2011年11月

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11/11/30(Wed)

明日から師走、もう誰が何といても年末・冬本番です。こんな時期の我が家の主力は、何といっても大根・白菜。特に白菜は、近所の八百屋から丸ごと買ってきて、1ヶ月近くかけて使い切る長丁場です。嘆かわしい事に、この辺のスーパーでは白菜丸ごと一個を売ってないんです。1/2カットすら珍しくて、主力は1/4カット。あんなの切り口だらけで保存が全然利かないので、あっという間に使い切らないといけない上に、小分けにしてあるので割高。少なくとも私は買いません。

白菜の用途は主に三種類。鍋・お浸し・浅漬け。暖かくなるまで毎日これらのうちのどれから必ず食卓に上ります。まさに、冬場の私の身体の数割は白菜で出来ているといっても過言ではないでしょう。特に火を通した白菜のほの甘い滋味は飽きが来ず、毎日食べても全然平気・というかウェルカム。やっぱり冬は白菜ですよ。

ところで、どっかで聞いた話ですが白菜が日本に入ってきたのは意外に新しくて明治以降らしいです。ということは、平蔵や小兵衛が小料理屋でつついていた鍋に白菜は入っていなかったということになり、それはそれでちょっと寂しいなと思うのですよ。

11/11/29(Tue)

先日ラジオを聴いていて、鶏肉は皮を下にすると滑らずに切りやすい、と料理研究科の人が言っていたのですが、本当ですかね。個人的には逆の気がします。皮を下にして切ると、包丁とまな板の間で切り損ねた皮が滑る事があるんですが、逆に皮を上にすると、滑りやすい皮を先に視界の中で切ってしまえるので、ずっと確実に処理できる気がします。まぁ、こまめに包丁を研いでいれば、どっちも大して変わらないよという話なのですが。

一方で、割と違うと思ったのは脂の処理。皮の内側についている黄色い脂は切り取って捨ててしまいましょうというコメントはいかがなものかと。善人面をするつもりもありませんが、犠牲になった命はなるべく残さず食べるのがマナーだと思います。そりゃ、骨まで噛み砕けとは言いませんけど、脂は人間にとって立派な栄養素の一つです。そういうのは無駄なく食べるべきではないかと。脂の摂り過ぎを防ぐため、なんてそれっぽい理由がついていたりしますけど、そもそも食べる肉の絶対量を減らせば、解決してしまう話ですし。イマドキの人は肉類を食べ過ぎているので、ちょっと減らした方が絶対に良いと思うのですが。とまぁ、こんな感じで当たり障りの無いラジオの料理コーナーにも喧嘩を売る私。段々小姑化が進んできているようです。

11/11/28(Mon)

実家の母が健康診断で太り過ぎだと言われたそうです。本人は認めたくないようですが、私より10cm身長が低くて、10kg体重が重かったらそりゃ駄目ですわ。原因はハッキリしてまして、甘いものの食べ過ぎと運動不足。意外なことにコレ、どちらも田舎暮らしの弊害なんです。

まず甘いもの。田舎は人間関係が濃厚ですんで、ちょっとした菓子折りをやり取りする事が都会と比べて格段に多いです。つまり、買わなくても手元にはお菓子があるという状況になりやすい。相手に感想を言わなきゃいけないこともあり、貰ったものでしかも食べ物をストレートにゴミ箱送りというのはなかなか難しい。そんなわけでつい食べてしまうんですね。

一方で運動不足は車の多用が原因。田舎の人は自動車を使うことに慣れすぎているので、歩いてすぐの場所であっても車を使ってしまいます。極端な話、200m先の収拾所にゴミを捨てに行くのにも車。そりゃ運動不足にもなります。そういう面で言えば、都会暮らしの方が肥満対策はずっと楽ですね。

11/11/27(Sun)

薬味用に買っておいた葱の鮮度が落ちてきたので、ここらで一気に使い切るべく、葱と鶏肉の炒め物を作りました。潰したニンニクと鷹の爪で風味を写した油で、ザク切りにした葱と一口大にした鶏肉を炒め、塩と醤油少々だけで味をつける簡単炒め物。しかし、簡単だからといって侮れないほどの美味しさなのです。酒飲みならばきっとビールにあうと評価する味でしょうが、私の場合は下戸なので、普通にご飯のおかずになります。茶碗に軽くよそったご飯にこの炒め物を乗っけて、葱鶏丼。

普通にご飯と炒め物を別皿にすると、炒めものの汁にロスが出てしまうのですが、こうやるともれなく汁がご飯にしみ込んで、肉と野菜のエキスを無駄なく味わえていい感じ。タレのからんだご飯というのは、どうしてこんなに日本人の味覚を直撃するんでしょうかねぇ。

11/11/26(Sat)

知り合いから旅行のお土産に飴ちゃんをもらったので、目覚まし代わりに毎朝一個ずつ舐めてます。でも、ケチの私にしてみれば、最近の飴ちゃんには一言物申したい。一個ずつの個別包装って、無駄の極地じゃないですか?一個ずつばら売りしている飴ちゃんならともかく、いくつか纏めて外袋に入っている飴ちゃんの個別包装って、凄い無駄だと思うんですよ。まぁ、最後まで清潔とか、中で飴ちゃん同士が当たって砕けないとか、メリットがあることは認めますけど、あれば便利なものと必要なものは違うというのが私の持論ですので。

それにケチの立場からしたら、中袋って上げ底の最たるものだと思うのです。中袋の中に空気が入って膨らむので、中袋が無い場合に比べてずっと少ない量で商品としての体裁を整える事が出来ます。まさに、売り手と買い手の利益が合致したベストミックス。ケチの私には許しがたい点です。そしてそんな私は成人してからこっち、自分で飴ちゃんを買った記憶がありません。

11/11/25(Fri)

外で勧められるがままに甘いものを馬鹿食いしたら、今朝はお腹が下り気味。そして、やってしまった…という後悔をするのもいつもの事です。風邪等で体調を崩した時を除いて、私のお腹が調子悪くなるのは、決まって油ものか甘いものを沢山食べた時です。なにせ、毎日完璧なまでの野菜中心粗食ライフを送ってますから、現代人が嗜好するような贅沢食品は、身体が受け付けなくなっているのです。

しかし、身体が受け付けなくなっているからといって、食べたくなくなるかというとそこは凡人。目の前にカラッと揚がったキツネ色のトンカツがあれば、後で下るからと半分残すなんて真似は絶対出来ませんし、杏ジャムで輝くアップルパイを見たらホール丸ごとの勢いで食べてしまいます。やっぱり、美味しいものは美味しいのですよ。しかし、食べ過ぎるということが問題で、途中で止めておこうという歯止めの利かない自分のいやしさにいつもほとほと呆れています。そして今朝はトイレがお友達。いい加減学ばないといけないんですけどねぇ。

11/11/24(Thu)

立川談志さんが亡くなってしまいました。晩年は喉をやられてすっかり声が出なくなってましたけど、元気な頃は凄かったんですよ。初めて談志凄い!と思ったのが、ラジオか何かで偶然聴いた30代の頃の芝浜。声の艶というか色気というかが半端ないんです。芸人仲間からも、“芸は最高だが人間は最低”と評価されてたみたいですけど、30代でアレだけしゃべれてしまったら、そりゃ俺様No.1という態度になってしまうのも当然というか、必要悪というか。あの芝浜を聴いた時に、談志って天才だと思いました。

政界に出たり、立川流を立ち上げたり、談志が一番活躍していた時期を私はリアルタイムでは知りません。だからあんまりあれこれ言えないんですが、最晩年にNHKラジオでやっていた、新・話の泉という番組はよく聴いてました。最晩年になってもアクは強かったですね。一応メインなんですが、番組をまとめる気なんて殆ど無くて、自分が好きな事をしゃべり得意な事を自慢して、クイズ番組とは思えない振る舞いでした。あぁ、やっぱりこの人は落語やってた方が良いなと思ったり…。あんな無茶苦茶な天才はもう出てこないんでしょうかねぇ、合掌。

11/11/23(Wed)

遂に作りました、今年初の白菜のおひたし。コレはうちの定番中の定番で、白菜を丸ごと買ってきて、ほぼ途切れる事が無いようにストックしてあるのです。コレが冷蔵庫の中に居座るようになったら、季節はまぎれもなく冬。白菜の葉を外から10〜15枚ほど(葉の大きさによって変わる)剥し、芯の白い三角形の部分をナイフで切り分けます。ちなみに、葉を外す際にかける力の方向で、芯から驚くほど綺麗に外れるのですが、文章化が難しいので断念。

芯の部分と葉の部分を時間差で火を通し、一口大に刻んでから、醤油・塩・鰹節であえるだけ。隠し味とか全然入れません。正真正銘、白菜と鰹節だけの和え物なのですけど、コレが最高に美味しいのです。こんなの食べ慣れてしまったら、もうその辺の定食屋で外食しようなんてこれっぽっちも思わなくなってしまいます。おまけに原価は、おそらく一食分で数円。今年も白菜さんにはたっぷりお世話になりそうです。

11/11/22(Tue)

今朝は遂に室温が一桁の9度台になってしまいました。流石天気予報の、今年一番の寒さという脅し文句は伊達じゃありません。布団の中の寝袋から這い出てくるのにハンパじゃない意志の力を必要としました。いよいよ冬本番です。でも、主力の暖房器具であるところのガスファンヒーターをまだ出してないんですよね。

で、現在室温一桁の和室でこの日記を書いているわけですが、凍えそうかというと割とそうでもありません。アクリル毛布を畳んだ上に座って床からの冷気を完全シャットアウト、綿入り半纏で身体全体を覆い、ニット帽・ネックウォーマーなどの小道具を併用すれば、割と何とかなるのでは?という感じ。となると、無駄に頑張ってしまうのが相変わらずの私の悪い癖。せめて11月一杯は…などと野望がでてしまいます。

無論ガス代が頭にはあるのですが、目一杯使っても月に数千円、それと引き換えに無駄な我慢をして身体でも壊したら本気で笑えません。こういうときに限って沸き起こるチャレンジ精神と、冷静な理性とのせめぎあいです。

11/11/21(Mon)

割と今更ですが、先日作った柚子の佃煮は会心の出来でした。地味ですけど、佃煮って難しいんですよね、火を止めるタイミングが。砂糖が大量に入っているので、柔らかい飴状になるんですけど、飴って温度によって粘度が全然違うんです。冷めると一気に硬くなるので、それを見越してある程度水分が残った感じのタイミングで火を止めないと、冷めた時にカチカチになって箸でとれなくなります。かといって火を止めるタイミングが早過ぎると、ゆるゆるでとてもじゃないけど佃煮と呼べる状態ではなくなります。

頻繁に作っていたら、そのタイミングも掴める様になるんでしょうけど、柚子の佃煮を作るなんて、年に1〜2回がいいところですから、経験の蓄積がし辛いというのが最大のネック。分量だったらメモしておけば良いだけの話ですが、火を止めるタイミングというのは感覚の世界ですから。というわけで、今回上手くいったのは止めるタイミングを掴んだから、などと自惚れるつもりはこれっぽっちもありません。単純にまぐれです。まぁこれも、日頃の行いが良いからですけどね。

11/11/20(Sun)

今日は知り合いから洋梨を4個貰ってきました。洋梨って新参者のせいか旬がいまいちよく分からないんですが、今頃なんですかね?まぁ、路地であれハウス栽培であれ、貰ったものは食べますけどね。でも問題が一つあって、あんまり好きじゃないんですよね、洋梨。いや、食べられないほどではないです。某椎茸のように、裏のひだが舌触りが気持ち悪くて吐きそうになるとか、それほど酷くはありません。ただ、苦手というだけ。妙に人工的な香りと頼りない歯応えがマッチして、自分では買わないだろうなあという果物の筆頭格です。いや、食べますけどね。

で、他に苦手な果物はあるかと考えたら、ありました。メロンが次点です。洋梨ほどではないですが、あの香りがどうにも好きになれません。味の中に微妙にイガイガっとした部分があるのもマイナス。高級フルーツの代表とされていますが、メロンとミカンが並んでいたら、私はミカンを食べます。庶民派ですねぇ。

11/11/19(Sat)

最近は毎日鍋の日が続いてるんですが、ポン酢を作るのに柚子を使ってます。果汁を絞って残った実から内袋を取り外し、残った外皮を刻んで溜め込んでまして、コレがまとまった量になったので佃煮に。皮は二度茹でこぼして苦味をある程度抜いた後、弱火で長時間かけて砂糖と醤油で甘辛く煮つけます。砂糖だけ使えばジャムになるんですが、うちはパンを食べないので…。

この柚子皮、以前は捨ててたんですが、それではあまりにもったいないということで、いつの頃からかある程度溜め込んで佃煮にする様になりました。商品としても時々見かけますけど、甘さと辛さを完全に自分好みに調整した自家製は別物。コレがあるといつもよりも更にご飯が進むのですよ。

11/11/18(Fri)

空気が乾燥してくるこの時期、毎年のように耳の痒みに悩まされてます。いや、悩まされてますはちょっと言い過ぎで、困ってます位ですかね。少し前まで耳掻き中毒だった私は、暇さえあれば耳を掻いてました、それこそ日に何度も。その結果耳の中の皮膚はカサカサになり、更に掻かないと我慢できないという悪循環に。

それがいつの頃からか、耳を掻く頻度が減りまして、今では2日に1度くらいと大改善。でも、耳の中のカサカサはおさまってないんですよね。特に、急激に乾燥が進む今の時期が辛い。もう、痒くて痒くて。そうなるとまた掻いてしまって…といういつもの悪循環。寒いのも嫌いですが、乾燥するのも冬は嫌いです。

11/11/17(Thu)

ラジオつけっぱなしで暮らしていると、コタツ出しましたとかストーブ出しましたとかのお便りが普通に読まれるようになって、もう11月も折り返しを過ぎてバリバリの冬だもんなぁと思う今日この頃。でも、うちはまだガスファンヒーターを出してません。いや流石に、暖房器具無しで冬を乗り気ろうなどという剛の者ではないです。もうすぐ出します、多分今週末くらい。

でも、実はそんなに要らないんですよね暖房器具。私は家にいるときはパソコンの前に座っていることが多いんですけど、そういう時は、厚着・ネックウォーマー・ニットキャップ・寝袋の膝掛けなどを使えば、問題ないくらい暖かいのです。ただし、唯一例外なのが手。手袋が出来れば万事解決なんですが、そうするとキーボードが叩けなくなります。指なし手袋をつけても、指先は相変わらず寒いままですし、アレをつけるとイマイチ指の動きも悪くなるんですよね。キーボードの上の空間だけ限定で暖めてくれる暖房器具なんていう、都合の良いものないですかねぇ。

11/11/16(Wed)

この時期、うちでは寝袋が大活躍なわけですが、寝袋だから寝ている時だけ使っていると思ったらそれは浅はかです。起きているときも大活躍。とはいえ、昼間も寝袋に入って芋虫スタイルで暮らしているというわけではありません。膝掛けに使うんです。

格安の寝袋は違いますけど、普通の寝袋はサイドにジッパーがついていて、開けるようになってます。ここを開いて一枚の布状にし、膝にかけるとコレがめっちゃ暖かい。私はパソコンの前に座っていることが多いので、この寝袋膝掛けは重宝しています。以前は普通のウールの膝掛けを使ってたんですが、こっちの方が遙かに暖かいんですよね。パッと見はかなりカッコ悪いですが、誰も見てませんし。

ちなみにうちは和室なので、年中座布団を使ってますが、この時期は座布団の下に夜使っているアクリル毛布を四つ折にしたものを敷き込んでます。こうすると、下からの冷気を完全シャットアウト。一粒で二度美味しいって、何となくロマンですよね。

11/11/15(Tue)

お茶のストックがだぶつき気味なので、ここらでひとつ消費スピードを上げるべく、普段の倍の茶葉でお茶を淹れてみました。紅茶かなにかのCMでも、“倍の茶葉で豊かな味わい…”みたいなのがあった気がしたので。ですが、結果はアッサリ失敗。茶葉を倍入れたからといって、倍美味しくなるなどという簡単な話であるはずもなく、むしろ渋さが前面に出てしまって、やっぱり茶葉にも適正量はあるのだなと。

今のままのペースで行くと、2〜3年分は軽く賄える茶葉があるんですが、とうぜんその間にもどっかから貰ってくる事はあるわけで、完全に供給過多。淹れる以外の用途にも使い回せれば良いんですが、お茶ってそういうのが殆どないんですよね。心苦しいですが、これ以上増えたら捨てるのが出てきてしまうかもしれません。

11/11/14(Mon)

実家から送られてくる野菜の量が割と洒落にならなくなってきました。自分で野菜を作ったことがある人は分かると思うんですが、自給自足生活って基本的に、無い時は全く無い・ある時はあり余る、です。あっちも近所の人に配ったりはしてるんでしょうが、問題は近所の人が皆同じ様に畑を持ってるって事で…。というわけで、割と嫌がらせのような頻度で野菜が送られてきています。今のシーズンは冬野菜が始まっていて、ほうれん草・水菜・山東菜・大根・白菜etc。特に白菜は、カットすると切り口から傷むので丸ごと送ってくるために、台所の隅でラスボス的な威容を漂わせています。

食べる順番は、食べたいものからではなく傷みやすいものから。白菜や大根は割と大丈夫ですが、水菜・山東菜・韮などは優先して食べていかないと、冷蔵庫に入れておいてもそんなに持ちません。これらの野菜を速やかに処理していくために、冬場はおひたし&鍋が必須メニューになるのです。ほうれん草だったら、市販1袋の半分くらいは一回分の鍋にぶっこんで食べていかないと、とてもじゃないけど需要が供給に追いつきません。こうして、私の冬場の健康は保たれるのです。親の深慮遠謀でしょうか。

11/11/13(Sun)

親戚がリンゴを箱で送ってくれたので、毎日半分ずつ食べてます。品種はシナノスイート。ふじとつがるの交配種らしく、確かに大雑把に言えばふじっぽい味ですが、ふじより酸味が強い感じ。玉はかなり大ぶりで、私でも一回に一個は厳しいので半分ずつ食べているくらいです。

それにしてもリンゴって凄いですね、何がって通じる関連が。私はもともと通じる関連についてはそんなに悪い方ではないんですが、リンゴを毎朝食べるようになるともぉ絶好調。一気に空になってしまうんじゃないかと思われる位の勢いです。リンゴなんてどう考えても身体に悪いわけはないんだから、サプリとか買う暇があったら毎朝必ず、リンゴなどの果物を一定量食べる方が身体に良いんじゃないかと思うくらいです。

少し前にどっかで読んだんですが、特に若い男性は果物を殆ど食べないんだそうです。実は私の周りにもいるんですよ、果物が大嫌いというヤツが。甘さと酸っぱさが同居する果物の特性自体がダメだそうで、リンゴからミカンから全部ダメ。かわりにあんこ大好きというヤツ。果物好きの私とどっちが健康なのかは、一目瞭然ですね。とにかく果物は偉大なのですよ。

11/11/12(Sat)

寒くなって鍋が始まったと思ったら、毎晩鍋の今日この頃です。小さな鍋で作るので、味噌汁の代わりといったところでしょうか。鍋の良い所はいくつもあって、まず野菜がたっぷり食べられる。安く売っていた葉物野菜を適当に買ってきて、濡れ新聞紙とレジ袋で包んで冷蔵庫に保管しておき、ガンガン使っていきます。コレで野菜不足になったら嘘、というくらい食べられますから、健康に悪い筈がない。

第二に、水分が摂れる。うちは基本的に残った汁はご飯にかけて全部食べてしまいますんで、かなりの水分も同時に摂る事になります。冬場は汗をかかないので、水分の摂取が疎かになりがちですが、毎晩鍋を食べていればその心配もかなり軽減できます。第三に簡単。なにせ、土鍋に水を張って、一夜干しの鶏肉と昆布でダシをとり、適当な野菜を放り込んで火を通すだけなので、アホでも出来ます。おまけに、炒め物などと違って殆ど放っておいても出来るので、平行して他の料理を作ることも簡単。第四に身体が温まる。コレはもう説明の必要もありますまい。

鍋というと大勢で囲まないと…という先入観があって、案外登場機会が少なかったりするんですが、小さな鍋を手に入れて、毎晩味噌汁代わりに作ると良い事尽くめ。お勧めです。

11/11/11(Fri)

いきなり寒くなってきたので、うちの冬定番である寝袋を出しました。ココのところ毎年書いているのでアレなんですが、声を大にして言いたい、冬は寝袋です。とはいえ、普通に寝袋にくるまって部屋に転がっているのではなくて、普通に敷いた布団・毛布の中で寝袋に入って寝るのです。コレが効果絶大。

私は東京以北に住んだことがないので、果たしてコレが東北や北海道でも通じるかはよく分かりませんが、少なくとも東京では、一番寒い2月でも電気行火・湯たんぽなどの外部熱源無しで、何の問題もなく一晩ぬくぬくと過ごせます。それどころか、寒いだろうと毛糸の靴下なんてはいていた日には、暑過ぎていつの間にか脱いでしまっている位。ちなみに使っている寝袋は春秋用のそんなに厚くないものなので、冬用のガチガチのやつを使えば、春まで出てこられなくなるかも。今はまだやってませんが、本当に寒くなれば、頭のてっぺんまですっぽり包まることが出来るのも寝袋の良い所。冬は寝袋、絶対です。

11/11/10(Thu)

今日は今シーズン初めての鍋。鶏の一夜干しを少々厚めにスライスしたものと昆布を土鍋に入れ、少し煮て旨味を引き出したら、一口大に切った大根を投入し、火が通るまで数分間煮ます。最後に春菊のザク切りを放り込んで、火を止めてから少し蒸らせば完成。コレをポン酢で食べるのです。鍋ってホント、アホみたいに簡単なのにやたらと美味しいのがナイス。最後に残った汁はご飯にかけて、茶漬けならぬ汁付けとしてすするのがお気に入りです。

もう少し経って、実家から大きな白菜が丸ごと届くようになると、台所の隅に転がしておいた白菜から毎日2〜3枚の葉を剥ぎ取って、定番のように鍋を作る日が始まります。そうすると、冬が来たな〜って実感するんですよね。寒いのは嫌ですが、鍋が食べられるのは悪くありません。

11/11/09(Wed)

今年は季節外れに暖かかったのですが、流石にそろそろ本格的な冬に向かい始める気配が出始めたので、少しずつ冬用の部屋着を出しています。前回しまってから約半年ぶりの登場なんですが、うっすらと臭うのが凹みます。どこか蝋っぽい臭いはいわゆる加齢臭というヤツでしょう。しまう前にはキチンと洗濯しているんですが、洗濯機で回したくらいでは染み付いた汗の成分を完全に取りきることが出来ないのでしょう。それが半年で発酵して今に至ると。まぁ、どっち道もう一回洗うんでいいんですが、なんだか二度手間のような気もしたり。とはいえ、どうせ着る前に洗うからと、洗わないで半年間タンスの中にしまっておいた服の臭いなど考えたくもないので、コレはコレで仕方がないのかもしれませんが。

などと考えると、服って所詮着てナンボだと実感します。タンスの肥やしにしておいても、何の意味もありません。着ていればこまめに洗濯もしますし、身体の動きにあわせて風も通ります。そんなわけで、ここ最近の私の部屋着は1.5セット体制。ほぼ毎日同じ上下を着続けて、週に1〜2度洗濯する日だけ補欠のセットを使います。で、メインがくたばったら補欠をメインに上げて、どこから(多分実家の死蔵タンス)補欠を調達してくると。ご近所の人には、あの人ずっと同じ格好している…と思われているに違いありませんが、キチンと洗濯はしているので問題は無いのですよ。

11/11/08(Tue)

今年は11月に入ったというのにぜんぜん寒くないですね。寒いのが大の苦手な私には嬉しい限りです。が、季節は確実に冬に向かっているわけで、最近の懸案は落ち葉。庭にある落葉樹系の樹が次々と葉を落としています。コレを拾い集めるのが最近の朝の日課。

放っとけば土に戻りはするのですが、アスファルトの道路に落ちたものは、家の前が見苦しくなるので、集めないわけにはいきません。そして、庭に落ちた分についても、私が愛する苔ちゃんに当たる陽射しを遮って枯らしてしまうので、そのまま放置するわけにはいきません。

そんな時いつも思うのがいわゆる苔寺。あれって本当に大変だと思うのですよ。うちみたいな猫の額でも結構大変なのに、広さが桁違い。落ち葉を集めて、苔の間から生えてきた雑草を抜いて…、考えるだけでも気が遠くなりそうです。でもまぁ、仕事としてそれをやってお給料が貰えるのなら、私にとっては悪くない仕事ですけど。

11/11/07(Mon)

私は自分のことを結構適当な性格だと思っているのですが、周りからはあんまりそう見られていないのが現実っぽいです。ホント、どうでも良いところに妙なこだわりがあるんですよね。今日のお題は石鹸。私は頭のてっぺんから足先まで全部無添加石鹸で済ませてしまうんですけど、ココに一つ経験者じゃないと理解できない問題があります。石鹸を無造作に掴んで頭を洗うと、真ん中の方が優先的に減っていきます。で、そのままどんどん使っていくと、結構早い段階で真ん中で折れます。まぁ、折れてもどうせ新しい石鹸に合体させてしまうので、関係ないといえば関係ないんですが、なんだか嫌。

というわけで、頭を洗うときは石鹸のどちらか片側を掴んで、髪の毛にこすり付けます。こうすると、どっちの端を掴むか&どっちの面を使うかは確率的に同じなんで、両方同じだけ減っていって、ギリギリ薄くなるまで合体させなくても使えます。まぁ、どの道折れて合体させるという結論は一緒なので、論理的に考えると全く無駄な工夫なんですけど、やらずにはいられません。客観的に見るとこういうのが神経質と呼ばれる所以でしょう。ホント、自分でもこんなのどうでも良いと思っているのに止められないのが、いかにも私っぽいです。

ちなみに、石鹸で頭を洗うのは2日に一回で、使わない日は両手でよく頭皮を揉んだ後にお湯でざっと流します。毎日石鹸を使うと、脂が取れすぎて髪の毛がキシキシするんですよね。お酢リンスを使えば解決するんですけど、使わないに越した事は無いので。それでもまぁ、人並みに清潔には暮らせているので、こんなもんで良いんじゃないかと。

11/11/06(Sun)

現在、お茶のストックがだぶつき気味でちょっと困ってます。野菜なら炒める・煮る・蒸すなどして色々使い回せますけど、お茶は基本的に淹れて飲むだけですから、一日の消費量には限界があります。私の場合は小匙一杯。朝と晩に二回淹れて、計1リットルほどのお茶を一日で飲むんですが、これで精一杯。しかしながら、あちこちから貰ってしまったお茶が5袋もあって、割と途方に暮れてます。

無理矢理考えるのなら、粉末にしてアイスやケーキを作る事でしょうが、そもそもお菓子は門外漢ですし、お茶を使い切るために砂糖や脂質の余計に摂る様になっては本末転倒です。あとは、風呂に入れて茶風呂にするとか…、貴族様ごっこじゃないんだからやりませんよ。

で、周囲に回そうと思っても、コレが見事に貰ってくれないのですよ。そもそも、人気が無いから私の所に吹き溜まってくるわけで、お茶っ葉というのはババ抜きでいうところのババに近いのかもしれません。自宅でお茶を淹れる人は居ないとは言いませんけど、今や大多数はペットボトルですからね。ペットボトルの値段vs自分で淹れる手間を比べると、私だったら断然後者なんですけど。

11/11/05(Sat)

何となく気が向いたので、今日はずっと気になっていたフライパンのお手入れをしました。愛用の鉄フライパンは使った後ササラで汚れをこそげ落として水分を飛ばすだけなので、ササラが届きにくい縁の部分や外側の高い部分に炭と油が合体した汚れがこびりついていきます。テフロンなら皮膜を剥さないように気をつかって色々大変なんですけど、鉄のフライパンの場合は簡単。意図的に空焚きするだけです。

空のフライパンをコンロにかけて強火で焼くと、臨界を越えたある一点でこびりついた汚れが燃え始めます。油分の方が先に燃え、ずっと焼いていると炭の部分が灰になっていきますが、そこまで焼く必要はありません。油分が燃えてなくなると火がおさまるのでそこで終了。油分が抜けた後は頑固にこびりついていた炭の部分もスカスカになって簡単にこそげ落とせるようになります。ある程度冷ましてから炭を落とし、今度は油分がゼロになった表面に赤錆が出ないように軽くサラダ油を塗って終了。

それにしても地味に活躍するのが鋳物コンロ。以前の普通コンロに比べて、本気を出した時の火力が圧倒的なので、汚れを燃やす時間が1/3程に短縮しました。鉄のフライパンといい鋳物コンロといい、道具はシンプルな方が使いやすいんじゃないかと、再認識するフライパン掃除でした。

11/11/04(Fri)

パスタと一緒に買ってきた鶏肉2kgは、重量の2%であるところの40gの食塩を揉み込んで一晩放置した後、うちの最重要兵器のひとつであるところの魚干し網に入れて一昼夜陰干し。そのまま食べてもパサパサして大して美味しくない鶏ムネ肉が、塩して干すだけで数段ランクアップするというのが、私にとってはミステリーです。

とはいえ、干し網は超オススメ。周囲にも勧めるのですが、買ったという報告を全く聞かないところを見ると、私の人徳の無さが窺えるようです。多分1,000円台で買えてほぼ一生もの、野菜でも肉でも魚でも何だって干せて、しかも光熱費が一切かからないという、悪い所が見当たらないのですが、何故これほどに普及しないのか、謎です。エコクッキング系でたまに使っているのを見るくらいですが、コレはもっと見直されても良いんじゃないでしょうか。

11/11/03(Thu)

仕事帰りに寄った店でパスタを衝動買いしてしまいました。まだ少しストックがあるので、買うのは来週を予定したいたんですが、1kg198円の特売に当たっては諦めるより仕方がありません。太っ腹にドーンと3束買って驚きの596円。普通の外食だったらパスタ1人前も食べられない値段で、大盛りで20人前相当のパスタが手に入ってしまいました。コレだから、こじゃれた店でイタリアン、なんて考えられなくなるのも当然でしょう。まぁ、これだけ円高なんだからもっと安くなっても良いとすら思うんですけどね。円安になると速やかに物価が上がるのに、円高になっても物価の下落は雀の涙とはコレ如何に。

などと愚痴りつつ、恒例の鶏肉2kgパックも買い込んで、今日の買い物は総計で5kg。流石にこの重さになるとレジ袋が容赦なく手に食い込んで痛いことこの上なし。まぁ、心の中は良い買い物をしたと大満足なんですが。

11/11/02(Wed)

愛車(自転車)に乗ろうとしたら空気がガッチリ抜けてまして、ほんの数時間前には無事だった事を考えると、すわパンクかと色めき立ちました。普通なら面倒臭いと自転車屋に持っていくところでしょうが、私はこういうメンテナンス事が大好き。というか、世の中の大多数の人が、何故パンク修理などという自分でやれば簡単極まりない作業に1,000円も払うのかよく分かりません。自分でやれば、1回のパンク修理の原価なんて10円以下なのに何というお大尽、などとすら思っていたり。

まぁ、私も最初からキチンと出来たわけじゃないですけどね。1時間かかっても終わらなかったり、作業中にチューブに穴を開けてしまって散々だったり。でもまぁ、そういうのが全部実になって、普通に修理が出来るようになるわけで、技術なんてそんなもんですよ。で、件のパンクですが、実はパンクではなくて虫ゴムが切れていただけという情けないオチ。でも、最近随分掃除していないので、今度の日曜日にはちょっと腰を入れて手入れしてやろうかなと思ったり。

11/11/01(Tue)

鰹節(本節)が切れたので買ってきました。2本で2,500円と結構お高い。おまけに、ちょっと遠くのデパ地下まで行かないと手に入りません。味にうるさいとかこだわりがとか、色々言っていながら、結局面倒臭いことはやらないんだよね、などと内心で文句を言いつつ買いに行くのが通例です。近所のスーパーで色々な品質のものが選べるようになるのがベストなんですけど、私の周囲でも鰹節削り器を持っているのは極少数…というか私だけ。何十年待ってもきっとそんな状況にはならないでしょう。

でも、削りたての鰹節って本当に美味しいんですよ。本格派などと謳った高級削り節を買う根性があるなら、こっちを買ったほうが絶対にお得です。削り器の方もせいぜい1万円。ちょっと良い冬物の服の数分の一です。メンテナンスがとか思うかもしれませんが、そんなもん習うより慣れろ。金槌と砥石を用意して、ネットでちょこっと調べれば、誰だってそこそこ研げます。…と周囲に布教してるんですが、誰もやらないんですよね。

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