2013年11月

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13/11/30(Sat)

水炊きの〆は雑炊、というのが世間のお約束。でも、私としてはご飯はあの噛み締めると徐々に出てくる甘味も味わいの一つだと思っているので、雑炊のようなやわやわご飯はイマイチ好きになれません。ましてや、卵雑炊。卵って思った以上に味が濃いので、ご飯の仄かな味わいが全て卵に塗りつぶされてしまうようで。というわけで、うちの水炊きの〆は雑炊よりもむしろ茶漬けに近いものになります。

ご飯が茶碗に1/3程度になった段階で水炊きの汁を茶碗に注ぎ、残ったポン酢と必要ならば塩少々で味を調えると、汁に出た昆布と鶏肉のダシとご飯がマッチして、超良い感じになるのです。最後に違う味わいを楽しめるうえに、汁に溶け出た昆布と鶏肉のエキスも無駄なく味わえてまさに一石二鳥。水炊きの〆はやっぱり茶漬け風ですわ。

13/11/29(Fri)

折角葉物が山ほどあるので、しばらくはは水炊き。というわけで、鶏モモ肉買ってきました。あっさりムネ肉とも考えたのですが、他の皿とのバランスを考えると、今回はちょっとコッテリ目でもいいかなと。今夜の具は鶏肉・白菜・大根、ダシは昆布で、ポン酢で食べます。白菜は芯を外して適宜一口大にカット、大根は薄くスライスしたものを用意。一般的に鍋と言うとカセットコンロで随時具を投入しながら食べますが、うちの場合はおかずのひとつという位置付けなので、最初に全部料理してしまいます。

それにしても、やっぱりしみじみと美味しいですね、鶏肉&昆布の出しで食べる冬野菜。白菜一玉をちびちびと一月ほどかけて使いながら、味噌汁的なスタンスでミニ水炊きを食べるのがうちの冬の風物詩。時々は練った小麦粉を入れてなんちゃって水団風にしたり、野菜を水菜や青梗菜に変えてみると気分も一新。やっぱり冬は鍋でしょう。

13/11/28(Thu)

実家から荷物が届きました、ありがたいことです。内容はほぼ全て自家製冬野菜。それも葉物の充実っぷりがハンパないです。ホウレンソウ・小松菜・水菜・白菜、春菊、どれも結構な量がありまして、しばらくはおひたし三昧になりそうな予感。でも考えてみればこっちの方が自然なんですよね。旬の野菜というと良いイメージしかありませんが、逆に言うとそのシーズンにはその野菜しかないというわけで。冬場なんて下手したら数ヶ月間毎日大根と白菜、なんて事態も普通に考えられます。

でも、それで良いんじゃないですかね、とも思います。ご飯・大根の味噌汁・白菜のおひたし・沢庵、ここに魚を買ってきて焼いて添える、ってのを毎日繰り返しても別に不都合はありません。世の中的には色んなメニューが氾濫していて、下手すると昨日と同じ物を食べたら死ぬ、みたいな風潮すらありますけど、それってどうなんですかね。

13/11/27(Wed)

知り合いがあんまりにもたびたび丸ちゃん正麺の素晴らしさを力説するものだから、遂に買ってきてしまいました、68円でしたけど。正直言って、全く期待はしていなかったのですよ。ですが、これは確かに期待を裏切る出来です、美味しい。従来のサッポロ一番などに比べると、麺は一回り細くて黄色い感じ。ゆで時間3分のマニュアルどおり茹でてみると、確かにインスタント麺とは一線を画する味といえます、確かにコレ生麺っぽい。チャーシュー・メンマ・葱などをトッピングすれば、多分インスタント麺とは思えない完成度になると思われます、コレは確かに侮れません、丸ちゃん正麺。

私の世代で丸ちゃんというと、すぐに赤い狐と緑の狸が思い浮かびます。武田鉄矢がCMに出てましたっけ。うどんはヒラヒラのきしめんみたいなタイプで、蕎麦も蕎麦とは似て非なるもの、でもあれはあれで一種の味わいだと思うのですよね。もうずっと食べていないので、最近は進歩したのかもしれませんけど。久しぶりに丸ちゃんのあのヒラヒラうどんを食べたくなった今日この頃です。

13/11/26(Tue)

毎朝お茶を作って魔法瓶に入れ、一日かけて飲むのが日課なのですが、たま〜に茶葉を入れ忘れるんです。急須がガラス製ならそんな事もないんでしょうが、うちのは普通の磁器製でして。で、意外と気がつかないものなのですよ、白湯って事に。マグカップの色が濃くて中の液体の色が分からず、しかもお茶請けに味のついたものを食べていたりして、更に他の作業に気をとられていると、そんなバカなと思うかもしれませんが、意外と分かりません。いっそのこともう茶葉なんて不要でずっと白湯でいいんじゃないか…とは思いませんが、人間の舌なんて意外とそんなもの。

でも、白湯って馬鹿にしたものでもないのですよ。流石に魔法瓶の中身が白湯だと気付いたら、その後のペースは落ちます。そんな時は白湯づけに転用するのがうちでは一般的。お茶漬けは勿論王道に美味しいんですが、ご飯の味がよりはっきり分かるのはなんといっても白湯づけ。まかり間違って鮭やタラコがあれば極上ですが、そんなものがなくても昆布の佃煮でもあれば上等。あと、出来れば山葵も欲しい。永○園のお茶漬けの素がないとお茶漬けは作れないと思っている人に説教したいレベルの味わいです。

13/11/25(Mon)

さぁしばらくは先日の大根の煮物だなと思っていたんですが、仕事帰りのスーパーでおでんだね用練り物セットが3割引298円→200円ちょっと。これは買わないといけますまい。練り物ばかりなので、私が好きな厚揚げが入っていないのが残念ですが、まぁこれは不可抗力。練り物をおでんに入れるには熱湯をかけて油抜きをするのがセオリーですが、面倒臭いのでやりません。大体、練り物自体そんなに油ギトギトの食品じゃないですからね。ただ、汁を大根の量ピッタリで調整してあるので、多少の水増しは必要でした。

自炊していると途中で味が変わる、なんてことは割とよくあります。大量の煮物を作っておいたら、途中で牛筋が安く手に入ったのでカレーに変更とか。その時、昆布鰹ダシが効いていても何の問題もありません、むしろ好都合。醤油が効きすぎていると変更不可になりますので、うちではなるべく醤油を減らして塩で味付け・醤油は香り付けというのが基本スタンスです。後で変更する事を考えているのが理由だけじゃありませんけど。まぁとにかく、料理なんて適当にやっても食えるものと食えるものを合わせるんだから、ギャグ漫画みたいに口に入れた瞬間に失神する、なんてことありませんのでね。

13/11/24(Sun)

大根を煮る際には皮を剥くのが一般的です、それも割と厚く。ものにもよりますが、大根は表面から5mm位は明らかに食感が違うので、そこを取り除く意味があるのでしょう。でも、私はやりません。食感は違いますが十分に許容範囲ないですし、何より面倒臭いですから。ちなみに経験則上一番重要なのは鮮度です。鮮度が落ちた大根は皮と身の食感の違いがはっきりしてきますので、鮮度の落ちた大根の場合は皮を剥いた方がいいかも。

大根ってのは不思議な野菜で、生・加熱・干す、主にこの三種類でまるで別の食材のような味わいになります。たとえば、スライスしたものに軽く塩をして絞った和え物と大根の煮物を並べて食べ比べれば、知らなければ同じ食材とは絶対に断言できないでしょう。その辺が面白いと思うんですよね、大根。ちなみに、私が一番好きな大根の調理方法は、月並みですが油揚げと組み合わせた味噌汁です。アレは基本にして真理かと。

13/11/23(Sat)

先日大根を買ってしまったので、しばらくは強制的に味噌汁の具は大根となります。味噌汁の具にも変遷がありまして、一時期は“汁少なめ・具沢山”がモットーでしたが、最近では具は2種類、多くても3種類に押さえるのがうちのトレンドです。今回は大根が強制参加ですから、あとは常備してある乾燥ワカメと油揚げ、まさに常道中の常道といえますけど、コレが美味しいんですよ。ちなみに、ダシは鰹節です。

それに加えて今回は、シメジが特売だったのでゲットしてきました。油揚げと入れ替えて、気分次第で使います。で、そのシメジの一部は軽く油炒めしてから半熟スクランブルエッグに入れると素敵な味わい。とても1パック58円でゲットしたとは思えない、高いパフォーマンスを見せ付けてくれます。こうやって、大量の食材を色々使いまわす、まさに自炊のロマンですね。

13/11/22(Fri)

こう寒くなったらとりあえず食べとかないといけないのが大根、買ってきました。大根は極めて癖のない食材なので、どうやっても普通に食べられます。それこそ、塩とオリーブオイルでなんちゃってイタリアン、とかにしても殆ど違和感ありません。が、日本人ならやっぱり煮物でしょう。今回は今シーズン一発目ということで、相方はこってり鶏モモ肉。人参やレンコンを加えると定番にはなるのですが、今回はシンプルに鶏肉と大根だけで。ストックの八角を入れて中華風にしようかどうしようか、5秒ほど悩んだ後にやっぱり純和風で。

ダシは鶏肉から出るので不要、というか鶏肉がダシですね。もう単純に煮るだけなんですけど、一応ポイントとしては先に鶏肉だけを濃い目の醤油ベース煮汁で煮て先に味を含めておくこと、大根とあわせて煮た後に一晩放置して温めなおすことでより一層味を含める事。鶏肉を煮て冷ます→大根をくわえて煮て冷ます、という手間のおかげで無駄に丸一日がかりになりますが、まぁ殆どが放置タイムなので面倒と言う間隔はありません。コレが汁ごとご飯にかけるとまた美味しいんですわ。

13/11/21(Thu)

本日の朝の室温12度。部屋で仕事をするにはちょっと寒いかと思いきや、割とそうでもありません。夏場は和室に文机・パソコン・座布団スタイルが、この季節になるとマイナーチェンジします。まず、座布団は四つ折にしたアクリル毛布に。無論この毛布、夜間は普通に就寝用として活躍していますので、家で仕事をする日はほぼ24時間活用、無駄がありません。そして膝掛けは夜間もバッチリ活用している寝袋のジッパーを解放したもの。四つ折アクリル毛布&寝袋膝掛けの威力は相当なもので、室温が二桁あれば、暖房は全く不要になります、これぞエコ。

うちの基準だと、室温が一桁前半になると流石にガスファンヒーターの出番となりますが、それまでは普通に生活できますね。都心だと、この条件で暖房を使うのは年間通して1〜1.5ヶ月程度でしょうか。そしてその浮いたお金でいつもよりちょっと豪華な食材を買って堪能すると。要するに、どこにお金をかけるかってのが私は他人とちょっと違うのかもしれません。

13/11/20(Wed)

米を毎日二合食べていると、この部分をもう少し有効活用できないものかと定期的に考えます。それはズバリ玄米。玄米を精製して白米にすると、有用な栄養素が糠として取れてしまうというのは有名な話。それは非常にもったいない。わざわざ手間をかけて栄養素を捨てているわけですから。というわけで、主食の玄米化を考えるわけですが、そこに大きなハードルが一つ。面倒臭いんです。

現状うちでは米を鍋で炊いていますが、手順としては強火で点火・沸騰まで3分→弱火に落として蓋して5分→段ボール箱で保温しつつ蒸らし15分以上、となっています。コレが玄米だと結構変わるのですね、特に弱火で5分の所が。玄米は火を通してもなかなか柔らかくならないので、圧力鍋を使わないと弱火30分が推奨となります、即ちかかる時間がここで6倍。コレはちょっと面倒臭い。圧力鍋を使うと無論随分短縮できますが、果たしてここで鍋を一つ増やす価値はあるのか、コストとベネフィットのバランスは。などと考えている時が一番楽しいのですがね。出不精の私の旅行妄想と一緒です。

13/11/19(Tue)

先日友人と話していまして、やっぱり私は大食いらしいです。そこは夫婦&三歳児の一食の食事で食べる米が一合、つまり私の一食分と同じです。別に貧困で生活に困窮しているわけでもなく、それが普通。その分おかずが多いかと思いきや、何度か遊びに行った限りではそんな風でもないんですよね。えっ、それで足りるの?って感じ。ホント、人それぞれですねぇ。

ちなみに私の昨日の夕ごはんは、蕪・人参・玉葱・ウインナーのポトフ(的な何か)、蕪の葉のおひたし、サツマイモサラダ(ポテサラをサツマイモで作ってみた…意外に悪くない)、葱入り玉子焼き、ご飯ニ膳。これが全部で何カロリーだかはサッパリ分かりません。でも、毎日こんな感じで食べて、太りもせずに50kg台中盤をキープしているんだから、食べ過ぎって事は無いと思うんですけどね。

13/11/18(Mon)

先日は実に久しぶりに、雑司ヶ谷で行われた手作り市へ行ってきました。焼き物・ガラス・金工・木工etc、手作りを趣味とする人達の露天市で、月一開催でもう10年くらいやっているのかも?お天気にもよりますが、かなりの人出があります。本来私、こういうのが好きなんですよね。かなりのドケチにもかかわらず、気に入ったものはパッと買うという側面もあって。ただし、最近ではめっきりご無沙汰。食べ物だったら食べればなくなりますけど、器の類は割りでもしない限り無くなりません。それに私の場合は多少欠けたくらいならなんちゃって金継ぎで補修して使い続けてしまいますんで、ここ10年前後でどうしようもないレベルで壊れて破棄した器は確か1個。割れ方はさほど面倒でもなかったんですが、水を吸いやすい陶器質で、接着剤が食いつかなくて断念。アレは惜しかったです。

それはともかく、手作り市は結構レベルが高いです。以前は近所のおばちゃんが趣味で作った、いわゆるオカンアート的なものも散見されましたが、最近は人気が高くて競争が激しくなったためか、全体的なセンスも上がってます。私も、何かのアクシデントで食器棚が空になったら、買ってもいい器が沢山ありましたが、結局何も買わず。料理系雑誌の定番企画に台所自慢というのがありまして、美しく整った台所をドヤッと自慢するんですが、とても個人では使い切れないような量の器を持っている人、結構います。でも、道具ってのは使われるのがその存在意義なわけで、使わないのだったら他の他人に買って使ってもらった方が幸せかも、と思ってしまうんですよね。

13/11/17(Sun)

先日の蕪は葉付だったので、葉っぱの方はおひたしに。軽くゆがいて塩・醤油・鰹節で味を調えるだけの簡単料理ですが、コレが結構美味しいのです。蕪の葉っぱなんて食べない人も多いですし、そもそも売られている段階で外されている事も少なくないんですが、普通に美味しいですよ蕪の葉っぱ。私の中での葉物ランキングは、断トツでトップがホウレンソウ、あとは小松菜・水菜・蕪の葉・大根の葉、どれもこれも割とどんぐりの背比べです。

そんでもって料理方法もほぼ今回の塩・醤油・鰹節で合える伝統的和え物一択。別にあれこれレパートリーをそろえる必要無いんです。そりゃま、オリーブ油で合えるとか、チーズを絡めるとか、食べるもの同士を掛け合わせるんですから大概のものは美味しく食べられるようになるんですけど、それをやると常備しなきゃいけない食材の数が増えて、回転も悪くなりますしね。基本的に日本人は日本食だけ作っていればいいと思うのですよ。外食いっぱいありますから、他の系統が食べたくなったら外で食べる方向で。こういうの、自炊右翼とでもいうんでしょうか。

13/11/16(Sat)

最近ほとんど味噌汁代わりに作っている簡易ポトフのジャガイモが品切れ。買って来ようかとも思ったんですが、ストックに塩で揉んで酢の物にしようと思っていた蕪があるのを思い出して、そっちを転用する事に。本来私、煮込んだ蕪ってあんまり好きじゃないんですよ。大根は煮てもかなりの長時間歯応えが残るのに、どうして蕪はあんなに根性がないんでしょうか、すぐにとろとろになってしまいます。煮物の蕪を容認する一派は多分あのとろとろがいいんでしょうけど、私は蕪といえばしゃきっとした歯応えが信条なのでどうにも。

でもまぁ、今回は何となく蕪でポトフ。買ってくるよりもあるもので何とかするのを優先、ってのがうちのモットーですから。具材は蕪・玉葱・人参・シメジ・ウインナー。味付けは塩胡椒に自家製の月桂樹の葉を少々とこれまた自家製の乾燥ニンニク、隠し味に昆布をほんの少し。休日の昼間だったら、10時ごろに仕込んで全体に火を通しておき、お昼に温め直して食べるとバッチリなのですよ。

13/11/15(Fri)

食材偽装についてもう少し。悪い事だとは思いますが、仕方がないとも感じるんですよね。多少食材のランクを落としても、味付け次第によっては客には分かりっこない(プロですからそのラインは分かるでしょう)、ランクを落せば当然利益率はアップ、特に大きな組織であれば上からの経費節約命令は当然あるでしょう、となれば私だってその立場にいれば偽装するかもしれません。

ただまぁ、お客さんの方もいいかげん学んでいい頃なんじゃないでしょうか。食材偽装が問題になったのは今回が初めてではありません。というかむしろ、またかと言う感じすらあります。そんな中、有名なホテルだから・老舗のデパートだから大丈夫だろうと考えるのは今時もう非合理的な判断なのではないかと。かといって、近所の顔の見える八百屋・魚屋なら安心かと言えば、全然そんな事はないのが世知辛い限りですが。私個人としては、デパートやホテルのブランドでいい物を食べた気になっている舌のほうを先にどうかした方が、騙されないようになる早道だとは思うんですけどね。

13/11/14(Thu)

世間を騒がせている食材偽装の件、あれってどうなんですかね。私も実感として感じているんですが、人間の舌ってそれほど敏感じゃありません。以前敬愛するデイリーポータルZで、回転鮨のネタを目隠しして食べて当てる、というのがありました。そんなの100発100中だろうと思うんですが、これが結構当たらないのですよ。まぁ私も大トロと鯛どっちか、と言われたら楽勝ですが、鯛とヒラメどっちかと言われたら自信がありません(見れば楽勝ですけど、目隠しでは)。

まぁそんなわけで、食べただけでは分かりもしないのに(だからこそ作り手側も舐めて偽装するんですけど)、見ず知らずの赤の他人料理人が作った料理を能書きそのまま信じて食べる方もいい人過ぎるのなら、プロとして堂々と偽装してしまう方もいかがなものかと。まぁ、どっちもどっちですね。ただ私は食べる側に近いので、どうしてもお客の肩を持ちたくなります。たとえば、吉○家で国産和牛を使っていますと嘘つかれて280円の牛丼を食べたら外国産だった、はたいして腹も立ちませんが、椿○荘で5000円のランチを食べたら海老が車海老じゃなくてバナメイ海老だった、コレは頭にきます、庶民ですから。それにしても今回の件で一番知名度を上げたのはバナメイ海老さんではないでしょうか。

13/11/13(Wed)

葉付き大根をゲットしたので、油揚げと一緒に煮物に。大根本体は皮付きのまま乱切りに。葉っぱはザク切り。本体と油揚げを昆布&鰹節のだしで煮て自然冷却、一晩かけて味をしみこませた後、温め直すタイミングで葉っぱ投入という時間差攻撃。大根って殆ど葉っぱを切り捨てて売られてますけど、本当にもったいないですよね。葉っぱもとても美味しいのに。

周囲には割と料理上手と思われている私ですが、自己評価は大した事ありません。たとえば今回の大根にしたって、持っているレシピは煮物・酢和え・味噌汁の三つくらい。その中で微妙にその時の気分や手に入った材料でマイナーチェンジはしますけど、大した事はしていません。というか、日々の食事でそんなに凝った事をする必要がないんですよね。和風のアッサリメニューだったら、一週間連続同じ煮物を食べ続ける、とかも全然平気ですし。今の世の中レシピが氾濫し過ぎて、昨日と違うものを食べないと死んでしまう、くらいの強迫観念に囚われているんじゃないかとすら思ったり。そもそもの話、腹八分目を守って食事時にお腹がすいている状態にすれば、何だって美味しいのですよ。

13/11/12(Tue)

先日醤油が切れた際に、この機会に少しだけ醤油無しでやってみてはどうじゃろかと思い立ちまして、醤油無しライフ約一週間目。結論、どうという事はありません。むしろ醤油を使わない方が素材の味が前面に出ていい感じになる場合が多いです。醤油を使うと当然ですが醤油味になります。これが元の素材の味を殺す場合が結構あるのですね。私はそれが嫌で、味付けは塩・香り付けは醤油をモットーに、醤油の使用量をなるべく減らしてきましたが、使わないと素材の香りも前面に出て、いい感じになる場合が少なくありません。

ですが、醤油が欲しい場合も勿論あります。塩と鰹節だけで作ったホウレンソウのおひたし。不味くはないのですが、やっぱりここには醤油が欲しい。白菜と鶏肉の水炊き。塩で食べるのも悪くはないのですが、本能がポン酢醤油を求めてしまいます。というわけで、一週間の醤油断ち生活は今日で終了。でもまぁ、醤油が思っているほど万能調味料ではないと実感できただけでも収穫だったかなと。

13/11/11(Mon)

先日ラジオを流し聴いていると、“大人の休日倶楽部”という言葉が飛び込んできました。吉永小百合の番組のスポンサーがJR東日本で、大人の休日倶楽部というのは50歳〜の中高年層に向けたJR東日本のサービスのようです。時々聞かれるこの“大人”という言葉、嫌いなんですよねぇ。大人ってのはネットで調べると1.一人前の年齢に達した人、2.一人前の人間として、思慮分別があり、社会的な責任を負えること。また、その人とあります。もう一つ昔の意味として3.元服後の男子、裳着(もぎ)を済ませた女子というのもありますが、こっちは今は関係ないでしょう。で、“大人の休日倶楽部”という場合の大人は多分2.の意味だと思います。でもこれ、なんだか自分を特権階級に見ているようで嫌な感じ。現在の日本では本来的な大人の意味は1.の方じゃないかと思うんですよね。つまり、20歳超えたら皆大人。でも、そのなかで中高年の俺達はちょっと違うんだぜー、みたいな。

今年大台に乗ってしまった私。子供の頃は四十路なんてオッサンそのもので、客観的に見てもまぁオッサンなんですが、自分の中を省みて十台・二十代の頃と比べると精神的にはたいして変化していないとしか思えません。他人に自分の価値観を押し付けるのもアレですが、自分は無分別な若者とは違う成熟した大人なんだぜー、なんて思っている大人は何だか胡散臭いとしか思えません。まぁ単に私が最近課長から遂には会長にまでなってしまった漫画の作者弘○憲◎センセとか、イギリスが美味しい作家でエッセイストの林△センセとかがちょー気に喰わないという八つ当たりなだけかもしれませんけど。

13/11/10(Sun)

ジャガイモを二つに割ったら中が少し傷んでいました。時々あるんですけど、ジャガイモが根とつながっていた部分を中心に細菌が入ったのか、グズグズに。とはいえ、小指の先程度なので、そこだけ取り除いて食べれば無問題。で、私こういう作業が結構好きなんです。ぺティナイフを駆使して、傷んだ部分だけをオペっぽく取り除くのが楽しいのです。今時の人ならごっそり取り除くか、下手をするとその芋ごと捨ててしまいかねませんけど。

規模は違いますけど、玉葱ではもっと頻繁に似たようなことをやっています。玉葱は茶色い皮を剥いて捨てるのが一般的ですが、中に時々半分から先だけ茶色になっている皮、というのが存在します。こんな時大雑把な性格なら下半分の食べられる皮も一緒に剥いて捨ててしまうんでしょうが、私の場合はその境目にナイフを入れ、茶色い部分だけ正確に外して捨てます。まぁ、完全に自己満足の世界なんですけどね。

13/11/09(Sat)

順調に暮らしの冬モードが揃ってきた昨今、とうとう寝袋が登場です。冬と言えば寝袋、寝袋と言えば冬。使い方は簡単で、布団の中に寝袋を持ち込んで寝る、それだけなのですが効果は絶大。布団は上下にセパレートしているので、ちょっと動くと暖まった空気が逃げてしまいますが、寝袋は文字通り袋になっているので、暖かい空気がほとんど逃げません。更に、今はまだやっていませんが、本気の冬モードで頭のてっぺんまで包まって、口だけ出す状態にすると無敵のあたたかさ。寝袋を使う前は湯たんぽとか電気行火を使ってましたけど、東京程度の寒さならそういうものは一切不要です、体温で十分。真冬にTシャツ一枚で寝る、なんていう荒技も結構可能です。

そもそもは遊んでいた寝袋を何とか有効活用できないものかと考えた結果なんですけどね。大学時代に買ったはいいがその後十数年全く出番が無かった寝袋。私は買ったものはボロボロになるまで使い倒すのを良しとしているので、タンスの肥やしというのはタブーに近いのです。とはいえ、普通の寝袋の使い方たるアウトドアライフも面倒臭い、ということで何となく布団の中に寝袋を持ち込んだのがそもそも。結局年間で最低でも4ヶ月は毎日寝袋を使っているわけで、十分に元は取れているのかなと。

13/11/08(Fri)

先日みたいな料理を作るとなると、昨今の料理界では十中八九“電子レンジを使ってジャガイモに予め火を通しておきましょう”となりますが、私はアンチ電子レンジ派なので基本的に電子レンジを使った下ごしらえはやりません。大体電子レンジって滅茶苦茶電気食いそうじゃないですか。機種にもよりますが、600Wってのが多いと思います。600Wといえば、今はもう懐かしい100W白熱電球6個分。電子レンジで15分とか、100W白熱電球6個を15分つけっぱなしにした状態で放置するのと同じという事で、もうアホかと思います。

そもそも野菜の下ごしらえなんて普通にコンロで火を通せばいいんです。芋をふかすのだって、別にその場でじっと火にかけた蒸し器を眺めていなきゃいけないわけでもないです。それに一般的に料理ってのはいくつもの作業を平行して進めるものなので、蒸し器でガスコンロが占有されている間は、他の料理に向かえば時間のロスもありません。まぁ私も、ご飯を温めるときだけは電子レンジを使っているので、あんまり偉そうに言えた柄でも無いんですけどね。

13/11/07(Thu)

すっかり寒くなってきたので、ここは体が温まる何かを作ろうと、ジャガイモを買ってきました。ジャガイモ一個はよく洗って皮付きのまま一口大の乱切りに。ストックの玉葱半分は皮を剥いてこれまた一口大の乱切りに。大きさをあわせて切ったソーセージ一本とジャガイモ・玉葱を片手鍋に入れ、水をほんの少しと塩胡椒を入れて蓋をし、蒸し煮にします。やっている事はポトフっぽいのですが、あんな感じに茹で汁ヒタヒタにするのではなく、具沢山の蒸し煮系にするのがうち流。

ジャガイモに串が通るくらい柔らかくなったら火を止めて一旦冷まして味をしみこませます。ご飯時になったら最近味噌汁用としてストックしてあるエノキダケをザク切りにして追加し、軽く温めて完成。これ系だとついコンソメの素とか入れたくなりますけど、ウインナーと野菜で十分いい味が出るので、余計なものは不要です。むしろシンプルゆえにジャガイモ・玉葱・エノキ・ウインナーそれぞれの持ち味が十分に発揮できるのかと。まぁ、最大のポイントは一旦冷ます事なんですけどね。

13/11/06(Wed)

先日の日記で思い出したわけではないですが、指貫手袋を出してきました。コレ、実は自作です。100円ショップで買ったフリースの手袋の指先を切って、ほつれないように縫い目を直したもの。私、基本的には自作にはこだわらない派なんですが、市販のものでは要求スペックを満たせない場合にはしぶしぶ自分で作ります。指貫手袋も沢山売られて入るのですが、5本の指が全て私サイズで第一関節の先でキッチリ切られている指貫手袋なんて売っている筈がありません。そもそも、市販の指貫手袋って第二関節から先で切られている場合がほとんどです(というか、それしか見たことない)。ですがそれだと、冬場に寒い室内でパソコンを使うのにはちょっと適さないんですよね。指先はきっちり出ているけど、それ以外の部分はギリギリまで生地に覆われている、コレ理想。

省エネと言うとまず厚着が思い浮かびますが、厚着よりもむしろ外気に触れている部分を以下に減らすかが重要だと思います。手袋・ネックウォーマー・フリースキャップ・靴下、単体では大した効果はありませんけど、セットで使用することでかなりの威力を発揮します。まぁその分、あまり人前には出られなくなってしまうんですけれど。

13/11/05(Tue)

すっかり涼しくなってきまして、部屋ではネックウォーマー・靴下・膝掛け・綿入れの四点セットが欠かせなくなりました。福島の件で節電をしよう、という空気もすっかり下火・なかったことにすらなっている風潮の昨今ですが、私は私。基本的にケチなので、電気・ガスを使わずに暖かくなればそれにこした事はないのです。ちなみに、真冬のフル装備になると、ここに更にニットキャップ・指無しフリース手袋・就寝時布団の中の寝袋が加わり、今はまだ薄い綿の靴下がフリースの本気ルームソックスに変更になります。

これがどこまで効果があるかですが、本気で寒い2月になると流石にガスファンヒーターに頼らないと厳しいですけど、年内くらいだったら割と平気で乗り切れるくらい。一点一点は単体ではさほどの効果は見込めませんけど、束になるとバカにできないのです。特にオススメは膝掛け。膝掛けというとおばちゃんの専売特許みたいな雰囲気がありますが、これはいいものです。うちの膝掛けは専用のものではなく、夏場に使っている薄くて小さめの掛け布団を転用。冬場に布団として使うのは厳しいですが、小さいので膝にかけていてもさほど邪魔にならず、しかも一応布団なので中には綿がキッチリ入っていて暖かいのです。何より、冬場も遊ばせずにオールシーズン使えるのが得した気分なのですよ。

13/11/04(Mon)

久しぶりに東急ハンズにいく機会があったので、ずっと欲しいと思っていたスケーラーをゲット、1,000円。スケーラーというのは、歯医者で歯石をとってもらうときに使う、ステンレスのカギ爪状の器具で、一般的に個人で買うものではないんですけど、どうしても欲しかったんです。私には歯軋りの癖がありまして、歯が磨り減るのを防ぐために寝る時にはマウスピースを入れてるんですが、入れ始めてからこっち唾液の流れが変わったんでしょうか、下の歯の中心の隙間にやたらと歯石がたまる様になったんですよね。半年に一度は歯医者に行ってますし、放置しても問題はないんですが、どうしても気になって。それに、歯から歯石が削れる音って結構好きなんです(これが本音)。

というわけで、歯に余計なダメージが行かない様に細心の注意を払ってカリカリと。あぁやっぱり、この削れてツルツルになる感じが素敵です。無論、他人にやってもらうのと違って、自分でやると削れる範囲には限りがあります。前歯周辺の表側しか掃除できません。ですが、当面はそれで大満足。やがて我慢できなくなって、鏡を駆使して裏側まで手を伸ばす日が来ないとも限りませんけど。

13/11/03(Sun)

ちょっと遅いですが今年初銀杏。少し前、東京に台風がやって来た時、表通りの銀杏並木では所々に銀杏が落ちていて、近所のおっちゃんおばちゃんが随分拾ってました。アレは相当臭いですし、潰されると滑って危ないので、並木には雄木だけを植えているもんだと思っていましたし、実際に雄木が圧倒的に多いんで、選別に失敗したのかもしれません。

銀杏と言えば昔から疑問だったんですが、あの緑って光合成できるんですかね?完全に密閉された殻に入っているので、役に立つとしても発芽後ですから、その時の為に準備しているとか。あと、銀杏の殻はよく見ると二枚と三枚のヤツがあって、ネットによるとそれは雄雌の違いともあるし、いやそれは単なる俗説だという意見もあって、どんなもんなんですかね。食べる分にはラジオペンチで挟んでハンマーを落として割る際に二枚のほうが綺麗に割れるのがありがたいんですけどね。

13/11/02(Sat)

うちの食事のモットーは“食べたい時に食べたいものを”です。客観的に見てかなりストイックな内容なので、そう思われないことがしばしばですが、ストイックなものを食べ続けているとそれが当たり前になってしまう、というのが事実に近いかと思われます。が、時にはちょっと脂っこいものが食べたくなる事もあるわけで、今日は久しぶりに鶏モモ肉の照り焼き。

買ってきた鶏モモ肉は一口大に切って砂糖醤油に先日の梅干し生姜を刻んだものを加えたやつに一晩漬け込みます。後片付けのことを考えると、ここでフライパンを使った方がいいのですが、今回は気分的に魚焼き網をチョイス。垂れたタレが鉄板の上で焦げるので後片付けは面倒なんですけど、味はこっちの方が上な気がします。で、焼いた鶏モモ肉を炊きたてのご飯に乗っけて、塩揉み&水で晒した玉葱を添えれば完成。毎日こんな脂っこいものを食べ続けていれば感動も薄れますが、たま〜に食べるととても美味しいもんですね。

13/11/01(Fri)

特売で玉葱を大量ゲットしてしまったので、しばらくは玉葱三昧の日々が決定。私は玉葱といえばマリネっぽく塩揉みして使うか、カレーに入れるみたいに弱火でじっくり炒めて使うかの二択でした。もっと具体的に言えば、玉葱を味噌汁に入れるのは邪道だとずっと思っていたのです。茹でてしまうと独特の玉葱臭さが出てしまう気がして。ですが最近、これはこれでアリなんじゃないかと宗旨替え中。

確かに、玉葱味噌汁は独特の香りがしてダメな人にはダメだと思います。が、こんなもんだと思ってしまえば、玉葱味噌汁はむしろアリなんじゃないかと。それに折角こんなに大量の玉葱がありますんで、色々使わないと損だという打算もあったり。というわけで、今日の味噌汁は玉葱&ワカメの具に鰹節出汁、葱パラリトッピング。葱と玉葱がかぶっているのがちょっと気になりますが、全然方向性が違うのでまぁいいのかなと。玉葱味噌汁、意外にいけます。

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