2009年11月

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09/11/30(Mon)

基本的に貰えるものは何でもウェルカムというスタンスの私。野菜・肉・魚の生鮮食料品が一番嬉しいのですが、時々貰ってしまってどうしようというモノも存在します。現在絶賛困惑中なのが、手作りジャム(リンゴ)。うちでは基本的にというか全くパン食はありません。“日本人なら米を食え、パンは菓子ぢゃ”というのが私の家訓ですから、うちにはトースターやそれに類するものすらないのです。過去一年間で食べたパンといえば、午後にどうにも血糖値が下がって仕方なくなった時にコンビニで買って食べた菓子パン数個だけ。

というわけで、パンに塗らないでジャムを使う方法を考えると、まず一番に思いつくのはソースでしょう。フレンチだと果物のピューレがソースに使われたりしますが、残念ながらうちは基本的に和食のみなので不可。あと考え付くのは、砂糖として使うという方法ですが、サツマイモをリンゴジャムで煮たりしたらこれはもう、おかずではなくてデザートになってしまいます、却下。

今年の夏に、庭に実った木苺でジャムを煮ましたが、アレも作るのは楽しかったけれど、使い切るのには散々苦労しました。結局、クラッカーを買ってきて塗って食べたりしましたが、二箱くらいで飽きてしまい、実はまだ半分ほど冷蔵庫に残っています。たま〜に、夜中に血糖値が下がった時にスプーンですくって舐めたりするのですが、それも月に一回あるかないかなので、全然減りません。ホントどうしよう、この林檎ジャムというのが、今最大の課題なのです。

09/11/29(Sun)

気がつけばここひと月ほど、毎日大根の煮物が食卓に上がっています。まず大根は安い。うちの近所だと今年は1本80円が底値。去年は88円だったので、1割安いです(たった8円ですが…)。それはともかく、この値段で売っていると、つい反射的に買ってしまうんですよね。あと、周囲に趣味で畑を作っている人が何人かいる(最近流行ってますよね)ので、私みたいに料理好きを日頃から吹聴していると、貰う機会が多いのです。こういう人から大根を貰う時は、半分とか1/4てことはありません。間違いなく丸ごと1本…どころか2本3本と押し付けられることも珍しくないです。案外貰ってくれないみたいで。

というわけで、常に部屋の隅の野菜置き場に溢れる大根。なますや味噌汁の具にもするのですが、量が稼げるとなるとやっぱり煮物。うちでは1.5cm厚にスライスした大根を1食で3〜4切れ食べますから、結構なスピードで無くなっていくのです。たかだか大根の煮物ですが、毎食作っているとそれなりに奥が深い事に気付きます。最大のポイントは煮加減。固すぎもせず、柔らかすぎもせず。噛んだ時にベストな歯ざわりに煮るのは、結構コツがいります。ダシは昆布と鰹節が定番で、たまに昆布とイリコ。厚揚げか油揚げを一緒に入れるのがいいですね。厚揚げor油揚げから出た微妙な量の油と大根がとてもよくマッチするのです。おでん屋の1切れ300円以上する大根には敵いませんが、コンビニおでんには勝ってるんじゃないかと自負してます。

09/11/28(Sat)

やっと敷地内の落ち葉の量が随分と落ち着いてきました。上を見上げても、もうあんまり残っていません。毎朝落ち葉の掃除をしているので、やれやれとひと段落です。部屋の掃除は週一ペースでそんなに気にならないんですが、落ち葉は毎日掃かないと、どうにも気になって仕方がありません。ゴミ(落ち葉)が目に見えるサイズだというのが大きいんでしょうね。理想としては、集めた落ち葉で焚き火を楽しみたいのですが、ココでそれをやると消防車がすっ飛んできそうなので自粛。実は近所には、自宅の庭で火を焚いているっぽい家もあるんですが、流石に自分でやる気にはなれません。

落ち葉掃きと平行して毎朝少しずつ、草むしりも続けています。気温が下がって雑草なんて生えないんじゃないかと想像していたんですが、日本の雑草は本当に強い。11月くらいの気温なら、平気で生えてきます。流石に成長力は夏場に比べると格段に弱いですが、生えてくる雑草の種類が明らかに違うので、キチンと環境に合わせているんだなぁと変な所で感心しています。

ふと思うんですが、雑草ってヒゲと似てますよね。普通サラリーマンだったら、ヒゲは毎日剃ります。コレをキチンと伸ばして口ひげとかあごひげにすると、それなりにカッコいいですが、週末にちょっと油断して2〜3日放置した状態、コレが一番情けなくてカッコ悪いです。雑草も一緒。ある程度揃って伸びていると景色として割り切ることも出来なくはないですが、キチンと手入れした庭からちょろちょろと生えた状態が一番カッコ悪い。というわけで、一旦始めるとエンドレスになってしまう庭仕事。手を出したのがよかったのか悪かったのか…。アパートの共有スペースに過ぎないんですけどね、実は。

09/11/27(Fri)

今朝は室温15度。11月の前半、まだ暖房を使っていない頃は、このくらいの室温だったら暖房無しでも根性で乗り切れたのですが、暖房を使い始めてしまった今では、とても耐えられる室温ではなくなってしまいました。軟弱にも一瞬迷ってスイッチオン。やっぱり暖かい風は最高ですね。

ところで、天気予報によると今年は暖冬傾向だそうです。確かに、まだ11月だからというのもあるのかもしれませんが、それにしても寒さがそんなに厳しくない気がします。世の中では地球温暖化が悪のように叫ばれていますが、あんまりモノゴトを深く考えない私は、冬が暖かくなったら過ごしやすくなってえぇじゃないか、くらいにしか思っていなかったりします。それに、冬が暖かくなって暖房を使う必要がなくなったら、CO2の排出量だってぐっと減るんですよ?だったらどんどん暖冬化するほうがいいじゃないですか…なんて詭弁の限りを尽くすほど寒いのが嫌いなのですよ。

09/11/26(Thu)

今日は時計の電池のついでに買ってきた昆布の処理。ちょうど昆布のストックが切れそうだったので、いつもの店で買ってきたのです。280gで1,300円。単価1,300円というのは、うちの台所ではかなりの高額商品になります。なにせ、1ヶ月の食費が3,000円〜4,000円の世界なので、約10日分の食費?まぁ、元々の食費がおかしいので、高いと考えるのは間違っているのかもしれませんが。それに、これだけあれば1年は楽々使えるので、実は全然高くありません。ファミレスに行ったら、一食で飛ぶ金額ですしね。

というわけで昆布。私が買う商品ですから、使いやすいように小さく切ったりはしてません。当然、長いまま。毎回コレを適当な大きさに切って使うのは面倒なので、長さ5cm・幅1cm程度の大きさにカットして、ボトルに入れておくのです。こうしておけば、鍋の大きさに合わせて今回は片手鍋で煮汁が少ないから2枚、今回は両手鍋で結構多いから4枚などと、微調整を効かせられるんですね。ただし、この作業は地味。床に古新聞を敷き、その上にボウルを乗っけて、キッチンバサミで延々と切ります。

昆布も一級品の分厚くてきちっと広がった状態のやつだったら良いんですが、私の買うのは安物なので、縦に皺が入って折りたたまれたりしています。これを指で伸ばしながら定型に切っていくので、実は割りと手間がかかります。ボトル一杯、今回買った量の1/3ほどを処理するのに30分もかかってしまいました。でもまぁ、こうやっておけば手軽にいつでも使えますしね。地味な作業万歳です。

09/11/25(Wed)

三台持っている腕時計の一つが止まってしまいまして、多分電池切れだろうってことで、時計屋に行って電池交換をしてもらった…りはしません。当然、電池交換ごときは自分でやってしまいます。日本で一番高いコストは人件費。自分で出来る事は自分でやるというのが、ケチ・マスターへの第一歩なのです。なろうと思うかは別問題ですが。

最近時計屋での時計交換をしてもらっていないのでよく分かりませんが、1回1,000円というのが相場ではないでしょうか。それが今回は、ビックカメラで購入した電池が390円のところ、溜めてあったポイントを利用で270円。73%オフというのは、ドケチにはとっても嬉しい値段です。ところで、毎回思うのですが、時計用の電池ってどうしてあんなに種類があるんでしょうね。直径が微妙に違っていたり、電圧が0.05v違っていたり。見た目はほとんど変わらないのに、20近い種類があります。無論、よく使われているものからマイナーなものまで色々あるのでしょうが、もうちょっと規格を統一してくれていたらよかったのにと、勝手ながら思ったり。

ちなみに、時計の電池交換には特別な道具は特に必要ありません。小さいマイナスドライバー、できれば精密ドライバーのマイナスがあれば裏蓋は開けられます。が、これだと裏蓋に傷が付く可能性が低くないので、私はビックカメラかどこかで買った、裏蓋を開ける専用ツールを使っています。全長がすごく短くて、幅広・極薄のマイナスドライバーのような道具で、確か500円くらい。十分元は取ったと思っています。

09/11/24(Tue)

知り合いに大ぶりな葱を3本も貰ってしまいまして、この量だと刻んで味噌汁に入れて…というような悠長な使い方ではとてもじゃないけど使い切れません。一応冷凍という手段もないことはないんですが、現在うちの冷凍庫には十分な葱ストックがあります。こういう、大量の葱をとっとと使い切りたい時の選択肢は二つ。一つはネギマ鍋です。ネギとぶつ切りマグロに土鍋でサッと火を通した鍋。ただしコレは、適当なマグロが手に入らないと不可という制限がつきます。残念なことに今回は、マグロの切り落としが手に入らなかったのでパス。

というわけで今回は、葱焼き。簡単で美味しい、ある意味私はコレを葱の究極の食べ方だと思っています。材料はズバリ葱だけ。葱を5cm程の長さに切り揃え、網で転がしながら表面が黒く焦げるまで焼きます。割と容赦なく焼くのがポイント。焼けたら、表面の薄皮一枚を指で剥がして捨てたら完成。切り口に塩をチョンとつけて食べるんです。コレが絶品。火の通った葱の甘さ、焦げた葱の香ばしい香りが絶妙のハーモニー。脇役の時には主張し切れなかった葱の特性が前面に出た一品です。更に嬉しい事に、消費量がハンパなく多い。長ネギ一本くらいだったら、一食で簡単に使い切ることが出来ます。葱が余って仕方ない時はネギマか葱焼き、コレに限ります。

09/11/23(Mon)

部屋の中ではく靴下は、外出用に買ったもので使用に耐えなくなったものから回していくことになっています。具体的に使用に耐えないというのは、薄くなって擦り切れた部分が大きくなり過ぎて、ちょっとやそっとの繕いでは間に合わなくなったものを指します。人それぞれの歩き方に左右されるらしくて、この擦り切れる部分は個人差が大きいらしいんですが、私の場合はまず指の付け根。親指〜小指の付け根の部分が、楕円形に薄くなります。あとは親指、そして踵ですね。

薄くなる部分が小さければ、布を絞って縫い付けて済むんですが、使い込んだ靴下となるととてもそれでは間に合わなくなります。そこでうちで多用するのがいわゆるニコイチというヤツ。靴下をバラバラに分解し、無事な部分を他の靴下の薄い部分の当て布にします。とはいえ、さすがに二個から一個ということはなくて、靴下一足(片方)をばらすと、大体4〜5足分の部品にはなりますね。

最近寒くなって、部屋の中での靴下が必須ですんで、泥縄方式が情けないのですが、絶賛靴下の修理中。ちなみに、うちの靴下はこのような利用方法を予め考えて、同じメーカーの同じ色の製品でそろえてありますんで、互換性はバッチリ。勿論洗濯もしますんで、1シーズン3セットもあれば十分に用は足ります。目下最大の悩みは、需要を供給が大きく上回ってしまう点。1年を通じると、擦り切れて外用は辛くなる靴下は、軽く3足を超えます。その超過分をどうするか。くだらないながらに、なかなか難しい問題なのですよ。

09/11/22(Sun)

とうとう防寒用の最終アイテム、屋内用ニットキャップに手を出してしまい、完全装備となりました。自分の姿を鏡で見ると、なんだか歩く雪だるまのような雰囲気になっていて、おかしさ半分・春までは仕方がないかという諦め半分です。でもまぁ、厚着というのは案外バカに出来ないのですよ。

私が、寒い時期の睡眠ライフを電気アンカや湯たんぽではなく、布団と寝袋で乗り切っているという話はここでも何度か書きましたが、↑の格好で寝袋にもぐりこむと、暑くてたまらなくなります。先日はつい調子に乗って、いつもは身に着けない手袋&靴下をセットして寝てみましたら、とても寝ていられない状態に。私は基本的に、一旦眠りに落ちたら朝までぐっすり体質なんですが、この日ばかりは途中で目が覚め、寝惚ける頭で手袋と靴下を外す羽目になってしまいました。人工的な熱源に頼らなくても、工夫次第で結構暖かくなるもんだなぁと変に感心した夜でした。

09/11/21(Sat)

友人から旅行土産に貰った蕎麦(乾麺タイプ)がちょっと私を悩ませています。まず、量が250gであること。この数字は非常に不味い。うちの一食分の定量は150gです。250gというのは一食には多いけど二食には足りない。二食で食べるにしても、150g-100g(もしくはその逆)にして片方で満足を計りつつ、もう片方は何か他の食材で補うか、125g-125gとしてどちらもそこそこ満足な量を確保するか。まさに、どうでもいい大問題です。散々悩んだ末に、今回は125g-125gの体制をとることにしました。やっぱり基本的にはシンメトリーに拘ってしまうんですよね、私。

で、こちらは割とどうでもいい方の問題で、割と深刻な方の問題は説明書き。“お好みの固さにまで茹で上げてください。お好みに合いましたら火を止め、ザルに上げて冷水にさらします。云々”そう、具体的な標準茹で時間が一切書かれていないんです。書いてあるのは“お好みの固さに”のみ。そりゃまぁ、私の好みにもそちらの方があいます。私が食べられたらそれは腐っていない、賞味期限なんて関係ないというのをモットーにしていますから、別に茹で時間が書かれていなくてもどうということはありません。ありませんが、やっぱり目安は欲しいじゃないですか。3分とか5分とか。5分だったら4分目に固さをチェックしてあと30秒、とか微調整を効かせるわけで、何も分からない状態からいきなり“お好みの状態まで”とか放り出されても困るんですよね。まぁ、今までの経験から多分、5〜7分くらいだろうとあたりはつけますけど、こんな乾麺は正直初めてです。

09/11/20(Fri)

室温9度を確認し、もう無理だということでガスファンヒーターを出しました。はぁやっぱり暖かいのってすばらしい。無理せずもっと早く頼ればよかったと、今では後悔すらしています。で、ここで毎年のように思うことが部屋の広さ。私がパソコンを使ったりダラダラしたりする部屋は6畳。でも、ホントはそんなにいらないんです。座って半畳寝て一畳ではないですが、作業のスペースとしては2畳あれば必要且十分。あとの4畳は無駄、遊んでます。

通常の時期なら別にどうとも思わないんですが、暖房に頼る時期になると、もったいないなぁといつも思うんですよね。2畳に仕切られた空間なら、あっという間に暖まるし、ロスもありません。当面予定は無いですが、自分の家を建てられるのなら、凄く狭い書斎が欲しいなぁと思う今日このごろです。あぁ勿論、こだわりのキッチンは欲しいですが、多分私のこだわりは一般的なそれとは大分かけ離れているので、美麗システムキッチンとかにはならないでしょうけどね。

09/11/19(Thu)

寒くなってくると、途端に活動量が激減するのは歳のせいだけではありますまい。急激に寒くなって以来、家の中ではほぼ冬眠生活を送っています。帰ってきて、ご飯作って、お風呂入って。そこまでは流石に非冬眠期と一緒なんですが、やる事やったらあとは布団に入ってしまいます。で、ラジオを聴いたり好きな本を読んだり。2時間ほどボーっとしているといつの間にか意識がフェードアウトしていき、気がついたら朝という、健康なんだか不健康なんだかよく分からない生活。

そこでも自分偉いと思うのは、キッチリ目覚まし時計をセットして規定の時間に起きる事と、寝る時にはキチンと電気を全部消してある事。マメというかなんというか…、身に染み付いた基本的な習慣は早々変わらないみたいです。例年の気温変化を見ると、多分3月あたりまではこんな感じの生活が続くのではないかと。自分で言うのもなんですが、熊ですわ熊。

09/11/18(Wed)

今朝の室温は12度。数字だけ見ると、もうとっくにガスファンヒーターを出していておかしくない気温なんですけど、何となくダラダラと暖房器具無しで過ごしています。使うのに慣れてしまうと、10度台後半でもスイッチを入れずにはいられないんですが、無い環境に馴染んでしまうと、それはそれで何とかなってしまうのが人間の生命力。とはいえ、そろそろ限界がきつつあるのは確かです。まぁ、押入れの奥からガスファンヒーターを取り出すのが面倒なので、何となくそのままになっているというのが、情けない事に理由の半分以上を占めるのですが…。

そういえばこの前、山本一力がトーク番組で江戸時代の冬についてしゃべってました。当時の庶民の生活では、暖房器具といえば火鉢くらいです。それも、炭代がかかりますから四六時中つけているというわけにはいきません。ですので、結局のところ決め手は“我慢する”だったらしいです。東北・北海道ならともかく、関東地方程度の寒さなら、隙間風ピュウピュウの長屋暮らしでも、気合で何とかなったということなんでしょう。ある意味、エコの極まった姿ともいえます。

翻って現代の私、便利器具に馴染んでしまい、そんな気合を入れまくっても何の得もありませんので、耐えられなくなったらさっさとガスファンヒーターに頼ります。でも、11月中は何とか気合で…と思ってたりもして。

09/11/17(Tue)

うちのガスコンロは(私の趣味のせいで)鋳物コンロを使っているので、点火のためにマッチが必須です。で、このマッチに関しての小さな不満点が一つ。本当にどうでもいいことなんですが、私が使っているマッチ(近所の100均で購入)には表面に桃の絵が描かれてます。その桃の絵の下側にマッチを擦る薬品が塗ってあるんですが、これを是非上側にして欲しいんです…ホントどうでもいいことですね。

理由はマッチ箱の置き方。右利きの私が最も少ないアクションで点火をするためにマッチ箱を置こうとすると、薬品の面を上に、中のマッチ軸を頭が右側になるように配置するのがベストです。そうやって置いておくと、左手でマッチ箱を持ち上げ、左手の小指で左側からマッチ箱の中身を押し出し、右手の親指と人差し指でマッチ棒を取り出して、取り出した方向のままマッチを擦るという一連の動作を無駄なく出来るのです。でもそうすると、桃の絵が常に天地逆になっちゃうんですよね。これがどうにも美しくないのが最近の悩み…ハイ、どうでもいい悩みです。

まぁ要するに、次に履く時のために履物はそろえて脱ぎましょうってのと一緒で、次に擦る時のためにマッチ箱をベストな形で置いておきましょうってハナシ。まぁこんなコトで頭を悩ませているのは、人口密度の高いうちの近所半径500m内でも私くらいですけどね。

09/11/16(Mon)

いつも何の変哲もない料理を作り続けるうちの食卓ですが、今日の一品は里芋。相変わらず里芋は安いです。ジャガイモやサツマイモに比べて2割方はいつも安い感じ。皮剥きがやや面倒なのと、何より手が痒くなるので敬遠されて安いのでしょう。こんなに美味しいのに、ありがたいことです。うちの里芋は甘く煮るのが基本。サツマイモを煮る時ほどではないですが、かなりの砂糖を使います。そしてダシは決まって鰹節。煮汁を極力少なくして、そのかわり落し蓋を上手く使いこなす事が最大のポイントとなっております。

そういえばここ最近急激に登場頻度が上がっているのがこの落し蓋。今では樹脂製のしゃれたデザインのもたくさんありますが、うちで使っているのは確か1,000円弱で買った何の変哲もない木製のもの。しかしこの木製の落し蓋が、最近では使い込まれ始めまして、なんだかちょっと飴色になりそうな気配を見せ始めているのがとっても嬉しいのです。道具というのは全般に、使い込むほどに味わいが出てくるものがいいですね。対極にあるのが、買った瞬間が一番キレイで後は悪くなる一方のもの。テフロンのフライパンなんかがその代表。適材適所、うまく使えれば便利なんでしょうが、どうも私の好みは使い込むほどに味の出る道具の方に偏ってしまっているようです。というわけで、木製の落し蓋はいいですよ、これだけで煮物のレベルが数段アップしますから。

09/11/15(Sun)

ポストにデリバリー中華のチラシが入ってまして、こういう商売はこのチラシが勝負ですから、写真には本当に力が入っています。エビチリとか豚角煮とかの写真がやたらと美味しそう。こういう写真を夜中に眺めていると、お腹が減って困ります。うちにはデリバリー系のチラシが結構入るんです。あと多いのは、寿司・ピザ。頻度は落ちますが、洋食・カレー・弁当もあります。どれもこれも美味しそうで、結構楽しみにしてるんですよね。でも、残念ながら頼んだためしがありません。

どれもこれも、割高なんです。たとえば今回の中華の中の麺定食というメニュー。中華ソバ・五目半炒飯・焼き餃子6個で1,760円。ケチな私はこれを高いと見ます。雰囲気のいい店ででゆったりと食べるならともかく、使い捨て容器に入ったデリバリーでこの値段はちょっとないなと。ちなみに、1年ほど前に店を畳んでしまいましたが、私が時々通っていた中華料理屋で同じメニューを頼むと、中華ソバ480円・半炒飯300円・焼き餃子6個350円で計1,130円となります。まぁ、もう店がないので比べても仕方のないことですが…。

ピザも寿司も軒並みこのクラスの値段、一人前でも普通に頼めば2,000円手前くらいにはすぐになってしまいます。そこまで出すんだったら、繁華街のちょっといい店で外食するかなぁという値段。というわけで、チラシはたっぷり楽しんだあと古紙回収の山の中へ。自分、貧乏性だなぁと思う瞬間です。

09/11/14(Sat)

最近雨の日が多くて、今日も雨。屋内にいる分には関係ない、というか雨の音は嫌いではないくらいなんですが、雨降りの日は落ち葉も増えるんですよね。晴れの日の5倍くらいの勢いで落ち葉が舞っていて、掃除をしたくてたまらなくなるんですが、残念ながら雨。今朝もゴミ出しにいったところ、凄い勢いで落ち葉が溜まってまして、残念な気分になりました。でも流石に雨の中、傘をさしてまで掃除をする気にはなりませんので、明日に持ち越し。明日は晴れるといいんですけど。

樹を見上げて落ち葉の残量を確認すると、あと3〜4回激しく落ちれば終わりかなという量になりました。11月中にはかたがつきそうです。そうなったら、大きく刈り込んで来年はもうちょっとコンパクトな形で見せる予定。やっぱり庭木は常緑樹に限りますねぇ。

09/11/13(Fri)

今日買ってきたのは、粗びきウインナーソーセージ。基本的にこういう加工食品には手を出さないことにしているんですが、半額の値札と口の中でジュワっと広がる脂のイマジネーションに負けました。いいんです、食べたい時に食べたい物を食べたいだけ食べるのが、私の幸せなんですから。

子供の頃のウインナーソーセージと言えば、炒めて食べるのがほとんどでしたが、歳をとって知恵がついてくると、どうやらボイルの方が美味しいという事に気がつきました。したがって今では、ウインナーソーセージというとボイルにするとうちでは相場が決まっています。そこで問題になるのが茹で汁。茹で汁とて、ソーセージのエキスが染み出ているわけですから、ただ捨てるのはモッタイナイ。スープにします。最初から再利用することを計算して、茹で汁は少なめに。予め鍋底でちょいと炒めた玉葱と乾燥パセリとワカメを加えれば、その辺の安い定食屋で出てくるスープよりはずっと上等なものが出来るんです。人参やジャガイモの切れ端があれば、適当にバランスをとりつつ加えれば、更にグレードアップ。

うちでの肉類の考え方は、基本的にダシです。肉そのものの美味しさもありますけど、そこからしみ出たエキスでいかに周囲をグレードアップするか。↑のスープなんてまさにその典型例で、寒い夜に温かいスープがこれまた、美味しいんですよ。

09/11/12(Thu)

朝起きて、とりあえずお茶を沸かそうと台所に行くと、何かいつもと違う臭いがするんです。おかしいなぁと思ってあちこち確認してみると、電子レンジの中に温めたまま忘れてしまった大根の煮物が…。前日の夕ご飯に食べようと思ってチンしたのはいいんですが、そのままにしてしまったようです。ごくたまにこういうことがありますね。気をつけなければ。

夏場だったら、温めた状態で一晩室内に放置したら一発アウトですが、今はもう冬。大丈夫かなと思って香り・味を確かめたらどうやら大丈夫そうだったので、しれっとそのまま冷蔵庫に戻しました。今日の夕ご飯に登場の予定です。この失敗の発生率は意外と低く、ご飯を準備したまま炊き忘れたという失敗の半分以下の発生率ですが、起きるとやっぱり凹みます。こういう失敗が起きるのは、手順の最中に何かイレギュラーが起こった時と相場が決まってて、昨日は何があったっけと思い返すと、そうそう食事の準備をしている時に宅急便が来たのでした。アレで微妙に歯車が狂った気がします。まぁ、言い訳なんですけどね。

09/11/11(Wed)

先日の蕎麦に引き続き、今回は知り合いから銀杏を貰いまして、私みたいにあちこちで、料理が好きだ・何でも食べると吹聴していると、色々なものを貰えるのでありがたいことです。銀杏の簡単調理方法というと、紙袋に入れてレンジでチンというのがすっかりメジャーになってしまいました。でも、私も一度やってみたのですが、跡形もないほどに爆発してしまい、食べられなくなる個体が出るんですよね。歩留まりが少し落ちてしまうんです。それが嫌で、うちでは紙袋レンジはやってません。ではどうするかというと、一番原始的な方法、乾煎りです。

ただし貰った状態で乾煎りすると、やっぱり弾けて歩留まりが悪くなるので、予め割れ目を入れてから乾煎りをします。道具はラジオペンチと小さな金槌。周囲に走る突起部分を縦にしてラジオペンチで固定し、そこに絶妙の力加減で金槌を落とします。突起部分だけに薄っすらと亀裂が入ったら成功。力を入れ過ぎると殻が割れて飛んでしまい、乾煎りする時に全体をキレイな黄緑色にするのが難しいので要注意です。とはいえ、いまでも5個に3個くらいしか完全成功は無いんですけど。

準備の済んだ銀杏を乾煎りし、塩をつけて食べればコレまさに秋の味覚。そういえばひと月ほど前、台風の朝に銀杏を拾おうとして、落ちてきた枝に当たって死んだお爺さんがいましたっけ。命がけで食べるほどの食材ではないですが、まぁ普通に美味しいですよ。

09/11/10(Tue)

友人から信州土産ということで、蕎麦セット(半生麺・150g×3玉)を貰いました。ありがたいことです。貰い物にケチをつけるのはアレですが、この半生麺150gという設定にやや疑問を感じました。少し多いんですよね、普通の人には。一般サイズのかけ蕎麦で100g少々というのが相場ではないでしょうか。150gだと大盛りサイズになってしまいます。かといって2人で分けて75gだと明らかに少な過ぎます。まぁ、私は150gくらい平気で食べてしまうので、別に構いませんけど。

添付のタレが不味いのは分かり切っているので、開封すらせずに廃棄。本節を持っているので、キチンとダシをとって蕎麦汁を作ってやろうかと一瞬だけ思ったんですが、たかが3食分だなと思い直しました。お手軽にぶっかけタイプにします。規定の時間で茹であげた蕎麦を皿に盛り、削り節をたっぷり。現在、台所の隅で絶賛出番待ちの大量の大根さんをたっぷりすりおろし、葱は冷凍からとりだしてきます。ワサビを練って隅に添え、後は醤油を適量かけてからよ〜く混ぜて食べるだけ。少し残しておいた蕎麦湯には、醤油を少々さしていただきます。基本的にはウドン派の私ですが、たまには蕎麦もいいなぁと思ったり。というわけで、今日から三日間は夕食蕎麦フェアです。

09/11/09(Mon)

数年前からこの時期になると決まって、肩から首周りの痛みに悩まされています。発症するルールは極めて明確。寒くなってきた頃、寝ている間にこのあたりが布団から出て冷えると、てきめんこうなるのです。常日頃は肩凝りなど一切無い私ですが、年に一度この時期だけは辛いんです。とはいえ一過性のものなので、サロンパスなどを貼って一週間ほど耐えれば痛みはすっかり無くなり、また来年までサヨウナラということになります。

その時期に、来年こそはこの時期の就寝時には首・肩周辺の保温を万全にして、痛みが出る前に寒さに身体を慣らそうと強く心に決めるのですが、忘れるんですよね…一年も経つと。で、発症してから“しまった、この時期は要注意期間だった”と思い出す始末。あと三回くらい痛い目を見れば、年中行事の習慣として、身体に染み付かせる事が出来るかもしれません。その他の点については、ありがたいことに健康そのもの。流行っているインフルエンザも今のところ大丈夫ですし、風邪は少しひきそうになった時点で大事をとったので早めに回復しました。ホント、この肩の痛みだけなんですけどねぇ。

09/11/08(Sun)

時々作る文旦の皮の砂糖漬け、基本的に朝食抜き・朝はお茶だけの私にとっては、いい茶菓子となっています。でも、作るのには結構時間がかかるのに、食べるのは一瞬。そこはちょっと空しいかなと。3回ほど茹でこぼして水に一晩晒し、砂糖と一緒にとろ火で1時間ほど煮詰め、風に当てて乾燥させること2〜3日。出来上がるまでに3〜4日はゆうにかかります。まぁ、作業的には大した事なくて、晒す・煮詰める・干すなど、放っておいても出来る作業ばかりなので、そんなに大変ではないんですが、時間は必要。そして、食べるのは一瞬。

あと、こういうお菓子系を作るたびに思うのは、砂糖の使用量が尋常じゃないなってことです。ネット上でレシピを調べると、文旦の皮の50%の砂糖を使えと書いてます。うちでは試行錯誤の末にそれを20%にまで落とす事で、私の舌にピッタリな味わいに仕上げました。でも、20%の砂糖というのは、通常料理に使っている感覚からすると、とんでもなく多いのです。500ccの水というと、小鍋にちょっと少な目の煮物を作る時の水の量です。何を煮るかにもよりますが、その煮物を目一杯甘くしようとして使う砂糖はせいぜい大匙2杯…まぁ20gといったところでしょう。それが文旦の皮の砂糖煮を作ろうとすると100g、実にその5倍。しかもそれでも甘さ控えめだっていうんですから、驚きです。

同僚に甘いもの大好きな人がいます。いっつも羊羹だ、最中だ食べてるんですがアレ、一体どれだけの砂糖を食べているのやら。別に砂糖が毒になるとは言いませんが、どう考えても食べ過ぎていい食材じゃないです。文旦の皮の砂糖煮を作るたびに、お菓子はホドホドにしておいた方がいいなあと思うんです。

09/11/07(Sat)

昨日のニュースでやっていたんですが、今シーズンはやたらと野菜の価格が低くて、農家が困っているそうです。ですが、身勝手ながら農家が困るほどに私は嬉しい。私自身も、最近妙に野菜が安いなと実感していた所なんです。昨日買った白菜なんて、半玉80円。その半分、すなわち1/4玉で大きめのタッパー一杯のおひたしが出来ましたから、調味料・鰹節などの材料費を入れても僅か50円弱。このおひたしが4〜5日は優に持つのですから、なんだか日本じゃない所の物価で暮らしているみたいです。

白菜を買ったときにふと目について久しぶりに食べたくなった男爵コロッケ1個90円。すごーく食べたくなったのですが、手に持っている白菜半玉がずっしり重くて80円。それに対して10秒で食べ終わるコロッケが1個90円。しばらく考えてから、買うのを止めました。たかだか90円なのに、ものすごい高級食品に見えてしまう不思議。通常使われるのとは正反対の意味で、金銭感覚が麻痺してしまっている気がします。

09/11/06(Fri)

寒さが本格化してきたので、ついにうちでは一級厳寒体制をとることになりました。部屋着は全身フリースずくめ。フリースの上下に靴下、首にネックウォーマー、頭にはニットキャップ。下着は通常のものに登山用の耐寒下着を重ねます。パソコン使用時は指無しの手袋を着用。そして最後は気合、コレで完璧です。一番寒い時期になると流石にガスファンヒーターを使いますが、今ならまだ大丈夫。

そして今年も登場してしまいました、冬の就寝時のお供である寝袋。ある年までは湯たんぽを愛用していたのですが、ふと冗談半分に、押入れの中で放置していた寝袋を出してきて、布団の中で寝袋に入ってみたらコレが大正解。春秋用のそんなに厚くない寝袋なんですが、布団と併用する事で、東京なら一番寒い時期でも湯たんぽなど全く不要。超温かいのです。周囲に話すと、100%貧乏臭いという反応が返ってきてやや凹むのですが、温かいんだから仕方ないです。それに部屋の中のコト、誰も見てやしませんしね。もし押入れの中に寝袋が入っていて、対面を気にしないという人、これはかなりのオススメです。

09/11/05(Thu)

肉よりも魚が好きです。それも、以前は新鮮な刺身が一番の好物だったのが、最近では段々干物にシフトしてきました。刺身は美味しいです。美味しいですが、その美味しさの半分は、喉を通る冷たい刺身のつるっとした感触であって、噛み締めた時の味わいとなると、同じ魚原料でも干物や一夜干しには遠く及ばないと思っています。

というわけで、あまりに美味しそうだったので、立ち寄った海産物展でウルメイワシの生干しを買ってきました。生干しというのは文字通り、レアに干している状態で、当然カチカチの干物に比べれば日持ちはずっと落ちますけど、コレにはコレの美味しさがあるのです。早速コンロに網をのせ、その上で両面こんがり焼いて食べます。うちの魚焼き網、表面の皮膜が熱膨張を繰り返して剥げる&油が滴り落ちる⇒中の鉄が錆びるというのを繰り返して、ところどころ穴が開いています。そこから火が中にも入ってくるわけで、脂の多い生干しなどを焼くとまさに、ファイアー状態になります。しかし、その直火が当たる位置を箸で上手く調節してやる事で、程よい焦げ目の入ったいい具合になるんです。普通はもう買い換えてもいい頃合なのですが、道具は使い様。開いた穴を逆手にとって、味わいアップです。

ちなみに、ウルメイワシ如きの大きさであれば、頭もバリバリ・尾びれもバリバリ、はらわたの苦味も勿論味わって…。食事が終わった皿には何も残らない状態になります。居酒屋とかで突っ込まれる事があるんですが、頭だってカリカリして美味しいんですけどね。

09/11/04(Wed)

いきなり寒くなって、冬本番といった風情です。そして毎年のことではありますが、この時期になると大根が安くなります。今日ゲットしてきたのは、1本88円の品。安売りではありますが、ずっしりと重くてなかなかの良品。ところが、何の因果かこういう時に限って知り合いから、“知り合いから送ってきたんだけど食べ切れなくて”とか言って、同じ品が回ってきてしまうんですよね。おかげで今、うちの台所には大きな大根が三本も転がっています。室温が低いおかげで、冷蔵庫に入れなくても大丈夫なのが助かります。こんなのとても、うちの小さい冷蔵庫には入りっこありませんから。

私が大根で一番好きなのは、味噌汁。拍子に切った大根と油揚げ、ダシは鰹節で、仕上げに葱多目。冬の日の夜はこれに限ります。限りますが、これだと消費スピードが遅くて全然無くなりません。もたもたしていると、どこからか次の大根が貰われてきてしまう可能性も大。というわけで、大根の定番といえばやっぱり煮物でしょう。

うちの大根の煮物は、超手抜きです。皮剥かず・面取りせず・下茹でせず。いいんです、別に小料理屋じゃないんですから。下茹でをしないんで、やや苦味の残った煮物になりますが、完全に苦味を抜いてしまった食材なんて、面白くもなんともありません。苦味も味わいです。今回は、安売りでゲットしてきた厚揚げと大根の煮物。熱々のヤツを小鉢にドーンと盛り付けて、冬だなぁと思うのですよ。

09/11/03(Tue)

ちょっと気温の下がり方が急過ぎるんではないでしょうか。9月の陽気とか言われて調子に乗っていたら、翌日は11月並みの冷え込み。寒いのか暑いのか、どっちかならまだいいです。寒暖の差が激しいのが一番キツイ。考えてみると真夏のクーラー。ガンガンに冷えた部屋に四六時中いるのなら、そんなに問題はないんですが、30度オーバーの屋外とクーラーの効いた屋内を出入りするから体調を崩すんですよね。

というわけで、珍しくやや風邪気味。熱はそんなにないので、噂のアレではないと信じたいですが、今日は祝日でもありますんで、好きな本でも読みながらボーっと一日過ごそうと思っています。

09/11/02(Mon)

最近落ち葉がひどくて、拾っても拾っても落ちてきます。酷い時は、かがんで拾う私の背中にひらっと舞い降りたりして、樹相手にストレスを溜めています。いっそのこと拾わなければいいじゃないかとも思うのですが、白髪染めと一緒で、一旦拾う癖が付いてしまうと、気になって仕方がないのです。多少の落葉は風情として楽しめますが、それはキチンと管理されててという前提があってこそ。落ちっぱなしで拾われない落ち葉はただだらしがないだけですから。

中でも頭にくるのがムクゲ。コイツは6月頃から10月頃までダラダラと花を咲かせて、それをポットンポットン落としてました。この花びらが、水に当たるとすぐに腐ってドロドロになるんです。それが汚いのなんのって。それも桜のように一時期ならばまだ許せますが、半年もダラダラと咲き続けるのはいかがなものかと。ハイビスカスの仲間で、花もちょうどそれを小さくしたような形なので、決して悪くは無いのですが、咲く時期が長過ぎます。

そのムクゲ、10月後半になってやっと花が終わったと思ったら、今度は落葉ですよ…。あぁやれやれやっと花びら拾いから開放されると思ったら、今度は間をおかずに落ち葉拾いが始まってしまいました。近所を歩くと、花がキレイで長期間楽しめるので、ムクゲを植えている家が結構たくさんありますが、私なら絶対植えないですね。

09/11/01(Sun)

今年初めての文旦が親戚から送られてきまして、ありがたいことです。普通は実の部分だけ食べて、皮はゴソッと捨ててしまうのですが、まぁ今年初物ということで、三つだけ砂糖煮にしてみました。九州にはザボンの皮の砂糖漬けというのがありますが、まさにあんな感じ。

文旦の皮は裏の白い部分をナイフでこそげとり、ココは捨てます。使うのは表面の黄色い部分だけ。これをひたひたの鍋で水から沸騰させ、沸騰したら茹で汁を捨て再び注水というのを三度繰り返した後、一晩水に浸して苦味を十分に抜きます。それをよく絞って重さを計り、同僚の砂糖と浸るくらいの水を加え、水分がなくなるまで半時間ほど弱火でコトコトと煮詰めます。最後にそれを笊の上で数日間乾かせば完成。時間はかかりますが、待ちの工程が多いので、ご飯を食べたり風呂に入ったりと、他の作業をしながら出来るので、実は全然大した負担ではありません。鍋を火にかけていることを忘れないように注意しさえすればオッケー。

出来上がった品はまさにオレンジピールそのもの。慣れてくると、自分で苦味と甘味のバランスを調整できるようになるので、連続して4〜5回試行錯誤して作ると、それなりのものが出来るようになります。最近の朝はこの文旦ピールを数切れに貰い物のアールグレイ。糖分が入ると頭の活動開始が早くなりますね。

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