2024年6月

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24/06/30(Sun)

うちでは各種ハーブを育てているのですが、中には登場機会が極端に少ないものがあります。それがミントとレモングラス。バジル・ローリエ・ローズマリーなどと違い、この2種は一般的な料理にはあまり使われない奴らです。ミントは完全にデザート枠ですし、レモングラスはトムヤムクンに使われることで有名ですが、反面汎用性は皆無です。もしこれらが一年草なら早々に作るのを止めているところですが、残念な事にこれらは多年草。おまけにアホみたいに生命力が強くて枯らせるほうが難しいレベルです。どちらも安く買って気軽に作り始めたのですが、何年も経ってしまってそれなりに愛着もあり、捨てるに捨てられませんけど、もう少し汎用性があればな…と思ってしまいます。

そんな困った奴等のうちでの使い道は主に、お茶にするか固めるか。お茶は、1Lの水に対して一掴みのハーブを入れて数分煮出してから粗熱をとり、冷蔵庫で1番キンキンに冷やして飲む方法。結構美味いです。もう一つは寒天やゼラチンで固める方法。5%の砂糖水でハーブを数分煮出し、寒天orゼラチンで固めてデザート枠にします。この砂糖の量だと少し甘さが物足りないので、足りない分をいつの間にかたまってしまうジャムのストックで補って、こっちも在庫処理をするという一石二鳥の方法です。いずれにせよ粗熱をとって冷やすという工程が必要なので、思い立ったらすぐというわけにはいきません。段取りが大事。まぁでも、過去に戻ってもう一度これらを買うかと訊かれたら、多分買わないでしょうね。

24/06/29(Sat)

畑の空心菜が安定して採れるようになってきて改めて感じるのですが、空心菜マジ有能。一瞬で来年からのレギュラー野菜の地位を獲得しました。理由1. 美味い。まずシンプルにコレ。家庭菜園のレギュラーにニガウリがありますが、私はアレ作りません。理由は不味いから。あの苦いのがどうにも苦手で、小さい頃から食べ慣れていればまた違うんでしょうけど、わざわざ作ってまで食べたいとは思いません。その点空心菜は癖が無く万人受けする美味さ。理由2. 簡単。ズッキーニやトマトは雨に弱く対策に手間暇かかりますし、キュウリやナスは剪定や要らなくなった葉の処理などが結構大変。その点空心菜は本当に労力がかからない。伸びてきたら摘んで食べるだけ。サルでも出来ます。

理由3. 夏野菜としては珍しい葉物枠。キャベツ・白菜・ホウレンソウ、日本の代表的な葉物は冬に集中しており、夏野菜はトマトやキュウリといった実が中心で葉物はほぼありません。そんな中空心菜はガチの葉物。レア枠で食が進みます。また、茎まで全部食べられるので、ゴミが出ません。コレが何故日本でまだマイナー枠なのか、私にとっては謎。夏野菜を作る人の選択肢の中に是非入れて欲しいのがこの空心菜です。

24/06/28(Fri)

今年も健康診断の結果が返ってきました。腹囲が標準範囲より1cm出ている以外は全て標準値と上々の結果です。腹囲に関してはBMIが問題ない数値なので、太り過ぎというよりは腹筋が弱って内臓が外に飛び出ているんだと思います。以前から腹筋を鍛えようとは思っているのですが、長続きしないのですよね。今年こそはこの数字を見つつ頑張ろうと心に決めました。

ところで、今回の健康診断で驚いた事が一つあります。血圧を測るのですが、ああいう場所では緊張のせいか高めの数字が出やすいのだそうです。ですんで、上が130・下が90を超えた場合、日常的に血圧を測っていてもっと低い数値が出ていれば、自己申告で書き換えても良いという運用をしていました。言っていることは分からなくもないですが、正直それで良いの?という感じです。

あと、意外だったのが食塩摂取量。検尿結果から推定しているようですが、私の場合1日7.6gととても少ない数値でした。薄味の自覚は全く無く、下手したら摂りすぎてるんじゃね?とすら思っていたので、コレは意外。漬物にノータイムで醤油をかけて食べる父や祖父の姿を見て、母親には絶対アレはやるなときつく教え込まれたのが今になって効いてきているのかもしれません。

24/06/27(Thu)

修理というのは重なる時は重なるもので、先日のベルトに続き庭仕事の際に履いている作業パンツのポケットに大穴を見つけました。私は庭仕事の際は携帯ラジオを聴いているのですが、電池(エネループ)が切れたので交換し、容量の無くなったヤツはとりあえずポケットに入れてありました。ところが、作業が終わってポケットから取り出そうとすると、2本入れたはずなのに1本しかない。庭に落ちていたら探すのが大変でしたが、このパンツは内側にメッシュの裏地がついており、それと表地の間に落ち込んでいました。

穴の原因は単純に布の劣化です。もうこのパンツも使い込みまくっており、擦り切れた尻部分には当て布もしてある代物ですが、まだ使い切った感が無いので直して使います。手間的には穴部分にパッチを当てるのが簡単ですが、穴の感じを見るにポケットの生地が全体的に弱っているので、この際作り直す事にしました。裏地を切り出したものを型紙に起こしてそれを基に適当な布で袋を作ったら、コレを本体に縫いつけるだけ。完全に後付けなので、市販品の様にきれいな縫い付け方は出来ません。きっちりやろうとすると色々縫い目をほどいて大手術になるので、くっついていればいい精神で適当にやります。どうせ庭仕事でしか使わないんだからこれ位で全然OK。ちなみに、いっそポケットを閉じてしまう事も考えたのですが、右前ポケットというのは非常に使用頻度が高いのでそれは無しでした。多分コレであと10年は戦えると思います。

24/06/26(Wed)

愛用のベルトが切れました。庭仕事の際に各種道具を入れた袋を腰に固定するために使っているもので、控えめに言ってもボロボロ。確か高校の時に買ったヤツなので、30年物です。1年ほど前によく使う穴の部分が切れて修繕したのですが、今回はバックル部分です。もういい加減捨てても良いのですが、直すこと自体好きなので今回も直します。

前回穴の部分が切れた際はそこから先をカットした後、切り口を整形して木工用ボンドでけば立たないように固め、新たに穴をあけました。結果10cmほど短くなってしまったので、足りない分は使っていないベルトをカットしてバックル側に木工用ボンドで接着してからリベットで補強しました。今回バックル側は前回補修に使ったベルトで作り直しても良いのですが皮を薄く削ぐ作業が面倒臭いので、補修用ベルトのバックルをそのまま持ってきて使ってしまいます。補修用ベルトは未使用なので、客観的に見たらそっちに乗り換える方が手軽でお得なんですが、そういう事じゃないのですよ。多分このベルト、あと30年は使うんじゃないでしょうか。

24/06/25(Tue)

現在トマトがいい感じで採れているのですが、本体の株もそれに伴って爆速で成長しており、そっちのケアが地味に大変です。同時期に採れるキュウリは180cm程になった時点で主軸の成長点をカットし、以降は脇芽を成長させて収穫に繋げます。コレに対してトマトは主軸をどこまでも伸ばして脇芽は全てカットしていくという違いがあります。そうすると困るのが支柱足りない問題。うちは2m程の支柱を使っていますが、そんなんじゃ当然全く足りません。ですんで、一旦主軸を固定しているビニタイをしたから順に全部外し(上から外すと折れる)、幹が折れないように細心の注意を払いながら20cm程下におろし、ビニタイを付け直すという作業が発生します。

コレが地味に面倒臭い。欲張って沢山おろすと折れますし、急いでおろすても折れます。折れても完全に切断していなければ、骨折治療の様に添え木を当ててビニールテープをグルグル巻きにしておけばほぼ大丈夫ですけど、折らないに越した事は無いです。ただ、悩ましいのは実の熟し方によっては下せない場合があるという事。下ろすとまだ熟していない一番下の果実が地面についてしまう場合、作業が出来ません。上は早急に対処しないといけないレベルでガンガン伸びているのに、下はまだ収穫できないジレンマ。これを安定的な品質で作り続けて収入を得ている農家さん、マジで凄いと思います。

24/06/24(Mon)

畑のカボチャがいい感じになってきたので、収穫してきました。ただし、カボチャは収穫してすぐ食べると水っぽくてあんまり美味しくないので、2週間〜放置して追熟させる必要があります。一個ずつ古新聞で包んでガムテで軽く固定し、収穫日とそこから2週間後の日付を書いたメモをそれぞれに添付しておきます。食べ頃の目安は敢えて少しだけ残した茎の部分が乾いてスカスカになったタイミングです。

うちのカボチャレシピは主に煮るか揚げるかの二択です。煮る場合は極オーソドックスに醤油ベースの出しを効かせた煮汁を使って保温調理鍋で。面取りは保温調理鍋を使う場合は煮崩れの心配がほぼ無く不要ですし、そもそも面倒臭いのでやりません。揚げる場合は食感を活かすため気持ち厚めにスライスし、ナスやズッキーニといったほかの夏野菜とセットで天婦羅盛り合わせ風に作ります。他の定番としては潰してポテサラ風にするとかも無くは無いですが、ちょっと面倒臭いのであんまりやらないかも。煮物に飽きてきた頃に作るのがいつもの流れです。秋口までカボチャ、食べまくりますよ。

24/06/23(Sun)

畑の草むしりをしていると、今の時期スベリヒユが大量に生えています。正直夏野菜だけでオーバーフロー気味なのですが、逆に言うと限られた種類の夏野菜(キュウリ・ナス・ピーマン・トマトなど)しか食べておらず食傷気味。そんな時気分転換にこのスベリヒユを食べる事があります。野草については地域性が高くて、美味しく食べられる野草でも実際にはごく一部の地域でしか食べられていないという事が割とよくあります。スベリヒユは主に東北地方で食され、乾燥品は市販までされているそうですが、この辺で食べる人は誰もいません。食べているというと変人扱いまでされますが、気にしない事にしています。

スベリヒユの食べ方は超簡単。茹でてから醤油などの調味料でおひたしにするだけ。野草なのにアク抜きが要らないというのが神です。味は癖が無くちょっとぬめりがあり、野菜で言うとツルムラサキにやや似ている気がします(ツルムラサキも負けず劣らずマイナーなので伝わらないかもしれませんが)。スベリヒユはとにかく成長が早く、あっという間に畝が覆われてしまう勢いなので、供給には困りません。今年は梅雨明けを狙って乾燥品にも挑戦してみようかなと画策しています。

24/06/22(Sat)

先日の様に天婦羅を作ると、どうしても天かす・揚げ油・衣の残りの3点セットが出てしまいます。コレらをそのまま廃棄するのは気分が悪く、そのせいで美味しい天婦羅を作る頻度が下がってしまうのは本末転倒なので、うちでは完璧な処理メソッドが確立しています。まず天かすは簡単。冷凍しておいてうどんorソバを食べる時に使う、以上です。ただし、冷凍する際に直にタッパーに入れて凍らせるとタッパーにくっついてしまうので、うちでは古新聞を敷いた上で凍らせています。

揚げ油も簡単。世の中には使用済みの油を固めて捨てる為の薬剤が市販されてますが、あんなの勿体なさ過ぎて絶対使いません。揚げ油は冷めるのを待ってから茶漉しを通して揚げカスを取り除き、オイルポットに入れて定位置へ。以後炒め物などで粛々と使っていき、その揚げ油が無くなるまでは基本的に次の揚げ物はしないという運用をすることで、無駄に中古油が増える事を防いでいます。

最後に衣の残り。コレは二択です。↑の天かすのストックが少なければ、茶筅を使って天かすに加工しますが、今回は在庫十分だったため葱チヂミに加工しました。作り方は簡単。衣の残りに大量の刻みニラをぶち込み、フライパンで薄く焼くだけ。天婦羅の衣の残りは水分が多くてお好み焼きにするには厳しいですが、チヂミには丁度良い感じです。こうして残りを気持ちよく使い切る事で、次回も心置きなく天婦羅が作れるといういい循環。まぁ、何だかんだ言って天婦羅はコッテリしているので、月に一回くらいでお腹いっぱいなんですけども。

24/06/21(Fri)

ナスの収穫が安定してきたので、今日は今季初の天婦羅にしてみました。一般的に家で作るのは敬遠されがちな天婦羅ですが、私は割と気楽に作ってしまいます。余った油はオイルポットに保存して最後まで炒め物で使い切る体制が完全に構築されていますし、周囲への油はねも調理直後であれば大した労力なく拭き取れるので気になりません。

今回のラインナップは夏野菜の中からナス・ズッキーニ・シシトウ。勝手に自生している枠からは大葉・ヤブカンゾウの蕾をチョイスしました。大葉は畑の隅に自生しており、毎年実生で生えてきます。全部とっとくと大変な事になるので、一部を除いて駆除しますが、残った一部でも十分食べでがあります。ヤブカンゾウの方は蕾が大変美味なので、こちらはほぼ手付かずで残しています。カンゾウは甘い草と書くように、根・葉も食べられますが、根は掘り出すとそこで終わってしまうので自重。葉も柔らかい新芽を摘むとその後の成長に大きな影響が出るので自重。私が食べるのはこの時期の蕾だけです。

ヤブカンゾウの蕾は食べたことが無い人が大半でしょうが、味を説明するとまず癖が無い。そしてほのかな甘み。ズッキーニやカボチャなどウリ系の野菜の蕾を揚げるバエ料理がありますが、同じ蕾枠として味はちょっと似ていると思います(科は全然違うけど)。ただ、野草系は生半可な知識で手を出すと大怪我をする場合があるので、その辺は自己責任で。まぁ、ヤブカンゾウと誤食しそうな、見かけがよく似た危険な野草は無いと思うので、多分大丈夫でしょうけど。

24/06/20(Thu)

先日鯛を捌いている最中、使っていた包丁をうっかり床に落としてしまったのですが、その衝撃で刃が柄の付け根からポッキリと折れました。父親に聞くと50年以上前から使っているものだそうで、折れた断面には完全に錆が入り込んでしまっており、流石に寿命という事でしょう。一瞬頭の中で修理方法を考えてみたのですが、うちにある機材と私の技術では無理との結論に至り、大人しく廃棄処分にする事にしました。

そして当然巻き起こる後継者問題。昔からある家によくあるパターンなのですが、うちもその例に漏れず、貰ったけど使わないで死蔵している刃物が20本程ありますんで、よりどりみどりです。今回の包丁は主に父親が使っているものなので、後継も父に選んでもらいました。選ばれたのは刃毀れが酷くて切っ先も欠けている一本。もっと状態のいい奴が何本もあるのに、なぜこれを選んだかは謎ですが、バランスとか色々あるんでしょう多分。刃毀れに関しては父が自分で普段使いより一段目の粗い砥石で修復していましたが、切っ先に関しては面倒臭かったらしく、私が丸投げされました。

本格的にやろうとするなら、刃側からアプローチするのが正解なんですが、面倒臭くてやってられないので背側からやってしまいます。グラインダーで背側を少しずつ削り、不自然な曲線にならないように注意しながらアールをつけていく作業です。コレをやるとどうしても切っ先の形が変わってしまうので、拘る人は激怒しそうですが、私は通常の使用に問題が無ければスルーするスタイルなので、楽な方に流されます。切っ先の役目は、魚を捌く際に皮目に刃を入れるきっかけとしてプスッと刺す役割がほぼ100%なので、それが出来れば多少形が変わろうが問題ないです。

それにしても大量の刃物ストック。今のトレンドだったらとっとと断捨離しろと言われそうですが、空間にも別に困ってないですんで当面そのままの予定です。大事に使えば多分あと1,000年位は刃物は買わなくて済みそうです。そんなに生きてられませんが。

24/06/19(Wed)

今日は近所のおっちゃんに貰った鯛を捌いていて、久しぶりに怪我をしてしまいました。鯛って胸ビレや背ビレの一部が鋭い針状になっており、気を付けていないと作業中に指にぶっ刺すという事が割とよくあります。いつもは細心の注意を払っているのですが、今回はちょっと他の事を考えながら作業してしまった為にぶっ刺してしまった次第。幸い鯛のトゲに毒は無いのですぐに良くはなるのですが、気を付けるに越したことはありません。流派によっては、危ない棘は予め取り除いておくというやり方もありますが、40cmクラス以上になると棘も結構立派になっており、キッチンバサミでカットするのも一苦労なので、うちではそのまま作業してしまいます。

ちなみに今回の鯛のお品書きですが、40cmクラスとそんなに大きくなかったので、刺身2日分をとったらフィレ部分は無くなってしまいましたんで、フライなどは無し。カマは塩を振ってしばらく置いてから味噌漬けにし焼き物に。それ以外のアラは全部まとめて蒸してから身だけを指先で取り出し、乾煎りして醤油・胡麻などで味風味をつける鯛ふりかけに加工しました。骨や内臓などは一旦冷凍して、後日タイミングを見てゴミに出します。ちなみにうちは紙ゴミ→焼却・野菜屑→コンポストと徹底的な省ゴミ化を図っているため、生ゴミは2〜3カ月に一度しか出しません。慣れれば別にどうという事は無いのですが、冷凍庫でどんどん支配地を広げていく冷凍生ゴミは悩みの種。ただ、硬い魚の骨はコンポストに入れたくないんですよね…。

24/06/18(Tue)

ナスの収穫が少しずつ軌道に乗ってきたので、今日は今季初・定番の浅漬けを仕込みました。作り方は簡単。1. ナスのヘタを落として重量を量る。2. 重量の10%の砂糖・5%の塩・0.2%のミョウバンを混ぜたものを作り、結晶がナスの表面をなるべく傷つけるように意識ながらこすりつける。3. 漬物容器に↑を全部移し、ナスと同量の水を加えてから重石をかけて数時間放置する。コレで簡単に激ウマの浅漬けが出来ます。注意点としては賞味期限。漬物=保存食というイメージがありますが、漬物といっても色々あります。この浅漬けは保存性を全く考えておらず、美味しく食べられるのはせいぜい2〜3日なので、うちで一度に作るのはナス2〜3本、重量にして200g前後です。

また、ミョウバンはナスの色を鮮やかに出す要員なので、見た目に拘らなければ入れなくていいと思います。ただ、安いですし(30gで110円とか)、一度に使うのは0.5g前後なので1袋買っておけば3〜4年は使える為にとってもお得です。定期的にナスの浅漬けを仕込むひとは購入を考えても良いんじゃないでしょうか。

24/06/17(Mon)

今の時期、採れ過ぎて困っているのがキュウリとズッキーニ。慣れてきて上手に作れるようになったのは幸いですが、反面採れ過ぎて困る問題が浮上してきました。これからどんどん経験を積んだらますます収量が増えていくわけで、どうなってしまうのか今から憂鬱です。それはともかく、採れ過ぎる野菜は周囲に配りまくって減らすんですが、やり過ぎると嫌われるので匙加減が大事。そして配れなかった分は当然自分たちで食べないといけないわけです。今はネットがあるのでレシピを簡単に検索できるのがとてもラッキー。今日は余りに余ったキュウリでキュウちゃん漬けと浅漬けを仕込みました。

浅漬けはマジ簡単。やや厚めにスライスしたキュウリをジップロックに入れ、1.5%の食塩と味の素を一振りした後、封をしてキュウリの倍量の重石をかけて3〜4時間放置。最後に刻んだ大葉を混ぜ込んで完成。コレ賞味期限が2〜3日しかないので、キュウリ2〜3本ずつ細かく作るのがポイントです。タイパを上げようとまとめて作ると、後半酸っぱくなって食べられなくなります。キュウちゃん漬けは市販のアレです。コレもやや厚めにスライスしたキュウリに塩をして30分放置した後絞ります。コレを醤油・酢・味醂などで作って煮立たせた漬け汁に投入→冷めたら固形分を取り出して絞り、漬け汁を再び沸かして投入→冷めるまで待つというのを3セット繰り返します。漬けて冷ましてを繰り返すのがやや面倒臭いですが、慣れてしまえば他の家事と組み合わせて効率を上げれば良いだけの話なので、大した事はありません。ただ一つの問題は、コレだけやっても焼け石に水という事なんですけども…。

24/06/16(Sun)

先日のジャムですが、以前必要に迫られてジャムの比重を量った事がありまして、結果は1.2でした。今回はその数字がめちゃ役立ったという話。うちではジャムの容器にリサイクルの瓶を利用しています。この瓶、当然個々でサイズが全然違うので、煮たジャムを入れる瓶をどう選択するかは完全に勘頼りでした。ジャムの瓶ってのは事前に煮沸消毒しないといけないので、詰めてたら瓶が足りませんでした→ストックから出してきてすぐ使用というわけにはいきません。ですんで、足りないよりはマシといつもかなり多めに煮沸消毒していたのですが、それがどうにも無駄に感じられて比重を量ったのです。ちなみに、ジャムの容量を直接量れればそれがベストなのですが、熱々のジャムを樹脂の計量カップに入れるのは憚られますし、その為に一旦冷めるのを待つと今度は雑菌繁殖のリスクが出てくるので不可です。

ジャムの重さは鍋ごと計測してから予め量っておいた鍋の重量を引けば簡単に出せ、それを比重で割れば体積が出せます。候補の瓶に水を入れて容積を量り、ジャムの体積と近い瓶の組み合わせを考えれば、無駄なく煮沸消毒できるという寸法です。ただし、それでもなお、どうにかならないものかと以前から悩んでいる問題が一つあります。それは瓶の本体と蓋の組み合わせ問題。全部が同じ規格の瓶を使うのなら問題になりませんが、うちの様にリサイクルでバラバラの瓶を使うと、蓋と瓶の組み合わせは固定になります。ですが、煮沸工程でそれが分からなくなってしまうのです。マジックペンで数字を書き込んだり、数字を書いたビニールテープを貼ったりもしたのですが、煮沸過程で消えたりとれたりすることが多く、イマイチ有効ではありません。手間を考えなければ、正しい組み合わせごとに逐次煮沸していけばよいのですが、コレが結構面倒臭くて嫌になります。最近では予めデジカメで画像をとっておき、それを見ながら組み合わせを再現しているのですが、もっと簡単な方法は無いものですかね。規格の揃った新品を使う以外で。

24/06/15(Sat)

今日は近所のおっちゃんからヤマモモを1kg程貰いました。ヤマモモは名前こそ知っている物の食べた事は無いという人が多いと思います。聞くところによると果肉が繊細で輸送が難しいうえに足も速いので、流通させるのが難しいんだそうです。ですが、自宅の樹に実った分を貰う分には問題ありません。そして肝心の味ですが、ヤマモモはマイナー果物故に品種改良が進んでおらず、昨今の魔改造された甘味増し増しのサクランボやブドウに比べると、甘さや風味の面で数段落ちるのは仕方ありません。山の中を彷徨っている時に見つけたら多分嬉しいですが、平常時に食べるとまぁそれなりという感じ。ヤマモモとは言いますが、モモとは全然違っていて、表面は細かい凸凹がついており皮は無く、そのまま食べます。酸味は少なくちょっと松脂みたいな香りがするのが特徴かも。

個人的にはこのヤマモモ、生食よりもジャムに煮る方が好きなので、今回も1割ほど生食分を除いた後は全部ジャムに回しました。ヤマモモのジャムは種をとるのがちょっとだけ面倒臭いです。ヤマモモの種は中心に一個入っているパターンですが、とにかく身離れが最悪。なのでうちでは1. ヤマモモに50%の砂糖をまぶして1番放置。2. 極弱火にかけ時々かき混ぜ、全体的に水分が出て実が水没したら火を止め常温まで冷ます。3. 実を1個ずつ取り出して指で潰し、種を取り出す。4. 果肉&出た水分の重量を量り、ペクチンを適宜加えて少し煮詰めてから瓶詰。という作業になります。この一旦冷まして種を取り出す作業がちょっと面倒なのですよね。仕方がないからやりますけど。ちなみに取り出した種はとっておき、10%の砂糖水で煮出してから寒天で固め、食後のデザート枠にした後、カラカラに乾かしてから灰にして畑に撒きます。我ながらエコですねー。

24/06/14(Fri)

今作っている夏野菜の中で、個人的に一番好きで一番汎用性が高いと思っているのがナス。ですが、今年はそのナスの成長がイマイチ悪くて現状1日1〜2個しか収穫出来ません。コレは3日くらい溜めても1回の煮物にするにはちょっと足りない量です。ですが、これ以上溜めようとすると賞味期限的な面で躊躇してしまいますんで、今回は足りない分を蕗で補う事にしました。蕗は意図的に作っているものではなく、コレも先日ココでかいたのと同様庭の一部にいつの間にか勝手に自生したものに時々肥料をやって意図的に大きくしているものです。

私が蕗の下茹でに使っているのは、うちで一番大きな直径30cmを誇る蒸し器です。この蒸し器というのがポイントで、我ながらグッドアイデアだと自負しています。蕗の下茹での際には本体を折らないようにゆっくり曲げて鍋に入れ、ひたひたの水を注いで沸かします(この為になるべく直径の大きな鍋が望ましい)。ですが、この時に曲げた蕗が元に戻って湯から出てしまう事がよくあります。コレを防ぐためには落とし蓋が有効ですが、こんな大きな鍋にあう落とし蓋はうちにはありません。近いサイズの皿を代用したこともあるのですが、結構キッチリサイズがあってないと蕗の飛び出しを防ぐという意味ではほぼ無力です。ですが、蒸し器には沢山穴の開いた鍋にピッタリサイズの蒸し台が付属しています。コイツをひっくり返して蕗の上に乗せると、鍋にピッタリサイズの落とし蓋代わりになるのです。この方法を思いついてから、蕗の下茹でがぐっと楽になりました。まぁそれでも、水に長時間晒して皮を剥くという作業は変わらないので、一般的に言って蕗の下茹でが面倒臭いという現実は動かないのですけども。

24/06/13(Thu)

庭の草むしりをしていると、時々有用な植物が生えている場合があって、その場合は通路の真ん中に生えてしまって放置すると著しく見栄えが悪いといった事情が無ければ放置して利用することにしています。大葉・三つ葉がその代表例で、今回使うのが三つ葉。三つ葉はスーパーのパックに入っているのを見るとひ弱で楚々として印象の野菜ですが、雑草として生えてくると割ととんでもないです。花芽が出ると草丈は50cmを軽く超え、放置すると種を播き散らしてその辺一帯が三つ葉だらけに。人参・パセリといったセリ科の野菜は一般的に種からの発芽率が悪く、家庭菜園ではこの発芽が最大の難所と言われていたりしますが、三つ葉はそんなセリ科なのにもかかわらずバンバン発芽してバンバン増えます。というわけでうちでは一部を除いて基本駆除ですが、今日は敢えて残した三つ葉でカツ丼を作ってみました。

以前は冠婚葬祭のギフトブックで貰ったレトルトカレーを使ってカツカレーを作っていたのですが、最近その機会が無くてレトルトカレーが尽きました。とはいえ、わざわざ買ってくるほどの愛着は無く、たまに発症するカツ食べたい衝動を消費する為に作りだしたのがこのカツ丼。だし汁で玉葱を煮たものにカツを入れ、卵でとじてご飯に乗せるあの料理。この最後に三つ葉を散らすとめちゃ美味しいのです。ちなみにこの三つ葉、おひたしにすれば大量消費が見込めますが、残念な事におひたしにできるほどの量が揃いません。香りは大好きなのですが、現状は汁ものに散らすかカツ丼or親子丼に入れるかの二択となっているのがややもったいない感じですね。

24/06/12(Wed)

暑くなってきたので日中の水分補給は絶対に欠かせません。うちで最近常備しているのがアイスティー。業務スーパーで100パック300円程で買ってきた激安品で、多分1パックでカップ1杯200ml弱の使用を想定していると思うのですが、うちでは1パックで1L弱作ってしまいます。当然香りは薄いような気もしますが、大量に飲むのでむしろこれくらいがちょうどいい感じ。1本数百円のペットボトル紅茶は私にしてみれば王侯貴族の飲み物です。

アイスティーは熱湯で淹れて粗熱をとってから冷蔵庫で冷やし…とか面倒臭くてやってられないので、水出しで作ってしまいます。前日の夜に1Lの大型計量カップに900mlの水とティーバッグ1個を投入し、そのまま冷蔵庫で一晩寝かせるだけ。ティーバッグについている紙の持ち手は、紅茶内に使ってしまうと嫌なので最初から千切ってしまい、取り出す際は箸を使います。コレを魔法瓶に移し自室で仕事しながら1日かけて飲むスタイル。理想を言えば1日で1.5Lほど欲しい所ですが、新たに魔法瓶を買い直すのもアレなので、現状このままいく予定です。麦茶もそろそろ常備体制に入らないといけないのですが、いつから作るべかと考え中。

24/06/11(Tue)

1カ月半ほど前にセロリの種を植えて現在15cm程に成長したのですが、私の中で“お前本当にセロリか?”疑惑が沸きあがっています。ぱっと見どう見てもパセリにしか見えません。葉っぱを少し千切って揉んで嗅いでみるのですが、パセリとは少し臭いが違うような気がしますが、セロリの臭いかと言われるとそれも違う気がします。どっちも科が同じなので、正直よく分かりません。またしばらく様子見という名の放置モードに入る事にします。

育て慣れた種類だとそんな事は無いのですが、特に初めて播いた種だとそれが本当に本命の芽なのか分からない事が多々あります。ポット植えをすると本命と同時かそれより早いタイミングで、土に混ざっていた雑草の種が発芽するので、判断が付きません。加えてほとんどのケースで最初に出てくる双葉は以降の本葉とは全く違う形をしていることが多い為、ネットで葉の形を調べても全く当てにならないのが事態をさらに加速させます。カタバミやスベリヒユなんかは特徴的過ぎて、生えてきた瞬間に処理できるんですが、ニラ×イネ科の雑草のように科が被る場合はしばらくの間雑草を大事に育てる羽目になります。まぁ、それもまた家庭菜園なのかもしれませんが。

24/06/10(Mon)

先日の雨に伴う風でキュウリを支える支柱が全体的に15度ほど傾いてしまったので、ドロドロの畑で復旧作業を余儀なくされました。家庭菜園でこのレベルなのだから、マジで農家大変だと思います。今回はまだ倒れないだけマシで、昨年は台風の風で倒れてしまって以降、復旧後も目に見えて株が弱ってしまいましたんで、本当はその経験を活かして予め倒れないように工夫をしないといけなかったんですが、サボってました。来年こそはと決意しています。

今回の修復方法は、支柱の何本かに対して1m程離れた場所に杭を打ち、農作業でよく使われるマイカ線を斜めに張って風に備えるというもの。両側に3箇所ずつ張って、コレで倒れたらもう知らんと諦めます。今回の対策で畝の間の通路をマイカ線が邪魔する形になったので、気を付けないと足を引っ掛けて転びそうですし、実際多分何回かは転んでしまうものと思いますが、コレはもう仕方がありません。

家庭菜園をやると雨と風に対して敏感になります。雨は全然降らないのは勿論駄目ですが、降り過ぎると野菜が弱って最悪枯れてしまいます。雨が足りない分には水やり作業である程度リカバーできるのですが、降り過ぎに対する対策はほぼありませんので、最終的には神頼みです。また、風は雨以上に対策が無いので本当に勘弁してほしいです。支柱が倒れるのは勿論ですが、まだ柔らかい苗の先端の成長点部分がポッキリ折られると、その後の生育に多大な影響を与えるのでマジで大迷惑です。これから梅雨の季節がやってきますが、何事もなく過ぎる事は多分無いでしょうねぇ…。

24/06/09(Sun)

今日はキュウリが20本も採れてしまいました。周囲にもあげまくっているのですが、流石にあげ過ぎると嫌がられるので、残弾数もほとんどありません。常備菜を大量に作って凌いでいますが、それもいつまでもつことか…。キュウリの最大のデメリットは煮る・焼く・揚げるなどの調理方法がほぼ使えず、基本的には塩で揉んで〇〇みたいなルートに固定されることだと思います。醤油味→塩味、生姜風味→大葉風味みたいな小手先の味変は可能ですが、それも限界がありますしね。例えばナスだったら調理方法のバリエーションが広いので、同じ量あってもキュウリよりはるかに楽です。

などと愚痴を書いても目の前のキュウリは一本も減らないので、今日はピクルスを仕込んでみました。ピクルス液は市販品を使うのが簡単ですが、結構高いのでうちでは酢・砂糖などを使って自作してしまいます。レシピをメモっておけば簡単。フレーバー要員は毎回適当ですが、裏庭で作っているローリエ・ローズマリーに自家製のニンニク・鷹の爪辺りは常連です。一旦煮立てたピクルス液を5cm程の長さに切ってから太さに合わせて二つ割り〜四つ割りにしたキュウリにかけ、常温に冷めるまで待って冷蔵庫で保管するだけ。ただし、ピクルスは一度に沢山食べるものではないので、大量キュウリの迅速な消費にはあんまり貢献しないという致命的な欠点があります。キュウリも半年位かけてゆっくり少しずつ採れてくれると最高なんですけど。

24/06/08(Sat)

今日は畑で終わりかけのホウレンソウを使ったおひたしを作りました。ホウレンソウは大好きなので、本心ではチマチマと大事に食べたいのですが、花芽が出始めてしまったので仕方なく速度優先に切り替えました。茹でて絞って冷凍も出来なくはないのですが、そこから先が思いつきません。せっかく手間暇かけて冷凍したのだから少しずつ大事に使いたいとなると第一候補はミネストローネなどのスープ系ですけど、この系統の料理はあんまり作らないので冷凍庫の肥やしになってしまいそうで、結局凍らさずに頑張って食べるという力技になってしまいます。

ホウレンソウは根が美味しいので捨てません(ココが基本的に根は捨てる小松菜と違う点)。ただし、葉本体よりも圧倒的に火が通り辛いので、沸騰したお湯に根を入れて1分→葉を入れて1分と時間差を設ける事で、無駄なく全体に火を通すことが出来ます。ちなみに今回は同時並行でキュウリの酢の物を作っていたため、ホウレンソウを茹でた後のお湯は春雨とワカメを戻すのに使い、更に食後の食器洗いに流用することでわざわざガス代を使って温度を上げたお湯を無駄なく使い切る手順を構築しています。うちでは刃物は勿論ですが蕎麦やうどんなどの麺類を茹でたお湯も資源として考えており、最低でも洗い物に二次利用しています。ある程度の温度があれば洗剤が不要になるのでこっち方面でもエコになるのが嬉しい所。ケチも極めると楽しいものです。

24/06/07(Fri)

それぞれの家庭で定番の常備食材があると思うんですが、うちで欠かせないのが春雨です。割とマイナーな食材ですが、めちゃ便利。ただし近所のスーパーで一般的な100g入りとかを買うと割高でやってられないので、業務用スーパーでデカい袋のを買ってきて、チマチマ使っています。その春雨が特に出番が多いのが夏野菜が出てくる今の時期。定番その1、キュウリの酢の物。小口切りしたキュウリを塩で揉み、戻した昆布・春雨と一緒に甘酢で合えて生姜と胡麻で風味を加えたもの。今の時期はキュウリがアホみたいに採れるので、とりあえず切らさないようにしている一品です。

炒め物もよく作ります。キュウリは流石に使いませんが、ズッキーニ・茄子・ピーマン・シシトウなど加熱調理に向く野菜なら何でもOK。冷凍ストックしてある豚バラをニンニクで炒め、ありもの野菜をざく切りにして投入。7割程度火が通ったら少量の鶏ガラスープを入れて煮つつ、豆板醤・テンメンジャンなどでピリ辛に味を決めます。最後に戻した春雨を入れ、余計な水分を吸い取らせたら完成。春雨は使わなくても駄目ではないですが、旨味を吸った春雨はめちゃ美味いので私はいつも入れてます。その他にも叩いて塩で揉んだキュウリを醤油・豆板醤で和えつつ春雨を入れたりなど汎用性高し。価格も安いので春雨はおススメ食材の一つです。

24/06/06(Thu)

今日は鶏もも肉が特価(100g56円、ただしブラジル産冷凍物)だったので、定番の照り焼きを作りました。鶏肉は唐揚げも捨てがたいんですが、油の使用量という点で照り焼きに軍配が上がります。結局最終的には炒め物などでキレイに使い切りはするんですが、照り焼きの方が手軽なのですよね。そしてここ最近私がハマっているのが、残った照り焼きのタレトースト。

照り焼きを作る場合、本体を焼き終えた後のフライパンを洗わずに醤油や味醂を加えて煮詰め、鶏肉エキスを無駄なく使い切る事が定番となっています。この際作るタレは照り焼きに欠けるギリギリの量で作るのが好ましいのですが、あんまり少ないとすぐに焦げ付いてしまうので、ある程度の量は必要となり、結果余ってしまう結果となります。うちの場合、それをシリコンのヘラでかき集めて小さなタッパーに入れ、冷蔵庫で保存します。コイツを朝食で焼いたトーストに塗り、その上から更に少量のマヨネーズを塗ると、控えめに言っても最高の味になります。最近では窓辺で作って軌道に乗りつつあるクレソンを少し千切って乗せるのがマイブーム。我ながら(お金は使わないけど)贅沢な暮らしをしているなと思います。

24/06/05(Wed)

1週間ほどペットボトルを半分に切って作ったコップに挿して発根を促していたトマトの脇芽に良い感じに根が出てきたので、ポットに移しました。トマトは成長過程で主軸という中心の茎から脇芽がバンバン出てきます。流派にもよりますが、私の場合栄養を主軸に集中させたいので脇芽は全部とってしまうのですが(一本仕立て)、敢えてその脇芽を10〜15cm程度まで放置した後、むしって水に漬けておくと1週間ほどで根が出てくるのです。コレを植える事で新たなトマト苗を作ることが出来ます。

わざわざこんな面倒臭い事をする理由は、時間差を作りたいから。プチトマトの収穫期は約2ヶ月と言われており、その期間が過ぎると急激に収穫量が落ちます。ですがこうやって脇芽から苗を作ると、最初の苗に比べて2ヶ月程の時間差が作れるので、長期間収穫が見込めるというわけです。理論的にはその脇芽苗から更に脇芽を採って…と無限機関化できそうですが、冬の寒さで死んでしまう運命なので、ビニールハウス&保温でもしない限りそれは無理。ですが、年内いっぱいプチトマトが採れ続けるというのは魅力です。ちなみにこの方法、営利目的でやるとアウトだそうです。そりゃ、こんな事されたら苗や種の生産者はたまったものじゃないですから。ただし、個人でやる分には無問題だそうなので、うちでは遠慮なく脇芽増殖をしています。種は数年前にDaisoで1袋55円だったものを冷蔵保存しながら延々使っていますが、トマトを作るのにも慣れてきたので、来年はホームセンターでちょっといい種を買っても良いかも…なんて思っています。

24/06/04(Tue)

報道によると今年はカメムシ大発生の年らしく、うちの畑でもかなりの数のカメムシを見かけます。カメムシは管をぶっ刺して汁を吸う系の虫で、葉を食い荒らしたりはしないのですが、ぶっ刺した管から様々な病原菌をうつす明白な害虫なので、見つけ次第捕殺が原則です。が、コレが難しい。キュウリなどのウリ科の天敵であるウリハムシや野菜全般食い荒らすヨトウガならば見つけ次第指で摘んでそのまま潰せばOK。ですが、カメムシでコレをやるのはちょっと無理。あの強烈な臭いは石けんで洗っても完全には落ちないので、触る事すら嫌な存在です。

そこで、ネットで見つけたトラップを作ってみました。ペットボトルの上部をカッターで切り取り、向きを反対にして胴体部分に差し込めば完成。魚を取る際に使うヤナと同じ構造ですね。あとは胴体部分に捕まえたカメムシが速やかに溺死するように石けん水を入れれば完成。口の部分をカメムシに近付けて軽く刺激を与えてやると、高確率で奴らは脚をすぼめて自然落下するので、そうすれば成功です。ただし、低確率で飛んで逃げてしまい、その場合は奴らの勝ちということで。ただし、正直言うとこういう装置は使いたくありません。石けん水を毎回用意するのも面倒臭いですし、どう考えても指で摘んで圧殺する方が成功率が高いのです。が、カメムシだけはどうしようもありません。アレを指で潰すなんて考えただけでも寒気がします。そういう意味で奴らは進化に大成功したと言えるわけですが、私にとっては大敵です。

24/06/03(Mon)

最近は気温がそこそこ高い&結構な頻度で雨が降るということで、庭や畑の雑草の成長スピードがやべー事になっています。普通の野菜(トマトやキュウリなど)はやっと花が咲いたか…と喜ぶレベルですが、雑草は気がつくと花が終わって種が出来ていて恐ろしいです。今の時期、庭でやべーのがカタバミで、畑でやべーのがなずなです。

カタバミは1〜2mmのごく小さな花を咲かせますが、まっ黄色なので大きさの割にはよく目立ちます。観賞用の花は喜ぶべき対象ですが、このカタバミの花は恐怖でしかありません。花が咲いたという事は近日中に種が出来るという事。カタバミの種はどういう仕組みだか触れると莢が弾けて中の種が周囲に飛び散るというとんでもない構造をしており、種は芥子粒並みに小さいので一旦弾けてしまったら回収は不可能です。また、地下茎で苔の中を縫って周囲に勢力を広げるため、一旦広がってしまったら苔にダメージを与えずに取り除くのは極めて困難です。マジでやべー雑草なので、うちでは見つけ次第どんなに小さくとも根こそぎ除去対象です。

ナズナはそれと比べると幾分マシ。根は素直に直下方向の一本だけ。種もカタバミの様な悪辣な仕組みで周囲にまき散らしたりはしません。が、とにかく成長が早い。こいつら1週間もあれば発芽して種まで作ってんじゃね?レベルです(流石に客観的に見たらそこまでではないでしょうが)。そして成長が早い故に本命の野菜よりも早く大きくなってしまい、光を遮って本命の成長を阻害します。こちらも出来る限り早く除去せねばなりません。というわけで、秋口までは庭でも畑でも雑草との終わりなき戦いとなるわけです。

24/06/02(Sun)

熟れる端から収穫して冷凍保存しておいた桑の実ですが、打ち止めになったのでいつまでも冷凍庫を占有させておくのは空間の無駄ということで、速やかにジャムに加工しました。今回は(多分)剪定の時期をしくじった為に収量は前年の10分の1程度と散々な結果になってしまったので、次回は今回の教訓を生かして工夫しようと思います。桑はアホみたいに樹勢が強くてすごい勢いで枝を伸ばすので、ビビッて切り過ぎてしまったのだと思います。ただ、切らな過ぎても駄目なので、その辺の加減は本当に難しい。

毎回ジャムを煮る時に頭を悩ませるのが準備する瓶の数です。煮沸消毒しないといけない都合上、ジャムを詰める段になって足りなくなってもおいそれと追加できないので、大体は多めに用意します。が、この目分量というのが無駄にキッチリした私には耐えがたいものがあります。なので考えました。完成時のジャムの重量=果実の重さ+砂糖の重さです。厳密に言えばココにペクチンやクエン酸の重さが加わり、更に煮込む過程で水分が飛ぶので軽くなりますが、誤差ですしそこまで突き詰めるメリットは無いので無視します。あとはジャムの比重が分かれば体積が計算できるので、予め瓶の容量を量っておけばピッタリに近い数の瓶を用意できる筈。ということで今回計測したところ、ジャムの比重は1.25でした(後でネットを検索したら同じ数字が出てた…)。無論果実の種類や砂糖の使用量によって上下はするでしょうが、まぁ大体こんなものでしょう。つまり、500gの桑の実と250gの砂糖で作ったジャムの容積は600mlということになります。私には非常に有意義な数値ですが、世間的にはどうなんでしょうかね。

24/06/01(Sat)

今日の一品はキンピラゴボウ。うちの畑では種を植えた後、2回の間引きを経て通常サイズまで成長させるのですが、今日の材料は2回目の間引きで抜いた牛蒡達。1回目で株間5cm→2回目で株間15cmを目安に作業を行いますが、1回目で抜いた株は根がつまようじサイズなので正直使うのは難しく、現場で捨ててきます。が、2回目になると箸位の太さにはなっているので、数をまとめれば有効活用可能。ただし、今回のはそれでも全部で通常サイズの牛蒡1本に足りない位の量なので、ストックしてある人参で嵩増しをしました。

作り方は簡単。牛蒡はサイズ・長さを何となく切り揃え、人参はピーラーで太めの千六本にしておきます。全部一緒にして胡麻油で炒め、胡麻・鷹の爪を加えつつ砂糖・塩・醤油・味醂などでやや甘めに寄せて炒りつけて完成。感想:やっぱり牛蒡は美味い。以前うちでは作っていなかったのですが、私が牛蒡好きなので作り始めました。通常サイズを作っても掘り出せずに途中で折れてしまうのがオチなので、30〜40cm程度の短いものを作っています。それでも先の方は折れて収穫出来ない事も多いため、今期は使い終わった肥料袋を使って土の高さを上げる作戦に出ようと思っていましたが、面倒臭くなってやってません。サイズ的に1つの袋で3〜4本が限界なので、コスパ的に見合わないような気がしてしまって…。ただ。肥料袋はキープしてあるので、次回は数袋試験的にやってみても良いなとは思っています。

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