2012年1月

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12/01/31(Tue)

寒いです。布団の中で寝袋に入るという荒技によってぬっくぬくのナイトライフを過ごしてきた私ですが、床の方から寒さが上ってくる感じがして、暖房を切った後の部屋の冷え込みは恐ろしい事になっています。というわけで、寝ている間の寒さ対策最終形態。敷き毛布を撤去して、アウトドア用の断熱マットに交換します。

この断熱マット、極薄い発泡樹脂のマットにアルミ?が蒸着されているもので、通称銀マットと呼ばれていました。通気性が全く無いので、夏に使うと汗まみれになりますし、ツルツルしているので直に寝ると肌触りも最悪。ですが、保温性は抜群ですし、どうせ寝袋に包まっているので肌触りなど関係ありません。これを一枚挟む事によって、布団の中の快適指数は大幅アップ。東京は今週末までが寒さの底らしいですが、願わくば冬将軍様には手加減して欲しいものです。

12/01/30(Mon)

暖房効率倍増計画!冬用天蓋を自作する、誰でも考える事は一緒ですね、私も常々似た様な事を考えていました。私が考えていたのは私がいる空間の真上半畳程度のスペースにカーテンレールを吊って、カーテン個室を作る方法ですが、コンセプト的には一緒です。暖めるにしても部屋全体を暖める必要は無くて、自分が居る場所さえ暖まればそれでいいという考え方。ただ、決定的に違うのが、私の場合はシュミレーションしただけの計画倒れに終わっている点。↑を見ると全然格好はよくないので、実行するのはいかがなものかと思うのですが、材料買ってきて作業して、とその実行力は立派。どんなに結果がへぼくても、やった方が偉いのです。

ただ、私がやらなかったのも色々理由があるのですよね。最大の理由はやはり、格好悪い事。“格好悪い”と“暖房効率が悪い”を比べていまだ前者に軍配が上がってしまうのは、いまだ私の中で色々と割り切れない部分があるのでしょう、未熟です。もう一つ大きな理由は、それをやるのなら自分空間にテントを張ってしまった方が早くない?と思っているから。ペグ不要のテントを室内で張ってそこで暮らせば簡単だし、オフシーズンも綺麗に片付けられます。かといって、テントも買っていないので偉そうな事はいえないのですが。なによりも、何だかんだで後一ヶ月我慢すれば気温も上向きますしね。

12/01/29(Sun)

最近マイブームなのが、間食としてのシンプルお好み焼き。何せ、実家からキャベツが二玉も送られてきたので、どんどん食べないと減らないという事情もあります。千切りキャベツだけで焼いた小さめのお好み焼きに、醤油を少しだけつけて食べる、コレ最高。腹持ちもそこそこですし、何より原価10〜15円が最強。流石に職場では作れませんが、自宅仕事の時は、つい作ってしまいます。太らないように注意しなくては。

これほどではないですが、割と出番があるのが葛湯。大匙一杯の葛粉と蜂蜜を火にかけてゆっくりと溶かした飲み物で、こんな寒い時期にはバッチリ。基本的に私は間食をしない人間なんですけど、冬場というのは動物の本能として脂肪を蓄えたがっているんでしょうか、どうにも食欲が増進して困ります。私も生物としての肉体のピークは過ぎた事を自覚し始めているので、自制しなくてはと思っているんですけどね。

12/01/28(Sat)

本日の一品はブロッコリー。最近料理本でブロッコリーがとりあげられると十中八九、“茎の部分も○○すれば美味しく食べられますので無駄なく…”なんて書いてありますが、私にすればそんなのは常識以前の知識です。ブロッコリーは丸ごと食べる、コレ当たりまえ。そのうえで更にケチを突き詰めます。

まず、ブロッコリーに火を通す際は一般的な茹でるではなく、蒸すを使います。こうする事で沸かすお湯の量を減らせるうえに、お湯にブロッコリーの旨味成分が逃げてしまうのも防げて一石二鳥。しかしながらそのお湯にも、キチンとブロッコリーの旨味成分が落ちてきていますから、コレも味噌汁に転用して更に有効活用。ブロッコリーって実は結構いいダシが出るのです。食材を使い切るのは当たり前、それを調理するのに使った蒸し汁・茹で汁まできっちり使いきってこそのケチ道と言えましょう。わざわざエネルギーをつぎ込んで温めた水を、そのまま下水に流すなどもったいないの極みですから。

12/01/27(Fri)

最近やたらと野菜類が高い事を心配した実家の親から、今月は多めに野菜が送られてきています。ありがたいことです。先月はデカいキャベツが2玉も届きまして、しばらくはコールスロー的なサラダと、冷凍庫に保存してある鶏ムネ肉の一夜干しとあわせた野菜炒めが、うちの食卓の主戦力になりそうな予感。

一人暮らしが楽でいいなと思うのは、自分が構わないと思う限り、同じメニューを続けても誰からも文句を言われない点です。同居人がいれば少しは気を遣うのですが、一人なればこそ何にも気にする事はありません。1週間連続野菜炒めとか全然アリです。ただ、うちは副菜の品数が多いので、全体としてのバリエーションは出来ているのかもしれませんが。

世間を見渡して思うことは、なんであんなに皆レシピに拘るんですかね。私なんて手持ちのレシピの数は10、せいぜい20あって、使う野菜や肉魚の種類を少しずつ変えていけば、一般家庭で満足できるテーブルのバリエーションなんてすぐ出来ると思うんですけど。まぁ、いちいちレシピを検索するのが面倒臭いと思っているのは否定しませんけど。

12/01/26(Thu)

うちは基本的に毎週一回の掃除の際に、換気扇の掃除もしてしまいます。週一ペースだと流石に汚れもそんなに大した事がないので、掃除も楽。こんな場所を半年・一年と放置してから掃除しようなんて私は全然思いませんけど、世間的にはそっちの方が多数なんですよね…。毎週やってれば、ほんの数分で片が付くのに。

まぁそれはともかく、それでも冬場の換気扇掃除はちょっと面倒です。なぜなら汚れの主成分である油が低温で固まっているから。春先にはゆるゆるになる油が、冬場はガッチリとこびりついてしまいます。ですので私も、無理矢理お湯をかけて温めたりはせずに、冬場はとれるところだけとろうスタンスです。この経験から思うんですが、年末大掃除で換気扇の掃除って非合理的じゃないですか?あの寒い中、換気扇の複雑な形の中にガッチリこびりついた大量の油…。お湯で温めたり、原液洗剤をパックしたりすればとれない事は無いでしょうけど、それよりは暖かい時期に掃除するor私のようにこまめに掃除する、の方がずっと合理的な気がします。そもそも、年末の寒い時期にいつも以上に念を入れて掃除するなんて、私は嫌。まぁ、ことごとく世の中から背を向けてますからねぇ、私は。

12/01/25(Wed)

先日のハムと一緒にベーコンも一緒にやって来たので、小さく切ったベーコンとキャベツを使った炒飯が本日の一品。まぁ、例によってこのベーコンもあんまり美味しくないんですけど、そこを何とか食べられるようにするのも料理です。ちなみに、ベーコンというとカリカリにして…というのが定番ですが、うちでは基本的にカリカリベーコンはやりません。なぜならモッタイナイから。

脂身は肉の重要な要素です。それを何故わざわざ落として食べなきゃいけないんでしょうか。意味が分かりません。屠殺された豚さんも、脂身の部分はヘルシーじゃないからよく炒めて落とされて捨てられてると知ったら、化けて出ますよ。これを解決する方法はただ一つ。全部食べる、ただし食べる総量を少なくする、コレに限ると思います。そうすると自然外食が出来なくなるんですよね。たとえば一般的なトンカツ定食。私の基準ではカツを1/3にして、お浸し・煮物などの小鉢を三つ追加するくらいがベストのバランスです。普通の店では無理なので、やむをえず食べてしまった時は、次の日が一日一食になるわけです。面倒臭い体です。

12/01/24(Tue)

実家荷物の中にハムが入ってました。貰い物で食べないものがあれば、荷物の中に入れてくれと言ってあるのです。そしてハム、しかも大手。美味しい筈がありません。同じ重量のたんぱく質を摂るのであれば、最安値の鶏ムネ肉の方が遙かにマシレベル。ですが、上等とはいえない素材をそこそこの味にしてしまうのが料理マジック。いや、マジックとすら言えないですね、ザク切りキャベツと炒めただけですから。

キャベツ炒め、よく料理をする人ならまぁ作らないこの料理、実は結構お気に入りです。一人暮らしの男性や学生に独占させておくのはもったいない。火を通したキャベツの甘味はちょっとしたご馳走です。ポイントとしては、料理慣れしていると色々余計な事をしたくなりますが、グッとこらえてシンプルに止める事。具はキャベツとハムのみ、調味料は塩胡椒だけ。彩りにピーマンを少し入れようか、とか考えてはいけません。隠し味に豆板醤を…とかも駄目です。単純にキャベツ炒め。コレ最強です。

12/01/23(Mon)

土曜日の夕食は友人と外食、外食・特に中華系は量はそうでもないものの肉魚が多くて油も多く、胃にもたれます。ということで、翌日の日曜日は昼食抜き。私は元々昼夜二食体制なので、昼を抜くと夜だけの一日一食となります。勿論夕食の量はいつもと一緒。ここ数年、外食した翌日は一食というのが割とスタンダードになりつつあります。

思うんですけど、満腹って碌なもんじゃないです。たくさん食べて満足というのは人間の本能なので否定はしませんが、経験則上身体が軽くて快調なのは腹七分〜八分の状態。満腹というのは明らかに胃腸に負担がかかりますし、肥満にもつながります。そして肥満は万病の原因。いい事など一つもありません。というわけで、日曜日は一日一食。あぁ、厳密にはお茶とオレンジ一個を口に入れましたので、昼抜きとは言い切れませんが、この程度ならまぁノーカウントでしょう。

12/01/22(Sun)

ブックオフに寄ったらたまたま雑誌半額の日。で、一冊だけクウネルの随分古い号があったので、200円の所を半額の100円でゲット。いい買い物をしました。周囲にクウネルが好きだなんていうと、キモいオッサン認定は確実なので秘密です。が、結構面白いんですよ、クウネル。ちなみに好きなコーナーは、誰か一人の一ヶ月の食事を見開き2ページ・30枚ほどの小さな写真とコメントで綴った、“○○のただいま食事中”。人の食事を覗き見る感覚がたまらんです。週刊モーニングのとりぱんを知ったのも、ここで作者のとりのなん子(なんという名前…)さんのインタビューを読んだから。

同じ覗き見関係で“私たちのお弁当”も好き。雑誌に載るということで、相当頑張ってる風情が不自然といえば不自然なんですけど、サライに載ってた老人の朝食自慢コーナーのえげつなさよりはずっとマトモ。老人たちのドヤ顔が…。あのコーナーまだ続いてるんでしょうか。最近見てないから不明です。ラストの方に載っている、川上弘美の短編小説も良いですね。というかどうしてこの人、こんな発想で文章が書けるのか、不思議過ぎます。プロのもの書きって凄いなと思うのがこの人。決して、某選考委員を辞める事にした某都知事をもの書きとして凄いなとは思いません。

クウネル、大人のファンタジー雑誌だなんて揶揄されてますけど、ファンタジー上等。夢を見ない人間なんぞ、生きていく資格は無いのです。というわけで、ご飯を食べる時と、夜寝る前の睡眠導入本として、うちの心強い常連であります。

12/01/21(Sat)

東京、超寒いです。何年かぶりの寒い冬だそうで、寒さが嫌いな私にとってはいい迷惑。原発がアレなことですし、火力発電でバンバン二酸化炭素を排出して、どんどん温暖化を進めればいいんだ、なんて不吉な事すら考えてしまいます。まぁ当面はベターな選択、火力発電しかないんでしょうけど。

それはともかく、この時期になると決まって欲しくなるのがハクキンカイロ。もう何年も前から恒例のようになっていながら、まだ買ってません。ガスファンヒーターを使っていて思うんですよね、部屋全体を温めるのは無駄だなと。要するに、自分さえ温まればいいのです。そこでハクキンカイロ。起きている時は寝袋を開いたものを膝掛け代わりに使っているんですけど、コレとハクキンカイロを組み合わせれば無敵なんじゃないかと。

更に、色々調べているうちに豆炭カイロも良いのではないかという案が浮上してきました。着火の点ではハクキンカイロに一歩譲りますが、コストパフォーマンスは抜群。う〜ん、悩む。そうやって悩んでいるうちに春になるんですけどね。

12/01/20(Fri)

先日ラジオで、雪を見て喜ぶかどうかが大人と子供の分かれ目、みたいな事を言ってましたけど、勿論私は大人なので喜びません。寒い=湯鬱=出かけるのが嫌だ。雪なんて水が凍っただけですよ。似た様なものなら冷凍庫の中でも出来るじゃないですか。こんなものに喜んで、外を駆け回るなんて、所詮子供は子供騙しだな、なんて負け惜しみを言いつつも、とっとと暖かくならないですかねぇ…。

窓を開けて降る雪を眺める私が考えるのは、コレをなんとか有効利用できないかということ。もっと大量に降る地域なら、雪室とか夏場の冷房利用とか、色々あるんでしょうが、これっぽっち降っても何の役にも立たないっぽいんですね。白くてちょっと綺麗なだけ。えぇ、綺麗であることは認めますけど。まぁ、ここのところ都内はカラカラだったので、多少湿度上昇には貢献するんですけどね。

12/01/19(Thu)

今月はやたらと寒いので、外出も最低限。その結果、毎月1,000〜2,000円ほどかかっている間食代がいまだゼロです。買っているのは主にパン類。小腹がすいたら近所のスーパーでコッペパンとか焼きそばパンを買って食べてます。が、良くない習慣なのは重々自覚。このまま間食ゼロの習慣が定着してしまえば最高なんですけど、そんなに上手くはいかないでしょうねぇ…。

ここには、間食は身体に悪いvsそこまで健康オタクになって人生何が楽しいんだ、という大きな価値観の対立があります。間食に全く興味が無くなればそれがベストなんですけど、まだまだ無理でしょうね。でもせめて、冬の間だけは間食ゼロでいけると良いなぁ。

12/01/18(Wed)

本日の夕食は、納豆ご飯・大根と春菊の味噌汁・漬物(沢庵と白菜漬けの二種)・切干大根の煮物・ほうれん草のお浸し・イモガラのキンピラという、どっからどう見ても古き良き日本の伝統食で、自分的にもかなりハイレベルな食事ではないかと思っています。ハンバーグやカレーに憧れた時代もありましたが、それはもう昔の事。今や純日本食万歳、なのです。

そういえば最近、タニタの食堂がオープンして話題になりました。でも、アレってどうなんですかね。いや、悪いといっているわけではないですよ。コ○イチのカレーよりはずっと良いです。が、ああいう系統の食事って毎日継続的に食べてこそ効果があるもの。食生活って丸ごと全部考えないと、あんまり意味がないと思うんですよね。まぁ、流行ものってやつでしょうね。

12/01/17(Tue)

先日ラジオで、“今年はスマート家電が来る!”みたいな特集をやってたんですけど、家電にスマートさなんて必要なんですかね?たとえば冷蔵庫。スマートフォント連動して、外出先からでも中身が分かるので無駄な買い物がなくなるって言ってますけど、冷蔵庫の中身くらい自分の頭で把握しておこうよと思うのは私だけでしょうか。私は別に自分の頭に自信があるわけじゃありませんけど、冷蔵庫の中身は大体把握しています。よしんばダブって買ったとしても、それはそれで別の使い道を考えればいいだけですし。

私は機械に何でもかんでもやってもらうというのが好きじゃありません。むしろ、最低限の機能しかないシンプルな道具を上手く使いこなして最上の結果を得るほうに快感を覚えるタイプですので、スマート家電のコンセプトとは対極にあります。こんな人間が下手に増えたら、消費換気には全くつながらないので経済的にはマイナスでしょうが、少数が天然記念動物のように細々と生きていくのは問題なんじゃないでしょうかねぇ。

12/01/16(Mon)

下着(下)の手洗いをする様になって約一週間。特に負担感もなく毎日続けられているので、このまま順調に習慣化しそうです。となると、次の展望は手洗い範囲の拡大。洗濯機に回す洗物を減らす事で、洗濯機の稼動を減らせないかと狙っています。楽にできる物件の条件としては、生地が小さくて乾きやすいことが第一でしょう。と考えると、真っ先に浮かぶのが冬用の下着。コレは山用の非常に乾きやすい素材で出来ているので、むしろ下着(下)よりも手洗いに適しているといえるでしょう。ただ、こちらは下着(下)と違って直接肌に着けているわけではないので、毎日洗う必要はありません。洗う上手いタイミングを考える必要がありそうです。

あと、靴下。これも生地が小さいうえに毎日身につけるものなので、手洗いに移すのは割と簡単。この辺を全部手洗いに移行して、洗濯機を動かす頻度を10日に一回程度に出来ればいいなとぼんやり計画中。まぁ、電気代とか水道代に対するインパクトはたかが知れてますけど、こういうのを考えるのが好きなんですよ、結局。

12/01/15(Sun)

本日は愛用のルームソックスがほつれたので修繕。うちのルームソックスは脚の甲の部分と裏の部分、2枚のフリースを縫い合わせた形で出来ているので、その縫い目がほつれて穴があく事があるのです。ダメージが特に大きいのは親指の所と踵の所。まぁ、そうだろうなと思われる部分が見事にほどけるので、非常に興味深いものがあります。

一般的にこういう部屋着の寿命ってどれくらいなんでしょうか。私が知る唯一のサンプル、実家の場合はものにもよりますが2〜3年といった所のように思われます。しかし、私からすればそれは甘い。このルームソックスを買ったのは多分6〜7年前。親指と踵の部分は繕いの跡がたっぷりで年季入りまくってますが、まだまだ使う気満々です。私の場合部屋着の耐用年数は最低10年を想定しています。ですが、これはあくまで最低で、愛用のドテラは繕いながら30年近く使っているので、平均をとると15年くらいはいくかも。

実家の母としゃべっていると、彼女の世代は繕い=ボロイ・みっともないという感覚があるんですね。ギリギリ戦後生まれ、高度成長真っ只中世代というのも影響しているのかもしれません。私は逆で、繕いのあとは使い込んだ勲章とすらとらえていますから、生地自体が劣化して繕うたびに破れていくような事態になるまで直して使い続けます。物に愛着を持って大事に使うってのは、悪い事じゃないと思うんですけどね。

12/01/14(Sat)

本日は貰いもののウインナーを小さく切ったものと乱切りキャベツの炒め物。ウインナーは単体だと塩辛いし脂っこいしであんまり好きじゃないんですが、調味料の亜種としてとらえると結構使えます。そして王道のキャベツ炒め。別にたいした事はしていません。ただ、葉脈の太い部分だけは予め切り離して、火が通りやすいように千切りにしておき、その他の部分は乱切りにするくらいがひと手間。

ウインナーから脂が出るので油は少量、そこで潰したニンニクと鷹の爪を泳がせて、ウインナーとキャベツを炒めて塩胡椒するだけというシンプル料理なんですが、コレがキャベツの甘味が出て美味しいんです。シンプルに作っても十分美味いんだから、凝った料理なんて作る必要なくない?が最近のコンセプトになりつつあるような。お腹をすかせてシンプル料理で腹八分、単純ですけどコレ最強なんじゃないでしょうか。

12/01/13(Fri)

実家からのサルベージ品の中に煮凝りセットというのがあります。某有名デパート三○の品で、カニや鮑などの高級食材の煮凝りが、掌に乗るくらいのゼリーカップに入っているという品物。本来ならば私の大好物系なんですが、流石○越、どうしてこんなシンプルな食べ物をこんなに美味しくなく作れるのでしょうか。煮凝りなんて私だってそこそこ美味しく作れます。ゼラチン・出汁・味付けの三つしか要素がないんですから。

まぁ、本来煮凝りってのは鰈・牛筋などのゼラチン質を多く含む魚や肉で作るものであって、間違ってもカニや鮑で作るもんじゃないので、スターと地点からして間違っていると言えなくもないんですけどね。敗因はズバリ、味付けが変。普通に魚を煮て醤油ベースの味をつけるだけでは到底達成しえない異端の味がします。

まぁ、そもそも高級缶詰の類はあんまり好きじゃないんです。すぐに思いつくのが牛肉の大和煮。あの変に甘ったるくて歯応えが欠片もなくなったような肉、私はあれを肉とは認めません。あと蟹缶全般。蟹はどちらかというとダシとして評価しているので、はるか昔に加熱が済んでしまった蟹はダシガラとかわりません。逆に一番好きな缶詰は鯖(鮭も可)の水煮。骨までほろほろ、素材の味がストレートに出てて、缶詰はコレだよと思わされます。どこかの首相と一緒で、庶民派なのですね。

12/01/12(Thu)

先日の天気予報で、今朝は寒い・今年一番の寒さ・寒さの底、などと激しく脅されていた通り、ちょっと半端じゃない寒さで、寒いのが大嫌いな私は激しく迷惑しています。でも、布団の中は問題ないんですよ。前にも書いた通り、毛布と寝袋のコンビネーションの我が家に隙はありません。湯たんぽや電気あんかといった外部熱源無しでも驚きの温かさ。ちなみに首から上は、目深にかぶったフリースのキャップとネックウォーマーで完全防備したうえで、寝袋を頭からかぶって紐で絞っているので、外気に触れているのは口の周りだけという状態です。正直、このまま春まで冬眠できたらどんなに幸せかと、本気で考えてしまいます。

正月にエベレスト登山の番組を見たんですが、考えてみるとあんな所で寝る時は基本的にテント&寝袋だけなんですよね。湯たんぽなんて作る余裕あるはずないですから。それで凍死もせず、凍傷にもならず何日も過ごせるんだから、現代技術の粋を集めた寝袋は偉大です。エベレスト仕様の寝袋だったら、布団不要の寝袋単体で安眠できるんでしょうねぇ。

12/01/11(Wed)

今年になっての新機軸の一つに、下着を風呂の残り湯で手洗いしてしまおうというのがあります。理由は二つ。一つ目は勿論、残り湯をそのまま流してしまうのがもったいないから。せっかくコストをかけて温めたのだから、しゃぶりつくすように使い倒さないと損です。とはいえ、下着の手洗いで使える残り湯の量など知れているので、自己満足に過ぎないのは分かっているんですけど。

もう一つは洗濯機による布へのダメージ。冬場の私は下着(上)は汗もそんなにかかないということで2日に一回しか交換しません。下着(下)は毎日。このペースでずっと生活していると、下着(下)の方が明らかに早く布の消耗が進みます。どう考えてもこれは洗濯頻度の違いでしょう。ということで、少しでも布に対するダメージを減らすために手洗いに移すことにしたわけです。とはいえ、こちらは短い期間で結果が目に見えるものではないので、気長に年ペースでやらないと意味がないんですけどね。

12/01/10(Tue)

冬場は結構鼻水が垂れます。普通はここでティッシュペーパーの出番なのですが、あんな上等な紙を一回で使い捨ててしまうのは気が引けてたんですよね。今までは問題のない範囲で複数回利用して捨ててたんですが、今年より心機一転、実家からサルベージしてきた日本手拭いを使うことにしました。ちなみに外ではやりません、自宅内限定です。海外の映画で、ハンカチを使って鼻をかんでいるシーンが時々出てきますが、丁度あんな感じです。

日本手拭いの良いところは、なんといっても洗ってまた使えるところ。使用回数は実質エンドレスです。必要があればその日の風呂の残り湯で洗って(鼻水は水溶性なので洗剤も不要)、干しておけば次の日の朝にはもう使えます。何と素晴らしい。考えてみると、うちではティッシュペーパーの出番は殆どありません。以前はティッシュペーパーで窓拭きとかしてましたけど、今私がその場面に立ちあったら、後頭部をひっぱたく事確実です。

12/01/09(Mon)

昼過ぎの飛行機で東京に戻ってきて、こっちでの初食事(夕食)は、リンゴ半分&ほうじ茶のみ。いや、ご飯を炊く時間くらいはあったので、それっぽいメニューを組み立てる事は出来たのですが、最初はあえてコレ。向こうでの食事が重過ぎたので、解消という意味でも断食系にしてみました。

とにかく、肉魚の動物性たんぱく質が多いのが厳しいです。多いといったって、定食屋でとんかつ定食を食べる2/3くらい(感覚で)ですけど、いつもの食事はその更に半分くらいなので、内臓がもたれる感じが不快で。びろうな話ですみませんが、そういう食生活をして真っ先に実感するのが所謂お通じです。いつものはスッと出て紙で拭く必要もないくらいなんですが(拭きますよ)、肉魚が多くなるとブツ自体が粘ってこびりつく感じ。快便にならないんですね。

そして何となく胃が重い。コレ、ずっと世間の標準的な食生活をしていると慣れてしまって分からなくなりますが、野菜メインの生活にすると実感できるようになります。胃がんや大腸がんのリスクも下がる気がするんですが、この辺は単なる気のせいかもしれません。まぁ、馴染んだ食生活が一番ってことですね。

12/01/08(Sun)

知り合いに言うと驚かれるんですが、東京の家の回線はいまだに12MのADSL。それが実家に帰ってくると押しも押されぬ光回線にグレードアップするんですけど、体感速度が変わらないのが何だかなという感じ。少し前にニュースで、遅くて安い回線が売れていると出てましたけど、そうでしょうね。今は技術が進歩しているので、そこそこのものでも普通に使う分には困らなかったりしますから。

これまた先日のニュースで、LEDの次は有機ELだ、なんて言ってました。正直言ってもうですか、という感じ。そりゃま、色々メリットはあるんでしょうけど、古い技術だって馬鹿にしたもんじゃないですよ。省エネの流れに逆らってうちはいまだに白熱灯をバリバリ使ってますけど、月の電気代は2,000円くらい。灯りなんてどんなに使おうが一般家庭じゃ大して消費電力変わりません。それよりは暖房を止めて厚着にする方がよっぽど省エネ。というわけで、今年も昨年までと変わらず、“二歩も三歩も遅れたテクノロジーで快適に暮らす”をモットーに楽しく暮らしたいと思います。

12/01/07(Sat)

実家暮らしも今日までなわけですが、東京と田舎どっちがいいかといわれたら、どっちもどっちで一長一短です。が、田舎の方が圧倒的に良い点の一つに水があります。うち、いまだに井戸水なんです(というか、上下水道がまだ来ていない地域です)。東京の水も随分美味しくなったとブラタモリで特集されてましたけど、やっぱり美味しい井戸水には敵いません。私が実家に戻ってまずする事はいまだに、コップに水を注いで飲む事だったりします。

思い返せば、私が上京して初めて住んだ千葉県のM戸市で最初に飲んだ水道水は厳しいものがありました。今から20年も前の話なので、今では随分変わっているかもしれませんけど、井戸水に慣れた私にはうがいすら辛かったものです。すぐに近所で井戸水のあるお宅の人と仲良くなって、水を貰えるようになったので随分助かりましたが。東京にはいまだに井戸が沢山ありまして、実際私が住んでいるアパートの隅には、庭木に水をやるための井戸(電動ポンプでくみ上げて普通の蛇口形式)があります。が、流石に飲む気にはなれないんですよね。蛇口から美味しい水がタダで出てくる、コレって結構凄い事だと思います。

12/01/06(Fri)

帰省時恒例、サルベージ品の選定をしています。付きあいの多い田舎暮らしでは貰い物も多いのですが、うちの両親は意外と好き嫌いが多くて、好みでないものは完璧に放置されます。そんなものを持ち帰るのが毎回のイベント。レギュラーなのが生うどん。親戚がうどん工場を経営しているので、結構な頻度で手に入るのですが、茹で時間2分半の素麺ですら面倒臭いと嫌がる母が、茹で時間12分のうどんなど食べる筈がありません。コレはあればまずサルベージ。素麺・蕎麦の類も同上になります。

私が割と好きな干し芋も大量に。コレは干し芋用のサツマイモを繰り返し使った茹で汁で茹でてから干したもので、炙って食べると最強。こっちのように石油ストーブがあればよいのですが、東京の家ではガスコンロになってしまうのが玉に瑕。作るのは好きだけど食べるのはそうでもない実家では、持て余しているのです。今回のスペシャルとしては利尻昆布。実家ではダシの元を使うので…以下省略。まぁ、良いですけどね。利尻昆布なんて用途がありすぎて困ってしまいます。あとは自家製の沢庵&白菜の漬物。こちらも作るのは好きなんですが、食べるのはそうでもないので…。私だったら消費量から逆算して作りますけどねぇ。

12/01/05(Thu)

実家暮らしで明らかに数kg太ってしまい、危機感を覚え始めています。今週末まで滞在予定なので、なんとか状況が悪化しないように気をつけねば。原因は分かりきってまして、ストックに対するコンセプトの違いです。私の場合は常にちょっと足りないくらいをベストにして在庫その他をキープします。が、うちの母親はちょっと余るくらいをベストにしています。この差は大きい。ちょっと余るくらいをベストにするということは、常にロス・廃棄品が出ることが前提になっています。が、私はそれを我慢できないので、つい食べてしまうんですよね。

あと食事のおかずにしてもコンセプトが少し違います。こっちは私の食事に比べて段違いに肉・魚が多い。家の畑で野菜がナンボでも取れるんだから、それメインで組み立てれば良いのにと思うんですけど、野菜はあくまで付け合せ的ポジションなのです。健康になりたければ肉・魚、明確には言いませんけど、一昔前の考え方が染み付いているような…。というわけで、私の場合は一人暮らしのほうが身体にいい食生活になるという、世間とはあべこべの生活をしています。あぁ、あの粗食が恋しい。

12/01/04(Wed)

先日はNHKの日本の話芸で小さんの花見長屋を見て和む正統派の正月を過ごしました。でも、こんなのは稀で、去年のあのデジタルテレビ騒動は一体何だったんでしょうか。いや、極たまに面白い番組があるのは認めますが(ブラタモリとか)、地デジテレビを買って、受信料払ってまでするほどの事かなと。別にテレビなんてなければないでどうとでもなるんだけどな、というのが私の正直な感想です。

テレビが無ければラジオを聴けば良いじゃないの、とか、ネットを見れば良いじゃないの、とか色々ありますが、今のご時世そんなにテレビに拘る必要はなくなっているように感じます。が、実家のあるド田舎集落ではBSに加入していないのはうちだけで、それですら噂になっているのに、テレビまで捨ててしまったら一体どうなるのかと。それはそれで面白そうなので、やってみても良いんじゃないかと思ってしまったりするのですけれど。

12/01/03(Tue)

もう既にお正月料理には飽きました。普通の味噌汁とご飯にとっとと戻りたい今日この頃です。ですが、お正月グッズが山ほど残っている現実を前にすると、贅沢も言ってられません。というわけで今日は餅。実家で餅というと何故か、焼いて三温糖というのが定番でした。が、私は過度に甘いのは好きじゃありません。なので、私の場合は焼いて大根おろし醤油。もちと言うのはそもそもご飯ですから、大根おろしと醤油が合わないわけがありません。いやむしろ、ゴールデントライアングル。ただし、餅はギュッと凝縮しているので、食べる量はあくまで控えめに。

実家でしか出来ない事として、餅をストーブで焼くというのがあります。ストーブ最高。最近火事を恐れて生火を過度に怖がる風潮が出来てきたのは嘆かわしい限りです。また、先日家を建てた友人によると、水分が出るという理由からも新築住宅ではストーブ禁止との事。持ち家なんだから、多少結露しようが別に構わないと思うんですが。というわけでストーブ。目の前で火が燃えて餅が焼けるのは見ているだけでも楽しいです。石油ストーブはもっと見直されても良いと思うんですけどねぇ。

12/01/02(Mon)

というわけで腹痛も治まり、通常営業に戻ったと信じたいのですが、一応気をつけて消化に良さそうなものだけを食べる正月二日目。メインは伊勢海老。先日おせちの中に入っていた伊勢海老(小)の身は家族が食べまして、殻と頭の部分をとっておいたのです。コレをキッチンバサミでバラバラにしまして、少量のバターで軽く炒めたものを味噌汁に仕立てるのが最高に美味しいのです。ちなみに具は刻んだ葱を少々のみ。コレを食べてしまうと、身の方など単なる前菜にしか思えなくなる不思議。私にとっての正月の伊勢海老といえばコレです。

あとは刺身の残りをヅケにしたもの。これを炊き立てご飯にのっけまして、軽く海苔をまぶしてヅケ丼とします。具はマグロ・イカ・タイといかにも正月にありそうな豪華バージョン。私、おせち料理って大して美味しいと思わないんですよ。基本的に冷菜ばかりですしね。それに比べてこの再利用レシピは温かいし、素材の旨味を引き出しているしで、ワンランクアップです。ビンボ臭いのは否めませんけどね。

12/01/01(Sun)

新春早々お腹を壊しまして、朝から大変です。気がついたのは初詣にいくべと車に乗って現地に着いた時。寒風がお腹を直撃した瞬間にコレは無理だと自覚しまして、そのまま自宅に戻ってもらって私だけリタイヤ(自宅から神社までは車で30秒)。あとはずーっとコタツに入って身体を温めながら、撮り溜めておいてもらったブラタモリを見てました。無論、おせちなんてとんでもない。今日口に入れたものといえば、お茶が少々と焼いた餅に醤油大根おろしをのせたものをほんの少し。私の記憶の中でもトップを争うレベルの切ないお正月です。

ちなみに、うちが毎年お参りしている神社は、鎮守の森の中の小さな社といった風情で、その名も○○神社(○○は私の本名の姓と一緒)。この辺一体は○○という姓が集落の殆どを占めており、この神社は集落の守り神というか氏神というか、そんな存在なのです。東京にいれば明治神宮みたいな大きな神社へのお参りになるのが普通なのでしょうが、こういう神社へお参りできる田舎ってのは割と良いなと最近思ったり。まぁ、厳密には今年はまだお参りできてなくて、明日行く予定なんですけどね。

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