2014年7月

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14/07/31(Thu)

台風が近付いているみたいです。周囲でも農作物に直接影響がある人は戦々恐々としていますが、私は無責任に割と楽しみにしています。このくそ暑い日が続く中、ちょっとでも雨が降ると過ごしやすさが全然違うんですよね。相変わらず頑なにエアコンを使わない私(一応部屋にはついているが、スイッチは入れない派)。確かに暑いですが、扇風機の風を直撃させれば、過ごせない事もありません。が、これが雨が降ると一変。部屋の温度はぐっと下がり、吹き込む風も快適そのものに。

コレ、エアコンを使って周囲の環境から切り離された生活をしていたら、絶対に味わえない雨の醍醐味だと思います。真夏に涼風って、今じゃエアコンの普及で空気みたいに当たり前の存在になりましたけど、本来ならもの凄い贅沢だったんだなと実感します。というわけで台風直撃は困りますが、かする位でまとまった雨を落としてくれないかなと、心密かに期待しているのです。

14/07/30(Wed)

相変わらずほとんどテレビは見ていないのですが、最近毎週楽しみにしている番組が一つあります。それはテレビ東京系の“孤独のグルメ”。知る人ぞ知るドラマで、いかにもテレビ東京がやりそうな内容なのですが、シーズン4に突入している事から、結構人気があるのでしょう。内容は毎回ワンパターンそのもの。主人公の井の頭五郎はフリーランスで西洋小物のバイヤーをしている40がらみのオッサン。このオッサンが冒頭5分位ちょっと仕事をしてから、腹が減った→何か食べるかというノリで毎回おいしそうに何かを食べる、だけのドラマ。本当に食べるだけなのです。レギュラー出演者は主人公の井の頭五郎のみ。友情も愛情も嫉妬も、綺麗サッパリ何もありません。

ですが、この役者さんが本当に美味しそうに食べるのですよ。流石はプロの俳優は違うといつも感心します。何より、こんな顔で食べてもらえたら、作った側は料理人冥利に尽きるだろうなぁ、という顔で食べるのが良いです。ドラマが終わった後に、原作者が舞台となった料理屋(全て実在)を訪ねて実際に料理を食べるコーナーがあるのですが、この原作者もまた、美味しそうに食べるのです。坊主で目がぎょろっとしているオッサンが、ニコニコ笑いながらビールを煽る姿がナイス。やっぱ料理は雄山みたいに眉間に皺立てて食べるもんじゃないですよね。

14/07/29(Tue)

暑いのはまぁ夏だから仕方がないのですが、雨が全然降らないので困っています。畑は勿論ですが、庭の水遣りに結構時間をとられてしまうのです。昔から玄関の前に存在する、なんだかよく分からない謎の鉢植えもそうですが、サツキや苔の庭肌に水分は必須。毎晩涼しくなってからホースで水を遣るんですが、一回に大体30位はかかってしまいます。ホント、雨が定期的に降ってくれればやらなくていい作業なんですが、庭のあちこちで萎れている植物を見るとやらないわけにもいかなくて。

あと、水関係では毎日メダカ池への給水も必須です。こっちはコンクリートで作られた箱のような池で、中にメダカや睡蓮が入っていて、勝手にガマガエルまで住み着いている代物なんですが、コンクリが古くなっていて結構な量の水が漏るので、ここ最近の暑さも相俟って、定期的に水を足してやらないと中の生き物は全滅必須。流石にこっちの落ち度で死なれると寝覚めが悪いので、こっちも庭の水遣りとセットでやってます。まぁ、いかにも夏って感じが悪くもないんですけどね。

14/07/28(Mon)

トマトが毎日採れるので、毎食後のデザートはトマトです。ピューレにもしていたんですが瓶が無くなってしまい、これ以上買ってきて作ると来年までに使い切れないっぽいのでとりあえず打ち止め。トマトって嫌いな人も多いんですが、私はあの青臭さがむしろ結構好き。今では市販の物は果物っぽい甘さが前面に出ているものが殆どですけど、うちで作ったヤツはそんな技術も無いので昔ながらの青臭いトマトですが、それが良いんですよね。甘い物は他にもいっぱいありますが、トマトのあの風味と酸味はトマトにしか出せませんから。

皮は剥く派と剥かない派がありますが、私は断然剥かない派。というか、皮を剥いてしまったらトマトの旨味は半減だと思います。まぁ、私は柿から桃から、一般的には皮を剥いて食べるような物まで皮のまま食べてしまう人間なので、あまりあてにはならないでしょうが。また、塩を振る派と振らない派がありますが、私は断然振らない派。トマトだけで完結しているというのに、何故わざわざ余計な物を足さないといけないのかと。でも、時々蜂蜜をかけて食べる事はあります。周囲にはひかれるんですが、トマトの酸味と蜂蜜の甘さが結構相性良いのですよ。

14/07/27(Sun)

今年は明後日が土用の丑の日なのですね。鰻なんてもう何年も食べてないですし、今年も食べる予定は無いので、すっかり記憶から失せかけています。確かにふわふわの身に甘辛いタレの蒲焼は美味しいですが、あの値段を出して食べたいかといわれると、他においしい物が一杯ある現状では別に良いかなと思ってしまいます。それにしても、日本人って本当に鰻が好きですね。データから見ると明らかにヤバイ段階なので、10年くらい捕獲を禁止したほうが良いんじゃないかと思うんですが、そういう声は割と少数派です。以前秋田でハタハタを何年か禁漁にしたことがありましたが、アレは本当に英断だったと思います。エリアが狭くて利害関係者の調整が何とかなったからこそですかね。鰻は日本全国の問題ですから、簡単ではないとは思いますが、放置すると鰻消滅だけでなく変なビジネスも沸いてきそうで。やっぱ、鰻禁漁が正解だと思うんですが。

スーパーなどのほかの商材がある店は全然大丈夫だと思うのですよ。今時鰻の売上なんてさほどでもないでしょうし。むしろ、季節物だから置いとく的な側面が大きいでしょう。問題は専門店。鯨ほどではないですが、今でも少なくない数の鰻屋がありますからね…。豆腐で擬似蒲焼作ってしのぐわけにもいかないでしょうし。まぁでも、この辺で本気の対策とらないと、本当に鰻いなくなっちゃいそうで、そうなったら鰻屋もへったくれもないわけで、やっぱ規制しないといけないんじゃないですかねぇ、鰻。

14/07/26(Sat)

久しぶりに“きのう何食べた”を読み返していたら、いきなり一巻で身につまされました。主人公(40代・ゲイ)が盛りの苺を買ってきて苺ジャムを作る際の、“いやでも、苺ジャムは簡単だし、マーマレードみたいな複雑なヤツは作らないから(自分は普通の範疇だ)”という言い訳に対して相方が、“ジャム煮てる時点でもう普通の男じゃないっつーの”とこっそり突っ込みを入れるシーン。自分も傍から見たらもう十分に普通の範疇は逸脱してるんでしょうね、自覚ありますし今更ですけど。あと、私はゲイでもありません、念のため。

一応言い訳をさせてもらうと、何でもかんでも作るわけじゃありません。その分水嶺は、注ぎ込む労力と得られる結果のバランス、これはいつも結構シビアにカウントしてます。ですので、貰って食べたら美味しいなとは思いますが、自分でザッハトルテを作ったりはしません。逆にジャムは、盛りの果物が大量に余って腐るのがもったいないのと、基本的に琺瑯鍋火にかけて放置で出来るのでそんなに労力はかからないのとで、割と積極的に作ります。次は多分葡萄ジャムですが、現状で20本ほどジャムのストックがあるので、アレを積極的に減らしていかないと、これ以上瓶を増やすのもアレだよなとは思っていますが。昨日のシャーベットも、甘過ぎて誰も飲まないジュースが放置されているのが嫌なのと、単に沸かして冷やして固めるだけで労力がさほどかからないので作っただけで。○○が余ってどうしようもない→仕方ないから◎◎に加工しよう、ってのが殆どで、ゼロから全部買ってきて作るってのも、基本的にはないのですよね私。

14/07/25(Fri)

お中元にジュースのセットが届きました。ありがたいことですが、私は飲めません。市販のジュースって甘過ぎませんかね。お中元に使うくらいなので、果汁100%で普通に市販されているヤツよりは高いクオリティの物だとは思うのですが、そんなクオリティを吹っ飛ばすかのように、砂糖は大量にぶち込まれています。ここ最近の暑い日々、外から帰って来てよく冷えたジュース缶を開けたら、軽がる一本飲んでしまいますけど、糖分過多になるのは自明の理。この時期、身体を動かしたあとにスポーツ飲料をガンガン飲む人が結構いますけど、アレは自殺志願者か何かなんですかね。まぁ、他人の健康は私の管轄外なので別に構いませんけど。

というわけで貰ったジュースセット、捨てるのもアレなのでシャーベットに加工して食べてます。含まれる糖分の量は変わりませんが、一回に食べられる量が1/3〜1/4位になるので、この程度なら許容範囲内かなと。果汁100%と謳っているだけあって、風味も悪くないですしね。作り方は簡単。ジュースを鍋で沸かし、少し冷えた所に粉ゼラチンを投入。荒熱がとれたところで冷凍庫に突っ込み、途中何度かかき混ぜながら凍らせるのです。ゼラチンを入れることで凍るスピードが落ちるので、シャリシャリ感が出しやすくなるのがポイント。口の中で溶けた時の舌ざわりも、ゼラチンが入ることでずっと良くなりますしね。今時シャーベットなんて買ってくるものかもしれませんが、自分で作るとそれはそれで美味しいものです。

14/07/24(Thu)

相変わらず毎日、食べきれないほどのナス・キュウリが採れるので、食卓には必ずこの2種類の野菜がのります。ただ、キュウリはナスに比べてどうしても汎用性が低いので、冷遇されがち。あまり食べない→収穫されない→大きくなり過ぎる、の悪循環から脱せません。根本的には、キュウリは非加熱で食べる物という縛りが大きいと思います。ナスは加熱して食べる野菜なので、その過熱の仕方によって、揚げる・焼く・煮るなど様々なバリエーションが作れますが、キュウリは塩で揉むからの一択しかないのが困りもの。

無理をすれば煮物もやってやれないことはありませんが、歯応え・味の面で私にはどうしても美味しいとは思えません。極論すればガス代と手間と材料の無駄にしか見えないのです。キュウリ揉みや酢和えも美味しいんですけど、どうしてもメインにはなりえないんですよね、キュウリ。どこかで読んだのですが、キュウリはそのほとんどが水分で、栄養学的に意味のない野菜ナンバーワンだそうで、あのパリパリとした歯応えは素敵なのに、結構恵まれてないよなぁと思うのですよ。

14/07/23(Wed)

毎日アホみたいに暑い日が続くので、とりあえず水分補給は絶対に欠かせません。熱中症で倒れたら、時間も金ももったいないですので。習慣になっているのが朝イチに作るお茶。500ml弱の熱い紅茶を魔法瓶に入れて手元に常備。1日かけてゆるゆると飲んでいきます。それに加えて、冷蔵庫には2lの冷水。朝寝起きにコップに軽く一杯、午前中の習慣であるところの草むしりから戻ってきたら軽く一杯、風呂上りに軽く一杯、などなどちょこちょこ飲んで、大体2日に1本のペースで消費します。ちなみに中身は自家製の井戸水なのでコストはほぼゼロ。

更には毎食の夏野菜スープが必須。ナス・ピーマン・カボチャなど採れまくり中の夏野菜を適当に突っ込んだ夏野菜スープ。味は塩のみで、庭から採ってきた月桂樹で香りをつけたもの。大量に作っておいて食事のたびに温め直して食べます。これは大体3〜4日に1鍋のペースで消費。大人は夏場1日1.5lの水分が必要だそうですが、これだったら多分余裕でクリアできているでしょう。まぁ、とっとと夏が終わってくれるのが一番なんですけどね。

14/07/22(Tue)

今年は蝉の当たり年ですね。もう、朝から晩までミンミンミンミン、右翼の街頭車もビックリの大音量で鳴きまくってます。どれくらい凄い音量かというと、私はいつも草むしりをする時に腰にラジオをつけて作業をするんですが、普通に聞き取れなくなるレベルです、コレは酷い。まぁこれもほんのひと時の事、8月も後半に入るとアブラゼミ&クマゼミのミンミン&シャワシャワ音から、ヒグラシのカナカナ音になって、何となく切なくなってしまうんですけどね。

蝉の実害というと、音の他にはあちこちに散らばる蝉の抜け殻。人によっては気持ち悪くて触れないかもしれません、私は平気ですけど。たまに羽化に失敗して蟻にたかられている固体を見ると、何ともいえない生命の残酷さを実感したりします。抜け殻はまだ良いのですが、地味に迷惑なのが地面から這い出してきた穴。木の根元だと別に文句はないんですけど、綺麗に生え揃った苔のど真ん中にポッカリあけられたりすると、非常に頭にきます。まぁ、出てくる場所を選べとは言えないので、こればっかりは仕方がないんですけどね。

14/07/21(Mon)

素麺&玉葱ペースト(&時々トマトピューレ)でミニグラタンを作って食べるのが最近の日課ですが、ふと思いついたのです。タバスコかければ美味くなるんじゃね?というわけで、タバスコの作り方をググッてみたのです。ネットは本当に便利ですね、タバスコまで自作している人が、世の中には結構いるのです。作り方自体は簡単ですが、実際に作ってみるかどうかはかなり悩み中。さて、どうすんべ。

問題なのは、3%の塩水でふやかした唐辛子を、すり鉢で擦ってペーストにする工程。擦る→裏ごしを何度も繰り返してトロトロにするんですが、問題はコレが唐辛子だという事。キッチンバサミで小さく切るだけでも、途中ついうっかり目を触ったりして大惨事になるのに、長時間かけての大作業。絶対途中でアクシデントが起こる自信があります。無論、買ってくれば一瞬なんですが、それではロマンがないし…。乾燥唐辛子は山ほどあるので、アレを有効活用できればかなり満足度は高いんですけどねぇ。

14/07/20(Sun)

右腕の手首から肘にかけての内側が真っ赤に腫れあがっています。犯人は多分イラガ系の毒。でも、この日は柿の樹に近付いた記憶がないんですよね。ウィキペディア先生によると、イラガは柿やバラの樹につくとあるんですがバラ系(ちなみに桜もバラ科ですね)も多分ないですし…、一体どこで触ったんでしょう。仕方がないので、とりあえず去年皮膚科で同じ様な虫かぶれに対して処方してもらった薬を塗って一晩放置したら結構良くなりました。ググッてみたらステロイド系の結構強い薬なので、あまり多用はしたくありませんが、痒過ぎるのよりはマシでしょう。

基本的には生き物に寛容で、庭で勝手に生息するのも吝かではないのですが、イラガは駄目です。庭の柿の木には定期的に消毒薬を散布してるんですが、あいつ等蛹段階でドーム状のシェルターを作りやがるんで、幼虫時代はともかく蛹になると殺虫剤が効かないのです、やってられない。で、こういうのを経験するたびに、世の中に蔓延する無農薬礼賛主義はどうかと思うのですよ。柿の無農薬栽培とか、可能なんですかね。イラガは実を直接食べるわけではないのですが、葉は容赦なく齧ります。駆除するにしたってあんな毒虫、いちいち潰すわけにいかんでしょう。蟷螂や蜘蛛が天敵らしいですが、イラガって本気出すと樹をびっしり覆うくらいになりますんで、そこまで行くとちょっとやそっと食べたくらいでは追いつくとは思えません。用法用量を守って使う農薬は、コストダウン・農家の負担軽減でウェルカムだと思うんですけどねぇ。

14/07/19(Sat)

先日ボーっとテレビを見ていたら、どっかの漁港で和食の板前さんに鰯と鯵を作った料理を作ってもらうという内容の番組をやってました。まぁごく当たり障りのない内容なんですが、その中で相方のアナウンサー(男性)が鰯を捌いてみましょうってことになりまして、もう包丁を持った時点で不安だったんですが、やっぱり無理でした。身の1/3程度に刃が入った時点で刃先が骨に引っかかって動かなくなりギブアップ。というか、こういう映像って料理番組の定番なんですが、意味あるんですかね。魚を捌く作業は慣れれば簡単ですが、やった事ない人にはハードルが高く、やり方を一通り口頭で伝えてハイ、で出来るもんじゃありません。出来ないことがわかっているのにやらせて、それを弄るってのはどうかと思うんですよね。魚一匹捌ければ、料理の幅がぐっと広がるので、最低限はやっといた方がいいとは思うのですが、今のご時世魚が捌けなかったからといって特に困るわけでもないですし。

ただし、いい大人が食べる物に対してあまりにも無知なのはどうかと思います。先日ローカルラジオで、丸ちゃん正麺と他のインスタント麺を食べ比べるって企画がありまして、麺だけ茹でて出すのもアレだと思ったのでしょう、キュウリ・ハム・錦糸玉子を添えて軽く冷やし中華風にしたら、試食係の一人が“最近のインスタント麺にはこんな具まで付いてるんですか!”とボケじゃなくて言ってたのを聞いて、相当呆れてしまいました。番組内でもフルボッコにされてましたが。どこまで、という範囲の問題はあるかと思いますが、毎日必然的に関わることになる食事の問題にあまりにも無知というのは、いい大人としてどうかとは思いますね。

14/07/18(Fri)

昔から時々、急に焼きそばが食べたくなる発作、というのに見舞われます。いつもはキチンと出汁をとった和風メインの食事をしているんですが、その反動でしょうか、時々ベッタベタにジャンクな味を求めるんでしょうね。以前はカップ焼きそばを買っていたのですが、流石にアレはジャンク過ぎて辛くなり、体も求めなくなりました。が、そのダウングレード版とも言うべき、茹で麺三玉入り・粉末スープ添付で150円位のヤツはたまに食べると本当に美味しいのです。で、今回買ってきたのもコレ。

野菜はアホみたいにありますんで、その辺から適当にチョイス。ただし、今回はジャンクな味わいを楽しみたいので、具はあくまで控えめに。肉は冷凍の常備豚肉をほんの少しだけ、おまけに挽肉かといわんばかりに小さく刻んで。。豪華にするための定番、トロトロ目玉焼きは勿論無し。味付けは、複雑にしようとついソースなどを追加したくなりますが、そういうの一切無しで。ミンサーにかけて粉末にした鰹節を仕上げに山ほど振り掛けます。いやホント、ジャンクの極みですわ。スーパーのお惣菜の定番である所の焼きそばを更に安っぽくしたような味わいがたまりません。夏祭りで一パック500円で売られているボッタクリ焼きそばと同じ味がします。いや、夏ですねぇ。

14/07/17(Thu)

両親があせもが出来て痒いというので見せてもらったら、どうもあせもじゃなくてダニっぽいんですよね、素人目にですが。うちの両親は布団で寝ていて、毎晩律儀に押入れに片付けてます。確かに、万年床は非常にだらしがないものですが、この時期だけは別。夜の間に大量にかいた汗を吸い込んだ布団を畳んで、空調の全く効いていない閉鎖空間に夜まで押し込んでおけば一体どうなるか、考えただけで明らかです。一応ダニキラーの使用を勧め、実行したみたいですが効果は出ますでしょうか。

ちなみに私はこの時期限定で万年床です。とはいえ、流石に敷きっ放しはアレなので、部屋の隅に寄せて一応片付けた体にはしてますが。理想を言えば週一くらいで外に干したいところですが、私の部屋から外に持って行くのがちょー大変なのです。昔ながらの農家造りで無駄に広い家がこの時ばかりは恨めしい。まぁ、とっととこの暑さが一段落してくれるのが一番なんですけどね。

14/07/16(Wed)

暑さが本格化してきたので、親のいる今は冷房がフル稼働状態になってますが、相変わらず自室では扇風機のみで暮らしてます。テレビでは熱中症対策として適切にクーラーを使うように連呼してますけど、良し悪しなんですよねクーラーって。確かにその時は体が楽になりますが、庭で毎日草をむしる身としてはクーラーの温度に馴染むと、外気との気温差で参ってしまうのです。それこそ毎日ずっと部屋の中にいるのなら、クーラーに頼ってもいいのですが、割とそうでもないので。

ちなみに現在8時で室温30度。私の部屋は熱が篭るので、外は風が吹いてもう少し涼しいです。でも、30度でも水分をこまめにとって扇風機を体に直撃させていれば、割と平気です。流石に30度代後半になるとちょっと辛くなりますが、そうなってくると濡れタオルを肩にかける→風直撃で気化熱倍増テクで乗り切ります。とにかく風を当てて気化熱を奪うこと、コレが夏の暑さをしのぐにはかなり重要だと思いますね。

先日テレビで、スイカの産地からスイカの色んな食べ方というリポートをやってまして、スイカに困る私としては結構注目して見たんですが、あまり得るところはありませんでした。スイカのペペロンチーネは、身を食べた後の皮の表面の緑色の所をピーラーで薄く削ぎ、中の白い部分を一口大に切ってペペロンチーネに入れるというもの。そりゃま、スイカの皮はキュウリ系の当たり障りのない味ですから、やって食べられないことはないでしょうが、正直わざわざそれを入れる意味を感じられません。無理矢理感が漂いまくりです。スイカのスムージーというのは興味を惹かれて少し試作してみました。親指の先ほどのキューブ状に切ったスイカを凍らせてから、少量の水・蜂蜜と一緒にジューサーで攪拌するというもの。これはまんまカキ氷ですね。暑い夏にはカキ氷が好きな人には結構いけると思いますが、私はあんまりカキ氷が好きじゃないので…。

父親が千葉にいる妹夫婦の所にスイカを一個送ったら、その前で満面の笑みを浮かべる甥姪の写真が送られてきました。そりゃ、子供は嬉しいでしょうよ、こんなデカいスイカが送られてきたら。でも、送る都合上郵便局で重さを量ったら12kg(1.2kgではありません、念のため)、妹はかなり困ったと思いますよ。甥っ子の体重が現在15kg位らしいんですけど…。先日も書きましたが、1/4にしても普通の冷蔵庫には厳しいサイズです。ホント、小玉スイカに変えてくれないですかねぇ。

14/07/14(Mon)

最近庭の落ち葉拾い・草むしりと並行して進めているのが、松の剪定。東京の家に松は無かったので初体験なのですが、これがちょー面倒臭いのです。何が面倒って、他の樹と違って刈り込みバサミでガシガシ刈ってはいけない点が本当に面倒。刈り込みバサミを使うと松葉が途中で切れ、そこから茶色くなって美しくないのが理由だそうですが、そんなの別に他の樹でも一緒ですんで、単なる価値観の問題だと思うんですけどね。父親が五月蝿いので郷には従いますが。

で、松の剪定ですが、コレまさに私が子供の頃から抱いていた盆栽の世界そのものです。ラインからはみ出したブロックをそのブロックの根元から断つ→遠く離れてバランスを確認→再び剪定ばさみチョン、の繰り返し。これが人の背丈くらいの松だったらまだ全然楽勝ですが、うちにあるような3mオーバークラスになると脚立を何度も建て直し、登っては下りを繰り返さないといけないので、本当にちょー面倒臭いのです。でもま、こんなのやってみないと全然知りませんでしたね。時々雑誌で○○寺の日本庭園、なんて写真が出ていますが、何も知らなければあぁ日本の風情ねと思うくらいです。が、一旦庭仕事を齧ると、アレがいかにクレイジーな仕事の結果なのかと言う事がひしひしと分かってしまいます。部屋の掃除にたとえるのなら、絨毯を隅々までルーペで確認しつつピンセットで埃をつまみあげていく作業、とでも言いましょうか。美しいとは思いますが、アレは見るものであってやるものじゃないですね。

14/07/13(Sun)

久しぶりに使おうと引き出しからすりこぎを取り出したら、思いっきり黴が生えていました。梅雨、恐るべしです。というわけで、とりあえず梅雨があけるまでは、シンクのしたの扉は開けっ放しにします。見た目は本当に駄目なんですが、以前から日本の気候に一般的なシンクは合わないんじゃないかと思っていました。ご存知の通り、日本は高温多湿です。更にシンク周りはどうしても水気が多くなってしまうのに、そこに扉をつけて密閉するなんて割ともってのほかだと思うのですよ。黴のリスクは勿論ですが、湿った場所を密閉するとすぐに台所のシンク下に独特の臭いが発生してしまいます。台所仕事を恒常的にする人ならすぐにピンとくる筈。

というわけで、私の理想のシンクはズバリスケルトン。オープンキッチンでなければ背面は壁に接しているのでここは無理としても、残った2面or3面の壁・扉を取っ払ってスケスケの状態にすれば、風通しが良くなって臭いが篭ることもありません。当然全部見える状態になりますんで、常に隅々までキチンと整頓しておく必要がありますが、そんなのは当たり前なので私には特に問題とは感じられません。むしろ押入れと一緒で、隠せるから油断してゴチャゴチャになってしまうという側面が多いと思うのですよね。日本ではシンクからガスコンロまで一体化したシステムキッチンが一般的ですが、↑の点をはじめ私はこのシステムキッチンに文句タラタラです。実質それしか選択肢がないのが本当に不思議で仕方ありません。

14/07/12(Sat)

ここ数日、ちょっと気になることがあって睡眠不足気味でした。別に困ったことではなくて、布団に入ると“あそこはああした方がえぇんじゃないか…”とか考えてしまって目が冴えるのです。折しもこの辺は30度オーバーの猛暑。睡眠不足と暑さでやばいことになるんじゃないかと心配してました。そこで思いついたのが、古来から伝えられる快眠方法であるところの“羊を数える”。私、40年以上生きてきて、いまだかつてこの方法を試した事がありませんでした。そりゃま、眠れなくて困った夜は何度もありますが、この方法はあまりにもベタ過ぎるので、試した事が無かったのです。今度は逆に羊の数が気になって眠れない、というベタベタなオチまで付いてますしね。

結果、意外なことに非常に有効でした。30匹位までしか記憶にありません。元々寝つきは良い方なので、単純な羊のカウントに気をとられている隙に元々寝不足気味で落ちやすかった意識のブレーカーが落ちた物だと思われます。いやホント、羊を数えると眠れる物ですね。昔からの定番というものにはそれなりの意味があるというのが私の信条でもあるのですが、今回はそれをあらためて認識しました。個人差はあると思いますが眠れなかったらとりあえず羊カウント。睡眠薬に頼るよりもずっと健全で、しかもコストゼロです。

14/07/11(Fri)

スモモのシャーベットが終了。例年、親戚から大量に貰って大量に腐らせていたのを、今年はほぼロス無しで切り抜けられました。ただ無駄にならないというだけでなく、普通に美味しかったので、これは来年も作ると思います。決定稿としての作り方は、1.表面の線とその逆サイドにぺティナイフで切れ込みを入れ、捻って種を外す。2.皮ごとミキサーにかけ、ドロドロにしてから製氷皿で凍らせる。3.キューブ2個を深めの小皿に取り出し、ミルクをほんの少し注いで10分放置。4.いい感じでとけたところで、スプーンの腹を使って全体を崩し、蜂蜜少々と刻んだミントの葉をトッピングして完成。スモモの酸味と蜂蜜、それにシャーベットのシャリシャリ感が普通にデザートしています。

さて、スモモが一段落した所で、恐怖のスイカがとれはじめました。いえ、嫌いじゃないんですよスイカ。むしろ好きなんですが大きさ・量が半端じゃありません。1個だけでも市販の特大サイズなのに、それがゴロゴロ。四つ切にしても普通に冷蔵庫に入らないってどういうことですか。おまけに大して甘くないのですよ、この品種。個人的には小玉スイカを作って欲しいんですが、これまた↑のスモモとは別の親戚が毎年苗を持ってくるんですよね。そんなの破棄してもっと食べやすい品種の苗を買ってくればいいと思うんですが…。というわけで、スイカも毎年何個も腐らせています。が、スイカって生食以外にレシピがないんですよね…。ほとんど水ですし。思いっきり煮詰めたスイカ糖というのもあるにはありますが、私にはガス代の無駄にしか思えませんので、やりません。一度割ってしまったらもうあとには引けないので、結局割らないままで土間に転がっているのですよね、うちの哀れなスイカ達。

14/07/10(Thu)

台風接近中で風と雨がかなり強くなってます。とはいえ、台風にありがちな現象ではありますが、梅雨の雨のようにずっと降り続くわけではなく、風も雨もぴたっと止まる時間帯がありつつの、急激に雨や風がやってくるという感じ。確かに凄い風と雨ではありますが、この辺は台風に慣れているので、あまり大した事はありません。

それにしても台風名物と言えるのがこの天気の中で無謀な事をして怪我をしたり死んだりする人。普通に道を歩いていたら何かが飛んできて怪我をした、とかならまだ同情の余地はあります。が、この天気の中、脚立に上って作業をしていて風に煽られて転落したとか、ましてや船を出して釣りをしていたら高波で転覆して溺死とか、もう意味が分かりません。また、台風の中水田の様子を見に行くというのは、用水路に流されて溺死するフラグと言っても過言ではないでしょう。結局何が言いたいかというと、伊勢湾台風クラスの台風ならともかく、その年一番クラスの台風位だったらガタガタ騒ぐ必要はありませんが、常識で考えて無謀すぎる行動は慎むべし、って事ですね。

14/07/09(Wed)

室温がコンスタントに30度を超えるようになってきて、気分はもう真夏。テレビでは“適切に”エアコンを使えと連呼してますけど、私は今年もエアコンを使う気は全くありません。気合があれば何とかなるのですよ、日本の夏程度は。というわけで、私の対策は扇風機です。これがあれば夏はバッチリ。

涼しくなるためには汗を蒸発させて体から気化熱を奪うのがセオリーです。扇風機の風を当てて気化熱を奪おうとした場合に最も効率的なのは、扇風機のファンの高さにあって面積も広い部分、背中しかありません。パソコン仕事の最中は特に簡単で、上半身裸になり背中の真後ろ至近距離から扇風機を回すだけ。コレがかなり有効です。それでも耐えられないくらい暑い場合は、体の横に水を張った洗面器を用意し、濡らしたタオルを背中にかけて気化熱を奪うための水分を補充します。具体的な数字をいうと、40度台前半ならコレで楽勝、乗り切れます。無論、睡眠を十分とり、日中はこまめな水分補給を欠かさないのは大前提ですが。そもそも40度そこそこの気温で生命の危険を感じるような造りになっているのなら、赤道付近の熱帯地方は人間が全く住んでいないはずなんですよね。

14/07/08(Tue)

先日ネットでミリタリーロールというTシャツの畳み方を見つけまして、これは良さげと早速実行。アメリカ軍でTシャツに皺を作らずコンパクトに畳むために使われている方法だそうで、文章だけで表現するのはちょっと難しいので、興味がある人は検索してみてください。すぐに見つかります。出来上がりはハムとかロールケーキとか、そんな感じの形になります。この辺は尻が軽いというかなんというか、失敗しても元に戻せばいいだけなんだからとりあえずやってみなはれ、ってのが私のスタイルです。

先日、本棚から古い沢村貞子のエッセイ集を見つけまして、パラパラと読んでました。本業は女優で物書きはあくまで副業というスタンスだったと思いますが、流石に文章は上手いです。が、割と共感できない部分が多くて、すぐにギブアップしてしまいました。その中の一節。最近の若い人はすぐに新しいことに飛びついて失敗するけれど、そういう時には事前によくよく勉強しておかないといけない、的な事が書かれてました。そんな事してたらタイミングを逃すと思うのですよね。思い立ったが吉日ともいうではないですか。そりゃま、離婚とか結婚レベルになるとよくよく考えた方がいいですけど、やってみようかなと思う大概の事は、あとでリカバー可能な物だったりしますから。私には“最近の若い者は…”的要素が満ち溢れたエッセイというのはまだまだ早いようです。

14/07/07(Mon)

東京にいた頃は、金を貰っても要らんと思っていたんですが、こっちで毎日のように使っているのがミル&ミキサー。山になって積み上がっているジャムと冷水・氷で草むしりのあとの水分補給としてのジュースを作るのが日課です。その他にもバナナ&冷水・氷でバナナシェイクを作ったり、お好み焼き用の粉鰹節作成にも使えますし、キュウリの酢の物に使う粉末昆布も作れます、これは便利。

洗うのが大変というのが敬遠の一番の理由だったんですが、確かに完璧に洗おうとすると大変ですが、毎日使うのだったらそこまで神経質にならなくてもいいんですよね。長期にわたって使わない時期があるのなら、残った汚れから黴発生&ゴキブリの餌というリスクがありますが、毎日のように使うんでしたら、多少汚れが残っていてもあまり問題になりません。当然油物は入れないので、洗剤不要。水で洗い流してさっと拭くだけでしまえるのもポイント高し。難点をいえば、日本の家電にありがちなカッコ悪さです。なーんか、垢抜けないんですよね。クールジャパンとか言われて、やろうと思えばできる人材は一杯いると思うんですが、ここは昔も今も何故か全然変わらないんですよねぇ…。

14/07/06(Sun)

折角作ったトマトピューレを有効活用しようと、ちょいちょい研究しています。最も手っ取り早く思いつくのが、最近はまっているオニオングラタン。これに加えたら、合わない筈はありません。で、問題なのがそろそろ切れようとしているマカロニ。また買ってきてもいいんですが、これからの時期余り気味になる素麺を流用できんもんかと思い立ちました。どっちも小麦粉由来の乾麺ですんで、素麺も凄く無理すれば極細パスタに見えなくもありませんし。

とりあえずテストという事で素麺は半束の25g。真ん中で二つに折って茹で時間2分。茹であがったら冷水で〆てオニオンペーストとよく絡め、塩少々を振ります。表面にトマトピューレを塗り、パン粉・パセリ・チーズを乗せてトースターで7分。普通に美味いです。素麺は細いので味が良く絡み、チーズ・オニオンペースト・トマトピューレの相性は悪い筈がありません。作るまでの手間がかからないのもポイント高し。焼く前処理は大した事してませんし、トースターに入れれば7分間は完全フリーになって他の作業ができます。現状香辛料系はパセリしか使っていませんが、この辺を少し工夫すれば市販レベルも近い味です。また、チーズ・パン粉以外は全部タダというのも重要。パン粉は母親が飽きて冷蔵庫に放置・干乾びていた葡萄パンをミルで粉砕したもの、ってのも満足度の底上げに一役買ってますね。

14/07/05(Sat)

定期的に草をむしったり落ち葉を拾ったりして、かなり綺麗になってきたうちに庭。下が一段落すると、今度は必然的に上をどうにかするべという話になります。そう、庭木。父親が時々剪定はしているんですが、全然足りてません。切り揃えたラインから所々新しい枝が飛び出している姿は、遠目から見るととてもカッコ悪い。ですんで、しばらくは剪定の日々となります。

東京でもやっていたんですが、こっちは道具が揃っているので更に楽。特に剪定の効率を大きく左右するなと実感したのが、脚立の存在です。あっちでは、一般家庭にありがちな2m位の脚立しかありませんでしたが、こちらではなぜか3mオーバーのが存在します。コレが超強力。脚立に上って手が届かない場所は、それでも必死で手を伸ばすか、諦めて高枝切り鋏を使うしかありません。が、高枝切り鋏は腕への負担が大きい上に、普通の剪定鋏と比べると効率がぐっと落ちるのであまり使いたくありません。その点長い脚立は威力抜群。コレに上ると手が届く範囲が格段に広がるのです。無論その分デメリットもあって、筆頭はなんといっても取り回しの悪さ。安定の為に裾が広がっていておまけに長いので、木々の間を持ち運んで狙った場所に立てるのは一苦労です。更には結構重いので、地面の苔へのダメージも大きいですし。まぁ、色々考えながら、ボチボチやろうと思います。

14/07/04(Fri)

今日は夕食後に片づけをしながらのトマトピューレ作成。畑でトマトが色づき始めまして、熟したやつを逐次採ってきて野菜庫に入れていたら、スペースが無くなってきたので。作り方は簡単。ヘタをとってザク切りしたトマトを琺瑯の鍋に入れ、30分煮詰めます。裏漉しして種・皮を取り除いたら再び鍋に戻し、塩を少々加えて再び15分煮詰めれば完成。先日のオニオンペーストに比べたら楽勝、鼻歌混じりの難易度です。アレは煮る時間だけで1時間半、そこに10個の玉葱の皮を剥いてスライスする時間と量って小分けにする時間を加えたら楽に2時間オーバーでしたから、今回は半分以下の手間です。

で、作ってみて分かるんですが、市販のトマトピューレが高い理由が分かります。ネットでは最初の1/3位の量になるとありましたが、実感ではもっと少ないです。ボウル1杯のトマトが小さなジャム瓶2本にしかなりませんでした。が、当然その分旨味は凝縮しているわけで、味は最高。ただ、こういう何かを加工したけどそのままでは食べられない食材って値段面では損ですね。そのまま食べられる状態の商品同様に加工の手間はかかるのに、買った人がそこから更に手を入れないといけないので、値段は抑えないといけないですから。ところで肝心の用途ですが、当然パスタ・ピザ・グラタン辺りでしょうか。あんまり豪快に使うのももったいないので、しばし考え中。

14/07/03(Thu)

近所のおっちゃんが大型の鯵を2匹持ってきてくれました、ありがたいことです。が、いくら大型とはいっても所詮は鯵。頭落として中骨外してフィレにすると、3人で食べるには中途半端な量です。そこで今回チョイスしたのが千葉の郷土料理なめろう。頭・腸・中骨・皮を外してフィレにした味を細かく刻みます。そこに適当な量の味噌と季節の野菜を細かく刻んだ物を入れ、よく混ぜれば完成。今回使った野菜は、葱・紫蘇・キュウリ。ついでにすりゴマも少々入れてしまいました。

コレ、暑い夏の時期にピッタリのサッパリ料理だと思います。もっと暑くなってきたら、酢を少々加えてもいいかもしれません。今回は入れませんでしたが、茗荷なんて絶対に合うと思います。日常的に料理をしない人にとっては魚を捌ける=凄いというイメージがあるようですが、こんなの実際にやってみたら全然大した事ありません。そりゃ、お客さんに出せるようなピシッとしたクオリティで捌くのはかなり難しいですが、自宅で食べられるレベルだったら割と楽勝。それに、店頭で捌いてもらうより自分でやった方が、頭・中骨・腸も使えて応用力もつくと思うんですよね。

14/07/02(Wed)

毎月1日は換気扇掃除の日と決めています。換気扇の掃除というと、“大変”の代名詞になってますが、毎月こまめに掃除をしていれば楽勝。1回10〜15分程度の作業で常にピカピカ。ずっと放置しておいて、年末に纏めてとか下手すると数年に一度纏めてやろうとするから大変なだけで、悔い改めるべきだと思います。それはともかく換気扇掃除。フィルターやファンなど、外せる部分は全部外してシンクに並べます。廃油受けだけは適当な大きさに千切った広告紙でざっと油を取り除き、適当な住宅用洗剤を振り掛けて待つ事3分。汚れが緩んだ所で固く絞ったスポンジを使って表面を綺麗に掃除し、最後に流水で流せば終了。フードなどの外せない部分は脚立に上って適当な住宅用洗剤で以下同文

何でもそうですが、こまめにというのは割と重要なキーワードだと思います。仕事だって先延ばしにして溜め込むから期限間近で大変な事になるのであって、日頃から計画を立ててれば割とそうでもありません。とはいえ、仕事は相手あっての事なのでなかなか自分の思う通りには行かないのですが、掃除に関しては完全に自分のペースで事を運べますんで、もし大変になったとしたらそれは完全に自分のせいです。と自分に言い聞かせながら毎月頭に換気扇を掃除し、週頭には五徳を掃除するわけです。

14/07/01(Tue)

月曜日の夕食後はよほど忙しくない限り、五徳を掃除する日と決めています。私、根元がものぐさなので、こうやって決めておかないとやらないのです。本当は、汚れたら適宜掃除するってのがベストなんですが、そうするといつまでもやらないんですよね。で、この掃除の際に大活躍するのが、意外にもカッターナイフ。五徳掃除にカッターナイフ、欠かせません。使い方は簡単。カッターナイフを寝かせて縦に持ち、刃の背中の部分(刃を地面に沿って置いた時に、斜めになっているライン)で汚れをこそげとっていくんです。以前はマイナスドライバーを使っていましたが、今はもっぱらカッターナイフ。マイナスドライバーより幅が広いので、一度にこそげられる範囲が広いですし、汚れに対して斜めに入っていくので、ドライバーより力が要りません。更には尖っている部分があるので、隅々まで一本で対応可能と素晴らしい。注意すべき点としては、調子に乗って刃を出し過ぎると作業中に折れるリスクがあるって事くらいでしょうか。

ちなみにこのカッターナイフ、先日書いた玉葱ペースト作りの際にも大活躍です。市販の物ではあまり見かけませんが、自家製玉葱だと皮の上の方だけ茶色になっているというのが良くあります。全部引っぺがすのが手間を考えると簡単なのですが、そうすると下の方の白い食べられる部分がモッタイナイ。というわけで、その境目のラインに刃を入れて、茶色い部分だけ切り取って捨てるんですが、普通のナイフを使うとちょっと角度を間違えただけで刃が中まで潜って動かしづらくなり、作業効率が落ちます。その点カッターナイフだと刃渡りがごく短いので、表面の皮だけ切っていくことが可能なのです。無論、根を落したりスライスしたりは普通の包丁を使うので、あくまでワンポイントリリーフですが、コレがかなり優秀。ちょっと工夫して既存の道具を他の用途に便利に使う、まさにロマンの極みですね。

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