2015年5月

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15/05/31(Sun)

土曜の夜は私が一週間で一番楽しみにしているブラタモリを視聴。相変わらず安定の面白さだったのですが、終了直後に地震発生。割とどうでもよく流していた後番組の後半は完全に吹っ飛んでしまいました。具体的に言うとブラタモリ終了が8:15で、臨時特番が始まったのが8:30前。私としてはセーフ、の気分です。

最近のテレビの災害報道って大袈裟過ぎやしませんかね?この前の口永良部島の噴火の様に、住民全員が避難しなきゃいけないレベルの災害なら、全国レベルで緊急特番組んでも当然だと思います(仮にブラタモリが中止されても納得)。でも、先日の地震は関東で震度5強と結構強かったものの、災害というレベルではありませんし、何より津波の心配が無いと発表されたのに延々と臨時特番を引っ張る意義が分かりません。番組でも材料が無いので、同じ映像・フリップ・原稿が延々と繰り返されてて、何だコレという感じ。それでも今回は震度5強の強さがありましたんでまだしも、NHKのラジオでは震度3位でも通常放送に問答無用で割り込んできますんで、お便りのオチが読まれる瞬間に速報に切り替わって、キーってなった事も一度ではないです。まぁ、災害時に報道せずに何か不具合があったときの責任云々はじめとする、大人の事情が大きいんだろうなと想像はしますけど。

15/05/30(Sat)

今日のメインはハガツオのタタキ。ハガツオ、これまた東京では見たことのない魚ですが、この辺では割と売っています。Wikipedia先生によると、カツオよりも味の評価は落ちるとの事ですが、鮮度さえ問題なければ十分以上に美味い魚だと思います。切り身の見た目はカツオよりも白っぽいですが、味はほぼ一緒。鮮度が落ちるのが早いので、なかなか都心まで届かないという説もありますが、どうなんですかね。昨今の冷凍・冷蔵技術を考えたら、やろうと思えば余裕なんじゃないでしょうか。馴染みがない=消費が少ないので運びたがる人が少ないってのが実情なのでは。

このハガツオはカツオよりも小ぶりの魚で、この辺でもどこか偽カツオ扱いされている事もあり、値段は安いです。具体的には30cmほどの片身が330円。小料理屋で800円くらいの1人前刺身が×4位とれる大きさがあるので、どう考えても非常にお得。これを今回は藁焼きタタキにします。頭と中骨は既に無いのですが、カツオ系は胸鰭の後辺りの鱗が変形して鎧の様に固くなっているので、とりあえずココを削ぎ落とします。皮は剥きません。血合い骨を取り除いたら、網にのせてから燃え上がる藁に突っ込み、全面に極薄く焼き目を付けて氷水に投入。この焼き加減が人によって好みのあるところですが、私は本当に薄く焼くのが好き。あとは適当な厚さにスライスして、薬味を適宜揃えて完成。今時裏庭で藁焼きタタキが作れるってのも、大概贅沢だよねと思います。

15/05/29(Fri)

今日のオーダーは鯵(20cmクラス)3匹で何か作れ。最近暑くてバテ気味なので、酸っぱい物がエェんじゃないかと、南蛮漬けに決定。南蛮漬けというと小鯵を丸ごと揚げて漬け汁に突っ込み、骨まで柔らかく食べるのが醍醐味ですけど、骨まで食べるにはちょっと大きいので、邪道ではありますが3枚におろしてフィレの状態で使います。ゼイゴと鱗をとって3枚におろし、腹骨をすいたフィレに小麦粉をまぶして両面に軽く焼き色をつけます。鯵は身が薄いので、生焼け状態の心配はまずありませんので、注意すべきはむしろ焼き過ぎの方。魚全般に言えることですが、焼き過ぎると身がパサパサになるので。

漬け汁は、今までは勘と経験に従って適当に作ってましたが、最近では事前にクックパッド先生に相談するのが恒例になってます。適当に作ってもそれなりの味にはなりますが、キッチリ試行錯誤して作ったレシピには安定度の面で敵いません。ただし、味覚ってのは人それぞれというのも事実なので、よく使いそうなレシピ(今回の南蛮漬けのタレとか)は自前のノートにメモっておき、食後に感想と修正を施します。3回くらいこれを繰り返して微調整をかければ完璧、って寸法。ノートは紙とボールペンのローテクで、修正箇所は消さずに二重線で残しておくと、履歴が残って良い感じになります。見た目汚いですけど、他人に見せるもんじゃないので無問題。あんまり書き込みすぎると、でっかくバッテンを付けて、他のページに引っ越したりしてますんで、私以外の人間には訳分からんカオスノートになってます。

15/05/28(Thu)

今日の一品はポテトサラダ。野菜は高騰していますが、ジャガイモは比較的安定。とはいえ、やっぱり形は悪いですけど、どうせポテサラにするのなら形なんて関係ありませんから。皮は(主に剥くのが面倒という理由で)剥きません。人生の時間は有限なので、やってもやらなくても良い作業に割く時間など無いのです。火が通りやすいように一口大の大きさに刻んで、水から茹でます。ちなみにここには卵も投入。一緒にゆで卵も作ってしまいます。固茹で卵の茹で時間は沸騰後12分。それだけ茹でれば芋も柔らかくなります。

更にポテサラの具のひとつであるところの早茹でタイプマカロニは茹で時間3分ですんで、沸騰後9分の時点でこれも投入。芋と混ざると後で潰す時に邪魔になるので、味噌漉しのザルを使って同鍋別茹でで。他の具としては刻んで水に晒した玉葱(サラダ用にタッパー常備してある)・千切りにしたキュウリ・小さく刻んだウインナー・刻んだパセリなど。芋をマッシャーで潰し、塩胡椒・マヨネーズで大体の味を決めたら、残りの材料を全部投入してよく混ぜ、最後に味を微調整して完成。今回のポイントは何といっても、鍋一つで作ってしまう点でしょう。以前は当然のように別々に作っていたのですが、よく考えると芋も卵もマカロニも全部茹でてるんだから、纏めりゃいいじゃない?の発想で。抜ける手間は抜く、コレとっても重要だと思います。

15/05/27(Wed)

今日のメインは豚シャブ。近所から貰ったデカいレタスの玉と、母親が安売りに釣られて衝動的に買ってきた薄切り豚肉を一気に消費できるのでこのチョイス。豚肉は綺麗に広げて一口大に切り、片栗粉をまぶして熱湯をくぐらせて火を通したら氷水にダイブ。氷水を準備するのがちょっと面倒臭い気もしますが、これをやらないと片栗粉衣のプルプル感がイマイチなので必須です。レタスは一口大にちぎり、食べる時に豚肉を巻いてポン酢で。ポン酢は醤油と酢を1:1に味醂ほんの少し、鰹節・昆布をドサッと入れて広口瓶で冷蔵庫保存しているヤツ。減ったら足すのでエンドレスで使えますし、市販の物よりよほど美味しい。

ここんところ雨が全然降らなくて、スーパーに行くと野菜の値段が酷い事になっています。が、畑を持っているとあんまり影響はありません。確かに、雨不足で収穫量が減ったり、収穫できても形が悪くなったりしてますけど、普通に食べられるレベル。実際、貰ったレタスもちょっとこんなの店では売ってないよね?レベルの歪な形をしていますが、味はごく普通です。割と昔から言われていますが、日本人って売ってる野菜に要求するレベル高過ぎ。キュウリだったら曲がっているだけで規格外になるとか、オクラならmm単位で規格が決まっているとか、アホじゃないかと。そうやって規格を厳しくする→手間がかかる=コストアップ→高価格化で結局自分の首を絞めてます。スーパーに行くと殆ど同じ大きさのトマトが軍隊整列してますけど、あんな状態にするのにどれだけの労力がかかり、かつ規格外品が出ているか、考えただけで寒気が…。

15/05/26(Tue)

というわけで、件の椿の剪定を半分ほど済ませたのですが、かなり気をつけていたにもかかわらず首の付け根の左側が腫れあがっています。チャドクガはかなり厄介な害虫ですが、見つけるのは割と楽。とにかく群れて行動し、葉を食い尽くしながら移動するので、居る場所が大体特定できるのです。そういう葉を見つけたらとにかく注意力をMAXにして、枝を根元から切り落として絶対に毛に触れないようにします。ちなみに服装は当然長袖・長ズボン・軍手。ですが、久しぶりの作業に呆けていました。首にタオルを巻かなきゃいけなかったのです…。

今日の作業の範囲ではデカいコロニーが3つ。30cmほどの枝が丸坊主に近くなり、全長1cm程の毛虫が50匹以上たむろしている状態は、おぞましい以外の何者でもありません。無論、チャドクガに効く殺虫剤は市販されているのですが、枝が込み合っているとなかなか薬液が届かない事も多いので、やっぱり剪定が一番の対策。ちなみに、このチャドクガというのはツバキ科の植物全般を喰うのですが、有名なツバキ科の植物と言えばお茶。お茶農家は大変なんじゃないかな…と思ってしまいます。

15/05/25(Mon)

確か昨年の10月位に、かなり強めに剪定した記憶のある、庭南東角の椿の樹。ふっと気がつくと半年で藪が再生してました。凄いですね、椿。剪定には適した時期があるらしいのですが、そんなの無視。こんなボサボサ状態は放っておけません。ただし、椿の樹には最悪害虫のひとつであるところのチャドクガが発生しますので、剪定は慎重に。というか、枝を間引いて風通しを良くし、少しでもチャドクガの発生を防ぐのが剪定の大きな目的の一つでもあります。

ちなみにこのチャドクガ、触れると問答無用で腫れあがります。毒の毛は死んでいても有効。触れたり擦ったりすると、当然の様に被害範囲は拡大していきます。ですんで、最近暑いですけど長袖長ズボン軍手は必須。ホント、このチャドクガとイラガだけは地上から消滅して欲しい虫だと思います。

15/05/24(Sun)

ニンニクの収穫時期になりました。相変わらず、使用量から逆算して作れよと言いたくなりますけど、50玉以上採れます。うちでは伝統的に、風通しの良い(ただし明るい)場所に吊って保存していたんですが、ハッキリ言ってこれは間違いです。この方法で美味しく食べられるのはせいぜい3ヶ月。時間が経つと光に誘われ発芽して、中身スカスカ・味も香りも落ちます。

これじゃあんまりだという事でネットで検索してみると、どうやら冷凍が良いらしいと判明しました。皮一枚残した状態で丸ごと冷凍すると、霜を吹くのもある程度抑えられ、良いらしいのです。使うときは凍ったままの状態で刻むなりスライスするなり。一旦解凍して使うのはやめた方がえぇらしいです。多分、細胞が壊れてグズグズになるのだと思われます。が、これだと香りは残りそうなので、今年はこれでいってみようと思います。作る量を抑えてくれるのが一番なんですけどねぇ…。

15/05/23(Sat)

夜中の二時に蚊の羽音で目を覚ましました。私、眠りはかなり深い方で、過去には震度4の地震でも起きなかった実績があるんですけど、それよりも遙かに軽微な音であるところの蚊の羽音には何故反応してしまうのか…。そして腹が立つことに、蚊って灯りをつけるとスッといなくなるんですよね。んで、あれっ気のせい?と思って灯りを消して寝ようとすると、またどこかから現れるという。

そもそもあの羽音って何なんですかね。こっそり忍び寄って吸血・離脱という奴らの戦術からしたら、羽音なんて無い方が良いに決まっています。でも、実際は結構な音がする不思議。見つけて叩いてくださいといわんばかりです。まぁ、奴らの飛行能力は侮れなくて、割と高い確率で回避されてしまうんですけど。御託はともかく、その後は蚊取り線香に点火し、朝まで起こされることはありませんでした。ホント、血を吸うなら吸うで、睡眠妨害せずに無音でやってほしいものです。

15/05/22(Fri)

殆どテレビを見ない私ですが、何となくタイトルに惹かれて見たBSドラマ“ランチのあっこちゃん”が気に入って、毎週割と楽しみにしています。筋は非常に単純。気弱でNoと言えず、プライベートでは駄目男に振り回され、仕事はお荷物窓際部署の派遣社員。そんな彼女が上司のスーパーキャリアウーマンに1週間のランチ取替えっこを提案され、それを機に変わっていくというお話。登場人物は皆ステロタイプだし、伏線もバレバレの簡単な構造ですが、だからこそ安心して見られるし、何より食べ物を気合入れて撮っているのが好印象。

逆にタイトルに惹かれて見たものの1話で断念したのが“植物男子ベランダー2”。ベランダで植物を育てる中年独身男の一人芝居という、私にとってもマッチした主題なんですが、こっちは↑と正反対に色々考えて作り過ぎて、ちょっとクドイ。こちらも興味のある題材なので惜しいんですけどね。NHKのドラマは時々ツボに嵌るのがあって、侮れません。少し前だと“実験刑事トトリ”が面白かったですね。主役の三上博史の怪演が好きでした。シーズン3をやってくれませんかねぇ…。

15/05/21(Thu)

空豆が沢山出来たので何とかしろという指令が下りました。我が家の空豆レシピといえば、塩茹での一択。これじゃあんまりにもアレなので、どうすっぺやと考えて思いついたのがずんだ餅。本来ずんだ餅は枝豆で作るんですけど、同じ豆類でしかも緑色なんだからいけるだろうと考えました。作り方は簡単。1. 空豆を茹でて皮を剥く。2. 砂糖を加えながらすり鉢で擦ってペースト状にし、味を調える。茹でた空豆重量の20%の砂糖でいい感じになりました。3. 白玉粉をパッケージ通りに作る。あとは出来た白玉に空豆餡をがっつり絡めて食べるだけ。

感想:悪くありません。というか、普通に美味い。見た目は本家と一緒ですけど、使っている豆が違うので香りが全然違います。でも、これはこれでアリだと思います。まぁ、空豆は買うと結構高いので、わざわざ買って作る事は無いかもしれませんが、何かの理由で大量にある場合は試してみるといいかもしれません。

料理ってあんまりキッチリ考える必要はないと思います。私はサツマイモや里芋でポテトサラダを作りますけど、まぁ普通に食べられる一品になります。キュウリをジャガイモのかわりにするのは無理ですが、同じ芋類であるところのサツマイモや里芋なら余裕のセーフ。こういう応用が利くようになると、食材管理の面でも随分楽になっていいんじゃないでしょうか。

15/05/20(Wed)

今日のメインは昨日のイシダイの洗い。最初は普通に刺身にしようと思っていたんですけど、二日続けて同じメニューというのも芸がないなと思いまして、考えてみると洗いってよく知られたメニューの割にキチンと食べたことがないかも…と気がついたので。作り方は刺身とほぼ一緒。薄く削ぎ切りにしたイシダイを氷水に放ってしばらく放置し、よく水気を切ってから皿に並べるだけです。砕いた氷を皿に敷き詰めたりすると本格感がマシマシなのですが、流石にそこまではやりませんでした。

感想:普通の刺身との違いがよく分かりません。目を閉じて食べると、刺身と一緒の味がします。まぁ、氷を敷いた皿に氷水で泳がせた刺身を盛るのですから、見た目涼しげに見えますし、多分それが一番の特徴。でも、味の無い氷水に多少はなったからといって、味が変わるわけでもありません。コレは雰囲気を味わう料理といえるでしょう。お客さんがきたときに出したりすると、ハッタリが効くかもしれませんし、実際小料理屋なんかでイシダイの洗いを頼むと、多分結構なお値段がします。手間は刺身とほぼ一緒。氷水を準備するのは今時簡単ですし、むしろ刺身と違って綺麗に並べる必要がない(というか、一度氷水を通す都合上並べられない)点で、刺身よりも簡単かも。赤身の魚で洗いは無理ですが、白身・青魚ならイケルっぽいので、夏場の定番メニューにしようかと思います。

15/05/19(Tue)

今日も釣った魚をごっそり持ってくる近所のおっちゃん、その数大小とりまぜて15匹。献立計画がガッツリ狂うので勘弁してくれ…という気持ちが70%位ありますが、まぁありがたいことはありがたい。一番の大物であるところのイシダイは、父親の強いリクエストで刺身に。個人的には鯛系の刺身って歯応えコリコリがウリなだけで、大して美味いとも思えないんですけど、仕方なし。1匹だけ入っていた20cmクラスのやや小ぶりな鯖は、私の独断と偏見で〆鯖に。正直言って、こっちの方が全然美味しいと思います。残りは刺身系で食べていると傷んでしまうので加工に回しました。

鯵×6は醤油・味醂・酒の調味液に一晩漬け込み、胡麻を振って丸一日陰干しして味醂干しに。残ったその他、ヒラアジ・鯛・イサキは切り身にして味噌:味醂1:1の漬けダレに一晩漬け込んで味噌焼きに。焼く時は軽く味噌を落としてから、クッキングペーパーを敷いたフライパンでじっくり焼くと、皮も崩れずいい感じに仕上がります。最後に、鯛・イシダイのアラ(兜割にした頭・中骨・腹の漉き身)を蒸し、身をほぐして軽く乾煎りし、て鯛茶漬けの素を作成。と、ココまで所要時間1時間強。ここ一年で魚の捌き方がめっきり上手くなった気がします。こういうのはやっぱり場数ですね。

15/05/18(Mon)

思い立ったが吉日がモットーな私、早速布ぞうりを作成しました。感想:意外に簡単。所要時間は両足で1時間半。最初でコレなので慣れたらお察しレベルでしょう。技術的にも全然難しくありません。考えてみると、田舎の婆ちゃんが片手間で作って道の駅とかで売ってるような物なので、そんなに難しい筈がないのです。材料費は当然タダ。大学に入って上京した際に買った布団のカバーを流用。中身は今だ現役で使っていますが、カバーは特に首から顎にかけて接触する部分が擦れる&涎でボロボロになったのを外し、致命的にダメな部分を取り除いて保管してあったヤツ。

詳しい作り方は“布ぞうり 作り方”とかで検索するとイラスト入りでいくらでも出てくるのでそっちにお任せ。今回使ったペラペラの布団カバー生地だと、1m×1.8mの大きさでペア一足作れる感じでしたんで、バスタオルだったら3枚位使えば一足できるんじゃないでしょうか。まぁ今回のはあくまでプロトタイプでありテストケース。しばらく使って不具合を確認し次回それを活かす、を3回くらいやればその辺で2,000円くらいで売っているレベルの物はすぐ作れそうな予感。ちなみに、慣れない布ぞうりを履いていると、鼻緒が当たる親指と人差し指の間の違和感がハンパないです。これはすぐ慣れるでしょうけど。

15/05/17(Sun)

台所で使っているスリッパの上下縫い目が外れてパコパコになってしまったので修理。ベストはもちろん縫うことですが、そんな強力なミシンはなし、手縫いも生地が厚過ぎて大変なので、接着剤で貼り付けてしまいます。布・ゴムが主素材なので、使うのは合成ゴム系の接着剤。両面に均一に塗り、10分ほど待って表面がベトベトしなくなったら圧着するタイプです。

台所で過ごす時間ってそんなに長くない筈なんですが、台所スリッパって結構傷みます。買っても数百円なんですけど、考えました。ココは布ぞうりの出番なんじゃね?正直言って、道の駅なんかで売っている布ぞうりはデザイン面から買ってまで使いたいとは思いません。が、長年溜め込んだ贈答品のバスタオルやシーツ、どうせこのまま新品同様で捨ててしまうくらいなら、布ぞうりに加工して使い倒した方がエコなんじゃね?と思うのです。修理したスリッパはとりあえずそのまま使うとして、次の代は布ぞうり自作に決定。まぁ、かける時間を考えたら買った方が圧倒的に早いんですが、既にあるもの(特にデッドストック品)を加工して役に立てるというのは、私のポリシーに特にマッチしますんで。

15/05/16(Sat)

庭の手入れをしている私が一番優先する植物は何かというと、それはもちろん苔。たとえどんな貴重な植物でも、苔カーペットのエリアに侵入して増えようとするものは、容赦なく引っこ抜きます。そんな苔ですが、時々鳥についばまれたり、猫に引っかかれたりして地面から剥がれて落ちていることがあります。大体は元の場所に戻してやるのですが、気まぐれで自室に持ち帰り鉢植えにしたものが私の部屋の潤いです。

苔は根がないので、鉢に深さは必要ありませんが、色々な苔を寄せ植えのようにして楽しみたいので、広さは結構必要です。そんな浅くて広い鉢にふるった土を敷き詰め、拾ってきた苔を置いておくと、環境にマッチした物は生き残って増えていきます。何せ苔ですんで、そんな難しい事はありません。ただ乾燥には弱いっぽいので、受け皿が乾いたら水を遣り、朝晩霧吹きで軽く湿らせてやる程度。花は咲いている時期が限られていますけど、苔なら通年で楽しめるのでお得かと。ちょっと渋すぎる気がしなくもないですけど。

15/05/15(Fri)

相変わらず毎日、庭の手入れは日課としているのですが、気温が上がってきた昨今、落ち葉が減るのと入れ替わりに増えてくるのが雑草です。雑草のような生命力、なんて定型句がありますが、雑草の生命力マヂ凄い。鉢植えの植物なんて、土が乾いたら水を遣って、湿りすぎず乾きすぎずをキープし、種類によった日照量を確保してやらないとないとあっという間に弱って枯れるのに、雑草は放置しててもどんどん増えるのはコレいかに。

ただ、雑草ではない厄介な植物も結構あって、ここんところ対応に困っているのがオニユリ。ユリというと、清楚な女性を比喩する場合に使われたりしますけど、実際は相当したたかです。放っておくといわゆるユリネで爆発的に増殖、高さも環境によっては人の背丈を楽に越えるので、苔庭の真ん中に生えてたりすると違和感がハンパなし。というわけで生息地を区切って、そこから出た固体は容赦なく引っこ抜く事にしているのですが、それがもうあちこちに生えてまして…。ちなみに一度ユリネを茹でて食べてみたのですが、食用に栽培されている物に比べてずっとエグミが強いです。晒せば食べられなくはないですが、食べられる物が豊富にある現代、そこまでする意義は見出せないですね。

15/05/14(Thu)

新玉葱がアホみたいに採れる時期になり、最近玉葱ばっかり食べてます。今までは半分はおろか2/3以上は腐らせていたのですが、性分として私はそういう事出来ないんで…。というか、食べる分から逆算して作る量をコントロールするとか何でしないんですかね、サッパリ分かりません。

何はともあれ常備しているのは玉葱サラダ。皮を剥いて縦スライスにし、しばらく水に晒して辛味を抜いた後、ザルにあげてよく水気を切ったものをタッパーで冷蔵庫保存してます。コレは毎食サラダボウルに盛り、ピーマン・キュウリなどその時にある野菜を適宜加え、自家製のドレッシングをかけて食べてます。ちなみに今のドレッシングは、今まで廃棄していた梅酢とサラダ油を1:2でミックスしたヤツ。酢:油を1:2、そこに塩や砂糖で適当に味をつけると普通にドレッシングになりますよ、お試しあれ。

あとは普通に炒め物。やや厚めの縦スライス玉葱と人参・ピーマンなど彩野菜、それにアクセントとしてベーコンほんの少しを塩胡椒で炒め、とっとと使い切りたいオイスターソースで旨味をプラスしたもの。これもまぁ普通に美味。カレー粉で香りをつけると問答無用に美味しいのですが、現在切らしてまして…。とりあえず当面は玉葱三昧の日々になりそうです。

15/05/13(Wed)

今回作成したのは腕時計のバンド。時代遅れにも程がある、スマホはおろか携帯すら持っていない私ですんで、腕時計は必須。3本をローテーションで使っているのですが、うち2本のバンドがかなりボロボロになってきました。量販店で買うと1,000〜2,000円位の代物なのですが、ひょっとしてコレも自分で作れるんじゃね?と思い立ちまして。材料は夏場によくはいている化繊のバミューダパンツの後ポケット。後ポケットは殆ど使っていないというのが理由1。更に、前ポケットと違って後ポケットはズボン本体に外から生地を貼り付けているだけなので、本体に影響なく簡単に取り外せる(リッパーがあれば)というのが理由2。前ポケットは本体に切れ込みを入れて中に袋を装着している形式なので、面倒なのです。

取り外した後ポケットを適切なサイズで切り出して裏返しで袋状に縫い、ボールペンを突っ込んでひっくり返して縫い代を隠します。中に接着芯を滑り込ませてアイロンで圧着。端を折り返して縫い止め、逆サイドにこれまた同じバミューダパンツから取り外したマジックテープを縫いつけてバンドとして機能するようにします。最後に金具で本体に取り付ければ完成。流石にスーツでフォーマルな場所に行く際にはちょっと使えませんが、近所をフラフラお買い物程度なら無問題。材料費はほぼタダなので、3,000円浮いた上に使わない生地も有効活用できて2度美味しい感じです。

15/05/12(Tue)

趣味の木工で作る消火器ケース完成。最近消火器を買い換えたのです。台所に置いてあるヤツ、ふと賞味期限?を見ると6年前に切れてまして、1年や2年ならまだしも6年は不味いだろう…という事で買い替え。ついでに車庫の隅に放置されていた、40年前に賞味期限?の切れていた消火器2本も処分。3本で処分費用が7,000円くらいかかりましたけど、流石にコレは放置していた責任者であるところの親負担ですので、私は痛くも痒くもありません。というわけで新たに消火器を買ったのですが、問題が一つ。消火器をコンロの近くに長期間置いておくと、霧状になった油が付着→埃を呼んで大変、という事態になるのです。なまじ形が複雑なので、掃除するのも大変ですし。というわけで作ったのが消火器ケース。

サイズを測ってピッタリケースを作り、サイドはギロチン型のスライド扉にしました。材料はその辺に転がっていたコンパネを組み合わせたので材料費はゼロ。外側は黒の油性塗料を2回塗り。塗装もここ半年で随分経験を重ね、市販品に一歩劣るかな?位のレベルで出来るようになりましたんで、パッと見は結構良い感じです。作業時間はのべ3〜4時間くらい?接着剤やペンキの乾燥時間を挟むので、工期は一週間以上かかっていますから、正確なところはよく分かりませんが、まぁ買うよりはお得なんじゃないでしょうか。なにより、使い道なく放置されていたコンパネを一部でも有効利用できた所が満足度高しです。

15/05/11(Mon)

パックで買ってきた鮭切り身が一切れだけ残って放置されていたのでサルベージ。鮭茶漬けの素に加工します。作り方は簡単。やや強めの塩焼きにした後、皮・骨を外し(当然皮は別途食べます)、指先でほぐしてから少量の塩と一緒にフライパンで乾煎りして水分を飛ばし、佃煮の空き瓶に詰めるだけ。鮭一切れで約一週間分のお茶漬けの素が出来て非常にお得な感じです。

お茶漬けの作り方もこれまた簡単。茶碗に軽くご飯(私は玄米ご飯)をよそい、塩一つまみ・鮭フレークスプーン一杯・刻み三つ葉少々・海苔少々・アラレ少々をふりかけ、お湯を注ぐだけ。アラレは葬式のお返しに入っていた煎餅を包装ごとすりこぎで粉砕したもので、一応お茶漬け用の専用アラレが市販されてますけど、あんなの買う必要ありません。海苔も葬式のお返しで、三つ葉は庭に大量に生えているヤツなので、非常にローコストなのもドケチの私には嬉しいポイント。最後にお茶漬けと言いながらお湯を注いでいる点ですが、お茶でも良いんですがお湯のほうが全体がうまくまとまる気がするのですよ。敢えて使うなら香り高い炒りたて番茶がベストだと思われます。

15/05/10(Sun)

今日の昼食は炒飯。かなり以前に母親が余ったご飯を冷凍していたのですが、いつになっても食べようとせず(おそらく解凍の手間を面倒臭いと思っている)、霜を吹いてきたので、仕方なく私が食べます。ご飯は前日から常温で自然解凍。あとは通常の炒飯の作り方と一緒です。今回の具はその辺にあるものという事で、香り付けのニンニク・定番の卵・玉葱・人参・ピーマン・ベーコン。

料理の本なんかを読んでいると、余ったご飯は丸めて冷凍にしましょう、なんて書いてありますが、いつも疑問に思います。一旦冷凍したご飯って明らかに食感変わりませんか?少なくとも私は、一旦冷凍したご飯を通常の白飯として食べることは出来ません。なんか妙にパサパサして、実も蓋もない表現を使えば不味い。ですが、炒飯にして全体に油を回す事でそのパサパサさを誤魔化せばまぁ食べられるようになるって寸法です。

まぁそもそも、うちの母親の冷凍庫の使い方が間違ってるんですけどね。当面食べない食材をとりあえず先の予定も立てないままに突っ込んでおく、コレじゃ冷凍庫じゃなくてゴミ箱でも構わないと思うのですよ。冷凍すると食品の劣化は確かに遅くなりますが、ゼロになるわけじゃありません。腐る事はなくなりますけど、どんどん霜を吹いて乾燥していくのです。ですんで、キチンと食べる計画を立てた上で冷凍庫を使わないと、ただの電気代の無駄遣いです。まぁ、言っても聞きゃしないんですけど。

15/05/09(Sat)

スプレー缶で塗装をしようとする→古すぎてガスが抜けており塗料が出ない→底面に釘で穴を開けて捨てようとし、中途半端に残った圧力で塗料が噴出して手が真っ黒。確か3回目じゃないでしょうかコレ…、学習能力無いですね自分。一応そんな事もあるかなと思って防御策は講じていたのですよ。スプレー缶を二周りくらいデカいレジ袋で覆い、塗料を吸収させるための古新聞も仕込んで穴を開けたのですが、予想外に残っていた圧力が強くて悲劇が。今考えると、ガスが抜けたというよりもノズルが詰まっていたのが塗料が出なかった原因かもしれません。

手についた油性の塗料はまぁ落ちません。石鹸とかほぼ無意味です。結構効くのは乾かして浴槽に放り込んでいるミカンの皮。皮から分泌されるオイルが相性が良いらしくて、石鹸よりはよっぽど落ちますが完璧には無理。爪の間の塗料とか一週間くらい残っていますが是非もありません。別に指先に気をつけなきゃいけないわけでも無いので、そのうち落ちるわと気軽に構えているのが一番です。

15/05/08(Fri)

近所のホームセンターがリニューアルオープンしたので偵察がてら行ってきました。内装全般明るくはなったけど、品揃えは殆ど変わりなし。まぁ、DIY用品なんて目新しい物がポコポコ出る分野じゃないですからねぇ…。今回買ったのはハタガネ4本。ハタガネっつーのは、うーん説明するのが面倒なのでググッて下さい。木工用ボンドで木材を接着した時に、乾くまで圧着保持するのに使います。無ければ、重石を乗っけたり、紐で縛ったりする方法もありますが、完成度の面で遠く及ばない出来になりますんで、木工の精度をあげたかったら必須でしょう。私は最近木工が楽しくなってきたので、少しずつ買い足していって、親戚筋のクランプもあわせてると20本くらい持ってますが、まだ足りない感じ。木工関係のサイトを見ると、ハタガネ・クランプはいくらあっても足りないというボヤキをよく見かけますけど、コレ本当。

ココ半年くらい買おうかどうしようかな〜と迷っているのがトリマーという電動工具。木材の装飾加工はともかく、溝切りやホゾ組みが楽になるってのがデカいのですが、刃先(ビット)各種を併せると2〜3万円の出費になるんですよね。出せる額ではあるのですが、投資に見合ったリターンが出るかを考えると微妙。極端な話、近所のコンビニへ行くための足としてベンツ買うか?っつー話になるわけです。あと1年経っても定期的に欲しいと思っているのなら買うかもしれませんね。

15/05/07(Thu)

庭仕事をしていて蚊に悩まされるシーズンがやってきました。まだ五月の初旬なのに蚊?と思うかもしれませんが、うちの周りでは出まくりです。今では色んな対策グッズが売られていますが、昔から私が使うのは変わらず渦巻き型の蚊取り線香。オーガニックの身体に優しいヤツ、なんて温い事は言いません。ピレスノイドがバリバリに効いた毒々しい緑色のヤツが愛用品です。オーガニックのものは蚊を殺すのではなく遠ざける効用しかないのですが、殺せる時に殺す、コレが基本ですので。

となると多分、リキッドタイプの方が合理的なのですが、風情がないのでダメです。毎回マッチで火をつけるローテク感・あのいかにも身体に悪そうな煙の香りを嗅ぐと、あぁ蚊を退治しているんだなという実感が沸くのです。ちなみに、うちの両親は点火にはもっぱらガスコンロを使いますが、私に言わせりゃ邪道です。マッチ一本で綺麗に点火する、これが蚊取り線香の正しい点火だと信じて止みません。

15/05/06(Wed)

5月に入ったので毎日の落ち葉拾いは一旦中断。鉢物の植え替えをしなきゃいけません。うちの両親は水遣りとかはキチンとするんですが、鉢ものは基本植えたら植えっぱなしなので、可哀想な状態になっている物が多数あるのです。カポックとか、両掌で持てる位の鉢から2m以上の大物になってしまい、馬鹿じゃねーのと言いたいくらい。というわけで、目に余る鉢を上位からピックアップして植え替えていくのです。

基本ドケチな私としては非常に心苦しいのですが、中身がココまで育ってしまうと、もう鉢から本体を抜くことは出来ませんので、鉢は割らなきゃいけません。鉢を割り、はみ出た根っこをトリミングし、本体も一番元気な枝をメインに据えて後は大胆にトリミング。がっつりと仕立て直して一回り大きな鉢に植え替えてやります。私、見た目が美しくないのって嫌いなのです。植え替えが必要なのに何年も放置したみっともない鉢を、玄関の一番目立つ場所に置いておく感性は要反省だと思うのですよ。まぁ本当は、無意味に増やした鉢の数自体を間引いてしまいたいところなんですけれども…。

15/05/05(Tue)

今日のメインは鶏モモ肉の照り焼き。何故か昔からコレが好物で、最近も時々作って食べています。お惣菜の定番なので、スーパーでも出来合いの品が売っているのですが、味付けが甘過ぎるうえに作ってから時間が経っているので固いのが致命的。やっぱりこういうのは自分で作るに限ります。

使うのは当然皮つきのモモ肉。最近では皮を取り除いたものも売っていますが、餡なのは邪道です。というか、鶏肉のメインは皮・身は添え物に過ぎないと思うのですよ。買ってきたモモ肉は最小限の味醂・醤油・塩と香り付けに生姜を揉み込み、ポリ袋で密封して半日放置します。流派によってはフォークで穴をあけるやり方もありますが、半日放置ならそこまでしなくても良いと思います。焼き方は皮目から。皮から脂が出るので、油は不要です。中火で皮→身と焼き目をつけたら弱火に落とし、酒を振りかけて完全に火が通るまで蒸し焼き。荒熱がとれて肉汁が落ち着くのを待ってから切り分けて完成です。ココにマヨネーズをちょっとつけて食べるのが最高。ご飯のお供に最高なのです。

15/05/04(Mon)

私が偽金継ぎをする時は、もっぱらエポキシ系接着剤を使いますがコレ、身体には良くないらしいのです。ネットで調べてもエポキシは身体に悪いので、これを使って継いだ器は食用には使えないなんて書いてありますが、個人的にはそこまで神経質にならんでも…という感じ。無論、乾燥前のエポキシを体内に入れるなんてもっての他ですが、完全硬化して安定しているエポキシ、それも食器の接着に使った極微量のものから溶け出した極々微量のエポキシがどれほどのものかと思うのですよ。青酸レベルの猛毒だったら極々微量でも大変な事になるでしょうが、毒性があるといってもエポキシの毒性なんて知れたものです。まぁ、自己責任ですから他人の食器を継ごうとは思いませんので、毒で死んでもせいぜい私か私の家族までなんで、無問題です。

私が本格的な金継ぎに手を出さない理由は、無論漆かぶれです。私、凄く弱いのですよ。ハゼの木の風下に立っただけでやられてしまうので、小さい頃は遊び場の野山のハゼの木の位置は完璧に把握していた位。そんな私が漆に手を出すなんてとんでもない。長年使って先端の色が落ちてしまった拭き漆の箸、本当は漆で塗りなおしたいんですがそれも断念。仕方がないのでポアステイン(木工用水性塗料)で似た色を塗ってからウレタンに簾で仕上げました。漆の職人さんって本当に尊敬します。ウルシオールで充満する部屋で一日中作業するなんて私には無理無理です。

15/05/03(Sun)

今日は割ってしまった小鉢の修理。私は偽金継ぎを趣味の一つとしているので、大体の物は直せます。直せないものは、1. ガラスまたはそれに準ずる磁器:割れた面が滑らか過ぎて接着剤が十分な強度を保てません。2. 破片が多過ぎる:理論上はどれだけ粉々でも修理できますが、私が嫌。今回は釉薬をかけた陶器・5ピースと割と理想的なケース。ちなみに釉薬はかかっている方が楽です。素焼きだと表面にも接着剤が染み込んで汚くなりますし、削る際も余計な部分まで削ってしまいがち。釉薬はガラス質で固いので、接着剤が染み込まず、しかもここまで削れるよといういい目印になるのです。

この5ピースをいかに滑らかに接着するかが腕の見せ所。人の指先は凄く繊細で、0.1mm位の段差は余裕で感知できますから、かなり精密にくっつけないとダメ。以前は予め仮止めしておいたところに粘度の低い瞬間接着剤を流し込んでいましたが、これだと十分に接着剤が届かず強度の低い所が出来ますし、後ではみ出た接着剤の処理が大変なので、最近はやってません。最近は効果時間の遅いエポキシ接着剤がお気に入り。マスキングテープを流用して仮押さえしつつ、慎重に組み上げます。硬化時間が遅いので、全体を見ながら接着面を0.1mm単位で微調整できますし、はみ出た部分はティッシュにアルコールをつけて拭き取れるので後処理が楽。こうやって色々考えながら工夫し、完成度を上げていくのが趣味の楽しみというヤツです。

15/05/02(Sat)

食用筍の季節は過ぎ去りましたが、裏庭に隣家の竹薮から筍が侵入してくる季節が始まりました。毎年の事なんですが、コレが本当に厄介。地下茎で繋がっているので、一本折っても焼け石に水ですし、とにかく成長力が凄くて薄いコンクリートなら割って出てきやがります。というわけで、地面にヒビが入っているのを見つけ次第掘り出してラウンドアップを塗るのですが、いたちごっこの感は否めません。

京都の庭園とかで格好良く竹(笹)が揺れているのは風情があってとても良いものですが、自宅の庭に絶対に植えてはいけない植物の筆頭が竹(笹)だと思います。無論、完璧に管理する覚悟があれば別ですけど、そうでなければ数年内にとんでもないことになるのは必須。ホント、隣の家も何を考えて竹なんて植えたのやら…。ちなみに現在はその家は廃屋になってまして、たま〜に親戚の人が来てざっくり手入れをするだけなので、竹パラダイスと化しています。本当に勘弁して欲しいです。

15/05/01(Fri)

今日は庭の黒松のみどり摘み。春先になると松のあちこちから若芽が出てくるのですが、これを放っておくとぼさぼさになって樹形が狂い、大変見苦しいことになるので剪定してやるのです。が、やっぱりコレも結構大変。最近割と気温が上がってきたので、通常はTシャツ短パンという油断した格好で過ごしているのですが、松の剪定をする際はチクチクするので長袖必須・脚立からの転落を考えて長ズボン必須となります。コレが暑い。そしてみどり摘みの作業自体も結構大変。何せ松が3mオーバーの大物なので、いちいち脚立の位置を微調整しながら若芽を摘んでいくのは時間と手間がかかりまくりです。

庭の手入れなんてサッパリ興味がなかった頃は、庭なんて放っておいてもそれなりに綺麗なんでしょ、なんてバカみたいに思っていましたが、全然そうじゃありません。怖くてやれませんが、2週間放置すると多分相当大変な事になります。落ち葉・雑草・生い茂る樹木、綺麗な庭園というのはそれはそれはバカみたいな手間がかかっていると知ったのは割とここ数年のこと。昨年末に上京した折、有名な駒込の六義園に行ったのですが、あの広さの庭園をここまできっちり管理するにはどれだけの手間がかかっているのか、空恐ろしく感じました。というわけで、庭の維持管理にはバカみたいな手間暇がかかります。庭付き一戸建てなんていいますが、一戸建てはともかく、関心がないのなら庭付きは止めておいた方がエェと思うのですよ。

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