2015年9月

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15/09/30(Wed)

今日のメインはセールでゲットした手羽元800g。所謂ジャンボパックというヤツですが、どうせ3日もすればなくなってしまうので、800gなんて大した量じゃありません。手羽元は利用範囲の広い食材ですんで、どうしようかと一瞬悩んだ後、今回は裏庭のローズマリーで煮てみることにしました。作り方はちょー簡単。手羽元・皮付きのまま乱切りにした人参とジャガイモ・解凍した玉葱ペースト・ローズマリー一枝を鍋に入れ、ヒタヒタになるまで水を注いでから点火。沸騰したら弱火に落としてそのまま15分。所謂アクとり作業は、やってもやらなくてもあんまり味は変わらない気がするので、やりません。むしろ、アクと一緒にスープもとれてしまうのがもったいないくらい。

ジャガイモと人参に火が通ったのを確認したら塩で味を調整し、火を落として自然冷却させます(ココまでがお昼を食べながらとの平行作業)。夕食前に温め直すと長時間コトコト煮なくても味が染みこんで良い感じになります。感想:ローズマリー使える。今回はローズマリーの香りを確認するために敢えて塩とローズマリーしか使っていませんが、それがむしろ良い結果になってます。市販のクリームシチューから牛乳やバターを除いて純化した感じとでも言いましょうか。あぁコレは洋風煮込みには相性抜群ですわ。個人的な意見としてはホワイトソースにしない方が素材の風味がよりハッキリして良い気がします。植えてて良かったローズマリー。

15/09/29(Tue)

庭の掃き掃除をしようとしたら、チリトリの柄の部分が金属疲労で折れていました。どっちの仕業か知りませんが、こういうのちゃんと伝えて欲しいです。折れたと一言伝えておいてくれれば段取りも変えらます。こういう事で段取りが狂うのは嫌ですねぇ…。というわけでいつものように修理します。今回の場合は材質が金属(多分アルミ合金)なので、プラスチックよりも随分修理は楽です。

時間をかけずに適当に修理したければ、“必殺・ビニールテープで巻く”でしょうが、当然ですがこれだと全く長持ちしません。むしろビニールテープの無駄。というわけで割と本格的に修理します。トタン板の切れ端を小さな長方形に切り出して折れた箇所に仮固定し、ドリルを使って両端に直径3mmの穴を開けます。その穴に番線を通し、ラジオペンチで捻って固定。余計な部分を切ったら内側に曲げて当たらないようにします。仕上げにビニールテープで巻いて完成。作業時間は20分ほど。これで絶対にもう壊れないとはいいませんが、年単位で長持ちする物と思われます。接着剤系を使っていないので、再修理が容易なのもポイント高し。そのままだとゴミにしかならないものを、手持ちの素材と道具を使ってまた使えるように再生する修理は、ちょっと大袈裟かもしれませんがロマンだと思うのですよ。

15/09/28(Mon)

毎日風呂あがりに身体を拭いていた日本手拭いが限界を迎えました。使い始めて多分3年くらい。真ん中1/3付近の繊維がボロボロになってあちこちに穴が空いています。前回も同じ様な症状だったので、今度は両端を持って背中を拭く動作を極力避けたのにこの結果です。ということは、真ん中だけに負荷が集中するのは干す時に物干しに引っ掛けるのが原因としか思えません。折れ曲がって物干しと擦れる&曲がった部分に特に強く日光(紫外線)が当たる事によって、こういう結果になったものと考えます。となると、根本的な解決策はないですねぇ…。干さないわけにはいきませんし、端を洗濯バサミでつまんで干せば負荷は分散しますが、むしろ挟まれる場所の傷みの方が酷くなるでしょう。まぁ、手拭い1枚が3年持つんだから無問題ともいえるんですけど。

ですが、両端の1/3ずつはほぼ無傷ですんで、当然ですが捨てません。丁度台所の掃除用にハタキが欲しかったところなので加工します。切り出した両端1/3を幅1.5cmの短冊に切り、4つにグループ分けして端を縫い止めます。園芸で苗の支えに使っている50cm程の竹棒を持ってきまして、節の所で切り落としてからビニールテープを巻きます(節がストッパーになる)。布を縫いとめた部分を節に合わせ、布全体を竹に沿わせる状態で節の辺りをタコ糸でぐるぐる巻き固定。布全体をひっくり返すようにして、最終のはたきの形にしてからもう一度布の根元をタコ糸で固定(画像がないと上手く表現できないですね…)し、仕上げに竹棒の反対サイドに穴を開けて収納用のループを付けて(笑点の録画を見ながら30分弱で)完成。ちなみにボロボロの真ん中1/3部分も、雑巾の補強用にとっておきます…ドケチですから。

今時掃除にハタキを使う家は少数派だと思いますが、実はこれ超便利です。現に自室の掃除に1本使っています。ハタキの役割は高い所にある埃を落とす事。天井・壁・本棚などには意外に細かい埃が溜まります。それをいちいち雑巾で拭くのは大変ですし、掃除機なんて何の役にも立ちません。そこでハタキ。上から順番に埃を落としていき、最終的には床だけを箒で掃いて雑巾がけすれば部屋全体が綺麗になります。ハタキはもっと見直されるべきだと思うんですけどね。

15/09/27(Sun)

今日のメインは肉団子。“昨日なに食べた?”に載ってたやつで、一度試してみたかったのです。うちでは惣菜として買ってきたことは数知れませんけど、挽肉から作ったことはなかったので。作ってみて実感したのですが、肉団子はほぼハンバーグと一緒です。違うのは大きさだけ。タネは合挽き肉・玉葱・牛乳に浸したパン粉・胡椒(オリジナルではつなぎとして卵が入ってましたが、私は使いません)。これらをよく混ぜて、親指大の球状に丸めていきます。丸まったらバットに敷いたパン粉の上を転がしてうっすらとパン粉をまぶしてから揚げます。小さいのですぐに火は通りますが、後で煮るので神経質になる必要はありません。ちなみに温度はやや高温気味で表面に揚げ色をつける感じで。

煮汁は麺つゆ:ケチャップ:水を1:1:2で混ぜたもの。麺つゆは冷蔵庫にあったナスの揚げびたしのひたし汁を流用して手間を省きます。これを沸かしてから↑の揚げた肉団子を投入。数分間煮たら一旦自然冷却して味を馴染ませます。食事直前に温め直して、刻んだパセリをかければ完成、簡単です。感想:二度と惣菜コーナーの肉団子は買わないぞと思う程度には美味い。自宅で作った肉団子は市販の物よりもずっと肉々しい味がします。市販品はどれだけ増量剤を入れてるんだよって感じ。逆に肉の香りが強過ぎて、少しニンニクを入れた方が良いかもという感想すら抱きました。冷めても美味しいですし、むしろ火を跨いだ方が美味いので、お徳用ジャンボパックでまとめて作っておくとサイドメニューに丁度良いんじゃないでしょうか。

15/09/26(Sat)

今日のメインはこの前ちょっと書いたイカ大根。両親はイカリングの方が好きみたいですが、私はイカといえば断然こっちです。イカの味がしみこんだ大根がたまらんのですわ。イカの胴体はエンペラごと5mm程の輪切りにし、味醂:醤油=1:1の極少量の煮汁でかき混ぜながら茹でて火を通します。ここで一旦冷めるまで待機して味を馴染ませるのが理想ですが、今回は時間の関係でパス。大根は皮を剥いて乱切り。面倒くさいので下茹ではしません。というか、下茹ですると大根の苦味が抜けて味も素っ気もなくなるので嫌いなのです。

イカと大根を合わせ、ヒタヒタになるくらいまで水を追加したら点火。沸騰したら弱火に落として味見をし、塩で味を調えます。そのまま5分位煮て、大根にスッと竹串が通る位に火が通ったら火を止めて冷めるまで放置。↑の待機時間は省略可でしたが、こっちは最終的な味に関わるので絶対に待った方が良いです。大体昼ご飯のついでに作っておいて、夕食に食べるって感じがベスト。以前は昆布なんか入れてましたが、イカの味と風味だけで十分です、要りません。ちなみに剥いた大根の皮は細く刻んでサラダに使うと、微妙な苦味がアクセントになって美味し。大根は捨てる所がありません。

15/09/25(Fri)

イカゲソの塩辛を仕込んだので、毎朝かき混ぜる作業が日課に加わりました。1週間〜10日で食べ頃との事なので、10月頭が楽しみです。ちなみに塩辛の作り方ですが、簡単です。ツメを扱き落として食べやすい大きさに切り揃えたゲソ(目玉・トンビを外した胴も含む)・墨袋を外した肝をペーパータオルを敷いたトレイに薄く並べ、ラップを張らずに冷蔵庫に一晩放置して適度に乾かします。

翌日エェ感じで乾いた肝の先端を切り取り、包丁で扱きながら中身だけ取り出したら、4杯分全部混ぜ合わせて包丁でよく叩いて混ぜ合わせます(袋は洗って味噌汁の具に使用)。ゲソは重量を量り3%の食塩と先ほどよく叩いた肝を投入(ココで一度塩味の加減を確認)。清潔なスプーンでよく混ぜてから冷蔵庫で寝かせます。後は毎日1回、底からよくかき混ぜて空気を入れてやるだけ。一応忘れないように、作った日をシールに書いてタッパーに貼っておけば完璧です。

15/09/24(Thu)

今日はいつものように近所のおっちゃんが趣味で釣ったイカを持ってきてくれましたが、夕食開始10分前だったので翌日以降に持ち越し。食後に下拵えだけ済ませました。内容は市販の1.5倍ほどあるスルメイカが4杯。慣れてしまったので、この程度の量では何とも思いません。とりあえずプランを立てます。ゲソ&ワタ4杯分は塩辛にしようかと思います。殆どの市販の塩辛はアミノ酸味が強過ぎて食えたもんじゃないですが、自作の塩辛は結構美味いしおまけに簡単。一番大きな固体の胴&エンペラは母親の強いリクエストでイカリングに。惣菜コーナーで売っている数時間前に揚げたイカリングは特に何とも感じませんが、揚げたてイカリングは確かに超美味い。残りの1杯はちょっと時期が早いですが、大根買ってきて一緒に炊きます。残りの2杯はラップに包んで冷凍保存(イカは冷凍しても風味が殆ど変わらないのです)。

イカを捌くのは簡単。足の付け根に指を突っ込んで胴と足を剥がし、ゆっくりとワタを破らないように注意しながら引き抜きます。胴は骨(正確には甲羅の名残)を抜いたらこれでもう下拵え終了。足はワタを切り落としてから裏側に切れ込みを入れて開き、クチバシと目玉を取り除き、吸盤を扱きとって完成。塩辛にするにはこれを更に適当な大きさに切り揃え、墨袋を外したワタと一緒にラップなしで冷蔵庫に一晩保存してある程度水分を飛ばしてから塩と一緒に合え、毎日かき混ぜながら1週間〜10日で完成。柑橘類や味噌で風味を加えると、ワタに慣れていない人には食べやすくなりますが、私はやっぱり塩とワタのみのバージョンが好きです。大概の市販のものは自分で作れるのですよ。

15/09/23(Wed)

日曜日にここに書いた金時豆終了。乾物状態で300gあったので、普通なら1週間はもつと思うんですが、父親が妙に好きでバクバク食べやがりまして、あっという間になくなってしまいました。端休めの食べ方じゃねーよと突っ込みたいですけど、年寄りは何を言っても変わらないので放置です。というわけで残ったのが汁。豆の旨味たっぷり・甘さ十分の残り汁、当然ですが捨てません。茶漉しを通して破片を取り除き、計量カップで計ると400mlありました。寒天で固めようと思うのですが、寒天1本は500mlの液体を固められるので、水を100ml加えて量を合わせます。

寒天1本は細かく千切ってしばらく水に浸し、絞った後豆汁に混ぜて弱火でしばらく煮溶かしたら、茶漉しを通して寒天カスを取り除きながらタッパーに移し、荒熱をとってから冷蔵庫で固めます。固まったらキューブに切り出して、先日の自家製黒蜜をかけて完成。まぁ、不味い筈がないです。残り汁を固めて食べるのは私の定番ともいえますが、ゼラチンの方が出番はずっと多いです。ですが、豆をゼラチンで固めるのは風情に欠けるので、今回は珍しく寒天を使ってみました。ゼラチンと寒天、似ている様で結構違います。食感の面では、粘る感じがあるのがゼラチンで、すっきり割れていくのが寒天。作り方としては、寒天は溶かすためにしばらく煮立たせる必要があるので、風味の飛びやすい果物類には多分向きません(対策はいくつか考えられますけど)。その点ゼラチンは80度で溶けるので風味の点では勝っていますが、温度管理がやや面倒という側面も。まぁ、一長一短で、ケースバイケースで使い分ければ、デザートライフが一層豊かになりますけどね。

15/09/22(Tue)

夏が終わったのに、まだ残る大量の素麺。両親はもう手もつけようとしないので、しばらくは炭水化物的主食を玄米から素麺にシフトします。とはいえ、全然苦ではありません。食事には絶対に○○が欠かせない的なこだわりは無いので、ご飯であろうが麺であろうがパンであろうが、キチンと腹八分目まで食べられれば問題ないのです。その点では非常に便利なキャラクターといえるでしょう。

素麺って茹でて麺つゆ一択と思われがちですが、意外にメニューバリエーションがあります。麺つゆの半分に残ったカレーを混ぜてカレーうどんならぬカレー素麺にしたり、沖縄風にチャンプルーにしたり、はたまたパスタならペペロンチーネからボンゴレ・イタリアンなど、麺が極細な点さえ注意して味付けを考えれば、大抵何でもいけてしまいます。ですが、毎日食べるとなると主力はやっぱり麺つゆ。市販の麺つゆは嫌いなので、相変わらずいつもの万能麺つゆを使います。水500mlに対して醤油・味醂を各大匙4に昆布と鰹節でとったつゆを冷蔵庫に保管、1回作れば5〜6回分は確保できます。薬味は細かく刻んだ葱と山葵。ご飯代わりに使うので、錦糸玉子や刻んだお揚げなどは用意しません。シンプルにすることで他のおかずとも合わせやすくなるので、コレ重要です。

15/09/21(Mon)

最近の趣味の木工。構想はまだ色々あるのですが、ここらでちょっと一休みして、作業場所の最適化を進めようと思っています。ある程度作業をしていると、ここはもうちょっとこうだったら良いなー、的な場所が出てきます。それを思いついた時に(後でと思っていると必ず忘れる)メモ帳の所定の場所にメモっておき、ある程度溜まったら検討・取捨選択します。今回の主眼は1. ノコギリのケースの作成。2. ハンドドリルビットの収納ケースの作成。3. 作業台の拡張の三つ。

1. 市販の替刃ノコギリにはプラスチックのボタンで固定するタイプの厚紙ケースがついているのですが、何度も開閉を繰り返しているうちにボタン周辺の厚紙が破れてきたので、端材で作り直します。油を染み込ませた布に包んでからケースに収納しておくと、刃が長持ちする気がするので。2. ハンドドリルビットは個別に買い足していったせいでバラバラのビニールケースに入っていて、探すのも取り出すのも面倒=時間のロス。なので、視認性がよく取り出しやすいケースが欲しい(端材で)。3. 塗装の際に塗装容器を倒してしまう事案が何度か発生し、色々考えた結果もう少し作業台を拡張すべしという結論に達しました(端材で)。塗料だってタダじゃないので。

整理整頓というのは見た目の綺麗さが注目されがちですが、そんなのは二の次・三の次です。作業場所を整理整頓しておくと、1. すぐに必要な道具を取り出せて時間ロスが無い。2. 必要な道具を無くして買い直すことがなくなる。3. 不注意から来る怪我のリスクをぐっと減らせる。などなど、実利が一杯です。しばらく作業して問題点を洗い出す→作業場所を修正する、を繰り返せば理想的な作業場所を作るのは簡単。まぁ、それ自体が楽しい作業だったりするんですけどね。

15/09/20(Sun)

今日は随分前に買って放置していた金時豆を煮てみました。子供の頃こういう甘い豆の煮物は何が美味しいんだろうと思っていましたが、やっぱり子供というのは浅はかです。美味しいじゃないですか、甘い豆の煮物。餡子はいまだに認められませんが、その日も近いかもしれません。金時豆を煮るのは簡単です。1. 半日水で戻す。2. 豆の重量の5倍の水を加えて一旦沸騰させ、煮汁を捨てる(アク抜き)。3. 再び豆の5倍の水を加え、沸騰したら弱火でコトコト、豆が軟らかくなるまで煮る(2時間弱)。4. 豆と同量の砂糖を3回に分けて投入し、味を決める、以上です。

浸水時間を除けば、作業時間は2時間半といったところでしょうか。ただし、こちらが積極的に動く必要がある作業はほぼ無いので、食事の支度や後片付け・台所の掃除などと平行して上手く段取れば、負担感は全くありません。ですが、つくづく思うのですが最近のガスコンロはこういう料理に決定的に向いてませんね。とろ火でコトコト作業をすると数十分で機械が勝手に消し忘れと判断し、アラームとともに自動消火しやがります(正規の方法でアラームを無効化する手段なし)。そういえば、お茶を乾煎りしようとしても、空焚き防止センサーに引っかかって勝手に消火しやがります。東京時代に使っていた、着火装置すらない鋳物コンロに変えたいです、割と切実に。余計なお世話機能満載の最近の機械は好きになれません。

15/09/19(Sat)

冷蔵庫の一角を占有している沖縄土産の黒砂糖がいい加減目障りになってきたので、使うことにしました。黒砂糖って使うのが難しいのですよね。黒砂糖を性質を一言であらわすと、“癖のある砂糖”です。甘さが欲しいのなら普通の砂糖で事足りますし、その場合にはその癖が邪魔になります。黒砂糖でなければ駄目、って料理はあまりありません(私のレパートリーの中では)。黒砂糖のラフテーとかも、別に普通の砂糖の方が豚肉の味を邪魔せずに良いんじゃね?とすら思ってしまいます。不憫な黒砂糖。

というわけで、ゴチャゴチャ考えるのが面倒になったので、黒蜜に加工しました。塊の黒砂糖を丈夫なポリ袋に入れてすりこぎでガンガン叩き、粉砕します。黒砂糖と同量の水と一緒に火にかけ、火にかけて煮溶かした後冷やして完成。相方は水寒天。寒天で規定量の水を固めた物で、砂糖香料その他は一切使ってません。正真正銘の水寒天。この水寒天をサイコロに切り、黒蜜をかけて完成。所謂黒蜜かんです。感想:普通に美味い。プルプル寒天と黒蜜の相性が抜群。コレも和菓子屋で買うと結構高いよね〜とか思いながら、食べる贅沢。以前はお菓子系には一切手を出さないのがマイルールでしたが、最近は必要に迫られて(材料を使い切るために)結構作っていますね。

15/09/18(Fri)

今日のメインはアカウオのムニエル。ネットで調べると分かるのですが、アカウオってのはキンキ系の魚を何となくまとめてざっくりそう呼んでいるらしいです。国内産のキンキは高級魚に分類されますが、冷凍アカウオはいつも激安。フィレの片身が108円とお手頃価格で、癖のない白身なのでよく利用しています。このアカウオを使って母親がよく使っていたのが煮物。ですが、白身のフィレを大雑把な性格の人間が煮物にするとどういうことになるか。当然グチャグチャのバラバラです。だもんで、それを嫌がった私がムニエルを提案すると妙に好みに合ったらしく、最近はすっかりこっちで定着しました。

が、今日はちょっと新機軸。いつもは塩胡椒で下味をつけた後、小麦粉はたいて焼いてマヨネーズだったのですが、しばらく前に裏庭に植えたローズマリーが安定してきたので、これを使ってみようかと思い立ちました。ローズマリーは3cm程を茎ごと2本収穫してきました。市販品は葉だけなのですが、茎も柔らかくて使えるっぽいので、使ってしまいます。使い方は簡単。茎ごと微塵切りにして包丁で叩き、よく香りを出した後アカウオに擦り込んでしばらく放置。あとは、小麦粉はたいて焼きます。両親はいつものようにマヨネーズをかけてましたが、私はローズマリーの効果を確かめるために塩だけで。結果:相当美味い。普通にレストランの白身魚のムニエル系の味になってます。ローズマリーの爽やかな香りが白身魚に合いまくり。おまけにローズマリーはバジルと違って多年草です(ココ重要)。つまり、50円で買ってきた死にかけローズマリーで何年もこの香りが楽しめると。最高ですね。

15/09/17(Thu)

今年も栗の季節がやってきました。栗って他の果物(?)に比べて貰う機会が多い気がします。100%邪推ですが、栗って食べる状態にするまでが他の果物に比べて格段に面倒なので、つい他人にあげてしまうんじゃないでしょうか。私はそういうの全く苦にならないので、ガッツリ料理して食べますけど。栗といえば和菓子系ではそれこそ数え切れないレシピがありますが、大体どれも餡に絡むレシピばかりです。が、私はあんまり餡が好きじゃないんです、粒餡・こし餡問わず。そんなわけで私がここ数年(多分今年で3年目)決まって作るのは渋皮煮。

まずはヒタヒタの熱湯に放り込み(点火はしない)15分放置して、ナイフでざっと鬼皮をとります。ナイフの手元の直角部分を栗の頭に引っ掛けて、鬼皮だけを剥きます。鬼皮の下1/3のザラザラになった部分(座)はガッチリ固着しているのでまだ取りません。また、他の部分も後で綺麗にしていくので今の段階ではあまり神経質になる必要はありません。ただし、渋皮の特に天辺部分を傷つけないように注意。ココに傷を入れると、あとで煮る際に身がバラバラになることがあります。

栗にヒタヒタの水を注ぎ重曹を小匙1杯加えて点火。沸騰したらコトコト10分でザルにあけ、水洗いしながら座や筋を掃除×2セット。3セット目は水から炊いて沸騰2〜3分で重曹分を抜きます。最後に本煮。ヒタヒタの水を注ぎ、沸騰したら弱火に落として紙落し蓋を乗せ、最初の栗の半量の砂糖を数回に分けて加えながら、煮汁が半分になるまでに詰めます。良い感じになったら、栗500g(鬼皮込みの重量)に対して醤油小匙2・ブランデー大匙1を加えて完成。食べきれない分は瓶詰めにして脱気消毒しておけば、常温で年単位の保存が可能です。全工程ざっと2時間といったところでしょうか。本煮の際は基本放置モードなので他の作業も可能ですし、そんな負担感はないですね。

15/09/16(Wed)

おでん種セット(がんもどき・各種練り物詰め合わせ)を安くゲットしまして、当初はバラして個々で食べようと思っていたのですが、冷蔵庫に秋刀魚と一緒に買った大根が随分残っていることを思い出しました。最近涼しくなってきたことですし、ここはもうおでんでも良いかなと今夜のメイン決定。おでん種には粉末スープの素が入っていましたが即廃棄。市販のスープの素は液体にせよ粉末にせよ、旨味が尖っていて口に合わないので。私が使う万能だし汁は、水500ml・醤油大匙4・味醂大匙4・昆布一切れを火にかけ、沸いた所で鰹節を一掴み投入したもの。もったいないので漉しません。鰹節も昆布もそのまま食べてしまいます。別にお客様用じゃないので、コレでも無問題。

皮を剥いて乱切りにした大根・尻にピンホールを開けた卵を水から火にかけて沸騰10分で下処理します。沸騰中のお湯に綱にした蒟蒻を入れて3分下茹で。茹で汁に石灰分が出るでしょうが誤差と考え無問題にします。いちいち別にお湯を沸かすのが面倒臭いので、まとめられるものはまとめてしまえ的な発想。時間・ガス代・水と一気に節約できてお得です。ちなみに、下茹での終わった茹で汁は洗い物に使うのが紳士の嗜み。温度が高いので、洗剤を使わなくても汚れがよく落ちます。最後にだし汁におでん種セット・大根・卵・蒟蒻をぶっこみまして、火にかけて沸騰したら5分ほど煮て火を止め自然冷却→半日放置で味を染み込ませます。コトコト煮るよりもこっちの方が手っ取り早く味が染みる気がするのですよね。コトコト煮るとガス代も要りますし、お得な気分。コンビニおでんとか問題にならないくらい美味しいですよ。

15/09/15(Tue)

黄身がトロトロの半熟煮卵が食べたくなって、久しぶりに作ってみました。ところで、狙った状態の半熟卵を安定的に作るって結構難しいです。私も色々やってみましたが、結局落ち着いたのはコレ。卵は尖っているのとは逆の側にピンで一箇所穴を開けておきます。生卵に針で穴を開けるのはどうかと思う人がいるかもしれませんが、意外に平気。ピン先を回しながらグリグリと押し込むようにすれば、周囲にヒビが入る事もなく綺麗なピンホールが作れます。この穴の先には気泡(ゆで卵にした時に欠けている部分)がありまして、この穴が熱湯の熱で膨張した空気を逃がして殻が割れるのを防いでくれるのです。

鍋に卵全部が浸るくらいの水を入れ(卵はまだ入れない)、火にかけてグラグラ沸いた状態にしたら、ザルに入れておいた卵を一気に投入。予め常温に戻しておいた方が割れるリスクは少ないようですが体感では誤差ですし、多少ヒビが入ったところであっという間に固まるので無問題。冷蔵庫から出したばかりの卵でも大丈夫です。卵をかき混ぜて黄身が偏らないようにしながら、茹で時間はピッタリ6分。時間が来たら引き上げて、流水で一気に冷やします。あとは殻を剥いてだし汁に一晩漬ければ完成。だし汁とトロトロ黄身のハーモニーが超美味しいです。

ちなみに水からではなく熱湯にしてから卵を入れるのは、条件を揃えるためです。ガスの火はコンロによって火力が違いますし、水も季節や環境によって温度が違います。ですんで、温度の変化をグラフにとるとその形は千差万別になる筈。いくら半熟卵は沸騰してから○分と計っても、沸騰までの時間や周囲の温度変化が違えば、時間を計るっても無意味。その点最初に沸騰させておけば、どんなコンロでも条件を同じに出来、安定した状態の半熟卵が作れるというわけ。無論、私は6分が好きですがここは何度か試してみてのお好みになります。

15/09/14(Mon)

ふと気がつくと台所の壁にかけてある時計が止まってまして、電池交換しようと取り外してひっくり返した時に口を突いて出た一言が“馬鹿じゃねーの?”ボタン電池が3個入ってました。2個-1個の2種類で、どっちがどっちか分かりませんが片方が針を動かす電池でもう片方が電波を受信して時刻を自動的に合わせるための電池。現物持って近所のY田電気に買いにいきましたら、お値段1,300円。隣で壁掛け時計が1,800円で売っているのを見つつ再び“馬鹿じゃねーの?”の一言。私が主導権を握っていたら、こんな時計は即ゴミです。ちなみに裏に貼ってあったメモによると前回の電池交換は3年前。たかが壁掛け時計に年間のランニングコストが400円とか、無駄の極みです。

壁掛け時計の電池なんて安い単三で十分。それも、デジカメみたいな贅沢に電気を使う機械に入れたけどもう動かせない、でも実はまだ沢山電気残ってる的な電池をチェッカーを使って拾ってきたヤツで十分です。腕時計と違って壁掛けはそんなにスペースを喰わないんだから、わざわざ単価の高いボタン電池を採用するなんて愚か者のすること。おまけに無意味な電波受信。台所の時計なんて数分狂っていたって特に困りません。テレビの時報との違いに気がついたら、その都度修正すりゃよろし。その修正だって、今日本で流通している時計の精度なら数年に1回で十分でしょう。そんな無駄機能のためにランニングコストを跳ね上げやがって…、と怒り心頭の私。まぁ、私の財布が傷むわけじゃ無いので、構わないんですけどね。

15/09/13(Sun)

今趣味の木工で作っているのが、台所で使うチリトリ。結構色々作ったので、もうそろそろネタが切れるだろうと思っているのですが、意外に切れません。理由は簡単。最初は気にも留めていなかった場所が、木工を続けて空間に統一感が出てくるにつれ、気になり始めるのです。それに加えて、経験の蓄積でここまでなら出来るという、自分の技術限界が明確になったのも大きい。今回のチリトリは母親が100均で買ったドピンクのプラスチック製。どうしてこれが気にならなかったのだろうかと、むしろ1年前の自分のセンスを疑いたい代物です。

チリトリは技術的には簡単です。200×300mm位の板の長辺の一つを斜めに切り落とし、残りの3辺を20mm位の高さの板で囲うだけ。手持ちの器具では45度でしか切り落とせないのですが、実用だともう少し鋭く20度くらいにしたいので、残りの25度を烈火の如くサンドペーパーで削るのが結構大変でしたが、大変なのはそれくらい。あとは、使う木がいかんせん古くてところどころに虫食いがあるので、パテ埋めの手間がかかるとか。台所を掃除するのは100%私なので、このチリトリを使うのも私だけ。したがって、他人を気にして取っ手を付けたりはしません。三方を囲んだ薄い箱状態で機能としては必要かつ十分。仕上げは他の木工同様、チーク塗料で塗ってからニスで仕上げます。

個人的にはもう少し大物に挑戦したいのですが、いかんせん機会がありません。現状、うちの家具はむしろ減らしたいくらい。新しい家具を作るとなると、既存のものを2減らして1作る位が理想なのですが、壊して新しい物を作るほど必要性に迫られた場所がありません。自室のカラーボックス本棚を作り直そうとは思ってますけど。でもま、1日30〜1時間の作業ではそれもいつになる事やら、ですが。

15/09/12(Sat)

最近…でもないのですが、部屋の臭いが気になります。中年おっさんの加齢臭とは認めたくないですが、人間一人が暮らしていればどうしても臭いはつきます。多分大きな原因の一つは蚊取り線香。夏の間結構炊いていたので、臭いが壁やカーテンに染み付き、時間経過で変質したのではないかと。タバコほどではないですが、臭いの性質的には似たようなものですしね(ちなみに、タバコは吸いません)。

というわけで、随分涼しくなってきた最近は出来る限り窓を開けて空気を通すようにしています。夜は灯りに引かれて虫が入ってくるので無理ですが、昼間の間は網戸も開けて完全開放。部屋の入り口のドアもドアストッパーを挟んで常に全開。これだと蚊が入ってくるのが悩みの種ではありますが、どうせ刺されても半日で腫れが引く体質なので、部屋の臭い撲滅を優先しています。ちなみにこういうときの定番・消臭剤は全く信用していないので不採用です。炭に吸着して臭いを消しているらしいのですが、以前置いた時もあんまり効果を実感できませんでした。お守りというかプラセボというか、そんなんじゃないでしょうかアレは。

意外に重要なのが布団。汗をたっぷり吸い込む→乾燥するを繰り返した布団の発する臭いは馬鹿に出来ません。カバーはともかく中の綿は事実上洗濯不可ですんで、部屋の臭いの主要原因だと思います。コレばっかりは完全解決は無理なので、週1〜2回天気のいい日に干して少しでも風を通しています。気休めのような気もしますが、やらないよりは明らかにマシなので。

15/09/11(Fri)

今日のメインは海老餃子。週刊新潮の巻末でコウケンテツさんという料理研究科が料理連載をしてまして、少し前にそこに載ってて面白そうだと思った一品。普通海老餃子というと、挽肉のかわりに細かく叩いた海老を使いたくなりますが、ここで紹介されていたのはそうではなくて、丸ごとの海老を軽く潰して入れるというもの。こうする事でプリプリの歯応えが実現できるというのが売り。早速やってみました。

通常、餃子の皮のパッケージの裏には具のレシピが書いてあるのですが、その量の通りに作るとパンパンの餃子になりがちなので、少し減らして2/3くらいの量でレシピ通りに作ります。ただし、挽肉の部分を海老に置き換え、野菜&調味料には混ぜ込まずに別待機。今回使った海老は、定番・親指ほどの剥き海老。数を数えたら13匹で、餃子の皮は25枚だったので、海老半分=餃子一個の計算で作っていきます。背ワタはなかったので、一つ手間が省けました。一匹を大体重さが同じ位になるように二等分し、包丁の腹で軽く潰します。後は皮に野菜と海老を包んで焼くだけ。

ヒダを取ると熱の通り方が不均一になるので、格好はアレですが敢えてヒダはとりません。熱して油をひいたフライパンに並べたら、直後に熱湯をヒタヒタに注いで蓋して3分→蓋とって余分な水捨てて2分で焼き上がり。餃子の主役はあくまで皮・餃子は麺類の一種というスタンスの方が美味しく出来ると思います。評価:コレは美味い。確かにこうやると海老がプリプリになってナイス。私は通常の挽肉バージョンよりもこっちの方がずっと好きです。材料費&手間も通常バージョンと殆ど変わりませんので、コレはお勧め。

15/09/10(Thu)

裏庭のバジルの調子がよくありません。日本の気候では一年で枯れるのですが、葉のあちこちに黒い斑点が出来ているのは、明らかに寒さのせいではないっぽい。というわけでググッてみたらどうやらコレ、土の水はけが悪いと起こる症状らしいです。同じしそ科の紫蘇は隣で元気に繁栄しているので、同じ科といえど色々好みがあるのでしょう。というわけで、比較実験をしようと50円で叩き売られていた苗を買ってきました。どのみちあと数ヶ月で枯れますから、この値段なんでしょう。

今回のは鉢植えにします。倉庫から何となく水はけの良さそうな土を掘り出してきまして、苗の入っていたポットよりも二周りくらい大きな植木鉢に満たして移植します。固形肥料を数個埋めてやり、水たっぷりで完成。通常時は調子の悪いバジルの隣に置いておきますが、雨が降る時には軒下に避難させる運用で、根の周りにあんまり水を滞留させないように心がけます。さて、どうなりますかね。

15/09/09(Wed)

イチジクコンポートが予想外に美味しくて、二日で食べ尽くしてしまいました。やはり定番と言われるだけのことはあります。赤ワイン(ブランデー+水ですけど…)とイチジクの相性が抜群。甘くなくても良い=ハードルが低いので、安いイチジクを見つけたらまた作ってみようと思います。で、残ったのは割とまとまった量の煮汁。このまま飲むのは風情がないし、そのまま捨ててしまうなんて論外なので、ゼラチンで固めてしまいます。使うようになってから気付いたのですが、ゼラチン意外に便利です。何でも固めてしまうと一品として形になるのです。

私が買うゼラチンは7gずつの小袋に分けて入っていまして、1袋で300gの液体を固める事が出来ます。今回煮汁は量ったように300gだったのでそのまま使いますが、少なければ水と砂糖で適当に調整すればOK。ゼラチンを溶かすのは、液体とゼラチンを鍋で温める方法と、ゼラチンに少量の水を加えてレンジで短時間温めてから液体に混ぜる方法があります。後者の方が簡単なのですが品質は前者が上なので、よほど何かの理由(繊細な香りを飛ばしたくないとか)がなければ私が使うのは前者の方法です。鍋に入れた煮汁にゼラチンを振り入れて点火。温度計を突っ込んで80度になるまで温めてからタッパーに移して荒熱をとってから冷蔵庫へ。温度計を使うのが面倒臭そうですが、突っ込んで温度を見ているだけなので大した事はありません。むしろ温度管理をすることで品質を安定させられるので、この作業は重要。室温を測る温度計は50度までのが多いので、私は東急ハンズでゲットしました。とまぁこんな感じで作った残り汁のゼラチン。本体が美味かったのだから、味はいうまでもありませんね。

15/09/08(Tue)

今日のメインはきびなご。きびなごといえば主に刺身にするか揚げるかの二択。今回のきびなごは刺身にしても大丈夫な鮮度だったのですが、いかんせんきびなごの刺身は面倒臭い。小指より細いきびなごを一匹ずつ頭をとって腹を開いて洗って…とか、やってられません。更に、今回の様に200g程度なら問題になりませんが、キロを超えると親指の先が中骨で細かく傷ついて沁みること染みること…。アレは地獄でした。ですので今回は定番・南蛮漬け。きびなごは丸ごと軽くペーパータオルで水分を拭ってから小麦粉をはたき、高温でサッと揚げます。何しろ小さいのであっという間に揚がります(両面あわせて1分弱)。

その後、網に乗せて油を切ってから漬け汁にin。漬け汁は醤油・酢・水を同量混ぜ合わせたものに砂糖を適当にぶち込み味を確認してから、スライスニンニク・玉葱・人参・ピーマンなど香味系野菜を細かく切って投入した物。鶏肉などと違ってここでもきびなごは小さいので、味が染み込むのもあっという間。5分も経てばバッチリ食べられるようになります。鶏の脂っこさを酢で消す南蛮漬けも美味しいですが、サッパリきびなごを漬け込む南蛮漬けはそれとは違ったベクトルの美味さがあると思います。

15/09/07(Mon)

路地物のイチジクが割と安く出ていたので買ってきました。が、全然甘味が乗っていません。ここのところ降り続く雨が原因なんじゃないかと言われていますが、真相は謎。確かな事は、目の前のイチジクが生食には辛い甘さしかないという点。ですが、甘さが足りないなら砂糖を足せばいい。ということで加工します。イチジクに砂糖を足して加工するなら、ジャムかコンポートの二択になります。が、パンを殆ど食べない私にはジャムは無用の長物なので、事実上コンポートの一択。早速クックパッド先生に相談してみました。

レシピはイチジク1個につき、水50ml・赤ワイン40ml・砂糖大匙1.5を煮立たせます。煮立ったら皮ごとスライスしたイチジクを投入し、中火2分→弱火2分で完成。簡単です。が、残念ながらうちでは赤ワインを常備してません。どうすっぺと考えて思いついたのが、パウンドケーキに使っているブランデー。ブランデーって確かワインの醸造酒じゃね?→ブランデーを水で薄めればワインになる筈!という乱暴な論法でブランデーを使用。赤ワインの半分をブランデー・半分を水に置き換えます。イチジクは5個あったのですが、何となくケチって必要材料は各4倍に。後はレシピ通りに進行し、荒熱をとって冷蔵庫でよく冷やせば完成です。結果:普通に美味い。イチジクのコンポートが定番になるのが分かる、安心・安全の一品です。が、煮る時間はもう少し短くてもいいかも。というか、状況を逐次目で確認しながら、火を止めるタイミングを決めた方がベター。まぁ、余熱でも火が通っていくので、ベストで止めるのはかなり難易度が高いんですけどね。

15/09/06(Sun)

裏庭で可燃ゴミを焼いているペール缶が寿命を迎えました。多分一般には馴染みがないでしょうが、ゴミを焼いていると缶はどんどん薄くなっていき、細い木の棒で軽く突いただけで穴があくようになってしまいます。多分、内側からどんどん酸化して剥がれていっているのだと思います。使っていない時は軒下に入れて雨に当てないようにするなど、大事に使ってペール缶で寿命は大体2年。寿命を迎えたペール缶は足で小さく潰して金属ゴミに出します。お勤めご苦労様。

今度使うのはうって変わって一斗缶。ペール缶よりも薄いので寿命は明らかに短いですし、先代と違って取っ手がついていないので持ち運びにやや難はありますが、納屋に埃まみれで転がっていて、とっとと使ってしまいたかったので。蓋の部分を缶切でこじ開け、とりあえず今日の紙ゴミを入れて点火。少しだけ残っていたオイルが燃えて壮絶な臭いがしますが、今日だけという事で我慢します。寿命はまぁ、1年ってとこですかね。

15/09/05(Sat)

今日のメインは特価・生食不可のスルメイカ2杯。スルメイカを使った料理で一番好きなのは、大根or里芋と炊き合わせたヤツですが、どっちも無いので没。ワタ煮・照り焼き・イカ飯と色々考えたのですが、今日はシンプルにイカリング&タルタルソースに決定。胴体は内臓と骨(正確には貝の仲間であるところのイカの殻の名残)を抜き、エンペラ・皮はつけたままで輪切りに。足は目玉とトンビを抜いて爪をしごき落とした後、3本・3本・4本に切り分けて完成。あとは小麦粉→卵→パン粉とつけて揚げるだけ。スルメイカは薄いのであっという間に揚がりますし、固くなるのでむしろ揚げ過ぎ厳禁。1回ひっくり返して両面で合計1.5分といったところ。

タルタルソースはもっと簡単。ゆで卵の黄身は潰して白身は荒微塵。ここに水に晒した微塵切りの玉葱と微塵切りのパセリを加え、マヨと胡椒で合えるだけ。市販品もありますが、フレッシュなゆで卵を使うと市販品なんて目じゃないほど美味しいタルタルソースが簡単に作れますんで、私は買った事ありません。このタルタルソースを揚げたてイカリングにどっぷりつけて食べる→至福です。

15/09/04(Fri)

ここ最近、夕食のご飯の半分は湯漬けにして食べてます。別に食欲がないからというわけではなく、元々は冷凍庫で霜を吹いて誰も食べようとしなかった大量の穂紫蘇を消費する為でした。が、どんどん具のバリエーションが広がってきています。1. 買ってきたのに味が気に入らないと放置されていた梅干しの種を取り除いてペースト状にしたもの。市販の梅干しは変な味(=梅・塩以外の化学調味料の味。どうしてこんなの入れるかね)がして私は嫌いなのですが、お湯で薄めればまぁ食べられないことはありません。2. 貰い物の煎餅がしけって放置されていたのをすりこ木で細かく砕いたもの。多少しけっていようが、どうせ湯漬けにしてしまうのなら関係ありません。3. 裏庭で暴力的に繁殖しているミツバを細かく切ったもの。野生に戻ったミツバはどんどん使っていかないと、始末におえません。

あとは昼食で中途半端に残った焼き魚をほぐしたヤツとか、煮物から引き上げた昆布を刻んだヤツとか、まぁ一種の廃物利用ではあるのですが、それなりに美味いです。注意点としては具を欲張りすぎない事。私の内部ルールでは3種類が限界。そこに必要に応じて塩を足し、今の季節熱々のお湯は厳しいので、沸かしてからしばらく放置してぬるくなったお湯を使います。お茶だとお茶の香りと具の相性があるので、お湯の方が簡単・安心。箸休め系をちまちまと処理していくのには湯漬けお勧めです。

15/09/03(Thu)

今日のメインはハンバーグ。毎年お中元でいい牛肉を貰うのですが、冷凍庫に突っ込んであったやつをそろそろどうにかしないと霜を吹いてしまうので。お中元に使うくらいなので、かなりいい肉です。薄切りの霜降り肉400g。ですが、こういうのを食べ慣れていない貧乏人3人には本当にキツイ。口に入れた瞬間は肉汁たっぷりで本当に美味しいのですが、和食系に馴染んだ消化能力が大量の脂に対応できず、結果はご想像の通り。

というわけで、混ぜ物多目のハンバーグに加工します。肉は端から微塵切り→90度回転してもう一度微塵切りを経てかなり細かくした後、包丁で叩いて叩いて叩きまくります。肉片が結構周囲に飛び散るのですが、これはもう仕方なし。後で掃除すると割り切って叩きます。ここに微塵切りの玉葱1個分・牛乳でふやかしたパン粉1掴み・卵1個・胡椒多目を投入し、粘りが出るまでよく混ぜてから3等分。両手でキャッチボールして空気を抜きつつ成型し、しばらく冷蔵庫で休ませてから焼きます。

通常は焼き終わった後の脂に醤油と味醂を1:1で加えて煮詰めたものをソースにするんですが、今回は揚げ物?ってくらい脂が出たので半分&溶け残った牛脂は茄子焼きに流用し、ソースに使うのは半分だけにします。お味:普通に美味い。でもやっぱり脂っこ過ぎです。真に遺憾ではありますが、グラム98円の合挽き肉で作ったハンバーグの方が、私の舌には丁度いいみたい。

15/09/02(Wed)

毎月頭は換気扇掃除の日ということで今日も実施。換気扇掃除=年末大掃除でというイメージもありますが、年イチ頻度だと油汚れがつき過ぎて大変。月イチだと汚れもまだ定着していないので、割と簡単に綺麗になるのです。所要時間も10〜15分と全然大した事がなく、月に一回この時間の負担なら余裕で許容範囲内なので、うちでは換気扇掃除はこの頻度となっています。ちなみに、こういう掃除系は大きく分けて1. 汚れたらやる。2. 頻度を決めてやる。の2種類あると思いますが、私の場合は基本的に2を採用しています。本当に出来る人は1でやれば良いんでしょうが、私は基本的にずぼらで怠け者なので、1を採用するともうちょっと…あとちょっと…と先延ばしにした挙句、汚れが酷くなって嫌になるというのが目に見えているので。

換気扇の掃除手順としては、とにかくまず外せる部品を全部外してシンクに並べます。で、洗剤を万遍なく噴射。洗剤が油を浮き上がらせるのを待つ間に、外せないフードなどの部品周りを脚立に乗って洗剤付きの雑巾で拭きます。拭き終わった頃、いい感じで外した部品の油も浮いてきているので、今度はこっちを掃除。最後に部品を戻して完成。たま〜に、面倒臭くなって1回飛ばすことがあるのですが、2ヶ月に1回だと頻度としては少な過ぎる感じです。油がべたついて汚れ落ちも明らかに悪くなり、効率が落ちます。まぁ、換気扇なんて普段見えない所にあるので、放置で良いという考え方もあるのですが、その辺は最終的に気分の問題ですね。

15/09/01(Tue)

今日のメインは鶏南蛮。理由は1. 鶏モモ肉が安かったから。2. 肉類の中では鶏モモ肉が一番好きだから。の2つです。鶏モモ肉、たまにジャンボパックが馬鹿みたいに安い時があるんですけど、今日はそれに遭遇したので。そして、鶏モモ肉でこってりした料理を食べたい時のメニューが照り焼きと鶏南蛮で、今回は何となく鶏南蛮をチョイス。

どうせ後で濃いタレに漬け込むので、下味はつけません。歯応え重視で大きめの一口大に切った鳥モモ肉(皮はつけたまま・コレ重要)に片栗粉をまぶし、低温〜中温で完全に火が通るまでじっくり揚げます。どうせタレに漬け込むので、カラッとさせるための二度揚げはしません。揚がったら一旦網に乗せて油を切ってからタレに投入。タレは醤油・酢・水を各同量に砂糖やや多目がベース。ここにすりおろしニンニク・刻み生姜・スライス玉葱などを適当に突っ込んで風味を加えたものを用意。タレに漬け込んだら割りとすぐ(5分位)から食べられます。脂・酢・醤油でお約束の美味さ。誰が作ってもまず失敗しない簡単さが魅力です。

揚げ物は面倒だと敬遠されがちですが、手順を確立してしまえば割とそんな事はありません。鍋はいつも使っているフライパンを使うので、残った油をポットに移せばササラで簡単に洗えますし、ポットの使用済み油がゼロにならない限りは(主に炒め物で使っていく)次の揚げ物はしないというのをマイルールにしているので、固めて捨てるなんていう勿体ない事もしなくて済みます。そして何より揚げ物は美味い。食べ過ぎるとデブ一直線の危険物でもありますが、節度を持って時々食べる分には、簡単・美味い・安いと三拍子揃っていて魅力的なのです。

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