2015年3月

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15/03/31(Tue)

埋もれていた古い食器棚の修理を始めました。直したからといって別に使うアテはないですが、壊れたまま放置するというのも気分が悪いので。1.天板の張替え。裏板・横板ともに悪名高きベニヤ板が使われていて、どれもそれなりに劣化が進んでいるのですが、一番酷い天板を無垢板に交換。裏板・横板は傷みがそれほどでもないのと、交換するためにはかなり大々的に分解しないといけないのとで、今回は見送り。2.中板の修復。支えの棒が腐って落ちたせいで中板が大規模に陥没しています。ですんで、腐って落ちた支えの棒を交換し、中板を修復。3.底の抜けた引き出しの補修。止めてあった釘が錆びて折れたために底が抜けた引き出し。板が薄くて木ネジが使えないので、ボンドで貼ってしまいます。4.取っ手の修理。5つある引き出しの内、取っ手が無傷なのはたったの1つ。その辺の端材で取っ手を新規に作り、ダーク系に着色してから移植。

祖父が作ったものだと父親は感慨深げに話しますが、そんなに思い出がある品をこんなボロボロになるまで放置するなよっつー話です。それに、モノはその用途で使い倒されてこその存在で、忘れられて朽ちていくのならそれはもはやゴミです。そういう割り切りが出来ないからうちはゴミ屋敷みたいになってしまったんでしょうけど。

15/03/30(Mon)

今日は近所のおっちゃんが釣ってきたウルメイワシでフライ。うちに持ってきたのだけで20匹。尾頭付きの魚って、今時貰っても困る家が結構あるだろうに、どんだけ釣ったのやら。というか、自分が食べきれる分を釣ったらそこで止めるのがいいんじゃないかな?と個人的には思います、ありがたく貰っておいてアレですけど。今回のウルメイワシは20cmクラスの大物揃いだったので、20匹全部フライにするととてもじゃないけど食べ切れません。ですんで、1人頭2匹×3人で6匹はフライにし、残りは先日と同様味醂干しにしてしまいます。

私の魚の捌き方は柳刃とキッチンバサミの併用。アバラを背骨から切り離す作業のみキッチンバサミを使い、残りは柳刃です。傍から見ている分には柳刃だけで処理するのがカッコイイのですが、あくまで素人・技術のない私にはこの分担が一番あっているみたい。頭と腸を取り除き、背開きにしてから背骨を取り除き(今回は腹の皮で両方の身がつながった状態をキープするので、ここもキッチンバサミを使う方が簡単)、小麦粉→溶き卵→パン粉の順につけて揚げるだけ。

家庭で揚げ物はしないという人も多いかと思いますが、慣れてしまうとそんなに面倒でもありません。ただ私の場合はやっぱり大量の油を使うのはもったいないので、油深1cm程度の極浅で。こうするとフライが鍋肌に接触するので少し焦げやすくはなるのですが、売り物じゃないので無問題。残った油はオイルポットに移し、炒め物でこの油を使い切るまでは次のフライをしないのがマイルールです。ともあれ、お家でフライは予想以上に美味。揚げたてってのが肝なんでしょうか、大して技術がなくてもサッパリアッサリ食べられます。

15/03/29(Sun)

中途半端に残った野菜が野菜箱の中に増えてきたら、一層に便利なのがスパニッシュオムレツ。今回の野菜は人参・ジャガイモ・ピーマン・玉葱。卵は4個で野菜あわせてそれと同量くらいが目安です。人参・ジャガイモはサイコロに切り分け下茹でして火を通しておきます。ピーマンと玉葱も同じ位の大きさのサイコロに。こんな時くらいしか使い道のないチキンブイヨン(去年のお中元)を少々加え、味付けは基本塩胡椒で。卵と野菜全部を混ぜ合わせ、熱して油をひいたフライパンに流し込みます。

火加減は中火。蓋をして、焦げないように臭いに注意しながら全体に火を通していきます。いい感じに固まってきたら、一旦まな板にスライドして出し、フライパンをかぶせてからまな板ごとひっくり返せば、中身が大きくても基本的に綺麗に返せます。出来上がったら一口大に切り分け、刻みパセリを散らしてケチャップをドバー。チキンブイヨンのせいか、ちょっと子供っぽい味になってしまいましたが、たまに食べる分にはコレはアリだと思います。必須の野菜は多分ジャガイモのみ。後はそのときにあるものを適当に突っ込める拡張性の高さも魅力ですね。

15/03/28(Sat)

切らさないように作って、毎朝お茶と一緒に嗜んでいるパウンドケーキですが、すっかり手馴れてきたので冒険するようになりました。基本的なテーマは“死蔵品を使う”です。死蔵品その1:いつ作ったのか分からないヤマモモの焼酎漬け。母親も記憶にないということなので、ひょっとしたら亡くなって10年以上経つ祖母が元気な頃に漬けたものかも…。とはいえ、感慨は全くありません。そのままにしておけば多分、100年経ってもその場所にある場所塞ぎでしかないので、とっとと使います。ただし、何回か使って分かったのですが、正直パウンドケーキの具には向いてません。水分が多過ぎて、生地が緩くなるのです。おまけに混ぜ込んで焼くと全く主張しない味なので、入れても入れなくても同じという…。ヤマモモエキスの出た焼酎は外から塗りますが、これまたどこがヤマモモなの?という感じ。

死蔵品その2:砂糖のかわりに蜂蜜。うち、畑の一部を人に貸してまして(通りかかった見知らぬ人に、この辺に畑を貸す人はいないかと聞かれた祖母が貸したのがはじまり)、対価として毎年蜂蜜1瓶&ビール1ケース貰ってます。ビールはともかく、厄介なのが蜂蜜。甘味として使えなくはないですが、癖のない砂糖と比べると圧倒的に汎用性で劣ります。使わずに冬を越して結晶化した蜂蜜を春先に母親が捨てるのが毎年の風物詩でした。というわけで、砂糖の代わりに使ってみました。砂糖を全量蜂蜜で置き換えたのですが、味は普通。特に蜂蜜の香りが漂ったりはしません。多少生地がねっとりするかな、というだけです。今回は貰い物・タダなので使いましたが、わざわざ買ってまで使う必然性はないですね。

15/03/27(Fri)

最近あちこちで、両親が亡くなった後の実家の片付けマヂ大変という記事を読みますが、コレ本当です。うちはまだ両親健在で、2人が元気なうちに労働力としてこき使ってある程度片付けてしまおうと目論んでいるのですが、何もしないうちに両親が亡くなり、しかも実家が遠方にあるとかなると、片付けは不可能です。見なかったことにしてそのまま放置するか、業者を入れて金で解決するか、どっちかしかないでしょう。うちは先日、軽トラ満載4台目の荷物を焼却場に持っていきましたが、これでやっと半分ってところです。流石に二桁はいかないと信じたいですが、実はまだ覗いてすらいない場所が数箇所ありまして…。

焼却場にゴミを持っていって割と面白かったことが1つ。焼却場ではゴミを積んだ状態とゴミを焼却炉に投げ込んだ状態でそれぞれ車重を量り、その差×単価(30円)で料金を決めるのですが、当然ながら詰んでいったモノによって重さが大きく変わります。書類満載・古着満載・廃材満載でどれが一番重いと思いますか?答えは書類→古着→廃材の順です。書類が一番重いのは順当ですが、古着が廃材より重いとは思いませんでした。廃材は大きさがまちまちで、キッチリ積んでも結構スカスカになっているせいだとは思うんですけど。ちなみに、一番重い書類は軽トラ満載で300キロ弱になりました。ホント、馬鹿じゃねーのという感想しか出てきません。

15/03/26(Thu)

今日は台所脇通路にいくつも置いてある古い食器棚の処分。全部で5個あるんですが、実際に中身が入っているのは3個。キッチリまとめれば2個にまで減らせそうなのですが、今回はとりあえずボロい方から2個処理。どれくらいボロいかというと、2人で両端を持ってせーので持ち上げると、中身も入っていないのに底が抜ける程度にボロいです。もはやどこからどう見ても粗大ゴミ。

最近こういう古い家具を処分する機会が多いのですが、家具が駄目になる原因のトップはベニヤ板の使用です。ベニヤ板は薄い木の板を接着剤で貼りあわせているんですが、経年劣化でこの接着剤が効かなくなり、ミルフィーユの様に層に剥がれたうえに、湿気を吸ってベロベロになります。まぁ、10年位の使用と割り切れば問題ないんでしょうが、古くなって時代が出るのではなく、単にボロくなる家具なんて私は使いたくないです。まぁ、置いてある場所も悪いんですけどね。コンクリ打ちっぱなしの湿気が多い場所に長年放置していたら、大抵の家具は駄目になりますから。

15/03/25(Wed)

暖かくなってきたので、自家製のブロッコリーに花が咲き始めました。花が咲いても、多少硬くなるくらいで食べられなくはないのですが、何となく嫌なのでゴッソリ収穫してきてまとめて茹でます。芸能人の料理自慢なんかでよく、“ブロッコリーは茎まで食べるんです”的なお料理上手エピソードがあるのですが、私の中ではブロッコリーの茎を食べるなんて基本中の基本。赤信号は止まる、レベルの常識です。畑に生えているブロッコリーの根に近い部分は流石に硬くて食べられませんが、ココだってポトフのダシをとる野菜屑としてなら十分に活用できます。

また、ブロッコリー茎は皮が硬いので剥くように書いてある場合が多いですが、少なくとも市販のブロッコリーレベルなら、全部食べられます。茎も纏めて一口大に刻んで本の軽く熱湯を通すだけ。流派によってはかなり長時間茹でてクタクタにしてしまうものもありますが、私は嫌い。ブロッコリーは歯応え命と思っているので、茹で時間は極力短く。そこに常備してある自家製のブレーンドレッシングをかけて食べるのが私の定番です。

15/03/24(Tue)

ウルメイワシ(生)20cmクラスがとっても安かった(6匹入って198円)ので、2パックゲット。母親のリクエストで味醂干しに加工します。売っている味醂干は妙に甘ったるくて旨味が強く、ほんの少しだけご飯のお供にはいいのですが、一食でも一切れ丸ごとは食べ切れません。その点、自分で作ると味も自由自在、サッパリ作れるのでオススメです。干物の開き方には色々と流派がありますが、今回は頭を落として背開き・(主に面倒なので)背骨外さず、でいきます。ウルメイワシは身がとても柔らかいので、切れる包丁で手早くやらないとグチャグチャになります。値段はアレですが、綺麗に捌く難易度は身が固い鯛なんかよりずっと上だと思います。

頭を落とし、背中側から刃を入れます。(腹腔のある)肛門までは刃先を背骨まで、肛門から尻尾の付け根までは腹側の皮ギリギリまで入れるのが理想。最後に頭のあった所からキッチンバサミを入れてアバラの付け根を切って外し、開いて水洗いすれば終了。慣れれば1匹30秒位です。これを海水よりやや濃いレベルの塩水に漬けて1時間。引き上げて漬けダレに一晩漬け込んでから丸1日干せば完成です。ちなみに漬けダレは、醤油125cc・味醂100cc・酒50cc・砂糖小匙1を煮切ってから常温まで冷ました物。自家製の味醂干し、超美味しいですよ。

15/03/23(Mon)

今日納戸の奥から出てきたのは、大学を出て就職した際に就職先の寮に持ち込めなかった荷物がダンボールで5箱。父親の書類40箱に比べたら屁みたいなものですし、なによる全部自分の一存で処理できるので作業が早い早い。1時間弱でほぼ全て行き先が決まりました。内容は8割が本・CDで、残りが扇風機・掃除機(ミニ)などの家電類。家電類はほぼそのまま使えますんで所定の位置へ。扇風機なんて10台位あるんでいい加減間引かないといけませんけど。CDは10枚くらい残してブックオフへ。残すのはジャズをメインにしたスタンダード系で、売り払うのは当時流行ったポップス系。本は数冊残して全てブックオフへ。結局残ったのはダンボール1箱弱って所でしょうか。

これでも当時は厳選して選んで買ったつもりなんですが、ここに一つの真実があります。その時どんなに慎重に選んで買ったつもりでも、20年後には9割がゴミになります。まぁ、本やCDは知識として頭の中に残るので、完全に無駄とは言い切れないのですが、気に入って何度も読んだ本・何度も聞き返したCDなんてほんの一部で、残りはせいぜい1回目を通しただけの物。それなら図書館で借りて、気に入ったら買った方が賢いんじゃね?と思ってしまいます。別に坊主になるつもりはありませんが、物欲に縛られても碌な事はないと思いますね。

15/03/22(Sun)

この前正月だったと思ったら、もう春の選抜が始まってしまいました。ホント、流れる時間が短か過ぎて怖い今日この頃です。庭の草をむしるときのお供はラジオなのですが、この辺はAMの民放が1局しかないので、かなりの高確率でNHK=選抜を聞く事になります(FMは受信状態が悪くて期待できない。おまけに入ってもNHK-FMともう1局のみ)。高校野球ってBGMに最適です。一応耳から音は入っているのですが、作業をしていると内容はこれっぽっちも頭に入ってきません。今何対何かはおろか、どっちが勝っているか、ひどい時には、最初から聞いているのにどことどこが対戦しているかすら分からない事が結構あります。夕方のニュースで、あの時試合していたのはご当地チームだったんだ、などと認識する事もしばしば。でも、何となくあの音が良いのでつけっぱなしです。

一方つけっぱなしできないのが国会中継。以前は聞き流せていたのですが、あのヤジや非難の応酬がどうにも聞くに堪えなくなりまして。通常国会の時期は、NHK第一の通常番組はほぼ国会中継で潰されますけど、いっその事国会中継用の専用周波数を設けりゃ良いのにと思ってしまいます。まぁ、コスト諸々大人の事情があるんでしょうけど。

15/03/21(Sat)

予定通り、端材を立てかけるラックを作ったのですが、木材のままならなさを改めて思い知りました。木って真っ直ぐじゃないのですよ。いえ、製材した時は真っ直ぐに切り出したんでしょうが、時間が経つとともに木本来の癖が出て曲がったのです。これを寸法キッチリ測って切り出して組んでも正確な箱にはならず、特に足元四点は完全な平面にならないのでぐらつきます。今回は端材のラックという、精度はどうでも良いものなので無問題ですが、これで家具を作れというのはかなり難しい。

家具職人になったつもりで、対策を考えてみました。まず考えられるのは、真っ直ぐな材料を作ること。木を十分寝かせて癖を出し切ったあとに、歪みの少ない素直な木目の部分を選んで製材、コレが多分王道です。が、当然材料費は高くなりますし、歪みもゼロとはいきません。あとは、歪みを考慮して組んでいくこと。材料をキッチリ同じ長さに揃えるのではなく、個体差によって長さを微調整、ほぞ穴の位置も微妙に変えていく事です。三次元の歪みに対応するなんてのはとびっきりの技術が必要なので、当然私には出来ません。

こう考えると昔法隆寺を立てた大工なんかは凄かったのですね。製材は機械なんて無いので全部手作業。道具も全部非電化。それであんなキッチリ(一見した所では)歪みのない建築物を建ててしまうんですから、恐るべしだとシミジミ思います。

15/03/20(Fri)

田植えの準備のためにトラクターを出したら、納屋スペースが空きました。トラクターは諸々あってあと一ヶ月は帰ってきません、この時を待っていた。コレど真ん中に鎮座していると、邪魔で出来ない事が沢山あったのです。まずは納屋脇納戸に入っている、父親の書類ダンボールの整理。30年以上前から異動のたびに持ち帰り、“とりあえず”突っ込んでおいた物が溜まりに溜まってダンボール(大)で40箱。もうホント、馬鹿を通り越して大馬鹿の領域です。このまま順調にヤツがくたばった場合、片付けは全部私がやる羽目になるのですが、それはまっぴら御免。まだまだ元気で足腰しっかりしているうちに、自分で自分のケツは拭いてもらいます。中身にもよりますが、純粋にファイルだけの物は一個数分でチェックできるので、まぁどんなにかかっても一週間でしょう。機密の物も多いので、紙類を纏めて軽トラに積み込み、焼却場へダイレクト(キロ30円で引き取ってくれます)。

もう一つは納戸の隅の端材の山。こっちも長年適当に突っ込み続けたために大変な事になっています。とりあえず全部取り出し、壁際に長い棒系を立てかけるためのラックを作成予定。材料は無論廃材の山から調達します。こちらは木工では手間のかかる表面処理や木口を殆ど施さない予定なので、1〜2時間でちゃちゃッと作ってしまう予定。どうにも使いようのないベニヤ板や合板を流用すれば、無駄も出ないでしょう。まぁ、焦っても仕方が無いので、急がずボチボチに、ですね。

15/03/19(Thu)

現在絶賛作成中なのが、台所の包丁収納ケース。シンク下の観音開き扉の裏についていて、包丁を収納しておくよくあるアレ。今もついてはいるのですが、長年の使用で上面部分が割れてしまっているのです。こういうのも騙し騙し使えば、あと数年は多分もつんでしょうが、どう見ても美しくないので作り直し中。材料は納屋の片隅に山と積まれた廃材。この中から適当な大きさの木をチョイスして組み上げていくのですが、今回はとにかく水分対策をバッチリしなくてはいけません。

木工でよく使う木工用ボンドは水に弱いので使用はNG。今回はとっても割高になってしまいますが、水分に強いエポキシボンドを使います…とはいえ、これも発掘品なんでコストはかかってません。エポキシボンドの利点は何といっても劣化が無い点。木工用ボンド・合成ゴム系ボンド・瞬間接着剤は長年放置していると固まって使えなくなりますが、二液混合タイプのエポキシは、混ぜていない状態ならかなりの年数無事に使えるのがナイス。とはいえ、二液がバラバラになってしまうとただのゴミなのですが…。

エポキシだけではやや不安なので、木ネジも併用。ただしこの木ネジ、発掘品ゆえに材質が分かりません。ステンレス製なら無問題ですが、ユニクロメッキの鉄製なら水分に弱い筈。というわけで、ネジ穴は頭に全部浅い穴を掘った上で、ネジ頭を木工用パテで埋めてしまいます。分解は出来なくなりますんで壊れたら全部作り直しですが、何年も先のことでしょうから問題先送りで無問題。こういうの、ホームセンターで買ったら千円ちょっとなんですが、自分で作ると塗装の乾燥時間を除いて数時間の作業時間が必要です。完成度も残念ながら市販品のほうが上。でも、作る事自体が楽しいので、コストはまぁ良いんじゃないでしょうか。

15/03/18(Wed)

今日の一品は鯖味噌。本当は〆鯖が一番好きなんですが、〆鯖は最短コースで出来上がるまで2時間かかります。今回はその時間がとれないので、手っ取り早く鯖味噌に。以前はこういうのも適当に作っていた私ですが、最近ではまずクックパッド先生に相談する事にしています。鯖味噌なんて定番中の定番ですから、検索かけるとレシピも何十も出てきますが、面倒臭いので一番上のやつで。いつも使っているノートに調味料の割合をメモってからその通りに作ります。そして、レシピ通りに作るとやっぱり美味いのがちょっと悔しいですが…。

鯖味噌で使うのは基本的にフィレの部分。三枚におろして残った頭・中骨・卵巣は生姜と醤油ベースで煮てしまいます。こっちは適当に。大根がストックにあったので、船場汁とどっちにしようか迷ったのですが、何となく今回はこっちに。あと、消化管も割と珍味と判明したので、最近は腸の中からサルベージし、キッチンバサミで切り開いて内容物を洗い流してから一緒に使ってます。料理が終わった後捨てる部分が少なければ少ないほど、満足感を得るタイプの人間ですので、私。

15/03/17(Tue)

DIYやりながら、どうして女の人の趣味としてDIYはマイナーなんだろうと不思議に思います。料理が趣味という男性は随分増えてきましたが、DIYが趣味という女性はそれに比べるとずっと少ないと思います。それがとても不思議。一般に女性は家事をする場合が多いですが、DIYってそれに直結していると思うのですよ。台所の食器棚の引き出しに仕切りを作ろうと思った場合でも、人それぞれの使い方によってベストな仕切りの形は変わってきます。押入れに作り付けの棚を作って収納スペースを有効活用しようとする場合も同様。日頃家事をメインにやっている人がDIYもやってしまったほうが、旦那に事細かに指示を出してやってもらうよりもずっと手っ取り早いと思うのですけど。

DIYというと力仕事というイメージがあるかもしれませんが、やってみるとこれが意外なほど力仕事がありません。そりゃま、デカい本棚を作るとか床を張り替えるとか、材料自体が大きくて重い場合は別ですけど、ちょっとした棚を作るくらいなら、必要な力は皆無。今時のDIYは木ネジを電動ドライバーでねじ込んで材料を固定しますんで、金槌&釘の様な力は要らないのです。大物以外は女性でも十分できるんじゃないでしょうか。まぁ、旦那に頼む→頼られた旦那が喜ぶ、というのが家庭円満に必要だというのなら止はしませんけど。

15/03/16(Mon)

スノコにペンキを塗りながら、DIYって本当に趣味の領域だよねと実感しました。こんなの別にやらなくても殆ど何の不都合もないんです。商売として何かを作って他人様に引き渡すのなら、完全な状態じゃないとクレームが出ます。が、自分が暮らしていく分には多少の不都合があってもその場しのぎで対処していけば、それで何とかなってしまう物が殆ど。スノコのペンキが多少剥げていても見た目が悪いだけですし、当たった水がしみこんで腐り、踏んで穴があくレベルになるには相当の時間がかかります。多少割れたとしても、敷いてあるスノコだと踏む場所は大体決まっているので、位置換えをすれば大体何とかなってしまいます。ですが、趣味だからこそ楽しいともいえるわけで…。

うちの食器棚は中途半端な時代物で、大変悲惨な状態になっていますが、使用に問題は無いのでそのまま使用中。合板の接着剤が劣化してあちこちベロベロに剥がれており、ガムテープなんかで誤魔化していますが、私はとっとと捨てたくてたまりません。これも初見ならゲッっと思いますが、毎日見ているとそれが当たり前になってくるので、まぁまぁ何とかやっていけます。ちなみに、もっと古い物になるとどんな安物でも無垢の木を使っているので、簡単に綺麗な修理が出来て、非常にお得。実際うちの倉庫スペースにも沢山転がっていますが、腐ったり鼠がかじったりしていても、修理は比較的容易です。捨てるなら断然、現在使用中の合板の食器棚。一応頭の中で修理をシミュレートしてみましたが、手間の割には結果が出ないと判断して、おそらくきっとやりません。

15/03/15(Sun)

今日は裏の勝手口外に敷いているスノコ(4枚)のペンキ塗り。一応屋根はあるんですが、吹き込む雨に濡れることがあるので塗装は必須。ですが、前回の塗装が随分はげてきたので、塗りなおさなきゃいけないなとは思っていたのです。問題は色。本当は白系で塗りたかったんですが、手持ちにありません。買ってくるのは簡単ですが、私のDIYのルールの一つに出来る限りあるもので何とかする、というのがあるのでそれは却下。で、ある色でスノコを全部塗れそうな量があるのが、黒・茶・灰の三つ。どれも台所の外に塗るには相応しくない色ばかりで、どうしようかと悩んだ末に黒に決定。総合順位は八位だけど、日本人最高記録で他に人がいないからオリンピック代表に選出、みたいなノリで。

最近何度かペンキを塗る機会があったので会得しましたが、ペンキ塗りのコツは厚塗りしないこと、この一点に尽きます。一度で済まそうと濃いペンキを塗ると、斑にはなるわ乾燥しないわで散々な目にあう事必定。濃過ぎるよりは薄過ぎて地肌がうっすら透けている方がずっとマシです。この状態で2〜3回重ねて塗る方が、遙かに綺麗な仕上がりになります。まぁ、その分手間暇はかかりますけど、1回塗ったら数年はそのままなので1日→2日位の作業時間増加は許容すべきでしょう。

15/03/14(Sat)

今日はホワイトデー。それにしても、女性って本当にいいですよね。男性が女性に何かプレゼントしようと思ったら、ちょっといいレストランで食事とかアクセサリー類とか、普通に万単位の出費になります。が、女性が男性にプレゼントしようと思った場合、手作りという最終兵器が許されます。材料費数百円で、ちょっと凝ったラッピングをすれば、男からの万単位のプレゼントのお返しとして許されるってどうよと思うのです。

そりゃま、今までクッキーの一つも焼いたことがない人が、オーブンから機材を全部揃えて作るとなると、初期投資は数万円かかるでしょう。それに、いくらお菓子系はマニュアル通りに作るのが鉄則とはいえ、慣れ・経験は必要ですからそれなりの試行回数が必要なので、その辺もカウントすれば結構な負担かもしれません。が、慣れている人にとってみたら、手作りお菓子なんて鼻歌歌いながら数百円の材料費で出来るカンタンナオシゴトです。オーブンはじめとする機材も下手すりゃ何十年単位で使えますし。ホント、女の人ってずるいよなと思うと同時に、手作りというだけでありがたがる男性陣も情けないったらありゃしませんわ。

15/03/13(Fri)

母親が挽肉を買ってきまして、ハンバーグを作りたいんだけど焼くのが面倒だから焼かなくていい煮込みハンバーグにする、と突っ込みどころ満載の発言をかましてくれました。普通煮込みハンバーグというのは、表面を焼いて焼き色をつける→煮るの手順を踏むと思うのですが、焼かないで煮たらそれはむしろハンバーグというより肉団子なのではないでしょうか?というわけで、材料を奪って私が作ります。そういえば、子供の頃母親が作ってくれたハンバーグは実に不味かった…。火が通っていない事を極端に恐れ、団子大のミニサイズハンバーグを電子レンジで加熱してから焼き色をつけるものだから、肉汁が全部流れ出してスカスカ。料理嫌いの人間が義務感で作る料理は周囲全部を不幸にします。

ハンバーグはそんな難しい料理じゃありません。挽肉・玉葱・パン粉・牛乳・塩胡椒などを適当に混ぜ合わせ、両手に叩きつけて空気を抜きつつ成型した後、両面焼きます。今回は煮込みハンバーグなので、ケチャップ・ワインなどで煮汁の味を調え、サイドの具として人参・シメジを投入。最後にパセリを飾って完成。ポイントといえば挽肉と玉葱の比率位でしょうか。少ないと全体が固くなり、多いとまとまりにくくなります。私の目安は挽肉200gに対して玉葱1/3個。玉葱は予め炒めておく流派もありますが、私は生の方が好きです。ただし、微塵切りは細かめにしておかないとまとまりが悪くなり、下手をすると焼いている最中に割れます。でもぁま、難易度的には極低く、料理初心者にも簡単に作れて、しかも見た目のインパクトもある、若奥様なんかにオススメ料理です。

15/03/12(Thu)

明後日はホワイトデーということで、バレンタインデーのお返しの仕込みが完了しました。今の日本、お金を払えば贈り物はよりどりみどりですが、ドケチの私としてはなるべく予算は圧縮したい。かといって、チロルチョコ一個みたいなのは大人として駄目なので、となると自分で作るのが手っ取り早いかなと。今回のチョイスはスモークチキン。先日作ったベーコンを豚バラ→鶏モモ肉に変えただけで他は一緒なので、失敗のしようがありません。

材料の鶏モモ肉は業務用スーパーのブラジル産で2kg800円。4%・80gの塩をまぶしてよく揉み、ポリ袋に密封して冷蔵庫で一週間熟成させます。この間は毎朝1回袋の上下をひっくり返して味に斑が出来ないようにするだけ。8日目に丸1日水に浸して塩分を抜き、9日目に魚干しの網で風乾。表面をカピカピの状態にして、10日目に煙を当てます。燻製箱内部の温度は30〜40度をキープし、鶏肉が生の状態を保ちながら2時間燻製。大体20分に1回チップを補充しがてら温度をチェックします。お返しとしては一人頭500g・材料費200円で済むので、ドケチの私にも納得の低価格。しかも、煙の良い香りとプリプリの歯応えは、むしろ市販品よりもずっと美味しいと思います。それでも送料だけはどうにもならず、東京までこれを送ると一人当たり1000円弱かかってしまうのが何だかなという感じですが。

15/03/11(Wed)

納屋の片付けトラック第二弾が出発しました。第一弾は古着がメインだったのですが、今回のは木材メイン。古着が入っていた木製の長櫃をばらしたもの&軒下野ざらしでボロボロになっていた木材でトラック一杯分。しかし納屋の奥を覗くとまだ全然終わりじゃないというのが恐ろしいですが…。軒下の廃材はただ長いだけだったので、テーブルノコで適当な長さに切るだけの簡単なお仕事だったのですが、問題は長櫃の方。保存用の箱ということで頑丈に作ってあるということは、壊すのも一苦労ということの裏返しです。

まず問題なのは角を金属板で補強してある点。これを一つずつ取り除かないと、ハンマーで叩いても壊れません。そして更に厄介な事に、この金属を木製部分に固定してあるネジがすっかり錆びついて動きません。今ではマイナーになったマイナスネジの頭が錆で狭くなり、手持ちのドライバーでは溝にすら入らないという悲劇。おまけに裏側は、四角いナットで固定されてます。今では六角ナットが主流で、四角いナットなんて存在すら初めて知りましたよ私。六角レンチを流用できなくもないですが、キッチリ押さえておく工具なんて持ってません(というか、売ってるんですかねこんなの…)。というわけで、仕方がないので完全力技に頼りました。保護メガネをかけて破片から目を保護したうえで、大型ハンマーで力任せに叩き潰した後、目立った釘をバールで引き抜き(これも錆びだらけで相当大変)、刃のルートに釘がないことを確認したうえでテーブルノコで裁断。1日1時間弱しか時間がとれないので、軽トラに乗せるまでに一週間。もうやりたくないです。

15/03/10(Tue)

今日の一品はマグロ。マグロといっても高級魚として知られるクロマグロではなく、うちでよく食べるのはビンナガかキハダ、今回のはビンナガです。クロマグロと比較して偽者扱いされるこれらのマグロですが、最初からクロマグロとは違う物として考えれば、サッパリしていてこれはこれで美味しいと思います。クロマグロと嘘をついて他人様に出せば犯罪ですけど。今回のは拳より一回り大きいブロック状だったので、縦に半分に割ってから刺身に引きます。

で、私が一番楽しみにしていたのが筋。今回のブロックは尾に比較的近い部分だったらしく、皮の下に白い筋が大量にありました。筋は固くて噛み切れないので、普通は捨ててしまうのですが、私はこれを吸い物に仕立てるのが大好き。取り除いた筋を包丁でしごいて丁寧に身を取り除き(こちらは中落ち丼に)、筋だけにします。昆布だしを引き、潮・醤油で味を調整して沸かした澄まし汁に筋を投入。一瞬で火を止めて椀に移し、葱と柚子皮(乾燥)をあしらって完成。筋の澄まし汁なんて貧乏臭いと思うかもしれませんが、コレが超美味いのです。生の時は噛み切れなかった筋が、少し火が通っただけでプリプリと柔らかく、とても面白い食感。刺身と澄まし汁どっちかしか食べられないといわれたら私、割と迷わず澄まし汁にします。

15/03/09(Mon)

今日の一品はマカロニサラダ。何だか無性に食べたくなってしまったので、作成。マカロニ以外は全て材料が揃っていたのが幸いでした。ジャガイモ・玉葱はストックがありましたし、パセリは裏庭に生えてます。ベーコンはありませんが、母親が最近好きでよく買ってくる叉焼の切り落としがあったので、それで代用。フルバージョンだとゆで卵を刻んで入れるのですが、何故かそれは忘れていたので今回は無し。

最近ジャガイモの下茹では電子レンジでやってしまうのが主流ですが、800Wの電子レンジを5分や10分ブンブン回す勇気はドケチの私にはないので、従来通り鍋で茹でます。自家製で表面が荒れたジャガイモなら皮は剥きますが、今回のは市販品で皮も薄くて柔らかそうなのでそのまま。水から茹でて10分くらい?竹串が楽に通るようになったらマッシャーで潰します。玉葱は縦スライスで塩を振り、しばらく置いてから絞って水洗い。パセリ・叉焼は微塵切り。マカロニはいちいちお湯を沸かすのが面倒なので、ザルに入れてジャガイモの片隅で茹でてしまいます。後で考えればここに卵も入れておけば完璧だったのですが…。

あとは全部混ぜ合わせ、塩胡椒・マヨネーズで味を調えれば完成。こういう惣菜系って買うと本当に高いです。掌大の小さなパックで250円とかザラ。でも、自分で作れば同じ金額でボウル一杯作れて非常にお得な感じがします。味付けもマヨネーズが勝手に決めてくれるので、割とアバウトでも何とかなってしまいますし。やっぱ自炊はいいですわ…。

15/03/08(Sun)

花粉が大量に飛んでます。公式に認めてはいないのですが、どうやら数年前から花粉症を発症した模様です。この季節になると、多少目がシパシパするなというくらいで、鼻水もほんの少し。ですんで、自分にはこれは風邪だと暗示をかけて乗り切っているのですが、客観的になるとどう考えても花粉症です。そこで活躍しているのが、DIYで使っている防塵メガネ。水中眼鏡を一回り大きくした感じで、メガネごと目を覆ってしまえるのが高ポイント。屋内にいる時はともかく、外で草むしりをする時には欠かせません。今は症状が軽いので、その気になれば不用ではあるのですが、これ以上症状が進んでも困るので、予防の意味もあります。

これ以上鼻水が垂れるようだと、次は花粉症のマスクも考えているのですが、粉塵メガネ&マスクで庭をウロウロしていると、完全に不審人物なのですよ…。まぁ、自宅の敷地内ではあるので、必要になったら私、そんなの全く気にしない程度のメンタルはあるのですが。いずれにせよ、とっとと花粉症の季節が過ぎ去って欲しいものです。

15/03/07(Sat)

料理の味付けは適当、計量スプーンをいちいち使うなんて煩わしくて無理、というのが私の長年のモットーでしたが、最近少し宗旨替えをしています。先日はブリの照り焼きを作ったのですが、予め検索をしてタレの配合・焼き時間を独自のノートにメモし、それを参考に作ります。無論、同じ料理といっても素材や調味料の品質が微妙に違いますんで最後に味見をして調整は必要ですが、アウトラインとしてのレシピは結構便利なんじゃないかと最近思っているのです。

もう長年料理をしているので、適当に味をつけてもそれなりに決めることは可能です。ですが、そうするとどうしても自分の味付けの癖が出てしまって、甘さ辛さのバランスなどの点で全部同じ様な味になってしまうのも事実です。そこで外部のレシピを参考にして味をつけると、自分とはまた違った系統の味になり、自分の味付けの幅も広がって一石二鳥。無論、食べ終わった後は最初の独自料理メモを修正しておけば、次回はもっと美味しくなった同じ料理を簡単に作れるという寸法。確かに調味料をいちいち計量するのは面倒ですが、それを越えるメリットがあるんじゃないでしょうか。

15/03/06(Fri)

今日のメインは1匹98円のサンマ(当然冷凍)。サンマと言えば塩焼きが定番中の定番ですが、あまりにシンプル過ぎて腕の振るい甲斐が無いというのも事実。今までに作ったことがあるのは蒲焼位ですが、他に何かないかと検索して見つけたのが竜田揚げ。そうか、その手があったというわけで、サンマの竜田揚げに決定。作り方は意外に簡単です。

1. サンマは三枚におろして一口大に削ぎ切り(作った後の感想だと、ぶつ切りでも良いかも…)にして、酒・味醂・醤油同量のタレに10分漬け込む。2. ペーパータオルで水分をよく切り、片栗粉をまぶして高温の油でさっと(両面あわせて1.5〜2分位)揚げて完成。3. 油の温度を落とし、↑の一口大に切った中骨をじっくり揚げて塩をまぶし、骨煎餅も作る。フライは小麦粉→卵→パン粉と三種類の衣をつけないといけないのですが、竜田揚げは片栗粉だけなのであっという間。しかも、フライに比べて油の劣化が少ないのがポイント高し。今度は鶏肉を竜田揚げても良いかもしれんと計画中です。

15/03/05(Thu)

バターが高いです。おまけにまた4月から値上げの報道…。私はご飯食でパンは一切食べませんが、朝食代わりに毎朝一切れずつ食べるパウンドケーキの材料として使うので、どうすべぇと思っていたのです。で、思いつきました。バター=油なんだから、普通のサラダ油でもパウンドケーキ作れんじゃね?で、検索してみたところ、そういうレシピが一杯ありました。私みたいな節約目的以外に、アレルギー対策目的もあるってのが今っぽいです。

んじゃ、コスト面でどれくらいの圧縮になるのか。現状:無塩バター110g(200円)・全卵2個(40円)・砂糖80g(16円)・小麦粉120g(24円)・重曹5g(死蔵品のため計測不能)・梅酒と梅酒の実(死蔵品のため計測不能)で21cmの長方形パウンドケーキが焼けて、コスト合計は分かっている範囲で280円。卵・砂糖・小麦粉は定価の時の値段を基準にしているので、実際はもう少し安くなります。これが無塩バター→サラダ油110g(20円)となり、コストの合計は280円→100円と驚きのワンコインに(しかもホールで…)。というか、材料費の殆どがバター代なのが本当にどうにかならんもんかと。

で、肝心のお味のほうですが、悪くありません。ネットのレシピを見ると、サラダ油を使うとバターに比べて生地が重くなるので、使う量はバターの半分程度とありましたが、比較のために敢えて同量で作ってみました。まず食感は、バターよりもずっとフワフワです。これは多分、低い室温でも固まらないサラダ油の性質があるのではないでしょうか。味そのものについては、確かにバターに比べてコクはなくなります。ただ、全体にアッサリ風味にはなりますが、それが不味いかといわれるとそんな感じでもなく、単にバターとサラダ油では味のベクトルが違うとしか言えません。牛肉とマグロどっちが美味い?みたいな話です。というわけで、しばらくはサラダ油パウンドケーキでいいんじゃね?と思ってます。

15/03/04(Wed)

工具棚の整理が大体終了した所で、次は隣の納屋スペースの整理に突入。長持シリーズ(特大は2m×1m×1mとか…)3個を50年ぶりに開封し(中に敷いていた新聞紙の日付で判断)、中の布団・蚊帳・衣類などは従来通り有料ゴミ袋に詰めて出しているといつ終わるか分からないので、軽トラに積み込んで直接焼却場へ。軽トラ山盛り一杯ありました…。ホント、収納スペースが無駄に溢れているというのも良し悪しだと思います。

コレは量は多いものの作業自体は単純なので1日で終わったのですが、面倒臭いのが次・ガラス戸の整理。古い家で使っていたガラス戸が20枚弱ありまして、これをフレーム(木製)・ガラス・金具に分解し、フレームは少しずつ裏庭で焼却・ガラスと金具はそれぞれの日に分別に出さなきゃいけません。が、コレが相当面倒。昔の建具は割れてもガラスが簡単に交換できるように工夫がされている…筈なのですが、安く手間賃をケチったせいか、割れたらそれっきりの羽目殺しになっているものが結構あり、そういうのはガラスを取り出すのも一苦労。フレームもばらせないように接着剤でガッチリ固定してあるので、体重をかけて剥がそうとしてもなかなか大変。5年、いや10年触っていない物はその時点で速やかに処理してほしいと、先代・先々代に強くクレームしたいです。

15/03/03(Tue)

うちからちょっと遠くて(5kmくらい)普段はあんまり行かない業務用スーパーで、久しぶりに豚ハツに再会しました。東京時代はよく買って食べたのですが、こっちでは殆ど売ってないんですよね。たまに生肉コーナーで見かけても、綺麗にスライスされている物ばかり。豚ハツってのは塊で買ってきて、自分で分厚くカットして焼いてこその豚ハツなので、スライスしてしまうと価値半減。更に、スライスの場合は珍味の血管が全て除去されているので、面白くないのです。血管といっても直径1cm以上ある大物で、血管壁はそこだけ切り出すと白キクラゲの様な形をしていて、コリコリと珍味。

と言うわけで今回の豚ハツ、もちろん塊で売っていて、お値段は驚きのグラム28円。東京時代はいつも58円で買っていたので、何と約半額。コレは時々通って買わないといけませんね。買ってきた豚ハツは内部をよく観察して、血の塊があれば取り除きます。大体綺麗にして売っているものですが、心臓は形が複雑なので、ヒダの内側なんかに取りきれていないものが残って場合がたまにあります。コレは結構生臭いので、丁寧に除去。あとは厚めにスライスして焼くだけ。最初は塩胡椒のみで一食食べて、残りは味醂・醤油・ニンニクのタレに漬け込んで翌日照り焼きにします。スライスしてしまうと完全に肉で、歯触りなんかは筋肉の塊ということで共通している牛タンと共通しているかも。とにかくコレでグラム28円は超お買い得だと思います。

15/03/02(Mon)

今日のメインは昨日の〆鯖の残り片身。酢から引き上げて全体をよく拭き、皮・血合い骨を取り除く前段階で止めておいたので、翌日も酢の染み込み過ぎていないフレッシュな〆鯖が食べられるのがポイント。とはいえ、連日同じ〆鯖では芸が無いので、今日はヅケに加工しました。普通の刺身状態に加工するまでは前日と一緒。そこに、すりゴマ・醤油・刻み葱を混ぜ合わせまして、10分待機で完成。胡麻と醤油の風味が〆鯖に移り、先日の〆鯖ももちろん美味いのですが、味の深さではこちらの方が圧勝だと思います。

このヅケの一番美味しい食べ方がお茶漬け。ご飯が茶碗半分ほどになった所で適量のヅケをご飯に乗っけ、熱い番茶をたっぷりと。熱で鯖のみが白くなって全体がレア状態になった所がまさに食べ頃。魚はほんのり熱が通った状態が一番美味い、という私のモットーを見事に証明してくれる美味さです。

15/03/01(Sun)

今日は30cmオーバーの新鮮な鯖が300円強で手に入ったので当然〆鯖。呑み屋で頼むと、4〜5切れ入って600〜700円といったところでしょうか。でも、今回の鯖ならこの量で軽く6人前はとれますんで一人当たり50円、しかも大盛り可。やっぱり自炊は最高です。買ってきた鯖は三枚におろしてから、砂糖をびっしりとまぶして40分→洗って水分をとってから塩をまぶして90分→洗って水分をとってから酢につけて20分(今回は鯖が大きかったのでやや長めの30分)。毛抜きで血合い骨を取り除いてから皮を剥き、よく切れる包丁で切り分ければ完成。今時魚丸ごと一本買ってきて刺身にする家は稀かもしれませんが、こんなの慣れです、別に大して難しくもありません。また最初に砂糖で〆る事で、塩だけの従来方式よりもずっと柔らかくふっくらした食感になります(時間を守れば甘くなったりはしませんのでご心配なく)。

今回の鯖は雌で、腹に大きな卵巣が入っていたので、こっちは煮付けに。腸の中から消化管を取り出し、キッチンバサミで切り裂いて中をよく洗います。頭はエラをとって兜割に、中骨・アバラの剥き身は食べやすい大きさに切り分けます。全部をさっと熱湯にくぐらせ、血の部分を固まらせてから古い歯ブラシで除去。あとは、沸騰した濃い目の煮汁に入れてサッと火を通し、自然冷却で味を染み込ませます。特に卵巣は火が通り過ぎると味が半減するので気をつけて。スーパーで三枚におろしてもらうサービスは手軽ですが、こういう楽しみはなくなります。丸ごと一本の魚をいかに食べ尽くすかを考えるってのは、結構楽しいのですよ。

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