2015年2月

<<前<<   >>次>>

15/02/28(Sat)

近所に新しい料理処ができたというので、両親と行ってきました。値段は酒無しだと一人1,000〜1,500円くらい。ファミレスに毛が生えた程度の単価で、味もまぁそれなり。ですが、圧倒的に楽しめない私。子供の頃は外食って楽しみだったんですけど、今では家ご飯が至上になってしまいましたので。ネックはやっぱり値段、そして味(全部じゃないか…)。自分でご飯を作る場合、200〜300円位で普通の食事が、500円オーバーでかなり豪華な食事(豪華版ミックスフライ定食大盛りとか)が作れます。人件費や場所代が乗っているので単純に比較するのはフェアではないと十分承知はしていますが、1,000円オーバー払ってこの内容か…とガッカリするのは不可避。

そして味がやっぱり濃い。砂糖・塩・旨味調味料の全てが私にとって過多で、水をがぶ飲みしないとやってられません。あんな味に慣れたらそりゃ、糖尿病が日本人の国民病になったというのは十分に頷ける話です。趣味は世の中に数あれど、料理はかなり良い趣味なんじゃないかと思うのですよ。他の趣味と逆で極めるほどに節約になりますし、健康にも好影響。最近は男性でも料理を趣味とする人が増えてきましたが、当然の流れなんじゃないでしょうか。

15/02/27(Fri)

今日のメインは炒飯。東京時代は結構作っていたんですが、最近サッパリご無沙汰ということに気がついたら急に食べたくなったので。あの頃と違ってご飯が玄米になりましたけど、作り方は一緒です。1. 油多目の強火で卵1個をふわっと玉子焼きにして皿にとっておく。この時、生卵を入れていた器に戻すと皿についた卵液が多少回収できてドケチの私大満足。2. 油を少し追加し、潰したニンニク・大き目微塵切りのベーコンを入れ、弱火でじっくり香り出す。ニンニクは焦げない程度、ベーコンはカリカリ手前で取り出して皿に待機。ニンニクは取り出してから食べやすいように小さくカット。

3. 微塵切り玉葱1/4個分を↑のフライパンに投入し、中火で透明になるまで炒める。4. 冷蔵玄米ご飯を入れ、強火に上げて全体に火を通す。家庭用コンロは火力が弱いので、煽って無駄に熱を逃がしたりはせず、フライパンをコンロに乗せたままヘラでかき混ぜる方式で。全体に火が通った感じになったら、塩胡椒・オイスターソースで味を決め、待機中の卵・ニンニク・ベーコンを戻してよく混ぜる。5. 皿に盛り、微塵切りの葱を散らして完成。炒飯というとパラッとさせることに命がけの人も多いですが、私は炒飯=ご飯を温める手段の一つ(=電子レンジと同列)としてしか考えていないので、かなり適当です。よってそんなにパラッとはしていませんが、これはこれで別に美味しいと思うので無問題。たまに食べると美味しいですよね、炒飯。

15/02/26(Thu)

今年は少し遅れていましたが、畑でブロッコリーが採れはじめました。かなり好きなんです、ブロッコリー。食べ方はシンプルそのもの、茹でるだけ。茎や葉の部分も、かなり下の絶対固いだろう的な部分以外は全部茹でてしまいます。味付けはなし、もしくは塩をほんの少し。以前はマヨネーズやドレッシングを使っていたのですが、それって野菜じゃなくてそっちをメインに味わってるんじゃね?と気がついて以来、極力使わないようになりました。時々ジャンクな味わいに惹かれてついうっかりかけてしまいますけど。

当然ですが、根元に近い固い部分も捨てません。こっちはポトフ用にキープ。4つ〜8つに割ってクズ野菜専用のタッパーに保存しておき、常備のポトフが切れたら煮出してダシに使います。今の時期は玉葱の皮・人参の葉&先・キャベツの芯の固い部分・ニンニクの皮と根元辺りが主力ですが、ブロッコリーの芯はほぼキャベツなので、十分主力としてカウントできます。食材は隅々まで食べ尽くす、ドケチにとって当然の事です。

15/02/25(Wed)

5段の工具棚をすっかり整理した結果、今後私の趣味の木工で使えそうな工具は何と3つのみ。1. センターポンチ。電動ドリルで穴を開ける際に、最初にドリル先がずれないように浅く丸い傷をつけるためのクサビのような道具。アマゾン価格271円…。2. スコヤ(スコヤはスクエアが訛ったものらしい)。直角をとるために特化した定規。ただし重要な面が錆びているので、補修しないと使い物にはならない。アマゾン価格1,021円。3. 止型定規。45度をとるために特化した定規。アマゾン価格644円。消耗品としては各種木ネジと塗料。ただし、木ネジはサイズバラバラでごちゃまぜになっているので、分類整理しないととてもじゃないけど使えませんし、塗料は経年劣化で半数以上が死亡。

買ったらたぶん数万円クラスの鋸・カンナがゴロゴロ出てきたんですが、鋸は錆びだらけ。今時の鋸のように鈍ったら刃先だけ交換というわけにはいかず、目立てに出さなきゃいけないんですが、そこまで手間と費用をかけて再生する必要が見出せないので廃棄。カンナは刃はもちろん錆びだらけですが、それ以上に台座が割れたり歪んだりしているのが致命的。凄く頑張れば直せるんでしょうが、そんな暇があったら替刃式カンナ3,000円を買って来た方が手っ取り早いので廃棄。料理もそうですが、プロ用道具なんて重いし手入れに手間がかかるしで、素人が使うメリットは皆無だと思います。

私ももったいないとは思うのですが、現段階での選択はこれがベストです。でも、もっと良いのは多分、祖父が大工を辞める時に仲間なり後輩なりに譲って使って貰うことだったんじゃないでしょうか。良いタイミングできちんと処理をせず先送りにしたがために、何十年か後に大事に使っていた道具が纏めてゴミになるってのは、とても損な事だと思うのです。捨てられないと何でもかんでもとっておいたものは、後の世代のある時点で纏めてゴミになる可能性が高いわけで、それって長い目で見るとむしろモノを粗末に扱っているってことだよね、と思うのです。モノはその用途に応じて使われ倒すのが一番で、死蔵するのはモノを大事にすることではないんじゃないでしょうか。

15/02/24(Tue)

工具棚の整理がやっと終了。家のあちこちから出てきた使いかけのクレ556が8本とか、ホント馬鹿じゃねーのと言いたいです。私のモットーとして、同じ系統のものは纏めて置いておく、というのがあります。塗料・接着剤・ビニールテープ・潤滑油などは特にそう。何かを使いたくなった時に、その場所を探して無ければ家中のどこを探しても無い、という状態にするのが基本です。ドケチの私には、あちこちを探し回る時間・ダブって買うコスト・ホームセンターへの往復時間が勿体なくて仕方ありません。使いかけの全く同じ系統の接着剤がダース単位で出てきたりすると、血管切れそうになります。

塗料の色の多さにも血管切れそうになりました。プロならともかく、塗装なんて年に何度もするもんじゃありません。ですんで、個人で塗料を買う場合はベースカラーとあと2色位に押さえておかないと、とてもじゃないけど使い切れる筈がないのです。なのにうちのあちこちから出てきた塗料はまさかの10色オーバー。下手すると10年選手の使いかけの塗料は、缶のものは中ですっかり固まって使えませんし、スプレーの物はガスが抜けて以下同文。半分以上残して捨てざるをえない塗料を見ると、ホント馬鹿じゃねーのとしか思えません。ドケチの私にとって、整理整頓をしないというのは壮絶な時間と金の無駄遣いなのです。

15/02/23(Mon)

ここんところ木工はテーブルソーの冶具をちまちまと作っています。テーブルソーというのは文字通り、座卓ほどの高さのテーブルの裏に丸鋸を固定して表面に丸鋸の刃が出た状態の道具で、非常に強力な道具なのですが強力過ぎて使い方を間違えると指とか簡単に飛びます。うちのテーブルソーは亡くなった祖父が30年以上前に買ったもので、今でも有名な日本のメーカー製の物ではあるのですが、最新モデルと違って安全対策がほぼ施されていません。指飛ばされたら、たとえ外科的な処置でつながったとしても、その後の人生で今まで通り動くとは限りませんし、治療費・リハビリの金銭や時間がもったいない。何より痛いのは嫌いというわけで、安全にしかも高精度で使うためにオプションを作ります。実際、去年末に父親が回転する刃に触れてしまい、1月ほど包帯が取れなかった(幸い指はあります)のを見ているので尚更真剣。

私はこうやって冶具を作るのが大好きです。ですがうちの祖父や父は逆で、大工だった祖父が遺した棚にも冶具系は全くありません。適切な冶具を作ると確かに作業効率・安全性はぐっと上がります。が、その半面で面倒なのも事実。ほんの数十秒の作業を効率化するための冶具作りに半日かかるとか普通です。そのために、アバウトな作業で定評のあるうちの先達は冶具を殆ど作らなかったものと思われます。ですが、これじゃ長い目で見ると危険ですし、何より精度が上がりません。何故精度が上がらないか・何故危険なのかをよく観察して考え、それをカバーするための冶具を考えて作るというのは、とても楽しい作業だと私は思うのですけどね。

15/02/22(Sun)

今が盛りの畑のキャベツを消費するために、毎日結構な量を食べてます。主力はコールスローと野菜炒め。どっちも結構な量を使うので、一人一週間で一玉位は楽勝です。野菜炒めは自家製のベーコンを使えば塩胡椒だけで十分美味しいんですけど、時々は変化球を混ぜることもあります。今日はカレートマト。

まず弱火で潰したニンニクと小さく切ったベーコンを炒めて、香りを油に移します。この時、ニンニクは焦げない程度・ベーコンはカリカリにならない程度でとりだし、後で具として食べた時に美味しい段階で止めておくのがポイント。次にザク切りにしたキャベツを入れ、強火に上げて半分ほど火が通ったところでサイコロに切ったトマト投入。キャベツに九割方火が通り、トマトが崩れた辺りでカレー粉・塩を入れて味を決め、最後に取り出して刻んだニンニクとベーコンを戻して完成。5分ほどで出来てしまうお手軽料理ですが、とっても美味。無論、ご飯にかけても上々です。

15/02/21(Sat)

朝いつものように落ち葉を拾いに庭に出ると、あちこちに見慣れない黒い点々が。近付いてみると鳥の糞。どうやら先日、ムクドリの団体さんが来襲したようで、そういえば大量に実っていた筈のクロガネモチの赤い実がゼロになっていました。もちろん人間様はたべられませんし、小さくて苦くてとても上等な食べ物とは言えない思うのですが、そんな樹まで丸裸ってことは、よほど食べ物がないんでしょうね。理解はしますが、糞は許すまじ。現場を目撃した父親によると、30羽くらいの団体様だったそうです。まぁ、それだけいりゃねぇ…。

ググッてみたら、どうやらアメリカでは“都市部における最悪の害鳥”とされているそうで、実に頷けるところです。あんなに一杯いるんだから、獲って食べてみたいと思うのは人情ですが、当然鳥獣保護法があるので捕獲は禁止です、残念。ただ、小さい頃食べたことがあるという父親の評では“ツグミほどではないけど結構美味い”だそうで、死ぬまでに一度は食べてみたいところです。多分、機会はないでしょうけど。

15/02/20(Fri)

昨日のゴザ、一晩経ったら凄く良い感じの灰になっていたので、捨てるの中止。今、手製の焼き鳥器(オイル缶を使って自作した物)の中に入っている古い火鉢から移植した灰と交換です。古い灰は何だか小汚くなっていたのですが、まとまった量の良質な灰がなかなか手に入らないので、妥協して使っていたのですけど、それも今日まで。一応園芸用のフルイでふるってヘリの焼け残りなんかを除去してから使います。

本当は私、ゴミもこうやって徹底的に処理したいのですよね。生ゴミ→堆肥化・紙のゴミ→灰にして畑に撒いたり洗剤として使ったり。ビニール・プラスチック系はどうしようもないのでゴミ収集に出しますが、所謂可燃ゴミの類は1/3以下に減らせると思っています。そういうのを窮屈だと感じてしまう人には向きませんけど、私はむしろ楽しんでしまう質なので。

15/02/19(Thu)

物置から発掘されたボロボロのゴザ。そのまま可燃物のゴミ袋に入れるにはかさばり過ぎるので小さく刻み、折角ここまでやったのだからいっその事裏庭で燃やしてしまえと点火したのですが、結構大変でした。ゴザなんて簡単に燃えるだろうと思うかもしれません。確かに燃えるのは簡単ですが、ペール缶に入るサイズに切り刻むのが一苦労。長過ぎるとペール缶の縁からはみ出て焼け落ちた時に危険ですし、幅が広過ぎると中で丸まって燃え残りが出ます。仕方が無いので、地面に広げたゴザを荷造り用の大きなカッターでザクザク刻み、ヘリの部分はキッチンバサミで。

こういう可燃物は点火すると炭→灰と変化していくのですが、何故かゴザはこの炭の時間が長いです。ですんで、時々長い鉄棒で底までかき混ぜて空気を入れ、速やかに灰にしていかないと缶があっという間に一杯になります。そんなこんなで、あっという間に終わるだろうと思った6畳ほどのゴザの焼却が1時間かけても終わらなかったので翌日に持ち越し。そのうち片付ければ良いのでとりあえず納戸に突っ込んでおこう、という考え方は本当に止めてほしいものです。

15/02/18(Wed)

今日の一品はアメリカンドッグ。というか、こんなの作るの初めてなんですが…。帰省していた甥姪が去った後、彼ら用にと買ったウインナーが結構大量に残されてまして、野菜炒めに混ぜて食べると使い切るのに時間がかかりそうだったので、一気に使い切るべと考えたのがアメリカンドッグ。私の持論に“アメリカの料理は簡単”というのがあります。アメリカンドッグがアメリカの発祥の料理かどうかは、実は知らないんですが、見るからに簡単そうじゃないですか。あのアバウトな国民性の国で、面倒臭い料理が淘汰されずに生き残り、メジャーになる筈がないのです。

というわけでアメリカンドッグ。一般にはホットケーキミックスを使うレシピが簡単とされていますが、当然うちにはそんなものありませんし、わざわざ買ってくるのもアホらしいので、小麦粉ベースで作ります。こんな時にネットは超便利、ググるだけで大量にレシピが出てきますんで、その中から適当に。ただし、どのレシピでも使われているベーキングパウダーを持っていないので、パウンドケーキの時同様に重曹で代用。ベーキングパウダーの主材料は重曹なので、大体大丈夫なのです。出来るのはおなじみのあのアメリカンドッグ。ケチャップをたっぷりつけて食べると、そんなに変な材料は使っていないはずなのにとんでもなくジャンクな味になるのがアメリカンマジックでしょうか。

15/02/17(Tue)

今日のメインは鶏モモ肉の照り焼き。子供の頃、母親にいくら作ってくれと言っても皮のブツブツが気持ち悪いから嫌だととりあってもらえなかった思い出の一品ですが、今なら思う存分作ることが出来ます(ちなみに母親も、食べるだけならオッケーらしい…)。スーパーの惣菜コーナーでは定番中の定番ですけど、焼いてから時間が立っているせいか、何だか肉が硬い感じがしますし、味付けも甘ったるくて好きになれません。自分で作ればその辺は簡単にクリアできるので、時々作って食べてます。

流派によっては、鶏モモ肉に串で所々穴を空けて味を染み込みやすくするものもありますが、そこまでしなくても味は染み込むと思います。乾燥粉末ニンニク・冷凍微塵切り生姜・醤油・味醂・砂糖etcを適当に混ぜてポリ袋に肉と一緒に密封し、今の季節なら常温で数時間放置で下味完了。中火で皮目に焦げ目をつける→ひっくり返して弱火の落とし、酒を少々追加してから蓋をして蒸し焼き、で中に火が通れば完成。肉だけ取り出してしばらく(10分くらい?)置いて肉汁を落ち着かせたら厚めにスライス。残った煮汁は少し煮詰めてソースに加工。付け合せは刻みキャベツで。これ単体でも美味しいですが、少し余らせておいて翌日、マヨ少々を加えてサンドイッチにしても絶品なのですよ。

15/02/16(Mon)

甥姪(5歳&2歳)が遊びに来たので、たまたま貰い物で家にあった苺を使ってロールケーキを作ってあげたら、ちょっと尊敬され度が上がった気がします。苺ロールケーキを嫌いな子供なんていませんから。去年のクリスマス→節分に続いてロールケーキを作るのは三度目、流石に色々掴めてきました。ただ単純に買ったり貰ったりした物を食べていた時には気づかなかった事が、自分で作ると色々分かるようになるのも自作の醍醐味かと思います。結論:綺麗に巻いてあるって実は色々手間がかかっているのね。

前2回の経験則上、巻きが緩くなってクリームがこぼれる・巻いているうちに生地が割れる・巻き終りが美しくないなどの失敗を経験し、ネットで傾向と対策を調べた結果、どれもこれもありがちなものと判明しました。巻きの緩さを回避するには、最初に小さくきつく巻いて芯を作る。クリーム・果物は控えめにしてこぼれるのを防ぐ。生地を割らないために、巻き始め側に薄く平行にナイフで切れ目を入れ、全体にシロップを塗って柔らかくする。巻き終わり部分を鋭角にカットして、美しく巻き終われるようにする。自分で失敗して考えてみれば、なるほど合理的なTIPSの数々ですが、たかがロールケーキにこれだけノウハウが詰まっているとは思いませんでした。何の分野でも、自分で少しでも齧ってみると見方がガラッと変わって面白いですね。

15/02/15(Sun)

相変わらず常備のブランデーケーキ(現在は梅酒&梅酒の実バージョン)。私の持論ですが、同じ物を何度も作っていると、課題がよく見えて完成度の上がりが早くなると思います。で、このブランデーケーキですが、作った者だから贔屓しているわけではないですが、結構良い線いっていると思います。コンビニで一切れずつ個別包装されて200円くらいで売られているやつよりは明らかに上(おまけに材料費は20cmサイズで300円弱と圧勝)。ですが、最初は満足していてもやっぱり気になる点は出てきます。現在の課題は2つ。1. 具が沈む。2. 天辺のラインが安定して綺麗に入らない。

1はそのまんまです。梅の実を刻んで生地に混ぜるのですが、生地に火が通って固くなるまでに、その梅の実が沈んでしまうのです。味には全然関係ないのですが、断面を見ると美しくない。ネットには具に予め強力粉をまぶせば沈まないとあったのですが、実際にやってみるとそれほど効果はない印象です。また、具の切り方を小さくすれば結構効果はあるのですが、そうすると今度は食味が落ちて痛し痒し。2は解説しないと分からないかもしれません。フランスパンの上面に斜めに筋(クープライン)が入ってますが、ブランデーケーキにもあんな感じの筋が入っている場合があります。アレを格好よく決めたいのです。焼き始めて10分段階でオーブンをあけ、油を塗ったぺティナイフで切れ込みを入れるのですが、凄く綺麗に決まる時がある反面、全然筋が見えなくなることがあったり、安定しないのが謎。まぁ、1も2も味には全く関係ない話で、贅沢と言えば贅沢なのですけどね。

15/02/14(Sat)

今日の作業はラウンドアップ瓶の修理。うちの裏庭は廃屋に面してまして、よりにもよってその家が境界に笹を植えやがったのです。キッチリブロック塀で仕切られてはいるのですが、そんなの無関係に入り込んでくる笹の地下茎に対応するために、インスタントコーヒーの空き瓶にラウンドアップ(除草剤の一種)と刷毛を入れて常備してあります(父親作)。ですが、この瓶には2つ問題があります。1. 刷毛の全長が長過ぎて蓋が閉まらない→長期間置いておくとラウンドアップから水分が蒸発して液どころか刷毛まで使えなくなる。2. 刷毛を突っ込んでおくと底についた穂先に曲がり癖がつき、やはり使えなくなる。この2点を解消するためにちょっとした改造を施します。

使うのは、陶器修理の金継ぎの際には必ず登場するリューター。このアタッチメントの中に、先端が直径1mmほどの球状になったものがありまして、これがガラスに穴をあけるための道具です。このドリルを使ってインスタントコーヒー瓶の首のところのネジ真下位に対角で2箇所穴を空け、竹ヒゴを通してエポキシボンドで固定します。刷毛は瓶に入れて蓋が出来る長さにカット。更にクランプで固定して尻の部分に穴を開け、↑の竹ヒゴに引っ掛けて穂先が瓶底につかない様にヤスリでフック状に成型して完成。こうする事で、刷毛を収納しながら完全に蓋が閉められ、しかも穂先が底についていないので傷む事もないという寸法。その辺にある物で作ったので材料投資がゼロというのもナイスです。企画→モノを作る→ちょっとだけ便利になるってかなり楽しいですよ。

15/02/13(Fri)

野菜屑が規定量のタッパー1杯分溜まったので、ポトフの仕込み。今回の野菜屑は、人参の葉・玉葱の皮(茶色いパリパリの部分)と根元・ニンニクの皮と根・キャベツの芯・トマトのヘタ・ブロッコリーの皮etc。これを鍋にガサッと入れまして、ヒタヒタの水を注いで点火。沸騰したら弱火に落としてそのまま30分。半日放置してすっかり冷めたころにザルで漉してスープの完成です。具は玉葱・ジャガイモ・人参・大根・ブロッコリー・そして真打の自家製ベーコンを少しずつ。ベーコン以外は皮ごと乱切りにし、オリーブ油で軽く焦げ目がつくまで炒めてからスープに投入。ベーコンはそのまま入れてしまいます。

スープを沸かして具に火が通るまで20分ほど煮込んだら塩胡椒で味を決め、火を落としてまた半日ほど放置、味を染み込ませて完成です。あまりの野菜屑っぷりに、母親は何か言いたげな目を向けることがあるのですが、味は普通にポトフです。この野菜屑群の中でもポイントとなるのが人参の葉と玉葱の皮。人参の皮はとても良い香が出、玉葱の皮はスープを綺麗なワイン色に染めてくれます。基本野菜屑はその辺にあるものを使う主義の私ですが、この2つはなるべく優先的に確保するようにしているくらい。普通はゴミ箱直行のこれらが実は良い仕事をしてくれるのが、私の大好きなカタルシスなのです。

15/02/12(Thu)

作る人が同じだからでしょうか、私の料理と木工は割と共通している気がします。そのキーワードは3つ。1. 機能美。私、無駄に飾り立てるのが嫌いです。ですんで、板の端に装飾の溝を掘ってみたり、機能的には何の意味もない飾り穴を開けてみたりとかはしません。ですんで、出来上がる棚や箱は基本直方体のそっけない物になります。意外にこういうの売ってないんですよね。何か特徴を出したいと思うのか、それとも職人が自分の腕を見せびらかしたいのか、私が見ると過剰装飾→趣味悪いものが結構あります。ちなみに、私が真似したくない木工の最高峰が寄木細工。職人が自分の技を見せ付ける目的が強過ぎ、道具本来の目的からかけ離れていて嫌いです。

2. 出来る限り楽をしたい。一般的に楽をするというと(特に日本では)あまり良い意味に取られませんが、コレ非常に重要だと思います。あらゆる作業中に、無駄な動きはないか・無駄な作業はないかを常に考える事で、次はもっと楽が出来るようになります。そもそも、必要最小限の動きで作るとモノの完成度は上がり、余計なことをするからモノには傷がついたり歪んだりするわけです。鋸で板1枚切るにしても、どっちから切れば次の修正が少なくて済むかを常に考える事で、精度・スピードははどんどん上がっていき、それが私の木工の楽しみの一つだったりします。

3. 銭を使わない。ドケチの私にはコレ重要。ただし、広い平面のヤスリかけには音をあげて、5,000円弱でオービタルサンダーを買いました。道具を買うときは、値段と使用頻度をよーく見比べます。使い倒すんだったら5,000円は高くありません。が、ホームセンターでピカピカの道具の間を歩くと、無駄遣いしたくなるのですよね、この私でも。ですんで、道具は3回欲しくなる→欲しい物リストに追加して初めて許可が出るのがマイルールです。

15/02/11(Wed)

ゴミ箱完成、とともに次回作のパウンドケーキ箱に突入。実はもう結構出来てるんですが。後半の塗装の部分は乾燥待ち時間がほとんどで、作業15分・塗ったら乾くまでやる事がないという毎日だったので、パウンドケーキ箱の組み立てを始めてたんです。毎朝一切れずつお茶と一緒に食べるためにパウンドケーキを焼いてストックしてあるのですが、現状楕円形の皿に乗っけてレジ袋をかぶせてあって、どう見ても美しくないので、ピッタリの物を作りたくなったのです。買った方が遙かに早いんですが、それは言わない方向で。

今回の材料は、大掃除で出てきた漆椀の木箱。これを解体して長方形の箱に仕立て直します。黒々と筆文字が書かれてある面を裏側にすれば、木自体は良いものなので格好良くなる筈。壁板の四方に凸凹の刻みを入れてお互いにかみ合わせ、ちょっと見た目良い感じにするのが今回のポイントで、ここまではほぼ終了したのですが、相当大変です。0.5mm狂うと明らかにアウト、誤差0.2mmを狙いたい位の精度でやっているので、削っては眺め・眺めては削りの連続が楽しめている私には至福の時間ですが、嫌々やったら地獄でしょう。

形が組みあがってからも作業が目白押し。1. 継ぎ目の場所を中心にパテを塗りこみ、細かい隙間を埋めてから余分なパテを除去。2. ポアステイン(木工用の水性絵の具)でチーク色に塗装。3. 油性のウレタンニスで2度塗り(塗る→300番で削る→塗る)とまぁ前回のゴミ箱の時もそうでしたが、後半戦は待ち時間が殆どになるので、あと1週間くらいですかね。乾燥待ち時間を除けば、たかがケーキ箱作成にかける延べ時間は7〜8時間ってところ。明らかに買った方が早いんですが、趣味の一環だから仕方がないのです。

15/02/10(Tue)

納屋の掃除は相変わらず継続中。スチール棚の工具を全部出して分類・並べたら2畳位になりました。ドライバー各種あわせて30本・ペンチ10本以上とかホント、馬鹿じゃねーのとしか思えません。数本ずつ残して金属ゴミの日に纏めて出します。で、今日の大物は脚立。最近はアルミ製のものが主流ですが、問題になったのは数十年前の鉄製の物で赤錆にまみれ、パイプは所々腐食で穴が空いていて、とてもじゃないけど怖くて登れない代物、流石に満場一致で廃棄です…というかとっとと捨てとけよとしか思えません。が、錆びているとはいっても一応鋼管。金切りノコでシコシコ切っていては日が暮れますんで、パイプカッター買ってきました約1,500円(無論・コレは親負担)。横目で5本以上ある古い物干し竿を視界に入れながら、アレもそのうち…という目論見付きで。

パイプカッターの仕組みは単純。円周に沿って丸い刃をぐーるぐる回して少しずつ切れ込みを入れ、パイプを切断するというもの。金切りノコ程大変ではないですが、それでも結構時間はかかります。具体的には脚立1本ばらすのに1時間弱。この辺のレギュレーションでは金属ゴミは1m以内にカットという事になっているので、余裕を持たせて最長900mmで揃えます。片付けてて思うのは、物を捨てられない父親もアレですが、片付けと称して全てを段ボール箱に入れ無かったことにする母親の責任もかなり大きいです。“とりあえず”箱に突っ込んで見えないようにしても、モノは厳然としてそこにあるわけで、何の根本的な解決にもなっていません。その反面教師のおかげか、私のたどり着いた片付けの極意は、収納は最小限にしてとにかく物を捨て・減らす、です。一人につき、一間の押入れくらいのスペースがあれば日常生活には十分でそこから溢れたら捨てる、位が丁度良いんじゃないでしょうか。

15/02/09(Mon)

ベーコン完成。前回の反省を生かして作ったら、自己評価で合格点をあげられるものが出来ました。今回気をつけたのは2点。1. 前回塩抜きが不十分で少し塩辛かったので、塩抜きは十分に。2. 前回燻製箱の庫内温度が高過ぎて(80度台)、中まで完全に火が通ってしまっていたので、ぐっと温度を下げる。この2点に特に注意したのが勝因と言えるでしょう。自己満足的偏見もあわさって、その辺で買ってくるよりも遙かに美味しいベーコンになりました。以下ざっと作り方を紹介。

1. 豚肉はバラの塊を使用。業務用スーパーで輸入冷凍物がグラム98円。高っい国内産の豚肉で作っても、“こんなに安い肉がこんなに美味しく!”というカタルシスに欠けるので、手に入る中で一番安い肉を使うのがポイント。2. アイスピックで全体に万遍なく穴を開けてから、豚肉重量の4%の塩(勿論、安い精製塩)をすり込み、ジップロックで密封して1週間冷蔵庫内で熟成。汎用性を高めるために敢えて胡椒その他の香辛料は使いません、正真正銘塩のみ。この間1日1回袋をひっくり返して万遍なく塩を回します。3. 半日水に漬けて塩抜き。時々水を交換して、よく塩が抜けるように。流水はもったいないのでNG。4. 丸1日陰干しして表面がうっすら乾いた状態に。5. 煙を当てる。この時、肉を入れた箱の中の温度が上がらないように、別の箱で煙を起こし、管で誘導するスタイルをとりました。その結果、庫内温度は常時40度台をキープ。庫内温度を下げたかわりに、煙を当てる時間は今までの倍の2時間。20分おきに新しいスモークチップを補充しつつ(1回に大匙3杯)温度チェックする他は基本放置で。豚肉を買ってきてから完成まで都合10日ほどかかりますが、手間はそんなにかからないので、興味があれば試してみると良いんじゃないでしょうか。魚介類まで広げると、料理の幅がずっと広がること請け合いです。

15/02/08(Sun)

昨年貰った冷凍蟹スキセット、殻付きの身の部分は順当に水炊きで消費したんですが、掌大のパックに入ったほぐし身は鍋に入れるわけにはいかず、こっちは玉子焼きにしてみたら、コレが非常に美味。いわば玉子焼きの形をしたカニ玉なんですから、不味いわけがないのですが。材料は卵4個・蟹ほぐし身お玉1杯位・刻み葱少々・砂糖と醤油各小匙2、以上です。全部をよく混ぜ合わせまして、四角い玉子焼き器で3回に分けて焼いていきます。玉子焼き器がよく温まった頃合を見計らい、卵液を1/3投入→表面がまだ生の状態で玉子焼き器の向こう側を持ち上げ、手前に折り畳む→折り畳んだ卵を向こう側にずらし、油をひきなおして以下同文×2→巻き簾で巻いて落ち着かせて完成。

今じゃ玉子焼きは他の豪華な料理に押されてすっかり脇役ですが、本気で作ると実はかなりの実力者です。おまけに今回は蟹入りで更に豪華版、もうたかが玉子焼きとは呼ばせません。ご飯・味噌汁・お漬物・玉子焼き・お浸し、この辺をセットにすれば私なら365日の朝食として大満足なんですけど。

15/02/07(Sat)

只今作成中のゴミ箱(三種分別)は塗装段階に入り、完成間近。とはいえ、古いペンキを薄めようと薄め液を混ぜたら、その薄め液がペイント用ではなくラッカー用で、あとでネットでこの二つは別物だと知って、道理で混ざりにくいわと思ったり。ホント、やってみるとままならない事が多いのはなんでも一緒です。木工やってて最近思うのは、木工って課金ゲームに似ている、です。無料でもそこそこ遊べる=家にある金槌・鋸・尺金などの基本ツールでもそれなりに作れる。課金をすると強いアイテムが買えてサクサク進める=電動工具・極狭い目的に特化した専用工具を買うと、効率・精度がぐっと上がる。世知辛いですが、腕(技術)不足はかなりの程度道具でカバーできる、コレ木工の真実な気がします(ちなみに、課金ゲームはやった事ありません)。

木工(日曜大工レベル)って結局基本技術の積み重ねなのですよ。真っ直ぐ切る・直角に切る・ドリルで垂直に穴を開ける・木ネジで直角に固定するetc、個々を見ると何だそんな事かというくらいシンプルなものばかりですが、その積み重ねが精度に効いてきます。その要求精度は結構シビアで、たとえば直角が1度狂って89度になったら、1m先ではtan90度×1,000=17.5mmもの誤差が出てしまいます。その誤差は、材料を切る順番や組み立てる順番によって大きく変わってくるので、どういう段取りをすればもっとも正確に組めるかを考えるのが、私としては結構楽しかったりするのですが。

15/02/06(Fri)

一昨年のお歳暮で貰ったインスタントコーヒーが3本も出てきました。珈琲として消費するのが王道ではあるのですが、そんなに珈琲飲めないんです。大学の頃は1日にブラック珈琲の1リットルペットボトルを1日で飲み切ったりしていたのですが、今ではそんなの絶対無理。というわけで手っ取り早く使い切るために、珈琲ゼリーに加工してみました。水1リットルを沸騰させ、火を止めてからインスタントコーヒー大匙6→ゼラチン15gの順に加え、荒熱が取れてからタッパーに移して冷蔵庫で冷やし完成。プリンも大概お手軽だと思っていましたが、珈琲ゼリーはそれに輪をかけたお手軽っぷり。作業時間は限り無くゼロと言っても言い過ぎではないでしょう。

固まった珈琲ゼリーは、大きめのスプーンでザクッとすくってガラスの器に格好よく盛り付け、クリープをかけて完成。結果:市販の珈琲ゼリーと何ら変わりありません。特に好きでも嫌いでもないですが、インスタントコーヒーの瓶がはけるまではプリンはしばらくお休みして、冷菓枠は珈琲ゼリーになりそうです。

15/02/05(Thu)

先日作った牛筋おでんの味が忘れられず、また作ってしまいました。牛筋は大きく分けると2種類、脂肪とゼラチン質が層になっている物&肉と筋が層になっている物があります。個々人で好みはあると思うのですが、私はどっちも好きなので1:1のミックスで買ってきます。買ってきた牛筋は一口大に切り揃えて串刺しに。細長い物は無理に切らずに折り畳みながら串に刺すと良い感じになります。そのまま圧力鍋に入れ、錘が揺れ始めたら弱火に落として10分、自然に圧力が抜けるのを待って下処理完成です。牛筋というと、アクや脂をこまめにとったほうが良いと思うかもしれませんが、前回そのままおでんに入れても、私の味覚では特に問題なかったのでやりません。味に影響のない作業はゴッソリ省くのが私流です。無論、アクを取らないと味が濁るなんていう人は、思う存分とれば良いので。

あとは下茹でした大根、ゆで卵、練り物などと一緒にひと煮立ちさせ、一旦冷まして味を染み込ませれば完成。おでんは地方色がありますし、人それぞれのこだわりがありますんで、これが正解というのは存在しないと思います。が、私のおでんの特徴を挙げると、ジャガイモ・ハンペン・チクワブは入れない、辺りでしょうか。ジャガイモは何となく汁が濁る感じがして嫌。ハンペン・チクワブは完全に関東炊きの具で、幼児体験に含まれていないのがその理由。まぁ、どれも口に入れればそれなりに美味しいので、どうしてもってわけではないですが。

15/02/04(Wed)

最近では節分の恵方巻きがすっかり定着した感があります。というわけで、今日はロールケーキを焼いてみました。昨年のクリスマスに続いて2回目、多少は改善が見られましたが、まだまだ要練習。あと3回くらい作れば安定しそうです。私のレシピはこんな感じ。1. 卵3個と砂糖(三温糖でもグラニュー糖でもその辺にある砂糖で)60gを40度の湯煎にかけながらがっつり泡立てる(温度計必須)。2. バニラエッセンス→ふるった薄力粉60g→溶かしバター20gの順に加えてサクッと混ぜる。3. 紙を敷いて油を塗った角皿に流し込み、180度余熱済みオーブンで12分。4.生クリーム1カップに砂糖大匙2を加え、よく泡立ててから巻く。

今回は、そろそろ食べないとやばくなっていたリンゴ1個をアップルパイのフィリングの要領で加工し、巻き込んでみたら結構良い感じでした。りんごの加工を前日にやっておけば、作業時間は後片付けも含めて30分切りますんで、お手軽です。また、材料費のほとんどが生クリーム代で、30cmクラスのものでも全体で300円を切るなんて、ドケチの私にも嬉しい低コスト。店売りだと一切れでこの値段になってしまいますんで。それに焼く時間が短いのもお手軽の一因。常備してあるパウンドケーキは30分から焼かないといけませんが、こっちは薄いだけあってたったの12分。ちなみに今回の自己評価は60点。生地の焼き具合は十分に合格点だったのですが、クリームを欲張り過ぎて巻きが甘くなってしまいました。反省点はレシピノートに書き込んで次に活かします。こうすると、作るたびに完成度が上がる要素はあっても下がる要素は無いので、どんどん美味しくなって非常に良い感じなのです。

15/02/03(Tue)

庭周りを少しずつ整理して、植木の剪定が一通り終了したら今度は鉢植えの手入れが待っていました。ホントにエンドレス。以前の関心が薄い時は、目に入ってもフンそんなもんかとしか思わなかったものが、一旦関わり始めるとどんどん気になってきます。まぁ、何の分野でもそんなものかもしれませんが。植え替え目的は主に2つ。1. 割れた鉢の交換。これはもう問答無用です。引っ掛けたかなにかして鉢が割れたのに、新しい鉢を持って着て植え替えるのを面倒がって、ガムテープで修理した植木鉢が多数。それが表玄関周辺に置かれてるんですから…。幸い植木鉢のストックは大量にあるので、サクッと植え替えます。

2. 成長して株が分かれてしまっているのに植え替えされず、ぎゅうぎゅうになっている鉢の植え替え。コレが思いの外沢山あります。見ていて本当に美しくない。1鉢を3鉢くらいに増やせそうなのですが、これ以上鉢数を増やす気は全く無いので、一番元気そうな株を元の鉢に植え直し、残りは心を鬼にして廃棄。訊いたら30年くらいそのままかもしれない…ということで、それはあんまりだろうと。で、ある程度鉢の整理が済んだら、最近はまっている木工で階段状の鉢台を作っても良いなと構想中です。

15/02/02(Mon)

今日はレンコダイ2匹で何か作れというオーダーを受けました。これまた東京ではあまり見た事ありませんが、売ってるんですかね。掌よりちょっと大きめの鯛の仲間で、見た目は真鯛に似ていますがやや黄色味がかっており(黄鯛とも呼ばれる)、身質は真鯛より随分柔らかくて値段もお安くなってます。今回は20cm弱のが2匹で298円。うちでは伝統的に吸い物にしてきたのですが(鱗と腸とってぶつ切りにするだけだから…)、私は大して美味しいとは思いません。白身魚系の吸い物で一番美味しいと信じるホウボウを100とすると、せいぜい30〜40がいいところ。不味くはないがそれなりね、という評価です。

というわけで今回はちょっと手間暇かけて棒寿司にしてみました。鱗をとって三枚におろし、皮を上にしてまな板に乗せます。ペーパータオルをかぶせ、熱湯をサッと流して皮目に一瞬熱を加えて所謂湯霜作りにしたら、塩〆(20分)・酢〆(10分)をしてから血合い骨を抜きます。最後に棒状に成型した酢飯に皮を上にして真ん中で尻尾部分をあわせるように半身を2枚配置して、簾で巻いてから半日ほど寝かせて完成。

棒寿司といってもレンコダイの身そのものが小さいので、せいぜい単2乾電池位の太さにしかなりません。切り分ければ一口サイズです。が、手間をかけただけあってかなり美味い。身が柔らかいのがレンコダイの弱点ですが、塩と酢でしっかり〆たことで、旨味がギュッと凝縮したうえにほど良い歯応えも出て、化けます。↑のレンコダイ2匹で30cmほどの棒寿司が2本出来たのですが、あっという間になくなりました。今度は目鯵で作っても良いかもしれません。

15/02/01(Sun)

今日の戦果は牡蠣1パックと目鯵4匹、あわせてワンコイン以下で手に入って大満足。この時期牡蠣といえばカキフライしかないでしょう。揚げ物は面倒臭いと思われがちですが、小さなフライパンを使って最小限の油で揚げれば、そんなに面倒でもありません。また、油を切るバット&網や使用済みの油を漉す専用茶漉しなど、使うものをキチンと決めておけばルーティンで済んでしまいます。で、カキフライ。特に変わったことは何もしません。小麦粉→卵(緩くするために卵1個と水大匙1を混ぜたもの)→パン粉をつけ、やや高温の油で両面1分ずつ目安であげるだけ。つけあわせはシンプルイズベストで思い切り細かく切ったキャベツの千切りのみ。揚げたてをソースドバドバで食べる幸せよ。

目鯵は一緒にフライにするのは芸がないし、第一この前やったばかりなので、今日はカルパッチョにします。三枚におろしてから酢→塩〆を各20分・10分。皮を手で剥いてから薄く削ぎ切りにし、水に晒した玉葱スライスと混ぜ合わせてから常備してある自家製ドレッシングドバドバ。大皿に薄く盛って、マヨネーズは各自が小皿の上でかけます(残った分を保存するのに、マヨネーズは邪魔な為)。コレ、本当に美味しいです。ただでさえ格が低いとされている真鯵のそのまた下の目鯵ですが、丁寧に料理をするとメインを張る料理になりうるのが嬉しいところ。ここんとこシーズンなのか目鯵をとてもよく見かけますんで、さて次は何を作りましょうか。

<<前<<   >>次>>

copyright by ミソジ since 2004/04/28
本サイトの無断利用は禁止デス。