2014年3月

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14/03/31(Mon)

うちには万能包丁が2本ありまして、ダブりを嫌う私の主義には真っ向から反するのですが仕方ありません。1本は私が使い、もう1本は父母が使っています。あちらは私の包丁のことをステンレスの包丁なんてとバカにしますが、私からしてみりゃ時々・しかも適当にしか研がない鋼の包丁は、定期的に適切に研ぐステンレスの包丁に劣ります。この鋼の包丁、刃をよく見ると鎌のように真ん中が凹んでいるのです。一度刃を全部潰して平らにしてから、もう一度刃を付け直さないといけない代物。おまけにその刃も禄に切れないので、私はバイト代貰っても使いたくありません。

今時の家庭には包丁そのものがない場合も多いらしいので、いわんや砥石なんてですが、包丁と砥石はセットの品物です。研がない包丁はちょっと大きな金属製のレターオープナーに成り下がります。それに砥石で包丁を研ぐなんて楽勝・大人なら誰だって出来ます。包丁を研ぐコツはネットで検索すればすぐに沢山出てくるのでここではいちいち書きませんが、あんまり触れられていないけど私が重要だと思っていることを一つ。それは自己評価です。色々調べて研いでみた後、それが本当に切れるようになっているのか、実際に切ってみたり刃を間近で観察したりして、よく調べてみる事が肝心です。そして十分に切れるようになっていなければ、どこで研ぎを失敗したのか・次はどうやれば上手くいくのかを考えて、出来ればそれをメモしておけばベスト。素人なんですから、それが正解かは二の次。考えて試す事そのものが重要なのです。こうすればアメーバー並の知能でなければ10回も研げばそれなりに切れる包丁を作れるようになります。私が見る限りうちの両親に足りないのはこの観察です。とりあえず形だけなぞって包丁を砥石の上で前後させているだけなので、動作の最適化・次への進歩がないのですね。まぁ、これは包丁研ぎに限った話じゃないですけども。

14/03/30(Sun)

庭の草むしり・落ち葉拾いをしていると、結構な確率で綺麗に生えた苔がひっくり返されていて頭にくることがあります。大きさは最大で掌サイズくらいまで。一箇所二箇所ならともかく、朝見回ると10箇所以上ひっくり返されていたりしてもううんざり。コレ、私は隣から散歩にやってくる猫のせいだと思っていたんですよね。苔を剥がして遊んでいるんじゃないかと。でも違いました、ごめん猫君。犯人は小鳥、どうやらツグミの仲間らしいです。苔をひっくり返して裏側にいる虫を食べてるんです。生きるために仕方がないとはいえ、他でやってくれませんかねぇ。

でも、猫君も完全に無罪というわけではありません。ところどころで不自然に黄色く枯れている苔はおそらくアンモニアが原因でしょう。大をいたすのに気に入られてしまったスポットもあります。猫に節度なんて求められませんしねぇ…。うちなんて趣味で何ちゃって苔庭だからいいですが、それを売りにしてる寺なんて、本当に大変だと思いますよ。

14/03/29(Sat)

何気なく触った足の裏が超ガサガサになっているのが気になって、これはケアせにゃならんという事になりました。定番は軽石やそれ目的に作られたケア用品ですが、母親によると現在うちにはないとのこと。無論近所のドラッグストアに行けば確実に数百円で手に入りますが、お金を出して買うのは私にとっては最終手段です。順番としては1. 無くて済む物は無いままで。今までそれで問題なく過ごせてきたのなら、そのままでもえぇやないか、的な考え方です。が、今回はガサガサが気になって仕方がないのでこの選択肢はパス。2. 他人に貰う(格安で手に入れる)。近所を回って使ってない軽石ないですか〜と訊ねれば多分あります。が、流石の私もそこまでは出来ないのでパス。フリーマーケットなどがあれば探してみるのでしょうが、確実に見つかるわけではないですしそもそもいつになるか分からないのでパス。

3. 他の物で代用する。今回はコレでいきました。要は足の裏の厚くなった皮を削れれば何でもいいのです。最初に浮かんだのは棒ヤスリですが、コレは足の裏に変な線が出来そうなのでパス。となるとサンドペーパーでしょう。軽石の感覚を考えるにかなり荒いのでも大丈夫だろうという事で選んだのは180番。結構ザラザラです。下に古新聞紙を敷きまして、無心になって180番サンドペーパーで擦ると皮膚の粉が出ること出ること。皮膚がなくなって血が滲んだりしたらアホなので、時々指先で皮膚の厚みを確認しながら慎重かつ大胆に。そういえば昔、ウオノメが出来た時にリューター(歯科医のドリルのコンパクト版のような機械)で厚くなった部分を掘って自力で治しましたっけ。人間の身体って思った以上にアバウトなのかも。

14/03/28(Fri)

親戚から文旦を箱で貰いまして、ありがたいことです。両親は皮を剥いて今まさに食べられる、って状態にしないと口にしないので、基本的に私が全部剥いて食べます。食べてるところを見つかると徴税されるので、二人がいないところで食べるのがポイント。で、この文旦が残り3個になった時に、思いついてちょっとしたゲームをしてみました。父・母・私で、この3個の文旦を外側から見て、美味しいと思われる順番に順位をつけて食べ比べるのです。結果、この3個の中で3人が満場一致でこれが一番美味しくないと判断した文旦が、箱の中でもトップランクに甘くて美味しかったのですよ。3人とも何十年来文旦を食べ続けているのに、目利きも出来ないなんて乾いた笑いしか出ません。所詮素人の目利きなんてそんな物。

それで思ったんですが、本やネットで野菜の目利き方法は山ほど載ってますが、アレってどの程度の信頼性があるんですかね。一番よくある“みずみずしくて張りのあるもの”なんて、ちょっと萎びた野菜でも水にしばらく漬けておけばある程度はパリッとします。それに一番の問題は正解が分からない事です。仮に店頭で10本並んでいるキュウリを一生懸命目利きして2本選んで買ってきたとします。でも、そのキュウリが10本の中で何番目に美味しかったか、は誰にも永久に分かりません。買わなかった残りの8本と食べ比べられませんから。それに美味しい程度も問題です。仮にその2本が一番美味しかったとして、その2本の美味しさを100とした場合。同じ棚に並んでいた残りの8本の美味しさが20って事はないでしょう。せいぜい70か80。ひょっとしたら95かもしれない。それだったら別に悩まず適当に買ってもいいのではと思うのですよね。どうせ買わなかった100のキュウリと比べることは出来ないのですから。素人判断休むに似たり、です。

14/03/27(Thu)

発掘して昆布締めの昆布を粉砕したミルサーですが、白身魚の昆布締めなんて早々毎日食べる物でもないので、利用をこれだけに限定したら発掘した意味がありません。で、色々用途を考えています。ミルサーの立ち位置はすり鉢のほぼ上位互換です。今までのすり鉢の最大の仕事は胡麻をすることで、これはミルサーにも出来ます。が、私の感傷に過ぎないのは十分承知した上で、胡麻はすり鉢ですったほうが美味しい気がするのでこの仕事は動かしません。あとはつみれを作る作業ですが、こっちは水分が含まれているので逆にミルサーでは出来ません。

と考えてくると、ミルサーで粉砕するのは当面昆布とイリコかなと。イリコはともかく、昆布をすり鉢で粉にするのは無理なので。昆布は粉にするとぐっと用途が広がります。味が出やすくなるのは勿論ですが、↑のツミレに混ぜたりムニエルの衣に混ぜたり。昆布茶を料理に転用するのは定番ですが、旨味調味料たっぷりの昆布茶を使わずに昆布茶と同じ事が出来るのは大きなメリットです。もう一つのイリコに関してはうちの特殊事情があります。うちの両親、イリコを使う時に頭と腸をとって捨ててます。鮮度の落ちたものならともかく、買ったばかりのイリコなら(私の味覚には)頭も本体も同じ味しかしないので、無駄だなと思っていたのです。ですんで、イリコを買ったら最初に全部頭と腸を取り除き、粉にしてしまえば有効活用。とりあえず思いつくだけでも、塩・粉末昆布と混ぜれば簡易ふりかけになりますし。あぁ私の作る物はいつもこんなのばかりです。

14/03/26(Wed)

昨日の鯛ですが、頭・中骨・鰭周辺は当然有効活用、今回はアラ煮にします。アラ煮というと前もって熱湯をかけて臭みを抜くというのが定番ですが、私はやりません。その分鯛の旨味も逃げていってしまうようでもったいないですし、何より魚を臭いと思うようなら魚なんて食べなきゃ良いんです。他に食べる物いっぱいありますから。同じ理由で煮魚に生姜を使うことも基本的にありません。時々生姜の香りを楽しみたいなと思って入れる事はありますが、臭みを消す目的で生姜を入れる事はないです。折角の魚メインの料理でその魚の香りを消してどうするのって感じ。まぁ、この辺は好みですけど。煮汁は醤油と味醂1:1で砂糖は不使用、量は鯛のアラが半分隠れる程度の高さ。身が崩れないようにキッチンペーパーで落し蓋をして常時強火、吹き上がる泡で火を通し、パサパサにならないように早めに火を落とすのがポイント。一回冷ましてから温めなおせれば味が染み込んで理想的です。

経験上ビギナーが煮魚を失敗するポイントは大体決まってます。煮汁を薄く多くしてしまうのが一番多いんじゃないでしょうか。煮魚と野菜などの煮物は、煮汁という点においては全く別の料理と考えた方が良いと思います。煮魚の煮汁はとにかく濃く・少なく、コレが基本。欲張ってついうっかり豆腐とか葱とか入れたくなるから、それに火を通す意味でも煮汁が多くなるんじゃないか、と私は読んでますがどんなもんでしょ。まぁ、煮魚なんてかなり料理に興味が無いと作らないレシピですから、そんな層はとうにネットなり本なりで調べて、釈迦に念仏でしょうけどね。

14/03/25(Tue)

近所のおっちゃんが小ぶりの鯛を釣ってきてくれたので今日は刺身。とはいえ、ただ刺身にするのでは芸が無いので一工夫します。とりあえず鱗を落として三枚におろし、以前にもここに書いた湯霜造り(皮目を上にしたサクに布巾をのせ、熱湯をかけて皮周辺だけに火を通す方法)にします。小ぶりなので血あいごと血合い骨を切り取ると刺身が小さくなり過ぎるため、今回はしめ鯖の要領で血合い骨は毛抜きで抜きます。前回はここまでで完成でしたが今回はここから更に一工夫。

通称ブラックボックスから発掘した品の一つにミルサーがあります。乾物を粉に粉砕して丸ごと食べられるという品で、確か亡くなった祖母が健康オタクの近所の友達に薦められて買った物だと記憶しています。当然もう何年も埃をかぶったまま放置されていたのが今回久々に日の目を見ました。5cm角程度の昆布をこのミルサーを使って粉砕しまして、サクの両側に天麩羅を作る時のようにまぶして半日。洗い落そうかとも思ったのですが、食べられそうなのでそのまま刺身に切れば昆布締めの完成です。元来鯛の刺身なんてそんなに美味いもんじゃないと思うのですが、コレは別物。淡白な白身にねっとり昆布の旨味が絡み付いて、やっぱ白身の魚は昆布締めに限ります。

ちなみに今回普通に昆布締めにしなかったのは私がドケチだからです。普通に昆布締めを作ろうとすると、今回なら5cm×15cmのサク2枚を上下から挟み込むだけの昆布が必要になります。いくら後で再利用が効くとはいっても、5cm単位でチマチマ使っている私にとってはドキドキする量です。が、ミルサーで粉にしてしまえば5cm程度の昆布でも満遍なく両面に振り掛けられますし、粉砕しているので昆布エキスも遙かに出やすいです。白身魚にはミルサーで粉末昆布締めが私の中では今後スタンダードになりそうな予感。

14/03/24(Mon)

今日は愛用ジーンズの繕い。左膝に穴があき始めたので、同じ色の生地を貼り付けて縫い付けるのです。それにしても割と意外なのが右膝より先に左膝に穴があいたこと。私は右利きで利き足も右なので、先に傷むのは右側だと思っていたんですけど。愛用のトレーナーも左肘の方が薄くなってきてますし、利き腕(足)じゃない方が先に傷むものなんでしょうか。縫い方としては並縫いオンリー。以前は周囲を千鳥縫いでかがっていたんですが、千鳥縫いは表面に長く糸が出るので使っているうちに切れやすいのです。ですんで最近は周囲を木工用ボンドで固めてほつれないようにしてから縫い止める方法が私の中では主流。ロックミシンが理想なんですが、持ってないですから。

穴の周りはそれに準じて薄くなってますんで、穴の大きさではなく薄くなったエリアの大きさで当てる布のサイズは決めます。周囲をボンドで固めて一晩放置。翌日周囲と内部をガガっと縫って完成。ネットで調べると裏側から布を当ててパッと見では分からないように繕う方法も紹介されてますが、私は表から堂々と布を貼り付けますんで繕った事は丸分かり状態。所詮作業用ですんで、その辺割とどうでもいいんです。たかがジーンズの修理に何時間もかけてられませんし、何よりつぎはぎだらけの服をカッコ悪いと思う感性が私には存在しませんので。もう10年以上はいてますかね、このジーンズも。

14/03/23(Sun)

10回ほど?炊いて自分なりの玄米の炊き方が決定しました。火を通す時間を延ばせば柔らかくなるのは当然ですが、そんなに柔らかいのが好きなら最初から白米食べとけ、ってことなのでほどほどで火を落とします。ガス代もったいないですしね。手順としては以下の通り。ご飯を炊く前の晩に圧力鍋の中の玄米1合に対して水1カップを注ぎ、吸水させておきます(ちなみに白米の場合はすぐにザルにあげて放置しないと吸水しすぎて米が割れますが、玄米の場合はむしろ放置推奨)。食べたい時間の1時間前に圧力鍋を火にかけ、沸騰まで強火(約3分)。沸騰したら弱火に落として15分。火を落として食事まで蒸らして完成です。やった事がないと圧力鍋・玄米と聞いて魔法でも使わないと炊けない難易度と想像するかもしれませんが、アホでも出来ます。

ネットで玄米炊飯を検索するとビックリ炊きというのが結構出てきます。メジャーなんですかね。利点は前の晩から玄米を水に浸す必要がないので手軽・圧力鍋を使わないので手軽、の2点ですが私はやろうとは思いません。まず浸水の必要がない点ですが、玄米と水を計って圧力鍋に入れるだけの簡単なお仕事が何故面倒なのか私にはサッパリ理解できません。また耐久性に難のある圧力鍋ではなく普通の鍋で玄米を炊けるのは魅力ですが、当然ながら炊飯時間は倍以上になりガス代が跳ね上がるのがドケチの私には美味しくないです。ただし、今使っている圧力鍋が今後死ぬまで使えるわけでは無いので、パッキンが傷んで交換品が手に入らなくなった時に、新しく圧力鍋を買うかビックリ炊きにシフトするかは悩ましいところですね。

14/03/22(Sat)

キッチンで火を使うたびに思うのですが、本当にうちのコンロはポンコツです。立ち消え防止センサー・空焚き防止センサーが本当に余計なお世話です。たとえば鍋で胡麻を炒ろうとした場合、点火後30秒ほどで空焚き防止センサーが働いて勝手に火が落ちます。また、とろ火で何かを煮込もうとした場合、ちょっと目を放した隙にこれまた勝手に火が消えます。こういうのフールセーフって言うんですよね。使用者がどんなにアホな事をしても機械の側で自動的に判断してブレーキをかけてくれるという、私にとっては本当に余計なお世話でしかない機能です。

やっぱり私の中では東京で使っていた点火機能の無い鋳物コンロが最高です。余計な機能が一切ついていないので、故障のしようがなく問答無用で長持ちします。無論立ち消えしてガスがだだ漏れとか、空焚きで鍋が真っ赤にとかのリスクはありますが、それは台所に立つ以上人間様が責任を持たなきゃいけない領分なので。そんな私がこっちで鋳物コンロを使わない理由は二つ。一つ目は、ガス口が一つしかないのでコンロを二口使いたければ業者を呼んで工事が必要になること。もう一つは、都市ガスとプロパンガスでは燃焼に最適な空気の混合割合が違うので、新しく鋳物コンロを買いなおさなきゃいけないこと。まぁ、将来的には鋳物コンロにしたいという野望はあるんですけどね。

14/03/21(Fri)

納屋の隅で干乾びて所々黴が生えていた生姜の山をみかねて、無事な部分を切り出して干したのが少し前。カラカラになったことで保存性はアップしたのですがその先を苦慮していました。鷹の爪・ニンニクなどと並ぶ香味野菜ですが、他に比べて汎用性が一段低く、使い切るのが結構難しいのです。スーパーで拳大の生姜を売ってますが、アレを買ってきて綺麗に使いきれる人は実はあんまりいないんじゃないでしょうか。鯖一匹煮る時も、大きめのスライス2〜3枚で足りてしまいますし、生姜そのものを砂糖と醤油で甘辛く煮付けて煮る食べ方もありますが、癖が強くて好き好きですからね。というわけで今回、乾燥生姜を一気に消費する秘策として繰り出したのがジンジャーシロップ。

鍋に水と砂糖を同量(今回は300gずつ)、乾燥生姜を一掴み入れ、一晩放置します。翌日その鍋を火にかけ、沸騰したら弱火に落として15分。火を消したら自然に冷めるのを待って、中の生姜を取り除けば完成。完成したジンジャーシロップはコップ1杯の冷水(250cc位?)に対して大匙1で甘さ控えめ、丁度いい水分補給飲料になります。炭酸水を買ってきて割ればジンジャーエールっぽくなりますが、炭酸水は一回あけたら飲み切りなので、多分やりません。1〜2ヶ月は毎日飲んでも大丈夫な量が出来てしまいましたが、砂糖がアホみたいに入っているので傷む事はないでしょう、多分。

14/03/20(Thu)

ドレッシングつながりでもう一つ。先日、妹が昔ケーキ作りに使っていた電動泡だて器を発掘したので、いい機会だと思い以前から興味があったマヨネーズを作ってみました。作り方は超簡単。卵黄1個・酢大匙1・塩小匙1/4・胡椒少々をボウルに入れてよく混ぜ、そこに油100ccをほんの少しずつ加えながら泡だて器で攪拌します。油を全部加えて全体が乳化した状態で最後に酢大匙1を加えて馴染ませれば完成。手で泡立てようとは全く思わないほど大変ですが、電動を使えばあっという間に作れて楽勝です。ですが、自分の考えていたマヨネーズとは全然違うのでビックリしました。

色は市販のそれよりもやや黄色くて、ややとろみも薄いですが、見た目は完全にマヨネーズです。が、異常にサッパリしているんですよね。味だけみるとマヨネーズよりもフレンチドレッシング(白いヤツ)に近い感じ。目を閉じて食べたら、マヨネーズとは分からないかも。決して不味くはないのですが、これだったら混ぜる手間のことを考えて、都度降って使うノーマルのドレッシングの方がコストパフォーマンスに優れるかなと。無論、味の素などを加えて味を調節していけばもっと濃厚にはなるんでしょうけど、それだったらノーマルドレッシングでも一緒ですしね…。まぁでも、コレが本当のマヨネーズだって知れたのはいい経験だったと思います。

14/03/19(Wed)

先日のドレッシングの材料の中で、酢に関してはマトモな酢を使うことは実はあまりありません。酸っぱい物が残っていればそっちを優先し、無い場合だけ酢を使います。今使っているのが自家製ピクルスの余り汁。酢・砂糖・塩・香辛料などを煮立てて作った汁なので、多少酸味は足りませんがそれを補う香辛料の風味があるので普通にドレッシングしています。既に一回テスト済みでピクルスの余り汁の次に控えているのが、ラッキョウの甘酢漬けの余り汁。これを正規のドレッシングと呼ぶのは流石の私も躊躇しますけど、そんな物かと思えば普通に食べられます。生姜の甘酢漬けの余り汁も無視できません。こっちは更に和風になってしまいますが、まぁそんなもんかと思えば…以下同文。

料理のロスを減らすにおいて割と見逃されがちで、かつ大きなファクターがこの余り汁です。ラッキョウの甘酢漬けの余り汁なんて気軽に捨てられていると思うんですが、自分で作るとコレ、結構コストがかかってるんです。塩はともかく酢&砂糖は大量に作ると数百円単位のコストですから。それを素直に下水に流すなんてとんでもない。煮物の煮汁は次に使いまわす事も多いですし、煮魚の煮汁は煮凝りにしてご飯のお供に最適。ちょっと工夫すれば、大概の物は美味しく食べられると思うんですよね。

14/03/18(Tue)

本日の一品はキャベツのコールスロー。随分暖かくなってきて、ガンガン食べないと畑で花が咲いてしまうのですよ、キャベツ。まぁ、どんなに頑張っても所詮勝ち目はない戦なのですが、無抵抗でやられるのは主義に合わないので。そこで活躍するのが自家製ドレッシング。というか、毎日大量の野菜を食べる私にとってドレッシングは必須。どっちかといえば生野菜よりも火を通した野菜の味の方が好きではあるんですが、目先を変える目的で生野菜のサラダも投入するのです、まさに総力戦。そんなわけで結構な勢いで減っていくドレッシングをその都度買うのもアホらしいので、自作しています。ドレッシングなんて基本を覚えれば猿でも出来ますから。

ドレッシングの基本は酢1に対して油2とそこに塩を少々、たったコレだけ。一見油が多過ぎるように見えるので、最初はうっかり減らしたくなりますがそれは厳禁です。そんなに油が嫌なら塩を増やして味を濃くし、使うドレッシングの量を減らす方向で対処するのが吉。この油の量じゃないと味が決まらないのです(つまり、野菜サラダはそんなにヘルシーじゃない…事もあるのです)。うちの場合は使い終わったドレッシング容器の下から50cc・150ccの所にビニールテープを張り、そこまで酢・油を注ぐだけ。無論綺麗に分離するので、直前によく振ってから使います。あとは作った時の気分で胡椒・ニンニク・鷹の爪・パセリなど香りがつくっぽい物を適当に放り込んだり、油を胡麻油・オリーブ油などすれば、一気に風味が変わってバリエーションが広がります。まぁ、酢油塩だけのドレッシングでも結構美味しいんですけどね。

14/03/17(Mon)

○○が腐るほどある→消費のために仕方なく△△を作る、というパターンが定番になっている今日この頃。今回はあり余る鷹の爪を有効活用すべくラー油を作ってみました。鷹の爪、本当にアホみたいにあるんですよ。食べられる量から逆算して植えつける量を決めればいいと思うんですが、地面が余っているから雑草生やすよりは何か植えとけ、的に考えなしに植えていくからこんな事になるのです。ちなみに現在の在庫は1.8Lのペットボトル換算で4〜5本程度。更に毎年コンスタントに採れますから、使い切れるはずがありません。退色して不味そうになったところで捨てています。

というわけで自家製ラー油。ネットを見れば大量にレシピが見つかるくらいなので、手作りの一品としては結構メジャーなのでしょう。実際簡単ですし。今回のコンセプトは“シンプル”。大量の香辛料や香味野菜を突っ込めば、味が複雑になるのは当然ですが、素材の味を逆算して分析できないカレー粉的な調味料というのは個人的に嫌いなのでやりません。また、定番の胡麻油を使うと風味は良いのですが、良過ぎてメインの料理を食ってしまうのでこれもパス。使う材料はサラダ油・鷹の爪・乾燥ニンニクの三つのみ。海苔の佃煮か何かの小さな瓶に鷹の爪を種ごとキッチンバサミで輪切りにしたものを深さ1cmほど溜め、そこに乾燥ニンニクをすり鉢で粉砕した物を投入。あとは煙が出るくらいに熱したサラダ油を注ぎ、2〜3日寝かせるだけでアッサリと完成。油を注ぐときに割れるかな?と思ったので一応シンクの中で作業しましたが、杞憂でした。

結果、単純ラー油は十分に辛い上に汎用性も高くて大満足。特に乾燥ニンニクが正解でした。一般的にニンニクはつぶした物を油の中で泳がせて香りを出すんですが、乾燥ニンニクを使ったことでナッツにも似た歯応えがプラスされて意外な効果。まぁ、大概の物は自分で作ってみるとそれなりの物が出来るって事ですね。

14/03/16(Sun)

昨日の続きで今日も庭の話。日本庭園というと、一般的には静謐・平和というイメージがあるかと思いますが、実際にその中に入って落ち葉拾い・草むしり・剪定etcをしていると、割と違う側面も見えてきます。それは熾烈な領土争い。南シナ海に支配を広げようとする中○、ウクライナに影響力を強めようとするロ○アも真っ青な侵略があちこちで行われています。庭ってのは一応カッコよく見えるように、ここに○○あっちに△△と、植物がテリトリー分けして植えられています。が、陽の当たり方・風の通り方・その種類の繁殖力etcによって強い弱いが決まってきます。強い種類は境界線を越えてどんどん繁殖してきますし、弱い種類はいつの間にか消滅していたなんてザラ。

また、同じ種類でもこっちでは強いのにあっちでは消えていたなんてごくごく普通です。ですんで庭の手入れには、強過ぎる勢いの植物を間引き、同じ物で消えていたエリアがあればそっちに移してやる、なんてことも必要になってきます。昨日書いた苔の様に、こまめに落ち葉を拾って陽を当て、生育環境を整えてやら無いといつの間にか消えてしまう物も少なくないですし。こう考えてくると庭ってちっとも“自然”じゃなくて、むしろ極めて高度な“人工物”と言えるでしょう。(私はやりませんけど)神経質な庭園だと苔の上に落ちた松葉をピンセットで拾ったりしてますし。そしてえられるのは一仕事の後眺め回した時の一瞬の快感のみ。全く割に合わない趣味ですね。

14/03/15(Sat)

(雨が降っていなければ)毎朝30分の庭掃除が日課となっています。主な内容は落ち葉拾いと草むしり。日本庭園っぽい造りなので、綺麗な苔を維持するためには光合成を遮る落ち葉の除去は必須。少し暖かくなってきて草もモリモリ生えてきたので、こっちも片っ端からむしっていかないとすぐに大変な事態になります。

思うに、庭の手入れって精神修養にピッタリですね。拾っても拾っても落ち葉は次々落ちてくるし、雑草はエンドレス。これで終わりという点がありません。このエリア拾い終わった〜と思って後ろを振り返ると、もう次の落ち葉が落ちてきていたり。でも、東京にいた頃も頼まれてもいないのに共用スペースの草むしりをしていたくらいの私ですから、こういう作業は決して嫌いじゃありません。いやむしろ大好物といえるでしょう。苔と一口に言っても千差万別、風の通り具合や日の当たり方で育つ苔の種類はがらッと変わりますし、雑草と一口に言っても少しエリアが変わるだけで生える種類はまるで違います。そういうの観察するのって結構面白いんですよね。

14/03/14(Fri)

近所のスーパーをウロウロしていたら、激安鶏ガラを見つけたので買ってきました。グラム10円(!)が350gで35円。もう人間様の食べ物の値段じゃありませんが、私は普通に食べます。あり余る自家製野菜を消費するために常備しているポトフのダシにしようと思いまして。余談ですがこれ、私の基準だと正確には鶏ガラとは呼べません。東京のスーパーでもそうだったんですが、最近手羽の一番先の部分を集めて鶏ガラと称している事がままありますが、それはなんだか違うと思うのですよね。鶏ガラはやっぱりいわゆる全身骨格じゃないと。全身骨格は格好がアレなのでなかなか売れないんでしょうが。

鶏ガラは所々に残っている羽根の軸を毛抜きで引っこ抜いたら弱火鍋で煮る事1時間。食事中や洗い物の時間を上手く活用して、コンロの前でボーっと立っているような時間の無駄は極力排します。ちなみに、私はあんまり味の違いを感じられないので、アク・油は一切とらずに放置。また、後の味付けの幅を狭めないために敢えて葱・ニンニク・生姜などの香味野菜や塩胡椒などの調味料は一切入れません。要するに水と鶏ガラだけ。1時間経ったら火を落として一晩放置。冷めたところで丁寧に(これが結構面倒臭い・40分かかりました)骨を外し、外した骨をビニール袋に入れて肉たたきで粉砕。煮汁に戻してまた1時間煮ます。とった身は薄く広げて冷凍し、パキパキと折ってジップロック保存。こっちもポトフの具に。最後に骨を漉し、タッパーに小分けにして冷凍したら完成。35円で8回分のダシがとれました。まぁ手間賃とガス代は考えたくないですが。ちなみに捨てる前の骨の重さを量ったら140g。350g→140gですから、鶏ガラといっても結構肉がついているんですね。

14/03/13(Thu)

母親が買ってきた暮らしの手帳にコロッケ特集が載ってまして、そういえば自家製のジャガイモが山ほどあったなと思ったら急に食べたくなって作ってみました。とはいえ、参考にしたのは揚げ時間(170度)位で、あとは男の料理的に適当・自己流です。本来私はジャガイモの皮は剥かない派なんですが、うちのジャガイモはそうか病というのに罹ってまして、表面が痘痕の様に荒れているんです。多分熱を通せば毒では無いと思うんですが感じが悪いですし、痘痕に入り込んだ泥を完全にとるのも難しいので、面倒臭いですけど皮を剥きます(表面だけにとどまる病気なのはラッキー)。竹串がスッと刺さるくらいまで茹でたら、水を切って軽く粉吹き芋状態にし、マッシャーで潰します。塩胡椒・荒く刻んで水に晒した玉葱を混ぜ、小さめの小判状に丸めたらとりあえず前半終了。バットに入れてラップ張って冷蔵庫で寝かせておきます。今回は初回という事で、とにかくシンプルに。中に溶けるチーズ入れたり、挽肉を炒めて入れたりすれば美味しくなるのは分かりきってますが、感覚を掴むために敢えて全部無しで。

あとは通常のフライの手順。小麦粉→卵→パン粉の順に衣をつけ、中温の油で表面が狐色になるまで揚げればOK。火の通りを気にする食材は入っていないので、表面の色だけで上げるタイミングを判断しても大丈夫。つけあせは定石通り思いっきり細かく刻んだキャベツのみで、ソースドバドバで食べます。まぁ、揚げたてのコロッケが不味いわけありませんよね。普通に成功。でも、オッサンに揚げ物が辛いのも事実で、その場は良いんですがその夜が…。どんなに美味しくても揚げ物はツキイチ位にしておきましょう。

14/03/12(Wed)

もうすぐ消費税が値上がりしますけど、今のうちに何か高価な物や保存の効くものを買っておこう、なんて私が考えるわけも無く、いつも通りの毎日を過ごしています。一番の消費税対策って、物を買わないことだと思うんですよね。苦しんで生活レベルを落す事はありませんが、要らない物を買って結局使わないってのを止めるだけで、結構な消費税対策(だけではないですけど)になると思うのですよ…とりあえず冷蔵庫に入っている中途半端に使いかけて次を開けた豆腐パックなどを見ていると。

そういうのを防ぐのに有効な戦術としては、物に定位置を決めるってのがあると思います。○は必ず△に置く。○が必要になったら△をチェックし、そこに無ければ家中のどこを探してもない、って状態にするのが理想。家中探して見つからず結局だぶって買うなんて、金と時間ダブルで無駄遣いです。うちも最近やっと(一部)この状態になってきました。家中の戸棚のあちこちに散らばっていた石鹸・洗剤などを一箇所に集めて棚ごとに整理。石鹸なんて両親が仮にあと30年健康で長生きしても使いきれない量があります。おろし金ですりおろして洗濯洗剤にしてやろうかと考えるレベル(多分そのうちします)。必要になった→探したけど(探したりずに)見つからない→新しいのを買ってくるループの結果でしょう。こういうのを無くすだけで無駄な支出の削減には結構効果あると思うのですよ。

14/03/11(Tue)

今日は裏庭の一角を借りてコンポストを設置してみました。うちは野菜を結構作っているので、固くて食べ辛い外側の葉や皮などが沢山出ます。私は無駄なく使う派ですが、両親はかなりワイルドに皮を剥く派なので、その量もちょっとした物。そうやって出た野菜屑は畑に持っていって播いているんですが、これを身近で観察しながら腐敗・堆肥化したらどんなもんだろうと思ったのです。従来のポリシー通り、別にエコライフに興味があったからではありません。

コンポストでググると、ダンボールコンポストが沢山出てきます。が、どう考えても水分に弱くて耐久性が低そうなので却下。2〜3千円出せばホームセンターで売ってますが、それは最後の手段。うちは何でもとってあるので、大概何かがあるのです。で、出てきたのがガレージの隅に放置されていた蓋付きのポリバケツ。コイツの底を目の細かい金鋸で切り落としまして、30cmほど掘った裏庭に腰まで埋めれば完成。コストは私の労力のみ。

コンポストの運用方法をネットで色々調べると、注意点がいくつか出てきました。1.とにかく水分を飛ばす。ということで野菜屑は次のゴミの日に捨てようと思っていた趣味の悪いプラスチックお盆の上で数日乾かしてから投入します。雨は大敵なので雨の日には蓋必須(ここで蓋付きなのが効きます)。2.都度上に土をかけ、時々混ぜる。周りが裏庭畑なので土は無尽蔵にあり無問題。3.入れるものを厳選する。生ゴミ穴では無いので、何でも入れられるわけではありません。当面は野菜屑のみで、残飯・動物性のゴミは通常通り生ゴミとして出します。将来的には少し手を広げられればいいなぁと野望は広がるばかりですが。

14/03/10(Mon)

日本庭園風の庭のあちこちで大量繁殖している石蕗、母親が間引いて捨てようとしていたのを横取りしてきました。一回作ってみたかったんですよね、本格的な伽羅蕗を。石蕗は葉の部分を落として塩を振り、まな板の上で板ずりをします。これで表面の細かい毛や汚れが落ち、塩が黒くなるので結構な充実感を得られます。板ずりの済んだ石蕗は15分間茹でた後、1時間流水に晒してアクを抜きます。最後に3〜4cmの長さに切り揃え(最後まで皮は剥きません)、石蕗の重量に対して30%の醤油・10%の砂糖・20%の酒の煮汁でコトコト煮詰めれば完成、なのですが、最後の最後ここで失敗しました。ちょっと目を放した隙に焦げ付く寸前までいってしまいまして、太目のはいい感じでしたが、細目のは小枝のように。味は十分に合格点なのですが、非常に惜しい。まぁ、茶漬けにはいいかなと。作品(海苔の瓶3本分)は瓶詰め・熱湯消毒して常温保存します。

唐突ですが私、料理ノートというのを作ってまして、今回のレシピ・煮時間・失敗の詳細などなど、きっちり書き込みましたので、次回は多分うまくいくんじゃないかと思います。いつもは適当をモットーに料理しているので、料理ノートに書き込まないものが大多数で、ポトフなどの煮物系・おひたしや浅漬けなどは書き込みません。必ず書き込むのは、煮る時間や砂糖の量によって大失敗がありえる今回のような佃煮系やジャム系、水との重量比で結果が全く変わってしまううどんやお好み焼きなどのいわゆる粉もの系はメモ必須です。というか、ほぼこの二つのみだったり。以前はパソコン上にテキスト保存してましたが、台所に持ち込めるという点で、やっぱり手書きがいいとローテクに。結構役に立ちますよ、手書き料理ノート。

14/03/09(Sun)

10年程前まで買っていた愛犬の犬小屋、1年ほど前から解体してくれと母が頼んでいたのですが、やるやる詐欺の父がちっとも重い腰をあげないので、私めがやらせていただきました。犬小屋といっても一般的に想像されるものとは違い、家の軒下に外壁を利用して取り付けられたオプションの様な物で、廃材とトタン板を利用して作った自家製の物。結構大きい犬だったのでサイズもそれなりにありまして、縦横高さが1m×50cm×1m位?これが結構大変だったのです。

といってもやる事は単純。各所の釘をバールを使って引っこ抜き、端から分解していくだけ。そしてこういう作業にありがちなことに、分解作業そのものよりもその後の作業の方が大変なのです。錆びて引っこ抜くのが大変な釘を力任せに抜いたら(トタンを固定している小さい釘はともかく、柱同士を繋ぐ五寸釘を抜くのは本当に大変)、釘は金属ゴミへ分別。トタンは丸めて紐でくくってこれも金属ゴミ。木は50cm程の長さに切り揃え、裏のペール缶で焼きます。小屋に突っ込まれていた諸々も分別し、使えるものは定位置へ、使えないものは分別してゴミへ。埃まみれの跡地を箒で掃き清めて完成。全工程で2時間くらい。とはいえ、焼いてない木がまだ半分くらい残っているので、完全に終わったとはいえませんが。そして今日は恒例の筋肉痛。解体作業ってホント疲れますわ。

14/03/08(Sat)

家で使っている洗濯機を何となく見ていたら、“2010年製造。保証期間は2017年まで。出来ればそれまでに買い換えてね(意訳)”と書いてありまして、洗濯機なんて20年くらい使うのが普通だと思っていた私にはちょっと意外。10年程前、洗濯機は経済的じゃないから持ってないという友人がいまして、その頃の私はまだまだ未熟で洗濯機のない生活なんて考えられないと思っていましたから一笑に付しましたが、今になって考えるとアレは正しかったと思えます。現に私も今、家の洗濯機を殆ど使ってませんから。今は冬なのでシャツは週2回(夏場は毎日)・トランクスは毎日、入浴の際に風呂のお湯でちょこちょこっと洗ってしまいます。温水なので汚れ落ちがよく、汚れている部分をピンポイントで攻められ、布へのダメージも極少なく、その日の内に洗うので汚れ落ちも上々といい事尽くめ。風呂でボーっと温まる時間を半身浴っぽくして有効活用しているので、時間もかかりません。

あとは手拭い。ここ何年も風呂上りに身体を拭くのにバスタオルではなく手拭いを使っているのですが、それは元々風呂場で手洗いできるようにというのが切欠でした。バスタオルを毎日手洗いするのは結構大変ですが、手拭いだったら下着と一緒に簡単に洗えてすぐに乾き、いつでも清潔。私の基準ではジャージ上下位よりかさばるものは洗濯機で、それ以下は全てアイテムごとに期間を決めてローテーションで手洗いしてしまいます。毎日その日の下着を手洗いしてしまうと、一人暮らしなら洗濯機は週一回回せば十分。それだったらコインランドリーでも、という選択肢は一人暮らしなら結構アリなんじゃないかと思います。

14/03/07(Fri)

今日の夕食メインはアサリの酒蒸し、といっても作るのは私でなくて母。他人の料理を傍から見ていると、イライラしますね。平皿にアサリ・日本酒・バターを入れて蒸すだけ…の筈なのですが、うちでは電子レンジを使います。電子レンジに入れてお任せボタンオン。1〜2分で切れますんで中を覗いてアサリの口が開いていなければお任せボタンを再度オン、を5〜6回も繰り返したでしょうか。もういっその事素直に蒸し器を使えばいいと思うんですが、それは“面倒臭い”んだそうです。私も電子レンジを全く使わないとは言いませんが、この機械のせいで日本の食卓が(私の基準では)数段貧しくなったと思います。

さて、うちの両親は高血圧を心配してアサリの酒蒸しなどの汁には一切手を出しません。したがって、このような美味しい部分は私の総取りとなります。となると、翌日の私のメインがスパゲッティボンゴレになるのは当然の成り行きといえましょう。自分の分のアサリはほぼ食べずに残しておき、汁と一緒に冷蔵庫へ。庭にはパセリがアホほど生えていますから、ボンゴレ作成には最適環境です。酒蒸しの時に醤油を使わなかったのも高ポイント。そういえば先日は、かき揚げの翌日に(自分だけ)天丼作りましたっけ。なんだか最近こんな事ばかりしている気がします。

14/03/06(Thu)

倉庫の片隅で芽を出しかけていたニンニクを見かねて、ドライニンニクに加工中。ニンニクの加工品というと他にも醤油漬け・オイル漬けがありまして、どちらもやった事あるんですが意外に汎用性が低く、特にオイル漬けは思ったほど長持ちしません。そんなわけで私の中では汎用性という点でニンニク保存のベストな選択はドライニンニクなのです…作るのが結構大変ですけど。

やる事は実にシンプルです。ニンニクを玉から欠片の状態にばらし、根に近い部分をナイフで少し切り落とし、そこを起点に皮を剥き、スライスして干す、それだけなのですがこれが大変。料理でちょっと使うくらいなら楽勝なんですが、量が量。今回は剥き終わった時点で大ぶりのタッパー一杯分。数日がかりだったので正確に測っていませんが、多分のべ3時間くらいかかっているものと思われます。長時間やっていると固い殻で親指の先に小さな傷がつき(血も出ない程度のほんの小さな傷)、そこからニンニクの刺激成分が染み込んで痛いことといったら…。更に干す段階になっても結構大変。ニンニクは生乾きの状態の時にもの凄くべたつきます。お互いにくっつくし、干してある容器にくっつくし。それを毎日細かく剥がしてやるのがこれまた結構な手間。元ではタダですが、売ってくれといわれたらグラム1,200円位請求したい程度の膨大な手間がかかるのですよ。

14/03/05(Wed)

父親が昔化学関係の仕事をしていたので、ブラックボックスの中からそれ関係の品が見つかる事があります。今回発掘されたのは、酒石酸・クエン酸・塩酸の酸三点セット。酒石酸はともかく後の二つは結構使えるかもと期待してます。酒石酸ってなんに使うんだろうと思ってググってみたら、食品添加物はまぁふつうとしてちゃんこ鍋に使うんですね。ちゃんこ部屋ではポン酢を作る時に醤油に酒石酸を溶かし、柑橘類で香りをつけるのだとか。私は食に関しては結構なチャレンジャーですが、それはちょっと無理かな…。

クエン酸は濃い目の溶液にしてトイレ掃除に使えるんじゃないかと思ってます。特に黄ばみ汚れ系。耐水ペーパーでこすれば一発なんですが、予防的な意味で日常的に使う分には酸性洗剤(サンポールみたいないやつ)の代用になりそう。塩酸は35%の強酸なので超危険。水垢や尿石に対するリーサルウエポンになりえますが皮膚についたり目に入ったりするとどう考えても恐ろしい事になるので、取り扱いは十分注意して。保護眼鏡を持ってるんで、アレを出してこなきゃなりませんね。まぁいずれにせよこうやって掃除武器のバリエーションが増えるのは良い事です。本当は水酸化ナトリウムが見つからないかなと期待してたんですが、流石にそんな劇物を放置するほど父もアホではなかったみたい。

14/03/04(Tue)

風呂場床のタイル汚れを以下に駆逐するか、それがここ最近の私のテーマです。このタイル、滑って転ぶのを防ぐためか表面がザラザラしています。そこに汚れが入り込んで、ちょっとやそっとじゃ落ちないのですよ。私もネットで色々研究しました。曰く、風呂場の汚れには石鹸滓や垢が固まって出来るものと、水中のミネラル分が固まって出来るものの二種類があって、前者は重曹などのアルカリで、後者はクエン酸などの酸できれいに落ちると。…どっちも落ちませんでした。いえ、正確には落ちない頑固な汚れが結構あるのです。あの黒ずみ、本当に一体何者なんでしょうか。

唐突ですが、RPGの解き方の一つとして“レベルを上げて物理で殴る”というのがあります。あのボスは火系の魔法に弱くて麻痺が時々通るから…などと相手の弱点を分析して低レベルでスマートに倒すのではなく、とにかくレベルを上げその時点で最強の武器防具を装備して通常攻撃で殴り倒す、いわゆるゴリ押しで全くスマートではありません。が、時としてこの方法で結構うまくいってしまうのも事実なわけで…。掃除の場合も割と一緒です。どうしてもとれない頑固な汚れは、適当な強力洗剤をぶっかけてしばらく時間をおき、タワシ等で思いっきり擦れば割と何とかなります。酸だアルカリだ面倒くさいことを考えている暇に腕力を使えばよいのです。事実ちょっとずつ落ちますよ、疲れのでなるべくやりたくはないですし、掃除のコツとしてこんな事書いてあるサイト見た事ないですけれども。

14/03/03(Mon)

最近の週末のお楽しみ、ブラックボックスを漁っていたら、ちり紙が出てきました。これは懐かしい。もうちり紙なんて売ってないんじゃないかと思って検索してみたら、今でも売ってるんですね。2,000枚で4,000円くらいから。リアル店舗で売っているのはもうずっと見たことがないので、本当に細々と作られているんでしょう。でも売っているってことは買う人がいるんですよね。一体何の目的で買うのか、是非知りたいところ。完全にトイレットペーパーで互換できますからねぇ。

私の世代(40オーバー)でギリギリ知っているかどうかというラインだと思います、ちり紙。30cm四方位の正方形の薄い紙が重なってブロックになっていて、トイレに置いてありました。それをきっちり収納するトレイも市販されてた記憶があります。品質も結構ばらつきがあって、安いのはあからさまに再生紙ですって感じの灰色でごわごわのヤツ、高いのは薄いピンクや黄色で拭き心地もナイス。まぁ今時ちり紙カムバック、とは思いませんが、久しぶりに見かけたら懐かしいものですねぇ。ちなみに、今回見つけたちり紙は花粉症の母親に押し付けたので、三日と経たずに無くなるでしょう。

14/03/02(Sun)

今日は何となく気になっていた冷蔵庫の掃除。本格的に暖かくなると、冷蔵庫の中のものを一旦外に出すのが憚られるようになるので、今のうちにやっておこうという算段。うちの場合は(私視点では無意味に)二つの冷蔵庫が並んで稼動しているので、中身の保全という点では夏場でもそれほど期にせず掃除は出来ますけど。冷蔵庫の掃除も、普通の部屋の掃除とやることは変わりません。出せるものは出し、外せるものは外してから拭き掃除、その後元に戻すという手順です。冷蔵庫、結構汚れてるんですよ。汁物がこぼれる→乾燥してねばねばの謎物体に、というパターンが最も多い気がします。あと、侮れないのが冷凍庫。こちらもいつからのだか分からない汚れだか塩だかが積層化しています。まぁ、達成感はありますね。

事のついでと真っ二つに割れていたのをガムテープで適当修理していたプラスチックの中板も修繕。ホームセンターでボルトナットを買ってきて(実費200円・税込み)、大きさを揃えて切った板(元は素麺箱の白木板)で補強します。元ほどの耐久力は見込めませんが、普通にタッパーなんかを置く分にはまぁ問題なさそう。元々壊れた原因は、ギリギリの大きさのスイカを無理矢理突っ込んだからだというのだから、そんな事さえしなければ。自画自賛ではないですが、キッチン周りはかなり綺麗になってまいりました。

14/03/01(Sat)

母親が、安かったし食べたかったからと鰹を一本買ってきました。頭と腸を落とした状態で全長40cm位(出来れば頭は欲しかった…)。3人家族で2日分ってところでしょうか。放っておけば父親が刺身にするんですけど、こういうのは経験を積むためにも積極的に手を出したい所。鰹の捌き難易度は私の中では中です。身が厚いので包丁を入れやすく、鱗も後頭部のごく一部にしか無いので、その点でも楽。ですが、身が柔らかいので崩れやすいのが面倒といえば面倒。身の質から言えば鯛の方がよっぽど簡単です。

とまぁ、順調にサクをとって刺身にするのですが、私はその他の部分を食べるのが忙しいので、刺身は1〜2切れしか食べません。すきとったあばら骨と血あい骨の部分は軽く塩を振って焼き、微塵切りにした自家製生姜の甘酢漬けを添えます。特にあばら骨の部分はマグロで言うところの大トロ。焼いて程よく油の落ちた鰹の大トロに生姜の香り、不味いわけがありません。中落ちをスプーンで掻きとったものと、サクの両端の筋っぽい所は胡麻醤油に10分ほど漬け込んでから鰹茶漬けにします。軽くよそった玄米ご飯の上に胡麻醤油鰹をたっぷり&山葵少々、そこに熱々のお茶を回しかけて鰹にちょっと火が通ったタイミングで頂くとこれまた最高。特に美味いのは筋。生の時はとても食べられませんけど、少し火が入るとプルップルで美味しいのです。ハッキリ言って刺身なんて食べている場合じゃないのですよ。

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