2015年1月

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15/01/31(Sat)

松の剪定が一通り済んで、庭系は大体終わったかなと思ったら、次は鉢植え関係が待っていました。まずは以前から気になっていた、裏庭通路に置かれた発泡スチロールの箱。とりあえず(うちの両親の悪い癖…)苗を植えて置いておいたのが、中身が成長してそのままになってしまった一品。高さ50cm程度の紫陽花・ヤツデ・椿が入っています。緑の中に発泡スチロールの箱は最高に美しくないので、問答無用で植え替え。今は冬なので、多少根にダメージが入っても大丈夫だろうということで、バッサリ地面から切り離し、同じ場所に穴を掘って地植えにしてしまいます。家を綺麗にしたかったら、“とりあえず”は止めたほうが良いです、割とマジで。そういえば最近も、縁が外れて“とりあえず”ガムテープで修理したお盆を見つけてキチンと直しましたっけ…。

あとは植木鉢の取替え。昔ながらの素焼きの鉢・最近のプラスチックの鉢、どちらにも問題ありの物があります。素焼きの鉢の方は、割れてとりあえずガムテープ修理した鉢がいくつかあったので、総とっかえ。壊れた鉢は二度と使う気になれないように、ハンマーで粉々に砕いておきます。プラスチックの鉢はほぼ全滅。紫外線劣化でボロボロになっているものが大半なので、これも総とっかえ。古い鉢は細かく砕いて不燃ゴミの日に出します。成長して株が分かれてしまい、ぎゅうぎゅうになっているものは一旦取り出して間引いてから元の鉢へ。毎朝少しずつ進めて1週間といったところでしょうか。

15/01/30(Fri)

今日の一品は牛筋大根。何の考えもなしに業務用スーパーに牛筋を買いに行ったら、肉の棚が空になってまして、店員さんに訊いたら肉の日(29日)なので速攻で売切れてしまうとの事。次からは注意しなくては。いつもはその辺にある物で料理を作る私ですが、今日は何故か牛筋大根がとても食べたい気分だったので、通常スーパーに回って牛筋ゲット。業務用スーパーで買うよりは随分高くついてしまいました。

買ってきた牛筋は一口大に切ってから串に刺し、圧力鍋で15分。アクはとってもとらなくても私の味覚には大した変化が感じられないのでとりませんし、脂はコッテリを狙っているのでやっぱりとりません。茹であがった牛筋・皮を剥いて下茹でした大根(米粒入れたりはしません、意味無さそうなので)・適当な練り物・茹で卵・だし昆布を大鍋に放り込み、味醂・塩・醤油でやや辛めに調整。一旦沸かしてから自然冷却して、味を染み込ませたら完成。コレ、寒い日に食べるとヤバイ美味さです。特別なテクニックも不要で、味を染み込ませる時間こそ必要ですが、作業時間もそんなに長くなく、煮返すことで長期間にわたって食べる事が可能というのも嬉しいポイント。春が来る前に、何度か作らなくては。

15/01/29(Thu)

今月は新しく始めた趣味の為に大散財月間となりました。用途は大きく分けて、製菓用と木工用の二つ。製菓用はパウンドケーキ型中&小(最初に小を買ったらレシピに対して小さすぎた)各1。木工用はソーガイド・オービタルサンダー・ハンドサンダー・ノギス・ハタガネ×2・トノコ・油性ウレタンニス・木工パテ。その他として庭掃除用にブロワー。恐ろしいので合計金額を出していませんが、多分2.5〜3万円位でしょう。その7割くらいをアマゾンで買っています。一応言い訳をさせてもらうと、多分これで当分打ち止め。とりあえず欲しいと思ったものは全部手に入ってしまったので、もう大丈夫だと信じたい。でも40代の男性がひと月にかける趣味の値段としては、まぁまぁ許容範囲内なのでは。これから毎月このペースってわけでもないですし。

以前にアマゾン中毒なる言葉を聞いてそんなのアリ?と疑問に思っていたのですが、コレは十分にアリです。かなり買い物には慎重な私でも、一種の買い物ハイになった事は否定できません。支払いはクレジットカードなのでお金を払った実感もなく、翌々日には商品が手元に届き、おまけに送料タダ。そりゃ使ってしまうでしょ。節約するにはお金を使う過程を面倒臭くするのが一番、という私のモットーとは正反対の事をしていて、敵ながら天晴れという感じです。ですが私はそんな思惑には乗らず、今月買った道具を使って使って使い倒す方向でいきたいと思ってます。

15/01/28(Wed)

最近木工にまで手を出してしまったので、資金節約と精神の安定のために、祖父(一応大工だった)の遺した大工道具の棚を少しずつ整理しています。完全に放置されていたわけではなく、必要に応じて父親も使っていたのですが、ココが完全に魔境と化しています。保存に細心の注意を払うべきカンナ・曲尺はてきとーに突っ込んであって、カンナは台座が割れて刃は錆だらけ、曲尺は曲がってしまって使い物になりません。おまけにそれがそれぞれいくつもあるのです。釘やネジを入れた箱は、中の仕切りが全く機能しておらず、完全にごちゃ混ぜ。木ネジも釘もフロアネジもドリルビットまでごちゃごちゃで、もう見ているだけで頭の血管が切れそうです。もし仮に私が施主として祖父に仕事を頼もうと思っても、この仕事場を見たら間違いなく気が変わります。

思うに、モノってのはただ家にあるだけではダメで、キチンと整理整頓されていて使いたいと思ったときに即・ストレス無しに取り出せる状態でないと、持っているとは言えません。ゴチャゴチャで必要なものが見つからない→とりあえず新しく買っちゃえ→古いものは使われずに整備不良で錆まみれのループでは、たとえ家にあっても持っているとは言えないでしょう。というわけで、とりあえずは一番面倒臭そうな木ネジ・釘などの整理から始めています。デカいタライにぶちまけて、一本ずつ選別。選別するための仕切りつきの箱も作らないといけない様な予感がします。そんなに時間がとれるわけでもないので、大工道具棚全部一通り整理して2ヶ月ってところでしょうか…。

15/01/27(Tue)

今日はここのところやろうやろうと思って先延ばしにしていた、掛け布団の修繕。ちょうど顎の当たる部分が擦り切れてきたので、早く修繕しないと中まで傷むと思ってたんですが、やっと重い腰をあげました。この布団カバー、自作です。10年ほど使った先代も同じ部分がボロボロになりまして、布を継ぎながら騙し騙し使ったのですが、結局周囲の布の劣化で繕いも出来なくなって廃棄、という経過があります(ただし大部分は今もオイルウェスとして待機中)。その経験を踏まえ、今使っている掛け布団カバーは、上辺30cm程を2重構造にしてまして、傷んだらそこだけ取り外して修繕するなり全とっかえするなり出来るようにしています。やはり、経験は生かしてナンボ。

今回、目に見える傷みは折り目に沿った数cmの破れだけですが、多分折り目周辺は全体にわたって劣化していると思われるので、単に裏から布を当てて繕う方法は却下しました。取り外した上辺部分をひっくり返しまして、上辺と平行に3cm程の距離で全部縫ってしまいます。これで再びひっくり返せば、縫い目が新たな折り目になるという寸法。あとはマチ針を使って本体に仮固定しつつ、縫い止めて完成。所要時間は約1時間。トレーナーやパンツもそうですが、突発的に引っ掛けて裂けるなんて事故を除けば、使い込んでいく内に傷む場所ってのはアイテムごとに完全に決まっています。そこを上手く見極めて、先回りして補強しておけば、モノの寿命は何倍にも伸びてお得な感じがします。

15/01/26(Mon)

本日の一品はアジフライ。といっても使うのは一般的な真鯵ではなく、目鯵。東京では全く見かけませんでしたが、この辺ではよく売ってます。見た目はほとんど真鯵と一緒ですが、文字通りやや目が大きいのが特徴。値段はただでさえ安い真鯵より更に安く、今回買ったのは20cmオーバークラスが4匹入って248円ですんで、1匹当たりだと60円ちょっとになります。ネットで検索すると、真鯵より味は劣るとありますが、私の味覚だと全く変わりません。頭を落としてしまえば見た目は一緒ですんで、並べて食べたらまず分からないと思います。そんな鯵が1匹60円、これは買うしかないでしょう。

アジフライというと、背開きで腹側を繋げたあの形で揚げるのが一般的ですが、幅が広過ぎて食べ難いし揚げ難いので、私はスッパリ三枚におろしてしまいます。ゼイゴ・鱗落とす→頭落す→腸抜く→三枚におろす→腹骨すく、魚をおろす作業は昨今敬遠されがちですが、こんな物ちょっと慣れれば誰だって出来ます。勿論、後頭部・中骨を小さめのスプーンでしごいて中落ちをとることを忘れずに。鯵4匹分ともなると、お茶碗1杯の中落ち丼を作るくらいの量は簡単にとれます。

あとは、小麦粉→溶き卵→パン粉の順につけて揚げるだけ。揚げ温度はやや高めで、生食できる食材をやや揚げ足りない位で止めるのが揚げ物のコツだと思います。レモン等の柑橘系はフライとは全く香りの系統が違うので使いません。最後に忘れてならないのが千切りキャベツ。キャベツの千切りは細かいほど美味しいので、よく切れる包丁を使って本気で千切ります。たかがアジフライですが、家で揚げたてを食べるとやたらと美味しいです。買ってくるとどうしても時間経過で油が酸化してしまうんですが、家だとそれがないのでサッパリと別格の味わいだと思います。

15/01/25(Sun)

今日作ったのは、自家製ベーコンで作るポトフ。まずは日々の料理で出る野菜屑を使ってダシをとります。良いダシが出るのは、人参の葉・玉葱の皮(茶色い部分)・ニンニクの皮・キャベツの芯など、流石の私でもちょっと食べられない部分。こういうのを日頃からタッパーに集めておきます。太過ぎるキャベツの芯は四つに割って、それ以外はそのままヒタヒタの水を注いで火にかけ、弱火で30分ほど煮てエキスをとったら、漉して完成。ガラは流石に捨てます。

玉葱・人参・ジャガイモを乱切りにし、軽く炒めてから↑のスープに投入。厚めにスライスしたベーコン・解凍した玉葱ペーストを加え、塩胡椒とローリエも入れて野菜が柔らかくなるまで煮込んだら完成。鍋一杯作って、煮返しながら1週間ほどかけて少しずつ食べていきます。このポトフのポイントはベーコンではなく野菜屑でとったスープです。特に人参・玉葱・キャベツが良い味を出してくれるので、皮や葉は捨てられません。元々捨てるしかないような部位なので、有効利用出来て満足度が高いのも高ポイント。使い切った感じというのが私、とっても好きなのです。

15/01/24(Sat)

うちの両親が毎週見ている番組の一つに、金曜20時からの団塊スタイルがあります。文字通り団塊向けのテーマを毎週一つずつ特集するもので、今週のテーマは片付け。うちの両親が最も苦手とする分野です。フンフンと分かったような顔をして番組を見る両親を私が白けた目で見てしまうのは不可抗力でしょう。少し前に書いたように、私は断捨離原理主義者です。そんな私からすると、片付けなんて簡単。片付けは結局モノを減らすこと、この一点に尽きます。

使わないものを処分する、ホントこれだけ。ですが、コレがなかなか出来ない人が多いのですよ、うちの両親も含めて。でも、いつか使えるかもしれないのいつかなんて来ないし、何かに使えるかもしれないの何かなんて存在しません。万が一必要になったらまた買えばいいんです。世の中モノが溢れてますから、銭出せ買えます。そんな中で私が心がけているマイルールをいくつか揚げると、1. モノの定位置を決める。必要になった時にそこを見て、無れば家の中のどこを探しても無いという状態にすれば、探す手間(馬鹿にならない)が省け、重複してモノを買うことがなくなります。2. 収納は最小限に。収納が沢山あるから色々突っ込みたくなるのです。収納スペースは最小限にし、そこから溢れたらそもそも持つべきモノの総量を考え直します。

3. 年イチのペースで身の回りを見直す。どうしても日々の垢というのが溜まりますんで、断捨離原理主義者の私でも見直していないといつの間にか不要なものが身の回りに出現し始めます。そこで、年イチチェック。迷うものはとりあえず纏めておいて半年ほど放置。その間一度も必要とせず、必要となる具体的なケースも思い浮かばなかったら捨てます。捨てるってことでモノを粗末にしているともとられがちな断捨離ですが、反対から見ると身の回りに置くものを厳選して大事にしてるってことでして、私から見るとむしろモノを捨てられない人の方がモノを粗末にしているようにしか見えないです。

15/01/23(Fri)

祖父→父と二代かけて作り上げられた、見るもおぞましいレベルでモノが溢れる工具棚を本当に少しずつですが整理しています。で、見つけたのが中身が空になったのに捨てていない、長方形のエンジンオイル缶。コレは使える、とゲットしてきました。以前から、煎餅の缶が手に入ったら炭火焼き鳥装置を作ろうと思っていたのですが、最近では煎餅も全て厚紙の箱になってしまい、手に入らなくて困っていたのです。このエンジンオイル缶ならイケル。加工は簡単です。一番面積の大きな側面を周囲を3cmほど残して金切り鋏でくり抜き、残った部分をラジオペンチを使って二重に折り返し、触っても指を切らないように安全性を確保します。コレでほとんど完成、作業時間は15分といったところでしょうか。

残ったエンジンオイルを古新聞やボロ布を使って徹底的に取り除き、古い火鉢から灰を移植したら完成。火熾しで炭に着火し、灰に埋めれば準備完了です(炭も含めて全部家にあった…)。鶏はモモ肉をやや小ぶりに切って串に刺したもの。最初からこの装置で焼き上げるのは大変そうだったので、オーブンで20分焼いて8割方火の通った状態にしておきました。タレは醤油・味醂を1:1に砂糖少々を少し煮詰めた物を漬けながら。そりゃ、ココまでやって不味いはずがありませんよね。むしろ、どうやったら不味くなるのか、教えて欲しいくらいです。

ただ、今後の課題が3つあります。1. 手をかざすと結構な火力がある装置ですが、鶏肉に火を通すのにはパワーが足りません。もう少し効率的に空気を取り込んで温度を上げる構造に出来ないものか。2. 鶏肉は当然ながら小さく切った方が早く火が通りますが、大きい方が食べ応えがあります。そのバランスをどこでとるか。3. 中の灰を毎回火鉢に戻すのは面倒なので、使わない時の蓋を作る早急に必要があります(木工予定)。ただ、この課題込みでも私的には大満足の結果でした。この方法が確立したら、魚介類にも応用できますしね。

15/01/22(Thu)

パウンドケーキ型を買って以来、銭払った以上は元をとらねばならんという信条の下、パウンドケーキ(現在は梅酒&梅の実)を常備して、毎朝お茶と一緒に楽しむ優雅ライフを送っています。が、実際に作ってみると1本で10日〜2週間はもってしまうので、月に焼くのはせいぜい2〜3回。年間にしても24〜36回しか折角のパウンドケーキ型を使わないことになります。これではいけません。道具というのは使って使って使い倒してこそ、銭を払った価値があるのです。かといってお菓子系はもう食べられないし…と思ってひらめいたのがミートローフ。作った経験はありませんけど、聞くところによるとアメリカの家庭料理らしいじゃないですか。あの繊細さとは無縁のアメリカ料理、しかも家庭料理にまで上り詰めているということは、難しい筈がないと思って作ってみました。

結論:楽勝です。デパ地下なんかで薄っくスライスして結構な値段で売ってますが、自分で作るとこれでもかと分厚く切って、ちょー得した気分にもなれます。作ってみて分かったのですが、ミートローフってハンバーグの亜種なのですね。ハンバーグのタネを作り、半分だけパウンドケーキ型に詰め込みます。半分に切ったゆで卵を埋め込んだら、もう半分のタネも詰め込んで形を整え、余熱済み180度オーブンで30分。オーブンから出したら、冷めて肉汁が落ち着くのを待って切り分け完成です。材料は安っい合挽肉300g・卵(具とツナギに各1個)・玉葱半分・ツナギのパン粉少々・塩胡椒、以上ですんで、ワンコイン以下の材料費でデカいミートローフが1本出来ます。おまけに、ほとんどがオーブンで焼いているか冷めるのを待っている時間で、手を動かす時間は5〜10分程度。流石アメリカの家庭料理に上り詰めただけはあります。両親の受けも良かったので、これは微調整を繰り返しながらうちの定番にしていくかも。

15/01/21(Wed)

本日のメインは、安かった鯖で作る鯖の味噌煮。ド定番料理ですが、定番料理というのは長らく食べられているのに飽きられていない素晴らしいレシピなので、奇をてらわずに定番料理だけ作っていれば、十分な食卓になるというのが私の持論です。というわけで鯖味噌、簡単です。酒・味噌・砂糖・塩辺りを混ぜ合わせて超濃い目の味噌汁状の物を作り煮立たせます。そこに一口大に切った鯖を皮を上にして投入し、キッチンペーパーで蓋をして上まで煮汁が回る様にしてから数分煮たら、鍋ごと新聞紙で包んで半日放っておきます。あとは食事の直前に温め直して食べるだけ。ココでポイントは、煮過ぎない事と一旦冷ます事。特に魚は味を染み込ませようとしてコトコト煮ると、身がパサパサになって激マズになります。理想は生でも食べられる鮮度の魚をほんのりレア状態まで煮る事です。

一旦冷ますのは、言わずと知れた味を染み込ませるためです。どこかで読んだのですが、煮物というのはコトコト煮ている過程で味が中まで入るのではなく、冷めていく過程で味が染み込むのだそうです。というわけで、一旦冷ますのは必須。どんなにいい鯖と味噌を使っても、煮たばかりの鯖味噌は味が馴染んでいないので大して美味しくありません。そして出来た鯖味噌をご飯と一緒に食べる、至福ですねぇ。

15/01/20(Tue)

年寄りには割と共通していると思うのですが、うちの両親はとにかくモノを溜め込み、捨てません。なくなった祖父母よりはマシですが、それでもかなりのレベル。私は断捨離原理主義者といってもいいタイプなので、隙あらば捨てたいものが山のようにあります。が、相手があることなので、なかなか進まないのですよね。思い出がある、何かに使えるかもしれない、いつか必要になるかもしれないetc。一番最初のはまぁいいとして、何かに使えるかもしれないのは何にも使えないし、いつかなんて永劫来ないというのが世の中のお約束だと思うのですけど。その中で最近、大量にストックしてある端材やベニヤ板の素敵な処分方法を思いつきました。捨てろというと抵抗しますが、○○を作るから使わせろというと素直に明け渡してくれるのです。

不必要なモノを作ってもゴミを増やすだけなので、作るモノは厳正に考えます。とりあえず一番欲しいのはゴミ箱。現状、3種類の分別の為に3つゴミ箱を並べ、中に規定のゴミ袋をセットしているのですが、ゴミ箱と袋のサイズが微妙にあっていない上に、それぞれのゴミ箱のサイズも違っていて非常に美しくない。三連結したゴミ箱を作れば、全体がコンパクトになる上に、導線的にもっと便利な場所に置けそうなのです。というわけでググッて研究してみた結果、VIC's D.I.Y.というサイトが詳しく日曜大工の解説をしていて大変為になりました。ココを読み込んだ結果、最初に作るのはゴミ箱ではなく木工作業台だという結論に達し、現在作成中。今週中には完成させて、1月中にゴミ箱が出来るといいなぁ…。

15/01/19(Mon)

母親が夕食に玉子焼きを作ろうとしているのを見つけて阻止、私が作ります。昔から母親が作る玉子焼きはスクランブルエッグ型と相場が決まっていまして、食べれば一緒と言う人がいるかもしれませんが、私はコレが嫌いで。美しくないのは駄目だと思います。というわけで玉子焼き。私の中の目安としては、卵3個に対して砂糖・醤油が各小匙2くらい。泡立たないように、なおかつ白身を菜箸で切るようによく混ぜまして、油をひいた玉子焼き器に1/3だけ流し込みます。玉子焼き器は卵液がちょっぴりついた菜箸の先をつけるとすぐに固まるタイミング。中火維持で10〜15秒ほど待つと良い感じの半熟になるので、玉子焼き器の奥を持ち上げて手前に四つに畳みます。畳んだのを向こうに寄せ、残り1/3を流し込み、同様の作業×2。焼きあがったら巻き簾に巻いて少し休ませ、一口大に切って大根おろしを添えれば完成。

なんだ玉子焼きかと思うかもしれませんが、巻き簾で巻いて形を整え、大根おろしを添えた玉子焼きは立派な一品になります。おまけにこれをマスターすれば、ふわっふわのだし巻き卵も簡単に作れるようになって一石二鳥。味付けを全く同じにしても、スクランブルエッグと本気の玉子焼きでは、実は味は全然違うと思います。好き好きではあるのですが、私は断然玉子焼き派ですねぇ。

15/01/18(Sun)

本日のメインはキャベツとベーコンの炒め物。一見お気楽主婦が手抜きで作りそうなメニューですが、今回のはベーコンが自作という点でちょっと違います。手間はあんまりかかっていませんが、時間だけはたっぷりかかっているので、キャベツと一緒に炒めただけでも私としては大満足です。今回のベーコンの製作日数は約10日。1. 豚バラ塊に重量4%の塩をすり込み、ポリ袋で密封して毎晩上下をひっくり返しながら、冷蔵庫で1週間寝かせます。2. 流水で塩抜き。焼いてみてちょっと塩気が足りないかな?位が終了のタイミング。3. 表面がサラッとするまで風に当てて乾燥(2日位)。4. 1時間燻製。

ただ、今後の課題はたっぷり残った初トライではありました。問題は2点。塩抜きが不十分でちょっと塩辛過ぎるのと、燻製の温度が高くてベーコンというより叉焼の断面になってしまった点。塩辛さは割とどこのベーコン自作サイトでも注意するように書かれているんですが、見事に嵌りました。この辺は1回失敗しないと掴めないのかもしれません。次は一晩くらいかけてもっとガッツリ塩抜きをします。燻製の温度は、温度計を箱に突っ込んで観察していたら70〜80度くらいだったのですが、後で調べると全然駄目っぽいです。40〜50度位が適温のようで、そうすると少し箱を改造しないといけないです。次回はとりあえずオプションで作った冷燻用の箱で別に火を焚いて煙を管で誘導する方式を試してみて、温度が丁度良い感じならラッキーなんですけど。

とまぁ、何だかんだ文句はつけてますが、キャベツとベーコンの炒め物は最高の味わいでした。ベーコンが塩辛い分、少し味付けの塩の量を減らせば良いだけなので。キャベツの甘味とベーコンの燻製香が反則的にマッチしていて、定番料理は違うねとしみじみ実感します。

15/01/17(Sat)

お歳暮で貰った三越のカレー缶セット(欧風ビーフカレー・インド風チキンカレーなどが1食分ずつ小さな缶に入っている)、いつでも食べられると油断しているといつまで経っても戸棚の場所塞ぎなので、最近割と積極的に食べています。ググッても同じ商品が見つからず、値段が分からなかったのですが、多分安いものではないと思います。1缶300〜500円位?そしてコレが全然美味しくないというのが泣けてきます。

不味くて食べられない、というほどではないので食べてしまえるのがかえって恨めしい。ただまぁ、三越を弁護するわけではないですが、缶詰のカレーなんてこんな物でしょう。具の野菜は溶けて影も形もありません。一応高級ブランドということで、肉はこれ見よがしにごろっと入っていますが、チキンもビーフもエキスが抜け切ったダシガラぱさぱさ状態で、全く美味しくありません。これなら、スーパーの安売り肉を使ってバーモンドカレー中辛で作る自宅カレーの方がずっとマシ。あぁとっとと食べ切りたいカレー缶はあと3本も残っています…。

15/01/16(Fri)

うちでは時々刺身をサクで買ってきて食べるのですが、私が最近凝っているのが盛り付け。うちは元々、刺身をパックで買ってきて、ラップを剥がしてトレイのままテーブルに乗せてしまうような家なのですが、私はそれが嫌で嫌で。その刺身にあった皿に移し変え、ちょっと並びを整えてやるだけでぐっと違うと思うのです。というわけでサクの刺身の場合も本気出します。切り方はまぁ、特筆すべき点はありません。普通に切る、というとアレですが、外食の時に良く見るアレのまんまです。

全然変わってくるのがツマ。私が最近よく添えるのが、大根の桂剥きと戻しワカメ。以前は大根をスライサーでツマにしていたのですが、あるときフッと気が向いて伝統的な包丁での桂剥きを作ってみたら、コレが全然味が違うのです。無論素人なので、プロが作るような薄く均一な物は作れませんけど、丁寧に包丁を動かせばそれなりの物は作れます。しゃきしゃきと歯応えがあって、一旦食べたらもうスライサーには戻れません。ワカメは鳴門の割といいワカメを朝の味噌汁用に通販で買って常備しているヤツを流用。水で戻してからサッと熱湯を通し、ザク切りにしたもの。これも美味い。場合によっては葱の小口切りなんかも作ります。

以前のうちでは、ツマは捨てて当然。スライサーで皿一杯にキュウリを敷き詰め、刺身を食べ終わったらそのほとんどを捨てる、なんていうアホな運用をしていましたが、↑な感じの私は刺身とあわせて食べられるだけの量のツマしか作りません。それと刺身を格好よく並べます。左上から右下へ流れるように、というのがセオリーらしいですが、その辺詳しく知りたい場合はは別途ググッて下さい。パック刺身の場合は小さな山葵と刺身醤油が入っていますが、山葵は大根で小さなプレートを作り、その上に乗せて刺身の傍に。刺身醤油は小さな片口に移しておきます。こういうの面倒臭い・食べれば一緒と思う人は、手先の器用さ云々以前に根本的なところで料理はしない方が良いと思いますね。

15/01/15(Thu)

昨日のケーキ箱、製作をしながらふっと気がついてしまったのですが、塗装どうするべ?外側の面はいつものようにチーク油でオイルステンでいいのですが、内側の面をどうするか。チーク油は割と長期間臭いが抜けませんし、表面に膜を作るわけじゃないので、水分にも割と弱そう。中に入れたケーキから蒸発する水分を吸い込んで合板の表面がベロベロになるとか困るのです。手持ちのラッカークリアは膜を作るという点で水分対策はバッチリですが、臭いが割と論外です。塗ってから月単位で風に当てて臭いを抜くとか、流石に気の長い私でもやってられません。

やっぱりウレタン系のニスを買わざるをえないですかね。出来る限り家にある物で作るという縛りを自主設定しているのですが、中身が食えなくなったら本末転倒ですので。ですが、もし買ってしまうと小さなボトルでも多分ケーキ箱一個では使い切れないので、何か他に食材を乗せる系木工を考えないとロスが出てしまう…。パッと思いつくのはお盆ですが、うちではまず使いません。使わないものを作ったら、材料・手間・時間の三重無駄です。うーんどうしようと、無為に思考を漂わせている時が結構楽しかったりするのですけど。

15/01/14(Wed)

先日の偽金継ぎと平行作業中なのが、パウンドケーキ箱作り。パウンドケーキを常備して、毎朝お茶と一緒に一切れだけ食べるというのが習慣になっているんですが、ピッタリの入れ物が無いのです。現状は皿に乗せてスーパーのレジ袋をかぶせるという、非常に不本意な状態なので、これを打開する事にしました。ただし、ただ作るだけではつまらないので縛りを一つ。うちは捨てられない父親が溜め込んだ、端材やベニヤ板が沢山ありますんで、とにかく新しく買わずにこの山で作るという縛りです。

そんなわけで拾ってきたのはボロボロのベニヤ板。周囲5cmの接着剤が劣化して剥がれかけている部分は、ガッツリ切り捨てて指定サイズの板をとっていきます。具体的にはパウンドケーキを乗せるジャストサイズの板と、それを上から覆う5面の箱、上の箱が下の板に接する短い辺の部分を少し凸らせまして、ケーキを乗せる板にそれにあわせた溝を彫ってずれないようにする構造です。

今回もとにかく作業はゆっくりが基本。箱1個如きに1週間くらいかけます。ただし、1日の作業は10〜15分程度ですけど。古いベニヤ板は表面層が剥がれやすいので、カッティングは塩ビ用の目の細かい鋸を寝かせながらゆっくりと。接着剤を使ったら十二分に乾燥させてから次の工程へ。縁はサンドペーパーで丁寧に処理し、木口の導水管は木工パテでキッチリ埋めてから亜麻仁油でオイルステン。時間をかけてゆっくり丁寧に作業すれば、素人でもそれなりの物は出来てしまう物なのですよ。

15/01/13(Tue)

母親からお気に入りの小皿の修理依頼が入ったので久しぶりの修復中。(偽)金継ぎ作業は結構好きなんです。私は本格派を目指してはいないので、接着・穴埋めは漆ではなくエポキシパテ、表面は金ではなく金色粉末(釣具用)を使っていて、随分と時短になっているとはいっても1週間程度はかかる気の長い作業です。とはいえ、別にさほど大仕事というわけではなく、1日の作業時間は5〜10分程度で乾燥などの待ち時間が長いだけなのですが。今回は小皿の縁の小指の先ほどが薄く剥がれただけなので、楽勝仕事です。

1. 割れた面を洗剤・古歯ブラシを使って洗い、油分を徹底的に落としてから、一晩かけて完全に乾燥させます。手を抜くとエポキシが食いつかずに剥がれます。2. エポキシを盛って一晩よく乾燥させます。焦って乾燥不足で削ると上手く削れずに汚くなります。3. 削ります。昔ながらの紙やすりは、どうしても周囲の健康な部分を触って傷つけてしまうので、精度を上げたかったらリューター必須。ヘッドルーペもあった方が良いと思います。また、一回で仕上げようとすると削り過ぎがちなので、3日くらいかけるつもりで。ちょっと足りない位で止めて、翌日新しい目で見るようにすると精度が上がります。4. 面相筆でニスを薄く塗り、偽金粉をまぶしてしっかり乾燥×2の後、ネルで磨き上げれば完成。粉々に割れてしまうと修復にもかなり根性が必要ですが、お気に入りの皿の縁がほんの少し欠けた、なんていうよくあるケースの場合は、自分で修理するようにすると愛着がますます増していい感じなんじゃないでしょうか。

15/01/12(Mon)

先日のプリン型と同時にアマゾンでブロワー買いました。私はドケチと定評があり、無くても済む物は買わない・手持ちの物で代用できるものも買わない、という黄金の掟があります。でも、かなりの期間に渡って欲しいと思う物があったら、コストとパフォーマンスを検討して購入に踏み切る、事もあります。ブロワーはそのレアケース。ブロワーってのはハンディ掃除機みたいな形をしてまして、機能は掃除機と正反対・風を吹き出す機械です。私が買ったのは風量調節機能の無い電源駆動の安いヤツで約5,000円。風量調節機能がついたり、エンジン駆動になったりするとどんどん値が上がりますが、私の用途にはこの辺で十分。で、その用途はズバリ庭掃除です。

うちの庭にはデカい黒松が1本と小さな五葉松が5本ありますが、その落ち葉がちょー厄介なのです。松の下は目の荒い砂利や苔になってるんですが、これを取り除くのが一苦労で。苔や砂利の隙間に細い松葉が刺さって、1本1本取り除かないといけないのは正直気が遠くなり作業でした。無論完全に除去する暇もないので、かなり適当な掃除になっていたのがずっと気になっていて。そこでブロワー。吹き飛ばして一箇所に集めれば、驚くほどの作業効率がアップしました。買ってよかった、ブロワーです。ちなみにこのブロワー、庭掃除だけでなくなかなか動かせない家具や冷蔵庫の下の掃除にも使えます。30年来動かした事がないという食器棚の下は大変な事になっていましたが、達成感は抜群。アホみたいな量の綿埃が噴出してきて、スッキリ。仕組みは掃除機と同じで風の方向が違うだけなのですが、フィルターをかます必要がないせいか、風量は桁違いに強い気がします。日本では掃除にブロワーを使う習慣はあまりありませんけどコレは超便利・オススメです。

15/01/11(Sun)

今日の夕食は餃子。私が子供の頃は家で食べる餃子と言うと100%焼き餃子でしたが、東京で味を覚えて以来すっかり水餃子派に転向。こちらでも作るのは水餃子になりました。とはいえ、基本は一緒です。餃子の皮を買ってきて、裏にあるレシピ通りに作れば普通に美味しい餃子が出来ます。ただし、私なりのこだわりポイントがいくつかあります。

まず、具はレシピより少なめ(2/3くらい)に準備する事。具がパンパンだとボリューム感はありますが、見た目が良くないですし、茹でている間に破裂するリスクも高まります。本場中国では餃子はおかずと言うより小麦粉の主食扱いだそうですが、私もどちらかというとそんな感じで捉えています。そして、中に入れる野菜は徹底的に細かく刻む事。具には白菜・キャベツ・葱などを微塵切りにして入れるのが一般的ですが、この微塵切りは細かければ細かいほど美味しいと思います。ですので、微塵切りはとにかく徹底的に。私は基本的に白菜・葱を使い、キャベツや韮は入れません。あとは卓上コンロで沸かしたお湯で逐次茹でながらポン酢で食べるだけ。不味いわけがないのです。

15/01/10(Sat)

アマゾンで注文したプリン型が届いたので、早速作ってみました。感想:手作りプリンヤバイ。何がヤバイって、かけるコストに対するリターンが大き過ぎるのがヤバイ。原価も手間も全然かかってないのに、やたらと美味いのが出来てしまいました。まず原材料費。牛乳400cc(1000ccが198円なので、約80円)・卵黄5個(10個198円なので卵白分も含めて約100円)・砂糖60g(1kgが198円なので約12円)・バニラエッセンス1滴(計算不能)の計192円で普通サイズのプリンが7個作れるので、1個あたりの材料費は27〜28円。他に使いまわす卵白分を省くと、更に材料費は下がります。作り方は、1. 卵黄・砂糖・バニラエッセンスを混ぜる。2. 牛乳を70度に温めてから1.とよく混ぜ合わせて漉す。3. 型に入れて天板に湯を張った170度のオーブンで25分、以上。実働時間は多く見積もって10分。使う機材も少ないので、片付けもあっという間。これで普通のケーキ屋プリン並のプリンが出来てしまうだから、手作りプリンヤバイって話です。

今後の課題としては2つ。今回はオーブン付属のレシピをそのまま使って、作る前は気がつかなかったんですが、卵黄だけを使って卵白が残るってのはやっぱり面倒です。なので、次からはネットで見つけた全卵タイプのプリンにします。あと、カラメルは予想通り失敗しました。固まり過ぎて完全に固形に。カラメルって何度か作りましたけど本当に難しいです。火を止めるタイミングが早いと香りが不十分・遅いと固形になってしまいます。毎日作ってれば簡単なんですが、たまにしか作らないと次回には感触を忘れてるんですよね。まぁ、何でもかんでも超簡単、というわけにはいきません。

15/01/09(Fri)

戸棚の奥から賞味期限切れ間近の金時豆が出てきたので、煮てみました。一応買ってはみたものの、軟らかくなるまで煮るのは面倒臭そう→放置といういつもの流れに乗った結果のようです。ただ、年末に黒豆を煮た経験があるので、実は結構簡単なんじゃね?と思って調べてみたら思いの外簡単でした。基本は黒豆と一緒です。が、煮る時間が黒豆:3〜4時間・金時豆:30分と金時豆の方が圧倒的に短いです。私の煮方は以下の通り。

1. 金時豆を重量の4倍の水に浸して一晩放置。2. 強火で沸騰させてから乾燥状態の金時豆と同重量の砂糖を一気に投入して弱火・落し蓋をして30分。3. 豆の固さをチェックしてオッケーなら、鍋ごと新聞紙で包んで徐冷。金時豆なんて買って食べる物と思っていましたが、コレなら食べたい時に家で煮た方が遙かに経済的です。お惣菜の定番の金時豆煮物ですが、買うと相当高いのですよね。黒豆と違って30分で煮えるので、無理矢理大ロットで作る必要がないのも○。ますます私のレパートリーは今風から離れていく気がしますが。

15/01/08(Thu)

今日の夕食はカニの水炊き。昨年末、父親がどっかの福引で当ててきたヤツが鍋三回分に相当する量でして、そのラスト。本当はカニすきセットという名前で、濃縮茹で汁が入っていたのですが、味をみたらロクでもないものだったので、独断と偏見で即廃棄して、水炊きに変更しました。しみじみと思いますが、やっぱりカニは美味しいですわ。うちでは両親が、カニは好きだが食べるのが面倒で嫌という人達なので、面倒臭さでは定評のある胴体部分はほとんど私が独占状態になります。実は大して大変でもないのですけどね。キッチンバサミと竹串を両手に装備すれば、あっという間に処理出来てしまいます。

残った煮汁は当然オジヤに転用。ただ、うちでは伝統的に茹で汁はその日のうちに全部捨てていたので、こちらも両親は手をつけず私の総取り。一日ではちょっと食べきれない量なので、1/3だけその日の〆にオジヤにし、翌日に残った野菜と煮汁でミニ鍋をしつつ二日ほどで片付けるというのが最近のパターンになっています。ちなみに、私はオジヤには卵を入れない派。卵って思ったより味が強いので、折角のカニの風味がすっかり消されてしまう気がします。そうそう、残ったカニの殻はヒタヒタの水を注いで10分ほど煮出しまして、次回ご飯を炊くときに使うとほんのりカニの香りがする美味しい玄米ご飯になります。特に母親はそこまでせんでも…と言いますが、無駄なく食べ切ると達成感が半端ないのですよ。

15/01/07(Wed)

まな板を置いている板が黒ずんできたのでリニューアル。個人的にシンク周りはステンレス剥き出しで使うのが衛生的で良いと思っているんですが、母親がどうしてもそこに布を敷きたがるので妥協。でも、その上に直接まな板を置くと、残った水分が布に染み込んで大変汚い風情なので、まな板を置くところだけに小さな板(定番・元素麺の箱)を置いてたんです。が、格好良くしようとしてオイルステンにしたのが失敗で、まな板から来る水分に耐え切れず、どんどん黒ずんでしまいました。というわけで、今回はガッツリニスを塗ります。

うちでは大活躍・素麺の箱を規定のサイズに切り出しまして、両面&サイドを紙やすりで丁寧に仕上げます。番手は100→300で仕上げという感じ。そこに艶出しニスを薄く塗って一晩乾燥・300番で表面を削って再び塗装、を3回繰り返して完成。確か私が小学校の工作で使ったニスは、粘度がぐっと上がって寿命寸前。というか、30年経っても一応使えることが驚きなんですが、使えるものはポンコツであろうと使い倒します。今回はどんなに水分が来ても絶対に染み込まないようにガッツリ塗装するつもりなんですが、さて上手くいくんでしょうか。

15/01/06(Tue)

今まで焼いたケーキはブランデーケーキ・ガトーショコラ・フルーツロールケーキの3種類。そろそろ次行ってもいいんじゃね?と思って自分の好きなケーキを考えたところ、プリンとシュークリームという結論に達しました。オマエは子供かと自分で突っ込みを入れざるを得ないラインナップですが、好きなんだから仕方ありません。ショートケーキ・チーズケーキなんかは、他人から頼まれでもしない限り、自分から作ってみようとは全く思わない程度の興味ですが、↑2つはあればいくらでも食べたいスイーツです。ただ、ケーキ全般はとても割高な商品なので、買ってまで食べる気にはなれないだけで。

で、プリン。この辺のそれっぽい店を2〜3軒回ってみたのですが、今時の若い女の子の趣味としてお菓子作りはマイナーなんですかね。調理用具を扱う結構大きな店でも“製菓系は扱ってません”と言われてしまいました(製菓食材は割と普通に手に入ります)。日頃何不自由のない暮らしをしているつもりでしたが、やっぱり田舎という事でしょうか。というわけで、最終手段のアマゾン。あまりに気軽にモノが買えてしまうので、無駄遣い防止の観点からなるべく使わないようにしているのですが、他に手段が無いときは仕方ありません。プリン型5個セット&ついでにパウンドケーキ型(今まではドーナッツ状の型で間に合わせていた)を併せて約2,000円の送料無料、安っ。ただ、予想通りといいましょうか、次の日からネットで見かけるグーグルアドセンスがことごとく製菓関係になったのが本当に鬱陶しいです。

15/01/05(Mon)

正月料理はほぼ食べ終わり、食卓も通常モードに戻りました。残っているのは黒豆と数の子があと少しずつです。例年、黒豆には見向きもしなかった私ですが、今年は自分が煮たという事もあって積極的に手を伸ばしています。でも、自分で煮ておいて何ですが、黒豆って簡単な料理ですよね。味付けは砂糖のみということもあり、美味さの基準がふっくら軟らかく煮えているかだけなので、火加減と豆を空気に触れさせないというポイントさえ間違えなければ、そんなに難しいもんじゃありません。

数の子も割とそんな感じ。塩抜き・皮剥きして適当なだし汁につけるだけなので、失敗のしようがありません来年は作ろうと思っている昆布巻き・煮しめ・酢牛蒡なんかにしても、別にテクニックを要するレシピというわけじゃなし。ただ、一気に品数作るので段取りが複雑になるのは少し面倒臭いかもしれませんが、個々のパーツは簡単な物です。今時数万円もする料亭の豪華お節系が売れていますが、品数少なく見た目貧相でも、自宅でそれなりに自作した方がお正月を迎える感が楽しめるかもしれん、と思う私です。

15/01/04(Sun)

うちは正月には必ず鯖の姿寿司を作るという謎習慣がありまして、今年も例年通り父親が作成しました。味は普通の鯖寿司と一緒なんですが、酢飯を三方向から鯖の身が包むという構造上、食べではかなりあります。でも、個人的にはノーマルバッテラの鯖と酢飯のバランスの方が好きだったり、頭・尻尾・胸鰭などがついているので食べにくいというのもあって、素直にノーマル鯖寿司の方が良いかもしれない…と思いながら毎年食べているのはここだけの話。

で、その食べ辛い頭や尻尾の部分は、焼くと美味しくいただけます。頭は大きくて火が通り辛いので縦に半分に割って、尻尾はそのままでアルミホイルに包んでグリルで15〜20分。焼き鯖寿司というのはバーナーで表面だけ炙って香ばしい香りをつける手法ですが、この場合は中まで完全に火を通し、あわよくば表面がやや焦げるまでグリルするのがポイントです。温かい酢飯とかどうよ、と食べた事のない人は思うかもしれませんが、コレが意外に悪くありません。まぁでも、父親が作れなくなったら私は普通の鯖寿司に切り替えるんだろうなぁと思ってたり。

15/01/03(Sat)

ここ最近のうちの年末年始の風物詩とも言えるのが、テレビを前にした両親のツンデレモードです。芸人が沢山出てきて、にぎやかに番組を進行するスタイルが嫌いな2人は、“年末年始はこういう番組が特に多くてつまらん。もう少し落ち着いた番組はないものか”と耳タコレベルで繰り返します。私にしたら、そんなに嫌ならテレビ消せば良いじゃないかと思うのですが、絶対に消しません。次々に番組を切り替えては文句を言い、文句を言いながらも結構見ているという、これをツンデレと呼ばずに何と呼ぶでしょう。仕舞いには、見る番組がないからもう寝ると8:00の段階で言い始めるのです。人生70年も生きてきて、見たいテレビ番組が無いからやる事が無いと言ってしまうのは、あまり見習いたい姿勢ではありません。

思うにテレビって受動的過ぎる趣味だと思うのですよ。こちらが何もせずにボーっと前に座っているだけで、色んな情報が流れてきます。中には為になる情報もあるのですが、両親を見ている限りでは、テレビに依存するとやりたい事を自分で見つけ、自分でアクションを起こす姿勢が失われていくような気がしてなりません。そんなにテレビが面白くないのならテレビを消して、他に面白いことを探すのが本筋だと思うのですけど、残念ながら2人にはもうその力は残っていないようです。仕事をしている間は、強制的にやる事があるのでまだ良いですが、リタイア後は違います。高杉晋作が辞世の句で詠んだ様に、自分から面白い事を探すのではなく、口を開けて上から面白い物が降ってくるのを待つ人生なんて楽しくなさそうですけどね。

15/01/02(Fri)

父親に木工用ボンドを貸したら、“蓋が固いのでラジオペンチで挟んで回したら、勢い余って割っちゃった、てへっ”っ的なコメントと一緒に返ってきました。別に高価な物でも無いので良いんですが、せめて新しいのを買って返すくらいしろよと思わなくもありません。それはともかく木工用ボンド。蓋がなくなったのでとりあえずポリ袋で密封しましたが、長期保存は出来ない体になってしまったので、速やかに使い切らないといけません。色々考えたんですが、台所で生ゴミを包むための広告紙を纏めて挿している段ボール箱を木で作り直してしまうことに。

材料は素麺の木箱。白木で見た目綺麗なうえに、実はベニヤ板なのでゆがみが少ないので小さな箱を作るのに最適。素の箱のサイズを測ってコピーし、木工用ボンドで組み立ててから、表面をオイルステン塗装すればあら不思議、結構格好良くなります。ただし、一応木工の端くれ的な作業なので、それなりに面倒ではあります。適当に組むのならすぐですが、一部の隙なくピッチリ組もうとしたら結構大変。一例を挙げると、カットは狙う線の2mm外側に引いた線に沿って鋸を入れ、残りは時々他の部品とあわせながらゆっくり紙やすりで地道に削っていきます。キッチリしようとしたら、0.5mm狂ってもアウトですが、30cmの距離を全く歪みなくピッタリ直角に刃を入れてカットするなんて人力では不可能なので、こうした地味な微調整が不可欠。こんななんの捻りもないただの木箱でも、綺麗に仕上げるための細かいノウハウは一杯あります。性格的にこういう作業を楽しめないと、ちょっと無理でしょうね。

15/01/01(Thu)

新年明けましておめでとうございます。ですが、描きたいものを書きたい時に書く当日記の本日のお題は年越し蕎麦です。うちの年越し蕎麦は本当に不味くて、どうにかしたかったのです。料理が嫌いな事では定評のあるうちの母親が作る年越し蕎麦といえば、スーパーで安い茹で麺&麺つゆを買ってきて、目分量で薄めた麺つゆを温めた物に、冷えた茹で麺をダイレクトに投入、冷えた丼をお湯で温めもせずそのまま投入。具は葱・蒲鉾・油揚げ(市販の煮たやつ)という最強布陣でした。嫌ならやるなっちゅう事で、今年は私が担当。

蕎麦は乾麺を使用。裏の原材料表示で蕎麦粉が小麦粉の先に書かれている(=原材料の割合が蕎麦粉>小麦粉)ものを選ぶのが唯一のポイント。流石にスーパー売りの乾麺で蕎麦粉100%は見つかりません。キッチリ規定の時間茹でて、しっかり冷水で洗ってからもう一度熱湯をサッとくぐらせて麺の温度を上げてやります。茹で汁は丼を予め温めるのに使用。具は小海老と玉葱のかき揚げです。小海老は背ワタをとってやや大きめに切り分け、ペーパータオルでよく水分を拭き取ってからスライス玉葱とともに小麦粉・冷水の衣を絡め、やや高めの温度の油でカラッと揚げます。ヘラを上手に使って形を整えながら作業するのが肝。肝心のお味ですが、最高でした。やっぱり揚げたてかき揚げが美味い。火を通し過ぎないように気をつけたので海老はプリプリで玉葱はサクサク甘くて、それに蕎麦つゆが染み込むともうたまりません。かき揚げを家で揚げて蕎麦に乗っけて食べるなんて、今時家ではあまりやらないかもしれませんが、コレ本当にオススメです。

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