2007年7月

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07/07/31(Tue)

サツマイモが2本100円と格安だったので、買ってきました。野菜にはどんな料理にも使える万能型のものと、ほぼこの料理しかない専業型のものがありまして、サツマイモは後者。焼き芋にするかクチナシで煮るか。私はクチナシで甘く煮たのが大好きなので、こっちを作ります。丸ごとだと問題ないのですが、切り口のある商品の場合、そこから傷んでいる事が多いので、包丁で削いで捨てます。皮は好みですが、私は剥きません。切り方は、銀杏切りにする流派が多い様な気がしますが、私は転がしながらの乱切り。

片手鍋に切ったサツマイモとヒタヒタの水・酒を入れて点火。砂糖・塩・クチナシを適当に入れてイモが軟らかくなるまで煮ます。その後タッパーに移して自然冷却し、味をしみこませれば完成。上品に作りたければ、クチナシを木綿袋に入れたりするのですが、面倒臭いのでそのまま入れてしまいます。細かく割っておけば、口に入ってもそんなに気になりませんので。

このサツマイモは、甘過ぎてオカズにはなりません。むしろ食後のおやつといった風情。冷たいお茶とクチナシで煮たサツマイモをいただきながら、夕刊を読む。情緒があるんだかないんだかよく分からない、夏の夕暮れです。

07/07/30(Mon)

久しぶりに、ご飯を二食分ダメにしました。本当は毎回炊き立てご飯を食べるのがベストなんですが、さすがにそれは面倒なので、うちでは一回に三食分・三合のご飯を炊きます。それをタッパーに分けて入れ、一時間ほど粗熱をとってから冷蔵庫に入れるのですが、たまに冷蔵庫に入れ忘れる事があるのです。今回がまさにそれ。炊き上がったのが夜の七時くらいで、何の魔が差したのかそのまま忘れてしまい、気がついたのは日付が変わる頃。あ〜、ダメかもしんないと思いながらも冷蔵庫に入れました。

翌日の昼、電子レンジで温めてタッパーを開けた瞬間、ダメな臭いが。よく見ると、ご飯の粒々が通常ではありえないほど崩れており、既に醗酵が始まった状態でした。夏の暑さ恐るべし。冷蔵庫外に放置してしまった時間約五時間で、もうこれほど醗酵してしまうのですね。味噌に醤油に日本酒、日本が多種多様な発酵食品に恵まれている理由がちょっとわかった気がしました。分かったところでダメになったご飯が戻ってくるわけではなく、残念な気持ちで一杯なのですが。

一瞬、このままもう少し醗酵を進ませて、魚の切身でも漬けるかと思ったのですが、さすがにそれは私にとってもチャレンジャーなので、止めておとなしく捨てました。これから夏本番、食品の管理には本当に気を遣う時期になりますね。

07/07/29(Sun)

自分で買うなんてとんでもないですが、季節ものということもあり、メロンを食べる機会がありました。メロン、高いですよね。夕張メロンで一玉一万円なんてごく当たり前です。一万円ならかえって安いほうかもしれません。しかし、正直言ってメロンってそんなに美味いですかね。基本的に私は食べ物の選り好みはしませんが、嫌いな食べ物もいくつかあります。その嫌いにも二段階あって、“絶対に食べられないもの”と“喜んでは食べないもの”に分かれます。前者はシイタケ。シイタケは私の仇敵で、味といい香りといい歯応えといい、全てダメ。体が拒絶反応を起こします。それに対してメロンは後者。別に食べられないわけではないんだけど、心中そんなに美味いか?と思っています。

実家では昔から趣味で瓜を作っていまして、よく食べました。同じ仲間ですから、味は非常に近いものがあります。一年草に実るものですから、分類的には果物ではなくて野菜。キュウリも近親なので、どこかしら味に共通点があります。だからメロンを食べると、“すごく甘いキュウリ?”と思ってしまうのです。キュウリとか瓜が不味いわけではありませんが、メロンをそこまで有難がる理由がよく分かりません。

ただし、同じ時期に作られるスイカは大好き。これまた漢字で西瓜と書くことからも分かるように、分類学的にはメロンと近いものがありますが、こっちはいくらでも食べられます。知り合いには、カブトムシの餌臭いと拒否する人もいますが、全然平気。要するに、人の好みなんて自分勝手なものだということです。

07/07/28(Sat)

本格的に暑くなってきまして、お茶の消費量が半端じゃなくなっています。うちでは2リットルのヤカンでお湯を沸かし、それを冷水筒で冷して飲んでいるのですが、作る頻度は大体2日に一回。あれっ?さっき作ったのに、とひっきりなしに作っている感じ。

そんなお茶の中でも一番贅沢なのは、氷を入れてキンキンに冷したヤツ。風呂に入る前にグラスに注いだお茶に氷を入れて冷蔵庫でスタンバイしておき、風呂あがりにグッと飲むのが最高。いつもやればいいじゃないかとも思うのですが、氷を入れてから全体がガッチリ冷えるまでに少しタイムラグがあり、せっかちな私は待ち切れずに飲んでしまうのです。また、運良く冷えるまで待つ事が出来ても、やっぱりせっかちな私はチビチビ飲めずにガッと一気に飲んでしまうので、これまた何となくモッタイナイ。まぁ、こんなところまでモッタイナイなんて言っているようでは、世も末ですが。

07/07/27(Fri)

カボチャが丸ごと一個128円と格安だったので、買ってきました。野菜の中には、安くなりやすいものとそうでないものがありまして、カボチャは比較的安くなりやすい部類に入ります。特に丸ごとの状態だと、包丁を入れづらいので売れ行きが伸びず、安くなるんじゃないかと勝手に想像しています。カボチャは案外癖のない野菜で、どんな料理法でもそれなりに美味しく食べられますが、王道は何といっても煮物でしょう。一個丸ごと煮ると、食べ切る頃には傷んでしまうので、半分だけ煮て、あとは冷蔵庫で保存します。

売り物ではないので、面取り・皮剥きは一切しません。外食で小鉢のカボチャの皮が、見目好く所々剥かれているのを見かけますが、味の面から言えば、全く不要です。また、カボチャは案外火の通りが早く、火を通し過ぎると面取りの有無にかかわらず、問答無用で煮崩れますので、むしろ煮過ぎないようにした方が煮崩れには有効。まぁ、ちょっとかっこいいですけどね。ダシは昆布と煮干。煮た後一度自然に冷まして、一晩寝かせると味がグッとアップします。

残った半分のカボチャを保存する際の最大のポイントは、種・ワタを完全に取り去っておくこと。割る前だとかなり長期間保存できるカボチャですが、いったん包丁を入れると、ここからあっという間に腐敗が始まります。逆に、種・ワタさえ除いて冷蔵庫に入れておけば、4〜5日程度は保存可能。濡れ新聞紙とビニール袋で包んで、保存します。カボチャの煮たのなんて、全然大した料理じゃないんですけど、こういうのが美味いんですよ。

07/07/26(Thu)

梅干しが美味いです。油断するとあっという間に食欲が落ちていきそうな暑さが続く今日この頃、梅干しの酸味は非常に大きな援軍となります。しかし小梅ならともかく、普通サイズの梅は、私にとってはちょっと多い。ご飯と梅の適正バランスというのがありまして、私的には一合のご飯&梅干し半分がちょうどイイです。ですので、梅干しは身×2&種周りの三回に分けていただきます。ちょっとビンボ臭いのがアレですが、実質重視で見た目は後回し。

正直梅干しはそんなに好きではなかったので、数年前に一度自分で浸けて以来、パッタリと途絶えています。ところがここ最近、妙に美味いと感じるようになりまして、来年から復活させようと思っています。恐るべきスローフード。幼い頃から機械的に食べていた魔力が、今頃になって表面化してきたようです。暑い日のお昼に、梅干で冷たいお茶漬けなんて、最高ですよ。

07/07/25(Wed)

パイナップルを丸ごと一個もらいました。くれた人は私が一人暮らしなので、多過ぎて申しわけないと言ってましたが、そんなのは要らぬ恐縮です。10個なら困りますが、2〜3個なら嬉しくこそあれ、困ることなんてちっともありません。20年ほど前、私が子供の頃はまだそんなに流通が発達していなかったせいか、生のパイナップルを食べる機会はほとんどありませんでした。あるのは専らパイナップルの缶詰。それはそれで美味いのですが、基本的に砂糖シロップ漬けなので、とにかく甘い。生のパイナップルとは違う食品になってしまっている事は、否めません。

生のパイナップルを初めて食べたのは、もう結構大人になってから。酸味と甘味がうまく同居して、なんて美味しいんだろうと思いました。というわけで今回のパイナップル。さすがに一気に食べるのは多すぎるしモッタイナイので、食後に1/8ずつ8回に分けて食べることにしました。日によってはお弁当と一緒に持っていき、職場の冷蔵庫に入れておけば、お昼が楽しみ。もう一個くらいもらっても平気だったかなと、今頃になって無礼な事を考えている私です。

07/07/24(Tue)

分別回収というのは、案外難しいです。今月から分別方法が変更になったこともあり、微妙なものは区のパンフレットを見ながら仕分けをしています。私はこういうところ結構几帳面。しかし時には、失敗もあります。

クール宅急便の箱として使われた、両手で抱えられるほどの発泡スチロールのケース。パンフレットにはピッタリ該当するものがなかったので、ちょっと困りました。比較的近いものとして、スーパー等の発泡トレイが分別項目のひとつにあったので、同じ発泡系で素材が同じだから、ここだろうと出したら、次の日ゴミ置き場にポツンと、私のケースだけが取り残されていました…。遠目から見ても私のと分かるゴミだけ残されているのは、かなり嫌な状況です。確かに、他のトレイよりふたまわり以上大きいけれど、同じ素材なんだから持って行ってくれてもいいじゃないですか。どうせ溶かせば一緒と思うんですけど、こんな所で愚痴っても仕方がありません。寂しく回収してきました。

どうすればいいのか、もう一度パンフレットを見ていると、隅っこの方に小さくありました。こういうケースは可燃物扱いなんです。生ゴミとか紙のゴミと一緒に出せと。なんだかすごくエコじゃない気がするんですが、仕方なし。カッターで適当な大きさに刻み、ゴミ袋に入れて出しました。ゴミひとつとっても、色々面倒臭いですね。

07/07/23(Mon)

先日、贔屓にしている喫茶店で少し残念な事がありました。最初に書いておきますが、私はいわゆる常連面をするのが大嫌いです。定期的に通っているから、特別なサービスをしてもらいたいと思っているわけではありません、ありませんが…。いつものようにその店に行き、いつものように珈琲を飲み、いつものように料金を払って店を出た瞬間、店の入口に貼ってある貼り紙が目に入りました。それは、営業時間変更のお知らせ。この夏から、閉店が数時間早くなるというのです。そして、その削られた時間と、私の行く時間帯がモロにかぶっているのです。

変更には色々事情があるのでしょうから、その事自体は、特にどうとも思いません。とても残念だったのは、その日店にいた間に、マスターがそのことについて何も言わなかった事です。私はそこに十年来通っていますので、当然顔は知られてます。あんまり多く会話をするタイプの客ではありませんが、毎週必ず決まった時間に来る客の、その時間帯の営業がなくなるのなら、何か一言くらいはあってもいいと思うのです。“すみません、近々営業時間が変わってしまって、ミソジさんの来てる時間が締まるようになってしまうんですが、よかったらこれからもよろしくお願いします。”くらいは、常連の特権が欲しかったかなと。同じ情報でも、面と向かって直接伝えられるのと、帰り際に掲示で気がつくのとでは、印象が天と地ほど違います。

えっ?嫌われてるんじゃないかって?イヤイヤ、私はいつもカウンターの片隅で一人静かに本を読みながら珈琲を飲んでる人畜無害な客のつもりなんですけどね。珈琲しか頼まなかったのがまずかったのかなぁ。

07/07/22(Sun)

最近のお中元は本当に多様化しています。食べるものなら、基本的に何でもありがたく受けとるのですが、コレはちょっと困るという物を貰うことも、たまにはあります。今回困ったのは、永平寺朝粥セット。真空パックのお粥と、胡麻豆腐・生湯葉・梅干しがセットになったもの。胡麻豆腐〜は、ばらしてオカズにするので問題ないとして、困ったのは主役であるはずのお粥です。

私は朝ご飯を食べない、昼・夜二食体制。朝なら、お粥で軽くというのができるのですが、一日二食をガッツリ食べる私にとっては、お粥では全然物足りません。かといって、お粥をオカズ扱いにして、他の炭水化物であるご飯や小麦粉料理をあわせるのも至難の技。関西には、お好み焼きをオカズにご飯を食べる食文化があり、東京では奇異に見られたりしますが、お粥をオカズにご飯を食べるというのは、コレよりも更に難易度が高いです。

一回に食べる量を増やせば何とかなるかとも思うのですが、親切なことに今時のお粥は一食分ずつ真空パックされています。一包みでは少ないし、二包みでは多すぎる。かといって一包み半食べて、残りの半分を冷蔵庫に入れておくのも、ちょっと気が引けます。大体、カサが増しててさすがの私もそんなに食べられるもんじゃありません。仕方がないので、お粥本体は全部バーター用に。あちこちに配って、サテ何が釣れるでしょうか。

07/07/21(Sat)

基本的に出来合いセット物は買わないことにしている私ですが、帰りに寄ったスーパーでついフラフラと買ってしまいました、トコロテン。空は梅雨にありがちな曇り空。湿気がじっとりと肌にまとわりつくような、不快な天気もあって、急に食べたくなってしまったのです。こんな事もありますよ。

トコロテンの食べ方は大きく分けて二種類。ダシ汁で食べるか、黒蜜で食べるか。黒蜜だと完全に甘味扱いになります。こちらも悪くはないのですが、私が好きなのは何といってもダシ汁の方。葱・生姜・ゴマなどの薬味類は欠かせません。そのまま食べられるような容器に入っていたのですが、それだとあんまりなので、キチンと漆の汁椀に移し、それなりに薬味の配置に気を配ったうえでいただきました。ツルッと喉越し爽やか、やっぱり美味いですね。

ただ、トコロテンは栄養的には全くといっていいほど期待できません。ほぼ水と繊維ですから。それなのに、ダシ汁と薬味に騙され、食欲がないからとこれメインで一食済ませたりしていると、素麺よりも速やかに夏バテ・スパイラルに落ち込むことうけあい。暑い夏だからこそ、ガッツリキチンと食事は済ませ、その後で楽しむというのが良いようです。

07/07/20(Fri)

鯖が一匹200円と格安だったので、買ってきました。今回は味噌漬け。ネットで見かけた各種魚の味噌漬けセットがやけに美味そうだったので、まねっこです。正式には味噌をバットなどに敷きつめ、ガーゼをひいてから塩で〆た魚をのせたりするんですが、そんな面倒な事はやってられません。

鯖は普通に三枚におろし、全体に塩を振って放置すること30分ほど。味醂で味噌をやや固めに溶き、その切身に塗りたくって冷蔵庫で2日ほど更に放置。あとは焼くだけで、美味い鯖の味噌漬け焼きの完成です。ただし、焼き方にちょっとコツあり。まず、味噌は水で洗い流さずに指でこそげ取るだけにします。少し残った味噌がこげるのが美味いので。レンジ台と魚焼き網の間にはレンガを挟み、高さを確保。そのうえで強火を使うことで、いわゆる強火の遠火を実現します。

網は皮がくっつかないようによく洗っておきます。酢とか油を使うのは、何となく邪道っぽいので、やりません。あらかじめよく熱した網を使い、皮目から焼き始めます。6割方火が通ったら、ひっくり返して裏側から完全に火を通して完成。昔から、魚は殿様に・餅は乞食に焼かせろといいまして、魚を焼く際は鷹揚にかまえて何度もひっくり返さないのがポイントなのです。あんまりつつくと、身が崩れ、焼き目も汚くなってしまいます。返すのは一回だけの方向で。

こうして焼きあがった鯖の、なんとご飯によくあうことよ。これと、味噌汁とオヒタシが一品あれば、もう他には何もいらないくらいの満足度です。今時、家で味噌漬け作るところも少ないでしょうが、労力の割りにリターンが大きいので、結構オススメなのです。200円で4〜5食分というのも、やけに経済的ですしね。

07/07/19(Thu)

北陸地方で起きた大地震を見て、やっぱり地震の備えをちゃんとしとかないといけないなと思っています。明日はわが身。一応、最小限のものはバックパックに詰めて押入れの中の手の届きやすいところに置いてあります。中身は、水・乾パン・ラジオ・小銭がメインで、あとは細々したもの。関西大震災の事を扱ったサイトを見ていると、靴が結構重要らしいですね。地震が起きると、あちこちにガラスが散乱するので、足を守るための丈夫な靴。玄関にあるヤツでもいいのですが、その靴が取れなくなってしまったときのための、危険分散として。

まぁ、このバックパックがとれなくなってしまったときの事を考えて、本当はもう一個、別のところに準備しておくべきなんでしょうけど、そこまではやってません。今回の震災を見ても、最初の一撃を何とか凌げれば、3〜4日後には救援物資や何やらがやってきて、どうやら食いつなぐ事が出来そうです。とにかく、その間を何とかやりきる事が大事なんですね。理想を言えば、地震なんてものには一生遭遇しないのが良いのですが、関東地方はいつ大地震が起こってもおかしくない状態だといいます。ここに住み続ける限り、常に地震のリスクとは背中合わせです。今回の地震報道を見て、もう一度自身の備えを検討しなおそうと思いました。

07/07/18(Wed)

こちらで最も一般的な豆といえば、枝豆・空豆あたりなんですが、私にとって小さい頃から食べなれてなじみの深い豆は、インゲン豆です。こちらではややマイナーな存在なのですが、そんなインゲン豆を見つけたので買ってきました。なんといってもインゲン豆は、莢ごと食べられるのでエコロジー(ウソ)。莢を外す手間が要らないので、調理時間がちょっと短くなるという利点はあります。

買ってきたインゲン豆ですが、別に特別な事はしません。小さい頃は塩茹でにしてマヨネーズというのが大好物だったんですが、最近ではもっぱら薄いダシ汁で煮ることにしています。ポイントは、煮過ぎて色・歯触りを飛ばさないようにすること。サッと火を通したインゲン豆をボウルにあけ、サーキュレーターの風を直撃させて急速に冷した後、冷蔵庫で一晩おくと、非常に味がしみこんで美味しくなります。ダシは昆布と鰹節でキマリ。ほかの煮物に比べ、甘さをやや控え、エッジを立たせるのが私流。

最近ではやりませんが、バターソテーも美味いですね。食べやすい大きさに切ったインゲン豆をバターでサッと炒めて、塩・胡椒するだけ。こっちは完全にビールのつまみで、パンにもよくあうと思います。

07/07/17(Tue)

オクラが安く出ていたので買ってきました。典型的に夏の野菜なので、今しか食べられませんから、食べとかなきゃというのもあります。オクラは見た目に反して意外に癖のない野菜なので、どうやっても食べられますが、私が一番好きなのは味噌汁。かなり厚めに斜めスライスしたオクラを、風味がとばないように、味噌汁の出来上がりギリギリに放り込むと、鮮やかな緑と種のプチプチ感がとても美味い具になります。こういうのは、あんまりゴチャゴチャほかの具を入れると、味がわからなくなるので、あわせるのはせいぜいワカメくらい。ダシは鰹節でキマリ。

酢醤油あえもよくやります。沸騰したお湯にサッと通したオクラを小口切りにし、酢醤油を加えてネバネバを出しながらよく練ります。最後に酢醤油をサッとかけ、鰹節をフワッとのせれば完成。とり皿の真ん中に、あまり多すぎない量を少し高さを出すように盛り付けると、なかなか美味そうに見えます。

オクラは父の大好物で、小さい頃からよく目にしていましたが、本格的に好きになったのはこの十年ほど。それまでは、そんなに気になる存在ではありませんでした。小さい頃、気付かないうちに、しっかり潜在意識の中に刷り込まれていたのですね。

07/07/16(Mon)

掃除の際は、窓を全開にしないとどうも調子がでない私。昨日は台風で大風が吹いていたので、いつもなら週末にやるはずの掃除は中止。今日に持ち越しです。それにしても文字通り台風一過、日中はおそらく30度を越えてしまうであろう天気で、洗濯物も瞬間的に乾いてしまうであろうこと、うけあい。

洗濯機を回している間に、部屋の箒がけと雑巾がけ。こんな天気のいい日に、窓を開け放っての掃除は爽快感抜群。いい気分転換・ストレス解消にもなります。そしてそれがすんだころ、お昼ご飯。基本的にお昼はあんまり手をかけず、その辺にあるもので適当に済ませてしまいます。一時くらいに後片付けまで全部終わったら、午後は買い物。お酢が切れそうなので、デパ地下まで買出しに行きます。大型書店なんかに寄り道しつつ、帰って来ると夕方。帰り道にスーパーで食材を買っておき、夕食。夕食後はのんべんだらりと読書。そんなこんなで私の休日は暮れていきます。

変わったことなんて何もない休日ですが、20代以前は嫌で嫌でしょうがなかった、何もない休日が、最近では最高のものに思えてしまうようになりました。まぁありていに言えば、オッサンになってしまったということなんでしょう。

07/07/15(Sun)

とても強い台風が接近中ということで、東京はえらい雨が降ってます。ただ、雨も風もずっとコンスタントに強いというわけではなく、ピタッと止まる時間があるのですが、それがまた台風っぽい。ちょっと不謹慎かもしれませんが、台風が来るとドキドキしてちょっと楽しいです。買い物に行けないので、食べ物のラインナップがいつもとちょっと違ってしまったり、停電してローソクを使ってみたり。ただし、電力事情が良くなったためか、うちの辺りではここ十年来一度も停電はありません。東京電力の普段の努力のおかげだとは思うのですが、不謹慎ながらちょっとつまらない気もします。

不謹慎といえば、以前からの疑問をひとつ。台風になると必ず流れるニュースに、“○○県で、通行中の人が風にあおられて転倒し、腕を骨折しました”みたいなものがあります。これって、全国ニュースで流すレベルの話なんですかね。例えば、普通の日にその辺の路上で、車に引っ掛けられて転んで同じくらいの怪我をしても、全国紙はおろか地方版にだってとりあげられないでしょう。ひき逃げだったら出るかもしれませんが。それが台風になると、必ずとりあげられるのはちょっと不思議。屋根を補修中に落下なんてまさにそれで、台風が近付いてきて風が強まっている中で屋根にのぼるなんて、私には自殺行為にしか見えないんですが、必ずそういう人がいて、全国ニュースになります。それも、台風被害として。それって、台風被害と呼ぶのは微妙なんじゃないの?と感じてしまいます。

長年の慣例として、そういうのは報道することになっているのかもしれませんが、台風が来るたびに、なんだか変だよなと思ってしまうのです。

07/07/14(Sat)

知り合いから、仙台名物・笹蒲鉾セットをゲット。練り物系って、歯ざわりがいかにも人工的な感じがして、正直自分で買ってまで食べることは無いんですが、貰ったものはありがたくいただく、コレ私のルール。笹蒲鉾というと、ちょい厚めにスライスして、醤油をほんの少したらして食べるのが定石ですが、私は網で炙ってから食べるのが好きです。切らない丸ごとの状態の笹蒲鉾を、普通の魚を焼く要領、強火の遠火でこんがり焼きます。元々表面にはうっすら焦げ目がついているのですが、それをやや復活させるくらいの勢いで。

焼きあがったら、素早く厚めにスライスし、醤油をほんの少し。温めることによって、魚の香りが僅かですが復活し、味わいがアップする様な気がします。今回は、シソの葉のストックが大量にあったので、それをくるっと巻いて食べるバージョンも。完全に酒の肴系ですが、普通におかずとしても十分通用します。

蒲鉾といえば、以前から一度、自作の蒲鉾というのを作ってみたいと思っています。作り方は簡単で、白身系の魚の骨と皮を綺麗に外し、ミンチにして成形し、蒸しあげるだけ。手順自体は単純なのですが、えらく手間がかかるので、いまだ実現に踏み切れてません。噂によるとかなり美味しいそうで、魚好きの私にとっては外せないと思われるのですが…。ミンサーもありますし、業務用スーパーで大量に仕入れて…と、実現時期未定で計画中です。

07/07/13(Fri)

お気に入りのサイトのひとつで、ママカリが話題にのぼっていました、懐かしい。子供の頃、岡山に住む親戚の家に遊びに行くたびに出してもらい、帰りには必ずお土産として持ち帰る、それくらい好きでした。ちなみにママカリとは、体長5cmほどの小魚で、頭とハラワタを取り除き、開かない状態で甘酢漬けにしたもの。人参を細く切ったものや、ママカリの卵も一緒にあえるのが一般的です。味は鯖系。小さい頃はこれが好きで好きで、油断していると一袋、あっという間に食べてしまったものです。ママカリ好きの子供って、相当シブイですよね。

このママカリ、岡山の地方食なので、当然ですが東京ではほとんど目にする事がありません。岡山の物産を扱っているところに行けば手に入りますが、なかなかそんな機会はないものです。それに、私自身の嗜好の変化もあります。市販のママカリは、とにかく甘い。ただでさえ甘くなりがちな市販品ですが、ママカリはその傾向が顕著で、どんだけ砂糖が入ってるんだと思うような味です。コレが最近の私のトレンドではない。でも、仮に生のママカリを手に入れ、自分で甘酢漬けにしたら、今でも相当な勢いで食べてしまうと思います。でも、こっちじゃ生のママカリなんて、甘酢漬け以上に手に入らないんですよね。岡山だと結構売ってるらしいんですが…。羨ましいかぎりです。

07/07/12(Thu)

首を寝違えました。私はものすごく寝ぞうが悪く、頭を後ろにそらして、起きていれば真上を向くような姿勢で寝るので、たまに極度の寝違えになります。30年以上こんな姿勢で寝ているので、ちょっとやそっとの事では平気なのですが、やっと最近法則らしきものを発見しました。急に寒く(or涼しく)なり、油断して出して寝ていた首や肩を冷すと、一定の確率で寝ちがえを発症します。

寝ちがえになると、文字通り首が回りません。大体、右か左に傾いた角度で固まってしまうので、仕事でパソコンを打つ際などは、体を反対方向に同じ角度傾けることで、正面を向くという、非常に間抜けな姿になります。そして、肩から首にかけての痛み。触ると明らかに熱を持っており、まずい状態だという事が分かります。仕方がないので、湿布を貼るのですが、ほぼ気休め。おまじないくらいの効果しかなく、痛みは変わりません。

治るのは、自然治癒を待つのみ。大体3日経つと山を越えて次第に症状が軽くなり、一週間ほどで完治します。本当に厄介な首です。大体、どうして好んでそんな苦しい格好で寝るのか、自分でもサッパリ訳が分かりません。もっと楽な格好で寝れば、寝違えなんて起り様もないんですが、コレばっかりは打つ手無しの状態です。今回も、今週一杯は使えない首の予定です。

07/07/11(Wed)

行きつけの喫茶店で知り合いから冬瓜を半分貰いました。その大きさ故に、手に負えなかったというのが本音らしいです。半分とはいえ冬瓜、結構あります。貰った方は、一週間分にはなるかなとホクホク顔。野菜には、キュウリやナスというような、何にでも使える汎用性の高いものがある一方で、事実上この食べ方しかないという、一本気なものがいくつかあります。冬瓜はその代表格。そりゃまぁ、ニガウリみたいに野菜炒めにするとか、糠漬けにするとか、癖のない食材ですからやろうと思えば何でもありますけど、基本は薄いダシ汁で煮る、これしかないでしょう。

というわけで、今回は特に奇をてらわず、普通に煮てみました。ダシとして冬瓜とよくコンビを組まされるのは海老。海老の赤と冬瓜の薄い緑のコントラストの美しさもその原因でしょう。本当は私も、海老で煮るつもりだったのですが、帰りに寄ったスーパーでいい海老が見つからなかったために断念。ごくごく一般的な、昆布と鰹節のダシに。

基本的に野菜は皮まで食べてしまう私ですが、さすがに冬瓜の皮は剥きます。皮を剥いて一口大に切った冬瓜をダシで煮るだけ。とにかくあっという間に火が通るので、余熱のことも考え、早めに火を止めることだけがポイント。火が通り過ぎるとグズグス煮崩れてしまいます。煮汁に片栗粉でトロミをつけるのが定石ですが、個人的な趣味から、私はやりません。あとは粗熱が取れるのを待って、冷蔵庫で一昼夜よく冷やすだけ。涼を感じる料理の代表格といわれ、確かに見た目は涼しげで、癖のないサッパリした味わい。確かに、夏バテの時にはいいでしょうね。かといって、コレばかり食べていると、お決まりの夏バテ・デフレスパイラルに落ち込みますが。

07/07/10(Tue)

先日パンクをしてしまった際に、いつもは自転車で行く職場に、一日だけ徒歩で行きました。コレ、視点が変わって面白いですね。歩行者の目で見ると、無謀な自転車乗りの何と多いことか。ヘッドフォンをつけ、こちらの事を認識しているんだかいないんだか分からないうつろな顔で突っ込んでくる若者。後から無駄にベルを鳴らしながら追い越していく、フラフラのじーさん。この日は遭遇しませんでしたが、携帯で会話しながらの自転車も、傍から見るとかなりの危なさです。

自転車は道路交通法では軽車両扱いで、本来は車道を走るべきなのですが、車道は自動車量が多くて危ないので、歩道を走らせてもらっているというスタンスです。本来歩道は歩行者優先。自転車はお客様ですから、大きな顔をしてはいけません。歩いている後から、リンリンベルを鳴らされると、本当に頭にきます。わざと聞こえないフリをしてどいてあげなかったり…。自転車→バイク→車と、大きなものに乗るほど態度も大きくなる人がいますが、コレはいけません。実るほど頭を垂れる稲穂かなです。

私は自転車は、自称・超安全運転。ベルで歩行者を威嚇する事はありませんし、歩道では絶対にスピードを出しません。本当に急ぐ時は、車道に出ます。でも、今回思ったんですが、歩行者側からは迷惑だなと見える事も多いんでしょうね。まぁ、自転車に乗っていると、歩道一杯に広がって歩くおばちゃんに殺意を覚えること無きにしも非ずなので、お互い様といったところでしょうか。

07/07/09(Mon)

職場に来たお中元の素麺、送ってくれた人には悪いのですが、全く人気がなくて誰も持って帰ろうとしません。仕方がないので(ないフリをして)、一箱全部貰ってきました。別に素麺が好きなわけではなく、むしろ私の中の麺類ランキングではかなり下の方に入ってしまうのですが、放っておくのもモッタイナイので。要するにいつもの癖です。

計ってみると、素麺は一束60gくらいです。麺類・粉類における私の一食規定量は150gなので、一食当たり使うのは二束半。箱には20束くらい入ってますが、このペースで食べていけば、結構あっという間になくなります。素麺というと、醤油・ダシベースの専用タレにつけて食べるのが一般的ですが、私はあんまりやりません。市販のタレは謎の味要素が多すぎて買う気になれないし、自分で作るとなると結構面倒臭い。そばつゆの素みたいに、ペットボトルに作りだめしておけば手軽ではあるんですが、うちではこの合わせ調味料は作りだめるほど需要がないので、没。というわけで、沖縄料理風に炒めてしまうのが一番多いです。

元々いつも手打ちパスタでやってる事ですから、慣れてます。今回一発目はアラビアータ。辛いトマトベースのソースをからめるやつ。素麺はむやみに麺が細いので、ソースのからみは抜群。少しのソースでもグングンからんで、作るのは非常に楽。割と簡単にそれっぽい味にする事が出来ます。ただ、やっぱり素麺は素麺。私の中の麺類ランキングは、残念ながら低いままです。原因は主に、素材となる小麦粉の力がどうにも感じられないこと。丁寧に作っているのは分かるのですが、丁寧に雑味を取り除きすぎた結果、当たり障りのない味わいになってしまっている気がします。だからこそ、食欲のない夏場に大人気なんでしょうけど、いつも食欲の溢れる私には、ちょっと物足りないのです。

07/07/08(Sun)

買い物が済み、いざ帰ろうと自転車に戻ると、前輪がペタンコになってました。パンクなんて久しぶり。というか、ほんの十数分前まで何の異常もなかったタイヤの空気が、こんな風に一気に抜けてしまうなんて、よっぽど大きな釘でも踏んだか、それとも…。いや〜な予感が頭をよぎりつつ、自転車を押して帰宅。(知ってる人には当たり前ですが、空気の抜けた自転車に、横着をして無理やり乗ってはいけません。チューブがリムと地面に挟まれて傷つき修理不能→チューブ交換という面倒臭い事になる場合があります。)

パンク修理は、自転車屋さんに頼むと1,000円前後ですが、私は出来る事は自分でやるという主義なので、これ位は自分でします。パンク修理・ブレーキワイヤーの交換・タイヤ・チューブ交換までならセルフ。ただし、後輪の交換はちょっと面倒なので、自転車屋さんに任せてしまいます。というか、ここまで出来ると自転車屋さんにはほとんど行かなくて住みます。ツールも、パンク修理キットは500円程度(100円ショップにもありますが、さすがに…)、空気入れは2,000円程。あとはドライバーなどの汎用工具が少しあればオッケーなので、初期投資も大した事はありません。パンク修理だけなら、3回セルフでやれば元が取れます。

パンク修理は、慣れれば5分程度で済ませられるようになるのですが、最初はやっぱり失敗します。私がやったのは、1.タイヤをリムから外すのに手間取る。&戻すのに手間取る。2.戻す際に手で戻さずタイヤ外し用の工具を使ってしまってチューブを傷つける。3.接着剤のつけ方・乾かし方が不十分で、パッチがチューブから剥がれてしまう。4.目立たない傷を見失い、パッチを貼る場所を間違える。などなど。ただ、本質的には単純な作業なので、3回もやれば誰だって出来るようになるでしょう。

で、今回のパンクですが、やっぱりかなり怪しかったです。タイヤの接地面からかなりはなれた場所に、針で刺したような傷が二箇所見つかりました。十中八九悪戯ですね…。ストレス発散もいいですが、もうちょっと他人に迷惑のかからない方法を選んでほしいものです。

07/07/07(Sat)

今の時期、帰って来ると部屋が暑い。防犯上問題が少なそうな窓を網戸にして出かけるんですが、それでも暑い。そしてそれ以上に暑いのが、クローゼット代わりに使っている押入れ。着替えようと思って開ける瞬間がたまりません。これは、中の洋服類にもよくないに違いないと思い、最近では押入れの(なぜか)開き戸は開けっ放しがデフォルト。非常に美しくないので、不本意ではあるのですが、そちらの方が実用度高しとなれば、仕方ありません。

開けっ放しといえばもう一箇所、流しの下。鍋やボウルは収納する時にキチンと水気を拭きとるのですが、どうしても少し残ってしまう事があります。また、下水パイプが真ん中に通るこの場所は、元々湿気が上がって来やすいところ。閉めておいた方が見目麗しいのは勿論ですが、黴の危険性が跳ね上がります、特にこの季節。ですんで、うちの流しの下の扉は、全開がデフォルト。本当は、いらないんじゃないかとすら思っているんですけど、それだと退去の時に色々面倒なので、グッと我慢しています。

ちなみにうちの木製マナイタ。この流しの下が定位置です。毎日使っていることと、風通しをよくしている事があいまってか、全くカビません。たまに日光消毒するといいらしいですが、これもほとんどやってません。逆に、急に乾燥することで反ったり歪んだりする事の方が怖いので。割と大丈夫なもんだなぁと妙に感心したりもしています。

07/07/06(Fri)

先日ラジオを聴いていると、読者からのお便りに“うちは電力会社と60Aで契約しているんだけど、夏場になってエアコンを使うようになると結構ブレーカーが落ちる”というのがありました。60Aで落ちるってよっぽどじゃないのかなと思いながら聴いているとその番組のパーソナリティーが“うちは個人契約としては最高の80Aで契約してるけど、やっぱり夏場は時々落ちますねぇ”と言ってました。

このパーソナリティの人は自己紹介サイトによると、独身女性一人暮らし。クーラーが嫌いなので家では使わないと言っていたような気がするので、一体どんな電化製品を使っているのか、非常に気になりました。またこの人、100万人のキャンドルナイトの司会をやってたりするので、その割には豪快な電気の使い方をするのだなぁと。まぁ、他人は他人なんですけどね。

ひるがえってうちは、ちんまりと20A契約です。ブレーカーが落ちた事は過去に一度もありません。手持ちの電化製品のアンペアを計算した結果、多分15A契約でも大丈夫なのですが、面倒臭いのでそのまま使っています。電子レンジがダントツで大きくて、コレさえなければ10Aも可能なんですが、一応使ってますしね。私、エコよりマイライフの方が大切なものですから。

07/07/05(Thu)

沖縄土産にシークワーサー茶を貰いました。シークワーサーは柑橘類の一種で、ジュースになっているのは飲んだことがありますが、お茶まであるとは知りませんでした。普通のお茶にシークワーサーの皮を加え、柑橘系のフレーバーをプラスしたものらしいです。

最近お茶を貰うたびに思うのですが、一回分ずつナイロンの袋でパックされたものが増えてます。そのまま熱湯に浸すだけでお茶になって非常に便利ですが、見方によってはコレ、上げ底の一種ですね。お茶をそのままパックに詰めると、ある程度の量がないと格好がつきません。でも、ナイロンパックするとそれだけでカサが増えるので、以前だったらとても形にならなかった量でも、一パックとして売る事が出来ます。また、ナイロンは急須や茶濾しよりも目が細かいので、粉末一歩手前のようなものまで製品に含める事が出来て、歩留まりも上がります。私には消費者よりも生産者の側に立った工夫にしか見えないのですが、どんなもんでしょ。

ちなみに私は、貰ったナイロン袋をすべて切り裂き、一回茶筒にまとめてから使います。その方が量の微調整が効きますから。そうそう、シークワーサー茶は微妙な味わいでした。予想通り、ほうじ茶+レモンという感じ。自分で買うなら、迷わずジュースを買いますねぇ。

07/07/04(Wed)

ホッケを貰ったので、最近は毎晩ホッケの塩焼き。貰ったのは一匹ですが、何せ大きい魚なので一度では食べきれず、一匹が六食分となります。開きを上下(?)二等分&頭・腹・尻尾の三等分で六等分。一枚ずつラップで包んで冷凍するのですが、一週間ほどで食べ切ってしまうので、冷凍焼けの心配もありません。

ホッケは北海道を代表する魚で、私がこの魚を口にしたのは大学で上京して以降の事です。西の方ではこの魚の存在は知っていたものの、店で売っているのを見た事はありません。最初に食べたのは確か、コンパで行った学生向けの居酒屋で出てきたやつ。皿からはみ出るくらい大きかったのが鮮明に記憶に残っています。そしてその記憶よりも更に強烈なのが、なんて脂が多いんだろうということ。ギトギト脂に閉口して、以降自分で頼む事はありませんでした。

そして今回のホッケ。相変わらず脂が多いです。北の海に住む魚なので、防寒のために皮下脂肪を大量に蓄えているからでしょうか。網で焼いているとものすごい量の脂が滴り落ち、部屋が煙で充満します。そして、やっぱり脂っこい。六等分した身一切れで、軽くご飯が二杯食べられてしまいます。その脂の多さは、秋刀魚を軽く凌ぐ勢い。美味いんですよ、美味いんですけど、私はもうちょっとアッサリした魚のほうが好きですねぇ。例えば一夜干し系だとアマダイとか。さすがにそれは、ちょっと贅沢言い過ぎかもしれませんが。

07/07/03(Tue)

夜中にプ〜ンという、懐かしい音で目が覚めました。お久しぶり、一年ぶりだねなんてちっとも思いません。勘でほっぺたの辺りをバシッと叩くと、偶然にもヒット。出始めの蚊で反射神経が悪かったのでしょうか。いずれにせよ、こういうのって妙に嬉しいです。そういう季節になったということで、翌朝蚊取り線香の残りをチェック。去年の分があと4巻程しか残っていないので、この週末にでも買いに行かなきゃいけません。

今ではベープリキッドの様な製品が主流になっていますが、うちでは相変わらず、伝統的なグルグル蚊取り線香。それも、金鳥のショッキンググリーンのやつではなく、ちょっと高いですけど本物の除虫菊を使ったものを使ってます。高いといっても数百円ですし、なにより香りが柔らかいのが良いです。といっても、アロマのように嗅いでリラックスするというものではありませんが…。

ちなみに、点火はマッチ。以前行きつけの喫茶店でタダで貰ったヤツを、見目のいいマッチ箱に移植して使っています。元がタバコ専用だからなのか、軸が短くて点火時間が短く、やや使いづらいのですがもう慣れました。今ではその店でもマッチは有料で、一箱数十円になってしまいました。次は買わなきゃいけませんけど、あと三年くらいは大丈夫そうです。マッチに蚊取り線香、どれだけレトロな家なんだと。

07/07/02(Mon)

今夜は鯵の開きが食卓にのぼりましたが、私の食べ方は普通とはちょっと違います。他のオカズが沢山あるので、食べるのは一回に半分。真ん中をキッチンバサミで切って焼きます。中骨のついている側とそうでない側が出来ますが、上等なのは中骨のついている側。今日は中骨側を食します、嬉しい。

両面をこんがり焼いたら、中骨と頭を外します。中骨には薄く茶色がかった反対側の身が薄くついているので、これを指先でペリペリと剥がしてまず食べます。実はここが、鯵の干物の中では一番美味いのですが、他人が食べるのをみていると、残してしまっているケースが実に多い。残念なことこの上なく、いつも悲しい目で見るのですが、さすがにくれとは言えないのです。次に残った中骨と頭の部分を弱火の魚焼き網の上にのせ、時々ひっくり返してじっくり焼きながら、食事を続けます。

骨と頭を焼いている間に、本体の身を食べます。多くの人は皮を残してしまいますが、魚の真骨頂は皮。身はオマケみたいなものなので、皮を残すのは分かってないなと言わざるを得ません。ゼイゴの部分がやや固いですが、よく噛めば別に平気。背ビレ・腹ビレとそこに続く小骨も、噛み砕いて食べてしまいます。そうこうしている内に、頭と中骨がしみ出した脂でグジュグジュいいながらこんがり焼けますんで、文字通り頭からカリカリと食べていきます。骨煎餅の要領で、実は結構美味いのです。食事が終わった時点では、皿の上には何ひとつ残っていません。ゴミも少なくなり、まさに究極のエコライフと言えるでしょう。スタイリッシュじゃないので、雑誌なんかではまずとりあげられませんけどね。

07/07/01(Sun)

家の周りの草とり完了。といっても、私がやったわけではなく、大家さんが頼んだシルバー人材センターの人がやってくれたんですけど。70歳くらいのお爺さんが一人やってきて朝から晩まで、まる二日かけて暑いなか草とりをしてくれました。この人が、ものすごく丁寧なんです。本当に草の根一本残さない状態で仕事をしてくれて、ちょっと感激。こんなに丁寧な草とりを見たことがなかったもんですから。

道具は草とり鎌一丁。砥石とバケツを持参して時々研ぎながら作業をするので、鎌はピカピカ。横で見ていると、サクサク地面に食い込んで、スピーディーに草を取り除いていきます。その鎌の手入れに、お爺さんのプロ根性を見ましたね。これだけ丁寧に仕事をして、一日のギャラは1万円弱。非常にお得といえるでしょう。無論、派遣されてくる人は色々なので、今回の人がたまたま当たりだっただけかもしれません。でも、それで生計を立てているプロの植木屋さんとか便利屋さんはどうしても効率優先になってしまう面がありがちなのに対し、こういう人たちは、ギャラよりも毎日の生きがいを求めている人が多そうなので、仕事が非常に丁寧なんじゃないかなと思いました。

大家さんも非常に気に入って、これからもちょくちょく頼んでくれるそうです。家の周りがサッパリしているというのはいいものです。たまには自分もやってあげようかな、なんて思うのですが、決まって思うだけだったもので。

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