2008年2月

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08/02/29(Fri)

うちでは味噌汁用のワカメは、デフォルトの袋に入れっぱなしでは使い勝手が悪いので、ツイスト式のボトルに入れ替えて使ってます。このワカメ、どんどん使っていくと、最後の方には下に振り落とされた破片みたいなヤツが残るんです。別にそのまんま味噌汁に入れても、何の問題もないのですが、やっぱりワカメはある程度大きさがないと寂しいって事で、破片だけになったワカメは、炊き込みご飯に転用します。

転用といっても別に大した事をするわけじゃありません。破片の中にも、まだ少し大きいやつが残っているので、それは指先で揉みつぶします。ご飯を普通に炊き、蒸らしの直前に塩少々とこの破片ワカメを入れるだけ。蒸らしが終わった段階で、ザックリかき混ぜれば、ご飯全体からいい磯の香りが立ち上り、とても残り物利用とは思えない、ワカメ炊き込みご飯の出来上がりです。

別に普通のワカメを砕いて作ってもいいのですが、何となくの習慣で、うちでコレを作るのはワカメの破片を使えるときのみとなっていて、ある意味貴重。先日はこの、ワカメ炊き込みご飯でした。これを応用したものに、ヒジキ炊き込みご飯というのがあり、こっちは制限がないので、もう少し頻繁に作ります。色々炊き込んでみると、面白いですよ。

08/02/28(Thu)

先日の小麦粉を買うべくハナマサにいった際、レジで前に並んだお客さんが変な動きをしました。ワインを二本買おうとしていたんですが、レジのおばちゃんに何事か言われるとワインはレジの中へ。そのお客さんは手ぶらで帰ってしまいました。??と思いながら、そのレジのおばちゃんの指していたチラシを見て納得。翌日からワインが全品30%オフだったんです。

店売りとしては、今日売った方が得に決まってます。1,000円の商品が明日からは700円になってしまうわけですから。でも、そういう風にしてもらったお客さんはどう思うか。何かを買おうと思い、ハナマサと他店が候補に出た際には、多分ハナマサを選ぶようになるでしょう。深いな…。とまぁ店員さんにそこまでの打算は無くとも、そういうのが自然に出来る店員さんがいる店というのは、非常に感じが良いものです。

ただし、難点はうちからちょっと遠いところにある事。仕事帰りにぐるーっと回り道しないとたどり着けません。ショップ99みたいに家から徒歩1分の所にあると非常に嬉しいんですが、それはさすがに望み過ぎというものですね。

08/02/27(Wed)

私は月に2kgほど小麦粉を消費するんですが、その小麦粉は近所のショップ99で買ってます。税込みで1kg104円の小麦粉は、超愛用品。しかし、先日ショップ99に行くと、その小麦粉が全て無くなっていました。あるのは500g104円の日清製粉小麦粉のみ。嫌〜な予感を抱えながら近くにいた店員に、PB(プライベートブランド)は在庫切れですか?と訊くと、近日700gの袋入りで新発売になるんで、それまで商品の入荷は無いとのことでした。やっぱり来たか、小麦粉の値上げ。上がるだろうとは思っていたけれど、予想以上の上げ幅です。

700g104円という事は、1kgあたりに換算すると148円57銭。現行の104円から数えると、なんと43%の値上げになります。コレはちょっと上げ過ぎなんじゃないですか、ショップ99さん…。99円ショップという特殊性ゆえに、価格を上げる事は出来ないから、となると量を減らす方向に行くというのは、当然です。しかし正直言って、900gか悪くても800gの袋になるだろうと予想してました。それが700gとは。私とショップ99のつながりは、小麦粉だけです。その小麦粉これほど値上げしてしまうと、グッバイ・ショップ99。

用意周到な私は、キチンと次善の策を用意しているのです。それは業務用スーパーハナマサの1kg116円小麦粉。104円から計算すると12%の値上げになりますが、43%よりは遥かにマシ。こっちも値上げしたら、また考えなきゃいけませんけどね。それにしても、小麦粉の値上げは全てに効いてきますよ。小麦粉はあらゆる料理の基本材料。特にパン・麺類は小麦粉がないと作れません。外食系はこの春からぐっと値段が上がるんじゃないでしょうか。

08/02/26(Tue)

今の季節、多くの家庭同様に、うちもミカンインフレ中。5kgの箱が実家から届き、大家さんにあげてもまだまだ一杯で、ヒィヒィ言いながら食べていたのに、親戚から届いた10kgの箱。コレは何かの嫌がらせですか?

ため息をついてもミカンは減らないので、自分にノルマを課しました。私は朝ご飯を食べませんから、ミカンはその時間に組み込みます。朝三つ。夕食後、新聞を読んだりネットを見たりして、ボーっとする時間にも組み込みます。夜二つ。おかげでビタミンCだけは充実し、今年の冬も風邪知らず。

たった一つの不満点は、コレだけバリバリミカンを食べると、相当ゴミが増えてしまう事。ミカンの皮だけで、ゴミの量がいつもの3倍に膨れ上がります。さすがの私もミカンの皮は食べられません。干して刻んで陳皮にしたやつはまだまだストックが沢山あるし、パンを食べないのでマーマレードも不要。風呂に入れるといっても限界があるし…。ただ捨てるのもモッタイナイよなと思いつつ、知恵がないので現状ではただ捨ててます。

08/02/25(Mon)

唐突ですが、醤油の銘柄を変えました。醤油が切れそうになったので、いつも買っているA百貨店の地下食品売場に行ったら品切れ。まだ余裕があったので、注文・取り寄せでも十分間に合ったのですが、たまには替えてみるかと思い立ち、B百貨店の地下食品売り場へ。そこの自然食品売り場で同クラス他銘柄の醤油を置いてあるのはリサーチ済みで、そっちを買ってみました。

今まで使っていたのは、5合瓶で630円。それが今度のは、1升瓶で1260円。同じじゃないかと思うかもしれませんが、通常は大きなロットで買うと安くなるものなので、既存の銘柄のを1升瓶で買うともう少し安くなります。ただし、A百貨店が取り寄せリストにないとか言って取り寄せてくれなかったんで、自分で買うと送料がかかってしまいますから、結果的には割高。

前回と今回に共通しているのは、割とキチンとした商品だということ。キッコーマンの底値を狙えば、多分この1/3くらいの値段で買えるんですが、醤油は味付けの基本ですから、ココは絶対にケチってはいけません。安い醤油を使うと、本当に全部台無しになってしまいます。んで、今回の新しいブランド醤油ですが、やっぱり慣れないと違和感を感じますね。使うのはホンの少量でも、香りの立ち方の違いからして、なんだか変な気分です。まぁ、味自体は悪くないので、すぐに慣れるでしょうが。

ちなみに、絶対にケチってはいけない調味料は、醤油・味醂・酒・味噌など醗酵系のもの。これらは安く買おうとするといくらでも可能ですが、それなりの味が料理の最終段階にモロに反映して、悲しい気分になります。味醂風調味料、料理用酒は勿論NGです。逆に底値を狙っても良いのは、砂糖・塩。この二つは、高かろうが安かろうが一緒です。うちの塩なんて、キロ78円の中国岩塩。いくら中国製でも、塩じゃ死なんでしょう

08/02/24(Sun)

先日の土曜日はものすごい大風。風が激しくなる前に小一時間のつもりで外出し、自転車にも乗れなくなるほどの風に遭遇しました。建物の間を吹いてくる風に押され、怖くて自転車に乗れないなんて初めてです。工事現場で使うパイロンが飛んできて、前輪直撃なんて経験も初めて。最初の内は、“凄い風だ。怪我しないうちに家に帰らなきゃ”としか思っていなかったのですが、ふとあることに気がついて真っ青になりました。肉が飛ぶ…

そう、あまりに毎年の恒例行事過ぎて、すっかり頭の中から消えていたのですが、窓の外には豚バラの塊を干しているのです。雨が降れば屋内に仕舞うというのは、体にしみこんだ習慣としてキチンと実行しているんですが、風が強過ぎて危ないので仕舞うという事態はいまだかつてありませんでした。強風と肉が全く頭の中で結びつかず、肉は干したまま。

その瞬間に私は気もそぞろ。一刻も早く帰って肉を救出せねばならないモードになりました。目には砂が入って涙目、口の中はジャリジャリの状態で根性で帰宅。結論を言えば、肉は飛ばされてませんでした。日頃の私の行いが良いせいでしょう。乾燥は大体3月10日頃までを予定しています。それまで、大きなトラブルなく干しあがってくれると良いのですが。

08/02/23(Sat)

よんどころなき事情で、今年初めてのお一人様外食。私は友人と一緒に外でご飯を食べる事はあっても、一人で外食する事はまずありません。それが、今年初めての外食。いわゆるワンプレートランチというヤツ。大きな皿の上に、ライス・カジキマグロのフライ・サラダがのり、ミネストローネと小さな珈琲がついて790円。これで790円ですか…、やっぱり外食は切なくなりますね。

普通の値段設定だというのはよく分かります。また、場所によっては同じ内容のランチが1,000円超えるでしょう。しかし、どんなに頑張っても飲食業の原価は3割。790円を丸々材料費に使った場合、どんな豪華な料理を楽しめるかという事が、次々と頭の中で自動的にシュミレーションされ、それと目の前の料理が自然と比べられて…、損な性格です。ちなみに、200円もあればその辺の店ででてくるようなハンバーグ定食が普通に作れます。その4倍の790円となれば、温泉宿でのテーブル一杯の料理…とまではいかないまでも、相当豪華なものがあつらえられるのです。自炊してない頃は、素直に美味しいと喜べてたんですが、考え物ですね。

08/02/22(Fri)

現在、山のようなキャベツを減らそう週間なんで、昨日のお好み焼きに続き、ベタベタですが今日の夕食はキャベツの炒め物。キャベツと塩胡椒だけでいいんじゃね?とも思ったんですが、さすがにそれでは寂しいと思い直し、食材箱を漁ったところ、スティック生節を発見。これは親戚から貰ったもので、ソウダガツオの生節を真空パックしたもの。親指くらいの太さしかなく、一回分が一つのパックになってます。

このスティック生節を取り出し、マナイタの上で荒く刻みます。少し味をみてみると、ほぼシーチキン。狙い通りです。キャベツ2枚はザク切り。昨日同様、芯の部分は別途取り外してスライスです。あとはよく熱したフライパンで、なるべく短時間に塩胡椒でキャベツとスティック生節を炒めて完成。ただ、肉の時の感覚で、先に生節を入れてしまいたくなるのですが、ココはグッとこらえ、こういう既に火の通った食品はあと。こういうのに更に火を通し過ぎると、味が変わってしまうのでね。

キャベツの炒め物なんて、ベタ過ぎて却ってやらないものですが、実際作ってみると、火を通したキャベツの甘さってやっぱりいいよなぁと、キャベツの炒め物がスタンダードになった理由を痛感します。おまけに、一食で二枚もキャベツを消費できる。今回の私にとってはこちらが本命です。あと二回くらいやれば、随分先が見えてきますね。

08/02/21(Thu)

丸ごと一個78円で買ってきたキャベツを消費すべく、久しぶりにお好み焼きを作ったら、はまり中。休日の昼は、ほぼ100%お好み焼きで埋め尽くされつつあります。飽きっぽい私の事ですから、どこまで続くか分かりませんが…。お好み焼きと入っても、基本的にキャベツしか入れません。火を通したキャベツの甘味を楽しむものですから、豚とかエビとか入れると、かえって邪魔なんです。

一食分は小麦粉100gに水150g、それにキャベツの葉1枚がベース(原価15円程度…)。基本的に私は目分量派。大匙○杯とか○○gとか絶対にやらないんですが、小麦粉料理だけは例外。水分量が違うと別の料理になってしまうんで、この時だけはしっかり計ります。まぁお好み焼きですからそんなに厳密さは求められないんですけどね。ウドン打つ時は、絶対です。

キャベツは真ん中の太い葉脈部分を外し、くるっと巻いて可能な限り細かい千切りにします。葉脈部分は別途技術の限りの薄切りに。ボウルに水と小麦粉を入れてかき混ぜ、ペースト状になった所でキャベツを投入。削った鰹節と塩を加えてよく混ぜたら、油をひいたフライパンに流し込みます。お好み焼きの定番として、蓋をして蒸し焼きというのがありますが、カラッと仕上げたいので、蓋はしません。火は中火。生地はなるべく薄く広げ、キャベツの焦げる甘い香りをタイミングの目安としてひっくり返します。表裏各一回の焼きで仕上げる事を目標とし、何度もひっくり返すのは避けます。

つけるのはソースではなく、蕎麦ツユ。味醂のアルコール分を飛ばし、醤油・砂糖・鰹節を加えて味を馴染ませたものを作ってペットボトルに入れ、冷蔵庫に常備しておきます。ソースをつけると、ソースの味しかしなくなるのですが、この出汁だとキャベツの甘味が一層引き立ってグッド。キャベツの部位としては、内側の白い所は確かに甘いのですが、通常捨ててしまいそうな表面の緑の葉、こちらの方がキャベツの持つ風味が色濃く出ていて、私は好きです。

08/02/20(Wed)

今日作ったのは、何の変哲もない大根の煮物。大根は、皮を剥かないで四つに割り、そこから乱切りにします。予め四つ割にするのは、丸ごと乱切りにしていくと、ピースが薄くなってしまう傾向にあるため。こうしておくと、割とコロッとした格好のいい乱切りができます。その大根を水をヒタヒタに張った鍋に入れて点火。今回使ったダシは、昆布とイリコ。味付けは塩・醤油・酒です。5分ほど煮て大根に火が通ったら火からおろし、目張りをした段ボール箱に入れて除冷。味がしみこむのは、コトコト煮ている時よりむしろ、冷えている最中らしいので、あえて早めに火からおろし、ゆっくり冷まします。

コトコト煮ても、それなりに味はつくのですが、どうしても歯応えが犠牲になってしまうので、私はやりません。また、長時間煮ると野菜の持つ香りも変質してしまうので、この意味でも非推奨。大根の煮物なんて、今時当たり前すぎて却ってあまり作らないかもしれませんが、シミジミと美味しいのです。店でオデンとして売っているもののように、大きく輪切りにしてものに上手に味をしみこませるにはかなりの時間と手間が必要ですが、小さく乱切りにしてしまえば、味がしみこむのもすぐ。箸で割って味噌つけて…という楽しみには欠けますが、そんなのはお店でやればよろし。というわけで、今日もシミジミと大根をいただいてます。

08/02/19(Tue)

先日部屋の電灯をつけたら、パチッと音がして電球の玉が切れました。うちには電球の玉が4個あるのですが、これでめでたく100w球は終了。今後は最高でも60w珠に移行します。以前は100w*3&40w*1の構成だったのですが、現在では全てワンランク落として60w*3&20w*1の構成です。電気代も安くなってるんでしょうが、この程度では目に見えるような効果は感じられません。多分、ひと月に換算して100円以下でしょう。電球を替えた本当の目的は、落ち着くから。

私は喫茶店・カフェ大好き人間ですが、それは珈琲が好きだというよりもむしろ、落ち着く空間が好きというのが大きいです。やや暗めの空間でボーッとしながら珈琲を飲むってのは最高の贅沢。自宅の部屋もそれと一緒で、やや暗めの方が落ち着くんです。本を読みたい時などは、別途スタンドを使いますので、そっちは無問題。

この部屋も、入居当時はよくあるサークル型の蛍光灯が付いてました。が、私はアレが大嫌いなんです。白くて冷たくて、オフィスならともかく、落ち着くための空間で使う光じゃありません。昼光色ってのも出てますが、やっぱり電球の黄色い光には敵わない。大家さんに確認すると、前の住人が置いてったものだというので、とっとと撤去して電球に付け替えました。今電球は環境には優しくないと目の敵にされ、蛍光灯への移行が勧められてますが、私は絶対嫌。私は、地球第一ではなく、自分第一なもんですから。

08/02/18(Mon)

週刊文春をペラペラとめくっていると、中国餃子のアノ事件のせいで、手作り餃子器があちこちで売り切れているほどの勢いだという記事がありました。そこで、文春記者が手作り餃子器に挑戦というわけで、簡単な実体験レポートという趣向。この記事をみた私の最初の感想は、“こんなのチャチな餃子で満足なの?”でした。

手作り餃子器の仕組みは、昔ながらの鯛焼き器と一緒。取っ手のついた半円形のプラスチック二つが、真ん中で蝶番で繋がっている形。二つの半円をあわせて出来た円の上に餃子の皮と具をのせ、皮の周囲に水をつけてから全体を二つ折りにすれば、餃子になるって寸法。でも、コレだと当然ヒダは取れません。半円の周辺部に山谷がつけてあり、合わさった周囲ががギザギザになるだけ。コレは私的には餃子じゃないです。敢えて言えば、大きなラビオリ。でも、これが売り切れるって事は、多くの人がコレは餃子だと認識するんでしょうねぇ。不思議でなりません。

ちなみに、文春の記者が実際に作ってみたところ、5分で20個の餃子(もどき)を作る事が出来たそうです。5分で20個って遅くないですか、15秒で1個ですよ?そんなに餃子を作り慣れてない私が、タックをとった正統派の形を作ったって、これ位のスピードは出ます。考えてみれば、皮をのせる→具をのせる→周辺を濡らす→畳むという工程は省きようがないわけで、畳むという工程以外、手で包むのと変わらないんです。この程度の製品が売り切れるというのが本当に不思議。そんなに安心な餃子を食べたいんなら、手で包みましょうよというのが、私の偽らざる感想です。

08/02/17(Sun)

現在、部屋の隅にはダンボール一箱のミカンがあって、せっせと食べています。好きですし、風邪の防止にもなるらしいですから、別にそれ自体は苦にならないのですが、困った事が一つ。私は緑茶が好きで、寒いこの時期は頻繁に淹れて飲むのですが、お茶とミカンって相性が悪くないですか?ミカンを食べた後にお茶を飲むと、口の中に残ったミカンの酸とお茶の成分が反応するんだと思います、何か変な味になるんです。

私は食べ合わせの禁忌とか全く気にしません。梅干しと鰻・スイカと天麩羅が有名ですが、この文章を書くために調べたら、タコと柿ってのもありました。これは初めて知りましたねぇ。狙わないとなかなか起りそうもないペアですが…。しかし、ミカンと緑茶はいけません。お互いがそれぞれの長所を見事に消しあいます。

私が知っている、これより更にダメな組み合わせとしては、スルメとミカンというのがあります。実家にいた頃、石油ストーブでスルメを焼いて食べるのが好きで、親に頼んで常備してもらってたんです。酒も飲めない未成年なのに、渋いでしょう?この時に気がついたのですが、スルメを食べた後に口にするミカンの不味い事といったら、とても表現できないくらいです。どちらも冬にはよく口にするものですから、案外経験者はいるかも。

08/02/16(Sat)

ラジオで里芋の煮物を紹介してまして、“皮は剥きません。タワシでこすって表面の毛と泥を取り除くだけで結構です”と言うんで、オッこの料理研究家は分かってるね〜と思ったら違いました。“軽く下茹でをしたら、表面の皮が外れるようになるので、皮を剥く手間が省けます”ですと。剥くんだか外すんだかの違いはあるものの、やっぱり皮は取り除いてしまうんですね

今日も実家から送られてきた里芋の煮物を作りました。タワシでこすって毛と泥を落とし、一口大に切っていきなり下茹でなしに一発で煮てしまいます。前回はたまたまあった黒砂糖を使ってとても美味しかったのですが、使い切ってしまったので、今回は普通の上白糖と酒。昆布と鰹節でオーソドックスに煮付けます。

野菜も魚も、一番美味しいところは皮です。今、食品の安全性がうるさく言われ、農薬が一番残ると言われる皮はゴッソリ剥かれがちですが、いつもモッタイナイなと思います。最近うちで使う野菜はほとんど実家で作ったのを送ってもらったやつなので、安全性はほぼ無問題。こういう恵まれた条件でこそ可能な皮付き野菜かもしれませんが、美味しいんですよ、皮付きのまま煮た里芋って。あと一回煮るだけの量があるので、この先10日は里芋の煮物が食卓にのぼり続けます。

08/02/15(Fri)

自営の友人で、自分の仕事のPRを兼ねたブログをつけてる奴がいます。しかし、殆ど更新されません。酷い時は月に一回、今月は頑張ったなという時でもせいぜい週に一回。この前そいつと一緒にご飯を食べまして、ブログの話になりました。“ブログってもうちょっと頻繁に更新しないと意味ないんじゃね?カウンタも1日3人位しか回ってないし”という私に対して、“そんなにネタがない。大体、毎日書ける奴の精神構造が分からない”と言います。目の前で毎日ブログを書いてる奴が飯食っているんですが、その事は秘密です。

私思うに、彼は完璧主義者なんです。推敲して推敲して、本当に納得した文章じゃないとアップしない。だから、推敲してるうちに飽きてしまったり、そもそも最初からそんな時間はないと思ってしまう。当然彼には言いませんでしたが、私のスタンスは随分違います。毎日60点くらいの文章が書ければ良いなと。全部書き終わってから、誤字脱字チェックはするように心がけていますが、時間がないとそれすらしない日もあります。でも、いいんです。

普通の人の毎日なんて、ほとんどの場合いつもの日常の繰り返しです。毎日がハリウッド映画みたいだったら、そりゃ刺激的ではあるでしょうが、疲れ過ぎそうで、私は勘弁して欲しい。そんな平凡日々に暮らしてて、毎日目新しいことを書き続けようと思う事自体無理があるんです。それでも、今日も美味しいものを食べました、みたいな文章のこのページを読みに来てくれる人がいるのだから、有難い事です。60点でいいから、毎日書いてりゃ書く事も出来てくるよ、と彼に言いたかったんですが、私がこのブログを書いている事は誰も知らない秘密なのでね。

08/02/14(Thu)

先日、オリーブ油を使おうと流しの下から取り出したところ、寒さでガッチリ固まっておりました。本来薄緑色の液体であるべきオリーブ油が、薄緑がかった白い固形状態に。まるでオリーブ石鹸。うちには他に、サラダ油・ごま油・ラー油が油としては準備してあるんですが、他の油は無事。どうやらオリーブ油だけが極端に寒さに弱いようです。しかし、ペットボトルみたいな容器に入ってるもんですから、固まってしまっては用が足せません。その場は湯煎で溶かしましたが、毎回そんな事をするわけにもいかない。

というわけで、現在オリーブ油は私の隣にあります。つまり、ガスファンヒーターの前。蓋をして置いてあったら、暖められて膨張した中の空気が蓋を押し上げまして、蓋が唐突に開いたのでビビリました。現在は蓋を開けっ放しにして置いてます。倒さないように注意しなくちゃ。でもこういうのって、倒すまいと思えばおもうほど、何故か倒してしまうんですよね。暦の上では立春を過ぎ、春の区分に入ったのですが、東京は例年にもまして極寒。早く、オリーブ油を流しの下に仕舞える様な、暖かい季節が来て欲しいものです。

08/02/13(Wed)

うちは湯たんぽ愛用で、大概の寒さはコレで乗り切れるのですが、今日のような大寒波が来ると、ちょっと辛いなと思う時もあります。湯たんぽは基本的に足元しか温めないのでね。そこで、今シーズン私が開発した画期的方法、それはズバリ、布団の中で寝袋に入る。リアルの知り合いにいうと、“可哀相に”という目で見られるに決まっているので、極秘です。私は大学の頃、トレッキングをしてましたんで、押入れの奥に寝袋が死蔵されてたんです。普通に暮らしてて、寝袋を使う機会なんてありゃしませんから、ずっと使ってなかったんですが、ある時コレに包まった状態で布団に入ったら暖かいんじゃないか?と思ったのがそもそものキッカケ。

寝袋にも色々種類がありまして、私のは春秋用の比較的薄いやつ。極寒用とは違うので、たとえ屋内とはいえ、今の季節にこの寝袋だけで一夜を過ごすのは辛い、その程度の寝袋です。ところが、これを布団と併用すると、やたらめったら暖かいんです。湯たんぽなど入れた日には、寝汗が噴出して寝られなくなるくらい凄い。ですので、風邪をひいて積極的に汗をかきたいときなどは別ですが、基本的に寝袋&布団の時は湯たんぽは入れません。

そして、寝袋併用の最大の利点は寝起きが良くなること。寝袋に入る際は、首までジッパーを上げて寝ます。目覚まし時計を遠くに置いて寝ると、目覚ましが鳴る→寝袋のジッパーを下ろす→寝袋から出る→布団から出る、という非常に面倒臭い行程を経ねばならないので、それを遡って二度寝するのは更に面倒臭い。結果として二度寝をしないというわけです。…やっぱりリアルの知り合いには言えませんね。

08/02/12(Tue)

どうも風邪をひき始めたようです。せっかくの三連休の最終日、本屋巡りでもしようかと画策していたのですが、朝起きてみると、体の芯の方にヤバイ雰囲気が漂っています。熱も平熱で咳や鼻水なのですが、風邪を何度も経験していると、そういうのってピンと来るものです。というわけで、一日の予定を全て破棄し、ただでさえいつもから厚着なのに5割増しで厚着をして布団にもぐりこみ、安静に。

子供じゃないんで、そうそう寝られるわけはないんですが、最小限本など読みつつ、極力体を休めます。起きるのはトイレに行く時とご飯を作る時のみ。ご飯は通常と同じですが、風邪にはビタミンCだということで、食後のミカンは多めに。洗い物をしたら風邪薬を飲んで再び布団の中へ。

ごく初期の対応が功を奏し、今朝起きてみると風邪の予兆はなくなったようです。根性を入れて無理をしないといけないときもありますが、基本的には長い目で見てトラブルの種は早めに潰しておき、長期的な利益を最大にした方が、良いのではないかと思います。たかが風邪の予防で書くような、大それたことでもないんですけどね。

08/02/11(Mon)

最近うちにリンゴが箱単位でやってきたので、毎日のビタミンCには不足してません。一回に半個ずつ、皮ごと食べます。皮についた残留農薬なんて知りません。無視です、無視。図太くなけりゃ、世の中渡っていけませんので。そこで問題になるのが、半分の状態でのリンゴをどう保存するか。

上京して最初の頃は、ごく一般的な方法、つまりサランラップを切り口に張るというのを実行していました。でもある時から、これって絵に描いた様な資源の無駄遣いじゃね?と考え、食品の保存にラップを使う事は原則止めました。今ではラップを使うのは仕込んだ味噌に蓋をするときだけ。年間1m弱しか使わないので、10年前に買った業務用ロールは私が死ぬまで使い切れません。

ラップの代わりに使ったのがタッパー。あいているタッパーにリンゴを入れ、冷蔵庫に突っ込んでおく方法。これはしばらくやりました。でも、タッパーって長方形をしているので、円形のリンゴを入れるとスペースに無駄が出ます。それに、そのタイミングでちょうど良い大きさのタッパーが空いていない事もあり、そんな時は随分大き目のやつを使う羽目になるわけで、イマイチ美しくないなぁと思っていたんです。

そこで現在使っているのが、小さめのレジ袋。うちの区はいまだにレジ袋無料だし、私が買い物袋をよく忘れる事もあって、かなりのストックがあります。これに切ったリンゴを入れ、クルッと巻いて乾燥しないようにしてから、冷蔵庫に突っ込みます。どうせ遅くても一日以内には食べるので、コレで十分。レジ袋の内側が汚れてるんじゃないかと心配するほど、私は神経質じゃありません。そりゃ、マグロのアラの血が漏れたビニール袋は嫌ですが、そんなのすぐ捨てますし、だいいち今時汚れやすい食材はラップが二重になっていて、そうそう汚れるもんじゃありません。袋は、中がリンゴの糖でべとついてきた頃が取替え時。ゴミ袋に転用して、次のレジ袋を出します。

見た目が…と言われりゃそれまでなんですが、庫内でかさばらないし、買い物袋→リンゴ袋→ゴミ袋という流れが美しいので、しばらく続けるつもりです。

08/02/10(Sun)

先日ラジオを聴いていると、ノーバイデーというのを紹介していました。環境活動の一環で、月に一日は何も買わない日を作ろうってコトらしいです。休肝日みたいなものですね。んで、自分の消費行動が世間のものとは割りとかけ離れてるって事をつい忘れがちな私、朝起きてから夜寝るまで、何も買わない日があるってのは実は珍しいんだという事に、気付きました。そういえば確かに、大学の頃は何も買わない日はなかった気がします。お昼は大体生協か近くの食堂で食べてたんでその時点でアウトだし、毎日必ず缶コーヒーを数本飲んでたんで、そこでツーアウト。コンビニシュークリームも好きだったんで、スリーアウトチェンジです。

今はといえば、ほとんど買い物しません。コンビニの利用は完全にゼロで、買い物の9割以上は近所のスーパーでの食材買出し。あとの1割はトイレットペーパーや電球など消耗品の補充です。お昼はお弁当を持って行き、お茶は職場で淹れます。夕食は完全自炊、家でのお茶は全て自作。間食はゼロ。服はもう買わなくても沢山あるし、それ以外では時々趣味の本を買うくらい。一月の家計簿を見直してみると、何か買った日は、31日中7日。つまり、1月は24日がノーバイデーだったわけです。別に倹約しているつもりも、環境問題に配慮しているつもりも全くなく、単に要らないものを買わなくなったらこうなっただけのことなんですけどね。私にとっては、今日はバイデーだったという表現の方が、しっくりきます。

あんまり買い物とかしなくても、普通に心静かに生きていけますよ。無論必要なものは多岐に渡りますが、あんまり多くはないなというのが、今の私の実感です。

08/02/09(Sat)

スーパーに棚に見つけたメザシ、見ているうちに何だかとても食べたくなってしまったので、いつ以来か分からないくらい久しぶりに買ってきました。メザシを焼くと頭とハラワタを丁寧に取り除き、食べ終わった後には尻尾の先が残る人が非常に多いですが、それは間違い。メザシは頭から尻尾の先まで全部食べなきゃいけません。カリカリとした頭と尻尾、やや苦いハラワタ、これらを全部含めてメザシなんですから。

また、これに類するものに子持ちシシャモがあります。さすがに子持ちシシャモのハラワタを除いて食べる人はいないでしょうが、頭と尻尾を残す人は非常に多い。シシャモもメザシ同様、頭・尻尾まで食べてこそのシシャモです。せっかく獲られたのだから、きれいに食べて成仏させてあげましょう。そうそう、もう一つ重要なポイント。柑橘類はかけないこと。飲み屋なんかで必ずレモンスライスがセットになってたりしますが、レモンをかけると魚の微妙な香りが台無しです。魚好きを自任するなら、メザシだけでなく焼き魚系にはすべからくレモン禁止です。

買ってきたメザシはごくオーソドックスに魚焼き網で炙って食べます。普通の魚と違って、乾燥しているので皮が網にくっつく事もなく、また形崩れもありえないので手でひっくり返せて、非常に楽。表面がうっすら狐色に焦げ始めたら焼き上がり。これを一口かじってご飯、また一口かじってご飯とすると、非常に食が進むんですよね。久しぶりにメザシの美味しさを思い出しました。これからは時々買う事にしましょう。

08/02/08(Fri)

今日のお料理は里芋の煮物。里芋と○○の煮物ではなく、里芋の煮物。実家から大量の里芋を送ってきたので、コイツらを処理せねばなりません。でも、里芋ってちょっと面倒なんですよね。しかし、面倒だといっていても自然と芋が煮物になってくれるわけでなし、思い切ってやります。うち流では、里芋は皮を剥きません。なぜなら、皮の所が一番美味いから。六角だか八角だかに剥いて米のとぎ汁で下煮すれば、そりゃキレイでしょうが、美味さは半減します。うちはあくまで、味重視。

用意するものはゴム手袋と亀の子ダワシ。里芋の汁が手につくと痒くてたまらないので、まずゴム手袋装着。そして、亀の子ダワシを使って、主に力ずくで里芋の表面の泥や毛をこそげ取っていきます。これがとにかく時間がかかる。鍋一杯分準備するのに、約15分。私としては異例の長い時間をかけます。この作業はかなり大変。これがなきゃ、はるかに楽なのにと思いますが、まぁ仕方なし。逆を言えば、これさえ終われば後は楽勝です。

皮をこそげた里芋は、一口大に切りそろえ、昆布出汁で竹串がスッと通る程度まで煮ます。味付けは、醤油・塩・砂糖(今回はたまたまあった黒砂糖を使用)煮過ぎると美味さ半減ですんで、余熱も考えてやや固めで火を止めます。火を止めたら鰹節を多めにふりかけ、ざっと混ぜてから自然冷却して味をしみこませます。これが、作ってよかったな〜ってなくらい美味いんですよ。今回はタッパー一つでは入りきらないくらい作ってしまったので、しばらくは里芋三昧です。

08/02/07(Thu)

親戚が徳島の乾燥ワカメを送ってくれました。いつも私が味噌汁に入れるワカメは中国製。業務用スーパーで売っている、大袋に入ったもので、200g入り300円。それに対して親戚が送ってくれたやつは100g1,000円以上。さすがこれだけ単価が違うと、味も全然違います。中国製が不味いわけではありません。味噌汁に入れて食べると、ごく普通にワカメです。しかし、徳島産のやつが美味いのです。歯応え・味・香り、どれをとっても中国産の数段上。こんな美味いワカメを味噌汁に入れるのはもったいないというわけで、私が好んで作るのはワカメのオヒタシ。

ワカメをボウルに張った水に放り込んで、戻します。この時、漬け過ぎると旨味も流れてしまうので注意。8割方戻れば、オッケーです。今度はそれを沸騰したお湯に投入。サッと色が変わり、戻し足りない分もここで補われます。お湯から引き上げて冷水に放ち、よく絞ってザク切りにしてから、鰹節と醤油をかけて完成。

手抜きじゃないかといわれそうなくらい簡単な料理?ですが、ワカメが上等の品だとこれが多分一番美味い食べ方。調子にのって毎晩食べ続け、毎回2週間ほどでなくなってしまうのです、残念。ちなみに、ワカメを投入したお湯は、その後味噌汁に転用します。せっかくのワカメエキスが出ているのですから、捨てるなんてとんでもない。料理ってのは、色々手をかけるのもあるけれど、結局美味い素材をサッと食べるのが一番だという気がしますね。

08/02/06(Wed)

先日使い切りそうになっていた鰹節、とうとう削れなくなったので、金槌で砕いて小さなタッパーに入れ、醤油を注いでおきました。それで今日、帰りにいつもの様にスーパーに寄ると、豆腐が一丁60円の特売。その時点で、湯豆腐が決定しました。豆腐は絹と木綿の両方があったんだけど、私は断然木綿の方が好きなんで、こっちをチョイス。流派によっては少し水を切って固くする方法もあるんだけど、私はそのまんま使います。

豆腐2/3丁を食べやすい大きさに切って、小さな土鍋に入れ、ヒタヒタに水を注ぎます(残りは翌日の味噌汁用に)。昆布を入れて点火。強火でガンガン煮ると豆腐の味が落ちるので、ゆっくりと豆腐を温めてやる感じで。本来湯豆腐は豆腐だけがいいんですけど、今回は冷蔵庫に春菊のストックがあったので、これをザク切りにし、サッと茹でながらあわせていただきます。

タレは、先日作っておいた鰹節醤油と酢を混ぜ合わせ、湯豆腐の汁で割ったもの。○○のタレとか使わなくても、これで十分です。普段は醤油と酢を混ぜるだけでもオッケー。実はこれが今年初めての湯豆腐。鶏肉たっぷりの水炊きも美味しいんですが、さっぱり温かい湯豆腐は、また別の味わい深さがありますね。

08/02/05(Tue)

一昨日の日曜日の朝、東京は相当雪が降り、起きぬけに窓を開けると外は真っ白な状態。一瞬考えました。ルーティーンの掃除をするか、今日は寒いから止めてしまうか。しかし、もし掃除をしないと、次の日曜日まで部屋はそのままになってしまいます。それは嫌だ。ということで、しぶしぶ掃除決定。うちの掃除方式は超原始的。窓を全開にし、箒で掃いたあと雑巾がけをします。着込んでいるので、いくら窓全開とはいえ、箒をかける分にはそんなに辛くないのですが、辛いのは雑巾絞り。

ぬるま湯を使ってもいいのですが、前日の夜から布巾を漬け置きしてあった洗剤水を使うとロスがなくて、いつもそうやっているので、今回も少し考えていつも同様に。室温3度。水も多分それと同じ温度。指先が切れるように痛くて、止めときゃ良かったと考えました。が、これも経験則上すぐに問題なくなる事が分かっています。雑巾がけは本気でやると結構重労働。セオリーに従って長押の上→引き戸→畳と下りてきて、畳を半分ほど拭いた頃には、すっかり体が温まって、一枚脱ぐ羽目になります。んで、部屋の掃除が終わる頃には、気分すっきり、やっぱりやって良かった、となるわけです。

私も一時期人並みに掃除機を使っていたこともありますが、掃除後の充実感の違いから、原始的な方法に切り替えました。ちなみに雑巾は、擦り切れてくると古くなったタオルを次々と重ね縫いして地層風にしていく方式。なんか、使い切った!って感覚がいいんですよね。

08/02/04(Mon)

珍しく二日続きで外食。今日はインドカレー。以前から私は雨男じゃないのかという疑惑が巻き起こってまして、今回は疑惑的中。東京は記録的な大雪でした。まだ凍ってないから大丈夫だろうと高をくくって自転車を出したら、寒いは前は見えないわで大変な事になりました。こんなんなら延期すりゃよかった。でも、濡れねずみで入ったカレー屋の店員が哀れに思ったのか、チャイをサービスしてくれまして、よっぽど可哀相に思われたんでしょうね。

インドカレーの王道といえばチキンカレー。そこの店のメニューのトップもチキンでしたが、チキンはいつでも食べられるということで、私が選んだのはマトン。700円くらいの庶民的な店なんですが、外見からしてアタリっぽい雰囲気だったんで期待したら、やっぱりアタリでした。ルゥは真面目に作り込んであるし、ナンも焼きたて。家からも遠くないので、一人で行くのも悪くないなとおもいました。

が、そこはやっぱりインド料理。たっぷりの油分がテキメン腹に来まして、夕方になっても食欲なし。インドカレーはギーをたっぷり使うし、ナンの表面にもかなり油を塗るんですよね。おかげで夕食はオレンジ一個をやっと食べただけ。以前は友人達から鋼鉄の胃袋と揶揄された私の胃も、今ではアルミ箔レベルになってしまいました。美味しいと思うのに食べられないって、辛いですね。

08/02/03(Sun)

先日は田舎から母親が遊びにきたので一緒に夕食。買い物好きの母は、年に数度上京しては、あちこちのデパートで買い物をしたり、美術館に行ったりするのを楽しみにしています。60過ぎにしてはなかなかアクティブで良い傾向ではないでしょうか。最近の定番は鮨。うちから最寄の駅前の、割と流行っている鮨屋で、一応回りません。予算は一人3,000円くらい。一流の鮨屋の値段ではないですが、この値段の割には相当美味いので、私と母のお気に入り。

で、その鮨屋での出来事。カウンターで、板前さんが握るのを待っていると、隣から煙草の臭いが。この店はランチタイム禁煙なんですが、非常に残念なことに夜は喫煙可なんです。でも、鮨屋のカウンターで吸うのはあんまり気に入らんなぁと思いながらふっと見ると、20代後半の男女カップルが二人とも吸ってます。おまけに、手付かずの鮨・湯気を立てる椀を前にして…。そりゃまぁ、楽しいんでしょう。楽しいんでしょうけれども、二人が頼んだ鮨ですから、どうしようと勝手でしょうけれども、これはイケマセン。私が板前だったら、ひとこと言いますね。そんなヤニのついた指で、オレの握った鮨を食うのかと。

思い返すと大学の頃、当時付き合っていた女の子と、彼女のたってのリクエストで大学生には不釣合いな高級鮨屋に行った事がありました。そこで板前さんにに、やんわりとですが注意された事を今でも覚えています。こういう店には自分で稼ぐようになってから来るほうがいいよってね。鮨屋ってのは、客に注意しやすい飲食業だと思うんで、今後のことを考えて、この二人にもイエローカードを出して欲しかったのですが、出ませんでした。まぁ、食前食後に関わらず、鮨屋のカウンターでは煙草は控えた方がいいと思いますけどね。

08/02/02(Sat)

帰りにスーパーに寄ったら、見切り品の厚揚げが半額になってて、今日はこれに決定。冷蔵庫の中に小松菜のストックがあったので、それとあわせることにしました。買ってきた厚揚げは、スライスにしようかサイコロにしようか瞬間迷ってサイコロに。決断に特に意味はありません。熱湯をかけて油抜き…は面倒臭いのでパス。鍋にザク切りにした小松菜と厚揚げを入れ、水深1cmほどほんの僅か水を注ぎます。ダシはアッサリ味の昆布を採用。

蕎麦についていた蕎麦ツユの素で味をつけようかとも思ったんですが、先日作った干し大根の煮物が激マズだったのを思い出して断念。妙に甘ったるくて、ダシの味も不自然。捨てるしかないのかなと思って、一応冷蔵庫の扉に入れておいたんですが、やっぱり捨てるしかないかも。というわけで、通常通り醤油・酒・塩を使って勘で味付けして点火。沸騰したら弱火に落として蓋をし、蒸し煮にします。小松菜はあっという間に火が通るし、厚揚げは既に火が通った食材ですから、ダラダラ煮る必要はありません。蓋をチラッと開けて、小松菜がヘタっているのを確認したら終了。一応味をみて完成。所要時間3分。

本当はオヒタシにしようと思って買っておいた小松菜ですが、実家から送ってきた白菜を優先してオヒタシにしてしまったので、処遇が浮いてました。あんまりこういう料理は作らないんですが、温かい葉物料理も、冬の寒い日には良いですね。

08/02/01(Fri)

愛用してきた鰹節が親指くらいの大きさになりまして、削るのが辛くなってきました。うちの鰹節削り器には、ゴムを張った取っ手付の板のような形をした補助具が付属してて、これを当てながら削ると、手で持って削るのは辛くなった鰹節も楽に削る事が出来ますが、それもそろそろ限界。ただ、これで限界まで削って薄くなってくると、やや手で持つのが楽になるので、それでもう少し使って…。

いや、削れなくなったやつも無駄にはしませんよ。以前は醤油瓶に放り込んで、鰹風味醤油を作っていましたが、最近は味噌の中に埋め込み、味噌エキスをたっぷり吸い込んだ所で、刻んでご飯のお供にするのがマイ・ブーム。一本の鰹節から、指先ほどしかとれない(とらない)貴重品なのです。そうやって、有効活用の道が開かれているにもかかわらず、やはり鰹節は削って使うのが一番。指を削いでしまうリスクが高まってくる中で、ものすごい集中して、毎回鰹節を削ってます。今時鰹節を自宅で削るなんて、天然記念物並の珍しさですが、これはもっと見直され、復活してもいいと思う風習ですね。味わいが全然違いますから。

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