2010年5月

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10/05/31(Mon)

今回の庭掃除・剪定の部もほぼ一周しまして、あと1〜2本キレイに整えれば、次は草むしりの部へとステージは移行します。ボランティアで始めた家の周りの整理も今年で2年め、随分と道具も揃ってきて、道具フェチの私としては嬉しい限りです。ざっとあげただけでも、鋏は高枝切鋏・剪定鋏・刈り込み鋏の三種類。剪定の時にはその他に、鋸・脚立も必要になります。草むしりには根を掘り返すための五寸釘が1本。落ち葉や枝を集めたり、日頃の掃除のために、箒・チリトリ・バケツ・ゴミ袋。あと、日光対策として麦藁帽子、脚立の上も含めて細かな道具を常時持ち歩くための、腰につける道具ポシェット。高枝切鋏と脚立は大矢さんに借りてますけど、その他は全部自腹。ボランティアと呼んで差し支えないでしょう。

現在、コレは欲しいなと思っているものが二つありまして、ひとつは竹箒。今使っている草箒は、アスファルトやコンクリートの上を掃くのには適していますが、土の上を掃くのには正直向いてません。ふわっと先の広がった竹箒を探してるんですが、コレが意外にありそうでないんです。まぁ今どき、竹箒の需要は工事現場などを除けば低いでしょうからね。もうひとつはサングラス。それも、私は近眼で眼鏡が手放せないので、眼鏡にクリップするタイプ。特に日差しが眩しい季節は、上を向いて樹木を刈り込むのがかなり辛くなります。その時にあるといいなと。ただ、ネットで探せばすぐに見つかるこの商品も、リアルで値段と品質に満足できるものとなるとなかなか。まぁどちらもすぐに明日から必要になるものでもないですから、気長に探そうと思ってます。

10/05/30(Sun)

先日、田舎の母親が上京しまして、“代官山という街がお洒落らしいので行きたい”と言いますもんで、たまには親孝行のひとつもせにゃならんと、行ってきました。とりあえずお昼時に待ち合わせて、渋谷で昼ご飯。渋谷なんて何年ぶりでしょうか…。路面店のラインナップが随分と変わっていて、驚きました。お腹が空いたので、ちょっとガッツリしたものを食べたいと言うリクエストで、燕グリルへ。燕グリルと言うのは、少々お高い洋食屋さんのチェーン店です。HPを見てみると、関東限定みたいですね。

そこで食べたのが各々ハンバーグ(店のメニューにはハンブルグと呼べと…)とパン。それから母親とサラダ一皿をシェア。日頃の私の食生活からしたらもう、コッテコテです。ハンブルグは肉汁ジュワーでナツメグの香りが効いており非常に美味しい。つけあわせは大きめのジャガイモ丸ごと一個をオーブン焼きしたもので、ジャガイモとは思えない甘味。両隣の人は残してましたけど、焦げ目の入った皮も香ばしくて美味しかったです。

が、私の消化器官はもはやこのようなヘビーな食事は荷が重いようです。その時は非常に美味しかったんですが、食後しばらくしてトイレ直行。その日は一日中胃が重く、結局夕食は抜いて、温かいお茶だけで胃を休めました。おかげで今日は快調。店のメニューには、選ばれた安全な食材を使っているとアピールしてましたら、それ以前にカロリー総量の問題で、ああいう食事を日常的にしていたら、あんまり健康的とは言えないような、そんな気がします。

10/05/29(Sat)

かなり気温が上がってきまして、外での作業には腰に吊るした蚊取り線香が必須の時期になってきました。そうやって一仕事してから職場に出かけるのですが、先日その事を若い衆に話したら、“最近なんだかお香みたいな香りがすると思ったら、コレが蚊取り線香の香りなんですね”ですと…。訊いてみるとその若い衆は、蚊取り線香を知識としては知っているが、実際に使ったことは無いそうです。軽くショックを受けました。でもそうですよね、今どきは蚊取り線香じゃなくて、リキッドタイプの蚊取り線香(とは言いませんけど…)なんですよね。

訊きもしなかったんですが、多分マッチも擦った事ないんでしょうねぇ。蚊取り線香は意外に火が点きづらいので、マッチで点火するのはそれなりのコツがいります。軸の火の方をかなり上に傾けて点火時間を長く稼ぎ、炎のちょっと外側の一番温度が高い部分を蚊取り線香に当てるんですが、こんな技術も廃れていくんでしょう。

ちなみに、うちでは外と中で使う蚊取り線香を変えてます。中では天然の除虫菊を使った身体に優しいヤツですが、外ではホームセンターで買った殺虫剤がたっぷり入った毒々しい色のヤツを使ってます。蚊取り線香=レトロ=身体に優しいという公式は、この安い蚊取り線香には全く通用しそうにありません。でもまぁ、開放空間ですし使っている時間も長くないので、まぁいいかなと。

10/05/28(Fri)

今日のお買い物はズッキーニが3本で198円。日本では割と新し目の野菜ですけど、私は大好きです。今回は台所の隅・野菜箱の中に玉葱がたくさんあるので、コレとあわせてマリネにします。ニンニク2欠片は包丁の腹で潰して、多目の油の中で泳がせ、香りを移します。ズッキーニはヘタをとって1.5cm厚ほどの輪切りにし、両面にフライパンで強めに焦げ目をつけます。玉葱は縦スライスにして塩を振り、しばらく放置した後よく絞って、水洗いしときます。最後に玉葱とズッキーニをあわせ、塩・胡椒・酢・油で合えて味を調えれば完成。

レストランで出そうとすれば、ピーマンやナスなどを入れて彩りとバラエティを豊かにするんでしょうが、うちでは数ある惣菜の一品として出すんで、これ位で丁度いいのです。ちょっと焦げたズッキーニの、シャクっという歯応えが何ともたまりません。

そういえば先日、実家の父からの電話で“ズッキーニという野菜を知っているか?”と訊かれました。どこまで情報に遅れているんだという感じですが、まぁ田舎ですからそんなものかもしれません。何でも、割と新しもの好きの隣人が今年からズッキーニを作り、直売所に置いたらやたらと売れているのを見て、作りたくなったんだそうです。3本100円じゃ、いくらなんでも安過ぎると思うんですけどね…。

10/05/27(Thu)

今朝ははよから敷地の隅にある山椒の剪定。ものすごい勢いではびこっているので、まぁ見るに見かねたわけです。この歳になって分かったんですが、庭木の剪定というのは結構楽しいです。ザクザク切っていく快感・作業後のサッパリ爽快感。やっぱり私は片付け魔。ただ、山椒はもの凄く鋭い棘が枝のあちこちに生えているので、そこが結構大変。昔、自転車に乗るときに使っていて、もうボロボロになってしまった皮手袋をとっておいて本当に良かった。軍手じゃ全然防げません。

割と知られてないですが、山椒の樹には銀杏のように雄株と雌株があります。雄株には実がなりません。そしてうちにあるのは雄株。これがもし雌株で実が取れるのなら、佃煮に加工して友人達とのバーター用に仕立て上げるのですが、出来るのは葉ばかり。葉もお吸い物の香りとしてなど、それなりの用途はありますけど、毎日口にして嬉しいもんじゃないですよね。実際、使い放題の山椒を敷地内に持つうちでも、この山椒を実際にとって来て口にするのは、年間で多くて1回。全く口にしない年の方が多かったりもします。

まぁ、緑が凄く鮮やかでキレイなので、遠目に見て棘が無関係な状態ならば、いいもんだなぁと思ったりもしますが…、と庭木って大体そういうものですよね。

10/05/26(Wed)

雨と気温の二つの条件が重なった事により、雑草・庭木の生長っぷりが半端ない事になっています。雨が三日も続いた後の豹変ぶりといったらもう大変なもの。まぁ、私は草むしりや庭木の剪定みたいなチマチマした事が基本的には好きなので、特に苦にはなりませんけど。というわけで、成長著しい敵達に対して、今シーズンは一つ新兵器を導入しました。それが刈り込み鋏。庭木屋のおっちゃんが仕事をしている図を思い浮かべると真っ先に出てくるのがコレで、柄の長さ70cmほどの大きな鋏です。

今までは剪定鋏と高枝切り鋏で対処していました。剪定鋏は手元の小回りが効きますし、高枝切り鋏はロングレンジを攻める事が出来ます。しかし、どちらも基本的には小枝一本ずつしか切れないんです。コレがどうにも効率悪いなと思い至りまして、刈り込み鋏を買ってきました。

ホームセンターに行く前は、3,000円くらいかなと予想していたんですが、予想外の980円。ちゃんとした木の柄に鋼の刃がついてこのお値段。消耗品扱いだからでしょうか、随分と安い気がします。柄がアルミになって伸びる機能がついたり、刃がステンレスになったりすると少し値段が上がって1,500〜2,000円くらい。でも、柄が伸びる部分は脚立でカバー出来そうですし、鋼の刃は錆びますけど、使用後に油を塗るくらいのメンテはどうという事もありません。砥石では研げませんが、ダイヤモンドシャープナーを使えば2〜3年くらいは使えるでしょうから、980円なら十分ペイするかなと。というわけで、最近ますます同年代の友人達と話があわなくなっています。

10/05/25(Tue)

その日の天気は、朝の掃き掃除や洗濯計画に大きく影響するんで、yahooの地域天気情報は、最低でも一日一回チェックする事にしています。流石に5月も末、6月が間近になってくると、雨が多くなってきました。この時期に私を悩ませるのが湿ったマッチ。うちは、私の独断と偏見と趣味で台所のガスコンロを鋳物コンロにしています。鋳物コンロには着火装置がついておらず、ボタンをカチッと押すと即点火なんて事はありません。ガス栓を捻ってマッチを擦り、直に点火します。そしてこの時期、マッチが湿気を吸って、とても点きづらくなるんです。

元々うちのマッチは、最近100歳近くして亡くなった知り合いの父親が、捨てずに溜め込んでいたのを貰ったもので、徳用マッチの箱に65円とか書いてある通り、相当の年代物です。乾燥した時期には別段問題もないんですが、梅雨の時期は本当に困ります。経年劣化でマッチの頭の薬剤が脆くなっているみたいで、湿った状態で擦ろうとすると、マッチが割れるという悲劇。

というわけで、今日のようなお天気の日には窓際に新聞紙を広げ、マッチをザバッと撒いて風を通します。夕方帰る頃にはバッチリ復活という寸法。ホント、平成の暮らしじゃないですよね。ただ、この時期になると蚊取り線香の点火という重要な役目が加わるので、マッチを使う機会は増えます。まぁ何だかんだ言って、マッチをするという行為や、擦った後のあの独特の香りが好きなんですよね。

10/05/24(Mon)

昨日の長芋、無論単体で送ってきたわけではなく、ダンボールの中には実家で採れた野菜の数々が入っていました。私は基本的に来るもの全てウェルカム。多過ぎるとか食べ切れないとか、一人暮らしの人間が言いそうなクレームは出しません。なんだかそれって、負けた気になるんですよね(誰に?)。というわけで、前回は玉葱が30個入っていても、淡々と炒めてペーストにしてから冷凍しました。今回問題になったのはニンニク。ニンニクも1玉や2玉だったら、台所の隅に転がしておいて少しずつ使えば、そのうち無くなりますが、20玉となると意識をしないと干からびるか芽が出るかで、美味しく食べきれない事は請け合い。そこで人間様は知恵を使うのです。

ニンニクの保存でまず思い浮かぶのが、油と醤油。どっちも過去にやったことがあるんですが、うちではイマイチで定着しませんでした。油は、皮を剥いた丸ごとニンニクをオリーブ油に漬け込むのですが、意外と長期保存が出来ませんでした。すぐに油が濁ってくるんです。回転を早くすれば問題ないんですが、ニンニク油は便利ではあるけれど、和食メインのうちでは、そんなに消費量は多くありません。その点醤油は保存面ではバッチリで、1年経っても悪くなる事は無く、美味しくいただけました。でも、普通の醤油と比べると消費が少なくて、回転が落ちるんです。ニンニクが入ることで汎用性が下がるんですね。ニンニク&醤油のコンビで作る料理は、私のレシピにもそう多くないですし。

というわけで、今年は乾燥ニンニクを作ろうと思っています。ネット上ではオーブンや電子レンジで一気に乾かすのが主流ですが、やはりここは天日でしょう。ネットの天気予報とにらめっこ、数日間晴天が続くタイミングを狙って、ご近所迷惑顧みずスライスニンニクを干すのです。上手くいけば、常温の棚で保存できて、汎用性も高いニンニク保存食品になる筈。本格的な梅雨が来る前に何とか…と思ってるんですが、コレばっかりはお日様次第です。

10/05/23(Sun)

長さ50cm以上もある長芋を実家から送ってもらいました。毎年、父親の知り合いが送ってくるのですが、皮を剥いてすりおろすのが面倒臭い(またそれか…)という理由で、ほんの少し食べてから放置⇒腐らせるというのが年中行事のようになっており、見かねた私がこっちに回してもらうようにしているんです。

長芋は皮を剥くと粘りが出ますし、そのヌルヌルが手につくと痒くなるので、面倒臭いというのは分からなくもないですが、養殖物の長芋は自然薯と違って形が素直で中まで入り込んでいる泥がなく、アクも少ないので、うちでは皮ごとすりおろしてしまいます。すりおろした後片付けは、断面を乾いた布巾でよく拭き、外気に晒して乾燥させて常温保存するのが一番だと思います。長期の保存には向きませんが、どうせ24時間以内にそこから再び食べるんですから無問題。乾いた断面も切り取って捨てたりせずに、一緒にすりおろして混ぜてしまいます。

長芋の代表的な食べ方と言えば、だし汁で溶いてご飯にかけるやり方ですが、これまた長芋は自然薯ほどの粘度がないので、わざわざ伸ばさなくてもいいような気がします。うちでは醤油掛けご飯のように、そのまま醤油と一緒にご飯と混ぜて食べてます。

長芋・自然薯というと“精がつく”と有名ですが、実際に食べているとホントかね?と思います。鰻とか焼肉なら、何となくパワーがつきそうだというのは分からなくもないんですが、長芋・自然薯はどっちかと言うと、すっきり爽やか食品で、夏バテの時もさらっと食べられる!みたいな食品です。それともこの時期、1ヶ月ほど毎食長芋を食べ続ければ、今年は夏バテと無縁でいられるのでしょうか…。

10/05/22(Sat)

ミントティーにして飲んだら美味しかろうと、ミントの種を平皿に入れて薄く水を張ったのが2週間ほど前。やっと絹糸のような芽が所々で出てきました。思い返せば去年、敷地内の日当たりの良い場所に種をザバーッと播き、毎日適当に水をやっていたんですが、一本も芽が出ず見事に失敗しました。考察するに、ミントというのは初期では滅茶苦茶生命力が弱いんだと思います。意外に知られてないですが、ミントの種は芥子粒よりも小さくて、生えてきたばかりの芽は絹糸の如し。素人目に見ても、ちょっと乾燥したらアウトなひ弱っぷりです。

それがある程度成長すると一転、雑草かと見まがうばかりの繁殖力で、庭中に拡がってしまうんですから、それはそれで要注意なんですが。というわけで次の段階として、発芽した種をピンセットで摘み出し、植木鉢に移してある程度の大きさになるまで過保護に育てようと思います。それが上手くいったら庭に移植と。今年の秋には、毎日のようにミントティーが飲めるといいなぁと夢想中。まぁ、そんな面倒臭い事をせずに苗を買って来いという話なんですけど、種から育てたってのが漢のロマンじゃないですか。

ちなみに、ミントティーと言うのは昔知り合いから教えてもらったやり方で、ポットに大量の生ミントを突っ込み、熱湯を注いで飲むだけというワイルド流ですが、コレがかなり美味しい。レモングラスを入れると尚◎なんですが、それはまた次の段階ですね。

10/05/21(Fri)

実家荷物の中に玉葱が15個ほど入っていまして、キッチリ乾燥させてあるんなら常温で放置保存できるんですが、あいにくとまだ生乾き。続けてこちらで乾燥させるというのもアリなんですが、意外に難しいんですよね。条件が悪いと、割とすぐ黴が生えたり、腐ったりしますんで。というわけで、今回もまとめて玉葱ペーストにすることに。

作り方はアホみたいに簡単で、15個の玉葱全ての皮を剥き、スライスして寸胴に入れます。火は弱火にして、時々かき混ぜながら1時間ほどじっくり炒め、ねっとりペースト状になったらタッパーに移してしばらく放置、荒熱をとります。そこそこ冷めたら冷凍庫に入れて一晩。カチカチに凍ったら取り出して、包丁で2cm角ほどに切り分け、ポリ袋に入れて再び冷凍庫へ入れれば完成。

玉葱ペーストと言うと、手間のかかるものの代名詞みたいな所があります。カレー専門店では、○時間かけてじっくり玉葱を炒め…なんてやってますし。でも、実際にやってみると割とそうでもありません。もし仮に、ひっきりなしに混ぜていないといけないのならもの凄く大変ですが、うちでは5〜10分に一度しかかき混ぜなくても、普通にペーストになります。で、その間に何をしているかというと、シャワーを浴びたり、掃除をしたり、その他家事全般。うっかり忘れると焦げ付いて失敗になりますが、15個も一気に炒めていると、早々簡単には焦げ付きません。まぁ、何事も案ずるより生むが易し、ってヤツですね。

10/05/20(Thu)

自宅の乾物コーナーをゴソゴソと弄っていると、久しぶりに目についたのがヒジキ。そういえば、最近は全然使ってませんでした。ということで、これまた久しぶりのヒジキご飯。作り方はアホみたいに簡単。鍋でご飯を炊く際には、鍋の蓋を開けた状態で強火沸騰⇒蓋をして弱火5分⇒鍋ごと段ボール箱に移して蒸らし最低10分という手順を踏むんですが、この弱火に落とすタイミングでヒジキを一つまみ鍋に放り込むだけ。これで磯の香りたっぷりのヒジキご飯が出来上がります。

うちでは時々、ヒジキに限らず炊き込みご飯系を作るのですが、基本的に味付けはしません。外で炊き込みご飯を食べると、醤油と酒をベースにかなりコッテリと味がついてますけど、アレをやると、炊き込みご飯単体としてはいいんですが、オカズにあわせる主食のご飯としてはくどくなってしまうんです。ですんで、うちのヒジキご飯は(やろうと思えば)カレーをかけて食べる事も出来ます。

こうやって割と手軽に炊き込みご飯が作れるのは、鍋でご飯を炊いているからかなという気がします。炊飯器だと、最初にセットしたが最後、炊き上がるまで放置ですが、鍋で炊くと、弱火に落とす&火から下ろしてダンボールに移すという二つのタイミングで、必ず鍋に触れる必要があるんで、小細工がしやすいのです。それに実家に戻って(同じ米を使って炊飯器で炊いた)ご飯を食べるたびに、うちの方がずっと美味い、と思っているのは秘密です。

10/05/19(Wed)

急に蒸し暑くなってきまして、家出の水分補給に冷たいものが欲しくなってきました。というわけで、冷水筒に水を入れて冷蔵庫のドアにセット。コレでいつでも冷たい水が飲めるという塩梅です。単純に水道水を冷やしたヤツでも、品質が上がっている最近の水道水は特に問題なく飲めるのですが、まぁそれも寂しいということで、数年前からスライスレモンを一切れ入れることにしてます。で、去年の残りが冷凍庫の片隅にありまして、半年以上ぶりに開けたら、すっかりカラカラの干物状態。

普通ならここで捨ててしまうんでしょうが、そこは流石にドケチの私。どうせ水に入れるんだから、カラカラなら戻って丁度いいじゃないかと、そのまま投入。結果、去年と遜色のない味で飲む事が出来ました。そこで考えたんですね。去年まではスライスレモンをラップで挟んでくっつかないようにしたうえで、冷凍保存してました。しかしコレ、以外に乾燥させてもいけるんじゃないかなと。1mmくらいの厚さにスライスして、天気の良い日に外に出してカラカラに乾燥させれば、常温保存が出来て便利そう。

あと数回は去年の分があるのでそれで間に合わせ、その次のロットで乾燥レモンを試してみようと思っています。でも、ここまで書いておいてなんですけど、暑い日には熱いお茶もよろしいですよ。冷たい飲み物はついガブガブと飲み過ぎますけど、熱いお茶ならそんなことも無いですしね。

10/05/18(Tue)

一時バカ高かった野菜の値段がようやく安定してきて、嬉しい限りです。そして季節は五月半ば。今日買ってきたのはナスとキュウリ。もうそんな時期になったんですね…。ナスというと油との相性が抜群で、揚げて浸したり、炒めて煮たりすると定番に美味しいのですが、今回は単純にナスの煮物。ヘタをとり乱切りにしたナスを鍋に入れ、かぶらないくらいの水を入れ、落し蓋を使って最小限の煮汁で茹で上げるのがうち流。ダシは昆布とイリコ。鷹の爪を少々入れて、ピリ辛にするのが祖母から伝わった伝統です。

そして私が本体以上に好きなのがこの煮汁。多めに作ってタッパーに保存したナスの煮物の煮汁を、茶碗に半分ほど残したご飯に回しかけ、ざっくり混ぜてお茶漬けのようにサラサラと食べるのが大好きなんです。料理のマナー的には決して褒められた食べ方ではありませんが、夏場の食欲が落ちた時でも、コレなら無問題。

ちなみにこの煮汁かけご飯、冬場は大根の煮物の煮汁になります。厚揚げと大根の煮物の汁なんてもう最高。今流行のB級どころか、D級グルメといった所でしょうか。この食べ方の原点にはやはり私のドケチ根性がありまして、食べ残しを極端に嫌ううちでは、たとえ煮汁とてそのまま流してしまうのは嫌なのです。ダシがしっかり効いていて、調味料も結構いい物を使っているのだから、捨てるなんてとんでもない。干し大根の煮汁なんて、蒲焼のタレのように次のロットに使ってますしね。リアルで周囲に言ったらドン引きですが。

10/05/17(Mon)

しばらくサボってたらプライベートではくジーンズ、お尻に穴があいてはけなくなった数が、正常なヤツの数を越してしまいまして、コレはイカンということで現在絶賛修理期間中。若い女の子ならまだしも、破れたジーンズからパンツが見えるオッサンというのは、相当情けないものがありますから。考え方によっては、まだ半分あると捉える事も出来そうですが、メンバーが減る⇒登板間隔が短くなる⇒一人当たりの負担が増えるということで、正常なヤツの傷むスピードが速くなってしまうのです。速やかに修理すべし。

周囲に言うと、買えば手っ取り早いじゃないかと言われます。ジーンズも値段が下がりまして、ユニクロなら1,980円。古着屋に行けば三桁で買えてしまう時代。でもやっぱりモッタイナイんですよね。傷んだとはいえ、ダメになったのはお尻のほんの一部。面積にしたら多分、全体の2%もいかないんじゃないでしょうか。2%のために残り98%を捨ててしまうのは、いかにも非効率。それに、はけなくなったジーンズをデッドストックとして収納しておくその場所も、モッタイナイです。折角家賃を払ってるんだから、部屋は隅々まで有効に使いたい。

というわけで修理なんですが、コレが結構手間がかかります。部品とり用にばらしてあるジーンズから、適切な大きさの布を切り取り、周囲に薄めた木工用ボンドをしみ込ませてほつれ止めを施した後、穴に当てて周囲を□・真ん中を×にかがります。力のかかる場所なので、本返し縫いを採用したら、縫う距離二倍。おまけにジーンズ地は分厚くて、ポケットにかかる部分とか、めんどくささ三倍。裁縫にかけられる時間もそんなにないので、一枚直すのに最低でも3〜4日はかかります。今月一杯は、絶賛修理月間ですね。

10/05/16(Sun)

先日ビックカメラに買い物に行った際に、白熱電球の売り場がことごとく電球型蛍光灯の売り場に変わっていて、ちょっと愕然としました。ハッと思ってうちの近所のドラッグストアに行ってみると、ここでも白熱電球はことごとく取り扱い中止。私は蛍光灯の光がどうにも寒々しくて嫌いなので、自宅の光源は100%白熱電球を使用しています。まだ買い置きが数個あるんですが、それを使い切ってしまえば次は、電球型蛍光灯を買わざるをえないでしょう。まっ、最近の電球型蛍光灯は随分光が柔らかくはなったようですが…。

正直言って私、エコとか全然興味が無いんです。それなのに、二酸化炭素の消費が多いといって白熱電球をご禁制の品にし、単価10倍以上の電球型蛍光灯を買わせようとするなんて、水戸黄門の中の悪徳商人真っ青の因業商売です。おまけにそれを推奨しているのはお上だというんですから、始末におえない。電球一個の出す二酸化炭素なんて、その辺を無尽蔵に走っている自動車に比べたら、砂粒みたいなもんです。おまけにうちの電気代は月にコンスタントで2,000円以下。自動車だって持ってません。その辺で十分以上にオフセットしてるから、白熱電球を使う選択権があったって良いと思うんですよ。

電球型蛍光灯は長持ちするし燃費もいいので、長い目で見れば十分ペイすると言います。でも、もし万が一故障したら?掃除の最中に割ってしまったら?そういうリスクは全く考えられてません。そういう意味で私は、小回りのきく白熱電球ラブなんですが、そんな屁理屈は経済政策で押し流される時代なんですねぇ…。

10/05/15(Sat)

先日、久しぶり(1年ぶり以上?)に東急ハンズに行く機会がありまして、サーキュレーターを掃除するためのブラシを買ってきました。サーキュレーターと言うのは、首振り機能が無く、垂直にも風を送れる扇風機です。機能的には扇風機と一緒ですから、羽根の前後についた自動車のフロントグリルのような部分や羽根そのものが、油断をすると埃まみれになるんです。

ところがうちのサーキュレーターはかなりのヘッポコで、分解掃除がとっても面倒。4本のネジを外した後、プラスチックの爪を折らない用に細心の注意を払わないと分解できません。というかそもそも、中を開けて掃除する事は想定していない造りになっているんです。通常の扇風機だと、その辺もキチンと考えて作られているんですけどね。とはいえコレ、買って後悔したという類のものではなくて、買う時点である程度は分かっていました。しかし、サーキュレーターと言うのはドマイナーな商品なので、商品選択の幅が著しく狭いのです。コレを買うか、そうでなければ買わないかの世界。うちではそういう用途には使いませんが(夏場のノートパソコン冷却用です)、エアコン・ストーブなど他の空調機器と併用すると、簡単に部屋中を暖められて、いい感じなんですけどねぇ。

ちなみに、買ったブラシは台所用品売り場にあったストローブラシというもので300円弱。直径5mm程の円筒形のブラシが針金の先についているもので、コレをグリルの穴に入れて一個ずつ地道に埃を掻き出すのです。こういう作業、実は結構好きですね。

10/05/14(Fri)

最近ちょっとお気に入りになりかけているカフェが出来まして、自宅から自転車で5分ほど。月に何度かその店のカウンターで、ボヘ〜っとしながら珈琲を飲むのが楽しみになっています。長年通った店が本妻なら、こっちは愛人といったところでしょうか。この店のステキな点はまず、BGMが無いこと。車道にも面していないので、店内はマスターが作業をする音とお客さんの話し声しか聞こえません。コレ、ありそうで結構無いんですよね。いつも行く店はずっとジャズがかかっているんですが、ボヘ〜っとできる度はこちらの方が上。

そして、マスターが無口な事。コレは本妻の方も同じなんですが、あちらは長年通って、店の人や常連さんと仲良くなり過ぎてしまったのです。それはそれで良いんですが、私にとっての喫茶店の本分は、誰にも邪魔されずにボヘ〜っとする事なんで、今度の店ではなるべく、他人拒絶オーラをビシバシ放射して、自分時間を満喫したいと思っています。肝心の珈琲の味は、残念ながら本妻の方がかなり上。豆をより分けて自分で焙煎する所からやる手間と開店以来ウン十年の経験には、出来てまだ数年の店に頑張れという方が無理でしょう。でも私、珈琲の味自体はそんなに重視してなくて、雰囲気7・味3くらいなんで、珈琲の味はまぁ足切り試験みたいなもんです。

でも、このご時世に純粋なカフェを開くのは、かなりチャレンジャーだと思います。本妻のマスターも、もう個人喫茶店の時代じゃないと言ってますし。うちの近所ではカフェが潰れて、カフェ&バーになりました。珈琲だけじゃ家賃・人件費をペイできないんでしょうね。愛人カフェには是非、頑張って欲しいと思います。

10/05/13(Thu)

この前の休みにカーテンを洗いまして、風邪にたなびくカーテンが爽やかだね!といい気分だったのですが、洗濯機から取り出してみると破れてました。元々が生成りの風合いのあるっぽい織を気に入ったので買ったのですが、強度的にイマイチだったようです。まぁ、20年近くに渡る太陽に晒されての使用で、相当に紫外線劣化が進んだというのが一番の理由ですけど。一番大きな所では20cm角くらいの大穴があき、その他にも織がほころんでいる所があちこちに…。根性が足りません。

ここでいつもの私なら、繕いましょうということになりそうですが、流石にドケチの私でも、かかっているカーテンが繕いだらけだと、ちょっと寂しい気分になります。それに、多数の綻んでいる箇所が、今後の洗濯で津波式に穴に変わっていくのは確実・明らか。というわけで、無印良品でプレーンな織のシンプルカーテンを買ってきました。2,100×2で4,200円。

で、問題になるのが古いカーテン。大穴が開き綻びが目立つとは言ってもそれは、紫外線が特に強く当たって劣化が激しかった場所に過ぎず、冷静に見ると全体の9割以上は、十分に布として機能するのです。コレをそのまま古布回収に出してしまうのは、いかにもモッタイナイ。で、暇があるとカーテンの再利用方法を考えているのですが、コレが無いんですよね。

真っ先に考え付くのがカバー系ですが、うちではカバーをするくらいなら剥き出しにしておいてこまめに掃除しろ主義なんで、一部例外を除いてカバーの需要がありません。足拭きマットは足りてるし、雑巾はもっと適任な布をたくさん確保してあるし…。とりあえずとっておくということをしない我が家、やっぱ捨てるしかないですかねぇ。

10/05/12(Wed)

こっちに戻ってからちょっと暖かい日が続いたので、調子に乗ってTシャツと短パンで部屋の中をウロウロしていたら、いきなり風邪をひきました。おまけに寝違え。季節が変わって急に寒くなるときに、肩口を布団から出して寝ると、首の周りの筋肉がひきつるみたいで、首周辺が痛くて仕方ありません。まぁ、寒くなったことを察知した時点で、速やかに着るものを変えなかった私の落ち度ではありますが。

まぁそうやって寒くなったとはいえ流石に五月、ガスファンヒーターは片付けて、部屋がほんの少しだけですが、広くなりました。サイズ的には多分、30cm×50cm程度。本当に微々たる物なのですが、いつも物体が占拠していた場所が急に空っぽになると、なんとも言えず爽快感があります。それにしても、一年で今が一番良い時期ですね。暖房の必要がなく、かといって汗をダラダラ流して耐えるほど暑くもない。一年中こんな感じだったらと、ずっと思っているんですが、まぁそんな美味い話は無いですよね。

10/05/11(Tue)

こっちに戻ってきてしばらくは、田舎から略奪してきた食料を消費する日々が続きます。略奪とはいっても、あっちで明らかに消費されずに放置されていたものをサルベージしてきたものなので、向こうもハッピー。今回のメインどころは、黒砂糖・鰹節・レトルトカレー・ウドンの四品。

黒砂糖、コレは流石にちゃっちゃと食べきるというわけにはいきませんから、通常調味料に混ぜて少しずつ使っていきます。確か親戚の誰かの沖縄土産で、ブロックを切り分けるのが面倒臭いという理由で放置されていたもの。鰹節は本節。私が本節の良さを力説するので買ったのですが、数回で飽きて止めてしまったもの。“花鰹の方が簡単でいい”と言われて、可哀想なので引き取ってきました。最後までキッチリ削って使います。

レトルトカレーは先日の日記のと同じヤツで、コレが1パック。正直あんまり美味しくない…というか必要に迫られないと食べたくない味ですが、いつまでも台所の片隅を占拠するのは嫌なので、薬だと思ってとっとと食べます。ウドンはこれまた貰い物で、茹でるのが面倒臭いと放置されていたもの。面倒臭がり過ぎだろうと思うんですが、性分なんで仕方ありません。このウドンはちょっと珍しくて、端ウドンというヤツ。製麺過程で棒に引っ掛けて伸ばした際に出切る、通常商品にはならない端っこのU字型の部分。ココ、下手すると普通のウドンよりも美味しいです。

とまぁ、こんな感じでサルベージ品を整理し終わった段階で、真のTokyo Lifeが始まるのですよ。

10/05/10(Mon)

うちの食卓は常備菜を毎食数品ずつ作り、それをフェードイン・フェードアウトさせることで品数を増やす形式をとってますんで、帰省から東京に戻ってきた最初の食事は、非常に貧相なものになる事が多いです。そして今回の貧相一発目はレトルトカレー。実家の台所に貰い物として放置されていたのを私がサルベージしてきたんです。でも、こうやってしっかり食べておいて言うのもなんですが、カレーってどうなんですかね?

私の周囲にもカレー大好き人間はかなり存在します。東京にはカレーの名店と呼ばれる店が星の数ほどありますし、カレーだけに絞ったグルメブックもかなりあります。でも、それでもなおかつ私はカレーってどうなのよ?と思うのです。そりゃま、香辛料の配合具合もありますけど、カレーは圧倒的な香辛料の香りで素材の風味を押し流す料理です。元々が熱帯のインド地方、鮮度を保つのが難しい食材を何とか美味しく食べる事をコンセプトに進化してきた料理だから、それは当然。ちなみに、兵隊さんなどが密林地域でサバイバルする際に、臭みたっぷりの色んな動物の肉を何とか食べるため、カレー粉が必須だというのは割とよく知られた話。

まぁそれはともかく、もし新鮮で風味溢れる素材が手に入るのなら、カレーにはしない方がいいんじゃないか、というのが私の持論です。そりゃま、たまーに食べると美味しいなとは思いますが、それはあくまでスナック感覚の延長で、アレを週に何度も食べるようないわばカレー中毒の状態になると、味覚がどんどん麻痺していくんじゃないでしょうか。ここは日本、新鮮な食材が簡単に手に入るんですから、それをカレー一色で塗りつぶして食べるのは、勿体ないような気がするんです。などと職場で口にしたら、袋叩きにされそうですが…。

10/05/09(Sun)

Back to Tokyoということで、祖父母の墓に挨拶に行ってきました。東京で墓参りだと、雑司ヶ谷や谷中といったところでしょうが、この辺では集落の墓が、500mほど離れた山の麓にあるので自転車2分、楽勝です。ところで、子供の頃から盆暮れには無意識に行っていたこの墓参り、長じて冷静に観察すると、東京のそれとはちょっと違ってたりします。

ドラマなどで東京の墓参りの様子を見ると、手桶に水を入れてひしゃくと一緒に持って行き、墓石に水をかけて墓石をこすり洗いしていたりしますが、こちらではそういうことは一切しません。墓石オプションの花瓶に使う為にペットボトルの水くらいは持っていきますが、墓石は基本的に苔むすに任せます。これはうちが面倒臭がりだと言うのでは決して無くて、基本的にこの辺の家は皆同じ筈。勿論、周辺の掃き掃除はしますよ。あと、大きく違うのはお線香。東京あたりでは束のお線香に纏めて火をつけ、それを置くために線香置きも横置き用に皿状になっていたりしますが、こちらでは一本ずつ点火して、一輪挿しの様な線香入れを使います。ドラマなどで纏めて方式を見た時には、都会はなんと豪快な…と驚いたものですが、コレも別にうちが極端にドケチと言うわけではなくて、この辺では皆そうなんです。

あと、お墓とはちょっと違いますが、この辺では送り火・迎え火の習慣は全く存在せず、野菜に割り箸を刺して動物にするといった風習もありません。んじゃ、お盆はどうするかと言うと、墓に行ってお供え物をしたり掃除したりするだけ。葬式になると更に、細かい点が色々違います。冠婚葬祭の地方比較って、かなり面白いと思いますよ。

10/05/08(Sat)

あんまり無駄飯食ってるのもイカンだろうということで、先日はイタドリの皮剥き手伝い。イタドリと言うのは山菜の一種で、30cmほどの細い竹に似た構造をしているんですが、竹よりもずっと柔らかい植物です。少し酸味があるので、地域によってはスカンポというところもあるみたい。買ってきたイタドリは、ヤカンで沸かしたお湯を回しかけ、蕗の様に皮を手で剥いてからほんの数秒熱湯に通します。それを冷水に浸してアク抜き1晩。あとは、蒟蒻・厚揚げなどと適当に煮付ける料理で、↑の酸味が好みの分かれるところですが、私は結構好きです。

東京だとまず手に入らなくて、私は過去に近所のスーパーや八百屋で取り扱っているのを見た事がありません。こっちでは、流石にチェーンのスーパーでは無理ですが、地場の産直市等では割と簡単に手に入れることが出来ます。それに、シーズンにはその辺に一杯生えてますしね。私の野望の一つに、田舎の畦道などを歩いていて、食べられる野草を次々と発見できるようになる、というのがあるんですが、道はまだまだ遠いようで、イタドリ、ノゼリ、ノビルなど数種類しか見分けられないのが残念です。

10/05/07(Fri)

諸々の事情で今週末までこっちに居る事になったんですが、東京と同様に野菜が高い。田舎は野菜が安いだろうと、よくいわれますが、天候不順は全国的なものなので、割とそうでもありません。地場の野菜の直産市であれば、スーパーよりはかなり安くなりますが、それでもやっぱり例年のレートを知っているだけに、高いなぁと思わざるをえません。

畑で作れば限り無くタダに近くなりますが、4月の前半は寒さ・後半は水不足で、うちの畑の野菜達もイマイチ。一昨日辺りからやっと雨が降り始めたので、随分畑が潤いましたが、コレが結果になるのは最短でも1ヵ月後ですしねぇ。こっちに来て畑を眺めるたびに、農業と言うのは気が長いものよと思います。天候に左右され、結果は最低でも月単位。でもまぁ、パソコンの前で分秒を惜しんでキリキリしているよりはいいのかなと…それで生活できればですけどね。

10/05/06(Thu)

うちの父親が近所のおっちゃんに陰口を叩かれているとキレてまして、その理由が凄いんです。うちの父親とそのおっちゃんは小学校の同級生。父親が車を買い換える際に、同級生と言う事でそのおっちゃん(カーディーラー)から新車を買ったんです。そしたらその車に初期不良があったんで、うちの父親がそのおっちゃんに文句を言ったところ、なんの対処もしてくれない。仕方がないんで、その販売所の責任者に電話をしたら、そのおっちゃんがキレたと。しかし、最も重要な点は、父親がそのおっちゃんから車を買ったのが30年前だと言う点。私はこの人の子供を30年以上やってますけど、この車のリアルな記憶はありません。アルバムの中で見たことがあるだけ。勿論こんな人ばかりじゃないんですけど、田舎の人は執念深いと言うか、暇と言うか…。

ちなみにこのおっちゃんの息子、私と同級生でもありまして、私はこの息子が生理的に大嫌いなんです。何が気に入らないって、頭のてっぺんから足先まで全て気に入らない。多分向こうも一緒だったんでしょうね、小学校の頃は会うたびにガンを飛ばしあい、卒業以来一度も会っていません。私と父親は性格的に全く似ていないと思うのですが、これはDNAに刻まれた相性なんですかね…。

10/05/05(Wed)

うちは田んぼの目の前が180度田んぼというド田舎立地でして、今の時期は虫の音に混じってウシガエルの声が聞こえます。この辺りでは細々ですけど蛙を食べる習慣がありまして、中学の同級生の中にはウシガエルを捕まえて、そういう店に売っているヤツもいました。確か、1匹50円でしたっけ。もう20年ほど前になりますから、1匹50円というのは結構な稼ぎになったんじゃないでしょうか。

東京で周囲の人間に、蛙は美味いという話をすると9割方気味悪がられますけど、普通に美味しいです、蛙。フランス料理の食材でもありますし、最近ではネットでゲテモノを食べるサイトも結構ありますから、蛙が食べられるという事は、割と知られるようになりました。私が小さい頃食べていたのは、皮を剥いた足の部分を唐揚げにして、塩を振ったもの。鶏の手羽先と言われれば、全く違和感の無い食材です。

でも、蛙は害虫を食べるいわば益獣ですし、近所のスーパーに行けばなんでも手に入る昨今では、この辺でも蛙を獲る人なんて絶滅してしまいました。ただ、食い意地の張った私は、ブオーブオーという低音の鳴き声を聞くたびに、美味いんだけどな〜と郷愁に耽ってしまいます。

10/05/04(Tue)

普段は物理的にテレビの無い生活をしているので、全くテレビを見ることはありませんが、実家に戻ってくるとそこにあるもんですから、テレビを見たりもします。そして、絶望。朝、新聞のテレビ欄を広げて、今日は何か面白げな番組はあるかなと物色するのですが、戻ってきてからこっち、積極的にコレは見たい、と思って見た番組はありません。知っていたけれど、実感して驚いたのが野球中継の激減。ホント、地上波で野球中継の放送って無くなったんですね。いや、一回だけあったんですが、7回だか8回のいいところだったにもかかわらず、延長放送無しで9時ピッタリに放送停止。以前だったら、9時半くらいまでは延長した気がするんですが、今じゃ延長するよりもレギュラーの番組を流した方が視聴率が取れるということなんでしょう。

いっそのこと、今度の地上はデジタル化をキッカケに、実家もテレビを止めちゃえばと思ったりするんですが、特にうちの父親、水戸黄門と笑点が無いと死んでしまう人ですから、多分無理ですねぇ…。ただ、その二つの番組が見たいために、毎月NHKの受信料を律儀に払うのもどうかと思いますけどね。

10/05/03(Mon)

というわけで、帰省中も東京にいるときとやることは一緒、毎朝草むしりしてます。一応、うちの母親も人並み以上のきれい好きで、毎日少しずつむしってはいるみたいなんですが、何せ対象面積が桁違い。田舎の農家造りですから庭も相当に広く、おまけに畑も自家用ということで除草剤を使ってませんから、正直手が回っていない状態。やろうと思えばむしる場所はいくらでもあります。

中でも私が気に入っているのが、通称根性苔。庭の一部が軽トラを車庫に入れるためにコンクリ張りになっているんですが、経年劣化であちこちにヒビが入り、そこにこんもりと苔が生えているのが、なんとも良い風情なのです。近所の人や親戚には、コンクリを一度剥がして張り直せといわれているそうなのですが、なんともはや、分かっていないと言わざるをえません。私の苔愛好癖は遺伝だったのですね。

10/05/02(Sun)

実家でコレは素晴らしいなと思う事の一つが、水が全て井戸水だという事です。東京で実家は井戸水だというと、あの手押しポンプでシュコシュコやって水をゲットしているのかと、頓珍漢な質問を受けることがあるのですが、今どきそんなわけがありません。電気ポンプでくみ上げますんで、東京の一般的な家庭同様、蛇口を捻れば普通に水は出てきます。ただし、それが井戸水という点だけが違います。最近は東京の水も随分美味しくなって、夏場に水道水が生温くなる時期でなければ、水道水を飲んでもそんなに気になりません。ただし、実家の井戸水を飲んでしまうと、やっぱり水が違うのだなぁと思わざるをえません。こういうのを自然の恵みというのですね。

それから、やっぱりここがド田舎だなと思うことに、家の中に燕が巣を作っていることがあります。軒下ではなく、家の中。うちは農家作りなので、土間の部分が結構あるんですが、そこに毎年燕が巣を作ります。当然家の中なので、夜は引き戸で閉め切りますが、朝の6時にはそこを開けてやらないと、奴らが猛然と抗議の鳴き声をあげるので、おちおち寝てられません。タダで家の中を貸してやっているのに、とんでもない店子です。去年はそこに青大将が入り込んで卵が全滅したらしく、今年は進入経路を潰したみたいです。家の中で青大将ってどうよと思いますが、まぁ田舎ですからね。

10/05/01(Sat)

世の中ゴールデンウィークということで、行く所もない私はプチ・帰省中。それにしても今回しみじみと感じたのは、航空会社の経費節減。以前は各座席に最初から置いてあったイヤホンが、キャビンアテンダントさんに頼んで持ってきてもらうようになり、新聞は全く無くなり、何よりドリンクが有料に!あんなボッタクリ価格で営業しているんだから、ドリンクの一杯くらいサービスしてもいいじゃないかと思うのですが、有料。おまけにこれまたボッタクリ。今回はサービス価格で300円でしたけど、オレンジジュースが1杯500円はちょっとどうかと思うですよ。千疋屋って書けばどんな値段にしてもいいというわけではないと思うのですが。

まぁそれはともかく、今回もの凄く気になったのが、イヤホン。私の両隣に座っていたおじちゃんとおばちゃん、どう見てもイヤホンの右と左を逆にして頭に乗っけているのですよ。ANAのイヤホンは前後が非対称なので、逆につけるとすぐに分かるのです。それ、反対でっせーと思わず言いかけたのですが、止めました。ちゃんとL・Rと明記してあったんですが、見ずにつけているのでしょうか。まぁ、私には関係の無い事ですけれども。

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