2020年10月

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20/10/31(Sat)

毎日の庭仕事のお供に欠かせないのがラジオ。私はもっぱらNHKR1を愛聴しています。そこで困るのが国会中継。国民の義務として国会運営に耳を傾けなくてはいけないというのは正論ですが、国会中継って面白くないを通り越して不愉快なのですよね。原稿棒読みの演説、長々と続く質問etc。庭仕事を楽しくするためのお供には全く不向きな内容です。平日午後のレギュラー番組午後カフェなんかは、引っ掛かりなく聞き流すのに最適な番組なのに、それを中断しておいて国会とか凹みます。

首都圏ならNHKR1が国会中継に占拠されても民放でいくらでも面白い番組が流れていたので困らなかったのです。赤江玉緒のたまむすびとか、好きでしたねー。この辺はAMラジオ民放は一局のみ。そして、首都圏のような激しい競争に晒されていないためか、番組のレベルが低いのです。ハロウィンだからマイケルジャクソンのスリラーをかける、みたいな安直な曲選びがまかり通るような番組はぶっちゃけつまらない。それでも国会中継よりはマシなので、聴いてしまうのが田舎在住者の悲しい所です。

20/10/30(Fri)

畑の柿の木が豊作過ぎて、1日4〜5個の柿を食べても全然追いつきません。嬉しい悲鳴というか、贅沢そのものだということは分かっているんですが、早く柿の季節が終わってくれないかなと願う自分もいます。うちの畑には渋柿も何本かあって、手間暇かかる干し柿はここ数年作っていないんで実は熟して落ちるに任せてるんですけど、少しくらい晒してみるかと大き目のヤツを6個とってきました。

晒し柿には一般的に焼酎を使うんですが、うちにはありません。手作りの梅酒は使えそうですが、手間暇かけて作った梅酒をこんな事に使うのはアホらしいので却下。わざわざ焼酎を買ってくる程の事でもないので、コレでいけるやろと思い消毒用の無水アルコールを使う事にしました。無水アルコールを皿にとり、柿のヘタをそこに浸してから適当なポリ袋に密封して一週間ほど放置するだけ。焼酎を使った時のような香りは期待できませんが、柿そのものの香りがあるんで問題ないであろうと思います。

朝ウォーキングをしていると、そこかしこで収穫されずに放置されている柿の木を見るたびにもったいないなぁと思います。無人になった家の庭とか、うちみたいに収穫を諦めてしまった畑の柿とか。でも、高い柿の木から収穫をして他人様に提供できるようにするのはかなりの労力がかかるわけで、仕方が無いのかなとも思いますね。

20/10/29(Thu)

3日連続の貰い物(全部別口)、今日は60cmクラスの鰹です。何度も書いたように、私は魚介類は火を通した方が美味い主義なのですが、鰹は別です。鰹は刺身か表面を少しだけ炙ったタタキが美味いです。鰹って完全に火を通すとすぐにパサパサで固くなるので、焼き魚とかは個人的にイマイチだと思います…実際鰹を焼いた料理ってあんまり出てこないですし。単に茹でただけのナマリという調理方法がありますが、アレは鮮度が落ちて賞味期限ギリギリになった鰹を何とか食べるための苦肉の策であって、ナマリそのものはパサパサしてあんまり美味しくないと思います。

貰った鰹はとりあえず3枚におろすんですが、鰹の処理は魚の中では簡単な方です。身が柔らかいのでよく切れる包丁を使わないとすぐにボロボロになるというのが唯一の難しいポイント。あとは骨の入り方が素直で、身も高さがあるのでとても捌きやすいです。後頭部〜胸鰭後の鱗が互いに癒着して板状になっているので、普通の鱗落としではなくナイフで削ぎとるように鱗を削っていくのが他の魚とはちょっと違うポイントですが、あとは大体基本通りでいけます。

身は普通にサクどりして刺身に。飽きたらバーナーで炙ってタタキにします。中骨・後頭部などについていた身はスプーンでこそげて中落ち丼&鰹茶漬けに。腹骨周り・血合い骨・カマなどはニンニク醤油に漬け込んでから照り焼きに加工します。まぁでも、個人的には鰹はそんなに好きじゃないですね。価格は安いですが、サバの方がよっぽど美味いと思います。

20/10/28(Wed)

近所からの貰い物って無い時は一月以上全然無いけど、ある時は重なるのは何故でしょう。というわけで連日の貰い物ラッシュ。今日は高級魚のカンパチです。ただし、頭・中骨無し片身の状態で全長25cm程度。刺身で2人分×2日ってところです。まぁ、これ位が新鮮な内に食べ切れて丁度いいのかもしれません。魚はちょっと加熱した方が美味いというのが私のモットーなので本意ではないのですが、新鮮な魚は刺身にすべきという年寄りの固定観念に逆らうのは疲れるので刺身で。

何はともあれ刺身として使わない部分…腹骨・皮・血合い骨を外してサクにし、刺身に仕立てます、簡単。ですが私の本命は外したアラの方です。むしろこっちの方が美味いので捨てるなんてアホの所業だと思います。特に皮は魚の中でもトップクラスに美味い部分なので、刺身は前座・メインディッシュはこっちです。全部軽く塩胡椒して片栗粉をまぶし、ニンニクの香りを移したオリーブ油でエェ感じに火を通します。焼き過ぎるとパサパサになるので注意。どれも薄いので、割とあっという間に火が通ります。血合い骨周りは鰹なんかだと厳しいですけど、カンパチはアッサリしているので血合いも普通に美味しいです。小さな骨が入っていますがとても短いので、私は気にしないでそのまま食べてしまいます。腹骨の骨は流石に外しますけどね。感想:刺身マジ前座。魚はサッと火を通した状態が一番美味いです。

20/10/27(Tue)

近所のおっちゃんに猪肉を1kgほど貰いました、ありがたいことです。以前からちょいちょい貰っていて、生前は母親が調理していたんですが、何度思い出してもアレは酷かったです。貰った肉は調理が面倒臭いので、とりあえず冷凍庫に放り込んで見なかった事にします。半年ほど経って他の物も突っ込んでいたら冷凍庫が一杯になり、そろそろ整理しなくちゃいけないとなってはじめて、いい感じに冷凍焼けした肉を取り出し解凍します。脂肪分は臭いという言いがかりをつけられて全廃棄。赤身は細かく切り刻んで2〜3度茹でこぼし、味醂醤油ベースで生姜をたっぷり加えて佃煮にして完成。猪肉である必然性は微塵もない、猪肉を冒涜するとしか思えない調理方法で、いくら猪肉が嫌いだからってアレはあんまりだったな…と猪肉を調理するたびに思い出します。

今回は定番の角煮にしました。肉の端っこを少し焼いて試食したら、そんなに臭いが強くなかったので、茹でこぼしは省略する方向で。脂身は貰った時点で全部無くなっていたので、それはどうなのよ…と思いましたが、貰い物なので文句を言うわけにも行きません。角煮の様なコトコト煮る系の料理はマトモに作ると大変ですが、シャトルシェフの大得意分野ですんでうちでは結構積極的に作ってます。

拳1〜2個位の塊肉をそのまま鍋に入れ、ヒタヒタの水・生姜・長ネギを加えて点火。沸騰したら弱火に落とし、蓋をしないでアクを掬いながら10分煮てから保温モードへ。1時間保温したら肉を鍋から取り出し、流水でよく洗ってやや大きめの一口大に切り分けます。鍋に煮汁を調合して火にかけ、煮立ったら肉投入。再び10分煮てから保温モードで一晩放置。最後に肉と煮汁を分離し、煮汁を少し煮詰めてから肉を戻して絡めて完成です。結果:まぁ、美味いよね。時間は結構かかりますが、放置・保温の時間がほとんどなので、あまり手間をかけたという感じはありません。買ってよかったシャトルシェフです。

20/10/26(Mon)

もうこれから寒くなる一方で扇風機を使う機会はないだろうと考えて、片付けを始めました。うちはエアコンをほぼ使わないかわりに、扇風機を多用します。リビングに2台・台所に2台・応接間に1台・自室に1台・トイレに1台(ミニサイズ)の合計7台使ってるんで、片付けるのもそれなりに大変です。

手順としてはまず、外せるパーツを全部外します。一般的には羽根と羽根の入った籠?まででしょうけど、私はモーターを覆うカバーも外します。押すと首を振るボタンが邪魔になりそうですけど、アレは大体の場合強引に上に引っぱれば外れます。外した部品は入浴後の浴槽に2時間ほど漬け込んでスポンジで軽くこすれば洗剤を使わなくてもピカピカになります。カバーを外した本体は、埃が溜まっているようであればブロワーで吹いて吹き飛ばします。漬け込んだパーツを風通しが良い場所に一日置いてよく乾かします。リモコンがついている場合は、液漏れを防ぐために電池を外し、リモコンと一緒にポリ袋に入れて本体にくくりつけておきます。

あとは元通り組み上げて埃避けに市販のカバーをつければ完成…なんですけどココでもう一手間。うちの扇風機はどれも年代物なので、首振り機能が壊れたとか風量弱にすると上手く回らないとか色々不具合があります。それをメモに箇条書きしてカバーの上からガムテで貼り付けておくと、翌年扇風機選びの参考になってグッドです。今考えるとメーカーを統一しておけば壊れても部品取りしてニコイチ出来るんで、揃えればよかったんですが、買う時はなかなかそこまでこだわってられませんよね。

20/10/25(Sun)

私は一旦布団に入ると朝まで全く目が覚めない質なのですが、今朝は珍しく起床1時間前に寒さで目が覚めました。何か最近いきなり気温が下がりましたね。というわけで今朝のウォーキングから今シーズン初の手袋導入。数日前からウィンドブレーカーは導入していたんで、今後どんどん厚着になっていくでしょう。とりあえず手袋は二重になり、ネックウォーマーにニットキャップ…。

屋内では今夜から寝袋を出そうと思っています。毎年恒例ですが、寒くなってくると布団の数を増やすよりも、布団の中で寝袋に入る方が手っ取り早いです。以前は電気行火や湯たんぽを使っていましたが、寝袋in布団をすれば真冬でも外付けの暖房器具は必要ないので非常にエコ。あと、布団だけだとどうしても外気に触れる首周りが弱点になりますが、頭まですっぽりかぶれる寝袋を使えば、首や肩が冷える心配もありません。凄くお勧めなんですが、どれだけ勧めても周囲で賛同・実行してくれる人は皆無です。まぁ、格好は悪いですからね。

ところで、それを更に進めた形として部屋の中でテントを張るというのがあります。今はペグを打たなくても自立するテントが一杯あるので、簡単に出来ると思うのですよ。やってないですが。少し前に某ミニマリストの人が実際にやってるというのを読んで、あぁやっぱりやってる人いるんだと思いました。狭い空間って落ち着きますし、身体から発する熱だけで結構温かいと思うんですよね。その内やりたい…と毎年思いつつ今に至ってます

20/10/24(Sat)

いきなり気温が下がって寒くなり、部屋着もどんどん厚くなっています。そんな中重宝しているのが、昨年作った毛糸の靴下。控え目に言っても最高です。以前は市販の厚手綿靴下を使ってたんですけど、毛糸の靴下は温かさが違います。一度使ったら止められないのが毛糸の靴下。

ただし、作ったからこそ分かる弱点もあります。それは、生地が貧弱だという事。靴下用の毛糸を使えば多少はマシかもしれませんが、普通の毛糸で編んだ靴下は摩擦に弱いです。ですんで、この靴下を使うのは歩かない時限定。パソコンの前で作業をしている時と、寝る時だけです。料理をする際とかに履いていると、体重がかかった部分がどんどん薄くなっていくので、使いません。ある程度慣れてきても、1足編むのに10時間はかかるので、折角編んだんですから大事に使いたいので。まぁ、誰にでも勧められるわけではないですが、手編みの靴下は防寒具としてかなり優秀です。

20/10/23(Fri)

うちにはいつからあるのか分からない卵焼き器があって愛用しているんですが、つい最近それが祖父の自作でしかも銅製だと判明しました。私、ずっと鉄製だと思い込んでいたんですが、とんだお宝です。銅と鉄なんて見ればすぐに分かるだろうと思うかもしれませんが、使い込みすぎて全体が真っ黒になり地肌が全く見えないので、見た目では判別できません。あと、使っている銅版が無駄に厚いのも誤解の原因になりました。Amazonで見ると市販の銅卵焼き器は大体1.5mm厚の銅版を使っているんですが、うちのは2mm。たった0.5mmしか違わないと思うかもしれませんが、実際に持つと1.5mmと2mmは結構違います。私は銅の卵焼き器はペラペラというイメージが強かったので、まさか銅製だとは思いませんでした。

銅の卵焼き器を自作しようと思ったら、四つの角と取っ手を溶接しなきゃいけません(あらためて見ると、取っ手は直径6mmの銅棒っぽい)。そんなの自宅では無理だろうと思ったんですが、うちの祖父は国鉄で車両整備の仕事をしていたので、職場で機材を借りたんじゃないだろうかというのが父親の弁です。この卵焼き器、サイズは18cm×23cmと市販品でもちょっと見ない大きなサイズでしかも2mmの銅版使用。取っ手まで全部銅という事もあってくっそ重いのが難点ですが、とんだお宝です。

ちなみにこの卵焼き器、うちの母親が捨てようとしていたのを私が止めたという経緯があります。卵はスクランブルエッグしか作らない母親にとって、この卵焼き器はただ重いだけの無用の長物だったのだと思われます。あの時止めてマジで良かった。そんなこんなでこの卵焼き器、全体に焦げがこびり付いてしまっています。その内コンロで焼き切ってキレイにしようと思っていたのですが、素人仕事の鍋と判明してしまったので、下手に炙って溶接が剥がれたりしたら目も当てられないので、とりあえず焦げ付きのままで使っていこうと思います。このままだと見た目は悪いですが、使用上の支障はあんまりないので。

20/10/22(Thu)

ウバメガシに始まって毎日ちまちまと庭木の剪定をしているわけですが、やりたくねーなーと剪定を考えただけで嫌になる樹が何本かあります。そのトップは毛虫のリスクがある椿と柿。随分涼しくなってきたのでかなり少なくなってきてはいますが、いる時はいる。椿にはチャドクガ、柿にはイラガという毛虫がつき、こいつらは触ってしまうと大変な目に遭いますんで、剪定の際には細心の注意が必要です。

そしてもう1本、私が心から嫌な樹が柚子です。柚子の嫌ポイントはなんと言っても鋭い棘。棘といえば薔薇が有名ですが、柚子に比べれば薔薇の棘なんて可愛い物です。柚子の棘は非常に難く鋭く大きくて平均でも3cm、長い物になると5cmを超えます。ぶっとい畳針クラスと言っても過言ではないでしょう。コレが茎のあちこちから生えているので、剪定時は革手袋必須です。軍手とか何の役にも立ちません。しかも、革手袋をしていても勢いがつけば普通に貫通しますし、革手袋が守れるのは手首までなので、常に注意していないといけません。

また、通常の剪定では伐った枝を地面に落としていって後で集めるという手順を踏みますが、柚子の棘は作業靴の裏くらい簡単に貫通しますんで、怖くて地面に落とせません。私は近くに一輪車を寄せておき、伐った枝は落とさずにわざわざそこに乗せていきます。そしてコレだけ苦労して剪定してもまだ実がならないというのが鬱。桃栗三年柿八年とう慣用句は有名ですが、実はコレには柚子の大馬鹿十八年という続きがあります。柚子は実がつくようになるまでとっても時間がかかるのです。うちの柚子は植えてからまだ十年弱なので、頑張って剪定しても全く報われません。本当に剪定が憂鬱です。

20/10/21(Wed)

庭のウバメガシを皮切りに本年度の庭木剪定をはじめました。背の低いヤツはちゃちゃっと終了し、残るは3m〜の大物ばかり。ところで、庭木の剪定のセオリーとして上から伐るというのがあります。伐った枝を落とすと、一定の割合で下の枝に引っ掛かります。ですんで、下→上の順番でやると、下を伐る→上を伐る→下に引っ掛かった枝を落とすと3ステップ必要になりますが、コレがセオリー通りにやると、上を伐る→引っ掛かった枝を落としながら下を伐るという2ステップで済むので経済的です。

ですが、話はそう簡単じゃありません。上を伐るためには梯子を立てなきゃいけませんが、下を伐るにはその必要がないので、一般的に下を伐る方がずっと簡単です。梯子立てずに地面から頑張って伐るorわざわざ梯子を立てて楽に伐るか。それに梯子を動かすのは結構な重労働ですし、大きな梯子は枝に引っ掛かるし立てるには足場が必要なので、立てられる場所は限られます。ですんで、どこに梯子を立ててどこの枝を伐り、その後どこに梯子を動かして作業をするかという段取りがとても重要です。それに、一旦立てた梯子の上でどこまで無理をして刈るかも結構な判断力が必要。次に梯子を立てる際に楽に刈れる場所であれば無理する必要はないですが、他の場所に梯子をかけても届かない場所であれば、多少無理しても頑張らないといけません。その辺の判断がなかなか難しい。剪定って知らない人が見るとただの単純作業に見えるかもしれませんが、アレでなかなか頭を使う頭脳労働なのですよ。

20/10/20(Tue)

やっぱり自作揚げたてのイカリングは最高だよねと思いつつ、私はドケチなので残った衣の材料なども無駄にはしません。まず油はしばらく放置して冷めるのを待った後、茶漉しで漉してオイルポットへ。この油は炒め物を中心に使いつつ、使い切るまで基本的に次の揚げ物はしない運用です。衣三点セット、小麦粉・パン粉・卵も無駄にはしません。小麦粉とパン粉はそれぞれ専用にしているタッパーに入れて冷凍保存し、次回の揚げ物等に優先的に使用します。

卵は水で少し薄めてあるので理想的な味にはなりませんが、軽く塩胡椒し、揚げ油を流用しつつのスクランブルエッグに転用します。更にココでポイント。小麦粉・パン粉はタッパーを使って衣に仕立てますが、卵は敢えてそのまま食卓に出せる少し深めの皿を使います。スクランブルエッグを作ったらこの皿に戻す事で、余熱によって皿に付いた卵を多少回収できるというドケチ精神の結果です。また、卵は割った際に中を指で拭って殻についた白身もなるべく使い切ります。ですんで、スタイリッシュで憧れはしますが、片手卵割りはやりません。私だけかもしれませんが、揚げ物を敬遠するのって、後片付けが面倒というより衣の材料や油のロスが結構出てしまうからなのですよね。ですんで、こうやってロスを極限まで減らす事で、私は割と揚げ物を作ります。

20/10/19(Mon)

焼き芋にしたサツマイモが傷んでいました。噛んだ瞬間口の中に広がるえもいわれぬ違和感に、秒で吐き出し事なきを得ました。サツマイモの保存は本当に難しいです。サツマイモはとにかく水分厳禁で、収穫してきたら土付きのまま半日ほど風通しの良い場所で水分を飛ばし、土が乾いたところで1個ずつ(小さいのは数個まとめて)古新聞紙に包んで風通しの良い冷暗所で保存…というのがネットなんかでよく見かける定番の保存方法です。

ただし、コレを忠実に守っても駄目な時は駄目。数日で食えなくなります。サツマイモの傷み方って独特で、所謂腐敗とはちょっと違います。傷んだ所をよく見ると、皮がちょっとだけ変色していて、蒸してもあんまり柔らかくなりません。そして口に入れると明らかに食べては駄目な香りを発しています。たとえこの傷んだ部分がサツマイモの一部でも、駄目な香りは一見無事に見える他の部位にもしっかり回ってしまっているので、一部が傷んだサツマイモは基本的に全廃棄です(今回は傷んだ部位から遠かったので大丈夫かと思ったんですが、やっぱり駄目でした)。さぁ食べようと思って皮を剥いて駄目だと分かった時のあのガッカリ感といったら…。スーパーでキレイに泥を落とし売られているサツマイモを見るたびにスゲェと思います。きっと洗って直後にしっかり乾燥させ、温度・湿度管理も完璧にしているんでしょうね。

20/10/18(Sun)

掌サイズの生姜を1個貰いましたんで、早速甘酢漬けに加工しました。以前は畑で作っていたんですが、生姜って通年でせいぜい1〜2個しか使わないのに、畑で作ると10個20個単位で出来てしまい無駄なので、止めました。生姜の出る時期に必要量だけ買ってスライス冷凍しておけばそれでオッケーです。今回貰ってはみたものの、料理用には1ヶ月ほど前に買って冷凍してあるので、まぁ定番の甘酢漬けにでもしてみようかなと。

生姜は洗いやすい様に切り離し、泥をよく洗い落としてから、皮ごと本気の薄切りにします。繊維と垂直or並行に切るかは悩む所ですが、私は並行派です。塩をして10分ほど放置してから熱湯に放り込み、そのまま1分。ザルにあげて荒熱をとってからよく絞ります。ココに少量の酢を加え、よく馴染ませてから再びよく絞る事で、中の水分を酢で置換して完全に取り去ります。あとは漬け込み液に浸せば完成。漬け込み液は酢と砂糖を2:1で混ぜ合わせ、煮立てて砂糖を溶かしてから荒熱をとったものです。感想:すげー美味い。しょうがの甘酢漬けなんて自作しても大して手間じゃないんだから、わざわざ買うようなものでもないですね。

20/10/17(Sat)

10月も折り返して気温が順調に下がって庭木の成長が落ち着いてきたので、本年度の剪定をはじめました。毎日30分〜1時間コツコツすすめ、雨天中止の日もあったりして、年が変わる前には何とか済ませたいという予定です。トップバッターはとにかく徒長枝が出まくって見苦しい事この上ないウバメガシから。うちの庭には10本弱のウバメガシが植わっており、こいつ等の樹形乱れが一番目立つので。あと、臍ほどの高さの小さな樹もあって、約1年ぶりのリハビリにはピッタリというのもあります。

ウバメガシはとにかく枝が混み合う様に成長するのが特徴で、風通しが悪くなって害虫大発生のリスクがあるので、面倒臭いですが徒長枝は付け根まで辿って剪定します。それでも悩みの種は蓑虫で、何本かは若い葉を軒並み喰われて茶色になってしまってます。園芸をしない人にとって蓑虫は絵本に出てくるファンタジーな虫というイメージが強いでしょうが、実際に大発生されるとかなり厄介。とにかく食欲旺盛で食い荒らしますし、なにより蓑をかぶっているせいで殺虫剤が非常に効き辛いのです。ネットでも一番の対処方法は目視による捕獲となってて、そんなのやってられるかーって感じ。小さい内なら薬も効きやすいとか、夕暮れ時は食事のために顔を出しているので効きやすいとか色々いわれていますが、なかなか上手いタイミングで薬を撒けないんですよねぇ…。

20/10/16(Fri)

裏庭のニラをそろそろ使わなきゃいけないので、今日のメインはニラレバです。ニラは一度植えておくとエンドレスに生えてくるんですが、時々収穫して使ってやらないと固くて不味くなります。根元からバッサリ収穫して更新してやる事で、いつも柔らかくて美味しいニラを食べる事ができるので、コレ重要。ちょっと残しておかないと枯れるかも…などと考える必要は全くありません。根元からバッサリいっても、絶対に復活しますから。

レバーは鶏。いつものスーパーで約200gが100円とアホみたいな値段で売っています。下処理は肝臓と心臓に切り分け、肝臓は厚めのスライス・心臓は二つ割にして中に溜まった血を洗い流すだけ。定番の牛乳に浸したりは実はあんまり効果がないらしいのでやりません。醤油・酒・おろしニンニクの下味液に15分ほど漬け込み、水気をペーパータオルでよく拭き取ってから片栗粉を多めにまぶして高温の油でさっと揚げます。あとはニラと炒めあわせて、適当な調味料で味を漬けて完成。感想:くっそ美味い。うちは亡くなった母が内臓系を気持ち悪いと毛嫌いしていたので、生前は買ってくることが出来ませんでしたが、今となっては作り放題です。こんなに美味いのに、先入観で人生損してましたね、うちの母は。ただ、ニラレバはレンジで温め直せないのが痛恨のデメリットです。レンジに入れるとレバーが爆発して飛び散るのですよね。あとで掃除するのが嫌なので、残ったニラレバは翌日温かいご飯にのっけて温めて食べてます。

20/10/15(Thu)

スルメイカを2杯貰いまして、1杯を父親のリクエストで刺身にすることにしました。本当は嫌なんですけどね、刺身。イカの刺身が不味いとは思いません。思いませんが、つるっとした喉越しと醤油の味だけのイカ刺しは、イカのポテンシャルを活かしきった料理ではないと思うのですよ。イカは加熱してこそだと思います。というわけで、刺身以外の可食部分…ゲソ・エンペラ・胴は全部生姜醤油に漬けて焼きます。ワタはちょっと考えた末に廃棄。ワタ煮にしようかとも思ったんですが、個人的にワタは味が強過ぎるのであんまり好きじゃないのです。

ゲソは1本ずつ切り分け、特に長い2本は半分にカット。ボウルに張った水の中でしごいて吸盤を取り外します。エンペラは適当にカット。胴は目玉を内側から押し出して廃棄し、トンビは軽く切り込みを入れて嘴を取り除きます。これらを全部生姜醤油に30分ほど漬け込み、テフロン加工したアルミホイルにのせてフライパンで火を通します。感想:イカの食べ方としては火を通した方が絶対美味いと再認識しました。

というわけで、残った1杯は私のリクエストを押し通してイカリングにする予定です。ゲソその他アラ部分は今回同様生姜醤油焼きかな。以前はスルメイカは激安でいくらでも売ってたんですが、調子に乗って獲りすぎたせいか最近すっかり値段が上がってしまい、1杯300円かぁ…となって買わなくなってしまいました。300円でも別に高くはないんですが、以前の値段を覚えているとね。秋刀魚もすっかり高級魚定着してしまいそうですし、どうにかなりませんかね。

20/10/14(Wed)

2年前に庭の片隅に植えた無花果が実をつけ始めました。たった2年でアホみたいに大きくなった無花果は結構な量の実をつけ、収穫初年度の今年でも20個くらいは採れそうでいい感じです。無花果は私が好きな果物でも上位にランクインするので、こんなに簡単に採れて嬉しい限り。食べきれない量が取れたらジャムorコンポートにしようと思っていますが、今年は多分全部生食で食べ切るでしょう。

今後の予定としては実の収穫が終わって葉が全部落ちたら年末〜年明けにかけて剪定をします。流石にこのまま伸び放題にするのは危険な大きさになってきたので、マニュアルに従い主枝を残して結構バッサリいく予定。その際根元のヒコバエはあえて残しておき、来年2月辺りに挿し木として利用する計画です。最近ほとんど使っていない畑の一角に定植して収量を増やそうかなと思い中。折角お金を出して苗を買ってきたのだから、剪定した枝も有効利用しないとコスパが落ちますから。並行してあと3本くらい育てれば、保存食を含めて通年無花果を楽しめそうです。

20/10/13(Tue)

最近常備菜として常に切らさないようにしているのが、大豆の醤油漬けです。作り方は簡単。乾燥大豆150gにヒタヒタの水を注いで丸一日放置します。それをシャトルシェフに移して点火。沸騰したら弱火で15分茹でてから保温モードにして3〜4時間放置。煮汁を切り、醤油・煮汁各100mlを混ぜたものに大豆を戻して一晩置けば完成です。醤油味のしみこんだ大豆が不味い筈もなく、ご飯によく合う一品です。

本当は通年で作りたいんですが、気温が高い時期は冷蔵庫に保存しておいても食べ切る前に傷んでしまうのです。無論一回に作る量を減らせば問題は解決しますが、ある程度のまとまった量で作らないとガス代がもったいないので。下茹でした段階で冷凍というのも考えましたけど、そこまでするのも何だよね…と思って、暑い時期は作らないという運用で落ち着いています。乾物の豆に手を出すというのはかなり料理をやりこんだ人というイメージもあるんですが、やってみるとそんなに大した事ではありません。むしろ、乾物の豆は常温保存で冷蔵庫スペースを圧迫しないというその一点だけでも非常に優れた食材だと思います。乾物大豆ちょー使えます。

20/10/12(Mon)

芸人はなわのYoutubeチャンネルが好きでよく見るんですが、先日そこで大量のトンカツを揚げる動画がありました。はなわの義母が揚げてたんですが、手つきはかなり慣れてたのに、パン粉や小麦粉を入れるのに肉の入っていたトレイを使ってたんですよね。そこはバット使おうぜ…と思って見てました。確かにバットって調理道具としての優先順位は低いです。その辺の皿とか肉が入っていたトレイとか、代用品はいくらでもありますし、かくいううちも母・両祖母とバットを使っている人は誰一人いませんでした。

しかし、使って分かります。バット超便利。粉がこぼれないでキレイに衣がつけられるという基本的な性能だけで代用品を圧倒しています(それにフライに限らず用途はとても広いです)。皿だとどうしても粉が周囲に散らばりますし、肉のトレイは凸凹が多いので後で洗ってキレイにするのが大変です。バットなんて大して高い物でもないんだから、ある程度以上の頻度で料理をするんだったら絶対に買ったほうが良いと思います。ただし、これから料理を始めるビギナーには全く勧めません。そもそもフライを日常的に作るという時点でビギナーじゃないですし、バットを使うというのは結構本格的に料理に足を突っ込んでいる状態なので、最初は代用品でいいと思います。ただ、軌道に乗ったら速やかにバット買うべし。

20/10/11(Sun)

今日の一品はサツマイモの茎のキンピラ。世間的にサツマイモの茎食ってるというと貧乏料理扱いされそうなんですが、普通に美味いです。キンピラというと牛蒡がまず思い浮かびますけど、料理方法は同じでも味のベクトルは全然違います。イメージとしては蕗を固めに下茹でして醤油と味醂で炒りつけた感じ?サツマイモの香りは遠くでごくうっすらする程度なので、知らない人に食べさせたらサツマイモの関係者だとはまず絶対に分からない食材です。

サツマイモの茎の料理で何が面倒臭いって、収穫が面倒臭いです。たとえばキュウリの酢の物をタッパー一杯作ろうと思ったら、キュウリが6本もあれば事足ります。ですが、サツマイモの茎で同じ量のキンピラを作ろうと思ったら、150〜200本の茎が必要になります。1本1本の収穫は別に大変でもないですが、それを200本弱行うと結構な時間を食います。うちの母親はココから更に皮を剥いていましたが、面倒臭過ぎて死んでしまうので、私は皮付きのまま料理してしまいます。多少固いですが、歯応えと思えばよろし。

採ってきたサツマイモの茎は3cm程度に切り揃えます。ただ、茎は結構豪快に曲がっていたりするので、キレイに切り揃える事はできませんので、その辺は適当に。それを熱湯で2分下茹でしてからザルにあげ、油をひいたフライパンで少し炒めます。全体に油が回ったら醤油・味醂・胡麻を加え、汁気がなくなるまで炒りつけて完成。普通に美味いのでオススメですが収穫が面倒臭いのと、ほとんど市販されていないのとで、実際に口にするのは結構難しいかもしれませんね。

20/10/10(Sat)

現在畑が野菜の端境期に入り、収穫が激減しています。採れるのは収穫が最盛期を過ぎて収量がぐっと落ちたナス・ピーマン・オクラに、まだまだ採れるけどオカズの材料にはなり辛いサツマイモ、それにサツマイモの茎です。というわけでこの時期スーパーでの買い物が必然的に多くなるわけですが、私は食材は纏め買いする派。具体的には1週間に1度位しか買出しに行かないので、生鮮野菜と並んで乾物の活躍の場が増えます。

そんな中最近はまっているのが高野豆腐です。賞味期限が馬鹿みたいに長く、しかも美味い。デメリットとしてはまずセール品にならないという点ですが、元々の値段が安いので、別にセール品にならなくても大した値段ではありません。コレは愛読書の“きのう何食べた?”に書いてあったのですが、子供の頃はこういう甘いオカズが苦手なのに、大人になると何故か好きになる。私もそうです。子供の頃は甘く煮た高野豆腐が嫌い…とまではいきませんが、そんなに好きではありませんでした。でも今はとても美味しく感じます。無論そんなに大量にバクバク食べるわけではなく、1食の食事でせいぜい1切れか2切れ。しかしそれが美味い。甘く煮た鯛デンブ(最近全然食べてないけど)や太巻きの中の甘く煮た干瓢とか、当時は何が美味いのかサッパリ分かりませんでしたが、今になって考えるとアレは良い物でした。

ところで高野豆腐を買うたびにいつも不思議に思うのですが、どうして高野豆腐って必ずパッケージに懇切丁寧なレシピが載っているんでしょうか。1枚煮る場合はコレ、2枚ならコレ、みたいに煮る枚数によって事細かく調味料を表掲載しています。他の食材でああいうのはちょっと見たことがありません。まぁ、おかげでいつも私は同じ味の高野豆腐を食べられるわけですが。

20/10/09(Fri)

畑の隅に勝手に自生している大葉に花が咲きました。花が咲くと葉が固くなってその年の大葉は終わりなんですが、花は花で美味しいので収穫してきました。大葉の花の定番といえば佃煮です。花は根元から採って指先でしごけば簡単に軸から外れます。指が大葉臭くなりますが、コレはまぁ仕方ないです。収穫した大葉はヒタヒタの水を注いでしばらく放置。アクよりも虫をとる意味合いが強いです。中に虫が入り込んでいたら出てきますんで。ただ、どうせ小さい虫なんで佃煮にしたら分かりゃしないという考え方もあります。

次にザルにあげてよく水を切り、重量を量ります。大葉の花40gに対して醤油と味醂を各大匙1加え、弱火にかけます。蓋をして時々かき混ぜながら汁気がなくなるまで煮詰めたら完成。個人的にはコレでお茶漬けをするのが好きです。茶碗に半分ほどのご飯にこの大葉の花の佃煮と塩を一つまみふりかけ、熱々のお茶をかけるだけ。大場の香りが立ってとても美味いです。大葉の花はあんまり売っているのを見かけませんが、土があれば自分で作ると良いです。大葉は雑草並みの繁殖力と生命力なので、ほとんど手をかけずとも勝手に育ちますし、翌年はこぼれ種から勝手に生えてくるので、一度植えれば無限ループに突入します。むしろ庭に地植えにすると大変になるので、鉢植えを推奨されているくらい。大葉の花の佃煮、オススメです。

20/10/08(Thu)

今日は肉じゃがが食べたい気分だったので、買出しのついでに材料を買ってきました。一時期アホみたいに野菜が高かったのですが、最近は価格も随分落ち着いていい感じ。私は安い豚バラ肉を1kgのジャンボパックで買い、50gずつラップで小分けして冷凍してちまちま使っているんですが、丁度その肉が切れたので今回の買出しリストに入れてありました。んで、予定通り豚バラを買ったんですが、半額シールが貼ってある豚バラ(塊)を見つけてしまいまして、予定にはなかったんですが急遽今回の肉じゃがは塊肉で作る事に変更。そりゃこっちの方が絶対美味いですから。

肉は一口大やや大きめに切り揃えてシャトル鍋に入れ、水ひたひたに冷凍ストックしてある生姜少々と塩でやや濃い目に味をつけ点火。沸騰したらアクを取りつつ10分煮てから保温モードに突入。そのまま半日ほど放置すると勝手に肉がホロホロになります。ココであらためて皮付きのまま一口大に切ったジャガイモ、クシに切って軽く炒めた玉葱、適当に切ったシラタキを加え、醤油・味醂で味を決めて再び保温30分で完成。感想:やっぱり塊肉の肉じゃがは美味い。半額シールが貼られていたという事は鮮度にやや問題があるんですが、こうやって煮込み料理にしてしまえば味の違いなんて分かりません。また作ろうと思う安心安全の一品です。

20/10/07(Wed)

以前の私は出汁に関して原理主義者で、昆布と鰹節で出汁をとることを至上としていましたが、ここ数年すっかりズボラになりまして、顆粒出汁の素はなんて便利なんだと思って愛用しています。煮汁がたっぷりの煮物の時は一から出汁をとってもそんなに手間は変わらないんですけど、特に便利なのはキンピラの様に少ない煮汁で炒り煮にする場合です。こういう時に別鍋で出汁をとって使うのが本道なんですけど、いかんせん面倒臭い。数日分の出汁を一度にとっておいて冷蔵庫にストックするという手も無くはないのですが、冬場ならともかく暑い時期は僅か数日で駄目になるので、まとめて作ると使い切れません。かといって荒熱をとってキューブで冷凍までの手間をかけるほどの事かというと…、疑問符が残ります。

そこで顆粒出汁の素。コレなら鍋に振り入れるだけでOKなので天国のような手軽さです。勿論味だけをみれば、キチンととった方が繊細で美味いんですが、キンピラの様に濃い味付けでガツンといきたい場合はむしろ顆粒出汁の素の方が向いている気もします。というわけで、何事も業務用スーパーで大量購入が好きな私。スーパーで50g入りとかちまちま買って割高になるのが嫌なので、どーんと1kg袋を買ってきて使っています。ただ、顆粒は水分を吸いやすいので、当面使う分だけ小さな瓶に入れて冷蔵保存。その他はキッチリ密封して乾物専用の大きな衣装ケースで保存しています。顆粒出汁の素最高。

20/10/06(Tue)

毎朝続けているウォーキングですが、一昨年の10/7からはじめたので、毎年10/6を締め日にしています。というわけで今年一年の結果です。総歩数3,337,088歩、歩いた日数305日。1歩を実測の65cmで計算すると、約2,170kmになります。東京大阪間が500km強なので、1年間でこの間を2往復したことになるわけで、塵も積もれば山となるを地でいって結構歩いたよねと思います。

コレで健康になったかですが、正直よく分かりません。ただ、不調といえる箇所はないので、まぁ順調なのかなと。まぁ、年間2,000km以上歩いて健康に効果がない筈がないので、上手くいってるんじゃないでしょうか。毎日チェックしている体重・血圧も正常範囲内ですし。そしてウォーキングを始める際に買った靴ですが、まだいけそうです。かなり靴底が磨り減ってはいますが、あと1年くらいは何とかいけそうな感じ。累計1万kmは多分無理ですが、6,000〜8,000kmが寿命っぽいです。そう考えると現代技術のウォーキングシューズって凄いよねと思ったり。

20/10/05(Mon)

庭仕事に柿の葉の落葉集めが加わる時期がやってきました。うちの庭には現状4本柿の木があるんですが、コレが落葉をはじめてます。柿の葉はとにかく大きくて、放っておくと地面を覆い尽くして大変見苦しいので、綺麗な庭を維持したかったら毎日速やかに掃き清める必要があります。まぁ、落ち葉掃きの中では楽な方ですけどね。なまじ葉が大きいのですぐに集められますし、袋に入れるのも手でかき集めればほぼこぼれる事はないので簡単です。

んで、肝心の柿の実の方ですが、残念ながら今年は裏年らしく、ついている実はあまり多くありません。まぁそれでも実り過ぎて持て余す表年とどっちが良いかといわれたら微妙な所ですし、裏年とはいえ毎日一個ずつ食べて全然追いつかない程度の収量はあります。ちなみに柿はグジュグジュになったものor固い状態のどっちが好きかで好みがきっぱり分かれる果物です。私は別にどっちも好きですが、どっちかといえばグジュグジュ派ですかね。熟れ切ったヤツをスプーンですくって食べるのが美味い。ただ、そこまで待っていると高確率で鳥に突かれるのが難しい。多少穴があいたくらいなら普通に食べますけどね。

20/10/04(Sun)

世の中的にはコロナの影響で現金→電子マネーの流れが進んでいますが、私はそれに乗る気がサッパリありません。電子マネーは小銭を数える手間が省けるとか、ポイントがつくとか色々言われていますが、どれも胡散臭い物ばかりです。それに、利用者側のデメリット(=推進者側のメリット)がほとんど触れられていないのがアンフェアです。クレカもそうですが、電子マネーはお金を使った実感が沸き辛いので、無駄遣いをしやすくなるのが個人的には本当に嫌。理性的にキチンと管理できれば問題ないですが、人間だもの、私は自分の理性すら信じていません。Amazonの支払いには例外的にクレカを使いますが、日常的なリアルの買い物を電子マネーに切り替えるつもりは全くありません。

また、ポイントですがコレも胡散臭い。1,000円の買い物をして1,000円以上の価値のポイントが付くのなら私も喜んで電子マネーを使いますが、錬金術じゃあるまいし、そんな事はありません。一番つくのが家電量販店系の10%前後ですが、スーパーや本屋だったらせいぜい1〜2%です。その僅かなポイントに釣られ、あとちょっとでポイントが付くからとか、今日買ったらポイントが○倍だからという理由で無駄遣いするのが本当にアホらしいので、私は意図的にポイントを狙う事はしません。自然な流れで貰えるものは貰いますが、たとえば200円で1ポイントの店で598円の買い物をしても、あと2円でポイントが貰えるからといって余計な買い物はしません。

最後に現金は小銭が鬱陶しいという理由がよく聞かれますが、コレもまた胡散臭い理由です。私は財布の中の小銭を常に把握し、いつも硬貨の枚数が最小になるように支払いをします。この場合、財布の中の硬貨の枚数の期待値を計算してみました。買い物金額の下三桁の0円〜999円が常に同じ確率で発生するものとします。たとえば999円の場合、硬貨を最小の枚数で済まそうとしたら、1円4枚・5円1枚・10円4枚・50円1枚・100円4枚・500円1枚の15枚になります。面倒臭いので途中経過は省きますが、計算すると期待値は7.2枚です。つまり、理想的な支払いをしていれば財布の中には硬貨が平均7枚ちょっとしか存在しないわけで、それで硬貨を数えるのが面倒臭いってちょっと物臭過ぎね?と思うのです。マックスでも15枚ですし、それに15枚になる確率は0.1%です。小銭で支払う手間なんてどうって事無いだろうと私は思うのですよね。

20/10/03(Sat)

自室のカーテンが寿命を迎えつつあって、次どうしようか考えています。状況としては、直射日光で繊維が劣化して少し引っぱっただけで裂ける状態になってしまいました。順当にいけば、部屋の反対側にかけてあってほぼ機能していないカーテンをこっち側に移し、もとあった所はカーテン無しにしてしまうという案ですが、いっその事カーテン無しでも良いんじゃね?と思い始めています。カーテンってかけているだけで結構な存在感なので、無くすと凄くスッキリすると思うのですよ。

直射日光がさし込む件については、必要な場所に簾をかけて遮ればいいのですし、私は基本的に太陽と生活リズムを同じにしているので、昼間部屋を暗くして眠るなんて必要もないです。逆にカーテンを無くす事で部屋の綿ぼこりの発生源が一つ無くせて、清潔度がアップするんじゃないかとすら思ったり。まぁ、今のカーテンもあんまり触らなければ今すぐどうこうというほど酷くはないので、もう少しじっくり考えて方針を決めようと思っています。

20/10/02(Fri)

いつものようにスーパーで買い物をしていたら、数年ぶりにインスタント焼きそばが食べたい発作に襲われ、少し悩んだ後に買ってしまいました。最近ネットで、お金がなくて毎日昼食はカップ麺という投稿に対して、カップ麺なんて贅沢だというレスがついているのが話題になっていましたが、個人的にはカップ麺贅沢説に同意します。今回買ったのは約100円の商品ですが、この質と量に対して100円は高過ぎると私は思います。そんなにお金がないんだったらカップ麺なんて食ってないで自分で料理作れよと。

ちなみに私の最近の昼食メインはペペロンチーノです。1kg約180円のパスタを1回に80g使用。180円×0.08=14.4円。そこに自家製の鷹の爪・ニンニク・乾燥バジル。コレは苗代や肥料代がかかっていますが、正直原価はよく分かりません。あと、オリーブ油と塩。これらは一回の使用量が少な過ぎて、原価としてはほぼ誤差です。というわけで材料費としてはほぼ15円。毎日100円のカップ麺を食べる場合と比べると1食あたり85円安く済み、1ヶ月で2550円・1年間で30,600円の差となります。塵も積もればといいますが、特にお金に困っている人にとって3万円は大きいんじゃないでしょうか。自炊している時間なんてねーよという反論があるかもしれませんが、(見方によっては)時間を金で買っている時点で既に贅沢だと私は思いますけどね。

話は逸れましたが、久しぶりのカップ焼きそばは相変わらず前半1/4はとても美味しかったです。しかしすぐにウエッっとなり、その後下痢気味になるところまで昔のルーティンとまるで一緒。こんなの日常的に食べてたら病気一直線で、医療費もかかる羽目になるので、特にお金がない人はカップ麺はマジで止めといた方がいいと思います。

20/10/01(Thu)

家の掃除をしていたら炭酸ナトリウムの瓶が出てきました。炭酸水素ナトリウム(重曹)なら馴染みがあるけど、炭酸ナトリウムって何よ?と思って調べてみたら、中華麺のかん水や蒟蒻の凝固剤として使われたり、工業的にはガラスの材料でもあるみたい(いわゆるソーダ灰)。ひょっとして祖母が蒟蒻を自作する時に使っていたのかもしれませんが、詳細は不明です。そしてこの炭酸ナトリウム、油汚れに強いらしい。水に溶けやすく、そこそこ強いアルカリ性。どうせ他に使い道がないのだから、毎月頭に行っている換気扇の掃除に使ったらどうだろうと思い立ちました。

換気扇のカバー・羽・フィルター・ネジなど外せる物は全部外し、私が子供の頃使っていた(らしい)ベビーバスに入れます。炭酸ナトリウムの適正量はよく分からないので、とりあえず勘で大匙2杯。部品が浸るまで風呂の残り湯を注いでそのまま2時間放置します。浴槽を直接使っても良かったのですが、水の量が多くて無駄に溶液が薄まるのが嫌だったので、ギリギリの大きさのベビーバスを使いました。結果:炭酸ナトリウム凄い。今まで特にフィルター(金属板に小さな穴が沢山あいている構造)は、穴に詰まった油がとれず、表面をいくら洗剤で洗っても穴の中から油が染み出してきてベタベタが完全には落ちませんでしたが、炭酸ナトリウム溶液を使うと嘘のようにサッパリ油分が落ちました。勿論ゴム手袋推奨のところ、水酸化ナトリウムほど危なくないだろうと高をくくって素手で作業をしましたが、手荒れなどのトラブルと発生するほどのアルカリではなかったのでそれも加点ポイント。あまりに油が落ちすぎて毎月は必要ないかもしれませんが、3回に1回位のペースで炭酸ナトリウムを換気扇掃除に導入しようと思っています。

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