2012年6月

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12/06/30(Sat)

梅雨真っ只中の筈なのに、週間天気予報を見ると割と良い天気の日があるっぽいので、意を決してカボチャを割りました。1/4は味噌汁の具用として別途タッパーに保存。残った3/4を半分に分け、3/8は濡れ新聞紙で包んで冷蔵保存。残りの3/8はカボチャサラダです。カボチャサラダは一口大に切ったカボチャを蒸し器で竹串が通るまで約10分弱蒸しまして、よく冷ましてから晒した玉葱・刻んだパセリ・酢・油・塩胡椒で味をつけたもの。煮物にしようかとも思ったのですが、この時期は傷みやすいのでどうしても酢を使ったものが優先になってしまいます。

ところで、最近の指南書ではこういう下ごしらえには必ず電子レンジが手間要らずと推奨されてますが、うちでは基本的にご飯を温める時以外電子レンジは使いません。別に電磁波がどうこうといったオカルトな話ではなく、蒸すってそんなに面倒でもないと思うのですよ。台所仕事をしていると、その作業に付きっ切りということはまずありません。いくつもの作業を平行してしているわけで、その中に蒸す作業を組み込むのはそんなに難しくないかなと。ちなみに今回の蒸し時間中は、窓の外で干すためにカボチャのワタから種を分離してました。種専用の品種ではないので売っているような立派な種は取れないのですが、それでも炒ると香ばしくて美味しいのです。乾燥はお天道様任せなのでタダ。タダ、最高です。

12/06/29(Fri)

ネットで枕なし健康法というのを見つけました。人間が一番安定しているのはスッと背を伸ばして直立している状態なので、横になった時も枕無しで上を向いて寝るのが身体に一番良い、みたいな内容。健康に良いかどうかはともかく、コレが成功すれば身の回りからモノを一つ減らせる、という事でここ三日ほど試しています。

結果は、どうも私には無理っぽい。長年枕有の生活を続けていたからでしょうか、身体がDNAレベルで枕を要求します。眠りが浅くなって肩も何だか痛いし、良い事ひとつもありません。というわけで、今夜から枕復活。人によってはハマる場合もあるんでしょうけど、私は無理でした。成功したら枕捨てられたのに、残念です。

12/06/28(Thu)

夏野菜の季節がやってきまして、実家から嫌がらせのように茄子・キュウリ・トマトなどが送られてきます。自炊というと周囲は、食べたいものが好きなときに食べられていいね、なんて言いますけどとんでもない。食材が溢れる時期は、食べたいものより食べなきゃならないものが優先。そこにメニュー選択の自由などほぼありません。

今回で言えば、とにかく最優先なのがキュウリ。ただし、うちから送られてくるのは育ち過ぎた状態なのがデフォルトで、一本のキュウリが市販キュウリの4倍ほどありますんで、ガンガン食べていかないと追いつきません。茄子は流石に4倍まではいきませんが、3倍くらいはあるかも…。こっちもとっとと食べないと傷がついた所から速やかに傷んでいきます。一番後回しなのがカボチャ。コレは割らない限りはほぼ大丈夫ですが、割ったが最後、速やかに食べきらないとあっという間にカビが生えます。天気がいい日が続くのなら、スライスして干してしまえば割と持ちますけど。こんな食生活をしていると、とりあえず消化器系のトラブルとは無縁なんじゃないでしょうか。

12/06/27(Wed)

風邪をひいたわけでもないんですが、朝から鼻水が止まらないので、手元に鼻かみ用の手拭いが欠かせません。そう、しばらく前から私、欧米人っぽく鼻かみはハンカチならぬ手拭いで。吸収性には何の問題もありませんし、洗って何度も使えるのが○。とにかく使い捨てが嫌いな私、以前からティッシュペーパーの乱用はいかがなものかと思ってたんですよね。それでもやっぱり抵抗があって、踏み切るには結構時間がかかったんですけど、やってみればこんなもんかと。

手拭いは台所で布巾として使っている手拭いの中から、一番柄が目立つヤツを引っ張ってきて、専用とします。流石に食器拭きと鼻かみの共用は無理。また、使用は自宅内限定です。流石にコレは日本文化として認められてませんので。使った手拭いはその日の夜、風呂の残り湯で洗って干しておけば、天気が良ければものの30分で乾いて再利用可能。幸い私は違いますが、花粉症などで大量のティッシュを使う人、家の中限定でも鼻かみに手拭いを使うのはかなりエコだと思います。

12/06/26(Tue)

掃除をして畳の上を箒で掃くと、集めたゴミの中にかなりの確率で茶色の芋虫っぽいものがいます。全長は3mm程で、色は茶色。全身が蛹っぽい殻に覆われていて、お尻から毛が生えているという、なんとも奇妙なヤツ。以前から気にはなっていたのですが、ふとGoogle先生で“畳の上・蛹っぽい”と検索してみたら、何と名前が判明してしまいました。ヤツの名前はヒメカツオブシムシの幼虫。このワードで答えが分かってしまったのが驚きです。

羊毛、絹織物、毛皮等の動物性繊維製品や干し魚等動物性乾燥食品、あるいは動物のはく製や昆虫標本等を食べる害虫です。畳の上に転がっているということは、推測するに私から落ちた髪の毛やフケを主食としているのではないかと。その食害以外には、触るとかぶれるといった害は無いっぽいので、一枚だけある豚革のハーフコートだけが要注意です。

ヒメカツオブシムシといえば思い出したのですが、うちの部屋には蜘蛛も結構います。ただ蜘蛛といってもごく小さくて体長5mmほど。巣を張らない地蜘蛛系のが壁を歩いている事が時々あり、むしろかわいいので放置してます。ゴキブリは全く見かけないので、何を食べているのかと思っていたんですが、ひょっとしたらこのヒメカツオブシムシの幼虫を食べているのかもしれませんね。

12/06/25(Mon)

先日週刊文春を読んでましたら、南雲医師の癌にならない生き方、みたいなコラムで果物は皮ごと食べることが推奨されてました。私は単にもったいないから、リンゴも芯まで食べてたんですが、癌予防にもなるんですね。曰く、外国では果物は皮ごと食べる方が普通。皮を剥いてしまった果物は単なる糖分の塊。まぁ、そうかなと思いました。

しかし同時に負けた、とも思ったんです。南雲医師が皮を食べない果物は基本的にバナナとパイナップルのみだそうです。ということは、私が今まで避けていたミカンも皮ごとというわけで。ミカン、何の躊躇もなく皮を捨ててましたけど、何というモッタイナイ事をしていたのでしょう。ミカンの時期に箱で送られてくると、ゴミの2/3はミカンの皮という事がよくありました。アレが食べられたとは。確かに言われてみれば柚子や金柑は皮ごと食べますんで、食べられない筈はありません。むしろ皮ごと食べる事で一回に食べる量を抑制できる可能性も。皮を剥くと甘いだけのミカンはついするすると食べてしまいますが、皮がついていると早々食べられない気がします。コレはこの冬やってみなくては。癌予防のためというよりむしろ、モッタイナイからというのが私らしいですが。

南雲医師を超えるためにはここで、バナナとパイナップルも超えなくてはいけませんが、流石の私もコレは無理だと思います。バナナの皮を食べたリポートを読んだことがあるんですが、アレは明らかに食べ物ではないナニカだそうですし、パイナップルの皮も…。ただ、パイナップルの皮の方は煮物の隠し味に使って後で引き上げるという使い方は出来ますけどね。

12/06/24(Sun)

先日もここで書いたベーコン、毎日50gぐらいずつとチマチマ食べていたら、ここにきてヤバイ雰囲気が。持った時に表面がややねちょっとし、全体から煙臭以外のナニカが立ち昇り始めているような、いないような。というわけで、本格的にダメになってしまう前に、50%増量でとっとと食べてしまいます。まぁ、多少アレでもよく火を通したあとによく噛めば、大概は大丈夫でしょう。

肉や魚の選び方を指南書で読むと、まず新鮮なものが条件の筆頭に挙げられてます。私もそれは当然だと思うんですが、いつもいつも新鮮で最高品質のものが食べられるとは限らないのが人生じゃないでしょうか。毎回ベストな品物を買ってきて、すぐに料理して食べ切る…なんて、少なくとも私では無理。そこそこの品質だったり、傷み始めてヤバイ早く食べなきゃ的なものを、それなりに美味しく食べられるようにするのも、料理の重要な役割だと思うのです。

シナシナになり始めたキャベツだって、炒め物は無理でも味噌汁ならいけるかもしれないし、ちょっと古くなった切り身だって、刺身は無理でも焼き魚なら大丈夫かも。何でもかんでも新鮮・新鮮ってのは、ちょっと浮世離れしてる気がしますねぇ。

12/06/23(Sat)

庭仕事に使っている携帯ラジオの電源を切り忘れて数日放置してしまい、電池が切れました。使っているのは単四が2本。単三のストックはまだ10本ほどあるのですが、単四は品切れ。さてどうするか。普通に考えれば、新しいのを買ってくるのが正解なんでしょうが、私の場合はちょっと違います。そもそも、ストックを準備しておかなかった事自体、長期的には身の回りから電池を無くそうと思っているからなんですね。使い捨てという電池の性質が嫌なんです。

となると、これからのルートは三つ。1.主義を変更してやっぱり電池を買ってくる。2.庭仕事の時にラジオを聴くのを止める。3.エネループを買ってくる。とりあえず負けた気がするので、1は却下です。2は数日間試してみたんですけど、慣れれば無音でも結構平気。というか、四六時中ラジオを聴いてないと落ち着かないなんて、中毒みたいで嫌ですし。ただ、植木の剪定で梯子に登っている時だけは、万が一のことを考えて地震速報が流れるラジオをつけておきたいというのがあります。

残るは3なんですけど、これはコストパフォーマンス面が疑問。そもそも、うちで単四を使っているのは、携帯ラジオ・自転車のライト各2個の合計4個。ラジオの消費電力なんてたかが知れてますし、LEDライトの燃費の良さはそれ以上。切り忘れさえなければ、2個の単四が年単位でもちます。その為にわざわざエネループを買うのかとなると…。やっぱり主義を変えて1にすべきか。いや、一番良いのは周囲で要らなくなったエネループを持っている人を見つけることなんですが、流石にそんな都合のいい話はないわけで。まぁ、こうやって迷って色々考えている時が一番楽しいんですけどね。

12/06/22(Fri)

先日ラジオで、6月と12月は植木のお手入れの季節と言っていたからではないですが、ここ最近は梅雨の晴れ間を縫って毎朝1時間ほど庭木の剪定に精を出しています。剪定には大きく分けて二種類ありまして、形を整える剪定と梳く剪定です。形を整える剪定というのは、生垣に見られるような強制的に形を整えるヤツで、コンセプトとしてはあんまり好きじゃないんですけど、長年そういう風に仕立てられてしまった樹はもうそうするしかないという面があります。これはもう、剪定ばさみでザクザク刈っていくのみ。ただ、下から刈っていった方が、綺麗な平面なり局面なりが作りやすいような気がします。

梳く剪定というのは盆栽風といいましょうか、銀杏や楓の樹のように、込み合って生えてきた枝を間引いて、風の通りを良くする剪定です。こっちは↑と違って切る枝を一本ずつ選びますんで時間はかかりますが、パズルみたいで楽しいです。ココを切ると多分次はこっちから枝が出てくるからこっちの方を切って、この枝はすぐ下に平行して同じ様な枝が走っているから一本間引いて、とか考えながら、年単位で樹の形を整えていきます。多分盆栽の楽しみってこんな感じ。今年の正月に帰省した折、親に頼んで撮りだめておいてもらったブラたもりを見ていたら、タモリが言ってました。“道を歩いていて樹とか花に目がいくようになったら、男としては終わっている”。割と胸に突き刺さりましたが、結構真実ではないかと。

12/06/21(Thu)

本日の夕食はキャベツとベーコンの炒め物に大根とワカメの味噌汁、それに沢庵・海苔・佃煮などの小物が少々。最近キャベツが妙に安いので、登板機会激増中。キャベツとベーコンのコンビネーションは黄金ですね。ところで、ほぼ毎日料理を作っている私ですが、レシピというものには縁がありません。世の中にはレシピが無いと料理が作れないと思っている人が多くて驚くんですが、日々の料理にレシピって必要なんですかね。

極論すれば料理って組み合わせだと思うんですよ。材料(肉・野菜・魚…)、切り方(乱切り・小口切り・千切り…)、火の通し方(煮る・焼く・蒸す・生…)、味付け(醤油・塩・胡椒…)、それぞれを組み合わせれば、元が全部食べられるものなんだから、早々悲惨な結果にはならないです。というか、漫画などの定番であるように、料理の苦手な美少女が作った皿から煙が出ていたとか、一口食べたら気絶したとか、そんなのを作る方が難しい。適当に作ってもそれなりのものが出来ると思うんですけどね、料理。

それに何より、レシピなんて見ている暇、無いです。二つ三つの工程を平行して作業していると、それぞれの進行具合を把握して次の作業の計画を立てるので精一杯。コンロで鍋が沸いたら、そこに次に乗せる鍋を用意しなきゃいけないし、その鍋を用意するには俎板の上を片付けなきゃいけないし、冷蔵庫からアレとアレも出してこなきゃ…とか、結構大変なんですよ。

12/06/20(Wed)

台風一過で抜ける様ないい天気ですが、ガッツリ暑くなりそうな予感。今朝は目が醒めてから家の周りを一周してみたのですが、致命的に何かが壊れているとか折れているとか、そういうのは無いっぽいです。飛ばされそうなものは昨日のうちから処理しておきましたしね。

それにしても、台風のたびに毎回謎だと思うのが、台風の災害情報。川が氾濫したとか電車が止まったとかいうのがニュースになるのはまだ分かるのですが、風で煽られて転んで怪我をしたとか、屋根から落ちて頭を打ったとか、扉に挟まれて指を切断したとか、そんなのが全国ニュースでリピートされてしまう不思議。まぁ、原因は風っちゃ風なんでしょうけど、それは別にニュースにするほどの事でも無いと思うんです。それにこういう言葉は好きじゃないですが、自己責任。

昔から何度も言われているのに、台風の直前になって修理をしようと屋根に上るとか、田んぼが気になって用水路の様子を見に行くとか、ダチョウクラブの“押すなよ、絶対押すなよ”とか、ドリフの“志村うしろ、うしろ”並にベタだと思うんですけど。まぁ、台風の風物詩といえば言えなくもないんでしょうけどね。

12/06/19(Tue)

実家荷物の中にベーコンの塊が入っていました。ありがたいことです。が、値札が外し忘れてまして(わざと?)、お値段が約500gで1,000円。グラム200円くらいだけど、たんぱく源としてはグラム30円ちょっとの鶏ムネ肉で作る一夜干しでも大差ないというか、アレをスモークしたらむしろ勝つかも?とか思ってしまう自分が世知辛いです。やっぱり世の中で一番高いものは手間暇にかかる費用って事なんでしょうか。

それはともかく、ベーコンというと真っ先にカリカリベーコンという言葉が浮かんでしまうほどメジャーなカリカリですが、どうなんですかねカリカリ。カリカリ本体はトッピングして、しみ出た脂はドレッシングに、というなら分かりますが、ダイエットのために脂は捨てるなどという不逞の輩がいるらしく、ついつい成敗!と口走りたくなります。ベーコンになった豚さんの気持ちになったらどうでしょう。たっぷり太らされて処理された挙句、脂や要らないから捨てるとかやってられないでしょう。それに、肉類の旨味って赤身よりもむしろ脂にあると思うんですよね。その脂を捨てるなんて本末転倒。

ベーコンは食べたい、でもダイエットしたいというのなら単純に食べる総量を減らせば良いだけの話だと思います。ベーコン二切れをカリカリにしていたのなら、それを半切れに減らすかわりに全部食べる。そっちの方がよほど人として正しいのではないかと。そのくらいの事が出来ないんなら、そもそもダイエットなんて出来ゃしないと思うんですけどね。

12/06/18(Mon)

日曜日の午後はとても蒸し暑くて、何だか夏を先取りしたような日でした。こんな日にクーラーを使わないうちでの三種の神器が、温度計・魔法瓶・タオルです。温度計というのは言わずと知れた気温確認のグッズ。今ではデジタル式のものが主流になっていますが、うちのはわざわざ東急ハンズの理化用品売り場で買った、古式ゆかしいアルコール式のもの+別売りの金属ケース。コレで現在の気温をチェック。私の体験だと、30度未満なら全く問題なし。35度未満なら気合入れろ。35度以上になると身体に悪いので扇風機の風直撃で寝てしまえ、です。体感温度と実際の気温の数値を一致させるのは、暑さによるストレスを客観化するという意味でも、暑さ対策として意外に効果的なのですよ。

魔法瓶は水分補給のため。昨日も書きましたが、熱いお茶を少しずつ補給するのが身体にストレスがかからず良さげです。スポーツ飲料など論外。タオルは言わずと知れた汗拭き用。引き出物の豪華版よりも、昔商店街で配っていたような安物タオルの方が汗の吸いが良い気がします。本格的に暑くなってくると、洗面器の水&タオルのコンビネーションが威力を発揮します。肩から背中にかけてを定期的に拭うと、汗とり&気化熱の二重効果で威力抜群。まぁ、職場じゃ出来ませんけどね。

12/06/17(Sun)

朝と晩、500mlほどの魔法瓶に熱いお茶を作って一日の水分とするのがすっかり定着してしまった私ですが、コレが意外に具合がよろしいのです。今では水分補給は自作の熱いお茶に限ると思っているくらいで、夏になるとスポーツ飲料をガバガバ飲んでいた頃が夢のように感じられます。冷静に考えるとあの生活が夏バテの一番の原因だったんですけどね。

冷たくて甘いスポーツ飲料は喉に心地いいので、身体が必要としている以上の水分をついつい摂ってしまいます。その結果胃腸に過度の負担がかかるのが、まずダメな点その一。含まれている糖分で血中糖度が上がり、食欲が落ちてきちんとした食事が摂れなくなるのがダメな点そのニ。そして一日一本・一本150円としても、月に約5,000円。一日にニ本飲むと月に約1万円。塵が積もって意外にお金がかかるのがダメな点その三。

夏バテ防止の第一は、とにかくキチンと食べる事だと思います。特に夏場の食事は、楽しむのと同時にある程度は薬と割り切って無理矢理にでも食べる事が必要です。まぁ、甘い飲み物やお菓子を絶って、ある程度キチンと身体を動かしていれば、お腹は減るように出来ているんですけどね。それを何かリズムを崩して食べない⇒体力が落ちる⇒食欲がなくなる⇒食べない、といういわば夏バテスパイラルに陥ると最悪です。私もそろそろ気をつけなくては。

12/06/16(Sat)

うちはダシに鰹節を削って使っていることをウリの一つにしているわけですが、鰹節は削っていくと当然小さくなります。小さくなると持つのが不安定になって指を切ったりするリスクがあるので、板にゴムを貼り付けた補助具を使って削ります。が、更に小さくなって(具体的には親指くらいの大きさ以下)、補助具でも削るのが難しくなったらどうするか。

ものの本によると、小さくなった鰹節は醤油の瓶に入れるのを推奨されている事が多いです。うちでもコレやってたんですが、正直あんまり鰹節の力を実感できません。それに、鰹節の旨味は万能というわけではなく、他の魚とあわせる時は邪魔になる場合もあるわけで、汎用性が下がってしまいます。というわけで、出番となるのがカッター。

カッターがあれば、(手先さえある程度器用なら)どんなに小さくなった鰹節でも無駄なく削る事が出来ます。鰹節削り器ほど薄く繊細には削れませんけど、味噌汁のダシに使う程度であればカッターで削った状態でも十分。要らなくなった雑誌の上に紙をひき、その上で削れば鰹節が滑らず、最後に削った鰹節を効率的に集められてナイス。最初は皿の上で削ってみたんですが、滑ってダメでした。こういう細かな知恵が最終的に効きますね。

12/06/15(Fri)

政府が省エネのために白熱電球の生産・販売を止めるよう、業界団体に意見を述べたというニュースが流れましたが、とんでもない話です。白熱電球が電気の使用量に占める割合なんて全く大した事ありません。実践している私が言うんだから、間違いないです。少し前にここで書きましたが、うちの電気使用量はここ一年の平均で月に96kwh。コレ、多分一人暮らしの平均からすると相当低い値だと思いますが、うちでは流し上の一箇所を除いてオール白熱電球です。部屋の明かりは基本40Wで、本を読むときは手元だけ別の白熱ライトで照らすという方法だったり、無論使わない明かりはこまめに消したりしていますが、それでも全く苦労せずにこの値。

電気の使用量を減らすには白熱球なんて小物じゃなくて、もっと大物を狙えばいいんです。テレビ・家庭用ゲーム機・エアコン・オーブン・掃除機・炊飯器・電気ポット、この中から三つ好きな電化製品を処分すれば、電気の使用量は劇的に減ります。そんな事をしたら健康で文化的な最低限度の生活が送れなくなるんじゃないかと、首相辺りは危惧するかもしれませんが、心配ありません、うちは全部ないですが毎日楽しく暮らしてます(賃貸なのでエアコンはあるけど、コンセント抜いてます)。

ところで、なんで毎回のように白熱電球が槍玉にあがるかを考えてみると、多分コレLEDに変える事で現行の生活を全く変えずに省エネが出来るからじゃないでしょうか。何かを無くすのは国民に強要しづらいけど、全く(といっていいほど)同じ生活が出来るんなら、気軽だと。でも、よく言うじゃないですか、痛みを伴う改革って。今までどおり電気ジャブジャブの生活は続けたい、でも省エネも必要ねって、この期に及んでそんな甘い考えで良いんでしょうかね。

12/06/14(Thu)

歯軋りによる歯の磨り減りを防ぐためのマウスピースをつけ始めてから一週間経つので、ここらで感想を。磨り減らなくなったという実感は全くありません。まぁこの辺は年単位で結果を見るものなので仕方がないでしょう。効果があると信じて着け続けることにします。気になって眠れないとか、無意識の内に外してしまうという事を聞きますが、私に限っていえばそんな事はありません。口の中に異物がガッツリ入っているので、気にならないわけではないのですが、眠りを邪魔するほどのものでもありません。寝ているうちに外さないというのは、単に運が良かっただけという気がします。そういう癖がついてしまったら、直すのはかなり難しいでしょう。

明らかに分かるデメリットとしてはまず、涎の量が増えました。口の中に異物が入っているので反射的に涎が分泌されますし、上の歯にキャップをかぶせている状態なので、唇に隙間が出来てそこから涎が垂れます。意識がなくなると涎は止まるので、起きている時と眠りが浅い時限定ですが、それでも枕カバー洗濯の頻度は上げようと思います。あと、マウスピースをつけていると上手くしゃべれなくなります。口の中で舌の動きを邪魔するので、舌足らずになるんです。オッサンがしても気持ち悪いだけなので、要注意。昼間も食いしばり癖があるとずっとマウスピースを着ける事を勧められるんですけど、他人のいる職場でコレはかなり難しいんじゃないかと。薄いソフトタイプを別途作るか、意識して食いしばり癖を直すか、どっちかの方が現実的だと思います。

主治医によると、定期的な歯のケアが重要になってくる私の年代で、半年に一回程度の頻度でキチンと歯医者に通っている人は全体の約3割。その内で、マウスピースが必要だと思われる人は約5割もいるそうです。虫歯や歯周病になると銭もかかります。ケチに歯医者は必須なのですよ。

12/06/13(Wed)

敷地の庭木を剪定していたら、近所のおばちゃんからご苦労様といってスイカを半玉貰いました。ありがたいことです。よく考えると私の食生活の半分くらいは、貰い物で成り立っているような…。それはともかくスイカ。実家で父が趣味で作っているんですけど、土間に十も二十も転がっていると全く食欲が沸かないのに、半玉しかないと最後の一切れまで食べつくそうと思うのは何ででしょうね。

というわけで、私流のスイカの食べ方。くし型に切って食べるのがワイルドで好みですが、白い部分も有効活用したいので、歯型が付くのを避けて最初からナイフを使って一口大に切り分けます。種はチマチマとっていると身が温まってしまうので、基本的に全部食べてしまう方向で。噛み砕かなければどうという事はありません。

残った皮の部分は緑の外皮をナイフで薄く削ぎとって白い部分だけにしたあと、塩で揉んで昆布を加え、浅漬けにします。コレがパリパリして結構美味しい。スイカ=西瓜だけあってウリ・キュウリの親戚みたいな味がします。削ぎとった緑の部分は屑野菜冷凍貯金に加えて、後日野菜スープの一部となります。コレだけ食べつくせばスイカも成仏してくれるでしょう。

12/06/12(Tue)

今朝ポストを見ると、今月の東京電力電気料金のお知らせに加えて、電気料金値上げのお願いというチラシが入っていました。電気料金の細かい値上げ幅と値上げの理由がつらつらと書いてありまして、個人的にはまぁ仕方ないかなとは思っています。ちなみにうちの電気使用量はここ一年の平均で月に96kwh。この使用量帯だと値上げの幅は1kwhにつき0.74円なので、月の負担増額は71円ちょっととなります。まぁ、こんなものなら。

それはともかく電力といえば、先日首相が原発再稼動に向けた会見を開きました。そのなかで、“私たちは、大都市における、豊かで、人間らしい暮らしを電力供給地に頼って支えて来ました”という一節にかなりの違和感を覚えました。それって、電力がなければ豊かで人間らしい暮らしは出来ないって事ですよね?確かに重要なファクターではありますが、それだけではないっていうか、それが必要不可欠とまで言い切られると、ちょっとそれはないんじゃね?と思ってしまいます。

たとえばうちが何らかの理由で電気を止められたとしましょう。夜の明かりがなくなるのはまぁ困りますが、太陽が昇ったら起きて沈んだら寝るという暮らしもそんなに悪くないので、慣れれば平気でしょう。ネットが見られなくなるのもまぁ困りますが、これも冷静に考えればそんな対した情報を得ているわけでもなく、半ば中毒みたいなものなので、これも慣れれば大した事ではありません。一番困るのは冷蔵庫。これは何とかして欲しいので、太陽光パネルの導入を考えます。で、↑の生活が貧しく非人間的な生活化といわれると、それはそれで結構楽しいと思うんですよね(そうでない人もいるでしょうが)。と、何がそんなに気に喰わないかを考えるに、多分首相の中にはバブルの頃の生活最高、みたいな価値観が感じられるのがダメなんだと思います。割とそうでもないと思うんですけどね。

12/06/11(Mon)

親戚が製麺業をやってまして、たまに実家で貰ったうどんがこっちに送られてきてありがたいことです。というか、茹で時間10分のうどんは面倒臭くて茹でる気にならないのだそうです。人それぞれですね。うちはありがたく茹でますけど。で、うどん自体は結構美味しいので問題ないんですが、問題なのは添付のめんつゆ。いや、ここのめんつゆが悪いというのではなく、めんつゆ自体が苦手なんです。変に甘ったるくて不自然に旨味が強くて、どうにも使えません。

うちでは、基本的に食べ物を捨てるのはタブーです。このルールはかなり厳しく適応され、野菜は皮まで食べますし、ヘタ類は冷凍して貯めておいたのを野菜スープにするほどです。が、ごく稀にゴミ箱直行食品がありまして、そのひとつがめんつゆ。いや、色々試してはみたんです。煮物・和え物などの調味料として活用しようとはしてみたんですが、無理でした。どう考えても醤油・塩・砂糖など基本調味料の組み合わせの方が100倍美味しいので。

でもそんなめんつゆが世の中的には万能調味料ともてはやされている不思議。私の大好きな漫画に“きのう何食べた?”というのがあります。中年ゲイカップルの何気ない日常を食生活中心につづったもので、そのリアルな料理描写はかなり凄いんですが、この主人公はめんつゆ愛好者なんですよね。あれだけ拘っていながら何故めんつゆ…。分かりません。

12/06/10(Sun)

最近の雨と気温で庭木の成長が著しいので、いつものように庭木の手入れに精を出してましたら、隣の奥さんに“ご苦労様”って言われて缶入りのお茶を貰いました。ありがたいことです。自分じゃこういうのを買わないので、すっかり味を忘れてたんですが、○〜いお茶ってこんな味でしたっけ?確かにお茶のような味と香りはするんですが、自分で茶葉を使って淹れろといわれると激しく困るような、そんな味です。

ぶっちゃけてしまうと、全く口に合いません。というか、この缶一本買うと350mlで120円ですよね。うちで茶葉を使って淹れれば、その1/10の価格で10倍美味しいお茶を淹れられます。世の中的には、そんなもんじゃないんだ、手間と時間をお金で買っているんだという風潮かもしれませんが、お茶を淹れる手間なんて何ほどでもないです。というか、そんな事まで金出して買う人生なんて、忙し過ぎてちょっと勘弁して欲しい感じ。何がいいたいかというと、貰った缶があと2本残っていて、割と途方に暮れているという事です。

12/06/09(Sat)

先日の緑茶、二か月分の茶殻を冷凍貯金してあったのを解凍しまして、佃煮にしました。片手鍋に6割くらいの茶殻にワンカップ大関一杯・醤油同量・鰹節少々を入れてひたすら弱火で煮詰めるのみ。所要時間は2時間ほど。2時間弱火というと結構大変に思うかもしれませんが、全然大変ではありません。コンロにかけた状態で食事を準備し、ご飯を食べ、後片付けをし、風呂に入って、ネットをチェックし…などの通常業務を行いながら、その合間15分おきに鍋をチェックするだけなので、どうという事はないのです。

そういう実体験があるので、世の中的に○○時間煮込んだこだわりのカレー、なんていうキャッチフレーズを見るたびに、いやそれ大した労力じゃないからと突っ込んでしまう自分がいます。プロだったら勤務時間中はずっと厨房にいるでしょうから、他の仕込みなんかと平行させれば、別にどうという負担でもないと思うんですよ。むしろ細かい食材の下ごしらえの方が、確実に自分の手を動かさないといけない分、ずっと大変だと思います。海老の処理とか大量にやらされたら、死にたくなる事うけあい。ただ、長時間に込むとガスを沢山使うな〜というのは気になります。まぁ、極弱火なので多分大丈夫でしょうけど。

12/06/08(Fri)

今回分の緑茶終了。使い始めの日をメモって一緒に入れておいたのですが、大体2ヵ月半で一袋を使う計算っぽいです。だからどうだというわけではないんですが…。というわけで、次は紅茶になります(コレも貰い物)。ただ、流石に紅茶で茶漬けは無理ですよね。うちは今、ご飯の〆を山椒葉の佃煮茶漬けにするのが楽しみなんですが紅茶は…。となると、湯漬けに変更するか。それはそれで、山椒葉の風味がストレートに出て美味しそうなんですが、いちいち湯を沸かすのが面倒といえば面倒。

あと、茶殻って食えるのか問題もあります。緑茶の茶殻は佃煮にすれば問題なく食べられる、というかむしろ美味しいというのが判明しているんですが、果たして紅茶の茶殻は食えるのか。醤油と紅茶はマッチするのか。パウンドケーキに入っているのを見たことがあるので、やり方によっては食べられない事は無いと思うんですけど。やってみないとわからない事は、とりあえずやってみるんでしょうねぇ、うちでは。

12/06/07(Thu)

数日前ニュースで、プリウスのバッテリーは一般家庭4日分ほどの蓄電量があるので、災害時にも安心、みたいな事を言ってまして、それはどうかなと思った私です。災害後一週間程度で電気が復旧するという前提の下なら、その一週間で必要になる電力ってあんまり多くありません。うちだとまずラジオ、そしてLEDライト。この二つは必須です。が、電池を買っておけば済む話なんですよね。

あとは煮炊き用の火力があれば嬉しいですが、こっちはカセットコンロとガスボンベで十分話が足りるわけで、200万円からするプリウスを用意するまでもありません。季節によっては暖をとる必要がありますが、こっちはその辺の倒壊した家屋から廃材を取ってきて燃やせばオッケーでしょう。要は災害用っちゅう理由をつけたら何でも許されると思うなよ、という話です。インフラの中で何が一番生存に必要かといえば、それは断トツで水です。その後でガス⇒電気ときます。電気なんてなくたって、人間しばらくの間なら困ったりしないもんですよ。

12/06/06(Wed)

先日買った亜麻仁油がまだ8割以上残っており、当然筆も新品同然の状態。仮にこれをこのままデッドストックにすると、たかが板切れ一枚に1,000円もかけたことになって非常にもったいない気がします。うちでは、もったいない事は何よりも悪なのです。そういう視点で部屋を見回してみると、亜麻仁油を塗る候補がいくつかあげられます。食卓・椅子・スツール、のとりあえず三つ。

現状これらにはつや有のニスが塗られてまして、個人的な趣味としてはつや消し・木肌重視の亜麻仁油の方がずっと好みです。が、現状のニス状態でも不具合があるかといえばそんな事はないわけです。必要がないことをわざわざやって労力を使う、これはまるで予算を使いたくてド田舎にオーバースペックな高速道路を作るような行為ではないですか。それはそれで非常にもったいない。というわけで、もったいないvsもったいないのせめぎ合いが起きた結果、世論は現状維持の方向になりそうな雰囲気です。

ベストの解決策としては、本当に必要とされている場所を探し出して、亜麻仁油を塗るということなのは当然なんですが、そんな好都合な場所が早々あるはずも無いです。まぁ、どうしようかな〜と考えている時間が一番楽しいというのは否定できないんですけれども。

12/06/05(Tue)

うちではガスコンロ台の隣にプラスチックケースを三つ重ねて収納スペースにしてるんですけど、コレが偶然ガスコンロ台の高さとほぼ一緒なので、作業台としても重宝しています。今まではここに、同じ大きさに切って周囲をかがった布をかけて作業してたんですが、何せ布ですからこまめに拭く事が出来ないので、ちょっと不潔だなとは思っていたのです。というわけで、思い立ってこの布を板に変更する事にしました。

材料は押入れの奥にしまってあったベニヤの切れっ端。これをプラスチックケースの上面の凹みにピッタリはまるように、正確にサイズを測って切り出しまして、凹みの四隅のアールも忠実に再現します。ただし四隅のうちの一箇所だけは、指を引っ掛けて外しやすいようにわざと一回り大きなアールに。切り口にサンドペーパーをかけて丁寧に馴らしたら、亜麻仁油を塗りこんで水分保護とします。亜麻仁油は塗った後、乾く前に何度か余分な油を拭き取った後、乾燥に二日ほどかかる手間がかかる塗料ですが、急ぎでもないのでのんびりと。

しかし、手仕事なんてホントに割に合いませんね。出来上がったのは25cm×35cmほどの何の変哲もない板。ベニヤは手持ちだったのでタダですが、亜麻仁油と筆が1,000円弱。かかった時間は約2時間+乾燥時間。自分のだからやりますが、人から頼まれたら絶対に断る仕事です。

12/06/04(Mon)

ジャガイモを沢山貰ったので、毎日淡々と消費中。太るとかパサパサしているとか、いわれなき中傷を受けてイマイチ人気の無いジャガイモですが、食べ方によっては毎日食べても飽きない美味しさがあるのです。それは、焼きジャガイモ。洗ったジャガイモを5mmほどのやや厚めスライスにしまして、油を引いたフライパンで弱火じっくり焦げ目がつくまで両面を焼き、最後に軽く塩胡椒を振って完成。料理ともいえないような簡単一品ですが、ジャガイモの味わいが素直に前面に出て私はコレ、ジャガイモの代表料理のポテサラよりも美味しいと思ってます。

うち、最近料理といえばこんなのばっかり。茄子はスライスして両面フライパンで焼いてから鰹節と醤油をかけただけ。ホウレンソウは軽く茹でてお浸しに仕立てるだけ。別に料理が嫌いになったとか、時間が無いから手抜きだとかではなく、下手に手をかけて複雑なレシピで凝った料理を作るより、こっちの方が美味しいんですよね。おかげで毎日かわりばえのしない食卓が続く割には、食の満足度は非常に高かったり。旦那が色々文句を言う主婦ではなかなかこうはいかないかもしれませんけどね。

12/06/03(Sun)

実家から焼き海苔が届きまして、ありがたく頂いてます。あっちでは基本的に味付け海苔なんですよね。焼き海苔は醤油をつけるのが面倒だそうです。アホかと思いますが、そういう人が多いから味付け海苔なんてものが誕生したわけで…。焼き海苔+醤油=キリッとした味わい、味付け海苔=甘ったるくてベタベタという感想なので、私としては断然焼き海苔派なんですけど。海苔はどうあがいても主役になれませんが、直火でほんの少し炙って醤油をちょっとつけた海苔の味わいを知らないのは、人生少しだけ損をしていると思います。

まぁそれはともかく最近の私のご飯の〆は必ず、山椒の葉の佃煮を使ったお茶漬けなんですが、海苔を食べた日はそこにほんの少しの醤油フレーバーが加わります。そう、醤油皿をお茶で洗って、そのお茶で茶漬けを作るんですね。まさに、一石二鳥。もちろん、その日の海苔にギリギリ十分な醤油しか注さないのは当然ですが、それでも残った醤油を有効活用するのです。

外で寿司や刺身を食べると、醤油皿にドバドバ醤油を注す人を見かけてもにょっとした気分になります。箸マナーなんかに比べるとあんまり五月蝿く言われませんが、それも十分マナー違反に当たると思うんですよね。私は真性のケチですから、自分の懐が直接傷まないケチ行為も気になってしまうのです。醤油が出来る過程の面倒臭さを考えたら、無駄には出来ないと思うんですけどね。

12/06/02(Sat)

今日は歯の定期点検の日。コンディションは相変わらず良好で、見つかった小さな虫歯を治して軽く終了…の筈だったのですが、歯の磨り減りが気になるのでマウスピースを作った方がいいと言われてしまいました。実は以前から自覚はしてたんですよね。歯磨きの時に鏡で口の中を見ると、犬歯の先が平らになってしまっています。中学くらいから歯軋りの癖がありまして、プラスチックを噛んでいる様な音がする…と言われた事も。

幸い酷い顎関節症になって顎が開かなくなるといった症状は出ていないのですが、歯の摩滅は止めようもありません。今はまだ犬歯だけだけど、これから前歯⇒奥歯と進んでいくと脅されまして、自分でもまぁその通りだろうなと思ったので、マウスピースの作成を決めた次第。マウスピースってのはボクシングの時に選手が口の中に入れて歯を保護しているアレ。ボクシングのは前歯を保護するのが主目的なのに対して、こっちは噛みあわせを保護するのが目的なので、形はちょっと違いますけど。コレをこの先ずっと寝る時は口に入れる事になります。習慣化してしまえばどうって事ないですし、歯の重要性には変えられませんからね。ちなみにお代は保険が利いて5,000円程度。その後の調整もあわせると多分、一万円弱になるんじゃないでしょうか。必要経費です。

12/06/01(Fri)

先日ネットを見ていたら、BBC放送が日本の保育園児たちのキャラ弁をとりあげていました。ミッフィーとかアンパンマンとか、子供の好きなキャラを弁当の上に食材で描くアレです。確かに子供は喜ぶでしょうし、やってても珍しくは無い程度に定着しましたが、アレを見るとどうも違和感を覚えるんですよね。

確かに、子供は喜ぶと思います。ひねくれ者の私から見ても普通に可愛いですし。でも、毎日アレってのはどうなんですかね。日本に昔からある概念にケとハレというのがあります。ケ=普段・ハレ=特別と日常を分け、メリハリをつけようということだと思います。たとえば遠足や運動会といったハレの日に、頑張ってキャラ弁を作るのは全然アリ、というかむしろ好ましいと思います。が、特に何でもないいつもの弁当が全てアレってのは…。

私は他人よりも料理が苦にならない質なので、弁当も全部自分で作ってますが、仮に私に子供がいたとして毎日あの弁当を作ることが出来るかと問われれば、ちょっとあの労力は注げません。相手が子供なら、多少は可愛くしようと努力はしますが、それでも地味弁の範疇からは決して脱しないでしょう。それを自分から進んで楽しみながらやっているお母さんもいると思うのですが、他の皆がやっているからという理由で、半ばチキンゲーム的にやらされている人も多いのではないかと勘ぐってしまいます。それはさておいても、私は子供の頃から“食べ物で遊ぶな”と言われて育ちました。でもアレってどう見ても食べ物で遊んでいるようにしか見えないんですよね…、馴染めません。

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