2009年6月

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09/06/30(Tue)

生まれて初めて、ノンアルコールビールというのを口にしました。友人が飲んでいたのを奪って、味をみたのです。面白い味ですね。アルコールという一番重要な要素を抜いているのに、しっかりビールの味がします。ただ、普通のビールよりは少し甘いかなという感じ。多分、そういうバランスにしないと、物足りなくなってしまうのでしょう。

しかし、酒飲みの欲望というのは凄いもんですね。酒をたしなまない私からすれば、お酒が飲めないシーンなら、ウーロン茶でも何でも、他に飲むものがあるじゃないかと思うのですが、そこでもあくまでビール。その意気込みに応える様にして生まれたのがノンアルコールビールんなんでしょう。そういえば、“こどもびーる”なんて商品もありますね。飲んだ事はありませんが、あれも似たような味わいなんでしょうか。更に甘味を強くしているんじゃないかとは予想しますが。

週に何回かは、飲酒運転による悲惨な事故のニュースを聞く昨今、そういう時はノンアルコールビールにすればいいのにとも思うのですが、なかなかそうはいかないのでしょうね…。

09/06/29(Mon)

先週の木曜日の段階では、今日は雨の筈だったんです。土曜日くらいから天気が崩れて、この一週間はほぼ雨マーク。そんなわけで先週は、いつものルーティーンを崩してまで早めに洗濯をしたんです。曇り空で大して乾きが良くないにもかかわらず、雨降りよりはマシだろうと思いまして。それがどうですか、今日のこの天気。まさに、お洗濯日和というべきでしょう。雨が降りそうな兆候は全くナシ。コレだったら、洗濯物を干して出かければ、気持ちよく乾いただろうに。まぁ、梅雨の天気予報は難しいって言いますからね。気象庁も、予報が外れたどうにかしろというクレームには、難儀しているらしいです。お天気なんて本来、人知を超えたもんですから、予報が外れたといって難癖をつけるのはそりゃ、お門違いというもんですが、やっぱり信じてしまうのは人情でしょう。

今日のこのいい天気を恨めしげに眺めながら、仕事に出かける私がいます。溜まった洗濯物は、わざわざ洗濯機を回す量には達してないんですよね。それでも回すか、次に賭けるか。しばらく思案した挙句、台所布巾の漬け置き洗い準備をしていなかったという理由で、次に回す事にしました。この判断を後で悔やむ事にならなきゃいいけどと思いながら、数日後には激しく悔やんでいる可能性が大きいなと冷静に判断する自分がいます。やっぱり、お天気というのはままならないものですね。

09/06/28(Sun)

まるで真夏のような日々がやっとひと段落して、どうやら数日間は梅雨らしい天気に戻る見込み。梅雨と真夏とどっちが好きかと言われたら、ノータイムで梅雨に軍配を上げます。だって、暑いのは最悪。例年の事ですが、ホント、夏は要りません。あっ冬も要らないんで、春⇒秋⇒春⇒秋になってくれてもいいです。人間の身勝手、ココに極まれりですね。

冷房の苦手な私は、例年自宅では冷房無しを貫いています(一応装置はあるんですが、電源を抜いている)。その意味でここ数日は夏に向けてのよい予行練習になりました。扇風機はフル稼働。汗を拭くための日本手ぬぐいを手近に常駐。あと、去年から導入したミントオイルが結構いけます。ミントオイルを数滴垂らした水で、時々顔を洗うんですが、コレがサッパリ爽やか。ついでに体も拭いて、扇風機の風を直撃させると、極楽極楽です。

ちなみにミントオイルは、近所のドラッグストアで25mlの小瓶が確か600〜700円くらい。それに東急ハンズで買ってきたスポイト10円。1,000円以下の出費で、鬱陶しい夏を随分涼しく出来るので、私としてはかなり有益な出費でした。

09/06/27(Sat)

本日買ってきたのは、イカの一夜干し。アルコールは一滴も飲まないのに、こういう酒の肴系がやたらと好きなのです。サッと炙るだけで至上の美味さになるのも良し。ところで、世間でイカの一番美味しい食べ方というと多分、とれたてイカをその場で捌いたイカそうめんという意見が大多数になるのでしょう。しかし、私はイカは一夜干し、いや魚全般干物に限ると思っています。

実際私も、佐賀の呼子で名物イカそうめんを食べたことがあります。たしかに、美味い。でもアレは何ていうんですかツルッと喉を通っていく心地よさが、味わいの半分以上を占めると思います。イカそのものの味わいを楽しめているかというと、ちょっと疑問。干してアミノ酸を変化させたところへ、ほんのちょっと火を通してというのが、魚は一番美味しいですねぇ(私にとっては)。特に、刺身になるとほとんどの場合皮を剥いてしまいますが、アレがよろしくない。魚が美味いのは皮、というのが私の持論。

という(自称)通な人は、鯛のマツカサ造りなんかを好むわけです。コレは、皮付きの身の上から熱湯をサッと流しかけ、すぐに冷水に放ったもので、皮がチリチリっとして、おまけに刺身という贅沢造り。あと、鰹のタタキも皮を味わうタイプの刺身ですね。でも、私としては身の方にもほんのり火が通った方が美味しいと思うので、刺身よりも焼き魚、焼き魚よりも煮魚派なのです。まぁ、刺身も美味いんですけどね。好みです、好み。

09/06/26(Fri)

今日ゲットしてきたのは玉葱、一袋3個入りで88円。目が飛び出るほど安いというわけではないですが、まぁこんなもんでしょう。玉葱の旬といえば3〜4月。いわゆる新玉葱というヤツですが、私はあんまり好きじゃありません。むしろ、よ〜く寝かせて表面の皮が茶色くパリパリになった、通常玉葱の方を好みます。玉葱の一般的な使い方といえば、カレー・シチュー・野菜炒め・ハンバーグといったところでしょうか。どれも、いわば料理の裏方。主役を引き立てるというスタンスですが、私は思うのです、“玉葱はやれば出来るコだ”と。玉葱の甘味というのは、単体で使ったときに一番その威力を発揮します。

というわけで、最近よく作るのが玉葱をフライパンで焼いただけという、手抜き極まりない料理。玉葱1/4個は茶色い部分を取り除き、バラバラにならないように根の所は残しておきます。その根のところをそれぞれ残すように細心の注意を払いながら、1/4個を更に4等分します。つまり、最初からいうと16等分ってコトですね。このクシに、焼いている最中にバラバラにならないように、表面側から楊枝を刺し、あとは適当に油を引いたフライパンで中に火が通るまでじっくりと焼くだけ。味付けは塩胡椒です。

玉葱って案外単体で食べる機会がないのですが、コレを作るとやっぱり玉葱はやれば出来るコだったなと思います。醤油とか使っちゃダメ。単なる野菜炒めの延長になりますから。塩胡椒だけ、いや塩だけでもいいかもしれません。でも、ちょっと悩んでいるのが使った楊枝の始末。お客さんに出したわけでもないんで、つい再利用してしまうんですよね。先がほんの少し焦げて固くなり、玉葱に刺しやすくなってしまったのも再利用を助長しています。どこまで勿体ながりなんだと呆れながらも、今日も洗って再利用。

09/06/25(Thu)

夏野菜がよりどりみどりの季節になりまして、嬉しい限りです。今日買ってきたのは、トウモロコシ。トウモロコシの食べ方といえば、大別して茹でるか焼くかの二種類ですが、うちでは大体手軽な方、焼くを選択しています。トウモロコシは鮮度の落ち方が早いので、買ってきたらとっとと茹でてしまいます。皮一枚だけ残すようにして、他の川を全部剥いた後、不要な茎の部分も切り落としてなるべく短くしてから、沸騰したお湯の中へ。塩は入れません。箸でくるくる回しながら5分ほど茹でたらザルに上げ、そのまま冷まします。葉ものだったら水をかけて急冷却するんですが、トウモロコシは葉ものと違って色が悪くなるような事もないので、自然冷却です。

以前の私は、トウモロコシを食べる際には一粒ずつ摘み取っていましたが、さすがに最近は、そんな悠長な事もしていられなくなって、ガブッとかぶりつきます。摘み取るようにきれいに食べきる事は出来ませんが、これはまぁ、仕方ないかなと。一食で半本、買ってきた2本のトウモロコシは、4食でキレイになくなる予定です。まさに梅雨の時期の味ですね。ところでトウモロコシといえば、“食べられるものは何でも食べてしまえ”の私にとって気になるのは、捨てる部分の多さ。葉・糸のような部分(実は雌しべ)・茎、7割方食べられないんじゃないかという歩留まりの悪さ。でも、さすがに悪食な私でも、これらは無理ですよねぇ…。

09/06/24(Wed)

昨日のような間食衝動が起きると、たとえその日は上手いこと誤魔化しても、何か間食しない限りは毎日、“ジャンクなもの食べたい〜”という衝動が連日続く事になりますんで、ココは適当なものを買い食いして食べてしまうのが吉ということで、カップヌードルを買ってきたんですが、その時の話。

うちの近所のスーパーでは、カップヌードルは大体150円くらいです。ところが、たまたま入ったドラッグストアでは、安売りでもないのに100円ちょっと。コレは安いなと思って手にとって違和感。なんだろうと思ってよくみてみると、“CUP NOODLE”ではなくて“SOUP NOODLE”でした。カップの大きさは変えずに、麺を大幅減量し、“スープヌードル”と名前をつけて売るその手腕に割と感動。コレ、絶対に勘違いして買う人がいますね。

というわけで、ドラッグストアのスープヌードルはスルーして、スーパーでカップヌードルを購入。やっぱり、最初の一口・二口くらいはとっても美味しいです。私の間食衝動も収まり、万事めでたし。明らかに体に悪そうな味なんですが、たまに食べたくなるんですよね。

09/06/23(Tue)

スーパーに寄る時は、お腹がすいている時と相場が決まってますから、買い食いしたい衝動に襲われる時が少なくないです。先日危なかったのが、たこ焼き。50円引きのシールが貼られているのを見て、とてもとても食べたくなってしまいまして。たっぷりかかったマヨネーズ・鰹節・青海苔。うちの味付けとは正反対なジューシーな味わいが、想像しただけでもたまりません。でも、残念な事に9個も入ってたんですよ。コレ、一個食べたら勢いで全部平らげてしまうに違いありません、私のキャラだと。

いくら大食いな私でも、さすがにたこ焼き9個を食べた後に通常の食事は出来なくなります。で、夜中にお腹がすいて…という悪循環が手にとるようです。では、食事の後のお楽しみにとっといたらどうか。そうすると、多分そんなに食べたくなくなるんですよね。今、このお腹がすいている状態だから食べたい!買い食いなんてそんなもんです。時々、メンチカツとかアジフライを買い食いするのですが、それはあの量だからいいんであって、たこ焼き9個はちょっと多すぎます。結果、今回は断念。

でも、買い食いは楽しいですよね。行儀的には全く褒められたものではありませんが、アジフライをかじりながら家路につくのは、なかなか乙なものです。でも、一応断っておきますが、頻度はそんなに高くないですよ。月にせいぜい2〜3回といったところでしょうか。他にやってる人は、あんまり見かけませんね…。

09/06/22(Mon)

食べられるものは何でも食べる、大概のものはよく噛めば食べられる、というのが私のモットーですが、今日の食卓にのぼったのは何の変哲もない鯵の開き。うち流の食べ方だと、骨も残りません。まず、普通に身と皮を食べます。よく皮を残す人を見かけますが、魚の一番美味しい部分は皮と皮にくっついた脂肪で、身なんていわばおまけですから、私としては本末転倒です。上下のヒレから伸びる細い骨も残す人が多いですが、ココは原則の2番“よく噛めば大概のものは食べられる”を適用し、噛み砕いてしまいます。胸ビレ&胸ビレ周辺の細い骨も同様にガシッと。

次に、中骨の表側についた薄い身。ココも割と残されがちな部分ですが、指で慎重に中骨から剥がして食べてしまいます。なにせ量が少ないので、ほぼ9割以上自己満足ですが、いいんです、最初からそれが最大の目的だったりしますんで。この段階で残るのは頭と中骨です。普通はココでおしまいですが、うちはもう一段階あります。

ココも気合を入れれば噛み砕けますが、そのままだとやはりジャリジャリして美味しくない。そこで、最初に炙る時に使った網で、もう一度弱火じっくり炙ります。ちょっと時間はかかりますが、上手く水分を抜くとカリカリして美味しいんです。大体、骨煎餅なんて商品もあるくらいで、カリッとさせれば食べられます。無論、揚げてもいいのですが、いちいち油を出すのが面倒だし、何となく主義に反する気がするので、うちでは炙ります。これで、残った頭と中骨をカリッと食べてしまえば、皿の上には跡形も残らないという寸法。

よく、残飯や生ゴミで堆肥を作ってエコという話を聞きますが、私としては全部食べてしまう方が更にエコだと思います。まぁ、私はエコという言葉が嫌いなので、単に趣味でやっているだけですけどね。キレイに食べつくす、それ自体気持ちいいからでいいんじゃないかと思っています。

09/06/21(Sun)

基本的に旬のもの以外は食べない事にしているのですが、大根一本150円の山の前でしばし考え込んでしまいました。ずっしり重くてスが入っている感じでもなく、太さも自分の腕の2倍強と申し分なし。これで150円なら、ハッキリ言って買いでしょう…、全然旬じゃないけど。というわけで、値段に負けて買ってしまいました。

大根といえば、イの一番は煮物でしょうが、梅雨の真っ只中のこの季節に大根の煮物でもないだろうという事で、第二候補の膾に。千六本に切った大根を塩で揉んでから酢で合えるという、簡単極まりない料理ですが、サッパリとしていていくらでも食べられるのです。と、ココで気付いたのですが、やっぱり旬じゃない野菜はそれなりですね。どうにもしゃきっと感が足りなくて、エッジが立っていません。それでも半分…75円分だけでタッパーに一杯、1週間分の膾が出来たのですから、言う事はないのですが、やっぱり野菜は旬のものに限りますね。

ちなみにこの季節、うちの冷蔵庫は酢の物系で満載です。人参のマリネ、胡瓜と玉葱を酢と胡麻油で合えたもの、そして大根の膾。まぁ、そのおかげで食欲不振とは無縁でいられるのですけどね。

09/06/20(Sat)

カード会社から封筒が届きまして、アレッ、何か買ったっけ?と思ったら、鋳物コンロの請求書でした。もう随分前の事だと思ったんですが、代金の引き落としがまだだったのですね。鋳物コンロは絶好調。ただし、梅雨に入って湿気が高くなり、マッチのつきが悪くなったのが誤算です。まぁ、大勢に影響はありませんが。

鋳物コンロを使い始めて一番変わったのは、料理の段取りをより真剣に考えるようになったことだと思います。二口あるコンロの両方を使っていない状態から点火をしようとすると、マッチ棒を一本消費します。片方使っていれば、使用済みのマッチの軸を使って、火を移す事ができます。マッチ一本の単価なんてたかが知れてますが、あからさまに一本ずつ使われていくのを見ると、“よし、一本でも無駄は省いてやろう”と思うのはケチの常。

一度使い始めたら火を消さない事。鍋で煮物をしている最中にも、その鍋を火から下ろしたら次は何をのせるかを常に考えている事。火を消した後でも、たとえばフライパンの水分を飛ばすなど、余熱の有効活用が出来る場合はそれを必ず段取りに組み込むことetc。普通のコンロだったらノーコストで無限に再点火が出来ますんで、あんまり考えていなかったような事まで考えるようになっています。鋳物コンロ、相当楽しいですよ。

09/06/19(Fri)

東京は梅雨真っ只中。連日曇り空の天気が続くのですが、意外に雨が降りません。特に朝。相変わらず毎朝30分の草むしりを欠かさない私ですが、この時間に限って降らないのです。雨が降れば、無論草むしりは中止。あぁ雨が降るなぁと、茶でもすすりながら爺くさい朝のひと時を過ごしたいものだと思っていたのですが、そんな機会はついぞ来ず。連日、私の草むしりタイムを狙ったようにお天気はもってしまい、日頃の自分の行いが良過ぎるのだろうといい方に解釈しています。

まぁ、草むしりには絶好の季節なんですけどね。雑草の成長が早いのでむしり甲斐があるし、何より土が適度に湿っているので、根こそぎむしるのが容易になっています。曇っていて気温があまり高くないので、体への負担もごく少ない。梅雨が明ければ恐怖の夏がやって来て、暑いのが大嫌いな私には鬼門。草むしりもお休みになるかもしれませんが、それはまだ先の話ですね。

09/06/18(Thu)

友人から旅行のお土産に鰯の丸干し(8匹)をゲットしてご機嫌です。1日2匹ずつ食べていって4日間楽しめる計算になります。この食材の食べ方は、無論一種類しかありません。炙って食べる。十分に熱した網に丸干しをのせ、いい感じで両面炙るだけでご馳走になるんだから、こんなお手軽・美味しい食材も珍しいです。

私は魚大好き人間ですから、丸干しを食べた後には何も残りません。頭・尻尾・腸まで全部丸ごといただきます。特に腸は残す人が多いのですが、あの苦さが丸干しの味わい。ほろ苦い腸・塩辛い身・カリカリの頭と尻尾を余さず食べてこそ、丸干しを味わったといえるでしょう。

鰯の丸干しというと、以前は貧乏食のシンボルのような扱いをされた時期もありましたが、最近はそんな事はありません。鰯の丸干しと鮪の大トロが並んでいて、どっちをとるかといわれたら、私なら鰯の丸干しを取ります。まぁ、全然違うベクトルにある食材なんで、本当は比べようもないんですが。というわけで、しばらくはこんがり焼いた鰯の丸干しが楽しみな毎日です。

09/06/17(Wed)

本日ゲットしてきたのはカボチャ。それも丸ごと一個が150円。下手をすると半分でこの値段だったりするので、コレはお買い得。というか、スーパーでカボチャを丸ごと一個売っている事の方が少ないです。割るのが面倒臭いですからね。ただ、コレもちょっとしたコツを掴めばそんなに難しくはありません。最初にヘタから尻の所まで包丁をグサッと突き刺し、梃子の要領で半分カット。もう半分も同じようにすればオッケー。最初から普段通り包丁を平行に入れようとすると、大変です。あとは、最初に丸ごと電子レンジでチンしてしまう方法。コレは確かに楽ですが、何となく邪道っぽいので私はやりません。

一口大に切ったカボチャは、砂糖たっぷりで甘く煮ます。今回の砂糖は、貰い物の黒砂糖なので、旨味アップ。ダシは煮干で、醤油は控えめ。酒は多目で甘さを引き立たせます。そういえばこの前、マクロビオティックに嵌っているという知り合いと話をしていたら、彼の流儀では基本的に砂糖は使わないのだそうです。カボチャの煮物だったら、塩と醤油。カボチャ本来の甘味を活かして…という論法になるのでしょう。

でも、砂糖の甘味と野菜の甘味って同じ“甘味”といっても全然性質が違うと思うんですよね。カボチャを搾ったら砂糖がとれるわけじゃないですし。それに、日本の煮物は甘くてナンボです。外食で出てくる煮物は、ちょっと甘過ぎということが多いですが、砂糖無しでは煮物の味は決まりません。味醂で代用…という流派もあるけれど、やっぱりちょっと違うと思うんですよね。健康志向で妙に敵視されがちな砂糖ではありますが、上手く使えばこんなに便利な調味料はないと思います。というわけで、ほっくり煮あがったカボチャの煮物、最高です。

09/06/16(Tue)

最近とみに悪者扱いされているスーパーのレジ袋ですが、うちでは割と重宝しています。この辺では指定のゴミ袋でなくてもゴミ出しOKなので、そこはもっぱらレジ袋の独壇場。売っているヤツは、10Lのものでも私には少し大き過ぎて、週2のペースだと中途半端な状態で出さなきゃいけなくなるのが嫌なのです。あと、冷蔵庫内の野菜保存。胡瓜や茄子は、濡れ新聞紙で包んでからスーパーのレジ袋に入れて冷蔵庫へ。芋類などの例外はありますが、大体この方法でオッケーです。

で、問題になるのがレジ袋の保存方法。友人の家ではキチンと皺を伸ばし、全体を三つ折にしたものを隅の方からパタパタと三角に畳んで、抽斗に詰めています。傍から見ると、コレはきれいでいいなぁと思うのですが、うちではそこまで手間をかけてません。軽く結んでから、部屋の隅においた布の買い物袋にポンポンと詰め込んだだけ。正直、見栄えは相当悪いです。

食器の様に、何度も洗って繰り返し使うものなら、私とてキチンと畳んで片付けましょうが、一回こっきりで捨てるもの(野菜保存用に使ったやつは何度か使いますが)ですから、そこまでコストをかけるのが、面倒臭いんですね。更に課題としては、需要よりも供給が多くなりがちというのがあります。私も最近の流れに乗って、なるべく買い物袋を持ち歩いているのですが、↑の様な用途があるので、時々意図的にレジ袋を貰います。それが、どうしても貰いすぎてしまうんです。結果として、収納場所から溢れてしまい、時々ゴソッと捨てるハメに。この辺の段取りを進化させることは、今後の課題でもあります。

09/06/15(Mon)

ここ最近うちでは、食器洗いに洗剤を使うのを止めています。相変わらずエコには1mmも興味のない私ですから、“ちきゅうにやさしく”が動機である筈もなく、単純に“使わなくともそこそこキレイになるのではなかろうか?”と考えたことがきっかけです。使うのはハンドタオル。細めの流水に晒しながら、ハンドタオルで食器全体をぬぐった後、清潔な布巾で皿全体を拭きあげます。洗剤の界面活性剤ではなくて、布巾表面の織り目で油分を物理的に取り去る感じ。

きれいな茹で汁が出た時…たとえば、ほうれん草やウドンを茹でた時などは、茹で汁を捨てずにとっておき、水で薄めて適温にしてから食器洗いに使います。これだと、水で洗うよりも無論ずっと汚れ落ちはいいです。ただ、毎回こうやってお湯を準備するほどではないかなと。

食器についた汚れを100として、洗剤を使って丁寧に洗えば95くらいまで落とせるとします。感覚的には、お湯を使うと90くらい、水と布巾だけでも80くらいまでなら、汚れは落とせます。ただ、80とはいっても目に見えて汚れているわけではなく、ちょっと油が残っているかな…という程度。客商売ならともかく、自宅用でそこまで完璧にピカピカにすることもないんじゃないかと、割り切ってます。また、基本毎日自炊のうちでは、食器の使用頻度が高いので、残った2割の汚れでどうこうなるという事はまずありません。さすがに油でベトベトになった時は食器洗い洗剤が登場しますが、和食メインのうちの食卓では、そういう事態は年に1〜2回くらいです。

例外的に、陶磁器の釉薬のかかっていない部分は、時々洗剤と古歯ブラシを使って磨いていますが、逆に釉薬さえかかって入れば、水時々お湯でも十分な印象です。結果的に“ちきゅうにやさしく”なっているのが、ちょっと嫌ですがね。

09/06/14(Sun)

トマト買ってきました。4個で150円。いや〜、もう夏野菜が思いっきり安くなる時期なんですね。トマトといえば、色々な料理に使う汎用性の高さが魅力です。パスタに絡めたりするともう、最高ですね。でも、私が一番好きなのは、なんといっても生食、それも切らずにかぶりつく、です。味にうるさい人になると、野菜は切り方で味が違うなんて言いますが、私は味音痴なので、そんなには変化を感じられません。但し例外が二つ。一つは玉葱で、もう一つがトマト。

トマトを生食する時は、切っては駄目です。かぶりつくのが最上。そして、かぶりつくと必ず果汁が飛ぶので、場所はシンクで。無論ベストは畑でそのまま…なんですが、残念ながらここ東京ではその様な贅沢に浸ることは許されないのです。というわけで、食後に一個、シンクでトマトを丸かじりして幸せに浸る私。安いものです。

ちなみに子供の頃は、トマトに蜂蜜をかけて食べるのを大層好んでおりました。トマトに蜂蜜というと、かなり異端な食べ方で、周囲からはブーイングを受けることが多いのですが、なかなかどうして、トマトの酸味と蜂蜜の甘味が絡み合って、悪くないのです。ただし、トマトは今風のフルーツトマトみたいな激甘のものではなく、昔ながらの酸味の利いたトマトの方が、よくあいます。今ではなかなか手に入らなくなりましたし、成人してやや味覚が変化したので、もはやトマト&蜂蜜はやりませんが、今でも不味いとは思っていません。手元にある方はお試しあれ

09/06/13(Sat)

今日の一品は、大豆とひじきの煮物。大豆は戻す&煮るのが面倒だということで、現代では避けられがちな食材の一つですが、時間調整をうまくやってやれば、そんなに大変でもありません。スタートは前夜、鍋に大豆をザラッと入れ、水を差して放置するところから始めます。水の量は適当。大豆は3倍くらいに膨れ上がるので、その辺だけ注意して。翌朝、いい感じで水を吸ったのを確認して、鍋に点火。そのまま5〜10分ほど茹でてから、いつもご飯の蒸らしに使っている段ボール箱に移し、仕事に出かけてしまいます。

帰ってくる頃には、大豆にいい感じで柔らかくなっているので、後はここに戻したひじき、煮干、小さくきった油揚げを加えて味をつけ、少々煮込めば完成。ひじきを戻すのはあっという間なので、帰ってきてからでも十分間に合います。というか、出かける前に水をさしてしまうと、戻りすぎて歯応えグダグダになるので、ダメ。

定食屋の小鉢で出てくる大豆とひじきの煮物は、ひじきをサッと油で炒めてコクを出したりしているのですが、そこまでする必要はないと思います。普通に煮るだけで、十分に美味しい。というか、業務用スーパーで真空パックに入って売っているので、定食屋でも自分のところではもはや作っていないかもしれません。

というわけで、大豆とひじきの煮物。あまりにもスタンダード過ぎて誰でも知っている料理でありながら、案外家では作られないという不幸な一品です。ただ、スタンダードになるのはそれなりの理由があるわけで、やっぱりしみじみと美味しいなぁという一品なのです。

09/06/12(Fri)

今回の歯科検診、以前から気になっていたことを訊いてみたんです。ネットで歯石を検索すると、歯の付け根にいかにもってな物体がベットリくっついていて、“歯磨きを怠るとこんな大変な事になりますよ”ってなコメントがついていることがよくあります。私は毎回鏡を覗き込みながら、歯を磨くのですが、自分の口の中でどれが歯石なのか、具体的に分からなかったんです。でも、“半年に一度は歯石をとりに受診して下さいね”と言われてますから、どこかに歯石はあるはず。でも、分からない。

というわけで、訊いてみました。回答は“ミソジさんは歯石が少ないから、目で見て分かるレベルの歯石は無い”ということでした。それならば、半年に一回なんて来なくてもいいじゃないかと思ったんですが、今回歯肉のトラブルが発見されたように、口の中の総合点検ということで、まぁ納得するかと。

私の歯石は、スプレーで吹き付けたような感じで、歯の表面に薄くへばりついているんだそうです。だから、ヘラで擦ると、確かにガリガリという音が聞こえ、何か削れているなというのが分かります。でも、個人的にはネットで見るような大物が、ボロッとこぼれ落ちるようなのを期待してたんですけどね。実際そういう人も居るのですが、個人差が大きいらしいです。中には、一週間でフロスが入らないほど歯石がつく人もいるそうで、ちょっと羨ましいですね。

09/06/11(Thu)

半年に一度の歯の定期健診に行ってきました。歯磨きは、自分で言うのもなんですが、結構キチンとしているので、毎回褒められるのですが、今回は問題点が一箇所。上の歯の奥から二番目の内側の歯肉が炎症を起して、ポケットが深くなっているそうなのです。ポケットというのは、炎症を起して腫れた歯肉がズズズっと出てきて、歯に被さっている状態で、ココに食べかすetcが溜まって虫歯や歯槽膿漏になるという、恐ろしい状態。

上の奥歯の内側ですよ?一応キチンと歯磨きをしているつもりでも、磨き残しがちな部分ではあります。で、歯科衛生士のお姉さんが私に告げた対処法とは、炎症が治まるまでの間、歯間ブラシをポケットに直接突っ込んで磨いてくださいというもの。コレが正直、超難しい。鏡を覗き込んで、何とか歯間ブラシを当該箇所に当てようとするのですが、自分の歯のそんな部分にピンポイントで当てるなんて、どこのサーカスですかという感じの難易度。

衛生士のお姉さんにも、難しすぎないかと抗議したんですが、“そうですね〜、でも、ミソジさんなら大丈夫ですよ”と無責任極まりないフォローを受けてしまいました。ですんで、仕方なく毎晩苦闘中。面倒臭いんですけどね、面倒臭いと放っておくと、後々もっと面倒臭い事になるのは必定なので、今ちょっとだけ面倒なことに耐えておくのです。

09/06/10(Wed)

昨日書いたジャムを作るために買ったレモン。半分使って半分残ってしまいました。コレをどうするかで、現在頭を悩ませています。レモンティー:紅茶にレモンは入れません。それに、家で飲んでボーっとするのは日本茶と相場が決まっています。白身魚系のソテー:コレは割と有望かも。でも、スーパーの魚売り場次第ですね。というわけで、結局極薄にスライスしたものを、冷蔵庫の扉で冷やしてある水に放り込んでみました。

ちょっと前、お冷に柑橘類の切れ端を少しだけ入れるというのが、喫茶店界隈でやたら流行った時期がありました。最近はそれほどでもない気がするんですが、多分まだやっている店はあるでしょう。元々は、浄水器を通しても残ってしまうカルキ臭を少しでも和らげるために始まったのではないかと思います。

まぁ、悪くありません。キリッと爽やかで、それでいて市販のレモン飲料のようにくどくないのが◎。ただ、半分のレモンからでも10枚以上のスライスが取れそうなので、一本の冷水筒を使い切るのに2日かかるとして、このレモンを使い切るのに3週間以上かかる計算になってしまいます。コレはちょっと…。仕方がないので、次の策を練っているところです。

09/06/09(Tue)

うちのアパートの共有部分には、割と大きなキイチゴの木がありまして、今がまさに実り盛り。時々つまんで食べてはいたのですが、なにせ足が速いですから、保存は不可。というか、実が柔らかすぎるので、摘んで採ろうとすると、どうしても潰れてしまい、そこからあっという間に傷むのです。というわけで、プロジェクト・ネーム“海老で鯛を釣れ”。このキイチゴでジャムを煮て、あちこちに配れば、ありがたがられて色々なお礼が貰えるんじゃないかと画策したわけです。

先日の日曜日、とりあえず手の届く場所のをとりまくった結果、集まったキイチゴは400g。これを部屋に持ち帰り、悪くなった実を除けながら、ヘタの部分を丁寧に取り除きます。その実を水を張ったボウルにザバッと入れ、5分ほど放置。浮いてきたゴミ・蟻などを取り除いたら、ザルにあげて水を切ります。

ココにキイチゴの50%の砂糖(今回は200g)を入れ、放置すること数時間。砂糖がキイチゴの水分を十分に吸ったところで、火にかけてコトコト煮る事20分で仕上がりにレモン汁を少々。後は冷ましてビンに詰めるだけ…だったのですが、ココで大きな問題が発生。ズバリ、美味しくないんです。品種改良の進んだ苺や林檎のジャムを食べなれた舌には、どうにも味が泥臭い。無論、作り方を改良していけば味もそれなりにあがるんでしょうけど、この泥臭さはキイチゴに特有のものなんで、多分消し切れないでしょう。せっかく作ったジャムですが、これでは鯛は釣れないなぁとちょっとガッカリしているところです。

09/06/08(Mon)

実家から荷物が届きまして、あっちの畑で取れた旬の野菜が満載。ありがたいことです。その中でもひときわ目を惹くのがキュウリ。腕くらいの太さがある、超巨大キュウリです。コレ別に、特にそういう品種だというわけではありません。苗の種類は市販のキュウリと一緒。ただ、収穫のタイミングを2〜3日過ぎてしまうと、こうなってしまうんです。キュウリは漢字で書くと胡瓜。明らかに瓜の仲間なのですが、市販のものを見る限りでは、瓜との関連性はあまり感じられません。ですがここまでビッグになってしまうと、胡瓜も瓜の一種なんだなぁと実感します。

実家での定番料理は、このジャンボ胡瓜を瓜に見立て、皮を剥いて海老と一緒に煮たものでした。ただ、こっちではほとんど作りません。瓜の煮物全般に言えることなのですが、あまりにも火の通りが早く、すぐにトロトロになってしまい、それがあまり私の好みじゃないんですね。キュウリも瓜も、あのシャキシャキした歯応えが命なんじゃないかと思う次第。ですんで少なくとも一週間は、来る日も来る日もワカメとキュウリの酢の物。想像しただけで、ワンランク上の健康が手に入りそうです。

09/06/07(Sun)

ベジタリアン半歩手前、みたいな生活を実践している今日この頃。先日ラジオでベジタリアンの人が、“肉や魚を食べるのは、命を殺している事です”みたいな事を言ってましたが、それだったら青々と生えているほうれん草を根こそぎ刈り取ってきて、釜茹でにするのはいいのか?と思ったくらいなので、別に深い考えで半熟ベジタリアンをやっているわけではありません。ただ何となく、体が欲しないので採っていないだけです。

ちなみに厳格なベジタリアンになると、このような行為も禁止し、樹から自然に離れたものだけを、火を通さずに食べる流派もあるのだとか。ここまでいくと、もう何が何やら…ですね。まぁそれはともかく、半熟ベジタリアンですから、時々無性に肉が食べたくなる事があります。以前はそういう時には、脂したたるトンカツなどが登場したのですが、最近ではその脂がどうも鬱陶しいように思われてきて、もっぱらレバー。レバーのあのねっとりした風味がたまらなく美味しい。毎日の食卓に常備したいものではありませんが、たまーに食べるのがいいのです。

ちょい濃い目の塩水を沸騰させ、そこに一口大に切っただけのレバーを投入。30秒ほど待ってから火を止め、蓋をして段ボール箱の中でゆっくり冷ましただけの簡単料理。これに、マスタードをたっぷり塗って食べるのがマイブーム。先日、50円引きのシールが貼られたレバーを見かけましたが、割引大好きの私でもコレはスルー。明らかに鮮度が落ちてましたんで。簡単な料理だけに、レバーの鮮度が最重要です。

09/06/06(Sat)

しとしと雨の日が多くなり、気分的にはすっかり入梅なんですが、気象庁の宣言はまだですね。まぁ、下手に宣言して晴れたりするとクレームが来るみたいなんで、慎重を期しているのでしょう。でも、個人的には気分はもう梅雨です。

この季節になると、嬉しい事に夏野菜が安くなってきます。そして私の食卓は、茄子・キュウリ・ピーマン・しし唐などが常に出ている状態になります。今日の食卓は茄子。私もね、以前は色々凝った事をしていたんですよ。焼き茄子にして、刻んだ葱と大根おろしをかけるとか。焼き茄子ってキチンと作ると結構面倒臭いんですよね。黒焦げになるまで焼くのが大変。そして、その皮を剥くのがまた更に大変。いっそのこと一旦冷水につけてしまえば、どれだけ楽か分かりませんが、それは禁じ手です。そんなもんで、ここ最近は焼き茄子の頻度はめっきり減り、変わって登場したのが炒め茄子。

もうコレが、バカみたいに簡単なんです。ヘタをとって5mmほどの縦スライスにした茄子を、多目の油をひいたフライパンで、両面焦げ目がつくくらいまで炒めます。コレを皿にとり、醤油を回しかけて完成。手抜きもここに極まれりなんですが、美味いんだからしょうがない。下手に飾りがない分、茄子と油の相性の良さがストレートに伝わってきます。ちなみに油はサラダ油。料理好きだとつい、胡麻油にいきたくなるんですが、胡麻油だと、強過ぎる気がします。

ストレートに火を通して、ちょこっと味付けするだけで十分美味い、その事に気付いて以来、うちの台所は随分手抜きになったきたします。いや、シンプル・イズ・ベストなんですけどね。

09/06/04(Thu)

家の周囲の草むしりをしているという話はここに何度か書きましたが、少しずつではあっても、毎日むしった甲斐があって、相当キレイになりました。後はこの状態をキープするだけなんで、楽勝です。ところが、下がなまじキレイになると、上も気になってくるのです。そう、庭木。雑草すらこの状態だった敷地ですから、庭木の手入れなんてされている筈がありません。もう、ボウボウの伸びたい放題。

以前は2年に1度の頻度で植木屋さんを呼んでいたというのですが、雑草のお手入れという観点に立てば、2年に1度なんて足りなさ過ぎます。雑草なんて3ヶ月でボウボウになるんですから…。それに庭木も。外注するんなら、年1回の頻度はキープしてもらいたいところ。ところが最近すっかり生きる気力を失った大家さん、庭木の手入れなんてどうでもいいと思っているらしく、2年に1度の植木屋さんも怪しいもの。

というわけで、何故か大家さんのうちにあった高枝切りバサミ・脚立・剪定バサミetcを借りてきて、これまた出かける前の30分を利用した庭木のお手入れに余念がありません。いや、高枝切りバサミはキツイですね。日頃の運動不足もあるのでしょうが、30分振り回すと、午後には腕が上がらなくなるというヘタレっぷり。先日は弁当を食べようとして、箸を口まで持っていけなくなり、肘を本の山で支えて食べるという醜態を晒してしまいました。

大家さんはこんな私の姿が心底理解不能なようです。他人の家の(賃貸ですから)庭の手入れを、なんでまたタダでやるのかと。でも、世の中にはボランティアという言葉もありますし、何より汚い環境の中で暮らして気持ちがだらけるのが嫌なんです。掃除も一緒。ゴミだらけの部屋で暮らしても死にはしませんが、なんだか生活の緊張感が失われそう。その証拠に、隣にある大家さんの敷地は草ボウボウで庭木も伸び放題。屋内の掃除はヘルパーに任せきり。アレではダメですわねと密かに反面教師にしています。

09/06/03(Wed)

相変わらずエコという言葉をほとんど信じていない私が、最近気になるのが太陽光発電です。太陽光発電パネルを屋根に取り付け、自家発電をしてCO2削減というヤツ。まぁ、それはそうかもしれませんが、私は昔からある太陽熱温水器の方も、バカに出来ないのではないかと密かに思っています。太陽熱温水器の仕組みは極めて簡単。屋根の上に黒く塗った平たい水タンクを置いて、そこに水を上げておきます。昼間の太陽の熱で水は温められ、夜にその水を落としてきて入浴・炊事をするというもの。実家で使っているので分かるのですがコレ、バカに出来ません。真夏だったらとてもじゃないけど熱くて入れないほどの温度が確保できますし、雨の日や冬場はガスで補助すればオッケー。

私の感覚的なもので、裏づけとなる数字がないのが残念ですが、日常生活で一番エネルギーを使っているのは、ほぼ間違いなく風呂です。毎晩お風呂に水をため、それを沸かしてお風呂を楽しんだ場合、ガス代の8割はこの風呂焚きガスになるというのが私の実感。そりゃ、毎日何時間もかけて煮込み料理を作ったりすれば別でしょうが、普通に台所仕事をして使うガスの量なんて、たかが知れてます。あと、通常の家庭生活でのガス用途といえば、暖房ですが、こっちは結構バカになりません。冬場に一日中Tシャツで生活できるような温度を家中で保てば、かなりの消費になりますが、毎日の風呂焚きには及ばないんじゃないかというのが、私の実感。

太陽熱温水器は、大した技術を使っていないので、産業振興にはなりません。ですんで、太陽光発電のように注目されてはいませんが、エコというのならこっちの方が、現状では実用的だと思うんですよね。確かに、温水は電気に比べれば汎用性は遙かに劣りますが、風呂大好きな日本人の特性にはとてもマッチしている気がします。設置費用もずっと安く、壊れた時の修理も簡単。でも、うちから見渡す限りでは、この近所で太陽熱温水器を設置している家はありません。エコなんですけどねぇ。

09/06/02(Tue)

今日の一品は、カボチャの煮物。半玉買ってきたんですが意外に大きくて、タッパーひとつに入りそうもありません。コレはラッキー。大きい事はいい事です。今回は職場でちょっと嫌な事があって、ややイライラしていました。その鬱憤を晴らすかのように、砂糖多め。ザパザパ入れます。海外では、基本的に料理に砂糖を使うことはないそうなのですが、ここは日本、関係ありませんから、ザパザパ。その上さらに、相当苛ついていたのでしょう、ダシを入れ忘れるという失態。いつもなら昆布とイリコなのですが、気付いたらダシ無しで中まですっかり火が通ってしまっており、これはこれでまぁいいかと、開き直ります。

出来上がった、ほっくり甘くて柔らかカボチャ。あぁやっぱり、こういう時には甘いものが癒されます。ダシを入れなかったので、おかずというよりむしろお菓子。でも、それはそれでオッケーです。いつも変わらぬ静かな心でいられたらと願いはするのですが、コレばっかりはなかなか。私の本質はむしろその反対側にあるようで、はやく老成してほしいのですが、当面の予定は全く立っておりません。

09/06/01(Mon)

先日は雑巾の裏打ち。雑巾の裏打ちなんていう単語は、普通使われませんが、要するに使い過ぎて薄くなった雑巾に、一枚布を当てて縫い合わせ、補強するというコト。減る⇒裏打ち⇒減る⇒裏打ちを繰り返すことで、たかが雑巾はどんどん貫禄を増していき、同じ雑巾を半永久的に使えるという画期的なシステムなのです。で、たかが一人暮らしの家でどうやれば減るまで雑巾が使われるんだといえば、理由は二つ。

一つ目、うちで汚れを落とすのは、洗剤と物理的な力が半々です。特に台所のフローリング。あまり油を使わないうちの料理でも、いつの間にやら結構な油汚れがたまります。油って細かい霧になって飛ぶんですね。たとえば、コンロと対角の位置に置いてある乾物のボトル。3ヶ月も放置すると、蓋の部分がうっすらと油じみてきます。コレ、私が油のついた手で握るからではなくて、細かい霧状の油が降り積もる結果。対角にあるボトルでそうですから、床は実は結構酷い事になってます。それを落とすには洗剤の力も借りますが、基本的には物理力。奥様が跪いて拭き掃除、みたいなイメージ通りの雑巾がけでは全然足りません。それこそ両手を使い、一拭きごとに全パワーを込めます。大の大人がこんな拭き方していれば、そりゃ雑巾も減りますよね。

もう一つは雑巾の数。うちは家中探しても雑巾は一つしかありません。沢山の雑巾を用意しておいて、取り替えながら使うというのがプロのやり方。でも、たかだか一人暮らしの家ですから、雑巾がけの場所はそんなに広いわけではありません。洗うにも労力が要ります。ですから、一枚の雑巾で全部やってしまいます。無論、順番は考えますよ。居室⇒台所⇒ユニットバス⇒徹底的に洗って干す。逆はごめんです。というわけで、一枚に負荷が集中するんで、傷みも早いのです。まぁ、今時雑巾を直しながら使う家も珍しいでしょう。でも、道具を直しながら日々の生活に使うというのは、悪くない感覚ですね。

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