2015年11月

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15/11/30(Mon)

庭木の剪定は松の次に面倒臭い(松は別格に面倒)ウバメガシに突入。ウバメガシというと馴染みのない名前かもしれませんが、備長炭の材料になる樹というと少しは親しみが持てるかも。成長が早い割に硬いので、焼くと良い炭になるんじゃないでしょうか。庭木としても結構ポピュラーな樹です。が、成長が早いので剪定が大変。形を保つには年間3回の剪定が推奨されるとっても面倒臭い樹です。おまけに枝が絡み合うように出てくるので、ただ形を揃えるだけでは葉の中で空気が澱んで蓑虫の大発生を招きます。ですんで、枝を分け入り一つ一つ混みあった部分をほぐしながら風が通るように枝を透かしていかないと駄目なのが超面倒臭い。

これも毎年キチンと剪定していればそこまで面倒ではないのですが、ここ十年以上は形を整えるだけの小手先剪定で誤魔化し、蓑虫が発生したら対処療法的に農薬を散布するも蓑虫はその形から殺虫剤が効き辛く、樹自体が結構なダメージを受けて弱るという悪循環を繰り返してきました。ですんで、面倒臭くはあるのですがここらで一発キチンと剪定しようと決心。ですが、結構時間かかるんですよね。2mほどの小ぶりな樹でも1本あたりのべ2〜3時間。3mを超える大きな樹だと4〜5時間はみないといけません。1日に取れる時間はせいぜい1時間ですが落ち葉拾いもしないといけないので…。おまけにこの後にはラスボスの松が待ち構えているという。うん、間違いなく年内には終わりませんね。

15/11/29(Sun)

畑では大根と白菜がアホみたいな量の収穫期を迎えています。ほとんど捨てることになるのですが、流石にもったいないという事で少しでも食べようと、毎日小鍋を仕立ててサラダの代わりにしています。ベースは一人用の小さな土鍋に水を半分強張って、昆布を1枚と塩少々を入れたもの。大根は皮つきのままで細めの拍子に切り、白菜は白い軸の部分とそれ以外を分離して食べやすい大きさに切ります。大根と白菜の白い部分を入れて点火、少し煮て柔らかくなった頃合を見て白菜の緑の部分も入れてひと煮立ち。これを自作のポン酢で頂きます。

これがベース。ここにその時にあるものを適当に放り込んでいきます。今回は消費期限が迫るハム。市販のハムは旨味が強過ぎて大して美味しいとも思えませんが、鍋に放り込むとその旨味が散っていい感じになります。でも、自分でイチから材料を用意出来るなら、美味いのは鶏のモモ肉でしょう。皮付きのままぶつ切りにして放り込むとプリプリした食感が最高。所謂水炊きってやつなのですが、鍋は水炊きに限ると思うほど私は水炊きが好きなのです。一人鍋だと量の調整が難しいので生鮮のモモ肉はなかなか使いづらいですけどね。

15/11/28(Sat)

11月には歯医者に行くという自己ルールの下、今年も行ってきました。こっちに帰ってきてから2度目の歯医者。うちからそう遠くない場所に歯医者は3軒ありまして、一応全部回ってみようと思っています。今回は2件目。前回の歯医者はイマイチ対応が良くなかったのですが、今回はまぁまぁ。待合室で延々とテレビがつけっぱなしになっていたのだけが不満ですが、まぁこれは診察とは直接関係ありませんしね。来年もう一軒に行くか、ここで固定するか悩むところです。

歯周病・虫歯ともにシロ。歯石もとってもらったのですが、あんまりついてなかったのでしょうか、Before・Afterの違いが全然分かりません。歯科衛生士さんには歯磨きを褒められたのですが、毎日キチンと磨いていたらまぁこんなものでしょう。虫歯・歯周病になったら時間と費用の無駄と考えている私にとって、歯磨きでそれが防げるのなら安いものです。ちなみにこれは歯医者さんには絶対に言えませんが、使っている歯ブラシは3年以上交換してません。昔の歯ブラシはすぐに毛先が120度以上お花のように開いたものですが、最近は品質が上がったのか使い込んでもそんなに変わらないのです。それで歯磨きに不都合が生じるなら交換しますが、歯磨きは完璧と言われるのでまぁこれでも良いのかなと。

歯磨きは昼夜の2回、食後すぐに行います。昼は本当に軽く1分してないと思いますが、夜はかなりガッツリ新聞を読みながら10分以上磨いてます。歯磨き粉は使いませんが、フロスと歯間ブラシは毎晩必ず。フロスは30cm位ずつカットして使いますが10日くらいは使えますし、歯間ブラシも3週間くらいはもちますんで、ランニングコストもそんなに高くありません。中年以降は歯の健康って本当に大事なのですよ。

15/11/27(Fri)

今週に入っていきなり気温が下がって冬到来という感じになってきました。まぁ、今までが11月にしては暖かすぎたんですけど。というわけで、ここ最近はすっかり冬の定番となっている寝袋の登場です。布団の中で寝袋に入る、たったこれだけのことなのですが、効果は絶大。それまでは電気あんか→湯たんぽと変遷したのですが、それぞれに短所があります。電気あんかは電気代がかかる&低温火傷のリスク、湯たんぽはガス代がかかる&お湯を沸かす手間がかかる&低温火傷のリスク。まぁ、それぞれの電気代&ガス代なんて微々たる物ではあるのですが、ゼロではないのは事実。それに比べて寝袋は正真正銘、初期コストのみ。うちのは20年以上前に1万円ちょっとで買った春秋用のそんなに分厚くない寝袋ですが、たぶんあと数十年は使えるでしょう。そして熱源を使っていないので、低温火傷のリスクはゼロ。

布団の中で寝袋を使う事の何が素晴らしいかというとまずその温かさでしょう。真冬でも秋口くらいの格好で余裕で眠れます。そして寝袋独特の利点としては、首から頭までを完全にカバーできるということ。寝袋を使うまでは冬場になると就寝時に肩を冷やして肩凝りっぽい症状が出ていた私ですが、寝袋を使うようになってそれがなくなりました。今はまだ必要ありませんが、厳冬期には目だけ出して寝ています。ちなみに寝袋のデメリットは、夜中にトイレに行くのが面倒になる点があげられます。何せ頭まで包まっているので、這い出てトイレに行く→戻ってきて入り込んでジッパーを上げる、という一連の作業を寝惚けた頭でやるのは結構大変。ですんで、夜中に何度もトイレに起きる必要のある人には寝袋は向かないと思います。私は一旦寝たら朝までぐっすりタイプなので、このデメリットは無効ですけどね。

15/11/26(Thu)

ニコニコ動画に定期的に投稿している八丁堀という人の料理動画が好きです。必殺仕事人のBGMを使った、婿殿シリーズとか最高です。この八丁堀さんが最新動画で紹介していた砂ズリの唐揚げがとっても美味しそうだったのでやってみました。うちでは母親が嫌いなのでモツ料理は一切出ませんでしたが、一人暮らしの間に安くて美味いモツの魅力にハマった私は、割とモツ料理のレパートリーを持ってます。そんな私でも砂ズリを唐揚げにした事は無かったので、今回トライしてみました。

砂ズリは白い筋の部分を削ぎ落とします。神経質になるとキリが無いので適当に。筋が集まって厚くなっている部分さえ外せば、あとは頑張って噛めば何とかなります。所々に切れ込みを入れて食べやすくした後、塩胡椒・ニンニクをまぶして数時間放置。味が染み込んだところで片栗粉をまぶし、高温で2〜3分揚げて完成。ウスターソースをドバドバかけて食べます。感想:不味くはない。元々筋肉の塊であるところの砂ズリは、形こそアレですが味は淡白・歯応えコリコリの食材です。片栗粉だけの衣だとちょっとパンチ力に欠けるかも。揚げ物系だったらいっそ南蛮漬けにしてしまうとか、完全に方向転換して思いっきり甘辛く焼き鳥にしてしまうとか、そっちの方が素材と合っている気がします。まぁでも、これくらいの方がビールのつまみには良いかも。私は飲まないので断言は出来ませんが。

15/11/25(Wed)

安いといって、在庫の状況を考えずに衝動買いをする悪癖のある母親が、バナナを一房買ってきました。そのまま食べるのは芸が無いので、バナナジュースに加工して飲んでます。作り方は簡単。バナナ半分・蜂蜜大匙1・牛乳150ml・氷適量をミキサーに入れてスイッチを入れるだけ。簡単に作れる割に結構美味しくて気に入ってます。

このミキサーは納戸に長年突っ込んで忘れられていたのを私が発掘した物で、MATSUDENと書いてあり、ググってみると会社はもう存在していないようです。デザインは流石に古臭いですが、回してみるとモーターがかなり強力。コレは使える!ということで現役復帰して今に至っています。蓋の部分は紫外線劣化でボロボロになり、使い物にならなかったので、趣味の木工でウレタンニスを塗った十分な大きさの正方形の板を用意し、蓋として使っています。押さえておかないと蓋としての機能は果たせませんが、現状はこれで十分なので、丸くしたりストッパーを付けたりする予定はありません。

以前はミキサーは使ったら後片付けが面倒と思っていましたが、使う頻度を上げれば洗浄が多少甘くても次の仕様で綺麗になりますんで、適当な私はまぁいいのかなと。こういう油断すると死蔵しがちな家電を有効活用するコツは、とにかく身近に置くことじゃないでしょうか。箱に入れて戸棚の上にとか、絶対駄目です。箱は即廃棄し、踏み台など使わなくてもすぐに手が届くところに置いておく、これだけで全然違います。

15/11/24(Tue)

ラスボスに手をつけた記念&久しぶりの一人夕食という事で、以前からやってみたかった裏庭七厘焼肉を決行しました。ホットプレートの焼肉とそんなに違う物なの?と気にもなっていたので。使う炭は名もない消し炭。一応備長炭もあるんですけど、硬くて点火まで大変な割に一人焼肉なんてあっという間に終わってしまって空しいということで、すぐに火がつく消し炭を採用しました。七輪焼肉に必要な道具は、七輪・火熾し・金バサミ・網、こんな所でしょうか。ちょっと耳慣れないのは火熾しでしょう。片手鍋の底に同心円状に無数の穴が斜めに空いていて、炭を詰め込んで火にかけるとすぐに火がつくという便利道具です。

ただ、最近の空焚き防止センサーの付いたガスコンロでの点火は、すぐにセンサーが反応してコンロの火が消えてしまうので、非常に面倒臭いです。ですんで、金串で空焚き防止センサーを押さえながら火熾ししなきゃいけません。以前ニコニコ動画で、クリップを加工してこの空焚き防止センサーを無効化するツールを見たことがありますけど、真剣にアレを作る事を考えた方がいいかも…。毎回使うものでもないですし、目を離さなきゃ無問題でしょ。

というわけで七輪焼肉、美味いと思います。ホットプレートと違って脂が網の下に落ちて焦げ、えもいわれぬいい香りになります。また、これまた月並みですが脂が落ちるおかげでサッパリと食べられます。ちなみに今回のタレは大根おろしポン酢。難点は大人数で囲むには向かないという点でしょうか。七輪の大きさ的に三人でも結構厳しい。真ん中に七輪がピッタリはまるローテーブルを作れば結構な多人数でも行けそうですけど。七輪焼肉、またやってみたいと思います。

15/11/23(Mon)

こちらに帰ってきてからコツコツと家の片づけを続け、今までに直接軽トラで焼却場に持っていったゴミは8往復で総計2トンを超えました。先日ニュースで京都のゴミ屋敷を片付ける際に軽トラ8台分のゴミが出たと報道しているのを聞いて、ちょっと楽しくなってしまった私です。それはともかく、今回やっとラスボスに着手しました。亡き祖父母が使っていた離れの屋根裏部屋。

この屋根裏部屋、いつもは使っていない離れでしかも梯子をかけないといけない空間ということで、完全に放置されているのですが、色々突っ込み過ぎて大変な事になっていたのです。鼠の背骨だけ残ったネズミ捕りシートとか…。まぁそれはともかく、基本は全部おろして納屋に並べないと始まりません。鼠の糞が大量に転がり、多分乾燥して埃としても舞い上がっている地獄の様な屋根裏部屋で奮闘3時間、納屋の横では一途缶に火を焚いて、明らかに要らない紙類を燃やして時短しつつ、全ての荷物を納屋に移し変えましたらその日の作業は終了、ここからは地道な作業となります。

電灯のカサなどのバラせるものはバラして金属・プラスチックに分類、ダンボールにごちゃっと文具や玩具が突っ込んであるものはひとつずつ取り出して分類。こういう時のコツはとにかく先を見ないで目の前の物を淡々と処理していく事だと思います。そうすると、思ったよりも早く終わったりするものです。まぁ、11月中には片が付くんじゃないですかね、多分。私の目分量だと今回焼却場に行くのは軽トラ2往復、あわせて遂に二桁に手が届きそうです。

15/11/22(Sun)

電動トリマーを買うついでといってはアレですが、もう一つポチってしまったものがあります。クッキングバーナートーチ、3,120円也。こっちは趣味の木工ではなく料理用。本格的にタタキを作りたくなったときの為に、裏庭には藁を一定量キープしていますが、これだと良くも悪くも藁の香りがついてしまいますし、何より全く手軽ではありません。でも、日頃料理をしていると、ちょっと炙りたくなる事って結構あるのですよ。

一番はやっぱり刺身。比較的頻繁に作る〆鯖、皮目をサッと炙ったら更に美味さ倍増だろうなぁ…とずっと思っていたんです。サクで買ってくる安いハマチも、そのまま刺身にすると淡白で特徴のない味ですが、ちょっと炙ると随分印象が変わる筈。あとはプリン。時々焼くプリンの表面に砂糖をパラパラと散らしてからバーナーで炙ると、いきなり(見た目が)ワンランクアップ。というわけで、こちらも随分前から買おうかどうしようか悩んでいたのですが、勢いで買いました。モノもガスメーカーとして有名なイワタニ製なので、安物買いの銭失いにはならない筈。これでしばらくAmazonのお世話にはなりたくないものです。

15/11/21(Sat)

10日ほど前にここで書いた、小型の三段抽斗箱の外殻が出来てきました。私の脳内スケジュールでは、あと4〜5日で完成予定。締め切りがあるわけでもないのでゆっくりやろうと思います。木工ボンドの乾燥時間をきっちりとって着実に進めるというのは、趣味の木工の完成度を上げる大きな要素ですんで。で、外殻が終わると次に待っているのは抽斗なんですけど、ここで底の取り付け方が問題になります。選択肢は2つ、サイドの枠に下から底板を宛がって木ネジで止めるorサイドの枠に溝を掘って底板を嵌め込む、です。前者は手軽ですがサイドの枠が薄いので、木ネジを嵌め込むのは強度的にリスクが大きい。後者は堅実ですが均一に溝を掘るのが難しい。

どっちにすべきかずっと考えていたんですが結局後者にし、手彫りは精度面で厳しいので物欲に負けて電動工具をポチッてしまいました。電動トリマー1.2万円。まぁ、趣味の木工を初めて以来、考えてはいたんですけどね。電動トリマーがあれば均一に溝を掘ったり板の端を45度に切り落としたりといった作業が高精度で行えるので、作るものの幅が広がるのは分かってましたから。最早オッサンなので財布的に1.2万円程度の買い物はそんなに大した事はないんですけど、買ったのにそんなに使いませんでした→死蔵というパターンは避けたかったので、ポチるまでに随分と時間がかかってしまいました。切実にあったらいいなと思う機会が10回以上あるものは、買っても死蔵するリスクは高くないと判断します。

ちなみに、これで残る欲しい電動工具は、ボール盤とテーブルソーの二つになりましたが、これらは精度のいいものを買おうとするとどちらも5万円〜となっており、重量・体積的にも趣味の木工レベルを逸脱するので、電動トリマーとは違うレベルで躊躇しています。まぁ、先のことは誰にも分かりませんけれど。

15/11/20(Fri)

今日のメインは秋刀魚の蒲焼。秋刀魚といえば塩焼きが定番ですが、あまりに定番過ぎて負けた気になるので、基本的に塩焼きは作りません。何せ長いので、腸がこぼれないように丸ごと焼くのが結構大変ですし、頑張って焼いてもその腸を丁寧に取り除いて食べる両親を見ると萎えるというのもあります。裏庭で七輪に火を熾して、頭から尻尾までゆっくり焼いて食べる秋刀魚の塩焼き(腸付き)は秋刀魚料理の最高峰だと思うんですけどね。

というわけで、今回は塩焼きほどではないけれど割と定番の蒲焼。とはいえ、ウナギのように炭火の直火ではなくフライパンで焼いてしまうので手抜き・お手軽・簡単蒲焼です。秋刀魚は三枚におろして塩で下味を付けておきます。ちなみに、腹骨はすきません。秋刀魚の細っい腹骨なんて、身と一緒に噛み砕けばよろしレベルなので。焼く直前に小麦粉をはたき、皮→身の順番で焼いて火を通したら、醤油・味醂を同量に混ぜたものを回しかけて全体にからめて完成。本当は山椒が欲しいのですが、うちのはアゲハの幼虫に丸坊主にされて枯れてしまったので(許すまじ)、かわりに刻んだ葱を散らします。秋刀魚が1匹あれば、白飯の中に埋め&表面にも乗っける豪華版蒲焼飯が作れて、しかもあまじょっぱい醤油&味醂の味付けは間違いが起こりようがありません。コレはオススメ。

15/11/19(Thu)

twitterに上げたのですが、裏庭においてある生ごみの箱を常連の野良猫が開ける方法を覚えてしまったので、紐をかけて容易には開けられないように改良しました。裏側に二箇所頭が丸くなったヒートンを捻じ込み、表側に一箇所L字のヒートンをLの頭が下になるように捻じ込みます。丸ヒートンにやや伸縮性のあるビニール紐を結び、少し引っ張るとL字に引っ掛けられるように長さを調整すれば完成。コレでたぶん大丈夫の筈…。

思い返せば最初の改良は箱の固定でした。風通しを良くするために家の外壁に接する面は敢えて板を張っていなかったのですが、野良猫は箱全体をずらして裏からゴミ袋を破るという技を編み出したので、裏にも板を貼り箱全体を外壁に針金で固定しました。次は下が狙われました。(極力避けてはいるのですが)生ゴミから出た水分が中にとどまらないように、箱の下部分に全体的に2cmほどの隙間を作っていたところ、そこから手を突っ込んで袋を破るという技を編み出しやがりました。ですんで仕方なく、裏から板を追加して隙間を3mmに縮小。コレで諦めてくれるといいな〜と希望的観測を持ちつつも、また何かやってくるんだろうなぁとは思っています。

15/11/18(Wed)

何だか無性に食べたくなって、サッポロ一番塩を買ってきました。袋ラーメンを食べるのは年単位で久しぶりです。水の代わりに牛乳を沸かして茹でると良いとか、巷に噂される裏技はいくつもありますが、それは袋ラーメンを食べ慣れた人が変化球的にやる技であって、私みたいに超久しぶりの場合は袋の説明通りのオーソドックスな作り方でやります。感想:良くも悪くもサッポロ一番。最初の三口くらいで大満足だったんですが、残すわけにもいかず全部食べた頃にはちょっと嫌になっていて、次に食べるのはまた3年後かなと。

ところで、お金が無い時に袋ラーメンばかりなんていう話を貧乏学生自慢話として時々耳にしますが、それってどうなんですかね。袋ラーメンって高くないですか?1袋大体100円。100円あれば私なら、業務用スーパーで小麦粉を1kg買ってきます。小麦粉があればうどんが打てるしパンが焼けるしナン(っぽいもの)もいけます。おまけに小麦粉1kgあれば一食100gで10食、大食い学生って事で150g換算でも6食強いけてしまいます。ましてやカップヌードルなんて、あんなちっさい容器で150円とかするのですよ。インスタント麺ばかりの生活なんて、結構お金使ってるよねと思ってしまいます。米を買うというチョイスもあるのですが、10kgで1,000円って米は多分存在しません。そういう意味で、炭水化物の最安値チョイスは業務用スーパーで小麦粉、なんじゃないかと思います。

15/11/17(Tue)

ここ数年、裏庭のブドウが全然実をつけなくなりまして、伐り倒すべという声が出る中駄目元で土壌改良してみる事にしました。ブドウの育成マニュアルによると、この樹齢のブドウで毎年必要とされる腐葉土は10kg&化成肥料数百g…とてもじゃないけどそんなにやってません。実をつけなくなったのはひょっとして栄養失調のせい?と思うのです。というわけで近所のホームセンターで買ってきた腐葉土10kg。一旦ブドウの周りに敷き詰めた小石を取り除いてからドーナツ状に溝を掘り、腐葉土&化成肥料を埋めていきます。成長の止まった冬の間に施肥することで、時間をかけて栄養成分を周囲の土に馴らし、徐々に吸収させるんだそうです。うまくいくといいけど…。

今回買った腐葉土は10kgで400円弱。でも、よく考えたら通年で落ち葉拾い&草むしりはしているわけで、それらを腐葉土に加工すればタダで手に入るんじゃね?とタダが何より好きな私は考えました。そんなわけで、新たに腐葉土作りも開始します。用意するのは黒いゴミ袋。昔は主流だった黒のポリ袋も回収作業員の安全面から禁止になってしまい、うちでもいくらかが死蔵されています。コレに拾った葉や草を詰めていき、日当たりのいい場所に放置するだけでOK。中の温度が上がって勝手に発酵が始まり、気がつけば腐葉土が出来ているマジック。干物もそうですが、太陽の光ってのは最高です。

15/11/16(Mon)

部屋着は本当にズボラの極致な私ですが、基本的には細かい性格です。今日は網戸のパッキン部分が外れかけていたので軽く修理。本当は邪道なんですけど、もう随分古くて今後パッキン部分だけ新品に交換するなんてことも無いでしょうから、接着剤で止めてしまいました。つい先日は、よく風に吹かれて外れていたタペストリーを吊っていた画鋲を、絶対に外れないように捻じ込み式のヒートンに交換したり、ステッカーの剥がし跡を見つけたら速攻でシール剥がし液を持ってきて綺麗にしたりと、多分かなり小まめな性格。

ですが、部屋着はだらしないんですよね。いや、本人はそんなにだらしないと思っていないので改善されないのです。大体、長い事着ていたら洗濯してもまっさら綺麗にはならなくなるのが普通でしょう。冬場になると20年弱愛用しているアクリルの白いネックウォーマーですが、どんなに洗っても元の白さに戻る事はありません。ですが、洗っても汚いままかといわれると、普通に綺麗にはなっているわけです。薄灰色になっているのはいわば染色と考えてもらった方が良いんじゃないかと。ジャージの上下も同様で、キチンと定期的に洗濯はしているんですが、最早長年の染色で元の色に戻らないだけなのです。あと、当然あちこちに継ぎが当たっているんですけど、これもボロくてだらしないというよりは使い込んだ勲章みたいに捉えているので、新品=良品と考える一般の価値観と乖離しているのも問題かも。まぁ、問題といっても直す気はゼロなんですけどね。

15/11/15(Sun)

昨日のブログでも書いたのですが、靴下に限らず私、家の中では非常に小汚い格好をしています。定期的に洗濯はしているので、異臭が漂ったりはしていないのですが、愛用の部屋着ジャージは袖がほつれたり(修繕済み)、腹の部分が変色したり(最早染色と化した汚れ)と、大変年季の入った状態。でも、アクリルの布というのは凄いもので、機能的には何の問題も無かったりするので、そのまま着続けてしまうのです。

ケチの私の理想は“着倒す”事ですが、これがなかなか難しい。今のジャージ(上)は多分もう15年くらい着ていて、洗濯しても薄薄汚れがあちこちに定着はしていますが、服として着られない状態ではありません。袖口や肘の部分は薄くなったので何度か修繕はしましたが、それくらい。多分あと10年は余裕でしょう。その後服として着るのが難しくなってもウェスとして使えるので…。ちなみに、Tシャツはもう少し早く着られなくなる時期がやってきます。目安は首の後が薄くなり、繕いの糸を通してもそこから連鎖的に崩壊するようになった状態。こうなると最早服として機能はしなくなりますが、やっぱりウェスとしての役目は残ります。こう考えると、ケチが服を使い切るというのは結構大変な事ですね。

15/11/14(Sat)

去年から履いている自宅専用の冬用靴下が穴だらけです。親指・指の付け根・踵の三箇所には大穴、その他にも小さいのがボチボチ。靴下の穴をこまめに修繕していた時代もあったのですが、靴下の穴ってわざわざ繕う必要があるのか?という哲学的な疑問が生じまして、最近は止めてます。自宅用の靴下の目的は何よりも防寒です。この目的からすると、裏に穴が空きまくっていると床に触れてひんやりはしますが、アッパー部分や足首から上は完全に無事なので防寒面では新品と変わりありません。

それに、靴下の繕いってキリが無いのですよ。穴は摩擦で出来るので、布地がバサッと断ち切られて穴が空くわけではなく、穴の周辺も相応に薄くなってます。その薄くなった部分に繕い糸を通しても、強度が不足しているのでまたすぐに穴が空いてしまったり、縫い糸自体が凸っているので擦れて切れてしまったりと、靴下の繕いは総じて長持ちしません。そんなわけでここ最近は家の中では穴だらけの冬用靴下を履いています。見てくれ的にはどうかと思いますが、(私の中では)合理的なのです。

15/11/13(Fri)

今日のメインはリクエストに応えての餃子。皮は市販の物を使っても、自作餃子は25個の材料費が250円ほどと非常にお得なメニューとなっています。ですが、私が本来好きなのはこういう一皿で皆大満足というヤツではなく、もっとちまちまとした副菜類です。というわけで今回作ったのはホウレンソウのおひたしと春雨サラダ。

最近畑でアホみたいにホウレンソウが採れはじめたので、ガンガン食べないとどんどん腐っていきます。同じ葉もの類では水菜・白菜・小松菜などを作っているんですけど、私はこのホウレンソウが一番好き。ホウレンソウで一番美味しいのは根ですんで、なるべく根も一緒に回収してきて泥を綺麗に洗い落とし、一緒に料理するのがポイント。根&根元に十文字の切れ込みを入れて火が通りやすいようにしたホウレンソウをたっぷりのお湯で茹で(電子レンジは邪道だと思います)、砂糖・塩・醤油で甘じょっぱく味付け。最後に釜揚げちりめんをこれでもかと混ぜて完成(釜揚げちりめんが無ければ鰹節)。

春雨サラダはやや柔らかめに茹でた春雨にその辺の野菜(今回はブロッコリーの茎・晒し玉葱・人参・パセリ)と細かく刻んだハムを混ぜ、辛子をたっぷり利かせた酢醤油と少量の胡麻油で味付けするだけ。こういうの惣菜コーナーの定番ですが、買うと結構高いんですよね。自分で作るとタッパー(大)満載が150円くらいで出来て大変お得です。ケチに欠かせない技能、それが料理です。

15/11/12(Thu)

台所のコーキングに黴が入って真っ黒になっているのがずっと気になっていたのを、今回やっと張り替えました。黴が入っている以外にもこのコーキング、養生なしのフリーハンドでやったらしく、非常に美しくないのも気に入らなかったのです。やったのは適当なやっつけ仕事では定評のあるうちの父親。素人は技術が無いからこそ一層丁寧な仕事を心がけるべきだ、という私の主義主張とは全く相容れません。素人がコーキングをやる機会なんて一生に数度でしょう。かくいう私も2度目ですが、丁寧にやれば何とか見られるレベルにはなる物です。

とはいえ、作業のほとんどは古いコーキングを剥がす作業に費やされます。カッターやへらを使ってとにかく丁寧に。完璧に剥がすのは無理ですし、上から新しいコーキングが乗るので過度に神経質になる必要はないですが、綺麗にとるほど仕上がりがよくなるのは必然。次にマスキングテープを貼ります。気泡が入らないようにここも丁寧に。後はコーキング材(棒カビ材入りのもの)を流し込み、すぐに一気にヘラで余分をこそげとった後、乾かないうちに急いでマスキングテープを剥がすと完成。周囲についてしまった乾く前のコーキング材はアルコールで拭き取ります。出来は自己採点で60点ですが、2度目ならまぁこんな物。古いコーキングが私の採点で10点以下なので、大幅進歩といえるでしょう。

15/11/11(Wed)

今回の趣味の木工は小型の三段抽斗箱を作ろうと思います。先日、小学校入学の折に買ってもらった馬鹿でかい学習机を破壊したので、部屋はすっきりして大満足なのですが、文房具をはじめとする小物を整理して入れる抽斗が部屋に存在しなくなってしまいました。ですんで必要になったのがこの三段抽斗箱。現状床にサーキュレーターを直上向きに置き、それを天板としてパソコンを置く事で簡易文机として使っていますが(直接風を当ててパソコンを冷やせるので、実は結構快適)、この左側に肘置き兼抽斗があれば超便利だと思うのですよ。

というわけで初日は材料漁り。一番広い面積を必要とする外殻のサイドを継がずに1枚で賄えるサイズの板を見つけるのに苦労しましたが何とか発見。とりあえず外殻から作っていきます。趣味の木工で何かを作るたびに毎回掲げる今回の目標は、“なるべく木ネジを使わない”です。角の接合も凸凹を作ってかみ合わせる形や、溝を掘ってそこに板をはめ込む形を使って、なるべく木ネジを使わないで仕上げようと思っています。まぁ予定は未定、木ネジ接合は手軽で便利ですから、途中で気が変わるかもしれませんが。今回はサイズこそ前回の洗濯物・古新聞整理棚の半分以下ですが、精度要求のきつい抽斗×3があるので、ちまちま作って1ヶ月くらいかな〜と計画しています。

15/11/10(Tue)

畑で大根が採れはじめました。でもなんでうちのアホ父親は(間引き後の数で)150本も植えますかね…。知り合いにあげて感謝されるのが好きだからというのもあるのでしょうが、毎年大量に捨ててます。個人的には1シーズンでどんなに多く見積もっても30本もあれば大根まみれの生活が送れると思うんですが…。というわけで、ここからは大根多目の食卓になると思われます。

今日のメインは大根といえばコレ、のイカ大根。簡単に作れるのにイカと大根のコンビネーションが凶悪なまでに良好という脅威の一品です。コトコト煮込まずに冷ます過程を挟んで味をしみこませるのが私流。捌いたイカを醤油・味醂・水各同量を沸かした濃い煮汁に投入し、1分ほど茹でてイカの色が変わったら火を止め一旦冷まします。大根は皮を剥いて乱切り、下茹ですると品種改良でただでさえ薄い風味が皆無になってしまうのでそのまま使います。↑のイカ鍋に大根を投入し、水をヒタヒタになるまで加えて点火。沸いたら味見をして調整し、紙の落し蓋をして大根に串が通るようになるまで煮たら火を止めまた冷まします。後はこれを食べたい時に食べたい量だけ温め直すだけ。簡単・安くて・ちょー美味い、三拍子揃ったイカ大根。これでも150本の大根の前では焼け石に水なのですが。

15/11/09(Mon)

庭の剪定は因縁アラカシの番になりました。カシ=樫の字の通り非常に硬い木です。昨年は先の細い剪定バサミで無精をして無理矢理切ろうとして、刃先を折ってしまった苦い思い出の木。ですが私は失敗から学ぶ男、今年はそんな無謀な事はしません。刃の厚い通常タイプの剪定バサミを使いますし、少しでも枝が太ければ無理せず生木用のノコギリを投入。そんな慣れもあるせいか、初回の昨年よりも随分早いペースで剪定が進んでいます。

剪定を効率的に進めるための最大のポイントは、意外にも足場の置き方だと思います。どの位置にどのサイズの脚立を置くのか、樹に登って剪定する場合はどの枝に足をかけるのかってのが、効率的な剪定には非常に重要。木々の間で取り回しの悪い脚立をあちこち移動するのは骨ですし、樹の上で大きく足場を変えるのも結構大変。ですんで、最初からここがベストポジションと分かっていれば、作業時間は大幅に短縮できます。でもま、先を見れば剪定もまだまだ序盤、先は長いんですけどね。

15/11/08(Sun)

先日上京した折に、今更?と周囲に呆れられながら買ったのが、ラジカセ型のCDプレイヤー。台所で食事の準備をしながら聴くための一品です。東京で暮らしていた頃はラジオを聴いていたので、CDプレイヤーが壊れてしまっても特に問題なく買い換える必要を感じませんでした。ところがこちらでは状況が違います。民放ラジオ1局&FMは電波状態が悪くて聴けないという条件の我が家では、ラジオのみはちょっと厳しい。というわけで無駄に死蔵していたCDコレクションを復活させることにしたのです。

今ならデータ化して携帯プレイヤーというのが普通でしょうが、私のパソコンはCDドライブ(これも今更ですね…)が壊れていて、データの吸出しが出来ません。それに、何より150枚ほどあるコレクションをデータ化するのが面倒臭い。なので、今回上京の折に現物確認を兼ねて安っいCDプレイヤーを買ってきたのです。TDK製のプレイヤーでお値段なんと3,200円(CD1枚分の値段程度ってどういうことよ…)。直径20cm・高さ13cm程の饅頭型のプレイヤー、めちゃ役に立ってます。もうコレが無ければ生きていけません。今流行っているかではなくて、いかに自分の生活スタイルにあっているかの方が遙かに重要。レトロに拘る気はサラサラありませんが、いくら時代遅れでもそれで快適に暮らせるならそれがベストなんじゃないでしょうか。

15/11/07(Sat)

今日のメインは父親が知り合いから貰ってきたコロダイ。twitterではヒゲソリダイと書きましたが、その後ネットで画像と比較して調べてみたら、どうやらコロダイっぽいです。全体の雰囲気は真鯛に近いんですけど、口がやや尖っていたり全身に薄い水玉模様が浮かんでいたりと明らかに真鯛じゃありません。ただ、捌いて切り身を見ると鯛として扱っても問題ないかと。体長は40cmオーバー、こういう魚を見るといかに無駄なく食べ切ってやろうかと燃えます。

本気になるんだったら剥がしたウロコは揚げると美味いらしいんですが、流石にそこまでやる気にはならなかったのでウロコは破棄。皮が結構分厚いので刺身で食べるには皮を剥かなきゃいけないっぽいのですが、鯛系で一番美味い皮を剥くなんてアホのやること。熱湯を流しかける湯霜造りで皮周辺を固め、食べやすくする事で対処します。ミルで作った昆布粉をまぶして半日放置し、簡易昆布締めに加工。こうすると昆布の量をぐっと抑えられて超お得。頭と中骨は蒸して身をほじり出しフレーク状にし、鯛茶漬けのネタにします。蒸し汁は大根少々を加えて潮汁に。

カマ・腹の剥き身は醤油と味醂で甘辛く煮付けます(頭や中骨を入れないのは、歩留まりが悪くて労力の割に報われないので)。結論から言えばこれが一番美味かった。鯛系の味ではあるのですが味の染み込み方がワンランク上で、私なら鯛とコロダイどっちを選ぶか聞かれたら、今後は絶対にコロダイです。また、このサイズの魚の煮つけを作る際に絶対に欠かせないのが消化管。腸を探って消化管を取り出し、キッチンバサミで切り裂いて中身を綺麗に洗って投入。コリコリした食感が砂肝の魚バージョンといった風情で美味しいです。魚を捌くのは面倒ではあるのですが、こうやって色々考えながら作るのは実に楽しいもんです。

15/11/06(Fri)

今日は適当に作ったら妙に両親のツボを刺激したらしい、味噌田楽(厚揚げバージョン)のアンコールリクエスト。家庭料理としてはそんなに珍しいもんじゃないと思うんですが、そういえばうちで食べたことはなかったかも…。作り方は簡単。厚揚げを2枚にスライスし、味噌塗ってトースターで焼くだけです。が、この説明だとあんまりなんでもう少し詳しく。味噌塗って焼く=結構濃い味付けになるので、厚揚げは上等である必要はありません。私はスーパーで一番安いの買ってます。遺伝子組み換え大豆?そんなのよく噛んで気合で消化すれば無問題。厚揚げの下処理といえば湯通しで油分を抜くのが定番ですが、油も味の一部なのでそんなもったいない事はしません。よほど厚ければ3枚スライスになりますが真ん中だけ形が違ってしまう(=両側白になる)ので、普通は2枚スライスでいいんじゃないでしょうか。

塗る味噌はお好みで。うちの場合は味噌をその半量ほどの味醂で伸ばし、更に砂糖を加えてかなり甘くし、刻み葱をこれでもかとぶっこんだ物を使ってます。味噌は母親が味噌汁に使おうと買ったものの味が好みじゃないと冷蔵庫の隅に放置されて干乾びかけていた物を有効利用。どうせ味醂で伸ばして砂糖をぶっこむので、多少乾いてようが傷んでさえいなければ無問題です。後はトースターに突っ込んで焼くだけですが、割と緩い味噌の表面が焦げるまで焼こうとすると時間&電気代面で大変なので、私は7分・表面が乾き始めて味醂のアルコール分が飛んだな、あたりで切り上げます。焼きあがったら一口大に切り分けて完成。かな〜り適当に作ってますが、厚揚げ&甘味噌のコンビネーションが安全牌過ぎてストライクゾーン広いので、普通に美味しく出来てしまうのが魅力です。

15/11/05(Thu)

傷みかけたサツマイモをスイートポテトで頑張って消費して残りあと少し。ラストは芋粥を作ってみました。大体の日本人がそうだと思うんですが、小さい頃風邪をひいたりすると、大概お粥を作ってもらうものです。うちもそう。白粥に梅干しと芋粥とは少し違いますが、まぁ大体同じ。今回試してみたかったのは、米から炊いた粥ってそんなに違うの?って点。本式のお粥は米から炊きますが、うちは伝統的に手抜きして炊飯器のご飯から炊いてました。そういう家、少なくないんじゃないでしょうか。そんな私は今まで米からキチンと炊いたお粥を食べたことがなく、違いはあるのかと気になっていたのです。

お粥の作り方は簡単です。土鍋に米半合・水500ml・塩少々を入れて強火にかけます。沸騰したら底から軽くかき混ぜてから弱火に落とし、吹き零れないように少しずらして蓋をして25分放置。10分経過した時点で一口大に切ったサツマイモを投入するだけ。結論:私の舌では特に米から炊いたからといってどうという事はありませんでした。要するに一緒。米から丁寧に炊いたというプラセボでハッタリが効くんじゃね?位にしか思いません。でもま、普通に美味しい。芋の甘味が良いアクセントになってます。お粥の特性上、腹にたまって米換算だと全然量が食べられないうえに、消化がやたら良いので腹持ちが激悪なのは仕方なし。ダイエットには最適なんじゃないでしょうか。

話は変わりますが、先日上京した折に安いデジカメを買ったので、今更ながらツイッターを始めました。身の回りの画像をボチボチあげていきたいと思います。興味があったら見てみてください。リツイートとかタグとかイマイチよく分かっていませんが、まぁぼちぼちと。

15/11/04(Wed)

今日のメインは398円でゲットした新鮮な鯖、結構大きいです。鯖といえば〆鯖一択の私ですが、今回はちょっと失敗してしまいました。いつもは砂糖30分→塩1時間→酢30分を目安に〆ているんですけど、今回ボーっとしていたのかいきなり塩をぶっ掛けてしまいました。直後なら洗って砂糖をかけ直すことも出来たんですが、塩がもったいないからまぁいいかとそのまま続行。塩1時間半→酢30分で作ってみました。結論:やっぱり最初に砂糖で〆た方が美味いです。砂糖版の方が全体にふわっとしている上に、塩が中まで回りすぎていない感じで、明らかに最初に砂糖で〆る方法の方が良いと実感しました。ちなみに今回は小料理屋の〆鯖換算で約5人分とれたので、非常にお得。〆鯖なんて外で食べるもんじゃないです。

残ったのがアラですが、これをいかに上手く食べ切るかで満足度が全然変わってきます。今回は一緒に作ったおでんのダシにしました。腸は卵・白子が見当たらなかったので全廃棄。頭はエラを取り除いてからダシが出易いように兜割にします。中骨は三つに切った後これまたダシが出やすいように何箇所かでポキポキと折っておきます。腹骨はそのまま。頭・中骨・腹骨をヒタヒタの水から沸かし、沸騰直前で火を止めて蓋をした状態で15分ほど放置。沸かすと臭みが強くなるんでこの方法。あとは固形物を網ですくっておでんに流用するだけ。

固形物も捨てません。それなりに身がついているので、指先でほぐして取り出していきます。一番身がとれるのが腹骨。人間でいう肋骨を1本ずつ指で抜き取っていけば、比較的簡単にまとまった量がとれますし、マグロで言うなら大トロ部分なので脂もたっぷり。ちなみに次点は後頭部。これらは乾煎りして醤油などで味を付け、ふりかけ的に使うのが定番ですが、私はそのままご飯に乗っけて醤油微量で食べてしまいます。こっちの方が魚の味が変質していなくて美味い。ここまでやると398円で元とったーって実感できますよ。

15/11/03(Tue)

最近の趣味の木工は洗濯機の横に置く整理台を作ってます。現状、洗濯機の横には古新聞・古雑誌・洗濯物籠の三つを置いているのですが、万事において適当なうちの家族は洗濯物を古新聞・古雑誌のケースにも放り込んでしまうのがとても嫌。言ってもサッパリ治らないので、台を作ることにしました。2段構造にして、下の段に古新聞・古雑誌を収納し、上の段は洗濯籠専用エリアにします。こうすれば流石に混ぜようがないだろうという魂胆。ちなみに台所のゴミ箱も同じ様な問題で悩まされています。ゴミ箱の上に物を置くと、何か捨てたい時に余計なひと手間がかかるから止めろと言い続けているのですが、年寄りと言うのは学びませんね…。

それはともかく整理台。趣味の木工では毎回同じ事をしていてもつまらないので、毎回新機軸を投入して技術の向上にも努めています。今回のテーマはホゾとホゾ穴。今のご時世、木同士の接合は木ネジで一瞬なのですが、それをわざわざノミとノコギリで凸と凹を作って組み合わせようという酔狂な企画です。木ネジ接合よりも接合部分がスマートになったり、強度がやや上がったりとメリットが無くもないですが、メインは私がやってみたかったからだけです。完成品になってしまえば、木工フェチでもない限り木同士の接合方法なんて誰も気にしませんから。で、ここ4〜5日は毎日の趣味の木工時間1時間を延々とホゾ穴(凹)彫りとホゾ(凸)作りに費やしました。0.5mmで全然違うので精度は結構シビアなのに、箱1個を作るのに必要な凸凹のペアは最小で16箇所。一言で表現すると、すげー面倒臭い。でもま、都度凸凹ペアの出来を評価し、次はどうすれば少しでも速く・正確に作れるかを考えながらやるので、自分の上達が楽しくはありますが。先日やっと16箇所の凸凹を作り終わり、次は下段の底板をはめ込むための溝彫りに突入。先日の机破壊で自室に作らなきゃいけないものがいくつか出来たりして、趣味の木工のネタは尽きません。

15/11/02(Mon)

ここんところずっと迷っていたんですが、重い腰をあげて自室の机を破壊しました。小学校入学の時に買ってもらった学習机なのでそれなりに愛着はあるのですが、不具合があり過ぎて持て余していたのです。1. サイズでか過ぎ。トップの部分は随分前から取り外していたので多少圧迫感は解消されてましたが、そもそも占有床面積デカ過ぎです。せめて抽斗部分がセパレートになっていればまだマシだったんですけど、うちのはオールインワン型で持て余してました。机はあると便利ですが、こんな大きさのは要りません。また、容易に模様替えが出来ない融通の効かなさも大問題。2. 素材安っぽ過ぎ。全面木のプリント合板製で、あちこち接着剤が劣化して剥がれ始めています。これがどんなに安くても無垢の木なら時間の経過で味が出てきたのでしょうが、プリント合板はただ劣化していくのみ、最悪です。

というわけでぶっ壊しましたがこれもまた結構大変でした。ネジ止めの箇所もあるのですが、基本ダボ&木工用ボンドで組んであるので、ハンマーで叩き壊すしかない場所多数。エレガントじゃないうえに自室が木屑まみれになるという悲劇。また、ハンマーも合板の薄い部分を突き抜けてしまい、なかなかダボに衝撃が加えられないという厄介な点も。何だかんだで分解には1時間以上かかってしまいましたんで、この日はそこで終了。机から出した諸々の引越し先を手配しなきゃいけないんですが、これはおいおいという事で。すぐに使う文房具系は、床置きの小さな3段小抽斗を作って仕舞おう計画がありますが、まだ影も形もできていないので、多分来年になるでしょう。元々机があった場所には東京で使っていた折りたたみ式の小さな机と椅子を設置して、随分部屋が明るくなったので結果的には大満足です。

これから学習机を買おうという方に独断と偏見のアドバイス。最近多いっぽいですが、本体・抽斗・本棚などがセパレートになっているものが絶対に良いです。将来的に不要になったら切り捨てたり分解して使えたりしますから。材質は高くなるかもしれませんが絶対に無垢材・もしくは最低でも集成材にすべき。プリント合板の机は本当に止めていただきたい。出来る人は少ないと思いますが理想は自作です。一生に一度のものなんで、多少拙くても親が作ってあげれば思い出になるでしょう。LEDライトをトップに組み込もうとか、無茶なことを考えずに基本の机と本棚くらいだったら、1年くらい時間をかけて少しずつでも頑張ればいけるんじゃないでしょうか。折角なので、一生ものにした方が絶対お得だと思うのですよ。

15/11/01(Sun)

うちの集落で神事がありまして、終わったらお供え物を各家で分け合って持ち帰ります。今年のうちの取り分は鯛1匹。当たりの様にも見えますが実はコレ、大外れです。随分涼しくなってきたとはいえ、昼間の最高気温は20度を超えます。そんな中、未処理のまま(=エラ・腸を抜かないまま)常温下で丸一日放置したらどうなるか、そんなの考えなくても分かる事です。今回は母親の強い要望で鍋に仕立てました。三枚におろして熱湯をかけ、汚れを綺麗に取り除くなどできる限りの下処理をしたんですが、鮮度の悪さはどうしても誤魔化せませんでした=火を通しても臭い。敢えて食べるなら強烈な調味料で誤魔化す方向で、照り焼きとかカレー粉まぶしてあげるとか、そっちで攻めるべきだと思います。

慣用句に“腐っても鯛”というのがありますが、そのままの意味で使うならこれは嘘です。無論腐った鯛は食べられないので、正確には鮮度の落ちた鯛と言うべきでしょうが、鮮度の落ちた鯛は先日の1匹60円のメアジにダブルスコアで負けてしまう勢いです。というか、同じ土俵で競ってもそんなに差はつかないと思います。私が買ったわけではないので正確な値段は分かりませんが、この鯛スーパーで買ったらまぁ1,000円前後でしょう。じゃあこの鯛がメアジの16倍強美味いかといえば別にそんな事はありません。美味しさのベクトルが違うので好みの問題になりますが、私はメアジのほうが好き。そういう値段が味と比例しない所が魚介類の面白いところじゃないでしょうか。

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