2015年7月

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15/07/31(Fri)

相変わらず減らないカボチャの山。カボチャというと煮物ですけど、毎回煮物もどうだかな〜と考えていて思いつきました、デザートにすれば良いんじゃね?カボチャ・デザートでまず思いつくのはパンプキンパイですが、パイシートは希少なバターを大量に使う&冷凍パイシートを使うのは主義にあわない、という理由で却下。私が作ったことのあるデザートを派生して作れるカボチャのお菓子ということで思いついたのがカボチャプリンです。

クックパッド先生に相談してみると、カボチャプリンの作り方はノーマルプリンとほぼ一緒です。ノーマルプリンで使う牛乳を半分に減らし、その分レンチンして裏漉ししたカボチャを投入。カボチャの甘味の分砂糖もやや減らす、位で後はプリンと同じ感じでオッケーなので楽勝です。感想:牛乳の半分をカボチャにすると、予想以上にもさっとした感じになります。プリンというとつるっと滑らかな喉越しが持ち味ですが、↑のレシピのカボチャプリンではどちらかというとカボチャ餡といった風情になります。味は◎ですが、私としてはちょっと不満足。次はカボチャを↑の半分で試してみようと思っていますが、あまりに減らすとカボチャプリンである必然性がなくなってしまうので難しいところ。やっぱり、プリンというからにはつるっと滑らかでいてほしいのですよね。

15/07/30(Thu)

今日の一品はブリと牛蒡の炊き合わせ、渋いです。この時期に作る料理じゃない事は十分承知しているのですが、母親がどーしても食べたいと買ってきてのリクエスト。コレ、うちの定番料理ではあるのですが、私はその味を全く受け継いでいません。理由はシンプル、不味いから。徹底的に水に晒してアクを抜き、過剰に煮込んだ牛蒡は歯応えもへったくれもあったものじゃなく、ブリは最初から牛蒡と一緒に入れてかき混ぜるものだから、形が崩れて原形をとどめていません。小料理屋で出てきたら、そのまま店を出るレベル。

というわけでブリと牛蒡の炊き合わせのポイント。1. 牛蒡の皮はこそげない・アクは抜かない。一般的に野菜・果物の旨味は皮・皮に近い部分に多いですんで、ココをこそげるなんて愚の骨頂。更には今時の牛蒡は品種改良が進んでいるので、アクなんて皆無。水に晒すとむしろ旨味が逃げてしまうので禁止。2. ブリと牛蒡は別に煮る。特性の全く違う食材を一緒に煮て美味しく仕上げようってのがそもそも無理な話。最初から一緒に鍋に入れて牛蒡が良い感じになる頃には、ブリは煮過ぎてスカスカ・煮崩れてボロボロになっています。

こういう料理の定番ですが、まず濃い煮汁でブリをサッと煮る→ブリを取り出し、煮汁を薄めて牛蒡を煮る→ブリを戻して軽く味を馴染ませる、という三段階が必須です。面倒と言えば面倒ですが、ブリ牛蒡を美味しくするためには必須の工程なので、仕方なし。ただ、他の作業と平行してやれば、別に大した事はないんですけどね。

15/07/29(Wed)

メロン貰いました、ありがたいことです。でも、昔から私はあんまりメロンが好きじゃないのですよね。メロンと言えば高級果物の代名詞ですけど、そんなに高くても食べたいか?と思ってしまいます。昔はよくマクワウリなんて食べましたけど、どう考えてもアレの延長上の味でしょう?私の中ではメロン=凄く甘い瓜という位置付けなのです。私はどっちかと言えば一個100円のリンゴの方が好きですねぇ…。

というわけでメロン。ガッテン流に赤道ラインで真っ二つに切りまして、種と身の間数箇所に切れ込みを入れて切り離し、網で果汁を漉しとってソーダ水(砂糖なし)で割ったものが私の取り分。残りは皆さんで好きにしてという感じで。コレ、結構美味しいです。うちでも今までは種周辺のドロッとした部分は捨ててましたけど、むしろここに甘味が集まっている感じ。ですが、結果論として割るのはソーダ水(砂糖あり)の方が美味しいと思います。前回砂糖ありで割って少々甘すぎたので、今回は砂糖なしを選んだのですが、これだと逆に物足りない感じ。ソーダ水(微糖)なんてのがあれば、多分それがベストです。まぁ、メロンなんて自分で買うことは絶対無いので、次がいつになるか分かりませんけど。

15/07/28(Tue)

今日は1袋98円で特売ジャガイモゲット。コレで昼食のメインを作ります。所謂ハッシュドポテトですが、私の場合は細かく切るのが面倒臭いのですりおろしてしまいます。一人前あたり拳大のジャガイモ1個を皮ごとすりおろし、その1/3位の玉葱微塵切り・塩胡椒少々とよく混ぜて、温めたフライパンで両面よく焼くだけ。結構くっつきやすいので、油の良く馴染んだ鉄フライパンか、傷のついていないテフロンフライパンを使わないとボロボロになります。

ジャガイモが完成したら、同じフライパンで目玉焼き作成。目玉焼きは色んな流派がありますが、私は水をほんの少したらしてから蓋をして蒸し焼きにし、黄身に白い膜がかかっているけど黄身はまだトロトロくらいの状態が好き。あと今回はたまたまベーコンの買い置きがあったのでそれも少し炒めて添えますが、カリカリはNG。脂がもったいないので。全体にウスターソースを回しかけ、黄身を崩して一口大にしたジャガイモと混ぜながら、時々ベーコンも一緒に食べるのが至福。コレ、所謂定番のモーニングスタイルですが、長年かけて試行錯誤した結果の組み合わせというのは流石としか言いようがありません。安くて手軽な材料で簡単に作れて、しかも激ウマ。私に朝食を食べる習慣があるのなら、おそらくレギュラーになるでしょう。

15/07/27(Mon)

暑い!私の部屋は窓が一方にしかないので、風が通らないのが致命的。一応、窓と反対側には部屋の出入り口があり、その外には窓もあるので、開けようと思えば不可能ではないのですが、こっちには網戸がついていないので、解放すると蚊が大量侵入してきやがるのでそれもできません。というわけで、仕方なく一方しかない窓を全開・網戸状態にし、上半身裸の背中に扇風機直撃で過ごす今日この頃。

意外にコレが悪くないのですけどね。背中は表面積が広いうえに汗腺の量も結構多いので、風を当てると結構な効率で放熱してくれるのです。常時35度越えるようになると、洗面器に水を汲んでおいて時々背中を手拭いで濡らすようにすれば完璧。テレビやラジオでは“賢くエアコンを使って”なんて言ってますが、誰が賢いか賢くないかを判定してくれるというのでしょう。そんな曖昧すぎる基準の助言には乗れません。まぁでも、実際のところ40度くらいまでなら、対策さえしっかり立てておけばエアコン無しでも割と平気です。エアコンの一番の問題は中毒性があること・慣れると外気との気温差でむしろへばる事だと思われます。私はそれが嫌で。大体、気温40度が人間にとって致命的なら、赤道直下から人はいなくなるはずなのに、そうなっていないわけですから、あとは気合の問題だと思われます。

15/07/26(Sun)

今日の一品はカボチャの煮物。畑に転がしておくのはもう限界(これ以上放置していると30度オーバーの外気で腐る)ということで回収してきたのが約10個。どう少なく見積もっても半分は食べられずにそのまま堆肥として畑へお帰りいただくという無駄っぷり。責任は無計画に苗を植えつける父親にあるのであって、私は無罪です。それはともかくカボチャ。呆然としていても全く減らないので、淡々と食べていくのみ。

とりあえずはオーソドックスに煮物にします。鍋で少量(50g位)の冷凍常備豚コマを弱火で解凍しつつゆっくりと炒めます。何となく全体がほぐれて火が通った感じになったら、味醂と醤油をお玉1杯ずつ投入。沸騰した頃合を見計らって、小さめの乱切りにしたカボチャと全体が半分浸かるほどの水を加え、蓋をして蒸し煮にします。カボチャはただでさえ火の通りが早いのに、今回は小さめに切っているので、5分も経てば全体に火が通ります。味をみて塩で調整し、一旦冷まして全体に味を馴染ませれば完成。カボチャを豚のダシで煮るって感じですが、オーソドックスに美味い。主菜にはなりませんが、小鉢に入れて食事に添えると、ちょっとリッチな和食って雰囲気で良い感じです。

15/07/25(Sat)

今日は土用の丑の日ということでウナギ。母親が年に1回くらいと買ってきたパックを見ると、30cmクラスで1,700円。自分じゃ絶対買わないな…。というか、個人的にはウナギはもう食べるべきじゃないと思っています。種を絶滅させるまで食べるのはやり過ぎでしょう、常識的に考えて。それなのに、土用の丑の日ということで買う人がいるから売る人も出てくるわけで、ホント悪循環。これが仮に米の様な毎日の食生活にあまりに直結した物だったら話は別ですが、ウナギなんて正直食べなくても構わない贅沢食品ですしね。業者はウナギの食文化が途絶えてしまうなんて言ってますが、ウナギ資源が危なくなった時に真っ先に警鐘を鳴らして自主規制すべきだったのは、事情に最も詳しいウナギ業者だったわけで、まぁ自業自得?

それはともかくウナギ。あるものは食べます。私の取り分は頭から1/3。頭がついているので長さベースで3等分すると他より少し少なくなりますが、私は別にウナギにこだわりは無いので無問題。頭と首から2cm位は、微塵に叩いて葱・山葵と一緒にウナギ茶漬け。残った部分は縦に細く切り分け、玉子焼きの中心に巻き込んでう巻きに。他の2人はご飯に乗っけてうな丼にしてましたけど、それじゃ面白くないので。評価:普通に美味い。茶漬けにするとこってりウナギの旨味が全体に散って美味しいですし、う巻きは安定の美味さ。贅沢を言えば先日の大根が残っていて大根おろしがつけられれば最高だったのですが、この時期に大根が冷蔵庫にあること自体が変ですので、贅沢は言えません。ですが、値段と味が釣り合っていないのも事実。これだったら、先日のカレイの唐揚げを5回食べた方がずっとお得だと思います。

15/07/24(Fri)

今日の一品はサラダスパゲッティ。サラスパなんてもう長いことその存在自体を忘れていたのですが、現在読み返し中の“きのう何食べた?”に出てきたのをきっかけに、ポテトサラダとローテーションで常備サラダにするのも良いんじゃね?と思い立ちまして。これまた惣菜コーナーの定番ですが、結構お高いうえに出来合いのサラスパは独特のマヨネーズ臭?がして、どうにも好きになれません。

サラスパの作り方はポテサラ以上に簡単。1. 半分に折ったスパゲッティを柔らかめに茹でる。2. 具を混ぜる。3. マヨネーズで合える。と基本はたったコレだけ。今回具は刻んだゆで卵・晒したスライス玉葱・千切り人参・スライスピーマン。オーソドックスに作ると大体入るハム系は今回在庫が無かったのでパス。まぁ、卵と玉葱が入っていれば後は色どり・格好付けなので適当で構わないと思います。最後にマヨネーズで味を付けてから一応味見をして、必要ならば塩で微調整かまして完成。評価:どっからどう見ても普通にサラスパ。ベタベタのマヨとガッツリパスタの炭水化物という、サラダにあるまじき不健康っぷりがそそります。でも、時々食べたくなる魔力がありますね、サラスパ。

15/07/23(Thu)

今日の“コレで何か作って”オーダーはカレイ。掌サイズが3枚入って250円と大変お得な一品です。カレイと言えばもうコレは唐揚げにするしかありません。煮魚とか言い出すのは素人です(独断と偏見)。いや別に煮魚も悪くはないのですが、こういうプリプリっとした白身系の魚(他にはホウボウ・キンキとか)は唐揚げにするのが一番美味いと思います。私の好きな皮は絶対揚げた方が美味いですし、何よりカレイには揚げと相性抜群のエンガワがついてますから。

唐揚げは当然二度揚げです。軽く小麦粉をはたいて、極低温(小さな泡がゆっくりと出る状態)で、3分→2分。一気に火を上げてシャワシャワと泡が盛大に出る状態にして30秒→20秒。低温で中までキッチリ火を通してから、高温で外をパリッとさせる感じで。味付けは何もなければ甘酢を作ったのですが、先日の“コレで何か作って”オーダーで秋刀魚&大根を渡された際に使わずに残った大根があったので、シンプルに大根おろし&醤油で。評価:もう言う事なし・最高。揚げたてのカレイの唐揚げってどうしてこんなに美味しいんでしょうか。パリパリの皮にアッサリ白身と大根おろし醤油のコンビネーションが凶悪。無論、パリパリエンガワも忘れてはいけません。煮カレイとか作っている場合じゃありません、割と本気で。

15/07/22(Wed)

私も立派な中年のお年頃。20代の頃はどれだけ食べても太らないのが自慢でしたが、今では食べた分だけしっかり体重が増加するようになりました。そんなわけで、少しダイエットにも気を遣うようになったのです。そんな私のマイルールの一つが、お菓子自作です。スーパーやコンビニに行くと、比較的安価に色んなお菓子が手に入りますが、それが習慣化するとまさにデブ一直線。ですが、(少しは)甘い物も食べたい。そんな私の妥協点が自作です。自作って完成品を買ってくるのに比べたら、やっぱり面倒。時間も手間もかかります。が、それだけの手間をかけても食べたいってハードルになりますし、作る手間を知っているので、少しずつ時間をかけて食べるようになります。

私がお菓子作りに手を出すようになったのはほんの偶然。家の屋外配線がショートして、家中の電化製品が駄目になり、電力会社の保証で家電が一気に新しくなりまして、その時に電子レンジがレンジ&オーブンに進化したのです。で、折角あるんだから有効活用しなきゃ損じゃね?という、いかにも私っぽい思考で始まった菓子作り。作り始めて分かったのですが、大体のお菓子は常識的な労力&技術で自作可能です。

逆に、そんな私が作らないお菓子のジャンルは3つ。1. あまりにも面倒臭そうなもの:チョコレートが何層にも重なったオペラなんて、作ろうとも思いません。2. あまりにも日持ちしないもの:シュークリームやエクレアは大好きなんですが、数日でガワが湿気を吸ってフニャフニャになるので無理。1回に2個だけ作るとか効率面でありえないので。3. そもそも興味がないもの:クッキー系はお菓子ビギナー向けのジャンルですが、全く興味が無いので作りません。とまぁこういうのを省いても、作れるお菓子は山ほどあるので、全く困らないのですけれども。

15/07/21(Tue)

冷蔵庫に何かデザートのストックを作っておくことにしている今日この頃。最近は暑い日が続くので、冬〜春先に作り溜めたジャムをゼリーに加工しているんですが、今日は久しぶりにプリン。牛乳が特売で安かったんです。プリンは慣れてしまうとちょー簡単。最早外で完成品を買おうなんて毛ほども思わなくなります。

まずはカラメル作成。砂糖50gに水大匙2を加えて強火にかけ、周囲が焦げて全体が吹き上がってきたら水大匙1を加え、よく混ぜて完成。プリンカップに大匙半分ずつ敷いておきます。牛乳400mlに対して砂糖60gを投入し、火にかけて70度まで温めたら火からおろします。全卵3個を少しずつ加え、泡立たないように注意しながらよく混ぜたらザルを通します。卵液をプリンカップに均等に注ぎ、余熱済み170度のオーブンで25分。角皿には予めお湯を300cc加えてスチーム状態にしておきます。

作業時間は洗い物を入れても10〜15分。後はオーブンに入れて放置モードなので、手間は本当にかかりません。それでいて、普通に市販品レベルのプリンが出来てしまうのです。プリン、本当に簡単。

15/07/20(Mon)

うちの台所は床にビニールクロスを敷いているのですが、正直コレは選択ミス以外の何物でもないと思います。このビニールクロス、タイル状の模様が入っていて、コレが問題。目地の部分に汚れ(特に油汚れ)が溜まりやすいのです。どうせビニールクロスにするのなら、無地の平板なヤツがメンテナンス的にはベストだと思います。まぁ、こうすると滑りやすくなるという別の問題が発生してしまうのですが。そう考えると、板張りの方が良いんですかね。定期的なワックスがけが必要になってしまいますが。

というわけでこの目地に詰まった油汚れ。普通に上から雑巾掛けしても全然取れません。そこで使うのは住宅用洗剤(原液)。台所の床を一気に処理するのは(労力・時間の面で)不可能なので、家具や柱を目印にして5分割し、毎週1箇所ずつ処理していきます。ノルマの部分に原液のままの住宅用洗剤を振りまき、スポンジで伸ばして万遍なく広げたら5分待機。汚れが浮いてきたところで亀の子だわしを使って奥まで掻き出し、固く絞った雑巾で汚れを回収という手順。とまぁ、アッサリ書いていますが結構大変です。毎週やっている台所全体の箒&雑巾がけで20分・台所1/5の↑処理がこれまた20分の合計40分。キレイを維持するにはそれなりにコストがかかるのですよ。

15/07/19(Sun)

今日も相変わらずアホみたいに採れるナスで揚げびたし…のついでに、冷蔵庫の中で霜を吹いていた正月の角餅の処理。食べる予定がないのにとりあえず食材を冷凍庫に突っ込む、冷凍庫=ゴミ箱的な扱いは本当に止めてほしい今日この頃。文句を言っても始まらないので、ガンガン使います。餅は軽く解凍してから親指サイズにカット。丸一日風に当てて水分を飛ばしてから、ナスを揚げるついでに揚げ、味醂・醤油・砂糖=2:2:1を煮立たせたタレに絡めて完成。手作り歌舞伎揚げといったところでしょうか。

評価:結構美味い。甘じょっぱい揚げ餅なんて不味い筈がありません。ですが、反省点もあります。餅って揚げると予想以上に膨らみます。ですんで、親指サイズでは正直大き過ぎ。小指の先くらいにカットすべきでした。今回はカットが大き過ぎたので、揚げている最中にお互いがくっついてしまい、上手くハンドリングできなくて、中までキッチリ揚がらなかったり、片面だけ焦げてしまったり。小さめにカットして少量ずつ離して揚げれば、劇的にレベルアップすると思われます。つけダレはベースの味としてはこんなかなと。で、問題はこれまた霜を吹いている餡子餅。流石に餡子餅で歌舞伎揚げは作れないので、どーしたもんか。単純に焼いて食べるのが一般的ですが、流石にそれでは芸がないですしねぇ…。

15/07/18(Sat)

今日も今日とてお昼は冷麦。ですが、今日は冷やし中華ではなくカレー冷麦。絶対作りすぎだろコレ、レベルで大量生産されたカレー。太目の釘を刺したので頑張って食べていたようですが、とうとう力尽きて冷蔵庫から出されすらしなくなったヤツをリサイクルします。こういうのはちょっと少なめに作って、もう少し食べたかったな…という余韻を残しながら完食するくらいがベスト量だと思うんですけど。

作り方は冷やし中華以上にお手軽・簡単。残ったカレーにナスの揚げ浸しの漬け汁をカレーの半量ほど投入。よく混ぜて全体を馴染ませてから細かく切った万能葱を散らすだけ。都合よくナスの揚げ浸し汁がない場合は、めんつゆを3倍に薄めて使います。要はカレーうどんの汁を作る感じですが、かけうどんタイプにすると汁のロスが大きいので、つけ麺タイプにします。素麺で作っても勿論美味しいのですが、素麺だと麺が細い分ソースが絡み過ぎるので、味のバランス的に今回の様な冷麦の方が向いています。うどんまで太くなると、今度は普通にぶっかけで食べる方が美味しいので、なかなか難しいところですが。

15/07/17(Fri)

今日のメインは小海老の唐揚げ(市販品)を使ったエビチリもどき。本来のエビチリは、エビと微塵切り玉葱をソースに絡める料理なのですが、今回は大量消費を迫られているナスをぶっこんだので、“もどき”となっています。ソースは市販品を使えば一瞬なのですが、そういうのが嫌いな私は当然イチから作ります。

自分で作るようになってはじめて知ったのですが、エビチリのソースってほぼトマトケチャップなのですね。エビのケチャップ炒め中華フレーバーと称しても良いくらい。手順としては、1. 弱火フライパンで潰したニンニクの香りを出す。2. 小さめ乱切りナス投入。3. ナスに6割方火が通ったところでエビ投入。ついでに鷹の爪も少々。3. 合わせ調味料投入。水半カップに対して、ケチャップ大匙4・砂糖大匙2・醤油大匙1・味醂大匙半分・オイスターソース大匙1・粉末中華スープの素大匙1。4. 少し煮込んでから玉葱1個分の荒微塵切りを投入。5. 水溶き片栗粉でとろみを付けて完成。

唐揚げを使うとオーソドックスなエビチリのような、エビのプリプリっとした歯応えは無くなりますが、かわりに香ばしいエビの香りとパリパリとした歯ざわりがあって、これはこれでアリなんじゃないかと思います。どうかなと思ったナスも、トマトベースのソースとの相性は悪くない。ナス入りエビチリ、意外にいけます。

15/07/16(Thu)

趣味の木工。角を45度にカットして直角に張り合わせるテクを覚えたので、現在作成中なのがこの技術を遺憾なく発揮できる額縁。うちの台所には甥姪が送ってきた絵が飾ってあるのですが、適当さでは定評のあるうちの両親ですんで、飾り方も超・適当。砂壁にセロハンテープで画用紙の絵を貼り付ける→砂壁からテープが剥がれる→テープの上からテープを張って強引に張り直す、の繰り返しで超・汚い。家庭の油断した空間では割とやりがちでしょうが、私には許すまじです。

額縁はホームセンターでも簡単に手に入りますが、いくつかの理由で却下。1. 時間をかけて買い足していくと、素材・色などの面で統一感が無くなる。2. 額縁にありがちな、角を丸める処理が嫌い。3. そもそも家に材料が全部揃っているのに、何でわざわざ銭出して買わなきゃならんのだ。というわけで自作しますが、市販のものよりもずっと簡素に作ります。元々の状態を考えれば、カバーのアクリル板は不要ですし(買うと結構高いし…)、裏の支え板も要りません。四辺の棒と全体を支える金具があれば必要十分。手抜きですが、それでも結構時間がかかります。

四角の接着は木工用ボンドだけでは強度不足なので、貫通穴をあけてボンドを塗りたくった竹ひごを差込み、強度を確保します。精度は十分に気を付けていますが45度カットは難しく、パテによる四隅の補修は必須。塗装は着色・透明ニスが各2回ずつの計4回。作業の延べ時間は2〜3時間ですが、ボンド・パテ・塗料の乾燥時間中は手が出せないので、結局1週間程度は必要。これで台所すっきり化計画がまた一つ進みます。

15/07/15(Wed)

今日の昼食パスタに使うのは、お中元の素麺セットの中に入っていた冷麦。茹で時間1.5分の素麺には敵いませんが、茹で時間5分はパスタよりも遙かに短い(私は早茹でパスタを認めない派)ので、調理はあっという間です。冷麦の味付けとして最もメジャーなのははめんつゆですが、ここで何度も書いている通り私は市販のめんつゆを嫌悪しているので、使いません。そこで思いついたのが冷やし中華。こういう季節だし、ピッタリじゃね?

冷麦は重曹大匙1をぶっこんだ熱湯で規定時間茹でます。コレ豆知識。パスタでも素麺でも冷麦でも、重曹を入れて茹でると中華麺っぽくなるのです(シコシコ感が強まる)。タレは当然自作。分量はいつものようにクックパッド先生にお任せで、今回は酢100ml・醤油80ml・水50ml・砂糖大匙3・胡麻油小匙1を砂糖が溶けるまでよく混ぜるだけの簡単レシピですが、実にそれっぽい味になりました(レシピによるとこれで4回分)。具は千切りキュウリ・錦糸玉子・細切りハムと定番を用意。当然、練り辛子は欠かせません。全部家にあったものなので満足度は非常に大きいです。作業時間は全部で15分ほどと手間もそこそこ。実食:どこからどう見てもオーソドックスな冷やし中華です。普通に美味い。暑い間は特に登板の機会が増えるでしょう。

15/07/14(Tue)

朝八時からして室温は30度超え。まだ七月半ばだというのに、一体どうなってしまったんでしょう…。暑い暑いと脳内で念仏のようにリピートしていて思いつきました、ココはカキ氷の出番なんじゃね?というわけで、何十年かぶりに作ってみました。かき氷器はカキ氷大好きな甥姪の為にジジババが買った、比較的新しい物があります(買ってから数回しか使ってませんが…)。カキ氷の作り方は有名過ぎるので省略。去年の夏はカキ氷ブームとかで、天然氷を使うとかふわっと削るとか、よく分からんけど凝りまくったカキ氷が報道されていましたが、そんなの知った事じゃありません。使うのは普通の冷蔵庫で作った普通のキューブ氷です。

カキ氷といえば欠かせないのは蜜ですが、そんなもの常備してある筈がありません。かといってわざわざあんな毒々しいカラーの蜜を買ってくる私でもなく、春先に作った苺ジャムで代用。コレ、殆ど煮詰めていないヤツで、しかもペクチン不使用(ペクチン・リンゴの皮のどちらも手持ちがなかった)なので、とろみが少なく十分蜜の代用たりえます。結論:結構美味い。久しぶりにコメカミがキーンとなる感覚を楽しみました。ですが、温度が下がると人間の舌は馬鹿になるので、まともに甘味を感じるためには、結構な量のジャムをぶち込む必要があります。具体的には、普通サイズのカキ氷でジャムトースト2〜3枚分。(健康面的に)ちょっと毎日は食べられないかな…レベルの量のジャムを消費するので、今年の夏は週一を目処に作っていきたいと画策しています。

15/07/13(Mon)

田舎暮らしというとつきものなのは虫。最近は特に暖かい&湿度が高いという虫にとっては好条件に誘われて、その数も着実に増えています。今日は彼らをご紹介します。まず、トイレ&元風呂焚き場(現在は灯油釜にしたために物置)に大発生中のチョウバエ&蚊。トイレには常時2桁のチョウバエが、元風呂焚き場にはこれまた常時2桁の蚊が飛び回っています。チョウバエは普通の蝿と違って小型で羽音が無く、飛び回らずにとまっている事が多いので比較的無害。行動範囲が狭くて台所までは飛んでこないので、基本放置でOKです。蚊は問答無用でキンチョールですけど。これらの原因は、地下に設置した合併浄化槽しか考えられないのですが、どこから出てきているのかがサッパリ分からなくて困っています。どう考えてもそんな隙間は無いのですが…。ちなみに、通常の蝿は殆ど見かけません。合併浄化槽内の生存競争に負けているんでしょうか。

そして台所には勿論あのG。夜中に水分補給がてら立ち寄った際には、まずキンチョール片手に一周するのが習慣化しています。戦果は平均で1.5匹といったところ。食べ物は外に出してませんし、結構綺麗にしてるんですけどね…。たまに見かけるけど危険度MAXなのがムカデ。先日台所では初めて見ましたが、家中のどこにでも割と平均的に出没します(2階すら行動範囲内)。布団の中にまで夜這いしてくる最悪なヤツ。大きさはピンキリで3cm〜15cmクラスまで。3cmクラスでも噛まれると相当痛いんで、15cmクラスになると想像したくもありません。ちなみに、スズメバチ毒で有名なアナフィラキシーショックもありえます(つまり死亡リスク有)。無音で近付いてくるので、ある意味スズメバチよりも厄介で、これは見つけたら最優先で殲滅。具体的には定規などで体を押さえておいて、ハサミで切り刻みます。

家の中に限定すれば、他によく見かけるのは蜘蛛系。地面を這い回る種から、オーソドックスに巣を張るものまで種類・サイズは様々ですが、こいつ等は特に害がないので、目立つところに巣を張ってしまった時以外は基本放置です。子供の頃は地蜘蛛のいるところには必ずカマドウマがセットで現れましたが、最近はすっかり見なくなりました。とまぁ、メジャーどころはこんな感じ。家の中ですらコレなんで、一歩外に出れば…。虫を見ると叫ぶお嬢さん系には地獄ハウスかもしれませんが、慣れれば何てことないですよ。

15/07/12(Sun)

うちでは基本的に買い物大好きの母親が材料を調達してきます。挽肉を買ってきてハンバーグをオーダー、みたいに具体的な場合もありますが、一番多いのは“この材料を使って何かお任せで”のパターン。というわけで今日の材料は鶏モモ肉でお任せコース。一瞬、私の大好物であるところの照り焼きにしようかと思ったのですが、最近クソ暑い日が続いているので、ココはサッパリ南蛮漬けでしょうと気が変わりました。

鶏モモ肉は小麦粉をはたいて少なめの油で両面からカリッと火を通します。唐揚げみたいに最初からぶつ切りにした方が火の通りは早いんですが、何となく大きいままで食べたかったので今回は丸ごと。揚がったらしばらく休ませて肉汁を落ち着かせてから照り焼きスタイルでカット。野菜は玉葱・人参・ピーマンの三種。それぞれ縦スライス・千六本・横スライスにしてから水に晒し、玉葱の辛味を抜いてから水を切ります(本当は水に晒すのは玉葱だけで良いんですが、面倒臭いので全部まとめて晒してしまいました)。タッパーに野菜→鶏肉→野菜→鶏肉→野菜と交互に積み重ね、三杯酢ベースのタレを上から振り掛けて半日放置で完成。ちなみに今回は三杯酢に鷹の爪で辛味を加え、ニンニクと砕いた六角で香りをつけたものを使用。ぶっちゃけその場の気分・適当です。結果:美味いです。鶏肉の南蛮漬けなんて失敗しようがない料理なので、多少冒険しても大体オッケーです。特にやや強めに調整した酸味が暑さ対策にバッチリ。宮崎ではタルタルソースをつけて食べるそうですが、そこまでせずとも、この南蛮漬けにほんの少しマヨネーズをつけると、実によくあいますよ。

15/07/11(Sat)

割と最近“きのう何食べた?”の10巻が発売されたので、これを機に1巻から読み直していたら、最初の方に今の時期にピッタリのレシピが載っていたので作成。ナスをトマトベースで中華風に煮たやつです。ナスはヘタを落として半分に切り、一口大にカットしてから皮目に鹿の子の切れ目を入れ、素揚げします。ナスを引き上げたら、少しだけ油を残して残りはオイルポットへ。潰したニンニクを投入して香りを出したら、荒微塵に切った玉葱を入れて透明になるまで炒めます。

玉葱が透き通ってきたら豚肉ほんの少しを加えて色が変わるまで炒め、ザク切りにしたトマト投入。水でやや緩めの濃度に調整してから、豆板醤・オイスターソース・砂糖・塩などで甘辛中華風に味を調整。ココに↑で素揚げしておいたナスを戻し、20分ほどナスがやや煮崩れるまで煮て完成。美味いです。油を通したナスにトマトの酸味なんて、不味くしようがない組み合わせでしょう。そのまま食べても良いですが、ご飯や素麺に乗っけても非常に良く合いますし、熱々は勿論冷めても美味しいのでお弁当にも良いと思います。コレはレギュラーになりそうな予感。

15/07/10(Fri)

今年の頭くらいから片付けられない父親の尻を叩き続けて、家の片づけをさせています。これが割と凄い量で、とてもじゃないけど量が量でゴミ収集所には出せず、直接軽トラで焼却場に持っていったゴミがこの度1tを超えました…(キロ単位で燃やしてくれるので、重量が分かる)。端材満載で150kg位・書類満載で250kg位です。また、ブックオフに売った本の値段は3万円を超えてます。ホント、馬鹿じゃねーのと思いますが、片付けられない人というのは結構いるのですね。

ちなみにまだ全然終わってません。端材はあと軽トラ2回分・書籍がダンボール20箱といったところ。まぁ、今年中には何とかしたいのですが、どうなるでしょう…。端材は規定の長さにカットしないと受け取ってもらえないので、結構面倒なのですよね。私は他人に断捨離を押し付けようとは思いませんが、子供の頃(確か小学校2年の時)に引越しした時のダンボールがそのまま納戸に突っ込んであるのを見ると、それはどうかと思うのです。ざっと30年開けていなかった段ボール箱なんて、開けずに燃やしても良いくらいでしょう。

まぁ、諸悪の根源は収納スペースの豊富さだと思います。収納って凄く重視されますけど、あり過ぎると油断してどんどん物が溜まっていきます。個人的には収納ってちょっと足りない位がベスト。具体的に言うと一人につき押し入れ半間(間口90cm)、これ以上の物は捨てるってのが丁度良いんじゃないでしょうか。

15/07/09(Thu)

今日はリンスがわりに使っているクエン酸液の作成。私、頭洗うのに石鹸使ってます。要は皮脂がとれりゃいいんだから、わざわざ別個にシャンプーなんて用意する必要ない、というのが私の考え方。まとめられる消耗品はなるべくまとめた方が管理が楽ですし、置き場も綺麗。おまけに長年かけて溜め込んだギフト石鹸の山があるので、タダというのも大きい。総じて石鹸は脱脂力が大きいですんで、男性向けですしね。ですが問題はその後。石鹸で頭を洗うと髪がキュルキュルするのです。そんなに長い髪でもないので放っておいても無問題ですが、たまたま戸棚の中からクエン酸を見つけた(多分昔祖母が保存食作りに使っていたもの)ので、コレを使ってます。

作り方は簡単。水250mlに対してクエン酸大匙2の割合で溶かし、ミントオイルを数滴垂らしたものを元ガラス洗剤のスプレー容器に入れるだけ(ミントオイルは手持ちを香り付けに使っていますが、本質的には不要)。これを石鹸洗髪後の髪の毛に吹きかけて水で流すと、本職のリンスほどではないですがかなりキュルキュルがおさまります。ネットによると、石鹸によってアルカリ性に傾いた髪の毛をクエン酸で中和して中性に戻す、なんて書いてありますが、真偽の程は分かりません。ただ、実際に効果があるんだからえぇじゃないかと個人的には思います。クエン酸はこのペースで使ってもあと数十年分あるので、死ぬまでに後1回買うか買わないか。ドケチの私も納得です。

15/07/08(Wed)

ためしてガッテン、結構見るのです。で、この前やってたのが水出しの緑茶。お茶につきもののカテキンは殆んど抽出されないんですけど、エピガロカテキンという成分が沢山出て身体に良いらしい。というか、私としては火を使わずにお茶が淹れられるってのが魅力的。だって、ガス代ケチれるじゃないですか。というわけで、この一週間ほど毎朝氷水でお茶を淹れて魔法瓶に入れ一日かけて飲んでいるんですが、良い感じです。

淹れ方は簡単。急須にいつもと同じ位の量の茶葉を入れ、氷水をいつもと同じくらい注ぎ、5分待ってから魔法瓶に移すだけ(2煎目からは数十秒でOK)。お湯バージョンと手順は一緒です。で、味ですが、氷水でちゃんと味出るの?と思いますけど、ちゃんと出ます。流石に同じ時間熱湯で淹れるよりは薄い気がしますが、それでも十分な味が出ています。更に、熱湯で淹れるよりも氷水で淹れた方がシャープな味になる感じがします。まぁ、熱湯で淹れた氷で急冷したものとキッチリ比較したわけでは無いので、あくまで“感じ”ですが。

また、ドケチな私には嬉しい事に、コレ4〜5煎淹れられます(ガッテンサイト談)。ただ、私の味覚的には3煎が限界ですが、それでも熱湯よりは長持ち。1煎の度に急須の口に輪ゴムを引っ掛けて、今何煎目かを分かるようにしています。あんまり美しくないですが、他に適切な方法を考えつかないので。まぁ、人前に出すわけじゃないんで無問題でしょ。

15/07/07(Tue)

今日のお昼は近所から貰った冷凍シジミでボンゴレ。本体は前日の夕食で母親がバカみたいに茹でて残った素麺。すっかりくっついているので、サッと熱湯に通してから湯切りし、オリーブ油を振り掛けておきます。フライパンにオリーブ油多目の弱火で潰したニンニク→玉葱半分をじっくり炒め、鷹の爪で辛さを調節しておきます。ここで凍ったままのシジミ投入。本当は白ワインがベストなんですが、わざわざ買ってくるのはアレなので、かわりに日本酒をやや多目に投入。蓋をして全体に火を通します。

シジミからは割と塩分が出るので、ペペロンチーノの勢いで塩を加えると失敗します。味をみつつ慎重に塩味つけ。最後に↑で準備しておいた素麺を加え、仕上げにバターをひとかけら。最後に皿に盛ってパセリを振り掛ければ完成。感想:激ウマ。いつ食べても貝から出るダシの味は最高です。パスタよりもずっと細い素麺を使っているので、ソースの絡みも文句なし。アルデンテのような歯応えは皆無ですが、コレはコレでありなんじゃないかと思います。これからの季節、割と冷遇されがちな素麺ですが、伝統的な形にこだわらなければ結構消費できるものですよ。

15/07/06(Mon)

今日の一品は夏野菜のラタトゥイユ。シャレオツな名前がついてますが、所詮は夏野菜の洋風ごった煮、簡単です。必須の野菜はトマトと玉葱、この2つは絶対に必要ですが、後は適当でOK。今回は常備してあるジャガイモ、今が盛りのナス&ピーマン&シシトウ、残り物のハム少々です。オリーブ油を温めて潰したニンニクを投入して香りを出したら、大きめの微塵切りにした玉葱を入れて全体が狐色になるまでやや強火で炒めます。良い感じに色がついたら、残りの野菜・ハムを全部微塵切りにして投入、気分で鷹の爪・ローリエも少し加えます。

水は全体の様子を見て加えないか、加えてもほんの少し。夏野菜からは思いの外水分が出るので、最初っからヒタヒタにすると全体が水っぽくなりすぎるので注意。あとは15分ほど煮込んで全体がペースト状になったら塩胡椒で味を決め、荒熱をとってから冷蔵庫でよく冷やして完成。コレ、かなり美味しいです。トマトの酸味と玉葱の甘味のコンビネーションが絶妙。そのまま食べても良いですが、私は素麺に絡めてミートソースみたいにして食べたり、トーストに乗っけて食べたりもします。熱々でもいいですが、個人的には今夏のようによく冷やして食べた方が、味が馴染んで良いような気がしますね。

15/07/05(Sun)

冷蔵庫のかなりの部分を、スイカが占領しています。食べても食べてもキリがない。だから、植えつける苗の数を考えろと何度言っても、年寄りというのは他人の言う事を聞きません。そりゃま、スイカもたまに食べれば美味しいです。が、毎日三角スイカ5切れがノルマ、とかいう状況になると有難味は激減です。

というわけでスイカ、日本では塩振って食べるのが一般的ですが、私は中華風に砂糖を振って食べるのが好きです。といっても振り過ぎは厳禁。親指と人差し指でつまんで、隠し味程度にパラリと振るのがコツ。こうすると、スイカの甘味に深みが出るような気がします。皮はもれなく全廃棄。滅多に手に入らないような状況なら、緑&黒の部分を削ぎ落とした後、塩で揉んで浅漬けにすると美味しい(スイカは所詮ウリの仲間)のですが、コレだけあり余っているとやる気が失せます。何事も程ほど、よりもちょっと足りない位がベストという事でしょう。

15/07/04(Sat)

素麺の季節がやってきました。親戚からのお中元素麺箱が詰みあがりつつあります。というわけで、これからしばらく私の昼食は素麺。両親も時々食べるのですが、彼らは食事のメインはご飯じゃないと駄目みたいなので、私のように昼食は毎日米抜き・素麺、なんて事は出来ないのです。素麺というと伝統的には麺つゆを薄めてつけ麺的に食べるのが一般的ですが、私にとって麺つゆは鬼門。どうにも甘ったるくて旨味が強過ぎ、全然美味しいとは思えないのです。ですんで、茄子の揚げびたしの汁を流用するとか、そもそも専用にイチから作ってストックしておくとか、そういう方向性になります。

ですが、素麺って従来型の麺つゆにこだわる必要全然ないと思うのですよ。カレーが残っていればだし汁で伸ばしてカレーうどんならぬカレー素麺になりますし、だし汁に少し酸味を加えて冷やし中華っぽくしても美味しい。今なら夏野菜でラタトゥイユを作り、それを素麺に乗っけて食べても普通にあいます。ココでも私の教訓“料理は塩味さえ間違えなければどうとでもなる”が生きてきます。というわけで、毎日素麺ですが飽きることもなくしかも夏バテに陥る事もなく、無事に秋を迎える事はそんなに難しくないのです。

15/07/03(Fri)

今日のメインは秋刀魚。全く季節じゃないんですが、食べたくなったから買ってきた、と野生の人がいうので…。一緒に大根まで買ってきやがりましたが、私は基本ひねくれているので、その思惑には乗りません。今日のメニューは秋刀魚の甘酢あんかけです。秋刀魚は三枚におろして片身を三等分し、片栗粉をまぶしてサッと揚げます。秋刀魚は身が薄いので火が通るのも早く、1分→1分くらいで十分です。魚は揚げ過ぎるとスカスカになって味が激落ちするのでNG。ちなみに中骨は片栗粉をまぶして低温で10分位かけてじっくり揚げ、骨煎餅にしてしまいます。捨てるのは頭と腸のみ、エコ。

甘酢は適当。マストの玉葱1/4個は厚めの縦スライスして胡麻油で透明になるまで炒め、色付けの野菜(今回は人参・インゲン)を加えて軽く火を通します。半カップの水に粉末トリガラスープを混ぜたものを加えてひと煮立ちさせ、醤油・砂糖・味醂などで味を調えます。片栗粉(↑で使った衣の残り)に水を加えたものでとろみをつけ、最後に酢を回しかけて甘酢完成。秋刀魚の甘酢あんかけってあんまり聞いた事ありませんが、普通に美味いです。脂はたっぷりですが、身自体は淡白系統の魚なので、油で揚げてサッパリ酢というのが実に良くあいます。秋口だったら私とて塩焼きにしますけどね。

15/07/02(Thu)

以前から気になっていた、冷凍庫の霜を吹き始めた食パンをいい加減に処理する事にしました。犯人は無論、適当な性格では定評のあるうちの母。食べ切れない分をそのうち食べると、とりあえず冷凍庫に突っ込んではみたものの、解凍するのが面倒でそのままになっているという流れ。解凍してそのまま焼いてもいいんですけど、今回は以前より一度作ってみたかったフレンチトーストに加工しました。

フレンチトーストは時間がかかりますが、やる事は割と単純です。1. 解凍した食パンを卵液(卵1個・牛乳50ml・砂糖大匙1・バニラエッセンス少々)に漬けて冷蔵庫で一日放置(2〜3回ひっくり返す)。2. 強火のフライパンで両面に軽く焦げ目をつける。3. 余熱済みの180度オーブンで20分。時間はかかりますが、手間は殆どかかりません。まぁ、楽勝の部類です。

結論:これはダメなデザートです。美味いかマズイかというと、美味い。ですが、食パンというのは一種のスポンジ。その食パンがデブの素をたっぷり吸って、大変な事になっています。いわば、デブ製造デザートと言えるでしょう。使った材料(卵1個・牛乳50ml・砂糖大匙1・バニラエッセンス少々)を考えると、あんまり大した事ないような気もするんですが、事実以上に太りそうな気配が漂いまくっています。まぁ、たま〜に食べる分には良いんじゃないでしょうか、多分。

15/07/01(Wed)

今日のアホみたいに採れたシリーズはインゲン。うちでは伝統的にインゲンはクタクタになるまで煮るのですが、私はコレが嫌いです。インゲンの味わいの一つはあの歯応えだというのに、それを消してしまってどうすんの?という感じ。というわけで、一番簡単に作れるのは胡麻和え。付け根のところを切り取り、軽く茹でてから2〜3等分にカット。あとはすり胡麻・砂糖・醤油であえるだけの簡単料理ですが、これがご飯に合いまくりです。

ちょっと面倒ですけど好きなのがかき揚げ。適当な大きさに切ったインゲンと玉葱を衣でまとめ、木ベラの上で形を整えながら揚げていきます。かき揚げってスーパーの惣菜コーナーの定番で、100円前後で安く売られてます。が、買ってきたかき揚げはどうしても揚げてから時間が経っているので、どこかベタッとして大して美味いもんじゃありません。ですが自分で揚げたかき揚げは、揚げたてという一点で出来合いの品に圧勝できます。今時なかなか家でかき揚げを揚げる家は珍しいかもしれませんが、新鮮野菜で作るかき揚げって結構絶品だったりしますよ?

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