2005年9月

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05/09/30(Fri)

先日のマグロの中落ち、0.5食分ほど残しておきました。鮮度も少し落ちてきたので、すり流し汁にして火を通して食べます。計算通り。作りかたは超簡単。中落ちと味噌汁一回分の味噌をすり鉢に入れて、よく擂る→味噌汁一回分の水を少しづつ加えながら、緩める→箸で混ぜながら火にかけ、沸騰直前で火を止めて完成。

使う材料は、中落ち・味噌・水だけです。見たことの無い人にはちょっと想像しづらいかもしれませんが、火の通ったマグロの細かい粒子が、味噌汁一面に散ったような独特の味噌汁となります。味は、直球勝負のマグロ。先日の骨と筋の吸い物がかなり上品な味わいだったのに対し、こちらは泥臭いというかパワフルというか、そんな感じ。私の中では、料亭対船宿っていうイメージです。

中落ちの量も、味噌よりもやや少ないくらいでオッケー。逆に多過ぎると、しつこくなってしまいます。マグロも入れればいいってもんじゃないです。これをご飯にかけたりすると、それはまた大変なことに。いや、やりましたけどね、当然。

05/09/29(Thu)

帰りに寄ったスーパーで、通る人みんなが何かに注目している様子だったので、何だろうと思って近寄ってみると、その中心にいるのは3〜4歳くらいの男の子。今の人はもう知らないかもしれませんが、現映画監督・北野武の以前の持ちネタ“コマネチッ”とその子が得意気に繰り返してるんです。横にいる母親らしき人が真っ赤な顔で必死になって止めようとしているんですが、周りの大人にウケていることが分かるのでしょう、止まりません。元々お調子者の子なんでしょうね。

周囲の客も店員も、母親に遠慮しておおっぴらに笑うことはしませんが、皆明らかに笑いをかみ殺した表情。今時リアルタイムでは流れていないネタでしょうから、両親のどちらか(もしくは両方)が好きで、DVDなんかをよく見てるんでしょう。そういうのも含めて、文字通り母親は顔から火が出る思いだったんでしょう。子供って、恐ろしい。

05/09/28(Wed)

久しぶりにマグロのアラを買ってきました、1.2kg290円。だいぶ涼しくなってきて、保存も楽になったので、これくらいの量なら無問題です。大きい切身はヅケにして焼き、味醂醤油に漬け込むと溶けてしまいそうな小さな身は、スプーンで骨と筋を取り除いて、中落ち丼に。しかし、最近マグロのアラパックの中で一番美味いんじゃないかと思うのは、通常は絶対捨ててしまうであろう、この骨と筋の吸い物です。

片手鍋にお椀一杯分の水を入れ、1cm角程度の昆布、干した蜜柑の皮ほんの少し、酒ほんの少し。火にかけて塩で味を調節し、沸いたら骨・筋・削ぎ切りにした葱を入れ、蓋をして火を止めたら一呼吸。お椀に移して醤油を一滴で完成。骨と筋は入れすぎるとマグロ臭くなるので、控え目に。身はジャマなので、徹底的に掻きとっておいた方がイイです。醤油はいいのを使うのもポイント。一見貧乏臭いかもしれませんが、マジで美味いです。まぁ、材料が材料なのでなかなか作る機会は無いかもしれませんけど。

05/09/27(Tue)

最近凝っていること―梨の皮剥き。親戚がひと箱送ってくれたので、毎食後に半玉ずつ食べてます。八つに切ってペティナイフで剥くのですが、いかに薄く、凸凹の無い美しいラインで、なるべく少ない回数で剥くかを実践中。専ら梨の身を持つ左手を動かし、ナイフを持つ右手は固定してなるべく動かさないのが基本。ナイフの右手よりもむしろ、左手の動かし方の方が重要で、持った梨を滑らか&スムーズに動かすのが重要。あと、皮と身の間にナイフを入れる目があるとイメージして、そこに刃を入れていくのも結構大事。

私とて、十人並みに梨の皮剥きくらいできますが、せっかく毎日剥くのだから、こんな風にしないとつまらないです。自分で言うのもなんですが、最近結構上手いですよ、私。

05/09/26(Mon)

三連休最終日は、いつもなかなか手が回らないところの掃除。初っ端はお約束の換気扇。それでも、1〜2ヶ月に一回は掃除しているので、そんなにドロドロにはなってません。外せる部分を全部外し、シンクに置いたら、住宅用洗剤をかけて数分放置。固めのスポンジでこすれば、アッサリキレイになります。所要時間約10分。ためてしまうと大変な換気扇の汚れも、この程度の頻度で掃除していれば、そんなに負担にはなりません。

次に、風呂場の下水溝の掃除。外からは毎週拭いてるんですが、内部まではなかなか手が回りません。今回はここも外せるところを全部外し、毛足を短くした歯ブラシで、細かいところまで掃除。水垢や石鹸カスはすごいですが、油汚れは全く無いので、洗剤など使わなくてもこするだけで面白いように落ちていきます。実際、面白い。ここは半年振りくらいなので、もう少し頻度を上げて掃除しなきゃいけないかもしれません。

それから、行ってしまった夏を惜しみながら、扇風機の掃除。こちらも外せるところを全部外し、広げた古新聞紙の上でパーツの雑巾がけをすると、結構綿ぼこりが落ちてきます。この扇風機は台所でも使っており、汚れが油を吸い取っているので、綿ぼこりが舞うということはありません。その辺、結構楽。全部拭いたら再度組み立て、押入れへ。来年までのサヨナラです。

最後は、マニュアル類の整理。うちにある電化製品類のマニュアルは、全て一箇所にまとめてるんですが、その中から期限の切れた保証書や、壊れて無くなってしまった製品の等のマニュアルの処分。これは2年ぶりくらいだったので、結構色々出てきました。そして、三連休終了。

05/09/25(Sun)

隣の家から、松茸を焼くいい香りが漂ってきます。あぁ、今日は奮発したんですね。香り松茸味シメジといいますが、私も実際そう思います。少しの松茸をスライスし、炙って醤油で食べるよりは、山のようなシメジを同様に食べる方を好みます。仮に、山のような松茸を食べられるような身分になったら…、でも松茸は香りが強過ぎて、一度に沢山食べられるものでは無いと思います。やはり松茸は、ほんの少し香りを楽しむのがいいかなと。

最近松茸も海外産が沢山入ってすっかり安くなっており、全くの高嶺の花ではなくなってます。そりゃあ、国産に比べて香りは劣るかもしれませんが、松茸は松茸。このクラスなら、その気を出せば私だって買えますけど、やっぱり買わない。どう考えてもコストパフォーマンスがね。それでも、隣から流れてくる松茸の香りには反応してしまいます。秋だな〜&いいな〜。これはもう、条件反射のレベルです。明日は秋刀魚を焼いて報復攻撃をしようと思います。

05/09/24(Sat)

昨日の日記で書いた、おねーちゃんが88円で通してくれたジャガイモ、全てポテトサラダに加工です。握りこぶし大かそれより一回り大きいジャガイモが4個ですから、結構ありますよ。ジャガイモ茹でる、その間に買い置きの玉葱を歯ごたえを出すべく縦にスライス&自家製干し肉は微塵切りにしてボウルに入れておき、茹だったジャガイモの茹で汁をザルで切ったら、そのままボウルに移してマッシャーで潰す&潰す。ジャガイモの余熱で多少火が通るので玉葱の水晒し省略、ジャガイモも面倒なので皮剥きはパス。というか、剥かない方が好き。卵(生卵)は、ジャガイモのパサつきをまとめるのが主目的で、入れないほうが味はいいと思うので、パス。最近卵は安くならないですし。ちなみに、ゆで卵を刻んで入れるのは、好き。

胡椒多めの塩胡椒、酢とオリーブ油はたっぷりと。オリーブ油は先日2リットルのボトルを買ったので、使いたい放題。630円(税込み)と格安で、業務用スーパー万歳ってなところ。オリーブ油というと、ギフトに使えそうなキレイなボトルに入っていることが多いのですが、これは取っ手つきのペットボトル。ある意味無敵です。最近、ギャバンの業務用乾燥パセリを買おうかと、やや悩み中。初めて買う業務用品は、使い切れるのだろうかと悩みます。大体大丈夫なんですけどね。

05/09/23(Fri)

いつもの様に仕事帰りにスーパーに寄り、今日の獲物は一把50円の安売り水菜×3。なかなか良い買い物であったと満足しながらレジを通ると、そのレジのおねーちゃん、×4でレジを打ってしまいました。私、そういうの全部チェックしてるんです、嫌な客ですね。“すみません、水菜3把なんですけど”と、おねーちゃんに告げると、“あぁ、今もう1把持ってきますね”って、何でそうなるんでしょうか?私は3把買いたいのであって、あと1把なんて要りません。勘ぐるに、このおねーちゃんまだまだレジの操作になれていなくて、取り消しの操作ができなかったんだと思います。それにしても、この対応はいかがなものかと。

でもまあ、先日は同じおねーちゃん、100円のジャガイモを88円で通してくれたので一勝一敗です。私も毎回指摘するほど意地悪では無いので、前回は見逃してさしあげましたが、今回はダメです。何か起こると期待してそのレーンに並んでいるわけでは無いです、多分。

05/09/22(Thu)

大家さんから、沢山貰ったのでということで、切干大根をおすそ分けしてもらいました。そういえば、去年の冬以来食べてないかも、ということで久しぶりに煮付けようかなと思ったのですが、先日の里芋がアッサリしたものだったので、今日はコッテリいこうと炒め煮にしてみました。

柔らかめに戻した切干大根をよく絞り、胡麻油で炒めて、味醂・醤油・塩で味付け。干しアミと削った鰹節をからめて出来上がり。戻す時間を入れなければ、5分とかかっていません。煮るとヤワヤワになる切干大根ですが、こうするとかなり歯応えあり。よく噛んで食べなきゃいけないので、脳にもいいかもです。

ちなみに戻し汁は、煮物の時は一緒に煮てしまうのですが、今回は使えないので、ご飯を炊く時に入れてみました。結構香りが強いので、警戒して半分だけ使用。出来上がり、懐かしい田舎風の香りがします。が、これなら完全な炊き込みご飯にしてしまったほうがいいかも。冷凍してある揚げを刻み込み、醤油でわずかに風味付け。残してある半分で、次回やってみようと思います。

05/09/21(Wed)

スーパーで見つけた、一袋100円の里芋。親指の先ほどの小さなやつが、タッパー二杯分ほど詰まっています。アァ、本格的な秋と思いながら買いました。こんなの、ナイフで皮を剥いたらそれこそ食べる所がなくなってしまうので、ザルに入れ、お互いをこすり合わせてざっと皮と汚れをとります。皮全部はとれませんけど、別に人様に出すわけじゃ無し、これでオッケー。そうそう、痒くなるのが嫌なので、里芋の時だけはゴム手袋をします。

下茹で→ヌメリとりも、同じ理由からパス。いきなり調味料を入れた煮汁で煮てしまいます。昆布・鰹節・塩、それに香りづけに醤油をほんの少し。味付けも非常にシンプル。黒砂糖でこってり煮ようかと一瞬迷ったのですが、半分残してあるので、コッテリ煮は後の楽しみに残しておきます。里芋の煮付けのいいところは、冷蔵庫で冷しておくと味が染みてますます美味しくなる所。秋を満喫しつつ、いただきます。

05/09/20(Tue)

テレビの無い暮らしを7〜8年ほどしてきました。そのかわり、いつもラジオのFM局を聴く生活をしてきました。AMと違って、鬱陶しいしゃべりが少なく、センスのいい選曲でずっと通してくれる局があったからです。しかしここ数年、状況が段々変化。それではスポンサーがつかなくなったのか、番組の対象年齢がぐっと下がり、レコード会社からねじ込まれてるんだろうなという選曲が増え、段々つまらなくなってきていました。それでも、習慣で聴いていたのですが、もういいやと思ってラジオを切ったのが約1ヶ月前。CDもかなりの数を持っているのですが、ある時以来憑物が落ちたように聴かなくなってしまいました。以来、部屋では無音の生活が続いています。

音の無い暮らしをしてみてハッキリ実感するのは、自分で考える時間が増えるということ。昼間にあった出来事や、最近読んだ本のことを考えたり、趣味でもある家事の効率化について考えたり。アッサリ聴き流しているつもりだったのですが、脳はBGMの処理にもかなりのメモリーを裂いていたようです。それに、自分で考える時間が増えたというのが何よりも驚きでした。例えば本だと、それを読んでいる間は著者の考えを理解するのにかなりの労力が裂かれ、そこから自分がどう考えるかという所まではなかなか至らなかったりします(私の能力不足もあるかもしれませんが)。しかし、その本を置き、何も無いサラの状態でその主題について考えると、色々発見があるのだなということを見つけました。BGMが流れていると、案外これができません。途中でしゃべりが入ったりするとなおさら。

なかなかいい感じなので、しばらく音の無い生活を続けてみようと思います。電気代も減るかなと思ったら、ラジオの消費電力は9wh(100w電球の1/10以下!)。全然大したことないですね。

05/09/19(Mon)

効率重視の風潮の中で育ったせいか、“ゆっくり丁寧に”よりも“素早く効率よく”の方に絶対的な価値を置いています。休日の昼間はウドンを茹でることが多いのですが、寸胴を火にかけて沸騰するまで15分、更にそこから茹で時間6分。しめて21分あると結構いろんなことが出来るものです。予め練って丸めてある生地を延ばして切って5〜6分。冷蔵庫から常備菜をとり出して皿に盛り付け3〜4分。残りの時間で、洗濯の終わった洗濯物を干す作業。

よく見えるところに小さな時計を置き、頭の一部を常に別ウィンドウにして、時間を管理しながら色んな事を平行してやっていくのは楽しいです。先日は、終盤まで絶好調で、きっちり帳尻が合って今日は会心の一撃だ…なんて思っていたのですが、まさにその時に宅急便屋さん登場。2分ずれました。なかなかうまくいかないものです。

05/09/18(Sun)

すっかり季節は秋めいて、例年この季節から部屋着としている、エドウィンのデニムシャツが登場しました。買ったのは10年前。当時は外出着・普段着として買ったのですが、傷みがひどくなってきたのを機に部屋着へ。ただ、服が傷むというのは、その半面で、生地が柔らかくなって着心地が向上するということでもあるので、いつしか寝間着としても使われるようになってきました。

ただ、傷んだまま使うというのは私のポリシーに反するので、これ幸いとばかり、このデニムシャツは私の繕いの練習場ともなっています。襟の裏の首に当たるところはすっかり擦り切れ、袖口は半分以上摩滅し、肘は大穴が開き、腕はこすれてペラペラになり、肩にも穴、前身頃もすっかり薄くなって…と、満身創痍状態。そこに、実家からかっぱらってきた日本手拭系の生地(とにかく強い)の中から色のあうものを裏当てし、繕っていきます。

繕い始めてから3年以上経ち、腕が上がってくると、以前の繕いの痕が段々面白くなってきます。信じられないほど広いピッチで縫ってあったり、縫い方のチョイスが明らかに間違っていたり、当て布のカットの仕方が適切でなかったり。このシャツは毎日のように着ているので、その繕い方が適切だったかどうかは、すぐに分かってしまいます。その評価は速やかに次にフィードバック。これが、スリリングで非常に面白い。また、繕うスピードやリズムが練習によって上がってくると、その作業自体が非常に楽しいものになります。

新しいシャツを買うのは簡単ですけど、趣味というのは非合理的なところに金と手間と時間を突っ込むことだと心得ていますので、これでいいのです。

05/09/17(Sat)

珍しく、豚バラ塊(500g程度)に半額シールが貼ってあったので、買ってきました。賞味期限が17日までとなっていますが、そもそも賞味期限自体を信用していないので、無問題。新しいうちは新しいうちの、古くなったらそれなりの食べ方があると思います、それが調理。腐ってしまったらダメですけどね。今回のは、色がそんなに悪くなってなかったし、そもそも塊はスライスに比べて傷みが遅い。帰宅後ラップを開けて嗅いでみたら、やっぱりオッケーでした。

端からペラペラではない薄切りにし、塩胡椒を揉みこんだら下ごしらえ完了。キャベツのストックがあったので、醤油+味醂+鷹の爪でホイコーローっぽい炒め物にしてみました。当然、丼に軽くよそったご飯にドバッとかける。使いかけの玉葱があったので、厚めにスライスし、玉葱と豚バラのトン汁。一昨年の味噌が無くなり、昨年の味噌になってしまっていたのがやや残念。豚バラのしつこさには、香りの強くなった古い味噌の方があうと思うですよ。まぁでも、若い味噌でも十分美味しい。

それでも100gも使えなかったので、残りは塩を揉みこんで塩豚に。小分けに冷凍というのも考えたんですけど、特段の理由も無く気まぐれで今回は塩豚。今日明日とドリップを捨てれば、一週間程度は大丈夫のはず。少しずつ食べても一週間あれば消費し切れるでしょう。気温が下がってきたのも追い風です。

05/09/16(Fri)

先日、田舎の親戚から送られてきた葡萄、葡萄は日持ちが悪く、ひとりで少しづつ食べているとテキメン傷むので、一回分づつ小分けして冷凍し、半解凍シャーベット状態で毎食後に楽しんでいます。ほんの数日前まではそれでよかったのですが、東京は突然涼しくなり、冷たい葡萄がやや辛くなってきました。ストック量はこの週末まで。さぁ、どうなるか。

なんてことを考えていたら、別のところから今度は梨が。荷物を預かってくれた大家さんに少し分けてあげたとはいえ、残るはあと8個。梨は冷凍するわけには行かないので、部屋の隅に転がしてありますが、こちらは葡萄とは逆に涼しい方が保存には良いです。そして、アァこんなにも果物が出てくるようになったかという感慨が。スーパーには梨・葡萄が大量に並んでいます。私の好きな柿が出てくるのも時間の問題でしょう。食欲の秋、バンバン食べます。

05/09/15(Thu)

仕事帰り、近所の小さな公園で町内会の秋祭りをやっていたので、フラフラと立ち寄りました。本当に小さな公園なのですが、中央にこれまた小さな櫓を仕立て、東京音頭が流れて盆踊りなどしています。なかなかいい感じ。ちなみに、音源は携帯用“レコード”プレイヤー。いつの時代のやつなんでしょうか…。

そして、お祭りといえばなんといっても屋台の食べ物。ここはテキヤではなく町内会主催のようで、売っている人も町内会のメンバーだし、価格も高くない。例えば、焼きソバ200円とか。あとは、たこ焼き・イカ焼き・氷で冷したラムネなど。たまにはいいかと焼きソバを買ってみました。200円は高くないと書きましたが、味は正直普通です。肉もキャベツもほんのちょっぴりしか入っていなくて、味付けもおたふくソースをからめただけ。でも、こういうところで食べると、なんというか、郷愁をそそられて美味いですね。家に持って帰って皿に移して食べるとダメダメなんでしょうけど、そこで食べると妙に美味い。というわけで、残暑厳しい東京ですが、一足早く秋を堪能してみました。

05/09/14(Wed)

昨日の黒胡椒の買い物の際は、ついでといってはなんですが、押し麦・酢・鰹節など軒並みストックが切れたものの補充購入もしました。結局何だかんだで、4,000円オーバーの(私にしては)超高額な買い物。特に、鰹節400g2,500円が大きい。しかし、この辺りはちょっと妥協できません。実家は花鰹を使っているのですが、味わいがあからさまに違う。400gの本節は半年近くもつので、その時間も考慮に入れるとそんなに高い買い物ではないのかも。資金を投下するだけの価値はあると思っています。

というわけで、今夜は鰹節たっぷり超豪華版−猫飯。ご飯少な目、鰹節かなり多目、醤油少々の猫飯は、行儀が悪いと言われようが何と言われようが、美味いものは美味いのです。今回はやりませんでしたけど、ここに熱いお茶を注いでも絶品ですな。

05/09/13(Tue)

胡椒のストックが切れたので、一年半ぶりに買ってきました。うちで使うのはホールの黒胡椒。都度ミルで挽いて使ってます。前回は、50g450円の品を、デパートの地下で購入。これはちょっと愚かな選択だったと今でも後悔しています。業務用スーパーでずっと安く売っていることを、直後に発見してしまったから。というわけで、今回は業務用スーパーで大ロット購入。200g380円です。安いっ!グラム単価にすると、5倍近い値段差があります。たかが小分けにするくらいで、なぜにこれほど値段が上がってしまうのか。それより更に大ロットの、業者の仕入値段ともなると、ものすごく安いんでしょうね。サフランなんてあの値段ですけど、そのうちで生産者がいくら手にしているのかは、少し興味があります。

それはともかく、200gの黒胡椒。前回50gのを使い切るのに、約一年半かかりましたから、計算では6年もつことになります。まぁ、しっかり密封して冷蔵庫に放り込んでおけば大丈夫でしょう。今回も、淡々と使っていきたいと思います。

05/09/12(Mon)

実家から米を送ってもらったのですが、その中に最近の母親のマイブームであるところの“ニガウリの佃煮”が入っていました。ここのところすっかり気に入ってしまい、よく作るのだそうです。この佃煮の特筆すべき点は、全く苦くないところ。下茹でして水によく晒して、徹底的に苦味を抜いたうえで、味醂と醤油で煮込むのです。

エエ、今まで何度も“それだったらニガウリを使う意味は無いんじゃないの?”と至極まっとうな意見を述べてみたのですが、いろんな意味で聞く耳を持ってくれません。ニガウリの苦さは食べにくいのだそうです。自宅で作っている物を使うのならまだしも、わざわざスーパーで買ってきてこんなことをしているのだから、彼女の感性はよく分からないです。まぁ、普通に佃煮だし、普通に食えるのでいいんですけど、なんだか釈然としないものが私の中には残りましたです。

05/09/11(Sun)

解凍したマグロのアラのいい部分と、先日買ったヤマトイモで、今日は山かけ丼。ツウはヤマトイモをすりおろすのにはすり鉢だなんて言いますけど、面倒くさいんでおろし金でアッサリと。ただ、やはりちょっと気になるので、意識的にゆっくり少しづつすりおろします。アラは生で食べるので、筋のない部分を選んで賽の目に切り、ほんの5分ほど醤油に漬けておきます。

ワサビは粉ワサビ。お猪口に入れてぬるま湯で練り、伏せておけば準備完了。あとは、少な目のご飯に賽の目のアラを散らし、すりおろしたヤマトイモをドバッとかけ、醤油をほんの少し足して完成。ワサビは最初から混ぜないで、適宜足しながら食べるのがミソジ流。店でよくあるように、青海苔を散らそうかと迷いましたが、余計な香りを加えることもないだろうと、今回は却下しました。日によっては、彩がきれいなので散らすこともあるんですけどね。丼の横には、当然熱いお茶。どうって事のない簡単な料理なんだけど、美味いです。

05/09/10(Sat)

友達の一郎(男・既婚・仮名)の家に遊びに行く機会がありました。どうして他人の家を観察するのは、あんなに楽しいのでしょう。無論、ジロジロ見るなんて事は絶対にしませんけれども、“ミソジ、見てないようですっごいよく見てるのな”とよく言われます。いわば、趣味といってもいいでしょう。で、一番興味があるのはもちろんダイニング。

そこの台所は、結構綺麗。友達がイニシアチブを握っていないことは明らかです。いい嫁を貰ったな、一郎(仮名)。エッセンシャルオイルか何かを使っているのでしょうか、いい香りがします。しかし、何か変。ちょっと考えて、消臭できてないことに気がつきました。空調完備で機密性の高いマンションなので、窓を開けて空気の入れ替えといったことは、ほとんどしないのでしょう。おまけに二人は喫煙者ですので、アロマオイルの後ろ側に、うっすらと違う香りが漂います。私は非喫煙者なので、余計敏感なのかもしれません。

私は、臭いに関してはまず消臭ありきだと思ってます。とにかく空気を入れ替えて、部屋に臭いがこもらないようにする。家に帰ってきたら、まず窓を開けて換気をするのが一番大事。そのうえで、使いたければアロマなどの芳香剤を使うというスタンス(使ってませんけど)。まぁ、それほど香りに気を遣っているのなら、煙草はやめたほうがいいかもとは思うんですが、嗜好品ですしね。

それはともかく、美味しいものも食べさせてもらって、久しぶりに話しもできて、とても楽しい時間を過ごしました。別に香り云々のことは彼らには言ってませんし、心の隅でほんの少し感じたことです。私も、それほどのウルサジジイではありませんと自己弁護。

05/09/09(Fri)

4個入り100円で買ってきた特大メークイーン。一個傷んでました、痛恨。外から見ると何の異常も無いんですが、中に巨大な空洞が出来て、変色しています。これはちょっと、チャレンジャーな私にも無理。匂いを嗅いでも腐敗臭はしないので、おそらく何かの菌に冒されてしまったのだと思います。袋入りの野菜を買うときでも、極力チェックは欠かさないのですが、これは防げません。ジャガイモって、稀にこういうのがあるんですよね。私も初めてでは無いです。しかし、困ったことに二個ずつペアにして、ポテトサラダ二回分にしたてようと思っていたのですが、この芋一個で作っても出来る量が少なすぎて、二食分くらいで無くなってしまうので、やる気がなくなりました。方針変更。

大丈夫なやつを半分千六本に切り、小麦粉をほんの少し混ぜてフライパンで両面カリッと焼くという、方針大転換。味付けは塩胡椒。以前、どこかのコンチネンタルブレックファストで食べて気に入り、たまに作ってます。それもうちではご飯のオカズになってしまうのですけれど。修練によって焼き加減が上達すると、かなり美味いですよ、コレ。

05/09/08(Thu)

うちの定番食材、マグロのアラ1kg300円を久しぶりに買ってきました。先日買った、ヤマトイモとあわせたら美味かろうと思ったもので。買ってきた中から細切れになった小さな身だけを選り分け、これを使ってヤマカケ丼。残った9割以上の身は、さっと塩をしてから、半分冷凍。半分は少しずつ焼いて食べます。

順番としては、血合いを後回し。通常の身は一般的な塩焼きにして、いただきます。段々鮮度が落ちて、魚臭さが強くなってくるので、素早く食べることが重要。二日目は塩焼きに辛子醤油を付けることで、それをカバー。最後のほうに残った血合いは、カレー粉を混ぜた小麦粉をはたいてムニエルに。そりゃあ、毎回鮮度ピチピチのものが食べられればそれにこしたことはないですけど、そうもいかないので、食べ方を工夫。一人暮らしで1kgの魚なんて絶対食べられないと、手を出さない人も多いのですが、案外何とかなります。何よりも、1kg300円は私には魅力的過ぎて、使わないわけには行きません。100円引きとかになっているとなお幸せなのですが、残念ながら今回は定価でした。

05/09/07(Wed)

今日の買い物は、鱈の切り落とし身1パック100円と、折れたヤマトイモ1袋50円。いい買い物が出来て、大満足。とにかく、ヤマトイモの量が多い。大盛りのご飯8〜9杯のご飯にたっぷりかけられる大盤振る舞い。単に折れているだけなので、すりおろして使う私には無問題。しばらくはトロロをかけたご飯の日々が続きます。

鱈の切り落としは、約3回分が入ってこの値段。包丁で切れ目を入れて厚さを一定にしてから、小麦粉をからめてムニエルに。ちょうど先日、巨大メークイーン3個80円で作ったポテトサラダがあるので、相性もバッチリ。鱈のムニエルは、レストランでそうするように、酢とオリーブオイルを仕上がりに軽く振りかけると、良いみたいです。今日の買い物は、アタリだったなあ。

05/09/06(Tue)

長年の酷使で、台所のシンク下の開き戸についている金具が、壊れてしまいました。閉めた時に開き戸を固定する金具なので、開閉すること自体に問題はありませんが、きちんと閉まらないのはカッコ悪いので、大家さんに許可を得て自分で直してしまいます。直すといっても、東急ハンズでマグネット式の金具を購入してモクネジで取り付けるだけ。こんなの、修理と呼ぶのがおこがましいほどの、簡単な作業です。材料費は315円。

今回修理したのは私の持ち物ではなく、あくまで大家さんの所有物なので、予め断っていた通り、領収書を持参して材料費は大家さんに払ってもらいます。なんだかエライ感謝されてしまいまして、手間賃&交通費だと3,000円も貰ってしまいました。移動には自転車を使い、作業時間も10分弱だったのでこんなに貰っては申し訳ないと断ったのですが、結局押し付けられてしまいました。業者を呼ぶともっとずっととられてしまうのだそうです。

現在の日本で、何が高いって人間の手間賃が一番高いです。外食だって材料費は平均3割程度と言われています。たまには外でイイ雰囲気で食事というのもいいですが、毎回それではもちません。食事に限らず、ちょっとした修理など、自分で出来る事を増やしていくと安くあがりますね。何より楽しいですし。

05/09/05(Mon)

確か先週の日経だったと思うのですが、私の大好きな小泉武夫先生が、亡くなった元帝国ホテルシェフの料理長である村上信夫の思い出として、彼が焼きを入れたフライパンを貰ったという話が書かれていました。全く別のところで、村上氏は娘の嫁入り道具の中にも自分がメンテナンスしたフライパンを入れたという話を聞いたことがありますので、たまにこういう事をする人だったのかもしれません。何と羨ましい話。

で、ちょっと引っかかったのはここからで、小泉先生はそのフライパンを思い出の品として、自分の書斎の壁に飾ってあるそうなのです。私が先生の立場なら、ガンガン使いますねえ。こういう道具は使ってこそその真価が発揮できると思います。無論、絶対に村上氏が使うほど上手くは使えませんが、それでもいいじゃないかと思います。自分が死んだ後、近しい人に渡したフライパンが毎日のように台所で使われるなんて、私なら嬉しさの極みです。すくなくとも、そのフライパンが書斎の壁にかかっているよりは。

小泉先生が、そのフライパンを壁にかけて思い出としている、その気持ちも分からなくはありません。ありませんが、やはりなんといっても、使ってこその道具だと思います。

05/09/04(Sun)

うちの日曜日の朝は、洗濯から始まります。なんとホームドラマ的でしょう。それも、ただ洗濯機に洗濯物を突っ込み、洗剤を入れてスイッチ・ポンでは上京したばかりの男子学生と変わらず、芸が無いので、うちでは前の晩に仕込みをします。私は基本的に台所洗剤を使わないので、台所で使う布巾類は結構油汚れを吸い込んでいます。これら(+あれば汚れの激しいもの)を洗濯板でゴシゴシこすり、一晩つけておく。つけてある液は洗剤たっぷりなので、そのまま次の日、洗濯機に流し込んでしまいます。

実家の母に言わせれば、洗濯板なんて時代遅れの産物ですから、そんなものを使う私はよっぽどの物好きということになっていますが、私は懐古主義者ではなく合理主義者。きちんとした根拠が無ければ、余計なひと手間などかけません。

ドラッグストアなどに行くと、数え切れないほどの種類の洗濯洗剤が並んでおり、パッケージにはそれをサラサラと洗濯機に入れてスイッチを押すだけで、驚きの白さになるような宣伝文句が書いてありますが、少なくともうちの台所布巾に関しては、それはウソです。私も以前はその文句を信じ、そのまま洗濯機に布巾を突っ込んでいましたが、油汚れは着実に蓄積していきました。油汚れの残った布巾は吸水力が落ち、確実にパワーダウンします。

そこで登場するのが東急ハンズで630円で買った洗濯板。結論から言えば、洗濯板最高。汚れ落ちの度合いがまるで違ってきます。洗濯物全てを洗濯板で洗うのなら、それは懐古主義者だと思うのですが、うちは洗濯機と洗濯板の併用。私は自称合理主義者。それがいくらノスタルジーを誘っても、意味の無い事はやりません。実家の母は、まだまだ私のことが分かっていないようです。

05/09/03(Sat)

数回しかお会いした事はないんですけど、同僚の母上(約80歳)に、妙に気に入られています。相変わらず、年寄りと子供と小動物(だけ)にはもてるという、私が一番もてたいターゲットを見事に外した、ステキな状況。それはともかく、その母上がたまに、“これをミソジさんに持って行ってあげなさい”といって、同僚にオニギリだの惣菜だのを持たせてくれるんです。ありがたいことです。私は、ご飯でもオカズでもあればあるだけ食べられて、おまけに全く太らないという一種特異体質ですので、自分の持っていったお弁当を平らげた後に、全部食べます。

それはそれで、非常にありがたいのですが、これらの味付けが非常に濃いのが悩みの種。先日は季節先どり手作り松茸オニギリをいただきましたが、とにかく醤油味が濃い。私が使うであろう倍量の醤油を使っている感じ。惣菜もなべてそう。それから、玉子焼きの場合は、とにかく甘い。これ、砂糖どれだけ入れているの?ってくらい甘い。食べ切るまでには大量のお茶が必要です。

話し変わって、うちの隣に住む大家さん(約70歳)もたまにお惣菜を分けてくれるのですが、これまた味付けが濃い。冗談ではなく、本当に煮物が真っ黒になってます。二人に共通するのは、生まれも育ちも生粋の江戸っ子って事。この二人だけからは判断つきませんが、やはり江戸っ子は味付けが濃いのでしょうか。それに加え、歳をとると味蕾の感度が落ちるので、どうしても味付けが濃くなりがちという話を聞いたことがあります。それも影響しているのかもしれません。

しかし、この場合大事なのは味云々ではなく、わざわざお惣菜を分けてくれたという気持ちですから、すべていただき必ずお礼を言います。当たり前ですね。

05/09/02(Fri)

相変わらずキャベツがバカみたいに安く手に入るので、ここ半月ほど冷蔵庫から切らしたことがありません。今日は、他のオカズが充実していたことと、ちょうど真ん中辺りの柔らかい部分が残っていたことから、包丁で限界まで薄く千切りにして、醤油をほんの少しかけるだけ。料理ともいえないような代物ですが、これが美味いんですよ。キャベツのシャキシャキ感と甘味に、ほんのり醤油の香り。

今回はやりませんでしたが、ここに鰹節を少々まぶしたり、胡麻油をほんの少し垂らしたりしても、美味しい。ポイントは、いろいろいれずに一種類だけ、それもほんの少しだけ入れること。こういうのが美味しいと、料理って何だろうなと思ってしまいます。さすがに毎日食べるわけにはいきませんが、キュウリやニンジンだって、スティック状に切って、味噌をつけて食べるととても美味しい。茄子なら、少し厚めに切って網で強めに焼き、醤油をかけるだけで…。時にすごく面倒くさい料理を作りたくなったりもするんですが、こんな風な手抜き料理が美味いと、料理って何だろうって考えてしまうのも事実です。

05/09/01(Thu)

私の住んでいる地域では、不燃物の回収が週一回&可燃物の回収が週二回。今日はそのうち可燃物回収の日。ゴミ出しは嫌だという、おとーさんも多いようですが、私はかなり好き。それまで家に溜めていたゴミがすっかりなくなるのは、あたかも便○明けのようで、非常に清々しいものがあります。

ちなみに、瓶・缶などのリサイクル系のゴミは10種類ほどに分類されており、それぞれが隔週。つまり、下手をすると2週間家に持っていなくてはいけないわけで、もう少し回収頻度を上げてくれたらなと思ってます。ものによっては、不燃ゴミの中に入れてしまっても問題ないかもしれませんし、事実ゴミの袋を見ているとそういう人もいますが、やっぱりリサイクルゴミはリサイクルに出したい。また、コンビニのゴミ箱という最終(?)手段も無くはないですが、家庭ゴミを処理させられるコンビニ店員の身になると、止めておこうという気持ちになります。

都内では、近々レジ袋が有料になりそうですし、多くの地域でなされているように、ゴミ袋が完全有料化する日も必ずや来ることと思います。ゴミ捨て一つとってもお金のかかる時代が、すぐそこに来ていそうで、まぁこれも時代の流れなんでしょうね。

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