2014年6月

<<前<<   >>次>>

14/06/30(Mon)

冷凍スペースに余裕が出来た&空のジップロックが溜まってきたので、再び玉葱ペースト作成。でも、まだノーマル玉葱だけでもあと50個以上あるんですよね(更に別口で紫玉葱も)。日当たり&風通し良好の場所に置いてあるので、傷むペースはかなり遅いんですが、とっととペーストにしないとスペースは喰うし傷んでもったいないしで、良い事ありません。これはもういっそ開き直って、ジップロックをあとひと箱分追加すべきか、悩む所。ところで、いつもはこれをオニオンスープやミネストローネのベースにするのですが、今回グラタンにしたらヤバイ位美味しかったのです。私、自分の作った料理に満足する事はあまりないのですが、これは今までの人生の中でもトップ5に悠々ランクインしますね。無論まだ1回しか作っていないので、細かい点を見れば改善点は沢山あるんですが、ポテンシャルは相当な物です。

作り方は簡単。1.玉葱ペーストと茹でたマカロニを1:1で混ぜて塩を少し振る。2.パン粉・刻んだパセリ・溶けるチーズを振り掛ける。3.トースターで焼く。以上、アホみたいに簡単ですが、玉葱ペーストの甘味とマカロニの食感がマッチして、コレは素晴らしい。料理に慣れていると、つい鶏肉や海老を入れたくなりますが、ここは敢えて何も無しなのがミソ。茹でて〆たうどんに醤油だけかけて食べるのと似たノリですね。問題は玉葱ペーストを作るのが超大変という事。玉葱大10個を寸胴でペーストになるまでにかかった時間が90分。ただ、これで150gのジップロックが9個出来、1個は2食分になるので90分で18食分、つまり1食辺り炒め時間5分と考えれば、早々べらぼうな数字でもないような気がします。少量なら部分的に電子レンジの導入で時間短縮も可能ですが、この量だと正攻法しかないのですよ。

14/06/29(Sun)

先日いつものように庭の草をむしっている時に、巨大ムカデの死骸を発見しました。鉛筆くらいの幅があって、噛まれたら大変な事になるのは請け合い。両親に尋ねたんですが殺していないとの事なので、犯人は隣から時々遊びに来る猫の可能性が大。猫を飼ったことがないのでよく分かりませんが、猫も噛まれたら相当痛いでしょうに、ムカデを玩具にしたりするんですかね。とまぁ、自然溢れるうちの庭には実に色んな生き物が生息していて、かなり面白いのです。臆病なので滅多に見かけませんが、石垣の中にはデカい青大将が棲んでますし、トカゲ・カエルは普通にその辺を歩いてます。夜になるとガラスの向こう側にヤモリがへばりついているのはお約束。この前、もの凄く綺麗な色のカミキリムシが歩いているのを見た時は、ちょっと興奮してしまいました。今の時期はオハグロトンボがそこら中を飛び回ってます。

ただ、もういい大人なので捕まえたり、ましてや殺したりはしません…ムカデ以外は。ムカデは、冷静に見ると黒光りするボディが結構かっこよかったりするのですが、アレに噛まれるとちょっと洒落にならないので見つけたら即殺です。先日ラジオで、ムカデを飼っている人が手の上で遊ばせているというのを聞きまして、ホントどうやってるんだと不思議でしょうがありません。慣れるほどの知恵は絶対無いでしょうから、多分こっちが全くびびらずにいると向こうも噛まない、的な事だと思うんですが、それだったら私には天地がひっくり返っても実現不可能です。ちなみに、ニコニコ動画の自給自足系動画で一部に大人気、ムカデを踊り食いしたカメ五郎さんによると、活きムカデはビニール袋に臭い液を詰めた様な味だそうです。一週間ほど絶食泥抜きしてから揚げれば意外にいけそうですが生は…。

14/06/28(Sat)

先日、父方の祖母の味噌汁は最高に不味かったと書きましたが、一応祖母の名誉のために書いておきますと、不味かったのは味噌汁だけでした。今考えると、何故味噌汁だけがあんなに不味かったのか、本当に不思議です(これは二人の叔父・母親も同意見)。特に煮物は今考えても超美味しかったですし、毎年仕込む味噌・醤油・梅干しなどは普通に市販レベルでした。あの味覚があって、何故あんな味噌汁を作っていたのか、もう一度あの頃に戻って訊いてみたい気分です。ちなみに父方の祖父は、日頃は全く料理をしませんでしたが、おせち料理や人を招いてのイベントの時には鯖や鰹を丸ごと買ってきて、姿寿司や刺身などを自分で作っていました。昔の男性って割とこういうタイプ多いですね。ただし、料理=非日常のイベントなので、片付けながら作るということはまったくせず、祖母や母にはかなり嫌われてました。祖父の作業の後は道具出しっぱなし、シンク周りは床まで血まみれ・鱗まみれだったので、そりゃ私でも嫌ですわ(味は良かったのですが…)。

ついでに書くと母方の祖母は料理が嫌いでした。この影響はモロに母に受け継がれています。とにかくものぐさで、あまり掃除をしない台所はいつもうっすらと油膜に覆われている状態。孫の私が遊びに行くと、出てくる料理はスーパーで買ってきた刺身・発泡トレイに入ったままとか、近所の食堂からラーメンの出前とか。ご飯は炊いて何日も保温するので黄色くなってて、幼心に出前を切望してました。ちなみに、母方の祖父は台所に立っている姿を見たことがありません。こうやって書いてくると、何故私がこんなになってしまったのか実に不思議。きっと父方の祖母の良い所をとりつつの、反面教師・突然変異というやつなのでしょう。

14/06/27(Fri)

うちでは時々母親と、何故父親の作る味噌汁はあんなに不味いのか、という話題が上がります。いや、謙遜抜きで本当に不味いのです。1.前夜から干し椎茸とワカメを水で戻す:干し椎茸はともかく、ワカメは戻りすぎてふにゃふにゃ。折角産直のいいワカメの歯応えが台無し。2.鍋を火にかける前に戻し汁を一旦全部捨て、再び水を注いでイリコを追加:何故一旦とったダシをわざわざ捨てるのか、真意は彼にしか分かりません。3.火にかけた段階でまさかの刻み葱投入:セオリーでは明らかにそこではありません。4.味噌は適量の半分、更に味噌投入してからの沸騰後しばらく放置:出来上がるのはどう見ても茶色いお湯。5.毎朝作り過ぎて1/3は廃棄。とまぁ、明らかに突っ込みどころ満載の味噌汁なのですが、何故か父親が味噌汁担当という暗黙の了解が出来てしまったので、動かせません。まぁ、嫌々食べている母親はともかく(食べないと不機嫌になる:最悪です)、私は朝食そのものを食べないので別に激マズでも一向に構わないのですけど。

長いこと公務員として働いて、外で食事をしたり宴会に出たりと、一般的な味に触れる機会は沢山あったのに、何故最終的にこの味になってしまうのか、小一時間問い詰めたい気分です。まぁ、一番大きな原因はハッキリしていて、それは祖母です。祖母の作っていた味噌汁と父親の味噌汁ってそっくりなんです。具が溶けている・ダシが効いていない・味噌が足りないなど、全ての要素を網羅しています。幼い頃から刷り込まれた味噌汁の味というのは、その後の何十年という人生でも変えられないのですね。結論として、母親(=子供の食事担当)の責任は重大だとシミジミ思います。小さい頃から変な物食べさせていると、その子のその後の人生だけでなく、その子の子供まで不幸になりますよ、割とマジで。

14/06/26(Thu)

夏野菜採れまくりで、毎日ガンガン食べても全く間に合いません。完全に嬉しい悲鳴ではあるのですが、当人はたまったものではないわけで。具体的な内容としては、キュウリ・ナス・トマト・カボチャ辺り。というわけで本日のメインはナス。ナスといえば焼きナスですが、表面が黒焦げになるまで焼くのに結構時間がかかるので、私は滅多に作りません、美味しいんですけどね。一番簡単で美味しいのは、厚めにスライスしたナスを油多目で両面焦げ目がつくまで焼き、鰹節・刻み葱と醤油をかけたもの。あっという間に出来て普通に美味しい、高パフォーマンスの一品です。

あとナスの定番と言えば煮物・マリネ辺りで、この辺も常に常備菜として切らさないくらい頻繁に作ります。たまに作るのがグラタンもどき。冷凍常備してある安い豚肉を叩いてミンチっぽくしたものと玉葱・トマト(も使えるのでお得)で、なんちゃってミートソースを作り、フライパンで焼いた茄子の上にたっぷり。仕上げにパン粉と溶けるチーズを乗せてトースターで7分加熱で完成。最近溶けるチーズが結構高いのが難点ですが、7分間手を離せるので他に色々平行して作れるのは大きな利点です。最初からミートソースを作るのは結構面倒ですが、大量に作って冷凍しておけばいいだけの話ですし。別に健康に気を配っているつもりはないのですが、医者に行っても“もっと野菜を食べてください”と言われない自信はありますね。

14/06/25(Wed)

今日もデザートは先日のスモモシャーベット。とはいえ、全く同じでは進歩がないので、自己評価でケチをつけつつ改善に励みます。それにしても温度が低くなると砂糖って効かなくなるんですね。かなり砂糖をぶち込んでも、ほとんど甘味を感じません。ここから鑑みるに、夏場に調子に乗ってアイスクリームを食べまくるとか、かなり体に悪いんじゃないかと思ったり。それはともかくシャーベット。1にも2にも、味の決め手は溶け具合です。冷凍庫から出したばかりだと固過ぎて駄目。キューブ2個にミルク少々で室温10分待機すると、程よくキューブが崩れてシャリシャリのシャーベット状になります。ここがベストタイミング。その間は皿洗いなど、やる事はいっぱいありますので特に困りません。

甘味は最初から砂糖を入れて入るのですが、足りないので蜂蜜を追加。最初から何も加えなくて良いレベルで砂糖を入れようとすると、必要な砂糖の量にびびってしまうので、この点はこのままで良いのかなと。むしろシャーベットと蜂蜜、全く違う甘味が混ざる事で味が複雑になっているような気もしたり。最後に鉢植えからスペアミントを1枚採ってきて、キッチンバサミで細切りにしてトッピング。丸ごとのままの方が格好はいいですが、細かく切った方が香りが立つので実利優先で。コレ、器をこじゃれたものにすれば、売り物になるレベルかもしれません、自画自賛ですけど。

14/06/24(Tue)

親戚がスモモを大量に(レジ袋大に3つほど)持ってきました。私、生の桃は好きですけど生のスモモはそんなに好きじゃないのです。食指が動かないので放置していたら、最近の気温で毎日熟成が進み、母親が毎日傷んだのを選別して捨てている(けどほとんど食べない)のを見て、仕方が無いので毎食後少しずつ食べてます。とはいえ、このスピードでキッチリ食べきれるはずもなく、どうにかならんもんかと思いました。ジャム…は前回作ってまだまだ(400mlの瓶に6本)残っていて没。これ以上作っても来年まで食べ切れませんし、こんなベストサイズの瓶が早々タダで転がっている筈もなく、買ってこなきゃいけないんですが、結構高い(1本300円位)のです。6本買ってきて2,000円で、多分それでも全然足りません。

仕方が無いので色々検索した結果、シャーベットならいけるんじゃないかという結論に達しました。スモモは種を取り除き、皮ごとミキサーに入れます。ミキサーに7割位溜まったら、砂糖を大匙3杯位入れてからスイッチ・オン。水は入れません。ドロドロになったら製氷皿に移して凍らせます。凍ったらキューブ2個をボウル型の小皿に取り出し、牛乳を注いで5分待機。キューブがエェ感じに溶けたらスプーンで崩して牛乳と混ぜれば完成。これはかなりイイ感じです。小さい頃うちで作っていた苺を使った、苺・砂糖・牛乳のコンビネーションに近い感じ。そもそも苺とスモモって酸味と甘味のバランスが似てるので、割といけるんじゃないかと予想しましたが、結構いけました。凍らせてあるので一月や二月は保存が効き、おまけに嵩もぐっと減ります。これはもう少し量産するべと画策中。

14/06/23(Mon)

今日は先週カーペットをひっぺがしたフローリングのワックスかけ。使いかけなのに次々と新しいのを買っていく両親の謎の習慣で、うちにはワックスの在庫も大量にあります。…その割にワックスをかけている姿を見た事はいまだかつてありませんけど。その中でチョイスした1本は、スプレー缶式になっているもの。正直臭いがワーストに嫌なんですが、缶の底が錆びていてとっとと使わないと碌な事にならない予感がするので、これを採用。箒→雑巾がけして乾かした床に吹きつけ、乾いた雑巾で拭いていきます。

割と面倒臭いのが多分ゴキブリの糞の始末。ニスの上に所々、胡麻粒大の黒い点々がついてまして、小さいしそんなに数も無いので放置でもいいのですが、やっぱり気分が良くないので処理します。ニスの中には染み込んでいないので、マイナスドライバーでそっと削り取ればオッケー。その上からワックスをかけ、臭いを少しでも追い出すために窓を全開にして扇風機を回して数時間放置。やっぱりフローリングは楽で良いですね。畳もそうですが、箒をかけるだけで埃をほとんど取り除けるのが高ポイント。高温多湿の環境下では、ダニのリスクも考えるとカーペットは最悪の選択肢です。反面冬場はかなり厳しいんですが、机や本棚を上げて敷き直すのも面倒なので、小さめのカーペットをピンポイントで敷く方式にしようかなと考え中。

14/06/22(Sun)

久しぶりにうどんでも打ってみるかと思い立ち、早速作成。小麦粉(薄力粉でOK)150gに35%の水50gと塩一つまみを混ぜてよくこね、固く絞った手拭いで包んで寝かせる事1時間。あとは切って茹で時間3分で茹でるだけ。慣れてしまえば鼻歌交じりにいつの間にか出来ているレベルで作れるようになる、それが手打ちうどん。更に今回は、かき揚げをトッピング。アホみたいにある玉葱1/4を縦スライスし、千六本にした人参と釜揚げちりめん少々をトッピング。小麦粉大匙2杯をまぶして↑の寝かせ時間とあわせて1時間放置。玉葱と人参から出た水で小麦粉が糊状になるので、水は加えません。

揚げるのは油がもったいないので、ごく小さなフライパンに最小限の油で。先日のシーフードミックスフライの揚げ油が大量に残っているので、当然再利用。日常で作るお惣菜にいちいち新しい油使ってたらキリが無いので。プラスアルファのトッピングとして、刻んだ葱と戻してさっと熱湯を通したワカメを追加。小麦粉150gを使ったのでかなり大盛りになりますが、これはどこからどう見てもかき揚げぶっかけうどんです。丸亀製麺で頼んだら多分400〜500円の品が驚きの原価50円以下。粉ものはちょっと面倒臭いですけど、自分で作ると満足度が大きいですね。

14/06/21(Sat)

畑で茄子・キュウリがアホのように採れはじめました。ナスは煮物・焼き物、キュウリはおひたし系が定番ですが、たまには冒険してみたくなるじゃないですか。うちにはジャムを煮た時のためにと空き瓶が沢山あるので、茄子をジャムにしてみたらどうかと思い立ち、ネットを調べたら結構作っている人がいるのです。というわけで、実際にやってみました。

茄子は皮を剥くか剥かないか5秒ほど悩んで、色重視で剥く事に決定。小さく刻んで重さを量り、50%の砂糖をまぶして一晩放置します。浸透圧で汁が出るので水は不要。そのまま弱火にかけて30分ほど煮詰めれば完成。下ごしらえの簡単さでは苺に並ぶレベルなので、コレが美味しければアホみたいにある茄子の有効利用が出来て最高なのですが、世の中そんなに甘くありませんでした。決して不味くはないです。東京のどっかにあらゆる野菜を砂糖煮にしたお菓子の老舗があるように、食べられない味ではありません。むしろ、ほうじ茶とかには合うと思います。茄子を砂糖で煮たはずなのに、何故か茹でトウモロコシっぽい味なのが本当に謎。ですが、砂糖代・ガス代・下ごしらえの手間を考えて、もう一回作るかと言われたら微妙。煮る時間や砂糖の量を調整したら多少は美味くなると思うのですが、正直そんなにポテンシャルは感じません。コレはキュウリのジャムは止めておいた方がいいかも…。

14/06/20(Fri)

こってりした物が食べたいと母親が言い出し、ステーキ肉を買ってきそうになったので、必死で押し止めて私が個人的に食べたかったシーフードミックスフライに変更。別にステーキが嫌いなわけではなく、母親が焼くステーキに難があるのです。昔からうちの母親は生焼けの肉が絶対に駄目で、どんなに良い肉でも切り刻んでサイコロにし、中までしっかりパサパサになるまで焼かないと気が済まないのです。ハッキリ胃って、お金を貰ってもそんな肉食べたくありません。焼肉なんて、あの薄い肉がカリカリになるまで焼きますからね…、全く意味不明。

というわけで、シーフードミックスフライ。ステーキ肉を買う予算で魚介類を買えば、結構揃えられます。今回のネタは、イカ・帆立・イサキの三種盛り。一般的なファミレスでなら多分4〜5人前の量で材料費は1,000円弱と格安。やっぱり食事は自炊に限ります。どれも生食用を選んだので、火加減はむしろレア寄りで。イカは外の皮をむいてリングに。ゲソとエンペラは翌日のカレーイカ野菜炒めに回します。帆立はフィレだったので特記事項なし。イサキは頭・中骨・血あい骨は潮汁にし、フィレ部分を皮付きのままフライに。油はもったいないので極限まで少なく。油深1cm位で小さなフライパンでちんまりと揚げます。時間を置くとベッタリしてしまうんですが、揚げてすぐに食べるのならコレで十分、というかスーパーの惣菜フライ位なら軽く凌駕出来ます。ソースは平行して作った、皆大好きタルタルソース。刻んでぶち込む玉葱・パセリは自家製で不味い筈がありません。まぁ私はたまのフライの時は不健康にソースをベットリかけて食べるのも好きですが。

14/06/19(Thu)

本日のメインはヤナギムシガレイの一夜干し。うちの地域ではあんまり食べない食材なんですが、東京で味を覚えました。コレ、干物の中ではトップクラスに美味しいと思います。パリパリのエンガワ・滋味に満ちた皮・骨離れが良い上品な白身、まさにパーフェクトと言えましょう。私の持論なんですが、魚を一番美味しく食べる方法は干物だと思います。干すことによって旨味が活性化し、つるっと喉越しだけの刺身とは比較にならない味わいになるんです。

まぁ、白身の魚は干すと大体美味しくなりますね。カマス・アマダイ・サメなんかは絶対に干した方が美味しいです。鯛は高級魚というイメージが強いので、干したものはあまり市販されていませんが、絶対に干した方が美味しいと思います。刺身はともかく、そのままだと煮ても焼いてもちょっと淡白過ぎる気がします。また、青い魚も干すと美味しくなります。鰯・鯵・鯖なんかも、生で買ってきて煮たり焼いたりすると値段相応ですが、自宅で味醂干しにしたりすると価格3倍相当位には簡単にレベルアップ。干してはいけないのは、マグロや鰹の赤い魚位じゃないでしょうか。

14/06/18(Wed)

両親が刺身好きで結構買ってくるんですが、私はそんなに好きじゃありません。不味いとは思わないんですが、魚は火を少し通したレアレア位が美味しいと思っていてるので。刺身は喉越しは良いんですが、魚の旨味を十分引き出しているかというと、そうでもないと思うのですよね。そんな私、最近は握り寿司にはまっているのですが、今回の刺身はいわゆる切り落としなので、軍艦にする位しか用途がありません。こんな時こそ茶漬けです。

パックにはただ“刺身”としか書いていないので、何の魚なのかはハッキリ分かりませんが、身の感じから言って多分鯵。とはいえ、鯵だったらそう書けばいいので、鯵に似ているが明記するのはちょっと憚られるマイナーな深海魚という可能性も捨てきれません。この刺身を更に細かく刻みまして、醤油・すりゴマ・胡麻油一滴とよく混ぜて10分放置。茶碗に軽くよそったご飯にこのネタを乗せ、チューブ山葵少々、熱いお茶を回しかけて完成。両親は何で新鮮な刺身をわざわざそんな…と言いますが、刺身=新鮮で美味しい魚と思う時点で浅はかとしか言いようがないですね。

14/06/17(Tue)

かなり蒸し暑くなってきたので、ずっと気になっていた部屋の絨毯を剥がしました。4月くらいからやらなきゃいけないとは思っていたんですが、机や本を満載にしている本棚の下まで敷き込んでいるので、剥がすのが面倒臭かったんです。が、一見面倒臭そうでも一旦腹をくくって始めてしまえば、割と短時間で終わるというのは良くあるパターン。今回もその例に漏れず、30分ほどで作業終了。あとは、長年カーペットを敷きっぱなしで埃っぽくなったフローリングに雑巾・ワックスかけをして終了。全部で1時間ってとこでしょうか。

ところでこの部屋、実は亡くなった祖父がDIYで作ったものです。国鉄退社後、家でブラブラしているのもアレだというので大工の修行をして、うちの母屋も祖父が建てたもの。というと割とカッコ良く聞こえますが、実態はそうでもありません。適当な性格と作業の荒さでは定評のあった祖父。その腕は孫の贔屓目に見ても、とてもお金をもらえるレベルではありませんでした。そんな祖父が張ったフローリングがどんなものか…。今まではカーペットで誤魔化されていましたが、剥き出しにすると踏んではいけない場所が何箇所か。板の張り方が不味くて、体重をかけると折れそうなのです。幸い、暮らす上であまり影響のない場所ばかりなのですが、万が一を考えて黒いテープで目印を。全く根本的な解決にはなっていませんが、さすがの私も床の全面張替えはちょっと躊躇われますんで。教訓:すべからく仕事というのは丁寧にすべきだと思います。

14/06/16(Mon)

遂に、畑でキュウリが採れはじめてしまいました。玉葱はペーストにするなり吊るすなりすればある程度保存できますし、トマトはピューレにすれば通年楽しめます。が、キュウリはいけません。漬物にすれば保存できるとはいえ、キュウリの美味しさはあのフレッシュ・パリパリ感だと思うのですよ。漬物も漬けて間もない浅漬けならまだしも、古漬けになると(私基準では)その良さがすっかり失われてしまいます。

というわけで、毎食サラダにキュウリが入るのですが、正直全く追いつきません。畑で採れるキュウリは市販の物よりずっと大きくなります。半日タイミングを逃しただけで、理想サイズがとても売れないジャンボサイズに。そりゃま、理想サイズから食べてけばいいだけの話ですが、そうするとジャンボサイズは必然的に捨てることになるわけで、どうにも貧乏性の私にはそれが出来ません。大きいやつが水っぽいかといえば、キュウリは元々水っぽい野菜なので、実はあんまり変わらないのが救いなのですが。逆にキュウリの難点といえば、火を通して嵩を減らすという技が使えないことでしょうか。まぁ、どちらにせよしばらくはキュウリと縁の切れない日々が続きますけど。

14/06/15(Sun)

今日は折れた物干し台の片付け。20年以上使っている物干し台が、錆で根元からポッキリ逝ってしまいました。うちのあたりだと、金属の棒は1m以内に切らないと金属ゴミとして収集してくれないので、金切り鋸でカットするのです。カットすると一口に言いますが、これが結構大変。錆びていますし、中身は空洞とはいえ相手は鉄。切る場所は都合4箇所。コツなんてものは正直ありません。無心になってただゴリゴリと金切り鋸を動かすのみ。切り終わったら紐で纏めて定位置へ持っていってひと仕事終了。ここまで所要時間40分。

うちの両親は、そんなのその辺に置いておいていつか暇な時にやれば良いなんて言いますが、こんな文脈で現れた“いつか”が実際来るなんてまずありません。ゴミは出たときに即処分、が世界のお約束です。じゃないと、ゴミがそこにある風景がすぐに当たり前になり、汚いのが当たり前の生活空間がすぐに実現してしまいます。あと類似の禁句として、“とりあえずその辺においておいて後で片付ける”があります。これも私の中では絶対禁止事項の一つ。“とりあえずおいておく”暇があったら、そのタイミングで多少手間をかけてでも最終処分状態にまで持っていくべきです。どっちみち片付けるのなら、とりあえず→本番というのは単なる二度手間に過ぎません。そしてもう一つ重要なのは、この原則に例外を設けないこと。“分かっているんだけど、今忙しいから”とか、“分かっているんだけど、今だけ”は禁止。これを守ればあっという間に片付けられる人になりますが、やっていない人が出来るようになるのは難しいんですよねぇ。

14/06/14(Sat)

先日のエビチリつながりで、餃子が食べたくなったので今日は餃子。欲望に忠実に生きるのは実に楽しいですね。世の中では一般的に、四十過ぎのオッサンが何かを食べたくなったらまずググッて外食というのが一般的ですが、そもそも私の中に外食という文字は存在しません。第一この辺では、外食といっても東京と違って選択肢がごく限られますし、ガソリン使って時間かけて遠くまで食べに行くよりも、近くのスーパーで材料揃えて作ってしまった方が手っ取り早いのです。

一瞬、皮から作るかとも思ったんですが、素人の手作り餃子の皮はどうしても厚くなりがちで、水餃子なら問題ないんですが、今回私が欲した焼き餃子には向きません。この暑くてじめじめした時期に水餃子はちょっと厳しいでしょう。というわけで、買ってきたのは餃子の皮と挽肉150gで〆て300円弱。野菜は半端に余ったキャベツと庭で絶賛繁殖中の韮、シーズンに入って採れまくりのニンニク、毎日食べても食べても追いつかない玉葱、辺りを適当にミックス。最後に思いつきで、先日作ってまだ残っていた、海老の殻の素揚げを砕いて入れたら、これがかなり良い感じでした。焼きは羽根を作ろうなんて大それた事を考えなければ、餃子を焼くなんて簡単です。強火で焦げ目をつける→水を注して蒸し焼き→強火に戻して水分飛ばす、で完成。確かに具を包む作業がちょっと面倒ですが、何が入っているか分からない激安冷凍餃子のうそ臭い味に楽勝できるくらいの物は、すぐに出来るようになると思いますよ。

14/06/13(Fri)

少し前に海老の唐揚げを使ってエビチリを作ってかなり自己評価が高かったのですが、やっぱりエビチリといえばプリプリの海老も捨てがたいと心のどこかで燻ってまして、今回作ってみました。買ってきたのは無頭・殻付きの芝海老…じゃなくてバナメイ海老。一時アホほど話題になったあのバナメイ海老の名前にちょっとドキドキしながら籠の中へ。本当は有頭が欲しかったんですけどね。海老の頭の味噌汁が大好きなもので。でも、無いものは仕方ありません。あればあったで割高になるのも事実ですし。

買ってきた海老は殻を剥いて背ワタを取り除きます。外で食べる時は格好をつけるために尻尾を残したりしますが、食べる時面倒臭いので、私は全部取り除いてしまいます。ちなみに取り除いた殻と尻尾は低温油でカリカリに炒めて塩振って一品に。そこまで使いきる私でも、流石に背ワタは捨てますが。片栗粉をまぶして汚れを洗い流した海老の水をよく切ってから紹興酒と塩で下味。再度片栗粉で衣をつけて火を通した海老をメインにエビチリを作ります。いややっぱり美味しいですわエビチリ。香りでは前回の唐揚げバージョンに一歩譲りますが、プリプリ海老の歯応えというのは格別です。大皿いっぱい作って300円ちょっとというコストパフォーマンスも魅力。残ったエビチリを翌日レンジで温めて、ご飯に乗せるのもいとをかし。これは定番にすべきでしょう。

14/06/12(Thu)

長いこと使われてきた物は、最適化されてその用途に理想的な形になる、ってのが道具の基本だと思うんですが、紅茶の缶ってありゃ何ですか?トワイニングとかの昔からあるタイプの、四角い外装のてっぺんに丸い穴があいている、よく見るアレ。アレって本当に非効率的な形をしています。最初の内は別に問題ないのです。紅茶がまだ沢山ある時は、スプーンを突っ込めば普通にすくえますから。ところが、茶葉が残り少なくなってスプーンですくえないレベルになったときが問題。ひっくり返しても、丸い穴と四角い外装の差分に引っかかって出てこないのです。外装を叩けば少しずつ出てきますが、それだってかなりの広範囲に飛び散ってしまうので、ポットに直接入れる事が出来ず、一旦広い皿等で受けてやる必要があります。いわゆる日本の茶筒形式にすれば、茶葉を無駄なく最後までスマートに取り出せるのに、この容器作った人馬鹿じゃねーのと思うのですよね。

紅茶といえば不満に思う点がもう一つ。紅茶に限らず最近のお茶はティーバッグが主流になってますが、特に最近のティーバッグは昔の紙で出来た平坦な物から、布製のテトラ型のものが多くなってます。アレってかさばるのですよ。パッケージの中の殆どがかさばった布製のテトラで占められていて、本体の茶葉は本当にごく少し。唾棄すべきウニの瓶のかさ上げっぷりにも劣らない見た目増量テクにしか私には思えません。というか、お茶くらい茶葉から淹れたって大した手間じゃないんですけどね。ちょっとの便利さの為に、過剰包装とゴミ増量に協力してどうしようっていうんでしょうか。

14/06/11(Wed)

親戚がプラムを作ってまして、今年も沢山持ってきてくれましたんで、早速1.5kg程を最近マイブームのジャムに加工。皮付きのまま円周にナイフを入れ、捻って種が出た状態にして、全体量の半分の砂糖をまぶして一晩放置→30分ほど煮込んでから種を取り出して瓶詰め・完成です。最後にジャムの海から種を探して取り出すのが結構面倒臭いので、ここは要改善かもしれませんが、あの枇杷の下ごしらえの面倒臭さに比べれば、楽勝なことこの上なしです。別に最初に種をとっても良いんですが、ジャムにすると自然に種が分離するので、こっちの方が楽な面もあり。迷う所です。

ちなみに、ジャムといえば糸井重里。そういえば、糸井重里がやたらとジャムに凝っていたなとググったらありました。この人、ジャムにする前にオーブンにかけて水分をある程度飛ばすんですね。こういうレシピは初めて見ましたが、なるほど良いかもしれません。私は電気代が怖いのでやりませんけど。あと、世の中にはジャムロート(広口ロート)という物があるんですね。差込口が普通の物よりずっと広いロートで、なるほどこれは一本あると便利。色々探してアマゾンで珍しくポチるかも。で、この糸井重里のジャム。190gで約2,000円。先日私は600〜700円貰わないとやってられないと書きましたが、そんなもんじゃありませんでした。190gで2,000円も貰えるんならもう、喜んで量産しますよ。まぁ、糸井重里がやるからこの値段で売れるんでしょうけど。

14/06/10(Tue)

今日のデザートはバナナ。以前ラジオで聴いた、バナナを真っ黒になるまで放置してから焼いて食べると美味い、というのにハマっているのです。ただ、実際の所は買ったばかりのバナナを焼いてもそれなりに美味いです。真っ黒バナナの美味さを100とすると、新しいバナナは90くらい。そこをわざわざ真っ黒になるまで10日以上待つのは、大して意味はありません。ただし、ここ何回かやってみて、熟成のコツというものをゲットしました。1.買ってきたらすぐに房を1本ずつに小分けする事。2.熟成は常温・かぶせた網の中で。どちらも結構重要。1は房のままだと、ちょっと動かした際に柔らかくなったヘタの付け根がとれて、そこから傷んでしまう事があるからです。熟成が進んだバナナは超デリケート。2は熟成させるのだから冷蔵庫に入れては本末転倒、かといってそのまま放置するとどこからか沸いてくる小蝿の格好の餌になります。風通しを良くしつつ、熟成を確保するには目の細かい網をかぶせておくのがベスト。

食べ方は今のところ三種類です。1.そのまま焼いて食べる。2.焼いてブランデーでフランベする。3.焼いてカラメルを絡める。どれもかなりいけるのですが、現在のイチオシは何と言ってもカラメル。焦げ目をつけたバナナを一旦外に出し、洗ったフライパンでカラメルを作ってからそこに再度投入するだけ。温めて活性化したバナナの甘味とカラメルの苦味がベストマッチ。何せ、先日母親が一口だけくれと言うので渡してちょっと目を離したら、全部食べられてましたから。マジで食べ物の恨み、許すまじ。

14/06/09(Mon)

庭の石蕗(つわぶき)がまたもやわさわさと繁殖してきたので、三ヶ月ぶりに間引いて伽羅蕗に加工。前回は煮詰め過ぎて小枝みたいな食感になってしまったので、今回はその傾向と対策を忘れずに。石蕗と普通の蕗、形は似ていますが似て非なるものです。石蕗は全体的にツヤツヤしていて、蕗よりもずっと筋っぽくて固い感じ。ですが、この固さが佃煮にした際に良い歯応えになるんです。こういうパッと見では食べられそうにないものを美味しく食べるのってロマンです。

前回の失敗から学んだコツとしては、なるべく若くて柔らかい芽は使わない事。一般的な山菜の食べ方とは逆ですが、こういうのを使うと灰汁抜き・煮込みの段階で溶けます。あと、佃煮と思ってあまりしつこく煮込まない事。うちの環境だと30分辺りで急激に枯れ枝化が進んで食味が落ちます。この辺のタイミングを見極めるのがコツかも。採ってきた石蕗は葉を落としてよく洗い、3〜4cmにカットして15分茹でます(皮は剥きません)。茹で汁を捨てて水に晒して一晩放置。よく水を切ってから、石蕗1kgに対して醤油300cc・砂糖100g・酒200ccで25分間煮詰めれば完成。火加減は焦げ付かない範囲で最強火。ネットでレシピを検索すると、昆布や鰹節を入れがちですが、個人的にはあんまり五月蝿い味は嫌いなので、材料は少なめで押さえます。最後にジャムの要領で蓋付き瓶にに熱蒸気密封して完成。今まで最高に美味しいと思った市販レベルには譲りますが、80点位はつけられるんじゃないでしょうか、今回のやつは。

14/06/08(Sun)

今日のお昼は久々の猫耳麺。延々と作ってきたお好み焼きがキャベツの打ち止めで終了したんですが、もう片方の主材料であるところの小麦粉も、とっとと使い切らないと冷蔵庫の臭いを吸って不味くなるので、その消費という意味もあります。小麦粉を大量に使う料理だったら何でも良かったんですが、猫耳麺にしたのは単に気まぐれです。最終工程がちょっと面倒臭いですが、全体を見れば手間はうどんとそんなに変わりません。

とりあえず前準備。小麦粉100gに対して水40gを加え、ボウルでよく練ってから固く絞った濡れ手ぬぐいで包んで1時間ほど放置します。この間に水と小麦粉が馴染んでエェ感じの生地になるので、この時間は絶対。エェ感じになったら打ち粉(同じ小麦粉)を振った台の上で麺棒を使って5mmくらいの厚さに伸ばし、包丁で1cm角の正方形に切り分けます。それを一つずつ両手の親指の腹で対角線方向に潰して伸ばせば完成。この格好が猫の耳に似ているからこの名前らしいです。茹で時間は私の場合3分ほど。生麺ですし、薄く延ばしているので時間はそんなにかかりません。味付けは冷凍玉葱ペースト&微塵切りウインナー&鷹の爪でペペロンチーネ風に。庭でわさわさになっているパセリを刻んで山のように振り掛ければ完成。スパゲッティやうどんのような細長い麺とは一味違った食感が、コレはコレでなかなか乙な物なのですよ。

14/06/07(Sat)

今日も雨で草むしり出来ず。仕方がないので今日の草むしりタイムはラジオの修理。20年来使ってきたお気に入りのラジオが、電源コード付近の接触不良でここ半年ほどお蔵入りになっていたのです。付け根をちょっと動かすと復活するけどまたすぐ駄目になるという状態。まぁ、コレくらいなら何とかなるべととりあえず開けてみました。問題のある箇所をチェックすると、テスターを使うまでもなく原因発見。ハンダにヒビが入ってました。電源コードの付け根は物理的な負荷が大きい場所でもあるので、長年使っているうちに金属疲労を起こしてヒビが入ってしまったんでしょう。思ったよりも簡単な故障で一安心。

あまり一般家庭には無いかもしれませんが、半田と半田鏝はあると時々役に立ちます。私もここ20年で使った回数は片手で足りるほどですが…。でもまぁ、今回は役に立ちました。本来なら古い半田を吸収してから作業するのがベストなんですが、その為の道具が手持ちになかったので省略。古い半田を溶かしつつ、新しい半田を注ぎ足してがっちりと半田付けすれば完成。ついでに内部に溜まった埃を綺麗に取り除き、スイッチ付近に念のための接点復活剤を塗って元に戻せば完成。これであと10年は延命できたでしょう。相変わらずですが、金銭的な問題よりも心理的な満足度の方がずっと大きいですけどね。

14/06/06(Fri)

気がつけば梅雨に突入。私はあんまり雨が嫌いじゃないんですが、それでも洗濯物が乾かないとか、庭の草がむしれないとか、そういう実務的な不都合はあります。今回はその庭の草むしりの方。毎朝30分ほど庭に出るのが習慣になってるんですが、雨が降るとその時間が浮いてしまいます。そこで、その時間を有効利用して色々やってみようの第一弾が、サーキュレーターの掃除。私はサーキュレーターを真上に向けて、ノートパソコン専用の文机として使ってます。こうすると風をヒートシンク辺りに直撃できるので、夏でもある程度動作の劣化が抑えられ、熱暴走も防げるのです。が、扇風機と同類のサーキュレーターは埃も溜まるのですよね。

今までは外からワイヤーブラシなどを駆使して掃除してましたが、もう10年程度使ってモーターの軸の油が切れたのか、最近キュルキュルという異音が気になってましたんで、いっその事この機会に分解してやれと。外装5箇所のネジをドライバーで外して開けると、そこは凄まじい埃の世界。更に4箇所のネジを外してモーターを露出させ、掃除機・古歯ブラシ・竹串を駆使して埃を徹底的に取り除きます。最後に軸にミシン油を注してから元に戻せば完成。キュルキュル音は完全に無くなり、動作も心なしか軽快になって大満足。現在電化製品が異常に安いので(このサーキュレーターは3,000円位)、ちょっと不具合があったらすぐに買い換えてしまえとなりがちですが、こうやって自分で手を入れてメンテすると、愛着も沸くし銭は使わないし知識は増えるしで一石三鳥だと思うんですよね。

14/06/05(Thu)

キャベツのストックがとうとうゼロになり、ついに昼飯=お好み焼きの日々からの解放です、いや長かった。多分3ヶ月くらいは毎日お好み焼きだったんじゃないでしょうか。別にお好み焼きが嫌いというわけではありませんが、やっぱり毎日食べるとなるとご飯でしょ。まぁ、毎日お好み焼きを焼いたおかげで随分上手くはなりましたけど。で、今度やって来たのが玉葱の日々。もう、玉葱がアホみたいにあるのです。その数およそ100以上、しかも1個が市販のものよりも格段に大きいのです。1/3位は炒めて玉葱ペーストにして冷凍しましたが、これ以上冷凍スペースがないので打ち止め。あとはひたすら食べるしかありません。

玉葱は大別して2種類、ノーマル玉葱と紫玉葱です。生食用なのが紫玉葱。縦スライスにして水に晒し、タッパーに保存しておきます。大体3日を目処に使い切る勢いで、毎食サラダ。流石に玉葱だけサラダは味気ないので、玉葱・ピーマン・大根などをちょこちょこ足して彩りにします。ちなみにドレッシングは自家製。酢はラッキョウの甘酢や梅干しの漬け汁を再利用した物で、意外に美味しいのです。ノーマル玉葱はもっぱら炒め物。ザク切りにして色んな味で炒めます。シンプル塩胡椒・豆板醤中華風・ケチャップでナポリタンっぽく、カレー風味でetc。これから先暑くなって湿度も上がるので、ガンガン食べていかないとどんどん傷みます。夏前にはさぞかし私の血液はサラサラになっている事でしょう。

14/06/04(Wed)

前日に親がビールのつまみにと買ってきた小海老の唐揚げが結構余っていたので、今日はそれを使ってエビチリ作成。生海老を使ったプリプリ感は無理ですが、乾燥海老を戻して使ったのに似た旨味があって、コレはコレで美味いと思います。ですが、エビチリを作るのは今回が初めて。あの複雑な味を勘で再現するのは無理なので、あわせ調味料の割合の部分はクックパッド先生にお世話になりました。今回の調合は、ケチャップ大4・オイスターソース大1・醤油大1・味醂大1/2・砂糖大2・ガラスープ大1/2・豆板醤小1/2・水100cc…って、多すぎですわコレ。とはいえ、これでもクックパッド先生の中では簡単な方なのですよね。個人的には一度にあんまり多量の調味料を突っ込んで、複雑な味になったと悦にいるのは粋じゃないと思っているので、次の機会にはもう少し整理すると思います。具体的にはオイスターソースとガラスープがかぶっているので、ガラスープをカット。全体の味が濃いのであまり効いていると思えない味醂カット、で結構いけるんじゃないかと思うんですが。

フライパンに胡麻油を温めて、前日の冷えた海老を投入。適当に温まったら合わせ調味料を入れてひと煮立ちさせます。水溶き片栗粉でとろみを加えてから、適当な量の玉葱&葱の微塵切りを投入。火が通り過ぎずに玉葱の歯応えが残っているあたりで完成。エビチリ=面倒臭い・結構難しいというイメージがありましたが、実際作ってみると意外に簡単です。生海老を買ってきて、殻・背ワタをとるから始めると結構面倒臭いんでしょうが、から揚げを使ってしまえば作業時間はものの10分程度。ほんの一握りの海老が余裕で3人分のメインディッシュになって、しかもご飯との相性も申し分なし。今度は生海老で作ってもいいかもしれん、と野望を抱いてしまいます。

14/06/03(Tue)

今年に入ってから苺・枇杷とジャムを作りましたが、ジャムの定番であるところのパンに塗って食べるというのは、私がパンを食べないためにやりません。いえ別にパンが嫌いというわけじゃなくて、食事はやっぱり米じゃないと物足りないのですよ。昔知り合いの爺さんが“パンは菓子ぢゃ”と喝破しましたが、まさにその通り。かといっておやつに食べるにも、間食をすると毎日の食事の味が落ちる気がするので滅多にやりません。親はトーストに塗って食べたりしてますが、私は主にジュース。急激に暑くなってきたこの時期にはピッタリです。

ジューサーにジャム小匙2・水200cc・氷適量を入れてスイッチオンするだけのお手軽仕様。ジュースというと砂糖の権化という印象がありますが、この場合はそうでもありません。私の作ったジャムは砂糖:果実を1:2で混ぜて煮詰めます。煮る前の砂糖含有率は33%で、それが煮詰める事でどれだけになったかよく分かりませんが、まぁ50%前後じゃないでしょうか。そうすると氷込みで250cc程度のジュースに砂糖が小匙1杯。350ccのコカコーラ1本には角砂糖10個位の砂糖が入っているそうですから、まぁ許容範囲内ではないでしょうか。暑くなったこの時期、庭の草むしりとか風呂上りには最適。無論飲みすぎ厳禁、自主規制で1日2杯までですけど。

14/06/02(Mon)

庭の枇杷がいい感じに熟れました。畑にもあるのでこれで全部ではないのが恐ろしいですが、正直キリが無いので庭の分だけ収穫してきました。ボウル(大)に二つ分くらい。間引く作業をしていないので、果実そのものは小さくて売り物とは比較できない貧相さですが、味は問題ありません。当然生食では食べ切れないので、大き目のを残して残りは全部ジャム(コンポート)にしてしまいます。作り方は面倒臭いけど簡単です。1.皮を剥き、種を取り除き、中の皮もできるだけ取り除きます。皮・種は簡単に取り除けますが、中の種の周りの皮がかなり面倒。売り物にするなら神経質にならなきゃいけませんが、あくまで自宅用なのでこの辺は適当に済ませてしまいます。また、売り物なら身も綺麗に切り揃える必要がありますが、ここもするっとスルー。2.枇杷の50%の砂糖を加えてよく混ぜ、一晩放置。3.火にかけて30分ほど煮詰め、粘度を確認。4.瓶詰めにして熱蒸気で消毒密封して完成。

枇杷にはジャムのとろみに必須のペクチンがあまり含まれていないので、しつこく煮詰めてもあまりとろっとしませんが、市販のペクチンを買ってきて足すのも面倒なので、こんな物だと思うことにします。で、肝心のお味はというと、私の中ではジャム最高峰は枇杷ジャムです。好みは個人の問題なので一般化は出来ませんが、よく見かけるリンゴジャム・苺ジャム・マーマレードなどよりも味は上だと思います。ネットで検索すると桃のコンポートのような味という表現がありましたが、確かにそれに近い感じ。ただ、そこに枇杷の独特の香りが加わって、素晴らしい。足りないとろみを逆手にとって、プレーンヨーグルトに入れたりするともう他のジャムでは食べられなくなります。ただ、リンゴや苺に比べると1.の下ごしらえの手間がやたらかかるので、売り物として作るのは難しいんでしょうねぇ。たとえば今回作った小ぶりの瓶一本、キチンと売り物に出来るレベルで作っていくらと聞かれたら、600〜700円は貰わないと割に合いません。でも、枇杷は結構あちこちに植えられてて、盛りには処理に困る人も多いと思うので、そこそこに作って通年楽しむと良いんじゃないでしょうか。

14/06/01(Sun)

週末は恒例の玉葱ペースト作り。最近慣れてきたので、1度に10〜12個位を一気に処理できるようになって随分ペースが上がりましたが、それでもまだまだ先長し。1袋150gのジップロックがあと30個位でしょうか。来年の玉葱の季節までに食べきれると良いんですが…。ここで先日気がついた玉葱ペースト作りのコツを一つ。寸胴を使ってかなり強めの火で炒めるので、割とこまめに混ぜないとすぐに焦げます。ですが、混ぜる時についでに鍋を回すと、焦げ付きがぐっと減るのです。多分鍋・ガスコンロの双方に微妙な癖があって、焦げやすい場所ってのが決まっているので、鍋を回す事でそれを分散化するというわけ。ですが、完成時1.5キロほどの玉葱ペーストを作るのに、中火で1時間半。うちはプロパンガス、今月のガス代が怖いです。

すぐに全部冷凍するのもあれなので、少しだけオニオンスープにしてみました。適当な量の玉葱ペーストを水で延ばして塩で味を調え、沸かします。ベーコンとかつい入れたくなりますけどぐっと我慢、胡椒すら我慢。いい感じになったら器に注ぎ、焼いてサイコロに切った食パン→とろけるチーズと乗せてから、トースターでチーズが溶けるまで焼けば完成。味はまぁ、これで不味い筈がありませんよね。外食だとどうしても脇役になりがちな料理ではありますが、一から作るとかなりの潜在能力を見せつけてくれます。

<<前<<   >>次>>

copyright by ミソジ since 2004/04/28
本サイトの無断利用は禁止デス。