2013年12月

<<前<<   >>次>>

13/12/31(Tue)

暦の上では大晦日ですが、私はごく普通に通常営業。うちでは黒豆と数の子くらいで、フルバージョンのお節は作りません。というか、お節よりも畑に生えているホウレンソウを引っこ抜いてきておひたしにするほうが簡単だし私の口に合うんですよね。まだまだこっちの暮らしは始まったばかりで、田舎はいい事ばかりでもないんですけど、私にとって素晴らしいのは食べるものがその辺に生えているって事です。東京だとごく一部の例外を除いて全てお金を払って買わないといけませんから。

現在絶賛発育中なのがホウレンソウ・大根・白菜・水菜・小松菜の皆さん。もう春先までスーパーに行かなくても飢え死にしないんじゃないの?位の勢いです。これらをメインに献立を組み立てれば、否が応でもヘルシー献立になってしまうのもポイント高し。明日くらいは流石に少し非日常的な食卓ですが、明後日2日からは多分フツーの食卓になりますねぇ。では今年はこれでおしまい、ここを見てくださっている皆様も良いお年を。

13/12/30(Mon)

庭に金柑が鈴なりで放っておくのもアレだったので、収穫してきて甘露煮にしてみました。してみましたと軽く言いますが、今ではネットであっという間にレシピが検索できるので、非常に楽。ちょっとしたコツなんかも簡単にゲットできるし、そういう面では良い時代になったものです。昔はこういうの、先代からの口伝だったのですよね。それも、傷口には味噌を塗れ的な明らかに誤ったものも含んで。ネットにも嘘は沢山流れていますが、情報の絶対量が多くて選択の幅が広い分、こっちが優れているのかなと思います。

それはともかく、金柑の甘露煮。大まかに言うと、金柑に切れ目を入れ、熱湯に放り込んで数分。火を止めたらそのまま放置してえぐ味を抜きます。半日ほど放置したらザルに上げ、金柑の50%の砂糖とそれと同量の水を入れ、弱火で煮詰めるだけ。別に大した作業じゃありません、アホでも出来ます。煮上がりのタイミングは、水の中に飴を垂らしてやや散らなくなってきたかな?くらいで。一般的なジャムよりは柔らかくする感じ。砂糖50%はカロリー控えめの昨今の風潮には逆行していますが、保存性重視でこの量を採用。そもそも、カロリーを控えるには量を控えてもいいわけで、いくら砂糖を控えても量を食べてしまえば元の木阿弥。最終的には意志の力なのはどっちも一緒ですから。ちなみに私はMAXで1日2個まで。ついもう1個、はしないと決めたら意外に守れるものですよ。

13/12/29(Sun)

親戚からお歳暮で牛肉のいいのが届きました。霜降り入りまくりで世間的には高評価・高価格ですが、私の中での評価はグラム80円の鶏肉に劣ります。過ぎたるは及ばざるが如し、とにかくくどいのですよ。それをうちでは、たっぷり下茹でして脂を流してから佃煮にするという恐ろしいことをしています。まぁ、食べられるようにはなるのですが、これはこれで罰当たりではないかと密かに思っています。

そんな割と迷惑な牛肉を目の前に私が考えたのがハンバーグ。脂は流しませんが、玉葱やナツメグが入って割とサッパリ食べられるのではないかと。無論挽肉ではないので、そこからのスタートです。味噌作りの時に豆を潰すために手回しのミンチ器がありますが、アレは後片付けが本当に大変なので、日常的には使えません。包丁で地道に刻みます。ここから先は様々な流儀がありますが、私はつなぎはパン粉で卵は使わない、玉葱はなるべく細かく刻んで炒めない派です。作りすぎた分は冷凍庫へ。うっかり油断するとそのまま霜を噴いて廃棄直行になるので、気をつけなくては。人類史を見ると贅沢過ぎる悩みですがね。

13/12/28(Sat)

母親が気に入った器を欠けたまま使っていたので、久しぶりに金継ぎ実行。プロに見せたら笑われるようななんちゃって金継ぎですけど、愛用のものに自分で手を入れて長く使うというのが重要なんです(今回は自分のじゃないので、単にやってみたかっただけ)。プロに頼むと綺麗には出来ますけど、(私的には)イマイチ満足度に欠けるんですよね。なんちゃって金継ぎ、やってみると意外に簡単です。

工程を大雑把に言うと、欠けた部分をエポキシ樹脂で盛り、乾いたらヤスリで形を整え、最後に金で着色する、ホラ簡単。コツはとにかく焦らず丁寧に作業を進める事。エポキシを盛る際は断面を洗剤で洗って徹底的に油分を落としてこれでもかというほど乾かします。エポキシは十分時間をかけて硬化させ、ヤスリがけは無事な地の部分に傷がつかないようにとにかくゆっくに丁寧に。うちはヤスリがけをリューターでやってしまうので随分楽。これは一家に一台必須です(嘘)。プロじゃないんだから、時間の制限はありません。1日10分とか15分、集中力の続く時間でやめておくのがコツだと思います。何事も、焦っても大体良いことありませんからね。

13/12/27(Fri)

三日ほどかかって新しい部屋の片付け完了。高校の時まで使っていた部屋なんですが、当時のものが残っていたり、物置のようにものが突っ込まれていたり。それらを捨てて捨てて捨てまくりました。元々捨てるのが大好きな私、久しぶりに堪能しましたとも。あとは大量に死蔵されていた歴代のお守りを寺と神社にお返ししてくればほぼ完了。

田舎と都会ではずいぶん違うことがありますが、片付け魔の私にとって嬉しいのは、裏庭で紙のゴミが焼けること。ペール缶に紙くずやその辺の枯葉を突っ込んでマッチ点火。最近は事故の防止のために生火が徹底的に避けられるようになっていますが、燃えている火というのは実に良いものです。先日デパートをフラフラした際に、季節柄かフェイク蝋燭やフェイク暖炉を結構見かけました。セロファンにライトを当てながら風で揺らしたり、水蒸気に光を当てたりして、遠目には本物の火に見えます。ああいうのが商品化されてるって事は、生火は怖いもののやっぱり火は良いという認識があるんじゃないでしょうか。そもそもお猿さんと人間の違いの一つとして火の利用が挙げられる位なわけで、猿より知恵のある人間様なんだから、生火くらい使いこなそうよ、と思いますけどね。

13/12/26(Thu)

本日の一品は干し柿。うちの母親ってこういうのを作るのはマメで好きなんですが、作ったらその時点で満足してしまうようで、保存は超適当・食べる方面にはほぼ興味なし。そのうち劣化して棄てる羽目になるという、長期的に見たら何をやっているのかサッパリ分からない人です。干し柿も作ったはいいものの密閉もせずに冷蔵庫に放り込んであるものだからすっかり干乾びて、あとは捨てるのを待つだけ状態。

その干し柿のヘタをとりまして、やや大きめの一口大にカット。ポリ袋にブランデー(これも死蔵されていた)とカットした干し柿を入れ、密閉して一晩待機。干し葡萄をブランデーに漬け込んでフルーツケーキの具にするのは定番ですが、干し柿だっていわばドライフルーツですから、合わない筈がありません。おまけに今回の干し柿は元々が干乾びていたので、ブランデーもよく吸収して一石二鳥。ここからフルーツケーキを焼く…まではしませんが、食事の後のお茶請けにピッタリです。

13/12/25(Wed)

今日の一品はクリスマスだからではないですが苺ジャム。誰かから貰ったものが、苺は酸っぱいから嫌と冷蔵庫の隅に放置され、まもなく廃棄予定だったのです。こういうの、私には全然理解できないんですけどね。ネットで検索すると、苺ジャムのレシピなんて山ほど出てきますが、ジャムのレシピのポイントは極論すれば二つしかありません。砂糖を本体の何%使うかと、どの程度まで煮詰めるか、この二つ。

砂糖の量はとりあえず多目の50%にしました。作るのはいいですが、私自身そんなにカパカパは食べられないので、保存性重視の方向で。煮るのをやめるタイミングは、いわゆるジャムテストで適切なタイミングを計りますが、経験が殆どないのでこっちは勘と当てずっぽうです。あと、苺ジャムに特有のポイントとして、苺の形を残すか否かというのがあります。ヨーグルトに入れるのをメインに考えるなら、形が残っていた方がかっこいいですが、私は多分トーストに塗るのがメインなので、形は割とどうでもいいです。あと、最後にレモンを絞りいれるのがジャムのセオリーですが、今回はレモンではなく季節がらその辺に転がっていた柚子で代用。まぁ、適当に作っても普通にジャムになる物なんですね。

13/12/24(Tue)

台所に主は二人要らない、というのが私のモットーでして。母親がメインで献立を決めて料理をしているので、私はこっちでは基本的に手を出しません。ただ、ちょこちょこっと1〜2品作るくらい。うちの母親は本当に大雑把な性格で、鳥モモ肉も普通に皮は全部剥いで何の疑問も無く捨ててしまいます。野菜系はありえないほど厚く皮を剥いて捨てるし。そういうのを集めて、適当な品をでっち上げるのが私のスタンスです。作るものを決めて材料を買ってくるよりも、制限のある材料を組み合わせてそれなりのものを作る方が、私の性にあってるんですよね。

というわけで、本日の一品はミートソース。鳥皮(身もちょっとついている)を細かく刻んだもの、人参玉葱(自家製)、トマト(妹宅に送ろうと買ったものの荷物に入らず放置されていた)、あたりを適当に細かく刻んで煮込みます。無論、トマトはセオリー通り湯剥きして。ブーケガルニではないですが、人参の葉っぱの部分をバラけないように根元から切り落としたものも突っ込んで。パスタはお歳暮で貰ったけど茹でるのが面倒ということで放置されていた蕎麦を活用。規定の時間茹でて軽くオリーブ油を絡めれば、普通にミートソースとも合います。料理なんて適当に作ってても何とかなるもんですよ。

13/12/23(Mon)

田舎に引っ越してもたいして困らない(世界は私を中心に回っている的思考で)ですが、細かい所で残念な部分はあります。現状パッと考えて筆頭に上げられるのがラジオ。今の技術であれば、Radikoで日本どこからでもあらゆる地方のラジオ番組を聴くなんて余裕で可能なはずですが、多分スポンサーとかそういう大人の問題で、ネットでのラジオ聴取はエリア制限がかかっているのです、何とケチ臭い。一部番組独自でポッドキャストを配信している場合は聴けますが、それも一部ですしね。あぁ、ネットラジオのエリア制限が撤廃されてくれないものですかねぇ。

ちなみに、私が聴けなくなって残念だと思うのは、“安曇伸一郎の日曜天国”“くにまるジャパン”(特にお気楽・野村係長のコーナー)の二つ。その他に関しては、別に何の不自由もありません。二十代の頃ならJ-WAVEが無いと生きていけない…なんていったと思いますが、今はそんな事も無し。FMならゴンチチの“世界の快適音楽セレクション”が聴ければそれでいいのですが、こっちはNHK-FMなので何の問題も無く聴けます。意外に東京に未練がない自分に割と驚いていたり。

13/12/22(Sun)

住んでいた賃貸が取り壊しになるのをきっかけに、色々と考えた末20年ぶり以上で田舎にユーターンしました。やばいです、周囲は田んぼと民家のみ、店舗なんて一店もありません。ですがネット環境の発達で、実際に暮らす分には東京とそんなに変わらないのが、時代は変わったなと思います。まぁ田舎と一言で言っても場所によって千差万別でしょうが、少なくともうちは恵まれている方。自転車数分で買い物には全く不自由しませんし。

というわけで、今までは実家から送られてきた野菜で料理を作っていましたが、これからはその野菜すら自分で作ることが可能になります、これは楽しそう。まぁ、暮らした時間は東京が一番長くなってしまったわけですが、住めば都と言いますんで、何とかなるんじゃないでしょうか多分。

13/12/21(Sat)

物を買うことには殆ど興味がありませんが、作ることには結構興味があります。ニコニコ動画でナイフの鍛造動画がアップされているとつい見てしまうくらい。とりあえずやってみたいのは釘を叩いてナイフを作るとか、堅い木を削って食器にするとか。同じおっさんの趣味でも陶芸は見るからに大変そうなので、あまり食指を動かされません。ですが、いつも妄想から踏み出せないのは、作ってどうするかという事なんですよね。日常生活で使う数なんて限られてますが、ある程度数を作ってこその趣味ですし、そうするからこそ上手くなるわけで。一定レベルを超えれば人に売るという事も出来るでしょうが、初期分は結局廃棄するのが目に見えているので、手が出ないという。いや、ただの言い訳ですね。

私もこの世代の例に漏れず小さい頃随分ガンプラを作りました。が、プラモデルって作っている過程は楽しくても、作品は何かに使えるわけでなしただの場所塞ぎなのですよ。それが段々負担になって、プラモデルはすっかり作らなくなってしまいました。ナイフや木工に手を出さないのも多分そこに遠因があるのかと。今、趣味が料理になっているのは、どんなに作っても食べればなくなってしまう、というのが非常に大きいと自己分析しています。

13/12/20(Fri)

少し時間が余ったので、本当に久しぶりにデパートをフラフラしてみました。年末だしクリスマス直前だしで、店内も相当な浮かれ雰囲気。かなりの店員さんがサンタ帽なんてかぶっちゃってます。これはもう、いつもの5割増位で財布の紐緩めちゃうぞ、と久しぶりにちょっと高い買い物してみるか、と気合を入れたのですが…。一旦失った物欲は戻ってこないものなのですね。

食べ物は近所のスーパーの方が遙かに安いです。タラバや霜降り牛肉のような高級食材が美味しい事は認めますが、近所で安く買える鮭や鳥モモ肉に比べて値段相応に美味しいかというと別にそんな事はないので、銭の無駄かなと。“空腹は最高の調味料”がモットーでもありますし。服は擦り切れるまで繕いながら着るのが、家具・電化製品は出来る限り直しながら使い倒すのが主義なので、早々買う必要がありません。インテリア・かっこつけ系グッズは、シンプルイズベストが信条の私の生活空間には基本的に不要。結局、一時間あまりもデパートをウロウロした挙句、何も買わずに出てくるという。今はむしろ器の数が揃わずに、年に数点ペースで吟味して買い集めたあの頃は充実していたなぁと思いますねぇ。

13/12/19(Thu)

友人宅での飲み会で牛すね肉のワイン煮をご馳走になりまして、これがとっても美味しかったのです。私、牛肉に対する評価はあんまり高くありません。確かに美味しいですけど、肉カテゴリーの中では鶏が一番好きで次が豚、牛はその次になってしまいます。まぁあくまで私の偏見かもしれませんけど、値段の割に…という評価。ただし、柔らかく煮込んだ牛筋は大好きで、牛すね肉というのは煮込むと味が出る筋系の肉という点では共通しているので、私の好みにマッチしたのかも。

あと、スーパーでカレー用にサイコロ状にカットされた肉を売ってますがアレはダメです、小さ過ぎ。あのサイズだと噛み応えも肉汁の楽しみもあったものではありません。やっぱり牛すね肉を煮込む際にはブロックの状態で買ってきて大ぶりにカットするのは必須だなと。味付けは多分細かく考える必要はありません。玉葱・人参・ジャガイモなどのお約束野菜に月桂樹をはじめとしたお約束スパイスを少々、あとはワインを惜しみなく注いで煮込めば、それなりの味にはなるはず。お吸い物のような単純な味の料理と違って、煮込みは適当に作ってもまず失敗はしませんので。今度自分でも作ってみようかな…。

13/12/18(Wed)

今日は断れない忘年会を消化。いえね、食べる事自体は大好きなのですよ。それもいつもと違う構成・方向性の料理。ですが、飲み会で出る食事なんて油分たっぷり&塩辛いと相場が決まっています。そしてデザートはガッツリ甘く〆。無論私もその場は喜んで食べますが、翌朝〜その日の昼位にかけての体調はお世辞にもいいとは言えません。まず胃が重い。私は毎朝お腹減ったな〜という意識で目が覚め、お茶を沸かして一日が始まるのですが、飲み会の翌日はその空腹感がありません。胃に随分負荷をかけている感じ。

そして、なによりお通じがイマイチ。いつもは快便そのものでするっと旅立たれる彼の方が、何となく粘る感じなのですよね。通常は便器も汚れず、紙で拭く必要もないくらい(拭きますけどね、流石に)なのが、飲み会の翌日はちょっと様子が違います。やっぱりこういう食事は消化器系全般に大きな負荷をかけているのだなと。私は当面の目標として元気に八十までは生きる、というのを掲げているので、その為には粗食は欠かせないのですよ。

13/12/17(Tue)

この時期、自転車には手袋が欠かせません。そして自転車の手袋と言えば私的には革しかありえません。毛糸の手袋なんてした日には、あっという間に擦り切れて穴があいてしまいますから。その手袋、以前はデパートで買ったちょっといい革手袋を愛用していたんですが、自転車で手袋は革にとっても重労働らしく、やっぱり数年で穴があいてしまうんですよね。特にブレーキの金具に当たる親指の内側。というわけで、近年ではもっぱらホームセンターにて300円ちょっとでゲットした作業用の革手袋を愛用。

利点としてはまず、安いので惜しげもなくワイルドに使える事。外で使うものなので汚れは不可避ですが、全く惜しくありません。更に元々が作業用なので、冬以外でも庭仕事のお供に使えます。特に剪定バサミや枝切りバサミなどを使う際には革手袋が必須。暑くて汗には閉口しますが、手袋をしていないと手の皮がズル剥けになって後で激しく後悔しますから。この、冬以外でもガンガン使えるというのは高ポイント。マイナス点としては色が白しか見つからなかった事。個人的に白い革手袋というのはカッコ悪いです。地味に黒とか茶が欲しかったのですが、コレばっかりはなんともなりませんでした。ですが、作業用の革手袋、かなり使えますよ。

13/12/15(Sun)

久しぶりにNHKの受信料払ってください人が来ました。年末でノルマでもあるんでしょうか、ご苦労なことです。無論、即お引取り願う私。テレビを持っていない私としては当然の権利なのですが、最近の人は携帯の機種チェックもするのですね。ワンセグ?のようなテレビ放送を受信できる機械を持っている場合も受信料支払いの対象になるそうです。無論こちらも、携帯そのものを持っていない私は即お引取り願い。そもそも、NHKの受信料って衛星契約まで含めると月に2,000円くらいになります。大概の場合は口座引き落としにすると思うので、払っている実感がないでしょうが、今テレビを持っていることに月2,000円の価値がありますかね?

八百屋に行って大根を買う時に1本1,000円と言われたら、どんなに良い大根でも私は買いません。物には相応の値段があると思うからです。盆暮れに帰省した際にテレビを見る機会がありますが、私にはアレに月2,000円の価値があるとはどうしても思えないんですよね。テレビが面白く無いという話は結構聞きますが、テレビを処分したという話は割と少ないです。居住空間からテレビを無くすと、ある種世界が変わる爽快感があるんですけどねぇ。

13/12/14(Sat)

先日デイリーポータルZというサイトで、アクをとりまくるカレーvs一切とらないカレーという企画がありまして、私もアクとりについては一家言あるのですよ。私の主張はズバリ“アクなんてとってもとらなくてもそんなに味は変わらないのだから、やるだけ労力の無駄”です。もっとケチな理由を言えば、アクを取るほどスープが減るので損、というもの。特にカレーなんて、あの強烈なカレー味で塗りつぶされればアクの有無なんて関係ないと思うのですよ。で、実験の結論としては“確かに違う。が、それは比較してこそ分かる程度の違い”というものでした。やはり私の主張は正しかった。

ちなみにうちでは、煮物(水炊きを含む)のアクをとらないのは勿論、ジャガイモやゴボウを水に晒してアク抜きをしたりもしません、面倒臭いから。それどころか皮剥き・面取りすらしません。してその労力とつりあうほどに味が向上するならやりますが、見かけし関わらないのに労力をかけるなんて無駄でしかないと思ってますんで。まめに料理はしますが、効果の薄い工程は極限まで省く、コレ俺流です。

13/12/13(Fri)

寒いとカロリー消費が激しくなるんでしょうか、肉々しいものを食べたくなったので、買ってきたのは豚ハツ(心臓)。アホみたいに安い(グラム68円)のに、内臓系の中では癖が無くて非常に食べやすいという逸品。スライス状態で売られているのは時々見かけますが、うちの近所のスーパーのように塊で売っている店は珍しいかもしれません。これが超美味しいのですよ。味はどちらも筋肉の塊という共通点があるせいか、タンに似ていると思います。見かけがモロに心臓なので、そこがダメという人はダメですけどね。

食べ方は超簡単。5mm位の厚めのスライスにして生姜醤油に漬け込み、魚焼き用の網で炙るだけ。フライパンに油をひいて焼く方が更に簡単なんですが、何となく網で焼いた方が美味しいような気がして…。付け合せにキャベツの千切りを用意して、肉でキャベツを巻きながら食べるのがナイス。個人的にはもっと普及して欲しい食材ですが、かといって一頭から一個しか取れないので、あまり普及してもというのがジレンマですね。

13/12/12(Thu)

今日は水菜が特売だったのでゲット。いつものようにストックの鳥モモ肉との水炊き風でも良かったんですが、何となく水菜には豚肉の方が合うような気がするので、同時に豚コマもゲット。でも、作るのはやっぱり水炊き風、ワンパターンです。この時期、うちでは毎晩水炊き風の何かを作るので、使い終わった鍋はサッと水ですすいでから昆布を漬け込んだ状態がキープされています。今回はここに豚コマを投入、軽く火が通ったら随時水菜を投入してポン酢で食べるだけ。

一人用の小規模な鍋なので、いちいちカセットコンロで温めたりはしません。土鍋はなかなか冷めないので、一人前を食べ終わるくらいは温度を維持できるのです。あんまり大仰にすると、今度は毎日継続して気軽に作れなくなってしまいますんでね。欲を言えばほんの少し柚子があれば、皮を削って入れたりすると味が数段アップするんですけど、今回は無し。代わりにではないですが、七味唐辛子を少し振ってみたら、悪くない感じでした。やっぱり冬は鍋ですね。

13/12/11(Wed)

本格的に寒くなってきたので、遂に耐寒最終装備フリースキャップ登場。やってみるとわかりますが、頭を温かくするって結構重要なのですよ、全然違う。それにこのフリースキャップにはもう一つ重要な役割がありまして、それはシモヤケの防止。私は寝る時暖房類は切ってしまうんですが、そうすると布団の外に出ている耳たぶにシモヤケが出来てしまうことがあるのです。これが痒くてやってられないんですよね。そこでフリースキャップ。耳まで覆うように深くかぶって寝ると、耳たぶのシモヤケをほぼ完全に予防できます。

ただし、ニットキャップにも大きな欠点が。それは、髪型がグチャグチャになること。寝ている間ずっとかぶっているわけですから、頭全体が酷い寝癖状態になります。毎年それを見るたびに、いっそ坊主にしてやろうかと思うんですが、いまだ踏み切れず。ニットキャップの利用は翌日の予定と相談の上、慎重にしないと。

13/12/10(Tue)

郵便局に用があって行ったら、季節がらお歳暮のカタログが置いてありました。待ち時間の間ぱらぱらと見ていたんですが、これがもう見事に欲しいものがありません。お菓子・飲み物・お酒etc、自分で買ってまで使いたいものを人にはあげたい、と思う私ですから、これではお歳暮の出しようがありません、まぁ元からお歳暮なんてやってないですけど。ただ、数十ページにわたるそのカタログの中で唯一買ってもいいなと思ったのが、干した帆立貝の貝柱。壊れで200g3千円+税、だったかな。かなり割高だと思いますが、物としては汎用性は高いし、常温で年単位の保存が出来るので、これはいいものです。

ただし、あのカタログの中で干した帆立の貝柱と言うのは渋過ぎるチョイスなので、一体どれだけの人が注文するのやら。勿論同じページには昆布と鰹節もありましたが、昆布はいつでも安価で手に入りますし、鰹節は折角のお歳暮だと言うのにうちで使っているような削って使う塊タイプは無し。ダシの世界は奥が深いです。少し見直しても良いと思うんですけどねぇ。

13/12/09(Mon)

久しぶりに会った友人が見違えるほど太っていてちょっとショック。私の中年太りど真ん中のお年頃ですから、注意しなくては。とはいえ、今の所は肥満とは無縁の私。肥満ってケチの色々な意味で大敵だと思うのですよ。1.太る=カロリー過多なわけで、当然食費がかさみます。2.太ると今までの服のサイズが合わなくなって、特にジーンズなんてあっという間に要買い替え。3.肥満が万病の元なのは周知の事実、医療費かさみます。など、ちょっと考えただけでも、太ることによる無駄遣いは相当なもの。そこで世の中では様々なダイエットが行われているわけですが、私は基本何もしてません。しいて言えば少し前に書いた財布の運用と一緒。

私は500〜1,000円というこの歳のオッサンにはあるまじき金額の現金しか持ち歩いていません。それ以上の金額のものを衝動買いしたくなった場合、クレジットカードも勿論持ち歩いていないので、銀行に行って所定金額を下ろして買う事になります。更に銀行手数料を払うのを嫌悪しているので、時間外の場合は当然後日に。その手間が頭を冷やさせるので、大概の無駄遣いは防げてます。食生活もこれと一緒。私とて夜中に小腹が空く事はありますが、家に間食系のものを一切置いていないので、食べたければわざわざ夜遅くまで営業しているスーパーに行って買ってくることになります。買う事自体に特に制約は設定していませんが、大概は面倒で止めてしまうんですよね。特に今の時期寒いし。というわけで、ダイエットなんて簡単だ、というのが私の持論です。

13/12/08(Sun)

冬の必需品、鶏の水炊きに使う鶏モモ肉はそんなに日持ちが良くないので、買ってきたら2〜3日分を残して全て生姜醤油に漬け込んでしまいます。1回に買うのは600〜800gのお徳用パック。以前は2kgの袋があったのですが、最近何故か見かけなくなったので妥協。本当はこっちの方が更にお得なんですけどね。漬け込みに使うのはスーパーで肉や魚のパックを入れてくれたりする透明のポリ袋。これに一口大に切った肉と醤油・塩・砂糖・生姜などの調味料を入れてよく揉み、袋のままで保存するんです。

ポリ袋を使う利点は主に二つ。一つ目は調味料が少なくて済む事。タッパーで漬け込みをすると、鶏モモ肉がヒタヒタになるまで調味料をそそぐとなると一回で結構な醤油が必要になりますし、おまけに最後は無駄に余ります。ポリ袋を使うと、その無駄な調味料が一切でないのでお得感満載。もう一つは保存性が増す事。ポリ袋の中の空気を追い出しておけば、肉の酸化を最小限に食い止めることが出来ます。後これはおまけですが、肉を茹でる時もポリ袋のまま熱湯に放り込めば、肉汁が茹で汁に流れ出す事を完全に防ぐ事が出来て超お得。ただで貰えるくせにポリ袋は偉大なのですよ。

13/12/07(Sat)

12月は私にとっては憂鬱な時期です。義理の人付き合いは最小限にしているつもりですが、それでも出席しなければいけない忘年会がいくつか。何千円も出して、元々嫌いなアルコールに塩と油の強い料理の数々。肝臓を傷めて楽しんでいるとしか、私には思えないんですけどね。一応オトナなので、表面上はニコニコして(いるつもりで)出席していますけど。

世の中的にこんな飲み会が続いた後はお粥などを食べるとホッとする、なんていいますけど、それもどうなんだか。私の目には連日パチンコ通いですっかり財布が寂しくなったから今日は公園に散歩に行って気分をリフレッシュ、というのと何ら変わりません。最初からパチンコなんか行かなきゃいいのに、と思ったり。まぁ、世の中私みたいな趣味の人ばかりになったら、経済なんて全然回らなくなるでしょうから、こんなのは極少数派なのが適正数値なのかもしれないですけどねぇ。

13/12/06(Fri)

愛用のジーンズに穴があいたので、現在補修中。今回穴があいたのは後ろポケット。私は右の尻ポケットに財布を入れる習慣なのですが、そうすると必ず尻ポケットの内側(中心に近い方)の角に穴があくのです。世間的にはジーンズの穴は一種の味、みたいな風潮もありますけど、その穴を放置すると今度は財布の角がむき出しになって、財布にダメージが行くわけで、それはよろしくありません。というわけで補修。

といってもやる事は大したことありません。以前当て布をとるために潰したジーンズの布がまだまだあります。多分、普通の人なら一本潰せば数十年はもつんじゃないでしょうか。その布を穴の大きさに合わせて切り出し、縫い付けるだけ。以前は縁を千鳥縫いという縫い方でかがってほつれないようにしていましたが、千鳥縫いは糸の露出が多くてすぐに摩擦で切れてしまうので、今では木工用ボンドを少し薄めたものをハギレの周囲にしみこませてほつれを止めています。やっていると何だか調子が出てきたので、次ははきこんですっかり裏が薄くなってきたフリースのルームソックスです。

13/12/05(Thu)

本日の貰い物は蕎麦(乾麺タイプ)。蕎麦やうどんは生醤油だけをかけて食べるのが一番美味いと信じて疑わない私ですが、季節柄それはちょっと辛いということで、今回はやや変化球気味に。数日前に買って生姜醤油に漬け込み、照り焼きとして楽しんでいた鶏モモ肉、これを昆布鰹節ダシで煮て濃い目の漬け汁を作ります。そう、今回は鶏つけ蕎麦。

元々醤油がかなりしみこんでいるので、メインの味となる塩だけでほぼ味が決まってしまいます。山葵は切らしているので残念ながらパス、でも葱はストックがたっぷりあったので、多目に刻んで。刻み葱は水に晒すのがセオリーですが、私は葱のあの香りが結構好きなので、水晒しは省略。蕎麦はアルデンテとは言わないまでもやや固めに茹でて。毎日食べるメイン炭水化物は米というのは譲れませんが、たまには蕎麦やうどんもいいものですね。

13/12/04(Wed)

先日書いたように、物持ちの良さには定評のある私の現時点での考え方ですが“革最高”です。布は長い間使っていると擦り切れて穴があくのは避けられませんが、革はむしろ使い込んだ味わいが出てきますし、絶対とは言いませんが穴はまずあきません。したがって、コートや手袋は革が絶対に良いと思います。ちなみに私が冬にメインで着ている革のハーフコートは20歳前後のときに買ったもの。順調に行っても私が死ぬまであと40年ほどですが、それまではまず間違いなく着続けていると思います。質が良くなかったので自分で裏地を張り替えたり、イマイチ安っぽかったので工具を買ってきてボタンを付け替えたりしましたら、無駄に愛着がわいてしまって。

使い続けられる素材の次点としてはアクリルが挙げられます。革ほどの耐久性はないですが、綿・麻・絹などの天然素材に比べると格段の耐久力です。部屋着として綿のパンツを使っていると大体3シーズンで尻に穴があきますけどアクリルならその5倍は平気なんじゃないでしょうか。汚れ落ちも良くて乾きも早い、まさに最強。難点としては味わいが皆無な事。天然素材は使い込むと相応の風格が出てきますが、アクリルにはそれが全くありません。徹頭徹尾ずっと一緒、というかむしろ少しずつ劣化してみすぼらしくなるのが非常に残念。とはいえ、ここ数年冬の部屋着として着倒しているのはアクリルのトレーナーとジャージ。↑の革コートと並べてどっちか手放せと言われたら、一瞬も迷わずこっちを手放す程度の愛着の無さですが、機能性は抜群なんですよね。

13/12/03(Tue)

愛用の財布が壊れました。二つ折りの財布で表にブランドの名前が入った金属プレートが取り付けられているんですが、ポケットにでも引っかかったんでしょうか、そのプレートが外れて革の部分が破れてしまいました。まぁ、破れたといってもほんの少しなので、裂けた裏に接着剤を充填してそれ以上裂け目が広がらないようにし、重石をかけて一晩乾かせば十分にまだ使えるレベルです。ただ、元々ビスが入っていた穴とプレートで覆われていて日焼けしなかった部分の違和感は隠しようがないので、ここに手持ちの革ハギレを張ってしまうかどうか、現在思案中。

物持ちは多分凄く良い方で、中学の時に初代の二つ折り財布を手に入れて以来、今回の財布は二代目。初代もいまだに自宅でサブの財布として現役ですんで、財布屋の商売あがったりです。ちなみに運用方法としては、持ち歩く財布には本当に必要最小限の現金(500〜1,000円くらい・子供並です)と常用の銀行カードしか入れてません。家のサブには現金2〜3万円くらいとたまにしか使わない郵便局や銀行カード・クレジットカード・図書カードをはじめとする金券カード各種を保存。それ以上の現金は銀行に、というスタンスです。現金はなるべく持ち歩かない・お金を払うのをなるべく手軽とは正反対の方向に持っていく、コレ無駄遣い防止のコツだと思います。

13/12/02(Mon)

ホントどうでもいい事なんですけど(毎日どうでもいいことしか書いていないとも言う)、先日うっかり毎日使っている糸楊枝(フロス)を切らしていることを忘れていたんです。そのせいでその日はフロス無し。歯ブラシはいつも通りしっかりかけました。1日くらいフロスをかけなくても死にはしません。ですが、異変が起きたのは翌日の歯磨きタイム。新しく買ってきたフロスをいつものように歯の間に通すと、明らかに臭うのです。歯垢の臭いというか、磨き残したものが一日の体温で発酵した臭いというか、ほうっておいたらヤバイ系の臭い。

結論:フロスは超・偉大です。歯ブラシよりも更に普及していないグッズといえ、私の周囲でも毎日使っている人は3割切るかも…。でも、コレは全日本人が義務化して使うべきだと考えます。あんな臭いの物質が日常的に歯に付着していて、碌な事が起こらない筈がありません。思い起こすにフロスを使い始めた頃、使うたびに立ち昇る歯の間からの嫌な臭いと、化膿してブヨブヨの歯の間の歯肉から流れる血に、これは習慣かせなならんと決心した記憶がうっすらと。値段は全く高くありません。私が使っているのアマゾンで調べると、40mで500円ちょっと。大事に使えば1度切ったフロスでも1週間くらい使えますんで、500円ちょっとで1年は楽にもちます。将来歯周病で入れ歯になることを考えれば、実に安い先行投資だと思うんですけどね。

13/12/01(Sun)

いよいよ暦は十二月に突入、本格的に寒くなってきました。ちなみに現在室温9度。ですが、それなりの格好をすればまだ暖房無しでも普通にくつろげるレベルです。これが一桁前半になると、流石に無理っぽくなってきますけど。ちなみに今の格好は上から、フリースキャップ・フリースネックウォーマー・年代物のどてら・フリース指無し手袋・フリース靴下、フリースグッズ大活躍ですね。気分的には従来の木綿や羊毛など天然素材系を贔屓にしたい所ですが、根本的な能力が違うので仕方ありません。

そしてこの時期、割と悩みのタネなのが髪型です。フリースキャップを常用していると、いざ外出という際に髪型が悲惨なことになります。具体的に言うと、全ての髪がぺったりと寝た状態。これは格好悪い。ドライヤーを駆使して何とかする羽目になりますが、何とかならんもんかと思いつつもう何年か。いっそのこと坊主にしてやろうと思うこともあるんですけどね。そうすれば、頭洗うのも楽になりますし。ただ、まだそこまで思い切れないのも事実でして…。いっそのこと薄くなってくれればなどと贅沢な悩みまで抱えていたり。

<<前<<   >>次>>

copyright by ミソジ since 2004/04/28
本サイトの無断利用は禁止デス。