2016年10月

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16/10/31(Mon)

今日のメインは豚肉の生姜焼き。料理慣れしている私にしてみれば簡単メニューのひとつです。簡単である故に料理が嫌いなうちの母親も時々作ってくれましたが、これがトラウマになるほど不味い一品だったのが今の私の生姜焼きの反面教師になっています。うちの伝統的な生姜焼きは、生焼けを恐れるあまり徹底的に火を通すのです。それはもう徹底的に。ベーコンだったらカリカリベーコンという分野が確立されていますけど(私は嫌い)、豚肉をカリカリになるまで炒めるとどうなるか。脂身の部分はすっかり油が抜けてパサパサになり、赤身の部分は水分が飛んで固くなります。そして不味い脂身と不味い赤身が最悪のハーモニーを奏でる一品となるのです。

そんな生姜焼きを反面教師に育った私の生姜焼きレシピの特徴はとにかく火を通すのをギリギリ最小限にとどめる事です。調味料に半日ほど漬け込むのは一般的なレシピと一緒。その後焼くのはとにかく弱火。炒めるというよりも少量の油で煮るイメージで火を通していき、赤身がまだほんの少し残っている段階で火を止めて余熱で仕上げるのがポイント。薄切りの肉は焼く過程で特に水分が飛んで固くなりやすいので、熱を加えるのは必要最小限にとどめます。こうする事でふっくら柔らかに仕上がります。万事がこんな感じで、うちにはお袋の味なんてものは存在しないのですよ。

16/10/30(Sun)

今日のメインは1匹80円の鰯×4。最初はムニエルかフライにでもしようと思っていたのですが、捌いてみると意外に新しいので方針変換。刺身…にしようと思ったけどやっぱり止めて、〆鯖ならぬ〆鰯にしました。作り方は〆鯖と全く一緒です。三枚におろして砂糖をまぶして30分→砂糖をよく洗い落とし水分を拭き取ってから塩をまぶして1時間→塩をよく洗い落とし酢に漬けて30分→皮を剥ぎ血合い骨を取り除いて食べやすい大きさに切ったら完成。

評価:普通に美味い。青魚という共通点があるので、味の方向性は〆鯖と全く一緒です。ただ、鯖よりも身が小さいので、〆る時間はもう少し短いほうが良かったと思います。鯖に最適化した↑の時間ではちょっと締まり過ぎて身が固くなりました。次は砂糖&塩の時間を半分にしてトライです。こんな美味しい〆鰯なのに世の中ではあんまり見かけないのはひとえに手間がかかるからだと思います。とにかく面倒臭い。三枚におろす→皮を剥いて血合い骨を取り除く→程よい大きさに切り分けるという労力がハンパない。まぁそれに見合う美味さだとは思いますけど。“鰯七度洗えば鯛の味”の通り、手間をかけた鰯のポテンシャルは凄いのです。

16/10/29(Sat)

シーチキンの缶にゴキブリが入っていたというあのニュース。この類のニュースが流れるたびに思うんですが、ちょっと神経質になり過ぎ。精密機械作ってるんじゃないんだから、何十万・何百万と製品を作っていれば、ひとつくらいゴキブリが入っても仕方がないと思います。そりゃ、何百缶とゴキブリ入りのが続々と見つかったら大問題でしょうけど、たった一缶でしょ?許してやれよと思わざるをえません。

それにそもそも、皆さんそんなきれいな台所を使ってるんでしょうか。うちは結構きれいにしているほうだと思いますが、それでもゴキブリは恒常的に発生します。見ていないというだけで、台所のあちこちにはゴキブリの通ったあとがある筈。そんなの気にしていたら何にも食べられなくなるでしょう。それに今年の夏休み子供電話相談室で一番衝撃だった回答に“実はゴキブリはそんなに不潔じゃない”というのがありました。その先生はゴキブリは汚いという常識に疑問を持ち、実際にゴキブリを磨り潰して菌のチェックをしてみたそうです。その結果、人間の掌の方がよっぽど汚いという結果になったそうで、本人も吃驚したといっていました。生活空間の中に肥溜めでもあれば別でしょうが、今じゃそんな場所ないですから。人間に有害な雑菌がゴキブリの体表に自然発生する筈もなく、汚い場所が身近になければゴキブリも汚れようがないってことでしょう。

何はともあれもし自分が開けたシーチキン缶にゴキブリが入っていたら…。気分が良くないのでその缶は捨てますが、3個パックで買ったのなら他の2缶は普通に食べます。で、写真を撮ってメーカー&スーパーに報告。代替品を貰って終了、かなぁ。あんまり神経質になると検査コストが上がって商品が値上がりし、良い事ないと思うんですけどね。

16/10/28(Fri)

先日久しぶりに作った豚角煮は大好評のうちに完売し、煮汁だけが残りました。これをそのまま捨ててしまうのはもったいないので、半熟煮卵アゲインです。とろっとした黄身がたまらん美味い。ラーメン屋で頼むと1個100円とかしますが、自分で作れば原価のみの20円で済みますんでちょーお得。そんなに難しいものでもないので、原価の5倍も払う必然性はないと思われます。

ゆで卵といえば以前は殻が割れないように水から茹でていたのですが、最近コレちょっと違うように思うのです。ガラスのコップに熱い飲み物を入れた際には、薄いコップよりも厚いコップの方が割れやすいです。これは厚い方が内側と外側の温度差が激しい=ガラスの膨張率の違いが大きい為と言われています。この理屈からいうと、卵の殻ってかなり薄いので内外の格差ってあんまりないと思いませんか?卵を茹でる際に殻が割れてしまう原因は、急に熱湯を注いだガラスのコップが割れてしまうのと同じ仕組みではなく、卵の内部にある空気が熱で膨張してその圧力に殻が耐えられなくなってしまうからではないでしょうか。というわけで最近は、その空気を逃がすために卵の尖っていない方(こっちに空気の塊がある)にピンで穴を開けてから茹でています。この方式だと時々ひびが入ることはあるものの、大きく割れて白身がはみ出す事態は今のところゼロ。卵に穴を開ける専用の器具も売っていますが、こんなの普通の押しピンで十分。殻に穴を開けるなんて最初はびびるかもしれませんが、押しピンをねじ込めば殻は割れる事もなく簡単にきれいな穴が開きます。

とすると、卵を水から茹でる必然性も薄れます。むしろ半熟卵を作るには沸騰した水に卵を入れるほうがベター。ガスの火加減によって沸騰するまでの時間が変わってくるので、水から茹でると沸騰してから○分という目安があんまり正確じゃないのです。その点沸騰してからならどんなコンロを使っても○分茹でるという条件は皆一緒。固茹でにする時にはあんまり気にする必要はないですが、今回の様に半熟卵を作る際は卵に穴を開けておいて沸騰したお湯から茹でるのがベターでしょう。ちなみに私は6分です。

16/10/27(Thu)

現在素麺の残りを消費するフェア開催中で、昼食は毎日素麺です。昔は1回に3束(150g)食べてたんですけど、食べると太る体質になってしまった今では1回1束。中年化って嫌ですね。でも、最初はこんな少ないのじゃ物足りないと思っていてもすぐに慣れてしまうものです。今では一束でも大満足。

素麺ってそのままめんつゆで食べても美味しいんですが、それだとちょっとパンチが足りないので、カレーをかけて食べてます。先日買った400g缶が私の強い味方。5月〜6月にかけてアホみたいに採れて冷蔵庫の一画を占拠しているグリーンピースを消費するために、ドライカレーにしているのでまぁ在庫処理をかねた昼食という感じ。グリーンピースは圧力鍋で加圧3分→自然減圧でちょうど良い感じの柔らかさになります。安い時に買って100gずつ冷凍してある挽肉を自然解凍。荒微塵に切って透明になるまで炒めた玉葱に挽肉を投入し、色が変わったらその辺にある野菜をこれまた微塵切りにして入れます。今回は人参・茄子・ピーマンに軟らかく煮たグリーンピース。水をひたひた3歩手前位まで加え、ケチャップ・ウスターソース・カレー粉・ワインを加えて汁気がなくなるまで煮詰めます。最後に鷹の爪と塩で味を調えて完成。冷蔵庫で1週間くらいなら保存オッケー。普通にご飯に乗せても美味しいのですが、現状は素麺にかけてますけど普通に美味い。まぁ、カレー味にしたら大体なんでも美味しくなるんですけどね。

16/10/26(Wed)

今日のメインは1匹80円で買ってきたアジ3匹でアジフライ。生で食べるには身がちょっと微妙な感じだったので加熱で。私のレシピではアジで加熱となるとフライかムニエルの二択です。アクアパッツァも好きなのですが、アサリ・トマトが割と必須なので狙って材料を揃えないと作れないのが難点。アジの煮付けはイマイチ美味しいと思えないのでパス。なめろうからのアジハンバーグは悪くないので時々作りますんで、正確には2.5択というべきでしょうか。今回は気分じゃないので選びませんでしたが。

アジフライを食べるときにはいつも、タルタルソースを作るべきかウスターソースで食べるべきかを割と真剣に悩みます。今回は何となくタルタルソースを作りましたが、ウスターソースをドバッとかけるのも捨てがたい。刺身に醤油をべったりつける人を見ると嫌悪感を催してしまう私ですが、アジフライにべったりウスターソースをかけるのはセーフと思ってしまうのは完全に偏見の賜物でしょう。いいんです、食習慣なんて偏見の集大成なんですから。

16/10/25(Tue)

今日はホームセンターに用事があったので、ついでに以前から買おうと思っていたフェンネルの苗を購入。一応買いたいハーブリストってのを作ってまして、残るはあとフェンネルとマジョラムだったのですが、マジョラムは見つからず今回はフェンネルのみ。これでまた料理の幅が広がってしまいそう。ちなみにフェンネルはセリ科で、見た目は人参の葉っぱを細くした感じ。並んでいたディルとそっくりだったので帰って調べてみると、近くで育てるのは厳禁・交雑してしまうそうです。でも、現状ディルを育てる予定はないので無問題。隣にはカモミールもあってちょっと悩んだのですが、カモミール=お茶という印象が強くて料理に使うって感じじゃなかったのでパスしました。

ここでやめときゃよかったのですが、つい勢いで買ってしまったのが隣に並んでいたコリアンダー、所謂パクチーです。パクチーは嫌いな人も多い癖のあるハーブですが、私は結構好き。というかこんなメジャーなハーブなのになんで自分、買いたいハーブリストに入れてなかったんだっけ?と買う瞬間に疑問に思いましたが、帰って調べ直してみて気がついても後の祭りです。コリアンダー=一年草、冬は枯れます。季節はもう秋なので、もってあと2ヶ月といったところ。種が出来れば容易に増やせるそうですが、現状小さな苗の状態から本格的に寒くなる前に花が咲いて種が取れるようになるとは思えません。やはりリストは信じるべきだった…、150円のダメージです。まぁ、2ヶ月で採れる葉の量とスーパーでパクチーを買う値段を考えると明らかに黒字だから良しとしましょうか。

16/10/24(Mon)

今日のメインは豚角煮。とはいえ、味がしみこむまで丸一日の待機時間があるので、食べるのは翌日になってしまいますが。使うのは業務用スーパーで買ってきた豚バラ塊500g。グラム98円の品に2割引シールがついて400円と激安。ここに半熟卵を4個加えてプラス80円で計480円。ワンコイン以下の材料費で出来てしまいます。豚バラは大きめに切り分けて(煮ると結構縮むので)表面に焼き色をつけたら圧力鍋に投入。ひたひたの水と葱・生姜を加えて加圧40分。

自然に圧力が抜けるのを待ってから、適当にでっち上げた醤油ベースの甘辛煮汁に具だけ移して弱火で30分コトコト。そこに半熟卵を投入して自然に冷めるのを待ち、一晩放置して完成。感想:不味いわけがない。豚バラの角煮は外で頼むと結構高いんですが、自宅で作るとデカいタッパーになみなみ一杯がたった500円で出来てしまいます。やっぱり自炊最強。そしてこの各煮を汁と一緒にご飯にかけて食べると至福。まぁ、脂っこい事は間違いないので、そんなに頻繁に食べたいものではないのですけど。

16/10/23(Sun)

毎朝一切れずつ食べているパウンドケーキですが、こういうのは少し寝かせた方が味が馴染んで美味いという説を知りまして、それもそうかと少し運用を変える事にしました。現状はあと2切れになった時点で次のを焼き、その3日後から食べ始めるという流れなんですが、今回からは常に1本手付かずのストックがある状態をキープする事にします。こうする事で最低でも2週間は寝かせる期間がおける計算になるわけで、多少は美味くなるんじゃないでしょうか、多分。

ココで重要なのは新たなコストが一切発生しないという点です。最初の1回はいつもよりもかなり短い間隔で焼かなきゃいけないのが少しコストではありますが、それを焼いてしまえばあとはいつもと一緒。それでいつもより美味くなる(かもしれない)のだったら、やってみる価値はあります。世の中金を払えば美味いものが食えるのは半ば当たり前ですが、ノーコストで更に美味いものが食えるようになるなんて、私にとってはロマン以外の何物でもありません。

16/10/22(Sat)

例年よりも少し遅れて庭のキンモクセイが満開です。というわけで、今年はキンモクセイが咲いたら作ろうと思っていた、キンモクセイシロップを作成しました。1. キンモクセイの花を集めます。これが最初にして最大の難関。何せ花が小さいので、集めても集めても量になりません。最初は剪定ばさみを使っていたのですが、結局左手にボウルを持ちながら素手の右手で毟り取るスタイルがベストでした。とはいえそれでも結構大変で、30分かかって集められたのはたったの70g。貴重です。

2. ガクの除去。要するに花びらだけにするのですが、神経質にやっていると日が暮れるので、5〜6個のガクがまとめてとれてしまったものだけ外し、単体のものはスルーします。単体のものまで外しているとそれこそ半日仕事になりそう…。3. シロップで煮て完成。砂糖・白ワインそれぞれキンモクセイの倍量(今回は140g)を鍋に入れて煮立たせ、砂糖が溶けたらキンモクセイを投入・ひと煮立ちしたら完成です。今回はとっとと使い切りたい水飴30gを同量の砂糖に置き換えたので、砂糖110g・水飴30gにしました。

結果:これは美味い。先日作ったリンゴのコンポートに少しだけかけて食べましたが、素晴らしい。というか、香りが凄く良い。ただのリンゴのコンポートが、一瞬でオシャレデザートにランクアップしました。自宅にキンモクセイがある人は作るべきだと思います。どうせ普通は散るに任せて無駄になっているものを、こんなに有効活用できるのはロマン。出来ればもう1回作りたいんですが週末は雨っぽいので収穫との兼ね合いがどうですかね。

16/10/21(Fri)

午後3時位に地元の空港に着き、迎えにきた母親の最初の一言が“今日はもう面倒臭いから外食にしよう”でした。いや、夕食を作るのは私だからと突っ込みを入れつつ外食は却下。あぁこの人は本当に料理を作るのが嫌いなのだなぁと再認識しました。自宅に着いて冷蔵庫の中を覗くと、スーパーの惣菜パックが山ほど入ってましたし…。“何かを作ろうにも材料が何もない”と主張する母親を尻目に冷蔵庫を捜索。安定して在庫管理がザルなので、探せば結構色々あるのです。

というわけで帰宅一発目は野菜室から発見したナスで煮物。多目の油で炒めてからしょうゆベースの濃い目の煮汁を含ませるだけなので簡単・お手軽。あとは東京でつい衝動買いしてしまった浸し豆を調理。15分ほど茹でて柔らかくなったらだし汁に投入。冷める家庭で味が染みるのですぐには食べられませんが、安定の美味さです。親戚から箱で送られてきて既に放置モードに入っていたリンゴはコンポートにしてデザート枠に。赤ワインが少し残っていたので当然加え、テーブルの上でカピカピになっていた前日サンマの塩焼きに使ったカボス残のりも投入。というか、普通片付けません?こういうの。当然時間管理の中で圧力鍋玄米ご飯も炊きました。

たった5日なのに冷蔵庫の中もかなり酷い事になっていたので整理整頓。同じものは常に同じ位置に入れておかないと、効率的な在庫管理が出来ず、結果ダブって同じものを買うなどの無駄が発生するので、いつもの配置に戻します。あるかないか分からず探し回るよりは、常にキチンと整理していた方が労力がかからずお得だと思うのですが、こればっかりは性格もありますからね…。

16/10/20(Thu)

在京最終日。結局4泊5日は長過ぎもせず短過ぎもせずのちょうどいい期間でした。今回は新機軸としてカプセルホテル(というにはかなり特殊だけど…)を利用してみたのですが、気に入りました。宿泊施設には全く重きを置いていないので、今までは安いビジネスホテルを利用していたのですが、今回のような座って半畳寝て一畳宿でも全く問題ないとわかりました。というか、パブリックスペースではいろんな国の人がだらっと読書をしたりスマホをいじったりしていて、むしろ面白かったです。自室に鍵がない(金庫はある)・トイレとシャワールームは共用・隣の生活音丸聞こえ(耳栓をただでくれます)etc、泊まらない理由はいくらでも挙げられるんだけど、非日常的な数日間の演出と考えれば、私としては十分にアリでした。ネット上の評価はすごく良いので、危ないことも(あんまり)起こらないんじゃないでしょうか。

そして東京の感想。人がいっぱいで相変わらずとても刺激的です。でも、ふつーの暮らしを送る分には田舎で十分かな。ネットの発達で田舎でも必要なものは不自由なく手に入れられるのが大きいです。年に1回か2回上京してリフレッシュするくらいが今の私にはちょうどいいペースだと思われます。全然来ないとそれはそれで錆付いていきそうなので。まぁ田舎・都会なんていう無粋な区別をしないで、楽しめる所をそれぞれ楽しむってのが一番なんですけどね。

16/10/19(Wed)

今日は半日東急ハンズ巡り。ヤバイ、東京ハンズはやっぱり超楽しい。東京に来ると大体半日〜一日は東急ハンズ巡りに充てるのが恒例となっています。今はアマゾンがあるので、購入だけだったら田舎にいても何の不自由もありません。でも、どこまでが“ある”のかという範囲を知らないと買い物は出来ません。たとえば、ペンチは知っているけどラジオペンチは知らないという場合を仮定します。ラジオペンチは先が細くなっているので細かい作業に必須ですが、その存在を知らないためにペンチを頑張って使って作業をしています。この時に、“ペンチより先が細くて細かい作業に向いている道具ないかな?”と考えて探すことは不可能ではありませんが、最初からラジオペンチの存在を知っていればその労力は半減します。また、ペンチで細かい作業をすることが当たり前になっていると、それ以上に便利な道具を探そうとすらしないケースすらままあります。

というわけで私にとっての東急ハンズは“ここまである”という範囲を知るための場所という側面が非常に強いです。大変申し訳ないんだけど、買う事は稀。存在を確認したらアマゾンで買う方がずっとお得なので。それでもまぁ、ちょっとした素材とか安い道具ならその場で買ってしまいますけど。そんな私が東急ハンズの中でもお気に入りなのが工具・素材のコーナー。半日いても飽きません(一日いると足が限界を超えるので無理)。海外の工具は格好良くて憧れますが、お高いので手が出ません。高い精度や堅牢性が求められる道具はこういうのを選ぶことにやぶさかではありませんが、普段使いの道具はここまで極めたものじゃなくても十分だったりするのですよね、非常に残念なことに。

16/10/18(Tue)

今朝は朝から結構な雨で、仕方なくドラッグストアで傘を買う羽目になりました、痛恨の無駄遣い500円。私の考え方では無駄遣いにもいくつかの類型があります。スーパーをうろうろしていたら美味しそうなお菓子があってつい買ったけど、家に帰って冷静になるとそんなに好みっぽくはなかったというのはありがち。この場合、買う時点ではそれを絶対に欲しいと認識しているので、私の中では無駄遣いの罪レベルは低いです(それでも滅多にやりませんが)。でも、今回の傘は駄目。在東京2日目なので、自宅を出る時点で天気予報をチェックしていれば雨が降る確率が高いと分かり、そうであれば当然折り畳み傘を持ってきた筈です。つまり今回の無駄遣いは準備不足が原因となる無駄遣いというやつで、私の中では500円玉をドブに放り込んだも等しい所業・最悪の部類の無駄遣いに入ります。おまけに身の回りにぜんぜん好みではない安っぽいビニール傘が1本増えてしまうという拷問。これを機会に旅の際の持ってくるものリストを書き換え、次に同じような失敗をしないように臨むので、今回の傘も決して無駄というわけではないのですが、やっぱり悔しいものは悔しいです。

話変わって、先日谷中の松野屋というお店に行ってきました。モノ好きの間では知る人ぞ知る荒物セレクトショップです。セレクトショップというとおしゃれグッズが置いてあるのが一般的ですが、ここは質の良い一般的な日用品(チリトリ・箒)を集めてます。昔のクウネルとか天然生活あたりが好きな人御用達系、多分。確かに良い物が並んでいるんですが結局買いませんでした。普通に暮らしていると身の回りにすでに必要なものは全部揃っているわけで、それを捨ててまで新しくする必要性があるかというと、そこまではないのです。だから最近は色んなお店に行っても新しく買おうという視点でモノを見ることはあんまりありません。むしろ、自分で作れるものの幅を広げる勉強してます。たとえば風呂場の石鹸ケース。プラスチックのものは自作できませんが、木製のモノを見て構造を覚えていれば次に必要になったときに自分で作れますし、その構造を応用してほかの必需品に広げていけるかもしれません。そういう情報を仕入れる意味でこだわりの品の店は楽しいです。一銭も店の利益にはなってませんけど。

16/10/17(Mon)

今日から5日間東京滞在。命の洗濯といいますか、数人の友人に会う以外はノープランで都内をフラフラします。とはいえ、やっぱり土地勘のある元住んでいた所の周辺が中心になってしまうのは仕方がありません。あとは定番の谷根千(実はこっちも結構土地勘はあったりするのですが…)。私の旅の基本は"travering light"に尽きます。まぁ男性は女性よりもこの点は恵まれていますよね。化粧品は不要ですし、着替えや下着の数も(一般的には)少なくて済みます。というわけで4泊5日は小さなバックパック1つでOK。お土産を入れた紙袋がひとつあるのはまぁ、計算に入れなくても良いでしょう。同じ人に2回会う予定はないので着替えはなし。結構涼しくなってきたので、これでも割といけます。下着は着ている分も含めて3セット。洗って干しとけば次の日には着られます。後は歯ブラシ・石鹸・タオルなどのアメニティ一式。今回の宿泊所はアメニティが有料なので持参。予算は往復の航空券・宿泊代も込みで5万円からちょっと足が出るくらい。早割を使えば航空券は驚くほど安く買えます(定価の1/3以下)。宿は一部の人には結構有名なbook and bed tokyo。ベースは素泊まりのカプセルホテルなので一泊4,000円位で済みます。ただし、本棚の中に穴倉のように寝床が作られており、秘密基地っぽくてちょー気に入りました。夜は早めに帰ってカウチで読書に勤しむ至福の時間です。

ただしいつも食事だけは結構困るのですよね。こっちで一般的な定食を食べると800〜1,000円位。自炊の金銭感覚だとかなり豪華な食事(バランス・ボリューム大満足の1汁4品)が200円もあれば作れてしまうので、一般的な外食では値段・質共に全然満足できません。金にあかして3,000円くらい払えば自炊よりもずっと豪華な食事ができますが、1食にそんなに払うのはもはやアホらしいの一言です。食事の値段を考えるたびに思うんですが、1食500円前後で済ませている人(ファストフードorコンビニ弁当)がたぶん一番貧しい食事をしています。それ以下1食100円〜200円になると自炊でしか不可能でしかも結構工夫している人なので、その質は外食に毎回1,500〜2,000円くらいかけている人に匹敵するんじゃないでしょうか。

16/10/16(Sun)

今日のメインは母親のリクエストによりトンカツ。肉買ってきたというので見てみると、国産豚ロース100g300円…って高いわ!個人的にはカナダorオーストラリア産の100g150円前後の肉で十分だと思います。衣つけて揚げてソースべったりで食べたら、国産と外国産の違いなんて誤差です。あと安心安全なんていいますけど、その肉を毎日延々食べ続けるわけではなく、基本その日だけなので外国産でも変わらないってのが私の主張。無論、一口食べたら死ぬような強烈な毒でも入っていたら別ですが(以前中国産餃子でそんなのがありましたね)、それはもう防ぎようがないですしそんなの悪意がある人がやったら国産でもリスクは一緒です。

というわけでおうちトンカツは何の変哲もないトンカツです。小麦粉→卵→パン粉の順につけて揚げるだけ。パン粉は粗めのを選んで使います。本当はたっぷりの油で揚げると良いんでしょうけど、油がもったいないのでトンカツの高さの半分くらいの油しか使いません。これをやると火加減によっては底側の衣が焦げるので時々動かすのがポイント。表裏各3分→余熱5分で揚げると私的にはちょうど良い感じになると思われます。トンカツ定食って外で食べると普通に1,000円くらいしますが、うちで作ると(カナダ産の肉を使えば)300円くらいでそれと同等品が作れてしまうので(無論ご飯や汁物も込み)、非常にお得なんじゃないでしょうか。

16/10/15(Sat)

今日のメインは母親のリクエストによりトンカツ。肉買ってきたというので見てみると、国産豚ロース100g300円…って高いわ!個人的にはカナダorオーストラリア産の100g150円前後の肉で十分だと思います。衣つけて揚げてソースべったりで食べたら、国産と外国産の違いなんて誤差です。あと安心安全なんていいますけど、その肉を毎日延々食べ続けるわけではなく、基本その日だけなので外国産でも変わらないってのが私の主張。無論、一口食べたら死ぬような強烈な毒でも入っていたら別ですが(以前中国産餃子でそんなのがありましたね)、それはもう防ぎようがないですしそんなの悪意がある人がやったら国産でもリスクは一緒です。

というわけでおうちトンカツは何の変哲もないトンカツです。小麦粉→卵→パン粉の順につけて揚げるだけ。パン粉は粗めのを選んで使います。本当はたっぷりの油で揚げると良いんでしょうけど、油がもったいないのでトンカツの高さの半分くらいの油しか使いません。これをやると火加減によっては底側の衣が焦げるので時々動かすのがポイント。表裏各3分→余熱5分で揚げると私的にはちょうど良い感じになると思われます。トンカツ定食って外で食べると普通に1,000円くらいしますが、うちで作ると(カナダ産の肉を使えば)300円くらいでそれと同等品が作れてしまうので(無論ご飯や汁物も込み)、非常にお得なんじゃないでしょうか。

16/10/14(Fri)

いきなり寒くなってきたので今日はおでん。おでんの種に一家言ある人は少なくないですが、私は特にこだわりはありません。何でもそれなりに美味しい、それがおでん。でも敢えて言うなら、卵・厚揚・スジ肉げは欠かせないでしょう。次点でさつま揚げ・こんにゃく。関東に住む甥姪はちくわぶが大好きだそうですが、こっちでは食べる習慣がないのでスーパーでもほとんど見かけません。名前は知っているけど食べた事はない、という人がほとんどかも。コンビにおでんでもなじみが無いせいであんまり売れないんじゃないでしょうか。

学生時代に時々通っていたおでん屋がありまして、昨年上京した折に久しぶりに行ってみたら大きなマンションが建って跡形もありませんでした。調べてみたらそのほんの1年前に店仕舞いをしたらしく、惜しい事をしました。私は下戸なので昼に行ってはおでん定食を食べるという、おでん屋にあるまじき使い方をしていましたが。通っていた頃既に店の主と看板(娘)?はいい歳だったので、もう生きてはいないかなと思っています。

16/10/13(Thu)

少し前にここで書いたように、アンチョビ作りたい欲求が沸いているのですが、アンチョビに適した青魚が来るのをただ待っていてはいつになるか分かりませんので、買ってきました。刺身でも食べられる20cmクラスのウルメイワシ4匹300円。1匹80円以下ですから、格安といっていいでしょう。鰯は文字通り弱い魚なので、買ってきたら速やかに捌きます。

頭と腸を取って三枚におろし、皮を剥いて血合い骨を取り去る。文字にするとたったこれだけですが、結構面倒臭いです。しかも、分かっていた事ですが可食部分少なっ!前もって重量を量っておいたのですが、アンチョビに出来る部位は全体の6割がいいところ。私が捌いた魚には中骨に身がたっぷり残っているなんて事はないので、誰がやってもこんなものだと思います。まぁ、ここから更に中落ちや腹身を叩いてつみれを作るので、廃棄率はもう少し減って2〜3割といったところでしょうか。グラムで同じ値段だったら、肉のほうが絶対に割安です。

アルコール消毒したタッパーに塩を敷き詰め、鰯を乗っけたあと再び塩で蓋をします。塩の量は鰯の50%。このまま冷蔵庫で2ヶ月ほど寝かせてから魚醤の素とアンチョビの素に分離し、魚醤はそのまま発酵・アンチョビはオリーブ油を流し込んでこれまた数ヶ月寝かせて完成。来年の2月くらいには食べられるでしょうという気の長い話です。

16/10/12(Wed)

数年ぶりにゲームにハマり、睡眠時間を削ってやってます。名前はDwarf Fortress(ドワーフの要塞)。以前から存在は知っていたのですが、あまりのとっつきの悪さにスルーしてたんですけど、ちょっとまとまった時間があったので有効活用してみるかと始めたのが運のツキ。ヤバイくらい面白いです。ファンタジーではおなじみドワーフの集団に指示を出し、山を掘って要塞を作りつつ、掘り出した鉱石を精錬して金属製品を作り出したり、畑で作物を作って自給自足したり、キャラバンと取引したり、攻めてきた敵を撃退したりと、ドワーフ達の生活シミュレーションゲームって感じでしょうか。敢えて言えばシムシティーに近いですが、シムシティーよりも遥かにできる事は多いです、睡眠時間ががが…。

ただし、とっつきの悪さは最高級です。理由はいくつか。1. 全部英語。日本語のWikiもありますが、ある程度は英語が読めないとプレイは難しいかも。2. やる事多すぎ。できる事の範囲が広い裏返しとして覚える操作が多く、慣れるまでに時間がかかります。所謂死んで覚えるゲーム。日本語Wikiの量も割と膨大。3. グラフィックしょぼい。デフォルトではグラフィックがありません。キャラクターは全て1バイト文字で表現されています。ただしこれはプラグインを導入する事で改善可能。4. BGMは1曲のみ。状況に応じて曲が切り替わるなんて事はありません。5. 操作性に難あり。十年以上かけて作られているので、操作性がちぐはぐな部分があったり、インターフェイスもお世辞にも親切とは言えません。

でも、なんとなく分かってくるとちょー楽しいのです。要塞の周りに堀をめぐらし敵が入ってきたら水攻めとか、跳ね橋を上げて敵の侵入を阻止しつつ塀の上から狙撃するとか、気分は風雲たけし城(古い…)。何せフリーソフトなので、プレイはタダ。この面白さはもっと広まって欲しいですが、無理でしょうね。

16/10/11(Tue)

何度も書いていますが、最近めっきり太る体質になってしまったので、夕食のご飯の量を減らしました。具体的には2/3合→1/2合です。最初の数日は夕食後も物足りない感がありましたけど、数日経てばこんなもんかという感じで特に苦痛はありません。とりあえず体重は現状維持なんでしばらくこのままで様子を見ようと思います。

それにしても、20代の頃って一体どんな身体をしていたんですかね。今と同様殆ど運動はしていませんでしたが、1食1合食べても全然太らないどころか、少し食事を抜けばあっという間に痩せるという、世の中のダイエッターに喧嘩を売るような体質をしていました。まぁでも考え方を変えれば、こういう風に体質が変わったから身体に気をつけるようになったわけで、今では甘い間食は控えて毎日少しずつですが筋トレもしています。酒・タバコは元から一切やらないので、傍から見たらどんな修行僧だって生活をしていますが、本人がまぁそんなものだと思っているので無問題なのです。

16/10/10(Mon)

昨日辺りからいきなり寒くなってきて、長年の経験からこういう時は寝違えに注意しなきゃいけません。ちょっと寒いかなー、でも面倒臭いから今までどおりの薄着で良いや、で寝るとかなりの高確率で首を寝違えて一週間ほど苦しむ羽目になります。一週間苦しむくらいなら、すぐそこにある箪笥からネックウォーマーを取り出して装着する方がずっとマシ。何年もかかって身についた経験則です、情けない事に。

そのついでといってはなんですが、秋〜冬に屋内では延々これを着ているというパーカーを出してきました(洗濯時の代打があるので、当番率は90%位)。そして臭い…。樟脳と油が酸化した様な臭いが混ざってえもいわれぬ香りとなっています。一応仕舞う前に洗濯はしたんですけど、繊維の奥まで入り込んだ汚れはどうしても残ります。それが半年かけて成熟・発酵した結果がコレ。まぁ洗い直せばこの臭いは消えるので無問題といえば無問題ですが。そして毎年、どうせ使いはじめに洗うんだから仕舞う時は洗わなくてもいいんじゃね?という邪念が頭をよぎるのですけど、それをやるとリアル腐海になるのは必定なので、理性でブレーキをかけてます。

16/10/09(Sun)

業務用スーパーを徘徊していたら、最近めっきり使わなくなっていたカレー粉(粉)を発見し、久しぶりに買ってみました。実は結構使い勝手がいいんですよね、カレー粉(粉)って。ルーよりもずっと経済的でしかも汎用性が高い。ただし、使い切るのに年単位の時間がかかるのが難点といえば難点。

というわけで、久しぶりのカレー粉(粉)ゲット記念の一弾目はドライ豆カレー。6月に収穫して冷凍庫に詰め込んであるグリーンピースをいい加減使わないといけないので。グリーンピースは凍ったまま圧力鍋に入れ、ひたひたの水を注いで点火。蒸気が噴出したら弱火に落として3分→自然冷却です。フライパンで玉葱の微塵切りを透明になるまで炒めたら挽肉を投入し色が変わるまで炒めます。そこに↑のグリーンピースを加え、ケチャップ・ソース・カレー粉で味を決めたら完成。挽肉なので煮込む必要がなく、短時間でさっと出来て簡単。夏場に残った素麺もどげんかせんといかん感じなので、こっちにも流用する事を視野に入れて作ってみました。細かく色々変化は加えますけど、しばらくは豆カレーの日々ですね。

16/10/08(Sat)

健啖隊というサイトでアンチョビを作っているのをみて、アンチョビ自作もいいよね〜と思っていたら、近所のおっちゃんから“沢山釣れたから持っていく”との一報が入りました。その時点では何が来るか分からなかったので、鰯…は流石に無理だろうから鯖来い!と念じていたのですが、来たのはワカシ(ブリの小さいやつ、それでも50cmクラスだけど)。アンチョビってのは要するに塩漬け→油漬けの事なので、どんな魚でもやってやれないことはないのですが、最初はやっぱり基本に忠実に青魚でいきたい。というわけで、今日は素直にワカシを料理します。

とはいえ、あんまりバリエーションはないのですよ。二つ割にした頭・カマ・腹身の部分は塩をして一晩置いてから塩焼きに。身の部分は刺身に。刺身は単に皮剥いて切っただけだと芸がないので、細かく切った昆布をまぶして簡易昆布締めにし、表面をバーナーで軽く炙って焼き霜造りにします。ワカシの場合、皮は硬いので剥いて取り除きます。私はこの焼き霜造りを軽く醤油に浸して胡麻をまぶし、ご飯に乗っけて食べるのが好き。ブリほど脂は乗っていませんが、サッパリした味わいとコリコリした歯応えはこれはこれでアリなんじゃないかと思います。

16/10/07(Fri)

今日のお買い物は傷が入ってお安くなったリンゴ4個入り200円。傷なんて最悪取り除けばいいだけですし、実際本当に傷んで食べられなくなるような傷は滅多にありません。ちょっとぶつけて色が変わった程度が殆どなので、そのまま食べても味に変わりなしでしかもお値段激安、買うしかないでしょう。4個の内半分は蜂蜜で甘味をつけたジュースにして飲みます。毎日1/4個ずつ使うので、これで8日分。流石にそれ以上は鮮度的にどうかと思うので、残りの2個はコンポートにしてしまいます。

丸ごとからなるべく切らずに&薄く皮を剥いて鍋に投入。これは食べても良いですが、どちらかというと色付け用です。皮を剥いたりんごを八つに割り、芯&両端に残った皮を取り除いて三等分して鍋に投入。芯と端の皮はその場で食べてしまいます。水をひたひたに注ぎ、砂糖&蜂蜜を合計でリンゴの30%投入。点火して沸騰したら弱火に落とし、キッチンペーパーで落し蓋をして10分煮、荒熱が取れてから冷蔵庫でよく冷やして完成。結果:普通に美味い。リンゴは火を通すと全く食感が変わる&しかもどっちも美味いので2度美味しいお得な果物です。手間もさほどかからないのでシーズンには割とよく作ります、オススメ。

16/10/06(Thu)

畑で秋茄子が採れ始めましたんで、しばらくは茄子メインの日々になる予定。今日は茄子と豚肉のケチャップ炒めです。茄子は小さめの乱切りにして多目の油で少し焦げ目がつく程度まで炒めてから皿に避難しておきます。ちなみにこの皿は最終的に盛りつけるものを使い、洗い物の手間をひとつ減らすのが地味にエコロジー。次に豚肉。安い時にまとめて買って50gずつ冷凍してあるやつを1時間ほど常温放置して解凍しておきます。これを小さく切り分けて、低温油で少し赤い所が残っているかな?程度まで火を通します。完全に火を通してしまうと、まとめて炒める事で炒め過ぎ→固くなるので、ちょっと足りないくらいがベスト。豚肉はさっきの茄子の皿に避難。

鍋に油をやや多めに注ぎ、潰したニンニクを泳がせて香りを出したらざく切りにしたキャベツ投入。これまた8割方火が通ったら茄子&豚肉を戻して全体をよくかき混ぜ、小さく切った鷹の爪・タイム・ケチャップ・塩で味を決めて完成。3人で食べてちょっと余るくらい作って、材料費は多分100円切ってます。食費をケチりたかったら自炊最強。

ちょっと前にNHKの貧困問題を扱う番組で低所得者代表のおっちゃんが、収入が少ないので牛丼屋やコンビニ弁当しか食べられない的なことを言っていましたが、それって1食500円程度かけているわけで、自分で作ったらその数分の一なのに…と画面の前で突っ込んでいました。1日15時間以上働いているとかならともかく、ご飯を炊飯器で炊いて味噌汁と炒め物を作り置きしてある浅漬けを添える、位のことは15分もあれば出来ると思うんです。食事をして片づけを済ませても30分、楽勝でしょう。

16/10/05(Wed)

毎日の筋トレ(腹筋・腕立て伏せ・スクワット)を続けて半月ほど経つのに体重が全く減りません。増えないのだから効果は出ているといわれればそれまでですが、やっぱり悔しいので少し食事量を減らすことにしました。具体的には昼のパスタの量を70gにし、夕食のおかずの量を2/3にしてみます。夜中に少しおなかが減るけどまぁ許容範囲内でしょう。月に1kgずつでも痩せてくれるといいなぁ…。最近ジーンズがきつくてマジでヤバイのです。

考えてみると学生時代は昼食にパスタを150g食べてもまだ足りなくて時々200gにしてましたけど、それでも全く太りませんでした。それが今では食べたら食べただけ確実に太ります。あぁこれが中年太りというヤツか…。あとは腹筋が弱って内臓の圧を押さえられなくなっているというのもあるでしょう。昔は食べて太るやつの気が知れないとばかりにバクバク食べてましたけど、本当にあの頃の自分に渇を入れたい。というわけで今後の方針。1. 無理のない程度まで食事量を少しずつ減らしていく。2.筋トレを継続して基礎代謝量を上げる。の2つ。病気になって金がかかるのがドケチには耐えられないんで。

16/10/04(Tue)

母親が栗を一袋買ってきましたが、元々栗の皮を剥いて料理をするような人間ではないので、買う時点で私に押し付ける気満々だったと思われます。私は料理好きだから別に良いんですけど。栗といえば栗ご飯ですが、私は玄米を圧力鍋で炊くスタイルなので、炊き込みご飯系は作成難度が高く断念。最初から具を入れるとグチャグチャになりますし、炊き上がってから入れたらそれはもう炊き込みご飯ではなくて混ぜご飯ですから。というわけで、今回も定番の渋川煮を作りました。

ですがうーん、イマイチですね。去年までの成功レシピで試したんですが、鬼皮を剥く時点で身がグズグズです山栗系なのが良くないのでしょうか、理由は分かりませんが蜜で煮られるものは全体の6割ほどに留まりました。残り4割は渋皮を取り除いて炊飯器で栗ご飯にしてもらいます。しかしホント、栗の渋川煮って面倒臭いです。買うとアホみたいに高いのもよく分かる。栗の原価の何倍もの値段をつけなきゃやってられません。まぁ、きちんとできたヤツは普通に美味しいんですけど。市販品は大体自分で作れる、コレ私の持論です。

16/10/03(Mon)

貰い物の蜂蜜を消費するために、見切り品や安売りのリンゴを買ってきてジュースにして飲んでます。リンゴ1/4個を芯ごと乱切りにし(面倒臭くないポジションにあれば種は取り除く)、蜂蜜大匙1/2・水150ml・氷5〜6個をミキサーにかけるだけ。リンゴと蜂蜜の相性は最強なので(by西城秀樹・歳がバれる)、味は言うまでもありません。普通に美味い。というか、その辺で売っているリンゴジュースよりずっと美味い。

ミキサーって調子に乗って買っても一瞬で使わなくなる調理器具の代表みたいに言われますけど、私はこんな感じでジュースを作るので(リンゴの時期じゃない時はバナナ・オレンジ・キウイなどでも美味しい)、持ってて損したとは思いません。というか、かなり古いミキサーでずっと死蔵されていたのを近年私が引っ張り出してきて使っているだけなんですが。

反面、先日買ったフードプロセッサーは死蔵気味。洗うのが面倒なのはミキサーと一緒なんですが、毎日フードプロセッサーを使うレシピは不可能なので、ミキサーよりもキチンと洗わなければいけないのが難点。まぁたしかに持ってると便利ではありますが。その他の品だと、キッチンバーナーは買って良かったと思います。カセットコンロのガスをバーナーみたいに使えるヤツ。うちは時々魚を貰うので、焼き霜加工に大活躍。ミキサーやフードプロセッサーに比べてメンテナンスの手間がかからない(というかほぼメンテナンスフリー)というのは大きいです。時々作るプリンの表面に砂糖を撒いて火炎放射し、クリームブリュレにするのが最近のお気に入りだったりします。

16/10/02(Sun)

本日の貰い物は40cm弱のマグロ2匹。格好的に多分キハダ。小型のマグロは捌き難度的にはかなり楽な部類に入ります。ウロコはごく限られた場所に鎧状にあるだけなので手がかりを作ってベリッと剥がせば済みますし、身体に厚みがあるので包丁を入れるのも楽。同サイズの鯛に比べれば半分程度の時間で作業が出来ます。ただし、身が柔らかいので下手だとグズグズになりますが。

アラの処理方法としては定番の中落ち丼。スプーンを使って後頭部と背骨から身をすき取り、包丁で軽く叩いてから葱とあえ、醤油で味付けをしてご飯に乗っけるだけ。流石小型だけあって殆ど脂は乗っていませんが、これはこれでまぁありかな…。すいた腹身は軽く塩をして一晩放置したあと塩焼きに。大根おろしを添えると最高。実は今回のマグロの中でココが一番美味いかも…。カマは薄くて割に合わないようだったので今回は廃棄。

フィレの部分は敢えて皮を剥かず(キチンと目視&触ってウロコがないことは確認する)、キッチンバーナーで炙って炙り刺身に。炙りor湯霜の美味さを知ったら、普通に皮を剥いて刺身にするなんてアホらしくてやってられません。というか、基本的に魚は皮が美味いので、カワハギや〆鯖とかならともかく皮はつけたまま料理するのが私のスタンダードです。そして今回の白眉がシーチキン。フィレ1本をジップロックに入れ、オリーブ油・塩・ローズマリーを加えて熱湯投入1時間弱。要は簡易コンフィです。私コレが大好きで、本当は全部シーチキン加工したかったのですが新しい魚は刺身で食べるに限るという固定概念に縛られる家族がいるので出来ません。まぁでも、釣れたてマグロで作る自作シーチキンは最高という他ありません。新鮮・刺身・美味いとか言っている場合じゃないですよ。

16/10/01(Sat)

今日の一品は在庫一掃フェアの一環として、グリーンピースとマグロフレークの和え物。どちらもそろそろいい加減使わないと…と思っていたものを組み合わせただけで、特にレシピとかはありません。グリーンピースはサヤから出してジップロックに入れて冷凍したもの。時間経過で霜を吹いて乾燥していくので、少なくとも一年以内には使い切りたい代物。そもそも一年経つと次の年のが採れてしまいますしね。生のまま冷凍しているので結構硬く、茹でてもそんなに簡単には柔らかくならないので、圧力鍋10分コースにします。

結果的にはちょっと柔らかくなり過ぎた10分コース。5分でいいかも…。まぁ、最初だから仕方ないですね。茹で汁を切ってボウルに入れ、醤油味のマグロフレーク缶を投入。マヨを絡めて味をみ、塩胡椒で調整すれば完成。結果:見てくれは悪いですけど味は悪くない。今回は火を通し過ぎてグリーンピースがグズグズですが、この辺を調整していけば、ご飯にあうおかずとして将来性はあると思います。難を言えばマグロフレーク缶のしょうゆ味が邪魔ですが、これは非常用食材として備蓄していたものをローテーションで使っていくという特性上仕方ありません。というか、今度買うときはノーマルなシーチキン缶にしよう…。そっちの方がずっと応用性があると思うのですよ。

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