2015年4月

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15/04/30(Thu)

今日は昨日ちょっと書いた苺ムースの解説。ムースというと市販品でフルーチェという超・有名商品がありまして、アレ使うとアホみたいに簡単に出来るんですが、一次材料から作っても同様に簡単ということが証明されてしまいました。ムース、マヂ簡単。ヘタを落とした苺と砂糖をジューサーにかけ、ドロドロ苺液を作ります(水・氷は入れない)。少量の水を含ませたゼラチンをレンチンしたもの・生クリームを加えて更にジューサーで攪拌。あとはタッパーに流し込んでよく冷やすだけ。作業時間はせいぜい10分。よく冷えたら大ぶりのスプーンですくってガラスの器に格好よく盛り付け、昨日作った苺ジャムと庭からとってきたスペアミントの葉を飾って完成。

ただコレ、私にはちょっと甘過ぎたんですよね。砂糖70g使ったんですが、次回は50gに修正しようと思います。ところが、何故か両親にはバカ受け。甘さも丁度良いらしいのです。ホント味覚は人それぞれ。そういえば、東京に住んでいたときも近所に大繁盛の洋菓子店があったのですが、そこの菓子は甘過ぎて私はダメでした。こういうと身も蓋も無いのですが、料理の味は塩加減で・菓子の味は砂糖加減で8割以上決まってしまうと思います。ココをしくじらなければ、まぁ不味くて食べられないという事はありません。逆にいえば、繁盛するためにはココを適切に設定しなきゃいけないわけで、一般受けする塩加減・砂糖加減、どうやって決めてるんだろうと思ってしまいます。

15/04/29(Wed)

今日の貰いものは苺。近所の苺農家のおっちゃんが、極稀にくれる事があります。うちも亡くなった祖父母が苺を作っていて、小さい頃は毎日食べ放題状態だったせいか、苺に対する特別感みたいなものは全くありません。むしろ小さい頃は殆ど食べませんでした。駄菓子屋の子供は駄菓子食べないみたいな感じで、いざ身近にあり過ぎるとどこかうんざりしてしまうのかも。それはともかく、祖父母が亡くなり苺が昔ほど身近じゃなくなった現在でもその感覚は残っていて、あれば食べるけどうん苺だよね、みたいな感じです。

貰った苺は総量で多分2キロ弱。ご存知のように苺はめちゃ足が早く、収穫や移動の時についたちょっとした傷からあっという間に傷むので、とっとと処理しないといけません。というわけで半量はジャムに。砂糖は50%、煮時間を30分弱にして瓶詰めにしたら流水で急速冷却し、苺のフレッシュな感じを活かす今風のジャム。ジャムというと弱火でトロトロというのが定番ですが、苺ジャムでそれをやると全体がどす黒くなって美しくないのですが、↑の作り方だとルビー色が綺麗で良い感じ。それでもキチンと煮沸脱気すれば、常温でも一年くらいは持ちますんで、無問題なのです。ちなみに、残りの100gぐらいはロールケーキに、300gぐらいはムースに加工し、残りは生食と、しばらくは苺デザート週間になります。ちなみに作業時間は3品纏めて1時間ちょっと。上手く手順を組み合わせれば、お菓子作りもそんなに大変じゃないのです。

15/04/28(Tue)

今日の一品は餃子。好きなのは水餃子ですが、流石にこの季節には辛いので今回は焼きで。先日ラジオで美味しい餃子の焼き方をやっていたので、試してみたかったというのもあります。そして、これが非常に有効で、ひょっとして今まで食べた中で一番かもしれないという出来になりました。

1. 具は控えめに。餃子の皮を買ってくるとパッケージの裏にレシピがついています。基本その通りに作るんですけど、全体の量を1/2〜2/3に減らします。レシピ通りに作るとパンパンの餃子になり失敗しやすくなるのです。また、後の焼き方にも関わってきますが、餃子の主役は具ではなく皮。あくまで麺料理の一種と考え、具はその引き立て役と考えます。なので、具は少なめ。2. 包む際に敢えてヒダは取りません。手抜きに見えるかもしれませんが、ひだを取ると生地の厚さにむらが出来、焼く(茹でる?)時に均一に火が通らなくなります。3. フライパンに油をひき、餃子を並べたらすぐに熱湯をヒタヒタに注ぎます(注ぐのは必ず熱湯。熱湯を注ぐことで水と片栗粉で仮止め状態になっている餃子の口を一瞬で糊化させて開かないようにします。手を抜いて水は×。仮止めが剥がれる場合があります)。沸騰をキープしつつ蓋をして2分。湯切りをして蓋をとってから油をふりかけ3分。皮をパリッとさせたら完成。

今までは皮にヒダを取る。強火で焼き色をつける→餃子の高さの1/3位まで水を注ぎ蓋をして中火で蒸す→強火に戻してパリッとさせるという焼き方をしていましたが、確かに雲泥の差で美味くなりました。全体がもちもちっとしていて皮目はパリッと、正直その辺のラーメン屋の餃子なんて鼻であしらえるレベルです。低コストで極上の味、自宅でご飯の醍醐味ですね。

15/04/27(Mon)

今日の一品はイトヨリダイの昆布〆&アジフライ。釣れ過ぎたからといつものように近所のおっちゃんがイトヨリダイ×1、マアジ×9持ってきてくれたのです。ありがたいですが、予定していた餃子は吹っ飛んでしまいました。それにこういうのってどうなんですかね、本当はイマイチ疑問です。自分が美味しく食べられるだけ釣ったらそこで止めるってのが生き物相手には正しい姿勢だと思うのですよ。誰かにあげる場合、その人が喜んでキッチリ食べてくれるとは限りませんから。

マアジは20cmクラスの大物。全部3枚におろして3匹分だけアジフライにし、残りは翌日以降にムニエルにすべく、塩胡椒で下味をつけてタッパーへ。イトヨリダイは30cmオーバーの大物。東京ではイトヨリダイ自体殆ど見かけませんでした。鰆・甘鯛・太刀魚といった柔らかい白身の魚は関東ではあんまり好まれないんじゃないかと知人が知見を述べていましたが、イトヨリダイもその系統の身質です。父親は馬○の一つ覚えのように新しいんだから刺身にしろと言いましたが、身が柔らかい=水っぽいのでそのまま刺身にしても大して美味くありません。ですが、ガッテン〆鯖の要領で砂糖→塩を使って〆ると驚くほど美味くなります。

イトヨリダイは鱗落とし→頭腸落とし→三枚おろしといつものルーティンを経てフィレにしたら、皮目に熱湯をかけて湯霜造りにします。砂糖をたっぷりまぶして40分→砂糖を洗い落として塩をたっぷりまぶして90分→塩を洗い落としてキッチンペーパーで水分をよく拭き取り、ミルで粉末にした昆布をまぶして1時間。よく切れる包丁で削ぎ切りにすれば超美味いイトヨリダイの昆布〆です。この味を知ると、刺身にしようなんてアホな事は言えないはずなんですけどねぇ…。

15/04/26(Sun)

最近お昼はスパゲッティを茹でてペペロンチーネにして食べる事が多いのですが、今日はハンバーグ翌日。ハンバーグといえば付け合せの謎スパゲッティです。具無しでケチャップと絡めただけのあの謎スパゲッティ、ちょっとだけなら確かに美味しいと言えなくもない所が妙に悔しいです。というわけで、今日目指すのは喫茶店風の泥臭いイタリアンスパゲッティ。

泥臭いイタリアンを作るにはいくつかポイントがあります。今使っているのは標準茹で時間7分の物ですが、茹で時間を大胆に2倍に延長します。これをザルにあげたらサラダ油をまぶし(オリーブ油はオシャレな味になるので今回は×)、冷める(=伸びる)まで放っておきます。これで昔の学校給食のソフト麺に近いフニャフニャ麺になります。具は玉葱・ピーマン・人参にベーコン(それもペラペラの薄いヤツ。厚切り本格ベーコンとかもってのほか)をほんの少し。サラダ油でエェ感じになるまで炒めてから麺を戻し、ケチャップで味付けして完成。ココで香りをつけようと白ワインを入れたりするのは厳禁。今回目指すのはあくまで泥臭いイタリアンなので。

で、完成したイタリアンなのですが、泥臭いかというと昔下宿先の近所で食べていたものは更に泥臭かった気がするんですよね…。まず茹で時間が足りない。麺をもっとベッタリさせないとダメです。更に致命的なのはケチャップ。最近のケチャップはデフォルトで色んな香辛料が入っていて、それ自体がオシャレ味なのだと気がつきました。もう着色料バリバリの安物トマトケチャップの時代ではないのかも…。まぁ、美味しかったからいいんですけどね。

15/04/25(Sat)

水ぶくれの一番酷かった左肘の内側はほぼ完治したもののまだ少し黄色い汁が出るので包帯が欠かせませんが、次に酷かった左手の人差し指と中指の間は完治したのでやっと包帯が外せます。ということは、やっと素手で水仕事がが出来る、コレは嬉しい。包帯巻いてゴム手袋すると、単に野菜を刻むだけでも大変だったのです。というわけで、今日は久しぶりにハンバーグ。愛読書であるところの“きのう何食べた?”で主人公が“ハンバーグは玉葱を炒めなければ恐ろしいほど簡単だ”と述べている通り、生の玉葱を使うハンバーグはあっという間に出来ます。かといって、炒めた玉葱のハンバーグに劣るかというとそうでもなく、単に方向性が違うだけだと思われます。好き好きですが、私は炒めない方が好きかなぁ…。

作り方は本当に簡単。メインはもちろん合挽き肉。ここに風味&歯応え担当としての刻んだ玉葱を投入。ふんわり担当として牛乳で少しふやかしたパン粉投入。つなぎに卵を入れると割れ辛くはなりますが、何だか全体が固くなる様な気がするので私は入れない派。下味には最小限の塩胡椒、定番のナツメグは汎用性が低くて使い切る前に香りが飛んでしまうので持ってません。ソースは焼いた後フライパンに残った肉汁とソース・ケチャップを少し煮詰めた定番の物。付け合せは自家製の人参・ジャガイモを素揚げにしたもの。なーんにも特別な事はしていないのですが、普通に美味しいので時々食べたくなるのですよ。

15/04/24(Fri)

帯状疱疹がほぼ良くなって日常生活への意欲が復活してきたので、久々にプリン作成。何故プリンか、それは簡単に作れてリハビリに最適だからです。材料は牛乳・砂糖・卵・バニラエッセンスのみ。パウンドケーキも簡単に作れますが、粉を使わないのでふるう工程が不要で更にお手軽度アップ。実際に手を動かす作業は、牛乳と砂糖を混ぜながら温度を70度まで上げる→卵を少しずつ加えてよく混ぜ漉す、まで。あとは予熱しておいたオーブンに突っ込んで焼くだけなので、上手く工程を組み合わせれば食事の後片付けと平行して作れてしまうのも○。コレで材料費が一個あたり25円くらいですんで、買ってくるのがアホらしくなります。

子供の頃はプリンにカラメルは不要派だったのですが、オトナになってからはひょっとしてカラメルの苦味とプリンのハーモニーは悪くないんじゃね?と思うようになりました。それでも、カラメルなし&ホイップクリーム添えの方がベターなのは変わりありませんが、ホイップして冷凍するのが面倒臭いので…。流石に缶詰のサクランボが欲しいなと思うことは無くなりましたが。

15/04/23(Thu)

先日妙に暑いなと思って部屋の温度計を見たら25度。そりゃ暑い筈ですよ…。というわけで、色んな生き物の活動が活発になっています。庭仕事をしていてよく見かけるようになったのがアマガエル。別に池があるわけじゃないんですが、あちこちで跳ね回っている姿をよく見かけます。まとまった水、要らないんですかね?奴ら。

そして、今年も台所のガラス窓の向こうに出てきたのがヤモリ・通称ヤモちゃん。ネットで調べると、ヤモリの寿命は10年以上あるらしいので、高確率で去年と同じ固体だと思われます。超・可愛いヤモリはうちのアイドル的存在です。全体に丸っこいフォルムと、先が小さな吸盤状になった指先がとってもキュート。運が良いと裏側から虫などを捕食する食事の瞬間も観察する事が出来ます。そういえば、冬場に裏庭に放置してあった木箱を壊して処分したのですが、小さなヤモリが3匹ほど冬眠していたので、比較的過ごしやすいと思われる植木鉢ストックの中に放してやったんですが、元気でしょうか。ヤモリは英語でゲッコーと言い、これは鳴き声から来ているらしいんですが、なるほどつまむとそんな鳴き声をあげました。生存競争は厳しいと思いますが、彼らはピラミッドの割と上のほうにいる筈。パッと考えて思いつく天敵といえば、時々隣の家から遊びに来る猫くらいでしょうか。元気に大人になって欲しいものです。

15/04/22(Wed)

春は芽吹きの季節、庭の落ち葉を拾っているとあちらこちらで新しい芽が出ていて、暖かくなったな〜と感じます。が、新芽が全て歓迎すべき物じゃないのも事実。最近の非歓迎植物の堂々トップがヤブカラシです。東京でもちょっと注意すると植え込みの中に混ざっていたりする、THE・どこにでも生える雑草の一つですが、おそるべき繁殖力を誇り、廃屋の一軒くらいあっという間に覆ってしまう恐ろしい成長力があります。どうやらうちの庭の苔の下にはこのヤブカラシの根がはびこっているらしく、春先になるとあちこちから出てくるのですよ。

雑草の基本は根から撤去ですが、このヤブカラシの根はとんでもなく深く根付いているので、ちょっと掘った位じゃとれません。ましてや、表面は苔カーペットが綺麗に敷きつめられているので、そんな気にもなれません。そんなわけで、あんまり使いたくないのですがラウンドアップ(除草剤)を刷毛で塗り、根元まで枯らす作戦に出ます。下手をすると、周囲の苔も枯れてしまうのであんまりやりたくないんですが…。単体で見ると、シュッと伸びる蔓の様子が結構綺麗だったりするんですが、放置すると本当にとんでもない事になります。ラウンドアップで根絶してくれると良いんですが、なかなかしぶとくて生き残ってしまうんですよね…。

15/04/21(Tue)

今日の一品は鶏モモ肉の唐揚げ。若い頃のように毎日食べたいとは思いませんが、たまに自宅で揚げたてをちょっとだけ食べると、本当に美味しいのです。鶏モモ肉の唐揚げなんて惣菜の定番なんで、スーパーならどこでも売ってますが、やっぱり揚げたては違います。揚げるテクニックはこっちが劣っていても、揚げてから食べる時間というのはそれを覆すファクターですんで、家で揚げても勝てるのです。

材料は皮付きの(ココ重要)鶏モモ肉。皮ごとぶつ切りにして、醤油・味醂・生姜を絡め、ポリ袋に入れて空気を抜いて冷蔵庫で半日寝かせます。揚げる直前に網にあげて水分をよく切り、ペーパータオルで更に水分を良く拭き取ってから片栗粉をまぶして揚げるだけ。最初は160度以下の低温で5分ほどかけてじっくり火を通し、一旦取り出してから今度は180度オーバーの高温で数個ずつ30秒ほど揚げて色付け&表面をカリッとさせるのがポイント。付け合せは限界まで細かく切ったキャベツの千切りで、マヨネーズをちょろっとつけて食べるのが私流。家で揚げ物って敬遠されがちですが、慣れると割と簡単。材料費もさほどかからず、オススメです。

15/04/20(Mon)

今年は雨が多くて、私の大好物である所のナスもあまり出来が良くありません。が、少々色は薄い物の今年の初物をゲット。ナスといえば多目の油で焼いて食べるに限ります。ナスはヘタを取り除いてやや厚めの縦スライスにします。油多目(揚げ物の廃油に胡麻油少々で香りをつけたもの)のフライパンで両面焼き色をつけ、皿にとって醤油を回しかけます。最後に細かく刻んだ葱と鰹節をふりかけて完成。

完成まで5分少々の超簡単料理ですが、ナスメインのレシピとしては私コレが頭一つ抜けていると思います。ナスと油の相性の良さは周知の所。そこに鰹節・刻み葱・醤油という失敗しようの無い味付けを加えることで、日本人なら誰でも大好きド定番の味わいになります。おまけに調味料は醤油しか使っていないので、かけ過ぎるという失敗さえしなければ、不味いなんてありえません。ちなみに、チューブの生姜があればちょっと添えると更にレベルアップ。安価で簡単、しかも美味いと良い所しかない一品なのです。

15/04/19(Sun)

帯状疱疹一週間。痛みはほぼ治まりましたが、水疱がまだ消えないのでお楽しみの木工再開はもうちょっと先になりそうです。水疱のある場所が問題で、腋の下と左肘の内側。鋸なんかを使うと、擦れてあっという間に水疱が破れてしまい、面倒な事になりそうなので自粛しているのです。予定工期が2週間ほど遅れてしまいますけどまぁ、仕方なし。

現状の木工テーマは台所からダンボール追放です。ダンボールって加工が容易なので、つい使ってしまいますけど、台所で使うと水分を吸い込んだりして非常に美しくない。流しの下にダンボールを入れ、鍋を放り込むとか是非止めたいところ。で、廃材で流しの下に入れ込むピッタリフィットの棚を製作中に病魔に見舞われて中断中というわけ。他にもスーパーのレジ袋を突っ込んである段ボール箱とか、とにかく段ボール箱を撤廃したいのです。まぁ、病気が治って2ヶ月程度で完成しそうですけどね。

15/04/18(Sat)

帯状疱疹の回復に体力を使うせいでしょうか、やたらとお腹が減るのです。平時は炭水化物は夕食のみパターンが定着している昨今ですが、これではとても足りません。というわけで、昼食にパスタ100gを追加。食べ方は当然、一番好きなペペロンチーネです。ミートソースやイタリアンといった喫茶店定番パスタも好きなのですが、パスタ本来の小麦粉の味を楽しむなら断然ペペロンチーネ。材料も少なく作り方も簡単で、食べ飽きないシンプルさが最大の魅力です。

フライパンにオリーブ油多目で潰したニンニクと鷹の爪を泳がせ香りを移したら焦げないように一旦取り出します。ニンニクは後で再投入するためにココで細かくカット。縦スライスした玉葱1/4個を弱火でじっくり炒め、塩で味を決めます。ベーコンを入れるとより美味しくなりますが、無ければ玉葱だけでも十分。やや硬めに茹でたパスタを投入し、茹で汁少々を加えながら全体を温め、皿に持ってパセリをドサッと振り掛けて完成。あぁ、書いていたらまた食べたくなってしまいます。

15/04/17(Fri)

山ほど貰った筍、下茹でして冷蔵庫に突っ込んだまではいいのですが、とっとと食べないと傷みます。というわけで、毎日筍の煮物の日々。うちでは伝統的に筍というと煮物一択だったのですが、私は中華風に炒めるのも結構好きです。茹でた筍は繊維に沿って細切り。中華料理屋では親の敵の様な細さで出てきますが、手間がかかり過ぎるのでその辺は割と適当に。なんなら小さめのザク切りでも全然オッケー。あとは小分けにして冷凍常備してある豚コマをほんの少し。肉を食べたければたっぷり入れてもいいですが、主役は筍・豚肉はダシというスタンスなら量は要りません。

低温油で小さく切った豚コマを泳がせて香りを出したら、固くならないように一旦取り出します。火を強めて筍投入。全体が温まった感じになったら合わせ調味料投入。合わせ調味料はいつもの如く適当ですが、味噌を酒で緩めて豆板醤で辛味をつけ砂糖を少々加えたもの。調味料が全体に絡まった感じになったら豚肉を戻してひと混ぜして完成。そのまま食べてもいいですが、ご飯に乗っけても結構いけます。5月中には何とか無くしたいものですが、筍。

15/04/16(Thu)

水疱が随分落ち着いてきたので、3日ぶりのお風呂。今の時期汗を殆どかかないので、1週間くらい入らなくても大丈夫なんじゃね?と思ったりもするのですが、一応毎日入る習慣です。そんな中3日風呂に入らないとどうなるか。別にどうにもなりません。身体が臭くなったりはしていない…筈。ただし、頭が痒いです。なんなんでしょうね、この痒み。いっその事坊主にして、タワシでゴシゴシこすったら気持ちいいだろうなぁ…って思ってしまいます。

現状そんな私の最大のリラックスグッズがブラシ。櫛ではなく、楊枝状の棒がランダムに突き出た所謂ブラシ。あんまり強くやると頭皮が傷ついてヤバイっぽいので、あくまで柔らかく頭皮マッサージをするとコレが至上の快感で、とても他人様にはお見せ出来ない表情になります。が、気持ちいいんだから仕方ない。常日頃から気持ち良くはあるのですが、今回頭皮がむずがゆいという前提があるので効果倍増、たまらんです。考えてみると、床屋での頭皮マッサージサービスとか気持ち良いですもんねぇ。

15/04/15(Wed)

帯状疱疹治療開始4日目。やっと抗ウイルス薬が効いてきました。一番酷い左肘内側の水ぶくれ群はまだまだ残っていますが、比較的浅い水ぶくれ群が消え始めています。痛みの質も随分変わりました。治療前は針で突く様な鋭い痛みだったのが、むずむずと鈍い痛みに変わっています。油断せずに貰った薬が切れるまで飲み続け、いつもより多目の睡眠時間をキープすれば順調に治るんじゃないかなと。

それにしても、病気というのはドケチの天敵だと実感した今回の件。治療費・通院時間に待ち時間、健康というのはそれだけで丸儲けです。帯状疱疹というのは疲労やストレスで身体が弱った時に出やすいそうです。私自身は最近そんなに無理をしていた意識は無いのですが、四十オーバーになると三十代と比べると体力が落ちてきているのかもしれません。ここらで生活のリズムを見直してみるべきかと考える今日この頃。

15/04/14(Tue)

筍の季節です。買うと結構高い筍ですが、近所の知り合いが竹林を持っていて掘らせてくれるので、毎年タダで手に入ります。が、当然アク抜きを自前でやらないといけないので、面倒といえば面倒。ネットで調べると、皮はアク抜きをした後で剥くのがセオリーですが、うちでは最初に全部剥いてしまいます。理由は少しでも嵩を減らして沢山茹でたいから。まぁ、それなりに理には適っているかなと。剥いた筍を寸胴にいれ、米糠・鷹の爪を加えて竹串が刺さるまで茹でたら火を落として一晩放置。大して手間はかかりませんが、時間がかかるのは事実です。

ちなみにこの、米糠・鷹の爪を入れるとアクが抜けるというのは完全に迷信だそうで、私も東京時代に水だけで茹でてみましたが問題なく抜けました。まぁ、おまじないみたいな物ですね。下ごしらえの済んだ筍は煮物にするのがうちでは一般的ですが、私は豆板醤を加えて辛くした味噌と豚肉少しで炒めるのも好きです。ただ、湯で筍のたった一つの欠点、冷凍不可なのです。冷凍するとスが入りまくってとてもじゃないけど食べられなくなります。よって、長期保存しようと思ったら薄く切って乾かすか塩漬けにするか。ホント、コレが冷凍できればと何度思ったことか。

15/04/13(Mon)

帯状疱疹治療開始二日目、キチンと抗ウイルス薬を飲んでいるんですが、一向に良くなった気がしません。背中や二の腕では水ぶくれが破れて酷い感じ。ホント、テンションだだ下がりです。病気っていろんな意味で損ですね。治療費という金銭面ではもちろんのこと、病院に通う時間も余計にかかりますし、常時痛みがあれば日常のテンションもガクッと下がってしまいます。

私も気がつけば40オーバー、これから身体に不調が出てくるお年頃です。健康オタクになるつもりもありませんが、規則正しい食事と生活を心がけ、なるべく健康をキープしなきゃと思うここ数日。あぁそれにしても、キーボードを打つだけでこすれて痛い左手の中指と薬指が憎い。とっとと治らないかなぁ…。

15/04/12(Sun)

右の二の腕の内側に毛虫にかぶれたような腫れが出来まして、いつも長袖を着ているのでこんな所がかぶれるなんておかしいな?と思っていたらあっという間に腋の下・肩甲骨・指の股にまで広がり、あぁコレが噂の帯状疱疹ってヤツ?と思って皮膚科に行ったら正解でした。ここんところ、季節に見合わぬ暖かい季節から急に平年並みの気温に戻り、ちょっと体調おかしかったので、潜伏していたウイルスが騒ぎ始めたのだと思います。

症状は結構痛いです。針で細かくチクチク刺されるような傷みがずーっと続いて、耐えられないほどではないですが、かなり鬱陶しい感じ。ネットで調べると、放っておいても大体は自然治癒するらしいのですが、水ぶくれが膿んで破れてかさぶたになり、完全に治るまで3週間〜。こりゃアカンということで、医者に行き、薬貰ってきました。診察と薬代あわせて約5,000円。やっぱドケチは体調管理に気を配って健康でいなきゃと再認識しました。

15/04/11(Sat)

今日はボロボロになった腕時計バンドの作成。正直買った方が手っ取り早いんですが、こんな時でもないと後生大事にストックしている布とか使わないので…。材料は布切れ(多分ポリエステル・古いカーゴパンツをバラしたもの)・マジックテープ(同じカーゴパンツから採取)・接着テープ(何故か持っていた)の3つ。作り方は簡単。ベルトの太さ×2+縫い代の幅で布を切り出し、裏返し二つ折りにして袋状に縫います(上下2パーツ)。表裏ひっくり返して、中に接着テープを突っ込み、アイロン圧着。片側にマジックテープを縫い付け、もう片側は折り返して中をベルト金具が通るようにして縫い付け。最後に本体にセットして完成。

買うと1,500円くらいですかね。自分で作ると材料費はタダですが、製作時間が1.5時間ほどなので、時給1,000円仕事、全然割に合いません。が、まぁ何かを作るってのはそれなりに楽しいですし、作ったものが飾りじゃなくて日々の生活に貢献するってのはもっと楽しいので、十分にペイするかなと。処女作は外に着けて行くには拙すぎる出来ですが、反省点を洗いだした上であと2〜3回作ればそれなりの物が出来るようになりそうな気がします。コレが駄目になってからですんであと数年は先でしょうけど。

15/04/10(Fri)

現在進行中の家の片付けの一環で、納戸から出てきたミニコンポを捨てました。学生時代に買ったもので、それなりに高かった記憶があり、後味は正直良くないです。が、これから先、プレイヤー・アンプ・スピーカーに分かれたデカいコンポを使うかというと、まずないと思われるので。今は音楽というと携帯プレイヤーが主力ですが、20年前はコレが普通だったのです。大学に入ったらミニコンポくらい買わなきゃと皆が思っていたので、今ほど我が道をいっていなかった私も買いました。そもそも、大学に入ったら音楽聴かなきゃってのも共通認識でしたし。確かに聴きましたし、今でも当時買ったCDはスタンダードジャズ中心ですがそれなりに聴いてます。が、ミニコンポを買うくらい聞き倒したかというと答えはNoです。

私の中でモノを捨てるケースは大きく分けて2種類あります。1. 使い倒してボロボロになり、もうそのモノとしての用途を果たせなくなったために捨てる。2. モノとしてはまた全然使えるが、自分のライフスタイルに合わず使う見込みが無いので捨てる。1.は自分としても納得で、むしろ清々しい気持ちで処分できます。ですが2はとっても後味が悪いです。いわばそのモノの作られた理由をまっとうしてやれなかったわけで、責任感じるのです。ですので現状私、食材や消耗品以外のモノを買う時は、超慎重です。無論ドケチというのもあるのですが、それ以上に使い倒せなくて捨てる時の後ろめたさが嫌なのです。周りからはドケチとしか見られませんけどね。

15/04/09(Thu)

今日は作業用のジャージの袖口修理。このジャージ、多分もう10年くらい着ているんですが、あんまり傷みません。流石安定と安心のアクリル生地。これだけ着ると、どれだけ洗っても落ちない汚れが大量についているので、気兼ねなく作業着に出来ます。最近は木工に伴ってペンキ塗りをしたりもするので、こういう服が一着あるととても便利。あと20年は使う所存です。そんなジャージもやっぱり袖口は負担が大きいっぽくて、袖口はベロベロに伸びきっています。伸びきるのはまだしも、袖口の付け根の縫い目がほどけて外れるのは不味い。というわけで、修繕。

本返し縫いでガッチリ縫い付けてから、千鳥縫いで布の断面がほつれないようにする二段攻撃。縫う距離が数cmと短いので、補修といってもほんの数分で済みます。ちなみにこのジャージ、汚れくさってはいますが週に一度は洗濯しているので、見た目ほどは不潔ではありません。袖口はなんだかよく分からない物質が染み込んで変な色になっていますが、おかしな臭いはしない…筈。着る服を少なくすれば目が良く届いてメンテナンスも充実する、ってのが私の考えなんです。

15/04/08(Wed)

大量にあるサツマイモをそろそろ何とかしないといけないので、昔からの定番・クチナシで煮てみました。サツマイモのお菓子といえば大学芋とスイートポテトですが、揚げる→飴を絡めるの大学芋や蒸して潰す→焼くのスイートポテトに比べると圧倒的に工程が簡単なのがクチナシ煮の魅力です。とにかくあっという間に出来て、日持ちもそれなり、味は上々なのが素敵。サツマイモは付け根と先だけ切り落とし(繊維っぽくて不味い)、皮ごと乱切り。定番ではしばらく水煮つけてアクを抜くのですが、効果がイマイチ実感できないので私にとっては無駄作業、やりません。

鍋に乱切りサツマイモとひたひた水を注いで火にかけ、煮汁がやや甘過ぎ程度になる蜂蜜と砕いたクチナシを入れ、キッチンペーパーで落し蓋をして煮汁が全体に回るようにしてからしばらく煮ます。竹串がスッと刺さるようになったら火を落とし、一晩放置して味を染み込ませれば完成。蜂蜜は砂糖でも無問題ですが、先日ここでも書いたようにとっとと使い切りたい蜂蜜、ここぞとばかり使います。味は雑な作り方と相反して意外に繊細美味。砂糖を入れない珈琲ともよくあいます。おまけにあからさまな繊維パワー、悩んでいる人にもオススメです。

15/04/07(Tue)

父親が近所の知り合いの竹林から筍を貰ってきました、ありがたいことです。筍といえば当然下茹でしてからの煮物一択。そりゃま、炭火で焼くとかもなくはないですが、現実的にはほぼ煮るしかないでしょう。作り方に特筆すべき点はないですが、筍といえば亡くなった祖母思い出の味の一つです。いや、コレが不味かった。最大の原因はアク抜き不足。筍など山菜系はアクを抜きすぎると味がなくなるので、その匙加減が最大のコツともなっているのですが、今思い出しても祖母の筍はアクを抜かな過ぎました。口の中に入れた瞬間に広がるあのイガイガ感、思い出すだけでも喉が痙攣しそうです。父・祖父・叔父達はよくアレに文句を言わなかったものだと今更ながら不思議です。

おかげで私は立派な筍嫌いになりまして、キチンと処理した筍って実は美味いんじゃね?と気がついたのは20歳過ぎてからです。ホント、子供に食べさせる料理を作る人って責任重大、あの筍の煮物はないですわ本気で。他にも、唐辛子を入れ過ぎて(子供には)食べられない茄子の煮物とか、味噌をケチりすぎてほぼお湯の味噌汁とか、美味い物も作ってくれたはずなのに、記憶に残っているのはどうしようもない料理ばかり。思い出は美化されると言いますが、最初がどうしようもないと美化処理も追いつかないみたいです。

15/04/06(Mon)

今日の一品は鯖味噌。どーしてもたべたくなったので、鯖買ってきました。正直鮮度は悪く、とても〆鯖には出来ないレベルですが、火を通してしまうので無問題。鯖味噌、簡単です。買ってきた鯖を三枚におろし、フィレ2枚を各2等分。煮汁は水100cc・酒50cc・味醂大匙3・砂糖大匙3・醤油大匙1・味噌大匙3を煮立たせたもの。ここに鯖を投入し、ペーパータオルで蓋をして強火で数分火にかけてから、余熱で中まで火を通せば完成。鯖味噌に限らず煮魚のポイントはとにかく過熱し過ぎないことだと思います。生煮えを恐れてコトコト煮ると、パサパサになって檄マズ。何度か失敗して、生煮えにならないような煮時間を体得する事が煮魚の一番のコツではないかと。

残ったアラも当然有効活用。頭はエラを取り除いて兜割に。中骨は尾鰭を取り除いて3等分。プラス腹の剥き身に熱湯をかけて固まった血を取り除きます。特に注意を要するのが腹の剥き身が背骨にくっついていたライン。ココは特に血の塊が沢山ついているので、丁寧に除去。あとは生姜醤油のタレでサッと火を通し、仕上げに腸の中からサルベージした真子を入れて余熱で火を通せば完成。鯖味噌も美味しいですが、アラ煮も捨てがたい味わいがあります。

15/04/05(Sun)

ここんところ急激に暖かくなってきて、軒下に吊るしてあるニンニクから芽が出てきたので、大急ぎで処理中。ニンニクといえばやっぱり炒め物、そしてこの時期はキャベツの炒め物でしょう。キャベツは芯の部分を外してザク切り、芯の部分はスライスにして葉と均等に火が通るようにします。弱火フライパンにオリーブ油多目でニンニクを泳がせ、ベーコンほんの少しを炒めてから一旦外に出します(そのままだとニンニクは黒こげ・ベーコンはカリカリになってしまうので)。フライパンを強火にしてキャベツ投入、全体がくたっとなるまで炒めたら、ベーコンとニンニクを戻して塩胡椒で味を調えたら完成。

料理に慣れてくると、逆にこういうThe初心者向け的な品は作らなくなるものですが、私は結構作ります。材料の種類・作る手順がが少ないということは逆に、素材の味が最終結果にモロに反映されるので、キャベツを味わいたかったらまずコレ。次点でコールスロー。手間かけてロールキャベツとかも悪くないんですが、炒めたキャベツの甘味は捨てがたい物があるのですよ。

15/04/04(Sat)

桜が満開の今日この頃、見ている分には非常に美しいのですが、花弁の処理が割と洒落になりません。うちの敷地内にはほんの小さな桜の樹しかないので問題ないのですが、裏の廃屋の庭にデカい桜の木がありまして、もの凄い量の桜の花弁が降り注ぐのです。それが最近の雨で壁や地面に張り付き、大変に見苦しい。おまけに、地面に張り付いたものは下手に踏むと滑って転ぶという実害も伴います。ホント、見ている分には綺麗なんですけどねぇ…。

植物に関心がなかった頃は、落葉というと秋と単純に思っていましたが、庭の草むしりをする様になると割とそうでも無い事に気がつきます。冬前に落葉する樹が多いのは事実ですが、丁度この時期が落葉のピークという樹もあるのです。うちの庭でいうとアラカシとクロガネモチ。もう、落ちまくりでたった一晩で樹の下が葉っぱまみれになるくらいです。それを見て一瞬うんざりするも、見ているだけでは何の前進もないので、しぶしぶ拾い始めるのですけど。まぁでも、↑の桜の花弁といい落葉といい、本当に嫌いなら全部切り倒して(隣家の桜は無理ですが…)コンクリートで固めてしまえば良いわけで、折角あるもの楽しまなくちゃとは思いますけど。

15/04/03(Fri)

今日の一品はナスの焼き浸し。私が買い物に行ったら、こんな季節外れの時期にナスなんて絶対買わないんですが、本能のままに食べたい物を買ってくる人がいるので…。というわけで焼き浸し、大好きなんです私。そもそもナスが好きなのですが、そのナス料理の中でもトップクラスに好きなのがコレ。ナスと油の相性の良さは異常の領域だと思います。

ナスはヘタを落として縦に2つ割り→真ん中で2等分してから鹿の子に包丁目を入れます。あんまり細かく入れるのは面倒臭いし意味も無いので、5mm間隔?位の適当に。油多目(ほぼサラダ油+香り付けに胡麻油ちょっとだけ)に入れたフライパンで両面やや焦げ色がつくまで焼きます。同時平行で漬け汁を作成。昆布と鰹節でダシを引き、醤油と味醂で味をつけます。割合は先日ラジオで知った“うみだよしこ”で。薄口醤油・味醂各大匙4・だし汁500cc。コレ、何度か使ったのですがかなり汎用性高いです。勘で適当に作るよりも、簡単に味が決まります。最後に炒めた茄子をダシ汁に投入、すぐにも食べられますが、冷めるまで待ったら味が染みて美味しくなります。ちなみに、残った昆布&鰹節のダシガラは細かく刻んで醤油と味醂で入りつけ、ふりかけに転用。捨てるなんてとんでもない、市販の物よりよっぽど優しい上品なふりかけが簡単に作れます。

15/04/02(Thu)

今日の一品はアサリのワイン蒸し。酒蒸しにすると母親が買ってきたアサリをインターセプト。アレに任せると、深皿にアサリと酒を入れる→電子レンジでチン(マニュアルでの分数設定の仕方を覚える気がないのでオート)→火が通ってないのにスイッチが切れる→再びスイッチオン、を繰り返すのが見ていて辛いので。素直に鍋に酒とアサリを入れてコンロにかければ良いと思うのですが、それは面倒臭いそうで、サッパリ理解不能です。

フライパンにオリーブ油多目、ニンニクと鷹の爪を泳がせて香りを移したら、ザク切りにしたキャベツ少々と砂抜きしたアサリを入れてざっとかき混ぜます。ワインをダバダバーっと注ぎ、蓋をして弱火で3分。塩気はアサリから出るので、最後に味をみて足りないようなら追加。仕上げにバターを加えるのが定番ですが、在庫が無かったので今回はパス…いつになったらバターが普通に手に入るようになるんですかね。かわりといっては何ですが、裏庭パセリを微塵切りにして散らして完成。母親がいう面倒臭いの意味がサッパリ分からない今日この頃です。まぁ、根本的に料理が嫌いなんでしょうね。嫌いだから料理が楽しめない、楽しめないから全部面倒に見える。こういう人に無理矢理やらせるのは作る方も食べる方も不幸なので、気がついたらインターセプトするようにしているのです。

15/04/01(Wed)

今日の昼食はマカロニのペペロンチーノ。近所のおばちゃんに新玉葱を貰ったのですが、意外に足が早いのです。中の層が一つだけ腐って茶色く変色してしまうのが良くあるパターン。防ぐ方法は無いので、とにかく早く食べるのみ。ペペロンチーノの作り方は簡単、アホでも出来ます。多目の油(オリーブ油がベストだが、今回は先日のウルメフライの残り油)でニンニク・鷹の爪を泳がせて香りを移した後、縦スライスした玉葱をくたっとするまで弱火で炒めます。今回は新玉葱の風味を活かしたいので、加熱は控えめに。ここに刻んだベーコン少々を追加し、塩胡椒で味を調節。最後にやや硬めに茹でたマカロニを絡めてから、刻みパセリを散らせば完成。

ペペロンチーノって超簡単でしかも美味いので、パスタの中では一番好きです(次点はケチャップベットリの所謂イタリアン。逆に嫌いなのは和風スパ全般とカルボナーラ)。必須材料は玉葱・塩胡椒・ニンニク・鷹の爪・パスタのみ。極論すればベーコンすら必須ではありません。それでいてパスタの小麦粉味をそのまま味わえるのだから、お得感満載。新玉葱が切れるまで登板の機会が増えそうです。

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