2017年2月

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17/02/28(Tue)

今回の趣味の木工は前回作った引き出しの足場。前回の引き出しは底面が地上15cm程の所にあり、重い物を入れた状態で無計画に引き出すと前に落ちてしまうのです。木工の道具なんて重いものばかりなんでコレはまずい。かといって何かを取り出すたびに引き出しごと全部引っこ抜いて別の場所に置くのは面倒ですし、片手で抑えながらもう片手で取り出すのも安全性の面で問題があります。というわけで、引き出したときに一時的に乗っけておける高さ15cmの足場となる台を作るのが今回のミッション。

構造は簡単です。天板をつけた四足の台。四足は互いに繋げて強度を確保します。塗装はなし。木ネジを使えば数時間で仕上げられる物件ですが、それだとつまらないので敢えてホゾ組みにします。ホゾ組みというのは材料の片側に四角い穴を彫り、もう片側をその穴にぴったりの形に削って組み合わせる方法。面倒臭いですが、どうやれば前回より精度を少しでも上げられるかを考えながら彫っていくのが超楽しい。今回からは新たに導入したドリルスタンドのおかげで随分楽になりました。キッチリ垂直に穴を彫れるこの道具、2,000円しなかったお買い物は実にお得でした。コレを使って深さ5mmでざっくり穴を彫り、その後ノミで細かく削って調整していきます。基本的には凹→凸の順番。彫った穴の大きさに合わせて印をつけて凸を削っていく手順です。穴は全部同じ大きさで彫ろうとはしていますが、なにぶん素人の手作業で鉛筆の線の幅くらいの誤差は出てしまうので、凸の大きさも厳密に計れば全部違ってきます。ですんで、全てのペアにアルファベットで符号を打って組み合わせを間違えないようにするのも地味に重要。とまぁこんな感じで、木ネジでガンガン固定していくのに比べると5倍くらいの時間がかかりますが、良いんです趣味なんで。

17/02/27(Mon)

今日は何となくコッテリしたものが食べたいねと思って冷蔵庫の在庫を眺めつつ麻婆豆腐に決定。豆腐は在庫があり、肉は通常挽肉を使うんですけどストックしてある冷凍豚肉で代用すればいいやとなれば、買い物に行かなくても材料が全部ある!ところで、うちの母親はこういう料理を作る際には必ず○○の素を利用する人です。今回の場合なら麻婆豆腐の素。でも、ああいう調味料って割高だし甘ったるいしで私は嫌いで使いません。それに前回はちょっと辛味が足りなかったら今回は鷹の爪増量してみる?などの試行錯誤のロマンがありません。そういうのは趣味として楽しくないので。

私のレシピは豆板醤と味噌・砂糖をベースに甘辛く仕上げ、山椒の粉を山ほど入れて風味をつけます。山椒の粉、とっとと使い切りたいのですよね。昨年鰻を食べるためだけに買ってきたのですが、鰻なんて年に何回も食べるわけじゃないので、当然のように不良在庫化してしまったもの。こういうのはその場のニーズだけじゃなくて使い切るまでの計画をキッチリ立ててから買わないと、台所がどんどんカオスになります。山椒の粉、使い辛いんですよね。先日は温野菜サラダにかけてみたのですが、同業他社の七味唐辛子に明らかに負けてます。その点麻婆豆腐は山椒の粉消費用途としては最高です。ただ、こってり過ぎてそんなに高頻度で食べたいとは思わないのが問題。まぁ、たま〜に作って麻婆豆腐丼にすると最高なんですけど。

17/02/26(Sun)

今日のメインは久しぶりにサバ。1本398円で鮮度も問題なさそうだったので買ってきました。これで〆鯖を作ると、小料理屋スケールで4皿分くらい作れるので非常にお得。やっぱり自炊は最強だと思わざるをえません。ただし〆鯖は結構面倒臭いです。3枚におろして砂糖→塩→酢の順番で〆ていき、皮を剥いて血合い骨を取り除いてから切って完成と刺身に比べるとかなり手間がかかります。私はこういう作業が好きなので全く苦になりませんけど、普通は外で食べた方が安いかも…。

あと、私が魚を丸ごと一本買ってくるときのモットーは“とにかくロスを少なく”なので、今回もガッツリ使い尽くします。背骨についた身&剥いた腹骨の皮がついていない部分の身はスプーンでこそげて玉葱と一緒に叩いてツミレ汁に。内臓からは白子と胃を摘出し、白子は蒸してポン酢に、胃は切り開いて中をよく洗ってからツミレ汁に合流。身をスプーンでこそげた中骨は軽く炙ってからツミレ汁のダシとして利用します。頭はカマを分離してからエラを取り除き、↑で残った腹骨の剥き身と一緒に蒸して身を取り鯖デンブに加工。丸ごと一本の状態を〆鯖に使う三枚おろしの状態にするだけだったら5分もあれば楽勝ですが、このように隅々まで使い尽くそうと色々小技を効かせると、20分以上かかってしまうので賛否両論。まぁ、私は嬉々としてやってしまうんですけど。

17/02/25(Sat)

私の食事にはサラダをつけるのがスタンダードなんですが、最近うちで供給過多気味の白菜はどう見てもサラダには向いていません。白菜を生でドレッシングかけて食べるなんてあんまり聞いたことありませんし。というわけで、最近はもっぱら温野菜サラダが主流です。使う野菜は白菜・水菜・大根・人参・ブロッコリーetc。どれもオーバーフロー気味で処理に困っているヤツばかりです。ある意味贅沢な話ですね。

葉物はざく切り、根菜は火が通りやすいように拍子切りが基本です。水炊きの残り汁があれば最高なんですがそんな日はレアなので、普通は湯を沸かして野菜に火を通します。クタクタにはせず基本歯応えが残るような茹で加減で。コレをザルにあげて水気を切ってから作り置きのポン酢を回しかけ、気分で七味を振って食べてます。温野菜サラダの利点は何といっても量を食べられること。ノーマルサラダならレタス1枚でもボウル一杯になってしまいますけど、温野菜サラダなら白菜2枚でも楽勝です。それにドレッシングの代わりにポン酢を使うとオイルカットにもなって一石二鳥です。

17/02/24(Fri)

私以外の家族2人が38度以上熱の出る風邪でダウンしてしまったので、私も感染するのは時間の問題。ですが、大人しくかかってやったりはしません。出来るだけ足掻きます。とりあえず手っ取り早いのはうがい・手洗いの励行。トイレに行く度に手洗いは今まで通りですが、ここにうがいを追加します。数えた事ないんですが、大小合わせて1日に5回くらいは行っていると思うので、うがい手洗いもその回数だけ。あとは長時間(30分以上)2人と同じ空間にいた場合もうがい。

そして割と重要なのが睡眠時間の確保。元々私は睡眠時間を長く取らないと動けなくなる質なので結構ガッツリ寝ているんですが、今回はそれにも増してキッチリ寝ます。今までの経験則上、風邪予防にガッツリ睡眠はかなり重要。最後に風邪薬。40年以上生きていると、あっヤバイ、というのは感覚的に分かります。そういう危険な兆候を少しでも感じたら市販の風邪薬を服薬。うちはルル派で、ルルは食後に大人3錠が基本のところ1錠だけ予防的に服薬します。風邪をひくと時間と金の多大なロスなので、気合でこの危機を乗り切りたいと決意を新たにしています。

17/02/23(Thu)

ここ一ヶ月くらいディスクグラインダーを買うか否かずっと悩み中。床置きのはあるんですが、手持ちの方が汎用性が広い気がするのです。色々と脳内シュミレーションしてみてもそんなに使用頻度は高くないんですけど、あったら便利!と切実に思う時がちょいちょいあるので、これはもう買ってもいいんじゃないかと。ちなみにAmazonで送料無料3,200円。近所のホームセンターでは同じものが4,000円なので価格的にも悪くない。

まぁ、値段だけを見れば余裕で買えるレベルなんですが、買っても結局使わず棚ざらしになるのが死ぬほど嫌。コレはたとえ10円の買い物でも一緒です。糸井重里がどこかで、“50円を無駄遣いできる人は沢山いるけど、50円玉を橋から投げ捨てられる人はほとんどいない”的なことを書いていたのがすごく記憶に残っています。3,200円の無駄遣いは簡単に出来ますが、千円札3枚に火をつけて灰にし、100円玉2枚をグラインダーで磨り潰すのはなかなかできません。私、買い物に当たってはいつもそういう気持ちでいるので、周囲からはドケチだと思われているのかも。

ちなみに次点で欲しいのはベルトサンダーでこっちは2万円弱。少々値の張る欲しいものができると手元の欲しい物リストに書き込んで最低数ヶ月眺めてます。こうすると衝動買いはなくなりますし、仮に結果的に棚ざらしになってもまぁ、割と納得できるので。

17/02/22(Wed)

今日の夕食メインは水炊き。こういう鍋物に関してはこだわりのある人が多いと思いますが、私のモットーは“水炊きはシンプルに!”。小難しいことは考えずにとにかくシンプルに作ります。水炊きの準備は半日前から。夕食に水炊きを作ると決めたら、昼食後に土鍋に水を張って昆布を放り込んでおきます。この方が直前に入れるよりもずっと良いダシが出る(気がする)ので。あと、今回のように冷凍ホタテを使う場合は解凍も。凍っていてもどうせ熱湯に放り込むんだから関係ないじゃないかとは思うのですが、やっぱり気分で。最後に大根の真ん中に菜箸で穴を開けて鷹の爪を突っ込んでおきます。いわゆる紅葉おろしの準備。直前に突っ込んで鷹の爪に十分水分が回っていないと、おろしている最中に外れてしまうのでコレも必須。

具は鶏モモ肉・ホタテ・大根・白菜の4品。大根は皮を剥いて薄めの拍子切り、白菜は軸と葉を分けてざく切りにしておきます。薬味は紅葉おろし・刻み葱・刻んだ柚子皮の3品。柚子皮はシーズンに大量冷凍しておいたものを使います。後は適宜火を通して食べるだけ。個人的にはホタテは要らないんですけど、まぁ好きな人もいますよね。今回は野菜が少し残ったので、翌日追加の水菜と一緒に火を通してポン酢で温サラダに。汁は定番の卵雑炊に。汁も結構な量があったので使い切るのに二日かかってしまいますが、まぁそれも水炊きの醍醐味です。

17/02/21(Tue)

風呂場で使っている日本手ぬぐいが寿命を迎えました。いつものように絞ったらビリッと良い音がして縦に避けたので。無理をすればまだ数ヶ月は使えますが、繊維が全体的に脆くなっていると思われるので、ここでお役御免にします。毎日使って3〜4年もつんだからコストパフォーマンスは結構良いのです。長持ちさせるコツはズバリ、両端を持って引っ張らない事。背中を洗おうとするとこの動作をしたくなりますが、コレは手ぬぐいの寿命を劇的に短くします。背中を洗う時は片手で持って腋の下から。

で、寿命を迎えた手ぬぐいは第二の人生?に突入します。ウェスにするのが一番手っ取り早いんですが、今回はハタキを作成。実は今回で3本目。自室用→台所用ときて、今回は高所用です。今時の掃除でハタキなんて一般的じゃありませんが、あると凄く便利なのです。高い所の埃をはたき落として箒で集める私の掃除スタイルにぴったりマッチしています。で、今回作るのが天井〜壁の高い所専用の柄の長いハタキ。今までは普通のハタキを椅子に乗って使っていましたが、専用ハタキがあった方がいいのは当たり前なので。構造は従来のと一緒ですが、唯一柄を1.5m程度と長くとります。

手ぬぐいでのハタキの作り方はネットで簡単に調べられるので、興味のある人はググって下さい。文章だけだとちょっと説明しづらいのですよ。天井周辺って掃除する機会があんまりないので結構汚れています。特に天井の角とか、蜘蛛の巣と埃が合体して大変な事になっている場合も…。長柄のハタキ、かなり便利です。

17/02/20(Mon)

この時期になるとミカンが安いので箱買いして少しずつ食べてます。ところで、箱で買うとどうしても傷んだ個体が出てくるのです。出荷する方も精一杯検品しているとは思うのですが、出荷時は軽く当てた程度で外見からは判断できない傷だったのが、買ってしばらくすると腐って黴が生えてくるというのがよくあるパターン。買った箱のまま置いておくと蒸れて傷むのが早まりますんで、広いザルに移して風通しをキープしつつ時々転がして傷んでないかチェックするのが吉。

それでも傷んでいるのは出てくるわけで、そういうのは二つに切って庭木の枝に差しておくと、今の時期ヒヨドリとかメジロが喜んで食べてくれます。毎年、専用の餌台を作って観察しやすい所に置こうと思いつつそのままになっているんですよね。まぁ、そのうちに。ちなみにヒヨドリは結構乱暴なので、餌を置く場所を考えないと酷い目に遭います。糞はそんなに問題じゃありません。ツバメの糞はベットリ白くて汚い!って感じですが、今の時期の野鳥の糞は黒くてかさかさしているので触るのもそんなに抵抗感はありません。ただし、周囲の木の枝葉を落としまくりなのが面倒。餌を差してある枝だけじゃなくて、その周囲の枝にも止まりますんで、高くてあんまり手入れが出来ていない&枯れて脆くなった枝や葉っぱが大量に落ちてきます。そして掃除をするのは私。まぁ、これも見方を変えれば田舎暮らしの贅沢ってやつなんでしょうが。

17/02/19(Sun)

今日のメインは某所動画に触発されてオムライス。正直あんまり作らないメニューなんですけど、たまにはいいかなと思いまして。中はチキンライスがスタンダードですが、鶏肉をわざわざ買ってくる程の事はないので、サラダ用にと買ってあった切り落としお徳用ハムを流用します。これと荒微塵に刻んだ玉葱1/4個が具。油をひいたフライパンで潰したニンニクを泳がせて香りを出した後で玉葱投入。玉葱が透明になって火が通ったら、ハムとご飯(玄米)を入れます。ご飯のダマを潰しつつ火を通して行き、頃合を見計らって塩・ケチャップ・胡椒で味付け。平皿に取り出して山にしておきます。

卵焼きの方は、卵2個に塩と牛乳少々。これをよくかき混ぜてから、温めに温めたフライパンに流し込みます。弱火で少しずつ加熱しながら固まった卵をへらで真ん中に寄せ、液体部分を周囲に流す作業を何度か繰り返し、えぇ感じで半熟になったところでご飯に乗せ、ケチャップをかけて完成。初めてなんで卵をご飯に乗せるところで少し破れてしまったのが惜しいですが、味は上々。毎日食べたい味ではありませんが、月一の準レギュラーくらいなら任せられるかな、位のポジションにはなりそうです。

17/02/18(Sat)

今回の趣味の木工は、前回作った引き出しの台。引き出しの底面は地上20cm弱の場所にありますんで、重い物を入れた状態で引き出すと手前に倒れてしまいます。それを防ぐためのつっかい棒的な小さな台を作るというのが今回のミッション。縦横高さは150mm×300mm×170mm程度の小品で、見栄えに気を遣う必要もなく塗装もしないので、楽な一品ではあります。

こういう物を作るときの私のモットーは、“ギリギリの材料で作る”です。たとえば足四本も、長い一本の棒を同じ長さでカットすればすぐに部品が出来ますが、そうはしません。これまで溜め込んだ木っ端の箱から同じようなサイズのものを探し、サイズを合わせて使います。こうすると手間はものすごくかかりますが、木っ端の処分になるうえに技術も上がると一石二鳥。具体的には20mm×20mm×200mmの棒を4本作るために、それに近いサイズの棒切れを集めてきます。長さの調整は簡単ですが、面倒臭いのは20mm×20mmの方。探してきた棒は25mm〜30mm角ですんで、これを削っていきます。まずはどれか一面を選んでカンナでキレイな平面を作ります。そして反対面をノコギリで薄く削いで21mm前後にしてから残りの1mmをカンナで削って完成。残りの2面も同様にして20mmの角棒に仕上げます。

カンナで削るのも面倒臭いのですよ。マニュアルには木目に沿って削れなんて簡単に書いてありますが、途中に節があると削れないのでカンナの刃を極薄く出して少しずつ削ってやるとか、もっと酷いのは同じ面なのに木目が始まりと終わりで逆転していると前後ひっくり返して削ってやらないといけなかったりとか。そして何より、基準面と平行に削って20mm角の正方形を作るのがちょー難しい。結果所定の1時間かけて足4本を作るので精一杯。まぁ楽しいんですけどね。

17/02/17(Fri)

久しぶりに趣味の木工で使う道具をAmazonで購入。1. トリマーの付属品でテンプレートを使って作業する際に使うパーツ。片手に乗るサイズでプラスチックの単一成型の部品なのに、2,000円弱という強気過ぎる値段設定に随分悩みましたが、コレがあると出来る作業の範囲が一気に広がるので思い切って買いました。2. ドリルスタンド。ドリルを垂直の下ろすための補助具。やった事がない人にはピンとこないと思いますが、手持ちのドリルで正確な垂直穴を開ける事はほぼ不可能です。ドリル本体という複雑な形の障害物を通して上からドリルビットを見下ろしながらの作業では、垂直な穴は開けられません。30mm厚の板を貫通する穴を開けて上下の誤差が1mmなんてザラ。用途によってはコレが悩みのタネだったので、買っちゃいました。こういう製品はピンキリですが、安くて機能が非常に制限されているシンプルなものでこれまた2,000円弱。ボール盤があれば全て解決なんですが、そこまでは…。

3. 最後はおまけで貼る定規、400円。これは文字通りテープ状になった定規で、自作の冶具に貼って作業効率のupに繋げます。これは前々から欲しかったのですが、Amazonでは2,000円以上購入しないと買えない枠だったのでチャンスを狙っていました。今回だと欲しかった順番をあげれば、3>2>1となります。まぁ、1も結構欲しかったんですけどね。

この前趣味の木工中に訪ねてきた叔父と話して二人で合意したんですが、趣味の木工で一番頭を悩ませるのは“どこまで道具を買うか”って事だと思います。ノコギリ・金槌・ドライバー、そんな基本的な道具は買って当然ですが(そもそもいつの間にか家にある場合も多い)、世の中には用途は極めて限られているけどその作業をするのなら超・便利という木工道具が山ほどあります(シイタケの原木栽培で種駒を打ち込む穴を開ける専用のドリルビットとか)。そういうのを買っても一回しか使わずにお蔵入りなんてザラ。でも、人によっては買った方が良い場合も当然あるわけで…。どこまで特殊な道具を買って、どこからは汎用道具で何とかするか、その線引きが趣味の木工では本当に難しいと思います。私はなるべく汎用道具で何とかしたい派ですが、それでもやっぱり専用道具のほうがキレイで時間もかかりませんしね。

17/02/16(Thu)

今日のメインは子持ちガレイの煮付け。冷凍子持ちガレイの切り身は東京時代にもよく利用した食材で、切り身一人分が100円程度で手に入るお値打ち品です。煮るだけなんで調理も簡単ですし。煮魚といえばうちでも亡くなった祖母がよく作っていましたが、子供ながらにあんまり美味しいとは思いませんでした。今になって煮魚の基本レシピと比べると、祖母の煮魚は煮汁が薄い&多いという致命的な欠点がありました。ひたひた3割り増し位の煮汁で煮るんだからそりゃ味もボケるでしょうて。

というわけで私の煮魚。醤油・味醂・酒・砂糖をそれぞれお玉1杯(50ml)ずつに冷凍ストックしてある生姜を一切れ。これをフライパン(鍋だと底面積が足りない)で沸かしまして(コレで煮汁の量はフライパンに入れたカレイが半分ほど浸かる状態になります)、沸騰したらカレイを投入。コピー用紙をドーナツ型に切った落し蓋と吹き零れないように普通の蓋を少しずらした状態で乗せ、強火のままで5分。火を落として半日放置した後、再点火で温めてコピー用紙を取り除きます(温めないとコラーゲンで皮にくっついて剥がれない)。身だけ取り出し、煮汁はそのまま半分まで煮詰めて合流・完成。煮物はコトコト煮るのではなく一旦冷やす事で味を沁み込ませるので、半日の放置過程は必須です。個人的にはすぐに手に入る魚の中ではこのカレイが煮魚では一番好き。ご飯に合うんですよね、コレ。

17/02/15(Wed)

今日の趣味の木工は、ホームセンターに引き出しの底板に使うベニヤ板を買いにいきました。4mm厚の600mm×900mmで約600円。この板の3/4を使えば引き出し3個分の底板がとれます。一個分150円と考えても高いんだか安いんだかよく分かりません。ちなみに取り付けは、側板の底に木ネジで固定するのが一番楽なんですけどそれだと面白くないですし、ネジ頭がスライドの邪魔になるリスクもあるので、側板の下から5mmの位置にぐるっと幅4mmの溝を彫ってベニヤ板をはめ込む形にします。側板4枚の固定は木ネジを使うので偉そうな事は言えないんですが、なるべく木ネジは使いたくないですしこっちの方が強度も上なので。

お寺の建築解説の番組なんかを見ていると、釘を一本も使っていませんと得意げに言うのは定番で、個人的にはしゃらくせぇと思っているんですが、古い材を解体する際に釘が錆びまくって周囲を汚染している様子をまま見ると、あんまり釘(木ネジ)を使いたくなくなります。まぁそこまでいくのに数十年は必要なんで、割り切れば無問題なんですけど。

ちなみに側板への溝彫りは真ん中に穴を開けた自家製の専用テーブルの裏にトリマーを固定し、穴から刃を数ミリ出した状態で板を滑らせて加工していきます。とりあえずネットを参考に見よう見真似でテーブルを作ったのですが、使い込んでいくうちにここをこうすればもっと精度が上がるかも…という改善点が多数出てきたので、こいつも近日中にバージョンアップせにゃなりません。私は職人じゃないので、ノコギリとカンナだけで精度を出そうなんてサラサラ思ってません。道具に頼って簡単に精度が出るならそれで十分。というか、精度が下がる仕組みを分析し、それを防ぐための道具の工夫・改良がまた楽しいんですよ。

17/02/14(Tue)

今日も昼食はやっぱりお好み焼き。キャベツのシーズンになると、1食で150gを消費できるお好み焼きは超貴重。サラダだと他の野菜もあるので30gも千切りにすればキャパオーバーになってしまいます。ところで、世の中ではなぜか毎日同じメニューを続く事に対して、結構なタブー感があるように思います。昨日と同じものを出しては駄目、昨日の残りを出す時はちょっと手を加えて見た目を変えて、みたいな感じ。コレって一体何なんですかね?私の場合、昼食はほぼ固定です。今の時期ならお好み焼き。夏になると月単位で素麺。それ以外の時期はパスタ。内容は季節によって変わりますが、サラダは通年で。

特に自宅で野菜を作っていると、メニューは固定しがちになります。スーパーにいけばいつでも多種類の野菜が並んでいますけど、畑の野菜は季節があります。収穫の時期には食べきれないほどあるけど、その他の時期には全くないというのがデフォ。少し前までは大根が毎日食卓に登ってましたけど、今は一段落しています。そしてあり余っているのがキャベツ。そのキャベツを少しでも無駄にしないためのメニューが毎日のお好み焼きです。毎日同じメニューの弊害ですが、特にありません。飽きないかと訊かれることがありますが、私はそういうのに耐性が高いらしくて全く飽きません。そんなものだと割り切れば、通年でお好み焼きでも素麺でもパスタでも全然平気。ぶっちゃけ、腹八分目を心がけてお昼にお腹が減るようにしておけば、何だって美味しいのです。食事メインはご飯じゃなきゃとか、味噌汁とお漬物は必須とかそういうの一切ありません。だからこそ、日々のメニューの組み立てが異常に楽なんですけど。

17/02/13(Mon)

最近山陰では大雪らしいですが、この辺も結構寒いです。具体的にいうと、日が落ちると自室の室温は5度前後。かなり寒いんですが、相変わらず暖房器具は使ってません。知人友人にはそんな部屋で暮らしてたら凍死すんじゃねーの?と心配されますが、意外に大丈夫です。それなりに部屋着を着込んでいれば、室温5度前後は快適温度帯に過ぎません。

フローリングの床には自分が座る場所だけアルミの蒸着マット(アウトドア用)を敷き、その上に座布団を敷いてます。腰の周りには就寝時に使うアクリルの分厚い毛布を巻きつけ、膝の上には小さなアクリルの膝掛け。コレで室温5度でも普通に大丈夫。衣類で重要なのが、ネックウォーマー・指無し手袋・靴下の三点セット。これらは末端部を温めるという意味意外にも、大きな血管が皮膚に近い所を保護する事で冷えた血液を全身に送らないという重要な役割があります。居間の様に暖房&コタツのコンビネーションは確かに暖かくて快適ではあるんですが、何となく自室でやろうとは思わないんですよね。

17/02/12(Sun)

今回の趣味の木工は、道具棚として使っている古い木の棚の改造。この棚、最下段に横三列の引き出しがついているのですが、全く使っていません。というか、底が抜けたり側面の板が外れたりして引き出しとして使える状態じゃないのです。今まではこのスペースは全く無視して使っていましたが、それももったいないかなと思い有効活用のためにこの最下段引き出しスペースを改造する事にしました。改造の指針としては1. 現行の引き出しをバラす。この引き出し、長年の放置で鼠に齧られたりゴキブリの糞&卵がついていたりと散々な状態ですが、厚さ5mmでそれなりの広さのある無垢の薄板は貴重。割れないように丁寧にバラします。鼠の齧り跡はカットしだいでどうにでもなりますし、ゴキブリ関係は丁寧に拭けば無問題。分解は固定してある釘を抜いていくのが一番なんですが、錆び過ぎていてとてもじゃないけど無理なので、基本木槌で叩き壊します。ただ、こまめに当て板をして衝撃が一箇所に集中して板が割れないように細心の注意を払いながら。2. 取っ手の金具を外します。今後使うかどうかは不明ですが、緑青の浮いた良い感じの金具なのでキープ。

3. 新たに引き出しを作成。底板はベニヤにダウングレードし、深さも今までの15cm程度から5cm程度のごく浅いものに変更します。深いと視認性が悪くなって使い切れないのですよね。外からの見た目は悪くなりますが、良いんですどうせ道具棚だから。4. 手前に支えの低い台を作成。この引き出しには機械工具系の割と重量のあるものを入れる予定なので、引き出したときに手前に落ちないように引き出しの底面と高さを合わせた低い台を作ります。3ついっぺんに開ける予定はないので、台の幅は引き出しひとつ分で。今回は丁寧な表面処理&塗装が一切ないので規模の割には早く終わりそう。2月いっぱいはかからないですね、きっと。

17/02/11(Sat)

今日のメインは水餃子。私が子供の頃、家で餃子といえば焼き餃子一択でしたが、今では冬は水・夏は焼きという住み分けが一般的になっています。焼きの方がジャンクな味になるので汗をかく夏場には焼きが、寒い冬には水が向いているんじゃないでしょうか。私の餃子のレシピは簡単。餃子の皮のパッケージには必ずレシピが書いてあるので、その通りに作ります。ただし、具の量はレシピの2/3で。経験則上レシピどおりに作るとパンパンの餃子になってしまいます。餃子はどっちかというと小麦粉の皮が主役だと思うので、うちの餃子は具少なめ。

以前は餃子作りで野菜を刻むのがかなりの時間と労力を〆ていましたが、去年フードプロセッサーを購入したのでいきなり楽になりました。洗い物の手間は増えてしまいましたが、刻む手間と比べてもそんなに大した事はないので収支はプラスです。メインの野菜はキャベツ派・白菜派があり、どっちもそれぞれ美味しいんですけど、私はどちらかというと白菜派なので、今回も白菜を採用しました。あと私のこだわりとして包み方は敢えてひだ無しで。ひだをとると格好はいいんですけど火の通り方が不均一になってつるっとした喉越し感が僅かに損なわれるような気がします。そして最後の味付け、醤油は使いません。酢とラー油(自作)のみ。醤油はそれ自体強い味なので、餃子の野菜や肉の味を消してしまう気がするのですよね。まぁこの辺は完全に好みですけど。

17/02/10(Fri)

ハーブ乾燥箱がやっと完成し、塗装工程突入。塗装は一回の時間が短いのと、筆を洗うのが結構面倒臭いのとで、色々まとめてやろうとついでの小物を色々作っていたら一月以上経ってしまいました。レジ袋を入れている箱をレジ袋大・レジ袋小に区切るための仕切りとか、冷蔵庫の扉収納の中で小さなバニラエッセンスの瓶が倒れないためのトレイとか。そんなのをまとめて塗装中です。

私の塗装は基本的に5回塗り。コストとか考えてないので、出来るだけ丁寧にという結果がコレです。内訳は着色3回・塗膜2回。着色は1回塗りでOKという売り文句のポアステインという木用の水彩塗料を倍に薄めて3回塗ります。1回だとどうしてもムラが出てしまうんですよね。木は塗る前に十分サンドペーパーで均しているんですが、水をつけると表面が毛羽立ちます。ですんで、一回塗るたびにサンドペーパーをかける必要があるのが面倒臭いです。まぁ、毛羽立ちの程度はどんどん落ち着いていくので、最後の方は削るというよりもサンドペーパーで表面を拭くという感じになりますけど。やっとハーブ乾燥箱が終わりそうなので、次回構想は作業スペースの改造。前回の改造からしばらく時間が経ち、また改善点が見えてきたので。趣味の木工はエンドレスです。

17/02/09(Thu)

八丈島冒険団というYoutubeチャンネルでとりあげられていた水団が美味しそうだったからという単純な理由で、今日のメインは水団に決定。ただし、共通しているのは小麦粉を練って入れるという点だけで、味付けは全然違います。うちのは豚汁に水団を入れたもの。作り方は簡単。解凍した豚コマ50gをフライパンで炒めて火を通し、鍋に移して人数×250mlの水を注ぎます。使ったフライパンを洗いながら注ぐとなお良し。昆布1枚を加えてありあわせの野菜を適当に切って入れ、火が通るまで軽く煮ます。今回の野菜は人参・大根・玉葱・ブロッコリー。

火が通ったら40%の加水をしてよく練った小麦粉(今回は小麦粉50gに水20ml)を小さく丸めながら落としていき、最後に味噌で味を決めて完成。お椀によそって葱を散らします。感想:普通に美味い。戦時中は食糧不足でやたらと不味い水団が主食とされていたようですが(無出汁・加水率激高でべちゃべちゃ)、今風にキチンと料理すれば水団は普通に美味しい料理です。材料費もバカみたいに安くてしかも作り方も簡単。もっと評価されてしかるべきだと思いますよ、水団って。

17/02/08(Wed)

愛用しているサラダドレッシングがなくなったので追加で作成。ドレッシングなんて基本的には塩・油・酢があれば出来ますし、追加食材によってはどんな風味にも簡単に変えられるので、バカ高くてやたらと甘ったるい市販品を買うことはありません。ドレッシングの基本は油:酢を3:1でそこに塩を適量、これだけ。ボトルに入れて油と酢が分離している状態で見ると油が相当多いように見えますけど、大した量を使わないのでこれでも別に問題はありません。使うときによく振って乳化させてから使うのがポイントです。塩は結構多目。酢100mlに対して小匙2杯程度は使ってしまいます。これもかなり塩辛いですが、別にドレッシングを直で飲むわけじゃないのでこの位が適量です。油はオリーブ油とサラダ油を1:3で使用。オリーブ油だけだとコスト的に勿体なくて…。美味しいんですけどね。

野菜はその時にあるものをたっぷりと。近所の農家の人が出荷できない規格外のトマト・キュウリをよくくれるので、季節はずれだなーと思いつつも入れてます。あとは自分ちの畑で採れた水菜・キャベツに安売りで纏め買いした玉葱あたりがレギュラーメンバー。もっぱらサラダボウルに転用している大ぶりの汁椀に山盛り一杯が一食分。これくらい食べないと供給過多になってしまいますし、サラダなんてふわふわで実体積無いに等しいですから、これだけ食べてもカロリー的には全然大した事ないはず。

17/02/07(Tue)

今回の趣味の木工の仕切り作りでは、それまで蓋として利用していたベニヤ板を撤去し、それを再利用して仕切り板に再生する予定でした。しかし作業を始めてみるとベニヤ板使えねー。古くて接着剤が劣化しているってのが大きいとは思うのですが、ノコギリで切っていくだけで結構剥離します。長さの微調整も超・面倒。普通の木材で木目に沿っているのなら、カンナを使ってすぐに0.5mm単位まで揃えられますが、ベニヤ板は層によって木目の方向が違うのでカンナがかけられません。そうするとヤスリを使うしかないのですけど、ヤスリをかけるとその上下運動で更に剥離が進むという袋小路。極めつけはリューターで溝を彫ろうとすると周囲もバリバリ剥がれていきやがります。うーん、ベニヤは金輪際、趣味の木工で使うのはやめよう…。使うとしても側面に溝を彫って箱の底に組み込むなどの極限られた用途か、ドリルで穴を開ける時に出口にクランプ固定してバリが出ないように捨て板にするとか、その位ですかね。

初期は結構使ったんですよ、ベニヤ板。板状になってるってのは、それだけで汎用性が広いのです。特にベニヤ板は厚さが4mm位しかないので非常に使いやすい。無垢の板はそんなに手持ちがなくて、おまけに厚さも6mm〜となっていたり、元々天井板として使われていたために噛み合わせの目的で左右で厚さが違っていたりとちょっと使い辛いのですよね。ただ、無垢の板は遠からず枯渇しそうなのでその時にどうするかってのは頭が痛い問題です。まぁ、まだ発生していない問題に頭を悩ませるのは時間の無駄ですけど。

17/02/06(Mon)

今回の趣味の木工はレジ袋箱の微改造。趣味の木工を始めて3年位?身の周りで必要なものは大体作ってしまったのですが、初期に作ったものの中には使い続けるうちにここはもうちょっとこうした方が良いんじゃね?的な場所が出てきます。今回はそんなレジ袋箱の微改造。現行では仕切りも何もないただの箱に透明なレジ袋小を突っ込んで食器棚の隣においているんですが、料理をしているとレジ袋大が欲しくなる事が結構あります。そういう時はかなり遠くのレジ袋大箱まで取りにいっていたのですがこれが面倒臭くなりました。そこで、レジ袋箱に仕切りを作って2分割し、前に袋小・後に袋大を入れれば楽が出来るんじゃないかと。

仕切り構造は単純で、箱と幅を合わせた2枚の板をT字を天地逆にしたような構造に組み、箱の中にセットするだけ。大-小の最適な割合が分からないので固定はせず、とりあえず目立たないようにビニールテープで仮止めして運用します。ただし、単純に2枚の板を組み合わせただけの仕切りにも手抜きはしません。幅・高さは0.5mm単位でキッチリとあわせ、2枚の板の接合部分には溝を彫ってかみ合わせ、90度を維持するために三角形の補助板をこれまた溝を彫って組み込みます。10cm角に満たない小品ですが結構精密。次回作にボロボロになった8本組みドライバーセットのケースを予定しており、その練習も兼ねてたりします。

17/02/05(Sun)

今日の夕食メインはこの前テレビでとりあげられていたのを見て久しぶりに食べたくなった、宮崎鶏南蛮。普通に考えると、甘酢かタルタルソースのどっちかをつけて満足してしまうものだと思うんですが、それを両方つけようと最初に考えたヤツは凄いと思います。唐揚げの油っこさを甘酢でサッパリ中和しつつタルタルソースで旨みをプラス、天才です。まぁその分、カロリー的には相当やばい事になってますけど。

揚げ物って面倒臭いと一般家庭では敬遠されがちですが、私は割と気軽に揚げ物をします。そんなに面倒臭いとは思わないんですよね。鍋はいつも炒め物に使っている鉄製のフライパンを使い、油は10分くらい冷ましてから茶漉しを通して使用済み油専用の容器へ流し込みます。これは後日少しずつ炒め物などで使用。フライパンはササラを使って流水で流して終了。錆びるので洗剤やお湯は使いません。ホラ、簡単。どこに面倒臭がる要素があるのか、サッパリ分かりません。ただ、あんまり揚げ物続きだと健康面で心配なので、使用済みの油が炒め物などでなくなるまでは次の揚げ物はしないというのがマイルールとなっています。

そんなこんなで私の作る宮崎鶏南蛮。あんまり特別な事はしません。買ってきた鳥モモ肉は大きめのぶつ切りにして塩ニンニクをすり込み半日放置。その後片栗粉をつけて揚げてから甘酢(自作)にドボン。15分ほど放置して味を馴染ませてからタルタルソース(自作)をたっぷりつければ超美味しい。ちなみに、唐揚げだからといって唐揚げ粉なんて使ったら鶏の味が台無しになるのでここは絶対に片栗粉です。小麦粉という流派もあるのでそっちでも大丈夫ですが、それ自体に味がつきまくりの唐揚げ粉は駄目・絶対。

17/02/04(Sat)

この前テレビで昼食はワンコイン500円というサラリーマンが出ているのを見て思ったんですが、自炊の場合は原価計算ってどうやるんですかね?たとえば最近昼食のメインに食べているお好み焼き。小麦粉40g(キロ130円×0.04=5.2円)、卵1個(10個200円×0.1=20円)辺りまでは簡単ですがその後が難しい。塩・鰹節は一回に使う量が極めて少ないので、真面目に計算するとほぼゼロになってしまいます。たとえば塩はキロ90円×0.003=0.27円とか。

それはまだ計算できるとして問題は自宅で採れたものや、自分で作ったもの。キャベツ・葱は自作ですが、当然苗は買ってきてますし施肥や草むしりなどのもしてます。その苗代や人件費をどうやって計算したらいいのかサッパリ分かりません。紅生姜・燻製豚・天カスなんかは自作してますけど、これらの材料費・手間賃はどう計算すればいいんでしょうか?自分で作ってるんだからゼロだろうってのは私の労働が正当に評価されていないですし、外食と比べる際にもフェアじゃない気がします。今回のお好み焼き(直径20cmの結構大きいサイズ)だと、計算が簡単な部分だけとりあげると1枚26円弱。そこに諸々加わって、多分100円はいかないと思うんですが計算できません。まぁ、自炊がべらぼうに安いってことだけは確かなんですけどね。

17/02/03(Fri)

今日の趣味の木工では直径6mm・長さ80mmのボルトを50mmに切り詰める必要があったので、双頭グラインダーを出してきたのですが、使う前に整備しようという事になりました。このグラインダーは亡くなった祖父が50年ほど前に買って使う→少なくとも20年以上納戸に放置されていた代物で、回転こそ問題ないですが、削る材料を一定の角度で当てる冶具はじめ周辺機器はことごとく錆びついて動かなくなっているし、全体に埃まみれで酷い状態。今まではそれに目をつぶって使っていたのですが、ここらで一回ちゃんと整備しとこうとまたもや寄り道決定。ちなみに50年前のこういう道具は本当にガッチリ作られているので、整備して使えば現行品と全く遜色なかったりします。

1. 何はともあれ全体をブロワーにあてて、隙間に入り込んだ埃まで強風で吹き飛ばしてしまいます。ブロワーがなければピンセットなどを駆使した作業になると思われるので、本当にブロワー様々です。2. 削り口などに潤滑油と削りカスが融合した歯石状のものがガッツリ固着しているので、刃金とハンマーを使って少しずつ叩き壊していきます。3. 錆で固着したネジやパーツに556を吹き付けてしばらく放置した後、少しずつ動かして556を浸透させつつ稼動域を広げていきます。焦るとネジが捻じ切れたりするのでゆっくり確実に。4. とれたパーツについた556をウェスでキレイに拭き取り、グリスを塗って元の場所に戻します。556はサラサラで隙間にすぐに入り込むので掃除には向いていますが、流れ落ちるのも早くて長持ちしないので粘度の高いグリスに置換する必要があります。

まぁ、こんな感じで整備に小一時間かかり、今日の趣味の木工本体は全く進まず終了。こんな日もあります。でもコレで双頭グラインダーの使い勝手がぐっと上がって、長期的に見れば収支はプラス…の筈。それに古い道具をよみがえらせる作業ってかなり好きなのですよ。特に556を差して稼動域を広げる作業が大好き。動かなくなったものが動くようになるリハビリみたいな感じでしょうか。まぁ、あんまり周囲には理解されないマイナーな嗜好ですけど。

17/02/02(Thu)

毎月頭は恒例の換気扇掃除の日。食事の後、食器を全て片付けたら作業開始です。外せるパーツは全部外してシンクに並べ、洗剤を満遍なくスプレー。油汚れが浮いてくるのを待つ間に脚立を立てて、フードなどの取り外せない部分や換気扇に近くて普段は手が届かない壁を洗剤をつけた雑巾で拭き掃除します。それが一段落する頃には外しておいたパーツもえぇ感じになっているので、スポンジでこすり洗いからの水で流し、元の場所に戻して終了。全工程15分って所です。

年末にテレビを見ていると、お掃除特集ってことでお掃除のプロが一般家庭に赴いて、コツを説明しながら換気扇を掃除するってのをやっていました。よくある企画ではありますが、その時対象になったのは確か新築四年目で換気扇掃除は一回もやった事がないというお宅でした。まぁやるだけ無駄だよねとクールに見ていた私。そもそも4年間一度も換気扇を掃除しないような人が、ちょっとコツを教えられたからって今後こまめに掃除するようになるなんてまずありえません。プロに掃除してもらってその時だけ瞬間風速的にキレイになるだけで、あとは元の木阿弥。掃除のマニュアル本って世の中に沢山あふれていますが、そういう小手先のテクニックよりもこまめに掃除をする習慣をどうやって身につけるかって事の方が大事だと思います。

んじゃ、どうやってそういう習慣を身につけるんだと訊かれたら、それが難しい。個人的には汚れた状態に慣れない&汚い状態が我慢ならないようになる事だと思います。人間は恐ろしいほど周囲の環境に慣れる生物なので、いわゆる汚部屋でも問題なく暮らせます。ですがそうなると掃除なんて絶対しません。こまめに掃除をしてキレイな部屋に暮らすようにならないと、掃除の習慣は身につかない、うーんまさにコレ鶏と卵問題ですね。まぁ、掃除なんてしなくても良いんじゃないでしょうか、死にはしないんだし。

17/02/01(Wed)

うちは古い農家造りなので、家の中でも土足で移動する場所が多いです。特に私の部屋は離れみたいになっていて、トイレに行くにも台所に行くにもサンダルが必要。現在愛用しているのは安物のサンダル。納戸の掃除の時に発掘したヤツで、カカトが結構減っているので以前誰かが使っていたのだとは思いますが、まぁ使えなくはないので使用中。で、今日それをはいて歩こうとしたら右足の感覚が変だったのですよ。あれ〜と思って見てみると、足の甲をまたぐ人工皮革のパーツと底のパーツの接着が一部とれて外れかけています。このまま放っておくとますます酷くなりそうなので即修理に回しました。

修理といっても大したものではありません。とれた人工皮革の両面にゴム糊系の接着剤をたっぷり塗って5分放置。指で触ってべたべたしなくなったのを確認してから元の位置に差し込み、両方に板を当ててからCクランプでがっちり締め付けそのまま丸一日放置。翌日には元通りになります。私が使うサンダル、いっつもここが壊れるのですよね。原因ははっきりしていて、庭の草むしり&落葉拾いです。しゃがんでかかとを上げると靴底がぐいっと曲げられます。どう考えてもこの動作がサンダルの寿命を短くしているんですけど、止めるわけにもいかなくて壊しては直しを繰り返し中。まぁサンダルも安いものなので問題ないといえばその通りなのですが、やや釈然としないものはあります。

似た様な例としてTシャツがあります。私はインナーとしてTシャツを使っているんですけど、以前は脱ぐ際に首の後ろの部分を持って引っこ抜いていました。ですがこれだとその部分に非常に大きな負荷がかかり、Tシャツがくたびれてくるとまずそこが破れるのですよ。繕うおうにも周囲も相応に薄くなっているので、無理にしても糸のテンションでそこがまた破れるの悪循環。というわけで最近は裾の部分を持ってひっくり返すように脱ぐようにしています。これだとつかんだ場所への負荷が以前ほど大きくないのでTシャツの寿命が伸びたような気がするのです。サンダルと違って対処方法があってラッキーでした。

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