2016年11月

<<前<<   >>次>>

16/11/30(Wed)

今日のメインは酢豚。酢豚といえば昔は母親がスーパーの惣菜コーナーで買ってくる定番料理だったんですが、アレは本当に不味かった。特に肉が最悪で、90%以上が筋と脂身・おまけに臭いので、口の中に入れていくら噛んでも噛み切れず、噛むたびに肉の臭みが口いっぱいに広がる悪夢の酢豚。じゃあ野菜はどうかというと、甘酢のバランスが最悪。酸味が強過ぎて野菜の味が完全に消されているうえに、旨み調味料を効かせ過ぎているためにコメカミが痙攣するという謎味付けでした。

やっぱりこういう料理は自分で作るのが味的にも価格的にも一番だと思います。使うのは業務用スーパーで買ってきたグラム100円強の豚バラ塊。800gの内200gを1.5cm角くらいに切り分け、塩胡椒してしばらく置いたあと片栗粉をまぶして揚げます。残りは大きめに切り分け圧力鍋にぶっこんで角煮に。野菜は冷蔵庫にストックがあった玉葱・人参・ピーマンの三種類。定番の椎茸は匂いを嗅ぐのも嫌なくらい嫌いなので入れませんし、パイナップルは嫌いではないものの一切れ使って残りはどうすんだという問題に答えられないので入れません。全部大きめの乱切りにしたあと軽く湯通ししてから炒め、油が回ったら肉投入。あとはオリジナルレシピの通りに調合した甘酢を回しかけ、数分煮て味が馴染んだところで片栗粉を使ってとろみをつければ完成。これをご飯にかけると最高なんですよね。

今は凄く便利な世の中になって、ネットで検索すればどんなレシピも出てきます。大体がクッ○パッドなので味的にはイマイチ信用できない場合が多いんですけど、叩き台としては十分。とりあえずレシピどおりに作ってみる→味を見てレシピを修正→修正したレシピで作ってみる、を三回くらい繰り返してメモっていけば、簡単に自分好みのオリジナルレシピが完成。使うのはペンと小さなノートのみなので並べ替えが出来ないのが悩みの種ですが、スマホと違って絶対に壊れないのが良いですね。

16/11/29(Tue)

この時期になるとどこの家庭でも余りがちなリンゴ。うちももれなく一箱あったので、10個ほど干しリンゴに加工しています。作り方は簡単。皮・芯つきのまま芯に直角に5mmのスライスにし、ザルに広げてひたすら干すだけ。大体1週間〜10日でカラカラになります。夜中はそのまま屋内に仕舞って放っておくのが簡単ですが、うちはネズミが結構出るので、スーパーのレジ袋に回収して冷蔵庫で保存してます。業務用に大量に作るのならこんな事はできませんが、リンゴ10個分程度ならあっという間です。

干しあがったリンゴはキッチンバサミで5mm角にカットしていきますが、これが地味に大変。10個分のリンゴを刻むと1時間近くかかってしまいますが他にやりようがないので仕方ありません。業務化したら真っ先に機械化導入を考える工程です。去年はこの作業が面倒になって10mm角で妥協してしまったのですが、これだとパウンドケーキに入れた時に大き過ぎて沈んでしまうのですよね。味には関係ないんですが、やっぱりこういう具は中で均等に散っている方が美しいので。

あと、今までこうやって作った干しリンゴは酒精の濃い酒に漬け込んでからパウンドケーキに焼いていたのですが、今回ダイレクトに焼きこむバージョンを寝かせ中です。最近のパウンドケーキはルーティーンの見直しで焼き上がりから食べるまで2週間のタイムラグがあり、これだけ寝かせるのなら酒に漬け込まなくても十分柔らかくなるんじゃね?と考えての事。その方がコストも下がりますしね。最初の試食は約10日後、さてどうなるでしょう。

16/11/28(Mon)

今日のメインはカキ&白身魚のフライ。カキのフライが食べたくなったんですけど、カキだけで一人前作ると飽きるよねと思って合わせたのが白身魚。まぁ定番ですが美味いです。カキは必ず加熱用を使います。世の中には生食用と加熱用の違いは鮮度の違いだと思っている人がいますが、全然違います。生食用は食中毒菌が入り込まないように水のきれいな所を選んで育てますが、そういう所は海中の栄養分も少ないので成長したカキの旨みも薄くなります。ですんで加熱して食べるんなら使うのは絶対に加熱用です。カキは水気を切って水分を拭き取り、軽く塩胡椒して下拵え完了。

白身魚は冷凍のアカウオフィレを使います。片身が100円でうちではレギュラー食材。いつもはムニエルにする事が多いですが、今日は揚げてしまいます。ポイントは凍っている間に皮に切れ目を入れておくこと。アカウオの皮と身は熱を加えた時の収縮率が全然違うので、そのまま調理すると丸まってしまいます。ですんで皮に切れ込みを入れるのですが、解凍してしまうと皮に弾力が出て皮だけ切るのがとても難しいのです。ですが、凍っている状態なら簡単。こっちも解凍したらよく水気を切って塩胡椒。

あとは小麦粉→溶き卵→パン粉の順に衣をつけて揚げるだけ。私は月に数回揚げ物をするので、小麦粉・パン粉は残ったらタッパーに入れて冷凍保存してあります。その特性上、ギリギリ使い切りで粉を出すってことが出来ないので。捨てるのモッタイナイですから。溶き卵は卵一個を水大匙1で延ばしたもの。こっちの方がキレイに衣がつきます。残った卵は当然翌日の卵焼きに混ぜ込みます。海鮮系のフライのポイントはとにかく火を通し過ぎない事。白身魚は強火で両面各1分、カキは両面各30〜45秒とごく短時間で終わらせ、網に揚げて数分間余熱で仕上げるのがベスト。これを自家製の大きめに切ったゆで卵たっぷりのタルタルソースにつけて食べるのが最高。ウスターソースも悪くないんですが、こればっかりはタルタルソースに軍配が上がります。

16/11/27(Sun)

畑で取れたサツマイモが納屋の角に大量に転がってまして、このままだとネズミの餌になるのも時間の問題なので、焼き芋にでもするかと重い腰を上げました。焼き芋の作り方は単純そのもの。1. サツマイモを古新聞で包んで濡らしてからアルミホイルで包む。2. オーブンに突っ込んで160度90分。たったそれだけ。時間はかかりますが、その間は特にやる事もないので放置で他の事をしていられるので、労力的な意味でも大した事はありません。火を通すだけならもっと短時間でもいいんでしょうが、サツマイモは長時間熱をかけ続けることによって甘くなるらしいので、90分なんていう馬鹿みたいな時間が必要なのです。結果:確かに甘くて美味い。でも私は焼き芋にほとんど思い入れがないので、オーブンを90分稼動してこれか〜と思ってしまいます。コスト的にはストウブを使った石焼芋の方が安いんでしょうけど、ストウブ持ってないので…。

せっかく90分もオーブンを動かすんだから焼けるだけ焼かないと勿体ないという事で、一緒に焼いた芋が5本。全部をそのまま食べるのは芸がないので、一部は芋キンツバに加工しました。厚めにスライスして水で溶いた小麦粉にサッとくぐらせ、フライパンで表面を焼くだけ。正直味的には芋単体と変わらないんですが、見た目&雰囲気がちょっと高級になります。お茶請けには結構オススメ。

16/11/26(Sat)

相変わらず押入れの改造は現在進行形で、部屋は荷物だらけです。1日1時間程度の時間しかとれないというのもあるんですが、材料の問題が大きい。ホームセンターで適当なサイズの角材&板を買ってきてカットすれば作業時間はずっと短くて済みますが、私が使うのは廃材置き場に積んである廃材ですんで、使えるようにするまでが大変なのです。1. 埃&泥が結構ついているので、雑巾がけをしたあと丸一日かけて乾燥させます。2. 表面が荒れているのでサンダーで処理。あんまりキレイにやろうとするとキリがないので適当な所で切り上げますが、それでも結構な時間がかかります。3. 古釘の処理。カットライン上に釘があるとノコギリが死んでしまうので抜きますが、錆びきっていたり頭が埋まっていたりでキレイに抜くのは一苦労。4. 割れの処理。強度に問題ないけどヒビが入っているような場合、木工用ボンドを流し込んでクランプで締め、隙間をなくします。5. 釘穴やヒビ跡の処理。パテを使って隙間を埋め、紙やすりで表面を処理します。

などなど、一本の棒・板として使うまでに結構な時間がかかるのです。でもま、こういう風に打ち捨てられていた古材に新しく活躍の場を与えて有効活用するってのは楽しい作業ではあります。私、基本的にケチなのですが、ケチというのは不要なものを買わないだけではありません。廃材置き場の木材は私が使わない限りはゴミに等しいです。せっかく使えるものがあるのにゴミとして放置しておくのは許容できません。手元にあるものは磨り減って消滅するまで使ってしまえというのが、ケチの真骨頂ではないでしょうか。

16/11/25(Fri)

最近、今日の庭仕事では庭木の剪定をしていまして、松を除く全ての樹の剪定が完了しました。仕上げはブドウ。去年まで枯れ木同然だった裏庭のブドウ再生計画発動中で、昨年は根元を掘り返してたっぷり施肥をしたせいか今年はかなり好調でしたが、ブドウの花芽は前年に作られるらしく、実をつけるまでは至りませんでした。来年こそはという事で今年も施肥&剪定。春〜秋の間にかなり延びた蔓を整理し、必要な箇所では支柱に巻き付け直して針金で固定。根元の周りをドーナツ状に掘り返し、春〜秋の間に45Lのゴミ袋に落ち葉を溜め時々水を加えて作った腐葉土と市販の果樹用の肥料をたっぷりと施します。後は祈るだけ。来年はがっつり実をつけてくれると良いなぁ…。

そしてラストは毎年考えるだけでゲンナリする松の剪定。松は葉っぱを途中で切るとそこから茶色くなって汚いので、一枝ずつ剪定バサミでちまちまと切っていかなきゃいけないのが本当に面倒臭い。同じサイズのウバメガシと比べると3倍位の時間がかかるんじゃないでしょうか。そして切った葉っぱは腐敗が遅いので、↑の様に腐葉土にもならないという役立たずっぷり。私が一から庭を作るのなら松は絶対に植えません。そんなに格好いいとも思いませんし。ちなみに以前松サイダーというのを作った事がありますが、失敗でした。よく洗った松葉と砂糖水を暖かい所にしばらく置いておくと発酵して松の爽やかな風味がする微炭酸になるという触れ込みでしたが、漬ける時期が長過ぎたのか松脂&枯葉臭がしてとても美味いものではありませんでした。かといって漬ける時間を短くするとただの砂糖水だし…。色々研究すれば飲めるようになるかもしれませんけど、そこまで極めたいものでもなかったので止めてしまいましたが、アレはキチンと作ると美味いんでしょうか…。

16/11/24(Thu)

今日のメインは久しぶりにハンバーグ。うちの両親は2人とも70過ぎているのに、こういうメニューにやたらと食いつくのですよ。歳とるとあっさり風味が好きになるっていうのはうちでは全く当てはまりません。うちのハンバーグは通常、醤油と味醂ベースの照り焼きダレに大根おろしを添える和風を作るんですけど、今回たまたま冷蔵庫にとろけるチーズがありましたんで、たまにはチーズハンバーグも良いかなと浮気。そうすると流石に照り焼きソースは無理があるだろってことで、ケチャップ&ソースの通常ハンバーグソースにします。

ハンバーグの流儀は色々あるんですけど、うちの流儀その1. 玉葱は炒めません。玉葱を炒めて香りを強調するか、生で使って歯応えを重視するかは難しい問題ですが、私は試行錯誤の結果現状は生で使っています。まぁこれは完全に好み。2. ツナギの定番・卵は使いません。卵は固着力が強過ぎて生地がわずかに固くなる気がするんですよね。実際挽肉の力だけで十分固まりますし。3. パン粉を牛乳でふやかしてやや多めに加える。これを入れると生地が柔らかくなります。入れないと肉!って感じが強まるのですが、私は入れた方が好き。4. 定番のナツメグは使いません。あの匂いがあんまり好きじゃないですし、ハンバーグくらいにしか使い道のないニッチな香辛料を香りがフレッシュなうちに使い切る自信がないので。

ハンバーグは一人前120〜130g位。真ん中にとろけるチーズを仕込んで焼きます。焼きは強火で両面2分ずつ→ごく弱火に落とし白ワインを少し注いで蓋して両面5分ずつ。結果:照り焼きソースよりもこっちの方が評判が良かったです。あんたら年寄りやろと心の中で突っ込んでしまいました。ちなみに付け合せは刻んだキャベツ&畑の水菜・ジャガイモと人参を焼いて塩胡椒したもの・やわやわケチャップパスタのと結構本格的です。

16/11/23(Wed)

趣味の木工で使う材料はほぼ100%廃材置き場においてある古い木ですが、ここをあさっていると、同じ時期の材料なのに異常に腐敗が進んでいる部分があります。下の方の窓枠で流れ落ちてきた雨水に長時間晒された部分とかは勿論酷いんですが、目に見えて状態が悪いのが釘周辺。釘から鉄分が出たのか真っ黒に変色したり、腐ってスポンジ状になったり。同じ時期のものでも釘が関係しない部分は今でも十分材料として再利用できるんですが、釘周りはごっそり切り捨てる必要があります。

国宝を扱うテレビ番組で、釘を全く使わないってのをやたらと自慢トーンでしゃべるものを見るたびにしゃらくさいって思ってたんですが、この状況を見ると釘って木にとっては大敵なんだなと実感します。今の住宅の様に30年で建て替える&廃材の再利用もしないという前提なら釘(木ネジ)はとても便利ですが、100年単位でもつ構造物を作ろうと思ったら必然的に釘は使えませんね。ちなみに私の趣味の木工では釘はほとんど使わず、従来釘を使っていたような接合には木ネジを使っています。釘って表面がツルツルなので、力や振動ですぐに緩んでしまうのですよ。わざと唾をつけてから打ち込み、中で錆びさせて抜け難くするテクもあるそうですが、酸素が少ない木の中で摩擦が考えられるくらい錆びるまでにどれほどの時間がかかるのかを考えると、どう考えても木ネジのほうが手っ取り早いので。そのためうちでは、板の厚さにあわせるために常時5〜6種類の木ネジを常備しています。更に微調整したい時は先をミリ単位でカットしたりもしますけど。木ネジ万歳。

16/11/22(Tue)

押入れ改装の為、中身を全部取り出して引き戸も外したら部屋が大変な事になっています。足の踏み場もない…とまではいきませんが、2畳くらいのスペースが荷物で占拠されて狭苦しい事この上なし。とっとと改装を終わらせて片付けたいのですが、花台の仕上げもあるのであと4〜5日はこのままっぽい。うーん、荷物を出すのを早まったかも。ちなみに、中はモルタル粗塗りのままの壁に布を張っていたのですが、この際布は撤去。数十年前に砂壁嫌いの母親が適当なチェック布で目隠しをしたままになっていたのですが、その柄があまりに部屋に似つかわしくないので、この際モルタル壁の方がマシな気がしまして。チェックの布は幸い紫外線劣化などが一切ないので、下着の消費に合わせてトランクスに加工していけば10着以上出来るでしょうからこっちに転用します。

押入れの床には変な柄のビニールシートが強いてあったのでこっちも撤去。どうして戦後生まれって何でもかんでもカバーかけたがるんですかね。カバー無し・適度に掃除の方がずっとシンプルで美しいと思います。シートを剥がしてみると、床板に斜めに打ち込んだ釘の頭が結構気になるので、ポンチと金槌で平らに処理してしまいます。長年溜め込んだ埃が結構すごい事になっていましたが、こっちはサッと掃けばすぐにキレイになります。こうやって改装しても普段は目に入らない押入れの中の事なんで、影響は低いともいえますけど、以前もうひとつの押入れを改装した経験からもやっぱりこういう細かい積み重ねって日々の暮らしに結構影響するのですよ。

16/11/21(Mon)

部屋の模様替えの一環でコルクボード額を作って折りたたみ式の椅子・テーブルを撤去し、部屋が随分広くなって大満足なのですが不具合がひとつ発生しました。目覚まし時計を置く場所がない。今まではテーブルの上に置いてアラームを鳴らし、寝ている場所から適度に遠くして無意識に音を消さないようにしていたのですが、それが出来なくなりました。仕方がないので、床の上の2m位離れた場所に置いてみたのですが、板張りの床に秒針のカチコチ音が反響して微妙に気になる。起きている時は全然気にならないんですが、いざ布団に入って無音空間が出来るとコレが響くのですよ、完全に想定外。

というわけで、時計を置くトレイを作る事にしました。せっかくなので少し大きめに作っていつもその辺に置いている眼鏡置きも兼ねることにします。作り方は簡単。10mm厚の板にリューターを使って眼鏡と時計が入る深さ5mmの底を掘り、そこにコルクボード額で余った3mm厚のコルクボードをぴったりサイズに切り取って貼り付けるだけ。試しに床の上に置いたコルクボードに目覚まし時計を乗っけたらカチコチ音が随分静かになったので多分いけるでしょ。何かを変えると思いもよらなかった不具合が出てくるドミノ式の日曜大工、いつもの事です。

16/11/20(Sun)

畑で大根が採れはじめたので、毎食のサラダが大根水菜サラダになりました。大根は5cmほどの長さに切ってから出来るだけ細い千切りに。水菜は根を取り除いてから3cm程のざく切りにしてあわせるだけ。ドレッシングは作り置きの酢醤油を使います。酢としょうゆを同量に味醂を少し加え、昆布と鰹節を大量に入れて冷蔵庫で寝かせてあり、必要に応じて適宜使うのです。少なくなってきたら酢・しょうゆ・味醂を追加していけば酢醤油永久機関が出来上がります。

水菜って癖がない反面大して美味いとも思えないんですが、大根とあわせるとそのほのかな苦味が良い感じに引き立って、格段に美味しくなります。茹でておひたしにするのも定番なんですが、おひたし部門ではほうれん草という絶対エースが存在するので、どうしても見劣りしてしまうんですよね。というわけで現在うちではサラダが水菜の定位置にっています。ただ、サラダだとかさばって量が食べられないので、食べても食べても追いつきません。結局相当量の水菜を廃棄する羽目になりますが、これはもう作付け担当が悪いとしか言いようがありません。

16/11/19(Sat)

今日は完成したコルク額の設置。学生時代に作ってずっと飾ってあった無駄にデカいジグソーパズルを撤去してそこに設置したので、紐をかけるヒートンは流用で。それに伴って計画通り、窓際に置いてあった折りたたみ式の椅子とテーブルを撤去。テーブルの上の透明シートに敷いてあった手紙や写真類をコルク額に移動。テーブルと椅子は畳んで押入れに仕舞うついでに、部屋の引き戸も交換しました。これは屋内の廊下に向いた引き戸で夏場は網戸にしてあるのですが、最近流石に寒くなってきたのでガラス戸にチェンジ。

ということをしていると、やっぱり押入れの大幅改造が必要だなと実感しました。私の部屋には一間幅の押し入れが二つ。一つは半分洋服ダンス&半分棚を作って収納力upの改造をしているのですがもう一方は手付かずで、上方空間が無駄に余っているのです。テーブル&椅子を入れたことでちょっと収納が厳しくなってきたので、こっちも改造する必要が出てきました。まぁ、花台が完成してからですけどね。

16/11/18(Fri)

趣味の木工はコルク額縁が完成したので、次回作の花台に移行。こっちはあんまり面倒臭い事はせず、窓のサイズに合わせて幅90cm・奥行き25cm・高さ30cmの簡単な台にします。塗装はいつものこげ茶色で。日曜大工レベルでは塗料もそんなに使わないため、いろんな色を持っているとロスになってしまうので、うちで使う塗料は無難なこげ茶色一色と決めているのです。でも、材料として使った古い窓枠の質感も悪くないので、このまま無塗装にしてしまうかも…。その辺は組みあがってから考えれば良いでしょ。

足の組み立てはホゾ穴を彫って行います。木ネジを使えば精度・時間ともに圧倒的なんですけど、風情がないので。ホゾ穴は時間もかかるし素人仕事で精度は出ないんですけど、趣味なんでこっちを選択。今までの経験則上、まず穴を彫る→それにあわせて相方に印をつけて凸を彫るという方法が比較的精度が出る事が判明しているのでこの手順で。穴は3mm→8mmのドリルでざっと彫ってからノミを投入するという流れです。使う古い窓枠は完璧に乾燥しているので、無理にノミを入れると割れますから、うまいことカスを排出するようにノミの目を決めるのがポイント。それでもヒビくらいは入ってしまうんですけど。まぁそれも趣味の木工の楽しみの一部ではあります。

16/11/17(Thu)

やっとお中元で貰った素麺が終了。毎日昼食は素麺に冷凍グリーンピースをたっぷり入れたドライカレーという日々に終わりが来ました。やっと通常業務のペペロンチーネに戻れます。どっちが好きかといわれると、やっぱりペペロンチーネなんですよね。それに今回は、先日作った鯖フレークがありますんで、一発目は鯖ペペロンチーネ。

パスタの茹で方はアルデンテに限る、なんてスカした時代もありましたが、今では柔らか目が好みです。喫茶店のイタリアンスパほどは柔らかくしませんが、標準茹で時間+1分位のやや柔らか目がマイベスト。ニンニクと鷹の爪をガッツリ利かせ、仕上げにタイムとパセリを混合でたっぷり散らしたもの。お供は最近畑で無限増殖中の水菜と大根を使ったサラダに↑のグリーンピースを大量に入れたコンソメスープ。コンソメは先日業務用スーパーで300人前入りというボトルを見て思わず躊躇してしまったんですが、コレだったら買ってもいいかも…と考え中。アレを見るとコンソメキューブとか割高過ぎて使えません。

16/11/16(Wed)

今日のメインは25cmクラスの鯖×3。生食可能な鮮度なのに1匹120円で売ってたんですよね、安過ぎるでしょ。というわけで、恒例の〆鯖にでもすっかと思ったのですが、捌いている最中に唐突に棒寿司が食べたくなって予定変更。3匹の鯖からは6本のフィレがとれるので、内2本を〆鯖として食べ、残りの4本で棒寿司を2本作ります。棒寿司の作り方は〆鯖とほぼ一緒。〆鯖と酢飯を巻き簾で棒状に成型し、一晩放置して落ち着かせるだけ。以前うちではこういう料理は正月位にしか作らなかったのですが、私は食べたくなったからちょっと作る?位の軽いノリで作るようにしています。慣れてくると別に大した料理でもないし、何より数をこなすとクオリティが上がるので。

残ったアラは勿論捨てません。ひたひたの水を注いで昆布1枚と一緒に沸かし、ガラを漉して鯖のダシ汁をとり、酒・醤油・塩で味を調整。拍子に切った大根を投入して船場汁に仕立てます。最近畑で大根が採れはじめているので、大根は食べ放題。そして定番だけあって船場汁やっぱり美味い。鯖の風味ってちょっと癖があるんですけど、それが大根の歯ざわりとよく合います。ダシをとった後の鯖のガラからは出来る限り身をせせりとり、白ワインと塩胡椒で煎りつけてパスタの素に加工します。3匹の鯖のアラから、小さなシーチキン缶に換算して1.5本位の量が取れるので、ケチ臭いと馬鹿には出来ません。コレをニンニクと鷹の爪をたっぷり利かせたペペロンチーネに入れるとちょー美味いのですよ。

16/11/15(Tue)

リンゴを箱で貰ったので、来年のパウンドケーキ用に5個を乾燥リンゴに加工中。作り方は簡単。芯・皮をつけたままで5mm程の厚さに輪切りにし、日当たりの良い場所でカラカラになるまで大体1週間〜10日かけて干してからキッチンバサミで細かく切るだけ。夜間はスーパーのビニール袋に入れて冷蔵庫で保存します。去年は不精をして少し大きく切り過ぎたために、パウンドケーキに焼いた時に具が下に沈んでしまいましたんで、今年はもう少し小さく切るつもり。大体5mm角位に切れば十分っぽい。

果物ってリンゴに限らずある時は沢山あるんですが、リンゴはともかく桃などのように傷みの早いものも多く、傷まない内にと急いで食べると嫌になったりします。そこで保存食。乾燥させたりシロップ漬けにしたりすれば、食べるための時間を稼げます。少しずつ食べれば飽きずに美味しい。手間もそんなにかからないのが高ポイント。今回のリンゴなんて切って干して切るだけですから、これを面倒臭いなんていったら罰が当たります。まぁ、こういうのが好きだから面倒だと思わないだけかもしれないんですけど。

16/11/14(Mon)

窓際にハーブ系の鉢をいくつか置いて楽しんでいるのですが、本当に作りたいのは苔の鉢です。庭の落葉拾いをする際も一番重要度が高いのが苔カーペットというくらい苔が好きな私。ですが、人工的に苔を育てるのって本当に難しい。去年失敗して今年再挑戦中なのですが、あんまり芳しくありません。今回は父親が貰ってきて放置してあった苔玉を分解し、鉢に平面状に広げたものを窓際に置いて世話していますが、日に日に調子が悪くなっています、何故だ…。

苔は日光が当たりすぎると駄目っぽいので、屋内のそこそこ日の当たる場所に設置。受け皿の様子を見つつ、水分が切れたら補給。勿論遣り過ぎないように注意してます。時々直射日光を当てて光合成を促進したり。それでも駄目なんですよね…。庭の苔を見ているとそんなに生育条件が厳しいようには思えないんですが、いざ自室で育てようとするとかなりデリケート。まぁ、色々と試行錯誤すること自体が楽しいので、割り切るしかないんですかねぇ…。

16/11/13(Sun)

コルクボード額の残り作業が塗装のみとなってしまったので、次回作の構想に突入しました。次に作るのは窓際の花台。コルクボード額が出来ると、現在窓際に置いてある折りたたみ式の机&椅子が不要になりますんでこれを撤去。そこに新たに小型のベンチシート型の花台を置き、今はベランダに置いてある冬の間寒さに弱い植物達を避難させようかと思っています。そのまま床置きでもいいんですけどそれだとあんまりにも風情がないので。

使う材料はこれまた廃材置き場からサルベージしてきた古いガラス引き戸の枠。こういうのは最初から直線が確保されているので作業がちょー楽です。表面は良い感じに風化しているので、これをそのまま生かすかそれとも一旦削って塗装してしまうかが悩みどころ。花台という特性上たまに水がかかったりするので、塗ってしまった方が良いのかなぁ…。屋外設置のものの様にペンキでガチガチに塗る必要はないので、塗装によっては今の古びた風合いもある程度は生かせる気がするのですよね。あと、もとがガラスの引き戸だったという都合上、棒の両サイドにガラスをはめ込むためのスリットが入っているのですが、これはもうこのままで。同じ厚みの板で埋めてもいいんですけど面倒臭いですし、何より特に邪魔にもならないので。柱を組み合わせるためのホゾ作りが相変わらず面倒臭いので、完成まで2週間って所でしょうか。

16/11/12(Sat)

今日のメインは豚角煮。少し前にも作って、その煮汁は時々煮返しながら半熟煮卵の漬け汁として再利用を繰り返していたのですが、ここらで再び豚を投入するのも良いかなと思いまして今回のチョイス。使うのは業務用スーパーで買ってきた豚バラブロック500g。100g98円のヤツに2割引シールがついて400円。当然国産ではありません(カナダ産)が、食べてみても違いの分からない国産の安心安全な豚に2倍以上のコストをかける気は全くありませんのでこれで無問題。

前回はネットで調べたレシピに従って圧力鍋に30分かけたのですが、柔らかくなり過ぎました。繊維がほぐれて所謂トロトロ東坡肉状態。これはこれで美味しいという見方もありますが、私は豚肉の歯応えが残っているやや固めの角煮が好きなので、今回は圧力鍋をぐっと短縮して10分に。また、角煮といいながらかなり大きなブロックのまま煮てしまい、食べる時に切り分けるスタイルにしました。圧力鍋で10分煮て自然減圧したら、肉本体を網ですくって煮汁に投入。そのまま一晩寝かせて味をしみこませてからいただきます。結果:書くまでもなく美味いに決まってます。少し厚めにスライスしたものをご飯に並べ、漬け汁を回しかける豚角煮丼は凶悪。これはまた作ろう。

ちなみに、圧力鍋に残った茹で汁も捨てません。昆布1枚と塩少々を加えてひと煮立ちさせたらタッパー保存。椀にすくって乾燥ワカメ少々を投入しレンジで温めてから刻み葱を浮かせれば立派なスープになります。モッタイナイ精神ですね。

16/11/11(Fri)

コルクボード額の組み立て完成。角に一箇所1mm程の隙間が出来てしまったので、ここに当て木をはめ込んだうえで他の角と同様パテで細かい隙間を埋めてから塗装。ここから先はパテや塗料の乾燥待ちの時間がほとんどになるので、一日に出来る作業時間はごく短くなります。具体的には10分以下。というわけで、次回作に突入。今回作るものその1はアイパッチ、いわゆる眼帯です。別にハロウィン用じゃありません、そもそももうハロウィンは終わってますし。趣味の木工で鋸を使っていると、材料を垂直に切る場面が頻出しますがこれが地味に難しい。真上から見下ろしながら身長に鋸を引いても、切り終ってみると結構傾いていたりします。何故こんな事が起こるのかを考察した結果、両目で見ているから駄目なんじゃないかという結論に達しました。両目で見ると対象が立体的に見える反面、違った角度からの画像2つが脳内で統合されるというシステム上、角度の細かい違いが正確に見えないようなのです。実際に片目を閉じて鋸を引くと、かなり精度が上がります。

しかし毎回片目を閉じながら作業をするのは面倒くさいのでアイパッチ。作り方は簡単です。私は眼鏡をかけているので、その左側を覆う布を切り出してホックで簡単に着脱できるようにするだけ。ほつれないように周囲を塗ったりする時間を入れても30分もあれば出来てしまいますが効果は絶大。作業中に来客があったりするとドン引きされること請け合いですが、それはまぁ仕方がないことなので諦めます。

16/11/10(Thu)

相変わらず続くグリーンピースドライカレーの日々。かれこれ2週間くらい食べている気がしますが、グリーンピースの在庫が切れません。今年一杯のメインはグリーンピースカレーかも…。毎年のように、食べる分だけ作れ&冷凍しろと口を酸っぱくしていっているのですが、年寄りは本当に言う事を聞きません。畑が余っているからとりあえず何か植える→いっぱい出来て食べられないからとりあえず冷凍→一年後に同じ作物を作って冷凍しようとしたら冷凍庫に前年の分が霜を吹いているのを見つけて廃棄、の繰り返しは本当に無駄の極地だと思います。冷凍保存は便利ですけど、使いこなすのは実はかなり難しい。ブラックボックス・ゴミ箱化しないように運用していくのはかなり料理慣れした私でも難しかったりします。

でも、流石にこれだけ豆ドライカレーを作り続けていると味もこなれてきました。玉葱と挽肉を炒める→茄子・人参などその時にある野菜を微塵切りにしたものと圧力鍋3分で柔らかくしたグリーンピースを投入→水・赤ワイン・ケチャップ・カレー粉を加えて適当に煮詰める→鷹の爪で辛さを調節して完成。昼はお中元で貰った素麺にかけて食べ、夜は圧力鍋で炊いた玄米ご飯にかけて食べ、多分今私の腸内環境は絶好調です。ちなみに、素麺バージョンの時は先日つい衝動買いしてしまって一年草と判明したパクチーを薬味として利用。まだまだ小さいのですがかなり寒くなってきたのでどうせすぐに枯れてしまいますから、それだったら食べたほうが良いでしょと使ってます。こうやって食べるとパクチーはカメムシ臭いというアンチ派の主張がよく分かります。確かにカメムシっぽい臭いがします。とはいえ、私はかなり好きなので無問題なんですけどね。

16/11/09(Wed)

今日の木工はコルクボード額の枠作成。廃材置き場から厚さ20mm・長さ1mの板を発掘してきましてカンナで片側に直線を作ったら、リューターを使って本体にはめ込む為の10mm×10mmの欠きを作り、その後幅20mmで板を切り出してL字型の棒を作る×4本。ここで持ち時間の1時間を使い切り本日の作業は終了。思ったほど進みませんでした。本当はこの棒の端を45度にカットするところまでいけるかなと思ったのですが、厚さ20mm板を手ノコで1mカットする×4回は結構大変でした。電動丸ノコが欲しいな〜と物欲再燃中。アレあると本当に作業効率が違うのですよ。ただ、リューターを違って手作業で置き換えられないわけではないですし、元が取れるくらい使うかというと疑問なので多分買わないでしょう。

私、こういう作業は基本的に時間で区切ります。キリのよい所までやって終わる派の人も結構いますが、私は絶対にやりません。それをやりはじめると時間管理がガタガタになって、結局ダラダラ作業になってしまう事が多いので。1時間なら1時間で止めると最初に決めておけば、その1時間にいかに効率よく作業を詰め込むかのスケジューリングを最初にする必要があるので、仕事がはかどったりもします。それに一旦切りのよいところで終わらせると次の再始動にエネルギーが要るので最悪途中で集中力が切れてしまう事もあり、私はあんまりオススメしません。まぁこの辺りは完全に個人の好みの問題なんですけど。

16/11/08(Tue)

ここ数日、私のパソコン机の隣に女物のバッグが置いてあります。仕舞っていたら持ち手がネズミに齧られてしまったので何とかしてくれという母親の依頼です。持ち手の中央部分、ちょうど握るところが齧られていますが、幸いにも被害は表面に留まっていて強度はそんなに落ちていません。ですが、見かけは最悪なのでこのままでは使えないでしょう。というわけで、近所の手芸店で良い感じの革の端切れを買ってきてバッグと並べ、ここ数日折にふれては眺めて案を練っています。

接着方法は縫うor貼るの二択ですが、持ち手は狭くて厚いので革用のミシンでもあればともかく、私の腕では手縫いでキレイに縫う事はできそうもないので、事実上選択肢は貼る一択です。ですが手で握る場所なので接着は完璧にしないと容易に剥がれます。ということは一気に全部接着せずに、表→裏の二回に分けたほうが良いかなとか、革の端は薄く削っておけばめくられにくくなって接着強度が上がるんじゃないかなとか、剥くとしたら専用の刃物がないのでサンドペーパーで少しずつ削るか?とか色々とシュミレーションを繰り返しています。

服や木工の直しをする時も基本的にこれと一緒。修理は始めてしまえば意外にあっという間に済みますが、その方針を立てるのに時間をかけないと不本意な結果に終わる事が多いような気がします。締め切りがあるわけじゃないので、時々考える→修理物の存在すら忘れる→思い出してまた考える、という時間を置いた方が修理系の作業は上手くいくんじゃないでしょうか。

16/11/07(Mon)

今日の庭木剪定はクロガネモチ。これも5m以上ある大木ですが、隣に今は使っていない屋外トイレがあり、その屋根が足場として使えるのでうちの庭木の中では剪定がかなり楽な部類に入ります。このトイレ、なぜか鉄筋コンクリートで出来ていて屋根も平らなので、梯子で登ってしまえば足場は無敵の安定・脚立も置き放題なのです。

手順は教則本によると遠い&高い所→近い&低い所が推奨されていますが、私は逆でやってしまいます。というのも剪定というのは一般的に遠く&高くなるほど労力がかかります。いちいち脚立を降りて場所を微調整して続きを行うのは大変ですし、高枝切りバサミを振り回すとそれだけで手の筋肉を消耗します。ですんで、手を伸ばして剪定バサミで処理できるところは全部それで処理してしまい、届かない部分を確定してからおもむろに脚立や高枝切りバサミを投入するという順番です。完成度は落ちるかもしれませんが、良いんですどうせ素人仕事だから。疲れないで楽→継続できるっていうのが最優先項目ですし。

東京では剪定をするとその後の枝の処理が本当に大変で、細かくカットしてゴミ袋に詰め込むのにカットする数倍の手間と時間がかかっていましたが、こっちでは畑の隅っこに持っていきしばらく放置→点火で済んでしまうので劇的に楽です。一応の焼きは禁止されていますが、これからの季節どこの家も似た様な事をやるので黙認状態。焼却場からも家庭で燃やせるゴミはなるべく燃やしてくれとの通達が来ていますんで、まぁセーフでしょう。ビニールやゴムを焼くのは論題ですが、そういうのはかなり神経質に取り除いてますんで私。

16/11/06(Sun)

私の部屋はあまりにごつくて占有面積が大きかった学習机を1年ほど前に廃棄し、かわりに小さな折りたたみ式のテーブルを置いていますが、置いて以来ほとんど使った事がありません。書き物はパソコンで済ませてしまいますが、そのパソコンは座卓に置いて座布団で座って作業をするのでテーブルは不要。読書は布団に寝転がったほうが楽なので、その面でも不要。というわけで撤去する事にしました。これで床面積が広がるだけでなく、窓際へのアクセスが容易になってベランダ植物の水遣りも楽になります。

ですが問題がひとつ。テーブルの上に友人と撮った思い出の写真とか大事な葉書を透明シートに敷いて置いてあるので、それをどうするか。色々考えた末に、あり余る壁面にコルクボードの額を設置してそこに貼り付ける事にしました。テーブルと同じくらいの大きさ(450mm×700mm位)のコルクボードの額はそんなに売ってませんし、ネットでも結構いい値段がついているので恒例の自作です。裏の補強に使うベニヤ板と周囲の枠は自宅に転がっていた廃材を再利用。吊るす為の紐・紐を本体に固定するための金具は以前大量に額を処分した時に金具だけ外してとっておいたものを再利用。コルクシートだけをホームセンターで買えばいいかと思っていたのですが、望むものの半分くらいのサイズの商品しか扱っていなかったので、送料もったいないな〜と思いつつネットで購入(送料込みで2,000円位)。木工用ボンドを使ってベニヤにコルクボードを貼り付けた後、周囲に木の枠を取り付けるだけの簡単なお仕事です。

ただ、今から頭を悩ませているのが塗装をどうするか。具体的には色を塗ってから組むか、組んでから色を塗るか。組んでから塗った方がキレイに塗れはするのですが、ガチガチに目張りをしてもコルク部分に塗料が染み込んでいきそうで、そうなると美しくないなと。まぁ、こうやって悩むのもDIYの楽しみの一つなんですけど。

16/11/05(Sat)

本日の庭剪定は大物のひとつキンモクセイに突入。このキンモクセイ、高さが3mほどのドーム状をしており、梯子をかけても届かないので天辺を刈るのが難しいのです。去年もかなり苦労をしたので、何とかならんもんじゃろかと思っていたら、梯子を改造すればいいんじゃね?という発想にたどり着きました。うちで使っている梯子は2種類・三脚型と通常型です。安定性は三脚型のほうが上なのでなるべくこっちを使いたいんですが、設置に三点を確保しないといけない性質上置けない場所があるのと、たとえ置けても上ったときの手元と刈る対象の距離が開いてしまう場合があるのが難点です。キンモクセイの剪定にはほぼ使えません。通常型はちょうどこの反対で、ほとんどどこにでも置けますし立てかける構造上刈る対象に近づきやすいのですが安定性に難があります。今回はこの安定性を補強してやろうという改造。

太い枝のある樹なら特に気にならないのですが、キンモクセイのように全体が藪化している庭木に梯子を立てかけると梯子&人間の重みでめり込んでしまって安定しません。そこで考えました、梯子の片方に板張れば良いんじゃね?こうすると無駄に梯子が樹に沈み込まないので(多少)安定します。そういえば昔こんな梯子を見た記憶があり、当時はどうしてそんなところに板を張っているのか理解できなかったんですけど、今考えるとアレは多分庭木に立てかけるためだったものと思われます。というわけで工作は簡単。30cmほどの幅でベニヤを切り出し、4箇所を木ネジでとめるだけ。施工時間10分ですが効果は割と絶大で、作業中の安定性がぐっと増しました。こういうちょっとした工夫改造ってロマンです。

16/11/04(Fri)

今日のメインは30cmほどあるスマガツオの片身350円。血合い骨を外して上下に切り分ければ、刺身が3人分×2回とれて非常にお得。スマガツオは本鰹の偽物みたいな扱いを受けているので値段もお手ごろですが、鮮度さえあればとても美味い魚です。ちょうどマサバとゴマサバの関係と一緒。ゴマサバも鮮度があればとても美味しいのに、なぜかマサバに比べると一段落ちる評価をされてしまいます。でもこっちとしては美味い魚が手頃な価格で手に入って大満足です。

今回は頭と中骨が外されているのでこっちでやる事はほとんどありませんが、本来カツオ系の捌き難度はかなり低いです。身に厚みがあるので捌く際にホールドしやすく、中骨がはっきりしているので包丁を入れる際にもほとんど迷う要素がありません。鱗は癒着して一枚になったものがエラの後ろから後頭部にかけての一部にのみ張り付いていて、ここをベリッとはがすだけなので、鯛などと違って作業をしたら鱗が飛び散って数日後に床の上で乾いた鱗発見…というありがちな事態も起こりえません。ただし、身がかなり柔らかいので、下手が捌くとグチャグチャになりがちという欠点はあります。まぁ、カツオ系は小ぶりといっても結構大きいので、丸ごと一本買ってくると数人の家族だとかなり大変ですが。それでも様々な料理方法がある頭・内臓がついてくるので結局は丸ごとのほうがお得ですけどね。

身は皮を調理用バーナーで軽く炙って焼き霜造りに。一応勝手口の外に藁焼きタタキ用の藁も用意してあるのですが、面倒だったので今回はパス。取り除いた血合い部分も当然捨てません。ニンニク味醂醤油にカレー粉を本の少しプラスしたものに10分漬け込み、片栗粉をまぶして両面焼き上げ竜田揚げ風に加工。血合いは生臭いと捨てられてしまう事が多い部位ですが、適切に料理すると肉にも劣らないパンチ力を見せ付けてくれる面白い食材です。当然血合い骨がずらっと入っているのですが、半分噛んでするっと引き抜くとずらっと中落ち骨が露出するので、取り除くのは簡単。私としてはむしろ刺身よりもこっちの方が美味いとすら思ってしまいます。

16/11/03(Thu)

今日のメイン食材は南蛮漬けにしようと思って買ってきた豆アジ5匹120円。最初はそのつもりだったんですが、パックから出して直に見ると思っていたよりもずっと鮮度がよかったので気が変わりました(よくある話)、生で食べます。豆アジを生で食べるとなると刺身かカルパッチョかという選択肢がまず浮かびますが、今回は気分で握り寿司をチョイス。深い理由はないんですが、単純に豆アジ見てたら寿司にしたくなったのです(これもよくある話)。

豆アジを捌くのは魚に慣れていればそう難しい事ではないのですが、小さいので面倒臭いです。でもま、その面倒臭さの向こうに美味があると思えば苦にはなりません。鱗落とす→頭落とす→腸取り出して腹腔洗う→三枚におろす、までの通常ルーティーンで5匹約10分。個人的な好みでここから軽〜く塩・酢で〆(鯖の感覚でやると身が薄いのでガチガチに固くなる)、皮を剥いたら下拵え完成。血合い骨は面倒なのでそのままにしましたが、このサイズなら特に気にならないのでコレで良いと思います。あとは酢飯でしゃり玉を作って握るだけ。お金貰って人に出すレベルの寿司を握るのは大変かもしれませんが、晩御飯の一環として食べるそう不恰好でない寿司なら、数回作れば誰でも握れるようになるでしょう。結果:豆アジの握り寿司最高。でも材料費こそ激安なものの(10カン120円+調味料代)手間がハンパないので、自分が食べたいと思った時以外は頼まれても作りたくありません。

ちなみに中骨から剥いた中落ち・腹の剥き身・カマの部分は叩いてつみれ汁にし、エラを取り除いた頭・中落ちを取り除いた中骨は弱火でじっくり焼いて骨煎餅に加工したので、廃棄率は10%を切りました(捨てるのはエラ・内臓・ヒレがメイン)。寿司が美味しかったのと同じくらいこっちも大満足です。

16/11/02(Wed)

今日のメインは棒々鶏(バンバンジー)。ここ半年くらいの間に定番メニューとしてきました。特徴はなんといってもその圧倒的なコストパフォーマンス。同業他社?の鶏モモ肉の照り焼きと比べると、1. 使うのがムネ肉という次点で既にコストは圧勝。2. 照り焼きが1人1枚必要なのに対して、細かく裂くのでムネ肉1枚あれば3人分どころか4人分は軽く出来るので更に圧勝。3. 細かく裂いてドレッシングを絡めるので、ムネ肉の弱点であるパサパサ感があんまり気にならない。などなどかなりのポテンシャルを示しています。

作り方の最大のポイントは茹で方です。スーパーのポリ袋にムネ肉と塩少々を入れた後、空気を抜いて口を縛り、袋ごと水から茹でて沸騰したらそのまま5分。あとは冷めるまで放っておくというやり方です。普通のゆで方に比べて明らかに肉汁が抜けないので、しっとり美味い。冷めたら身と皮に分別し、身は細く手で裂き皮は包丁で細切りにして合流。タレは胡麻油+酢醤油+豆板醤でそれっぽく調合し、刻み葱をたっぷりかけた鶏肉の上からだばーして完成。ご飯にも合いますがコレ、パンに挟んでもいける。そのうえ、タレがよく絡んだ翌日の棒々鶏も捨てがたいのですよ。

16/11/01(Tue)

11月に入ったので重い腰を上げて庭木の剪定開始。とりあえずはウバメガシから。ウバメガシという名前はあんまり馴染みがないかもしれませんが、備長炭の材料になる樹というと少しは親近感が沸くのではないでしょうか。この辺では割とポピュラーな庭木ですが、短所がひとつ。非っ常〜に成長が早いのです。そりゃこれだけ成長が早くてしかも木質が硬ければいい炭になるよねと納得の早さ。他の庭木(柿・キンモクセイ・アラカシetc)は年に一回剪定すればそこそこ樹形が保てるのに対し、ウバメガシは年に3回は剪定をしないと散髪をサボったやたら髪質の硬いオッサンみたいな形になってしまいます。

おまけにこのウバメガシは枝が絡まるように出るタイプなので、手を抜いて刈り込みバサミで形を整えるだけの作業で誤魔化していると、内部の風通しが悪くなって害虫が大発生し、内側から枯れてきやがるので手が抜けません。そしてこのウバメガシを手始めに、剪定を待っている樹が盛りだくさん。一日に30分ほどしか時間が取れないので、一周すると確実に12月に突入します。まぁ、はじめてしまえばそれなりに楽しいので問題ないのですが、動き出すのが毎年面倒で…。

<<前<<   >>次>>

copyright by ミソジ since 2004/04/28
本サイトの無断利用は禁止デス。