2008年3月

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08/03/31(Mon)

東京は冷たい雨。なまじ先週暖かかっただけに、寒さがこたえます。まるで1ヵ月季節が逆戻りしたような感じですね。寒いのは大の苦手な私、これじゃ耐えられんとばかりに、一旦片付けたガスファンヒーターを復活させました。ついでに、長袖・長ズボンの下着も復活。さすがに首巻や帽子とまではいきませんでしたが、相当のぬくぬく装備です。

一旦片付けたものを復活させるのって、結構迷うんですよね。ガスファンヒーターの場合、片付ける際にフィルターや吹き出し口の埃を綺麗にしてからしまってあるので、また掃除するのかと、ちょっと面倒になるのは事実です。しかし、そんなたかが数分の手間を惜しんで、寒い中我慢して暮らすのもアホらしい。今回は、えいやっと重い腰をあげ、ガスファンヒーターの復活となりました。はやくコンスタントに暖かくなって欲しいものです。

08/03/30(Sun)

花見終了。なるべく人の少ない静かな所でと、場所は選んだつもりだったのですが、周囲はやっぱりTheニッポンの花見。友達との花見は楽しかったのですが、もうちょっと静かなしっとりとした場所での花見を楽しみたいものです。というわけで、今日はその後片付け。

稲荷寿司を作る際に、残らないようにと酢飯を多めに作ったので、まずコイツ。蕗味噌がまだ少し残っていたので、これを中心に仕込み、軽く炙って香りを立てた海苔で巻いて、蕗味噌のオムスビ。これは…美味かった。小振りな拳大のが二個しか出来なかったのですが、倍の4個出来ても一食分で食べてしまいそうな勢い。香ばしい海苔の香りと、しっとり馴染んだ酢飯が予想以上にナイスコンビ。

そして、お揚げさんの煮汁。これは人参と里芋を煮てみました。揚げを煮る際は、普段では考えられないほどの量の砂糖をぶち込みます。レシピによると、ダシ汁400ccに対して大匙9杯入れろと書いてあるから相当のもの。ここまではやりませんでしたが、それでも相当甘い。結果、リサイクルで出来る煮物の味も、普段作るものとは相当違ってしまいます。こっちはあんまり美味しくなかった。幕の内弁当に入ってくる煮物のような、甘さが前面に出過ぎた代物になってしまいました。結構割ったつもりなんですけどね。恐るべし、砂糖の威力。花見も終わって、次の楽しみはゴールデンウィークですね。

08/03/29(Sat)

今日は友人たちと花見。実家から送ってきた沢庵が沢山あるので、切って持って行って、卵焼きと言い張ろうかと思いましたが、洒落を分かってもらえずに袋叩きにされる可能性が高いので、没。デパ地下で適当に買っていくのが簡単なんですが、それでは私らしくない。ということで仕事帰り、いつものスーパーをざっと歩き回ってみると、油揚げ5枚98円の特売に遭遇。その瞬間、稲荷寿司に決定。

メンバーは4〜5人程度なので、3袋購入。これで×2の30個出来ます。稲荷寿司で一番面倒臭いのは、何といっても袋にするところ。おばあちゃんの知恵系なのですが、一個一個の油揚げの上で菜箸をゴロゴロ転がすと、中の組織が剥がれて多少袋にしやすくなるらしいです。毎回あんまり実効性を感じませんが…。まぁオマジナイみたいなもんです。転がした油揚げを真ん中から半分に切り、相当甘めにした煮汁でしっかりと煮含めます。ダシは昆布と鰹節。中に気泡がたくさんという食材の性質上、思いっきり浮き上がってきますんで、中蓋必須。

10分ほどしっかり煮たら自然冷却するんですが、鍋に入れたまま冷ますと、崩れた形のまま油揚げが固定してしまって、美しくありません。やや面倒ですが、一個ずつ形を整えてタッパーに移してから、自然冷却します。ココまでが前日の処理。あとは酢飯をあつらえて、この袋に詰め込めば完成。ココで注意点がひとつ。コンビニやスーパーの稲荷寿司を見ると、これでもかと詰め込んでパンパンになっているのがありますが、アレは美しくないです。あくまで八分を心がけて詰め込む事。あと、酢飯に切り胡麻を少し入れるのが私流。切り胡麻というのは、すり鉢でするのではなく、まな板の上で包丁で叩いた胡麻の事。すり鉢ほど粉っぽくならず、ご飯に混ぜ込むのに向いているのです。

20代の頃は、花見なんてケッと思っていましたが、段々嫌いじゃなくなっていく自分にビックリ。やっぱり何だかんだ言っても、日本人なんですね。

08/03/28(Fri)

先日日記に書いた、芽の出始めたニンニクをやっと完食。周囲への迷惑は…知りません。次の課題は、芽の出始めたジャガイモ六個。実家から送ってくる野菜はとにかく量が多いので、毎日材料に追われて料理をし、ご飯を食べているようなものです。ジャガイモといえば、煮るのが一般的ですが、最近キャベツのお好み焼きに凝っていたので、こっち方面に加工してみました。いわゆるジャガイモのチヂミです。

作り方は簡単。80gの小麦粉を120gの水で溶き、そこにジャガイモ一個をおろし金ですりおろして入れます。ジャガイモをすりおろすってのは、日本の料理レシピにはあまりありませんが、これに火を通すとモチモチっとした不思議な食感になるのです。そこに、これまた要消費の人参の葉を細かく刻んだものを入れ、よく混ぜて両面こんがり焼きます。

私の持論なのですが、料理を上手くなる秘訣は、ある程度の期間同じ料理を作り続ける事だと思います。今日は焼き魚・明日はカレー、みたいにするよりも、一週間ぶっ続けで焼き魚にした方が、料理の上達スピードははるかに早いです。人間は忘れる動物ですが、さすがに前日やった事は大体覚えています。あの火加減でああなったなとか、このタイミングでひっくり返すと早過ぎたなとか、そういうノウハウの蓄積が、連日同じメニューを作ることで無駄なく次に継承されていくんです。まぁ、家族がいる場合ははた迷惑でしょうけどね。というわけで、私のお好み焼きレベルは、急速に上がってきています。

08/03/27(Thu)

電池といえば、自転車のライトの調子が良くありません。先日、外出中にいきなり電池切れ。半年ほど前に買って、付属の新品電池を入れたやつで、400時間ほどもつと書かれていたのに…。長く見積もっても、まだ30時間くらいしか使っていない筈。おかしいなと思い、帰ってバッテリーチェッカーでチェックすると、二本入れた電池のうち一本はまだほぼ満タンに近いのに、もう一本は完全に空。同じ条件で入れた電池にこんなに差が出るのは普通じゃありません。どこかでショートしているとしか思えない。

そんなもんで、電池ボックスからの配線も確認したんですが、特に異常なし(何故か、通電テスターまである我が家。バッテリーチェッカーと違い、こちらは殆ど使いません。無駄にもほどがありますね)。何で一本だけ空になったんだろう?それとも、初期不良で最初からかなり残量が少なかったとか…。当面は、使わない時は電池を外し、時々バッテリーチェッカーで電池の減り具合を確認しながら様子を見ようと思います。それにしても、納得のいかない減り方です。

08/03/26(Wed)

家に帰ってきたら、目覚まし時計が止まっていました。夜止まらなくて良かった…。早速バッテリーチェッカーをとりだしてきてチェック。残量ゼロで、時計ではなく電池切れと確認。私は道具好きなので色々無駄に道具を買いこんでいて、中には殆ど使わないものが沢山あるんですが、そんな道具類の中で、バッテリーチェッカーは案外使っている部類に入ります。青・黄・赤の小さなLEDランプが組み込んであり、電池を嵌めると残量によってランプがつく仕組み。満タン:青→空:赤で、残量が一目で分かります。今回の電池はなんと、赤ランプすら点きませんでした。あぁ、使い切ったという満足感。これがバッテリーチェッカーの醍醐味ですね。

ところでこの電池を弄っていると、ふとマイナス極の周辺に12-97という小さな文字が印字されているのを見つけました。何だこれ?と本体の方を見てみると、推奨使用期限は底面に印字とあります。10年以上前に使用期限の切れた電池を後生大事に使っていたわけで、ちょっと呆れてしまいました。でも、同じ型の電池があと3本あって(黄ランプ点灯)、何事もなかったかのようにそれを目覚まし時計にセット。別に、液漏れしてなきゃ大丈夫ですよ、電池なんて。

うちには電池を使う機械が殆どありません。この目覚まし時計(単三一本)と、自転車のライト(単三二本)と、災害袋の中のラジオ(単三二本)のみ。最後のは全然使ってないので、実質前の二つのみ。ライトはLEDで消費電力極小だし、時計も殆ど電気を喰いません。手元には十数本の電池ストックがあって、この先一生電池を買う必要はなさそうです。

08/03/25(Tue)

先日のイカの酢味噌和えで使いきれなかった葱が随分残っていて、本日お好み焼き二枚目。実は最近結構作っていて、随分上手くなってきました。基本は小麦粉80g・水120cc・キャベツの葉(外葉換算で)一枚・葱適宜。これをよく混ぜ合わせて、フライパンでこんがり両面焼くのですが、どうも私は昔から、このこんがりというのが苦手。

どちらかというとせっかちな性格なので、焦げ目がつくのを待ってられないというか、焦げるのが怖いというか。だから、十分な焦げ目がつく前に、ひっくり返してしまいがちで、“こんがり香ばしい”というのを作るのが苦手なんです。が、ココで自分のトラウマを乗り越えようと、頑張ってみました。火加減は、いつもならこれでバッチリと思う強さの少し上。ひっくり返すタイミングも、キャベツや葱が焦げる香りがし始めるまで、あえて待ちます。

いや〜、驚きました。ちょっとした火加減や返すタイミングの違いで、こんなに味が変わってくるのですね。あえて肉・魚は入れていない、プレーンなお好み焼きなので、味の違いがより一層際立ちます。はっきり言って美味い。思うに、お好み焼きのポイントは、火加減とキャベツの量だと思います。80gにキャベツ葉一枚は、相当キャベツ多目になります。一見して、全然粉が足りてない感じ。でも、それ位がちょうどいいんです。お好み焼きは火を通した野菜の旨味を味わう料理であって、粉はそのつなぎと考えるべしです。

08/03/24(Mon)

先日ネットを見ていると、ご飯にかけるドレッシングが新しくキューピーから発売されたという記事を見つけました。これは、ご飯に野菜や唐揚・刺身・豆腐などをのせた上からかける商品で、野菜不足を補い、皿数が少なく済んで洗物が減り、調理時間も少なくて済む、のだそうです。まだ試験的な発売の段階で、本格的な反応はまだまだのようですが、ついにココまで来たかという感じがします。

来日したばかりの外国人に白飯を食べさせると、かなりの確率で“味がない”と感じ、ソースやケチャップをかけて食べようとします。なんだか、それと同じものを感じるんですよね。この商品のターゲットは、仕事が忙しくてサポート家族がおらず、ご飯にドレッシングをかけることに抵抗のない世代…つまり20〜30代の男女だと思われます。私の周りのその世代の人で、本当にそんなもの毎日食べてて大丈夫?ってな人が大勢います。コンビニ弁当・インスタントラーメン・ファストフードが主食になっている人。健康がどうのこうのというのも勿論ですがそれ以上に、それでアナタの舌は良いと言っているのか?という事が気にかかります。

本人達と話すと、そりゃインスタントラーメンよりも温かい手作りの食事の方が美味しいというに決まってますが、これも結構美味いよ?と思っているのが傍から分かるだけに、大丈夫か?と思ってしまうのです。少し話がずれましたが、今回のドレッシング。白飯には味がない、上から何かかけないと食べられない、と思っている日本人が確実に増えている気がして、なんだか寂しい事だなと感じました。まぁ、自分は自分・他人は他人なんですけどね。

08/03/23(Sun)

うちの料理は、その日の冷蔵庫やスーパーの状況を見ながら決めるので、○○が食べたいと狙って作ることは、ほとんどありません。しかし、今日はその稀な日。食べたいものは、イカの酢味噌和え。何でこんなピンポイントな料理が食べたくなったのか、自分でもサッパリ分かりませんが、とにかく朝からイカの酢味噌和えが食べたい気分だったのです。

こういう熱い思いは大事にしないといけませんから、帰りのスーパーでイカと葱を買ってきました。イカはスルメイカで一杯150円。まぁこんなものでしょう。イカは感触とか形が独特なので、触れないってな人もいるようですが、見方を変えれば単なる食材です。慣れですかね。魚に比べると、格段に捌くのは楽な気がするのですが…。いつもの如く、うちでは食べられるものは全部食べます。イカで捨てるのは、背骨(生物学的には殻が退化したものらしいです)・嘴・吸盤についた爪・墨袋。墨袋は食べようと思えば食べられるのですが、あの黒いのがあんまり好きじゃないので、捨てます。ワタは塩して一晩置いたものを、ラップでくるんで蒸せば、通なご飯の供に。

皮は剥かず、ゲソもミミも全部同じくらいの短冊に切って、ザックリ茹でます。葱は本当は関西のワケギ風の葱がよかったのですが、手に入らなかったので、太い白葱。こちらは斜めに切って、やっぱり茹でます。よ〜く水気を切ってから、砂糖・味噌・塩・酢のあわせ酢で合えれば完成。先日も突発的にインスタント焼きソバが食べたくなって作りましたが、今回は同じ突発的とはいえ、随分前向きなメニューです。やっぱ、スタンダードメニューは美味いですね。

08/03/22(Sat)

去年実家から送ってきたニンニク、さすがに芽が出始めてしまいました。食べ物はロスを出さない、をモットーにしてきている私ですが、ニンニクはそんなバクバク食べられるものじゃなし、次の日に人前に出る事を考えると、そうそう毎日食べるわけにもいきません。が、今のペースで行くと、2〜3玉分を捨てる事になりそうで、それも辛い。というわけで、この週末は覚悟を決めてニンニクフェアです。

ニンニクを大量に食べられる私の手持ちレシピは二つ。一つ目はニンニク味噌ですが、これは現在鋭意消費中の蕗味噌とポジションがかぶるので、パス。そこで、焼肉屋などでよく見かける、小皿に胡麻油とニンニクを入れて、ニンニクを素揚げにしてしまうやつ、アレに決定。さすがにそうそうは食べられないので、準備するニンニクは三片。皮を剥き芽はそのままに、胡麻油・塩と一緒に醤油皿に入れます。コレを魚焼き網の上に直にのせ、点火。

醤油皿を直に熱してしまう事には、最初少し抵抗があったのですが、何せ焼き物、元々窯から出てきたものですから、平気です。熱々を水に落としたりしたらアウトですが、熱する事自体で皿が壊れる事はありません。安心してガンガン熱してオッケー。ニンニク全体から小さな泡が出てきて、いい香りがしてきたら出来上がり。次の日、人前に出なければ、なかなかの一品となります。食べ過ぎると、テキメンお腹を壊すのには要注意ですが。

08/03/21(Fri)

昨日辺りから東京は冷たい雨が降って、少し季節が逆戻りしたような感じなんですが、スーパーの売り場はやっぱり春。菜の花が出ていたので、思わず買ってきました。小さい頃は、同じ葉物では癖のないキャベツや白菜のほうが遥かに好きで、少し苦味・エグミのある菜の花はあまり好きじゃありませんでした。食べる時は、マヨネーズを付けていましたが、それは即ち、苦味が嫌って事なんですよね。

すっかり大人になって、菜の花の苦味が美味しいと感じられるようになり、マヨネーズも卒業しました。今回は辛子和えです。ボウルにお湯を沸かし、菜の花を丸ごと茹でます。水気を切ったら、端から一口大にカット。この時、細かく切りすぎるとつまらない歯応えになるので、気持大きめにカットします。一方で辛子を準備。粉辛子を蕎麦猪口に入れ、お湯を注いで人差し指で良く練ってから伏せ、しばらく放置します。こうすることで、辛さが立つんですが、今回みたいに和えてしまう場合は、放置は省略してもいいかもしれません。

まず最初に、行き渡りにくい辛子を菜の花に良く混ぜます。その後、鰹節・塩・醤油で味を決めて完成。ほろ苦く辛い、菜の花の辛子和えの完成です。多分コレは、ご飯のオカズよりも酒の肴に向くと思います。簡単ですんで、そっち方面が好きな方も是非。

08/03/20(Thu)

葉付き大根を買ってきて、本体は煮物や味噌汁の具にするとして、葉をどうするか。以前は小口に切って胡麻油で炒めていたんですが、最近のマイ・ブームはちょっと違う。小口に切る所までは一緒。それをボウルに入れ、塩を振ってしばらく放置します。全体がしっとり馴染んだら、力任せにギュッと握り、青汁を搾り出して捨てます。そこに鷹の爪・昆布・蜜柑の皮を加え、酢を足して塩で味を調えれば完成。簡単酢飯の元です。

炊き立てご飯にこの簡単酢飯の元をちょっと乗せ、全体を良くかき混ぜればアラ不思議。あっという間に酢飯風味の大根飯が完成。酢を使っているので、食欲がグングン進んでいい感じです。胡麻油で炒めるバージョンも、同じ様にしてご飯にのっけて美味しくいただけるんですが、どっちが飽きにくいかというと、私にとっては断然酢飯バージョン。この料理の際の注意点はただ一つ。お酢はそれなりの品質のものを使う事。穀物酢よりも米酢。米酢の中でも無添加の伝統的な製法で作っている酢が理想的。

私が使っているのは、5合で600円強の品。そんなに高くありません。ミ○カンの穀物酢が最安値で200円程度でしょうから約三倍ですが、これだけ味が違うのだから、別にいいかなと。大根葉で作る酢飯の元、オススメです。

08/03/19(Wed)

久しぶりに、インスタント焼きソバ食べたい発作がやってきました。いつもの食事とは対極に位置するインスタント焼きソバ。たまに無性に食べたくなるんですよね。といっても、前回の発作からは多分一年以上絶っているでしょう。歳を経るごとに発作の感覚は長くなっています。

無理は良くないので、買ってきました日清UFO。さすがにこれを夕ご飯にするわけにはいかないので、普通に夕ご飯を食べた後、オヤツとしていただきます。140円。お湯を注いで3分待って。最近のインスタント焼きソバは湯切り口がずいぶん進化しましたね。私が大学生の頃のは、下手をするとすぐに麺が湯きり口から逃げてしまっていたものですが、最近のは見事です。最後に蓋をとり、ソースを絡めて青海苔を振りかければ完成。

ウン、美味い。何とも言えないジャンクな味。ココ数日間、私が求めていたのは、まさにこのジャンクな味わいです。…最初の数口だけはね。毎回判で押したように一緒なのですが、最初の数口を過ぎると、とたんにそのジャンクっぽさが鼻についてきます。とにかく、不味い。でも、食べ物は決して捨てられない性分ですから、一応全部食べます。そして、あぁやっぱり買わなきゃよかった・食べなきゃよかったと思うのです。翌朝になってもお腹のムカムカは消えず、後悔倍増。この分量で、この味で、140円かと。その後悔が喉元を過ぎた辺りで次の発作がやってくるのですが、サテそれは、1年後でしょうか2年後でしょうか。

08/03/18(Tue)

実家から送ってきた白菜がラスト一回。一番外側から、基本的に全部食べる私ですが、どこが美味いかといわれれば、柔らかくて甘い内側の方が、やっぱり美味い。ココのオヒタシは絶品なのです。特に、芯の部分。芯だからということで、無条件に捨ててしまう人も多いみたいですが、芯の上の方、中心に近い部分は柔らかくてアクもなく、とてもいい食材となりますんで、捨ててはいけません。

ステンレスボウルに湯を沸かし、葉は丸ごと(中心に近くて小さいので、ボウルにそのまま入る)、芯はスライスして茹でます。ここでステンレスボウルを使うのは、口が鍋より大きく開いていて葉を突っ込みやすく、また、壁面が緩くカーブしているので、空中に飛び出た葉も楽に突っ込めるから。鍋よりも安定が悪いので、下手をすると大火傷ですが、まぁそれは無いでしょう。

今回の白菜は、随分と生長していたらしく、芯に大きな花芽がついていました。この部分は食べやすい大きさの乱切りにして、一緒に茹でてしまいます。世の中最近、エコエコとうるさいですが、個人的にはエコとケチは紙一重。エコな暮らしって、胡散臭くて嫌ですなので、私は紙一重でケチの側にとどまりたいと思っています。

08/03/17(Mon)

ガスファンヒーター、片付けました。ひょっとしたらまだ寒い日があるかもしれないけど、これから先の寒さなら、厚着でカバーできるだろうという算段。朝の寒さも随分ゆるんできて、起きぬけに窓を全開にして空気の入れ替えをするのが、全然苦にならなくなってきました。やはり春はいいですね。この時期、花粉症があると窓を開けるなんてとんでもないんですが、幸い私は花粉症の兆候が(今のところ)ありません。

花粉症ってやつは、コップに水が溜まっていって溢れるようなもの。そのコップの大きさは個人差があって、いつ溢れるのかは分からないといいますから、理屈上は花粉症でなくてもなるべく窓を開けず、花粉に触れない方が正解なのでしょう。しかし、この時期朝の爽やかな空気を部屋に入れないのは、いかにも損失。花粉症の実際の苦しみは分からないですが、えぇい、その時はその時のハナシです。なる時は気をつけててもなるでしょうし。

ガスファンヒーターはこうやってパソコンを打つ足元に置いていたのですが、ほんの15cm×50cm×50cmほどの体積ながら、無くなると随分とすっきりします。部屋の片付けの極意は、いかに床面を見せるようにするかだと思っているのですが、まさにそれを実感。当たり前ですが、床に置いてあるものが少ないほど、部屋は広くすっきりと見えます。暑くなってくると今度はサーキュレーターが登場しますんで、その登場の7月くらいまでが、この部屋が一番広い快適期となります。

08/03/16(Sun)

小麦粉が切れそうになっているので、少し遠くの業務用スーパーまで買出し。今までは徒歩数分のショップ99で買っていたので、一回二袋だったんですが、少し遠いということで、一回三袋に増量。ついでといってはなんですが、オリーブ油も切れそうになっているので、こちらも2リットル大ボトルを購入。そのまま帰ろうかと思ったのですが、ふと味醂も残り少ない事を思い出し、こちらは別の激安リカーショップが安いということで、そっちに回って購入。買った後止めときゃ良かったと思いましたね。

金額は全部で3,000円弱。それは別にどうという事は無いのですが、とにかく重い!小麦粉3キロ&オリーブ油・味醂が各2キロで合計7キロ。油断すると自転車のハンドルがとられそうで、全く油断が出来ませんでした。買い物はオリーブ油までにして、味醂は次回に回せばよかった。効率よくと考えすぎるのも、考えものですね。一回に7キロという買い物は、新記録かもしれません。

08/03/15(Sat)

大家さんからフキノトウを貰ったので、今年二弾目の蕗味噌。蕗味噌は大きく分けて二つ作り方があるらしいです。一旦茹でてアクを抜いてから作るやり方と、そのまま使ってしまうやり方。当然前者の方が食べやすくなりますが、一旦水をくぐらせるので傷みやすくなるのと、味わいが薄くなってしまうのが難点。私は当然後者です。

貰ったフキノトウは包丁でまず微塵切りにします。どうせ炒めて小さくなるのだから、あんまり神経質に刻まなくてもオッケー。たまに花芽の部分が黒く変色してしまっているものがあるので、そこだけ注意して、そういう場合は予め取り除いておきます。実際、今回も一つそういうのがありました。

片手鍋に油を薄くひき、刻んだフキノトウを軽く炒めます。ここでもあんまり徹底的に炒める必要はありません。フキノトウの緑色が全体に鮮やかになる程度でオッケー。そこに味噌・味醂・好みで砂糖を加え、これまた好みの固さになるまでアルコールを飛ばしながら煮詰めれば完成。蕗味噌は外で買うとバカ高く、ほんのちょっぴりでえらい値段がついていますが、自宅で作ればタダ同然。春の香りを楽しむのに、こんなに適した食材もあんまり無いくらいです。ほんの少しだけご飯にのっけて食べると、食の進むこと進むこと。うちでは一週間くらいで食べ切ってしまいますが、冷蔵庫に入れておけば二週間は大丈夫ですよ、多分。

08/03/14(Fri)

春は引越しの季節。下の部屋の人が就職で部屋を出るようです。大学+大学院で6年いた筈。顔は知っているけれど、ほとんど言葉を交わした事はありません。妙に暗〜い感じの若者で、階段のところであっても軽く頭を下げるか下げないかだけ。しかし、部屋では性格が変わるらしく、真夜中に大声でロックを歌い始めたり、大勢友達を呼んで騒ぐなど、結構迷惑な人でもありました。

それでもまぁ、それだけいた人がいなくなるというのは、何となく寂しいものですね。彼も都合6年この町に住み、それなりに思いでも出来た事でしょう。これから社会人として頑張って働いて欲しいものです。んで次、どんな人が入ってくるのでしょうか。学生さんか、社会人か。男性か、女性か。別にどんな人でもいいんです、とにかく静かに暮らしてくれれば。やっぱりこの学生さんは、ちょっとうるさすぎたです。

08/03/13(Thu)

なぜか今日は朝から鯖な気分でした。夕ご飯には鯖を食べるぞと。いつもはスーパーに寄り、その日安い食材と自宅のストックを考え合わせてメニューを決めるので、こういう風に○○を食べる!と決めてしまうケースは比較的珍しいんですが、今日は鯖。

ちょい小振りの鯖が一本300円だったので、これをゲット。味噌煮という選択肢もちらと頭をかすめたのですが、今日は塩焼き。三枚におろして片身を三等分するので、都合六切れ出来ます。これに塩を振ってしばらくおいてから、皮目の方からパリッと焼くだけで完成。ストックの大根を多めにすりおろし、醤油をちらとかけたものを添えれば完璧です。焼き魚はなんといっても皮が美味いですね。ココは食べるものではないと決めてかかり、残してしまう人も少なくないですが、皮と皮ぎしの脂、コレを食べないで何の魚かと思います。

一食に二切れずつ食べるので、鯖塩はあと二回分。飽きたら味噌煮にするという選択肢もありますが、あと二回だったら、飽きずにそのまま鯖塩でしょう。頭は二つに割って、中落ちと一緒に大根の煮物のダシに使います。ワタは白子か真子が入っていれば、味醂醤油でサッと煮るのですが、今回はハズレだったので、全捨て。300円、満喫させていただきます。

08/03/12(Wed)

リアイアして暇になった実家の父が、一昨年から漬物作りに凝っています。山ほど獲れる野菜はそのままあちこちに配っても十分に喜ばれるのですが、漬物に加工すると更に価値が増大。白菜の漬物・沢庵・大根の奈良漬の3品がうちにも送られてきたのですが、凝り性の血はこの人から受け継いだのでしょう、年々上達しているのが目に見えて分かります。

漬物ってホント、永遠のスタンダードだと思います。ご飯・味噌汁・漬物、あまりにスタンダード過ぎて、この三品を必ず食卓にのせるという家は今や珍しいかもしれませんが、これがバカに出来ないのです。炊き立てのご飯、コリコリとした歯応えの漬物、ダシをしっかり効かせた味噌汁。本当はオカズをあれもこれも用意せず、あと一品くらいで止めておいた方が、それぞれの美味しさが引き立つ気さえします。というわけで、今日も変わらずご飯・味噌汁・漬物。いつもと変わらぬ三品がテーブルの上にあって、満足の夕食なのです。

08/03/11(Tue)

毎日チェックを欠かさないデイリーポータルZ。その中でも、高瀬克子・玉置豊・べつやくれい、この三人の書く記事は見逃せません。今日は高瀬克子さんがダシをとった後の煮干の再利用について様々な試行錯誤をしている記事がとても面白かった。塩焼き・照り焼きにして見たり、はたまた洋風にしてみたりと、いろいろ悪あがきをしてみたが、そんなに美味しくなくて、結局最後はフライ最強というオチ。そうか、アレをフライにしてみようとは全然思わなかったけど、そういう手もあるんですね。まとまった量が出にくい食材なので、これメインでおかずを作る事は出来ないですが、フライを作る際に1〜2匹ちょこっと揚げる分にはいいかもしれない。

まぁ、うちではフライはやらないので、そもそもこれを実行する機会がありません。では、煮干はどう処理しているかというと…。例えば味噌汁。煮干は劣化を防ぐために冷凍庫保存。取り出した煮干は頭とハラワタをその場でムシャムシャと食べてしまいます。以前は全部入れていたのですが、最近ではそっちの方が上品っぽいダシになることに気がついたので、そうしてます。普通は捨てるんでしょうが、食べてしまうところがいかにも私っぽい。

普通に味噌汁を作り、中には頭とハラワタのない煮干が常に一匹。これは味噌汁と一緒に食べてしまいます。カルシウムですよ、カルシウム。確かに高瀬克子さんの記事にあるように、傍から見たらややビンボ臭く見えるのは事実ですが、別に誰も見てないんで、かまやしません。ゴミも減って地球にも優しいですしね(ウソ、ミクロンも考えてない)。というわけで、デイリーポータルZ。担当記者によってカラーが全然変わるのですが、一人くらいは趣味に会う記事を書く人がいる筈。是非お試しあれ。

08/03/10(Mon)

現在、自分の頭ほどもある白菜が台所の隅に転がっていまして、とにかく白菜を食べなきゃいけません。オヒタシ・浅漬けと、白菜を使う料理の二大巨頭は既に作ってストック済み。でも、まだまだ足りない。そこで、そうだキャベツでお好み焼きが作れるんだから、白菜も似た様なもんだろと、白菜でお好み焼きを作ってみました。小麦粉を水で溶き、千切りにした白菜を大量投入。鰹節・青海苔も入れて、両面をこんがり焼けば完成。結果は…極めて微妙。

白菜なんてどう料理しても不味くなりようがないですから、今回の白菜のお好み焼きも不味くて食べられないという事はありません。しかし、通常のキャベツ版の美味しさを100とすると、せいぜい30。全体がべシャット水っぽくなり、キャベツと違って飛び出て焦げた部分が香ばしくて美味しいという事も無し。結論として、“食べられなくはないが、もうやらない”という評価が下りました。

それが土曜日のお昼で、翌日日曜日の昼は、水団。こっちはガチガチです。土鍋に湯を沸かし、昆布と鰹節でダシをとって、塩・醤油・酒で味を決めます。沸き立つダシ汁に、ゆるめに溶いた小麦粉を流し込んで固め、ザク切りにした白菜を大量投入して蓋。火を止めて余熱で白菜をしんなりさせれば完成。これは先日のお好み焼きとは違い、安心の美味さ。風邪をひいた時にぴったりするような、優しい味ですが、健康体の時に食べても問題ありません。単発料理で白菜を大量消費する技として、しばらく水団が活躍しそうです。

08/03/09(Sun)

先日のラジオ料理番組への悪口第二弾。“鯖の味噌にはとっても美味しいですが、鯖はカロリーが高いので、今日は鯵で味噌煮を作ってみましょう…”から始まる番組ってどうなのよ?と思ってしまいました。栄養学的な事はさっぱり分からないんですが、天下のN○Kの料理番組だから、そういうチェックはきちんとしているでしょう。でもね、鯖と鯵って所詮同じ青魚でしょ?鯖の方がカロリーが高いのは事実だろうけれど、ご飯とコンニャクほどは違わないと思うんですよ。

今日はスーパーに新鮮な鯖はなかったけど鯵があった。何となく味噌煮が食べたい気分なんでこの鯵で作っちゃえ、というのは全然アリ。というか、私の食生活はこのベクトルで成り立っています。が、カロリーを気にして鯖の味噌煮を鯵で作る生活というのは、なんだかギスギスして寂しいなぁと思います。今夜は大好きな鯖の味噌煮を食べ過ぎたから、ちょっとご飯を減らそうとか、明日の朝ごはんを少し減らそうとか、そういう気に仕方の方がいいんではないでしょうか。

大体、カロリー表示というのが嫌いです。病気の時やどうしても痩せなきゃいけないときなんかは仕方なし。でも、普通のご飯でこのメニューは○○KCalだからこっちにしとこう…というのは、なんだかサプリメントで生きているのと大差ない気がして、好きになれません。いまどき居酒屋メニューにもカロリーが書いてありますから、日本人は数字が大好きなんでしょうかね。

08/03/08(Sat)

先日ラジオの料理番組を聞いていて、以前からの疑問が再燃しました。牛肉でも豚肉でも何でもいいんですが、肉を煮込む際、フライパンで表面を焼いて肉汁が逃げないようにしてから煮る、という表現をよく使いますが、これって本当ですかね?最近はめっきり作らなくなりましたが、牛肩ロース辺りのカレー。カレーは基本的に煮込み料理なので、1〜2時間は平気で煮込みます。ラップで包んで煮れば、そりゃ肉汁は逃げませんが、表面を焼いただけで肉汁が逃げなくなるものなんでしょうか。

個人的な感覚としては、しっかり表面を焼いてから2時間煮込んだ牛肉を噛みしめると、中から肉汁がジュワ〜なんて事は絶対にありません。焼いた・焼かないに関わらず、赤身の肉はすべからくパサパサになります。カレーの王道メニューにカツカレーというのがあります。カツは肉を衣で包み、(煮込みに比べれば)ごく短時間火を通した料理なので、本体で煮込まれている肉よりはずっと肉汁が残ります。カツカレーが定番メニューとなっているのは、本体の肉がパサパサになって物足りない事を、皆が何となく本能的に感じ取っているからではないかと、思い至りました。

肉を煮込む時は、何となくお約束の様に表面を焼きますが、美味しそうな焼色をつける以外の実用的な意味はないと思います。実際私も、焼色をつけるために焼く事はありますが、肉汁を逃がさないために焼く事はありません。これも一種の小さな都市伝説じゃないかと思っています。

08/03/07(Fri)

部屋で愛用している、通称部屋ズボンが酷い事になってます。コレをオリンピック(何でも安いチェーン)で買ったのは確か5〜6年前。当時の価格は1,050円。形態としては作業ズボンで、腿や脹脛のところまで大量にポケットがついていましたが、そんなのあっても邪魔なだけだし、洗濯をすると埃が溜まって嫌なので、早々に外すか縫い閉じるかしてしまいました。膝下にジッパーがついており、暑い季節はバミューダパンツのような格好になるので、相当便利だったんですが、両足のジッパーは3年目くらいに次々と動かなくなり、無理やりこじ開けようとして破断。現在は長ズボンとしてのみ機能しています。

ウエスト周りのゴムがゆるくなってきて、昨今の若人の様に腰で穿くズボンとなっていたのですが、この度めでたく前チャックまでが破断。チャックの一番上についているボタンも取れてしまいました。構造上ゴムの付け替え不可のタイプなので、いよいよ一巻の終りか…となったのですが、まだまだ。事務用クリップで、持ち手が180度回転して書類側に回り、邪魔にならなくなる製品がありますが、コレがたまたま手元にあったので、ズボンの両側をグッと引っぱってきて止めてみました。相変わらず前チャックは閉まりませんが、着物の袷の様に5cmほどのマージンが出来たので、一見すると開いているようには見えません。人目に触れるのはゴミ出しの行き帰りだけだし、コレでいいかと愛用続行。

尻か膝が抜けたら捨てようと思っているんですが、ナイロン混紡のせいか、ペラペラなのに生地自体は丈夫そのもの。穴の開く気配すらありません。ずっと厚手でも純綿のジーンズ生地だったら、とっくに穴が開いてます。相変わらず驚異的に物持ちがいいなと自分でも思います。

08/03/06(Thu)

うちでは基本的に毎日味噌汁を作ります。具はその辺にあるもの。最近では大根を使い切らないといけないんで、拍子に切った大根と冷凍してある油揚げのゴールデンコンビが多いです。しかし何故、このコンビの味噌汁はこんなに美味いんでしょうか。大根のシャキシャキした歯応えと、味噌汁を吸い込んだ油揚げ。至福ですね。

一時、味噌汁の具は多ければ多いほど良いと考えた事がありました。その辺にある野菜を、少しずつ沢山の種類入れる。汁は極力少なめで、とにかく具沢山。こういう味噌汁も確かに悪くはないのですが、現在でのマイ・メインストリームは、味噌汁はシンプルに、コレです。

大根と油揚げのほかに、私が好きな味噌汁の具といえば、ワカメ&油揚げ、拍子に切ったジャガイモ、ナメコ、キャベツ&ワカメといったところでしょうか。ダシはイリコと鰹節が8:2くらいの割合で登場します。巷には色々な贅沢レシピが溢れていますが、味噌汁・ご飯・漬物の三点セットは、私の中では永遠のスタンダードです。

08/03/05(Wed)

キャベツを一玉使い切りました。キャベツとか白菜とか大根とか、こういう大きなものを丸ごと一個(一本)ロスなくキチンと使いきる事は、出来た料理が美味しい事と同じかそれ以上に嬉しいというのは、どこか変な気がしなくもありません。まぁ、根っからの片付け魔だということなのでしょう。

最近、レジ袋がえらい勢いで敵視されてます。私もなるべく買い物袋を持参するようにはしていますが、やっぱり時々忘れます。でも、貰ったレジ袋はゴミ袋として有効利用しているんで、別に資源の無駄遣いだとは思いません。それよりも無駄だと思うのは、上の様な大きな野菜を切り売りする時に全体にかぶせてあるラップです。誰も言いませんけど、相当無駄だと思います。

たとえば大根一本買ってきて使うとします。丸ごと全部を一気に使う事は出来ないので、濡れ新聞紙とレジ袋で包んで冷蔵庫で保存します。濡れ新聞紙は使っていくうちに破れてしまったら捨てますが、レジ袋は何度でも使えますし、何となく薄汚れてきたらゴミ袋にコンバートします。これに対してラップは、買って帰ってきた瞬間にゴミ。下手をすると、切った大根を再び新しいラップで包んだりして、ゴミ再生産。切り売りに限らず、ラップというのはレジ袋以上に環境に優しくないと思います(この言い回し、大嫌いだけど)。

でも、スーパーの切り売りを全廃して、全て丸ごと商品にするなんて動き、絶対起きないでしょうね。使い切るためのパズル的な工夫も、なかなか面白いと思うんですが。

08/03/04(Tue)

この前の日曜日は、所用があって部屋の掃除ができませんでした。うちの部屋掃除は週一回。日曜日にまとめて全部やります。箒で掃き、雑巾をかけ、窓を拭き…。全部で2時間ほどかかりますが、終わった後は気分すっきり。それが今週は出来なかったので、部屋の隅の埃が目に付いて仕方がないです。

思えば上京した頃は、部屋の掃除なんてした事もありませんでした。整理整頓は元から好きなので、本を並べたり、コンパクトな収納を工夫したりと、そういうのはかなり早い段階からやっていたのですが、掃除をし始めたのは20代も半ばを過ぎてから。実家の母が掃除大好きで、コタツでゴロゴロしていると掃除をするからと追い出された記憶が強く、あんまりいいイメージを持っていなかったのですが、やはりDNAは強しといったところでしょうか。

部屋の埃も、全く掃除をしなければどんなに積もっていようが案外目には入りません。長い目で見れば、アレルギーの原因になったりするかもしれませんが、短期的には別にそれで死ぬわけじゃないんで、マメに掃除をしない人、特に一人暮らしには多いと思います。でも、キチンと掃除する習慣を身につけると、すっきり爽やかに暮らせますよ。反面、今回の私の様に、少し掃除ができないとイライラの元になりますが。諸刃の剣ですね。

08/03/03(Mon)

暖かかったり寒かったりと、まさに三寒四温の気候ですが、それでも季節は確実に春に向かっているようです、めでたい。この時期、飛び始める花粉が問題になり始めますが、バカは風邪もひかないうえに花粉症にもならないのでしょうか、私は全く症状がありません。職場は花粉症人間だらけなので、非常に羨ましがられてますが、コレばっかりは運ですから。

というわけで、今日は春の訪れを告げる蕗味噌を作ってみました。先日ラジオでレシピを紹介していたのですが、作り方には大きく分けて二つの流派があるようです。一旦茹でてアクを抜く派と刻んだフキノトウをそのまま使う派。前者は食べやすい、後者はマニアな味だが日保ちが良いという、それぞれの長所があるそうです。私は無論後者。フキノトウはあのエグミというか苦味というかが味なので、それを抜いてしまっては何にもなりません。原則私は全ての素材で晒し・アク抜きをしません。ひと手間余計にかかるのも理由の一つですが、一番の理由はアクもその素材の味だから。ただし、イモガラだけは例外。イモガラはキチンと処理しないと食えません。

それはともかく蕗味噌。昨今は蕗味噌を家で作るなんて考えもしない人が多いですが、こんなの簡単です。1.フキノトウを刻んで少量の油で炒める。2.酒と味噌を投入し、かき混ぜながら好みの固さになるまで煮詰める。以上です。私は少し砂糖を入れて甘めにしますし、好みで鷹の爪を入れて辛くしたり、砕いたナッツ系を入れて歯応えに変化をつけたりと、手元での変化は適当に。本当に何となくですが、今回は何も入れないプレーン蕗味噌でした。これがあるとご飯が進むんですよ。

08/03/02(Sun)

今日買ってきたのは、大ぶりのブロッコリー一個80円也。ストックに実家から送ってきたジャガイモが沢山あるので、それとあわせてマリネ風にしようという算段。作り方は例によって例の如く、単純そのもの。ジャガイモは一口大に切って水からやわらかく茹でておきます。ブロッコリーは房の部分も茎の部分も、全部まとめて一口大に。ブロッコリーは茎まで食べるんです!と威張るエコな人もいますが、うちではそんなのは当たり前のこと。ただし、房に比べて茎はやや火が通り辛いので、少し小さめに切り、茹でる時は先に入れるなどの工夫はします。

2回湯を沸かすのは面倒臭いので、ジャガイモを引き上げたお湯で、ブロッコリーも茹でてしまいます。いいんです、どうせ後で混ぜてしまうんだから。細かい事、気にしない。固めに茹でたブロッコリーを水に放って〆た後は、ジャガイモと混ぜ合わせて味付け。基本は塩・胡椒・酢・油です。以前はオリーブ油を使っていたのですが、冷蔵庫で保存していると固まってしまう事が判明したので、現在では普通のサラダ油を使用。貰い物のハムにくっついていた、小さなマスタードの袋が合ったので、コレ幸いとばかりに、入れてしまいます。去年のロットの干し肉も刻んで入れ、ザックリかき混ぜて味を馴染ませたら完成。少し崩れるくらいに茹でたジャガイモが、うまくブロッコリーに絡んで、なかなか美味しいですよ。

08/03/01(Sat)

髭剃りの替刃のストックがなくなったので、ドラッグストアで注文してきました。エコな私は髭剃りも当然手動。20年近く使っているカートリッジで、既に本体は生産中止。替刃だけが細々と売られているのです。おまけに、店頭で売られているのはほとんどが二枚刃なのに対し、私が使うのは一枚刃。注文・取り寄せしないと手に入らないなんて、難儀な事です。

私も以前は二枚刃を使っていたのです、何となく切れそうな気がして。でも、行きつけの床屋のにーちゃんとの話をキッカケに一枚刃に宗旨変えしました。彼の理容学校時代の先生が、使用後の二枚刃剃刀を電子顕微鏡で検査してみたところ、二枚目の刃には全く使われた形跡が無かったんだそうです。一枚目で起こして二枚目で剃るなんて嘘っぱちだというわけ。使いもしない二枚目の刃を余計に付けられて、なんとなく剃れそうという先入観から、高い金を出して二枚刃を買うのは業腹なので、以来私は一枚刃。

ただし、このメーカーに限らず、一枚刃の髭剃りは本当に少ない。トラベル用の使い捨てのものでさえ、昨今は二枚刃です。高級品になると、三枚刃・四枚刃といったものまであります。こういうのを見ていると、私が小学校の頃に流行った、無駄に多機能な筆箱や、ゴテゴテのデコチャリを連想してしまうのは、私だけでしょうか?

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