2009年4月

<<前<<   >>次>>

09/04/30(Thu)

せっかく手に入れた鋳物コンロ。高火力なのを活かして何か作ってみようと思っていたところで、目に入ったのが大根。普通、大根に火を通す際には“茹でる”のが一般的ですが、高火力で焼いてみたらどうかと。というわけで、やってみました。相変わらずの思い付きです。

大根は5mmほどの厚さにスライスします。やったことがないので、全く予想が立たないのですが、多分厚過ぎると中まで火が通るのが大変で、薄すぎるとカラカラになってしまってつまらないような気がします。そこで、5mmくらいが丁度いいのではないかと。

火加減は、無論最強。大根の表面が黒く焦げてしまうくらいの勢いで、ガンガン焼きます。両面がいい感じで焦げたら完成。調味料は醤油をちょい垂らすだけ。これが、意外に美味しかったのです。結構な火力で攻めたにもかかわらず、ほとんど水だけの大根は、意外なほど水気を保っています。焦げた大根の風味と、シャキシャキした歯応え、やや青臭い大根の香りが、なかなかいい感じ。コレ、オススメです。でも、かなりの強火じゃないと、中からしみ出てくる水に負けて、焦げ目が付かないかもしれません。頑固そうなおっちゃんが店主をつとめる居酒屋とかで、出てきそうなメニューですね。

09/04/29(Wed)

今日のお買い物は、ブリの真子。白子と一緒にアラ売り場に並んでいて、本当は両方買い占めたいところだったんですが、二つはさすがにしつこ過ぎるだろうということで、しばし悩んだ後、真子に決定。ちなみに、パックに大盛りで200円。こういうのが店頭に並んだ瞬間に売れない時点で、日本人はもう魚好きの民族なんて威張れないなぁと思いつつ購入。

真子の料理方法は単純そのもの。片手鍋にやや辛目のお吸い物+スライス生姜を作り、沸騰させます。そこに、やや大きめの一口大に切った真子を投入。落し蓋を入れて上まで煮汁が回るようにして煮ること約一分。その後、保温箱に移して10分ほど放置すれば完成。コツは煮魚の時と一緒で、なるべく煮汁を少なくし、そのかわり落し蓋を使うことと、真子を投入する時に煮汁を煮立たせておく事くらい。

確かに、パッと見たところは相当にグロい姿ですが、味わいで全てが帳消しになります。煮魚にするんなら、ここがピカイチ。炊き立てご飯に、よくあうんですよね、コレが。一回では食べ切れませんので、冷蔵保存するわけですが、冷えて味がしみ込むと、更に美味しい。店頭に並ぶのが少ないのが玉に瑕ですが、見つけたら即買いです。

09/04/28(Tue)

今に始まった事ではないですが、寒くなると私のテンションはグッと下がります。適温の日は、少し早めに起きてお茶など沸かすのですが、今日みたいな寒い日はダメ。寝ていられるギリギリまで、二度寝・三度寝当たり前。そうすると、全てに対してやる気が下がり、碌な事がありません。早く暖かくなってほしいものです。

それはそうと、知り合いから葱を大量に貰いました。スーパーで売られている量を基準とすると、その3〜4倍くらい。くれた人は、こんなに大丈夫かと心配してくれましたが、実は私、こういう多すぎる食材をキチンと使い切った時に、一番の快感を感じる質なのです。どーだー、みたいな。

昨日作ったのは3品。先端1/3程は、小口切りにして小皿に盛ります。ニンニクをスライスしてそこに混ぜ、煙が出るほど熱した胡麻油を回しかけます。ジュっという音と香りで、既にもう美味しそう。そこに鰹節をふりかけ、醤油を回しかければ完成。コレ、のっけるとご飯が何杯でも食べられるという、危険な一品なのです。

真ん中1/3は、鍋仕立て。ちょい前に買った鶏ムネ肉がまだ残っているので、小さな土鍋で大根・葱と一緒に水炊き風。ポン酢で食べれば、不味い筈がありません。日本人のコアに訴える、基本の味。そして根元1/3は素焼き、コレしかないでしょう。3〜4cmの筒に切った葱を、網でやや焦げ目がつくまで転がしながら焼き、塩振って食べます。あまりに単純すぎて料理とも呼べないような一品ですが、葱の甘味を味わうのなら、コレが一番。

おまけ:最下端の髭根の部分は、最近整備した庭の隅に植えます。うまくいったら葱がバンバン生えてきて、食べ放題…というのを夢見ているのですが、サテどうなるでしょうか。というわけで、一食で葱一本、頭から尻尾まで食べ尽くしました。このペースを3〜4日続ければ、葱の3〜4束など軽いものです。

09/04/27(Mon)

草むしり一週目終了。うちは古い賃貸なので、周囲にかなり余裕のあるつくりをしており、思ったより時間がかかってしまいました。そして、すぐさま二週目突入。4月半ばには結構雨が降ったので、一週目の最初にむしったあたりでは、もうすでに結構な量が復活しています。特にドクダミ。最初期は地下茎の採り方が下手だったために、随分と残ってしまい、復活も著しいです。でもまぁ、一週目に比べたら全然大したことないので、時間当たりの処理面積はずっと上がるでしょう。

草むしりしてると職場で言うと、かなりの確率で言われるのが、“でも、抜いたそばから生えてくるでしょう?”というコメント。まぁ、適当に流して大人の対応をするんですが、内心は割と辟易しています。こういう人は多分、草むしりはおろか部屋の掃除もあまりやってないのではと、勘ぐってしまいます。

掃除も草むしりも一緒ですが、一通りやってそれで終わりという類のものではありません。一瞬キレイにする事ではなく、キレイな状態をキープする事が重要だと思います。そして、何事も放っておけば必ず、散らかる方に動きます。部屋だって、日曜日にどんなにキレイに掃除をしても、次の日曜日に箒をかけると、結構な量の綿ぼこりが舞っているものです。雑草だって、一度むしれば二度と生えなくなる、そんな軟弱な生命力の植物は、雑草とは呼べません。

その辺を踏まえて、どうせ散らかるんだから掃除や草むしりなんて無意味、というスタンスも、私はアリだと思います。それはそれで筋が通っています。大体、多少身の回りが汚れていたって、人間死にはしませんから。でも、キレイな方が気持ちがいいから、そこに対して継続的に労力をつぎ込むスタンスというのも、同様にアリだと思います。

私が掃除や草むしりをする動機なんて単純なものです。キレイになって気持ちがいい>作業が大変、これだけです。その日のノルマを終え、キレイになった部屋・庭を見るのは本当に爽快なんですけどね。

09/04/26(Sun)

昨日の東京は、大雨でしかも寒かったです。こりゃぜったい一桁だわと思って温度計を見ると、15度。1月とか2月にこの気温だったら、めちゃ暖かいわと喜びに打ち震えるところですが、連日20度オーバーの日々を過ごしてきた身にとっては、辛過ぎます。とはいえ、冬グッズはことごとく洗ってタンスの中。ネックウォーマーも、フリースの帽子も、温かいセーターも、何にもありません。ガスファンヒーターも、とっくの昔に掃除して収納済み。いや、また出してくればいいだけの話なんですけど、せっかく掃除・洗濯して片付けたのにまた…という、まさに本末転倒な思考回路。それで風邪などひいてしまったら、元も子もないというのに。

仕方がないので、春用の薄い部屋着を3枚も重ね着して、何とかやり過ごし中。今朝は昨日よりはマシですけど、まだまだ寒さが戻ってしまった感じですね。ホント、寒いのは苦手です。

09/04/25(Sat)

鋳物コンロはカードで買いまして、改めてネット・カード買い物の便利さを実感しました。なにせ、現金が手元に無くてもいいのです。googoleで検索して、価格を比較して、ボタンポチッ。二日後には商品が手元に届きます。家から一歩も出ないで暮らせると、自慢する人の話を聞いたことがありますが、これだったらホント、リアル引き篭もり生活が簡単に実現できますね。

でも、やっぱり怖いです。なにせ、お金を使ったという実感が無さ過ぎます。私の買い物の基本は、小額の小銭しか財布に入れずに出かける⇒気に入った商品を見つける⇒銀行にいってお金を下ろす⇒店に戻って購入、という手順を踏みます。土・日など、銀行引き出しに手数料がかかる場合は、後日出直し。無論、カードを持ってますから、こんな風に面倒臭くしているのはわざとです。“欲しいっ!”と思った時は、人間大体頭に血が上ってますんで、その瞬間に買ってしまうと、かなり多くの確率で後から、“何でこんなもん買ったんだろう”ということになります。特に高額商品になるほどその確率高し。いつもは眠っている、原始的なハンターの血が騒ぐのでしょうか。

ですので、私がカード決済をするのは、買う商品が具体的に最初から決まっていて、しかもその商品がリアル店舗で手に入りづらいものである場合、に限定しています。すなわち、今回の鋳物コンロなんかはまさにそのケース。カードは便利とか、スマートとか、そういう価値観をつけて、カード会社は何とか使わせようとしますけど、極力止めた方がいいと思います。大体、カード決済ってカード会社にマージンが入るんです。でも、現金決済との金額差を設ける事は許されていませんので、みんながカードを使うようになればそれだけで、物価が数%上がってしまうことになります。

カードを使えばポイントが貯まるという事で、せっせとカードを使っている人が周りにいますが、アレも考えもの。ポイントを貯めたいがためにカードを使うという、本末転倒な結果になっている場合が多いです。やっぱり基本は、いつもニコニコ現金払いだと思うのですが。

09/04/24(Fri)

鋳物コンロ騒動についての補足。ガスホースが意外に高くてビックリしました。近所の量販店で買ったのですが、たった1mで700円。ただのガスの管ですよ?どこのボッタクリだと思いましたが、買ったのが量販店だったんで、どこもそんなものだろうと思って購入。でも、帰ってネットで調べると、ビックカメラでは400円なんですね。でも、私の中ではせいぜい2〜300円ってところだろうと思っていたので、それでも結構高いです。まぁ、安全管理に万全を尽くさなきゃいけないツールなので、それくらいの値段になるんでしょうが。

ビックリその二。いまや、徳用マッチなんて売ってないんですね。私が小さい頃は、風呂焚き場に必ず転がっていて、あんなの今でも普通に売っているだろうと思っていたのですが、さにあらず。小さなマッチがいくつかセットになったものはありますが、大箱とか三角になった箱とか(コレはもう絶滅したかも…)、全く存在しません。これまたネットで調べると、さすがに通販では細々と存在していますが、まぁ、日常でマッチを擦る事なんて無いですからね。直火を使う稀な機会があったとしても、今時はチャッカマンでしょう。個人的にはマッチを吹き消した時のあのなんともいえない、焦げ臭い香りが大好きなので、やや残念。

ビックリその三。ガス台を置いていたスペースが意外に汚れていてビックリしました。うちでは夕食後必ず、ガス台をどけて拭き掃除をしていたので、多分かなりきれいな方だと思いますが、それでもガス台を完全撤去すると、結構油汚れがあちこち死角にこびりついてました。コレ、ゴキブリの温床になりますね。特にガスの元栓周辺が酷い。耐えられなくなった私は、夜中に古歯ブラシとスポンジで徹底掃除。やってる人は少ないでしょうけど、ガス台は時々どけて掃除するといいですよ。

09/04/23(Thu)

というわけで、鋳物コンロ使用開始。予想以上に使い勝手がいいので、もっと早く買い換えておけば良かったと後悔すらしています。最大の利点は火の質。最大火力にすると、前のコンロの3割り増しくらいの火力が出ます。うちは炒飯はあまり作らないので、これでパラパラの炒飯が…などと男の料理的なことは言いません。ただ、うちの様に鍋で炊飯をする時の最大のポイントは、最初に点火してからいかに迅速に沸騰まで持っていくかという点にありますんで、強火が使えるとご飯の味がアップします。そしてとろ火も素晴らしく安定しています。前のコンロも結構こまめに掃除はしていましたが、これほどまでにとろ火を安定して出すことは出来ませんでした。やっぱりプロが厨房で使っているのはダテではないなと、感心した次第。

短所といえば、やっぱり着火でしょう。点火プラグがついてないんで、ガス栓をひねってから、マッチなりライターなりで、自分で火をつけなきゃいけません。これが多分、現代人には受けないんでしょうが、私は自称原始人なんで、全然大丈夫。本当は、近所の量販店でチャッカマンを買ってこようと思っていましたが、昔喫茶店で貰ったマッチが大量に死蔵されていたのを思い出し、取り出して使っています。マッチを消した時の香りが大好きなんで、コレは嬉しい副作用。

短所その二として、危険性。一般に普及しているコンロだと、吹き零れなどで火が消えるとガスが自動的に止まる機構がついていますが、鋳物コンロにはそんな便利機能は付いていません。立ち消えてもガスは出っ放し。最悪火事の危険性があります。でもまぁ、火って元来危ないものなんで、それを手取り足取り他人様にケアしてもらうってのも、大人としてどうかと思っていたんで、これまた私には問題ありません。

最後、割と予想外だったのが、高さの問題。鋳物コンロには通常のコンロについているようなグリルスペースが無いため、鍋を置いた時の高さが、うちの場合で約10cm低くなります。これが、とっても使い辛い。たかが10cmというなかれ、店舗の厨房デザインをする場合には、数cmで大いに悩むくらいなのです。今のところ仕方がないのでそのまま我慢して使っていますが、コレは何とかしなきゃいけません。まぁ、レンガを買ってきて、下に敷きゃ済む話なんですがね。

09/04/22(Wed)

いつ以来か、記憶に無いほど久しぶりに、銀シャリを炊きました。一緒に炊き込む、佃煮の類がなくなったためです。では、銀シャリが嫌いかというと、全くその逆。本来は、銀シャリばっかり食べてたいんです。でも、あんまり美味しくない佃煮をもらう事が多く、その処理として半ば仕方なく色んな炊き込みご飯を作っていると、そういう次第。そりゃま、たまには味のついたご飯はいいですよ。でも、基本はやっぱり、何も入れない真っ白な米の飯、コレでしょう。小学生の頃は、こんな味の無い食べ物、何がいいんだと本気で思っていましたが、明らかに若気の至りです。

最近登場してきた商品に、米粉パンというのがあります。米を小麦粉のような粉末状に加工し、それでパンを焼くという代物。米の消費量を上げ、自給率を回復しよう運動に一役買わせようとしているみたいですが、どうにも違和感があります。そこまでしちゃうと、それって米なんですかね?いやま、現実に米が原料ですし、それで消費が上向けば、米農家の人も嬉しいんでしょうが、米はやっぱり、ご飯に炊いてナンボだと思うのです。私の周囲の人も、あんまりご飯を食べません。女性の中には太るからという理由で避ける人も多いですが、パン食でバターやジャムを塗って食べるんなら、そっちの方がよっぽど高カロリーだと思うんですが。

とまぁ、米の不人気ぶりを嘆きながら、うちでは常に米。パンは貰い物でない限り、食卓にはのぼりません。フライパンにオリーブ油を引いて直焼きした食パンは結構美味しかったりするんですが、でも、やっぱり日本人なら米ですよ、米。

09/04/21(Tue)

蕗を貰いました。ついこの前までフキノトウがどうのこうの言っていた様な気がするので、季節の移り変わりというのは早いです。というわけで、蕗。一緒についてきた葉の部分も全部食べてしまいます。捨てるのは皮の部分だけ。家に帰り着いたら、何はともあれ寸胴に水を張って火にかけます。沸騰したら蕗を投入し、5分ほど茹でてから冷水に交換。一晩放置でアクが抜けますから、後はお好みに。まぁ、葉っぱの方は細かく刻んで醤油と唐辛子で甘辛く煮付け、茎は昆布鰹ダシで上品に煮るってのが、うちの定番です。

ところで、こういう面倒臭いした処理が要る食品を扱う最大のコツは、とにかく手に入ったらとっとと下処理してしまう事、コレに尽きます。今日は疲れたから明日やろう、とか思ってその日に放置すると、次の日・また次の日と順送りになってしまう可能性が高いです。その日に貰ったものは、何が何でもその日に片付ける、コレ重要。下処理さえ済んでいれば、味付けはいつだって出来ますから。

ところで、今朝ラジオを聴いていて、どっかの小学校のPTAが、交流のある小学校の生徒全員に、筍をプレゼントしたという話がありました。一瞬、心温まる交流ですが、今時下処理の済んでいない生の筍を貰って喜ぶ家はそんなに無いかも…と思い直しました。どうも、ラジオの感じでは、生で配っている感じだったんですよね。放置され、エグ味が増し、そのまま捨てられる可哀想な筍が結構あるんじゃないかと、他人事ながら思ってしまいました。

09/04/20(Mon)

やっと定額給付金の書類が届きまして、12,000円ですか。特に欲しいものも無いので、貯金しようかと一瞬思ったのですが、ありました、必要なものが。ガスコンロ。いつぞやここで愚痴を書いて以来、症状に全く改善は見られず、点火まで2〜3分もの間、つまみを捻りっ放しにしておかなければいけないこともしばしば。ネットで調べて、色んな調整を試みたのですが、諦めました。ガスコンロ買います。

というわけで、善は急げで早速ネット注文。とはいえ、12,000円では普通のガスコンロは買えません。私が買ったのは、以前から欲しいとずっと思っていた、鋳物のコンロ。中華料理屋さんなんかで使われている、着火装置すらついていない、あの無骨なヤツ。一口3,500円×2プラス送料で、8,000円弱のお買い物です。あと、ガスホースとチャッカマンをこちらで買い足し、あと1,000円くらいかかるでしょうか。

私の信条として、“付いていない機能は壊れない”というのがあります。電灯だって、人が居ないのを感知して自動的にスイッチを切るとか、リモコンがあって、布団の中からでも消灯できるとか、そんな便利機能があるから、いざ壊れるとどうにもならなくなって、買い換える羽目になるんです。コレ、メーカーの陰謀ですね。

コレに対して、機能を極限まで削った原始的な道具は、壊れようが無いですし、自分の経験でどんどん使い勝手が上がっていくので、使ってて楽しいのです。コンピューター制御の最近の自動車が面白くないという通の方の思考パターンは、私と似ているかもしれません。本当は、合羽橋まで行って自分の目で見て買おうとも思ったんですが、ちょっと忙しくて無理。まぁ、ネットでも大丈夫でしょう。届くのが楽しみです。

09/04/19(Sun)

最近、野菜が高いんですよね。キャベツ一玉298円とか、どこの世界の物価だと思ってしまいます。そんな中で先日見つけたのが、全然野菜じゃないですけど、鳥ムネ肉2kg710円。以前はコレ、うちの近所のスーパーでは常時498円だったんですが、さすがに最近は姿を消しておりました。それに比べれば、40%以上値上がりしているわけですけども、それでもコレは安い。というわけで、久しぶりに鶏ムネ肉。この先一か月分くらいありそうです。

というわけで、とりあえず袋から出し、一枚ずつ小さなビニール袋に入れ替えて、冷凍庫へ。鶏肉は足が速いので、当面使わない分はとっとと冷凍してしまうのが吉です。で、今夜はどうするかですが、大根と一緒に鍋に仕立ててしまいます。小さな土鍋に水を張り、昆布と一口大に切ったムネ肉投入。大根は皮をつけたまま、やや薄めの拍子に切って、そこにドン。薄く塩で味をつけ、ムネ肉に火が通り、大根も柔らかくなりすぎない程度になったらハイ食べ頃。醤油・酢でその場でっち上げのポン酢を作り、そこにつけながらいただきます。

鬼平の世界だと、鶏ムネ肉ではなくアサリなんですが、コレがサッパリアッサリ、なかなか美味しい。茹で汁を小盛りにしたご飯に注ぎ、ダシ茶漬けも二度美味しい。以前は鶏といえばモモ肉、ムネ肉なんてパサパサでダメだと思っていましたが、最近脂にめっきり弱くなり、サッと火を通したムネ肉もなかなか美味しいではないかと思っています。モモの照り焼きとか、美味しいんですけど、もはや二切れぐらいでご馳走様です。

09/04/18(Sat)

しつこく続く、布団話最終回。新しいカバーが出来たのはいいとして、古いのをどうするか。ジッパーの部分は新しいのに移植して有効活用しています。残るは布の部分。うちの古いカバーは、デザインの関係か、表と裏で違う生地が使われています。手触りはほぼ一緒なんですが、やっぱり組成が違うでしょうね、傷み方が全然違います。片方はまだまだ頑張れそうなのに対し、反対側は長年の紫外線劣化で、ちょっと力を加えただけでビリビリ裂けていくような状態。というわけで、シームリッパーという縫い目を解く道具を使い、二つの布を剥がします。

傷みが激しい方は、ちょっと使い道が思いつかないので、資源ゴミの日に廃棄処分。雑巾にするにも、ある程度丈夫じゃないと、ボロボロ崩れて縫う甲斐がないんです。まだまだ大丈夫な方は、ちょうどコンロ横の古新聞入れにカバーが欲しいと思っていたので、サイズで切り取り、四方を縫って再利用するつもり。細かい繕い物が列をなしているので、それが済んでからですけど。次は、古くなった日本手ぬぐいを改造した、ハチマキのメンテ。髪が伸びてくると、家の中ではこういうのを頭に巻いてると、楽なんですよ。

09/04/17(Fri)

布団カバー完成。私の人件費を時給800円で換算しても、とんでもない値段になってしまいますが、まぁいいんです。こういうのは自己満足ですから。この前とあるところで、自給自足をしている人が自分のポリシーについて、次の様な事を書いていました。今の日本社会は豊かになり過ぎて、お金を使えばなんでもあっという間に手に入る。自分はそれがつまらないから、割と何でも自分で作ってしまうのだ。その方が、手に入れる喜びみたいなものが味わえるでしょうと。

まぁ、そうかなと思います。布団カバーで言えば、都心の店を何件か巡ったり、ネットで検索したりすれば、あらゆる材質・色・サイズのものが簡単に手に入ります。それでも気に入ったものがなければ、比較的安い値段でオーダーメイドだってあちこちで出来ます。その入手までの過程は楽しいんですが、それ以上に、自分で作ってしまった方が更に手に入れる楽しみが大きいのではないかと。たかが布団カバーに、これだけの時間と手間をかけるって、ある意味最高の贅沢だなと思います。

また、お金さえ払えば、いかなるサービス・商品も手に入るこの社会ですけど、逆にお金がないと何にも出来ない人間にはなりたくないって気もあるんですよね。まぁ、限度はありますけど。というわけで、繕い物の神様が降りて来ている間に、そのテのものを纏めてやってしまおうと思い、メモ帳に書き出したら、10個弱。結構ありますね。でも、今回のは一つにつき10分ほどで済む様な軽いものなんで、布団カバーの時みたいに二週間がかりで、みたいな事にはならないでしょう。

09/04/16(Thu)

炊飯失敗。5分弱火のところを、他の作業に気をとられてしまい、10分弱火になってしまいました。この結果、軽くお焦げが出来ます。鍋底にご飯が焦げ付いて、大変な事になったなどということはありません、あくまで軽いレベル。よく、お焦げが大好きって人がいますね。私は正反対。お焦げは失敗作でしかありません。焦げ全般が嫌いなわけではないんです。焼き魚の焦げ目なんて、香ばしくて最高ですが、ご飯はいけません。

第一、お焦げを作ると必然的にご飯が固くなります。いつもよりも長時間火にかけているんだから、当たり前と言えば当たり前ですが、私は常にベストの固さになるように水加減を調整してますんで、それより固くなってもらっては困るんです。また、ご飯全体に回るお焦げの香りもダメ。ご飯そのものの香りが消えてしまう気がします。というわけで、私の中ではお焦げご飯は完全に失敗なのです。

でも、コンビニでたまに、お焦げご飯のおにぎりなんて売ってたりして、世の中の人の趣味は本当に色々だなと感心したり。ちなみに中華料理で、中華鍋にご飯を貼り付けて焦がし、それをお焦げと称して餡かけにしたりしますが、あそこまでいくと、既に別の食材になってしまうので、無問題になります。あくまで、中途半端に焦げの香りが回っているのがダメってコトで。

09/04/15(Wed)

先日、生まれて初めてフグの卵巣の粕漬けというのを食べました。これは、卵巣が無毒の種類のフグを使うのではなく、トラフグ・ゴマフグといった、卵巣が有毒な種類のフグをわざわざ選び、その卵巣を1年間塩漬けにしたあと更に、2年間かけて粕漬けにするもので、乳酸菌や酵母の活動によって無毒化が行われているのではないかといわれています(科学的にキチンとプロセスが証明されているわけではないらしいのですが)。

生の状態のものを食べれば、翌日私は天に召され、ココでのんきに日記など書いている場合ではないんですが、幸いな事に今も無事生きています。味としてはそうですね、普通に塩の効いた魚の卵巣です。わざわざ3年かけて作った割には、味的には…。いえ、決して不味いわけではないのですが、そこまでして危ない橋を渡らなくても、例えば鯛の卵巣だったらもっと簡単に出来て、似た様な味になるのではないかと。

おまけに、ネットで調べると結構高いんです。100gで1,000円弱といったところ。高いんだったら自作してしまえというのがいつもの私の流れですが、さすがに今回はやりません。それにしても昔から、食に命を掛けた人ってのは、いたんですね。これなんて、製法が確立するまでには、何人も死んでると思います。何もそこまでせんでも…と思ってしまいますねぇ。

09/04/14(Tue)

鍋でご飯を炊いているというと、一番多い反応が、“どうやってるの?大変でしょ?”というものです。少なく見積もっても通算で1,000回以上は炊いているので、作業の段取りはすっかり手が覚えてしまっており、正直言って大変だとは全然思いません。というか、根が無精者な私ですから、大変だったらココまで続かないと思います。それで私は、問われるままに自分のやってる手順を話すわけですよ。朝出かける前に米を洗って笊にあげ、タッパーに移して冷蔵庫に入れときまして、帰宅したら鍋に移して水加減。強火5分で沸騰し、弱火に落として蓋したら更に5分。火から下ろしてダンボールに入れ、蒸らす事最低10分で完成etc。

帰宅してから炊き立てのご飯が食べられるまで、20〜25分といったところです。その間は、火を眺めてボーっと鍋の前に立っているわけではなく、着替えたり、おかずの準備をしたりしてると、25分なんてあっという間です。というわけで、別に負担とも何とも思っていないわけですが、この話を直に聞いて、実行に移した人はまだいません。“すごいね〜。でも大変そうだから私は炊飯器でいいわ”というのが、殆どの人の反応です。興味があるんだったら、とりあえずやってみたら?と思うのですが、その一線を越えて実行に移せる人は、意外に少ない。これは、ご飯炊きに限った事ではないと思いますけどね。やらない理由はいくらでも立ちます。でも、やってみれば何事も案外楽しいですよと。

とまぁ、偉そうな事を書きましたが、私も他人のことは言えません。私が最初にリアルで鍋炊飯をしている人に会って話を聞いたとき、絶対無理だと思いましたから。それから私が実際に鍋炊飯をするようになるまで、多分1〜2年かかっています。結局、何にも変えないのが一番楽なんですよね〜。

09/04/13(Mon)

先日ここでネタにした、あんまり美味しくない松茸昆布の炊き込みご飯、あっという間に最終ロットとなりました。ところが、久しぶりに炊飯でプチ失敗をしてしまったんです。マイ・マニュアルでは5分間弱火で蒸らすところを、ついついネット遊びに夢中になってしまい、気付けば既に10分経過。まぁ、たまにあることです。結果は一目瞭然。水分が飛び過ぎて、ご飯がやや固めになります。この程度なら、気にせずいつも通り食べてしまっても、大した問題ではないんですが、ふと気が向いて変化球を投げてみました。

片手鍋にお湯を沸かし、昆布と鰹節でダシをとり、塩でやや辛い目に味をつけます。お茶碗に固めに炊けてしまったご飯を7分盛りし、てっぺんにワサビをちょいとのせ、周囲から熱々のダシ汁を流し込んで完成。松茸ご飯のダシ茶漬けとでも言えるでしょうか。コレが、予想外に美味かったのです。ほんのり松茸の香りと、ガッツリ効いた昆布・鰹ダシに、ワサビの香りがツンと効いて、そりゃまぁ、美味しくないという方が変でしょう。

固めに炊いたご飯に昆布鰹ダシが“使える”という事が判明したので、これからもちょくちょく作ってみようと思います。固めに炊くのは、蒸らしを長くせずとも、最初から水を心持ち少なめにするだけなら、いつものルーティーンで炊けますんで、作業に戸惑う事もなくなります。やっぱり、昆布鰹ダシは日本人の王道ですね。

09/04/12(Sun)

東京のど真ん中に住んでいると、とにかく買い物が便利です。アマゾンに頼らずとも、自転車で10分も走れば超大型書店があってあらゆる本を手にとって吟味できたり、東急ハンズではどんなレアな商品でも簡単に手に入ったり、大型電気店に行けばあらゆる電化製品が格安で手に入ります。都心部ってホント便利だなと、ずっと思っていたのですが、最近そこに盲点があることに気付きました。

ここのところ庭の草むしりに血道をあげていることは、ここでも何度か書きましたが、むしった後サテどうするかという問題があります。放っておけば剥き出しの土。それはそれでサッパリしているのですが、やはり寂しい。選択肢の一つとしては花を植えるというのがありますが、現段階では花は(基本的に)食べられないという点でパス。という事は必然的に、野菜でも植えるかという話になります。大家さんは完全放棄状態なんで、多分平気。ところが、種・苗が手に入らないんですね、都心では。

実家の辺りだと、広大な駐車場を備えた郊外型のホームセンターというヤツが、あちこちに点在しています。そこに行けば、植木・花・野菜の種や苗は勿論、農機具一式を簡単に手に入れられます。しかし、都心にはコレがありません。ディスカウントショップの片隅に、ガーデニングコーナーがありますが、いかにも貧弱。うちの近所の店で売っていた苗は、ジャガイモ・コゴミ・タラの芽の三種類でした…なんてマニアックな品揃えなんでしょう。駅前には花屋が沢山ありますが、こちらは観賞用の切花・鉢植えがメインで、私が望むような品はありません。

無論、ネットで買うという選択肢はあるのですが、私は基本的に買い物はリアルで行う事にしてます。手にとって注意書きを読み、目で見て比較して買うことこそ買い物。極論すれば、ネットでの買い物は信用してないんですね。サテ…、どうしたもんでしょう。

09/04/11(Sat)

うちの布団は私が大学に入学した時に買ったもの。相当な年月が経ち、掛け布団の方は1〜2年前に自作で作り直しましたが、敷布団の方もいい加減へたってきたので、作り直し中。ここで選択肢。無印で買えば、2,500〜3,000円くらい。おまけに私は、無印で使える商品券を数万円分持っています。買ってしまおうかと少し迷ったのですが、こういうのを手で作るのは案外楽しいので、大型手芸店で布を買ってきてしまいました。日頃の行いが良いためか、ちょうどバーゲンに行き当たり、6m弱の布が1,000円ちょっと。ジッパーは前の布団から移植しますんで、タダ。つまり、出費としては1/2〜1/3で済んだ事になります。

しかし、大変なのはココから。うちにはミシンがありません。あんなの買うと、楽しくて大事になるのは目に見えているので、買わないのです。というわけで、全て手縫い。おまけに、例え裏側といえど布の裁ち目が出るのが嫌なので、袋縫いという方法で、同じラインを二度縫うので、手間は倍。うちの敷布団は、縦が180cm強・横が150cm弱ですから、計算するのも嫌なくらい、直線縫いの嵐です。結果、1晩の作業時間を40分〜1時間として、ココのところ毎晩作業し続け、はや一週間。やっと半分終わったくらいです。

ここで文明の利器を利用し、ネットで運針の動画を探してみました。結構あるものですね。そして、自分の下手さ・遅さに唖然。プロの人ってあんなに早いんですね。まぁ別に、和裁士の資格を取ろうってわけでもないんですが、アレはカッコいい。何か破れたときに、“ちょっと貸して”といってバババっと運針できたら凄いかなと。敷布団が終わったら、練習してみようかな。いつも毎度の事ながら、自分はどこに行くんだろうと思いますね。

09/04/10(Fri)

東京は五月の陽気だそうで、私の部屋着も激変しています。少し前までは、長袖のシャツ・保温用のベスト・ジーンズにで、下着には暖房効果の高い機能性のものを着ていたのに、今では、Tシャツ一枚&短パンという軽装っぷり。ただ、この暖かさはさすがにフライング気味で、もう少しすると本来の涼しさに戻るそうですが、それにしたって暖かい、いや暑いです。

うちの家訓として、“暑けりゃ脱げ。文明の利器に頼るのはそれからだ”というのがあります。私に言わせれば、周囲の皆さん、暑いからといってクーラーとか扇風機を使い過ぎです。うちでは一番暑い時期には、(無論、家限定ですが)上半身裸までいきます。まぁ、一人暮らし男性だから許容されるんでしょうが…。それでも無理っぽい時には扇風機。クーラーは体調が崩れるので使いません。部屋には一応エアコンがありまして、こっそり使ってるんじゃないの?とも言われますが、断固として使ってません。コンセントはこの家に入って以来抜きっぱなしで、リモコンの電池も外してあります。まぁ、気合と根性で何とかなるもんですよ。

割と困るのが職場。クーラーをガンガンに効かせる環境なんです。ずっと部屋の中で作業をする分には確かに快適なんですが、まさかそのクーラー部屋に永住するわけにはいきません。用事とか帰宅で出入りするうちに、温度差で体調を崩すんです。人間なんて、どうせ生きているだけで環境を破壊してるんだから、いっそのこと東京都を全部ドームで覆って、街ごとクーラーをかけてはどうか、などと無茶な事を真夏には夢想するのですがね。

09/04/09(Thu)

手元に何かのお返しで貰った松茸昆布というのがあります。松茸と昆布の佃煮なんですが、十中八九松茸はフェイクでしょう。食感の似たキノコと、人工松茸フレーバーに違いありません。でも、一応香りは松茸。で、この松茸昆布を細かく刻み、いつもの様にご飯に炊き込んでみました。グレードは相当下がりますが、一応松茸ご飯です。…季節滅茶苦茶ですね

昔から思うんですけど、松茸の香りってそんなに魅力的ですか?いや、不味そうな香りではないですよ。でも、そんなに食欲をそそるってわけでもないんですよね。同じ香りとして並べるのもどうかと思いますが、秋の味覚である秋刀魚。秋刀魚を網でバチバチ焼いた時の香りの方が、100倍魅力的です。そりゃアナタ、本物の松茸を食べた事がないからだといわれるかもしれません。でも、秋刀魚なんて一匹70円のヤツでも相当美味しそうですよ。カナダ産一本980円の松茸は、私の中では魅力の点で負けます。もし松茸が香りの王様というのなら、980円のヤツだってもう少し強さを見せて欲しいです。

松茸昆布ご飯、香りはいいです。でも、ねぇ。昔から、香り松茸味シメジといいまして、私だったら高い松茸をちょびっと買うよりも、安いシメジ(それも本シメジなんて贅沢は言いません)をたっぷり買う方を、断然選びますね。シメジの炊き込みご飯、これがまた美味しいんですよ。

09/04/08(Wed)

相変わらず、草むしり続行中。やると決めた事はやるのですよ、私は。で、最近になって草むしりメソッドとでもいえるものが確立してきました。すなわち、草むしりの手順・方法をきちっと決めて、効率的に作業をしようってコトです。まっ、そんな偉そうなもんでもないんですが。

まず、その日のノルマを決めます。雑草の密度にもよりますが、30分の作業で1m四方ってところ。建物の角や石などで、仮想の境界線を引きます。次に、簡単な雑草を抜きます。“簡単な”というのは、釘を使って根を緩めないでも、掴んで引っ張るだけで抜ける雑草の事を指します。どれが簡単かというのは、やってればすぐに分かりますんで、無問題。最後に、面倒臭い雑草を抜きます。現状、面倒臭いのは三種類。百合根のミニチュアのような芋がバラバラ崩れて無限に増殖するムラサキカタバミ・地下茎がどこまでも伸びて頭にくるドクダミ・やたらと立派な根を張るシダ。これらは、釘で根の周辺を緩めながら引っこ抜く必要があります。

また、意外に重要なのが、抜いた草を入れるバケツのボジショニング。右手で釘を持ち、左手で草を抜きますんで、抜いた草を持った手がすぐにバケツに届くように、バケツは体の左側に置くのが基本。石や樹で、なかなか基本のポジショニングが守れなくなる事もありますが、そこは、草をむしる順番を良く考え、常に左手にバケツを置くスペースが確保できるように気をつけます。

料理でもそうですが、私は“ゆっくりでいいから丁寧に”というのは信じてません。作業がゆっくりとしか出来ないというのは、どこかに無駄がある場合が多いです。それを取り除いていけば、大体の事は“素早く丁寧に”なっていきます。まぁ、やってるうちに慣れてきて、作業が速くなるというのはあるのですが、それにしたって、どこをどうすれば…と常に考えながら作業すると、進歩の度合いは全然違うものです。ただし、それにも一定の縛りはあるわけで、草むしりの効率を追及したら除草剤を撒いてしまえばいいわけですが、それはやりたくないんです。あくまで、“草むしり”のカテゴリーの中で、効率を追求するのが楽しいのです。これもまぁ、ある種のゲームですね。

09/04/07(Tue)

うちの周囲には、何匹かの野良猫(外飼いの家猫かも)がいます。両手両足が真っ白なタビ猫(通称クツシタさん)などは、触らせてはくれないものの、目と目で挨拶する関係です。でも、人間とは身勝手なものですね。家の回りの草むしりをするようになって、彼らに対する感情が微妙に変化しました。以前はどうとも思わなかったんですが、糞が臭いんですよ。

特に、ある地点は土が軟らかくてちょうどいいらしく、かなりの頻度で落ちてますんで、拾い上げてはビニール袋に入れて捨てる日々。臭いがなければそのまま放置するんですが、あの臭いではそうもいきません。前からこんなにしてましたかねぇ。整備が進んだんで、そこでしゃがみやすくなったんだとしたら、こちらはとんだとばっちりです。

よく住宅街で、猫に餌をやる人と、それに反対する住民の対立を聞きます。私は基本的に猫好きですが、確かに他人んちの猫が毎日のように庭にやって来て糞をすれば、猫は勘弁してくれという気も分かるようになってきました。動物はどうやっても糞をします。でも、キレイな町並みが欲しいために、猫もカラスも全部捕獲だってのは、味気ないです。でも…。人間は身勝手で、塩梅が難しいですね。

09/04/06(Mon)

一週間ほど前に、同僚の出張土産で小女子の佃煮を貰いました。ありがたい事です。生ものなどなら、まず賞味期限をチェックするのは基本ですが、子女子の佃煮の賞味期限なんてあってない様なもんでしょと思い、ノーチェックで冷蔵庫に放り込んでありました。それが昨日、ふとパッケージをひっくり返してみると、既に賞味期限が切れていた時のショックと言ったら…。計算すると、販売日から4〜5日で切れてます。そんな馬鹿な、の一言に尽きますよ。

佃煮ですよ?水飴と醤油でコレでもかというくらい煮詰めてるんですよ?元々は冷蔵庫のなかった時代に、常温長期保存の手段として発達したのが佃煮。4〜5日で賞味期限が切れるなんて、軟弱過ぎます。というわけで、こんな数字は見なかったことにして、いつもの様に自分の鼻と勘を信じる私。私がオッケーと思えば、賞味期限が半年前に切れてようが、オッケーなのです。

もしこれが釜揚げちりめんなら、賞味期限切れに対してはかなりビビルでしょう。あと貝類とか。経験的に、当たると大変な事になると分かっている食材に関しては、無条件に警戒レベルがMAXになりますが、古今東西、佃煮を食べてお腹を壊したという人の話を、私は知りません。というわけで、何事もなかったかのように佃煮は食卓へ。何の根拠もないですが、まぁ多分大丈夫でしょう。

09/04/05(Sun)

大根を昆布ダシをひいた土鍋でサッと茹で、ポン酢で食べるなんていう、禅僧みたいな生活をしていまして、コレはコレでサッパリアッサリ気に入ってるんですが、先日のメンチカツでは足りなかったみたいです、もっと脂を寄越せと、体が叫んでいる感じ。しょうがないので買ってきたのが、鶏モモ肉。作るのは、どってことない照り焼き。しばし味醂醤油につけ込んだ後、皮目からじっくりと火が通るまで焼き、ご飯に乗せます。フライパンに残った脂とタレも、無論残さずご飯の上へ。

もうミソジですから、以前のように1枚丸ごと食べると、胸がムカムカして大変な事になるんで、一食に半分。でも、甘辛ダレのしみ込んだご飯と、ふっくら焼けた鶏モモ肉の、何と美味い事か。鶏モモ半分でご飯三杯は食べられそうなところを、グッとレギュラーの二杯に我慢。たまにこういうのを食べると、お肌もツヤツヤになった気分がしますね。買ってきた鶏モモ肉は二枚。コレを食べつくす頃には、しばらく脂はいいやって事になり、また禅僧のような生活に逆戻りの予定。すんごい健康的なんですけどね。

09/04/04(Sat)

日頃から、健康すぎる食生活を送っていると、たま〜にジャンクなものを食べたくなるのは仕方がありません。夜中のカップ焼きソバなんて、美味しいですよね。でも、ここのところ私がつい買ってしまうのが、スーパーの惣菜コーナーで売っている、メンチカツ98円。脂ギトギト・肉汁ジュワーで、ソースなんて要らないほどのしつこさなんですが、買い物ついでに一個だけメンチカツを買い、かじりながら自転車で帰ってくるんです。まぁ、行儀作法的には最悪なんですが、妙にコレが美味しいんですよね。

今はメンチカツがマイブームですが、アジフライ・男爵コロッケなんかも、かなりの高ポイントで、隙あらば取って代わろうと虎視眈々と狙っています。そうそう、男爵コロッケファミリーパックというのがありまして、4個入り188円なんです。コレだけをおかずに一食どうかと考えてみるのですが、後々間違いなく胃にもたれるでしょうねぇ…。

09/04/03(Fri)

貰い物の佃煮セットの中に、アサリと昆布の佃煮がありました。いや、醤油で煮てないので、正確には佃煮ではないです。塩味と味醂で照りを出したような感じ。パッケージを見ると分かるんでしょうが、速攻で捨ててしまったので、今となっては何なのかよく分かりません。で、このアサリと昆布の佃煮。そのまま食べても大して美味しいもんじゃないですが、ご飯に炊き込むと絶妙に美味しいということが判明。

3合のご飯に対して、ほんの2つまみ程度。ほのかにアサリと昆布の香りの漂う、いいご飯になるんです。うちでは、佃煮の類は大体全て、ご飯に炊き込んでしまいます。果ては小女子の佃煮まで炊き込んでみましたが、どれもそんなに外れません。ダシ+醤油の塊なんだから、まぁ当然といえば当然でしょうか。

銀シャリ+佃煮というのも悪くはないんですが、そういう食べ方をするには、佃煮はちょっと味が強すぎる気がします。それだったら、沢庵ですかねぇ。そういえば、ココ数ヶ月銀シャリを炊いてません。久しぶりに米だけでご飯を炊いてみましょうかね。

09/04/02(Thu)

切れ味のバリバリ復活した包丁で最初に作ったのは、人参サラダ。別に作るというほどのものでもないですが。千六本に切った人参を塩揉みしてから、オリーブ油・酢・塩で味を調え、最後に乾燥パセリをババッと振りかけただけのものですが、人参の甘味がしみじみ美味しい。以前は大量の人参消費といえば、キンピラが定番だったのですが、ココ最近はサッパリアッサリ人参サラダの勢力が拡大しています。

人参の千六本て面倒臭いんですよね。固いし細いんで、大根の千六本の3倍くらい面倒臭い。ただ、以前は4cm位の長さに一旦切ってから薄切りにし、それを重ねて千六本にしていたのを、最近では斜めスライスにしたものを重ねて千六本にするという技を覚えたために、1工程減らせたので少しは楽になりましたが。それにしても、切れる包丁で千六本を作ると、結構爽快です。まぁ、ピーラーを使えば一瞬ですよというのは、百も承知なんですが、あぁいう便利器具は使わないというポリシーを愚直なまでに守ってます。なんか、包丁で一通り全部出来るって、カッコいい感じがするんでね。まぁ、自意識過剰なんですが。

09/04/01(Wed)

ココ数ヶ月来サボっていた包丁研ぎ。流石に毎日使う万能包丁の切れ味が悲惨な事になってきたので、重い腰をあげて研いでみました。こんな私のことですから、間に挟んでシュッシュと動かすだけで簡単に研げます…みたいな研ぎ器では当然ありません。昔ながらのブロック状のヤツを数分間水に浸してよく吸水させてから、昔ながらのやり方で、シュコシュコと刃を前後させて研ぐのです。

で、凄く意外だったのですが、いきなり上手くなってました。自分でも、明らかにレベルアップしたのが分かります。特に刃先から少し下った辺りのカーブを描く部分。研ぎはココが一番難しいとされ、以前はあまり上手く研げなかったのですが、突然コツを掴んでしまいました。数ヶ月サボっていたせいでしょうか、技術が一部リセットされて、自分がやってることを客観的に見られるようになったんですね。見える、見えるぞ〜といった感じ。時にはサボるのも悪くないなと、感心した次第です。

よく、包丁を研ぐのは難しいという先入観を持って、買った包丁を研がずにそのまま使ってる人がいますが、正直包丁研ぎなんて簡単なんで、気楽にチャレンジして欲しいです。まぁ、奥は深いですが、マニュアルを読みながら作業すれば、最初からでも、50に落ちた切れ味を60に戻すくらいは出来ます。あとは練習あるのみで、そのうち70・80と上がっていき、楽しくなります。切れる包丁って、それだけで気持ちいいですし、切れない包丁の方が、食材に引っかかったりして、よっぽど怪我する危険が高いです。とまぁ、偉そうに書いた私ですが、サボってたんですけどね、包丁研ぎ。

<<前<<   >>次>>

copyright by ミソジ since 2004/04/28
本サイトの無断利用は禁止デス。