2015年10月

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15/10/31(Sat)

今日のメインはメアジ、といってもマイナーな魚なので聞いた事のない人が多いと思います。格好はほぼ真鯵で真鯵よりもちょっとだけ目が大きいのでメアジ、安直でそのまんまの名前です。味は味と一緒…といっても魚種が違うので違いはあると思うのですが、私にはその違いが分かりません。ところがこのメアジ、安さで知られる真鯵よりも更に安いのです。今回のは20cmクラスが4匹入って248円で1匹あたり62円。多分真鯵の1/2から2/3くらいの値段で買えてしまいますんで、コレはお得。私は真鯵とメアジが並んでいたら、鮮度その他の条件が同じならメアジを買います。

鯵は癖のない魚なので、どんな料理をしても大概大丈夫なのですが、今回チョイスしたのは一夜干し。なーんかサッパリした物が食べたくなったのですよね。メアジはウロコ→頭→腸の順番に落とした後、綺麗に洗ってから2枚におろします。海水よりちょっと濃いくらいの塩水(5%くらい?)に半日ほど漬け込んでから水分をよく拭き取り、魚干し器に入れていい感じになるまで半日ほど陰干しすれば完成。炙って食べると絶品です。こういうのが手軽に作れるようになると、個別包装で1匹500円とかする干物は買う気にならなくなりますよ。

15/10/30(Fri)

もうすぐ11月。だいぶ気温が下がってきて、庭の植物の活性も下がってきただろうという事で、今年の庭木の剪定を始めます。初っ端は椿。椿は冬に花が咲くので、今は花芽が結構ついてます。ですんで、定番の剪定時期は花が終わった春先。ですが、私は椿の花(というか植物の花全般)には興味が無いので、他の樹とまとめて今剪定してしまいます。これを言うと実も蓋もないと呆れられるのですが、花って要するに生殖器でしょ?植物だから色がどーだ形がどーだと言っても普通ですが、これを動物でやったらただの変態です。それに植物にとって花なんてそのごく一部。樹の姿・幹の肌触り・葉の色、美しい場所は他にいっぱいあるのに、何で花だけが特別扱いされなきゃならんのだと、偏屈な私は思ってしまうのです。

それはともかく椿の剪定。他にも今やってしまう理由はあります。それは毛虫。椿を含む茶の仲間にはチャドクガという凶悪な毛虫が発生します。こいつらの毛は触れると腫れあがるだけではなく、近付いただけで専用の短い毛を飛ばしてきますし、死骸についた毛も有毒という徹底っぷり。こいつらに触れるとそりゃもう大変なので、絶対に存在しない今の時期をチョイスしているわけです。今回の…というかここ数年の目標は樹高を詰める事。うちの椿、背が高過ぎ。放置期間が長かったためか、4mを超えるサイズに成長してしまっています。これだと手入れも大変ですし、花を観賞することも出来やしません。一回で伐ると樹に不要なダメージを与える恐れもあるので、何回かに分けて3m弱程度にまで伐り詰めるつもり。この椿を皮切りに、庭一回りで1ヶ月強と言った所でしょうか。

15/10/29(Thu)

昨日拘りがないと書いていて思い出したんですが、私食材全般に関しても全く拘りがありません。料理が好きなのは周囲に知れ渡っているので、友人達からは食材や調味料にさぞかし拘っているのだろうと思われがちですがさにあらず。私の食材の選び方は魚柄流“とりあえず一番安いのを買って試してみる→大丈夫ならそのまま、駄目ならワンランク上げて試してみる→大丈夫ならそのまま、駄目なら更にワンランク以下同文”です。ですんで、塩はJT製で最も単価の安い5kg塩を愛用してますし、砂糖は安売りで買った上白糖・三温糖を節操無く。鶏肉なんてブラジル産の冷凍鶏肉で十分です。私はそんなに味覚が発達していないのか、↑の安い材料でも十分満足できる味が作れるので。安全なんてすぐに効果が実感できない物は考慮に入れません。それに国産・無農薬と書いてあっても、それをそのまま信じ込むなんて疑い深い私には不可能ですし。むしろ農薬なんて適切に使った方が、安全でしかも低コストなんじゃね?とすら思ってます。

ただまぁ、コレは買わないというものは多々存在します。惣菜類・冷凍食品系は一切買いません。料理が苦にならないので、こういうのは私には意味がありません。カット野菜・刺身状態になってパック詰めされた魚なんかも買いません。他人に人件費払ってやってもらうほどの事でもないので。無農薬野菜買いません。自分で野菜を作ってみると、無農薬であんなに綺麗な野菜が作れるなんて、超・挑発的な格好をした美女が真夜中の歌舞伎町を歩いて何も起こらない以上に不可能だと思うので。第一、無理して高い無農薬野菜なんて買って継続するのが苦しくなると大変じゃね?と思ったりもします。

15/10/28(Wed)

いつも夕食は玄米ご飯なのですが、今日は餅。父親がどっかから貰ってきた紅白餅4個が冷蔵庫の中に転がってまして、私こういう食べる予定は無いけどとりあえず冷蔵庫の中に転がしておく的な状態が大嫌いなので、とっとと消費してしまいます。幸いな事に中に餡子が入っていないタイプなので、米みたいな物。十分食事に使えます。とりあえず2つに割ってトースターで焼き、海苔を巻けば普通に食事として通用します。4個あるので2個ずつ2日の日程で処理する予定。

私、どっちかというと餅は好きじゃありません。椎茸みたいに致命的に食べられないというわけではないのであれば普通に食べますが、喉につっかえる感じが嫌で進んで食べようとは全く思わないのです。が、今回の様にとりあえず置いてある状態が耐えられないというのはその優先度を覆す由々しき事態なので。また、世の中には食事に拘りを持つ人が結構います。朝食にはご飯・納豆・味噌汁がないと絶対駄目、みたいな。でも私にはそういう拘りは全くありません。ご飯が無ければパンでも餅でも麺でも、キチンと一定量が用意されて空腹が満たされれば無問題。というか、変に拘りを持てば持つほど食材管理が大変になるのですよね。常に○○を冷蔵庫に常備していないといけないとなると、安売りじゃない時にもその商品を買わなきゃいけなくなるわけで、ちょっと悔しいというのもあります。まぁ結局のところ、常に食事は腹八分目・お腹を空かせていれば大概の物(椎茸除く)はとっても美味しいというのが真理なんじゃないでしょうか。

15/10/27(Tue)

今日のオーダーは畑で採れたサツマイモを何とかしろというもの。このサツマイモがとにかくデカい。一番小さいのでも800g位あって、作る品種とかもう少し考えたら良いのにといつも思ってしまいます。更に、うちは伝統的に保存が適当過ぎ。いくら冷蔵庫不可だからといって、ザルに入れてその辺に放っておくもんだから、例年鼠に齧られる→齧られた場所から黴が生える→捨てるという失敗を繰り返してます。損なら最初から作付け量を考えりゃ良いのにと以下同文。というわけで、今年は収納用のデカいタッパーに入れ、昼の間だけ蓋を開けて空気を通すようにしました。これで鼠害はない筈。

それはともかくサツマイモ。サツマイモといえば色々お菓子がありますが、やっぱり真っ先に思い浮かぶのはスイートポテトでしょう。ただし、ちまちま小分けにするのは面倒ですし何より型を持ってないので、全部まとめてステンレスのトレイで作り、切り分けて食べるスタイルにします。一番小さなサツマイモを適当な大きさに切って蒸し、竹串チェックで火が通ったら皮を剥きマッシャーで潰します。この時点で約600g。ここに砂糖60g→卵黄2個→牛乳80ccと入れていき、都度よくかき混ぜます。ステンレスのトレイにクッキングペーパーを敷き詰め↑の生地を空気が入らないように詰め込んだら、表面に卵黄1個分を塗って余熱済みのオーブンに投入し、170度で30分。焼きあがったら表面に薄く蜂蜜を塗って完成です。感想:普通に美味い。何せ主材料が腹にたまると評判のサツマイモなんで沢山は食べられませんが、主観では市販の物と遜色ない味です。私の持論ですが、やったこと無い人ってどうして“手作りお菓子”って言葉にあんなに幻想を抱くんですかね。今回のも食事の支度をしながらの片手間で、余って仕方の無い材料をちゃちゃっと加工しただけ。こんなので騙される男なんて碌なもんじゃないっすね。

15/10/26(Mon)

畑でホウレンソウが採れ始めました。葉物は一通り作っているんですが、私が一番好きなのがこのホウレンソウ。お浸しにして鰹節とからめると最強だと思います。ちなみに、ちょっと前に生で食べられるサラダホウレンソウというのが流行りましたが、意味分かりませんでした。他にサラダで食べる野菜なんて山ほどあるのに、何でわざわざホウレンソウをサラダにせにゃならんのか。サラダ→生→健康という連想は安直過ぎると思います。

それはともかく、今年初のホウレンソウなのでちょっとこじゃれてキッシュなど作ってみました。しばらく前から居座っているジャガイモのストックを減らしたいという意図もあったのですけど。皮ごとサイコロに切ったジャガイモたっぷり目の油で炒め、全体が透明にになって火が通ったところで刻んだベーコン・玉葱・下茹でしたほうれん草を投入、全体を馴染ませます。ボウルに卵3個を割り入れてかき混ぜ、↑を混ぜ込んだものを蓋をしたフライパンで焼きます。結構なボリュームがあるので、弱火で片面5分とじっくり火を通すのが肝要。焼きあがったらピザの様に切り分けてケチャップで。コレ、大して材料費がかかっていない割にはボリュームたっぷりで美味いです。入れる野菜もじゃがいもと玉葱は必須ですが、後は適当でオッケーなので応用範囲も広し。まぁ流石に今からの季節飽和気味になる大根や白菜では無理でしょうけど。

15/10/25(Sun)

夕食を食べていたら近所の人が20cmクラスの鯵×5を持ってきてくれました。ありがたいことですが、夕食中なので当然食べるのは翌日以降になります。ですが適切な処理(特に腸の除去)をしておかないと不必要に鮮度が下がっていくので、夕食の洗い物が終わったら速やかに捌いてしまいます。予定としては翌日の昼食で2匹分をタタキにし、夕食で3匹分を〆鯵にしようかと。

まずやるのはウロコおとしでウロコの除去。最終的には皮を剥いてしまうので一見不要にも思えますが、剥がれやすいウロコをここで除いておかないと作業中に身にくっついてしまうので、剥がせる分はここで剥がしておくのがオススメ。でも、最終的に皮は剥くのでそんなに神経質になる必要はありません(この流れでゼイゴもそのままでOK)。あとは頭・腸を取り除き、三枚におろします。鯵は適度に身や骨が固いので、最も三枚おろしが簡単な部類に入ると思います。初心者の練習用にもうってつけ。おろした身は皮側を下にしてバットに並べ、砂糖をたっぷり振り掛けて30分→洗って水気を拭き取り再び並べて塩をたっぷり振りかけ1時間→洗って水気を拭き取り下処理完成。砂糖を使う事で仕上がりがふんわり柔らかくなりますし、無論甘くなったりはしません。

〆鯵の場合は30分前から酢に漬け込み味を馴染ませ、タタキの場合はこの状態から調理開始。血合い骨を毛抜きで丁寧に取り除き、皮を手で剥いでから適当な大きさに切り分けるだけ。タタキは刻んだ葱と微塵切りの生姜を加えてよく混ぜます。結構手間と時間はかかるんですが、美味しい物を食べるための必要経費と割り切れば全く気にならないのです。

15/10/24(Sat)

今回の上京での収穫の一つが柳宗民の雑草ノオトという本(一巻&二巻)。以前どっかで書評を見て、かなり面白そうだなと思ったので。今時アマゾンで注文すればすぐ届くのですけど、実際手にとると意外に面白くなくてブックオフに直行なんて事態は悲しいので、面白いと確信を持てる本でない限りアマゾンは使わないのがポリシーなんです。それはともかく雑草ノオト。一つの雑草につきイラスト1ページ&文章3ページで、延々とその辺の雑草の事を書いてある本で、2巻あわせて120位の雑草がとりあげられてます。これで、庭掃除の時にお目にかかる雑草は大体把握できます。植物の本って園芸種についてのものが多いので、こういう本は貴重なんですよね。

逆に買う予定はあったけど買わなかったのが木工関係の本。ジュンク堂で随分探したんですが、“主婦でも出来る簡単DIY”的な薄っい内容のものと“伝統の継ぎ手図鑑”の様に明らかにプロ向けのマニアック過ぎる技術指南書のどっちかしかなくて、私が求める程よい中間レベルのものが見つからず断念。まぁ、料理本なんかに比べるとその絶対数自体が圧倒的に少ないので、仕方がないかとも思うんですけど。

最後に衝動買い的にほしくなってずいぶん悩んだけど、衝動買いはしないという自身の大原則に縛られて買わなかったのがイモムシ図鑑。ポケットサイズで3巻出ている図鑑で、フルカラーのイモムシだけの図鑑です。庭を手入れしていると色んなイモムシにお目にかかるのですが、それが何の幼虫かはよく分からないのが現実。そんな知的好奇心にピッタリじゃないかと思ったのです。これは現物を確認したので、この先何回も欲しくなるようならアマゾンで購入ですね。

15/10/23(Fri)

約一年ぶりの東京だったわけですが、本当に人が多いですね。2日目に朝8時台の山手線に乗った時は、こんなに凄かったっけ?と驚いてしまいました。そして東京の変化として目についたのが、あちこちに踊るTax freeの文字。ニュースでは見知っていましたが、現実に目にすると感慨深いものがあります。泊まったホテルでも朝食を摂るレストランスペースでは日本語が聞こえません。これが爆買い中国人観光客かー、と気分は完全におのぼりさん。

以前はこういう時必ずバックパックの中にノートパソコンを入れて持ち歩いていましたが、10年前の骨董モデルは結構重いのです。それなので、前々回位から止めました。必要な情報はUSBに入れて持ち歩き、キンコースやネットカフェを使ってメールやネットのチェックをします。そうすると、友人も驚く荷物の激減っぷり。今回の荷物は歯間ブラシ・フロス・就寝時のマウスピース・下着の着替え2セット、以上です(財布や腕時計は無論持ちますが、旅限定ではないのでノーカウント)。バックパックがスカスカで困るレベル。同じ友人に二度会う予定は無いので、服の着替えは割り切って持っていかないのがポイント。着替え含め、万が一必要になってもその辺で安く買えますしね。旅は身軽に、コレ基本だと思います。

15/10/22(Thu)

約一年ぶりに上京してきて、東急ハンズを堪能しました。東急ハンズは値引きが全然ない反面、圧倒的な商品数が魅力。木ネジなどのどこでも売っている品物を買う場所ではありませんが、汎用性の低い品物を現物を見ながら買えるというのはそれだけでも大きな魅力。というわけで、今回木工関係で買ったのはボタン型の小さな水準器2個750円…高い。ドリルの尻にくっつけると垂直を保ちながらフリーハンドで穴あけができるという方法をネットで見まして、それは良いよねということで購入。一般的な水準器はどこでも売っているんですが、ボタン型の小さなやつってのはあまり見かけないのです。

もう一つ買ったのが金継ぎ用の銀の粉(ただし材質は銀ではなくアルミ)。これも金色の粉は持っているのですが、本体の色との関係で銀も欲しかったので。こっちは親指サイズのボトルに入って600円弱。黒い粉を買う計画もあったのですが、現場で見ると炭粉とあり、それなら自分で作れるわと思ってやめました。ベンガラ粉は随分迷ったうえで、計画になかったのでこっちも先送り。基本的に衝動買いはしないんです、私。今回の買い物も3ヶ月くらい前から上京したら買うものリストを作っていて、それに沿っての買い物でした。さすがにそれだけ前から準備すると、無駄な買い物というのはし辛いです。半日彷徨った結果東急ハンズで買ったのは、結局この二つだけ。財布の紐固過ぎだろうと自分でも思わなくはありません。

15/10/21(Wed)

アホみたいに茄子が採れるので、食卓では茄子が消える日がありません。その中で私が一番愛しているのが茄子の揚げびたし。茄子はヘタをとってから縦半分に割り、茄子の大きさによって2〜3等分してから皮側に鹿の子に切れ目を入れて素揚げします。私の流儀では皮→切れ目側と火を通し、鹿の子が開いて切れ目側がこげ茶色に色付き始めた頃が揚げあがり。あとはだし汁にダイブさせてから最低10分ほど寝かせれば完成。

だし汁は先日ここに書いたおでんの汁と全く一緒。水500mlに昆布一切れ・味醂と醤油各大匙4を加えて火にかけ、沸いたら火を止めて鰹節を一握り放り込んで完成。いちいちレシピを変えると確認が面倒臭いので、私は基本的に煮汁系は全てこれで統一していますが、味をみて砂糖・塩・醤油など微調整は加えます。この茄子の揚げびたしの場合は、生姜をほんの少しすりおろして加えるとナイスな味わいになりますし、食べる直前小鉢にとってから刻み葱を散らすと更にナイス。タッパーに入れて数日保存するので、無精して最初にまとめて葱を入れてしまうと色が消えてしまうので、葱投入はくれぐれも食べる直前に。生姜は香りが強いので最初にまとめて入れてしまってOKですが。茄子と油の黄金コンビに日本人なら誰でも大好き昆布・鰹節・醤油のだし汁、毎食食べても大丈夫なうちの定番です。

15/10/20(Tue)

趣味の木工、今までは祖父→父に伝わる見るもおぞましい風情の道具棚を整理し、出てきた木ネジを整理・分類して使っていましたが、1年も経つと流石によく使うサイズのが切れてきました。あるものはとことん使い倒す、が私の趣味の木工のルールの一つではあるのですが、山のようにある釘は使いません。釘って基本的にはただの棒なので、すぐ抜けるんですよね。そしていざ抜こうとすると周りの木を結構傷つけるというジレンマ。ですんで、一部私のルールには反しますが釘は使わず木ネジ買ってきます。

木ネジ買ったのなんて何十年ぶりですが、その間に木ネジは随分変わっていました。以前の所謂木ネジに代わって台頭しているのがピッチの広いコーススレッドネジというヤツ。木への食いつきが良くとっても使いやすいです。が、値段の付け方が超豪快で笑ってしまいました。私の買ったのが(使い切れないだろうなーと思いつつも)1,000本入りで500円弱。これが倍の2,000本入りになるとなぜか600円前後。逆に1/5程の200本入りで300円程度になり、小ロット25本入りが100円前後。もう、滅茶苦茶と言えるでしょう。仮に25本100円の単価で2,000本買うと、8,000円になるはずが600円なわけですから…。まとめて買えば安くなるってのは世の習いとはいえ、あんまりじゃないかと思うわけですよ、私は。

15/10/19(Mon)

今日のメインはトンカツ。最早頻繁に食べたいとは思わないメニューですが、時々無性に食べたくなるのですよ、トンカツ。今回使ったのはカナダ産のロース。1.5cmほどの厚みのあるやつで、1枚約200円と非常に満足のいく買い物でした。トンカツは簡単な料理で、下拵えはほとんどしません。せいぜい脂身と赤身の間の筋に何箇所か切れ込みを入れるだけ。肉叩きで叩くと薄くなって歯応えがなくなりますのでパス。どうせ後でウスターソースドバドバかけるので下味の塩胡椒もパス。小麦粉→卵→パン粉の順に衣を付けて揚げるだけ。ただし、今回のような厚い肉の場合は低温でじっくり火を通さないと、中まで火が通る前に衣が焦げてしまうのでそこだけ注意。

揚がったら網に乗せて油を切る&数分間放置して肉汁を落ち着かせた後に切るのですが、ここでポイントその二。いつもやるように包丁の刃を前後に引いてトンカツを切ろうとすると、本体と衣が剥がれて悲惨なことになります。トンカツを切る場合は刃先をまな板に当て、そこを支点にして梃子の要領で刃元で一気に押し切る事が重要。映像でトンカツ屋さんがやっているのを見る機会が時々ありますが、まさにあんな感じ。付け合せは極細かく刻んだキャベツのみ。ウスターソースをドバッとかけて食べるとまさに至福です。肉の厚さ・大きさを見てこんなに食べられないと言っていた母親も、普通に全部食べてましたんで、厚いトンカツには人を虜にする魔力があるに違いありません。

15/10/18(Sun)

趣味の木工で食器棚の天板を張り替えてから数日経過し、問題が発生しました。当初は一番ボロさが目立つ天板部分を直して終わりと思っていたのですが、一番目立つ部分を直すと、二番目に目立ってボロい部分が目に付いてしまうという魔のスパイラルに突入してしまいました。予測しなかったわけではないのですが、ここまで目立つ事になるとは。今回トップに躍り出たのは、天板の真下にある引き出しの表面×3。ここも天板同様黄ばみが目立ち始めた白のメラミン樹脂張りなので、修理するとしたら直し方は天板と一緒。直してしまうんでしょうねぇ…。

で、三番目にボロさが目立っているのが角ラインのベニヤの剥がれ。木工用ボンドで貼るのが一番簡単ではあるのですが、再修理が不可になるので、薄い木の棒を補強的に添えて木ネジ固定かなぁ…。あとは木目プリントの引き戸を全部無垢材で作り替えれば完璧…って頭の中でプランを立てている自分が嫌。食器棚の引き出しの仕切りを木製に替えたり、棚を一段追加して隣と高さを合わせたり、ちょっとした改善を施し始めてはや一年近く。正直こんなにネタがあるとは思いませんでした。でも、一箇所直すと以前は気にもならなかった場所が気になり始めるのですよね。台所の次は構想練りまくりの自室が待ってます。何だかんだで死ぬまであっちこっち直してそうな予感。

15/10/17(Sat)

今日のメインはおでん。以前は母親が作っていたのですが、私の口には全く合わないので、今では私が担当しています。市販の粉末ダシの素って味がきつ過ぎると思うのです。昆布と鰹節でダシをとっても大した労力じゃなし、何が面倒臭いんだというのが私の感想です。だし汁はいつもの万能汁を使います。水500mlに対して昆布一切れ・醤油と味醂各大匙4を火にかけ、沸いた所で火を止めて鰹節一掴み投入。10分ほど放置して鰹節の味が出たところで完成。他人様に出すのならここで漉しますが、自宅用なので昆布と鰹節も具の一部としてそのまま使ってしまいます。ちなみに今回は倍量作り、300mlほどをカボチャの煮物に流用しました。

卵は6個。尖っていない方に押しピンで穴を開け、水から沸かして10分で固茹でにします(穴を開けるのは茹でている途中で殻が割れるのを防ぐため。ゆで卵になったときに出来る凹んだ部分にある空気を逃がす事で、割れるリスクが大幅に減ります)。ただ卵を茹でるだけではガスがもったいないので、皮を剥いて一口大に切った大根・綱にした蒟蒻の下処理も同じ湯で済ませてしまうエコ。茹で汁は手を突っ込める程度に温度を下げて洗いものに使うと洗剤不要で更にエコ。最後に汁・下処理済の卵・大根・蒟蒻と、一口大に切った厚揚げ・練り物類をいっしょの鍋に入れて弱火で10分ほど煮たら火を落として半日放置。温め直せば完成です。お昼の用意・後片付けと平行して下拵えを進め、晩御飯で食べるという段取りがおでんには最適なんじゃないかと思われます。

15/10/16(Fri)

今日のメインは1匹80円の鯵。かなり大ぶりなので食べでがあります。どうすっぺと3秒考えて、今回はタタキをチョイス。昔から疑問なんですが、タタキって上に“鰹の”をつけた時と“鯵を”をつけた時で全然意味が変わるのはどうしてなんでしょう、ホントどうでも良いんですけど。鰯は定石通り頭を落として3枚におろしてから皮を剥き、血合い骨を切り取ります。フィレになった部分をぶつ切りにし、生姜・葱の微塵切りと混ぜ合わせて完成。醤油をちょっと垂らして食べると至上。多少腕が悪くて身がグズグズになってしまっても、ぶつ切りにする時にならなくなるので、初心者にも優しいメニューです。

ですが残念な事にこの一品は歩留まりが悪いのです。頭・中骨はいつものことですが、腹骨・皮・血合い骨まで取り除くと、結構な量がロスになるのが私としては許せません。ですので、なるべくリカバリーします。後頭部・中骨からはスプーンを使って身を掻き出し(所謂中落ち)、本体のタタキに混ぜ込んでしまいます。鯵の皮は結構剥き辛く、手で剥がすと身が残ってしまうので、これもナイフで削いで本体へ。腹骨・血合い骨は身を削ごうとするとどうしても細かい骨が入ってしまうので発想を変えます。どうせ鯵の骨なんて細いんで、丸ごと叩いて少量の葱・生姜・味噌を加え、軽く焼いて焼きサンガに加工。残った中骨・頭はダシにすれば完璧ですが、今回はそのダシで煮る物が無かったので廃棄しましたが、それでもかなり歩留まり改善に成功しました。何せケチなので、食べられる食材を捨てるのが死ぬほど嫌なのです。

15/10/15(Thu)

今回の趣味の木工は食器棚の天板の張替え。食器棚の半ば・へそ位の高さに奥行き15cm・幅90cm程度の平面部分がありまして、食事を作る際の皿の仮置き場として結構活用しているのです。が、残念ながらこの食器棚が総合板作り。とても古いものなので、あちこちで接着剤が剥がれたり木目プリントが色褪せたりで大変残念な外観になっています。そこで、せめて一番目立つこの台の部分だけでも張り替えようという計画。本当はサイドも張り替えたいんですが、そういうのやり始めると本当にキリがなくなりますし、だったら新しく作った方が早いんじゃね?としか思えないので。

材料は先日ガレージの天井からサルベージした6mm厚の板。幸い一枚でカバーできるサイズだったので、今回は簡単です。とりあえず泥まみれの表面を雑巾で綺麗に拭いて陰干しします。泥汚れがコーティングになっているので本体は非常に綺麗なままなのが素敵。何に使っていたのか知りませんが、釘穴も見当たらない好物件です。規定のサイズに切り出して、本体の柱の部分にあわせて固定用木ネジの下穴をあけ、頭が飛び出ないようにリーマーで軽く抉っておきます。サイドはパテ→サンドペーパー処理で塗料が染み込み過ぎないようにした処理。あとはポアステインで色付け→ウレタンニス2回で表面処理をして、食器棚本体に木ネジ固定するだけ。

家の中を見回してつくづく思うのですが、合板系の家具は買うべきじゃないです。寿命はせいぜい20年。直射日光にさらされる場所では多分もっと短い。経年劣化で接着剤が剥がれ、非常に残念な状態になりますし、何より真っ当な修理が効かないのが痛過ぎ。長いこと使うのに使うほどに味わいが出ずぼろくなっていく家具なんてどーよと思うのですよね。

15/10/14(Wed)

草むしりをしていると手が異常に荒れるのです。20代の頃は草むしり自体した事がなかったので比較は出来ないのですが、以前からこんな感じでしたっけ?落ち葉を拾う程度なら問題ないんですけど、ジャノヒゲを五寸釘を使って間引きする作業をすると、指先の皮が割れて割と大変な事になってしまいます。というわけで、庭仕事に必要不可欠なのが薄手の木綿手袋。軍手だと厚くて繊細な作業には不向きなので、草むしりにはこっちを愛用しています。作業用としてホームセンター等で安く纏め売りしてるのをゲット。

趣味の木工でもそうなんですが、私のモットーの一つに“怪我しない”というのがあります。痛いのが嫌なのは勿論なのですが、体に不調があると作業効率が落ちて損だからです。指先のひび割れなんて些細な傷ではありますが、結構痛い。痛いとそこが気になって作業スピード・集中力が落ちる→結果より大きな怪我に繋がるなんてスパイラルが発生したら最悪です。ですんで、予めちょっと注意すれば避けられる怪我には万全の対策を立てておく、コレ基本。ちなみに私が整理整頓にこだわっている大きな理由の一つもコレ。道具が散らばっていると時間のロスが発生するのは勿論ですが、どんな怪我をするか分からないので。まぁ、綺麗に片付いていると気持ちが良いというのは大前提としてあるんですけどね。

15/10/13(Tue)

油断していたら庭の柿がぐじゅぐじゅに熟していました。固い柿と柔らかい柿、どっちが好きかといわれたら迷わず柔らかい柿。柿はぐじゅぐじゅになるのを待ってからスプーンですくって食べるのが最上と信じる私ですが、いかんせん食べられる期間が短いのが難点。収穫してその辺においておくだけで自重で自壊してしまいます。今回も10個弱採れた熟柿を食べ切れそうにないので、思いついて柿羊羹に加工してみました。

レシピはクックパッド先生に相談。皮を剥いて種を除いた柿200gに対して水100ml・砂糖大匙3をジューサーにかけ粉砕。弱火にかけて寒天(量はパッケージを参照)を煮溶かし冷やし固めて完成。結果:失敗です。去年柿でジャムを作ったときも同じ理由だったんですが、柿ってこういう加工をすると何故か風味が飛びます。色は綺麗なオレンジ色で問題ないのですが、殆ど柿の味がしません。熱で飛んだという感じでもないんですが、何故なんでしょう…。干し柿を使えば良い結果になるような予感はするのですが、わざわざ干し柿にしたらもうそこで食べちゃえよという気になるんですよね。将来性が見えないので柿羊羹は1回で断念です。

15/10/12(Mon)

夏の残り香・素麺をやっと全部片付けまして、さて久しぶりに米だと思ったタイミングで嫌がらせのように秋田名物稲庭うどんを貰いました。350gパックなので70gずつ食べて5日分、誤差だと割り切ることにしましょう。うどんよりはむしろ冷麦に近い細さの麺なので、茹で時間も3〜4分とあっという間。5日間で食べ切ります。

うどんの食べ方はもうぶっかけ一択です。規定時間麺を茹で、よく水洗いしてからザルで水切りをします。そのまま皿に盛っても良いのですが、麺が細い稲庭うどんは絡まりやすいので、一口分ずつ素麺スタイルで玉にしながら盛っていきます。刻み葱と削り節をたっぷりふりかけ、生醤油を回しかけたものに気分で山葵をつけながら食べるのが最強。で、ぶっかけうどんにする際の鰹節は本節を削るというのがマイルールなので、久しぶりに削ってみました。

削りの腕が上がってる…。最近趣味の木工で鉋を使う機会が結構あって、刃の出し方が分かってきたのですよね。以前より明らかに削った節の美しさが上がってます。そして、やっぱり削りたての鰹節の美味さよ。手元に削り節があるとどうしてもそっちを使ってしまい、削りたての鰹節の美味さを半ば忘れていましたが、自分で削った鰹節と比べると、比べるのも可哀想なくらい削り節は香りのダシガラです。お金をかけてちょっと美味しい物が食べたいと思ったら、自分で削る鰹節は超オススメです。

15/10/11(Sun)

今日のメインは豚肉の生姜焼き。作ってみると分かりますが、アホでも出来る簡単メニューです。いくつかのポイントを抑えて作れば、誰でも美味しく作れます。買ってきた豚肉を食べやすい大きさに切り、醤油・味醂・生姜(今回は冷凍なので刻みました)を揉み込んでポリ袋で密封し、冷蔵庫で半日寝かせます。後は焼くだけなのですが、ここで注意。弱火でゆっくり火を通していきます。定番の強火でサッとをやると、肉が固くなる気がするので。炒めるというよりも、肉汁で煮る感じのほうが正確かも。途中で一度味をみて、調味料を適宜追加し味を決めます。

付け合せは千切りキャベツ一択。ただし、技量の限界まで細かく切るのがポイント。某うちの母のように幅3mmのキャベツを千切りと称して出されても、肉汁やソースが全く絡まずダメダメです。キャベツの千切りはとにかく細く・薄く切らないと千切りじゃありません。肉とキャベツを皿に盛り合わせ、お好みで七味を振って完成。材料費一人当たり150円も出せば、結構な大盛り豚肉の生姜焼きが作れて超お得です。

15/10/10(Sat)

私は餃子を焼く時に玉子焼き器を使います。四角いので並べて焼くのに丁度良いので。で、焼きながら思ったのです。四角い蓋があると便利じゃね?今までは一回り大きい丸い蓋を使っていたんですが、コレだと四隅に隙間が出来るし、はみ出た場所から水滴が落ちるしで密閉性に難があったのです。というわけで、早速四角い木の蓋を作成しました。作り方は簡単。玉子焼き器を覆うサイズの板を準備し、上下から1/5位の所に反り防止兼持ち手としての棒を接着固定するだけ。ですが、細かい所は結構こだわってます。

一番重要なのが板の裏表。木の芯に近かった方を下側にすることで、水蒸気を吸った時に両端が上に反るようにすると、固定の棒に食い込んで隙間が出来にくくなります。結構悩んだのが塗装。市販品は無塗装が多いですが、うちの場合この蓋を使うのは玉子焼きと餃子の時のみなので多くて月に3回といったところ。その頻度で無塗装だと絶対に黴がはえますんで、今回は塗装を施しました。構造自体は簡単ですが、切断面をパテ埋めしたり、着色・ニス塗りなど乾燥待ちの工程が多いので工期は1週間ほど。まぁでも、自分としては満足のいく出来ですね。

15/10/09(Fri)

最近ノートパソコンの調子が悪いのです。症状としては、しばらく使っているとファンがガリガリと異音をたてはじめる→それを無視して使い続けるといきなり電源オフ(特に気温が高いと顕著)。ハイ明らかに冷却ファン周辺に埃が溜まってますね。面倒臭いので先送りしてきましたが、流石にもう限界ということで、分解掃除しました。1. メーカーと型番で検索をかけて、分解掃除の先人を探す。私の場合は前回掃除する際に見つけたブログをプリントアウトしておいたので、これを使用。分解方法はメーカー・型番によって結構違うのであると安心。2. 埃をエアダスター(空気の出るスプレー缶)で吹き飛ばしながら分解していく。ファン周りは特に念入りに。3. ファンの羽根を本体から外しグリスを塗る。CPUとヒートシンクの間のシリコングリスも新品に交換。4. 組み直す。慣れればもっと早くなると思うのですが、私も人生数回目なので全工程40分。費用はエアダスターとシリコングリスあわせて500円ちょっとで異音は全くなくなり復活しました。環境によって全然違いますが、うちでは2〜3年に一度分解掃除しないと駄目っぽい。

私の経験上、ノートパソコンが寿命を迎える原因のトップはこのファンの埃詰まりだと思います。使っていると発熱するCPUを冷やすためにファンを回すのですが、この時に吸い込んだ空気中の埃が時間の経過とともに蓄積し、放熱効率を落すのです。今回もファンの出口にはフェルト状になった埃がベッタリ。で、ココに大人の事情と悪意を感じるのですが、ノートパソコンって一般人がファンを掃除できる構造になってないのですよね。今回も20箇所以上のネジ・一桁後半のコネクタを外さないとファンにはたどり着きませんでした。裏蓋の一部を取り外してファン周辺の掃除が簡単に出来るような構造にすれば、ノートパソコンの寿命は飛躍的に伸びると思いますが…やらないでしょうねぇ。ちなみに私が使っているのは2005年モデルのXP。YAHOOの画面にはXPエェ加減やめろや的なメッセージ(意訳)が出ますが知った事じゃありません。ブラウザ・メーラー・テキストエディタが使えれば十分の私には最新モデルなど必要ないのです。

15/10/08(Thu)

今日のメインは鰯のフライ。新鮮な鰯が1匹50円強と非常にお得だったのでコレ幸いと買ってきました。市販の鰯フライは腹側をつなげた状態で開いて揚げてますが、あれだと大き過ぎて食べ辛い&揚げ辛いので、家で揚げる時は3枚におろしてしまうのが私流。買ってきた鰯は何はともあれ軽く水洗いして鱗を流します。鰯は身も鱗も柔らかいので、神経質にとろうとすると身が傷みます。どうせ鱗は柔らかいうえに後で揚げてしまうので、外れかけた鱗を流す程度でOK。次に頭と腸を取り除き三枚におろします。身が柔らかい鰯は手でも十分開けるのですが、そうすると切り口が美しくないので、私はいつも包丁を使ってます。

定番・下味の塩胡椒は無し。どうせ後でタルタルソースをどっぷりつけるので、そんなものは不要です。小麦粉→卵液(卵1個に水大匙1を加えて緩めたもの)→パン粉とつけていき高温油で短時間にカリッと揚げれば完成。三枚におろした鰯は身が薄いので、火が通るのもあっという間。作業の合間にタルタルソースを準備。ゆで卵・晒し玉葱・パセリを刻んで混ぜ、マヨネーズで合えて胡椒を加えたものです。この揚げたて鰯フライに自家製タルタルソースをたっぷり塗って食べるともう、最高ですね。

15/10/07(Wed)

今日は昨日に続いて学習机のトップ部分の解体。木(可燃物)・金属・その他(プラスチック類)の三つに分類する必要があります。まずは電動ドライバーで見えるところのネジを全部外します。持ってて良かった電動ドライバー。コレがあるおかげで30分の作業が5分に短縮できます。木の部分は金属ネジと木ダボで組まれていますので、ダボの部分はゴムハンマーで叩いてばらし、規定のサイズに丸鋸でカット。面倒なのはライト(蛍光灯)の部分。蛍光灯とグロー管はまだ使えるので取り外して所定の収納場所へGO。後は構造を確認しつつ、部品を丁寧に一つずつ取り外し、金属orプラスチックに分類していきます。

こうやってばらしていて思うのですが、私だったらこんな机は買いませんねぇ…。当時はそれなりの値段がしたと思うのですが、プリント合板の本体はいかにも安っぽく、無垢の木と違って使い込んで生まれる味というものが全くありません。おまけに、引き出しなんかも組み込んだ学習机は大きいのです。自室にある本体部分もそれなりに愛着があるので迷ってはいますが、理性の部分では処分すべきだと思ってます。理想は無垢の木で机・引き出し・本棚がセパレートになっているもの。コレだったら成長した後も必要部分をばらして使え、しかもかさばりません。安い新品を買って一代で使い捨てるスタイルはあんまり格好良くないと思うのです。

15/10/06(Tue)

最近はめっきり軽トラを使うようになった父親が、珍しく普段殆ど動かさない自家用車で出かけていきましたんで、これはチャンス!とばかりにガレージの整理。壁にかかったスプリング式の古いマットレスと梁に乗った古材(柱・板あわせて20〜30位)がずっと気になっていたのです。スプリング式のマットレスはダブルサイズで激重。とりあえず広い空間までヒィヒィ言いながら引っ張ってきまして、カッターナイフで切り刻みます。表面の布地は簡単に処理できるのですが、問題はその下の発泡ウレタン層。かさばるのである程度の大きさで丸めて紐でまとめ、可燃ごみの袋に突っ込んでいきます。平面部はそうでもないのですが、角などはスプリングにしっかりと縫い止められているので結構大変。おまけに、長年放置していたので中に鼠がゴミを引きずり込んで巣を作っていて臭いが半端なし。ウレタンを縛って袋に入れる作業は通りがかりの母親を巻き込んで1時間弱。金属部分は後日軽トラで近所の廃金属業者に持ち込みます。

梁の古材の整理はそれに比べたら随分楽でした。あちこちに釘が出ているのでそれで怪我をしないように注意しながら地面におろし、一本一本状態を確認して使えるものと使えないものに分類。使えるものは板・柱など大まかに分類して所定の場所に収納。使えないものは疲れたのでその日はその辺に積み上げておき、後日適当な長さに切って野焼きします。私と妹の学習机のトップ部分を梁の上で見つけましたが、これは流石に一人では降ろせないので後日父親に手伝ってもらって片付けようと思います。趣味の木工、棒系は沢山あるのですが板系の在庫が尽きてきていて狙っていたので、丁度良かったです。

15/10/05(Mon)

今日のメインは秋刀魚。ただしこの秋刀魚、2匹で400円強ととってもお高いんです。母親曰く“食べたくなったから”だそうですが、私だったら絶対買いませんねぇ…。秋刀魚なんていう食べなくても別に支障ない食材を、高い時に無理矢理買ってくることはないと思います。とはいえ、今年は不良で秋刀魚が高いそうですから、私の流儀だと多分今年一杯秋刀魚は食べられません。別に秋刀魚にそこまで思い入れのない私はそれでも全然かまわないんですが…。

というわけで秋刀魚。秋刀魚と言えば塩焼きですが、塩焼きにするとなんだか負けた気がするので、私は基本的にやりません。秋刀魚を前に10秒ほど考えて、今回は竜田揚げにしました。頭と腸を取り除いた秋刀魚を3枚におろし、片身を4等分したらバットに広げてラップを張らずに冷蔵庫に入れ、しばらく(30分くらい?)放置して水分を飛ばします。後は片栗粉を軽くはたいて高温の油でサッと揚げるだけ。秋刀魚の身は薄いので、片面1分×両面も揚げれば十分火は通ります。むしろ揚げ過ぎ厳禁。中骨は尾鰭を切り落としてから4等分し、↑の本体を揚げ終わった油で低温でじっくり素揚げ。5分-5分位かけてさっくり柔らかく仕上げます。味付けはポン酢大根おろし。大根おろしは割と多目に準備。ザルに揚げて自重のみで軽く水気を切ります(押し厳禁)。ポン酢は醤油・酢同量に味醂少々を加え、鰹節と大根おろしを入れて冷蔵庫で寝かせてある物を使用。市販の物は味が尖っているので嫌いです。評価:さっくり上げた竜田揚げに大根おろしポン酢で不味く出来たらそっちの方が才能だと思います。

15/10/04(Sun)

今日の園芸はジャノヒゲの整理。ジャノヒゲ(リュウノヒゲ)と言われてピンと来ない人も多いかと思いますが、見ればアレか〜と分かる人も多いんじゃないでしょうか。尖った濃い緑の葉っぱで高さ5cm位、紫色の小さな丸い実をつける植物で、線状に植えてラインを作ったりするのが主用途のグラウンドカバーとしては非常に便利な植物です。が、生命力が強く旺盛に繁殖するのがむしろ欠点。放っておくと意図しないところまでどんどん広がっていくので、時々間引いて整理してやらないといけないのです。

今回手をつけたのは、家の東側の犬走り沿いに植えたジャノヒゲ(全長10m程)。いつの間にか幅が20cm近くになり、通路に圧迫感を与えるようになってしまったので、整理します。何はともあれ全撤去。跡形もなく全部抜きさります。必要な分だけ抜き去れば良いと思うかもしれませんがさにあらず。長年の放置で植わっているラインが地面より3cm程高くなってしまったので、ついでにココも修正しようと言う魂胆。高くなった土を撤去し、犬走りに沿って5cm程の太さで溝を掘ります。あとは撤去したジャノヒゲを適当にばらしながら植え直し、足で踏み固めて完成。と、アッサリ書いてますけど、1日1時間×2日と結構時間かかります。ですが実はコレでもまだ道半ば。道というからには端は当然左右に2箇所あるわけで、片方にだけジャノヒゲを植えている筈もなく…。まぁでも、道は随分スッキリしたので、個人的には大満足です。

15/10/03(Sat)

イカの塩辛完成。市販の瓶詰めの様な変な旨味がなく、どう考えても美味しい筈なんですが、ここで薄々気がついていたことを自覚しました。私、イカのワタの味があんまり好きじゃない…。ワタ煮を作ったときも何か違うんだよな〜と思ったのですが、どうもあのねっとりした味わいが駄目っぽいです。椎茸のように明らかに口に入れる事が出来ないというレベルではないのですが、好んで食べたくはない感じ。もったいないですが、今後はイカのワタは食材と思わないことにします。

全然関係ないですが、以前ここでイカを捌いた時にマチ針の様な寄生虫が出てきたと書きました。長さ5mm位のガラス状の針に白くて小さな丸い玉が付いていて蠢いている、明らかに怪しい物体。気になって調べてみたらコレ、寄生虫ではなく精莢というものでした。針が対象に捻じ込んでいき、丸い玉の中の精子を吐き出すというシステム。本体が死んだ後もしばらくは活動していて、繁殖への執念がすげーなと感心してしまいます。

15/10/02(Fri)

報道の爆弾低気圧押しで随分脅されましたが、そんなに大した事はありませんでした。風はちょっと強かったですけど、あの程度なら普通の台風でもザラにありますしね。地震報道もそうですが、もうちょっと精査しないと狼少年効果が出てしまうのではないかと。それはともかく、こういう天気の翌朝は庭掃除がちょっと大変になります。落ち葉がいつもの倍くらい落ちているので、労力も二倍…とは言いませんが、2割増くらいにはなります。

でも良い事もあります。苔の色が最高!うちの庭にはまぁ色んな植物が植わっていますが、私の中での重要度ランキングは群を抜いて苔。庭の真ん中にあるデカい黒松と苔、どっちかを諦めろと言われたら、迷うことなく黒松を伐る位。そんな私の愛苔ちゃん達が、最近雨が少なくてちょっと元気が無かったので、今回のはまさに恵みの雨。上に大量の落ち葉が散らばっていて、光合成確保のために一枚一枚手で拾わなくてはいけなくても、そんな事は問題になりません。

ちなみに私は部屋でも苔を飼ってます。苔に生えた雑草をむしっていると、往々にして苔が根に絡まって抜けてしまうことがあります。大体は元の場所に戻してやるのですが、その時にほんの少しこぼれた苔を貰ってきて部屋の素焼きの鉢に植えてやっていると、小さな鉢ですが苔の寄せ植えみたいになって良い感じなのです。世話は水と時々液肥をやるくらいでほぼフリー。10倍ルーペで観察していると時間があっという間に過ぎるので危険です。

15/10/01(Thu)

今日は久しぶりに食べたくなった春雨サラダを作成。惣菜コーナーでは定番の一品ですが、自炊をする人間の目からするとあんな馬鹿高いの買う気になれません。自分で作ったらコストは1/3〜1/4程度。所要時間もまぁ10分程度でしょう。絶対必要なのは春雨。これがないと話になりませんが、かなり大ぶりのタッパーが一杯になる量が100円弱で売ってますんで非常にお得。店売りでは必ず入っているハムは必須ではありませんが、あった方がそれっぽくなります。でもま、鮭の切れっ端を焼きほぐして入れてもそれなりの味になるので、他に入れるものがあればわざわざ買うほどの事はないかも。

野菜は冷蔵庫の野菜室にあるものを適当に。ただし、彩を考えると人参・ピーマン辺りの色の濃い野菜は欲しいところ。コーンの黄色が入ったりするととても良いですが、無ければ無いで。干しワカメを戻して入れると非常にそれっぽくなるので、あれば入れます。味付けは甘酢ベースで胡麻油・練り辛子でアクセントを加える感じで。ただしうちの場合、夏に漬けたラッキョウの甘酢が大量に(1リットルくらい)残っており、今回はもったいないのでそれを流用。というわけで今回の春雨サラダは、茹でて戻した春雨にハム・千切りの人参・ピーマン・玉葱とワカメを加え、ラッキョウ甘酢と胡麻油・練り辛子で味をつけたものになりました。大体残り物や半端物の再利用ですが、サッパリしていて結構美味いのですよコレが。

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