2008年4月

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08/04/30(Wed)

野菜箱の中のジャガイモが、最近の気温上昇に伴って派手に芽を出し始めたので、尻に火がつきました。とっとと消費せにゃなりません。前回作った粉吹き芋もなかなか美味しかったけど、また鍋を洗うのか〜ってのと、二回続けるのも芸が無いよなという理由で、今回は却下。ジャガイモ・定番・粉吹き芋以外という三題噺を頭の中でグルグル回した結果、煮っ転がしという答えが出ました。これもやっぱり、ド定番。

ボウルにジャガイモと水を入れ、爪でプチプチ芽をとりながら、泥を洗い落とします。ジャガイモの芽には微毒があって、食べ過ぎると腹痛を起こすそうで、通常ならナイフで大きくえぐる事が推奨されるんですが、過去幾多の人体実験の結果、コレくらいなら平気という結果が出ているので、(加えて、面倒くさいという理由から)ナイフは使いません。作業が終わったら、一口大に切って鍋に入れ、水を張ります。割とポイントなのがこの水の量。芋が半分くらい水面から出ていて、全然足りないんじゃないの?ってなくらいがベストです。

今回のダシの鰹節・醤油・酒・砂糖・塩などを、本能のおもむくままに投入。何度も作っていれば、何となくこんなもんかな?で味が決まるので、便利です。ジャガイモの煮っ転がしの場合は、少し甘めにするのが私好み。やっぱり、日本の煮物は甘くなきゃいけません。点火して沸騰してきたら弱火にして、落し蓋をします。時々揺すって全体を大きくかき混ぜながら、竹串がスッと刺さるくらいまで火を通します。十分火が通ったら完成。本当は、タッパーに移して一回冷ました方が美味しいです。

08/04/29(Tue)

職場で蜂蜜を貰ったんですが、この蜂蜜の瓶がえらく中途半端な代物。オーソドックスな蜂蜜の瓶というと、ネジを切った金属の蓋がついていて、スプーンを突っ込める程度の口径があるものですが、貰った蜂蜜瓶の蓋はプラスチックで、どうやら構造的に取り外せないようです。◇型の口が開いているのですが、スプーンも突っ込めない。どうやら垂らして使えって事らしいですが、そういう風な指図をされるのは嫌いな質なので、取っておいた古い蜂蜜瓶に入れ替えてしまいます。

蜂蜜は一応液体ですが、あのように粘度があるので、キレイに移し変えるのはそれなりに時間がかかります。その間ずっと持っているのも間抜けなので、登場するのがガムテープ。新旧両瓶の口をうまい事あわせ、ガムテープで固定。しばらく放っておけば、上にした新しい瓶から、下の瓶に完全に蜂蜜が移る仕組みです。最初のうちは、重心が高いところにあって、非常に不安定なので、コケやすい。コケると床が大変なことになるので、一応新聞紙を敷いて、コケないように壁などを利用します。

移動が完全に終わったら、空になった瓶に少量のお湯を入れてシェイク。瓶を洗うと同時に残った蜂蜜を完全にお湯に溶かしてとりだし、葛湯を作製。一仕事終えた後の一杯に。それにしてもプラスチック部分が分離できない瓶なんて、今時“ちきゅうにやさしく”ないですよね。そりゃまぁ、大型カッターやペンチを駆使すれば、外す事は出来るでしょうが、そんなので怪我してもアホらしいですし。まぁ、貰ったものなので文句は言えませんけどね。

08/04/28(Mon)

現時刻はまだ朝の7時前。それなのに、隣の家から猛烈にカレーの匂いがしてきます。住んでいるのは日本人の筈なんだけれど、朝からカレー?かく言う私は、もう長いこと昼・夜の二食体制で、朝はお茶だけ。別にダイエットを志しているわけではなく、仕事はデスクワークだし、ミソジに入って基礎代謝が落ちた気がするので、こういう事になっています。すっかりこのリズムには慣れているのですが、カレーの匂いを嗅がされると、やっぱりちょっとお腹が鳴りますね。蜂蜜でも舐めて血糖値を上げようか…。

先日ラジオに、毎朝5時起きで1時間以上ヨガをするというお爺さんが出ていました。その人も昼・夜二食体制。なんでも、朝起きてからお昼を食べるまで(7時間もある)の空腹を楽しむのだそうです。人間上には上がいるもので、煩悩多きミソジの私は、いまだ空腹を楽しむ境地には至っておりません。隣のカレーの匂いが恨めしい。でも、朝からカレーはちょっと勘弁してほしいという、複雑なお年頃でもあります。

最近随分暖かくなってきて、窓は開けっ放しがデフォルトになりました。そんなわけでカレーの匂いも直撃するわけです。食べ物の匂いは全然問題無いんですが、毎年勘弁して欲しいのは、タバコの匂い。その家の若い衆が、わざわざベランダに出てきて吸うもんで、煙が流れてくるんです。彼の人生観が突然転換して、禁煙に至ってくれないかと、密かに願っているんですが、無理でしょうねぇ。

08/04/27(Sun)

日曜日は掃除の日。今週から雑巾が新しくなります。前任者があちこち破れて随分くたびれてしまったので、これまたくたびれていたバスタオルを雑巾にランクダウン。バスタオルは新しいのを出したのです。ランクダウンとはいっても、バスタオルをそのまま雑巾に使うわけにはいきませんから、ちゃんと縫い直します。

うちのバスタオルからとれる雑巾は4〜5枚。全部使い切るのはいつの日か…。必要な大きさを切りとり、三つ折にしてから一周ぐるっと縫った後、真ん中をバッテンに縫います。そう、日本の伝統的な雑巾の形。最後に、バスタオル時代に擦り切れて弱くなってしまったところを、重点的に縫って補強したら完成。

今時、雑巾なんて100円ショップでも売ってますし、かかる時間・労力を考えたら買うのが正解なのかもしれませんけど、古くなったバスタオルも、捨てるよりはまた使った方が気持ちいいので、性分的にこういう事をしてしまいます。ちなみに、ミシンは持ってないので、全部手縫い。一枚仕上げるのに大体30分くらいかかります。まぁ、趣味ですね。

08/04/26(Sat)

今日のお買い物はトマト。本当は買う予定など全く無かったのですが、過熟気味のヤツが2〜3個入って50円と投げ売られていれば、買わないわけにはいきません。過熟といっても、ほんの少しだけなので、生食でも食べられるくらい。4パックを200円で買ってきました。そのまま食べてもいいのですが、これから連休を睨み、アラビアータソースを作ります。実家から送ってきた乾蕎麦がまだ1kg以上あるので、蕎麦のアラビアータ風で凌ごうという算段。蕎麦を洋風に?と思うかもしれませんが、作ってみると意外に違和感がなく、普通に食べられてしまいます。少なくとも、私がよく作るペペロンチーネ・アラビアータはオッケーでした。でも、私の本能が、カルボナーラは止めておけと言っています。まぁ、あんまり好きじゃないので、作る機会はないと思いますが。

買ってきたトマトは、皮剥かず&種とらず、そのままザク切りにして、鍋に放り込みます。皮や種が口の中で気になるといえば、そんな気もするのですが、別に売り物じゃないし、皮も栄養なんで、湯剥きとかしません。種も同様。ワインを少々と塩を投入。一週間ほどで使い切るつもりなので、塩はあんまり強くしません。中火で沸騰させ、しばらくかき混ぜたら、ハイ完成。僅か200円で大きなタッパー一杯のトマトソースの出来上がりです。見切り品でチャッチャと作った代物ですが、その辺で売っているトマトソースよりは、ずっと美味しいのです。

08/04/25(Fri)

今日、帰りのスーパーで買ってきたのは、一袋100円のジャガイモ。醤油と味醂でコッテリ煮ようと思っていたのですが、帰りの道すがら気が変わりました。何となく、粉吹き芋が食べたくなったので。私にしては、よくある事です。それにしても粉吹き芋、随分作ってませんでした。理由は簡単。別に味が嫌いなわけではなく、作り終わった後、鍋肌に芋がくっついて、洗うのが面倒臭いから。いかにも無精な私らしい理由ですが、水を張ってしばらく置いておくだけで問題は解決するのは分かっているので、久しぶりの粉吹き芋です。

粉吹き芋の作り方は簡単。大体、私が小学校4年だか5年だかの調理実習で作らされたくらいですから、難しいわけはありません。その時の献立は、スクランブルエッグ・サラダ・粉吹き芋だったのをみても、その簡単さが知れるでしょう。当時は当然皮を剥きましたが、今回はいつもの様に皮は剥きません。そのまま適当な大きさに乱切り。水から茹で、竹串が通るくらいの柔らかさになったら、一旦ザルにあげます。よく水を切ってから鍋に戻し、点火。鍋を揺すりながら、いわゆる空焚きの状態をしばらく続けると、芋が粉を吹いてきます。そうなったら、適宜塩で味付けをして完成。後々のために、鍋が熱いうちに水を張っておくのを忘れずに。そうしないと、芋が鍋肌からとれず、非常に面倒臭くなります。

実に久しぶりでしたが、味付けが塩だけなのもあり、ジャガイモの美味しさがストレートに出ていて、なかなかいい感じでした。煮っ転がしよりも好きかもしれません。それでも、これで芋が鍋肌にくっつかなきゃ、もっと作るのにと、やっぱり無精な事を考えてしまいます。

08/04/24(Thu)

職場の同僚から、食べ切れんから貰ってと言われ、素麺一箱(1kg)を貰いました。麺類は、先週実家から送られてきた蕎麦に続き第二弾。重なる時は重なるものです。こうなってくると、普通のタレでは飽きてしまうので、昨年末以来のペペロンチーネ登場。要は、麺類だったら何でもペペロンチーネになるだろうという暴論の下、イタリア人が見たら激怒しそうな料理を作ってしまうという企画です。

ペペロンチーネの何がいいって、材料が少なくて済むところ。野菜は、玉葱・ニンニクだけでオッケー。残りの干し肉・粉チーズ・乾燥パセリ・塩胡椒などは、全て常備してあるので、すぐに作れます。というわけで、自身満々で作ったのですが、やっぱり4ヶ月ぶりだとダメですね、大失敗でした。敗因は茹で時間の感覚がなくなってしまっていたこと。

ペペロンチーネを作る際は、火口二つを同時進行で使います。大きい方の火口で湯を沸かして麺を茹で、小さい方の火口にフライパンをかけ、玉葱・ニンニクを炒めます。この時重要なポイントは、麺が茹であがったタイミングで、玉葱・ニンニクが狐色に炒めあがっている事。あまりに久しぶりだったために、このタイミングがとれませんでした。麺は茹であがろうとしているのに、玉葱・ニンニクは全然出来上がってなくて、火力アップ→玉葱の甘味ではなく臭みが出てしまい、大失敗。やっぱり、久しぶりだと勘が狂いますね。というわけで、今夜はリベンジです。

08/04/23(Wed)

今日は実家から送られてきたエンドウマメの処理。未熟なヤツなので、剥かずに莢ごと食べろというメモ付。実家での定番は、ダシ汁で茹でて卵でとじるというヤツだったんですが、これをやるとサヤエンドウのフレッシュな香りが飛んでしまい、卵味一色になるのが気に入らなくて、私はあんまりやりません。こちらでやるのは、もっとシンプルな料理。

何はともあれ、サヤエンドウはとりあえず筋を外します。基本的に、野菜は皮まで全部食べてしまう私ですが、そんな私でも食べられないものがいくつかあります。サヤエンドウの筋はその一つ。よく噛めば大体のものは消化できると思っている、粗っぽい性格の私ですが、サヤエンドウの筋は無理、噛み切れません。よって、ひとつずつ地道に外していきます。

下処理が済んだサヤエンドウをサッと茹でます。無論この時、茹で過ぎは厳禁。茹で過ぎるくらいなら、茹で足りないほうが100倍マシと心得るべし。冷水にとり水を切っておきます。塩・胡椒・油・酢でプレーンドレッシングをでっちあげ、ここにドバッとかければ、サヤエンドウサラダの完成。彩りを気にするんなら、他に野菜を入れますが、味だけだったら、これで十分。サヤエンドウのフレッシュな美味しさがストレートに味わえます。一品一品は単純極まりない料理を数種類組み合わせるのが、うち流です。

08/04/22(Tue)

先日大豆を一キロ買いました。もっぱら醤油豆にするつもりだったんですが、乾物収納ボックスを漁っていて、随分前に買って忘れていた、ヒジキを発見。これは、ヒジキと大豆の煮物を作れって事なのね、ということで作りました。大豆は前の晩から水に浸して戻しておきます。コンロに乗せて点火、と同時にヒジキに水を加えて戻し始めます。15分ほど茹でたら、大豆は十分に柔らかくなり、ヒジキも戻っている頃合です。大豆の煮汁を捨てるなり新たに水を足すなりして、煮物として過不足ないように調整し、ヒジキの戻し汁をよく切って、ここに加えます。煮る前に油でサッとヒジキを炒めるやり方もありますが、私は昔から、油炒めはやらない流儀です。

味噌汁の具材用としてキープしてあった人参を、細く刻んで色味として投入。油揚げも刻んで入れてしまいます。最後に味付け。砂糖・酒・塩・醤油などで、どちらかといえば、甘めの方向で調整。煮汁はどちらかというと少なめに調整しておいた方が、大豆とヒジキの煮物の際は、美味しい気がします。今時こんな料理、家で作る物好きはあんまりいないかもしれませんが、やっぱり伝統料理はホッとしますね。昔は給食に出ると嫌いで残したものですが、今じゃ考えられません。

08/04/21(Mon)

先週ここに書いた鍋磨きは、相変わらず続行中。制限を設けないと際限なくやってしまいそうなので、夕食後に30分だけ、それも毎日できるわけではないので、現在両手鍋をクリアして、片手鍋一号に突入したところです。一個の鍋を磨きあげるのに、5〜6日といったところ。やってみると結構大変。

使うのは粉末のクレンザー。一番安いやつです。円筒形の容器の上に穴が開いており、逆さにして振って出して使うのがデフォなんですが、これをやると狙いが定まりにくいうえに、つい使いすぎてしまうという欠点があります。そこで、容器の上部をカッターでゴッソリ切り取ってタッパーに移し、小さなスプーンを差しておきます。これで細かく使用量の調節が出来るようになります。

適量の粉末クレンザーを小皿に移し、少量の水で練ってペースト状にします。あとは固く絞った固めのスポンジにこのペーストを取り、ひたすら磨くだけ。円を描くようにしてみたり、ひたすら前後させてみたり。何故こんなに鍋磨きにはまっているかというと、成果が目に見える点が大きいんじゃないでしょうか。ココまで磨いた!ってのが一目瞭然に分かるので、達成感があるのです。ただ、別にそれでお湯が沸くのが早くなったりするわけではないので、実用的な意味は全くありません。いってみれば、お遊びの家事のようなものです。

08/04/20(Sun)

先日ラジオを聴いていると、“年収300万円時代を生き抜く経済学”で有名な(読んでませんが)森本卓郎が出てまして、“エコロジーよりセコロジー”というフレーズを口にしていました、名言。今世の中で流行っている言葉の中でも、“エコロジー”は私の嫌いな言葉ベスト3にランクインします。“ちきゅうに優しいから、○○しましょう”とか言われても、漠然としすぎてて分からないんですよ。本当は特定の利益団体のために何かさせられるんじゃないの?と勘ぐってしまいます。たとえば、白熱灯を全廃して白熱灯型蛍光灯に移行するという政策だって、本当に“ちきゅうのため”なんですかね?

まぁそれはともかく、エコロジーよりセコロジー。少なくとも私は、遠大・崇高な目標より、目先の小銭です。これをすると○○円の無駄が省けるといった風に、効果が数字で明示された方が、ずっとやりやすい。毎日の収入・支出をキチンと管理していると、ヒトが快適に不自由なく暮らすための金銭的コストは、案外少ないんじゃないかというのが、私の実感です。

でも森本卓郎、その後が良くありませんでした。今一番オススメの節約法を訊かれ、コンビニの有効利用をあげていたからです。コンビニでそれぞれの提携カードを作れば、曜日毎に割引があったり、試供品がもらえたりと、非常にお得な事を力説してました。でも、コンビニって正値が非常に高く、頻度の少ないバーゲン・見切売りでもあんまり値段が下がりません。私にとっては、雑誌の立ち読み・緊急時のトイレくらいしか用途がありません。よく言われる公共料金に支払いだって、自動引き落としにした方が、僅かですが安くなります。ラジオ局がNHKだったので、コンビニ使うなとは言えなかったのかもしれませんけどね。

08/04/19(Sat)

先週、行きつけの喫茶店で貰った茹で大豆を使った醤油豆で体調が絶好調なので、調子に乗って、ハナマサで乾燥大豆を1kg買ってきました。1,100円。相変わらず、乾物は安い。まぁ、大豆の卸価格はものすごい勢いで上昇しているので、いつまでこの価格がキープできるか分かりませんが…。買ってきた大豆から100gほどとりわけ、水に浸して一晩。その後15分ほど茹でてから茹で汁を切り、醤油をドバドバ注げば完成です。

そういえば、久しぶりに高校の同級生に会いました。あの頃は、お互いに身長・体重ともに大体同じ体型だったんです。あれから十数年…。こちらは毎日エコまがいな食生活。あちらはビール大好き・焼肉大好きの、典型的なサラリーマン食生活。その結果は…。私もミソジに入ってさすがに少し太りました。52kg→54kg、まぁ殆ど変わってません。身長は168cmなので、世の中の基準に当てはめると、痩せ過ぎの部類に入ります。対して彼は、56kg→88kgの大幅増。もう、顔の形が変わってしまって、すっかり別人状態です。そのうち糖尿病になるんじゃないかと思っていますが、これはもう、本人の責任ですんで。

ダメモトというか、ネタで、肉全部やめて大豆にしてみたら?とか言ってみたんですが、当然却下。肉を食べられなくなるんだったら、死んだ方がマシなんだというのが彼の弁。あと15年経って同じ科白が言えるかな、と思う黒いミソジです。

08/04/18(Fri)

実家から貰い物の蕎麦(乾麺)1.5kgが転送されてきました。あちらは茹でるのが面倒だからという理由で、自宅では一切麺類を食べませんので、こういう事になるのです。一人で1.5kgなんて食べ切れるかと思う人がいるかもしれませんが、100gずつ食べて15食分、楽勝です。数年前までなら、150gずつ食べて10食分だったのですが、基礎代謝も落ちてるだろうという事で、自粛中。

蕎麦のいいところは、ウドンに比べて茹で時間が短い事。市販のウドンは相当太いため、半生でも茹で上げるまでに12〜15分程度かかります。これに対して、細い蕎麦の茹で時間はせいぜい4〜5分。食事の仕度が手っ取り早く済むというのは、相当なアドバンテージです。やはり、気の短い江戸っ子が生んだ食べ物、というところでしょうか。まぁ、素麺の1〜2分には軽く負けてしまうのですが…。

蕎麦の面倒臭いところは、とにかく能書きが多い事。そりゃまぁ、ウドンで薀蓄を語る人もいますけど、蕎麦の薀蓄の量とは比較になりません。今回送られてきた蕎麦にも、手のひらサイズながら30ページもある蕎麦薀蓄ガイドブックが付属していました。蕎麦の茹で方・盛り方から食べ方に至るまで、事細かに解説。江戸っ子なら、ガタガタ言わずにチャッチャと食え、というところでしょう。私も一応目を通しましたが、重箱の隅をつつくような事ばかりで、本当に面倒臭い。

そして、最大の疑問は、何故ここまで蕎麦に拘っておきながら、こんなタレをつけるのか?という事。どんなに能書きを垂れる蕎麦でも、マトモなタレがついてきた事は一度もありません。小冊子にも、自分でタレを作る際は本醸造のキチンとした醤油を使うように指示してあるのに、付属のタレの裏に、アミノ酸等とか、カラメル色素って書いてあるのは何故?ウドンでも蕎麦でも、毎回麺の処理よりタレの処理に頭を悩ませてしまいます。

08/04/17(Thu)

先日作った醤油豆、醤油がすっかり中までしみわたり、極上の味わいとなってます。おまけに、体の調子が妙にいい。タンパク質の摂取ルートとしては、主に肉・魚・豆の三種類があるんですが、今までは魚ルートをメインにしてきました。肉はどうも脂が多くて、胃にもたれる。魚は種類が多くてバリエーションを楽しめるうえに、何より好きだからというのがその理由でしたが、これからは豆をタンパク質摂取のメインルートとして考えてもいいかもしれません。

まず、胃が軽い。食後、満腹なのに思い感じがないという点では、豆は魚以上です。そして、朝のスッキリお通じ。元々悪くはないんですが、今週に入ってから絶好調です。大豆…いいかも。しばらくの間、醤油豆を常備する態勢にしてみようと思ってます。

といっても、別にベジタリアンになる気は全くありません。ダシとしてのイリコ・鰹節は今まで通り使いますし、食べたくなったら肉でも魚でもバンバン食べます。別に修行僧じゃないんだから、そんな所で我慢しても偉くも何ともありませんしね。

08/04/16(Wed)

先日デイリーポータルZに、プロに包丁研ぎを習いにいくという記事がありました。こういうの、大好き。私の周辺には、砥石で包丁を研ぐ人なんて一人もいないので、誰にも包丁研ぎの楽しさを分かってもらえませんが、実は相当楽しいんです。V字型の切れ込みに包丁をセットして前後させるだけで研げる、お手軽研ぎ器もありますが、やっぱり研ぎは砥石。

記事には先生が包丁を研いでいる動画も載ってまして、こういうのは動画がとても参考になりますね。でも、実際に目の前でやってもらった方がずっと良いに決まってます。受講料は525円と格安。近くに住んでいたら絶対に行くんですが、残念千葉はちょっと遠い。この記事を読んで、今まで間違ってやっていた事が一つありました。研ぐ時に砥石が削れてカスが出ますが、このカスは研ぎにいいどころか邪魔にしかならないので、こまめに洗い流さなきゃいけないんだそうです。あのカスがペースト状になったものが、研ぎの精度を上げてると信じてましたよ。うちの父親にも教えてあげなきゃ…ですが、あの人は自分の間違いを絶対認めない主義なので、教えても無駄でしょうねぇ。

現在うちでは、月に1〜2回のペースで包丁を研いでます。本当は毎週研ぎたいくらいなんですが、あんまり調子にのると刃が減るので自粛中。研いで遊ぶためだけに、一本いらない包丁を買ってもいいかもしれません。

08/04/15(Tue)

少し前、うちの近所に新しい喫茶店が出来まして、ずっと気になっていたんですが、先日思い切って行ってみました。斥候(先に行った友人)の報告によると、脱サラしたおじさんが一人で“頑張って”やっているということで、味については“まぁそれは人それぞれだから…”と口を濁されてしまったのを、ちょっと不安に思いながら。

日曜日の昼下がり、カウンターに常連と思われる客が一人。こちらはとりあえずカウンターに座り、ブレンド珈琲を注文。注文を受けてから淹れるタイプの店のようで、ブレンドが一杯550円と安くはない。常連とマスターの会話を聞くともなしに聞いていると、斥候の報告にあった通り、一生懸命仕事してるという印象を受けました。歳は50がらみで、元は営業かな?という感じの人当たりの良さです。メニューによると、豆のブレンドは自分でやっているらしく、ブレンド珈琲だけでも5種類、ストレート珈琲がその倍くらいの品揃え。頑張ってるんです。

でも、カウンターの向うで私の珈琲を淹れてくれている様子を見た瞬間に、ダメでした。下手なんです…。ネルでも紙でもいいんですが、挽いた豆を入れてゆっくりとお湯を注ぐ。そうすると泡がドーム状になり、その中で美味しい珈琲は抽出されていきます。このお湯を注ぐ速度とドームの出来方を見ると、大体味の想像がつきます。悪い意味で想像通りの味。豆は悪くないんですが、豆のポテンシャルを引き出せてません。

今はスタバに行けば、200円台で結構美味しい珈琲を飲めてしまう時代です。珈琲一杯で500円以上とって、客(特に私みたいな面倒臭い客)を納得させるのは相当大変です。味は勿論、店の雰囲気まで良くなきゃいけない。街という街がスタバ・ドトールで埋め尽くされてもツマラナイので、出来ればこういう頑張る個人経営の喫茶店を応援したいのですが、残念です。マスター、いい人そうで本当に頑張ってる感じだったんですけどね。

08/04/14(Mon)

行きつけの喫茶店で茹でた大豆を貰いました。シチューに入れるために、大量に茹でたのが、茹で過ぎたんだそうです。おまけにまだちょっと茹で足りなくて固いので、茹で直すのがベターだといわれた代物。でも、私のモットーは“もらえる食べ物は何でも貰う”ですから、有難く頂いてきました。量は小振りのタッパーに一杯ほど。自転車で帰る道すがら、さてどうしてくれようかと考える時間が楽しい。

家に帰り着いて、味見をしてみると、確かに固い。固いんですが、勿論ちゃんと火は通っています。言われた通り茹で直そうかとも思っていたのですが、この固さならと、久しぶりの醤油豆を作る事にしました。作るといっても、工程はバカバカしいほど簡単。ザルにあけて茹で汁を分離(茹で汁の方は夕ご飯の味噌汁になります・偽呉汁)。タッパーに入れ、豆が半分浸るくらいの醤油を注ぎ、昆布を一切れ入れて待つこと1〜2晩。歯応えのある大豆に、醤油の旨味がしっかり染み込み、日本酒のアテにピッタリきそうな醤油豆が完成します。無論、ご飯も進むんですよ、この醤油豆。

味噌を仕込む際の大豆は、結構長く茹でなきゃいけません。うちで毎年仕込む際は、大体4時間を目処にしています。でも、醤油豆なら一晩水で戻した後、せいぜい15分も茹でればオッケー。朝出かける前に、魔法瓶の中に戻した大豆と熱湯を注いでおけば、更に手間が省け、帰宅時には醤油に漬け込むばかりとなっています。面倒臭いと敬遠されがちな乾物も、工夫次第ではいくらでもリカバーできるって事ですね。

08/04/13(Sun)

テレビ無し生活の私のお供は、ラジオ。主に聴くのはJ-WAVE(東京のローカルFM局)・NHK第1・NHKFMなんですが、この四月の番組改編で、随分と内容が変わりました。ずんと内容が悪くなったのが、NHK第1。ターゲットを若者向けに変えようとしているようで、軽くなったというか軽薄になったというか。平日の午前中、家で仕事をする際の私のお供は“わくわくラジオ”という番組でした。ターゲットは中高年層。どこの桜が咲いただとか、どこの鮎漁が解禁になっただとか、そういう季節感溢れる、悪く言えば毒にも薬にもならない情報が満載で、とても楽しかったのですが、あえなく終了。代わって始まった子育て層を対象にした番組は、どうもにぎやか過ぎて、落ち着きません。子育て層は、はなまるマーケットでいいんじゃないですか(見た事ないけど)?

更に痛恨だったのが、玉置宏“ラジオ名人寄席”の終了。こちらは著作権に問題のある音源を放送にのせていた責任を取っての終了なのですが、残念過ぎ。あの柔らかな語り口の大ファンだったんです。陳謝するくらいで続ければいいのにと思ったのですが、スッパリ止めてしまいました。思うところもあったのでしょう。

これに対して、J-WAVEでは長期休養をしていたジョン・カビラ復活。週に一日だけですが、カビラファンの私としては嬉しい限り。あの暑苦しい声で始まる朝が戻ってきました。9月くらいまで慣らし運転をして、その後別所哲也クビでカビラ完全復活、というのが私の理想なんですが、どうなんでしょう。今は金曜の午前中ベッタリなんで無理ですが、出来ればクリス智子とのクロストークも復活させて欲しいなぁ。

すみません、首都圏でラジオを聴いていない人には全然分からない話題でしたね。

08/04/12(Sat)

昨年末に仕込んだ味噌が四ヶ月目を越し、少しだけ醗酵が進んで、色づいてきました。前のロットがまだ沢山残っているので、食べなきゃいけない理由は全くないのですが、ちょっと味見をしてみたいじゃないですか。というわけで、出してみました。どう見ても味噌汁にはならないっぽいので、ディップとして。野菜置き場に積んである野菜の中で、この用途に使えそうなのは、現在大根のみ。というわけで、大根を拍子に切り、横に新味噌を添えてみました。

大根に新味噌をのせ、バリッと齧る。まだ全然味噌になってませんね。糀が頑張って味噌になろうとして、七合目くらいを頑張って登っている…という感じ。でもまぁ、糀を食べてると思ったら、そんなに悪くもありません。フライングはココまでにして、次回は梅雨明け、キチンとした味噌になるのを待つことにします。

味噌の醗酵時間は気温によって大きく変わります。体感ですが、日中15度を越えないような時期だと、ほとんど醗酵は進みません。逆に、30度に達してしまうと急激に醗酵しすぎるので、鍵になるような時期をこういう暑い季節に重ねてしまうのは、良くないと思われます。20度前後の季節に3ヶ月ほど晒すと、一応仮免レベルになるのかなと。今年も美味い味噌になるといいのですけどね。

08/04/11(Fri)

友人に手作りのリンゴジャムを貰いました。私はパンを食べないので、どうしようかと思ったのですが、頭脳労働中の糖分補給にいいかなと思い、直接少しずつ舐めてます。ひと月くらいはもちそうかな…。で、現在お返しの作成中。今うちには、親戚が送ってきた無農薬の土佐文旦が沢山ありまして、毎日剥いて食べてはビタミンCの補給をしています。これをそのまま渡してもいいのですが、それだと少し芸がないので、皮の砂糖煮というのを作ってみました。時間はかかりますが、手間はそれほどかかりません。九州にザボンの砂糖漬けというのがありますが、あんな感じになります。

文旦の皮は適当な大きさに切り、実側についている白くてフワフワ部分を果物ナイフで削ぎとって、表面の黄色い所だけにします。これを鍋に入れて水をヒタヒタに張り、点火。沸騰したらザルにあけて水を捨て、再び鍋に入れて水をヒタヒタに張り、再点火。これを都合3回繰り返します。その後ボウルに水を張って皮を入れ、水を替えながら三日三晩放置。これで皮の苦味が大体抜けます。

水を切って計量。同量の砂糖と皮を鍋に入れ、材料が浸るくらいの水を加えて点火。弱火でじっくりと、水がほぼ無くなるまで煮ていきます。焦げやすいので、時々混ぜながら。火を止めて自然冷却してから、キレイな紙の上で乾かし、砂糖を振って完成。相当甘いんで一度に沢山は食べられませんが、紅茶とよくあいます。刻んでヨーグルトに入れても美味しいかもですね。

08/04/10(Thu)

今日は、昨日アク抜きをした蕗の仕上げ。蕗の皮を一本ずつ丁寧に剥き、食べやすい大きさに切り揃えてから、タッパーに入れます。片手鍋で昆布・鰹節を使った正統日本のダシ汁を作り、熱々のうちにここに注ぎ、冷めるまで待てば完成。こうすることで、蕗が歯ごたえを失わず、色もきれいなままで、美味しく味が沁み込みます。ですんで、うちでは蕗を火にかけて煮る事はしません。で、いつもの様に蕗の煮びたしを作ったのですが、少々ダシ汁を作りすぎてしまいました。サテどうするかと、台所を見回す計画性のない私。

目にとまったのは、先日投げ売られていたのを買ってきた、一袋100円の獅子唐辛子(辛くないやつ)。これを焼き浸しにすべぇと決めました。焼き浸しにするには、少し味が薄い気がしたので、塩を少々加えて、ダシ汁を調整。獅子唐辛子は破裂しないように竹串で数箇所孔をあけ、ヘタ付きのまま魚焼き網で、美味しそうな焦げ目がつくまでじっくりと焼きます。これだけだと何となく色合いが寂しい気がしたので、銀杏に切った人参も。無論、人参の方が焼きあがるまでに時間がかかるので、その辺は上手く焼き時間調整の必要アリ。

焼きあがった人参・獅子唐辛子を熱々のダシ汁に放り込み、冷めるまで放置して完成。獅子唐辛子は食べる時にヘタを外しますが、種はそのまま食べてしまいます。素焼きの野菜って、美味しいですよね。一概には言えませんが、ピーマン・カボチャ・玉葱etc、煮るよりも焼いた方が美味い野菜の方が多いような気がします。

08/04/09(Wed)

大家さんから葉付の新玉葱をもらったので、今日はそれ。ちょうど買ってきていた蕗のアク抜きも一緒にやってしまえば一挙両得なので、いいタイミングでした。新玉葱の葉は捨ててしまう人も多そうですが、うちでは“これは葱だ”と言い聞かせて食べます。今回は、ワカメと(玉)葱のヌタ和え。寸胴に水を張って火にかけ、ワカメを水に浸します。寸胴の水が沸騰してきたら、戻ったワカメを放り込み、十数秒泳がせてから水にとります。それをギュッと絞って一口大に切れば、ワカメの方は完成。

今度は寸胴のお湯に新玉葱の葉を入れ、30秒ほど葉の色がきれいな緑色になるまで軽く茹でます。これも取り出して水にとり、冷えたら絞ってザク切りに。最後に寸胴に入るくらいの長さに切った蕗を投入。こちらは5分程煮てから、寸胴の水は捨てます。再び寸胴に水を張り、蕗を再投入して一晩。これでアクが抜けますんで、あとは皮を剥いて味をつければ完成。でも、これは翌日の話。

新玉葱のヌタ和えの方を完成させます。葱・ワカメの準備が出来たので、残るはヌタ。味噌・砂糖・塩・酢を適当に丼に入れ、指で混ぜ合わせてヌタとします。このヌタで葱・ワカメを合え、すり胡麻を少々。味をみたら少し酸味が足りなかったので、今回は酢を少し足しました。

うちのモットーは徹底活用。玉葱の葉は捨てませんし、一度沸かしたお湯も、なるべく多用途に使いまわして有効活用します。蕗が葱・ワカメ臭くなるんじゃないかという心配があるかもしれませんが、この程度の使い方だったら、殆ど影響はありません。地球に優しくする気は全くありませんが、ケチさではちょっと負けないと思います。

08/04/08(Tue)

最近、ふとした事から禁断の行為に手を出してしまいました、それは鍋磨き。自慢じゃありませんが、10年来鍋など一度も磨いた事はありません。使ったら必ず綺麗に洗ってますから、汚れてはいませんが、十数年かけて鍋の内外面に少しずつ積み重なった焦げ付きは相当のもの。ガッチリくっついているので、料理中に剥がれてくるなんて事はありませんので、別に放っておけばいいんです…、放っておけばいいのに、ふとした事から磨き始めてしまいました。あぁエンドレス。

使うのは、硬質スポンジと粉末クレンザー。コツなんざ全くありません。とにかく磨いて磨いて磨くべし。部位によって、円を描く様に磨いたり、ひたすら前後に往復させて磨いたり、それはケースバイケース。何せ十年来の汚れですから、一朝一夕には綺麗になりません。一度にやろうとすると、鍋一個に半日かかるんで、鍋磨きは一日30分と決め、時間のある日に鍋底・取っ手周り・蓋etcとテリトリーを決めて磨いていきます。

半分は後悔していますが、こういうの性にあってるんですよね、楽しい。黙々単純労働&労働の成果がすぐに目に見えるようになる、というのがいいんです。現在、両手鍋を磨き中。あと磨けるのは、寸胴・片手鍋*2・ボウル大小の計五品。あと三ヶ月は楽しめそうです。…やっぱり止めときゃよかったか…。

08/04/07(Mon)

日曜日の午後は、最近恒例になりつつある、業務用スーパーハナマサへの食料品まとめ買出し。今回の目的は、味噌汁用油揚げ二袋と、麺その他多様に活躍してくれる小麦粉三袋(3kg)。予算は油揚げが一袋100円で小麦粉が一袋130円として、合計590円。財布の中には200円入っていたので、500円玉を一個足して出陣。そう、いつも財布の中にギリギリのお金しか入れないのが私流。あるとどうしても、ついでだから買っちゃうか?となるに決まっているので、前もって防衛線をはっているんです。しかし、今回はそれが裏目に。

滅多にないのに、こういう時に限って出くわす、大好物白モツの特売。1kg入りの袋が500円ってそりゃなんだよ?とぼやきたくもなりますわ。白モツというのは、要するに小腸。形がいまいちグロテスクなので、敬遠される事も多いのですが、1〜2度茹でこぼした後、1時間ほどかけて弱火でじっくり煮て、酒と醤油で味をつけると、とろっとしてそりゃ美味しいのです。こんにゃくなんかを入れると、更にナイス。

しかし、所持金は700円。これを買ってしまうと、あとは小麦粉一袋か油揚げ二袋分のお金しか残りません。う〜ん、とマジで考える三十路男。しかし、当初の油揚げ・小麦粉プランは、綿密なシュミレーションの下ではじき出されたラインナップなので、これを買わないと今後一週間の予定が大きく狂ってしまいます。相当悩んだ結果、当初の計画通りを選択。やっぱり、オトナとして財布の中に常に1,000円以下しか入っていないというのはどうかというのが、周囲友人の一致した意見ではあるのですが、いいんです、私は自分を一番信じてませんから。

08/04/06(Sun)

ここんところ、朝が寒い。いや、温度計を見ると全然大した事は無いんです。今朝もたかだか14度。秋→冬にかけて気温が下がっていく時期にこの気温が出ても、暖房をつけようなどとは思わなかったでしょう。しかし、今のように冬→春へと季節が移っていく時期は、どうやら体が勝手に、寒くなったら暖房を付けてくれるものと思ってしまっているようで、ついまだ出しっぱなしになっているガスファンヒーターに手が伸びてしまいます。

といっても、つけている時間はほんの僅か。5分ほどオンにして何となく体が温まったら、すぐに消してしまうので、その辺は何時間もつけっぱなしの冬シーズンとは明らかに違いますが。一度片付けたあと、急に寒くなったので再び出してきたこのガスファンヒーター。四月の中旬には本格的に片付けてしまいたいのですが。自宅では、短パン・Tシャツで過ごせる時期が早く来て欲しいものです。

08/04/05(Sat)

実家から送ってきた沢庵漬け、所定のタッパーに入らないので、ビニール袋に入れたまま冷蔵庫の一番下に突っ込んでおいたら、熟成がどんどん進んで、やばい香りが立ちはじめました。これはイカンということで、取り出して水洗い。ちょっと切って食べてみたら、別にどうという事はなかったので、セーフ。タッパーに入れてあるほうは全然平気なので、どうやら時々ポジション換えをして、空気を入れ替えたりしてやらないといけないみたいです。

現在のうちの漬物ラインナップは、沢庵・白菜の糠漬け・瓜の粕漬けの三品。どんどん食べていかないと悪くなるので、現在鋭意消費中。こうやって漬物を真面目に食べていて気がついたのですが、ちゃんと漬けたある程度塩辛い漬物があると、オカズが少なくてもいいようになりますね。私なんて、リミッターを外せば、沢庵一切れでご飯一杯平気で食べられてしまいます。まぁそんな事をすると、漬物は減らないし、オカズが要らなくなって栄養バランスが崩れるしで、ロクな事がないのでやりませんが。昔の人が、梅干し一個でご飯が何杯も食べられたというアレ、本当です。

ご飯・味噌汁・漬物に、煮物・焼き物・蒸し物辺りから二品いれて、腹八分目くらいってのが、現在私の考える理想の夕食かな。現実問題として、実家から嫌がらせの様に野菜が送られてくるので、それを消費するために二品ではとても済まないのが現状ですけどね。

08/04/04(Fri)

気温が徐々に上がってきて、お茶の消費量が増えてきました。毎年お茶を沸かす頻度が増えてくると、あぁ暖かくなってきたなぁと思うんです。真冬、一番底の時期は、一週間に一度2リットルのヤカンで沸かして冷蔵庫に入れておけば、事足ります。朝一杯・風呂あがりに一杯くらいしか飲まないんですね。それが今は、週に二回ペース。これが夏場の最盛期になると、三日に二回は沸かさないと間に合わなくなりますから、よほど飲んでるって事です。

粗熱をとる際は、ヤカンごとボウルに入れ、蛇口から水を少し出して15分放置、水を止めて半時間放置、その後冷蔵庫へという手順を辿ります。最初の15分に流れてしまう水は、色々考えてみたんですが効率的に回収する方法がないので、残念ながら下水道へ。しかし、半時間放置した方の水は有効活用できます。ということで、洗面台へ持って行き、翌朝の洗顔用に。毎回直火で消毒されたヤカンの底と、良く洗ったボウルに触れた水ですから、別に汚くはありません。

こんな事しても、水道代が変わるわけじゃないんです。うちではどんなに使っても基本料金を越えた事がないですし、そもそも一回2.5リットルとして、月八回で20リットル。料金は1,000リットル単位で変わるので、大した量じゃありません。まぁ、モッタイナイ事はしたくないという、気分の問題ですね。

08/04/03(Thu)

ここ数日は、同僚の出張土産に貰った真空パック蜆で、蜆の味噌汁。二人分とあるのですが、二回分にはちょっと多いので、三回に分けて使ってます。文字通り加熱して口の開いた蜆を真空パックにしたもので、こんなものまであるんですね。でも、残念な事にあんまり美味しくない…。まず、身が小さい。もともと蜆の味噌汁における蜆はダシという位置づけで、身を食べる事はあんまり想定されていないかもしれません。しかし、やっぱり具ですから、プリプリの身が欲しいんですよね。ところがこの真空パック蜆の身の小さい事といったら、泣きたくなる位です。

そして、それよりも更に重要な点。旨味調味料が入っているんです。身が小さい事や、既に加熱してある程度旨味が抜けてしまっていることと関連すると思うのですが、多分真面目に製品にすると蜆の味が薄いのだと思うんです。だから、旨味調味料添加。日頃全く使わないものだから、私はこの方面、滅茶苦茶敏感。いや、旨味調味料自体は別にいいんですが、使い過ぎる事が問題で。天然の食材、例えば昆布や鰹節にも旨味調味料は入っています。でも、それを抽出して使うと、どうしても天然食材を使った時に比べて入れ過ぎてしまうんですね。

今回の蜆も一緒。蜆自体、旨味のために味噌汁に入れる食材ですから、旨味がある事は別に悪くないんですが、とにかく不自然に旨味強すぎ。でもまぁ、これくらいしないと、味が無いと言われて売れなくなるだろう事は容易に想像できます。やっぱ蜆は鮮魚売り場で買えって事ですね。

08/04/02(Wed)

先日、夕食として作ったのが切干大根の煮物。実家から山のように送ってくるのですが、なまじ日保ちがするために、生鮮野菜がある場合にはどうしても後回しに。その結果、どんどん溜まってどうにもならなくなってきたので、優先順位を上げました。

切干大根は水で戻す手間がかかるんですが、仕事に出かける前に鍋に入れ、水を注いでおけば万事解決。ワカメなどで同じ事をやると、戻り過ぎて歯応えがなくなったり、旨味が抜け出たりしてしまうんですが、私の経験上、切干大根なら平気。それにうちでは、戻し汁を捨てずに一緒に煮てしまうんで、旨味どうこうという問題はおきません。味付けは、酒・塩・醤油。例によって醤油は少なめ。東京風の料理ではどうしても醤油を多く使いがちですが、これをやってしまうと、全て醤油の味に染まってしまいますんで、醤油は極力少なめに。味は塩・香りは醤油と分けて考えるといい気がします。

煮る時間はあまり長くありません。せいぜい5分。元の形がアレなので、味がしみこむのも早いんです。時間がきたら火を止め、高野豆腐一枚を放り込んでから、段ボール箱の中で徐冷。煮物の味は煮続ける事でしみこむのではなく、冷める過程でしみこむので、この工程は欠かせません。30分ほど放置して、粗熱が取れたら高野豆腐を取り出し、賽の目に切って混ぜ合わせれば完成。この料理のいいところは、乾物100%なので買出しが面倒な時にも関係なく作れてしまう事。それにいかにも体に良さそうですしね。

08/04/01(Tue)

リンゴを沢山貰ったので、ここのところ毎朝リンゴ半分を食べるのが習慣になっています。おかげでお通じがやけに快調。元々悪い方ではないんですが、リンゴを食べるようになってから絶好調になり、リンゴって凄いなとあらためて思っています。たしかイギリスの諺でしたっけ?リンゴがあれば医者要らずというのもありますよね。

半分食べて残ったリンゴは翌日食べる事になるわけですが、以前は切り口にラップをはって冷蔵庫に入れていました。でも、最近はこんな事にラップを使うのが勿体なくなって、タッパーに入れるか、さもなくばビニール袋に直に入れて口をくるっと巻いて冷蔵庫に入れてしまいます。ビニール袋はリンゴ専用にして、数日間連続使用。中がリンゴの糖でベトベトしてきたなと思ったら捨てて次のに取り替えます。洗って再利用というのが更にツワモノなんですが、さすがにそこまでは…。

ちなみに、芯はとりますが皮はそのまま食べてしまいます。残留農薬とか色々あるんでしょうが、気にするとキリがないですし、何より皮に近い部分がリンゴの中でも一番美味いと思うので。とりあえず、リンゴで健康体です。

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