2015年8月

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15/08/31(Mon)

今日は久しぶりに卵を焼いてみました。うちの伝統では卵を焼く=スクランブルエッグなのですが(理由は言わずもがな)、私はキチンと簾で巻いて作ったオーソドックスな玉子焼きが好きなので、作るのはいつもこちら。確かに技術は必要ですが、10回くらい焼けば誰でも出来るようになるんじゃないですかね。使っている玉子焼き器は割と珍しい一品です。うちでは両親が物を溜め込んで私が捨てるという役割分担ですが、この玉子焼き器は唯一といって良い例外。母親が捨てようとしていたのを私が拾って再利用しているのです。持ち手まで銅で、鍋掴みを使わないと熱くて持てなくなるという理由で、銅製の大型玉子焼き器を捨てるなんてアホとしか…。

私のレシピの調味料の目安は卵1個に対して醤油と砂糖が各小匙2/3、そして刻み葱大量(簡単)。1回に焼く卵は4個がベスト。これより少ないと巻きが薄くなってボリュームが出ませんし、多いと巻き切れません。焼き方は、どこでもやっている一般的なものです。油をひいて薄く焼く→向こうから手前に巻く→油をひきながら巻いたのを向こうに寄せる→空いたスペースに卵液を流し込んで薄く焼く、の繰り返し。卵4個だと丁度4回繰り返したところで完成します。コツとしては中火以上の強めの火で手早く焼くこと。弱火でゆっくりやっていると舌触りが落ちます。まぁ、中火以上の火だと薄焼き卵はあっという間に固まっていくので、ある程度以上の手際は必要ですが、その辺は慣れで。最後に簾で巻いて5分以上落ち着かせれば完成。大根おろしを添えるのが理想ですが、今の季節大根は馬鹿高いので省略。キチンと焼いた玉子焼きって、たかが玉子焼き・されど玉子焼き。メインの一品にすらなりうる実力があるのですよ。

15/08/30(Sun)

先日ここで書いたパウンドケーキが丁度なくなって焼かなきゃいけなくなりました。リンゴは現在準備中で品切れ。順当にいけば金柑の甘露煮なんですが、帰省していた甥姪がアポロ(定番のチョコレート菓子)を残していったのを思い出し、これを刻んで入れればチョコパウンドケーキになるんじゃね?とひらめいてしまいました。中年の身体には糖分の塊にも等しいチョコレートをそのまま食べるのは罪悪感が大き過ぎるので。

作り方はアポロ1個を3〜4つに包丁で刻み、パウンドケーキのレシピのうち混ぜ物(ドライリンゴや金管の甘露煮の部分)をアポロで置き換えるだけ。パウンドケーキ1本で100g前後の混ぜ物を必要とするので、丁度一回で使い切れて片付け魔としては大満足。味もまぁ、普通にチョコパウンドケーキです。アリかナシかで言えば全然アリ。ですが、見た目が壮絶に悪いので売り物にはならないでしょう(売る予定もないですが…)。アポロを想像してもらうと分かると思うのですが、富士山型のチョコの下半分・チョコの茶色は無問題、問題なのは上半分のピンク色の部分です。ココが溶けて周囲に浸潤し、ある部分では茶色いチョコと混ざって壮絶なカラーリングを作り出しています。まぁ、焼く前から心の準備はしていたので、やっぱりか〜という感じなんですけど。ただ、味は普通なので私としては無問題です。

15/08/29(Sat)

毎朝食べている干しリンゴ入りのパウンドケーキ。つい先日、去年の冬作った干しリンゴが終了し、次は春先に仕込んだ金柑の甘露煮を刻んで入れるバージョンにしようと思っていたら、タイミング良くリンゴ5個貰いました。自家製なので品種はよく分からないのですが、食感的には多分王林系。生で食べるなら断然フジ系と思いますし、うちは両親ともリンゴはあまり好きじゃないので、全部干してしまいます。

私は干しリンゴは皮も芯もそのまま使います。手抜きなわけじゃなくて、そっちの方が味が複雑になると思うので。皮は歯応えに変化を、芯は渋みで味に変化を与えてくれるので非常に重要。ただし、軸だけは捨てます。切り方は適当で良いんですが、今回は四つ切り→5mmスライスで。今みたいに30度オーバーの晴天が続けば、3日もあればカラカラになって完成です。が、週間予報を見るとこっから先一週間、嫌がらせのように天気が悪いです。つい先日まで一滴も雨が降らなかったくせに、どういう了見でしょうか。仕方が無いので、慎重に天日干ししつつ、あまりに乾かない場合はオーブン投入、しかないでしょうねぇ…。

15/08/28(Fri)

香典返しにもブームがあるのでしょうか、私が子供の頃は菊の花の飾りをあしらった角砂糖があった気がしますが、最近は完全に絶滅しました。ロングセラーなのは安心安全のタオル。これはもう定番中の定番で、うちもダンボールに何箱もあるので、今年の頭に2箱程動物保護センターに寄付しましたがまだまだあります。ここんところ結構貰うようになったのが、飲み物とお菓子のセット。ティーバッグ紅茶・使い切りタイプのドリップ珈琲・粉末タイプのカフェオレなどとクッキーがセットになった物で、有り余ってどうしようもないタオル系よりはずっと評価が高いです。

暑い午後によく作るのがアイスティー。ティーバッグでかなり濃い目・量は少なめに淹れまして、かなり甘めに砂糖で調整します。グラスに半分ほどこの紅茶を注ぎ、残りの半分に氷を大量投入。溶けて良い感じの濃度になった時が飲み頃です。今時アイスティーなんてペットボトルで売ってますけど、こうやって自分で淹れたアイスティーはやっぱり別物。自分が手をかけた補正があるのかもしれませんが、香りの立ち方が違います。無論、ティーバッグではなくてキチンと茶葉で淹れたりしたらそりゃもう大変な事になりますが、買ってまで飲むほどの紅茶愛は無いので、今の所はティーバッグで我慢です。

15/08/27(Thu)

母親が好物だといってたまに買ってくる鯖の焼き干し、好きだといっている割には最後まで綺麗に食べ切ったのを見た事がありません。大体、2/3位食べると飽きて放置モードに突入→頃合を見計らって廃棄というのがいつもの流れ。というわけで、あとは捨てるのを待つばかりの鯖の焼き干しをリサイクルしたのが今日の昼食、焼き鯖素麺。ラップも張らず、タッパーにも入れないで冷蔵庫に突っ込んだ焼き干しは良い感じに干乾びていますんで、これを指先でほぐしていきます。身・皮・骨に分類。身はそのままほぐし、皮は包丁で微塵切り、骨は廃棄です。身と骨をあわせると、シーチキン缶2個分ほどの鯖ほぐし身が出来上がります。

ここで素麺一束=50gを茹でまして、ほぐした焼き鯖と刻み葱をたっぷりトッピング。そこに最近常備してあるナスの揚げびたしからの浸し汁を注ぎ、練り山葵少々を添えて完成。正直に表現すると残飯整理ですが、普通に美味いです。冷蔵庫でしばらく放置された焼き鯖はパサパサしていてそのままだと食えたもんじゃないですが、ほぐして素麺にトッピングする事である程度その弱点を補えます。更にキモは揚げびたしの浸し汁。基本普通のだし汁なんですけど、揚げびたしに使ったことで良い感じに油が浮いてまして、コレが鯖を更に食べやすくしています。しばらくの間昼食メインはコレになりそうです。

15/08/26(Wed)

台所に飾ってある甥姪の写真が入っているフレームがあまりにも安っぽいので、現在趣味の木工で作成中。ですが、やってみるとコレが結構難しいのです。長い棒・短い棒を各2本用意し、それぞれの角を45度に切り落として長方形に組み合わせる、言ってみればそれだけなのですが、それが出来れば苦労はしないという話。ココで難しいのは45度に切り落とすという点。スコヤという45度の角度線をつける専用道具がありまして、それを使えばピッタリ線は引けるのですがカットは別。たとえばそれぞれ0.5度ずれてしまい、角が89度になったとすると、計算上15cm先では2.625mmの誤差になってしまいます。0.5mm違うと結構分かってしまう世界で、2mm以上の誤差なんて割と論外。

そこで使うのが共切り。発想を変えて最初から45度ピッタリに切る事を放棄します。2本の棒をピッタリ90度に組み合せ交わった部分を切れば、大体45度に切っても合計が90度になるので無問題となります。ただしコレにも問題があって、切る厚みが倍になるので真っ直ぐ直角に切り下ろすのがこれまた難しい。まぁ、ピッタリ45度に切るよりは簡単なので私はこっちの方法を使います。切断面に接着剤を塗り、90度に固定して一晩放置。この固定も、ただクランプをかますだけでは滑って圧着出来ないので、自作の90度固定冶具が必要となります(狂いの少ない厚手のベニヤで作った)。コレだって組み上げていくと、最後の角では意外に狂いが出ていてガッカリしたり…。

木工のキモってこういうシンプルなところにあるのねと最近実感しています。直線・平面・直角・45度、こういうのを寸分の狂いもなくどこででも出せれば、あなたも今日から木工マスター。でもコレが本当に難しい。30cmの直線を±0.3mmの誤差内で作るとか、やってみると結構大変。それを何とか工夫してやってみる&上手く誤差を誤魔化すってのが木工の面白さかもしれません。

15/08/25(Tue)

夏は食欲が落ちて体重が落ちるというのが一般的だと思うのですが、何故だかここのところ体重が増えてます。原因は…思い当たらないんですよね。間食はしてないですし、基本的に食事は腹八分目で食べ過ぎということもなし。認めたくはないですが、中年になって体質が変わり、太り易くなったとしか思えません。ということは、今まで以上に食事を減らして食費がかからなくなるじゃないかラッキーと前向きに考える事にします。

ただ、まだまだ暑い日が続くこんな時期に食事を減らして体調を崩しても馬鹿みたいなので、どうしようかと迷い中。以前老人は一日一食・腹六分目で丁度良いなんて記事を読んでそんな事あるの?と思いましたが、コレは案外真実かもしれないと考え直しています。一日中畑で農作業をする人と日がな一日部屋でボーっとテレビ見ている人では全然条件が違うので、老人と一つのカテゴリーで一般化することは出来ませんが、歳をとったら必要カロリーは少なくなってくるというのは私の体験上真実っぽいです。

15/08/24(Mon)

今日は玄関前のウバメガシの剪定。この樹、元気が良いのは良い事なのですが、元気が良過ぎて徒長枝出過ぎ。体感では他の樹の倍位の頻度で剪定してやらないと樹形が保てません。ここ最近ずーっと気になっていたのですが、この暑さの中剪定なんてしていたら死んでしまいます。ただ、やっと朝晩の風が涼しくなってきたので、実行する事が出来ました。

剪定の手順は単純明快。脚立に登って基本的に上→下・奥→手前の順番で、無駄な枝を伐って伐って伐りまくります。この順番にすると、伐り終わった枝が樹上に残らないので良い感じなのですが、樹の形や脚立を立てる場所の都合上、なかなか原則通りにはいかないことも多いのがもどかしくはあります。最終的に一本のウバメガシから落とした枝は目測で45リットルのゴミ袋1袋強に相当します。東京では個々から細かく刻んでゴミ袋に入れる作業が馬鹿になりませんでしたが、こっちでは畑の隅で焼けるので、それは随分楽。ウバメガシというと備長炭の材料として有名ですが、伐るのはせいぜい楊枝の太さの枝ばかりなので、流石に無理なのがちょい残念です。

15/08/23(Sun)

本日のメインは太刀魚、有名な割には東京であまり見かけなかった魚です。知り合いの説によると、柔らかい白身系の魚は東京では好まれないんじゃないかとの事ですが、どうなんでしょ。太刀魚は時々見かけましたが、ヒメジなんて全然でしたしたんで、案外当たっているかもしれません。太刀魚といえば塩焼きが定番ですが、定番過ぎて面白くないのでやりません。それに太刀魚は皮が脆いので、綺麗に焼き上げるのが結構難しいのです。

困った時は揚げておけ、コレ真実。一口大に切った太刀魚に小麦粉をはたいて揚げます。本当は鯵南蛮の様に骨まで食べられるようにと低温でじっくり揚げたのですが、太刀魚は骨が固くて背骨までは無理でした。腹骨や背鰭についている骨は大丈夫でしたけど。揚がったら軽く油を切ってからポン酢にドボン。そこに刻み葱をたっぷりと、先日秋刀魚と一緒に買ってきた大根をおろして水気を軽く切ったものを乗せて完成。太刀魚のサッパリポン酢和えです。評価:適当に作った割に超美味い。まぁ、癖のない白身を揚げて外れないポン酢・葱・大根おろしの定番トリオと組み合わせるのですから、不味くなりようがないのです。同じ白身ならもう少し身がしっかりしている鰈に軍配が上がりますが、太刀魚もなかなかどうして悪くない感じです。

15/08/22(Sat)

知り合いから旅行土産に松山のいよかんフレーバー珈琲を貰いました。ありがたいことですが、激マズ。珈琲に柑橘類のフレーバーが全くマッチしておらず、フレーバーなしで飲みたい(それじゃただの珈琲じゃないか…)気分。全国各地でご当地の名産品を無理矢理何かに組み込んだ↑のような商品が溢れていますが、当たりはかなり少ないんじゃないでしょうか。

このいよかん珈琲は本人が良かれと思ってくれた物なので当てはまらないのですが、世の中にはいやげものというお土産のカテゴリーが存在します。嫌な土産物でいやげもの。大体土産物なんて碌な物がない(自分が食べたい・使いたいと思うものをマジで選ぼうとすると途方に暮れる)ので、それだったら開き直っていやげものを贈りたいと思う私は多分天邪鬼なのでしょう。ですが、センスの良いいやげものを選ぶというのはこれでなかなか難しいのです。明らかに外しているんだけど、相手も笑って受け取れるというのが理想ですが、これは相手の趣味嗜好を理解し、値段も考慮に入れつつラッピングにも気を遣わなければいけないので、結構大変。まぁ、それが楽しくて私は親しい友人に送るいやげものにはいつも気合を入れてしまうんですけど。

15/08/21(Fri)

今回は帰省していた甥がぶっ壊してくれた、玩具のピアノの修理。鍵盤を奥に突っ込んでいってくれやがりましたので、要修理なのです。このピアノは妹(甥の母親)が小さい頃に祖父母に買ってもらったヤツなので、思い出補正もあって捨てる気にならないので。とりあえず外装を外してみました。“玩具のようなチャチな造り”という定型文句がありますが、本当に玩具って安っぽく出来ているのですね。外装はベニヤ板をホッチキス的な金具で固定してあります。鍵盤はプラスチック製でバネは全てスポンジで代用。ダンボールの先につけたゴムのハンマーを鍵盤の先で跳ね上げ、櫛型の金具を叩いて音を出す仕組み。う〜ん、安っぽい。まぁ、玩具ですからね。

今回のキモは鍵盤の先にストッパー(端材)を取り付けて鍵盤を押し込めないようにすることと、胴体の固定を木ネジに変更して分解を簡単にすることの2点。胴体は総ベニヤ製でネジが効かないので、胴体の内側に無垢の棒を渡して足場にします。胴体を固定するホッチキス的な金具を引き抜いた跡はパテで補修して彩色。所々塗装が割れている場所もついでに同様の補修を施します。また、スポンジが古くなっている場所は家にあった隙間テープを規定の太さにカットして交換。接着剤・パテ・塗装などの乾燥待ちで、結局作業時間は1週間強。何でも修理していて思うんですが、壊すのは一瞬でも直すのは結構大変。こういうのを趣味にすると、否応なしに物を大切に扱うようになる気がします。

15/08/20(Thu)

母親が素麺の具にするとミョウガを買ってきました…一袋。両手に山盛りくらい入っているんですが、3人分の素麺に使うミョウガなんて1個かせいぜい2個あれば十分。素麺はいいとこ2週間に1回位しか食べないので、次の機会には冷蔵庫の隅で干乾びていますし、他に使い回そうなんて考えもしない人なので、残りを全部強奪して来ました。甘酢漬けに加工します。甘酢は市販品がいっぱいありますが、こんなの自分で簡単に作れます。基本は酢:砂糖を1:1に塩少々。かき混ぜながら火にかけて、砂糖が溶ければ完成。ここに鷹の爪とか鰹節とか、何となくフレーバー的なものを適当に突っ込むのもまた良し。

ミョウガは甘酢が熱い内に切らずに丸ごと投入して1〜2日常温放置すると、ミョウガから色素が出てきて甘酢がピンク色に染まり完成。その後の保存は冷蔵庫で。食べる時は適宜スライスして食べます。ミョウガって独特の香りがして、子供の頃は味噌汁にぶっ込む祖母に殺意を感じた物ですが、今では結構好きです。が、あれほど大量にぶっ込むのはやり過ぎ・明らかに味のバランスを崩しているだろうと今でも思わざるをえません。汁物でもきゅうり揉みでも、ほんの少し香るくらいがミョウガの適量。甘酢に漬けると結構バクバク食べられますけどね。

15/08/19(Wed)

庭のウバメガシに蓑虫が大発生したため、殺虫剤散布。庭仕事をするようになってから昆虫の見方が随分変わりましたが、蓑虫もその一つ。以前は蓑虫=可愛い的なイメージを持っていましたけど、現在では蓑虫は敵です。奴等は食欲旺盛でウバメガシの葉を食べまくり、発見が遅れると樹そのものすら枯らせてしまいます。そして最悪なのがあの蓑。蓑をかぶっているせいで殺虫剤の効きが悪く、かなり噴霧したつもりでも生き残ってしまうのです。最近日本では蓑虫が減っているそうですが、本当に喜ばしい話です。

見方が変わった昆虫?その2がカタツムリ。日本ではあの有名な童謡にも歌われ、デフォルメされた絵は子供用の定番となっていますが、カタツムリも庭仕事をする者には極悪な存在。標的は主に葉の柔らかい野菜類。うちでは裏庭に植えたバジルがどれほど食い荒らされた事か…。直径5mm程の極小さな奴等が葉にたかり、一晩で丸坊主にされてしまいます。こちらも見つけ次第即・抹殺。小さな子供達に蓑虫やカタツムリ=可愛いなどという誤ったイメージを植え付ける絵本産業はマヂで悔い改めて欲しいものです。

15/08/18(Tue)

今日は帰省していた甥姪の残していったカルピスウォーターをゼリーに加工。いや別にそのまま飲んでも構わないんですけど、ジュース系ってするする入ってしまうので、どうしても飲み過ぎてしまうのですよ。でも、それでは急性糖尿病へ一直線なので、駄目・絶対。その点ゼリーにすると、何故だかそんなに食べられなくなります。タッパーで今回食べる範囲を区切り、そこだけスプーンですくって食べるからでしょうか。

私が常備している粉ゼラチンは1袋7gで、これを60mlの液体でふやかしてから20秒レンチンし、240mlの液体によく混ぜて冷やすのが基本的なレシピです。今回残っているのは飲みかけの500mlペットボトルなので、丁度良い分量。完成品:可もなく不可もない普通のカルピスゼリーです。よく考えたらカルピスゼリーってあんまり一般的じゃないですが、多分想像そのまんまの味。わざわざカルピスを買ってまで作るほどじゃないけど、余っていたら作っても良いんじゃね?クラスですね。

15/08/17(Mon)

今日のメインは鮭フライにタルタルソース。鮭の安売りに遭遇し、ムニエルにでもすっぺと最初は考えたのですが、そういえば中途半端に残ったパン粉とそろそろ危ない食パンが半枚あったのを思い出し、食パンを砕いてパン粉に混ぜれば丁度1回分くらいになるんじゃね?と思い至ったので計画変更。鮭は2枚におろしたのを斜めに筒切りにしたやつなので、背骨と腹骨の一部が残っていました。背骨はナイフでえぐりとりましたが、腹骨は面倒臭いのでスルー。鮭の骨は柔らかいので、骨の硬い鯛の様な悲惨な事態は起こらないでしょう。

鮭は軽く塩胡椒してしばらく寝かせた後、オーソドックスに小麦粉→卵→パン粉の順に衣をまぶし、中温で両面あわせて3分ほどフライ。タルタルソースは水に晒した微塵切り玉葱・微塵切りパセリ・固ゆで卵(黄身は潰し、白身は荒乱切り)・微塵切りラッキョウ甘酢をマヨ適量で練って完成。味の決め手は何と言ってもラッキョウ。正統派ならピクルスがベストなんですが、遺憾ながらうちには常備していないので、似たようなものということでラッキョウ。これでもかなりそれっぽい味になります。まぁ、フライにはソースダバダバも捨てがたいんですけど、今回は何となくタルタルソースで食べたい気分だったのです。最後に付け合せは、思いっきり細かく刻んだ千切りキャベツ。この三つを適度にミックスして口に放り込むと、そりゃもう最高なのですよ。

15/08/16(Sun)

帰省した甥姪の為に、好物のハンバーグを作ってあげたのですが、付け合わせのケチャップスパ用に茹でたパスタ(100g)がかなりに残ってしまい、これを少しずつケチャップスパに加工して食べてます。パスタは標準茹で時間7分のものを10分茹で、マーガリンを絡めてから冷蔵保存しています。こうすると腰もへったくれもないソフト麺状態になり、更にマーガリンの人工的な香りが加わってジャンク度が段違いにアップします。

あとはこれを炒めるだけ、なのですがここでも更に一工夫。ペペロンチーノにする時はオリーブオイルを使うと香りが決まるんですけど、ココはあえてサラダ油で。ケチャップを入れたらやや強めの火加減でパスタの表面にケチャップが焦げ付くくらいまで炒めるのがベストタイミング。ペペロンチーノのように注し湯をして油を乳化させたりしません。気分はパスタというよりもむしろ焼きそば。具は無し…と思い切りたいところですが、流石にそれでは寂しいので、ベーコン・玉葱・人参をほんの少しずつ、飾り程度に加えます。最後に刻んだパセリをトッピングして完成。出来上がり量は片手で軽く掴める位、ハンバーグの付け合せとしての標準量の倍くらいが丁度良い感じです。更に上級者編として、このジャンクスパを甥姪が残していった食パン(トーストせずに生のまま)に挟んでスパゲッティサンドにするというのがあります。The・ジャンクですが、これがまた美味いんですよね〜。

15/08/15(Sat)

親戚にうどんの製麺業者がいて、年に何度かうどん(半生タイプ)が大量に手に入ります。母親に言わせれば、茹で時間12〜15分なんて面倒でやってられないとのことで、しばらく寝かせた後でゴミ箱直行だったのですが、当然私はキチンと食べ尽くします。幸い今はおたふくソースがあるので、作るのは当然焼きうどん。

うどんは規定の時間茹でます。焼きうどんにするのなら柔らかめに茹でるのが多分セオリーなんでしょうけど、私は焼きうどんでも麺は固めが好きなので、12分を採用。茹で終わったらきっちり洗ってぬめりを取っておきます。野菜はその辺にあるヤツを適当に。今回はお好み焼きにも使ったキャベツ・自家製玉葱(そろそろ保存も限界…)・人参・ピーマンetcに加えて冷凍常備の豚肉少々。あとは固い順から炒めて最後におたふくソースで味を決め、鰹節をばさっとふりかけるだけ。炒め加減は当然やや強め、ソースが少し焦げ始めるくらいがベストタイミングです。というわけでまた、普通にご飯と沢庵の日が遠のいてしまうのが悩みの種。こういうイレギュラーな食品は優先して食べていかないとどんどん溜まって冷蔵庫が片付かないのですよね。

15/08/14(Fri)

おたふくソースが減りません。パッケージには4回分と書いてありますが、私の使い方だと多分この3倍12回分くらいあります。というか、世の中の人って1枚のお好み焼きにどれだけソースを使ってるんですかね。そういえば昔行ったお好み焼き屋(店員が焼いてくれるスタイル)で、ソースが多過ぎて口の中が痺れた事がありましたっけ。ああいうの、珍しくないんでしょうね、多分。でも、ソースは少なめにした方が具の味わいが良く分かって良いと思うんですけど…。

カレーも減りません。量を考えろという私の制止を振り切り、甥姪が来ているのだからと鍋一杯作ったカレー。案の定半分残って誰も手をつけないので私が…。カレーって単体として食べると美味しいんですが、他の料理…煮物や酢の物と決定的に合わないので、食事の一部としては組み込み辛くて私は嫌い。ですが、食べない限りは減りません。仕方ないので、麺つゆで少し伸ばして山ほどある素麺とあわせカレーうどんならぬカレー素麺が最近の私の夕食メイン。昼はお好み焼きで夜はカレー素麺。普通にご飯に沢庵というメニューが無性に恋しいここ数日です。

15/08/13(Thu)

現在、母親の依頼でザル修理中。60cm×120cm位の長方形をしていて、梅干しを干す時なんかに重宝しています。枠は木製・中身は竹製。今時こんなの売っていないので、多分相当古いものかと思われます。不具合の原因は長辺の反り。長辺の一つの真ん中辺りが外側に反って膨らんでしまい、中身の竹が外れてしまっています。修理の方針としては、反ってしまった長辺を一旦取り外し、短辺をそれぞれ5mmずつ縮めて元に戻す事で、反ってしまった真ん中あたりでも竹を保持できるようにしようって寸法。

このザルですが、既に修理が繰り返されてまして、やったのは亡くなった大工の祖父。よく、寺社の修理をしていると柱の裏から以前修理した大工のサインが出てきて感動、なんてドキュメンタリーがありますが、このザルを修理していると亡くなった祖父を思い出します…、が決して美談ではありません。あぁやっぱりあの祖父は腕が悪く、適当な仕事をしていたんだなと苦笑するばかり。とてもじゃないけど、プロのやる仕事じゃないのです。下穴を開けずに釘を打ち込むもんだから釘周りのヒビ数箇所。材のギリギリに打ち込むものだから裂けも数箇所。長過ぎる釘を使ったものだから入りきれなかった部分を適当に折り曲げて処理少なからず。こんな人に建築を依頼してお金を払った施主の方々、ご愁傷様という感じです。そんな私が学んだ良い職人を見つけるコツ:作業場所を見れば割と一目瞭然です。商売道具をどのように扱っているかを見れば、かなりの確率で職人の腕が分かります。祖父の残した作業場はそりゃもう…ですよ。

15/08/12(Wed)

先日のスルメイカは、一夜干しを最後に全部終了。結局作ったのは、イカ素麺・イカ飯・ゲソバター炒め&一夜干しだったんですが、どれが一番美味かったかといわれると一夜干しと答えざるをえないのがやや悔しい。軽く炙ったイカの一夜干しの美味さはちょっと異常です。厚い部分はプリッとした歯応えで、薄い部分は軽く焦げて香ばしく、ゲソやエンペラはシコシコと、一品で何度も美味しい。この味わいを覚えてしまうと、どんなに新鮮でもイカ素麺とかどうでもいいなと思ってしまいます。

また、イカの一夜干しは単体で食べても美味しいのですが、ちらりと七味をふり掛けたり、マヨネーズをほんの少しつけても更に美味。スルメイカなんて、魚介類の値段ヒエラルキーでは最下層に位置していますがこの美味さ。というか、高いから美味いってもんでもないんですよね。私は基本天邪鬼なので、タイやマグロはそんなに美味しいとは思いません。美味しいとしたら、鯛の皮をサッと湯引きして醤油を垂らしたやつとか、マグロのカマを焼いて辛い大根おろしを添えたやつとか、そんな変化球ばかり。それらも、スルメイカの一夜干しの炙るだけという手軽さには勝てません。安くて美味いスルメイカ、オススメです。

15/08/11(Tue)

現在作成中の趣味の木工は、自室前廊下の電灯のカサ。以前のは安っいプラスチック製のもので経年劣化で黄ばんでしまい、美しくないことこのうえなし。ググればお洒落なカサがいくらでもあるんですが、ここは趣味の木工の一環で作ってしまおうと。基本構造は行灯と一緒。太さ13mmの棒を直方体に組み合わせ、角に貫通穴を開けて竹ひごを突っ込み強度を確保します。出っ張った部分を切り取ってパテ埋めすれば、外見上も無問題。塗装は相変わらず安定の、着色・塗膜を各2回。サイド4面に障子紙を張って光を柔らかくしています。

今の時代はググってボタン一つで翌日には好きなものが手に入りますが、そうやって簡単に手に入れたものにはイマイチ思い入れが沸きません。自分では選びに選んで買ったつもりでも、1週間後には空気になり、すぐにまた新しいものを買いたくなります。そして部屋が良い感じで一杯になってきたところで、断捨離モード発動と…。そうやって経済は回っていくんだと言われればまぁ、その通りかもしれませんが、私はそういうの美しくないと思うので、やりません。逆に自分で作ると、市販のものに完成度は及びませんが、用途や好みを勘案して企画し、自分で手を動かして作ると、否が応でも愛着が沸きます。また、色やサイズを合わせられるのも地味に重要。身の回りを市販品で固めると、どうしても色の違いや微妙な隙間でちぐはぐ間が生まれますが、手作り品にはそれがありません。ただし、手作り品は油断するともっさりしがちなので、手作り感を前面に押し出した民芸の館風(超・嫌い)にならないようにだけは気をつけていますが。

15/08/10(Mon)

父親が晩酌用に買ってきたビールケースに、何故かおたふくソースがおまけにくっついていまして、私の昼食はしばらくの間お好み焼きメインで決定(私は酒を一滴も飲まないので本体には興味なし・父親は粉物に興味が無いのでおまけはどうでもいい、と両者の利害が一致)。私は長年、お好み焼きってのは生地メインで、なるべく平らに火が通りやすい様に焼くものと思い込んでいましたが、浅はかでした。数年前に合羽橋で食べたお好み焼きに衝撃を受け(その割に店名は忘れた…)、以降はキャベツたっぷり・厚めにふわっと焼くのをモットーにしています。

生地のベースは荒微塵切りのキャベツ150g&青葱適量に薄力粉40gを加え、卵1個&水50mlで溶いたもの。数字を見て分かるように、薄力粉に比べてキャベツの量を圧倒的に多くするのがポイント。ここにその時の在庫次第で肉系やエビなどをお好みトッピング。フライパンに流し込んだら、厚さ2cm程の円形に成型して中火で3分→ひっくり返して蓋して4分→蓋外してひっくり返して3分で完成。これでキャベツにしっかり火が通って、中まで甘々になります。表面におたふくソースを塗りたくり、マヨを適当に噴射、鰹節を大量に振り掛けて完成(在庫のない青海苔は省略)。いつもはウスターソースで作るのですが流石おたふくソース、使うだけでこれぞお好み焼きって味になってしまって感動。でもま、無くなったら新しいのを買うほどではないかな…。

15/08/09(Sun)

近所のおっちゃんが今回釣ってきてくれたのはスルメイカ×5。うち2匹は既に開いて一夜干し状態になっていて生は3杯。以前知り合いの女性に、イカは気持ち悪くて捌けないと言われましたが、気持ちは分からなくもありません。でも、こんなのは慣れです。しかも、イカの処理は基本的に包丁を使わないので、一般的な魚の処理に比べて遙かに簡単。ただし、今回のように指を突っ込んだら中で何か動いていた(多分寄生虫)場合は、私でも吃驚して変な声が出ます。

イカは胴体の前後の裏側二箇所で胴体と足が繋がっているので、指を突っ込んでその繋ぎ目を剥がし、腸が破れないようにゆっくり引き抜きます。2杯はイカ飯にするので、中身を洗ってコレで終了。残りの1杯はイカ素麺にするので、エンペラを外して切り開き、裏表の皮を丁寧に剥きます。この時、ペーパータオルを使って滑らないようにつまんで引っ張ると簡単。あとは繊維を絶つ様に斜めに細く切って完成。ゲソ3杯分は吸盤の先についた爪を流水で流しながらしごいて外し、目の裏に切れ込みを入れて開いてから、トンビと目玉を外して下処理終了。半杯は細かく刻んでイカ飯の具にし、残りはバターで焼いてキモ少々プラスで香り増量、醤油かけて食べます。さぁ、今夜はイカ尽くしだ!

15/08/08(Sat)

使う糖分の量から、5回に4回くらいは我慢しているカキ氷ですが、やっぱり週一位のペースで食べてしまいます。初回はジャムをそのまま使ったのですが、やっぱりそれではアレだというので自作しました。いつものようにクックパッド先生で検索したら、“水と砂糖を同量で混ぜる、以上”というレシピが堂々と載っていまして、コレはいくらなんでもアレだろうと呆れてしまいましたが…。私が使ったのはもう少し凝ったレシピ。蜂蜜70g・グラニュー糖70g・水100mlを鍋に入れて煮溶かす、だけ。蜂蜜→手持ちのブドウジャム、グラニュー糖→手持ちの上白糖に変更しましたけど。

ただ、クソ暑いとはいえ昨日位からほんの少しではありますが、夕方の風の質が変わったように思います。今までは単なる熱風だったのが、ほんの少し涼しくなったような気が。まぁ、8月いっぱいはこんな感じで厳しい日が続くと思うので、糖分面で少しだけ優しくなったカキ氷を5日に1回くらいに増量し、夏を乗り切りたいと思う所存。ちなみにこのカキ氷シロップ、市販の物は色んな味のバリエーションがありますが、実は味そのものは全部一緒で、違うのは香りだけ。つまりは苺もブルーハワイも同じ味。ただ、香りと見た目で違う味だと錯覚しているだけだそうです。ならやっぱり自作じゃん?と思うでしょ。

15/08/07(Fri)

うちの台所では胸位の高さの棚を2つ並べて収納として使っているのですが、その高さが15cm位違うので見た目に美しくないですし、天板部分も段差があって占有面積を十分に活用できているとは言えませんでした。そこで今回の趣味の木工は、低い方の棚に一段足して高さを同じにしようというもの。天板+サイド板2枚を木工用ボンドでコの字型に貼り合わせ、木ネジで補強。ネジ頭をパテで隠して均してから塗装は着色・ニス塗膜を各2回。既存の棚に乗っけてから、サイド4箇所をL字金具を使って木ネジで固定します。本当はL字ではなくI字で十分だったのですが、うちの近所のホームセンターにはL字しか売ってなかったので仕方なく。ちなみに4個90円で、今回唯一の支出。残りは全部手持ちの材料で何とかなったので、満足度は非常に高し。

趣味の木工というと棚系が真っ先に頭に浮かぶと思いますが、私は基本的にそういうの作りません。うちの中には既に収納が溢れていて、どちらかというと収納があるから安心して物を捨てない→家の中ぐちゃぐちゃ、と考えている私にとって、収納はむしろ減らしたい対象。ですんで、作るのは今回のようなちょっとした物がほとんど。洗面台やコンロ台の横に空いた10cm程の隙間を埋めるためのL字型の隙間隠しとか、今回のような棚のエクステンションとか。なくても全然困らないんですが、そういうちょっとした所が行き届いていると、空間が何となく良い感じになるような気がするので。

15/08/06(Thu)

今日の炭水化物は炒飯。私が炒飯を作るのは、決まってご飯が古くなったときです。私はいつも3日分のご飯を一度に炊いて三等分・冷蔵しているので、最長でも炊いてから二日後には全て食べ切るスケジュールです。が、今回はそこに予想外の外食が2回挟まり、食べるまでの時間が空いてしまいました。経験則上ご飯が冷蔵で美味しく食べられるのは2日先まで。それ以上になるとレンジで温めてもパサパサで美味しくありません。そこで、パサパサならば油を足せば良いというコンセプトで作られるのが今回の様な古いご飯の炒飯。

ただし、炒飯としての作り方は極めてオーソドックス。前の日からご飯を卵ご飯にして出来上がりを黄金パラパラに…とかしません。ニンニクの香りを出したサラダ油で荒微塵の玉葱をよく炒め、透き通ったところでご飯投入。全体をほぐして味付けは塩胡椒と粉末スープの素。予めふわっと炒めておいた卵を入れてよくかき混ぜ、最後に刻み葱を散らすのが基本形。ここにベーコンだの人参だのその時にある肉や野菜を少しずつ刻んで投入し、色と香りにバリエーションを持たせます。火加減は弱火〜中火でじっくりと。炒飯=強火に拘らなくとも、しっとり味のよく馴染んだ炒飯はそれでそれで美味いものです。

15/08/05(Wed)

今日のメインは鰹のタタキ、裏庭で藁焼きします。うちの両親は、新鮮な鰹=刺身・ちょっと鮮度が落ちた鰹=タタキと考えている節がありますが、浅はかにも程があると思います。鰹を藁で焼くってのは落ちた鮮度を誤魔化すためじゃなくて、焼いた藁の香りを鰹につけて美味しさをアップする手段なのです。ですんで、私にとって買ってきた鰹を刺身にするかタタキにするかの判断基準はずばり“その日の気分”。これしかありません。今日はタタキを食べたい気分だったのです。ただし、タタキにしたい場合は必ず皮付きで。皮を剥がしてしまった鰹は刺身にしかなりません。

毎日紙ゴミの焼却に使っている裏庭のペール缶に藁をふんわり8割方詰め込んで点火。全体に火が回って燃え上がったところで網に乗せた鰹をかざして表面を焼きます。焼き加減はとにかく強火で激レアに。焼き目の厚さが1mmいかない位にとどめ、焼きあがったらすぐに氷水に放って焼き目の進行を止めるのが私流。先代であるところの父親はもう少し強く(3mm位)焼いて氷水は使いませんが、この辺は完全に好みでしょう。切り方も、私は標準的な刺身よりも少しだけ薄くするのが好きですが、父親は厚めに切ります。盛り付けの癖も全然違うので、たかが切り身をレアに焼いて切って並べるだけの料理でも、仕上がりは全く違う物になるのが面白いところ。また、鰹のタタキは伝統的には酢醤油で食べますが、私は普通の醤油にワサビで食べるのが好き。こういうのも天邪鬼っていうんですかねぇ…。

15/08/04(Tue)

うちで使っているブラウザはsleipnir ver1.66というヤツで、製造は何と驚きの2004年。つい最近まで何の問題もなく動いていたのですが、ここに来てGoogle・Wikipedia両大先生から拒否られるという致命的な事態が発生しました。多分、安全性の問題からsleipnir1.66ではマズイということで弾かれているんだと思いますが、ちょっと困ってます。いや、サブのブラウザとして使ってるchromeでは問題ないので、両先生を使う時だけこっちに移れば良いんですけど、それも面倒臭い。んじゃ、いっそのことchromeに全部移しちゃえば良いという話になるんですが、Sleipnirの操作に慣れ過ぎているのと、それなりの数のお気に入りをchromeに移すのが面倒くさいという…(多分その気になれば30分)。

私が長年愛用しているこのsleipnirというソフトはちょっと曰くがありまして。作者は個人でフリーソフトとして開発をしていたのですが、1.66の時点で開発中のパソコンが窃盗に遭ってプログラムソースを紛失。その後会社を立ち上げてソースをゼロから構築し、現在ver6にまで進化していますが、最早別のソフトって感じで全然思い入れががありません。sleipnir6にするんだったら、今サブで使っているchromeをメインに上げるわって感じ。まぁ、そもそもXPで動いているこのノートを買い換えた時に一緒にやろうと思いつつ、そのノートがしぶとく頑張っているのでそのまま、というのが一番大きいんですけどね。

15/08/03(Mon)

刺身に添えるために買ってきたスダチ(1袋8個入り100円)。でも、スダチなんて1個で十分事足ります。じゃあ残った7個はどうするんだという問題になるわけで…。刺身なんてせいぜい週一ですし、スダチを使った料理といえば酢の物系ですが、主力のキュウリはもう終わってしまったのですよね…。うちでは伝統的にこういう食材は、冷蔵庫の片隅で放置→良い感じに干乾びてきた頃にそっと捨てる、という処理方法をとってきましたが、全然私の趣味ではないので却下。どうすっかな〜と思っていたところ、レモネードを自作するという動画に出会いまして、そうだレモネードならぬスダネードにしてしまえば良いんじゃね?と思い立ちました。

作り方は簡単。スダチを皮ごとなるべく薄くスライスし、その重さの2/3の砂糖と1/3の蜂蜜を加えてよく混ぜ、常温で丸一日放置するだけ。そこから先の保存は冷蔵庫です。出来たシロップ大匙2に対して水170mlが目安=出来上がり200mlにする感じで。大量に氷をぶち込んでキンキンに冷やして飲むと素敵。無論、水の代わりに炭酸水を使うと一気にグレードアップします。感想:普通にレモネードです。使っているのはスダチですんで、よ〜く味わうとレモンじゃないと分かりますが、そもそもキンキンに冷やしていて味覚が馬鹿になっているので、味の違いはよく分かりません。庭仕事の後汗ダラダラで飲むと至福です。

15/08/02(Sun)

この季節になると毎年手放せないアイスノン枕、今年も大活躍です。仕組みは簡単。枕用として売られている大型アイスノンを枕に仕込んで寝るだけなのですが、コレが効果絶大。熱中症になった時の応急手当として、腋の下や鼠蹊部など皮膚に近い場所を大きな血管が通っている場所を冷やし、そこを流れる血液を冷やす事で全身の温度を下げるってのがありますが、アイスノン枕はまさにそれ。首なんて大きな血管が通っている場所の代表格みたいなもんですから、そりゃ気持ち良い筈ですわ。

準備するのはアイスノン枕に加え、いつも使っている枕・バスタオル2枚。いつも使っている枕にアイスノン枕を重ね、バスタオルで巻いて固定するだけ。私の場合はコレだと少し冷えすぎるので、もう1枚のバスタオルを折って重ね、冷えを調節しています。構造上いつもの枕よりも少し高くなってしまいますが、まぁその辺は慣れで。これでどんな熱帯夜でも問題なく熟睡できます。おまけに、ドケチの私にとって嬉しい事には追加の電気代ゼロ。昼間の冷凍庫で凍らせておくので、無駄に余った冷気の有効活用にもなっています。耐用年数も結構長いと思われます。10年位前に1,000円前後で買ったやつがいまだに問題なく使えているので、減価償却はとっくに済んでいるでしょう。いずれにせよ超お得です、アイスノン枕。

15/08/01(Sat)

暑い…のはまぁ仕方がないとしても、雨が降らないのには困っています。毎朝裏庭のハーブ群(パセリ・イタリアンパセリ・バジル・ローズマリーetc、いつの間にか増殖中)に水を遣るのが最近の日課。水を遣りながらボーっと周囲を見回すと、色々な物が目に入ってきます。ヤバイほど美しいと思うのが蜘蛛の巣。極細の糸を使ってあの複雑な幾何学模様を作り出す蜘蛛先生マヂ天才。誰かは忘れましたが、“人間の作り出すもので本当に美しい物はあまりない”という名言がありまして、蜘蛛の巣を見ているとシミジミとそう思います。

先日見かけたのは小さなトカゲ。頭から尻尾の先まで3cm位の子供だったのですが、トカゲは一般的に非常に警戒心が強くて近付けばすぐに逃げる筈が、コイツは妙に警戒心が薄いというか鈍くさいというか。至近で観察しても逃げませんでした。少し脅かすと尻尾の先端をピクピク動かしてから逃げ、10cm先で立ち止まってこっちを振り返る様子がちょー可愛い。願わくば無事に大きく育って欲しいものですけが…。

この時期庭のあちこちに転がっているのが蝉の死骸。これもまた相当美しい。翅がとれたり、胴体が半分蟻に喰われたりしているのですが、滅びの美学ってヤツですか、汚いとかいう感じは全くないです。風の谷のナウシカのラストで、村民が立て篭もる砂に半分埋もれた軍艦、ちょうどあんな感じ。昨今長崎の軍艦島が注目されてますが、ああいうのを評価する感覚と通じる物があるんじゃないでしょうか。その気になればほんの身近にsense of wonderってのは溢れてるもんですね。

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