2004年10月

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04/10/31(Sun)

今月の食費は、肉・魚・野菜などの生鮮食料品系が3,908円、調味料・乾物系が2,926円の合計6,834円でした。野菜が非常に高く苦心したんですが、今月は貰い物の機会が少しあったので、それに救われた形ですね。特に実家から送られてきた大根葉2本分、後半の味噌汁の青物は全てこれでした。普段ならば、1本分は炒めて別の料理にしたりするんですが、今月は全てキープ。濡らした新聞紙とビニール袋で二重に包んで、冷蔵庫に入れておけば、十日やそこらは大丈夫みたいです。

私は現金を持っているとすぐ使ってしまう癖があるので、極力持ち歩かないようにしています。おまけに、カードはネット決済専用で自宅待機(ほとんど無いけど)。仕事場には自転車で通っているのですが、その時の財布の中身は常に1,000円未満。帰りのスーパーで買い物をするときの平均金額は一回300円〜400円程度なので、これだけ持っていれば十分なのです。何か突発的なことが起きて現金が必要な場合は、銀行でおろせばいいし、銀行が閉まっているor手数料をとられる場合は、自宅まで一度帰ればいい。そう割り切っています。

ただ、ネタとして札が入っていない財布というのはウケますね。“いや〜、貧乏で貧乏で金がなくて、”と言いながら、300円しか入っていない財布を見せると、笑いがとれます。身を切る芸と言うのは最高です。“カード?ほれ、テレカしか入ってまへん”というのも使えますね。今時テレカかい、と突っ込まれるのが最高。

04/10/30(Sat)

夕方いつものようにスーパーに寄ると、15cmクラスの鯵が6匹、閉店間際価格で100円(税込み)。鮮度はベストではなけれど、そんなに悪いわけでもない。買うしかないでしょう。気温も低くなってきたので、鯵の干物を作ります。帰宅後、早速処理作業。他の料理を作るときの癖で、頭を落としそうになる衝動と戦いながら、手早くおろします。カリカリに焼いたときに美味しいので、鱗とゼイゴはそのままに、腹の皮一枚残して背中から包丁を入れます。身を開いたら、ハラワタとエラを掻きとり、軽く洗って一丁あがり。

ところで、東京の干物って腹開きで頭も割るんですが、うちの田舎は全く逆。背開きで頭はそのまま残します。出身地がバレルかな?それなので、いまだに東京の干物にはウドンの黒い汁同様強力な違和感を覚えています。頭が割られているのが、どうにも不思議で。小さい頃の刷り込みというのは強力なのですね。私が作るのは当然マイ田舎流。

それはともかく、本式では開いた干物を塩水に漬けてから干すらしいのですが、私はいきなり塩を振ってしまいます。鯵にムラが出そうですが、いいんです、別に売り物じゃないから。それよりも、塩水に漬けることによって旨味が外に出てしまうんじゃないかと思って、直塩。こちらのほうがお手軽ですし。3時間ほど冷蔵庫で寝かせたら、ドリップを捨てて後は干すだけ。干し時間も例の如く適当。食べたくなったときが干しあがり時、と言ってもいいでしょう。一夜干が多いのは、決して味のせいだけではありません。

そうやって、鼻歌交じりで夕方下処理をしたんですが、朝起きて新聞を読むと、なんと、この週末の東京は雨。でも、慌てない騒がない。お役御免になった扇風機を引っ張り出してきて、風を当ててやればいいんです。が、外出まであと1時間。どこまで乾くか。ムダに時間との戦いです。

ちなみに私の場合、このサイズの干物だと食べた後には骨一本残りません。普通に身を食べて食事→洗い物をする横で、残った中骨と頭(このときは二つに手で割る)を網でカリカリに焼き、洗い物の後でこれをお茶請けに温かい茶をすするのです。この時間を至福と感じる私を、ジジ臭いとか考えてはいけません。

04/10/29(Fri)

わたしが働いているところでは、取引先から食料が送られてくることが多いので、重宝しています。昨日、寒さで半分ボーゼンとしながら行くと、いい事はあるものです、米と丹波の黒豆が届きました。4人しかいない小さな事務所なので、当然ブツは山分け。それも、いない人の立場は極力無視されるという、サバイバルでもあります。一人は出張中で、一人は休みなので、当然ブツは二人で山分け。とっとと礼状を出して、荷物が届いた証拠自体も抹消されます。恐ろしいことです。

そんなわけで、朝からいきなりやる気沸騰。5kgの新潟米は、秤できっちり等分し、もしもの場合に備え二重にビニール袋に入れます。黒豆は、枝ごと送られてきたので、一つ一つ鋏で莢を切り離し、これも二等分してビニール袋へ。普通は朝は一時間ほど経過しないと、エンジンがかからないのですが、この日ばかりはいきなりトップギアでスタートですよ。もう一人のスタッフには、“こういうとき‘だけ’目がマジになる”と笑われていましたが、いいんです、笑われたってタダで美味いものが手に入れば。

米はともかく、黒豆は美味しいです。ここは毎年送ってくれるので、非常に楽しみにしています。泥だらけで、結構虫もついているのですが、まあそれも美味しさの証拠。ちなみにうちでは、こういう枝豆系は蒸します。多目の塩で揉んで半時間ほど放置してから蒸すのです。茹でるときのように茹で汁に旨味が逃げない、というウンチクもありますが、確かに比べてみると蒸すほうが美味しいので、こちら推奨。

04/10/28(Thu)

東京は急に寒くなってきましたね。うちの布団も急激に冬仕様に近づいています。うちの冬仕様のキーワードは、ずばりアンプラグド。頑固に電気アンカや電気毛布を使わないのです。電化製品嫌いだから。で、どうするかというと登山用品に頼るんですね。

敷布団と敷毛布の間にはアルミの蒸着マットを挟むと、ぐっと暖か。新聞紙でも良いんですけど、新聞紙のインクで布団が汚れるし、なにより貧乏臭いでしょう。これを一枚挟むだけで、体温が下から反射してくるような感じになって、よろし。そして、パジャマの下には、登山用の下着。さすが餅は餅屋といわんばかりのものすごい保温力を見せつけてくれます。首には外に着ていけなくなった古いマフラーをグルグルに巻けば完成。更に寒くなってくると、湯たんぽが出てくるんですが、幸いまだそこまではいってません。もうすぐ出さなきゃいけないでしょうが。

ちなみに、アルミの蒸着マットは適当な大きさに切って、台所の足元の布マットの下にも敷きこんでいます。こうすると台所仕事のとき暖かいんですよ、と強引に台所につなげてみる。最近葉物が高くて芋料理ばかり。書く事が無いんですよ…。

04/10/27(Wed)

朝ゴミを捨てようとアパートのドアを開け、階段に向かうと、隣の部屋のドアの前にゴミと一緒に何やら二つ折りになった見覚えのあるダンボールが置いてあります。普段なら他人のゴミをマジマジと観察したりはしないんですが、なんかゴソゴソ音を立てていたので、つい覗いてしまいました。

すると、予想通りダンボールの間からはつぶらな瞳が。まだ生きてます。ああ、目が合ってしまった。寒くなってくると食料がなくなってくるのでしょうか、うちのアパートではネズミが出ます。うちの部屋も去年はかなり悩まされました。実家から送ってきた米や買ってきた小麦粉をほんの数時間台所に置いておくだけで袋ごと齧られるし、干物をベランダの外に干せば、手すりをつたって強奪される。

うちの部屋ではさすが人間様の知恵、ネズミの出入り口を地道な努力で発見し、これらをすべて塞ぐことでとりあえず解決しましたが、隣の部屋ではトラップを仕掛けたらしいです。でも、ネズミってマジマジ見るとかわいいんですよね。色々なアニメのキャラクターにもなってるくらいですから。悪さをしなければ、別に同居してもいいのに、と思ってしまいます。

それなので、粘着タイプのトラップに捕まったネズミはかなり可哀そう。昔実家で使っていたような、鳥籠タイプはもっと可哀そう。捕まったら川に沈めて水死ですから。どうも、可哀そうという感情が先にたってしまうので、私はトラップを仕掛けられません。穴を塞ぐという方に走ってしまう。小動物に(だけ?)は優しいんです、自分

04/10/26(Tue)

実家の母親が送ってきた荷物の中に、珍しく実家で取れた野菜が入っていまして、野菜高を聞いた彼女が気を利かせてくれたみたいです。ありがたい、ありがたい。以前東京に来た折に、スーパーで野菜の値段を見て、そのあまりの安さに送ってこなくなってたんですが。

それにしても、東京の野菜は(通常は)本当に安いです。流通網が発達しているせいか、競争が激しいせいか分かりませんが、安い。パッと考えると田舎のほうが安いだろうと思いがちなのですが、地方都市のスーパーで買う野菜は本当に高いのです。無論、土地はたくさんあるので、自分で作れば只ですが、いまどき自分の家で野菜を作っている家なんて、田舎でもそんなに多くないですからね。それに車代。田舎ではちょっと外出するにも車は必須です。ガソリン代はかかるし、維持費も高い。都心なら、車は持っていなくても不自由しません。生活にかかる費用は、家賃を除けば、東京はかなり安い部類に入るんじゃないでしょうか。

そんなわけで、いつもは東京の野菜の安さを思いっきり享受しているだけに、こういう時は辛い。それでも何かしら抜け道はあるもので、根菜が比較的安かったり、切干大根が破格で売ってたり。まあ、何とかなるでしょう。

04/10/25(Mon)

今更ですが、少し前に某巨大掲示板で発明(?)されて話題になった“鳥はむ”というのを作ってみました。詳しいレシピは検索をかければいくらでも出てくるので、ここではごく簡単に作り方を述べると、
鳥胸肉に塩・蜂蜜・香辛料をすり込み、数日間寝かせておいてから流水で塩抜き、これをラップでハム状に整形して湯煎で仕上げる、
と、こういう具合になります。このレシピはパサつきがちな安い鳥肉を美味しく食べるために開発されたレシピで、かなりの支持があります。うちの近所では、胸肉は常時29円。もし使えるのであれば、これほど嬉しいことはないので、試してみました。

結果、大変残念ですけど私の口には合いませんでした。勿論、今後作り続けていけばレベルは上がっていくでしょうが、もっと根本的なところで私にはダメ。一番の原因は流水で塩抜き・湯煎で仕上げの工程です。このおかげで、たしかに胸肉独特のパサつき感はなくなりますが、反面ブロイラー特有の水っぽさが強調されてしまうんです。正直美味くない。無論、地鶏などの良い肉を使えば改善はされるんでしょうが、それでは安い胸肉を美味しく食べる、という鳥はむのコンセプトから離れてしまいます。

これをやるくらいだったら、塩胡椒した胸肉を数日間直射日光の当たらない風通しのよい場所で乾かした、一夜干風胸肉のほうがずっと私の好みです。パサつき感は解消されませんが、旨味が凝縮されて水っぽさはなくなります。薄くスライスして網でさっとあぶり、醤油をちょこっとつけて食べると、それはそれは…。だんだん気温が下がってきて、干す環境が整ってきました。+アルファの香辛料で味の変化もつけられますので、今年も例年同様、胸肉はこれ一本になりそうです。

04/10/24(Sun)

仕事から帰ってくると、顔見知りの近所のおばちゃんがクレ556のスプレー缶を持ってウロウロしているので、どうしたんですか?と声をかけると、門が軋むので買ったんだけど、使い方が分からないとのこと。このストローみたいなやつをスプレー口に刺して、ピンポイントで油を注せばいいんですよ、と教えてあげたんですが、老眼で見えないというので、代わりに注してあげました。別に大した事じゃないんですが、えらい感謝されまして、ちょっと待っててと家の中に消えていったんです。

で、ちょっと待ってると、マイビルの屋上庭園でとれた薔薇の蕾を乾燥させたもの!!!をくれました。ローズティーにすると美味しいとのこと。珍しいので、帰宅後早速蕾をポットに入れ、熱湯を注いでローズティーを作ってみました。当たり前ですが、モロに薔薇です。なんかこう、すごいお金持ちの香りがします。ロイヤルコペンハーゲンのカップあたりがあいそうな。うちの安アパートには不釣合いな香りが部屋に立ち上りました。でも…そんなに美味しいものじゃないかも。こういう使い方をすると香りが強烈過ぎます。薔薇の香りは、庭園なんかでほのかに香るくらいがちょうどいい。それに、私にとって薔薇の香りというのはまず第一に、高級石鹸の香りなわけで…。書いてる自分がミジメだ。

しかし何よりも今回は、これくらいのお手伝いで、こんなものがもらえるんだったら、今後はもっと積極的に声をかけようと思った、打算に汚れた大人になってしまったことを実感しました。

04/10/23(Sat)

大家さんに裏庭の渋柿を採ってもいいよといわれたので、屋根にのぼって採ってました。で、お約束のように滑ってこけました。熟しすぎた柿が早々と屋根の上に落ちてまして、極力注意はしてたんですが、バックステップした瞬間に踏んでしまい、派手に転倒。50cmほど滑って止まりました。生きた心地がしなかったです…。滑ってる瞬間は結構冷静で、“あーっ、今滑ってる”とか思ってるんですが、止まってから心臓バクバク、冷や汗が止まりませんでした。落ちれば良くて骨折でしょうから。

その結果として、ジーンズが腐った柿で臭くなってしまったのと、尻に打ち身を作ってしまったのくらいは、ラッキーだったと諦める他ありません。それにしても、腐った柿は臭い。なんでしょう、この人間の本能を逆撫でするような臭いは。渋団扇なんて、これを何倍も醗酵させた物を塗料として使うそうですが、信じられない世界ですよ。

今年は数個しか採れなかった去年と違い、大豊作。干し柿にしたかったのですが、東京はまだ台風が来そうだし、気温もまだまだ高いので、十中八九吊るしているうちに黴てしまうでしょう。仕方がないので、消毒用に常備してあるウォッカを使って、さらすことにします。本当は保存もきく干し柿のほうが好きなんですが、さらし柿でもまあOK。干し柿ほど日持ちがしないので、ほとんど周りに配らないといけないのが業腹ですが、蝦鯛も少なくないんで。

柿を採っていると、隣の枝にメジロが来て熟したやつをついばんでました。人を怖がらないんですね。見ていると心和むものがありました。その直後に滑ったわけですが…。和んでる場合じゃなかったです。

04/10/22(Fri)

調味料・乾物を一つのページで書くつもりだったんですが、思いの外量が多くなってしまったので、乾物は別ページで書きます。調味料はあと少しで終わり。うち、調味料が少ないんです。いや、減らしたというべきか。和・洋・中、何でもいいんですが、個人レベルであれもこれもと手を伸ばすと、買い置きの調味料の鮮度が落ちたり、味が決まらなかったりと、あまりいいことが無いような気がしたので、うちは基本路線を和にして、その他の香辛料・調味料はなるべく持たないようにしています。

その流れで、揃えた食器も和物ばかりなので、いまさらあとには引けなくなっているのです。多少和以外の香辛料もあるので、その気になればそれっぽいものも何とか作れますし。それでも欲しいと思うのは、現段階ではオリーブ油ですかね。以前買ったはいいものの使い切る前に風味が変わってしまい、残念な思いをしました。が、今なら使いきれるかも。

04/10/21(Thu)

米が切れたので実家から送ってもらうと、荷物の中に柿が入っていました。さすがよく分かってらっしゃる、私柿が大好きなんですよ。柿の中でも特に、もうナイフで剥けなくなるほど熟してグジュグジュになったやつのてっぺんにナイフで穴を開け、そこからスプーンを差し込んですくって食べるのが好き。また、そのときに種の回りにベロッとくっついたゼリー状のところを、指で種からはがしながら食べるのが好き。なんてことを職場で言うと、大反対されました。気持ち悪いんだそうです。そうですかねえ。

本来ならば、この状態になるまで枝につけて熟成させたものが最上なんですが、それをやろうとすると風で落ちて悲しいことになったり、カラスに食べられたりと、非常に難しいのです。ですので、たいがいは部屋の中にここぞっ、というときまで放置しておき、もうあかんやろ、という寸前で食べる、これが男気。なんて言ってもますます反対されるだけでした。男気の分からん職場です。

04/10/20(Wed)

5枚98円の特売油揚げを買ってきまして、一度に半分づつ10回に分けて味噌汁を楽しんでいる今日この頃です。冷凍庫に入れているので、10日やそこらは全然大丈夫でしょう。油揚げ・大根の王道コンビはやはり美味しいですね。しみじみと味わってしまいます。

以前、分とく山の野崎洋光氏が、“料理は引き算で、煮るものによってはそれ自身から味わいが出るのだから、必ずしもすべてにダシが必要なわけではない”みたいなことを書いているのを読んで、半信半疑だったのですが、最近ダシ無し味噌汁を作ってみてそうかなと思います。味噌汁のダシというと、昆布・鰹節・イリコあたりが定番です。油揚げ・大根の味噌汁をイリコや鰹節で作ると、魚系の旨味と油揚げの油が喧嘩する感じがします。昆布ならそういうことは無いですけど、別に入れても入れなくてもどっちでもいい感じ。大根からは特段味が出るということは無いですが、味噌と油揚げの味で一杯一杯で、それ以上はいらないような気がします。あくまで個人の好みですが。

うちでは芋をよく煮るんですが、サトイモ・ジャガイモはダシを入れたほうが好きです。でも、サツマイモは入れないでクチナシで色をつけながら甘く煮るのが好き。ダシも調味料のように使う・使わないを選択した方がいいかもなと思う今日この頃です。

04/10/19(Tue)

せっかくの秋晴れの空が現れたと思ったら、東京は早速の雨。秋にはきちんと秋っぽい天気になってくれないと、野菜の値段がまた上がって困ります。今日の白菜は売り場で半玉158円でした。かなり大ぶりなもの。どうしよかな、と思って少し考えていると、ふと目にとまった、先っぽの切り取られた白菜。ほとんど大きさは同じものなんですが、傷んでいたんでしょうか、先が3cmほど切り取られています。残った部分は他の白菜と全く変わらない。で、98円。買わないわけが無い。

白菜はどう食べても美味しいですね。それに、驚くほど日持ちもします。冬は白菜人間と化します、ワタクシ。今回は買った半分、すなわち1/4玉分をザクザクと切ってから、茹でます。もったいないから、芯も刻んで入れます。本当なら芯や根の白い部分から茹でるのが、葉先の茹だり具合とのバランスが取れていいんですが、そのまま一気に入れてしまいます。なに、そんなに変わりゃしません。味付けは塩と醤油のみ。醤油は香り付け・塩は味付け。醤油は必要最小限にします。醤油が多いとくどいですから。最後に鰹節を削ってここに混ぜれば完成。これが、簡単ですが美味いんですわ。

04/10/18(Mon)

近所のスーパーで行われた、朝の安売り。最近の長雨による野菜値上がりに対する、近所のオバチャン達の執念のようなものを、完全に読み違えてました。安売りは朝9時から11時まで。いつもなら10時に行ってもまだまだ品物は残ってるんですが、昨日に限って、野菜部門はほとんど全滅。大根・キャベツ100円あたりは、一瞬にして売り切れた模様です。恐ろしい。結局何も買わずに帰ってきてしまいました。反面、遅れてきたオバチャン、“安売りの品はもう無いの???”とか喰ってかかってるし…。すごい情熱。冷静に考えると、あとたった100円の200円も出せば、いつでもキャベツ買えるんですけどね。まっ、私も人のことは言えない。

ボイルド豚ハツは、100g48円で買ってきた豚ハツ、こいつを1時間ほど八角・塩を入れた鍋で下茹でしてから、薄くスライスして辛子醤油で食べるだけのものなんですが、美味いですよ。ハツはすなわちHeart、心臓です。なんて安直。大概切り開いて中の血を洗ってから売ってると思うんですが、そうでない場合はこの作業を自分でやります。ここまでやっている場合でも、ハツは結構複雑な形をしているので、奥の方に血塊が残っている場合が結構あります。これは流水できれいに洗ってから、茹でるべきでしょう。

ハツは文字通り筋肉繊維の塊なので、脂肪分はほとんどついてません。ただ、外側に筋や脂がついている場合があるので、上品にしたい場合は、きれいに取り除いてもいいかも。私は面倒くさいのでやりませんが。茹で汁はスープに、と言いたいところなんですが、かなり臭いが強いので、私には無理。捨てます。私は辛子醤油で食べますけど、マヨネーズの方がいいという人もいるでしょうね。下処理に手間がかかる・クセが強い・人によってはグロい、などの理由でモツは価格が安く抑えられているのでしょう、ありがたいことです。

04/10/17(Sun)

こんなミソジですが、2歳年下の妹がいます。彼女は私と違い、料理は全くダメ。親がリンゴを送ると上手く皮を剥けないうえに面倒なので、そのまま腐らせてしまうほどの筋金入りです。送るならミカン推奨らしい。そんな彼女が結婚することになりました。ぜひ幸せになって欲しいと思います。父親は熨し付きでも返品は不可だと言っているそうですが、それは彼の照れ隠しでしょう。そして、私への風当たりはいっそう強くなる。アア。

さて、それはともかくこれから散歩がてら近所のスーパーで行われる朝の安売りに行って来ます。いい天気で、今日は気持ちのいい一日になりそうです。

04/10/16(Sat)

とうとう私の住む町にも登場してしまいました、焼き芋屋。これからは寒くなる一方なんですね。私は寒さが苦手なので、少し憂鬱です。焼き芋といえば、小さい頃を思い出します。私が育った場所は、超ド田舎の農村。東京と違って消防署がうるさいなんてことも全然なく、各家庭が庭で焚き火をして自宅から出た可燃物をガンガン燃やしていました。家庭ゴミを燃やすときはさすがにやらないんですが、庭の落ち葉だとか枯れ草を燃やすときは、サツマイモを親から貰ってきて、突っ込んでおいたのを思い出します。

当時はまだ知恵がないので、アルミフォイルで包むなんてこともなく、芋を直に焚き火の中へ。入れたことに安心して遊び呆け、はっと気が付くと半分炭、ということがしょっちゅうでした。煤だらけの芋を、汚い手で炭をよけながら食べると、これがまたえらく美味しかったです。これもまた幼年期の記憶の美化でしょうか。かなり炭も食ってたと思うんですど。

今でもその思い出に浸って、たまに焼き芋を買ったりは…しません。東京で流しの焼き芋を買うと、大して買ってないのに1,000円超えることがザラです。親父がかける材料費と手間を考えると、1,000円払うのは業腹で。美しい子供の頃の思い出よりも、目先の出費が気になる歳になってしまいました。ああ、嫌だ。

04/10/15(Fri)

昔はしたくてもできなかったが、今は余裕でできることの1つに、“スーパーに行って手ぶらで帰ってくること”があります。もしくは、キャベツ1個だけ持ってレジに並ぶとか。以前はスーパーって入った以上何か買わなくてはいけないんじゃないかと思っていたんですが、ここ数年吹っ切れました。手ぶらでOKです。手ぶらかつレジの横から今週の特売のチラシを引き抜いてくることすらあります。自分の成長に涙が出る思いでございます。

レジといえば、みんなやっていてかつあまりおおっぴらにできない楽しみの1つに、他人のカゴの中を観察する、というのがあるのではないでしょうか。主婦らしい人のカゴの中が冷凍食品ばかりだと、もっとちゃんと料理しなよ〜、と思うし、学生らしい人のカゴの中がポカリスエットとスナック菓子だけだと、オイオイ歳とってから大変だよ〜、と思う。背広の中年のおじさんのカゴの中が、刺身と出来合い惣菜だと…、ちょっと可哀そう。そういえば、以前青山の紀伊国屋に(冷やかしで)行ったとき、万単位の買い物をカードでバンバン行う客層を見て、違う世界を垣間見たこともいい思い出でございます。悪趣味だけど、レジは楽し。

04/10/14(Thu)

最近どうも青物が高いと思ったら、雨の影響なんですね。新聞によると、異常な雨続きで青物の卸値が高騰してるとか。近所のスーパーでも、通常なら98円が当たり前のキャベツが、298円とかしてますもんね。それにしても高すぎ。ただ、このせいで最近長いこと青物を買ってなくて、ここのところ食卓は昨日の日記でも書いたように芋・カボチャ類ばかり。これでは戦時中じゃないかということで、158円でキャベツを買ってしまいました。

今まで98円じゃないとキャベツは買わないという不文律があったうえに、玉も少し小さめ。でも、どうしても食べたかったんですよ。売り場の前で10秒ほど葛藤しましたが、結局買いました。それでも半分使えば、タッパー一杯の浅漬けができるので、安上がりといえば安上がり。残りの半分は、濡れ新聞に包んでビニール袋に入れておけば、一週間やそこらは大丈夫。やはり食卓に一品は葉物がないとダメね。

04/10/13(Wed)

巡りあわせがそうなっているのか、最近芋類ばかり食べています。昨日の食卓は、サツマイモと干葡萄を甘く煮たの、ジャガイモを千六本に切ったサラダ、サトイモの煮っ転がし、カボチャと高野豆腐の煮物と、こんなんばっかり。ただ、幸運なことに私は何日同じものを食べても平気な体のようです。

家が兼業農家だったので、例えばナスの時期はもう毎日ナス。来る日も来る日も山のようなナスを食べ続けるしかありません。それでも供給が需要を上回ってしまうので、物を捨てられない一族としては、大きくなり過ぎた、味の落ちるものから食べていきます。胡瓜の大きくなったやつなんて、もう胡瓜ではなくてただの瓜。その大きさ、堂々としたもんです。また、料理嫌いの母のこと、レシピのバリエーションも多いわけじゃありませんでした。そういう環境で育ったのが今の耐性に影響しているようです。

そんなわけで、青物があまり安くない最近は、もっぱら芋な毎日。さすが繊維食品、お腹の調子は絶好調です。

04/10/12(Tue)

日頃あちこちでおすそ分けを励行しているおかげか、現在台所には秋の果物が大量にあって、嬉しいかぎり。梨・柿・リンゴ・ミカンなどなど。気温も下がってきたので、冷蔵庫に入れなくても大丈夫。というより、冷蔵庫に入れるのはちょっと無理な量の果物があります。

食後に食べる量としては、梨なら1/3、柿なら1個、リンゴなら1/2といったところでしょうか。案外この量は守られるんです。もう少し食べたいな、と思っても皮を剥かなきゃいけないので、そこで歯止めがかかるんですね。あっ、最近リンゴは丸齧りだから、皮は剥いてませんね。でも、決めた量以上は食べません。半分残ったやつをタッパーに入れて冷蔵庫にしまう手間がかかるからに違いありません。大した手間じゃないんですが。

でも、ミカンだけは無理。3個食べようと思って食べる。で、3個食べ終わると物足りなくて、あと2個、とか食べてしまう。その2個を食べ終わるとまた…。ミカンは手で剥けるのが大きな問題なのですよ。いろんなサイトを巡回しながら、剥いて食べる、こういうことができるおかげで、えてしてミカンは食べ過ぎます。そして、ディスプレイには妙な汚れが…。いや、きちんと拭いてますけどね。で、結局何が言いたいかというと、根本的には自分は無精者だということです。ミカン以外で決められた量を守るのは、ナイフを使って剥くのが面倒だから。ダメダメですね。

04/10/11(Mon)

昨日J-WAVEの昼の番組で、合羽橋が取り上げられていました。私のような料理好き・道具好きの人間にとって、合羽橋はまさに聖地。ですが、過去数度しか行ったことがありません。なぜか。あまりに規模が大きすぎて、疲れ果ててしまうのです。J-WAVEによると、合羽橋には調理道具関係の店が約170あるそうです。1店1点の充実度もすごいので、2件目に行く頃にはもうフラフラ。あんなんじゃ、とてもじゃないけど体が持ちません。

私にとっては、昨日買い物に行った東急ハンズの調理器具売り場くらいが適正規模なのです。価格は高いんですが、いいんです、そんなに買うわけじゃないんで。で、やっぱりいました、無駄に高い包丁を買おうとする男性と、それを引き止める相方の女性。曰く、“そんなに料理しないでしょう?”“いや、切れる包丁が料理の基本だって”。彼らには悪いんですけど、あまりに可笑しくて、さりげなくずっとその近辺に。私を含め、どうして男性ってこう刃物好きなんでしょうか。

04/10/10(Sun)

かなり大型の台風が来るということで、半分ウキウキして待っていたんですが、そんなに大した事はなかったですね。都内では地下鉄が止まったり、埼京線が運休したりしたようですが、うちの周りでは雨も風も並みの台風といった感じ。少し期待はずれでした。

好きな人は仕事で広島へ出張。台風で新幹線のダイヤが乱れて大変だったみたいです。そして広島といえお好み焼き。食べに行ったらしいのですが、あちらではマヨネーズを使うのは邪道らしいですね。卓で探して、一緒に行った広島の人に注意されたらしいです。私はマヨラーではないですが、お好み焼きにはマヨネーズをかけたほうが美味しいと思うんですけど、どうでしょう。自宅にはマヨネーズはおろかソースも置いていないので、自宅でお好み焼きのときはもっぱら醤油。あっさりしていて良いんですが、外で食べるときくらいは、マヨネーズが欲しいです。

04/10/09(Sat)

私はここ3年ほど、冬になると自宅で10kgの味噌を作っています。2〜3kgはいろんな人へのプレゼント用。残りを1年で消費。押入れの中の琺瑯の容器に5kgづつ格納されていて、それを当座使う分だけタッパーに移して冷蔵庫の中にすぐ使える状態で置いておくわけです。ちなみにこのプレゼント、異常なまでに好評で、海老鯛どころの騒ぎじゃない事態に発展することも珍しくありません。別にそんな下心であげているわけじゃないんですが、最近は少し期待しているかも。

まあそれはともかく、今年の夏は暑くて暑くて、味噌汁を飲む機会が極端に減る→味噌の消費が落ちる→押入れから冷蔵庫への補充がほとんど必要ないという循環が発生しまして、琺瑯の容器をしばらく開けていませんでした。最近の涼しさで味噌汁が復活したため、久しぶりに容器を開けると…、見事な赤味噌がそこに。

うちの味噌は作って半年くらいから食べ始めるので、どちらかというと白味噌寄り。ところが今年の猛暑の影響で、醗酵が進んで気が付くと赤味噌になっていた、というわけ。ちょうど白モツを下茹でしたところだったので、こいつを刻んで、キャベツと一緒に味噌汁に仕立てると、コレ抜群。容器の表面の、赤味噌を超えて黒味噌になっているようなところで作ったのですが、味噌の強烈な香りとモツの歯ごたえ・味が絶妙にマッチして、赤味噌万歳です。来年も同じようになるとは限らないのが、素人のいいところ。刹那の味を楽しみたいと思います。

04/10/08(Fri)

鮭もとうとう最後の一切れ。大根が少しあることだし、最終日は船場汁(鮭)を作りました。本来の船場汁は鯖の粗で作るんですが、同じ粗なので細かいことは気にしない。作り方は極めて簡単。粗を包丁とキッチンバサミで適当な大きさにザクザク切り、土鍋に投入。ここで、料理本なら一度ざっと熱湯をかけて汚れを取り、なんてやるんですけど、魚臭さも味なので、そんなことしません。実際この鮭そんなに臭くないですし。

味付けは、鮭の塩味で足りてしまうので無し。酒を気持ち多めに入れて香りを立たせ、生姜一切れ、少しだけ煮たら、千六本にした大根をどさっと入れ、ひと煮立ちさせて完成。

我ながらなかなか良い出来。昔大阪船場で商人が客に出せない粗を自分たちの食事にしたことが船場汁の始まりだそうです。いわゆる賄料理ですね。でも、賄料理だろうがなんだろうが、安くて美味しければ無問題です。鮭は150円の粗を4回+氷頭で使ったので、今回分は30円くらい?それに98円で買った大きな大根を少しと酒。小ぶりの土鍋で多分60円くらいしかかかっていない計算になります。

この船場汁を、ご飯にかけて食べてもまた美味いのよ。カッコは良くないけどね。

うちの調理道具に少し追加しました。よろしければぜひこちらも。

04/10/07(Thu)

鮭3日目。今日は味噌焼き。朝出かける前に頭半分に味醂でといた味噌を塗りつけ、タッパーに入れて冷蔵庫へ。甘塩鮭といいながら、結構塩がきつかったので、気持ち味醂多目。味噌の塩味は要らなくて、香りだけでOKというスタンス。

焼く時は、味噌がすぐ焦げてしまうので、なるだけ丁寧に指で味噌をこそげとってから。焦げた味噌が味だという向きもあるけれど、私はあまり好きじゃないので。それでもさすがに、水で洗い流すというのはどうも旨味まで流れてしまいそうで、踏み切れないです。住んでいるアパートの入り口に、大家さんからいつでも使っていいよといわれている木の芽があるので、ちょっと拝借。焼き上がりに添えてみると、焼けた味噌の風味ととてもよくあって、非常に幸福な食卓となりました。焼いた鮭をほぐしながらご飯にのっけて食べる。たったこれだけのことなんですけどね。

最近七厘がはやっているようで、よく行くサイトでも見かけるし、知り合いも使っていて楽しそう。買いたい気満々なんですが…。七輪でこういうものを焼いたら、美味しいんでしょうねえ。ただ、アパートの廊下の突き当たりで七輪、というのがどうも絵的に良くなくて。でも、1階に住んでいたら今ほど風通しや日当たりが良くないだろうし。痛し痒しですが、それでも、うーん…。

04/10/06(Wed)

鮭2日目。先日好きな人が思いのほかご飯を消費してしまったので、中途半端に残ったご飯1杯。通常私は一食にご飯2杯を食べるので、半分足りません。かといって、もう一回炊くのもなあ、ということで、鮭雑炊決定。

あと3切れ残る頭のうち一つを、網で焼いて、ほぐします。身よりも美味しい(と個人的に思う)皮の部分も念入りに。鮭の頭って美味しいですよね。人間に置き換えると後頭部の部分、そして頬と下あごの内側の部分、このあたりの肉も絶品。目玉とその奥のゼラチン質は、これまた別次元の美味さです。これらを、これだけ解体されたら鮭も成仏するわ、というくらい徹底的にほじくりだします。

茶碗一杯のご飯を小さな土鍋に入れ、水を足して火にかけます。味付けは鮭の塩味で足りてしまったので、今回は無し。ご飯一杯ではちょっと炭水化物不足なので、小麦粉を柔らかく練ったものを入れて、スイトンもプラス。

ちょうど雨続きでまるで晩秋のような気温の東京。鮭雑炊、美味しかった〜。

04/10/05(Tue)

近所のスーパーに定期巡回に行くと、甘塩鮭の頭を売っていました。2つ割にしたもの2匹分で150円。鮭の粗は別段珍しくもないのですが、なんとこの鮭、氷頭がついていました。知ってる人は知っている、氷頭というのは鮭の鼻先(嘴?)の部分で、薄くスライスすると半透明でコリコリして、絶品なのです。私は鮭の中ではダントツに美味いと思います。ところが近所のスーパーでは粗にこの氷頭がついていないことが非常に多いのです。

頭がぶつ切りにされている場合、よく見るとこの部分が切り取られてしまっているのです。鮮魚部のスタッフが自分用にキープしているんじゃないかと睨んでいますが、どうなんでしょうか。まあそれはともかく、氷頭つきの鮭の頭が2匹分で150円。買うしかないでしょう。

氷頭はもちろんスライスして酢で会え、作り置きの生姜甘酢漬けと混ぜて氷頭膾。大根が少しあまっていたので、氷頭の味を壊さない程度に少しだけ千六本に切って混ぜ合わせます。好きな人が来ていたので、頭の半分を使って小さな土鍋で三平鍋(風)。本来は粕が入るんだけど、無いので省略。頭をぶつ切りにして、その辺の野菜と一緒にごった煮、味は味噌濃い目。えらい喜んでましたが、氷頭は知りませんでした。あんまり知られてないんですかね、氷頭。

04/10/04(Mon)

隣に住む大家さんの家の庭には大きな渋柿の木がありまして、ここ数年来は、毎年秋にそれを少し貰って干し柿を作ることが恒例になっています。その柿がだんだん色づいてきました。柿は、一年おきに実の出来る量が面白いくらい上下します。去年は極小。木全体を見回しても、ほんの数個しかなっていませんでしたが、今年は大豊作の予感です。木も毎年実をつけるのは疲れるのでしょう。

ただ、東京で干し柿を作るのは難しいですねえ。熟しすぎると干せなくなるのですが、ちょうどいい時期に気温がまだ高かったり、雨が多かったりすると黴が出て失敗してしまいます。それでも何個か出来た干し柿を片手に茶をすするのが毎年の楽しみではあるのです。ああ、ジジイ。

そんな大好きな干し柿も、やり過ぎると見るのも嫌になります。数年前とある事情から一人で250〜300の干し柿を一日で作ったことがあります。これだけの量の皮をナイフで剥くと、手は腱鞘炎になりそうになるし、座りっぱなしで足は痛いし。そこから紐をつけてつるす作業もあるわけですから、もう大変。後で、皮も干せば柿茶になったのに、なんていわれてちょっとむっとしたことを思い出します。そういう人に限って、自分では何もしないんですよ、はぁ。

それはともかく、今年の秋は早めに寒くなりそうなので、今年の干し柿は美味しく出来るのではないでしょうか。今から楽しみでなりません。

04/10/03(Sun)

仕事帰りに東京に遊びに来た母親と焼肉を食べに行きました。本来なら3,000円くらいの安い(でも一応回らない)寿司屋に行くつもりが、満席で断られまして。で、昨日の猫飯今日の焼肉。でもねえ、胃が受け付けないのですよ。食べているときはとても美味しいんですが、家に帰り着いた頃にてきめん腹具合が悪くなるのです。

中華・韓国・フランス・イタリア最近ほとんどダメになってしまいました。その場では結構喜んで食べるんですがね。例えば昨日食べたチヂミ。小麦粉料理ということで、簡単で美味しいので自宅でもたまに作るんですが、油のてかり具合がうちのとは全然違いました。多分焼くときに2〜3倍の油を使っていると思います。タレに浮く胡麻油の量もすごい。自己分析するに、日頃の淡白な食事に胃が慣れきってしまい、外食レベルの油を処理できないのではと。

そういえば先日、大学時代によく通ったトンカツ屋さんの前を数年ぶりに通りかかりまして、当時は大好物だったんですが、匂いをかいだだけで少し気持ち悪くなりました。揚げ油の匂いがダメですね。これが歳なのかと、ちょっと悲しく思ったり。

04/10/02(Sat)

昨日久しぶりに作った猫飯。猫飯というと、何かわびしい印象が漂いますが、さにあらず。鍋で炊いた炊き立てご飯+その場で削った鰹節+いい醤油+自分でつけた梅干だと、これはもうご馳走ですよ。ほかに何もおかずがなくても、ご飯が何杯も食べられます。

でもね、友人にこういう話をすると、相変わらず金がないんだねと流されます。キミキミ、この猫飯を外食で頼んだら、いくらとられると思っているの?と思いますが、まあいいです。金持ちには分からないのさ、ふっ。(ちょっとひがんでますね。)

04/10/01(Fri)

9月分の食費は、肉・魚・野菜などの生鮮食料品が3,325円、乾物・調味料系が1,792円でした。合計で5,117円。多くの人にとってはありえないような数字になってきました。米は実家で作っているのを送ってもらっているので、負担ゼロ。実はこれが大きい。私は1食1合(お茶碗2杯、炊く前の状態で150g)で1日2食(昼・夜)です。週に平均して4回小麦粉を主食にしてうどんを打ったり、焼餅を作ったりするので、1週間に2×7-4=10食。1ヵ月を4.5週とすると1ヵ月あたり45食で150×45=6.75kg。キロ当たり300円の底値で米を買うとしても、1ヵ月300×6.75=2,025円かかることになります。ある意味全然大した事のない価格ですが、ほかの食費とのバランスを考えるとまったく馬鹿にならないのです。

逆に、米を買うとすると今月の場合3,325+1,792+2,025=7,142円。料理に慣れていない芸人さんたちでも1ヵ月1万円の食費で暮らす企画をよくやっていたそうなので、慣れてしまえばこのくらいは出来るのではないかなと。

スーパーに行くと、よくメモを見ながら買い物をしている人がいますが、あれをやると食費が跳ね上がります。その日のメニューは、店先の安いものと家のストックを組み合わせてその場で考える、これをやらないと食費は下がらないと思います。だから、そういう人を見ると勝手に勝った、と思うんですよ、アホですねえ。無論私も稀にこれを買うと決めてから買い物に行くこともありますが、それをやる月が多いと、やっぱり食費が高いです。そうしたからといって食卓が豪華になるわけでもないので、撤廃の方向で検討中。

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