2012年2月

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12/02/29(Wed)

風邪をひいて地味に困るのは、食事計画が狂う事。特に今回は、風邪をひく直前にご飯を炊いてしまっていたのが痛恨でした。うちは一回に三合炊いて、一合ずつタッパー詰めして冷蔵保存します。いつもなら一日半で食べ切るので問題は起きないのですが、風邪をひくと事情が変ってきます。私の経験では、ご飯が美味しく食べられるのは炊いてから二日目まで。三日目になると、ご飯全体がぱさついてどうにも不味くなります。

こうなると、ご飯として食べらるのは辛くなるので、一工夫が必須に。一番お手軽なのが炒飯。ぱさついている⇒容易にパラリとさせられる、ということですし、油が入るので全体的に食べやすくもなります。もう一つはおかゆ。こちらはもう一回煮直すわけなので、当然ぱさつきは気にならなくなります。古くなったからと捨ててしまうのは簡単ですが、カビが生えて物理的に食べられないレベルならともかく、それ以前であれば何とか工夫して美味しく食べたいもんですからね。

12/02/28(Tue)

ちょっと風邪気味。熱はそんなにないので多分インフルエンザではないのですが、こんな時はとっとと仕事を切り上げて家に帰り、暖か過ぎる位に暖かくして寝てるに限ります。薬は基本的に飲みません。一応一通りは常備してありますが、殆どの場合は大人しく寝ているだけで治ってしまいます。風邪薬を使うのは数年に一度ですかねぇ…。

ところで、風邪の時の食事の定番といえばおかゆ。このおかゆ、普通は炊いたご飯を使って作ってしまいがちですが、本式のおかゆは米から炊くものとされてます。ですが私、いまだに米からおかゆを炊いたことがないのです。一度やってみたいとは思っているのですが、おかゆを食べる時は風邪をひいた時⇒風邪をひいている時は気力がない⇒面倒臭いからご飯で炊く、という感じで毎回先送りになっているのです。それにそもそも、頭の片隅で、米から炊いたってご飯から炊いたって、味にそんな変わりがある筈がないじゃないか、というささやきも原因の一つ。

おかゆといえば、私のバイブルともいえる一冊であるところの壇流クッキングに、心平ガユという項目があります。米カップ一杯・胡麻油カップ一杯・水カップ15杯を鍋に入れ、とろ火で2時間炊いて塩味を少々つけるだけという簡単料理。是非一度作ってみたいともくろんでいるんですが、二時間にひるんでしまうんですよねぇ…。

12/02/27(Mon)

先日、久しぶりに買った小麦粉ですが、順調に消費しています。小麦粉はその外見からつい油断して放置しがちですが、長期間保存すると確実に味が落ちます。うちでは湿気防止のために冷凍庫保存してるんですけど、あまり長い事そのままにしとくと、冷凍庫の臭いを吸ってしまうのも問題。というわけで、とっとと食べるに限るのです。

簡単でしかも結構美味しいのが、シンプル過ぎるお好み焼き。75gの小麦粉を150ccの水で溶き、キャベツの葉1枚を刻んだものと鰹節を混ぜて両面焼くだけ。肉の類は一切入れず、味付けはソースではなく醤油。肉とかマヨネーズ・ソースを使うとこってり旨味は増すのですが、小麦粉・キャベツのつつましい味わいが後ろに隠れてしまいます。私は密かに貧乏お好み焼きと呼んで、夜中に夜食として作っていますが、簡単でしかもシンプル美味い。これを食べてしまうと、お好み焼き屋のお好み焼きは装飾過多です。時には原点に戻ってみるのもコレ大事なんではないでしょうか。

12/02/26(Sun)

デイリーポータルZのこの記事を読んで初めて知ったのですが、世の中にはバラムツという美味い魚がいるらしいのです。ムツとあるくらいですから、クロムツやギンムツの親戚なんでしょうか、とにかくマグロの大トロを超える脂の載りっぷり。コレは是非食べてみたい。ですがこの魚、一般に流通していない…というか流通が法律で禁止されているらしいのです。何故ならこの魚の油は人間が消化吸収できない成分なので、食べ過ぎると尻から脂が垂れてくるという、聞いた事もないデメリットが。好きな人の中には、紙おむつをはいて食べる猛者もいるらしいとの文章を目にして、人間って本当にアホだなと。

遙かに一般的な話になりますが、フグをアレだけ珍重している時点で、日本人かなりアホです。あたったら死ぬんですよ?解毒剤ないんですよ?そんな猛毒魚をわざわざ専用の調理免許まで用意して食べられるようにするとか、そこまで手間と金をかけるんなら、もっと手軽に美味しいものが他になんぼでもあるでしょうと言いたいです。おまけに北陸の方には猛毒の白子を糠漬けにして毒抜きする料理もあるのだとか。更にそれ、科学的には何故無毒化出来ているか分析できないんだけど、結果的に毒がなくなっているから食べてもオッケーって、チャレンジャー過ぎるでしょう。結論、日本人は美味いものを目の前にすると極めて非合理的な行動を取ってしまう側面があるっぽいです。身につまされますね。

12/02/25(Sat)

今夜は晩御飯を作る気力がなくなりまして、今年初めて近所のスーパーで弁当ゲット。2月も終わりになって初ですから、今年はなかなかいい感じで自炊出来てるんじゃないでしょうか。で、そのスーパーですが、弁当売り場に味噌汁の大鍋があって、弁当を買った人はセルフサービスでその味噌汁を一杯サービスになります。私の前には割とリッチそうな身なりをした女性が一人。ですが、その女性が妙に時間かかってるんです。

何をしているのかな…と思って何気なく見てちょっとビックリ。大鍋の底には豆腐や油揚げといった具が沈んでいます。それをすくって、味噌汁の液体成分を捨てて、というのを繰り返して、具沢山の味噌汁を作ってるんです。ハッキリ言って超みっともない。まぁ、やる人はいるんだろうなとは思ってましたけど、本当に目にすることになるとは。無論、なんらルール違反ではありませんが、世の中には合法でもやらない方がいい事というのが多数存在します。まぁ、その女性はそんな事なんてこれっぽっちも感じてないんでしょうけどね。

12/02/24(Fri)

二月も終わりに近付き、仄かにではありますが春の気配が漂ってきました。寒いのが大嫌いな私にとっては、嬉しい事この上なしです。しかし、ふっと思い出したんですが、今年の冬って原発が止まって電力の供給量が大変な事になる予定なんじゃなかったでしたっけ?現在日本で稼動している原発はたったの二機。でも、今年の冬は電力供給量が危なくなったという話は一切聞きませんでした。やっぱり、原発なくても大丈夫なんじゃ?

よく、原発がないと発電コストが上がって国内産業の競争力が…という話を聞きます。でも私思うんですけど、日本国内の産業の競争力を落としている最大の要因は人件費で、それに比べたら電気代なんて倍になっても微々たる物だと思います。それに、今回のような事故がおきた場合の補償や復旧費用はコストに組み込まなくて良いんでしょうか。今回の事故で、ずっと安いと言われ続けた原発のコストは一気に跳ね上がってしまったわけですし。

それに、原発を動かすと廃棄物が出るわけですが、その廃棄物をクリーンに戻す技術がいまだ人類にはありません。コレは最新設備を備えたセレブマンション・ただしトイレなし、みたいなもんです。廃棄物は最終的にガラスやコンクリで固めて、どっかの過疎地に金払って引き取ってもらうしかないわけで、贅沢な生活のツケとしてはどんなもんかなと。とりあえず、原発は止めておいた方がいいんじゃないですかねぇ…。

12/02/23(Thu)

ここのところ野菜に火を通す際には、“茹でる”より“蒸す”を優先するのがうちのマイブームです。理由は二つありまして、まず沸かすお湯の量が少なくて済む。茹でる時は野菜がヒタヒタになるくらいのお湯を沸かす必要がありますが、蒸す時は深さ1〜2cm程度のお湯で済みます。コレ経済的。そして二つめは、茹でる時と違って茹で汁に旨味成分が流れなくて済んでお得。まぁ、実際二つを食べ比べてみたわけではないので、どこまで本当に効果があるのかは不明ですが、気は心ということで。

先日作ったのは、人参とブロッコリーの蒸しサラダ。乱切りにした人参と小房に分けたブロッコリーを蒸し、塩・酢・油で合えるだけ。人参はブロッコリーより火が通りにくいので先に蒸し器に入れることが必要で、そのタイミングにやや悩みますが、まぁそれだけ。野菜の甘味が引き出されてナイスです。サラダというとレタスやキャベツなどの葉物が主役になりがちですが、私はドッシリと中身の詰まった根菜類の方が好きですねぇ、経済的な意味でも。

12/02/22(Wed)

随分前に沖縄の黒砂糖・粉末タイプをお土産に貰っていたのですが、今回やっとタイミングがあって導入。うちは大雑把というか、面倒くさがりというか、料理によって上白糖と黒砂糖を使い分ける、なんて事はしません。白砂糖を使っているときはずっと白砂糖、黒砂糖のときはずっと黒砂糖、という感じ。使い分けるというと料理が出来る風ですが、調味料の種類が増えると台所がごちゃごちゃして嫌なのです。また、砂糖の場合は関係ありませんが、一種類を集中して使い切った方が、鮮度管理の面からは望ましいですしね。

というわけで黒砂糖、実はあんまり好きじゃありません。マクロとか自然食系の人にしてみたら、白砂糖なんて…となるでしょうけど、そこは好みの違いというか。黒砂糖ってそれ自身に甘味以外の味が付随しているので、やや使い辛いんです。癖があると言ったほうがいいですかね。まぁ、食べられない・嫌いだというわけではないので、使いますけど。とっとと使い切って速やかに上白糖に戻りたいところですが、お菓子を作らない我が家ではなかなか減らないんですよねぇ…。

12/02/21(Tue)

猿も木から落ちると言いますが、先日サラダ油を使おうとしたときにうっかり手を滑らせまして、油のボトルを床に落としてしまいました。元々こぼれにくいような形をしたボトルなのですが、多分50cc程度をこぼしてしまったものと思われます。水で50ccをこぼしても全然問題ありませんけど、油で50ccはちょっと大変です。すぐにトイレットペーパーを使ってきれいに拭き取りましたが、フローリングの床はまるでワックスをかけたかのよう。ちょっと凹みました。

でも、過去に経験した最大の落として凹んだ体験といえば、何といっても生姜の甘酢漬けのタッパー。あの時は蓋が外れて完全にこぼしてしまいまして。甘酢って酢と砂糖のミックスなんです。しばらく酢の香りが取れないうえに、砂糖は乾燥してくるとねちゃねちゃするし、もう二度と甘酢はこぼすまいと心に強く誓ったものです。今回の油はアレに比べればまだマシ。何しろ、油には臭いがありませんから。と、自分を慰めていたりするのです。

12/02/20(Mon)

この辺で小麦粉を買うと、現在は1kg180円前後が相場です。1kg100円で買えた時代が忘れられず、しばらく小麦粉を買うのは止めていたんですが、なんだか無性にひっつみ(=すいとん)が食べたくなって、久しぶりに買ってきました。で、思うんですけど、キロ180円に値段が上がっていても、小麦粉ってコストパフォーマンス抜群ですね。小麦粉100g使ってお好み焼きやお焼きなどの間食を作ると、かなりボリュームのある一品が出来ます。それなのに材料費20円弱って反則でしょう。

おまけに小麦粉料理は奥が深いのです。入門編はひっつみとかお好み焼きですが、そこから進化して、水分量をキッチリコントロールして練ると、うどん・パスタ・ピザ辺りが出来てしまいます。流石にマカロニは無理ですが、ラザニアくらいなら割と余裕。というわけで、180円に値上がりはしてしまいましたが、小麦粉を再び常備しようかなと考えてます。小腹がすいた時にコンビニでパンを買えば100円オーバーですが、自分でお好み焼きを作れば20円弱ですから。まぁ、手間はかかりますけど、そういうの苦にしない質なんで、問題ないのです。

12/02/19(Sun)

毎日のお茶がほうじ茶から緑茶に変わって数日、つくづく思うんですけど、淹れたての緑茶って最高ですね。この香りが日本人の心を刺激しまくります。自分では決して買いませんが、職場や友達の家などで、緑茶と称されたペットボトル飲料を飲む事があります。皆騙されてますよ。アレは緑茶ではなく、緑茶風飲料です。それに、私にしてみたらあんなバカ高いもの、よくポンポン買えるなという感じ。500mlのペットボトルで150円くらいですか、自分で淹れたらいい茶葉を使ったとしてもせいぜい数円でしょう。

私がそんな怒りを発散していると周囲からは、それは手間賃なんだよと宥められますが、そんなの分かってます。が、その程度のことを他人にやってもらって手間賃を払う根性がどうなんだと。日本人なら茶くらい自分で淹れようよと思ってしまうんですよね。そっちの方が安いし美味い。まぁ、今の流れに乗っていないことは重々承知しているんですけれども。

12/02/18(Sat)

冬場は寒いというその一点で、私にとって最悪の季節なんですが、ほんの少しはいい部分もあります。それは空気が乾燥していてマッチのつきがとても良い事。シュッと一発でつくと、それだけでとても気持ちいいのです。うちは鋳物コンロを使っているので、マッチは料理に必須なのですよ。逆に梅雨の季節になると露骨につきが悪くなって、リズムが狂ったりもします。

マッチを使っているというとすぐに、火事の心配が…なんていう人がいますけど、ハッキリ言って余計なお世話です。人間が他の類人猿と違うのは、言葉・道具・火、の三つを使いこなす点だと昔習った気がします。一応人類なんだから、火くらい使いこなせなくてどうするというんでしょうか。無論火事は怖いを通り越して恐ろしいので、万全の注意は必要ですが、そんなのは火を使う上で当たり前の心がけです。

先日ニュースで、留守番をしていた幼い子供二人が、親のライターをいじって火事を起こし亡くなるという事故がありました。私が不思議だったのはそのニュースでキャスターが、点火が楽な昔仕様のライターがいまだに多く流通しているのを問題にしていた点です。確かに、子供が扱いにくいライターを広めるのは火事には効果があるかもしれませんが、一番責められるべきは親でしょう。火の恐ろしさを忘れ、子供の手が届く所にライターを置いてあった、その一点が致命的です。どんなに注意しても起きてしまう火事があることは認めますが、こういう事件は火を扱う恐ろしさが分かっていれば防げたと思うんですよねぇ。

12/02/17(Fri)

今年初めてのフキノトウを貰いまして、外は相変わらず嫌がらせのような寒さですが、少しは春に近付いているのかなと。で、フキノトウ。私が毎回作るのは蕗味噌ですが、今回もそれでは芸がないと思いました。他に定番と言えば天麩羅ですが、うちは揚げ物をしない主義なのでパス。この二つを除くと、フキノトウを使った料理ってちょっと思いつきません。そんなときにはネット検索。で、見つけたのが佃煮です。

佃煮は名物の定番としてどこでも売ってますけど、作り方自体は極めて簡単。材料と水・醤油・砂糖を弱火で煮つめるだけです。しかし、その煮詰め具合がとても難しい。砂糖がいい感じで飴化して、冷めた時に丁度良い粘りになるタイミングを見極める事は、私には出来ません。同じ材料・同じ量で30回ほど連続して作れば、出来るようになるとは思うんですが、そんなチャンスありませんしね。たまにこうやって作っても、次の時にはすっかり忘れてしまってゼロからなのです。と言うわけで今回は、火を止めるタイミングが早過ぎました。まぁ、宝くじみたいなもんで、上手くいけばラッキーってな感じですね。味自体は変らないんで特に問題はないんですが、やっぱりちょっと悔しいのです。

12/02/16(Thu)

外に出るときは手袋が欠かせないこの季節ですが、当然の事として普通の手袋は左右が違う形になってます。自転車に乗っているとどうしても、握力の強い右手の方が早く傷んでしまうんですよね。それを見ていつも思うんです、軍手最強。軍手って左右がありませんから、交互にはめてれば凄く長持ち。まぁ、素材的に弱いので、ブレーキを触る親指の内側なんかはすぐに穴が開いてしまうんですけど。

その流れで考えるに、靴下。軍足ってのがありますね、軍足最強。普通の靴下は上下が決まっているので、通常は踵の後ろとか親指の付け根とか、決まった所から薄くなっていきます。でも、軍足ならばグルグルと回転させられるので、負荷のかかる部分を分散できて凄くお得。パッと見ちょっと高級かな?と思わせるような雰囲気の軍足があれば、即買うんですけどねぇ。

12/02/15(Wed)

先日ほんの気まぐれから、この時期にガスファンヒーターを切ったらどうなるかと言うのを試してみました。結果、30分で断念。いや、殆ど大丈夫なんです。アクリル毛布を四つに畳んだのを座布団にして、膝の上に寝袋を開いたのをのっけ、綿入り半纏を着込めば、普通にパソコン仕事が出来ます。が、手首から先だけがどうしても駄目でした。寒過ぎて動かなくなるんですよ。

とはいえ、パソコンを使う都合上手袋が出来ません。指無し手袋があれば違うんでしょうけど、持ってないし。考えてみるに、江戸時代の職人って凄かったんですね。暖房なんて火鉢くらいしかなかったでしょうに、冬場も版木彫ったり、竹編んだりしてたわけで。というわけで、昨日からガスファンヒーターを使わずに効率的に手首から先を温められ、なおかつパソコンを使うのに支障がない方法を考えているのですが、コレがなかなか難しいのです。

12/02/14(Tue)

しばらく飲んできた玄米茶が本日で終了。明日からはストックの緑茶になります。気持ちの上では、日々の気分によって飲むお茶を変える、なんていう優雅な事をしてみたい気もするんですけど、現実的な問題からうちでは複数のお茶を平行して飲むということはしません。所詮一人暮らしですから、お茶の消費量なんて微々たる物。それをあっちこっちフラフラしていたらいつになっても飲み終わらず、結局鮮度が落ちてしまうのです。

それに、なるべく表に出ている食品を少なくしたいというのもあります。お茶の種類を増やせば、その分保存容器も増えます。なるべく保存容器は減らす方向で持っていってる現状、それはちょっと受け入れ難いのですね。というわけで、明日からはしばらく緑茶。ネットで調べると茶殻で佃煮が出来るそうなので、毎日冷凍保存して作ってみようかと計画中。コレでまたゴミが減る。

12/02/13(Mon)

ここ数年来、物欲が他人に比べて極端に薄い事で定評のある私ですが、これには勿論理由があります。買い物を楽しめなくなったんですね。こんな暮らしをしていると、自然貯金もそこそこできます。そうすると、流石にマンションを一括でとかは無理ですが、大概のものはすぐに買うことが出来ます。でも、すぐに買えるものって達成感がないんですよね。○○が欲しいから一生懸命貯金して…というのではなく、欲しいから買ってしまえ、を続けていたら飽きも来ようというものです。

というわけで、我が家の場合の○○が必要だなと思った場合。まず最初に考えるのは、今あるものを使い回して何とかできないか。コレだと費用かからず・物増えず・お得感たっぷりとイイコト尽くめです。膝掛けが欲しいなと思った時に、寝袋を開いて使えばいいじゃないかと思いつく、などがこの例です。次に考えるのは誰かに貰えないか。不景気だとか言いながら、実際日本の家庭にはモノが溢れています。ですので、情報を上手く集めれば、周囲からただで物を貰う事は結構可能。あちらは不用品をこちらが欲しい、完璧です。

次にバザーやフリーマーケットで格安で買う事を考えます。ただ、これらは開催が不定期ですし、商品もランダムなので、狙ったものはなかなか買えません。まぁ、あればラッキーくらいで。それらでも手に入らず、活動しても欲しい場合に買うという選択肢が出てきます。これ位やると、流石に手に入ったときの達成感があって楽しいんですよね。実は費用自体は大した問題ではなかったり。

12/02/12(Sun)

最近、主食を玄米に変えてみようかなと、ぼんやりですが企画してます。別にそれはマクロがどうとか健康がどうとかいう理由ではなく、いつも通りの私らしい理由、もったいないから。うちで食べる米は全て実家から送ってもらってます。その実家では、収穫した米を玄米として保存しており、1〜2ヶ月に一回ずつ精米して使ってます。ということは、玄米を送ってもらうのも精米を送ってもらうのも、手間は変わらないということになります。

また、玄米が精米よりも栄養面で優れているのは周知の事実。よく考えてみると、わざわざ手間をかけて栄養分を落としてから食べているのですから、見方によっては非常にもったいない行為とも言えます。最大の問題は玄米の固さですが、それも解決済み。正月に実家に帰った時に、納戸の隅に使われずに放置された陳健一氏推薦の圧力鍋というのを見つけたのです。アレをサルベージしてくれば、ノーコストで玄米食に切り替えられる。とはいえ、実際に使ってみないとどんな不具合があるかもわからないので、実行は最速でも次の帰省以降ですけどね。

12/02/11(Sat)

職場で出張土産に名古屋のういろうを貰いました。ありがたいことです。実は私、和菓子の中ではういろうが一・二位を争う位好きなんです。ねっとりとした歯応えと、程よい甘さが素敵。でも、あんまり人気ないんですよね。私の周囲でもういろうは嫌いという人が結構います。羊羹や最中といったガッツリ甘いのが好きな人には物足りないのかもしれません。

逆に貰って困るお菓子の代表格が生八橋。アレはいけません。餡子とニッキの組み合せが最早理解不能。アレが今日と土産の定番となっている時点で、京都には決して住めないなと思ってしまいます。また、甘過ぎるのも苦手です。六花亭のマルセイバターサンド・羊羹や最中全般はかなり困ります。結局の所、砂糖の甘味が苦手なのかもしれません。

ココで、過去に貰ったお土産お菓子の中で一番気に入ったものといって思い出すのが、多分青森のどこかだったと思うんお煎餅。パッと見は殆ど南部煎餅なんですけど、中にアーモンドやカシューナッツといったナッツ類がこれでもかという位入っている一品。あれは美味しかったですねぇ。結構カロリーが高そうなので、近所に売ってたら相当危険な一品だと思うんですが。

12/02/10(Fri)

先日動画で、藤田まことの剣客商売を目にしました。何故かリアルでは見た記憶がなくて、目にしたのは初めてなんですが、さすが原作が食べ物に定評のある池波センセ、藤田まこと演ずる秋山が小料理屋で食べる膳がやたらと美味しそうだったんです。献立は、白いご飯・お新香・味噌汁・川海老の天麩羅。現代的な視点で見れば、一汁一品のシンプルすぎるお膳ですけど、普段の食事はこれくらいが丁度いいのではと思ったり。

宮沢賢治は“一日に玄米四合と味噌と少しの野菜を食べ”と書きましたが、ネットでちょっと調べた所によると、江戸時代の米の平均消費量は一人一日五合だったそうです。無論これには赤ちゃんや年寄りも含まれますから、成人男性だともっと多かった事になります。一合の米を炊くと大体茶碗2杯になりますんで、五合だと茶碗10杯分。毎食茶碗3杯のご飯を食べていた事になります。まぁ、その分おかずは塩辛い漬物と味噌汁+一品といったところだったでしょうが。ちょっと憧れてるんですよね。

12/02/09(Thu)

世の中的にはインフルエンザが大流行だそうで、私も昨日から何となく嫌な気配を感じています。こんな時にするべきことはただ一つ。すみやかに寝る、コレしかありません。未だに日本人は根性を重視する嘆かわしい傾向にありますが、根性で病気が良くなったら医者なんてこの世に要らないんです。ヤバイ予感がしたら、栄養を腹に詰め込んで、温かくして寝る、コレしかありません。

というわけで、先日はとっとと職場を早退して、7時就寝。昏々と十二時間以上眠り続けて、どうやらヤバイ予感は初期段階で排除できた模様。うちにも一応、市販の風邪薬は常備してあるんですが、利用するのは2〜3年に一度あるかないかという頻度。やっぱり、安静に勝る風邪予防はないですね。

12/02/08(Wed)

最近の夕食の定番は鍋。寒い時期にはやっぱり鍋です。具は皮付きのまま拍子に切った大根・春菊・鶏肉のシンプル構成。小さな土鍋に昆布と塩少々、大根・鶏肉を入れて点火、火が通った所でザク切りの春菊を加えて一呼吸蒸らすだけ。ここにポン酢…ではなくその場で作った酢醤油を添えるのが我が家流。

速やかに食べてしまうので、テーブルの上でカセットコンロを使って…というような大仰な事はしません。鍋敷きのうえに土鍋を置いて、冷める前に食べきってしまいます。食べ切る大量は煮汁まで全て。ご飯を敢えて茶碗1/3ほど残し、そこに残った煮汁・酢醤油を加えて茶漬け風に食べるのが我が家の〆。定番は雑炊なんでしょうが、グズグズになった米粒というのがどうにも馴染めず、うちではあくまで茶漬け風。大根や鶏の味がしみ出た煮汁で作る茶漬け風は、ちょっとしたご馳走なのですよ。

12/02/07(Tue)

職場の若いのが“マルちゃんの袋焼きそば”を絶賛するのです。時々、無性にインスタント焼きそばを食べたくなる発作をひきおこす私としては、是非チェックせねばと思い買ってきました。安いんですね、コレ。3玉入って150円。カップ焼きそばよりも安いんじゃないでしょうか。

具は買い置きしてあったキャベツとストックの鶏肉でシンプルに。で、肝心のお味は…、やっぱ味覚ってのは百人百様ですね。少なくとも私には、どこが美味しいのかサッパリ分かりません。粉末ソースの味が絵に描いたようなチープ系で、多分この味わいが癖になってしまうのだろうなとは思うのですが、10年前ならいざ知らず、今の私にはちょっと無理。発作が起こった時に食べる味ではあるので、半年後くらいには買う機会があるかもしれませんが、日常的にストックしようとは…。職場の若いのには“まぁまぁだった”とでも伝える事にしましょうか。

12/02/06(Mon)

“大人の遊び”と言われて何を思い浮かべるかは、他人によって随分違うと思うんですが、最近見つけた私が考える大人の遊びがコレ。お題にしたがって作った闇春巻に皆で投票して勝ち負けを競うというもの。おまけに、対戦するのがどちらも私が大ファンの玉置さんと高瀬さんなのだから見逃せません。

二人の記事をよく読む人なら、勝負の行方は容易に想像がつくでしょう。鉄人に勝てる筈がありません。そしてその勝ち方が圧倒的、憧れますねぇ。白眉は何といっても牡蠣の揚げ春巻。世の中探せばこれをメニューに出している店もあるのでしょうが、私はこの発想を初めて見ました。そりゃ美味いです、不味いわけがない。でも一番羨ましいのは、こういう遊びが出来るグループがあるって事なんですよね。

12/02/05(Sun)

いつものように業務用スーパーに買い物に行くと、レジ脇に特売クリームロール(105円)が置いてありまして、凄く迷いました。おまけにその時レジが詰まってまして、数分間そこに立ってなきゃいけなかったんです。本当に迷いましたよ。で、買いませんでした。後ろの人は3本買ってましたけど。

買わなかった理由はただ一つ。年が明けてからこっち、間食ゼロで来ているんです。別に願をかけたわけでもないんですが、しばらくはこのままいってみようかなと。こうしてみると間食って習慣ですね。食事と一緒で、毎日口にしていると、その時間が近付くだけで口寂しくなるという。あんまりストイックになり過ぎるのもどうかと思いますが、現代人はちょっと贅沢すぎなので、甘いおやつは数ヶ月に一回とかにすると、有難味も増して一石二鳥なのではないかと。

12/02/04(Sat)

スーパーで買い物をしていて今の時期、キュウリやトマトが普通に商品として並んでいるのを見ると、ちょっと複雑な気分になります。こんな寒い時期に夏の野菜を作るには、さぞかし重油をバンバン燃やしているんだろうなぁと。個人的には冬場に夏野菜が無くてもちっとも困らないんですよね。冬場は大根とか白菜とか、冬野菜を食べてればよろし。で、夏はキュウリやトマトなどの夏野菜を食べてればよろし。

そんなことを考えるのも先日ニュースで、ハウス農家が例年以上の寒さと円高による原油価格の高騰で暖房費がかさんで困っていると報じていたからです。自然に反して無理矢理な作物を作るのが悪いのか、それを欲する消費者がいるのが悪いのか、まぁどっちもどっちなんでしょうね。ただ私個人としては、そこまで無理矢理して作った季節外れの作物は高いので買いませんけど。

12/02/03(Fri)

冬場は空気が乾燥しているので(昔はそうでもなかったんですが)、寝ている間に肌がカサカサします。そんなわけで、寝る時には手袋をはめるのですけど、愛用しているのは軍手、それも春〜秋にかけて庭仕事で散々使った軍手です。軍手の良い点はいくつもありまして、まず安い。今使っているのは20双位を纏めて買ったので、1双あたり50円以下。100円ショップよりも安いです。

更に、真っ白なので汚れが良く分かり、洗濯も簡単。生地が傷むとか全く気にせず、ガンガン洗えます。そして洗うほどに柔らかくなって手に馴染みます。本来はどんどん使い捨てるものなんでしょうが、うちでは同じ軍手を繕いながらもう何年も使ってます。

流石にこれだけ使うと、洗うたびに真っ白とはいきません。薄いグレーに染まってしまいましたが、定期的にキチンと洗っているのですから、衛生面では問題なし。むしろ手に馴染んだ分使い心地は最高です。唯一つ例外は、自転車に乗る時。この時ばかりは軍手ではなくサイクリングショップで買った専用の手袋を使います。自転車に乗るときの手袋って、特に親指内側の負担がとても大きくて、すぐに穴が開くんですよね。過去には皮手袋すら駄目にしました。まぁ、軍手で自転車って流石にちょっとカッコ悪いですしね。

12/02/02(Thu)

大体の目安ですが、私のひと月の生活費は現在、食費5,000円・水道電気ガスまとめて5,000円・電話ネットで5,000円、ここに家賃と年金健康保険が加わります。友達と遊びに行ったり、服や本などの贅沢品を買うのはまた別。それだって多くて月に1〜2万程度です。となると、恐ろしい事に合計が10万円を軽く下回るのですね。更に恐ろしい事に、自分でこの生活を楽しいと思ってしまっています。

世の中は低年収が問題になってまして、200万円なんていったら底辺も底辺、人間らしい生活すら出来ないと思われている節がありますが、年収200万という事は月に17万ちょっと、楽勝じゃないかとすら思うのです(一人なら…ですが)。更に、私の10万のほぼ半分は家賃がしめます。仮にUターンして家賃が無くなったら、年間100万でお釣がきてしまいます。

まぁ、プロパンが高いとか車が必要になるとか色々ありますが、最近思うんですよね。実家にある田んぼと畑を使って自給自足的に米野菜を作りつつ、アルバイト的に月5万くらいの現金収入があったら、結構楽しく暮らせるんじゃないかなと。このまま父母がいなくなったら田畑は誰かに貸すことになるわけで、それよりは二人が元気なうちに田畑仕事を教えてもらってだらっと自給自足生活、と四十手前にして何となく考えるようになってます。

12/02/01(Wed)

1月は例外なく全て米食で来ていたんですが、最後の最後になって一回くらいはということで、パスタを作りました。キャベツを使ったペペロンチーネ風。パスタの量はドーンと大盛りで200g。普通のお店で頼むパスタが大体100g前後と言われていますから、その多さが分かるでしょう。でも、200gなら楽勝です。250gで満腹なので、ちょっと足りないくらい、ピッタリです。ちなみにパスタは1kg98円の特売でゲットしたものなので、こんかいのパスタ原料代は20円弱。キャベツ・油・鷹の爪などその他の材料費を入れても多分25円は行かないでしょう。自炊万歳。

先日のニュースで低所得者層は食生活に問題があって運動も足りず、健康面でリスクがあるみたいな事が報じられていました。私の実感でいうと、一番危ないのは一日1,000円前後の食費で暮らしている層だと思います。一食にかけられる食費は500円弱、そうすると選択のメインはコンビニ弁当・牛丼屋・立ち食い蕎麦辺りで、お金がなくなってくるとコンビニの菓子パン一個、みたいな事になります。若いうちはまだ体力でカバーできるかもしれませんが、こんなの続けてたらどう考えても体を壊しますって。

それに比べて私のような、一日の食費が100〜200円という層は、健康面では最強です。予算の関係でレトルト・冷凍食品・惣菜類は使えませんから、基本的に全部手作り。比較的安い野菜が必然的にメインとなり、食生活は健康そのもの。逆に1日の食費に2,000円以上かけている層になると、今度は逆に食生活が豪華になりすぎて糖尿病など所謂贅沢病のリスクが増えるような気がします。一食に千円以上かける=外食が中心=動物性たんぱく質過多、は当然の帰結ですから。というわけで、一日の食費を200円以下に抑える事が健康の秘訣だと常々主張しているのですが、誰も賛同してくれません。どういうわけでしょうか。

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