2013年10月

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13/11/01(Fri)

特売で玉葱を大量ゲットしてしまったので、しばらくは玉葱三昧の日々が決定。私は玉葱といえばマリネっぽく塩揉みして使うか、カレーに入れるみたいに弱火でじっくり炒めて使うかの二択でした。もっと具体的に言えば、玉葱を味噌汁に入れるのは邪道だとずっと思っていたのです。茹でてしまうと独特の玉葱臭さが出てしまう気がして。ですが最近、これはこれでアリなんじゃないかと宗旨替え中。

確かに、玉葱味噌汁は独特の香りがしてダメな人にはダメだと思います。が、こんなもんだと思ってしまえば、玉葱味噌汁はむしろアリなんじゃないかと。それに折角こんなに大量の玉葱がありますんで、色々使わないと損だという打算もあったり。というわけで、今日の味噌汁は玉葱&ワカメの具に鰹節出汁、葱パラリトッピング。葱と玉葱がかぶっているのがちょっと気になりますが、全然方向性が違うのでまぁいいのかなと。玉葱味噌汁、意外にいけます。

13/10/31(Thu)

タッパー一杯あった梅干もあと一個。梅酢と紫蘇が少々残るだけとなりました。自分では買わない・そんなに好きじゃないといいながら、これを作るためにかけた労力を考えるとそうそう安直に捨てられないのが私の性分。そこで、最後の一滴まで有効活用しようと、生姜を買ってきました。生姜一袋分を皮付きのまま包丁で薄くスライスしていきます。塩を適当に振って一晩放置して水出したら、よく絞って梅干しタッパーに入れるだけ。残った梅干し一個の果肉と紫蘇は包丁でよく叩いてここに混ぜ込みます。味をみて塩と砂糖少々で調整して完成。梅酢生姜とでも名付けましょうか。

食材をなるべく無駄なく使い切ろうと、こういうことがすっかり習い性となってしまいました。以前帰省した折に、お玉ではすくえないほど少なくなったカレーの鍋にご飯を直接入れて食べ、ドン引きされたのは良い思い出。折角作ったのにそのまま捨ててしまうなんてもったいないと思ってしまうんですよね。人前では流石にやりませんけど。今回の梅酢生姜もその一貫です。生姜といえば真っ先に思い浮かぶのは甘酢漬け。でも甘酢漬けってかなり砂糖を入れないと味が決まらないのです。その量にびびって最近はすっかりご無沙汰ですね。

13/10/30(Wed)

体調は快方に向かっているものの、イマイチ本調子じゃないので、今日は茶粥。本式だと米からゆっくり炊くんですが、面倒臭いので私はストックのご飯から作ってしまいます。茶碗に1/3ほどのご飯にお茶を適宜足して、弱火でじっくりとろとろになるまで煮るだけ。塩で味を調えて梅干しを添えれば完成。こうやって食べてみると、お粥って体調が悪い時だけ食べるにはもったいない味わいがあります。消化がいいという実利的な面を除いても、下手をすると普通のご飯よりも米の味が前に出るのではと。

中国圏の一部ではお粥が朝食のスタンダードになっているところもありますが、結構理にかなっているのかなと。少なくとも、ジャムとバターたっぷりのトースト・カロリー満点のゆで卵・砂糖たっぷりオレンジジュースといった典型的な洋風モーニングセットよりはずっと長生きできそうな雰囲気がありますね。

13/10/29(Tue)

風邪をひいてしまって調子が悪いので、今日の夕食はご飯・玉葱とワカメの味噌汁・梅干しのみ。まぁでも最近の食卓はここに煮物と和え物が一品ずつ加わるくらいなので、大差ないと言えば大差ないのでしょうか。でも正直これくらいのほうがご飯が美味しい気がします。品数が多い一見豪華な食卓だとご飯が添え物になってしまいますが、このレベルだとご飯を美味しく食べるために味噌汁と梅干しが添えられていると言うスタンスになるので、私としては悪くない感じです。

あと、風邪もあって意図的に量を抑えているのもいいかもしれません。自炊の食費なんて安いものなので、食べようと思えばいくらでも食べられるんですが、最初から食卓に乗せる量を絞っておくと、何だか惜しい気持ちになってゆっくりよく噛んで食べるようになります。短期的には何の効果もありませんが、それこそ年単位のスパンで見ると中年を迎えた私の身体には大きな影響があるんじゃないかと。結局何をいいたいかというと、時代は粗食ってことです。

13/10/28(Mon)

知り合いとしゃべっている時に、キッチンにピーラーは必要か否かという話題になりまして。私は勿論、ピーラーなんて要らない・全部ナイフor包丁で処理してしまえという流派なんですけどね。もし仮に私が飲食店経営者で、下ごしらえのために膨大な量の人参やジャガイモを処理しなきゃいけないとなったら、迷わずピーラーを買います。でも、一般家庭でそんな大量の野菜や果物を処理する機会なんてまずないと思うのですよ。ジャガイモだって、一週間分のポテサラをタッパー一杯作りだめようとして、せいぜい拳大のジャガイモが4〜6個位でしょうか。それくらいだったらナイフで十分処理できる範囲です。それが40〜60個を一度に処理する必要がある、とかだと話は全然違ってきますけど。

世の中的には、料理が好きというよりも道具を揃えるのが好き、もしくは香辛料や調味料を揃えるのが好き、という層が必ず一定数存在します。私もそういう時期を通ってきたので否定はしませんが面倒臭いんですよね、キッチンに物が増えると。キッチンって油が気化して漂っているので、それが埃を呼びます。ですんでなるべく見えるところはシンプルにしておくのがキッチンを綺麗に使うコツだと思うんですが、料理用の便利小物を壁にずらっと吊り下げたり、スパイスの小さな瓶を見栄えのいいように並べたりすると、その時は確かにかっこいいですが、その状態を維持するのは超大変です。それでも使いこなせば問題ないんですが、そういうのに凝っていた時の私でも頻繁に使っている器具やスパイスとなるとコレクションのごく一部、という状態。話し戻して、やっぱり一般家庭のキッチンにピーラーは必要ないと思うのですよ。

13/10/27(Sun)

北海道土産に鮭フレークの瓶詰めを貰いました。ありがたいことです。でも、ふっと中を見ると六割程度しかフレークが入っていなくて、これって開封済み?と思ったらきちんと封もしてあります。どうやら最初からその内容量だったようで、中身を減らすなら瓶も小さくしないとどうなのよと思った次第。で、味の方ですが、鮭フレークが不味いわけがありません。ありませんが、市販品の例に漏れずアミノ酸等の味が強過ぎるというのは否めません。これって、鮭と塩だけだと一般受けせずに売れないってことでしょうか。

ちなみに私の場合は鮭フレークが欲しくなったら勿論自作します。今からの季節、スーパーに時々鮭のアラが並びますんで、それで。茹でると心なしか旨味が逃げてしまう気がするので、うちでは蒸しを採用。内容にもよりますが、200円のアラ一パックで鮭フレーク瓶が2本くらい取れて超お得。蒸気を使って熱消毒しておけば、普通の瓶詰めと同様室温で長期保存も出来ますのでこれまたお得。鮭よりも出現頻度の高い鯛のアラを使ったフレークはなかなか一般価格では市販されていない高級品ですが、これを使った茶漬けなんてもう。

13/10/26(Sat)

白菜が安く出回るようになると、そろそろ冬の入り口かなと感じるようになります。というわけで今日は今シーズン初の白菜ゲット。本当は丸ごと一個を買いたいんですが、昨今では半玉どころか1/4玉が主流になっていて、嘆かわしい限りです。カットしてあると切り口からガンガン傷んでいくんですが、丸ごとだと外から葉をむしって使っていけば、これからのシーズンヘタをすると室温で1ヶ月くらい持ってしまったりします。白菜最高。

うちで白菜を使う料理というとまず白菜のおひたし。ざっと茹でた白菜に塩・醤油・鰹節で味をつけるだけの簡単料理ですが、これが毎日食べても飽きが来ない素敵な一品なのです。そして水炊き。鶏肉と白菜は必須、そこにありものの野菜を1〜2品プラスしてポン酢で食べるんですが、これまたシンプルイズベストの味わい。ちなみに芯の部分もよっぽど固ければ別ですが、基本的に刻んで一緒に食べてしまいます。白菜は徹頭徹尾捨てる所がないのですよ。

13/10/25(Fri)

毎日柿まみれの生活をしている昨今ですが、柿ってとっても傷みやすいのです。少しでも傷がつくとそこから速攻で黒柔らかくなってしまいますし、ちょっとでも室温の高い所に置いておくとこれまたあっという間にドロドロに。まぁ私はこういう柿も好きですから、わざと放置する事もままあるんですけど。そんなデリケートな柿ですから、そこら辺の庭で採れた素人製の柿と、スーパーで売っている柿は全く違います。売っている柿って何であんなに綺麗なんですかね。普通に作っていると柿なんて、黒いシミが出来たりヘタにカイガラムシがついたりして、私が庭に柿をもっていたとしても、スーパーで売っている様な柿って百年に一個も出来ない気がします。その意味で農家ってプロだなぁと。

でも、そんな事を言っておきながらなんですが、そこまでする必要もないんですよね。はっきり言って味はそんなに変わりません。というか、ブラインドで食べさせられて分かるのは某海原氏くらいじゃないでしょうか。私にしてみたら、生産者も消費者も要らんコストをかけ、単にものの値段が上がっているだけに見えます。まぁ、病人のお見舞いに持っていくとかならそれもアリですが、果物離れが言われる昨今、もうちょっと手をかけない適当で安い果物が普通に認知されてくれればなぁと思うのですよ。

13/10/24(Thu)

現在我が家は梨と柿の大群に攻め立てられています。まさに、嬉しい悲鳴。昨今では果物は皮を剥くのが面倒だからと敬遠される風潮で、噂に聞くと皮を剥いて一口大に切ったカットフルーツなるものまで売られているのだとか。嘆かわしい限りです。そもそも、皮なんて剥く必要はありません。梨や柿の皮なんて誤差です。というか、皮にもきちんと味わいがありますし、皮の下ギリギリの所が一番おいしいという説もあるくらいなので、皮を剥くのは愚行なのです。ちなみに、リンゴや梨は芯も食べます。最近のともすると甘過ぎる果肉の味わいに対して、芯の酸味はちょうどいいアクセント。ちなみに梨の種はそんなに美味くありませんが、リンゴの種は噛み潰すと独特の風味があって、これも結構好きです。

というわけで、逆に食べられない果物の皮といえば、ミカン・バナナ。特にバナナは流石の私でも無理です。一度口に入れてみましたが、あれは食べ物じゃありません。ミカンは皮ごと焼いて丸ごと食べればいけますが、毎回焼くのはちょっと現実的じゃないでしょう。スイカとメロンも無理ですが、スイカは緑色の所を薄く剥して、中を浅漬けにするのは定番ですし、メロンはギリギリまで攻めるので廃棄部分はそんなに多くありません。本当は残った皮をコンポストで堆肥にして更に何か育てれば、美しい循環なんですけどね。

13/10/23(Wed)

クーネルという雑誌に、ある人(大体が一般人)の一ヶ月の食事を小さな写真とミニコメントで見開き2ページで紹介すると言う記事がありまして、結構好きです。内容は人によって様々で、外食が多い人、極度に偏食の人、甘いものばかり食べている人、自分では絶対にこういう食事はしないよねというのを覗き見る感じがいいのです。こういう企画は割と昔からありますが、だからといってそういうのが好きってわけでもないんですよね。

パッと思い浮かぶのはサライの朝食自慢。アレは嫌いです。大体が社会的に成功したお年寄りが、本当にこんなの毎日食べてるの?レベルの豪華な朝食を前にドヤ顔できめているというヤツ。なんだかとっても粋じゃない人達です。週刊新潮にもありますね。とある人の一週間の食事を文章で紹介し、最後に栄養士の人?が健康面からのコメントを付け加えるという企画。これも人の食事に点数をつけてしまうのが何だかなぁという感じで全く好きになれません。まぁ、素材の味は料理次第ということなんでしょうね、料理も文章も。

13/10/22(Tue)

近所のスーパーで珍しく蕪の抜き菜なんてものを売っていたのでゲットしてきました。蕪の抜き菜というのは名前の通り、間引きされた蕪です。根元には一応小指の先ほどの極小蕪がついていますが、一口にも足りないくらいです。本体は勿論葉の部分。蕪の葉なんて食べられるのかと思うかもしれませんが、知らない人に食べさせたら、多分普通の葉ものとして全く違和感を抱かないと思います。私の中の評価では小松菜以上・ホウレンソウ未満といった所。まぁ、私はホウレンソウ大好き人間なので、どんな葉ものもホウレンソウを超えることはないんですけど。

買ってきた抜き菜はサッと熱湯に通してから塩で味を決めて香り付けに醤油をほんの少々。最後に削った鰹節をたっぷり混ぜ込んで蕪の抜き菜のおひたしの完成。こんなのレシピに載せるまでもないようなスタンダード料理ですが、これがまたご飯・味噌汁・煮物の純和風料理に合わせるともう最高に素敵なのですよ。

13/10/21(Mon)

先日の健啖隊動画を見て、すっかり練り物が食べたくなった私は、久しぶりにさつま揚げを買ってきました。無論、鯵か何かを買ってきて自宅で…という考えも浮かびはしたのですが、なにしろ練り物自作は面倒臭すぎるうえに完成品が安いので、こんな事はあまり言いたくないのですが“買った方が安い”のですよ。ちなみに練り物系の中ではこのさつま揚げが一番好きです。蒲鉾になるとどうしても人工物という風情が強くなるのがイマイチ。そして西の出身の私にとってはハンペンはイマイチなんだかよく分からない物体です。食べられなくはないのですが、お金を払ってまで買うかと言われると…。

で、買ってきたさつま揚げはシンプルイズベスト・そのまま食べます、と言いたいところですが、軽く網で炙って大根おろしを添えるのがうち流。練り物って手軽なのでついそのまま食べたくなりますが、ひと手間かけて軽く炙るとたんぱく質が活性化するんでしょうか、味わいがワンランクアップします。この場合は何故か電子レンジで温めても美味しくない気がするのは単なる気のせいかもしれませんが、そういう要素って意外にバカに出来ません。さつま揚げの場合は一般的には生姜醤油ですが、私は大根おろし醤油の方が好きです。生姜だとちょっと香りが強過ぎて主役が負けてしまうような気がするんですよね。

13/10/20(Sun)

私が好きな健啖隊というサイトで、ハヤを釣って練り物(竹輪・カマボコ・ハンペン・さつま揚げ)を作って食べるという動画がアップされてました。自作の練り物、一度はトライしてみたい一品です。ただし、釣ってくる、は置いておくにせよ、三枚におろす・徹底的に水で晒す・ペースト状にする・加熱するという手間はハンパなものではなく、この言葉が嫌いな私ですら使わざるをえません、即ち“買って来た方が安い”。ただし、裏を返せば練り物ってのは本来もの凄い高級品ってことです、今や見る影もありませんけど。

そういえば、魚柄仁之助が以前沖縄にいったときに、鯛蒲鉾のあまりの高さに驚いた(鯛よりもよっぽど高い)けど、考えてみればその鯛のフィレの部分だけ取り出して、手間暇かけて加工するんだから当たり前だと書いていました。ピチピチの鯛で手作りの蒲鉾、実に作ってみたい。先日実家で近所から釣り好きのオッサンが大漁でゲットした鯛を5匹貰ったそうですが、手に負えなくてあちこちにスルーパスしたとのことで、あぁその場にいれば色々やってみたかった。

13/10/19(Sat)

先日書いたようにカニ玉は全く評価してない私ですが、ニラ玉は割と大好きです。あと、刻んだ葱をこれでもかとたっぷり入れた玉子焼きも素敵。砂糖は基本的に使わず、塩メインで味を決め、醤油は香り付けの為にほんの少々、というのがうちのパターン。これは長年変わっていなかったのですが、先日マイナーチェンジが行われました。週刊文春でフードスタイリストの人がエッセイを持ってまして、それを読んでいたら、葱炒り玉子焼きを作る時は刻んだ葱を最初に軽く炒めてから混ぜる、とあったんです。なるほどこういう方法もあるんだなと。言われてみれば、最初に軽く炒める事で香りが立ち、卵はふんわり火が通っていて葱はしっかり香るという絶妙のタイミングを簡単に作り出せます。

というわけで、葱玉・ニラ玉ともに、最初に具を炒めてから混ぜ込むというのが新たなうち流となりました。ちなみに、四角い玉子焼き器は使わずに普通の鉄フライパンで焼きます。他人様に出すわけではないので格好はどうでもいいですし、何より四角い玉子焼き器ってどうしても四隅が汚れやすいのです。フライパンだったらササラでガーッと擦れば簡単に綺麗になりますのでね。

13/10/18(Fri)

本日は貰い物のカニ缶を使った玉子焼き。原価の9割以上がカニなんじゃないかというくらい、カニ缶は高いです。貰い物だから良いんですけど。でも個人的には私、カニ缶はあんまり評価してません。味、薄くないですか?カニスキなんかで生のカニをその場で茹でれば、旨味も残っていて美味しいのは認めますが、カニ缶って既に火が通っていて、言っては悪いですが何だかダシガラ感がどうしても拭えません。卵にカニを混ぜ込んでカニ玉を作っても、卵の味が勝ってしまうのです。本当にお前高級食材か?もうちょっと気合入れろよと言いたいくらい。

世の中にカニクリームコロッケというのがあります。あれも、もの凄くお高い洋食屋なんかで食べれば話は違うんでしょうけど、スーパーの惣菜で買ってくると、私の舌にはクリームコロッケとしか感じられません。割って中を見ると確かに赤い点々があるので、カニは入っているのだろうなと思うのですが、クリーム生地に圧倒されてもの凄く遠くにカニがいるのかも?という感じ。カニ缶とサバの水煮缶を並べてどっちか選べと言われたら、私なら迷わずサバを選びますねぇ。

13/10/17(Thu)

今年初、秋刀魚を焼いて食べました。鯛やマグロといった魚に比べると、値段は雲泥(泥の方)の差ですが、味わいは負けてません。やっぱ美味しいわ。この秋刀魚については私、数年来の野望があるのです。それは、七輪で秋刀魚を焼いて食べる、です。普通に魚焼き網で焼いても勿論美味しいのですが、やっぱり炭火焼は違うと思うのですよ。遠赤外線効果でじっくりと。それに、七輪を使うとなると必然的に屋外になりますんで、更に体感美味効果は上がるのではないかなと。

七輪なんて今や趣味の道具です。ほぼ100%の家庭がボタン1つで点火できるガスコンロを使って、七輪はすっかり廃れてしまいましたが、個人的には悪く無いと思うんですよね、七輪。うちではマッチで点火する鋳物コンロを使っていますが、古くて機能の少ないものが悪いとは限らないのです。むしろ便利にする過程で犠牲にしたものも多い気がします。古いから良いんだという懐古マニアはどうかと思いますが。それはともかく七輪、裏庭があって使えるのなら、活用してみるのも面白いんじゃないかなと。

13/10/16(Wed)

果物の話が続いて思い出したのですが、知り合いに果物が嫌いという人がいます。果物特有の酸味と甘味のコンビネーションが気持ち悪い、のだそうです。うーん、好みは人それぞれとはいえ、私にはサッパリ理解できない世界です。ちなみに和菓子は大好物、最中・饅頭などの甘味はウェルカム。私は和菓子なんて砂糖の塊みたいなもので、果物の爽やかな甘味と酸味の方がずっと好きなんですけど、人それぞれですね。

ちなみに、果物全般にアレルギーがあるので食べられないという人もいます。それだとあぁ大変だねと思うだけですが、その人は高い果物だと何故かアレルギー反応が出ないのです。高級マスクメロンとか佐藤錦はウェルカム。私も本音では“お前それ本当にアレルギーか?”と突っ込みたいですが、もう大人なので黙ってスルーします。でも、価格で反応の違うアレルギーなんて本当に実在するんですかねぇ。

13/10/15(Tue)

十月も半ば、まさに秋真っ盛りと言う事で果物の美味しい季節になりました。でも、話をしていると私の同世代の人ってあんまり果物を食べないんですよね。一番身近な果物が朝食に食べているバナナで、それ以外はほとんど…みたいなケースが珍しくありません。これはもったいない。そしてそういう人に限って小腹がすいたなどと言ってスナック菓子を常備していたり。菓子もたまにはいいですが、あんな油・塩・砂糖のコンビネーションの塊を食べる癖をつけたら、多分碌なことになら無いと思うんですよね。

というわけで今回は柿。私のノリから容易に想像できると思いますが、柿は皮ごと食べられます。というか、ミカンを黒帯としたら柿は7級位の容易さです。流石にヘタは食べられませんが最近の柿は種無しが多いので、まさに切って食べるだけとお手軽簡単。時々、たのの周囲の透明な部分が苦手という人がいますが、全くわけが分かりません。むしろあの部分が美味しくて、あそこだけ集めて食べたいくらいなのに。結局何が言いたいかというと、柿は美味しいのでもっと食べよう、それだけです。

13/10/13(Sun)

ミカンが家に届くと大量のミカンの皮が発生します。当然皮も値段に含まれているわけですし、送料かけてうちまでやってきたわけなので、何とか有効活用してやろうと毎年決まって頭を悩ませるのですが、コレといった決定打がありません。干して料理に使う、はやっています。中国料理で言うところの陳皮というヤツで、酢の物や浅漬けに入れると風味が良くなるのでうちでは常備しています。が、そんなに量を使わないんですよね。ボウル一杯の酢の物を作っても、使う陳皮はせいぜい2つまみ程度。それにご飯や味噌汁と違って、毎食必ず食卓に上るものというわけでもありません。

あと定番と言えば“干して入浴剤代わりに使う”ですが基本的にシャワーで済ます私には用がありません。“干して部屋の芳香剤として使う”と言うのも聞いた事がありますが、基本的に無香料が好きな私はパス。結局、そのまま皮ごと食べてしまえば全ての問題は発生しないのじゃないか?とチャレンジしてその高い壁に跳ね返される事数回。どうも一年経つと私の頭は教訓を忘れてしまうようです。

13/10/12(Sat)

たまーに仕事が詰まって疲れ果て、食事を作る気力がわかないときがあります。そんな時、以前は近所のスーパーでお弁当を買ったりしていたんですが、最近は食事そのものを抜くようになりました。変なものを食べて後で気分悪くなるよりは、食べない方がまだマシかなと。ただ、凄くお腹がすいている時はバナナ買って帰ったりしますけど。

私は元々朝を食べないので、夕食を抜いてしまうと一日一食になります。それで大丈夫かと思うかもしれませんが、意外に平気ですね。勿論、そんな日が続けばもちませんが、たまに食事を抜くのはまぁ、今流行り?の断食療法と言えない事もないのかなと。人間って食べ過ぎても食べなさ過ぎても調子を維持できません。が、飽食と言われるこの時代、どっちが簡単かといえばそれはもう断然に食べ過ぎる方です。意識しなければ食べ過ぎになる昨今、たまには意識して食事を抜いてみるのもいいのではないか、と思ったり。勿論、体調と要相談の上なのは当然ですけど。

13/10/11(Fri)

本日の獲物は鮭の白子。鮭の白子って凄く美味しい割には、アラ扱いでとっても安いのが素晴らしいです。そしてうちで鮭の白子と言えばもっぱらポン酢。白菜・シメジ(昨日の日記のやつ)・白菜の白子、具はこの三種類のみです。小さな土鍋に湯を沸かして昆布を投入、白菜の白い部分→白子→シメジの順に投入して、火が通り過ぎない程度に通ったら、適宜ポン酢(という名のその場で作った酢醤油)で頂きます。

フライを躊躇わない家庭だったら、軽く小麦粉・卵・パン粉をはたいてフライにするのも美味しいですし、蒸して酢醤油に漬け込むと簡単・お手軽の常備菜になります。うちはパンを食べないので需要がないですが、蒸してから裏ごしすればパテ…買うと相当高い筈。とまぁ、鮭の白子はかなりの優良食材なのです。見た目と白子が人間の何に相当するか、なんて余計な事を考えて敬遠するのはもったいないのではないかと。

13/10/10(Thu)

エノキダケが一段落したので、今回は味噌汁用にシメジを購入。秋はやっぱりキノコですし、あの歯応えは野菜では出せないので重宝しているのです、安いですしね。でも、エノキダケとシメジどっちが好きかと言われるとタッチの差でエノキダケなんですよね。いえ、シメジも全然悪くないんですけど、ほんとタッチの差。ちなみに味噌汁は相変わらずシメジ&乾燥ワカメ、ダシは鰹節で最後に葱パラリの黄金パターンは不変です。

ちなみに、味噌汁は最後の1/3は残しておいて、これまたちょっと残しておいたご飯をぶっこんで猫まんまにするのが最近のマイブーム。コレ、行儀が悪いからやってはいけないと言われて育ったのですが、まぁ最後の〆にする分には良いんじゃないかなということで。ダシを鰹節から鶏モモ肉にチェンジして、猫まんま・七味パラリは相当なご馳走だと思うのですよ。

13/10/09(Wed)

実家からハウスミカンが送られてきました、ありがたいことです。これで当分のビタミンC摂取はバッチリ。でもこうやって果物を食べるたびに思うのですが、最近の果物って甘過ぎませんかね。というか、何故こんなに糖度にこだわるのかイマイチ理解不能。世の中的には甘ければ甘いほど良いって事で、品種改良はそっち方面に限られているように見えます。極めつけはホウレンソウまで糖度表示したりして。そんなに甘くて柔らかいのが好きならば、豆腐に砂糖をかけて食べてれば良いじゃないかと思うのは私だけでしょうか。

果物の品種改良も大概です。果物って程よい酸味と甘味のコンビネーションが素敵だと思うのですが、最近のはもう甘くて甘くて。それでも、砂糖たっぷりの菓子類よりはずっと良いんですけど、個人的にはもう少し酸っぱくても良い気がするのですよ。子供ならともかく、いい大人になったのなら、味覚ももう少し複雑になってしかるべきだと思うんですが。

13/10/08(Tue)

さて、日本の食事に欠かせないものといえば梅干しがあげられますが、私の中での梅干し評価はそんなに高くありません。いえ、美味しいとは思うんですよ。思うんですが、味わいがちょっと強烈過ぎると思うのです。うちでも梅干しをほんのちびちび齧りながらご飯を食べますけど、梅干しの味が強過ぎてご飯が引き立たない気がします…、色々敵を作りそうな発言ですが。でも、同じ役目としては白菜の浅漬けや沢庵の方が向いているんではないのかなというのが私の意見。

同様に佃煮系も私の中ではイマイチ。こちらも梅干し同様味が強過ぎるのと、佃煮って醤油&砂糖の味しかしないじゃないか、という極論も私の中で渦巻いています。ではご飯に乗っけて食べる食材で好きなのは何かというと、これはもう断然に味噌です。ご飯の友用に調整された、たとえば金山寺味噌のようなタイプではなく、味噌汁に使うようなオーソドックスな味噌。これをご飯にちょっと塗って食べるのが大好き。あとは、鰹節を削ってご飯にふりかけ、醤油をほんの数滴も素敵です。まぁ、炊きたてご飯をぬる燗程度に自然に冷ましたものを単体で食べるのが最高というのは譲れないんですけれどもね。

13/10/07(Mon)

前にもここに書きましたが、ニコニコ動画に毎週土曜日アップロードされる八丁堀さんの料理動画が大好きです。主に“手抜きランチ”“ムコ殿シリーズ”“タイトル無し”の三種類に分かれていますが、内容はどれも大体一緒。長さは1本あたり2〜3分で気軽に見られるのも◎。“ムコ殿シリーズ”は必殺仕事人の中村主水の哀愁漂うテーマ曲の中で料理するんですけどね。で、9/28にアップロードされた“豆腐の味噌汁”が素敵だったのです。

内容は極めて単純。豆腐と三つ葉の味噌汁(ダシは鰹節)を作って食べるだけ。その日の朝食のメニューは、ご飯・味噌汁・海苔・白菜の漬物、以上。今の基準だとちょっと質素すぎる感じもしますけど、現在の私の感覚だと朝食ならばこれくらいがベストです。夕食だと、メインに煮物か焼き物をもう一品加えてもいいかも。最近めっきり粗食志向。別に食欲が極端に落ちているわけではないのですが、ちょっと物足りないくらいの食事の方が、体調がいい気がするのです。昔の人は言いました、腹八分目に医者要らず。火傷には味噌を塗れとか無茶なものも多いので、言い伝えと言うだけで信じるのは危険ですが、腹八分目に医者要らずは真実じゃないかなと思ってます。

13/10/06(Sun)

今日の一品はニラ玉。卵一個で作るのでサイドディッシュ的な扱いですけど、ニラと卵どちらも格安商品でコストパフォーマンスは抜群の上に美味しい、最高ですね。私は卵は半熟が好きなのですが、最初からニラと卵を混ぜて炒めると、ニラがいい感じになる前に卵が半熟になってしまうので、先にニラだけを炒めるのがポイント。小口に切ったニラをごま油を引いたフライパンで7分通り炒めます。あとはそこに卵を加えて半熟になるまでかき混ぜながら火を通すだけ。

味付けは塩のみ。その日の気分でほんの少し醤油を入れる事もありますが、砂糖は入れません。甘い玉子焼きって好きじゃないんですよね。いえ、菓子としてならありかとも思いますが、ご飯のおかずとして甘い玉子焼きは無しだと思うのです。極論すれば、寿司屋の厚焼き玉子、アレはネタではなく私の中ではデザートという位置付けなのですよ。

13/10/05(Sat)

20年ぶり?位でかっぱえびせんを食べました。いやはや“やめられない・とまらない”って本当ですね。一袋あっという間に食べつくしました。ですがそのあとが問題。一気に大量の塩気を摂ったために喉が渇いて仕方がなくなり、と同時に腹が膨れてその日の夕食は半分に。結論として、やっぱりスナック菓子なんて食べるもんじゃないですね。次に食べるのはまた20年後くらいでしょうか。

女性に限らず、小腹がすいたと言ってすぐに菓子を食べる人、結構います。でも私はあれが不思議なんですよね。3食(私は2食ですけど)きちんと食べていれば、早々お腹は減りません。というか、一日の必要カロリーは普通に満たせます。その上でお菓子を食べるってことは、カロリーがオーバーしているか、もしくは3食きちんと食べてないかのどっちかで、どっちにしても不健康でしょう。それに、ダラダラと食べ物を口に入れていると、虫歯のリスクも高まっていい事無いと思うのです。甘いのは嫌いじゃないですが、考えれば考えるほど食べるタイミングが分からなくなる私です。

13/10/04(Fri)

本日の逸品はニギスの一夜干し。一夜干し全般が好きな私なので、このニギスの一夜干しも勿論好き。問題は東京近辺ではあまり売ってないということでしょうか。今日は珍しく干物売り場で見かけたので思わずゲット。ニギスは文字通りキスに似た形の魚ですが、分類上はスズキの仲間だそうです。味は白身でキスに似ているかと思わせておいて、実は結構違います。脂が超多くて、うちの劣化して所々穴の開いた魚焼き器で焼いていると、気化した脂に引火して派手に燃え上がるので、直火で焦げないように時々焼く位置を変えてやらないといけないくらいです。

肉質は柔らかく、骨・頭もそんなに固くないので、頭のてっぺんから尻尾の先までバリバリと丸齧りできるのも高ポイント。少し残った腸がやや苦いのも良いアクセントになっています。欠点は一夜干しにしてもやっぱり足が速いこと。割とすぐにアンモニア臭を発し始めるので、買ってきたら干物にあるまじきスピードで食べ尽くさないといけません。が、コレと味噌汁と梅干しがあれば、私としては大満足の夕食になります。

13/10/03(Thu)

随分涼しくなってきたので味噌汁復活。流石の私でも30度オーバーの部屋で熱々の味噌汁を飲むのは厳しいのです。それにしても、やっぱり味噌汁は素晴らしい。冷蔵庫に残った適当な野菜だけでスープが作れてしまうんですから。ちなみに先日は油揚げとエノキダケ。味噌汁の具については各自意見がありますが、私は別に何でもいいと思っています。ただし、具は2品・多くても3品まで。それ以上にすると味噌汁と言うよりも味噌煮こみになってしまって、何だかスマートじゃない気がするので。

ダシはもっぱら鰹節。その場で削ったやつなので香りは段違いです。これを火を止めてから味噌と一緒に溶くだけ。一般的には削りかすは漉して捨てますけど、うちでは一緒に食べてしまいます。煮干すら食べてしまう派なのに、ましてや鰹節なんて全然無問題。ちなみに、一番好きな具の組み合わせは何かといわれたら、豆腐とワカメと答えます。スタンダード過ぎて面白みはないですが、やっぱり美味しいんですよねぇ。

13/10/02(Wed)

今日はちょっと贅沢して…というか無性に食べたくなったのでブリの照り焼き。明らかにシーズンではないので、どんなものかなと思ったのですが、買ってしまったら案の定、全く脂が乗っていませんでした。しかし、それが駄目かというと意外に美味しかったのです。言ってみれば霜降りの牛肉と赤身の牛肉の違い。確かに口の中に広がる脂はありませんが、その分魚肉自体の味わいが強く前に出ていて、コレはコレでアリなのではないかと。

今の時期だと旬は秋刀魚でしょう。でも、秋刀魚も脂がたっぷり乗ったヤツよりは、少し脂が落ちた頃の方が私は好きです。まぁ、脂の美味さってのも分かりますけどね。ちなみに牛肉も赤みの方が好きです。この辺、年代ともに好みが変わってくるんでしょうね。

13/10/01(Tue)

下世話な話で済みませんがここの所、ちょっとお通じが滞り気味。食べるものも生活リズムも変わっていないのに何故、と思って考えてみたんですが、すぐに原因が判明しました。最近急速に涼しくなって、水分摂取量が激減してます。具体的には、朝晩500mlのお茶を沸かして飲んでいたのが、ほぼゼロになってました。そうすると多分、腸が動かないんでしょうね。コレはいかんということでお茶の習慣を復活させて、腸のリハビリ中。

世の中のに溢れる健康マニアのようになるつもりもありませんが、私も十分にオッサンですから、体には気をつけるようにしてます。病気になったら時間もお金もかかってもったいないですからね。とはいえ、できることは限られているわけで。今の所は、腹八分目・快適お通じ・十分な睡眠・歯のメンテ・適度な運動、この辺を守っていれば健康はキープできるのかなと。私の難題は最後の適度な運動、ホント体を動かすのが嫌いなんですよね。

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