ミソジノジスイ

25/04/26(Sat)

うちの畑の隅には年季の入った金柑の樹があるのですが、その根元の木陰になった部分に蕗が自生していまして、丁度良い感じで大きくなってきたので収穫してきました。蕗はとっても美味しい食材ですが、下拵えに手間がかかるので敬遠されがち。この辺でもあちこちで使われずに放置されている蕗を見かけます。うちの蕗は野菜として育てているというわけではなく、勝手に育つのを黙認している半雑草という感じ。下拵えの手間と言っても慣れればさほどではないので、皆もっと使えばいいのにと心の中では思っています。

採ってきた蕗は葉っぱの部分を切り落として茎だけにします。葉はSDGsな層は塩漬けにしておにぎりを包んだりしていますけど、うちではキリが無いので全廃棄。茎の部分だけ使います。コレを出来るだけ直径の大きな鍋に折れないように注意して丸めて詰め込み、水をひたひたに注ぎます。蕗が浮き上がって空気と触れないよう、鍋に近い直径の皿を落とし蓋代わりに沈め、浮いてこないように適当な重石として砥石を乗せ点火。沸騰したら蕗の太さに応じて3〜5分茹でてから茹で汁を全部捨て、再び水をひたひたに注いでそのまま丸一日放置しアクを抜きます。あとは皮を剥き、適当な長さに切り揃えて好みの煮汁で煮付けて完成。感想:蕗美味い。扱いはほぼ雑草なのにこの美味さ。特にこの歯応えが最高だと思います。面倒と言えば面倒なんですけどそんなの慣れ。あんまり面倒面倒言ってるとその内息するのも面倒になってしまうんじゃないですかね、現代人って。

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