2017年1月

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17/01/31(Tue)

ここ最近昼食をスパゲッティからお好み焼きにシフトしているので、使いかけの野菜を入れてあるタッパーの中の玉葱の鮮度が怪しくなってきました。サラダにしようかとも思ったのですが、サラダはサラダでキャベツ・水菜・人参・大根etcと他に候補が沢山いるので、一旦水に晒さないと使えない玉葱はどうしても優先度が落ちてしまいます。というわけで、今日のメインは玉葱消費の為にマカロニと炒めてみました。

小分け冷凍ストックしてある豚肉は予め解凍しておきます。フライパンにやや多目の油をひいてから小さくきった豚肉を投入して弱火でじっくり。少し赤い所が残っているかな?位で一旦引き上げます。ずっと入れっぱなしで野菜も炒めると火が通り過ぎて固くなってしまうためにこの対応。豚肉の油が残るフライパンに縦スライスの玉葱3/4個・キャベツのざく切り適量を入れまして、赤ワインを少々加えて蓋をし蒸し焼きにします。えぇ感じに火が通ったら豚肉を戻し、ケチャップ・塩で味を決めて完成。洗練とは程遠い、むしろ子供が好きそうな味付けですが、私は結構これが好き。ケチャップを意図的に少し焦がすと香りが立ってご飯とも良く合います。そしてこれで使いかけの玉葱もなくなり、明日からは心置きなくお昼のお好み焼きが食べられるというわけです。

17/01/30(Mon)

今日の指令は神事で使った夫婦鯛(25cmクラス×2)を何とかしろというもの。去年同じ指令で酷い目にあったので、正直あんまり気が乗りません。エラ・腸を抜かずに神棚の前で常温半日放置した鯛の酷さは予想以上でした。腐っても鯛という諺は完全に嘘だと思います。というわけで、今回は神事が始まるギリギリに冷凍庫から出すという条件で妥協しました。本当ならスーパーから買ってきて冷凍する前にエラ・腸を抜くべきなんですけど。見た目変わらないから良いんじゃないかと思うんですけど、そこは信仰上駄目みたい。個人的にはただの迷信よりも鯛の鮮度の方が遥かに重要ですけどね。

というわけでこの鯛、あんまり状態がよろしくないので刺身系は無論アウトです。どうしようかと30秒ほど考えて、1匹は煮魚・1匹は炊き込みご飯に加工する事にしました。特に炊き込みご飯は実に久しぶり。作り方は簡単で、普通に水加減をした2合の米に醤油・酒を各大匙1、昆布1枚を加え、エラ・腸・鱗を取り除いた鯛を丸ごと入れて炊飯器のスイッチオン。炊き上がったら鯛を取り出して骨を外し、身を戻して全体をかき混ぜて完成です。本当は土鍋で炊くのがベストなんですが、ここ数年来圧力鍋玄米炊飯ばかりで白米を炊く勘を忘れてしまったので楽をしました。結果:普通に美味い。市販の炊き込みご飯よりもずっと味を淡くしてあるので、ありがちな醤油炊き込みご飯になっていない所が高評価。でも鯛の味がやや弱いのが気になります。個人的には炊き込むなら鰹や鯖といった主張する魚の方が好き。

あと(多分)初めてうちの炊飯器を使ったのですが、スイッチを入れた時に残り56分という表示が出て死にそうになりました。たかが炊飯に56分ってアホかと。鍋炊飯なら蒸らしも入れてこの半分の30分でずっと美味しく炊けます。やっぱり炊飯器は電気代喰うだけの(私にとっては)要らん家電だなと再認識したですよ。

17/01/29(Sun)

ここ数日は1月とは思えないほど暖かい日が続いています。これはラッキーという事で、ゆかり作成中。先日紅生姜作りに使った梅酢ですが梅酢単体では売っておらず、赤紫蘇漬けの液体分を絞って使っていました。当然残るのは極限まで絞られた赤紫蘇。このまま食べても良いんですけど、汎用性を高めるためにゆかりに加工します。

といっても作り方は簡単。赤紫蘇をプラスチックのお盆に広げて日向で放置、3日ほどでカラカラになったら収穫です。絞った赤紫蘇はあちこちが小さな団子になっているので、最初のうちは時々見回って指でほぐすとなおよろし。カラカラになったらフードプロセッサーに入れてスイッチオンで粉砕して完成です。好みで胡麻なんかを入れてもいいんですけど、今回は何となく赤紫蘇単体で作ってみました。ご飯のお供に最適なゆかりですが、作っておいてアレなんですけどこういうふりかけ系ってあんまり使わないんですよね。ふりかけってなんだかご飯の味を邪魔しているとしか思えなくて。ですんで、最初のほうは素のご飯で食べていって、最後の1/4位にゆかりを使うっていう運用にしようと思っています。

17/01/28(Sat)

結構長引いているハーブ干し箱ですが、やっと網を張るところまできました。計画では網をピンと張った状態で枠に押し付け、180度開脚状態のホッチキスで固定する筈だったのですが、木の硬さにホッチキスの針が負けてしまって刺さりません。そういえば以前、木枠の網戸に網を固定する時にも似たようなことがありましたっけ…。というわけで手持ちの道具を使ってどうにかならんかと小一時間考えたんですが、無理という結論に達しました。小さな釘の頭を曲げてL字にして固定具にする案を結構真剣に詰めてみたのですが、固定する力・最終的な完成度の面でどう考えても必要とするクオリティには達しなそう。

というわけで仕方がないのでタッカー買ってきました。タッカーというのは要するにデカいホッチキス。椅子の生地を本体に固定するのに使われているのが有名かも。針が太いので木の硬さに負けずに打ち込む事ができます。使っている台所の椅子の中にもそろそろ張り替えた方がいいのが出てきたので、丁度良いかなと思いまして。今回買って単発で終わるような道具ではないので無駄にはならないでしょう。ちなみにお値段はアマゾンで検索すると数百円から万単位のものまでさまざま。高いのは電動で連続使用できるものですが、そんなスペックは要りませんので私が買ったのは1,500円位のもの針の幅は12mm固定で、深さを色々選べるようになっています。まぁでも、新しい道具ってのはうきうきしますよね。

17/01/27(Fri)

今回お好み焼きを作るにあたり、紅生姜はたまたま別件で買っていた為に入れましたが、わざわざ買ってまで入れることはないだろうと思っていましたけど、大間違いでした。入れる量は少なくても、紅生姜の酸味でお好み焼きの味がぐっと引き締まる事を発見し、今後はマストの存在になりそうです。ですが私のモットーは、買う前に自分で作れるか考える、ですから自分で作ってみました。生姜は自作しているんですが毎年使い切れなくて捨ててるんですよね。今も納屋の隅で干からび始めているので、これを使って紅生姜を仕込みます。

紅生姜の材料は生姜・塩・梅酢です。そしてたまたまこの梅酢も手元にあるんですよね。母親が大根の桜漬けが食べたいと言い出し、材料として買ってきて使いきれずに残ったやつ。こういう特殊な食品を買ってくる時は最後まで使い切る算段をしてから買ってほしいものですが、今回だけはそれが良い方に転びました。生姜は新生姜なら皮ごと使うらしいのですが、今回のは結構固くなってしまっているので皮は剥きます。それを繊維に沿ってやや厚めのスライスにし、重量の3%の塩を振って1時間放置。軽く絞ってから半日ほど乾かし、梅酢をひたひたに注いで完成。こんなのわざわざ完成品を買うまでもないわというくらい簡単です。このレシピならご飯のお供にもなりそうなので、キャベツの季節が終わってお好み焼きを作れなくなっても無駄にはならないのが○ですね。

17/01/26(Thu)

夏の残りの素麺を使ったパスタでやっと素麺の在庫が切れたところで、次はアホみたいに出来てしまったキャベツ消費のためのお好み焼き週間に突入。無論毎食サラダを作って食べてはいるんですが、サラダで使えるキャベツなんて一食で葉っぱ半分がいいところ。サラダだけではとてもじゃないけど供給過剰です。そんな時に便利なのがお好み焼き。火を通すのでガッツリカサが減って大量に食べられます。今のレシピだと1枚あたりキャベツ150gを使用。これはキャベツの葉2.5〜3枚にあたります。サラダの使用量のざっと5〜6倍を一気に食べられるわけで、これは便利。

生地は小麦粉40g・水50ml・卵一個に塩少々。これをよく混ぜてから荒微塵に切ったキャベツ150gを投入し、よく混ぜて焼くのがベース。流石にこれだけだと寂しいので、色々入れます。今回使うのは紅生姜・干し海老・鰹節・刻み葱・揚げ玉。紅生姜・干し海老は他の料理のために買っておいたものを流用しますし、揚げ玉はフライの片手間に作って冷凍してあったものなので、相変わらずほとんどコストはかかりません。定番の豚バラは自己主張が激し過ぎてイマイチ好きじゃないので入れません。これらをよく混ぜてから油をひいたフライパンに流し込み、蓋をして弱火で表裏各4分。最後に蓋を外して少しだけ火を上げ、両面2分ずつ焼いてかりっとさせたら完成。ソース&マヨでいただきます。感想:ふんわり美味い。私が学生の頃に食べていたものに比べると、格段にキャベツが多く生地が少ない構成です。それをコテで潰さずにふわっとした状態のまま焼いているので、あのころとは別食感。早く焼こうとなるべく生地を薄く広げていた自分をハリセンでひっぱたいてやりたい気分です。お好み焼きは厚くふわっと、コレ絶対だと思います。

17/01/25(Wed)

今日の趣味の木工はちょっと寄り道して、耳かきの有線化。居間のコタツの天板をひっくり返しまして、角に直径2.5mmの下穴を一箇所あけます。ここに古い額縁を分解した時に出てきた輪状の金具を木ネジで固定。耳かきと金具を1.5mほどのタコ糸で結び合わせれば完成です。うちの耳かきは亡くなった祖父がスポークから手作りしたもので、先端の掻く部分が市販品よりもずっと深くなっています(90度近い)。このため、油断するとすぐに耳の穴を傷つけてしまうのですが、その分効果は絶大で慣れてしまうともう市販品には戻れません。ただ、製作者が亡くなってしまっているので補充が利かず、その数は減る一方です。新聞を読んでいる時に使っていて、そのまま畳んで古新聞で出してしまったとか。

私も自室に一本持っているんですけど、使ったら必ず引き出しの定位置に戻すというのを徹底しているので、無くなることはありません。ですが居間のは違います。うちの両親、使ったら元の場所に戻せと何度言っても、その辺に気軽に置くので年中探しています。この前はソファーの隙間に入り込んだのを探し出すのに1時間。使い終わったら元の場所に戻すだけで防げる無駄以外の何物でもない時間です。というわけで今回の有線化。ボケ老人対策みたいで嫌だったんですけど、これ以上自分のものでもない耳かきを探させられるのは嫌なので。廃棄自転車があったらスポークをとってきて自作しようとは思っているのですが、そういう目で見ているとなかなかないものなのですよね、廃棄自転車も。ちなみに年中探している母親の携帯電話もコタツと紐で結んで有線化しようかと提案したんですけど、勿論断られてしまいました。こっちは決定打がありません。

17/01/24(Tue)

今日のメインは1匹70円のウルメイワシ×4。ウルメイワシなんて下魚中の下魚と蔑まれがちですが分かっていません。新鮮なウルメイワシを適切に調理すると、そりゃもう美味いのです。腐っても鯛なんていう諺がありますが私は明らかに嘘だと思います。腐った鯛と新鮮なウルメイワシを比べたら、後者の方が絶対に美味い。というか両方新鮮という条件で比べたって、どっちが勝つかは調理方法とその時の気分次第です。私はウルメイワシをフライにすることが多いのですが、この前テレビでやっていた宮崎の南蛮漬けが頭をよぎりまして、今回は浮気してみました。

作り方は簡単。三枚におろして二等分したウルメイワシに片栗粉をはたき、中〜高温の油を使って短時間でからっと揚げてから南蛮酢に突っ込み、タルタルソースを絡めて食べるだけ。感想:不味くはない。ですが、本家の鶏の唐揚げほどの相性の良さはありません。あれは鶏の脂を南蛮酢の酸味で中和しつつタルタルソースでコクを加える絶妙のバランスだったのだなと思い知らされました。ウルメイワシには脂が少ないので、南蛮酢に突っ込んだ時点でそこそこ味が完成されてしまい、タルタルソースの必然性が無い。これだったら普通にフライにしてタルタルソースをドカ塗りした方が美味いです。まぁ、不味くはないですけど普通ですね。

ちなみに私が魚を捌く時のモットーは“極限まで捨てない”ですんで、他の部位も可能な限り美味しくいただきます。中骨についた身はスプーンで漉き取って、腹骨の剥き身と合流させて包丁でよく叩きます。ここに微塵切りの玉葱・塩・片栗粉を加えて、沸かした昆布だしの汁に落としていけばつみれ汁。沸騰したら火を止めて腸から分離した白子・真子を投入し、余熱で火を通します。エラを外して二つに割った頭と身を剥いた後の中骨は骨煎餅に加工。南蛮漬けを揚げ終わった油を一度網に通して片栗粉を取り除いてから低温でじっくり揚げ、味付けに塩とカレー粉を絡めて完成。魚を捌いた後、捨てる部分が少ないほど達成感があるのですよ。

17/01/23(Mon)

今日の趣味の木工はトイレ小物の再塗装。うちのトイレには小さな手洗いが付いてるんですが、その左端と壁の間に10cmほどの隙間があいています。私からしてみりゃ明らかに施工ミス。埃のたまるデッドスペース以外の何物でもないので、以前ここを埋める台?を作ったのです。コの字型になっていて、上の水平部分を手洗いと同じ高さにすることで石鹸なんかを置ける小さなスペースを作りつつ、下の部分は完全に埋めて埃が入らないようにする構造。これが結構上手く機能していたのですが、置いていた液体石鹸のボトルがこすれて塗料が剥げてきたのですよね。そこで、再塗装。丁度使いかけの白いスプレーペンキがあったのでこれを利用。

うちの父親、すぐにこういうのを買ってくるんです。缶入りのペンキがあるのに、後で筆を洗うのが面倒というアホみたいな理由での無駄遣い。スプレーペンキって結構寿命が短いのですよ。数年置いておくとガスが抜けてスプレーできなくなって死にます。一般家庭でスプレーペンキを使う機会なんて早々ないですから、大体は使いかけのまま使えなくなって廃棄になります。以前魔窟と化していた納戸を整理した時に、どれだけ使いかけのスプレーペイントを処分した事か…。というわけで、使いかけのスプレーペイントはとっとと使い切るに限るというのが、今回の再塗装の一番大きな動機だったりします。まぁ、筆を洗う必要がないってのは楽ですよね。ただし、マスキングは厳重に。スプレーって思った以上に飛びますんで、ここまでは必要ないだろって場所(私基準だと境界線から50cm向こうまで)を古新聞で包んでガードします。無論そこが塗るのと同じ色なら不要ですけど。今回は形が単純だったのでマスキングも簡単でしたが、塗るものによってはマスキングの手間が馬鹿にならない場合が多いです。逆に、筆の場合もマスキングは必要ですけど、スプレーほど広範囲にする必要はありません。

あと、見逃しがちだけど地味に重要なのが床の養生。うちの作業スペースはコンクリの土間ですが、その上で直にスプレーするとカラフル土間になってしまいますんで、こういう時のためにボロボロのベニヤ板を専用にキープしています。接着剤が経年劣化であちこち剥がれており、材料としてはとても使えない代物ですが、養生板としては重宝。古新聞を広げて床にガムテ固定するのって結構面倒なので、地味に重宝しています。

17/01/22(Sun)

自他共に認める物欲のない私ですが、最近ちょっと欲しいものがあります。それは秒針の音がしない目覚まし時計。今使っている目覚まし時計、起きて横に置いている分には全く気にならないんですが、いざ布団に入るとその秒針の音が響くのです。特に私の部屋はフローリングなので、床に直置きするとカチコチ音が響きまくり。木で専用のトレイを作ってみたんですけど状況は変わらず。一番効果があるのは文庫本で、間に挟むとかなり音が軽減されます。多分ページの間の極わずかな空気×無数が音の振動を吸収しているんじゃないでしょうか。でも、音が完全に消えるわけではないですし、文庫本を時計の置き場所に使うのは美しくないのでどげんかせんといかんとは思っているのです。同じ悩みをもつ人は結構いるみたいで、アマゾンなんかを見ると秒針の音がしない目覚まし時計ってのが結構売られています。値段も2,000円前後と手頃。買っちゃうか…と何度も思うのですが、現行の目覚まし時計は秒針の音以外に何の不都合もないので、捨てるに忍びなく。多分年単位でずっとこのままだと思います。

次に欲しいのが携帯用音楽プレイヤー。庭仕事の時にはラジオをつけているんですが、この辺はFMが入らないのでAM一択。しかも民放は一局のみという悲惨な状況。国会中継&民放がローカルなしょーもない番組を流していると、ラジオを消してしまうのが常です。最近はPentatonixというグループにはまっているので、携帯用音楽プレイヤーを持ってればいつでも聴けるかなと。値段はピンきりですが安いのは3,000円くらいからあるので買っちゃうか…とこれも何度も思っているのですが。元が取れるほど使用頻度があるかと真剣に考えると、箪笥の肥やしになる可能性も低くないのですよね。身の回りに新しいものを増やそうと思うと異常に慎重になるのが私の悪い癖かもしれません。

17/01/21(Sat)

ここ数年秋になると母親が干し芋を作ります。サツマイモでも出来るんでしょうけど、うちで使うのは干し芋用に品種改良された特殊なサツマイモ。普通のサツマイモよりちょっとお高いので、ヤツは本気ですがいつもどおり詰めが甘いのです。干し芋の作り方は簡単。皮を剥いた芋を柔らかくなるまで茹でてから5mm程度にスライスし、えぇ感じになるまで干して完成。ですが今年はこれを紙袋に入れて冷蔵庫保存したのが不味かった。気がついたら鰹節並みに乾燥してしまい、炙っても歯が立たない状態になってしまいました。仕方がないので全廃棄というのをすべて貰ってきた私。ふふっ、独り占めです。

干し芋の乾物なんて聞いた事もありませんが、古来カチカチの乾物を食べるためには戻すのが一番と相場が決まっています。ただ水で戻すのは芸がないので、日本酒で戻してみました。テストとしてタッパーに少量の過乾燥干し芋を入れ、料理用の安っい日本酒を注ぎます。ひたひたまで注ぐと日本酒がもったいないので、干し芋がかぶらない位。半日後に見たら下半身はえぇ感じに戻っていたのでひっくり返して全部戻してからトースターで3分。乾燥:普通に干し芋として美味い。やっぱ戻すのは正解でした。ただし、日本酒はあんまり合ってないので、次ロットは味醂で戻してみました→むしろこっちが正解。味醂の甘味が自家製であんまり甘くない干し芋と上手くマッチしています。昨日の金柑甘露煮もそうですが、田舎に暮らしているとかなりのものを自給自足できます。私はそれを全く面倒と思わないので、田舎暮らしはかなり快適。まぁ、人間関係はちょっと鬱陶しいですけどね。

17/01/20(Fri)

庭の片隅で大量の金柑が実ったので、今年一発目の甘露煮を作成しました。金柑って生でも食えなくはないんですけど、酸味が勝っているのであんまり美味しくないんです。スライスしてオーブンで乾かし砂糖を振るという手もあるんですが、保存性の面から言えば断然瓶詰めの甘露煮に軍配が上がります。一番手間がかかるのは最初の下処理で、ここを終えれば楽勝ですんで頑張ります。採ってきた金柑をざっと洗ってから水を張った桶にぶち込み半日放置します。これはアクを抜くためではなくて、カイガラムシをとるため。うちの金柑は基本放置で育てているので、表面に直径0.5mm程の極小カイガラムシが大量に付着しています。水につけるのはこいつらを窒息死させて簡単に外せるようにするのが目的です。

半日ほど放置すると吸着力がぐっと落ちますんで、一粒ずつ爪でこすってカイガラムシを外しつつ、ついでにヘタも外します。一通り終わったら次は切れ込み入れ。自家製金柑は大きさが全く揃っていないので、大きさによって1〜3本ぺティナイフで切れ込みを入れて味がしみこみやすい様にします。下拵えの仕上げとして全体の水分をよくタオルで拭き取ってから鍋に放り込み、水ひたひたで点火。沸いたら弱火に落として10分→金柑重量の70%の砂糖を加えて更に5分にて完成。瓶詰めにします。

意外に面倒臭いのがこの瓶詰め作業。熱湯消毒&脱気処理が結構手間を食います。使用するガラス瓶&蓋を寸胴に入れ、水ひたひたで点火。しばらく沸かして消毒した後とりだして、清潔なペーパータオルで水気を拭き取ります。ここに出来上がった甘露煮を詰め、緩く蓋をして瓶の1/3くらいの高さまで湯を張った寸胴へ戻します。寸胴に蓋をして点火、沸騰状態のまま10分ほど放置してから瓶を取り出し、キュっと蓋をして完成。冷めると気圧差で瓶が密封されて腐らなくなります。今回出来たのは金柑1kg使用で、400mlの瓶×5本&シロップ1本。買ってまで食べるほどのものではありませんが、自分で作ると愛着のせいかキチンと食べてしまうのですよね。

17/01/19(Thu)

そろそろキャベツがアホみたいに出来始めたので、消費加速の必要があります。というわけで今日はスタンダードにキャベツの炒め物。豚肉と炒めるのが定番なんですけど、いつも安い鳥ムネ肉が更に安くなっていたので思わず買ってきてしまいました。ムネ肉はそのままぶつ切りにして炒めてもパサパサしてイマイチなので、一旦蒸します。蒸し器に入れて15分ほど放置し、取り出してエェ感じに冷めてから身と皮を分離。身は指で出来るだけ細く裂き、皮は包丁で千切りにして合流させます。こうすると中に空気が入ってふわふわになるので、お安かったムネ肉が更に(見かけ)増量。味もよく染みるようになります。ちなみに残った蒸し汁は、先日の水炊きの汁に合流しておじや要員に。

あとはキャベツと一緒に炒めるだけ。キャベツは固い葉脈部分を外して2cm角位に切り分け、外した葉脈は千切りにして合流。3人分でもモモ肉1枚は多過ぎるくらいなので、今回は1/3だけ使用し、残りはサラダなど他の用途に回します。味付けは何でもいいんですけど、今回は何となくペペロンチーネ風で。多目油を弱火にかけてニンニク・鷹の爪を泳がせて香りを移したら、キャベツとムネ肉を投入。白ワインを加えて蒸しつつ火を通していき、全体がエェ感じでしんなりしたら皿に盛って黒胡椒パラリで完成。結果:普通に美味い。ご飯のお供というよりもバゲットに合いそうな味になってしまったのはご愛嬌。

17/01/18(Wed)

今日のメイン炭水化物はキープしておいた一昨日の水炊きの汁を使った玄米ご飯の雑炊。他の家族はそもそも玄米ご飯を食べないので、私が独り占めです。世の中では水炊きの後のうどんや雑炊が定番ですが、うちではご飯と平行して水炊きを食べるので、食後に雑炊を作ってもお腹がいっぱいで食べられません。というわけでうちでは従来、水炊きの後の汁はそのまま捨てていたんですけど、それはあまりにもったいないということで私は再利用しています。食事が終わった後の水炊きの汁は一度ざるを通して固形物を除去し、鍋に入れて台所の隅で保存しておきます。夏場なら翌日でアウトですが、厳寒期の今は数日間放っておいても大丈夫。

一人用の小さな土鍋に玄米ご飯一食分と水炊きの汁ひたひたを入れて点火。沸騰したら弱火に落として15分ほど煮てから塩で味を調整し、溶き卵を回し入れて完成。白米を15分も煮ればトロトロになりますけど、玄米だとあんまり変わりません。ただ、玄米をトロトロにしようとすると圧力鍋が必要になりますんで、この辺でやめておきます。お粥にしても相変わらずの消化の悪さですけど、別に風邪をひいているわけではないのでこれでオッケー。あと、普通に白米の粥の時は卵は入れない派の私ですが、玄米粥の場合は知るがサラサラし過ぎていてなんだか物足りないので、卵を加える事にしています。水炊きの汁が結構強いので卵を入れても負けませんしね。結果:水炊きの汁最強。鶏・昆布のダシがよく出ていて、これを捨てていたなんてとんでもない事だと思います。最近の若者は…なんてよく言われますけど、昔の人が無知でどうしようもない場合だって結構あるので、お互い様じゃないでしょうか。

17/01/17(Tue)

今月頭にゴミ箱を作り終わってからはじめたハーブ干し箱、いまだに形になってません。途中で、こういう冶具があればもう少し精度が上がるんじゃね?と思うと寄り道する事にしているのですが、今回はいつもにも増して寄り道が多い気がします。今日作っていたのは、万力を使う際に部品を保護するL字型の板。クランプ・ハタガネもそうですが、締める系の器具を使う際には間に緩衝材を挟まないと圧力で材料に傷がつきます。そのためにうちでは割と大量の緩衝材用板を予め準備しているんですが、万力はちょっと特殊。万力は材料を常に縦に使うので、緩衝材を指で抑えながら締めないと落ちてしまうのです。単純な形なら抑えるのも難しくないですが、材料の形によってはそれが難しい場合もあるわけで。

というわけで今回作成したのがL字型の緩衝材。20mm程度の厚めの板にリューターで幅12mm・深さ10mmの溝を彫りまして、左は溝から5mm・右は溝の右端ぴったりにカットすればL字型の棒が出来上がります。これを万力のサイズに合わせて70mmにカットしていけば完成。この形なら万力の端に引っかかって落ちないので、万力作業の作業効率が2割はアップします。とはいえ、あんまり使わないんですけどね、万力。締めるだけならクランプやハタガネのほうがフットワークが軽いのでずっと使い道は多いです。うちで万力を使うのは材料に縦に正確に切れ込みを入れたい時位。ですが、そういう作業は確実に存在するので、まぁ無駄にはならないのかなと思い今日も寄り道を楽しんでいます。

17/01/16(Mon)

今日は床の間の鏡餅を鏡開きしてみました。鏡開きの常識として、餅を切り分ける際に刃物を使うのはNGです。神様に供えていたものに刃物を向けるとは何事だってことらしいんですが、うちで使っていた鏡餅は真空パックに包まれたものなので、正月から2週間経っても水分が全く抜けていません。つまり、セオリー通り木槌で叩いても何の意味もないってことで、不敬な事に包丁使いまくりですがそれはそれで大変。下段が直径15cm程度のささやかな鏡餅ですが、中までみっしり詰まった粘りのある餅を切り分けるのはかなりの力仕事なのです。おまけに私が作ろうとしているのはアラレですから、1cm角程度のかなり小さな状態にまで切らなきゃいけませんので必要労力倍増。結局全部で1時間前後かかってしまいました。刃を入れるのには思いっきり体重をかけなきゃいけませんが、下手をすると刃が滑って大惨事ですんで、超・気を遣います。

やっとのことで切り分けたら大変な作業はそこで終了。あとは比較的楽勝です。ザルに広げて天日で1週間ほど乾燥させ、必要分を残してジップロック冷凍してしまいます。食べる分だけフライパンにいれ、多目の油でじっくり煮るように弱火で火を通し、エェ感じで膨らんだら塩振って完成。結果:普通に美味いけど明らかに買った方が早い。私は食べられるものを無駄に捨てるのが大嫌いなので無理やりこうやって料理していますが、安く簡単に食べ物が手に入る昨今、アラレを食べたくなったらスーパーのお菓子コーナーで買ってきたほうが早いし美味いです。危険な力仕事を経て出来るのがアラレってのがあんまり報われません。とはいえ、餅のレシピ(ピザ・焼餅など)は一通り試しまして、アラレが一番マシだったのですよ。元から餅があんまり好きじゃないんですよね、ここまで書いといてアレですが。

17/01/15(Sun)

今回は趣味の木工の番外編という事で、フライ返しの柄に革でカバーを作ります。ここ数年、大晦日にかき揚げを揚げて天婦羅そばを作るのがお約束になっているのですが、その時に使うのがフライ返し。油で濡らしたフライ返しにタネをコロッケ状に盛って油を張った鍋に突っ込み、お玉で油をかけながら待つこと数分。エェ感じに固まってきたら一旦引き上げ、ナイフでタネを剥がしてひっくり返して再度鍋に投入し、全体に火を通して完成という流れです。慣れるとこんな補助具は要らないんでしょうが、私程度の腕だとこのフライ返しを使った方法が安定して作れるのです。で、毎年難儀だったのがフライ返しの柄が熱いこと。総ステンレス製のフライ返しを200度近い油の鍋に突っ込んでいるんですから、柄を素手で持つことなんてできません。左手だけ軍手をはめて作業するんですが、それも他の作業の時には脱がなきゃいけなかったりで面倒だと思ったんですよね。だったらいっそ、柄に着脱可能な革のカバーを作ろうというのが今回の企画。

使うのは以前鞄の修理に使って残った2mm厚のこげ茶色牛革。柄の形をコピー用紙に写し取りまして、ステンレスの厚み分3mm&縫い代3mmの計6mm分外側に広げて型紙を作ります。これを裁縫用のチャコペンで革に写し取り、梱包用のでかいカッターナイフでカット。内側に縫い代3mmを余してマスキングテープで保護してから革にも使える汎用接着剤を塗り、マスキングテープを剥がして圧着。当て板で挟んでからCクランプで固定し、一晩放置して乾燥させます。次に縫うラインに裁縫用のルレットで点線をつけてから千枚通しで穴を開け、ポリエステルの糸で縫製。最後にコバをカッターで切り揃えて修正し、水に溶いた木工用ボンドを縫って保護して完成。接着剤の乾燥待ち時間を除けば、1時間強くらいしかかかりません。

必要なものがあればとりあえず自分で作れないかを考える、が私のモットーなので、革にもちょいちょい手を出していますが、木工ほど深入りする気はありませんので、専用道具は持っていません。というか、裁縫と木工の道具を流用すればほとんどの事は出来てしまいます。革細工専用で買ったのは摩擦に強いポリエステルの糸位。材料の革は手芸洋品店で端切れを安く買ったものですんでタダ同然。今回のも材料費を計算すれば数十円じゃないでしょうか。まぁなんにせよ、身の回りのものを自分で作って使うのは楽しいですね。

17/01/14(Sat)

毎年センター試験の時期には必ず大雪が降るってのは呪いか何かなんでしょうか。今年もお約束どおり寒いです。とはいえ、この辺は冬の一番寒い時期にもマイナスになるかならないか位なので、東京暮らしが長かった私にはさほど辛いとも思いません。自室は相変わらず暖房器具ゼロですが、それでも別に不都合は感じませんしね。居間はエアコン&コタツのコンボが欠かせなくなっていますけど、どう考えてもやり過ぎで、せめてどっちかにすりゃいいのにと思っています。

そんな時期にも欠かさないのが毎朝の落葉拾い&草むしり。ただし、今は一年間で一番楽な時期です。落葉樹は秋〜初冬にかけて葉を落としきっていますんで、落ちている葉っぱといえば常緑樹の定期交換葉っぱがほんの少しだけ。結構広い庭を一回りしても、バケツの底から3cm位にしかなりません。雑草は更に楽。脅威の生命力を誇る雑草類も流石にこの気温ではろくに成長できず、せいぜいが苔に埋もれてロゼット状態で寒さをしのいでいるくらい。小さいので根も大して張っておらず、一瞬で根こそぎに出来ます。庭関係で誤算だったのが一年草と分かって早々に枯れるんじゃないかと思っていたパクチーが意外に頑張っていて、毎日のサラダに貢献してくれています。このまま春まで粘ってくれて、暖かくなった頃に花をつけてくれれば無限ループに入れるんで、ぜひとも頑張って欲しいものです。

17/01/13(Fri)

最近うちの両親がはまっているのがブリの卵の煮付け。以前は煮た状態のを惣菜コーナーで買ってきていたんですが、生のを買ってきて息子に渡せばコストが1/3位になると気がついたらしく、常備菜状態で煮ています。ご飯のお供としてのスペックはかなり高いので私としても大歓迎。でも東京に比べるとこっちは卵が少し高い気がします。あっちのスーパーだとアラ扱いで凄く安かったんですが、こっちでは20cm位のがペアで入って300円位。それでもかなりお得ではあるんですけど。

買ってきた卵は崩さないようによく切れる包丁で2cm位の幅に切り、熱湯にサッと通して臭みを抜きます。熱湯からあげる時はもう固まっているのでそんなに心配ないのですが、投入する時は一個ずつ丁寧に入れてあげないと崩れますんで要注意。あとは普通の煮魚と一緒。濃い目の煮汁少なめを強火で吹き上げるようにして短時間煮てから火を止め、冷ます過程で味をしみこませるために半日放置。あとは冷蔵庫に入れておけば数日間は大丈夫。

そういえば、煮魚用の落し蓋ですが、以前はペーパータオルを使っていたんですけど何だか勿体なくなってきたのですよね。そこで登場なのが、うちの父親が計画性無しに買い溜めたのに最近すっかり出番がなくなったB5のコピー用紙。これを10枚ほど束ねてホッチキスで固定し、コンパスで18cm・3cmの同心円を描いて切り抜いたものをクリアファイルに入れて台所の隅に常備しています。コピー用紙って濡れに強いみたいで、落し蓋として使っても溶けたりしないので安心。使い終わったらゴミ箱の角に引っ掛けて一晩乾かし、他のゴミと一緒に裏庭一斗缶で焼いて終了。B5のコピー用紙は私があと200年生きても使いきれないくらいあるので使い放題です。

17/01/12(Thu)

今日の昼は久しぶりにやきそば。前日テレビでやきそばを見て、どうしても食べたくなってしまったのですよ、私って単純。以前は3ヶ月に1回ほどカップやきそばを食べたくなる衝動に襲われていましたが、それも今ではすっかり収まりもう年単位で食べていません。アレは一口目こそ美味しいんですが後が続かないんですよね。それに、ほとんど具の入っていないやきそばが150円前後というのは実は高い。流石に私も麺から打つ気にはなれないので買ってきますが、それとて1玉50〜60円程度。サラリーマンが昼食はワンコインといって嘆く時のワンコインは500円玉ですが、私の昼食のワンコインは100円玉です。

具は安い時にまとめて買って小分け冷凍してある豚肉と年越し蕎麦のかき揚げに使った冷凍海老の残りを少し。これらは前日の夜からタッパーに入れて室温放置でゆっくり解凍しておきます。野菜はキャベツ・人参・ピーマンの三種。ピーマンは特売品でその他は自家製。これらを塩で味付けしつつ適当に炒め、やや固めの段階で麺投入。日本酒を少々注いで蓋をし蒸して麺を温めてからウスターソースをドバドバっと投入。強火でソースがやや焦げ始めたら終了。仕上げに黄身がほとんど固まっていない目玉焼きをトッピングし、鰹節をたっぷり振り掛けて完成です。結果:普通に美味い。ソースがくどいので毎日食べたい味ではありませんが、たまに食べると非常に美味い、それがソースやきそば。本当はおたふくソースを使うともっと美味いのですが、作る頻度が低いので買っても使い切れないのですよね。それに、ウスターソース&隠し味にカレー粉ほんの少しでそれなりに美味くなりますし。

17/01/11(Wed)

正月に帰省していた甥姪のために買っていたトマトの余りを昼食のパスタで消費していたのがやっとなくなったので、ケチャップに復帰。やっぱスパゲッティは喫茶店風に限ります。ケチャップ&マーガリンで敢えて泥臭く味付けし、パスタはお約束の超柔らかめ、肉はお歳暮で貰った大して美味くないハムをほんの少しだけ、というお約束の方式が沁みます。ちなみに野菜は玉葱・人参・ピーマンとThe・王道。

いや、良いオリーブ油と自家製のベーコンで作るペペロンチーネも美味しいんですけど、田舎のお袋の味って言うんですかね(うちの母親はパスタ茹で時間10分なんて、面倒臭いといって絶対に作ってくれませんでしたけど)。ただ、お歳暮で貰ったハムは今のペースで行けばあと10日位でなくなるので、次は自家製ベーコンのペペロンチーネになる予定。で、それが1.5ヶ月〜2ヶ月位でなくなって、その頃には今仕込み中の鰯のアンチョビがエェ感じで熟成するはずなので、次はアンチョビパスタに。40過ぎてから特に炭水化物ですぐに太るようになったので、現在パスタは1食50g(乾燥時)しか食べてません。最初は少なっ!と思ったのですが、慣れてくると案外これ位が丁度良いかも。ちなみにこのパスタは業務用スーパーで1kg178円なので、1回分は9円弱と激安。袋に入れたまま冷蔵庫の扉で保存するとかさばるので、常温保存できる&鼠に齧られないために作った趣味の木工箱が大活躍しています。買った方が早いんですけど趣味なんで仕方ないです。

17/01/10(Tue)

趣味の木工はゴミ箱が完成してしまったので次回作に突入。次はハーブ干し網です。去年から数種類のハーブを作っているのですが、奴等は基本的に雑草に次ぐ繁殖力を持っており、適度に間引いてやらないと病気になったり害虫がついたりします。去年はそのまま捨ててたんですが、冬場の寒い時期には逆に供給が追いつかなくなる事態になってしまったので、今年は間引いたハーブを干して冬に備えようというのが今回の企画。魚干し網を使ってもいいのですがアレはかさばるので、少量のハーブを少しずつ干すには向かないのです。というわけで今回の企画。20cm×30cm位の長方形の枠に網を張ったものを2つ用意し、蝶番でドッキングするだけ。モノがハーブなので網と網の間は1cmもあいていれば十分。こうすれば上下から風が通って迅速に乾燥できるんじゃないかなと考えています。

前回のゴミ箱でもそうでしたが、私の趣味の木工の基本は“全力でやる”です。正直ゴミ箱にここまで細かくしなくていいんじゃね?と思っても、持てる技術を全部つぎ込んで精密に仕上げています。明らかにオーバースペックなのですが、趣味に手を抜いても面白くないので。それに限界を求めて作業をする→その限界が実現できるようになる→次の限界が見える、という流れが面白いというのもあります。まぁどんな分野でもいえることですけど。

ただ最近悩みがひとつ。流石にネタが尽きそうです。家の中でココには○○が欲しいなぁという物件はほぼ作り尽くしつつあります。ここで生じるのが他人にあげたくなるという衝動。よくあるんですよね、手芸とか習ってちょっと慣れてくるとむやみに周囲に作品をあげる人。私も何度か貰った事がありますし、家にもそういうのが結構ありますが、大体碌なもんじゃありません。本人がどんなに思い入れを持って作っても、貰った側にはそんなもの分かりませんから。“凄く良くできているね”と言ってもらっても、結局向こうで埃をかぶっているのが関の山。というわけで他人にはあげられません。となると売るか…。でも、ネットに出して誰も買ってくれなかったら、というのもあるんですよねぇ、難しい。

17/01/09(Mon)

今日は一日遅れの七草粥。本当は7日に作るという計画もあったんですが、夕食開始30分前に材料を持ってきてホレ作れでは無理ですって。母親は炊飯器の中のご飯を使う事を想定していたみたいですが、私にしてみればご飯から作る粥なんて粥とは呼べません。というわけで翌日あらためて七草粥を作りました。

とはいえ、真正の七草粥ではなく畑の野菜を少しずつ使った似非七草粥。大根・蕪までは正解ですが、人参・春菊・小松菜・水菜・ほうれん草とオリジナルは影も形もありませんけど、まぁこれはこれで良いんじゃないかなと思います。私の作る粥の基本は米1に対して水10。今回は米50mlに対して水500mlを土鍋に入れて点火。沸騰したら弱火にして蓋をずらして置き、そのまま40分。途中で1〜2回そこからかき混ぜ、最後に塩で味を調整します。大根・蕪の本体は小さく切って30分段階で投入、葉は全て35分段階で投入します。結果:普通に美味い。正直ご飯から炊く粥(?)も味はそんなに変わりません。でもまぁ、粥なんてそんなに作るもんじゃないので作る時くらいは丁寧に作ってもいいんじゃないかなというのが私の意見です。

17/01/08(Sun)

昨年末からちまちまと作っていたゴミ箱がやっと最後の塗装工程に突入しました。約2週間ですんで、ただのゴミ箱を作るにしては時間かけすぎですがいいんです、趣味ですから。塗装は着色3回・塗装2回の計5回なので、最低で5日かかります。これまたやり過ぎのような気はしますが、いいんです(以下略)。着色はするかしないかかなり迷ったんですが、結局する事にしました。しないと天然の木の色が出るのは良いんですが、長年風雨に晒されて色が抜け、流木みたいな風情になっているのがどうかなと思ったのです。それはそれで味わいがあるんですが、他の自作家具が全部同じ色で統一されているので、ゴミ箱だけ違う色ってのもな〜というのが色を塗ることにした一番大きな要因です。色を塗るといってもペンキ的なものとは全然違いまして、木用の液体水彩絵の具を塗って木に色を染みこませる感じ。この絵の具にはニスのような保護効果はないですし、水がつくと容易に色落ちするので、後で別途ニス系を塗る必要があります。そのために3回+2回で5回。

ニス系はペイントとラッカー両方持っているんですが、今回はペイントを採用。水濡れの心配がない場所なので、スペック的にはラッカーで十分なのですが、ペイントの賞味期限が切れているのでとっとと使い切らないとヤバイということでペイントを採用。具体的には購入時にはさらさらの液体だったものがプルプルのゼリーみたいになってます。仕方がないのでシンナーを全体の3割ほどぶち込んでよくかき混ぜて誤魔化していますが、とっとと使い切らないとただのゴミに成り下がってしまうので最近の塗装はもっぱらペイントで。ラッカーや塗料は賞味期限があるので、使用頻度が高くない趣味の木工だとどうしてもロスが出てしまいます。まぁこれは仕方がないですけどね。

17/01/07(Sat)

先日のトランクス自作の補足。ミシンを使うと確かに早いのですが、個人的には手縫いの方が好きです。理由1. これを商売にするのなら手縫いのスピードでは問題外ですが、使っていて駄目になり交換が必要となるのは年にせいぜい3〜4枚。それだったら手縫いでも良いかなと思います。2. ミシンは糸を沢山使う。ミシンは布の表と裏にそれぞれ糸を使いますんで、同距離を手でなみ縫いする場合と比べると倍の糸が必要になります。また、ミシンは縫い始めと終わりに逆方向に縫ってほつれ止めをするのですが、手縫いで玉止めする場合に比べて使う糸の量は格段に多くなります。3. メンテナンスの問題。うちのミシンは数十年前のものなので精密機械とまでは言いませんがそれなりに機械してますんで、定期的な注油が必要となります。また、どこか一箇所壊れたら動かなくなってしまいます。それに比べて手縫いは針と糸だけなので壊れようがないですし、持ち運びも簡単。私の好きなkissの原則というヤツです(keep it simple, stupid.)。

あとゴム紐の件。昔のパンツはゴムが緩くなったら脇からゴム紐を取り出して自分で交換できる造りになっていましたが、今の下着はトランクスもブリーフもゴムを完全に生地に縫いこんでしまっているので、仮に緩くなっても交換が出来ませんし、ちょっとキツイ場合に緩める微調整すら出来ません(大手術すれば別ですが)。昔は良かったというのは私が嫌いなフレーズのひとつですけど、パンツのゴムに関しては昔の方が良かったと思います。実際、軽い力ながら常時ウェストを締め付ける下着のゴムは健康にもあまり良くないらしいです。理想を言えばフンドシ。ウェストは紐タイプですし、構造が簡単で作成容易・駄目になった時の再利用も楽と三拍子揃っていますが、まだそこまでは思い切れません。最近フンドシ愛好家が増えているらしいというニュースを見て少しだけ心動かされてはいますけど。

17/01/06(Fri)

1枚駄目になったら1枚作るの原則にのっとって、今年1枚目のトランクス作成開始。通算3枚目・一番最初の失敗作を入れると4枚目とあって流石に手馴れてきました。全部手縫いだと1枚4時間弱・ミシンを入れても2時間弱かかるので、その間の人件費を考えたら全く合理的な行為ではありません。ですがうちの場合は使われないチェック柄の生地を見つけてしまいまして、それを有効活用する方法を考えた時に下着しか浮かばなかったのです。トランクスなら基本他人に見せるものではないので、多少縫製が失敗していても気になりませんし、そんなに気に入っていないチェック柄でもまぁトランクスなら良いかと思える範囲内。コレがピンクの地にハート模様の生地なら私も考えを変えますけど。

1枚のトランクスに必要な布は大体70cm×80cm。完成形のサイズを考えると結構大きく見えますが、縫い代・折り返し・ヒダなんかがあるのでこれ位必要なのです。とはいえ、120cm幅で長さ2mの生地があれば、柄合わせを気にしなければ4枚はとれるので非常にお得。手芸品店で時々見かける布バーゲンを利用すれば材料費はかなり抑えられます。あと必要なのはゴム紐と糸くらい。最近の市販トランクスはウェストのゴム紐を縫いこんでしまっているので全く調整が効きませんし交換も出来ません。でも自作のは輪にした布にゴム紐を通すスタイルなので調整・交換が楽々で長く使えるのもポイント高いです。手縫いで4時間弱といっても1回で仕上げるわけではなく、夜中に好きなラジオ番組を聴きながら1時間×4日とかで作るのでそんなに負担には感じませんし。身近に布があれば自分で作ってみるのも面白いんじゃないでしょうか。

手芸といえば最近編み物にも興味があるんですよね。靴下とかキャップ自作に興味はないんですが、編み物が出来れば手袋や靴下などの修繕の幅が広がるので。今の季節指なし手袋を愛用しているんですが、使い過ぎて親指の付け根に穴が開いてしまいました。布を縫い付けるよりは伸縮性のある編み物で補修した方が機能的にも上ですし何より格好良さそう。アホみたいに死蔵している毛糸も気になっていますし、今年は編み物に挑戦するかもしれません。40過ぎのオッサンは一体どこに向かっているのか…。

17/01/05(Thu)

今日の一品はベーコン有効活用第二弾として、大根とベーコンの煮物。この時期うちでは大根の煮物を常備しているんですが、煮返しているうちにダシに使っている昆布が悪臭を放ち始めるのであんまり好きじゃありません。というか、大根→ダシで煮てしまえというワンパターンな発想が既に嫌。というわけで、ベーコンで煮ます。

大根は皮を剥いて乱切りにしてから下茹で。一般的には野菜の皮を剥かない私ですが、例外もあります。うちの大根は育ち過ぎているせいか皮が固くて、皮付きのまま煮ると固い皮と柔らかい身が分離して非常に美しくないのです。よって、煮物の時は皮を剥きます。千切りや大根おろしにするときはそのままですけど。下茹でした大根は一旦茹で汁を捨ててから再度水をひたひたに注ぎ、薄切りにしたベーコンを適当に投入してから再点火。ローリエ・タイムで香りをつけ、塩で味を決めてしばらく煮込めば完成。鍋ごと煮返していると大根がグズグズになっていくので、食べる分だけ小皿にとって電子レンジで温めるスタイルでいきます。評価:普通に美味い。ベーコンのダシ・塩味・ハーブの香りと非常にシンプルな構成ですがそれが大根にマッチしてます。個人的にはオーソドックスな煮物よりもこっちのほうが好きなくらい。まぁ、アホみたいに取れる大根で作る定番の煮物に飽きているって要素は大きいんでしょうけど。

17/01/04(Wed)

去年末に作ったベーコンですが、結局塩辛過ぎてお節としては出せませんでした。丸一日塩抜きしたんですけど、それでも足りないのか…。端を切って味見したらOKだったんですけど、よく考えると端と真ん中じゃ塩の抜け方も違うわけで、やっぱりベーコンの塩抜きは私にとって鬼門です。ですが、料理素材として見たら自作ベーコンは一級品。正直言って市販品なんて比べ物になりません。というわけで最近昼食で食べているナポリタンスパに使用してみました。ただし、いつものB級路線ではベーコンが浮いてしまうのは目に見えているので、今回は高級カフェ路線で。

変更点1. ケチャップ→トマト。こんな真冬に普通はトマトなんて買わないんですが、今回はたまたま、孫に食べさせようと母親が買っておいたけど結局残ってしまったものがあったのでそれを流用。ただし、盛りのものに比べると味は落ちるし値段は高いしで全然良い事ありません。わざわざ買う商品ではない。2. マーガリン→オリーブ油。喫茶店B級テイストの要・マーガリンをオリーブ油に変更。こうする事でジャンクっぽさが一気に薄れます。3. 麺は固め。いつもはふにゃふにゃ麺を意識して茹でますが、今回はパッケージの茹で時間を忠実に守ってアルデンテに近くします。結果:使っている材料はほとんど一緒なのになんでしょうこの高級感。喫茶店のスパゲッティがカフェのパスタに早がわりです。ただ、昼食として継続的に食べたいのはどっちかといわれると、残念ながらB級の方なんですよね…。

17/01/03(Tue)

正月料理も大方食べ尽くし、食卓に日常が戻ってきました、めでたい。ただし例外もあります。私は基本的に毎食結構な量のサラダを食べるのですが、しばらくはその中に大根が入ります。元々は正月料理の刺身(市販品)のツマとして入っていたもの。刺身と一緒に食べるのは無理!という量が入っていたので、洗って水を切ってドリップを落としてから冷蔵保存したものをちまちま使っているのです。まぁ、3日くらいは大丈夫なんじゃないでしょうか多分。

私が子供の頃、うちはツマを粗末にする家でした。家で刺身を作る際は夏はキュウリ、冬は大根を大量にツマにして皿に敷き詰め刺身を盛ります。で、刺身を食べたらツマは9割以上廃棄。子供の頃からケチの素養があった私はアホじゃないの?と思っていました。考えてみたらその頃から、皿に盛って食卓に乗せたら全部食え、食えないんなら盛るな、が私のモットーだったのですね。というわけで現在、自分で刺身を作る時はそんなバカなツマの使い方はしません。ツマは刺身と一緒に食べられる量しか盛りませんが、食べて楽しいように数種類を使います。たとえば、大根・大葉・戻しワカメ、みたいな感じ。しょうゆ皿にとった醤油で刺身を食べ終わったら、残ったツマをかき集めしょうゆ皿に残った醤油を回しかけて食べることでロスゼロを実現。外食の時に、しょうゆ皿に使い切れないほどの醤油を差し、結局使わずに残してしまうのを見ると馬鹿じゃねーの?と思います。良い醤油って結構高いので、そんな事をしていると罰が当たると思います。

17/01/02(Mon)

昨日は正月早々ケチ臭い話を書いてしまいましたが、冷静に考えると私、ケチ臭い話が大好きなのですよね。そしてこの日記全体がケチ臭い話にあふれています。要するに今更だなという事です。というわけで今日はケチ臭い趣味の木工の話。当たり前ですが木工には木材を切ったり削ったりする作業=木材を小さくする作業はあっても、木材を大きくする作業はありません(接着剤でくっつけたりするのはノーカウント)。ということは、作業をすればするほど小さな木っ端が溜まっていくのは必然です。10mm角とかになると問答無用で捨てられますが、30mm×100mmクラスの使えそうで使えなさそうで…というサイズの木っ端はどんどん増えていきます。

というわけで今回はこんな木っ端の有効利用、クランプ緩衝材を作成しました。作り方は簡単。厚さ4〜6mmの板状木っ端をセレクトしまして、それを30mm×50mmにカットしていくだけ。趣味の木工では木工用ボンドで接着した際にクランプやハタガネを使って締め付け、がっちり接着するという工程が欠かせません。そこで材料に直接クランプやハタガネを当てると傷がついてしまうので、こういう緩衝材が割と大量に必要になります。その場その場で廃材から選んで取ってくると結構な時間のロスになるので、決まった形のを予め用意しておいて作業の効率化を図っているのです。また、用途だけ考えればこんなにキッチリ形をそろえる必要はないのですが、収納している時に形が揃っていると美しいので(コレ、地味に重要)。現状20枚ほど用意していますが、使っているうちに割れるので基本的には消耗品ですし(年間で約1割消耗)、20枚だと足りない事があるので補充の必要を感じていたのです。今回は16枚追加(数が半端ですが、ペアで使うので偶数が望ましいのです)。今回の緩衝材で消費できた木っ端は極わずかですが、それでも使われないで死蔵されていたものが有効活用されて日の目を見るようになるのは嬉しいものです。

木っ端は小さくなればなるほど汎用性が下がって再利用が難しくなるので、30mm×50mmなんていう極小木っ端の再利用先は本当に貴重。ゴミ箱やランプシェードなど形のあるものを会心の出来で作るよりも、こういう死蔵品をキレイに有効活用するアイデアを形にするほうが私としては満足度が高いです。まぁ、元々趣味の木工自体が、全く使われずに積み上げてあった廃材がもったいないなと思った事が始まりですんで、規模が違うだけなんですけど。

17/01/01(Sun)

新年早々ケチ臭い話でアレですが、年末の年越し蕎麦の汁を作った際に大量の鰹節ガラが出たのです。うちの伝統にのっとれば即・ゴミ箱行きとなるんですけど、私はそういうの出来ない人間なので、ふりかけに加工しました。大体、わざわざ鰹節削りで削った本枯れ節を即ゴミ箱行きにできる人間がいたらお目にかかりたい…いるでしょうけど。よく絞った鰹節を包丁でザクザクと切り刻みまして、醤油・味醂・酒・砂糖を各同量加えて弱火で煮詰めていきます。水分がエェ感じに飛んだら味をみて塩で調整し、最後にすり胡麻を加えて完成。丁度年末30日にグリーンピース消費期間として延々続いたドライカレーがやっと終わって普通にご飯が食べられるようになったので、ふりかけウェルカム。市販品のふりかけは相変わらず人工的な味がして嫌いですが、自分で作ったのは美味い。

ついでといってはなんですが、ダシに使った昆布。こっちも一年間ダシ昆布をタッパーに入れて冷凍貯金していたのがエェ感じに溜まったので佃煮に加工しました。冷凍庫から出した昆布を自然解凍し、1.5cm角に切り分けたら↑と同率の調味料を投入。佃煮を作る際は水飴があれば照りが出て理想的なんですがないので砂糖で。また、本格的な佃煮は8時間〜煮るそうですが、そんな事はしていられません。30分くらい煮て煮汁がほぼ無くなったら終了とします。元々ダシとして一回煮ているので、この程度でも十分柔らかくなります。グリーンピースドライカレーが終わったら昆布の佃煮と鰹節のふりかけで玄米ご飯。個人的にはこっちの方がずっと好き。いや、染みますわ…。

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