2005年11月

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05/11/30(Wed)

隣に住む大家さんとの物々交換の通貨が、柿からリンゴ・ミカンになってきたので、冬を感じます。先日も、実家から大量のミカンが送られてきたので、一部を隣に持っていったら、それを上回る量のリンゴになって返ってきました。どうやら向こうも処理に困っている様子。

リンゴといえば、数年前に私が教えた干しリンゴが人気で、今年も作っているみたい。作るとは言っても、その工程はアホみたいに簡単。皮も芯もとらずに、1cmほどの輪切りにしたリンゴを干すだけ。調味料も無しです。生リンゴとは食感が全く変わり、元来リンゴが好きではない実家の母も、これならイケルと喜んで食べてます。熱いお茶と相性がいい。完璧に干せば、その辺で常温保存できますし、一夜干しでも、冷凍庫に入れられますので、保存もバッチリ。うちでも、リンゴが部屋の隅に積み上がってきたら、作ろうと思います。

05/11/29(Tue)

最近、週に一度ほどの割合で猫耳(マオルー)麺というのを打ってます。名前が秋葉系なのがちょっとアレですが、れっきとした中華料理で、秋葉原とは何の関係もありません。小麦粉を水で練り、5ミリ四方ほどのサイコロにしたものを、親指の先で潰して作る麺で、作り方の要領としては、ニョッキと同じです。ニョッキはフォークを使って潰しますし、ジャガイモを混ぜるので、全然違うといえば違うんですが、雰囲気は似ていると思います。

以前は、この潰す作業をニス塗りのテーブルの上でやっていたのですが、滑ってどうもうまくいかず、それっきりになっていました。ところが最近、まな板の上で潰すと、摩擦が大きくていい感じに潰れるという事を発見しまして、指に感触を覚えさせるためにも、定期的に作っているというわけ。ちょっと話はそれますが、小麦粉料理はこの“定期的に作って指に覚えさせる”というのが他の料理以上に重要だと思います。うどん・焼餅・餃子、何でもそう。実に微妙で、慣れと経験のウェイトが非常に大きいです。だから逆に、上達が実感できて楽しいんですけどね。

05/11/28(Mon)

ラジオを聴いていたら、吉川晃司がゲスト出演してました。別にファンでも何でもないんで知らなかったんですが、この人も大の料理好きだそうで、作曲活動に煮詰まると、魚を捌いてストレスを解消しているようです。そのインタビューの中で、“身っていうのは、魚の中で一番どうでもいい箇所なんですよ。大事なのは、骨と皮です。”と言い切っていたのが印象的でした。ちょっとカッコつけてるな、と感じたのは否めませんが、中身は確かにその通り。

例えば先日の鯛のアラの中から、カマを粕漬けにして焼いた場合、その中でもエラビレ周辺の皮が、プリプリしていて美味い。残った骨を椀に集め、熱湯を注いで塩少々を振り、醤油を一滴・細く切ったミカンの皮を少し入れたものは、骨から鯛のエキスが出て、これを食べずに鯛を食べ終わるなといってもいいくらい。それに比べると身は、確かに一段落ちます。いや、それだって十分に美味しいんですけどね。

私が魚を食べる時のコンセプトは、“これだけ食べつくされれば文句も言えないと、その鯛が思うくらい食べつくす”です。背骨は全部ばらして中の髄を楽しむくらい徹底しています。実家の母親には貧乏臭いからやめろといわれていましたが、やめられません。

05/11/27(Sun)

ふとしたことから、鯛のアラを貰いました。元は40cmくらいの結構大きめの鯛で、アラの内容は、頭・カマ・中骨・腹の剥身・身の中心の血合いの部分・腹子(小さめ)です。コレ、結構あります。多分この先一週間、うちでは毎日鯛が出ます。初日は軽くジャブってことで、腹の剥身の塩焼きと中骨・腹子の潮汁。本当は中骨をせせって鯛茶漬けも作りたかったんですが、ちょっと時間が押していたので、残念ながら次に回しました。

先日も日記に書いた、奈良漬の粕がまだ大分残っているので、食事の後片付けをする合間をみて、塩を振ったカマにこの粕を塗りつけ、別のタッパーに移しておきました。今日の昼は、このカマをこんがり焼いて粕漬け焼き。昼間に味醂で溶いた味噌を塗ったカマを仕込んでおき、夜は味噌焼きにしようと思います。無論、リベンジ鯛茶漬けもやりますよ。

と、ここまで書いておきながら、最近の私は鯛にあまり高い評価を与えていません。別に嫌いってわけではないのですが、古来日本では、鯛=赤い=めでたいということで、実力以上の高い評価を与えられてきてしまったのではないかと感じるのです。同じ白身でも、平目やフグの方がずっと美味いと思うんですよね。だから、ここの所自分では鯛のアラは買ってません。まぁ、好みですけど。

05/11/26(Sat)

昨日果物の話を書きながら思い出したのですが、そういえば、身近にもそういう人いました。知り合いの女性の夫なんですが、30代後半で、ナイフが全く使えません。だから、柿もリンゴも梨も自分ひとりでは食べられません。食べたくなったら、トトトッと奥さんに食べたい物を持ってきて、“剥いて!”と頼むと、すぐに剥いて四つ割ないし八つ割にし、楊枝を刺して返してくれるので、そんな必要がないのです。

最近は、色々物騒な世の中になったので、親が子供にナイフを持たせることに抵抗があり、小さい頃から刃物を使う機会が減っているのだと思います。それについて色々小難しいことを言う人も多いですが、私は単純に、“ナイフくらい使えないと、不便じゃね?”と思うのです。その機会を逃すと、上記のような大人になってしまいます。まぁ別に、カット果物やジュース・ゼリーなどが豊富に売られているので、実際問題ナイフが使えなくても、ちっとも困りはしませんが、私は単純に、“それって、イケてなくね?”とも思ってしまいます。

ちなみに、上記男性ができる台所仕事は、カップラーメンの作製(除・後片付け)のみです。いくら外で稼いできても、それはどうかと思いますです。まぁ、奥さんが全部やってくれるので、楽っちゃ楽なんですが。

05/11/25(Fri)

先日新聞を読んでいて目にとまった記事に書いてあったのですが、最近若い世代の果物離れが深刻なんだそうです。ミカン&リンゴ:皮を剥くのが面倒、ビワ:臭くてチクチクしている、サクランボ:酸っぱい、苺:表面の種がツブツブしていて気持ち悪い、などなど。その反面、手軽に食べられるシロップ漬の缶詰果物や、ゼリー・ジュースは結構な人気なんだそうです。最近の親は、面倒くさい&時間がないといった理由で、子供に生の果物を買い与えていないのが原因だそうで、何だかとっても不安なものを感じます。

まぁ、果物の人気が落ちる→果物が安くなる→私嬉しいなら、何の問題もないのですが、果物の人気落ちる→店の取り扱い品目が少なくなる、ではちょっと困ってしまいます。でも、果物と違って皮を剥く必要がなく、安価に食べられるスナック菓子やゼリー、ジュースの種類がとても豊富になっていますので、この流れは止められないのでしょうね。どこか病んでいるような気がしてならないです、ハイ。

05/11/24(Thu)

祝日のお昼、あまり寄り付かない百貨店の地下食品売り場を流していると、以前から探していた千鳥酢一升瓶入りを発見。税抜き価格980円と、非常にお徳で、即決購入。色々行ってみるもんですね。ただ、押してもらったスタンプがちょっと不満。500円で一個押してもらえるんですけど、税抜き価格基準で一個しか押してもらえませんでした。それが消費税か本体かなんて、払う側にはあまり関係無いのに、ちょっとずるい。

それに、ポイントシステムってのは、スタンプ一回分の金額によって、すごくロスが出るのが納得いかんです。今回の場合、最大で499円がロスになるわけ。買った金額一円単位までポイントをつけてくれるところって、あまりないですね。知っている限りでは、家電量販店くらい?まぁ、そのロスも商売なわけですけど。今回貰った判子一個のスタンプカードは、すぐに捨てました。5年経っても全部埋まりそうにないし、30個押してもらって500円なんて、全く割にあいません。財布には必要最小限のものしか入れたくない質なんです。

05/11/23(Wed)

退職して暇を持て余しているのか、両親はあちこち遊び歩いています。先日は奈良に行ってきたそうで、定番お土産奈良漬が送られてきました。アルコールが苦手な超下戸の私にとっては、あまり得意な食材ではありませんが、極薄に切って、少しずつ食べれば、まぁ平気。沢庵の古漬けのほうがずっとありがたいのは否めませんけど。

一応気を遣って、添加物の入っていないものを選んでくれたようなので、粕の方も無駄なく食べられます。説明書には、肉・魚を漬け込んでくださいと書いてありますが、うちでは粕汁にします。とはいえ、別に大した事はなくて、いつもの味噌汁を作る時に、味噌と一緒に粕も混ぜてしまうだけ。混ぜすぎるとアルコールでヘロヘロになるし、足りないとタダの味噌汁になるので、その辺が微妙でちょっと難しい。まぁ、2〜3度失敗すれば何となく分かります。というわけで、この先に少なくとも二週間は粕漬け&粕汁。これで少しはアルコールに強くは…ならないですねきっと。この季節、粕汁は温まりますよ。

05/11/22(Tue)

御年10歳以上になるうちの冷蔵庫、夏場は庫内の冷えが極端に悪くなり、食品の保存上非常に良くないというのはここでも何度かネタにしましたが、寒くなってくると今度は別の問題が発生。冷蔵庫スペースに入れておいた野菜が、凍ります。

最近の冷蔵庫は冷凍庫スペースが一番下にあったりしますが、うちのは古いので、それが一番上にあります。で、その冷凍庫で作られた冷気が下に落ちてきて、冷蔵庫も冷やすようになっているんだと思います。その冷気の通りみち、すなわち冷蔵庫の一番後ろの空間、ここが異常に冷えるようで、長めの野菜を棚に突っ込んでおくと、一番先だけが凍ってしまうわけです。扉に立てておけば問題無いんですが、小さい冷蔵庫なので、仕方の無い場合もあるんです。う〜ん、どうしよう。

ただでさえ、私のようなヘビー自炊人には小さい冷蔵庫ですので、日頃からその利用はまさにパズル。要らない食品や冷蔵が不要な食品は一切入れず、入れたら入れたでどんどん使っていきます。そのうえ更に一層の工夫が必要と言うわけか…。よしっ、その挑戦受けてやろうじゃないか。と、今日も一人で頑張っております。まだ買い換えません。

05/11/21(Mon)

日曜日の午後、月に数回行く喫茶店で、ボーっと珈琲を飲んでました。30代と思われる女性が経営しており、喫茶店と言うよりはむしろカフェと言った方がいいかもしれない雰囲気の店。私は、顔は覚えられているんだけど常連とまでは言えない、そんな微妙な客。

そこに常連と思われる男性ひとり客が入ってきて、その女性に年末に魚ベースの鍋をしたいということで、作り方のポイントや味つけ方法を訊ねていました。私の頭にはすぐに、ポン酢で水炊きが浮かびましたが、さすがはカフェ経営者、ホールトマトを潰して入れることを提案。ブイヤベースみたいにするわけですね、う〜ん、発想が違う。

魚は当然白身メイン。ハラワタごとブツ切りにして鍋に放り込み、長時間弱火でコトコト煮込めば煮込むほどいい味が出るとアドバイスしていました。真子・白子以外はとった方がいいんじゃないの?とか、あんまり煮込むと煮崩れて跡形もなくなってしまうんじゃないの?とか思いましたけど、ブイヤベースは作ったことがないし、口を出す立場でも無いので、終始無言。

それに私は、元々白身魚は大人数でつつく鍋に不向きだと思います。崩れてしまってもったいない。私だったら、海老や蟹・烏賊といった最初から崩れない食材をメインにするか、使うとしても魚はガラだけ使ってダシに特化させます。まぁ、余計なおせっかいなのでやはり終始無言。しかしおかげで、もっていった本の内容はサッパリ頭に入りませんでした。金返せ、なんてね。

05/11/20(Sun)

大家さんの家の庭で採れた柚子を貰ったので、今夜はホット蜂蜜柚子。蜂蜜をマグカップに入れ、茶漉しをのっけて1/4の柚子を絞る。熱湯をかけて終了…なんだけど、今日はちょっと余裕があったので、おろし金で皮も少しすり入れてみました。あ〜、冬ですねえ。絞り終えた残骸は、当然風呂へ投入。一粒で二度美味しいとは、まさにこのことです。柚子っていつもどこからか貰ってしまうので、自分で買った記憶がほとんどありません。確かに、沢山あっても持て余すので、そういう果物(?)かもしれませんが、貰える物は何でも大歓迎です。

05/11/19(Sat)

同僚が、同居人とダブって買ってしまったからといって、食パンを一斤くれました。食パン…自分では絶対に買わない食材です。最後に自分で買ったのがいつだか、思い出せません。実家には買い置きがあることもあるので、帰省した時に食べたかもしれないんですが、それもいつのことだか思い出せない…。というわけで、うちには当然トースターがありません。オーブンも無し。しかし、魚焼き網があります。

魚焼き網に食パンをのせ、こんがりキツネ色に焼き色をつけたら、四つに切ってオリーブオイルを塗ます。薄く切って炙った自家製鶏干し肉と、微塵切りにしてさっと水に晒した玉葱をのせ、カナッペの様に食す。夜食にピッタリ美味〜、でした。次の日、その同僚にどうやって食べたかと訊かれたので、魚焼き網で炙って食べたと応えたら、トースターくらい買えよと笑われました。日頃の貧乏キャラにあわせ、薄く切った〜の部分はあえて省略。マーガリン愛用のその人よりはリッチな食べ方だと思うんですが、いいんです、ネタだから。

05/11/18(Fri)

うちの部屋は1Kで、1とKの間にガラスの引き戸があります。その引き戸を閉めた時に、1mmほどの隙間が出来るのがずっと気になっていて、東急ハンズで隙間テープというのを買ってきました。スポンジで出来たテープに両面テープが付いているもので、4m200円。これを引き戸に貼ると、閉めた時にスポンジが押されて隙間が無くなるというもの。色が灰色でカッコ悪いとは思ったのですが、暖房効率重視と思って買ったのです。

ところが、結果はダメダメ。スポンジが堅すぎて、うまいこと凹まない。貼る前と同じ隙間が、スポンジと柱の間に新しく出来ただけでした。200円損した〜。というわけで仕切り直し。職場で同僚が無意味にため込んでいるコンビニの割り箸を2膳貰ってきまして、それを扉と戸車の間に挟みこみ、ガラス戸の片方を僅かに上げてやります。こうすることで、隙間を塞ぐ作戦。結果うまくいったんで、最初からそうすれば良かったとも思うんですが、穴を開けたり削ったりの微調整がかなり面倒。1mm違うだけで全然違うんで、やり直しも何度か。しかし、これでとりあえずここからの冷機の侵入は防げそうです。

05/11/17(Thu)

11月も半分を過ぎ、私の大好きなホウレンソウが安くなってきました。あればいくらでも食べるくらい、好き。以前はバターソテーなど色々な食べ方を試しましたが、今ではもう、お浸し一本です。茹でたホウレンソウを軽く搾り、醤油・塩・鰹節であえるだけ。実家にいる頃は、鰹節のかわりに釜揚げシラスを使うのが定番で、大好物だったのですが、何せ足がはやく、作ったものを何回かに分けて食べる今の生活では、少しばかり危険なのです。ただ、鰹節のやつだって、負けず劣らず美味しい。今日のホウレンソウは1束78円のやつを2束使用。でも、そうはもたないと思います。何せ、大好物なんで。

05/11/16(Wed)

すっかり寒くなってきたので、今週の頭から湯たんぽを出してます。よく覚えていないけど、多分四年目。それまでは電気アンカを使っていたんですが、替えてみて正解。湯たんぽ最高です。うちで使っているのは、昔ながらのブリキ製のもので、確か1,500円弱だったと思います。これを付属のムートンのカバーに入れて使う。四年目にして、まだまだ現役です。付属のパッキンは結構すぐに傷むので毎年交換しなきゃいけませんが、2個で150円なので、どれほどのこともありません。

使ってみて驚いたんですが、湯たんぽって結構冷めないんですよ。翌朝なんてまだまだホカホカ。布団の中に入れておけば、その日の夜も結構温かい。布団の断熱効果がすごいんでしょうが、このローテク、侮ることは出来ません。実家の両親も私の湯たんぽの話を聞き、最初は“また酔狂なことを”と侮っていましたが、一度試した後はすっかり湯たんぽ派。冬は湯たんぽです。

05/11/15(Tue)

先日の鶏ガラ、最後の三本は白菜と水炊きにしてみました。朝出かける前に、水に入れた鶏ガラを火にかけ、沸騰したら鍋に蓋をして目張りした段ボール箱の中へ。そのままにしておき、夜帰って来ると、ちょうどいい感じでダシが出ています。これを土鍋に移し、たっぷりの白菜を煮て食べるだけ。他の具は、歯ごたえの好きなエノキダケくらいで、何も入れませんでしたが、しみじみと冬、美味しかったです。タレは、醤油と酢を適当に混ぜたもの。今回は少し大根があったので、大根おろしも添えました。

最後は勿論、雑炊。一旦茶漉しを通して、だし汁をきれいにするのがうち流。こうしておいて、塩だけで味をつけます。卵は邪魔な気がするので、あっても入れません。そんなにしつこく雑炊にせず、割と早めにあっさりいただく。美味いです。これからますます、鍋の出番が多くなるでしょうね。

05/11/14(Mon)

愛用の醤油のストックが切れたので、いつもその醤油を買っているデパートの地下食料品売り場に行きました。そこでは5合瓶が売られており、ずっとそれを買ってきたのですが、ふとサイトで調べると、一升瓶のものもあることが分かったので、取り寄せてもらうように頼んでみました。価格的にそっちの方がお徳なんでね。

ところが、返ってきた返事は“商品に取引コードが付いていないので、取り寄せられません”というもの。全く取引の無い所から商品を取り寄せてくれというのではありません。サイズ違いの商品を取り寄せて欲しいだけなのに、内部的なデータ処理の事情で断るとは、いい商売してんな〜と思った次第。要するに、面倒くさいから嫌だと断られたわけです。食品をネットで注文するのはしない主義なんですけど、ちょっと腹が立ったので仕方ない、送料の安いところを探すかと思ってます。

05/11/13(Sun)

週末は恒例の部屋掃除。1Kなのでこれで十分とばかり、使うのはホウキと雑巾だけです。掃除機と違い、ホウキを使うと集めたゴミを目で確認できるのですが、これが密かな楽しみ。“お〜っ、こんなに集まった”ってなもんです。部屋のゴミのほとんどは、綿ボコリと髪の毛。無論、正確に量ったことはありませんが、この二つで八割以上を占めそうな感じです。綿ボコリはともかく、気になるのは髪の毛。禿げていない人でも、通常一日50本からの抜け毛があると聞いていますし、鏡を見ても今のところ禿げる兆候は感じられないのですが、やっぱりちょっとドキッとします。祖父は二人ともツルツルなので、いずれ禿げるとは思いますが、まだちょっと嫌。

まぁ、薄くなりはじめたらとっとと五分刈りにしようと思っており、それはそれでいいかなとは思っています。実際、よく行く喫茶店のマスターはその状態。顔を洗う時に頭も一緒に拭けるというのが、少し羨ましくもあります。どうせ髪を切ったって、驚かれるのは最初の数日だけで、すぐにそれが普通になってしまうに決まっているのです。サテ、いつになることやら。ちなみに、父親は60代半ばでフサフサです。上のようなことを書いていながら、それを思うとややホッとする、オトコゴコロの複雑さよ。

05/11/12(Sat)

鶏ガラ一パック100円が2割引で80円というのを見つけて、ゲット。鶏ガラとは言っても、鶏の形丸ごとのやつではなく、手羽先のそのまた先、爪先とでも言うべきところが15本ほどパックになったやつ。丸ごとに比べて割高にはなりますが、所詮この値段だし、それに小分けにして使いやすいのが便利。

焼いても申し訳程度にしか身がついていないので、今日は3本使って味噌汁にしました。出刃でちぎれない程度に骨に割れ目を入れ、白菜の白いところと一緒にしばらく水煮。ダシが十分に出たところで、濃い目に味噌を溶き、最近いつも食べている大根の葉を細かく切って散らせば完成。

表面にうっすらと脂が浮き、鶏の旨味が濃厚に出た味噌汁はとっても温まります。無論最後はご飯にかけて。次はやっぱり、胡麻油を使って中華風ですかね。まだまだ鶏ガラは残っているので、しばらく楽しめそうです。

05/11/11(Fri)

11月分の東京電力からのお知らせがポストに入っていまして、今月の電気使用量はアッと驚く75kwh・1,700円。先月に比べて28kwh・450円のダウン。全く変わった事をしていないのに、この変動は何?としばらく考えて分かりました、冷蔵庫です。気温が下がることで、冷蔵庫の負荷が減ったとしか考えられません。そういう視点でここ三年ほどの電気料金の推移を見直して見ると、やっぱりそうです。暖房はガスファンヒーターを使っているにしても、冬場の電気使用量の下がり方が激し過ぎ。今頃になって気付くなよ、って感じです。

ということは、今よりも劇的に電気代を減らしたいと思うなら、もう残るは冷蔵庫しかないわけです。冷蔵庫のない暮らしか〜、とちょっと考えましたが、やっぱりそれは無理。あとは、契約アンペア数を下げるというのがありますが、これもちょっと無理。私の趣味と実益を兼ねた貧乏ライフは、この辺が限界のようです。

05/11/10(Thu)

ここのところ、食後は貰った銀杏を炒って食べながら、茶をすするという超日本人ライフを満喫しています。実家では楽だということで、紙袋に入れた銀杏をレンジでチンしていましたが、確かに楽なんですが、結構な確率で実もはじけ飛んでしまうため、私はやりません。用意するのは、ラジオペンチと金槌。銀杏を一周する筋を固いもの(うちでは手頃な石)と垂直になるようにラジオペンチで固定し、絶妙な力で金槌をその筋に当てると、筋の部分だけに綺麗に割れ目が入ります。あとは炒るだけ。

100個やれと言われたらちょっと嫌ですが、うちで食べるのは一度にせいぜい10個。これくらいなら、どうって事ありません。まさに秋の味覚。ところで以前から疑問に思ってるんですが、光が全く当たらないところにありながら、何故銀杏ってあんなに緑なんですかね?あれは光合成をする緑じゃないって事なんでしょうか。ちょっと不思議。

05/11/09(Wed)

最近、部屋の隅は秋の味覚が常備されていて嬉しいかぎり。今あるのは、梨一個、柿六個、生落花生・銀杏各一袋、里芋一鍋分。梨と柿は親戚が送ってきたやつで、生落花生と銀杏は職場で貰ったやつ。炒らなきゃいけないのが面倒で、誰も引き取ろうとしなかったのを、仕方なく(ウソ)私が貰ってきたやつです。食後に少しづつ炒って食べてるんですが、正直全然減った気がしません。今年中に片をつけられるか…。実家の母親に言わせれば、銀杏は紙袋に入れてレンジでチンすれば簡単らしいですが、それだと可食部分までかなり飛び散ってしまうので、私はやりません。一個ずつ金槌でヒビを入れて律儀に乾煎り。現実的な私も、さすがに銀杏には秋を感じます。

果物の方も食べてかなきゃいけないんですが、時間をくっていると怒涛の蜜柑攻撃が始まってしまうので、それが心配。例年、一人暮らしの私にダンボールひと箱もの蜜柑を送ってくる親戚がおりまして、今年も多分例外じゃないでしょう。とりあえず、毎日食うべし。

05/11/08(Tue)

先日コンビニのゴミ箱の前で、地面に置いたカップラーメンから麺をすする若い衆を見かけました。同じ日の数時間後、ビルの壁に寄りかかってホールのチーズケーキを食べる若いカップルという、ちょっとシュールな光景も目にしました。その前日には、地下鉄内でポテトサラダを下手な箸で食べる、高校生も目撃されてます。

そりゃあまあ、何を買ってどこで食べようが、それはその人の自由なんですけど、ものを食べている姿というのは、基本的には他人に見せるものじゃないと思うのです。野球場や公園など、別に不自然でない場所も沢山ありますが、コンビニの前や都内地下鉄の中というのは、好ましくないんじゃないかな。まあでも、このような光景は最近結構目にするようになってきたので、もしかしたら十年後には、もっともっとごく普通になっていると思います。それでも私は、やっぱりどうかと思いますけど。

05/11/07(Mon)

血液型によって性格の傾向が違うなんて、毛ほども信じてはいません。しかし、そういう人に言わせると、私は典型的な几帳面A型だそうで…。今日の話は食事中に読むのは止めた方がいいかもしれないと、予めお断り。トイレで自分の几帳面さを感じることの数々です。

うちはウォシュレット無しの洋式トイレなのですが、小は座って用を足します。掃除をしていると分かるのですが、立ってすると思った以上に周囲に飛び散ります。毎日トイレ掃除ができるわけではないし、一人暮らしの頻度ではそれも必要無いと思っているので、このスタイル。例えば奥さんから“掃除が大変だから座ってしてよ”と言われたら絶対にやりませんが、うちでは掃除をするのも私ですから、座ります。

紙はシングルペーパーを利用。12ロール200円以下を狙ってますが、結構簡単に手に入ります。ペーパーはローラー備え付けの蓋を使って切ることはせず、一ミシン目ごとに切りとり、チャレンジャーにならない程度に折って使います。紙を使うのは用を足した後ですので、一般的に切迫した状況には無く、この程度の余裕はあります。便器に汚れが残ってしまった場合には、同様に折ったペーパーですぐに拭き取ってしまいます。こうしておくと、いつもキレイ。

便器の蓋は基本的には閉めっぱなし。ほんの気休めですが、便器の表面が乾くと汚れ落ちが悪くなるような気がして、こうしてます。ただ、隙間は沢山開いているので、実際のところ開けていても閉めていても大して違いはないと思います。あくまで気分の問題。

…なんて事を言うと、やっぱりA型だと断定されます。几帳面なのは認めますけど、血液型とは関係あるんですかね。

05/11/06(Sun)

料理は好きだけど片付けが嫌いな男性が多いらしくて、そういう人に対して“片付けまでが料理だ”と主張する場面に出会うことがあります。しかし、私の主張は違う。“片付け・次の食事の仕込みまでが料理だ”です。余計面倒ですね。しかし、こういう主張を目にするたびに、食事って一回こっきりなのか?と思ってしまいます。健康的な生活を送る人ならば、食事は一日三回必ずやって来るわけで、前の食事の仕度の時についでにやってしまっておいた方が、ずっと効率のいいことって沢山あると思います。米を研いでおくとか、野菜を切っておくとか。そういうことの連続が家で料理をするって事だと思います。

その回の料理を作る→次の回の料理の仕込みをする→片付けると律儀に区切ると、かえって効率が悪くなってしまいますんで、その辺はコンロの空き具合などを考慮して、適宜組み合わせていけばオッケー。ただ、この辺はかなり経験がものをいう分野だとは思います。ずっと不思議に思っているんですが、料理本ってレシピはバラエティ豊かで充実しているのに、こういうことを書いた本って極めて少ないです。私の知る限りでは魚柄本くらいかな。こういう段取りの立て方って、料理にとどまらず色んな場面で当てはまることだと思うんですけどね。

05/11/05(Sat)

仕事の帰り道、いつもの様にスーパーに寄ると、ご自由にお持ちくださいと大根の葉が山盛りにされていました。当然、袋一杯持って帰ります。これでしばらくは毎日大根の菜っ葉飯確定。蒸らしの段階で刻んだ葉を放り込むだけのことですが、彩りもきれいだし、栄養もあって美味い。当座使う分は濡れ新聞紙で包んで冷蔵庫ですが、残りをどうするか。

古来日本では、食品の保存というと乾燥か塩漬けと相場が決まっています。乾燥菜っ葉は手軽に味噌汁に使えるので非常に便利なのですが、週末雨だと予報で言っているので、今回は塩漬け。適当な長さに切り、適当に塩を振って容器に入れ重石。最初の方で染み出てきた液は灰汁っぽいので捨てて、数日で完成。タッパーに入れて冷蔵庫に放り込んでおけばしばらくはもちます。こっちはそのまま大根飯に使ってもいいし、塩抜きして他の料理に使ってもよし。やっぱり、タダ最高。

05/11/04(Fri)

ちょっとした手違いで、破竹の胡麻和えの鮮度がちょっと危なくなってきてました。今日食べるとグレーだけど、明日食べると黒って感じ。こういう時は必殺技“もっと火を通して食べる”を使います。今回は、唐辛子味噌炒め。

破竹をザルにあげ、汁をよく切っておきます。常備してある玉葱は厚めにスライスし、干し肉は微塵切りにして準備。味噌を酒で緩くしたものに鷹の爪を入れてあわせ調味料を作ったら、フライパンに点火。後は普通の野菜味噌炒めと同じです。注意するのは、元々破竹には味がついているので、塩味は控え目にするのと、目的が目的なので強めに火を通すことを心がけること、この二点だけ。味噌炒めの場合は、少し焦がすくらいの方が香りが立って美味しいので、その点からもちょうどいいのです。油はやっぱり胡麻油。仕上げにラー油をほんの少し垂らすと、いい感じになりました。ご飯にのせて食べると、傷みかけとは思えないほどいい感じではないですか。一晩経った今でも、お腹こわしてないですし。

うちの料理は“工夫”、もとい“その場しのぎで何とかする”のが基本です。私の生き方に通じるものがありますね。

05/11/03(Thu)

先日1万3千円の商品券を持って、デパートの食料品フロアをフラフラしている時に見つけた、一番面白い商品は、タブレットソルトというやつでした。文字通り、塩を錠剤状に固めたものでもので、パスタを茹でる際に1リットルのお湯につき一錠放り込めばオッケーの、計量不要な塩という売り込み。どうせ水を量るんだったら塩も計れやと、私なんぞは思ってしまうわけですが、ニーズがあるんですね。グラム単価にすると、業務用スーパーの10倍以上の高額商品なんですが、固めること・小分けにすることだけに支払う付加価値としては、ちょっと高すぎると私は思うですよ。

デパートといえば、年間100万円以上の買い物をカードでして、翌年のカード支払いは全て10%オフにしている猛者が、身の回りに二人いるのですが、年度末が迫って金額が足りないと、とにかく何でもいいから買って、100万円に届かせるそうです。デパートの思惑にまんまとのっているわけで、私なんかにしてみれば、ホント何と言っていいのやらという感じです。

05/11/02(Wed)

ひょんなことから、デパートの商品券1万3千円分を手に入れました。デパートで使うには、とても中途半端な金額。それでもまぁ、何か買うべと近所のデパートに出かけました。紳士服・小物のコーナーをしばらく歩いてみるも、特に興味を惹くものは無し。今のところ全て事足りており、新しく買う気は全くありません。数年前は、ネクタイなど喜んで揃えていたんですが、あの頃の購買欲は一体どこへ?

仕方が無いので、家庭用品売り場へ。リビング用品はこれまた購買欲が消え失せているので、台所用品売り場へ。ところが、デパートの台所用品って高いうえにあまり品揃えが良くないんです。どちらかというと、料理を始めたばかりの人向けに、昨日よりもデザイン重視の商品が、値引き無しで売られていまして、私には用無し。これなら、東急ハンズのほうがまだマシです。食器の分野は、オシャレでチープなものか、伝統コテコテ系(輪島・バカラ・ロイヤルコペンハーゲンなど)に二極化されており、これまた私には用がありません。

買うものが全く無いので、仕方なく地下の食料品売り場へ。ここでは、いつも醤油・酢・本節を購入しています。今日はお金もあるので違うものを買おうかとあらためて見回してみたのですが、該当品無し。生鮮食料品は目の玉が飛び出るほど高いし、そうこだわらなくてもいい調味料(砂糖・塩など)は、業務用スーパーの数倍の値段がついてます。品揃えはビックリするほどよくて、エスニックから韓国イタリアンまで充実。見て回るだけでとても楽しいんですが、買う物がない。仕方がないので、この商品券はストックが切れたときの醤油・酢・本節代に充てられてしまいそうです。数時間、デパートをフラフラして何も買わず。数年前まであった物欲は一体どこに行ってしまったのでしょうか。

05/11/01(Tue)

以前ここでも書いたのですが、私はエクセルで家計簿をつけています。その中でもメインとなるシートでは、縦に月・横に課別を入れ、SUM関数を使って収入と支出の合計を計算するようにしてます。先日、さて10月分のまとめをするかと思って入力をしている際に何気なくその関数を見ると、何とこの一年、支出の合計を一部二重に足してしまっていました。どうやらある時点で誤って関数の数値を変えてしまい、それが延々とコピペされてしまった模様。この一年の支出の記載が、実際よりも2〜3万円多いというミスでした。う〜ん、何だかとっても得した気分。

エクセルで関数と言うと、何だか難しいような印象もありますが、私が家計簿を作る際に使っている関数はたった2つ。SUM(合計)とVLOOLUP(クロス集計)だけです。VLOOKUPはSUMほどメジャーではありませんが、毎日ダラダラと入力したレシートデータを一瞬にして月別・課類別にクロス集計してくれる、超便利関数。エクセルで家計簿をつけている方には、超オススメです。

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