2005年8月

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05/08/31(Wed)

一度はまると、その食材が続いてしまうのがうちの特徴。すっかり韮がマイブームになってしまい、今日も韮2束88円。先日の50円には遠く及びませんが、これだって十分安い。おまけに1束のボリュームが結構ある。先日安いのを見つけたイカゲソとミミを冷凍しておいたので、こやつを引っ張り出してきて解凍。食べやすい大きさに切って、イカと韮の炒め物です。毎度毎度同じ味付けではつまらないので、あえて醤油を全く使わず、紹興酒で香りをつけてみたら、結構美味かった。小さく盛った丼飯に、たっぷりかけて混ぜながら食べるのもまた一興。この食べ方、少々行儀は悪いけれど、皿の底に残った旨味抽出スープまで無駄なく味わえるのが最高です。

韮は炒めるとカサが激減するので、1食に1束使用。残った後1束、どうするべきか。同じ炒め物ではつまらないので、細かく小口切りにして、葱焼きならぬ韮焼きにしてみようかと思ってます。

05/08/30(Tue)

先週末の日経で読んだのですが、最近私の愛する業務用スーパーの人気が高まっているそうです。量は多いですが、単価の安さが注目され始めたらしいです。確かに安い。オリーブ油2Lで700円なんて、一般の店舗ではまずお目にかかりません。無論、使い切れなきゃ逆に無駄になるわけですが、使い切る自身と腕があれば、こんなにお得な店もそんなにないですから、人気が出始めるのも当然かと思います。

というわけで、仕事帰りに寄った業務用スーパー。今日の買い物は450mlペットボトルに入ったラー油700円。冷静になってから、こんなに使いきれるんか?と自分を罵ったほど大量にあります。隣には、一般家庭でよく使うタイプの、リップスティックを少し太くしたような容器に入ったやつもありましたが、こちらは20mlで150円程度。単価が全然違います。やはり、漢(オトコ)は一気買い。

一応目算もあって、私は辛いものが結構好きなので、唐辛子の消費が多いです。ですからまぁ、大丈夫なんじゃないかと。しかし、以前同じ場所で買った業務用唐辛子500gはまだまだ沢山残っていたりして…。傷むものでも無いので、ゆるゆると使っていこうと思います。

05/08/29(Mon)

韮がとっても安かった(2束=50円)ので、無論ゲット。半束を極細かく小口切りにして、休日の昼間に作る焼餅に入れてみたら、なかなかの美味さ。頻繁に作る焼餅は、最近更にレベルアップ。オリーブ油・胡麻油などの油を練りこんで作る生地は、焼いた時にしっかり層が分かれるようになり、表面に狐色のキレイな焼き目をつけ、パリッと仕上げるテクニックも習得。人間アホでも繰り返してやっていれば、上手くなるもんだなあと思います。こうやって作る焼餅は、形こそ全然違うものの、食感としてはインド料理のナンに非常によく似てきます。外側は油でパリッとしており、内側フワフワ。

今回はその焼餅の層の中に、韮が入っているもんですから、使う油はもちろん胡麻油。付けダレは醤油+胡麻油+酢。ノリはほとんど餃子です。しかし、肉を全く使っていないので、餃子よりずっとアッサリしてますし、一個ずつ包む必要が無いので、所要時間も大幅に短くてすむのがイイ。食べている最中にラー油が欲しくなり、業務用スーパーで500ml入りのが売ってたよなと考え始めるのが危険。買ったら買ったで、何とかしてしまいそうなんですけどね。

05/08/28(Sun)

ずっとサボってサボって、気になっていた掛け布団カバーの繕いを、ついに実行しました。上京以来使っているこのカバー、生地はしっかりしているのですが、負荷のかかる部分はどうしても傷む。寝た時に顎が当たる上部30cmほどは、真っ先にダメになったので、二年ほど前にバッサリ切って付け替えました。次は、下の角の部分。無論上の角も痛んでいたのですが、これはバッサリ交換の時に一緒に処理しているので済み。下は全交換するほどは傷んでいなかったので、3cmほどの小さな三角形のパッチを当てて処理。

今回は、ジッパー部分。ジッパーの固い台布ですれた所が、直線状に薄くなり、所々穴が開いてしまっていたので、裏から当て布。布はバッサリ修復の時に取っておいた比較的無事な部分を使用。直線縫いで何往復かした後、穴の開いた部分はこれ以上広がらないように、千鳥でかがって完成。所要時間1時間弱。

自分でも貧乏性だな〜とは思います。無印に行って3,000円も出せば新品のカバーが買えるんですけど、こうやって直すのが好きなんですよね、結局のところ。当方3,000円も出せないほど困窮してはいませんが、“直してまた使えるようにする”というところにロマンを感じます。そのロマンのために、直しのための裁縫用具・工具などには何(十?)万円と投資している私、やっぱり趣味なんでしょう。

ちなみに私、ジーンズの穴あきは超詳しいです。フェイクかそうでないかはイッパツで見分けられます。何十とかがってきましたから。

05/08/27(Sat)

郵政省民営化が話題になってますが、私はもっと小さなところで郵便局に不満があります。それは、ゆうパックの再配達。他の運送業者の場合、不在票が入っていたら、そこに記載してある電話番号に電話をして伝票番号を伝えれば、私の名前・住所などは全て向こうでその伝票番号から引き出してくれます。これが普通だと思うのですよ。

ところが、ゆうパックは伝票番号を伝えても、氏名・住所・電話番号から果ては荷物の種類までいちいち口頭で伝えなきゃいけない。おまけに、一つ伝えるたびに、向こうが丁寧に復唱するもんだから、時間がかかることこのうえなし。ちなみに、ネット社会の現代において、ゆうパックもネットからの再配達依頼を受け付けていますが、これもまた曲者。アマゾンだと、メールアドレスと暗証番号をキーにして住所などの必要事項を予め登録しておけますが、ゆうパックはそんなの一切なし。毎回、ぜ〜んぶ入力せにゃならんのです。もちろん、伝票番号も荷物の種類も全て。

それが必要な労力ならいくらでも裂きますが、伝票番号から顧客の個人情報を引き出して、応対時間を短くするなんざ、配達業者として基本中の基本だと思うのですが、いかがなものか。この中途半端な再配達システムをみると、やっぱり郵便局はお役所なんだなあと思ってしまいます。

というわけで、実家から家で採れた葡萄が届きました。秋ですねえ。

05/08/26(Fri)

同僚が沖縄土産として、レトルトパックのタコライスをくれました。挽肉をスパイスで炒めたものがレトルトになっており、チリソースが別添。実は私、タコライスって食べたことが無いので、結構楽しんでいただきました。ご飯を平らに盛り、その上にザク切りにしたレタスとトマトをのせ、炒めた挽肉をのせ、チリソースをダーッとかけていただく。ちょっとピリッとしていて、暑さで食が細っていても食べられるというのがポイントなんですね、きっと。

そして多分最大のポイントは、鍵になる炒めた挽肉が冷凍可能というところであると見ます。炒めた挽肉を一回分づつ小分けして冷凍しておけば、食事の準備が面倒くさく感じるときでも、すぐに作ることが可能。スパイスを加えてしっかり炒めておけば、解凍しても味の劣化はあまり気にならないんじゃないかなと思いました。今度は是非いつか、レトルトで無い本物のタコライスを食べて見たいと思います。都内では最近沖縄ブームで、そういう店も沢山ありますし。ルーツとなったタコスも美味しいですよね。

05/08/25(Thu)

最近妙にキャベツが安いなと思っていたら、大豊作なんですね。なんでも、安過ぎて値がつかないために、産地では2万トンを廃棄処分したそうで、仕方の無い事ながら、モッタイナイかぎりです。うちの近所のスーパーでは、現在キャベツは一玉88円〜98円。安売り時ではなく、常時この値段というのが、ミソですね。

というわけで、今日もキャベツを一玉買って来ました。初日は、一番外側のやや硬くてエグイ葉を、味噌と唐辛子で炒める野菜炒め。塩胡椒だとちょっと厳しいですが、コッテリ系の味付けだと美味しくいただけます。作り置きの干し肉も少々。残ったうち、1/3玉は塩で揉んで浅漬け。最近めっきり気温が下がってきたので、冷蔵庫の性能がだいぶ回復してきました。めでたい。あとの2/3は色々使い回す予定ですが、今夜はとりあえずキャベツお好み焼き。広島風のように、千切りにしたキャベツを嫌というほどぶち込んだふんわりお好み焼き。先日イカ焼きを作った際に、次は絶対これだと心に決めていたのです。あと外せないのは、味噌汁。キャベツの味噌汁の時は、うちではキャベツだけにするのが慣例。こうすると、キャベツの甘味がシミジミ美味いのです。

そして一玉無くなったらまた一玉。しばらくは、冷蔵庫の中にキャベツが常駐する日々が続きそうです。

05/08/24(Wed)

しばらく前から、イカが安くならないかと狙っているのですが、全然ダメ。しかしもう、限界。買ってしまう、3杯350円。いや、十分安いんですけどね。早速さばいて小麦粉と一緒にイカ焼き…と思ったのですが、そろそろ使い切らなきゃいけないキャベツがあったのを思い出し、急遽野菜炒めに変更。これまた先日貰った、シシトウ(?)、買い置きの玉葱、そしてキャベツ。ゲソの部分はイカ焼きに使い、身の部分は汎用性が高いので、今回の野菜炒めは、ミミ3杯分を使用。

野菜はザク切り。ミミの皮は剥きません。最初にイカをさっと炒め、一度取り出しておいてから、野菜を強火であおり、最後にミミ合流。味付けは、これまた貰いものの味付け味噌。一瞬、片栗粉でトロミをつけようかとも思ったのですが、暑いので却下。これを軽く盛ったご飯のうえにドサッとのせて…、まぁ不味いわけないですよね、王道は。そして、明日こそイカ焼きだ。

05/08/23(Tue)

最近貰い物シリーズが多いですが、今回もそれ。よく行く喫茶店でマスターに、“これ要らない?”と声をかけられました。見ると、青唐辛子。メニューに使うので、定期的に大量に買うんですが、お盆休みのためにいつもと違う店で買ったら、5〜6本に1本しか辛くなかったのだそうです。大量の不良在庫を抱え、貰ってくれそうな常連に配って回っているというわけ。当然、貰えるものはありがたく貰います。

以前、料理研究家の魚柄氏が、隣の畑の唐辛子と交配してしまい、1/2の確率で辛い大量ピーマンを、他人にあげるにあげられず、全て自宅で根性で消費したという話を読みましたが、今回はそのノリ。要は、ロシアン・ルーレットなシシトウと考えればよろし。

料理方法はいつもの如く素焼き。シシトウ(?)だけというのも寂しいので、半玉98円で買った南瓜のスライスも一緒に焼いてしまう。食べる時に、醤油をほんの少しだけつけて。そして…2本目にヒット。生まれてこのかた、くじ運の悪さには自信があるんです。無論全部食べましたよ、それがうちのルールですから。

05/08/22(Mon)

朝起きた時に、空気がすっかり秋めいていたので驚きました。夜になると虫の音が聞こえ始めていたので、そろそろ秋かなとは思っていたのですが、これだけはっきり空気が変わるとは…。そして、秋といえばなんといっても食欲の秋。(たまに読書の秋)

先日、親戚の農家から梨がひと箱送られてきました。10玉入りで、非常にありがたい。そういえば、少し前に葡萄もゲットしたし、食べ物の面でもどんどん秋が深まっていくんですね。そういえば、実家の庭にも梨がありました。とても甘い品種なのですが、摘果をしないので、大きさはせいぜい姫林檎くらい。無論、虫喰いも沢山あり、色もマダラで悪いのですが、子供の頃とても美味しく食べたのを思い出しました。今回の梨は袋をかけずに大きくしたそうですが、その裏にどれだけの労力がかけられているかを考えると、頭が下がります。

身近に、梨・林檎の類は皮を剥くのが面倒なので、送ってくるなと公言している、とんでもない奴がいますが、食ってやるからその分うちに送れと切に言いたい。皮剥くなんて、何程のもんでも無いですよ。いや、妹(既婚)の話なんですけどね。

05/08/21(Sun)

筑波大学の中内靖・助教授と住宅設備機器などを扱う橋本総業はカメラやパソコンなどを備えた台所とロボットを連動させる実験に成功した。利用者がメニューを選ぶと画面にレシピを表示。ロボットはカメラを通じて料理の進み具合を把握しており、途中で食材を入れ忘れていると、「ニンジンが冷蔵庫にあるよ」などと話しかける。また、調理器具には無線で情報を読み取れるICタグを付けてあるので、皮むき器をどこにしまったか分からなくても、まな板の上にニンジンを置けばロボットが自動的に見つけて場所を指し示す。今後改良を進め五年以内の実用化を目指す。フードプロセッサーや電子レンジなどとも連動させればさらに便利になるとみている。―050820日経夕刊

ちょっと衝撃的だったので、思わず引用。要するに、台所のカーナビシステムですね。私は、技術の革新の多くは、人間が不精をするための技術だと考えていますので、その点では間違っていないと思います。でも、このシステムを開発しようとした人は、本当に自分で料理をする人なのかと疑ってしまったりもします。そこまでサポートされないと料理が出来ないんだったら、外食すればいいんじゃないかと…。

それはさておき、このシステムが円滑に動くには、現在台所にどんな食材がどれだけあって、調理器具は何があるのかという、データベースが必要になります。新しいものが入ったらオンタイムでアイテムを追加し、使った食材や壊れた器具はすぐにリストから消去。手元その他を映し出すためのカメラも何台か設置しなきゃいけないでしょうし、油等の汚れの飛び散る台所ですから、その機材のメンテナンスも必要です。結構大変そうです。そんな費用があるんだったら、家政婦雇ったらいいのでは…。

見方を変えれば、その辺で需要が生まれて経済が回るとも言えるんですが、仮に技術が進んでコストが非常に下がったとしても、コレ、本当に必要なのか。もう何年も前から、冷蔵庫をLANに組み込み、中の食材をどこからでもリアルタイムで把握できるようにする、なんて技術が言われていますが、一向に実用に近付いたという話を聞きません。(私が知らないだけ?)この辺りは、IT化とは馴染みにくいと思うんですが、どうなんでしょうか。

まとめ:私は余計なお世話なんじゃないかと思いました。

05/08/20(Sat)

昨日に続く貰い物第二段。白玉粉1kg貰いました。知り合いがつい大量に買ってしまったのが、どう考えても使い切れないということで、うちに回ってきました。白玉粉なんてそうそう傷むもんでもなし、少しづつ使えばいいようにも思うんですが、まあそれはそれ。せっかく来たんだから美味しくいただくことにします。とはいえ白玉粉の使い道は、どう考えても白玉団子一択。変にこねくり回すより、王道で行きます。

夕食の後片付けをしながらコンロで湯を沸かし、耳たぶの硬さに練って丸めた団子を放り込み、団子が浮いてきたらザルですくって水で〆るだけ。そのまま冷蔵庫に放り込んでおき、シャワーを浴びて一息ついたあとにいただきます。かけるのは、蜂蜜か黒砂糖。柚子の絞り汁があるので、柚子蜂蜜というのもいずれ試してみようと思っています。残暑厳しい折、窓辺で夕刊を読みながら、白玉団子というのも風流だなと自画自賛。

05/08/19(Fri)

葡萄を4房も貰ってしまいました。こんなに沢山あると、食べ切る前に傷んでしまうのは目に見えているので、全て冷凍。冷凍葡萄、好きなんですよね。1房をキッチンバサミで3等分し、それぞれビニール袋に入れて口を縛ったら冷凍庫へ。1回分=1/3房。こういうものは、ちょっと足りないかなくらいがちょうどいいと思っているので、この量。

食べる時は、室温に10分程度放置し、皮の部分が溶けはじめたくらいのところで、皮を剥いて食う。果肉がシャリシャリと冷たく、残暑厳しい夕方のデザートにピッタリです。12回分もあるので、2週間は楽しめそう。いい物を貰いました。

05/08/18(Thu)

私は、一定期間家を空けるときには、冷蔵庫の中の常備菜をゼロにして出かけることにしています。しかし、今回の鎌倉旅行は、昨日書いたように二泊だったので、ダメモトでその時あったものを無理やりは消費せず、そのまま残して出かけました。残したのは、キュウリを叩いて酢と胡麻油であえたもの・白瓜の浅漬け・大根の千六本の酢漬け。

帰ってきてすぐ、ドキドキのチェックタイム。キュウリはタッパーを開けた瞬間、酢とは違う刺激臭がしたので、即アウト。白瓜は、漬け汁がどんより濁り、正体不明の白いフワフワが浮いていたので、これもアウト。しかし、大根は…セーフ。酢を使っているのはキュウリと共通なのですが、大根は塩で揉んで余計な水分が無くなっていることが、大きかったようです。鶏肉に下味をつけるときも、醤油に漬け込んだものと塩で揉んだものとでは、明らかに後者のほうが長持ちします(夏場、うちのヘッポコ冷蔵庫での場合)。どうも、漬け汁から傷んでくるようですね。

そして大根は普通に食卓にのせ、一晩経過した今も異常なし。俺の鼻、エライ。

05/08/17(Wed)

鎌倉には二泊で遊びに行ったんですが、一番美味しかった食事は、ある店のかき揚げ丼でした。フワフワ・サクサクで、入っているネタもプリプリ。タレの甘辛さも私の好みにあっており、納得の一品。でも、一番イカンなと思ったのもこの店でした。カウンターの中で揚げている人は、一言もしゃべらない、いかにも“職人”といった風情の人で、フロアをおそらくその店のオーナーと思われる人が担当し、注文をとったり、料理を運んだりしています。そのフロアがイカン。

“以前、○○という有名な天麩羅屋が鎌倉にあったでしょう?あそこは兄弟で経営していたんだけれど、(指で×を作りながら)お互いがコレで、店を畳んだんです。その時に来てもらったのが、今カウンターで揚げてもらっている彼なんですよ。”カウンターの隣に座った、常連客とおぼしき二人連れへの会話がまる聞こえです。同業他社の内幕は、たとえ常連でも客にすべき会話ではないと、私は考えます。ましてや周囲に沢山人のいる、昼食時の混雑したカウンターでは、輪をかけてなおさら。味は最高だったのに、惜しい。二度と行きません。

05/08/16(Tue)

鎌倉で泊まったホテルには朝食が付いていまして、併設のレストランで予め選んでおいた洋食or和食が出てきて、飲み物はコーナーにあるものをセルフサービスでという形。珈琲・紅茶・ミルク・ジュースなど、数種類が用意されています。私の悪い癖なのですが、他人様の食事の様子をそれとなく観察するのが大好き。見ていると、和食の方が人気が高いようです。私はいつも和食中心の食事をしているので、こんな時くらいはと洋食。パン・卵・サラダ・ベーコンetcと極々普通のヤツです。

それにしても、結構驚いたのは、和食を食べながらオレンジジュースを飲んでいる人が、パッと見ただけで5人はいたこと。私の感覚では、この二つは全く相容れないもので、和食後にジュースを飲むというのすら憚られるのに、同時なんて…という印象。オレンジジュースの酸味と、ご飯・味噌汁は合わないでしょう、きっと。でも、いるんですね。まぁ、それぞれの勝手なのですけれど、こういう人は、たとえ仲がよくなっても、うちに呼んでご飯をご馳走することは無い気がしますです、ハイ。

05/08/15(Mon)

休みを利用して、新江ノ島水族館くんだりまで行ってきました。ある程度予想はしていたんですが、お盆休みということで、殺人的な数の親子連れ。某博覧会の様に入口チェックがあるわけではないので、行列の規模に比べると拍子抜けするほどアッサリ中には入れましたが、中がまたすごい人。そしてあちらこちらで見られる、テンション上がりっぱなしの子供&すっかりグロッキーな親という組み合わせ。親業も大変だなとシミジミ観察してしまいました、水槽の外だけど。

展示そのものはとっても面白くて、いつもお世話になっている(?)魚達が沢山。江ノ島沖の魚を前面に展示しているということもあって、鰯・鯖・鯵などが群れになって泳いでいました。普段はスーパーのトレイに載っているものしか見ない私にとっては、非常に新鮮。何匹いるんだか分からない数で群れて泳いでいる鰯には、感動すらしました。

ところで、ある水槽の中でウツボがトグロを巻いていたんです。周囲には当然大量の子供。わざと周囲に聞こえるような声で、“Oh、変わった鰻がいるね!”と言い放ち、同行人から制止されていたのは私です。周囲の子供からは“えーっ、あれ変わった鰻なんだって”と言う声が聞こえてきましたので、それだけでその日の私は大満足です。私が一番のガキですか、そうですか。

05/08/14(Sun)

しばらく前からイカ焼きを食べたいと思い、イカゲソが安くなるのを待っているんですが、その機会が全然ありません。最近イカはやや高く、1杯300円程度。今日もダメか〜、と思いながら売り場をフラフラしていて見つけたのは、見切り品の葱10円。折れてしまって通常の価格では売れなくなってしまったものなんですが、微塵切りにすれば関係なし。イカ焼きがダメなら、葱焼きだということで、購入。

小麦粉は100gで、水は150g。葱は小口切りにしたものを包丁で叩いて、さらに微塵切りに。面倒くさいし、生食するわけではないので、水には晒しません。ソノマンマ。せっかくなのでかなり多めに刻んで、小麦粉と混ぜたら、あとは焼くだけ。うちの焼き方は、最初強火で両面に焼き目をつけ、蓋をして弱火で中まで火を通し、蓋を開けて中火で両面をパリッとさせるという三段階。タレは醤油と胡麻油を混ぜたもの。

葱焼きを含めたお好み焼きをご飯のオカズにすることは、関東では割と違和感を受けることが多いのですが、私は無関係。これも立派なオカズです。たこ焼きをオカズにも出来ますよ、ワタクシ。たこ焼き器は持ってませんけれど。

05/08/13(Sat)

知り合いに、自家製のあわせ味噌を貰いました。作りかたは訊かなかったのですが、味噌にニンニク・生姜・鷹の爪などを混ぜて一旦火を通したものと思われます。中華料理屋で肉野菜炒めなんかを頼むと出てくるあの一品の味。キャベツをザク切りにして炒め、このあわせ味噌を入れてあおればまさにあの味になりそうです。が、私が開発したのは皿にジャンクな食べ方。

ご飯の上に冷凍保存しておいた鶏油をまぶし、醤油をさっと回しかけ、この味噌をバーンとのせる。刻んだ葱をやや多めに振りかけてから、混ぜて食う。まぁ、お約束の味なんですが、夏バテの時にもよく効きます。とはいえ、私は夏バテとは無縁なのですが。原形となるのは、味噌を刻み葱をあわせて叩いたものをご飯にのせて食べるやつ。こちらのほうがずっとシンプルで飽きが来ませんが、鶏油でコッテリベトベトというのも、3日に一回くらいはいいかなと思ってます。

05/08/12(Fri)

今日の獲物は、鶏手羽100g38円を700gほど。いつもは49円の手羽が稀にこの値段になることがあり、その時には逃さずゲット。何せ、全部で260円ほどでしたから。買ってから考える、サテどうしよう。今日は暑いので、イッパツ食欲をたたき出すという意味でも、スパイスを絡めてみました。

塩多目(夏対策)&ガラムマサラをよくよく肉に揉みこみ、そのまま放置すること15分。今回食べる分2本を網にのせ、モウモウと煙らせながら焼きます。当然、換気扇はフル稼働で、窓は全開。ついでにその横では、カボチャを素焼きしてみたりして。手羽は火を通すのに時間がかかるので、その間にご飯を温めたり、味噌汁を作ったり色々なことが出来るのもイイです。なにせ、たまにひっくり返せばいいくらいで、基本的に放っておけますから。

こんなに美味いのに、胸肉やササミよりもずっと安いのです。つくづく世の中は不条理に満ちていると思います。

05/08/11(Thu)

最近夏野菜が妙に安くて助かっています。今日の獲物は、茄子6個78円とズッキーニ4個100円。半分は濡れ新聞紙で包んで冷蔵し、もう半分は全てザク切りにしてからフライパンで強めに炒め、オリーブオイルと酢でマリネ。先日4個48円で買った白瓜の残り2つを取り出してきて、浅漬け。これまた先日9個98円で買ったキュウリの半分を取り出してきて、胡麻油と酢で中華風の和え物。八角を入れればそれなりに中華風と思っていますが、安直でしょうか。

本当は、大根1本78円とキャベツ1玉50円にもかなり惹かれたのですが、さすがにそれは許容量オーバー。傷む前に食べ切る自信がありません。今年は雨も少ないし暑いので、野菜の値段が高騰するんじゃないかと心配していたのですが、杞憂だったようです。何よりも、安いことはイイコトです。

05/08/10(Wed)

部屋の網戸に、0.5mmほどの真っ黒な卵が10個ほどかたまって産みつけらていました。何が生まれてくるか分からないのに撤去してしまうほど冷徹ではないので、そのまま放置・観察を続けていたところ、先日生まれました。網戸にくっついている側から、これまた0.5mmほどの小さな黒い虫が、部屋の内側に移動していたのです。なんだろうと思って手にとってよ〜く観察してみると、六角形の体。そう、最悪のカメムシです。

そういえば、今年はやたらカメムシの多い年です。部屋の網戸には夜になるとしょっちゅうとまっていますし、油断して半時間も窓を開けているとあっという間に数匹が部屋の中に入り込んできます。別に刺すわけでもなし、うちには食べられて困るような農作物も無いので、別に無害といえば無害なのですが、あのトラウマになりそうな臭いは凶悪。こんなことなら、仏心など出さずにあの卵、とっとと処分してしまっておけばよかった。でも、きっと卵の上体でも臭うんでしょうねえ。カメムシ嫌いです。

05/08/09(Tue)

先日買ったイカは、実は久しぶりのイカだったのですが、ミソジさんの中でイカブームが来ようとしています。炙ったイカ美味〜。有名な歌の歌詞に、“肴は炙ったイカでいい”とあります。この“で”には、本当はもっとリッチな肴がいいんだけれど、お金がないので仕方が無いから、消去法的選択で炙ったイカにするという、非常に消極的な意味合いが込められています。しかし、炙ったイカは実に美味い。私が食べているのはそのイカの中でも一段価値が落ちるとされるゲソですが、決して本体に劣らぬ味わいがあります。大体、ゲソが安いっていうのは、あの形のせいですし、本体>足という序列も非常に恣意的。

炙るイカのもうひとついい点は、皮を剥く必要が無いこと。刺身にする時は、ツルツルすべる皮を乾いた布巾で押さえながら剥かなきゃいけませんが、焼くんだったらそもそもそんな作業をする必要が無い。剥くとかえって、味わいが落ちてしまいます。プリッとした歯応えと、強火で炙ったイカの香ばしい香り。さすがに三匹分50円のゲソはそうそう見かけませんが、安いゲソはよく見かけます。しばらくはゲソブーム。

05/08/08(Mon)

というわけで、帰京二日目にしてすっかり常備菜も揃い、通常営業再開です。本日の買い物は、イカゲソ3杯分(ミミ・ゲソ各3)50円、茄子5本100円、大根1本100円の計250円。相変わらず、東京は物価が安い。田舎の方が野菜なんてよっぽど高いです。まぁ、それはさておき。

ゲソはボウルの中で洗って爪を取り除いたら、醤油漬けにして焼くだけ。ただ、夏場は醤油メインの汁に漬け込むとかえって傷みが早い気がします。どうも、水分が悪さをしているみたい。それなので、メインは塩で、酒・醤油を少しづつ入れて香り付け。これを網にのせて強火でガーッと焼く。超美味いです。

茄子は乱切りにしてから炒め、砂糖・醤油・酢・胡麻油であえる。これ、割と定番っぽくなってるんですが、ご飯によくあいます。大根は、一本は多すぎるので、半分だけ使用。皮は付いたまま、千六本に刻み。塩で揉んでから柚子酢であえる。暑い夏にぴったりの、爽やかな一品。ちょこっと付いていた葉っぱと、一番根元の方は、味噌汁ネタタッパーに移動します。あとは、昨日作った白瓜の浅漬けと、胡瓜の和え物を出せば、結構な品数。また、変わらぬ毎日が始まろうとしています。

05/08/07(Sun)

帰京初日。家に着いたらとりあえず何はさておき茶を沸かし、冷たい茶を作ります。ヒートアイランドTokyoでは、これがなくては始まらない。冷えるまでの間は、飛行機で飲もうと実家で作ってきた魔法瓶入りの冷たいお茶でつなぎます。

そして夕食。こういってはなんですが、実家の両親は肉・魚が大好きな人達なので、それに付き合っていると、どうしても体が重くなります。いや、体重がどうのこうのというのではなく、体のキレというか何と言うか、そういうやつが。もう少し野菜の比率を増やした方がいいと思うんですけど、あそこの食事の主導権は私には無いので、多少は言いますけど、基本的にはお任せ。というわけで、ストックの常備菜もゼロですし、飛行機で疲れてもいるので、今日はリセット食・茶漬け。

普通にご飯を炊いたらザルに入れ、流水で洗ってヌメリをとると同時に、冷します。通常二杯で食べる二合のご飯を三回に分け、一回目:塩とワサビ、二回目:キッチンバサミで細く切った塩漬けの大葉とワサビ、三回目:同様に細く切った韓国海苔と自家製味噌で茶漬け。使うお茶は帰宅早々冷蔵庫に入れておいた冷たい緑茶。途中のスーパーで形の悪い白瓜が4個48円だったので、それを薄く切って塩で揉んだやつを添えて。

私の場合、自宅での食事の方がずっとヘルシーなので、帰京後はいつもこんな感じ。普通は逆なんでしょうけどね。

05/08/06(Sat)

実家では自家用の野菜を作っているのですが、今年はスイカが豊作。土間に20個くらいが常時転がっている状態。私は一応スイカ好き。オヤツの時間・毎食後とコンスタントに食べていたら、もう精神的にお腹いっぱいです。やはり、どんなものも食べ過ぎてはいけません。しばらくは呉れるといってもイランです。

スイカといえば小さい頃、畑で取ってきたスイカを割ると、中からクワガタが出てきてビックリしたことがありました。何らかの理由で畑にある時に亀裂が入り、そこから甘い汁を求めてクワガタが這いこんだようです。あと、夜中にテレビを見ていると、家の明かりに誘われて飛んできたカブトムシがガラス窓に激突して異音をたてたり。今じゃ東京では立派な“商品”ですが、あの頃田舎ではタダの“虫”でした。

05/08/05(Fri)

実家で久しぶりに、東京では滅多に手に入らないものを食べました。それは、芋の茎。芋の茎と言うと里芋の茎を乾かしたもの(=イモガラ)が有名ですが、今回食べたのは、サツマイモの茎。東京では売っているところを見たことがありません。まぁ、元々が捨てるような部分ですからね。サツマイモは比較的どんな土地でも育つので、戦時中なんかはよく作られていたのですが、物を無駄にしない昔の人ですから、茎も食べたのでしょう。

とはいえ、サツマイモの茎はゲテモノではなく、癖もなくて結構美味い。皮を剥き、油揚げなどと炒め煮にします。食感は、極細の蕗といった感じでしょうか。とにかく細くて皮を剥くのが面倒なので、最近は捨ててしまうことも多いですが、今回は気まぐれでちょっと作ってみました。祖母が元気な頃は結構食卓にものぼったのですが、最近はご無沙汰で、実に久しぶり。なんだか、とても懐かしい味がしましたです。

05/08/04(Thu)

土用の丑の日も過ぎましたが、せっかくだというので、実家から車で10分ほどのところにあるウナギ屋にいってきました。もう十年以上前からの評判店だそうですが、店の名前すら知らず、いったのはもちろん初めて。さすがは評判店、田んぼの真ん中にあるのに、駐車場にはものすごい数の車。それも結構高そうな車がボンボン並んでいます。極めつけは、入口に貼られた紙に“一時間待ち”の文字。こんなド田舎でありえません。まぁ、特にやる事も無いので店内に入って待つことに。

そして待つこと一時間。肝吸い・サラダ・お新香・うな重のセットで1,500円。値段的にはまあまあなんですが、この辺の悪い傾向として、サイドディッシュをやたら手抜きするんです。この店もそう。肝吸いは化学調味料をぶち込んだ味、サラダはキャベツの千切りに市販のドレッシングをかけてトマトの串切りを添えただけのもの、お新香は黄色と赤紫の目にも鮮やかな彩り。詰めが甘いと言うか何と言うか。本体はさすがに評判店だけあって、美味かったです。三年に一回くらいは食べに来てもいいかもしれません。

05/08/03(Wed)

今週末まで帰省中ということで、実家の近くの魚屋に晩御飯の材料を買いに行ってまいりました。ふと見ると、そこに見たことのない、白い切身があります。タグを見ると、何と“マンボウ”。実家のある地方では一般的にマンボウは食べないのですが、ごく一部の地域で例外的に食べることがあるようです。話には聞いていましたが、見るのは初めて。

見知らぬ食材は何が何でも食ってみたいという性分なので、早速店員のおっちゃんに注文すると同時に食べ方をきいてみました。ところが、“食べたことが無いから、聞いた話でしかないけど、ムニエルにしたり味噌で煮たりするらしい。でも、癖があって不味いと思うよ、オレは。”とか、“2〜300グラムくらい買っても、料理すると親指の先くらいになってほとんど食べるところ無いよ。”とか、聞いたことも無い様なセールストークをかましてくれます。しまいには、“これ、ちょっと古いから、やめとけ。”とか言いだすし。とりあえず客が買う気になっているんだから、買わせてやれよ、と私は思う。

あまりのセールストークにすっかり買う気をなくしてしまいましたが、今思うと無理して買ってもよかったかも。次は、店番が彼じゃない時に行こうと思います。

05/08/02(Tue)

もうね、蝉がミンミンとウルサイんですよ。確か以前テレビか何かで、アメリカのある地方では蝉を食べる習慣があるというのを見た記憶があるのですが、ネットで検索しても出てきませんでした。街中の人が大好物で…みたいなノリだったのですが、あれは気のせいだったのでしょうか。ただ、検索中に発見したのですが、沖縄では蝉を食べる習慣があるようですね。生で食べるとありましたが、なんだか口の中がガチャガチャしそう。カリッと揚げると案外美味いのではないかと思いますが、生はちょっと嫌。

結局何が言いたいかというと、その辺でミンミン鳴いている蝉、とって食えたら腹も膨れるし、静かにもなって一石二鳥ではないかと。数匹鳴いているのなら夏の風情でもあるでしょうが、これだけ一斉に鳴かれるとウルサイウルサイ。でも、戦時中の食糧難の時代にも蝉をとって食ったという話は聞きませんね。やっぱり美味くないんですかね。

05/08/01(Mon)

最近、ほぼ充実してしまったために、めっきり買い物が少なくなってしまった台所関係の品ですが、先日久しぶりに“これは!”と思うものを見つけて購入。それは、魔法瓶用の製氷皿。仕事に行く際に、500mlほど入る魔法瓶に冷蔵庫の冷水筒からお茶を移して持っていくのですが、魔法瓶の口が狭くて、通常の製氷皿の氷ではつかえて入らないんです。仕方が無いので、例年氷無しの冷たいお茶で我慢していたのですが、今年の夏は違います。

今のニッポン、探せば何でもあるものですね。いつも立ち寄る百貨店の調理器具売り場にて、発見。細長いスティック状の氷を作る製氷皿で、これだと魔法瓶にも楽々入ります。振るとチリチリとなかなか涼しげな音を立てますし、何よりも、魔法瓶に氷を入れると本当にキンキンになるまで中身が冷えます。スバラシイ。400円程度と値段も手頃だったので、すぐに購入して、今年の夏は大活躍中です。

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