2017年7月

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17/07/31(Mon)

毎週末恒例の台所掃除。いつもは箒で掃く→雑巾がけのコンボで済ませてるんですが、それだけだとビニールクロスの表面凸凹に汚れがたまって黒ずんでくるので、大体半年に一回のペースで洗剤を使った本格掃除をしています。少し前にこの日記でグラインダーのナイロンブラシアタッチメントを買ったので少し楽できるかも…と書いたのですが、完全に失敗でした。回転が強過ぎ&ブラシが硬過ぎでビニールクロスの表面がガリガリ削れて生きます。グラインダーの回転速度を調整できれば良いんですけど、うちのは一番安いヤツなのでそんな機能は付いていないのです。というわけでナイロンブラシアタッチメントは一時お蔵入り。まぁ、便利な道具である事に変わりはないので、何かに使えるでしょう。

というわけで基本に戻って手作業で床掃除してます。方法はシンプル。住宅用洗剤を原液のままスポンジで伸ばして床に塗り、そのまま5分ほど放置。汚れが浮き上がってきたところで毛足の硬いブラシで汚れを掻き出しつつ雑巾で拭き取っていきます。コレがかなりの力仕事で時間もかかるので、一回に出来るのは畳1〜1.5畳程度がいい所。うちの場合はシンク・冷蔵庫・食器棚の角などを目印に台所の床を大体6分割し、6週に分けて1箇所ずつ掃除していきます。1箇所に使う時間は15分位。最近日が落ちても気温が下がらないので結構大変ですがそれなりに達成感はあります。ただし結果論ですが、台所のビニールクロスは失敗です。ビニールクロスの凸凹に油汚れが入り込んで大変。かといって凹凸の無いツルツルのヤツを選択すれば滑って危ないので、やっぱり木の床が正解でしょう。まぁ、今更どうしようもないんですけどね。

17/07/30(Sun)

趣味の木工は一つ目の引き出しの組み立てが完了。計算通り本体にピタッと収まる正確っぷりに我ながら惚れ惚れします。ちなみに引き出しは三つありますが、組み立てられるのは一日に一個だけです。木工用ボンドが乾くまで押さえておくハタガネの数が足りないのです。今回の場合、奥行き方向を固定するのに540mmのハタガネが2本、幅方向を固定するのに300mmのを3本使います。300mmは8本持ってますが、540mmを2本しか持ってないのでコレがボトルネックに。組み立ての際はいつもこうなんですよね…。ハタガネはあればあるほど便利ですが、かといって無闇に増やすのもアレなので、難しい所です。ちなみに540mmのハタガネは1本1,000円ちょっと。そう高い物でもないですが、数を揃えると結構なお値段に膨れ上がります。

更に引き出しの背面の板接合は念の為竹串(焼き鳥串をリサイクル)で補強します。串は大体直径3mm〜3.5mmですんで、ひご抜きを通してそれを3mmに揃えます。板は穴をあけた際に細かいヒビが入らないようにセロハンテープで保護してからポンチで目印をつけ、板厚の倍の深さまで3mmのドリルで穴を開けた後、木工用ボンドをつけた竹ひごを挿入。2mm程の余裕を持たせてニッパーでカットし、完全硬化してから2mm部分をカット&ヤスリがけで平らにします。穴をあけた際に円周上に欠けが生じた場合はここでパテ盛りも行います。我ながら完璧…ですがかける労力は無限大。

引き出しの奥の板なので負荷はそこまでかからず、また通常は全く見えない場所なので、こんな処置はオーバースペックもいいところです。でも、趣味なので。あとは技術の練習という意味もあります。いきなり10の難度は不可能かもしれませんが、3の難度を楽々出来るようになれば6の難度が視野に入り、6の難度をこなしているうちに9の難度が…という風に上達していくのは楽しいものです。

17/07/29(Sat)

小学校低学年の姪から夏休み宿題の工作を“作って”と言われました。“手伝って”ではなく“作って”というのがポイントです。その歳で完全外注ですか、いいご身分ですね。まぁ、私も嫌いではないので作ること自体やぶさかではないのですが、最大の問題は本気を出してはいけないという事です。たとえば木を組み合わせて立方体を作る場合。いつもの私なら、板同士の接合は端に凸凹を刻んで噛み合わせる・噛み合わせた面は徹底的にヤスリをかけて完全に平面にする・各辺の誤差は極力0に近づけ、全ての角も完全な直角を目指す、などなど完璧を目指します。が、小学校低学年の夏休みの宿題でそれをやってはいかんのです。適当に歪み、時には板の長さが足りなくて隙間が開いており、ヤスリがけが足りずに凸凹が目立つ、そんな状態を目指さねばなりません。無理無理、絶対無理。そりゃま、技術的には出来るんでしょうけど、趣味の木工で培った私の精神性というかポリシーというか、そういうのが半端な仕事を許しません。どーすんのコレ。

解決策としては1. 手伝わせる。コレが王道でしょう。でも、見るからにやる気がないんですよね、ヤツ。最初から外注する気満々だから当然でしょうが。2. 本気を出す。開き直って本気を出してしまいます。新学期に担任に怒られるかもしれませんが、そんなの私の知った事じゃありません。それが嫌なら自分で下手な塗装でもして小学生の作品っぽく見せかければよろし。ところでコレ、ゆうちょのアイデア貯金箱コンクールに出すそうなのですが、サイトを見て驚きました。絶対大人が本気を出してるよね?的な作品が満載です。大人がベースを作り、子供がそれに模様を書いてるって感じ。そりゃま、本当に子供が作ったかなんて追求しようがないのは分かりますが、それはちょっと大人気ないんじゃないでしょうか?的な作品が次々と登場。世の中間違っていると思います。

17/07/28(Fri)

趣味の木工は現在作成中の三段引き出しの引き出し部分の部品が揃い、組み立てに入りました。引き出しは前後左右の板&底板の5パーツで成り立っており、それが×3で15パーツ。前後左右の板を木ネジで固定し、下から底板を当てて木ネジで固定というのが一番手っ取り早いですが、作っててつまらないのでやりません。趣味の木工ですから楽しまないと。更に言えば今の技術を思いっきり使ってこそ、次の限界の地平が見えて楽しいってものです。というわけで、左右&後ろの接合は板の端に凸凹の噛み合わせを刻む事で、左右&前の接合は前板の裏に溝を彫ってそこに左右の板を差し込む事で、前後左右&底板の接合は前後左右の板の下から5mmの所に溝を彫ってそこに底板をはめ込む事で行います。更に場所によっては竹ひごを釘のように使って強度アップ。こんな事をしているので、引き出しのパーツ作りだけでのべ10時間以上かかってます。効率重視のやり方だったら組み立てまで終わっておつりが出るペースですが、良いんです趣味だから。

ちなみに今回の三段引き出しも全て廃材利用ですんで、材料費は木ネジ&木工用ボンドくらい。木ネジは1本0.5円換算で18本使用したので9円。ここは日本か?ってレベルですが、自分で作ったらそんなもんです。廃材は埃で灰色になったナイフマークまみれの一品でしたが、新しく買ったランダムサンダーの威力は素晴らしく、ものの5分程度でピカピカの新品同様に生まれ変わりました。やはり文明の利器は良い。

あとは組み立て→塗装と一日に出来る分量が限られる工程に入るので、次回作の構想が始まりました。次回作はハタガネを効率的に天井から吊り下げ収納する道具。ハタガネというのは接着した作品が乾くまでしっかり固定しておく道具の一つで、15cm〜50cm位の棒状のものが都合20本程度。結構増えてきたのでこれを分類して天井から取り出しやすく吊り下げたい。そのための収納です。こういうのは表面処理や塗装にあんまり気を使わなくていいので楽といえば楽ですが、技術向上の練習も兼ねているので相変わらず無駄に接合に凝ったりする予定。道具をガサっと全部同じ箱に突っ込んでおいて都度探すのって嫌いなんですよ。道具も傷つくし探す時間ももったいない。機能優先の整理整頓って見た目にも美しいので大好きです。

17/07/27(Thu)

相変わらず暑くて、日が変わる時間帯になっても室温が30度とかザラです。どうしても熱が篭るんですよね。換気が上手くできればもう少し下げる事ができる(外気の方が温度が低い…)のですが、なかなか上手くいきません。空気の通り道を確保しようとに方面で窓を開けようとしても、片側が網戸なしなのでかの進入が心配。一面だけあけても風が通らないので効果低しとあちらを立てればこちらが立たず。大体、暑い時期に蚊がいるのがいかんのです。日中は暑過ぎるせいか驚くほど蚊が少ないんですが、日が落ちると結構出てくるのですよね。

そんな中、今年も安眠のお供はアイスノン枕。これ、もう十年来使ってますけど手放せません。要は保冷材のデカイヤツ。これを昼間冷凍庫で凍らせておき、夜中に枕に仕込んで使うだけ。単純ですが効果は絶大。特に首を冷やす事で血液を冷やし、非常に快適な睡眠がやってきます。今時タイマーで冷房をつけておくのが普通なんでしょうが、私の冷房嫌いは相変わらずで、自室のエアコンは通年コンセント抜きっぱなし。最早キチンと冷えるかどうかすら定かではありません。でも、アイスノン枕さえあれば就寝中はエアコン不要。1,000円くらいで買えて外側のビニールが破れるまで半永久的に使えるのでコストパフォーマンスも最高。非常にオススメです。

17/07/26(Wed)

今日のメインは唐揚げ。暑くなると食欲が落ちて唐揚げなんてもってのほかという人もいるでしょうが、私の食欲は基本暑さ程度では落ちません。暑くなるとむしろ体力の消耗を補うようにコッテリしたものが食べたくなる傾向すらあります。というわけで唐揚げ。スーパーの惣菜コーナーの定番ですが、家で揚げた方が絶対美味い。揚げてから食べるまでの時間が短いというのはそれだけで強力なアドバンテージなのです。あと、市販品は味付けが濃い。旨み調味料をこれでもかとぶち込んだような、舌が痺れる味わいは食べ慣れていない私にはちょっと厳しい。というわけで唐揚げは家で揚げるに限ると思うのです。

使うのは鶏モモ肉。一口大に切って塩+各種香辛料を摺り込んで半日放置で味を馴染ませます。今回は定番のニンニク生姜に加えてカレー粉も参加。ちょっとカレー粉を効かせるのが美味い。後は揚げる直前に小麦粉をまぶし、適当な温度で完全に火が通るまで揚げるだけ。個人的には油の中で転がしながら5分を目安にしています。タレは自家製のタルタルソース。タルタルソースも市販品がありますが、ざっくり刻んだゆで卵は手作り品でしか作れない味わいです。市販のタルタルソースってほぼマヨネーズなんじゃね?と思ってます。うちでタルタルソースに入れるのはゆで卵・水に晒した玉葱・自家製ピクルス(キュウリ)・パセリ。全部刻んでマヨネーズで合え、塩胡椒で味を調整するだけ。一番手間がかかるゆで卵作りは昼食の後片付けと平行してながら作業でやっておくので、夕食準備の際にやることは刻んで合えるだけ、簡単です。このタルタルソースを揚げたてのから揚げにどっぷり塗って食べる。頻繁に食べると成人病一直線なので自粛しますが、たまに食べるとコレが美味いのですよ。

17/07/25(Tue)

昨日の日記でYoutubeで動画を見つけて楽しんでいると書きましたが、以前はニコニコ動画でした。でも最近はYoutubeがほとんどになっています。ニコニコ動画、面白くなくなってしまったんですよね。以前は好きなジャンル(自然・科学技術など)のトップ100ランキングを見ると、毎日のように目を惹く動画があったのですが最近はサッパリになってしまいました。今ではニコニコ動画でみるのは以前からのお気に入りリストに入っていた人の物ばかり。そしてそういう人は減る事はあっても増える事はないので、どんどん先細りです。

ではYoutubeが万能かというとそうでもなくて、Youtubeって新規の動画を探しづらいんですよね。ニコニコ動画みたいにリアルタイムでのトップ100みたいなページがあるといいんだけど、現状では個人の閲覧履歴から自動的に抽出されたオススメページみたいなのから関連動画をたどっていく形になって結構面倒臭い。趣味に合うアップロード主を見つけてしまえば、その人のホームページをブックマークしておくので後は楽なんですけど。でも、こういう人たちって本当凄いですよね。私なんて文章書いてアップするだけなんで楽ですけど、ここに画像の加工なんか入れたら多分続きません。それが動画を撮って編集してアップロードするわけでしょ?そりゃ、生活賭けてユーチューバーやる人の気持ちも分かる気がします。そんなの商売じゃなきゃやってられませんって。何事も稼ぐってのは大変ですねぇ…。

17/07/24(Mon)

木工が趣味なので時々Youtubeで木工・DIY関係の動画を探して楽しんでます。ただし、その木工関係の動画にも割と不満はあります。1. 趣味の木工・DIYというとなぜ皆ワンパターンに収納を作ろうとするのか?まー、木工を趣味とするものとして気持ちは分からなくはありません。手っ取り早く必要だし、成果も見えやすい。でも、部屋を片付けたいと思ったらまず優先すべきはモノの整理。そして所有する物を絞った所ではじめて収納でしょう。要りもしない不用品をキレイに収納するための棚を作るなんて、労力・時間・材料費の三重の意味で無駄としか思えません。

2. 手軽に出来る事をアピールし過ぎ。これも動画の再生数を稼ぎたいという動機からは十分理解できますが、そんな木工してて楽しいの?という根源的な疑問が発生します。100円ショップで揃えた物だけを利用した木工・スノコを使った家具、なんかがその代表例。100円ショップやスノコを全否定するわけではありませんが、所詮は安物。手間隙かけて作っても安っぽさは残ります。折角やるんだったらその時の全力を尽くさないと楽しくないでしょ。あと、スノコで棚作ったら、横板の間の隙間に吹き溜まりのように埃がたまって掃除が超・大変。個人的には止めといた方がエェよと思います。最近見かけた究極のヤツは無印良品で棚を買ってきて作るDIY動画で、それもうただの宣伝だよね…。

3. コレは数自体は少ないのですが技術自慢のヤツ。すんごい複雑な木組みを見せられても、あーはいはい凄いねと思うだけで全く参考に出来ません。組みあがった木組みを見てうっとり・ご飯三杯はいけるみたいな変態さんはあんまりいないでしょう。かくいう私も、初見では凄いと思いますが身の回りにおいておくとそれが普通になって継ぎ手の処理とか本当にどうでもよくなります。まぁ、自己分析するに今の私の状態って一番面倒臭いんですよ。完全な初心者でもないけどプロでもない。どっちかに振った動画は作りやすいけど、その中間を狙ったものってあんまりないのです。そして今夜も玉石の中から玉を探してネットの海を彷徨うのですが、それ自体楽しいので突込みを入れつつまぁいいかと思ったり。

17/07/23(Sun)

いつものように包丁を研ごうと思って砥石を出してさて作業を始めるべと思った瞬間、砥石の凹みが気になりました。そういえばここ最近修正をさぼってたっけ…。というわけで思い立ったが吉日・砥石の修正を始めました。砥石を使ったことがある人なら分かると思いますが、砥石で刃物を研いでいると真ん中が凹んできます。研ぐストロークを大きくして砥石を満遍なく使うようにすれば凹み方は多少緩和できますが、ゼロには出来ません。そしてこの凹んだ砥石を使っても刃物を効率的に研ぐ事はできません。ですんで砥石は定期的に修正といって表面を平らにする作業が必要です。

世の中にはこの砥石の修正を行うための砥石…修正砥石ってのが売ってます。要は目の粗い砥石ですね。でも、私は持ってないので犬走りでやってしまいます。犬走りというのは建物の周囲にあるコンクリート製の平らな部分。ここに水をかけながら砥石をこすりつけ、両端の凸の部分を削ってやるのです。そんなに力は要りませんが、キチンと平面を出すために時々方向を持ち替えながら気長に少しずつ。片面5分もやればかなりキレイになります。

最近では台所に包丁がない家も珍しくないとか。そして包丁があっても砥石を使って定期的に研ぐ家は更に珍しいでしょう。その上で砥石を定期的に修正している家なんてどれだけの割合なんでしょうか。知るのがちょい怖いです。ですが切れる包丁を維持するためには砥石は必要不可欠で、その砥石の能力を維持するためには修正はこれまた必要不可欠です。切れる包丁を使い慣れると、研がずに何年も使った包丁なんて怖くて使えないんですけどね。

17/07/22(Sat)

クソ暑くても落ち葉は落ちるし雑草は生える。というわけで、毎朝の庭メンテナンスは継続しています。少し前にアホみたいに成長が早いウバメガシの剪定を一通り済ませてしまったので、脚立をあちこち動かしての面倒臭い作業はなくなり、現状は地面を這い回って落ち葉を拾う&雑草を抜くだけの簡単な仕事です。脚立仕事って気を遣うんですよね。常に落下のリスクを考えて万全に注意してなきゃいけないし、そもそも庭木が茂る中で背の高い脚立を動かす事自体が一仕事ですから。

というわけで最近はしゃがみさえすれば良い楽な仕事ばかり。その中でも多いのがツワブキの処理です。ツワブキは蕗に似てますが、もう少し緑色が濃くて全体がつるつるしています。キャラブキの材料になりますんでたまに収穫して煮ますが、そんなに頻繁に食べたい物でもないんで、9割5分は捨ててます。日本庭園に合うという事で岩の隙間とかに植えたのが運のツキ。こいつらはタンポポのように綿毛を持った種を風に乗せて飛ばすことで爆発的に増えます。もう、庭中ツワブキだらけ。というわけで景色保全のために全滅はさせませんが、かなり大胆に間引きます。

ただ、間引く作業自体も結構大変なのですよね。同じキク科だからでしょうか、ツワブキの根もタンポポの根と同様非常に深くて長いのでかなり深く掘らないと根絶やしには出来ません。そして色んな物が植わっている&岩が沢山の日本庭園ではそんな事は不可能。表面だけ地道に毟るしかありません。まぁ、地下茎で増えないだけまだヤブカラシや竹に比べれば可愛いとも言えますが。とにかく、庭を持つのなら植える植物は熟考すべきだと思います。

17/07/21(Fri)

趣味の木工で作っているマウス置きを兼ねた三段引き出し。外側がほぼ完成して引き出しの作成に突入。“ほぼ”というのは天板をつけていない&塗装がまだという理由です。天板をつけてしまうと中が見えなくなり、引き出しの細かいサイズ調整が面倒になるので、敢えて後に回してます。塗装は天板をつけてからじゃないと二度手間になるのでコレもまた後回し。

趣味の木工で割と重要なのが、どの作業をどの順番でするかという事。A〜Cという三つの部品を組み合わせる作業があったとして、まずAとBをくっつけてからCをくっつけるか、それともまずAとCをくっつけるか。結果的にどっちでもいい事もありますが、この順番の違いが最終精度に影響を及ぼす事がかなり多かったりします。ですんで、作業手順の組み立ては脳内シュミレーションを経てかなり本気で検討します。設計→手順構築までは所謂木工用の道具は一切使いませんけど、最終的な出来上がりは8割方ココで決まるといっても過言ではありません。

そりゃま、趣味の木工を始めた当初はノコギリでまっすぐ切る事すら覚束なかったので、いくら手順をキッチリ考えても(…と言うかその手順すら経験不足で十分に考えられませんでしたが)十分な完成度は得られませんでしたが、今では最低限の技能は身についたので、そうなると出来上がりを左右する最も重要なファクターは段取りです。ちなみに、実作業に入ってからだと一番大事な作業は墨付けだと思います。コレはノコギリやノミを入れるラインを引く作業。まー地味ですけど、そもそも目印が正確でなきゃどんな名人でも精度出せませんからね。そしてこの作業に欠かせないのが正確な定規。100円ショップでも定規が買える昨今、15cmの定規&ストッパーに1,500円とかアホじゃないかと思いますが、それがないとしっかりした作業はできないのが現実です。

17/07/20(Thu)

最近はアホみたいに採れるカボチャを消費するためにカボチャポタージュを常備してます。冷製スープなのでクソ暑いこの気候下でもするする食べられて良い感じ。そして活躍するのが最近買った裏漉し器です。卓球のラケットを二回り大きくしたような形で総ステンレス。面の部分には目の細かい網が貼ってあります。ちなみにお値段は1,000円台後半。コレをボウルの上にセットし、材料を乗せてヘラで磨り潰していくと、網を通って材料が細かくなる寸法。使用方法の関係上、網の固定も網そのものもかなり頑丈に出来てます。先日のトマトピューレのように水分の多い物は(平面なので)使いづらいですが、カボチャや芋の裏漉しには大活躍です。

以前はこういうごく限られた状況下でしか使えない器具はなるべく買わないようにしてたんですが、最近はそれも少し緩和してきました。餃子用のターナーやジャム用の広口漏斗なんかも以前だったら買わない器具だったと思います。ただ、専用器具ってのはその用途に限れば汎用器具の何倍もの効率が出るので、使ってて気持ち良いんですよね。ですんで、それなりの頻度で使うんなら買っても良いのかなというのが最近の考え方です。ただしそこにも限界があって、確かに便利だけど冷静に考えたらそんなに使わないよねって物には手を出しません。蟹スプーンとか栗剥き器とかナッツ割り器とか。まぁこの辺は人それぞれのライフスタイルによるので、どこからが趣味の無駄遣いなのかは簡単に判断は出来ないんですけど。

17/07/19(Wed)

トマトがアホみたいに採れる度にトマトピューレにしていたら、手持ちの瓶がなくなりました。新しく買うのは簡単ですが、生産物をストックしておく場所の問題もあるので、当初は冬場に食べようと思っていたトマトピューレの消費を前倒しします。使い方はシンプルにパスタで。ペペロンチーネを作る過程で大匙2杯のトマトピューレを混ぜるだけでトマトパスタに早がわり。目分量で最初のトマトが1/3くらいに濃縮されているので、不味い筈がない。

トマトピューレも簡単に出来ます…ちょっと面倒臭いけど。ヘタをとったトマトをザク切りにして鍋に入れ点火。沸騰したら時々かき混ぜながら30分ほど煮てペースト状にします。少し冷ましてから裏漉しし、皮と種を取り除いて重量の2%の塩を加えて再び点火。再び30分ほどコトコト煮てから瓶詰めして完成です。この中で面倒なのは裏漉しです。ほとんどトマトジュースなので、7割までは簡単。ザルに入れてヘラでグルグルかき混ぜているだけで液体分が下に落ちていきます。面倒なのはある程度水分が抜けて固形になってから。ヘラでザルにこすりつけながら有効成分を抽出するのが結構な力仕事。適当な所で諦めれば楽ですが、それはそれでもったいないので…。

30分煮込むのは隣で洗い物をしたり食事の仕込をしたりの平行作業なので、特に面倒ではありません。瓶詰め作業も片口レードルと広口漏斗というジャム用の兵器を流用すれば簡単。ルーティーンで脱気密封して蓋に製造日と内容物を書いたシールを貼れば完成。未経験の頃は瓶詰め作業なんて大変だろうと思っていましたが、やってみるとこんなのは慣れですね慣れ。

17/07/18(Tue)

今日のお題は仏事用の落雁を美味しく食べる事。お盆用に買った落雁がくっそ不味くて(甘過ぎ&パサパサのダブルパンチ)、そのままではとてもじゃないけど食べられません。一応食べ物なんだから、もうちょっとプライドを持って作ろうよと思わざるを得ません。かといって捨てるのもアレなので何とか美味しく食べられんもんじゃろかと検索してみました。

その結果、要するに落雁は澱粉&砂糖なんだから、その方向性で使えって事らしいです。つまり、砕いて甘味料として使う。一番多かったのはクッキーでしたが、個人的にあんまり好きじゃないので次点のプリンにしました。作り方は簡単、落雁をおろし金を使って根性で粉にし、ふるいを通してから砂糖として使う。結果:結構いける。澱粉が糊化していい仕事をしているのか、いつもよりねっとりしている気がします。最初どうなるかと思った蓮の花や葉の着色に使われているビビッドな合成着色料も、大量の牛乳と卵に負けてほとんど仕事してません。

ただし、落雁をすりおろす手間はいかんともしがたいです。フードプロセッサーでもよかったのですが、落雁の固さで刃が欠けるのが心配だったのでやりませんでした。ゴリゴリ削れば普通の砂糖に近いものとしては使えますが、とてもわざわざ買ってまでする事ではありません。砂糖の方が明らかに手っ取り早い。仏事用のくっそ不味い落雁があり、それをどうしても捨てたくないという特殊事情下においてのみ、この落雁プリンは有効かと思われます。まぁそもそも、メーカーとしてきちんと食用にも耐える落雁を作ればいいだけの話なんですけどね。形だけ整えた食品なんて最低だと思います。

17/07/17(Mon)

階段につけた手すりを支える金具が金属疲労?で折れました。2mほどのバーを2箇所の金具で柱に固定していたのですが、以前から負荷的な面でもう1ヵ所増やすべきなんじゃないかなと思っていたので、折れた事に意外性はありません(とはいえ、軽く10年はもってますけど)。というわけで修理するんですが、同じように直してもまた同じ様に折れるだけなので、今回は支えを3箇所にします。コレで荷重が分散されて多少は長持ちするでしょ。

隣のバーは壁に固定する金具部分も木で手作りしたのですが、今回は構造上それが難しいので大人しく買ってきました、600円×2。外注する事を考えたら安いものです。ポイントはいつもの趣味の木工と同様、丁寧にする事。特に手すりはとても硬い木で出来ているので、下穴は必須。ネジの箱に書かれている“下穴不要”の言葉を真に受けると、途中でネジが捻じ切れるor最後まで捻じ込めずに頭が浮くorバーに亀裂が入る、など散々な結果が予測されます。木ネジの太さは3.5mm。個人的には下穴はネジの8掛けがベストだと思っているので、今回は2.8mmのドリルを使いました。円柱に穴をあける際は、キッチリバイスで固定してポンチで取っ掛かりの傷をつけておくことを忘れずに。足で押さえて作業するなんて不精をすると、これまた間違いなくバーが動いて失敗します。

あと、捻じ込むドライバーの使い方も重要です。硬い木に捻じ込む際は油断するとすぐにネジの頭が潰れてしまいます。コツとしては、押す力8割・回す力2割の感覚で。ドライバーだから回そうという意識で取り扱うと、まず間違いなく失敗します。まぁ、えらそうに書いている私も数限りなく頭を潰して今この境地にあるんですけどね。

17/07/16(Sun)

二ヶ月ちょっと前に塩漬けにした筍の水煮。梅雨明けを待っていたのですがちっとも発表がなく、その割に全然雨が降らないのでもういいかと乾燥工程に入りました。で、取り出してみたら二袋の内一袋が黴ている…、痛恨の失敗です。でもまさか黴るとは思わなかったんですよね。塩分濃度25%(昔の塩辛い梅干でも15%位です)&冷蔵庫保存にもかかわらず黴たということは、塩の回りが均一じゃなかったとしか考えられません。週一程度でもいいから塩漬けの袋を揉むなりひっくり返すなりして塩を回すべきでした。

黴たロットは廃棄して、もう一袋に期待を繋ぎます。次の作業は乾燥。ザルにあけてよく水を切り、日当たりのいい場所で乾燥させます。時々かき混ぜて均一に乾くように注意。予定ではコレが一週間ほど。この後、塩抜き→味付けとなります。シナチクなんて瓶詰めで安く売ってますけど、自分で作るとざっと2ヵ月半仕事。まぁ、中身はほとんど待ち時間なのでかける労力は無きに等しいですが、こういうのを私的には贅沢と呼びます。2ヵ月半かけて作ったメンマを丸ちゃん正麺に乗っけて食べる、まさにドリームと言えましょう。

17/07/15(Sat)

今日のメインは天丼。先日自家製野菜で天婦羅を作りまして、敢えて全部食べずに少し残しておいたのです。勿論天つゆも。具は玉葱・ナス・カボチャ・ピーマンの4種類。たんぱく質がないので所謂精進揚げというヤツですが、最早肉肉いう歳ではないので特に問題ありません。揚げたての天婦羅の美味さは言うまでもないですけど、一晩置いてくったりした天婦羅を天丼に仕立てるのもまた美味い。

作り方は簡単です。天婦羅を鍋に入れ、腰の高さまで天つゆを注いで天火。沸騰したらホカホカご飯に乗っけるだけ。つゆを吸った衣とホカホカご飯の絡みが最高です。前半はそのまま食べて、後半少し七味を振って味を変えるのが私流。こうやって夏野菜で作る天婦羅は最高なんですが、難点が一つ。大根おろしが無いのですよね。そりゃま、スーパーに行けば今の季節でも大根を売ってますが、それは何だか違うと思うのです。夏に大根を買うなんて邪道。まぁ、こういうことがあるので今年から冬場に大根おろしを作って冷凍しておいてもいいかもしれませんね。

17/07/14(Fri)

先日のコーンポタージュがかなり美味しかったので、インフレ気味のカボチャ消費のためにカボチャスープを作ってみました。作り方はコーンポタージュとほぼ一緒。違うのは串が通るまで柔らかく茹でたカボチャを裏漉ししたものを味噌漉しを使ってスープに溶く点だけ。結果:普通に美味い。ただし、下茹ではともかく裏漉しが面倒。特にうちには専用の漉し器がなく、半球状のステンレスザルを使っているので労力倍増。以前から漉し作業の際に専用の漉し器が欲しいよね〜と思っていたので、この際Amazonで買ってしまいました、1,500円強。

何だかんだで結構Amazon使ってます。今年に入っての購入額は3万円位。40台のオッサンの買い物としては少ない方なんじゃないでしょうか。内訳は工具とキッチン用品のみ。ちなみに最近買ったキッチン用品としては、今回の漉し器・ジャム用広口ロート・オーブン用シリコン耐熱グローブ・餃子用ターナー・ゼラチン500g…。一見して料理好きなんだねこの人的なラインナップとなっております、それでいいのか。

ちなみに、衝動買いが嫌いな私は買い物の際に一定の手順を踏む事で無駄遣いを防いでいます。それは、欲しい物ができたら日付と一緒に専用のメモ帳に書き込むこと。そのリストを折にふれ眺め、やっぱり要らねとなったら線で消します。で、(目安)1ヶ月以上経っても生き残っていたら購入という段取り。最近買ったものも一目で分かるので非常に簡単ながら気に入っている方法です。

17/07/13(Thu)

自室の外のベランダに置いてある朝顔、毎日3〜5輪ほどの花を咲かせて楽しませてくれています。花は夕方に全部切り落とし、種は作らせません。種を作るのにはエネルギーを使うので、放っておくと花を楽しめる期間が短くなってしまうのですよ。で、その作業にいつも事務用に使っているハサミを使ってたんですが、切れなくなりました。朝顔の樹液?で切れ味がガンガン落ちていきます。やっぱり餅は餅屋、事務用のハサミではなくて剪定ばさみを使うべきですね。

というわけで事務用ハサミは紙専門に戻します。ヤニは最近アマゾンで買った園芸用のヤニとりスプレーで一発。コレ、本当に気持ちがいいくらい簡単にヤニが落ちます。ただし買ってから気がついたんですけどコレ、オレンジオイル使用。私が換気扇の掃除に使っているオレンジグローとほぼ一緒の成分です。まぁ、こんな事もありますよね。替わりに使う剪定ばさみは道具箱から一番切れなさそうなヤツを拾ってきて再生します。うちではハサミを研ぐという文化がないので、剪定ばさみが切れなくなったら新しいのを買ってくるのです。で、古いはさみは捨てもせずに積んであるという…。今回はそんな中から一番汚くて切れなさそうなのを拾ってきました。

とりあえずヤニとりスプレーをぶっかけて清掃。経験則上ハサミの切れ味劣化って、刃こぼれよりも汚れが原因の事が多い気がします。剪定ばさみならヤニ、事務用のハサミならガムテープなどの粘着部分が汚れを巻き込んだもの。こういうのを取り除くとハサミの切れ味はかなり改善します。あとはダイヤモンドシャープナーを使って細かい刃こぼれをリカバリーしてやり、可動部分に油を挿せば新品同様に復活。刃物研ぎって楽しいですわ。

17/07/12(Wed)

冷凍庫から常備の豚肉を取り出そうとした際に、ふと扉を見ると脳内リストにないビニール袋が目に入りました。コレ何だっけ?と手にとってみるとトウモロコシ。そう、一月ほど前に大量に貰ったやつを食べ切れず、塩茹でして芯を外したあと冷凍してたんでした。サッパリ忘れてた…。長期間の冷凍は霜を吹いてどんどん乾燥していくので、とっとと使い切るべし。今回はトウモロコシといえばコレ、のコーンポタージュを作ることにしました。ただしここの所クソ暑いので冷製で。

コーンポタージュは私にとって思い出の味です。小さい頃たまに連れてってもらった近所のレストランで必ずコーンポタージュを頼んでました。それだけ好きだったんで母親にも作ってくれるように頼んだのですが、あんな面倒臭い物は家では作れないと断られた事を子供心に覚えています。今ならスーパーでパック入りのが売ってますが、40年前には人口1万人弱の田舎ののスーパーにはそんなのなかったんでしょう。ところが作ってみるとコーンポタージュなんて簡単です。アホでも出来るレベル。真実は料理嫌いの母が面倒だっただけの話。

で、コーンポタージュ。微塵切りにした玉葱1/4個をバターで透明になるまで炒めまして、小麦粉大匙2を加え全体がペースト状になるまで練ります。ここに水400ml・コンソメの素大匙1・トウモロコシ適量を加え、10分ほど煮ます。最後に牛乳400mlを少しずつ加えて伸ばし、塩で味を決めてからよく冷やして完成。要は薄いホワイトソースなので、全然難しくありません。更にコレのどこが面倒臭いの?って感じ。第一そんなに面倒臭い料理だったらこんなに一般化しませんって。ちなみに味は最高。やっぱ自作のコーンポタージュは一味違います。コンソメの素(業務用スーパーで大量購入)を湯水の如く使えば、誰でもそれなりの味が出せますよ。

17/07/11(Tue)

先日ランダムサンダーを使ってナイフマークを消していた時の事。ふと思いついたんですよね、コレって台所の床掃除にも使えるんじゃね?と。うちの台所は緑基調のビニールクロスが貼ってあるのですが、表面の小さな凹凸に汚れが溜まるのです。一応週一で雑巾がけをするんですけど、霧状になった油や足裏の皮脂が溜まっていくので年に2回ほど洗剤をまいてタワシで凹みにたまった汚れを掻きだしています。が、コレがかなりの重労働。ゴリゴリの力仕事が台所の床全面で何とかならんもんかと思っていたのです。

早速ネットで調べてみたところ、残念ながらランダムサンダーのアタッチメントでは見つからなかったものの、グラインダーのアタッチメントでカップブラシというのを見つけました。コレは文字通りグラインダーに装着する回転ブラシで、見るからに使えそう。お値段は1,500〜2,000円位で、コレであの重労働から開放されるとしたら安いものです。ただし今回は毛足の硬さが超重要なので、ネットで買うのは実店舗で確認した後になります。今度暇な時にこの辺で一番大きなホームセンターに行って値段と毛足の硬さを確認。その後購入という流れです。ホームセンターになければ、運を天に任せてAmazonでポチるしかありません。硬過ぎる分には問題ないんですが、柔らか過ぎると使い物にならないので、実店舗でしっかり確認できるといいなぁと思ってます。

17/07/10(Mon)

ミナミヌマエビを買ってきてメダカ池に投入して以来、愛着がわいてしまったのか以前よりもメダカ池が気になるようになりました。というわけで、毎朝の落ち葉拾い&草むしりのルーティーンにメダカ池の整備が加わりました。とりあえず毎日少しずつでもやらないと大変な事になるのが、アオミドロ(糸状の藻)の除去です。元々ミナミヌマエビはこのアオミドロ対策として入れたもので、それなりの効果はあげているのですが、現状やっぱりアオミドロの繁殖速度の方が速いので、毎朝少しずつ手で取り除いてやっています。で、細かい所はミナミヌマエビにお任せ。

アオミドロの除去は通年で必要ですが、この季節だけ必要なのがカエルの卵の除去です。少し目を離すと、大量に生みつけられているカエルの卵。おたまじゃくしの存在そのものは、アオミドロも食べてくれるので特に問題ないのですが、数が数なので放っておくと水中の酸素を使い過ぎて他の生き物が酸欠になってしまいます。というわけで、全滅させる気はないですが適正数まで間引きはします。卵もとりますし、孵ったおたまじゃくしも必要に応じて捕獲処分。

コレは毎日ではないですが、糞の除去もしなきゃなりません。池の底には水生生物の糞が溜まっていきます。ある程度は勝手に分解されてくれるのですが、とてもじゃないけど追いつかないので手動で除去します。モノがコンクリの水槽なので丸洗いするわけにも行かず、使っているのは灯油用の手動ポンプ。石油ストーブに給油する際に使うアレです。アレで池の底の糞や汚れを吸い取って掃除してます。勿論このポンプは池専用に買ったもので、灯油には一切使ってません。とまぁ、こんな感じで色々と手間がかかるメダカ池ですが、餌をやると寄ってくるメダカの様子や手足を細かく動かして藻を食べているミナミヌマエビの姿は実に癒される物がありますね。

17/07/09(Sun)

今日の趣味の木工はナイフマークの処理。ナイフマークなんて言葉、聞いた事もない人の方が多いでしょうが、趣味の木工をやっていて大いに悩まされるのがコレです。工場では平らな板を作る際に回転切削するプレーナーという機械を通すのですが、その際表面に波打つように傷が入るのです。コレがナイフマーク。幅の細い棒になっていればカンナで一発ですけど、広い板にこのナイフマークが入っているととにかく消すのが大変。達人がやればカンナで何とかできるんでしょうが、私みたいな素人の場合カンナの刃幅で新たな傷が出来るのがオチです。見えないところのナイフマークは放置ですが、目立つ所はやっぱりキレイにしたいですよね。

というわけで方法はランダムサンダーを使って地道に研磨する、コレしかありません。昔は手でやってたんでしょうけど、そんな事をしていたら30cm四方の板をキレイにするのも半日仕事になってしまいます。ランダムサンダーというのはマジックテープの付いた丸い紙やすりを装着し、それを回転させて研磨する道具です。趣味の木工を始めて最初に買ったのはオービタルサンダーという種類のヤツでしたが、コイツはランダムサンダーに比べて切削力が弱く、ナイフマーク消しには殆ど役に立ちませんでした。ちなみにランダムサンダーにも弱点があって、それは維持費が高いという事。専用のサンドペーパーが必要なので、ランニングコストはオービタルサンダーの数倍になります。まぁ、仕方がないですけどね。ちなみにランダムサンダー本体のお値段は驚きの3千円。もっと早く買っときゃよかった…。

17/07/08(Sat)

趣味の木工は予定通り本体の左側に置く、肘置き・マウス置きを兼ねた三段引き出しの製作に入りました。まずは材料集め。ざっと図面を引いて板を集めます。中の引き出しに使うサイズの小さな板はどうとでもなるんですが、外側を囲む板や一番目に付く天板はそれなりのサイズが必要になるので、使える材料が限られてくるのです。最悪の場合は二枚の板をはぎ合わせて使うのですが、面倒が増えるのでなるべく避けたい。という事で廃材の山をあさってやっと見つけてきました。

次にやるのは掃除。ほぼゴミの山に埋もれていたヤツなのでかなり汚れています。泥・ツバメの糞・ゴキブリの卵や糞etc、まー大変。汚れが酷くない場合は濡れ雑巾で拭くだけで大丈夫ですが、酷いヤツは丸洗いです。板が反ったりするので好ましくはないんですけど、この際仕方がありません。亀の子だわしを使って短時間ですばやく洗い、よく水気を拭きとって陰干しにします。厚さ5mmクラスの薄板は丸洗いすると酷く反って二度と使えなくなることがありますが、10mm以上だとまず大丈夫。

そして穴の処理。候補の板の中に多分カミキリムシ系の幼虫?に喰われたと思われる、親指ほどの穴が5〜6個空いたものがありましたんで、この補修をします。日頃から地道に貯めておいたノコギリ屑をふるいにかけて粒子を揃えたものと木工用ボンドを練り合わせて補修材を作り、詰め込んでいきます。数日かけて中までよく乾かしたらサンドペーパーで表面を均し、残ってしまった細かい穴を市販のパテで埋めて整形します。最初からパテを使ってもいいんですが、パテって結構高いのでデカイ穴を埋めようとすると予算が…。自作の木屑木工用ボンド粘土はコスト面では問題ないんですが、表面をヤスリ掛けすると埋もれた木屑がとれて小さな穴になってしまう事があるので、仕上げが必要なのです。

とまぁ、ここまでやって市販の材料と同じラインに立つ事になります。通常の使い方をした木工用ボンドは一日おけば完全に乾燥しますが、↑のような粘土的使い方をするとその数倍はおかないと心配なので、洗浄・乾燥時間も合わせて結局材料作りだけで1週間。このご時勢に気の長い話です。

17/07/07(Fri)

畑のトマトが供給過多で何とかせねばなりません。毎日パスタ・サラダでコンスタントに使っているのですが、全然追いつかない。ここらで一気に大量消費すっぺと考え、ケチャップorピューレでしばらく迷った挙句、汎用性の高さでピューレに決定しました。ピューレの作り方は簡単です。ヘタを落としてザク切りにしたトマトを鍋に入れて火にかけます。沸騰したら弱火に落とし、蓋をして時々かき混ぜながら30分。火を落としてしばらく放置後、荒熱が取れたら裏漉しして種と皮を取り除きます。塩分濃度が3%程度になるように塩を加えて再び点火。20〜30分煮てエェ感じのとろみ状態になったら完成です。煮沸消毒した瓶に詰め、脱気密封して完成。常温保存可能です。

全工程1時間強ですが、ほとんど鍋にかけてちょくちょくかき混ぜるだけなので、そんなに手間はかかりません。私の場合は、食事の準備→食事→片付けの段取りの中に組み込んでしまうので、タイムスケジュールをほとんど変えずに作ることが出来ます。わざわざトマトピューレを作るためだけにコンロの前に1時間強スタンバイなんてやってられませんから。

ところで、こういうジャム系を作るたびに買おうかどうしようか迷うのが広口漏斗。普通の漏斗よりも出口が広く(4〜5cm位)なっていて、瓶詰め作業に最適。うちは片口レードルを買ってからほぼこぼれなくなりましたが、広口漏斗があると更に生産性が上がるものと思われます。ただし、高い。野田琺瑯製の3,500円とか馬鹿にしてんのかって感じですけど、アルミ製のでも1,500円位します。単純な構造なんだから三桁にしろよって思うんですよね。ちなみにジャムや今回のトマトといった酸性の物はアルミご法度とされてますけど、手が溶けるほどのPhなわけでもないので私は普通にアルミ鍋使います。そもそも煮てたら鍋に穴が開くようなものって最早食品じゃないと思うんですよね。

17/07/06(Thu)

ここの所ずっと手がけていたパソコン用の座卓がやっと出来ました。天板は40cm四方で高さは30cm弱。真ん中にサーキュレーターを入れるため、引き出しは付いていません。真ん中に八角形の穴が開いたこたつヤグラといった風情です。変質狂的に丁寧に作ったこともあり出来には大満足。やっぱ家具は自作に限ります。

自作家具の利点1. サイズがぴったり。現在この座卓の右には以前自作した三段の引き出し兼肘置きがあるんですが、当然の事ながら高さをぴったり合わせてあります。その結果、くっつけるとシームレスに一つの天板となるのがナイス。ちなみに敢えて分ける事で移動・掃除がしやすくなっています。個人的にはセパレート型がオススメ。2. 色が同じ。自作の家具は当然色も統一できます。同じ塗料を使えばいいのだから簡単。市販品だとそうはいきません。↑のサイズもそうですが、時期を変えて買い足していくと、どうしてもちぐはぐな所が出てきます。自作だとそこんところが完璧に統一できるので、部屋全体の統一感が段違いです。

難点1. 面倒臭い。自作のデメリットはやっぱりコレでしょう。この座卓も製作に通算で多分30時間程度かかっています。作るのを楽しめる人でなければ買った方が明らかに早いです。難点2. 高い。木工系は地味にお金がかかります。この座卓の材料は全て納戸に転がっていた廃材と釘代わりには焼き鳥の串をリサイクルした物を使っているので、材料費はタダですが、木工はとにかく道具が高いです。接着を補助するクランプ系なんて1個200円〜2,000円程度ですが、私は20個くらい持っているけどまだ足りないと感じています。ノコギリ・金槌・曲尺etcなど古くからの大工道具に加え、電動ドリルやリューターなどの電動工具など。どこまで揃えるかは何をメインに作るかによって全然変わりますが、私は50万はいかないけど30万位は突っ込んでいると思います(嫌になって途中でカウント止めました)。趣味としては極上だと思いますけど、安く上げようという理由だけで家具自作に挑戦するのは止めておいた方が良いというのが私の結論です。

ちなみに現在パソコン周りは、左:自作の三段引き出し兼肘置き・中:ノートパソコンを置くための座卓・右:マウスを置くための古い木製茶箱となっています。この茶箱、アンティークショップで気に入って買い、高さを合わせるための下駄を自作して使っているのですが、やっぱり次はコイツを自作の引き出しで置き換えるって事になりますね。9月に入るまでには完成させたいですが、趣味ですからまぁ、マイペースで行きましょ。

17/07/05(Wed)

近所のおっちゃんにパプリカ貰いました、ありがたい事です。パプリカは意外に足が早くて、小さな傷からガンガン傷んでいくので最優先で食べていきます。とりあえずはサラダですが、刻んで入れると量が食べられないので主力にはなりません。以前テレビで見たのですが、ヨーロッパではパプリカの表面を真っ黒になるまでオーブンで焼き、そこを取り除いて食べるのが主流だそうです。焼きナスにそっくりですね。でもコレをやると結構な時間オーブンを動かさなきゃいけないので電気代的にも…。それに個人的にはそこまでやらなくても普通に野菜として美味しいんじゃね?と思うのでやりません。

量が食べられて簡単に作れるのは焼きびたし。フライパンに油をひいて乱切りにしたパプリカにちょい強めで火を通し、だし汁に浸すだけ。パプリカだけだと何となく寂しいので、うちで採れたナスやシシトウをプラスしています。コレだと冷蔵庫に入れておけば三日くらいはサブのおかずになるので超便利。そして今日のメインは酢豚。片栗粉をまぶして軽く揚げた豚肉とパプリカ・玉葱・人参を炒めて甘酢で絡めるだけ。ネットで調べた甘酢の配合さえ間違えなければ、誰でもそこそこな味になります。市販の酢豚の素なんて要りません。ちなみによく話題にされる酢豚にパイナップルを入れるか入れないか論争。入っていてもそんなに違和感は感じませんし、入れなくても特に無問題。まぁ、どっちでもいいって事ですね。ただ、自宅で酢豚を作るとなると入れるパイナップルは3人分でもせいぜい2リング。缶詰で買うと残りをどーすんだって事になるので、基本入れません。まぁ、まかり間違ってパイパップル缶の残りが偶然あれば入れますけど、そんなの100年に1回もありませんしね。

17/07/04(Tue)

愛用の腕時計が動かなくなりました。完全に動かなくなったわけではなく、時々止まって時々動き出すという症状。5月に電池交換をしたばかりなんで、ナニカイレギュラーな事が起こっている物と思われます。1. 買った電池が不良品だった。2. 腕時計本体に接触不良か何かが起こっている。のどっちかだと考えられます。ここで単一〜単四の乾電池なら持っているバッテリーチェッカーで確認が出来るのですが、腕時計に使われているボタン電池は残念ながら対象外です。というわけで、以前から購入を迷っていた電圧計を買ってしまいました、2,500円。最近の電圧計は多機能で色んなことができます。中でも通電チェックは稀に時々欲しいと思っていたので、まぁ渡りに舟でしょう。

実は電圧計はもう持ってます。が、20年以上前に買ったこいつは使っている電池がかなり特殊なヤツでしかも高い。電圧計なんてそんなに使うもんじゃないので、仕舞っているうちに自然放電で電池切れになり、そのまんまになってしまっていました。というわけで今回は使用電池の種類を重視。今回のはCR2032というどこでも売っている安いボタン電池を使っているので、お蔵入りという事にはなりません。折角買ったのに使いづらくてお蔵入りなんてもったいないなんてもんじゃないですから。ドケチの私にはこういうの、許せんのです。道具は手に入れたら擦り切れるまで使い倒さないと。

17/07/03(Mon)

甥姪が帰省してくると毎回お菓子を作るのが恒例になってしまった四十路のオッサンです。夏場は冷たいお菓子、プリン・果物のゼリー・杏仁豆腐なんかが定番ではあるんですが、チョコレートを使った焼き菓子系が何故か人気なので、ガトーショコラも定番になっています。でも、最近飽きてきたんですよね作るのに。お菓子って基本的にレシピ通り作る物なので、料理よりも創造性の楽しみってのが少ないように感じます。ビターチョコをミルクチョコに変えるとか、せいぜいそれくらいじゃないでしょうか。

というわけでここらで心機一転、レシピの新規開拓をしてみようと思い立ちました。で、作ったのがチョコレート菓子といえばコレ、のブラウニー。作り方はガトーショコラとほぼ一緒ですが、中に入れる卵を泡立てないのでもっとどっしりとした感じになります。すごく乱暴に表現するなら、ガトーショコラ=スポンジケーキでブラウニーはしっとりクッキー寄り。感想:重い、とにかく重い。大量のチョコとクルミに膨らまない生地。お茶請けにほんの一口食べたらもうノーサンキュー。そして圧倒的な原価。ただでさえ高いチョコに生クルミも入っているので、25cm位のブランデーケーキ型一本分で600円程度になります。コレを原材料費は価格の3割のセオリーに当てはめれば、市販する場合の定価は2,000円、もうアホかと。やや厚めに切って1枚300円くらいで売れば元は取れますけど。ちなみに毎日朝食代わりに食べているブランデーケーキ(ブランデーではなく焼酎使用)は1本100円弱という圧倒的なコスパを誇ります。ここまでは求めないけれど、せめて1本300円以内くらいで作りたいのでとりあえずこのブラウニーのレシピは没。

ところで、ブラウニーって女子が“焼いてみたんですけど〜”的に女子力をアピールする際の定番武器でもあります。でも、作ってみて思うんですけど、ブラウニーって製作難度は極・低いです。クッキーも大概アホでも作れるレベルの簡単さですが、ブラウニーはそれに並びます。こんなの渡されて“○○さんって凄い”なんて騙される男子のレベルの低さよ。お菓子なんてレシピ通りに作れば、ある程度の慣れさえあれば誰でも出来るんですけど、未経験者にはそれが分からないのです。そして騙されて不幸になる男子が増える、残念な事です。

17/07/02(Sun)

うちはコンクリート製で1m×1m位の水槽を2つ、メダカ池として利用しているのですが、数日間の雨の後久しぶりに覗いてみたら、片方の池からメダカがいなくなっていました。糸くずほどの子メダカはいるのですが、親メダカは全滅。死体も見当たらないので、何かに食べられてしまったものと思われます。

容疑者1. カエル。庭の片隅においてあるので、カエルの侵入は防ぎようがありません。実際何匹ものカエル(多分ツチガエル)が常駐しています。が、こいつらメダカを食べるんですかね?ネットで検索すると、カエルはメダカを食べる・食べない両方の説があります。個人的にはもの凄く空腹になったら手を出すけど、基本的には昆虫の方を好むって説が当たってるんじゃないかと思います。ほんの数日で池のメダカを全滅させる勢いで食べるってのはちょっと疑問。それに、カエルの捕食って舌を伸ばして獲る形態でしょう?とすると、水中の魚ってのは獲り辛いと思うのですよ。容疑者2. ヤゴ。こいつは間違いなくメダカを食べます。が、数匹ならともかく全滅させるとなると相当数のヤゴがいると思うんですが、池を浚ってみてもそんなには見かけないのですよね。実際、無事だった方の池からも1匹捕まえましたが、こっちはメダカの数が変わっているようには見えません。

容疑者3. 鳥。シジュウカラがメダカを捕食するという記事をネットで見つけました。ないわけではないと思いますが、私が見る限り鳥がメダカ池に近づいている形跡はありません。四六時中見張っているわけではないので確実じゃないですが、見た事はないです。また、周囲に糞も落ちていません。隣接する水槽の片方のメダカだけ消えているという点から鑑みて、水の中に棲むナニカが犯人でしょう。でもそれだと死体の痕跡がゼロって言う点が説明できないし…。ヤゴだったら食べ残しがあると思うのですよね。うーん、もう一回徹底的にさらってみるしかないですねぇ…。

17/07/01(Sat)

最近雨続きだったので、今日は3日ぶりの落葉拾い&草むしり。ただし、雨の翌日は落ち葉拾いの方がメインになります。草も順調に生えはするんですが、雨と風でいつも以上に葉が落ちるので、そっちの処理の方に時間がかかって草むしりまで手が回らないというのが現実。ギリギリ現状維持をしただけでタイムオーバーになってしまい、草むしりは翌日以降になるんですが、ここでまた雨が降ってしまうと落ち葉拾いからやり直し。まぁ、梅雨の時期アルアルです。

ただし、今日は塀を越えてやってきたヤブカラシの処理に結構な時間をとられました。庭で見つけて最悪な植物のダントツ一位は竹(笹)、コレは不動です。そして5馬身ほど離れますがそれに続くのがこのヤブカラシ。塀を越えて入ってきたやつは超えてきた分しかカットできないので、ほぼその場しのぎですが仕方がありません。こいつも竹同様地下茎で増えるタイプの植物なので、一旦入り込むと根絶はほぼ不可能。うちの庭の中にも入り込んでおり、地上部分を見つけたら即撤去してますが、地下茎部分は色んな植木の根と絡まっているのでとてもじゃないけどとりきれません。

ちなみに第三位は更に5馬身以上離してドクダミです。こいつも地下茎タイプなので根絶はほぼ不可能なのですが、最近はお茶にして飲むという用途を見出したので、見つけても撤去がそんなに嫌じゃなくなりました。むしろ食材の一種なので嬉々として収穫してます。ちなみに次点はカタバミ&チドメグサ。こいつらは地下茎で苔の中に入り込むので大嫌いです。地下茎自体は浅い所で留まるので、苔の損傷を気にしなければ撤去は可能なんですけど、ただひたすらむかつきますね。

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