2014年1月

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14/01/31(Fri)

ネットの発達で昔ほど田舎と都会の格差はなくなりました。こんなド田舎に住んでいてもアマゾンは普通に届きますし、自転車3分圏内にスーパー・TUTAYA・ホームセンター・コンビニがあるので、不自由な事はまずありません。ですが、国会中継が始まってしまった現在、非常に困るのがBGMとして使っているラジオです。国会中継、面白いんですけど耳を傾けてしまうのであんなにBGMに不向きな番組もないのです。現状、うちの選択肢はAMがNHK第一・第二・地方民放1局、FMがNHK・地方民放1局の計5局。このうち国会中継中のNHK第一は除外。第二は文化講演会は結構好きですがこれも聞いてしまいますし、何より放送の殆どが語学番組なので除去。習得する気のない語学の番組は流石に聴いても意味がないかなと。

地方民放は結構リスキー。方言丸出しでパーソナリティーが好き放題しゃべりまくるものの中には面白いやつもあるんですけど、番組の殆どが東京や大阪のキー局から提供を受けたもので、アイドル系・アニメ系が非常に多くて…。自作番組も“今日もいい天気ですね”的なプロを感じさせない当たり障り無さ過ぎるしゃべりとAKBのヒット曲流しとけみたいな適当選曲だったりしてイマイチなもの多し(それはキー局も一緒ですけど)。こっちでこれはいいかも…と思った地方局自作番組は週に2時間位でしょうか(それでも十分健闘しているとは思いますが、何せ一局だと選択肢がないのですよ)。あぁ、お気楽野村係長とか、赤江玉緒さんの喋りが懐かしい。友人にメールで愚痴ったら、田舎暮らしの困った点がそれかと笑われました。ですがホント、ネットラジオのエリア制限外してくれないもんですかねぇ。

14/01/30(Thu)

ガスコンロの五徳掃除中。こまめに手入れしていればこんな事にはならないのですが、長年放置モードで使い続けてきたために、ふきこぼれが付着→炙られて炭化を繰り返し、頑固な汚れ指数では換気扇を遙かに上回る大変な事になっています。ネットで調べるとマジックリンなどの洗剤を原液でかけ、ティッシュなどでパックしてしばらく放置しろとありますが、私の経験上コンロにこびりついた炭素汚れはこれでは落ちません。思うに、洗剤ってのは極論すれば界面活性剤です。油を分解する能力は高いですが、炭素を分解するなんて聞いたことありませんからね。洗剤に鉛筆漬けといたら芯が溶けた、なんてないでしょ。

というわけで、私が使うのは頑固な汚れにはこれ一本、のマイナスドライバー。五徳は相当強力なフッ素コーティングがされてますんで、ちょっとやそっとじゃ傷つきませんが、やり方が不味いとやっぱり傷つきます。しかしその辺は勘と経験でカバー。コツはただ一つ、ドライバーを入れる角度です。浅過ぎれば汚れの上を滑りますし、深すぎるとフッ素コートに危険が及びます。ここは勘と経験でベストな角度を探っていただきたい。あとは焦らず少しずつ、ですね。三十年かけて溜め込んだ汚れを一回でピカピカにしようなんて所詮無理なのです。私の場合は毎日10〜15分と時間を決めて少しずつ。牛歩ですが、一週間もすると結構見違えますよ。

14/01/29(Wed)

今日もニュースを見てましたら、例の冷凍食品に農薬を混入した事件をやってました。とりあえず犯人捕まってよかったですね。でも、新聞もテレビも報道の仕方がホントどうかしてると思います。ラインにほかの従業員からの死角になる場所があるとか、施錠がされていないので自分の担当以外の場所にも自由に出入りできるとか。こういう働いているのは基本的に一般人であって、従業員が製品に毒を混入するかも…という前提で工場って作らなきゃいけないものなんですかね。私から見ると、そこまで従業員を縛るのなら、もう食品は刑務所の工場で位しか作れなくなる気がします。

街で通り魔事件が起きたとして、街路灯の設置が不十分だったからという理由で自治体が訴えられたら、多分それはどうかと思うでしょう。今回のもそれと同列だと思うのですよ。工場の従業員の中から犯罪者が出た。ラインの設計や施錠方法によっては防げたかもしれないけれど基本的に悪いのは犯人で、工場にそれを防ぐまでの責任はないのでは。時々警察官が痴漢で捕まって上司が謝罪会見なんてしてますけど、自分の部下が痴漢をしないように注意することまで仕事じゃないんじゃないですかねぇ。

14/01/28(Tue)

ニュース見てましたら、食品偽装事件の余波で食品表示が厳格になるっぽいと報道されていました。鮭塩焼き弁当→サーモントラウト弁当とか。これに対して店側が“消費者に分かりにくい名前は食文化の破壊につながる”とかわけのわからない主張をしてまして、ホント文化っていえば何でも許される空気だよね最近、と思った次第。そもそも食文化が云々とか言うのなら、鮭塩焼き弁当と名付けて売っているのにそこに鮭を使わずにサーモントラウトを使っている事自体が文化の破壊なんじゃね?と私なんて思うわけですよ。

鮭塩焼き弁当として売りたければ鮭を使えばいい、コスト面で鮭を使えないならそれは鮭塩焼きじゃない、シンプルだと思うんですけどね〜。まぁ、鮭→サーモントラウトはまだしもステーキ→形成肉は売上に直結すると思うんで、業者側は必死なんでしょうけど、これもまた形成肉は形成肉なんだから仕方ないかと。

14/01/27(Mon)

現在ルームソックス補修中。基本的に一日中履きっぱなしのルームソックスは、当然傷みも早いです。特に傷むのは指の付け根の部分と踵の部分。要するに地面と接する部分が傷むのです。補修はここにハギレを貼り付けて縫い止めるのですが、普通のハギレだとこれまたあっという間に擦り切れて1シーズンもちません。その度にまた貼り直すのも面倒臭いなと思っていたのですが、押入れに大量のフェルトが死蔵されている事を知り、これでやってみました。

フェルトは普通の布と違って織り目が無いので、縦糸or横糸の一部が擦り切れてもそこから連鎖的に崩壊するという事がありません。また、端からほつれる事がないので、普通の布を使う時に一番面倒な端の処理を省く事が出来ます。原色赤や黄色のビビッドな色ばかりなのが難点ですが、箱をひっくり返して探して何とか大人しめの色を見つけて補修。このルームソックス、10年は履いていると思うんですが、まだまだ履きますよ。

14/01/26(Sun)

“部屋があまりにも殺風景だからこれでも置いとけ”と半ば押し付けられた机の上のシクラメン。植物に属するものはことごとく枯らし、食べられない植物に存在意義はないとすらどこかで思っている私ですが、今の所奇跡的に生き延びています。結構面倒臭いんですね、植物って。水遣りをするのは勿論ですが、ただ漫然と水を遣っていればいいというものではなく、土の湿り具合を確認して乾いていたらやります。萎れた花や葉は他の部分を傷つけないように気をつけながら取り外し、均一に光が当たるように時々鉢を回さないといけません。本当に、面倒臭いことこの上なし。でもやり始めると結構マメに世話してしまうのは多分私の性格故でしょう。

と、ここまで書いておきならが私、シクラメンの花自体があんまり好きじゃないんですよね、こういう品種改良を重ねた人工的なゴージャス花は。東京で通っていた喫茶店は、その辺の雑草っぽい草花を上手く生けてましたが、ああいうのには憧れます。その反面、暮らしの周りに草花をさりげなく絶やさないって結構大変なのですよ。それも、習慣化したらそんなもん、となるんでしょうかねぇ。

14/01/25(Sat)

親が(勝手に)安かったからと鰯を買ってきて、何か作れと命じてくれやがりました。一瞬一夜干しにしようかと思ったのですが、つい最近鯵で一夜干しを作ったのを思い出して気が変わり、ちょっと変化球という事で味醂干しに。ネットで“味醂干し・作り方”と検索するとあっという間にレシピが出てくる現代テクノロジー素晴らしいです。

詳しいレシピは面倒なので書きませんが、要は鰯に塩をして一時間ドリップ出す→醤油・味醂・酒・砂糖を煮切って冷ました漬け汁に半日ほど漬け、後は一昼夜干すだけ。一般的には胡麻をまぶすのですが、私はあの胡麻にあんまり意義を感じないので省略しました。こういうの作ってて思うんですが、ある種の市販品はホント驚くほど簡単に作れますし、美味い。市販品の様に一般受けする味にする必要がないので、味の素を入れて無闇に旨味を加える必要も無ければ、砂糖をたっぷり入れて必要以上に甘ったるくする必要もありません。時間はかかりますがその殆どは干している時間や冷蔵庫で寝かしている時間で、作業時間は本当に僅か。そのごく少ない手間で100円足らずの鰯が300円位(自分評価)にアップするのですから、実にお得だと思うんですよね。

14/01/24(Fri)

先日間食はしないと書きましたが、デザート枠はしっかり確保しています。現状では1.房から取り外して冷凍した巨峰、2.冷凍庫で干乾びていたのを解凍してブランデーを振りかけて復活させた干し柿、3.庭で採れた金柑の甘露煮、4.自家製干し芋、5.冷蔵庫の隅で腐り始めていた柚子の皮のを蜂蜜漬けにしたもの、6.国内産オレンジ(貰い物)、とまぁなんと素朴なデザートでしょうか。注意点としては食事の直後に決めた量だけ食べ、それ以外の時間帯には決して手を出さない事。一度やってしまうと雪崩式になるのは目に見えてます。特に3や5は糖分が多いですので、取り扱い注意。適度に摂ればどう見ても身体に良いものなので、むしろプラスにはなると思いますけど。

ただ、やっぱり基本的に私はデザートも要らないと思います。メインのご飯で満腹感が得られればそれに越したことはないし、むしろその中で栄養バランスをとっていった方がベターだと思います。デザートってどうしても甘いんですよね。ある程度の当分は身体にも必要でしょうけど、たとえば金柑の甘露煮レベルの濃い糖分は避けた方が良いと考えています。では何故食べるのか、単純にそこにあって捨てるのもアレだからというだけです。家にこれだけ色々あるんだから、スーパーでチョコやポテチかって来る必要無いと思うんですけどねぇ

14/01/23(Thu)

家には両親用の間食お菓子のストックが大量にありまして、これに手を出すんじゃないかというのが心配の一つでしたが、今の所セーフです。コツは、“アレは私の食べ物じゃない”と思うこと。無論、私も子供じゃないんで多少食べたところでどうという事はないのですが、一旦手をつけるとあとは雪崩式というのが目に見えているので、それならという事で一切手を付けない事にしているのです。

大体、“小腹が減った”というおかしな表現が諸悪の根源だと思うのですよ。1日3食(私は2食ですけど)キチンと食べていれば、現代日本の食生活ならそうそうカロリー不足→お腹が減ったなんて事態は起こりません。1日激しい肉体労働をしているとかなら話は別ですが、事務系のデスクワークでお菓子なんてつまんでたら成人病まっしぐらだと思うんですよね。それになにより、お腹が減った状態で食事に突入した方が、有難味もあるし食事も美味しいといい事尽くめ。ホント、間食は止めた方がいいと思いますね。

14/01/22(Wed)

本日の一品は人間様の食べ物ではなくゴキブリ用の毒餌として定番のホウ酸団子。台所のあちこちに一応置いてはあるのですが、黴で黒くなっていて明らかに賞味期限切れ。母親は相変わらず“そのうち買ってくる”などとやる気0の発言しかしないので、夕食後にちゃちゃッと作成。ホウ酸は東京で自作していた残りが沢山あるのでこれを流用。ネットでレシピを検索すると、すりおろした玉葱・小麦粉・砂糖・牛乳を混ぜるっぽいですが、牛乳以外は手持ちがありました。牛乳は必要量が大匙半分とかなので、わざわざ買ってくるのも面倒だなと思っていたら、冷蔵庫の隅にいつのか分からないスキムミルクがあったのでこれでいいやと。

材料全部を良く混ぜ合わせ、親指の先ほどに丸めてからタッパーに並べてよく乾かすだけで完成。20個ほどのホウ酸団子を作るのに要する時間はわずか10分以下。無論、乾かす時間は必要ですけど。ホウ酸(安い)一袋買っといたら普通の家庭なら軽く10年は手作りできますし、手間も殆どかかりません。でも、一番のゴキブリ対策は台所の食材や水分をきちんと管理する事なんですけどね。

14/01/21(Tue)

田舎に戻ってきたら広い庭で燻製をやろうと思っていたのですが、今の所そのモチベーションが全く上がりません。これはどういうことだと考えてみて、その理由が分かりました。肉にせよ魚にせよ、燻製をやるには素材を買ってくる必要があります。でもそれって本来の燻製のあり方とは違うんですよね。たとえば豚一頭潰したけど冷蔵庫がないとか、鰯が100匹釣れたけど以下同文とか。今みたいに流通が発達していない時代には、ある時にはたっぷりあるけどない時には全然ないという状態が普通で、その凸凹を少しでも緩和するための手段の一つが燻製だったわけです。ところが、今はそんな必要ありません。肉だって魚だって必要量だけ近所のスーパーで買ってきて冷蔵なり冷凍しておけば良いわけで、その状態でする燻製ってのは遊びの要素が強くなります。

まぁ、それでも良いと言えば良いんですけど、うちの場合は畑で採れた大量の野菜を何とかするというミッションがあるわけで、どうしてもそっちの方が優先されてしまうんですよね。もし仮にうちが海の近くにあって毎日家族が魚釣ってくるとか、父親に狩猟の趣味があって毎月猪を撃ってくるとか、そういうのだったら多分喜んで燻製に手を出したんでしょうけど。燻製は今の所老後の楽しみにとっときますかね。

14/01/20(Mon)

日ごとに綺麗になっていくキッチンを見ると、何ともいえない自己満足に浸れます。高校生の頃まではこんな性格じゃなかった気がするんですが、長年の一人暮らしのせいでしょうか。私の掃除スタイルは一言で言えばプラスワンです。台所だとシンクとコンロの周りは毎日固く絞った布巾で綺麗に拭きますが、それ以外にどこか一箇所だけ毎日は掃除しなくてもいい場所を掃除します。床拭きであったり、棚の掃除であったり、陶器の底の黒ずみとりであったりと内容は様々ですが、とにかくどこか一箇所掃除するのがノルマです。更に、やり始めると割と止まらない性格なので、掃除の時間はシンク・コンロから始めてキッカリ20分で、それ以上は絶対にやらないのがマイルール。ただし、換気扇系に手を出した時のみ時間延長が認められます。

20分のうちでシンク・コンロの掃除が大体7〜8分で、残りはプラスワンに当てられます。1日たったの10分強ですが、毎日続けるとコレがバカにならないのですよ。単純計算でも月当たり5〜6時間掃除していることになりますんで。年末大掃除というと凄いと思われているかもしれませんが、アレって結局年に一回しか掃除しなくてもオッケーな場所を掃除しているわけで、私の中での評価は低いです。こうやって毎日ちょっとずつでも綺麗な状態をキープし続けた方が、楽だし気持ちいいと思うんですよね。

14/01/19(Sun)

ここ最近、風呂に入る際のマイナスドライバーと耐水ペーパーが欠かせません。この時点で私が何をしているか分かったら、私と趣味を共有できるでしょう。それは、風呂の水垢落とし。やっている人にはすぐ分かると思いますが、掃除ってずっと続けているとある種のルーティーンが出来ます。それはその場所・手持ちの道具・自分の性格などに最適化されているので、ある意味では合理的なのですが、そのルーティーンから外れた場所は明らかに汚れているのにずっと放置されている、という事態になります。台所の換気扇なんて割とこんな感じじゃないでしょうか、汚れているのが明らかに見えているのに、掃除する事がルーティーンの中に入っていないので、スルーされるという。

それはともかく、風呂の水垢掃除。うちの親は結構綺麗好きなので、風呂も綺麗ではあるのですが、入り口の引き戸やタイルの低い所の水垢は割と見逃されています。コレ、水の中のカルシウムなどが固着したもので、仕組み的には鍾乳洞などと一緒。ただ、風呂にコレがあると純粋に汚いのです。ググると水垢はクエン酸で溶かして…などとぬるい事を書いてありますが、手について火傷もしないようなごく弱い酸でアレがとけるとは思えません。ですんで、マイナスドライバーで物理的に剥がしていきます。無論、下地に傷がつかないようになるべくゆっくり優しく…とはいえ無傷は無理ですんでその辺は割り切って。水垢で汚れまくっているよりは多少傷がついてもピカピカの方がまだマシです。ある程度剥ぎ取ったら仕上げは目の細かい耐水ペーパーで。コレ、驚くほど綺麗になりますが結構時間がかかります。まぁ、一度取ったらしばらくは大丈夫なので気長にやるのが肝心ですね。

14/01/18(Sat)

近所のおっちゃんが釣ったといって小鯵を20匹持って来てくれました、ありがたいことですが魚はここからが面倒なんです。親は面倒がって明日に回すなどと恐ろしい事を言うので、私が捌かせていただきましたとも。最初は三枚におろしてムニエル用のフィレとして冷凍しようかと思ったのですが、私の性格からして中骨まで漉き取らないと気が済みません。その労力を考えると4〜5匹までならやりますが、20匹は大変じゃね?と思い直し、一夜干しに変更しました。開き方は諸派流儀がありますが、私が好きなのは背開き・頭割る・中骨残す、です。背開き・腹開きは味に影響はありません、完全に好み。頭を割って中骨を残すのは、ここもカリカリに焼いて食べたいから。頭を残す片袖開きは、格好は良いんですけど頭が食べづらいんですよね。

処理は割と簡単、数があるので面倒なだけです。まず最初に鱗を落としますが、鯵を煮る時などにつきもののゼイゴ(尻尾近くの特に固い棘状の鱗)処理はしません。これもカリカリに焼くと美味しいので。背中から包丁を入れて中骨まで進めたら、アバラの付け根はキッチンバサミで切り取ります(こっちの方が綺麗で早い)。頭両断は首の方から刃を入れて梃子の要領で一気に。腸とエラを取り外して流水でよく洗い、海水程度の塩水に一晩漬け込んでからいい感じになるまで干せば完成。魚を捌くというと世間的には凄い事のように言われますけど、こんなの慣れ。ある程度数をこなせば誰だって出来ると思いますけどね。

14/01/17(Fri)

先日作った猪の叉焼、台所に鍋ごと置いておいたら表面にラードが白く固まりましたんで、すくってジャムの空き瓶へ。これを捨てるなんてとんでもない、しばらく昼食は自家製猪叉焼の炒飯に決定しました。具は刻んだ叉焼・卵・葱。その時に人参や玉葱などが余っていればそれも入れますが、まぁその辺は臨機応変に。油はこのラードを使います。

炒飯といえば日本ではパラパラじゃなければ炒飯に非ず、みたいなパラパラ信仰がありますが、私はパラパラには全然こだわりません。切欠は料理研究科のウー・ウェンさんの文章を読んでからなのですが、北京などでは炒飯は冷ご飯を温めるための手段で、弱火〜中火で時間をかけて火を通すので、全然パラッとはしていないけどそれが普通らしいです。やってみるとべちゃっと炒飯もそんなものかと思えばそんなものです。家庭用の非力なコンロで、予め煙が立つくらいにフライパンを温めておいて…とかなんだか無理がありますし、そもそもうちのコンロでそれをやろうとすると、私の大嫌いなフールセーフ機能が働いて、熱センサーによって勝手に火が落ちます、ホント余計なお世話。というわけで、私はいつも中火でじっくり炒飯です。海原や山岡に知られたら磔にされそうですけど。

14/01/16(Thu)

私の不断の努力で冷凍庫の肥やしは随分減ってきましたが、まだまだ山がいくつか控えています。あと大きいのはグリーンピース・ヒイラギ・ブドウの三つ。グリーンピースは莢を外してジップロックに入れたものがいくつか。母親はポータージュっぽくしたいと意見しますが、私の中ではミキサーをかけるのが面倒臭いし、新たに牛乳を買ってこないといけないのでパス。畑のジャガイモを掘り返してきて、一緒に煮る説が有力です。

ヒイラギは東京にいる時は一度も見かけませんでしたが、こちらでは割と良く食べる魚です。小鯵を平べったくして表面にぬるぬるをつけたような感じ。吸い物にするのが一般的…というかこちらではそれしか食べ方がありませんが、それだと一度に家族の人数分匹しかはけないので、素揚げにして南蛮漬けを計画中。骨が結構堅いのですが、低温で長時間揚げて酢にじっくり漬ければ多分いけるんじゃないかなと。ブドウはそのまんま。自宅でとれたものを枝?を外して冷凍したもの。半解凍するとシャーベットっぽくなって美味しいので、そっちでいく予定。餅・干し芋・干し柿などを始末した後になりますが。そもそも三人しか人間がいないのに、フルサイズの冷蔵庫が3台稼動している時点でどうかしていると思うんですよね。

14/01/15(Wed)

台所の掃除は鋭意継続中。今回ターゲットとなったのは、冷凍庫の肥やしとなっていた猪肉(当然貰い物)。臭みが強いので、そのうち使おうと思って冷凍庫に入れておいたとの事。この“そのうち”ってのが曲者で、私の中で“この人達の言うそのうちは永久に来ない”というのは定説になっています。塊は2kgほどの大物だったので、2日ほどかけて気長に常温解凍。そのままだとちょっと使いづらいので、半分に切り分けて1kgの塊2個に。それぞれをタコ糸で形よく整えまして…とここまで書けばもう何を作るかはバレバレですね。叉焼です。私にとって叉焼の様な時間はかかるけど手間はさほどでもない料理というのは、割と得意技です。時間が料理してくれる側面が大きいので、かける手間の割にリターンが大きいというのは魅力的です。

タコ糸グルグルの猪肉の表面によく焦げ目をつけまして、後は気長に醤油・味醂・酒で作った調味液の中で煮込むだけ。親が臭いのを何とかしろ〜と呪文のように連呼するので、生姜と八角を多めに突っ込みます。食事の支度中や片付けものの時間を利用してちょこちょこと煮込み、最後は鍋ごと新聞紙で包んで一晩保存調理をかければ完成。いや、普通に美味しいですよ?猪肉は初めて料理しましたけど、ちょっと癖のある豚肉って感じです。殺した後の血抜きの処理で味が大きく変わるという噂ですが、今回のはきちんと処理されていたっぽいです。この辺は貰った段階ではどうにもならないので、猟をした人の性格に依存するのがちょっとギャンブルですね。

14/01/14(Tue)

こっちは東京に比べて魚系が安いので、必然的に魚を料理する機会が増えました。というわけで、今日は鰯の一夜干し。丸々太った鰯が1匹70円、これは買うしかないでしょう。買ってきた鰯は手開きにして頭は包丁で腹側から真っ二つに。中骨は残したままで腸とエラを取り除き、海水程度の塩水に漬けて待つこと三時間(適当)、あとは水気を良く拭き取ってから一夜干し網にセットして一晩待つだけです。

干物系って今の家庭では殆ど絶滅寸前の調理方法ですが、私の中での評価は高いです。時間はかかりますが、殆ど放置タイムなので手間はかかりません。おまけに放っておくだけで旨味が数段アップ、これは作らないわけにはいかないでしょう。魚干し用の網は一家に一台必須で、嫁入り道具に入れてもいいくらいだと思うのですが、まぁ将来的にもそんな日は来ないでしょう。

14/01/13(Mon)

ちょっと早いですが、鏡開きしてみました。本来鏡開きには刃物を使ってはいけないというルールがあるのですが、うちで使った鏡餅は外がポリエチレンの樹脂でパックされた市販のもの。パックを剥いても全然乾燥していないので、木槌で叩いても割れません。それどころか、二段が完全に融合しているので、多分乾燥した状態でも割れないでしょう。というわけで、素直にルール違反の包丁で。大体、迷信とか全然信用していないですから。

鏡開いた餅は一口大に切り分け、豆腐の様に水に沈めて保存します(水は毎日交換)。これを少しずつストーブで焼いて食べるのです。当然、その期間中は相応に食事の際のご飯を減らします。メインもいつものペースで食べていたらオーバーカロリーですから。年末に作った苺ジャムははけてしまったので、今回はこれまた冷蔵庫の奥からサルベージしてきたきな粉と砂糖を同量混ぜ合わせたもの。蓋つきの瓶に保存しておき、焼いた餅を突っ込んで粉をつければ、無駄なく使えます。ただここまでやっておいてアレですが、私はどっちかというと餅は嫌いです(ご飯は大好きですが)。でも、私が食べないと誰も食べず、そのまま廃棄されてしまうのが嫌なので食べているだけなのです。こういうのは最後の始末までしっかり計画しとかないといけないと思うんですけどね。

14/01/12(Sun)

噂では家を建てて以来30年間一度も近寄った事がないという恐ろしい魔境、換気扇を掃除してみました。上を見上げるたびにドロドロ茶色で、凄く気になってたんですよね。ちょっとやそっとじゃ歯が立たないのは最初から分かっていたので、こっちも本気モード。取り外した部品にペーパータオルをぐるぐる巻きにして輪ゴムで固定し、手持ちの洗剤の中で一番強力そうなやつを原液でぶっかけます。それらをスーパーのレジ袋に密封して半日放置、汚れがゆるんだところで使い捨て覚悟のアクリルたわしを使って擦るという手順。もう、大変でした。ヘドロのような油汚れが何層にも重なり、フィルターは目詰まりだらけ。正直一度目で落せたのは7割程度だったので、近日中にあと2回の施術が必要と、私は予想しています。

基本的に私、面倒臭がりなのです。というと、こんな所には手を出さないと思われがちですが、それは違います。面倒臭がりで労力をかけるのをいとうので、なるべく楽をしたいのです。換気扇も月一程度で定期的に手を入れれば、その辺の標準的な台所洗剤を使ってもあっという間にピカピカになります。それなのに長期間ほうっておいていざ掃除となると莫大な労力がかかるor業者に頼んで結構高い代金をとられる、のは面倒臭いし金の浪費と思ってしまうんですよね。まぁ、人間は慣れる生き物ですから、たとえもの凄く汚れていてもそれが普通になると意外に平気なものです。汚くても死にはしませんから。だからこれは、純粋に私の趣味ってやつかもしれません。

14/01/11(Sat)

今日は久しぶりにお好み焼き。小麦粉(賞味期限切れ・冷蔵庫に死蔵中)、豚肉(冷凍常備)、キャベツ(別件で買って干乾びかけ)、長芋(貰い物で傷みかけ)などのありものを利用しての一品。こっちでは私、基本的に買い物しません。親の食品管理が壊滅的に下手なので、買い過ぎてしまったり、勢いで買って冷蔵庫の肥やしになったり、そんな食材を使ってその場ででっちあげるという、これまさに私の得意技。

ちなみに定番ネタとして、お好み焼きをおかずにご飯を食べられるか、というのがありますが、私としては全然アリです。小麦粉×米を疑問視する一派もありますが、立ち食い蕎麦なんかではご飯と蕎麦のセットなんて普通にありますしね。○○と××は一緒に食べちゃダメ、と頭から決め付けるのは何だか色々損しているような気がして。そりゃま私だって、たとえば苺ショートケーキはご飯のおかずにはなりませんけど、一般的に食事で食べられるものだったら、何だってご飯のおかずにしてしまう私です。

14/01/10(Fri)

いい大人になって親の生態を冷静に観察できるようになると、不思議な事が沢山出てきます。その一つがカバー問題。なんでああも、何でもかんでもにカバーをかけたがるんでしょうか。流しの向こうのステンレス台に布を敷いてその上に食器類などを置きます。多分、下の台が汚れないようにという配慮なのでしょうが、だったらそのカバーをこまめに洗うかというと、全然洗いません。カバーを敷いたことで安心してむしろ不潔になっているという本末転倒っぷり。基本的に私、カバーとか敷物の類は使わないのですよ。レストランなどの厨房がテレビで映る事が時々ありますが、台の上に布カバーなんて見たことがありません。つまり、そういう事です。

流石に最近は見かけませんが、昔はうちでもうちの親戚の家でも電話にカバーがかかっていました。手作りでレースや刺繍が付いたやつ。私はあれが大嫌いで、カバーが付いてようが付いてまいが積もる埃の量は一緒なのだから、カバーつけないで本体をマメに掃除した方がいいんじゃね?と思ってましたね。むしろカバーをつけない方が、汚れが目に見えるのでこまめに掃除するモチベーションになるのでは、とすら思います。まぁ、これこそ人それぞれの問題なんですけどね。

14/01/09(Thu)

うちはいまだに井戸水を使っているのですが、この時期水仕事が超楽で、もう水道水は使いたくありません。井戸水って地下にあるせいで一年を通して水温があまり変わらないので、冬場は相対的に温かく感じるのです。ただ、朝一のは水道管(井戸管?)の中で一晩冷やされたせいで普通に冷たいですが。

それともちろん、井戸水は普通に美味しいので、水を買ってくる必要がありません(東京でもミネラルウォーターを買ったことなどありませんでしたが)。冬場の水温が低い時は感じませんでしたが、夏場になると蛇口の水がカルキ臭い事がままありました。こっちでは勿論そういう事はありません。うちの親は生水を飲む習慣がないのでやりませんが、私は冷水筒に井戸水を汲んで冷蔵庫で常備しています。この時期でも風呂上りは冷たい水に限りますね。

14/01/08(Wed)

家が賃貸じゃなくなって素晴らしい事のひとつに、石油ストーブが使えるってのがあります。ストーブ最強。私の評価ポイントは主に部屋を暖めるというよりも、上で何か焼いて食べる目的ですけど。現状毎日焼いているのが、正月に買い込んだ餅と自家製の干し芋。餅は掌ほどの丸餅を半分にして、昼食と夕食の後にそれぞれ焼いて食べます。つけるのはしばらく前にここで書いた、パン食の習慣もないのに傷みかけていたのを見かねて作った苺ジャム。餅に苺ジャムってあんまり聞きませんけど、餡子同様甘いですし、苺大福なんてものも世の中には存在するので、まぁ大丈夫でしょう。実際こんなものかと思えばこんなものです。

もう一方の干し芋は母親が趣味で作って毎年大量に廃棄しているもの。作るのは楽しいのですが、そんなに沢山食べられないって事らしいです。最初から作る量をコントロールすればと何度も突っ込んだのですが…。干し芋はサツマイモの一種でそれ用の品種の皮を剥いて厚めにスライスし、柔らかく茹でた後に干したもので、自然の甘味とどう考えても繊維成分満載で腸に優しい食材で私は好きです。これをストーブで仄かに焦げ目が付くまで焼いて食べるのが最高。ちなみにデザート系はこれに加えて、庭で朽ちかけていた金柑を甘露煮にしたものと、冷凍庫で霜を吹いて干乾びていた干し柿に死蔵ブランデーを振りかけて復活させたもの。ホント、お金使ってないですわ。

14/01/07(Tue)

貰い物の山芋が危ない雰囲気を漂わせてきた(すりおろして生で食べるとほんのり黴臭い)ので、今日の一品はすり流し汁。スーパーで2匹150円のカマスをゲット。1匹は普通に塩焼きにして、もう1匹の中骨・頭・皮などを外してフィレ状態にします。これを細かく刻んでからすり鉢に投入。すりこぎでよくすり潰してミンチ状にしたら、皮を剥いてすりおろした山芋を少しずつ加えて滑らかなペースト状にします。最後に塩・生姜・つなぎの片栗粉を少々加えてすり流し汁の素が完成。

あとは、沸かして味を調えた昆布出汁スープに、スプーン2本を使って形を整えながら↑の素を落として火を通し、お椀によそって葱を散らせば完成。ザ・日本の澄まし汁という風情の上品な味わいがナイス。皮を剥いて生姜を加えたために、黴臭さも全くありません。こういうちょっと傷んだ食材、うちではあっという間に捨てられるんですけど、私はよっぽどじゃなきゃ捨てません。なんやかんや工夫すれば、何でも結構美味しく食べられるものですよ。

14/01/06(Mon)

本日のお掃除は床の雑巾がけ。フローリングに毛足の短い絨毯を敷いてあるのですが、長年放置していたためにうっすらと埃が積もっています。ここはコロコロなどを使うのが定番なのですが、私はああいう使い捨てグッズが嫌いなので、ここは伝統の雑巾を使います。固く絞った雑巾を毛の方向にあわせて力を込めながら動かし、床の埃を集めてからつまんで捨てる方法。結構疲れますけど、ゴミを集める能力で言えばコロコロよりもこっちの方が遙かに上。

本当は畳の部屋のほうが好きなんですけどね。冬場でもそんなに寒くないし、箒と雑巾で完璧に掃除が出来るし。フローリングだと冬場は流石にマット系を使わないと暮らしていけないんですが、そうすると普通は掃除機やコロコロが必須になります。業務用ならともかく、ほんの数部屋の日本の家で掃除機を持つのは効率的ではない(と私は思う)し、コロコロは使い捨てなのが全く気に喰わないので使いません。都心の賃貸は新築であれば殆ど洋間になっているのが現実ですが、あれってあんまり合理的じゃないと思うんですけどね。日本の風土で暮らすんだから、日本で昔からノウハウが積み重ねられてきた畳のほうが賢い選択ではないかと、常々私は思うのですよ。

14/01/05(Sun)

この時期になると必ず聞くフレーズに、“お正月で疲れた胃腸を七草粥で癒す”ってのがあります。でも、これってどうなんですかね?私にしてみると、癒さなきゃいけないような食事、最初っからするなよと夢も希望もないことを思ってしまいます。伝統的なおせち料理は身体に悪い雰囲気は感じられないので、多分これはお酒のほうでしょうが、こっちになるとますます私には理解不能。飲めない(し飲まない)私にとっては飲みニケーションは多分死ぬまで理解できないでしょう。自分が楽しむ分には別になんとも思いませんし、楽しそうだなとすら思いますが、それを人に強要して挙句は自分の身体も壊すとか、アホかと。癒し担当の七草粥さんも悲しんでらっしゃいますよ。

ちなみに、正月おせち料理の中で好きなメニューは?というこれもこの時期定番の質問。私は椎茸が入っている煮しめ・海苔巻き以外ならあんまり優劣はありません。好きでもなければ嫌いでもない、という感じ。その中で敢えて挙げれば、そうですね、叩きゴボウでしょうか。お節の中ではマイナーな一品ですが、これは好きで正月以外でも時々作ってしまいます。などと言っているうちに、既に正月も終わるんですけどね。

14/01/04(Sat)

私が今使っているパソコンは5年くらい経つXPの相当古いやつで、XPサポートが終了云々以前にあちこちにガタがきています。が、使える内はとことん使い倒す、がモットーの私なので、目標としてはスイッチを押しても起動しなくなるまで使うつもりです。最初からあるキーボードはエンター・矢印などを含むいくつかのキーが反応しなくなってまして、¥のようなマイナーキーならともかく、メインキーが反応しないのは致命的。ということで、東京にいた頃から安い別売りキーボードを買ってきて使っていました。あっちにいる頃は机が狭かったので元のキーボードの上に別売りキーボードを乗っけて使っていたのですが、こっちでは無駄に机が広いので、本体と別売りキーボードを縦に並べて使えるようになったのはいいんですが、今度は全く使わない本体キーボードが気になりだしたのですよね。放っておくと埃が積もるなど良いことないですし。

というわけで、手持ちの板で簡単なカバーを作成中。カバーといっても本当に簡単なもので、板を所定の大きさに切り、ヤスリで周囲を丸めて尖りを取り除き、との粉を塗って表面の凸凹を消し、再びヤスリが消した後マットの透明塗料を塗り、裏には無駄にずれないようにキーボードと上手くかみ合う小さな出っ張りを取り付けて終了…予定。最終的に出来上がるのは何の変哲もない板の筈なのに、やっぱり自分で作るのは面倒臭いし時間もかかります。まぁ、それが楽しいという見方も出来なくはないんですけどね。

14/01/03(Fri)

四十を越えていい大人になると、昔とは違った親の見方が出来るようになります。あぁこの人達も好き嫌いのある普通の大人なんだなと。先日はテレビ。年末・正月は特番でテレビが面白くないというネタは定番ですが、それを口癖のように言うのです。“年末のテレビはダメだ、しょうがない番組ばかりだ”と。でもこれっていわゆるツンデレなんじゃないかと勝手に思ってます。私はテレビには全く興味がないので、家の中・庭・畑、あらゆる所に携帯ラジオを持ち歩いて聴いてます。テレビ番組が面白かろうが、つまらなかろうが私の世界には全く関係のないことです。

が、うちの両親はつまらないを連呼します。これはつまり、まだまだテレビに期待してるって事じゃないのかなと。新聞から正月期間中のテレビ番組欄を取り出して大事に保管し、見返しては“見る番組がない”とぼやいているのは、私には“もぉ、アンタなんて大嫌いなんだからね”と言いながらチラチラこっちを見る、いわゆるツンデレの生態そのものです。私としては家中からテレビを放逐して、NHK受信料の支払いを止めるのが一番の理想なんですが、しばらくは無理ですねぇ。

14/01/02(Thu)

生活の場が田舎に変わって、割と大きく変化したのは音環境です。基本的に東京に未練はないのですが、“安住伸一郎の日曜天国”と野村邦丸の“お気楽野村係長”が聴けなくなったのが痛い。今のネット技術なら全国であらゆるラジオ番組を聴く事は可能なんですがそこは大人の事情で、アクセスポイントによって聴取制限がかかっています。なんとケチ臭い事よ。日曜天国のように一部ポッドキャスト配信をしている番組は相変わらず楽しめますが、それも番組全部というわけにはいかないのです。じゃあ今のラジオ環境はどうかというと、NHKを除いてAMとFMが各1局ずつ、おまけに電波の状態が悪くて民放のFMは受信できないという体たらく。

仕方がないので、部屋にいる時はCDが復活しました。手持ちのプレイヤーが壊れてしばらく死蔵していたんですが、こっちで古いプレイヤーを発掘したので。テープレコーダーデッキが付いている骨董品ですが、聴く分には問題ありません。ただ、CDを良く聞いていたときから随分時間が経ってしまったので趣味が変わり、もう聴けないものも沢山あります。その中でも変わらず聴いてて楽しいのはビル・エバンスのピアノ。ボーカルがないので仕事の邪魔にならないし、無駄にテンションが上がらない静かなメロディーがナイス。そんなわけで、朝はゴンチチのギターデュオ・夜はビル・エバンスをメインにメニュー組み立ててます。

14/01/01(Wed)

あけましておめでとうございます、と一応書いてはみましたが、恐ろしいほどの平常運転な元旦です。いつもと違うのは、普段よりちょっと(1時間ほど)早起きをして近所の社にお参りをすることくらいでしょうか。社といっても10畳くらいの敷地にこぢんまりした本体が建っているだけの集落の社で、その名も鈴木(仮)神社。ちなみに鈴木(仮)というのは私の本名の姓であり、集落の半数はこの苗字を使っています。安直過ぎるだろうと昔から思っていましたが、その思いはちっとも変わっていません。

正月の定番ネタとして雑煮の形態というのがあります。うちのは澄まし汁で具は豆腐・餅・ホウレンソウが王道…ホウレンソウがない時にはこの限りではありませんが。正月だけ豆腐を直角三角形に切るのが私にとってはもう一つの正月の謎です。定番お節も随分違います。一般的にレギュラーと呼ばれるゴマメ・伊達巻・紅白なます・栗金団はいまだかつて実家のお節に入っていたことがありません。必ずあるのは数の子・黒豆・昆布巻き辺りでしょうか。まぁ、元々お節ってのは正月くらいは主婦が楽するために保存が利くものを作ったらしいので、電子レンジや炊飯器などで普段から食事作りが大した作業でもない昨今、基本は普段どおりの食卓でいいんじゃないの?と私は思っていたりしますけど。

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