2008年10月

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08/10/31(Fri)

今日はここ最近、急速にマスコミで取り上げられることの多くなったハロウィーンの日。クリスマスやバレンタインに次ぐ様な、一大消費イベントにするべく、各所で多大な労力が払われているようですが、さて、どうなりますことやら。でも私、あのカボチャを見るたびにモッタイナイなぁと思ってしまうんですよね。

中をくり抜いて目鼻を抜き、飾りにする。抜いた実はどうなるんだろうか、イベントが終わった後、あのジャック・オ・ランタンは刻んで食べるんだろうかと、気になってしまいます。まぁ多分、食べはしないんでしょうね。日本でもたとえば、お盆の時のキュウリや茄子の馬みたいに、食べ物を食べ物として使わないイベントもなくはないですが、やっぱり慣れないものをみると、違和感を感じてしまいます。

あぁでも、近所の家をお菓子を求めて子供達がねり歩くってのは、ちょっと楽しそうです。最近こういうご時世なんで、特に世知辛い都会では難しいでしょうがねぇ。企画そのものには楽しそうな部分もあるんですが、企業のがっついた姿勢はちょっと辟易ですね。

08/10/30(Thu)

つい一週間前まで、本当に10月?という陽気続きだったのに、なんだか急に寒くなって、一気に秋っぽくなってしまいました。うちでもついに、部屋着を膝丈の半ズボンから長ズボンにチェンジ。そしてこの長ズボン、家でしかはかないから多少ぼろっちくてもイイやと思ってずっと使っていたら、うちでは一・二位を争う古株になってしまいました。

綿アクリル混紡なためか、結構強靭。ジーンズなら、2シーズンくらいはきたおすと、お尻とか膝に穴が開くんですが、この綿パンツは穴の空きそうな気配すらありません。しかし、さすがは安物、腰のゴムはビロビロに伸びてます。昔のパンツだったら、自分でゴムを入れ替えられたんでしょうけど、コレは手間を省いたせいか、ゴム自体が縫いこまれており、交換不可。ボタンの位置をずらそうにも、あまりにずれすぎて格好になりません。

仕方がないので、前の部分をグッと寄せ、事務用の持ち手がひっくり返るクリップで止めてみたら、これが結構快適。ゴムで締め付けるのではなく、自分で太さを調節しているわけですから、おなかに負担がないんです。ゆるゆるとはいえ、多少は生きているゴムが上手くはたらいて、ずり落ちることもありません。ただ問題が一つ。コレ、タックを5cm以上とらないとずり落ちるので、前チャックが閉められません。コレだけ重なっていれば、着物みたいで平気といえば平気なんですが、さすがに外に出るのは無理。

というわけで、ゴミ捨ての時はいちいちジーンズに履き替えてます。ゴミ捨てに行くのにわざわざ化粧をする奥さんの気持ちと、ちょっと似ているでしょうか。

08/10/29(Wed)

昨日の豚レバー、私が一回のニラレバ炒めで使い切る程度の量しか買ってこないなどありえず、大量に残ってます。レバーは味の劣化が早いので、とっとと火を通してしまいました。料理研究家の魚柄先生によると、肉や魚はぐつぐつと煮れば煮るほど、アクや臭みが出てしまうのだそうです。コレは私も実感するところ。

そこで、沸かした塩水にレバーを丸ごと投入。すぐに火を止めて蓋をし、いつもはご飯の蒸らしに使っている目張りしたダンボールに入れて、そのまま30分ほど放置します。頃合いを見計らってレバーを取り出し、薄くスライスしたらもう完成。一応塩味はついていますが、酢醤油&練りガラシでいただくととっても美味しいのです。食べられない分は、切らずにそのまま煮汁に漬け込んで冷蔵庫に入れておけば、数日間は大丈夫。

ニラレバは、レバーという癖の強い食材に、これまた強い癖のニラをぶつけて相殺するというコンセプトでしたが、こっちはレバーをそのまま味わってみようという考え方。生でパックに入っている時は、いかにも臓物って感じで、慣れないと少しグロいかもしれませんが、美味しいんですよね〜。

08/10/28(Tue)

今日の夕御飯は何を食べようかな、この前の豚ハツが終わっちゃったから、次は何を買おうかなと思い巡らせながら寄ったスーパーで本日選んだのは、豚レバー。いや、ホントはまた豚ハツにしようと決心してたんですけど、残念ながら品切れ。入口の野菜コーナーで、ニラが安かったので、安直にレバーです。ニラレバ、コテコテですね。

レバーは5mm程の厚さにスライスして流水に5分ほどさらして血を抜きます。片栗粉をまぶしたら準備完了。こっからは超特急です。よく温めたフライパンにレバー投入。ほんの数呼吸、レバーの色がわずかに変わったら、ザク切りニラを投入。塩・酒・醤油で適当に味をつけ、味を馴染ませるように全体をよくかき混ぜます。ニラもスライスレバーもあっという間に火が通るので、レバーをフライパンに入れてから出来上がるまでは、30秒程度で終わってしまいます。手早さ命。

ニラレバって、中華料理屋でオッサンが頼むものというイメージが強いですが、実際に作ってみると、これがなかなか美味しい。特にご飯との相性がバッチリです。スタミナがつくかどうかはよく分かりませんが、簡単で美味しいのは確か。レバーは味に癖がありまくりなので、ダメな人は全然ダメですが、私は大好きです。

08/10/27(Mon)

部屋でメインで使っている電球(白熱球)が、食事時に突然切れまして、ついうっかり買い置きするのを忘れていたので、その場は隣の部屋から移植したやつでしのぎ、晩御飯を食べたあと、近所のドラッグストアに買いに行きました。最近、電球といえばもっぱら電球型蛍光灯で、白熱灯といえば消費電力が多くて地球に優しくないということで、数年以内に日本での生産は終了するそうですね、残念です。

そりゃま、消費電力的には同じ明るさだと蛍光灯が1/5くらいですけど、やっぱり値段が桁違いに安い。わずか100円で買えてしまいます。それに、寿命もずっと短いといいますが、半年やそこらは余裕でもつので、そんなに寿命が短いとも思えません。電球ってある意味完成されてしまった製品だと思うんです。これ以上機能をつけて価格を上げ、利益を増やすわけにもいかないし、コストダウンも行き着くところまで行ってしまってます。

そこでエコな電球型蛍光灯の登場。コレだと単価が高いので、利益を上げる事が出来ます。買い替えのサイクルは長くなりますが、その辺は絶妙に計算して価格設定してるんでしょうね。テレビ放送のデジタルかもそうですが、現状全く不自由していないものを、わざわざ変えて会社に利益を上げさせることもないじゃないかと思うんですが、その辺がいわゆる内需刺激策なんですかね〜。

08/10/26(Sun)

最近、内臓系の肉を買うために時々行くようになった、ちょっと遠くにあるスーパー。そこでいつもレジを打っている女性に、少し面白い人がいます。歳は60をちょっと過ぎたくらい。さすがはベテランの味で、いつもはスピーディーにレジを打っているんですが、込んでいる時はこの様子が一変するんです。肩を小刻みにリズミカルに揺すりながら、商品のバーコードを読み取ったり、数字キーを入れたり。そしてこの、体の動きと手の動きのリズムが見事にバラバラなんです。そして、平常時よりも明らかに遅い…。

このおばちゃん的には、いわゆる“ギアが入った状態”というのがコレなんでしょうが、ギアが油切れしているという…。平常心でやればいいんでしょうけどねぇ。私も混んでいない時はそのおばちゃんのレーンに並ぶ事がありますが、混雑時は基本的に避けます。でも、他のレーンに並んでいても、どうしてもこのおばちゃんを観察してしまうんですよね。頑張れおばちゃんと、いつも応援していますよ。

08/10/25(Sat)

最近の食後の果物は、農家の親戚が送ってくれた梨。結構大きいので、一回には食べきれず、1個を4回に分けて食べてます。この切った食べかけの梨をどうやって保存するか。ずっと以前は、定番サランラップを貼ってました。家の中でサランラップを使っていた部分を、どんどん蓋付きタッパーに置き換えていったために、ここでも使うのをやめようかなと。リンゴくらいの大きさだと、二つに切ればギリギリタッパーに入るのですが、大きな梨だとちょっと無理。

そこで活躍するのが、スーパーでくれる透明のビニール袋。これに切った梨を入れ、端を織り込んで冷蔵庫に入れておけば、乾燥が防げます。おまけに、同じ梨に使うのですから、一回で捨てる事はありません。大体、1週間程度はリサイクル。中身が糖で少しベトベトしてきたなと思ったら、ゴミの袋に転用してお役御免。エコです。

これはレジ袋ではありませんが、最近、スーパーのレジ袋ってものすごい敵視されてますよね。この辺はゴミの袋が専用のものでなくてもいいので、大変に助かっています。それでも、スーパーに行くたびに貰うと供給過剰になってしまうので、半々くらいでエコバックを持参しますけどね。ゴミ袋有料かも時間の問題でしょうから、そうしたらゴミ袋も買うことになるのでしょう。なんか、エコに引っ掛けて、どこかの誰かを儲けさせてあげてるような気がしてならないんですが、まぁ、気のせいですかね。

08/10/24(Fri)

最近、調子にのってナスばっかり食べていて、ついうっかり、その奥に入れておいた葱の存在を忘れていました。しまった、とばかりに先日取り出してみてみると、半分シナシナ。先の方は黄色くなりかかっています。ごめんなさい、葱さん。でも、たまにはこういうこともあるんです。というわけで、生き残った葱を集中消費中。

葱って、味噌汁に使うペースでチマチマ使っていくと、エンドレスにもつのですが、今回はそんな悠長な事は言ってられません。今回チョイスした一品は、ちょうど冷ご飯もあったところで、葱炒飯。葱は小口に刻んで、たっぷりめの油でやや焦げ目がつくくらい、強火で手早く炒めておきます。ここで、ちょっと焦がすというのが最大かつ唯一のポイント。日常的に料理をしていると、焦がす事に関して無意識のリミッターが働いてしまう事が多いのですが、今回は意図的にそれを外します。

葱が焦げて香ばしくなったところで、冷ご飯投入。炒飯のコツとしては、先にレンジでちょっと温めておくとか、サラダ油でほぐしておくとか、色々言われますが。うちでは特にやりません。敢えて言えば、前半はお玉の腹で固まりを潰しながらほぐし、後半は木ベラに持ち帰るって事くらいでしょうか。肉系はあれば入れてもいいけれど、入れない方が美味しい気がします。今回はうちでも肉抜き。

というわけで、焦がし葱炒飯。一度に信じられない量の葱が消費でき、なおかつ美味い。葱を買ったけれど、使いきる前に萎びてしまうというお悩みには最適です。

08/10/23(Thu)

ニュースで、切っても断面が変色しないリンゴが開発されて話題になっているという話を聞きました。普通のリンゴは、切るとすぐに断面が茶色く変色していきます。塩水を通すことで変色を防ぎ、お弁当その他に活用するというのは、リンゴの昔からの定番だったのですが、このリンゴは切っても2週間以上経っても変色しないということで、相当すごい。まぁ、変色するしない以前に、切って2週間経ったリンゴは食べませんけどね…。

このリンゴ、狙って作ったわけではなくて、何かの品種改良の際に偶然出来てしまったんだそうです。ですので、何故色が変わらないかという理由は、いまだ解析中。色が変わらないだけだと単なるキワモノで終わってしまいますが、このリンゴは甘味も十分で、味の問題もないようです。うちでは切ったらすぐに食べてしまいますから、色止めなんてしませんが、特に外食産業系ではヒットするかも知れません。ひと手間を省けるというのは、非常に大きいですから。フジ以上のヒットになるでしょうか…。

08/10/22(Wed)

さすがはナスの季節、秋。大ぶりのナスが6本入って128円は激安ということで、即決で買ってきました。以前なら、煮物にするのが定番だったのですが、ここしばらくのマイブームは、少し前に書いたように、ナス炒め。少し厚めにスライスしたナスを、やや焦げ目がつくまで多目の油でよく炒め、皿にとって醤油をかけるだけという簡単料理。しかし、簡単なだけに飽きがこないんですね、もう10回以上作ってしまいました。

単純極まりない料理とはいえ、それなりにコツがあります。キレイに焼き色をつけるための火加減&油の量、ベストのスライス厚、皮から焼くのか切断面から焼くのかetc。単純なだけに、ひとつひとつのポイントが最終の味にダイレクトに反映するので、侮れません。まぁ、どんな風にしてもそれなりに食べられる結果にはなるんですが…。というわけで、このナス料理に関しては私、達人級に近付きつつあります

カレーとかラーメンスープは、味が複雑すぎて、こうしたからああなったという、因果関係が明確じゃない場合が多いんですが、こういうシンプルすぎる料理はその辺がとても楽しいと思います。

08/10/21(Tue)

私は、調味料の中で味噌・醤油・酢のチョイスにはかなりコダワリを持っており、味噌は自家製ですし、他の二つは原則として決まった銘柄しか買いません。しかしその反面、砂糖と塩に関してはどうでもいいと思っています。砂糖なら、ザラメ・氷砂糖はさすがに使いづらいですが、三温糖・上白糖・グラニュー糖、その時に一番安かったものを買ってきて、適当に使います。塩なら、どこそこのミネラルたっぷりの塩とかである必要は全くなく、安ければ精製塩でもオッケー(案外安くないんですけどね、精製塩)。

私の味覚が鈍いからかもしれませんが、塩が違っていてもそんなに料理の味の違いを感じられないんです。そりゃまぁ、直接舐めれば、何か違うなとは思いますが、普通、料理に使う塩の濃度は数%。その数%の中の更に1%以下のミネラルの違いなんて、私には分かりません。分かったとしても、それは“違うな”という意識どまりで、とても“美味い不味い”までは至りません。というわけで、今回もハナマサの棚に並んでいた中で一番安い、中国産岩塩1kg88円ってのを買ってきたんですが、ちょっと後悔してます。

いえ、別に今をときめく中国製だからってわけではないんです。この岩塩、一旦精製したものが、どういう原理か知りませんが、カチコチに固まって、小石くらいの大きさになっています。小石大では使えませんから、塩壷の中に入れて、スリコギで上から思いっきり突いて崩すんですが、これが石かと思うくらい固くて大変。教訓、塩は砂状になっているものに限る。頑固に固まっているのはやめておけ。一つ賢くなりました。

08/10/20(Mon)

昨日、スーパーで見た光景。片手に万能葱、もう片手に小さなメモを持った40歳くらいのおじさんが、店員さんに向かって“これ、葱ですか?”と訊いていました。多分、奥さんから葱を買ってきてくれと頼まれたのでしょう。でも、東京では太い長ネギタイプが主流。おじさんは長ネギタイプを見慣れていて、万能葱=葱の確信が持てなかったものとみえます。しかし、これはちょっと恥ずかしいかなぁ…。

いい大人が万能葱片手に“これ、葱ですか?”はないでしょうと思います。韮かもしれないと思ったのか…。そもそも、多分奥さんのメモは長ネギを想定して書いているわけで、それが万能葱でも大丈夫かどうかは、奥さんの性格とレシピ次第、結構微妙なところです。“無い食材は無い、ある食材で何とかしよう”がモットーの私でも、たとえばネギマを作ろうと思って葱を頼んだのに、万能葱が帰ってきたら、ちょっと困ってしまいます。

とまぁ、これは万能葱とメモを持って困った顔をしたおじさんを見て、私が一方的に推理した事ですから、真実は分かりません。でも、万能葱を持って帰ったおじさんに、奥さんがどんな反応をするのかは、ちょっと見てみたいなと思いました。

08/10/19(Sun)

実家から自家製の秋ナスが届いたので、最近はナス三昧。少し前なら煮物にするのがうちの定番だったんですが、今の定番は、いつぞやも書いたように、スライスして両面を軽く焦げ目がつくまで焼き、醤油をかけたもの。これが、美味いんですよ。油を吸ったナスと醤油の相性が抜群。

ところで、このナス焼を作った後、フライパンに少量の油が残ってしまう事があります。これを有効活用できないかと思って開発したのが、焼き野菜シリーズ第二弾、タマネギ焼き。タマネギを1/8のクシに切り、これまた両面軽く焦げ目がつくくらいまで焼きます。中まで火が通ったのを見計らって皿にとり、塩をパラリ。ポイントは、クシに切る時に根を残しておいて、バラバラにならないようにすることです。また、ナスが完全に出来あがってから焼きはじめると、タマネギの焼き上がり頃にはナスが冷めてしまうので、ナスをフライパンの端に寄せて、同時並行で焼くことです。

これまた、タマネギの甘味と塩がマッチして、美味い。ナスもタマネギも一緒に焼いて、野菜炒めにしてしまえばいいじゃないかとも思いますが、やっぱりちょっと違うんですね。色んな味を混ぜてしまわないのが、最近のマイブームです。

08/10/18(Sat)

三重県のお土産に、蛤ウドンというのを貰いました。ありがたいことです。でも、ちょっと問題がありまして…。この蛤ウドン、内容量は一人前。半生麺・真空パックの蛤・濃縮タレ・鰹節がセットになっているもので、茹でた半生麺に温めた蛤をのせ、指定量で薄めたタレを回しかけ、さらに好みで鰹節をふりかけて完成という代物。何が問題かっていうと、半生麺の量が90gってところなんです。

半生麺90gって事は、水分量40%と仮定して小麦粉の量にすると、65g。小麦粉65gのウドンっていうと、ホント一瞬で食べ終わってしまう量ですよ。ちなみにうちでウドンを打つ時は、一人前150gの小麦粉を使います。約2.5倍ですね。これだけじゃ到底一食には足りませんから、半ライスを足すことになります。でも、ホントはウドン食の時はウドンで終わらせたいってのが正直なところなんですよね。

まぁ、小麦粉150gを一食で使う私が大食い過ぎるにしても、一人前とラベルに書いてある以上は、もうちょっと欲しいところ。そうですね、半生麺で120gくらいあれば、私的には一人前として認定します。これも小麦粉価格高騰の影響なんですかねぇ。

08/10/17(Fri)

大きな葉付きの蕪を買ってきました。蕪は葉と根で全く違う料理を作れるから、一品で二度美味しくていい感じですね。何はともあれ、葉の根元の部分で、バッサリと葉と根を切り離します。ちなみに買ってきてからすぐに使わない場合も、すぐに葉と根は切り離しておいた方が良いらしいですね。葉が根の養分を使ってしまうらしいです。

それはともかく、蕪料理。根は四つ割りにした後後スライスして、塩で揉みます。しんなりしたら酢であえて、鷹の爪・蜜柑の皮・昆布の三点セットを入れて、定番中の定番、蕪の酢和え。

葉の部分は、たっぷりのお湯で軽くゆがいた後、ぎゅっと絞ってから、醤油と鰹節であえて、蕪葉のオヒタシ。蕪の根は皮を剥かずにそのまま全部使ってしまいますんで、排気率はゼロ。この前の豚ノド軟骨の時もそうでしたけど、全部綺麗に食べきるって、なんだか達成感があっていいもんですね。

08/10/16(Thu)

昨日の豚ノド軟骨、茹で汁だって捨てずにとっておいて有効活用します。片手鍋にサラダ油を少しひき、スライスした玉葱1/8個分を軽く炒めます。そこに、茹で汁と水を半々で入れ、更に常備のレンズ豆を少々。沸騰してきたら塩胡椒で味を調え、乾燥ワカメを放り込めば、立派な豚スープ。ちなみに水と半々にするのは、原液だと濃過ぎるからです。

ここで、更に再活用。茹でた豚ノド軟骨は冷蔵庫で保存しているんですが、冷えたまま食べても脂の食感が良くないので、一旦温めなくてはいけません。普通に考えると、電子レンジを使うことになるんですが、ここで使うのは豚スープ。豚スープを沸かす際に、一緒に冷えたノド軟骨を入れておき、出来上がる際に取り出せば、スープが出来る&肉が温められると一石二鳥。元々同じ鍋で出来たものですから、味が混ざっておかしくなるということもありません。まぁ、ただの無精とも言いますが…。いいんです、料理は要領ですから。

ちなみにレンズ豆、日本ではまだまだマイナー食材ですが、結構便利。一番良いのは、豆類なのに水で戻さなくても使えるという点です。ヒヨコ豆なんかだと、半日前から計画しておかなきゃいけないんですが、レンズ豆だと思いつきで使えます。価格的にも優秀なので、うちの常備品の一つです。

08/10/15(Wed)

うちからは駅一つ分ほど離れたとあるスーパー、精肉・鮮魚の品揃えが妙に良くて、最近時々遠回りしては色々面白い食材を仕入れています。そこで、ここしばらく気になりながら、タイミングが合わずに手に入らなかった食材を遂にゲット。それは、豚のノド軟骨。

軟骨とか言ってますが、その正体は、喉〜胃&喉〜肺に至る、食道と気管。形状はそうですね…、肉のついたホースといった感じでしょうか。見方によれば、結構グロいですが、私にとってはただの内臓肉です。ネットで調べた結果、茹でてポン酢というのがオススメらしいので、やってみました。

とりあえず全部ブツ切り。両手鍋にたっぷり水を張って放り込み、点火。沸騰してくると、やっぱり内臓肉ですね、相当のアクと臭いが出たので、一旦茹で汁を捨てて再度水を加え、茹で直してみました。ネットで見た時は、単に水で茹でるだけと書いてあったのですが、多分食道が原因なのでしょう、一回茹でこぼしても、結構臭い。それなんで、先日作った生姜の甘酢漬けをスライスして投入。

晩御飯食べたり、お風呂に入ったり、ネット見たりしながらの並行作業で茹でること1時間半。やっといい感じになってきたので、とり出して酢醤油で食べてみました。これは、美味しい。食道部分は、同じ消化管である白モツと似た食感。気管はコリコリ軟骨で、周囲についた肉は普通の正肉としていただけます。一品で三回美味しい感じ。続けて食べるにはちょっとくどいですが、月イチのレギュラーくらいなら、いいかもしれません。

08/10/14(Tue)

何となく、サッパリしたものが食べたいなと思った夜なのに、冷蔵庫の中で待っているのは、マグロのアラをニンニク醤油に漬けたもの。今日はパス…でもいいんですが、どんどん味が落ちていくのは事実なので、考えました。サッパリしたものといえば茶漬けだろうと、マグロのアラのヅケ茶漬けに決定。

アラは、生で食べるのはちょっと無理な鮮度になっていたので、フライパンでよく焼いて中まで火を通し、包丁で細かく切りつつほぐします。ご飯は電子レンジで一旦温めてからボウルにあけ、水洗いしてヌメリをとったらザルにあげておきます。丼にごく軽くご飯をよそい、フレーク状にしたアラを控え目にのせて塩少々。以前日記に書いた穂紫蘇、結局一部食べ切れずに塩漬けにしておいたのがあるので、アクセントにこれも散らします。

ワサビをやや多目にのせ、熱い緑茶を回しかけて完成。マグロの脂が日本茶で流され、旨味としてご飯にからんで、相当いい感じになりました。マグロの茶漬けといえば、中落ちみたいな生の部分で作るのが一般的ですが、火を通したアラだともっとガッツリした感じです。

08/10/13(Mon)

昨日のYahooニュースで、最近小分け商品が売れている事がとりあげられてました。通常の1/7の量のレトルトカレー、おむすび2個分の混ぜご飯の元、味噌汁2杯分のパック味噌etc。確かに現代のライフスタイルにはあっているのでしょうけど、どうも私は、こういう商品には違和感を覚えてしまいます。小分けって事は、包装に通常に多くの資材とコストがかかっているわけで、今流行のエコとは正反対の方向になります。でも、便利だからということでこういう商品がヒットする。その矛盾がどうにも嫌な感じです。

また、当然ながら小分け商品は単価が高いです。包装資材と手間がかかってるんだから、当たり前といえば当たり前で、便利をお金で買っているわけですから、そういう商品があってもいいとは思います。でもねぇ、個人的にはそういう商品に頼るよりも、自分の知恵で従来商品を使いこなしていって欲しいんですよね。“ココまで手とり足取りやってあげました、便利でしょ”商品に頼るより、そっちの方が暮らしの実感があるというか…。まぁ、大げさですけど。

そんなわけで、先日は切れそうな酢と醤油をデパ地下で購入。1升瓶×2なんで、中身の重量だけでも3.6kg。瓶も含めれば5kg弱の重さ。持ち帰るのが大変だったです。だから、ペットボトルの500ml醤油とかがよく売れるんでしょうねぇ。

08/10/12(Sun)

スーパーに寄ったら、見切り品の白菜1/4カット(結構大きめ)が50円。一番外側の葉が少々傷んでいるけれど、そんなの関係ないんで、大喜びでゲット。多少白菜のシーズンには早いかなとも思うけれど、大好きなんです、白菜のオヒタシ。作り方は超簡単。

白菜は頭から3cm程のザク切り。芯の部分は、横方向の極薄スライスにします。鍋に湯を沸かし、白菜投入。火が通り辛い芯とか、根元に近い部分は、何となく先に入れますけど、基本的にあんまり気にしない。全部入れたらすぐに火を止めて、余熱で1分ほど放置して火を通します。流水で洗って粗熱をとったら、手でよく絞り、塩・醤油・鰹節で味付け。ポイントは醤油を使い過ぎないこと。何でもいえますが、醤油は諸刃の剣です。良い香りは、使い過ぎると素材の風味を殺してしまいますんで、塩味は塩で決め、醤油はあくまで香り付けの感覚で。

そんなわけで出来上がった、白菜のオヒタシ。大きなタッパーに丸々一杯あるんですが、昼・夜と食べ続け、大体3〜4日で全部なくなる予定です。私の中のオヒタシランキングでは、釜揚げちりめん&ほうれん草のオヒタシに次ぐ堂々の第二位。とはいえ、釜揚げちりめんは足が速過ぎて一人暮らしではなかなか使えないので、実質一位。50円+&で小鉢たっぷり山盛りが3〜4日も楽しめるなんて、コレだから料理はやめられません。

08/10/11(Sat)

10月に入ってもう1/3。ずいぶん涼しくなってきたので、愛用のお茶を熱いのに替えました。外を歩くとあちこちで、金木犀のいい香りがするし、何だかめっきり季節の移り変わりを感じますね。うちは相変わらずの朝飯抜き・一日二食。マスコミ各社では朝飯抜き=健康の大敵みたいに言われてますけど、デスクワークメインの今の生活では、朝ご飯を食べてしまうと、カロリーオーバーになるようです。そんなわけで、朝は一杯のお茶と、時々果物。

最近の朝の果物は流行のバナナ…ではなくて、親戚んちから送ってきた柿。夏以来、皮を剥かずに果物を食べるキャンペーンというのを(自分の中で)やってまして、柿も同様。さすがにヘタと種はとりますが、あとは八つ切りにしてそのまま。最初こそやや気になりましたが、今では別に平気。周囲は農薬が…とか言いますが、一応洗ってますし、お腹も痛くならないんで、まぁ平気かなと。生ゴミにするくらいなら、消化してカスはトイレに流してしまえと、そういうコンセプトです。

熱々の日本茶と柿。何だかすごく爺さん臭いですが、それはそれで朝のひと時としては幸せなものです。

08/10/10(Fri)

大きな水菜が安かったので、今日はそれをゲット。どうしようかと考えました。昨日の豚ハツ…、豚と水菜といえばハリハリ鍋。でも、ハリハリ鍋に使うのはバラ肉とかだよなぁと思いつつ、ちょっと迷ってからやっぱりやめて、普通のオヒタシにする事にしました。

家に帰りついたら、何はともあれステンレスのボウルに水を張り、火にかけます。気が得たりなんだりしている内にお湯が沸くので、そしたら水菜を放り込んで、竹のヘラで上から押さえつけて、全部がお湯に浸るようにしたら、すぐに火を止めて余熱で一分。鍋じゃなくてステンレスのボウルを使うのには理由があって、サイドが曲線になっているので、水菜の茎をあんまり折らずに、全体をお湯に浸せるので重宝なんです。

ザルにあけた水菜を水に浸し直し、熱をとっている間に、鰹節掻き。最後に水菜をギュッと絞り、ザク切りにしてから、醤油・塩・鰹節とあわせて手でよく混ぜれば完成。相変わらずのうち流で、面倒臭い事は一切しません。根っこの部分も、大きいやつは四つに割るくらいで、全部一緒に食べてしまいます。シャキシャキした歯応えと、ほんのり苦味がたまりませんね、水菜。

08/10/09(Thu)

ビックカメラに目覚まし時計を買いにいったら、前回のと全く同じ型・同じ色のものがあったので、買ってきました。違うのは、組み立て国表示が前回のタイから中国になっているだけ。どんな国際情勢の変化があったのでしょうか。まぁ、関係ありませんが。

本日のお買い物は、豚ハツ400g。ちなみに、100g80円と激安。ハツというのは文字通りHeart、心臓です。肉っぽいものが食べたくなって、売り場を彷徨っていたら目に入った一品で、そういえばしばらく食べてなかったなと思って購入。形はまんま心臓。それを二つにパカッと切裂いて、中の血を洗い流したものなんで、グロテスクといえばグロテスクな形をしています。ただ、モツ系の肉の中では、相当食べやすい部類に入ると思います。

心臓はその機能上、筋肉の固まりですから、小腸の白モツなどと比べると、臭みはずっと少ないのです。うちで作るのは味醂醤油の漬け焼き。ハツを包丁で5mm程の厚さにスライスし、醤油・味醂・砂糖などで適当に作ったタレに10分ほど浸しておいてから焼くだけ。シコシコした歯応えと、肉だ〜って風味がたまらなく美味しくて、ご飯にもよくあいます。精肉の強い店じゃないとなかなか置いていないですし、スライスしていない丸ごとのハツとなると、尚更見つけづらいのが難点ですけどね。

08/10/08(Wed)

目覚まし時計が壊れました。目覚ましの針をセットするたびに、アラームがなる時間がどんどんずれていき、今では7時に針をセットすると、3時にベルが鳴るように…。これでは全く役に立ちません。別に落としたわけでもないんですがねぇ。さすがに時計を直す自信はないので、大人しく買い換えることにします。上京した時に使っていたのは、田舎から持ってきたやつで、それが壊れたんで、コレに買い換えたんですよね。ビックカメラで、確か525円。10年近くは働いてくれた筈です。

ちょっと問題になるのは、この目覚まし時計の今後。時刻の部分は特に問題なさそうなんで、そこだけと割り切れば使えます。なんとか再雇用の道を見つけてやるか。でも、今まで置時計一個だけで、何の不自由もなかったのを考えると、結局は廃棄ですかねぇ。

こういう、“置いとけば何かに使えるかもしれない品”をどうするかが、部屋のキレイ度の分岐点のような気がします。私は基本的にスッパリ捨てる派なので、部屋はガラガラに近くて片付いているんですが、それが出来ないと、うちの実家の様になってしまうんだと思います。

08/10/07(Tue)

昨日みたいに大量の葱を買ってきた時、今ではなんとか速やかに食べる方向で悪足掻きするようになりましたが、以前は冷凍保存もしていました。葱だったら、片っ端から小口に切って、ジップロックで密封して冷凍すれば、結構持ちます。でも、今では食材の冷凍保存というのは殆どやっていません。

各種料理本を見ると、冷凍保存を上手に使いましょう、なんて書いてあります。肉は一枚ずつ伸ばして瞬間冷凍し、生姜はすりおろして一回分ずつ小さな山似して冷凍するとあとが便利とか…。そりゃまぁ、使いこなせば便利なんでしょうけど、どうにも私にはその自信がありません。その最大のトラウマとなっているのは、やはり実家の冷凍庫。

冷凍庫のドアを開けると、コレは北海の氷壁か?といわんばかりに一面に立ちふさがる食品の壁。それも一重ではなく、取り除いても取り除いても奥までギッシリ詰まっています。冷凍したということで、安心してしまうんでしょうね、多分。でも、冷凍庫に入れた食品って、思ったよりも劣化します。特有の臭いがついてしまいますし、水分の飛びも激しいです。回転を速くして、劣化する前に食べてしまえば問題ないんですが、どうも私にはまだその自信がありませんので、冷凍庫はほぼガラガラ。なんとなく、モッタイナイなぁとは思っているんですけどね。

08/10/06(Mon)

味噌汁に入れたくなって、万能葱を買ってきたんですが、味噌汁に入れる葱ってほんのちょっとしか使いませんよね。濡れ新聞紙とレジ袋で包んで冷蔵庫に入れておけば、一週間程度は持たせられますし、最終手段として刻んでジップロックで冷凍という手段もあります。でも、やっぱり新鮮なうちにガッツリ食べるのが理想。というわけで、今回は前回のナスに続く第二弾。万能葱を使った、小学生でも作れる簡単美味しい料理。

万能葱は小口切りにして小皿に山盛り入れておきます。味噌汁2週間分程度の量でしょうか、とにかく山盛り。水に晒して…とか、面倒臭いのでいつもの様にパスです。サラダ油(トクホの怪しい合成油はダメ。菜種油とか大豆油)大匙一杯くらいをフライパンで煙が出るくらいまで熱し、山盛りにした葱に回しかけます。その上から鰹節をまぶし、更に醤油をまわしかけて完成。ちなみに今回の醤油は、昨日のナスソテーで皿の底に残ったやつを回収したものを使用しました。似た様な料理方法ですし、香りの弱いナス→香りの強い万能葱という順番なんで、特に問題ありません。

この油葱をご飯にのっけて食べる、コレ最強。どんなに食欲のないヘロヘロな夜でも、驚くほど食が進むこと請け合い。そして葱の消費が早い。葱一束を3〜4回で使い切れます。

08/10/05(Sun)

秋といえばナスということで、秋ナスを一袋買ってきました。さてどうするか。うちで一番のスタンダードは煮物ですが、今回はその煮物と並ぶくらい私が好きな料理方法、ナスソテーを作ってみました。作り方はホント簡単。ナスのヘタをとり、5mmほどに縦スライスします。面倒臭いので、水に浸してのアク抜きとかは無し。フライパンにやや多目の油をひき、スライスしたナスを両面やや焦げ目がつくくらいまで焼きます。焼きあがったナスを皿にとり、醤油をかけて完成。小学生の子供でも出来る料理です。

この料理のポイントは二つ。一つ目は油はサラダ油を使うこと。料理慣れしていると、ついついナス→胡麻油とやりたくなりますし、それはそれで美味しいのですが、香りの無いサラダ油を使うと、ナスの香りが一層引き立ちます。二つ目は薬味を使わないこと。これまた料理慣れしていると、ついつい焼いたナスに刻み葱をかけたり、生姜をすりおろしてそえたりしたくなりますし、それはそれで…以下同文。とにかく、余計な事は一切しません。ナスとサラダ油と醤油だけ。

これが、美味しいのです。ナスと油は相性がいいと、耳にタコが出来るくらいあちこちで言われてますが、それを本当に実感できます。乱切りにして、水に晒してアク抜いて、油通しして炒める、みたいな本格料理は中華料理屋にお任せして、家で作るのは簡単お手軽で美味しい料理がいいよなぁと思う、今日この頃です。

08/10/04(Sat)

親戚から手作りの梅干しが送られてきまして、無論、無添加保存料なしで、ありがたいことです。普通サイズの梅は、一回で食べ切るには私にはちょっと大き過ぎるんですが、今回のは小梅なんで、一個一食というのも嬉しい。

ところで、私の梅の食べ方には、一種の作法があります。まずご飯を食べながら、普通に外側の果肉をいただきます。その後、洗い物などをしながら、味が出なくなるまで種をしゃぶります。味が出なくなったら、種の中心線を縦にして歯で力をかけ、線に沿うようにヒビを入れます。この時、完全に割ってしまわないのがポイント。ヒビを広げるように&割ってしまわないような力加減で噛みながら、中からエキスを吸い出しつつしゃぶります。それでも味が出なくなったら、最後は種を二つに割り、中の実をいただいて終了。小梅一つで15分は楽しめるという、シミッタレタ趣味のような食べ方です。

ちなみにこの、割らないように真ん中にパキッとヒビを入れるというのが、かなり難しくて、私でも3回に1回くらいしかブラボーな成功はありません。二つに割れてしまうという事はまずありませんが、大体は小さな破片が出てしまいます。10点満点で8点というところでしょうか。噛む際の種のポジショニング、力の加え方など、日々無駄な精進は続きます。

08/10/03(Fri)

最近すっかり涼しくなってきて押入れから出してきた毛布、1シーズンぶりの登場で、押入れ臭さが少し気になっていたし、使い初めということもあって、ココはサッパリ洗ってしまおうと、仕事に出かける前に洗って干す事にしました。うちは洗濯機が小さいので、浴槽に洗剤を入れたお湯をため、毛布を放り込んで足で踏んでます。

昨シーズンの終りにも洗ったのですが、汚れてますね〜。一度じゃ落ちないということでしょうか。洗い水がかなり黒くなり、こんなんで寝てたのかと少し嫌になりますが、基本的にはあんまり気にしません。しかし、困難なのはその後。うちの毛布はアクリル製。水を抜き、浴槽の中で踏んで脱水をしても、毛布は相当の水分を含んでいます。とにかく、重い。男の私でもコレは大変と思うくらいなので、女性なら大仕事でしょう。また、持って歩くのはまだしも、目線の高さにある物干し竿に引っ掛けるのが更に大変。アクリルはツルツル滑りますので、ずり落ちて一階の地面に落ちそうになる毛布を必死で引っぱり上げる。これは、力がないと無理です。

アクリル毛布を干す時のポイントはズバリ、斜めに干すこと。乾燥機で前乾燥をしたのならともかく、足で踏んだくらいでは、毛布はとんでもない水分を含んでいます。ですから、通常の洗濯物と違い、水分は全体から蒸発するのではなく、とりあえず重みで下の方に集まってきます。それなので、斜めに干して集まってくる部分を一点に集中させ、時々そこを手で絞るんですね。帰宅してから絞ったら、牛の乳搾りかと思うくらい、タプタプでした。

昨日は結構な秋晴れでしたけど、一日中干してても乾燥し切れませんでした。7割方は乾いたんで、今日中には干し上がると思います。毛布の水洗いって、大変だけどサッパリふかふか気持ちがいいものです。

08/10/02(Thu)

死んだ祖母が、チリメンジャコ大好きな私に向かって、“食べ過ぎるとお腹が痛くなるよ”と言っていた言葉を思い出します。この歳になって、チリメンジャコ食べ過ぎで腹痛とは情けない…。よく、スナック菓子でやめられない止まらないというのがありますよね。ポテトチップスなんかで、袋を開けてしまったら、最後の一片を食べつくすまで止まらないというアレ。チリメンジャコでも同じ事が起こりうるんです。

昨日の夜、ネットを見ているうちに何となく口寂しくなりまして、冷凍庫のチリメンジャコを醤油皿一杯分だけ取り出してきて食べました。すると、何だかそれだけでは物足りなくなるんですね。あと一杯だけ食べようともう一杯。あと一杯ならいいだろうと更にもう一杯…。結局ストックの半分近くを食べてしまいました。

変事が起こったのは真夜中頃。あぁ、お祖母ちゃんごめんなさい。私はダメな孫ですと、心の中で激しく反省。正露丸を飲むも、半時間ほどトイレの住人になってしまいました。何事もホドホドが肝心です。特に、チリメンジャコを食べ過ぎてはいけません。

08/10/01(Wed)

涼しくなってきて嬉しい事の一つに、ご飯を炊く際の手順が少し減る事があります。うちは鍋でご飯を炊くのですが、米に水加減をしてすぐに炊くよりも、予め米に水を吸わせてから炊いた方が、明らかに美味しく炊きあがるので、いつもそうしています。料理本なんかでよく、米を炊く一時間くらい前から水に浸しておきましょうとか書いてある、アレです。ただ、浸しっぱなしにするとこれまた米が水を吸いすぎて、割れたりなどの不具合が出るので、私は研いだ米をザルにあげ、乾かないように鍋に移して放置するという方法をとっています。

たとえば夕ご飯時に米を炊きたいとすると、朝出かける前にこの作業を済ませるわけです。涼しくなってくると、ご飯を炊く鍋でそのままこの作業ができるんですが、夏場はコレを一日台所に放置しておくと、間違いなく米が傷みます。とはいえ、蓋をした両手鍋をそのまま入れられるスペースは、うちの冷蔵庫にはないので、蓋付きのタッパーを利用することになるんですが、そうすると、鍋に移し変える&タッパーを洗うという作業が発生するわけです。まぁ、大したことのない作業といえばそうなんですが、色んな作業を並行して行う、怒涛の夕食仕度時に、少しでも必須作業が減るのはありがたい。

米といえば、最近小麦粉の値段が年初に比べて倍くらいになっているので、すっかり小麦粉料理が影を潜め、米の出番が増えました。計算してみると、1ヶ月に9kgほど食べています。知り合いからは食べすぎだといわれてますが、日本人なら米を食べなきゃね。

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