2013年9月

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13/09/30(Mon)

職場で、今欲しいものはスケーラーと表明されたら、相変わらずの変態認定されてしまいました。耳掃除が好きな人はスケーラーも欲しがると思うんですけど、誰も聞く耳を持ってくれません。別にいいですけどね、私は私の道をいきますから。で、もうちょっと一般受けする物欲はないものかとしばらく考えて、そういえば七輪が欲しいかもと思い立ちました。

七輪、今時現役で使っている家は、うちの鋳物コンロよりも更に少ないでしょうが、七輪はロマンです。最近、河原で炭焼き一人バーベキューをする動画を見まして、やっぱり炭焼きはロマンだなと。縁側で自作焼き鳥を焼きながらのんびり晩御飯とか超憧れますねぇ。ただ、こっちはスケーラーよりは遙かに実現可能性は低いです。そもそも都心に住んでるので煙はあんまり出せませんし、習慣的に炭火を熾して焼き鳥をする様になるかと考えると、多分最初の数回で飽きてお蔵入りになる可能性が極めて濃厚。楽しいと思うんですけどね、自宅で七輪でバーベキューとか。

13/09/29(Sun)

最近やたらと下の前歯2本の間に歯石が溜まるのです。他の部分はそうでもないのに、ここだけは2週間ほどすると白い固形物が固着します。まぁ痛くも痒くもないので放っておいて、半年に一度の歯科検診でとってもらえばいいのですが、そこは趣味の変さに定評のある私ですから、安全ピンの針でガリガリと削っています。耳掃除が好きなのも同じ趣味の延長線上ですが、こういうの大好きなんですよね。ツルツルの上についた異物がガリガリと剥がれていく感触がたまりません。

というわけで、物欲が無いと有名な私が最近欲しいものは、歯医者で使われているスケーラーと呼ばれる器具です。多分誰でも見たことのある、先が鋭い爪みたいになっているアレ。確か東急ハンズに行けば千円程度で手に入ったはず。何かついでがあれば絶対に買って来ようと思っているんですが、あちら方面に最近用が無くて。でも、今年中には絶対にゲットします。

13/09/28(Sat)

先日懐かしのマスターキートンの話なんて書いてしまったもので、漫画についてちょっと。20代の頃は漫画大好きで、10誌位の漫画週刊誌に目を通していましたが、いつの頃からかサッパリ。最近の漫画は〜なんて言うつもりもないんですが、これもオッサンになったという事でしょうか。そんな漫画離れが著しい昨今、それでも割と楽しみにしている漫画がいくつかあります。

1.週刊モーニングの“きのう何食べた”結構有名ですね。ゲイのカップルの日常を食生活に重点を置いて描いた漫画。ゲイといって想像される生々しさは全くありません。何気ない日常で、登場人物達が普通に美味しそうな料理を食べるだけ、なんですがコレが良い。2.ビックコミックの“Blue Giant”前作の“岳―みんなの山”は結構有名ですがこっちはそうでもありません。ジャズトランペッターを志す青年のお話。主人公がバカみたいに純真で、その純真さをエネルギーに突き進むというのは相変わらずですが、好きなんですよねぇこういう話。3.週刊モーニングの“宇宙兄弟”これも有名ですね。一度は諦めた宇宙飛行士という目標に向けて頑張る主人公のお話。登場人物のカッコイイおっさん率がとても高いのが素敵です。…の三つくらいですかね、今楽しみにしている漫画といえば。1はともかく2と3は割と方向性が同じ気がします。

13/09/27(Fri)

ニコニコ動画で密かに敬愛するベア・グリルス先生のサバイバル動画食事特集がアップされていたので鑑賞。相変わらずのベア・グリルスっぷりに感動です。多分ほとんどの人が知らないでしょうが、ベア・グリルスというのはイギリスの冒険家(元英軍空挺部隊の軍人さん…だったかな)。氷河のど真ん中とか砂漠のど真ん中からサバイバル技術を駆使して生還するというドキュメンタリー番組がディスカバリーチャンネルで作られています。

この動画、初っ端からまさにフルスロットル。サバンナから生還するために、水分とミネラルの補給としてフレッシュな象の大を絞って飲むところからはじまり、鹿は食べたものの消化率が悪いのでフンは万能栄養剤として食えるとか。スカンクは毛皮ついたまま日の中に放り込んで臭腺のある下半身を捨てて食べるそうですよ。海辺で帆立貝(牡蠣となってましたけどどう見てもホタテ)の貝柱を取り出し、SUSHI!と言い張りながら食べるのが可愛かったり。昆虫の踊り食いとか極普通なので、そういうのが苦手な方は見てはいけません。考えてみれば昔大好きだった浦沢直樹の漫画マスターキートンの主人公もベア・グリルスと同じSASの元隊員で、砂漠でサバイバルとか似たような事やってるんですよね。サバイバルってイギリス軍の伝統なんでしょうか。

13/09/26(Thu)

ちょっと風邪気味なので大事をとって今日は茶粥。本式のお粥は米から炊くものなんですが、うちではご飯の冷蔵ストックがある時はそこから作ってしまいます。ミニ土鍋に0.5合分のご飯をお茶ひたひたゆっくりと煮て、最後に塩で味を決め、梅干しを添えるだけ。こうやってお粥を食べていて思うんですが、中国圏って朝食にお粥って結構ポピュラーですよね。私も昔香港に行った時にチェーン店で朝食粥を美味しく食べた記憶があります。お粥って見た目からして消化にいいですから、下手するとパン(油そののものバターたっぷり)&珈琲(ザ・刺激物)&ソーセージ・卵(言わずもがな)の西洋風朝食よりも実はずっとヘルシーなんじゃないかと思ったり。

そういえば、一度やってみようと思いながらそのままになっているのが壇一雄が著書の中で書いていたゴマ粥。詳しいレシピは思い出せないのですが、胡麻油1カップで数時間かけてとろとろのお粥を炊き上げるというもので、材料の豪快さとかかる時間の長さに未だ手が出ず。今の日本人、カロリー過多と言われてますんで、ひょっとしたら伝統的なザ・日本の朝食よりもむしろお粥の朝食の方がヘルシーかもしれませんね。

13/09/25(Wed)

いつも職場に行く時はお弁当を作っていくんですが、先日はどうしても作る時間が取れなくて、久しぶりに近所のスーパーでお弁当を買ってきました。いつもなら無難に幕の内系を買うのですが、この日はどこかおかしかったのでしょう、いつもなら絶対に手を出さない系の和風キノコスパが妙に美味しそうに見えてしまったのです。それがこの日の悪夢の始まり。

私、自炊でも外食でも基本的に出されたものは全部残さずに食べる主義です。が、本当に久しぶりにこの例外が発動してしまいました。とにかく不味かったのですよ、この和風キノコスパ。パスタなんて不味く作りようがないじゃないかと思うのはこういうものを弁当で買った事のない私の浅はかさ。味付け云々と言うよりもパスタがノビノビなのが痛かった。アレはパスタではなくもはや水で捏ねた小麦粉の塊です。それがペペロンチーネとかナポリタンのように油多目の味付けだとまだしっとりさを誤魔化せたかもしれませんが、頼んだのが間の悪い事に和風キノコスパ。当然油控えめで醤油ベースの味付けは小麦粉の塊を誤魔化してくれませんでした。結局1/3は食べられずに廃棄、痛恨です。思い返してみれば惣菜の蕎麦もあんな感じですね。食べる前に水で洗ってしっとりさせると食べやすくなるというアレと全く一緒。また一つ学んでしまいました。

13/09/24(Tue)

週刊モーニングの一番最後に、ナチュラルライフを送る漫画家のコミックエッセイ?的なものが連載されていて、毎週ではないですが読んでます。雑木林を買い取って自分で開墾、自分でログハウスを建てて暮らしているというかなりの気合入りっぷりで好きなんですが、最近川魚の刺身がとりあげられていてちょっと疑問に思いました。山女だか岩魚だかを釣り上げたあと、首周りにぐるっと切れ目を入れて皮を剥ぎ取り、腸を抜いてそのままかじりつくと美味いというもの。そりゃまぁ美味いでしょうが、寄生虫は心配ないんですかね(無論、記事の最後に自分で食べる場合は寄生虫のリスクは自己責任で…との注意がありました)。

私は子供の頃から、川魚には寄生虫がいることがあるから生駄目絶対、と言われて育ちましたんで、鮎や山女の刺身を出すところでもよほどの事がない限り刺身は頼みません。いえ、食べたことはありますし美味しいとは思いますけど、本能的なリミッターみたいなものが外せないのです。それに塩焼きでも十分美味しいですしね。ただ、ネットで調べたり、身近な川魚刺身容認派の人に言わせると、確かに寄生虫のリスクはあるけれどそれは非常に低いので、当たった時は当たった時だと言います。その辺数字としては何%位なんでしょうね。まぁ私としては川魚の刺身を食べないと飢えて死んでしまうようなケースならともかく、普段は塩焼きにしますけどね。

13/09/23(Mon)

オーストラリア産ですけど、牛ロースステーキ用が半額だったので、つい衝動買いしてしまいました。まぁたまにはいいんじゃないでしょうか。で、今回の企画。どこかで油の多い肉に山葵を添えて食べても全然効かない、というのを読みまして、本当かなと。ちなみに山葵は残念ながらチューブ山葵。でも、コレが本当に効かないのですね。油に包まれるとあの揮発成分が無効化されてしまうんでしょうか、山ほど山葵をぬたくっても全然効きません。

確かデイリーポータルZでしたか、大トロに山葵をあわせるという企画があって、そこでも山葵はちっとも効かないという結論でした。油との相性が良くないんですかね。ちなみに今回のステーキと合わせたヤツ、確かに辛味はなくなりましたけど風味は残ってて、相性は悪くないかなと。でも、個人的には辛い大根おろしの方が合う様な気がします。まぁ、ステーキなんて早々食べる機会はないので、私の中での重要度は低いんですけど。

13/09/22(Sun)

先日ちょっとお高い店で夕食を食べたんですが、カウンターに親子連れが座ってまして(父・母・娘)、その娘がずーっと携帯ゲームで遊んでいるのですよ。あれってどうなんですかね。ちょっとお高い店なので、店内もそれなりに凝った雰囲気作りをしているのですが、携帯ゲームに熱中するガ…娘さんのおかげで割と台無し。というか、ああいうのって親が止めないものなんですかね。

まぁ、子供づれで外食をする時の難しさってのはあると思います。ですが、やっぱりTPOってのは守るべきだと思うのですよ、ファミレスに行けとは言いませんけど。ファミレスでも暴走行為をするお子様方は大変ご迷惑ですし。あと、個人的には寿司屋に来て子供にオレンジジュースなどの甘い飲み物を頼む親も絶滅して欲しいと願っています。子供の舌、バカになりますよ。まぁ、もう既にバカになっているから注文してるんでしょうけど。

13/09/21(Sat)

必要があって銀行の口座を新しく作ることにしました。が、これが思った以上に超大変だったのです。私がその銀行で口座を作るのは二つ目。特に何も考えず、身分証明用の運転免許証と印鑑持って出かけたんですが、“基本的にお一人様一口座までなので…”と言われて新しい口座の使用目的を根掘り葉掘り聞かれてしまい、何だか犯罪者扱いされているみたいでかなり不愉快。

理由は簡単で、今流行の振り込め詐欺のせいです。口座が転売されてそういう犯罪に悪用されないために、口座の使用目的をはっきりさせて、なるべく新しい口座の作成を絞るという事なのでしょう。でも、普通に社会人を送っていたら、複数の口座が欲しくなる事なんてザラにあるわけで、仮にそれが10個目・20個目の口座だとしたら断られても当然だと思いますけど、2つ目であの厳しさはちょっと。まぁ、向こうさんとしてもどこで線を引くかの問題は難しいんでしょうけど。何はともあれ、今後はなるべく手持ちの口座で何とかしようという思いを更に強くしました。

13/09/20(Fri)

ストックのジャガイモに芽が出始めたので、ジャガイモ消費強化週間発動。実家で取れたジャガイモはやたら大きい(拳2個分位〜)・あばたの様な傷がところどころについている、という代物なのでとても商品にはなりませんが、食べる分には問題なし。ちなみにあばたは、土をキッチリ消毒していないからできるのだと両親は言ってますけど、どうなんですかね。素人農家で売るつもりがないので、そこまでしないみたいです。

ジャガイモはハッシュドポテトがお気に入り。すりおろしたジャガイモと微塵切りの玉葱につなぎとして小麦粉少々を加え、塩胡椒で味付けしたあと、フライパンで両面こんがり焼いてパンケーキのようにします。ここに柔らかめに仕上げたスクランブルエッグをそえて完成。卵と本体を少しずつ同時に食べるとコレ最高。1食分当たりのコストは多分20〜30円といったところですが、コストを大幅に上回る満足度です。何となくオシャレですしね。

13/09/19(Thu)

今年最初の秋茄子が手に入ったので、煮物にしようかと思ったんですが、よく考えるとカボチャの煮物がストックされているので今回はパス。で、二番目の定番の茄子炒めにしました。といっても、茄子と肉類を炒めるいわゆる茄子炒めではありません。茄子はヘタを落として皮付きのままやや厚めのスライスにします。定番だとここで、アクを取るために水に晒すんですが、面倒なのでパス。というか、最近の茄子でアクが強くて食べられなかった経験ってないんですが、本当に水晒しって必要なんですかね。それはともかく、スライスした茄子は油多目にひいたフライパンで両面焦げ目がつくまでじっくり焼き、皿にとってから葱微塵切り・鰹節たっぷりを振りかけてから醤油を回しかければ完成。超簡単です。

茄子は油とよくあうというのはド直球のセオリーですが、ここに葱・鰹節・醤油の三点セットが加われば、不味い筈がありません。コレ、茄子の季節になると何度も作る定番で、ご飯にもバッチリマッチします。煮物だったら冷蔵庫から出すだけなので、手間はややかかりますが、主菜にもなりうるってのがポイント高いですね。

13/09/18(Wed)

先日貰ったナメタケ瓶を開封して、ちょびちょび食べてます。味はまぁ、可もなく不可もなし。自分で作ったらずっと美味しいものになる自信はありますけど、市販品だったらまぁこんなもんでしょというレベル。ですが、個人的に許せないのは瓶の方でした。ウニに使われている瓶と言えば分かる人にはわかるでしょうか。楕円柱の真ん中あたりを潰した形、というのもちょっと違う気もしますが、そんな感じ。この瓶、もの凄い上げ底なんですよ。

まず、ガラスが異常に厚い。ですんで、内容量は当然少なくなります。真ん中が潰されているので、内容量は更に少なくなります。運搬になんのあった時代ならともかく、今時こんなに厚くするってのは、上げ底目的以外に考えられません。法律で取り締まる以前に、売り手側の傲慢というか怠慢というかが見えて、嫌な感じです。ホント、このウニ瓶(と勝手に命名)絶滅してくれないものですかね。ちなみに、google先生で調べたところ、内容量70gのウニ瓶の瓶の重さは320gだったそうです。全重量の8割強が瓶とか、真っ当な商売じゃないですね。

13/09/17(Tue)

すっかり涼しくなって、過ごしやすくなりました。食べ物は美味しいし、やっぱり開きは最高です。ところで、涼しくなって一変したのが水分摂取量。汗をかかなくなったので、体が欲しなくなったんでしょう、がくっと減りました。真夏の盛りだと、一日あたり冷やした水が1.5リットル&お茶が0.5リットルで計2リットルといった所でしょうか。自分でもちょっとこれは飲み過ぎだと思っていて、ひょっとして少し塩を混ぜれば飲む量が減るのではないかとも思うのですが、塩分の摂り過ぎ=体に大ダメージの印象が刷り込まれている世代としては、どうしても踏み切れず。

ちなみに現在は冷水の需要がほぼ無くなり、お茶0.5リットルのみとなっています。それも、ダイレクトに飲むのではなくて半分は食事の際のお茶漬けとして。勿論お茶は自作です。ところで、職場にスポーツ飲料をがぶ飲みする人が結構いるんですけど、あれってどうなんですかね。塩分・ミネラルよりも明らかに糖分の多い構成で、あんなの日常的に飲んでいたら、糖尿病一直線だと思うんですけど。

13/09/16(Mon)

毎月届くゆうパック小包、今月は梨でした。流石九月も半ばになると季節感が漂ってきますね。秋刀魚も食べたい時期になりましたが、今年はやたらと高いみたいで当面見送りか。それはともかくゆうパック。こういう小包が届いた時まずすべき事、それは検品です。異論は様々あるでしょうが、うちに来る小包(郵便局・佐川・ヤマト)の中で一番危ないのは群を抜いて郵便局です。流石元親方日の丸組織の面目躍如といったところでしょうか。困った事に荷物の扱いが荒いのです。

しかし今回、荷物が届いた時にちょっと手が離せない事をしていたために、この検品を怠ってしまいました。まぁ大丈夫だろうと高をくくったのですね。その結果、夜中に妙に甘酸っぱい匂いで目が覚める私。そう、梨のうちの一つが(一つでよかった…)潰れて発酵してたんです。届いてから気付くまで約6時間、もっと早く気付いていれば食べられる部分をもっと残せたのにと結構後悔。

ちなみに、傷んだ梨は丸ごと捨てるわけではなく、食べられるところは食べます。この辺、果物によって処理方法が違うのが面白いです。梨は傷がつくとすぐに発酵して液状になるので、流水でその部分を洗い流せば簡単に食べられる所が残ります。ミカンやリンゴの場合はナイフで傷んだ所を切り取るしかないのが対照的。リンゴは梨に比べるとずっと傷みに強くて、落として傷がついても傷みはあんまり広がりません。梨は油断するとあっという間に半分くらいは液体化しますね。今回のがリンゴだったら良かったのに…。

13/09/15(Sun)

関東は台風直撃コースに当たるようで、朝から台風っぽい雨が降っています。ずっと降り続くわけではなく、間断的に強い雨が降るパターンですね。ニュースではアナウンサーが深刻な声音で“水の被害に十分注意してください”なんて言ってますけど、私の内心はワクワクです。子供の頃から台風って非日常の到来みたいで楽しいんですよね。小学校が休校になったりしたらもう最高。雨戸を閉め切ってロウソクをつけた部屋でラジオに耳を傾ける、なんてなかなかないですから。

ところが、最近の台風は空気が読めないというか何と言うか。直撃とか言いながらも直前でそれてしまったり、直撃してもさほどの影響が出なかったり。この辺は東京電力の社員さんが地味に頑張っているからかもしれませんけど、東京に出てきてからこっち、停電に遭った記憶がありません。雷が鳴ると一応警戒してパソコンやモデムの電源を引っこ抜くんですけど、一度も停電無し。たまには非日常を味わいたいというのは、ぬるい都会人の贅沢なんでしょうね。

13/09/14(Sat)

先日煮たカボチャがやたらと美味しいのです。私の人生で三本の指に入るくらいのレベル。特に変わった調理方法を使ったわけではなく、ただ煮ただけ。砂糖多めで塩・醤油がほんの少々、ダシは無しの甘めに煮たのですが、何でこんなに美味しいのというくらい美味しい。コレは元が違ったに違いないと思って実家に確認すると、“ちょっと高い苗を使ってみた”との事でした。実際値段を聞いてみるとホントにちょっとで、通常品と100円も違いません。こんなに違うものなんですね。

考えてみると、苗のクオリティって結構重要かもしれません。実家では毎年スイカを作っているんですが、コレがお世辞にもあまり美味しいとはいえなかったのです。が、ある年、たまたまこれまた“ちょっと高い苗”を使ってみたところ、クオリティが大幅アップ。色や縞に斑があって見た目はそんなに良くないのですが、味はその辺のスーパーで売っているものと遜色ないものになってました。しみじみと、苗って本当に大事。無論、育て方の上手下手はあると思います。でも、今時それ関係の書籍・ネット情報は山ほどあるので、ちょっと調べれば昔の名人にやや劣るくらいのノウハウはすぐに手に入れられるのです。消費税も上がる今日この頃、これからは畑持ちが人生の勝ち組ではないかと思ったり。

13/09/13(Fri)

味覚の変化って確かにありますよね。子供の頃あんなに美味しいと思っていたものが差ほどでもないと思うようになりますし、逆もまた然り。私、子供の頃はなめたけが大好きだったんですけど(渋い!)、何十年かぶりに食べたなめたけが全然口にあわなかったのです、主に化学調味料のせいで。なんですか、あの旨味の多用っぷり。しかしまだまだ瓶にはたっぷりのなめたけが…。この際ひらきなおって茸ご飯の素に転用するべきか真剣に検討中。

ちなみに、2〜3度作ったことがありますが、自作のなめたけは普通に美味しいです。エノキダケをメインとして、シメジ・舞茸など適当な茸(椎茸は駄目)をザク切りにして、昆布・鰹節出汁の醤油味でサッと煮るだけ。瓶詰めなめたけのように長持ちはしませんが、ご飯のおかずとしては簡単・美味しいと普通に及第点を出せます。原材料に必ずといって良いほど含まれるアミノ酸等は絶滅してしかるべしだと思うのですよ。

13/09/12(Thu)

大家さんが何故か分かりませんがレトルトカレーを沢山くれました。ありがたいことです。わざわざネットで調べたわけではありませんけど、私がたまに買う1食89円の最安値品よりはずっと高級っぽいブランド。正直言って、どうせくれるのなら小麦粉とか油とか、もっと原料に近いものの方がずっと嬉しいんですけど、そんなのくれる人いませんしね。というわけで、早速実食。たいして期待していないので、とっとと消費してしまうのです←酷い。

うーん、やっぱりレトルトはどんなに高級っぽくても、レトルトですね。私の舌には89円レトルトとの違いがサッパリ分かりません。5合目を過ぎると格段に食べるのが苦しくなってくる点とか、翌朝異常にお腹が緩くなる点とか。いえいえ、レトルトカレーを全否定しているわけではないんです。うちの近所のスーパーにも1食500円くらいする高級ブランドがありますから。でも、レトルトカレーに500円使うのなら、同じ金額でずっと美味しいものが食べられると思うんですよねぇ…。

13/09/11(Wed)

本日の一品はカボチャの煮物。丸ごと一個のカボチャに最初に包丁を入れる時って結構迷います。丸ごとなら2〜3ヶ月平気でもつんですが、切ってしまうとすぐに傷みが始まるので。今回は1/4は煮物に、1/4は味噌汁用にキープ、残りの1/2はとりあえず濡れ新聞紙で包んで保存です。

ところで、カボチャの味噌汁ってどうなんですかね。私は平気ですけど、カボチャで味噌汁なんて…という層も結構あるっぽいです。あとジャガイモの味噌汁も同様。○○はいかがなものか…という奴の範囲を広げれば、お好み焼きをおかずにご飯を食べる、というのもそうかも。でも、私の中には基本的にこの類の食のタブーは存在しません。カボチャで味噌汁、普通に美味しいですよ。ほっくりと火の通ったカボチャと味噌がよく合います。○○は駄目、と頭から決め付けてる人って、色々損してると思いますね。

13/09/10(Tue)

先日もここに書きましたが、ラジオの番組が最近とみに鬱陶しくなってきたので、久々の無音フェア開催中。聞きたい番組がある時はつけますけど、それ以外はスイッチオフ。手持ちのCD(古い…)も結構ありますけど、そっちも使わない方針で。過去に何度かやったことのあるこのフェア、3日目くらいで何となく物寂しくなって、元の状態に復帰するのが常なのですが、今回は一週間くらいこの状態が続いています。歳のせいでしょうかね。

無音生活を続けていておもうのは、日本人の詫び寂びです。昔の人は風流だった、虫の音や風の音、草木の移り変わりに繊細に心を向けていた、なんて言いますけど、全然違うと思います。現代人はテレビ・ゲーム・本といった風流よりもずっと刺激が強いものが周囲に溢れているからそっちに興味が向いているのであって、それが無くなれば結構自然に風流に目がいきます。逆に言えば、昔の人はそれしかなかったから風流だったとしか思えないのですよね。似たようなケースとして子供のゲームがあります。昔の子供は外で元気に遊んだものだ、なんて回顧する人がいますけど、その考え方はフェアじゃないと思います。昔の子供にゲームを与え、それでも外で遊ぶようなら、昔の子供は…と言えるんじゃないでしょうか、不可能ですけど。結局何をいいたいかというと、無音生活をすると、格段に自然の移り変わりに目がいくようになるけれど、それは別に風流でも何でもなく極自然な事だってことです。

13/09/09(Mon)

いきなり涼しくなってきたので、お久しぶりの長袖シャツ登場。そして順調に蝋臭い。いわゆるオッサンの加齢臭ですね。もう、言い繕うことすらしなくなるくらい慣れてしまいました。勿論、シーズン終わりに片付ける前にはきちんと洗濯しているんですよ。ですが、雑巾を考えてみてください。どんなに頑張って手洗いしても、灰色になった生地が元の白に戻る事はありえません。それと同様に、30分やそこら洗濯機で洗ったからといって、汚れが全部落ちるわけではないのです。まぁ、その場は誤魔化せる位落ちているのと、洗剤の香りで誤魔化されているんでしょう。それが半年の時間の中で脂の酸化などによって臭いが復活すると言うのが、私の予想です。

子供の頃は疑問だったんですよね。シーズン終わりに衣服を洗ってしまって、シーズン初めにまた洗って着る。もう洗っているから良いじゃないかと思ったものですが、やっぱりきちんとした理由がありました。ちなみにこのシャツはもう何年着ているのか分からない年代物。アクリルの耐久性の強さはハンパじゃないです。流石に袖口は随分傷んできましたが、家の中限定できてますし、都度繕ってますんで問題なし。このシャツがあと2枚あれば、死ぬまで部屋着には困らないかと。

13/09/08(Sun)

ずっとテレビを持たずラジオ派を自認していた私ですが、ここに来てまた少し状況が変わってきました。最近はラジオも五月蝿くなってきたのです。テレビの影響なのか、芸人がやたらと騒ぐ番組が多くて、ホント閉口。週末NHKの夜の時間帯なんてその際たるものです。民放に逃げようとしても、そっちはそっちでやっぱりお笑い系という。各局一斉に野球放送をしてしまうのもそうですが、多分マーケティングでこの曜日のこの時間帯はこういうニーズが一番大きいというのがあって、各局それに沿った番組を作るんで、どう時間帯の番組はどれも似たり寄ったりになるのかなと愚考。

あと、たまにある音楽番組も劣化と言うか手抜きと言うか。先日のはもう何番煎じになるのか分からないEarth, Wind & Fireで、一曲目は九月に入ったからということでSeptember。一応君達プロなんだから、もう少し考えて捻りなさいよという感じ。その後も単純にベストアルバムをランダムにかけているような選曲で、うんざりして2曲目で切りました。以前は結構楽しみにしていた、土日夕方の地球ラジオも最近は…。世界各地からの情報やリポート番組と謳っているのに、何が楽しくてAKB48をかけるのかサッパリ意味不明。

じゃあ楽しみにしている番組はあるのかと聞かれれば、今の所二つ。土曜午前の“世界の快適音楽セレクション”と、日曜午前の“安住紳一郎の日曜天国”。世界の快適音楽セレクションは選曲が神。安住紳一郎の日曜天国はトークが素敵。逆に言えばこれくらいしか楽しみにしている番組がないという…。

13/09/07(Sat)

行きつけのスーパーで松茸のタイムセールに遭遇しました。随分涼しくなってきてますし、これはもうあの暑い夏は通り過ぎたと認定しても良いのかと思われます。で、松茸はどうしたかというと、当然買いませんでした。酸っぱい狐ではないですが、松茸ってあんまり好きじゃないんですよ。いえ、某椎茸の様に嫌いだから食べられないというわけではないのですが、あの値段を払ってまで食べる価値があるかというと、正直微妙。

昔から、香り松茸味シメジという言葉がありますが、コストパフォーマンスの点では、シメジ・舞茸・エノキダケあたりにアッサリと軍配が上がる気がします。それに松茸は香りが強過ぎて、炊き込みご飯にでもしようものなら全てをガッツリ松茸色に塗りつぶしてしまいますから。秋の味覚と言えばもう一つ、秋刀魚も売ってました。が、こちらは例年にない不漁とかで一匹398円。買えるわけがありません。塩焼き、最高なんですけどね。

13/09/06(Fri)

今日の晩御飯は、炊きたてご飯に海苔と梅干し、フカの味醂干しを炙ったものとナスの煮物、以上。パッと見にはちょっと質素すぎるかなという内容ですし、あと数品追加する事も簡単なんですが、最近これ位の内容が丁度になってきています。食欲が落ちているわけでもないんですけど、これも加齢ってやつでしょうか。

というか、ご飯が美味しく食べられることを追及すると、おかずってあんまり豪華じゃない方がいいみたいなんですよね。対極にあるのがカレー。あれって確かに美味しいんですけど、あんな濃い味をぶっかけるのなら、ご飯は古古米位でも十分なんじゃないでしょうか。つまり、ご飯を美味しく味わうためには、おかずは控えめが良いと。ただ、あんまり控えすぎると今度は栄養バランスが悪くなってしまうので、魚と野菜を各々配した今日位の内容がベストバランスなのではないかと。まぁ、こんなのに慣れるとたまに外でトンカツ定食を食べただけで次の食事は抜きたくなってしまうんですけどね。

13/09/05(Thu)

実家からの米が新米になっていました。ということは、もう秋。なのに東京はまだまだ暑い、何この不条理。ともあれ新米。世の中では新米=最高に美味いというイメージが定着してますけど、本当にそうなんですかね。私の感覚では、新米も確かに美味しいけど、古米位までだったら同等クラスで美味しいよ?です。新米の特徴として、みずみずしさと香りの高さが一般的にあげられます。でも、偏屈な私はこう考えるわけです。古米だって水加減をちょっと加減してやれば、みずみずしく(=水っぽく)なりますよと。香りの方も、今は冷蔵保存技術が発達しているので、食べる直前に精米をすれば1年後でも十分香りは残っているのです。

まぁ、新米の季節です=米の販売促進だ、という気持ちは分からなくもないですが、もう少し落ち着いて欲しいのが私の意見。世の中には熟成を尊ぶ食品だっていっぱいあるわけです。古米が熟成の味をしているとは私もいえませんけど、程よく水分が抜けているので、水加減としては新米よりも古米の方が(本当に微妙ですが)楽という印象。また、古々米くらいになっても、炒飯やパエリアの様に濃い味をつける調理方法だったらいくらでも美味しく食べられるわけで、用はこっち側の工夫次第じゃないでしょうか。

13/09/04(Wed)

高知の親戚がフカの味醂干しを送ってくれました、ありがたいことです。お腹がすいてたら何でも美味い、がモットーの私には、特段の好物がありません。ですが、敢えて言えば味醂干し系が好き。こっちで手に入るものとしては秋刀魚の味醂干しが一等ですが、手に入らないものとしてはこのフカの味醂干しが大好きです。食感は非常に歯応えのある白身魚と言う感じ。フカ=サメのイメージに引きずられて、ゲテモノ扱いされる事も多いですが、本来はフライなんかにすると実に普通の癖のない白身なのです。

以前はよく買ってたんですけどね、フカ。うちの近所のスーパーが、三陸沖のモウカザメを扱ってたんです。細い血管が沢山通った白身の切り身で、パッと見はややグロテスクなんですが、ソテーにすると超美味しかったのです。それが、例の震災で三陸のイメージが低下したからか、すっかり見かけなくなりまして、最近寂しい。ヒレをとるだけがサメじゃないですよ、と声を大にして言いたいですね。

13/09/03(Tue)

九月になって多少秋の気配は見えながら、基本的に夏そのまんまの暑さという今日この頃、いいかげん秋めいて欲しいものです。そんなわけで、今日は気分だけでも飽きっぽくと炊き込みご飯を作ってみました。炊き込みご飯というと、素系を使わなきゃいけないんじゃないかとか、ひと手間かかるんじゃないかと思われがちですが、全然そんな事はありません。うちの母は面倒臭がって滅多に作りませんが、本来は手抜き料理に入れてもいいぐらいのもんです。

うちはご飯を鍋で炊いているので、具を投入するタイミングが楽に図れるというのはあると思います。炊飯器に丸投げしていると、保温に切り替わるタイミングが分からないですからね。ただ、ご飯と一緒に具を炊く料理が何故そんなに面倒臭いのかと、今になったら実家の母に問いたい気分。まぁ、基本的に料理が好きじゃないんですよね、母は。それはともかく、今回はメインが秋の味覚サツマイモ。そこにグラム47円の特売でゲットした鶏モモ肉とゴボウを少々。醤油はほんの少し香らせる程度で押さえて、塩味も市販のものよりずっと控えめに。こうして、おかずとしての炊き込みご飯ではなくて、あくまでご飯の延長としての炊き込みご飯にするのがうち流。具を変えれば無限のバリエーションがあるわけで、炊き込みご飯って便利だと思うのですよ。

13/09/02(Mon)

実家近くの商店街で、先日昔からあった電気屋さんが店を畳んだそうです。今のご時世、個人の電気屋さんは厳しいですよね。いくら田舎とはいえ、ヤマダデンキ的な全国チェーンの店は結構ありますし、田んぼの真ん中の住宅にも光ファイバーが通ってますんで、ネット通販も何の問題もありません。そんな中で個人の商店が太刀打ちするのはちょっと無理でしょう。以前どこかで、そんな中でも頑張っている個人の電気屋さんの記事を読みました。その人は顧客に携帯番号を教え、年中無休・夜中でも相談受付・駆けつけるそうです。まぁ、そこまでやれば顧客はつくでしょうけど、逆に言えばそこまで自分の全てを捧げないと上手くいかないわけで、仕事が大好きな人ならともかく、世の中はそうじゃない人の方が多いですからね。そこそこ仕事をして、そこそこ収入があって、そこそこ暮らせる。昔は“一億層中流世代”なんて悪い意味で揶揄されてましたけど、あれってそんなに悪くなかったんじゃないか、と今になって思ったり。

まぁ、それはともかく、うちの田舎なんてもう個人の商店はほぼ壊滅してます。食料品は王手のスーパー、家電は王手の量販店、衣料品はユニクロかシマムラ。年明けは元日から買い物が出来ますし、品揃えも都心と全く遜色ありません。価格はほぼ同じですが、平均収入が低い分あちらの方が実質割高になるのかな?それでも外食は個人店舗が結構頑張ってますが、全国チェーンのファミレスなども普通にそこら中にあります。個人的にはちょっとつまらないと思ってしまうんですが、不便だった田舎が劇的に便利になって、全体で見るとどう考えても良い事なんですよねぇ。

13/09/01(Sun)

毎年楽しみにしている子供科学電話相談。今年も楽しませてもらいましたが、その中で一番記憶に残った質問はと聞かれれば、“食べ物はどうしていい匂いがするのに、大は臭いの?”です。流石子供、私はこんな事考えた事もありませんでした。が、先生の回答がそれ以上に面白かったのです。

大の中で一番多いのが水分で、約60%をしめています。じゃあ残りの40%が食べ物由来のものかというとそうではなくて、それは僅か5%程度。残りは消化管からの分泌物とか、腸壁の老廃物が剥がれたものとか、そういうものだというのです。この5%というのが私にとっては意外な数字でして、むしろ35%が食物由来で、残りの5%が老廃物その他なのではと思っていた位。思い込みって良くないですね。ちなみに最長老の昆虫担当、矢島先生は今年もお元気でした。好奇心が旺盛だといつまでも若い、と思わせる素敵なお爺さんです。

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