まぁないでしょうね、ド田舎だから

11/04/29(Fri)

中国嫁日記という絵日記サイトを読んでいて、影響されやすい私はネタになっていた焼きそばパンを食べたくなり、久しぶりに購入。麺&パンという炭水化物の塊に、ジャンクなソース味。焼きそばパンは日本人が世界に誇れる発明だと思います。ちなみにうちは完全ご飯食なので、日常的にパンを食べる事はありません。が、もの凄くお腹がすいた時にピンチヒッター的に手を出す事はあります。

一番よく買うのが、胡桃パンみたいなナッツが中に入ったパン。コンビニではあまり売ってませんけど、パン屋ならかなりの確率で手に入ります。これを二つに割って軽くトーストし、オリーブ油なんて塗ると最高。次が話題の焼きそばパンで、その次がウインナーの入っている菓子パン。逆に、昔は良く買っていたのに全然買わなくなったのがカレーパン。揚げパンは油がキツイのです。

世の中的にはスタンダードっぽいあんパン・ジャムパン・クリームパンなどは、基本的に買いません。元々甘いのが苦手ですし、次のご飯に差し障る可能性も大きいので。まぁでも、私の中ではパンはどこまでいっても間食の位置付け。あのフワフワした感じが、おやつには良いですけど、主食はやっぱりみっしりとしたご飯じゃないと。

11/04/28(Thu)

地味にダイレクトな震災の影響を受けて困っている今日この頃。実はこの辺りは結構揺れが酷かったらしく、あちこちの家で瓦がずれたり落ちたりしてしまいました。うちもその例に漏れず、瓦が落ちるようなことはなかったものの、ずれたり割れたりしてかなりのダメージを受けてしまいました。この状態で雨が降ると当然雨漏りが発生するわけで、大家さんを通じて修理をお願いしたのですが、これが捗りません。

理由は瓦が絶賛品薄中だから。ちょっと考えれば分かるんですが、現在瓦の在庫は最優先で被災地に送られていますから、屋根を直そうにも瓦が無いらしいのです。そんなわけで、応急措置としてブルーシートをかぶせて土嚢を積んでいるんですが、先日の大風で2回も飛ばされまして、そのたびに工務店さんに来てもらうはめに。別に屋根がブルーシートでも、日常的に見えるわけじゃなし、私はちっとも気にしないのですが、雨漏りはとても困ります。なるべく急いでもらって入るのですが、事情が事情だけにまだしばらくかかりそう。梅雨に入る前に瓦がそろうと良いなぁ…と願う今日この頃です。

11/04/27(Wed)

ここ何ヶ月かかけて飲んでいた緑茶終了。遂に茶筒が空になって、妙な達成感があります。実家では貰ったものを次々と開封していくので、1パックのお茶を最後まで使い切るということがなかなかありませんでした。コレはお茶に限らず、ご飯の友系食品でも一緒。塩昆布なんか余って最後は捨てられるのが日常。

でもその反動なのか、一人で暮らし始めてからはとにかく、“使い切る”ことに妙な快感を覚えるようになってしまいました。無論、数日で使いきれるようなもの(たとえば野菜とか)を使い切っても、特段の感動はありません。やはり、山はある程度高くないと、登った時の達成感はないのです。

今回のお茶は達成感を生みやすい品の一つ。でも、茶葉でお茶を淹れて飲む家って案外少ないんですよね。少なくとも、うちの職場にはいませんし、妹の家でもお茶は全てペットボトル。私には2L200円とかのペットボトルお茶なんて、茶葉に比べるととても値段が高すぎて、全く買う気にならないんですけどね。

11/04/26(Tue)

桜も終わって、気候的にはかなり過ごしやすい時期になりました。そこそこ暖かいけど、暑いほどではない。雨も適度に降って、空気が乾燥しているわけでもない。年がら年中こんな感じだったら最高なのにと思うのですが、まぁありえないですね。気候が良くなると伸びてくるのは庭の草。コレが、凄い勢いなのです。

流石に、草をむしっていて後ろを向いたらもう生え始めていた、なんてことはないですけど、それでも一週間もするとキレイにむしった場所からも新しい芽がどんどんと生えてきます。毎週は無理ですが、月に一回くらいはローテーションでむしっていかないと、割と大変な事になります。

そしてそんな時の私の頭の中は無念無想。なーんにも考えてません(コレが全部食べられる草だったら食費が浮くのに、などとくだらない事は思ったりはしますけど)。ただひたすら目の前の草をむしるのみ。でも、コレが結構いいストレス解消にもなるのですよ。中腰での作業が多いので、足腰にも負荷がかかって良い感じ。一石何鳥もの効果がある草むしり、庭がある人にはオススメです。

11/04/25(Mon)

料理が結構好きなので、料理雑誌なんて買って読むかと思ったら、そういう事は殆どしません。何せうちの料理は、材料まずありき・そこからいかにロスなく美味しい料理をでっち上げるかが全てなので、レシピとかあんまり役に立たないんです。今更“料理の基本のき”とか言われても、仕方ないですし。でも、出歯亀精神の賜物でしょうか、人の食生活を覗き見るような記事は、かなり好きです。

パッと思いつくのは、ANAの機内誌のレギュラーコーナーのお弁当の時間。なんでもない普通の仕事をしている人のお弁当を見せてもらいつつ、その人の仕事や家庭についてのインタビューをするという記事で、アレは最高。飛行機に乗らないと見られないのが難点でしたが、まとまって本になりました。ベスト版なので全部は読めないですし、現在進行形で続いているので、最新版はやっぱり機内誌を手に入れないと読めませんけど。

クーネルのお弁当記事も結構好き。これもその辺のフツーの人が自分のお弁当を見せて、それについてちょっと語るというコーナー。一号で二人載ってて、↑に比べるとややお得感もありか。隔月誌なので、月に均すと一緒なんですけど。別コーナーで一人の人の一ヶ月の食事の抜粋を小さな写真にしてずらっと並べるというコーナーも、結構楽しみにしてます。今話題?のとりぱんを知ったのもココ。毎週読んでます。自分の料理の参考になる事も、本当に稀にはありますが、基本的には覗き見・好奇心です。

そんな私なのに、サライでやってた(今もやってるんですかね?)、朝食紹介のコーナーはダメでした。明らかにその撮影のために気合入れて準備した朝食を前に著名人(年寄りが多い)がドヤ顔をしているのが、無理でした。やっぱ、自然体じゃないと覗き見のカタルシスは味わえませんからね。

11/04/24(Sun)

私、家で聴くラジオはNHK一択で、9割がNHK第一で残りの1割がNHK第二とNHKFMが半分ずつという構成だったのです。別にNHKに忠誠を誓っているわけではないのですが(テレビが無いので受信料も払っていませんし)、民放局はどうも五月蝿くてダメ。20代の前半はJ-WAVEを好んで聴いていた、すかした時代もあったのですが、今のJ-WAVEは普通の民放FMと似た様な感じになってしまい、ちょっとビックリするような選曲や番組構成が少なくなったので、見切ってしまいました。が、最近になってまた少し変更が。段々NHK第一が鬱陶しくなってきたんです。

NHK第一はどうも若年層のリスナー取り込みを狙っているらしく、ここ一年くらいの番組改変で、そういう層をターゲットにしたプログラムが増えた気がします。特に昨年、私が大好きだった“新・言葉の泉”という番組(立川談志筆頭とする面倒臭いオッサン達を、NHKのベテラン女子アナが手練手管で引っ張っていく感じが最高だった)が、アニメの評論と音楽を専門に扱う番組に取って代わられた時の憤りといったら。加えて今期はA○B48の番組まで始まってしまい…。私みたいなオッサンには、あのノリはかなり辛いのです。

で、民放AMにも食指を伸ばし、見つけたのがTBSのウィークエンドシャッフル。コレは面白い。DJの宇多丸の映画評論がメインなんですけど、文春のピーコが生温く見えるほどの辛口。でも、映画への愛情はキチンと感じられて、どんなにダメと思う映画でも、何回か見て参考資料も読み込んで、キチンと検討した上で良いところも見つけようとする姿勢がステキ。サイトで見るとスキンヘッドにサングラスと言う、ちょっとアレな風貌なんですが、プロフェッショナルを感じさせる仕事への姿勢に惚れました。今後もチェックしたいと思ってます。

11/04/23(Sat)

台所の隅に置いてあったジャガイモから、派手に芽が出始めてしまったので、現在絶賛ジャガイモフェア開催中。生のまますりおろして、刻んだ玉葱と混ぜ合わせ、フライパンで両面こんがり焼いて食べるハッシュドポテトが昨今のマイブーム。以前はポテトサラダを良く作っていた時代もあるのですが、時代は今ハッシュドポテトです。

まぁそれはともかく、随分と暖かくなりました。数ヶ月前なら、野菜の保存は台所の隅の保存ボックス(という名のダンボール)に常温保存で無問題だったのですが、これからはそれをやると速攻傷む時期に入ってくるので、一工夫が必要となってきます。何でも突っ込めるほど冷蔵庫が大きいと何も考えなくて良いんですが、何せうちは冷蔵庫が小さいので、無駄に頭を使います。

とりあえず基本は回転を早めること。手に入れた食材は綿密なスケジュールを立てた上で、可及的速やかにガンガン消費していきます。大量に手に入れてすぐ食べきれないものは、乾かすなり塩に漬けるなり軒下に吊るすなり、ケースバイケース。この時にちょっと前の(昭和初期くらい?)日本の生活が非常に参考になります。アレがあって、更に見直されつつエコ生活ですが、やってみるとコレがかなり合理的な部分もあって、楽しいのですよ。

11/04/22(Fri)

最近アレのせいで夏場の電力不足がしきりに心配されており、家庭での○%の節電が言われるようになりました。ニュースによると、埼玉県知事は節電率に応じて商品券を交付したり電力料金を割り引いたりする「電力ポイント制」の導入を提案したそうです。まぁ、良い事なんでしょうけど私はどこか釈然としません。この節電“率”というのが問題なんです。

うちでは従来からかなり節電に気を遣った生活をしています。具体的な数字を挙げれば、直近1年間の月平均使用量は80kwhを少し切る位。コレ、多分一人暮らしの世帯としてはかなり頑張っている方だと思います。仮にココで、20%の節電に成功したら何らかの特典があるとしましょう。うちだと64kwh、コレは多分無理です。まぁ、冷蔵庫のコンセントを引き抜き、夜は常に蝋燭で生活すれば無理ではありませんけど、それは流石にしたくありません。

では逆に月に平均で200kwh使っている人は?そりゃその人にはその人の生活があるでしょうから一概には言えませんけど、20%くらいの節電は工夫すれば何とかなりそうな気がします。つまりはダイエットと一緒。体重100kgの人と50kgの人、10%ダイエットするのが楽なのはどっちだっていう話ですよ。私としては世帯の人数によって、電力使用量の目安を割合ではなく絶対値で決めてそれより下回れば特典、みたいにした方が平等なんじゃないかと思うんですが、コレはコレでどこをそのラインにするかが難しそうですし。まぁ、アレです。割合による節電は今まで節電に気を遣わなかった人が有利になってなんだかずるいなって感じているという、私の人間の小ささが問題なんでしょうか…。

11/04/21(Thu)

桜も葉桜に移ってきた今日この頃、庭の新芽も絶賛芽吹いています。冬の間あれだけ色のなかった庭が、ほんの数日でどんどん緑色になっていくのを見ると、植物ってすごいな〜と素直に思ったり。でもまぁその分、枝ぶりとかが気になり始めるので、容赦なく剪定するんですけどね。で、今日は山椒。うちに生えている山椒は残念ながら雄樹なので、実がつきません。しかしその反面、花を気にせずにバシバシ枝を落せるので、気が楽ともいえます。

山椒の剪定に必須アイテムが、昔通勤に使っていた皮手袋。他の庭仕事の時は軍手で事足りるのですが、山椒には洒落にならない棘があるので、軍手なんかで不用意に触ったら、指に穴があいてしまいます。で、両手に皮手袋をはめて、小さな脚立を使いながら手早く樹形を整えていくわけです。否応なく周囲には山椒のいい香りが立ち昇り、ちょっと幸せ。樹自体はとても小さいので、落した枝を含めて全部を処理してもせいぜい15分。で、次回は枇杷。毎朝ちょっとずつの庭仕事です。

11/04/20(Wed)

現在、毎食父親謹製の沢庵がご飯の友なわけですが、ココが発酵食品のままならなさよ、段々酸っぱくなってきました。市販のものはどうだか知りませんが、真っ当に作った漬物というのは、どんどん発酵が進んで味が変わっていきます。ある程度はそれを楽しめるのですが、酸っぱ過ぎる沢庵というのは、やっぱり宜しくない訳で。

一般的な食品であれば、食べるペースを早めることで対処できるのですが、沢庵は一度に沢山食べるものでもないですしね。実際うちでは、断面から一枚を5mmほどの厚さで切り取り、それを4分割したものでご飯2杯が軽々食べられてしまいますから、全然減りません。酸味が強くなると、ますます少量でご飯が食べられそうですし。コレはヘタをすると完食する頃には梅雨があけてしまうかも…。まぁ、健康的といえば健康的なんですけどね。

11/04/19(Tue)

朝起きてトイレに行くと、電気がつけっぱなしでした。痛恨の一撃。いつも気をつけてはいるんですが、数ヶ月に一回やってしまいます。コレを防止するために、トイレの扉はいつも完全に閉めないで、扉から灯りが漏れる様にしているんですが、その光が見えないところで活動している場合も多く、そもそも寝てしまったら全く気付かないわけで…。何とか方法はないかなと思いつつも、思いつかないままではや数年。

一番簡単なのは、多分電気的なタイマーをかませることだと思うんですが、流石にそこまでの知識と技術はありませんし、なによりたかがトイレの電気の消し忘れ対策としては大袈裟すぎるだろうと思ってしまいます。こんな時は指差し確認だと思い立ってやってみた事もあるんですが、トイレから出るたびに指差し確認もね。

こういうのは、“忘れないようにする”みたいな精神論では絶対ダメで、それをフォローするような仕組みがないと上手くいかないようになってます。それがタイマーであり、指差し確認であるわけですけど、帯に短し襷に長し。まぁ、こうやってグダグダと考えているのが好きなんだというのが、一番真相に近いんですが。

11/04/18(Mon)

縁あって知り合いのお宅でラムステーキを食す。ラムは独特の香りがあるので、苦手という人も多いですが、私は結構好き。特に日頃あまり肉と縁の無い生活をしているので、たま〜にああいうコッテリと脂脂した物を食べると体中の関節が滑らかになるような気がしますね…気のせいですけど。

ところで、その時の会話ですごく気になったのが、ハラームの肉を買ったんだけれど非ハラームの肉よりも安かったという点。ハラームというのはイスラム教徒に配慮した餌で育て、かつ屠畜した肉であるという事。Wikipedia先生によると、電気は望ましくなく鋭利なナイフで喉をかき切るのがベスト。電気を使う場合も、電圧・電流・流す時間なんかが細かく決められていること。イスラム教徒の口に入る肉は全てこうやって処理されてるんですね。う〜ん、大変。

で、コレだけ手間をかけて処理しているのだから、当然価格に反映されているだろうと思ったら、割とそうでもないらしいのです。まぁ一説によると世界の人口の1/5がイスラム教徒なので、世の中で流通する羊の肉はハラームがデフォルトになっているのかもしれませんけど。八百万の神を心の隅っこで信仰するだけの私としては、よく分からない世界ではあります。

11/04/17(Sun)

自宅で愛用しているイヤフォンのコードが切れました。パソコンで仕事をする時にMP3を聴いたり、庭仕事をする時にラジオを聴いたりするヤツなんですが、いつの頃からかコードの皮膜に傷が入ってぐるッと一周広がってしまい、使用で捻れたりしている内に断線した感じ。同じ様な商品は数百円でも買えるんで、新しく買ってもいいんですが、直せるものは直して使うがモットーですから、これ位の故障は自分でメンテしてしまいます。

ラッキーだったのは、断線したのが二股になった後の部分だった事。二股になる前だと繋ぐ線が2本になって、絶縁とか考えないといけないんですが、二股になった後なので、繋ぐ線は1本だけ。流れている電流も極微弱なものなので、触って感電とかもありえませんから、本当にただ繋ぐだけで済みます。

実際の作業は、切れた部分の皮膜を5mm位ずつニッパーで剥き、撚り合わせてから極微量の半田を落して繋ぐだけ。半田ごては数年に一度しか出番がないのですが、あると確実に便利なので持ってます。考えてみれば、昔の家電は大体半田ごてやドライバーで何とかできたものが多いのですが、今のものはほんの小さな商品にもICとかが入っていて手がつけられません。高機能になったのは良し悪しだと思いますね。

11/04/16(Sat)

季節外れのナスをゲット。基本的に私は旬のものしか買わないんですが、1袋100円だったのですもの。お値打ち品と言うのは、私の中では十字軍以上の正義です。というわけでナス。ナスといってまず思い浮かぶのは焼きナス。でも、焼きナスってどうも梅雨時のイメージなんですよね。じめじめして食欲も落ちた時期に、茗荷かなんかを散らしてサッパリ食べる、みたいな。煮物も良いんですが、大根を煮たのがたっぷりと冷蔵庫に入ってる現状、煮物でかぶるのもどうなのよと思いました。

というわけで、ナス丼に決定。ナス半個を1cm程度の厚め輪切りにして、軽く油を引いたフライパンで両面やや焦げ目がつくまで焼きます。今回はスナップエンドウがあったので、筋を取って隣で一緒に。それを丼に軽くよそったご飯にのっけ、刻み葱と鰹節をパラリと散らし、醤油を回しかけるだけで完成。こんなに簡単なのに最高美味しいんです。油を吸ったナスと葱・鰹節のコンビネーションが絶妙。

ただし今回は画竜点睛を欠いてまして、鰹節が貰い物の削り節なんですね。冷蔵庫には本節が入ってるんですが、目障りの削り節を早く使い切りたいがために、こっちを採用。いや、不味くはないんですけどね、いつも削りたての鰹節を食べていると、全然ダメです。鰹節削り器はもっと普及すべきだと思う今日この頃。新婚主婦はル○ルゼの重くてハート型の鍋とか買うくらいだったら、日本の心・鰹節削り器ですよ。

11/04/15(Fri)

大根に塩をして塩麹につけたものを無事食べ終わりまして、ジップロックの底に漬け汁が残りました。糠床みたいに次の漬けに回せればベストなんですが、大根から出た水分で緩くなってしまっているので、どうにも無理っぽいのです。かといって、銭を払ってゲットしたものを工夫も無しに流しに捨ててしまうのは忍びない。というわけで考えました。

味噌汁も粕汁もあるんだから、同じ様な発酵食品である麹汁があってもいいじゃないかと。いつも作る味噌汁の要領で小さな土鍋に大根・キャベツ・ブロッコリーなどのありあわせの野菜を放り込んで火を通し、そこに塩麹の残り汁。元が漬物の汁なので結構塩味はついているのですが、それでもやっぱり足りない分は塩を追加。コレが美味しかったのです。

一応味噌の素材になっているだけあって、どこか味噌汁との血縁を感じさせますが、うちで使っているコッテリ自作三年味噌とは好対照に、やたらとサッパリ・アッサリ。でも、しっかりと発酵食品の風味も生きていて、私的にはいけます。まぁ、本来捨てるものを有効活用できたという、自己満足フィルターのせいかもしれませんけどね。

11/04/14(Thu)

職場にあったお菓子が妙に口に合ってしまい、ついうっかりバクバクと食べてしまったので、夕食時になっても血中糖度が高い感じがして、全然お腹が減りません。こんな時は迷うことなく夕食抜き…をすると食事のリズムが狂うので、半抜き。要するに、いつもの食事からご飯を抜くんです。野菜たっぷりの味噌汁と、ほうれん草のおひたし、焼いためざしに蕗の煮物。漬物系はご飯無しで食べても仕方ないので、コレも抜きます。

で、今翌朝なんですが、順調にお腹が減っててお昼ご飯が凄く待ち遠しい状態。今日のお昼は勿論、ご飯もバッチリ食べる予定。やっぱ私は、ちょっとお腹が好いているくらいの状態がベスト・コンディション。身体も切れるし頭も回る。無論好き過ぎるとダメですけどね、機嫌が見るからに悪くなるし。でも、生物としての人間はやっぱ、ちょっと飢餓状態くらいがベストになるように出来てるんだなぁと実感します。昔の人は言いました、腹八分目に医者要らず。本当によく言ったものだと思います。

11/04/13(Wed)

肉類のストックが切れたので、いつもの鶏ムネ2kgパックを買いに行ったのですが、前回に引き続き今回も在庫切れで買えず。周りの品は十分にあったので、買い占められているのではないとは思いますが、かなり不満。前回は鶏モモ肉で代用したんですが、あのジューシーさ(=脂っこさ)をもう1ターン味わうのはオッサン的にキツイので、今回は袋よりも少々割高になるけれどパックで鶏ムネ肉を1kgほど購入。

で、今回はマイブームでもある麹漬けですよ。ムネ肉に塩をして一晩放置した後、塩麹をまぶしてこれまた一晩放置。表面の麹を軽くぬぐってから、網で焼きます。時間だけはたっぷりとかかりますけど、別にその間じっと見てなきゃいけないわけでもなし、こういう時間のかかり方は全然平気です。

で、肝心の味ですが、これがまた美味しいのです。ムネ肉は単体で塩焼きにするとアッサリ過ぎる感じがするのですが、麹がそのアッサリの奥に隠れた旨味を強引に引っ張り出したって感じ。安い食材にちょっと手をかけて美味しくする、コレがカタルシスなのですよ。

11/04/12(Tue)

○月×日、父親謹製の沢庵が届いたので食す。最近は自作の塩麹で麹漬けも作って大満足だったりするんですが、King of 漬物は何といっても沢庵ですねと再認識。熟成した旨味と歯応え、白いご飯と味噌汁と沢庵と焼いた目刺があれば、私は結構大満足。第三者的には寂しい食卓に見えるかもしれませんが、本人が満足しているのだからそれで良いのです。

考えてみれば、沢庵って凄いエコですよね。風味付けに昆布や鷹の爪をトッピングしたりもしますが、漬ける素材のメインは米糠。普通なら廃棄処分にしてしまうような食材を使って、あんなに素晴らしいものを作ってしまうのだから、昔の日本人は偉大過ぎます。

あぁでも、普通にスーパーなんかで手に入る沢庵ではこの喜びは味わえません。凄く高い本格沢庵か、もしくは自作か。アレを沢庵の本気の力だと思われたのでは、沢庵も不本意この上ない事でしょう。

11/04/11(Mon)

東京の桜は今週が盛りということで、例年通りマイ・花見に行ってきました。といっても、人を集めて盛り上がる一般的な花見ではなく、魔法瓶に詰めたお茶と茶菓子を持って、一人でサラッと花を見て帰ってくるというもの。傍目には寂しい花見ですよ、エェ。

で、今年の花見ですが例年以上に良かったのです。原因は勿論アレによる自粛ムード。まず自粛ムードによって花見客が少ないです。いつもなら立錐の余地もないくらいブルーシートが敷き詰められて宴会が行われているのですが、今回はいいとこ1/3。大騒ぎする人も少なくて、私のようにアッサリと花見をしようという人には嬉しい環境。

そして何より良かったのが提灯が皆無だったこと。例年は付近の会社がお金を出して、会社名の入った提灯がずらっと吊り下げられているんですが、それが今年はゼロ。それで寂しいかというと全くそんな事はなく、アレは花見の風情を壊していただけということが図らずも判明してしまいました。本当はこんな花見が毎年続くと困るのですが、それでも言いたい、今年の花見は良い雰囲気だったです。

11/04/10(Sun)

先日の大根麹漬けに続き、季節外れのキュウリを乱切りにして塩揉みしたヤツを仕込み完了。これは実家で近所のハウス農家の人から貰ったもの。やっぱ、漬物にキュウリは鉄板ですね。同様のルートで貰った茄子は、やや厚めのスライスにしてから両面をフライパンで軽く焼き、刻み葱と鰹節をかけてから醤油少々。茄子・油・葱・鰹節が、誰が欠けてもなしえない素晴らしいハーモニーを見せてくれます。

最近ますますその傾向が強いんですが、私が作るものは本当に単純なものばかり。焼いてちょっと味をつけるだけとか、茹でてちょっと塩振るだけとか。でも、そんなんでも十分美味しいと言うか、そんな料理の方が美味しいと言うか。私も一時は色々と凝った調理方法にチャレンジした時代もありましたが、今はとりあえずシンプル料理の時代。何せ時間もかかりませんし、作ってからタッパーに保存している最中に気が変わって味付けを変える、何てことも出来ます。調味料も少なくて済むので管理が楽で台所もシンプル。米と味噌汁と漬物と、あとちょっと何かおかずがあれば、私は凄く幸せなのです。

11/04/09(Sat)

四月の頭に仕込んだ塩麹がそろそろ香り始めましたんで、満を持して実戦投入。とりあえず手元に大根があったので、コレを漬けてみました。漬けるといっても沢庵のような本格的なものではなく、なんちゃって漬けです。大根は銀杏に切って塩を振り、30分ほど放置します。水が出てくるのでそれを手でよく絞り、適当な量の塩麹をまぶしてジップロックへ。これを冷蔵庫で一晩寝かせれば完成です。

アホみたいに簡単な麹漬けですが、これがビックリ超美味しい。発酵食品独特の旨みというか滋味というかが癖の無い大根に染み込んでなんとも味わい深し。こんなのが簡単に作れるようならば、スーパーで出来合いの漬物を買う必要など全くありません。いい感じに発酵した塩麹は冷蔵庫で数ヶ月保存できるそうですから、継続性もバッチリ。これはしばらくうちのレギュラーになりそうです。

11/04/08(Fri)

千葉や茨城で獲れた魚が売れないって事で、放射能検査をして“安全”認定しようとしているみたいですが、コレってどうなんですかね。私はお役所が“安全”と認定したから安心して食べるってのはどうかと思います。それにそもそも、放射能が基準値以下の○○だから安心ってのも疑問。

食事ってのは気分の部分が大きいと思います。同じ物を食べても、気のあう仲間と楽しいおしゃべりをしながらだとずっと美味しく感じます。それと同じで、この魚は今話題の茨城県沖で取れたものだと思ったら、少なくとも私は美味しく食べられません。別に彼の地域の漁業の方に恨みがあるわけではなく、悪いのは東電と津波なんですけど。

というわけで、世の中では彼の地の食べ物を買って経済的に応援しようという流れがありますが、ほとぼりが冷めるまでは私は無理です。その分、募金なんかの他の支援は吝かではありませんけどね。私が一番可愛いのは何といっても自分自身で、余裕があれば親兄弟を助け、更に余裕があれば他人を助けるというスタンスですから。

11/04/07(Thu)

毎日朝晩の日本茶を欠かせない昨今ですが、基本的にお茶だけとはいえ、時々は何かつまみが欲しくなる時もあります。日本茶のお供といって真っ先に頭に浮ぶのは和菓子。ですが、貰いものならともかく、私は自腹で甘い物を買うことはありません。そういうのを買うのが癖になると、色々とよからぬ結果が発生することが予想されるからです…歯とか脂肪とか。まぁ、甘いものに全く執着がないというのが一番の理由ですが。

というわけで、最近のつまみは煮干です。どこの戦後かと思うかもしれませんが、コレが結構いけるのですよ。自家製味噌をちょっとつけて、頭から腸までバリバリと丸齧り。カルシウムも補給できるし、顎の筋肉も鍛えられるしで、一石何鳥も!ところで、私は煮干のことをどちらかと言うと生鮮食品と考えています。古くなってくると腸が油焼けして、それこそ一般のレシピにあるように、取り除かないと食べられなくなりますが、買ったばかりの新しいものなら大丈夫。また、ある程度なら冷凍保存も出来ますが、乾物の側面もあるので、長期間冷凍庫で放置すると、庫内の嫌な臭いを吸ってダメになります。とにかく、手に入れたら新しい内にとっとと食べるが吉です。ダシとして使うと使用速度はどうしても遅くなるので、こうやってお茶の伴として食べるのは、その点からも意味がありますね。

11/04/06(Wed)

四月になって少し暖かくなってきたので、冬の間放ったらかしにしてあった家の周りの掃除を再開。冬場の寒い季節だったので、そんなに雑草は生えていないのですが、そこは自然の生命力。やっぱりちょぼちょぼと。地面にはいつくばってコレを根こそぎにしつつ、落ち葉を掃き集めてゴミ袋へ。コレが意外といい運動になるのです。

特に草むしり。中腰の体勢はじめ、普段ではあんまりとらない格好を長時間キープするので、たった30分ほどしかやっていないのに、次の日の朝は太ももが僅かに張って、いい運動しましたね〜って感じ。それで、雑草の総量が少ないので、収穫はイマイチ。家の周りと大家さんちの周りも全部拾って、45リットルのゴミ袋に2/3というところでしょうか。あとは庭木の目立つところを軽〜く剪定して、やっと一袋分という感じ。夏場は収穫量は激増しますが、暑いし蚊もいるので、良し悪しですね。

11/04/04(Mon)

昨日からお腹痛いです。発生したタイミングなどから原因をつらつら検討してみるに、多分貰ったバウムクーヘンではないかと。製造日も新しいものですし、実際に食べた時も傷んだ様な感じはしませんでしたから、またいつものあれです。日頃の質素な食生活に慣れ過ぎた胃腸が、突然入ってきた大量の(でもないけれど)卵と油に耐え切れなくなったんでしょう。中華料理だと必ずといって良いほど発生する症状ですが、ケーキ類で起こったのは初めてです。でもまぁ、ケーキの組成を考えると、これまた日頃の食生活からは遠いところにあるわけで、仕方がないのかなと。

でも、時々はこういうのがあっても悪くないとも思っていたり。尾篭な話ですが、腸内洗浄っていうやつ、丁度こんな感じだと思います。あと、断食で胃腸の中を空っぽにするとか。脳内で変な物質が出てハイになっているのかもしれませんが、確かに身体が軽くなるような気はします。それでもまぁ、自分から進んでやろうとは思いませんけどね。

11/04/03(Sun)

現在うちの大家さんは割と遠方に住んでまして、時々こちらの様子を見に来る折には、私に色々持って来てくれるのが常になってます。パッと見、全く普通なことではないのですが、日頃家の周りの草をむしったり、植木の剪定をしたりしているので、そのお礼ということでしょう。いつもはお菓子や果物の類が多いのですが、今回は凄かったんです。

バウムクーヘン、クッキー、…までは普通です。レトルトカレー×2、めんつゆ1瓶、花鰹1袋、葱1本。はっきり言って、わけが分かりません(笑)。自宅に買って帰ろうと思ったものを、間違って私に差し出してしまったと言われた方がすっきりする位のラインナップです。ちなみに、この中で私が貰って一番嬉しかったのは、葱です。あとは、どうしましょうか。

レトルトカレーは全く口に合わないので、職場で貰い手募集です。めんつゆも甘ったるくてどうにも使いようがないので同様。花鰹も日頃うちで使っている本節と比べたら、ダシガラ以下の味しかしないので、同様。日頃、貰えるものは何でも貰う、お腹がすいたら何でも美味しいと公言している割に、口が肥えてしまったことよのぉと思ったり。

11/04/02(Sat)

最近時々話題になっている塩麹、以前から少し気にはなっていたんですが、麹なんてネットを使わなければ手に入らないだろう面倒臭いと思ってたら、近所のスーパーで売っているのを発見してしまいました。流石大都会、こんなニッチな商品を棚に並べておいても、売れる当てがあるんですね。まぁ、賞味期限が1年以上あるのも要因のひとつでしょうが。もしこれが生物に近かったら、絶望的でしょうが。

というわけで買ってきました乾燥麹、200gで310円。琺瑯のストッカーに薄く水を張りまして、そのまま火にかけて沸騰。蒸気を当てて雑菌を殺します。この辺、今主流のプラスチックじゃないところで楽が出来ました。プラスチックだったらこんな荒技使えませんから。消毒したストッカーに砕いた乾燥麹と30%の塩を入れ、水をヒタヒタにしてよく混ぜればアッサリと本日の作業終了。あとは1週間〜10日ほど室温で保存しながら毎日混ぜて、発酵を進めれば出来上がり。いい感じに発酵が済んだら、あとは冷蔵庫で保存だそうです。

塩をした野菜につけてもよし、肉を漬け込んで焼いても良し、なかなか万能な調味料を見せてくれるらしいので、今から楽しみ。麹菌達には私がグダグダと寝ている間も24時間体制で頑張って醸して欲しいものです。

11/04/01(Fri)

直径20cmほどの、お気に入りの皿が割れました。落したのではなく、料理を入れて皿の端を持ったら、そこがボロッととれてしまったんです。この前の地震の時かどうかは定かでないですが、何かが上から落ち、器の内部に見えないひびが入っていたものと思われます。確かに気に入ってはいたのですが、形あるものは全て壊れる。どうしても壊したくなければ、プラスチックの皿を揃えればいいんです。

というわけで、ココで久しぶりの器補修。腕が鳴ります。捨てるなんてとんでもない。バランバランに壊れたのなら別ですが、一箇所が取れたくらいの壊れ方なら、補修して使い続けます。壊れた跡を分からなくするのは無理ですが、金継ぎのような要領でわざと補修跡も景色にしてしまえば良いんです。本格的には漆を使って接着するんですが、そこまでする気はなくて、使うのはエポキシ接着剤。金粉は持っているので、オーソドックスな金継ぎにするか、黒い顔料を買ってきて黒漆継ぎっぽくするか、このプランを練るときがまた楽しいんですよね。

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