2018年1月

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18/01/31(Wed)

相変わらずクソ寒いので、何か温まる物をと思い今日のメインはポトフ。ポトフとか洒落た名前してますが、作り方は単純。適当な野菜と肉を塩味ベースで煮込んだスープです。私が使うのは手羽元ほぼ一択。安い&ダシが出るのでポトフには最適です。豚バラだと一気に豪華になりますが、その分ちょっとお高い。でもコッテリ度合いは手羽元よりもずっと高いので、時々は豚バラでも作ります。野菜は玉葱・人参・セロリ・ジャガイモと非常にスタンダードな物。材料が少ないと大根が入ったりしますが、今回はノーマル品で枠が埋まったので入れませんでした。

予め野菜を炒めたりとかはしません。小ぶりな寸胴に肉&一口大に切った野菜を入れ、水ひたひたと白ワイン適量で点火。ローズマリーとローリエを加えて適当にアクを取りながら20分ほど煮込み、ジャガイモに火が通って柔らかくなった頃合で塩味を決めて完成。感想:温かくて美味い。塩味さえ間違えなければ喰えなくなるという事はない安全料理です。ローズマリーなど主要なハーブは裏庭で栽培しているのですが、コレがあると料理の幅がぐっと広がるのでオススメ。瓶入りを買うと結構高いですし、ハーブ類は雑草寄りで栽培が簡単なものが多く放っておいても繁殖するのでその辺に植えておくのが吉だと思います。

18/01/30(Tue)

サツマイモ一箱貰いました。ありがたいですが、正直かなり困ってます。リンゴやミカンなら箱でも全消費するのにそんなに労力は要らないんですけど、サツマイモは何せ腹が膨れるので量がこなせません。4〜5日前にサツマイモ1本で栗きんとんを作って食べているんですが、まだ半分残っている状態というのがサツマイモ消費の難しさを雄弁に物語っているでしょう。対策1:焼き芋。サツマイモの定番中の定番、焼き芋。それなりに美味しいんですが、個人的にはあんまり作りたくありません。焼き芋ってべらぼうに時間がかかるのですよ。オーブンで1時間からレシピによっては1時間半。プリンが25分で仕上がることを考えると破格の時間です。そしてかけた時間に比例して美味いかというと、そうでもないという悲劇。電気代を考えるとそこまでやることは無いよね…と思ってしまいます。

対策2:大学芋。こっちは揚げるのでコスト的には焼き芋よりはずっと気が楽です。うちの母親の好物で、結構作らされたのでそこそこ上手くなっているという自覚はありますが、自分で食べたいかというとそれほどは…。家庭の少ない油量だと市販品のカリっと揚がった芋にとろっとした蜜をかけるというのが再現できないので、どうしてもバッタモン寄りになってしまうんで、限界を感じています。正直、大学芋は買った方が美味いと思います。対策3:スイートポテト。コレもサツマイモの定番ですが、モンブランもそうですけどイモ類が喉を通る時にむわっと詰まる感じが実は嫌いですんでスイートポテトも苦手です。何回か作ってそれなりの味は出せるんですが、わざわざ作りたいかというとそれほどでも…。結局私、サツマイモがあんまり好きじゃないんですよねぇ。

18/01/29(Mon)

今日のメインはカニの水炊き。毎年年末になると近所にくれる人がいて、ありがたくカニ料理が続きます。今回はそのカニの水炊きがラスト。割と最近知ったのですが、カニって解凍しては駄目なんですね。凍ったまま沸騰したお湯に投入するのが正解。私が子供の頃は常温で一晩かけて解凍していた気がしますが、コレをやるとカニの身からエキスが抜けてスカスカになります。ただし、凍った状態だと包丁を入れるのはほぼ不可能。胴体を足を折ってばらした後、お湯に投入してしばらく放置→全体的に火が通った段階で一旦取り出して足に切れ込みを入れたり胴体を切り分けたりと二度手間感が否めませんが、仕方がありません。

ところでうちには世間で一般的な鍋の〆は○○という風習がありませんので、具材を食べ終わると食事はそこで終了。ですんで残った汁は私の総取りになります。そして以後2日ほどは私の夕食メインがカニおじやになるという寸法です。残ったスープはザルを通して細かいガラを取り除いた後タッパー保存。翌日一人用の小さな土鍋にご飯・スープを入れて適当に煮込み、塩味を整えてから以前はやらなかった卵を流し込んで完成。感想:美味いに決まってる。カニじゃなくても鳥の水炊きとかでも普通に美味い。というか、コレを捨てるなんてとんでもないレベル。鍋は最後まで食べ尽くしてこその鍋だと思います。

18/01/28(Sun)

やっと畑でキャベツが採れ始めました。今年はアホみたいに野菜が高いですが、それも納得。うちの畑の野菜はどれも出来が悪いです。キャベツも同様で、巻きが甘くて全体的に固く、とても売り物にはならないレベルです(売らないけど)。とはいえ、家で食べる分にはそれほど問題にはならないので大丈夫。とりあえず一発目はキャベツを大量に消費する料理という事で、ホイコーローいってみました。

キャベツは外葉三枚の中心の固い所を取り除きざく切り、取り除いた白い葉脈の部分はスライスにしてやや多目の油で予め炒めておきます。本式なら大量の油に油通しするところなんですが、家庭ではそれは無理なので炒めるだけ。キャベツだけだと寂しいので玉葱半個をやや厚めの縦スライスにし、コレもやっぱり炒めておきます。次にニンニクの香りを移した油で豚肉100gを炒め、火が通った辺りで野菜類を合流。ついでに湯で戻した春雨も加え、醤油・味噌・砂糖・豆板醤でそれっぽく味付けして完成。感想:ご飯によく合う。春雨を入れるレシピは珍しいかもしれませんが、個人的にはホイコーローに春雨は必須。甘辛いタレが絡んだ春雨が最高です。今回は入れませんでしたが、ココにスクランブルエッグを加えても合います。塩加減と辛味加減を間違わなければ誰でも作れる簡単美味いホイコーローオススメです。

18/01/27(Sat)

最近愛用パソコンのブラウザの挙動が遅いのです。動かしているパソコンが約10年前の骨董品になりつつあるクラスの物なので仕方がないともいえますが、PhotoshepやIllustlatorならともかく、ブラウザ(Firefox)位はキビキビ動いて欲しい。というか、少し前まではもう少しマシだった気がするんですが…。で、対策を考えています。1. 新しいパソコンを買う。ヤフオクを使えば2万円も出せば十分な物が手に入るでしょう。で、今使っているパソコンにはLinux系の軽いフリーOSをインストールしてバックアップマシンとして使う。一番真っ当な方法ですが、遅いだけでまだ使えるパソコンをお払い箱にするのは気が引けます。モッタイナイ精神が邪魔をする…。

2. パソコンの内臓HDDをSSDに換装する。コレだと現行の120GBと同等品を用意して1万円位。ネットで見るとHDDへのアクセス速度が古いパソコンのボトルネックになっているケースは結構多いらしいので、動作速度が改善する可能性は高いと思います。おまけに浮いたHDDを外付けのバックアップ用として確保でき、ゴミを最小限に減らせます。Windowsって新製品の発売が早くて、体感上割とあっという間に保証が切れます。新しいのに乗り換えてすごく便利になれば話は別ですが、割とそんなことも無く個人的には納得がいきません。私が要求するのは15〜20年前のパソコンのレベルで十分なので、そんなところで商売していても儲からないってのは分かりますが、もうちょっとどうにかなりませんかねと思わざるを得ません。Windows3.1は無理ですが、Windows95のレベルだったらアップデートしてそこそこネットを見られるようにすれば、今でも現役で使えると思うんですよね。

18/01/26(Fri)

今日は朝食に食べているパウンドケーキを焼く日。このパウンドケーキ一切れ&お茶と(あれば)果物少しが私の朝食です。パウンドケーキは焼いた後しばらく寝かせて塗った酒が馴染むのを待つと美味しいので、今回焼いたものはビニール袋に密封して冷蔵保存し、明日からは2週間ほど前に焼いた前回の分を食べることになります。ちなみにこのパウンドケーキの原価は1本100円以下。やはり自作は最強だと思います。

このパウンドケーキを焼くのに使っている型はテフロン加工がされており、そのまま生地を流し込んで焼いてもくっつかないという事になっていますが、割と容赦なくくっつきますんで中に紙を敷きます。当初は市販の物を使っていたんですが、結構高いんですよね。ですんで最近はコレも自作です。ネットでケーキを焼くのに使う紙は専用紙でなくともコピー用紙で十分とプロの人が書いているのを見て、ほぼデッドストックになっているB4のコピー用紙を切って作ってます。毎回テフロン型に当てて切るのは面倒だし正確じゃないので、キチンと型紙も作る辺りがいかにも私っぽい。ギフトの箱に使われていた厚紙を再利用した物で、展開図にのりしろ(糊はつけませんけど)を加えた物を切り抜いて作成。コレをコピー用紙に乗せて鉛筆でなぞり、ホチキスで数箇所固定してからカッターで切り抜けば一度に10枚の型紙が出来上がり、2週間に1度のペースで使って5ヶ月もちます。ちなみにケーキを焼くのに本当にコピー用紙で大丈夫かですが、大丈夫です何の問題もありません。そりゃま専用紙の方が見かけは上ですが、実用面では無問題。流石に印刷済みのを再利用とかはインクの問題から止めた方が良いと思いますけどね。

18/01/25(Thu)

サラ飯を見ていたら、ケーキ屋になる修行のために別居している奥さんの下に月一回通ってご飯を作ってあげる旦那さんというのが出ていました。そこで今回作ったのがハヤシライス。そういえばハヤシライスって作ったこと無いかも…と思い、今回作ってみました。作り方はネットでざっと調べた上で、分量等はかなり適当。まずは玉葱2個を縦スライスし、油をひいたフライパンでキツネ色になるまで炒めます。よく弱火でじっくり甘味を引き出すなんて言いますが、実際に弱火でやると1時間経っても色が変わらず終わりません。ですんでうちでは中火くらい。ただし、この火加減だと少し油断しただけで焦げますんで、こまめにかき混ぜる必要アリ。とはいえ、鍋の前に付きっ切りになれるほど暇でもないので、昼食の食器洗いと平行して炒めます。

玉葱が仕上がったらいつもカレーを作っているちょい大き目の鍋に移し、鍋の半分位まで水、その水の1/4位の赤ワインを注いで点火。沸いてきたら一口大に切った切り落としのスライス牛肉を投入し、アクを取りながら10分ほど煮ます。次にデミグラスソースを1缶投入し、塩で味を調整。ちょいとろみが足りない感じだったので、急遽小麦粉をバターで炒めて投入。えぇ感じになったので火を止めて夕食を待ちます。夕食直前、生マッシュルームを適当にスライスして投入し、ひと煮立ちで完成。

感想:美味い。味のベースを市販のデミグラスソースに頼り切っているのがイマイチ不満ではありますが、逆に言えば不味くしようがありません。ただ、こうやって実際に食べてみると日本でハヤシライスがあまり流行らない理由も良く分かります。カレーという競合他社が強力すぎるのですね。茶色いルゥをご飯にかけて食べるというスタイルが共通しており、作り方も大体一緒。そしてカレーにはハヤシライスに無い刺激的な香り・パンチ力があります。それ自体の完成度は高いと思うんだけど、カレーライスと並ぶとどうしても日陰者感が否めない、そんな哀愁をハヤシライスからは感じますねぇ。

18/01/24(Wed)

1/16の日記で書いたアラレの素が完成。今年は天候が良くてキレイに乾きました。量は両手に乗る家庭用の一般的なサイズの鏡餅から大きめのタッパー丸ごと一杯分くらい。コレを加熱するとポップコーンほどではないですが結構膨らむので、アラレのお徳用袋にすると3袋分くらいになるんじゃないでしょうか。最初は膨らみ具合が分からないと思うので、少なめで試した方が良いと思います。

フライパンに気持ち多目の油を敷いてから点火。煙が出てきたら温め過ぎで、そこそこ温まった所でアラレの素を一掴み投入。弱火でじっくり5分ほどかけて加熱します。エェ感じで弾けて色付いてきたら好みの味付け。うちでは塩のみ・カレー粉・醤油・塩胡椒など各種バリエーションを用意しています。出来上がったら皿に移し、冷めるまで待って完成。つい熱々を食べたくなりますが、冷めて水蒸気が飛んでからのほうが中までかりっと美味しいと思います。加熱の手間はさほどでもないですが、とにかく鏡餅を細かく切り刻むのが大変なので、はっきり言って買った方が早いです。でも、自作のアラレってことで独特の満足感はありますね。

18/01/23(Tue)

今日のメインはオムライス。あんまり作らないメニューなんですが、テレビで出ていたオムライスを見て食べたくなったので欲望に忠実に作りました。ただし、レシピは完全に我流で、オムライスであるという点以外にはテレビのオムライスとの共通点はありません。材料は家にあるものだけで揃えます。刻みニンニク一片を油で泳がせて香りを移したら、微塵切りの玉葱1/4個を投入。透明になった頃に人参の微塵切り・チャーシュー切り落としの微塵切りを加えて軽く火を通し、タッパーで冷蔵保存している玄米ご飯を投入。適当にばらけさせて油を馴染ませつつ塩胡椒で下味をつけ、エェ感じで全体が一体化したらケチャップで仕上げの味付け。一旦フライパンから出して皿で待機させます。

フライパンを軽く洗って火にかけ、油やや多目。卵2個に牛乳少々と塩胡椒を加えた物をよくかき混ぜ、フライパンに流し込みます。全体を軽くかき混ぜながら半熟状態に持っていき、さきほどのケチャップライスに乗せて完成。失敗するのが目に見えているので巻きタイプではなく乗せるタイプが私流。巻くタイプは思ったより中身が入らないので物足りなくて、練習するモチベーションが沸かないのです。というわけで今回のオムライス:普通に美味い。定番は鶏ムネ肉を細かく切ったものを使うんですが、使った量が少ないせいか刻みチャーシューでも特段違和感はありません。日常的に食べるのはちょっとしつこいですが、月一程度ならローテーションに組み入れても良いかも、そんな位置づけが私にとってのオムライスです。

18/01/22(Mon)

今日のメインは水餃子。流石に皮は買ってきますが、それでも餃子は低コスト。3人前で皮一袋・挽肉100g強で200円弱。白菜・ニラ・ニンニク・生姜などの野菜類は自家製です。以前はこの野菜類を刻むのが一仕事だったんですけど、去年フードプロセッサーを買ってから状況が変わりました。ホント、あっという間です。贅沢を言えば、フードプロセッサーではやや刻み過ぎる傾向にあるんですが、だからと言って手刻みに戻すかといわれるとそれは無理。まぁ、ハンバーグか餃子の時くらいしか使ってないので、それを止めると一気に死蔵化してしまうので使わなきゃという強迫観念もありますが。

餃子の包み方はヒダ5つとか色々流派がありますが、私は敢えてヒダを作らない派です。この方が短時間でできると言うのももちろんありますけど、ヒダが無い方が火の通りが均一になって歯ざわりも良いという意見をラジオで聞きまして、そりゃそうだと思って以来ヒダ無し派です。いつも鍋で使っている土鍋でお湯を沸騰させ、餃子を投入。鍋底に張り付かないように最初だけ軽く混ぜてやってしばし放置。浮いてきたら酢醤油で食べます。感想:冬はやっぱり焼き餃子より水餃子。でもカリッと香ばしい焼き餃子も捨てがたい。世の中には焼き・水論争がありますし、本場中国では水餃子の残りを焼き餃子にするので本格派は水餃子なんていわれますが、どっちも美味いんで食べたい時に食べたい方を作れば良いんじゃないですかね。

18/01/21(Sun)

台所で使っているメモ帳が少なくなってきたので、メモ帳作成期間に突入しました。材料は新聞に入っているチラシや近所から入ってくるビラなどの紙。ただし、片面印刷で裏側が空白&光沢紙はNGという条件をかけると、使える紙は驚くほど少なくなります。うちは2紙とっているんですが、一週間分の広告の中で使えるのはA4判で5枚あれば良い方です。今時はほとんど光沢紙の両面印刷なので、ほとんど見もせずにそのまま再生紙BOXへ直行。使える紙に載っている広告はほぼ決まっています。ローカルの塾かJA関係のどっちか。まぁ、切り揃えてメモ帳にする分には何でも構いません。

うちのメモ帳の規格は90mm×125mm。A判からは4枚とれて縦横が少しだけ余るサイズにしてあります。広告なんかは真ん中に折り線が入っている事が多いんですが、このサイズを両端から切り出すと、297mm−125mm×2で真ん中の47mmの帯の中に折り線が入って捨てられるのでちょっと気持ちが良いという理由で125mmは決めました。この125mmに対して白銀比を考えると89mmなので、キリ良く90mmをもう一辺の長さに設定すると、こちらもA4の210mmの半分にちょっと足りない程よい長さなので決定。そんなわけでうちのメモ帳は125mm×90mmなわけです。たま〜にB判の広告が入っていたりしてもこの規格で切り揃えます。

切り揃えたメモ帳は少し大きめに切り出した薄板を塗装・ニス塗りしたものにクリップで挟んで固定し定位置へ。どう考えても買ったほうが早いくらいの手間がかかってるんですが、使えるものは使わないと気持ちが悪い性分なので仕方がありません。

18/01/20(Sat)

数ヶ月前からEテレの0655と2355というミニ番組を録画して見るようになり、実はEテレって侮れないんじゃね?と思う今日この頃。センスいいよね〜としみじみ思います。そんな私がここ最近録画をし始めたのが、土曜日の朝にやっている“ピタゴラスイッチ”と“デザインあ”です。前者は超有名なのですが、もう何年も実際に見ることはありませんでした。ですが、この正月に大人のピタゴラスイッチという特番を見て面白そうだったので。

デザインあも同時期に大人向けバージョンをやっていて興味を惹かれました。こっちは身の回りの工業デザインやフォントデザインを分かりやすく紹介する番組。言葉が貧しくてアレなんですが、ちょーカッコイイのです。世の中にはセンスのいい人がいるのねと思わざるを得ません。どちらもたった15分ですが、内容がギュッと詰まっており、しょうもないワイドショー番組より100倍面白い事は請け合いです。

18/01/19(Fri)

この時期よく買ってくるのがブリの卵巣。両手に乗るくらいの大きさで300円位ととても安い上に美味しい良食材です。一応アラ扱いなのでいつもあるとは限らないのが難点ですが、あると大体買ってきます。料理方法は煮付け一択。魚系の煮付けに使う煮汁を沸かし、1.5cm程度の輪切りにした卵巣を入れて3分ほど煮、自然冷却するだけの簡単料理ですが結構美味い。ヘタに鮮度の落ちたブリの切り身を買ってきて塩焼きにするなら、こっちの方がずっと良いと思います。

ただし、個人的には不満な事が二点。1. それでも高い。東京時代は同じ物が1/3以下で手に入りました。最近アラとかモツとかの味が再発見されて軒並み値段が上がっています。牛筋とか普通にお肉の値段がするようになってしまいましたからね…。味わいが知られるようになったのは嬉しい反面、ちょっと複雑な気分です。2. 白子が売ってない。東京時代は真子と白子が半々くらいで売ってましたけど、こっちはなぜか真子しか売ってません。個人的にはブリは白子も美味しいのでこっちも扱って欲しいです。ちなみに白子は軽く蒸してからポン酢に漬け込み、大根おろしを添えて食べると最高だと思います。白子というとタラが有名ですが、ブリは脳味噌みたいな形のタラと違って外形は真子とほぼ一緒で火を通すともう少し硬い感じです。やや生臭みも強い気がするのでタラより落ちるのは納得ですが、それでも良い食材だと思うんですよね。

18/01/18(Thu)

突然ですが私、所謂合わせ調味料というヤツが嫌いです。基本的に甘め・旨みマシマシの方向で調整されているうえに、基本調味料から自分で作るのに比べると明らかに割高、そして(用途が限定されているだけに)潰しが利かないと悪い事尽くめ。手間が省けるとよく言いますが、調味料を量って混ぜるのがそんなに面倒臭いのなら料理なんて止めてしまえとすら思います。が、うちの母親がやたらと買ってくるんですよね、合わせ調味料。そして一回か二回使ってあとは放置。合わせ調味料が無ければ冷蔵庫の扉裏の空間が半分以下になってスッキリするのにといつも思っています。

今回槍玉にあがったのがピクルスの素。500ml位のペットボトルに入っており、一回使ってそのまんま。使わない調味料はゴミ&ただの場所塞ぎでしかないと思っている私には耐えられない状況なんですが、賞味期限がまだ残っていると粘るので、ドレッシングに転用しました。ちょいと舐めてみるとかなり甘い&旨味強いのでいけるやろと。3倍の油と一緒にボトルに入れ、使う際に振ってかけるだけ。感想:普通にドレッシング。でも酢・塩・砂糖で簡単に作れるので、わざわざ買うようなものじゃありません。

合わせ調味料もキチンと使い切れば特段文句は言わないんですが、何せ用途が非常に限られているので、どうしても余るんです。逆に麻婆豆腐とか八宝菜などの使いきりタイプの合わせ調味料はコストパフォーマンス最悪で、更に自分好みの味に調整しようとするなら最初から自分で作ってしまった方がずっと楽。ホント、合わせ調味料はうちから消えて欲しいものの筆頭です。

18/01/17(Wed)

今日のメインは砂肝。いつもは筋を除いて小さく切ってから炒め物とかにしているんですが、ネットで圧力鍋を使って柔らかく煮込むレシピを見かけ、興味をひかれたのでやってみました。砂肝は業務用スーパーで一気に700gをゲット。圧力かけるからえぇやろと筋(白い部分)はあえて取り除きませんでした。買ってきた砂肝はこの筋を中心に蝶型になっているので、その中心線で真っぷたつにカット。圧力鍋に醤油・味醂ベースで生姜少々の定番煮物の汁を作りまして砂肝投入。沸いたらアクを適当に取り除いてから蓋をして加圧7分。火を止めて圧力が完全に抜けるのを待ってから取り出し、刻み葱を乗っけて完成。

感想:悪くはない。固い砂肝が筋まで美味しく食べられるのは高評価。ですが、味付けが多分間違っています。砂肝には醤油と味醂のサッパリ煮汁よりも、照り焼き風のタレとか甘酢あんとかそういうコッテリ・ガッツリ系が合うんじゃないかと思いました。ですんで次回は塩水だけで圧力をかけて煮て柔らかくしておいてから、取り出した後にソースを絡める段取りでやってみたいと思います。今回のも悪くはないんだけど、定番として今後もコンスタントに作りたいかといわれると、ちょっと足りないって感じなんですよね。

18/01/16(Tue)

今日は鏡開き。鏡開きというと昔は包丁はNG・木槌で叩き壊すのが作法でしたが、うちで使っているような樹脂で密封された餅ではその方法は使えません。完全密封されているので黴もしないかわりに全く水分が飛んでいないので、いくら叩いても絶対に割れません。というわけで普通に包丁で切り分けます。コレが結構な重労働。自室に置いていた片手に乗るサイズの物でも餅の粘りが包丁を邪魔して結構大変なのに、床の間に置いていた両手に乗るサイズなんて凄い大変。真ん中で分離しない二段重ねタイプとか殺意が沸くくらい大変。でも、放っておいても邪魔になるだけなので頑張って切り分けます、目標は5mm角。コイツをザルに広げて1週間ほど天日乾燥させたらアラレの素の完成。

あとはちょい多目の低温油で時間をかけてじっくり揚げ煮のような感じで火を通していくと市販のあられのような状態になります。最後に油を切って塩を振れば完成。感想:本当に塩しか使っていないので、旨み成分をたっぷりぶち込んだ市販品と比較すると物足りなさは否めません。かといって味の素を振るのもアレだなと思ってそのまま食べ続けると、コレはコレでほっとする素朴な味わいが良いんじゃないかと感じ始めるそんな一品。作り置きすると手作りの良さが消えるので、その時に食べる分だけ少量ずつ作るのが良いと思います。たまに目先を変えてカレー粉をまぶしてみたりするんですが、こっちも結構いけますね。

18/01/15(Mon)

今日のメインは磯辺揚げ。貰い物の結構いい竹輪、そのまま食べるのは芸が無いなぁと思いまして。作り方は簡単。縦に半分に切った竹輪に片栗粉を同量の水でとき、その辺にあった焼き海苔を細かくして加えた衣をつけ、高温の油で短時間揚げるだけ。実は竹輪は結構塩分があるので、特に衣に味をつけなくても大丈夫です。個人的には揚げたてに大根おろしを乗っけて食べるのが好き。今回はやりませんでしたが、衣にカレー粉を加えて揚げるのも良い感じになります。磯辺揚げってスーパーの揚げて時間が経ったものはべちゃっとして大して美味いとも思いませんが、揚げたては本当に美味いと思います。

で、残った衣は揚げ玉に加工します。最近昼食はずっと蕎麦なのですが、私はうどん専門店でフリー揚げ玉があると容赦なくどっさり入れる派です。そんな揚げ玉大好きな私ですからこういう衣が余った機会は逃せません。買っても安いんですが、小麦粉単価と揚げ玉単価を比較すると、業務用スーパーで大量買いしても5倍以上違うんで、そりゃ作るでしょ。衣は水を加えて割とユルユル状態にしといてから大根おろしの掃除に使っている小さなステンレス製の熊手的な道具で油に撒き、30秒ほどでいい色になったら網で新聞紙をひいたバットにあげて完成。簡単です。コレをすると天婦羅で使った油も結構減らしてくれるので、衣・油の有効活用という意味で一石二鳥です。

18/01/14(Sun)

相変わらずクソ寒い毎日。食事は温かいもの系をと考えながらいつもの業務用スーパーでゲットしたのが牛のシマチョウ、所謂大腸です。生なので下拵えの手間が結構かかりますが、安いし美味いので大して問題じゃありません。ちなみに700gゲット。買ってきたシマチョウは、熱湯に放り込んで15分→よく洗う→水から沸かして30分で下処理完了。いつものように30分の茹で時間は昼食時間とかぶせてあるので、時間的な負担は最小限となっております。ただし、湯切りの際に排水溝が脂まみれになるのが不可避かつ一番うっとうしい点だと思います。時々なら良いけど、日常的にやっていたらあっという間に排水口が詰まりそう…。

ここまで済んだらもう出来たも同然。あとは一口大に切り揃え、蒟蒻・人参・大根・玉葱などその辺の適当野菜と一緒に15分ほど煮込み、味噌で味を決めて完成。香辛料系は生姜の千切りと鷹の爪を少々加えてみました。椀によそって刻み葱たっぷりで食べます。感想:ほぼ豚汁。シマチョウは豚肉とは全然違うのでそれを口に入れると豚汁感はなくなりますが、相対的に見ると豚汁です。ちなみにシマチョウは所謂モツの香りがするので、苦手な人は駄目だと思いますが、私は全然平気。ボイルモツと違って生のものには腸組織周辺にコレでもかと牛脂が付着しているのが臭いの原因なので、完全に取り除けば多少はマシになるでしょうが、それをやってしまうと何のためのシマチョウなのかわかりませんし、何よりもったいないのでやりません。

18/01/13(Sat)

今日は佃煮作成。以前から作ってはいました。昆布と鰹節でダシをとる際に残った昆布は1cm角に切り、鰹節はギュッと絞って冷凍庫のタッパーに蓄えていき、タッパーが一杯になると常温解凍して佃煮に使うのです。通常ならこのタッパー一杯に昆布&鰹節が溜まるのに大体半年かかるんですが、蕎麦を作っていると恐ろしいほどペースが上がります。わずか1ヶ月で一杯になってしまいました。ほとんど鰹節なので味的にどうかと思いますが、溜まってしまった物は仕方がないので佃煮にします。

冷凍してある昆布&鰹節はタッパーごと常温に放置して解凍後鍋に入れ、水ひたひた&醤油と味醂で火にかけます。使うのは安定のカセットコンロ。最近のガステーブルは安全装置がゴッテリついていて、とろ火長時間で運用しようとするとすぐに火が消えてキーってなるので向いてません。それにカセットコンロなら自室に持ち込んで仕事の傍ら煮込めるのでどれだけ時間をかけても負担にならないのが○。煮る時間はお好みですが、私は大体3〜4時間くらいかけます。途中で外出の用事が出たら容赦なくいったん火を切るので、一括で時間を確保する必要はありません。まぁこの辺適当に。程よく煮えたら味を見て微調整後終了。水飴を少し入れると照りが出てよいのですが、うちにある事はめったにないので大体パス。こうやって出来上がった佃煮ですが、普通です。その辺で売っているのとほぼ一緒。でもま、本来ならゴミとして捨てる物から再生したっていう満足感は得られますね。

18/01/12(Fri)

ちょっと洒落にならないくらいクソ寒いです。こんな日の夕食は何か身体の温まる物を。となると真っ先に思い浮かぶのは鍋ですが、最近週末は鍋という謎ルールが定着してしまいまして、平日に鍋をやると鍋頻度が高過ぎる気がするのでパス。材料の候補としては最近畑でアホみたいにできている白菜を消費したいので、しばらく考えた後八宝菜に決定しました。年越し蕎麦のかき揚げに使った冷凍剥き海老の残りとか、去年業務用スーパーでキロ買いした冷凍ロールイカの残り辺りをぶっこめば結構豪華になるんじゃないかなと思いまして。

安い時に買って50g単位で小分け冷凍してある豚肉・エビ・イカを前日から冷蔵庫に移して解凍しておきます。エビは背ワタ除去、イカは1分ほど茹でてから鹿の子に刻みを入れて一口大にカット。フライパンを温めて油をひき、小さく切った豚肉を投入。色が変わってきたら鶏ガラスープの素を溶かした水200mlを加えます。小さく切った人参・玉葱・白菜の芯を入れて煮込みつつ、塩胡椒・紹興酒・牡蠣油で味を調えます。具材にえぇ感じに火が通ったらエビイカとザク切りにした白菜を入れ、蓋をして蒸し煮に。白菜がしんなりしたら水溶き片栗粉でとろみをつけて完成。感想:普通に美味い。緑色担当の野菜が無かったので彩がイマイチなのが残念ですが、八宝菜美味い。小学校の給食では大嫌いな椎茸が入っていたため全く好きになれないメニューでしたが、大人になって椎茸抜きで作ると普通に美味いです。給食は八宝菜が悪いわけではなく、強烈な風味を周囲に振りまきつつ、気持ち割るいくにゃっとした食感が主張する椎茸が諸悪の権化だったのだと今になって回想しています。椎茸を好きになろうという努力なんて全くする気はございません

18/01/11(Thu)

この冬一番の寒気が入ってきているそうで、ハンパなくクソ寒いです。しかしこんな寒さでも布団の中で寝袋を使うという荒業を使えば電気行火や湯たんぽなどは不要。自分の発明に惚れ惚れします。ですが、問題は頭。呼吸の関係上、頭はどうやっても布団の外です。寝袋の口を縛って完全に中に篭ってしまえば暖かいんですが、そうすると夜トイレに起きるのが非常に面倒になります。フリースキャップは勿論かぶりますが、それだけだとちょっと戦力不足が否めません。ですんで最近活用しているのが膝掛け用の小さな毛布。コレ、日中はパソコンをする際に膝にかけて使っているんですけど、夜も使ってしまえという企画。

非常に効果的だったのが、枕に巻く事です。夏場はバスタオルを巻くのが定番ですが、コレを膝掛け毛布で代用すると非常に快適ということに気がつきました。下からのフカフカが気持ち良い。で、外気と接する頭の上にはもう一枚別の膝掛け毛布をかぶります。こうすると口の上からを完全に毛布でカバーできるので素敵。あごから下は無論通常毛布がカバーしますんで、外に出ているのは口だけの状態になります。全く他人様にはお見せできない姿になるんですけど、暖かければ良いんです。

18/01/10(Wed)

あと3食で年末に買った年越し蕎麦が全てなくなります。しかしここでもう一回蕎麦を買うべきかどうか悩む私。自炊あるあるなんですが、買った材料が全て同じタイミングで無くなれば迷う事なく次の料理に移れますけど、そんな事は滅多にありません。今回問題になっているのがミックス節。コレがあと1回ダシをとる量だけ余っています。他の煮物に使っても良いんですが、そっちはスタンダードな鰹節のダシが向いているので、ミックス節は蕎麦・うどん専用にしたい。

それに加えて冷蔵庫で完全に死蔵していた本節を利用できる唯一の機会というのも大きいです。この鰹節、冷蔵庫に年単位で死蔵していたせいでカチカチになり、ほぼ削れなくなっています。ハンマーでかち割ると破片はまるでガラスの様に透き通っていて、何かの鉱物と思われる状態。この鰹節をハンマーで細かく割ってダシにすると蕎麦・うどんに最適なのです。うーん、この鰹節を消費するためにあと一回だけ800g蕎麦を買い16日分。それで1月が終わる頃には冬キャベツが出来始めるのでお好み焼きに移行、という流れを考えています。しかしそれだと今度はニンニクが行き先を失うのでパスタも混ぜるか…とか、その日食べたい物を好きに食べられるってわけでもないのですよ。

18/01/09(Tue)

今日は甥姪への土産にプリンを作成。周囲にプリンを自作しているというと軽くひかれるのですが、オーブンがあれば簡単です。子供の頃は(というか今でも)プリンが好きでよく食べていましたが、プリンというのはお店で買うものであって自分では作れないと思っていました。特にケーキ屋さんで買うプリンが大好物。今考えると、スーパーで売っているプラスチック容器入りのプリンってのはゼラチンで固めてあって、所謂焼きプリントはちょっと違うんですよね。当時から好きだったのは焼きプリンの方ですが、なかなか手に入らずプッチンプリンで我慢するしかありませんでした。まぁ、プッチンプリンもそれなりに美味しいんですが、あの底に溜まったカラメルモドキだけは今でも苦手です。カラメルとは名ばかりの、みたらし団子のタレのような謎の味。

大人になった現在はプリンが食べたくなると自作しています。材料さえ揃っていれば仕込み10分の後、オーブン放置で25分。作業時間は実質10分だけというお手軽さで、最寄のコンビニに買いに行くよりもよっぽど早いです。材料も格安。掌に乗るプリン容器9個分で、牛乳400ml・砂糖110g(カラメル分含む)・卵3個・バニラエッセンス適量、以上でざっと計算して150円位。オーブンの電気代がいくらかかっているか分かりませんが、それを含めたとしても買うより安くて早くて美味い。特にカラメルが違います。焦げる寸前まで攻めた辛めの調整が私好みですが、そんなのも自由自在です。最近はオーブンレンジが一般的ですが、電子レンジとしてしか使わないのはもったいない。オーブンとしても使って使い倒すのがよろしいかと。

18/01/08(Mon)

今日のメインは水炊き。うちは鶏肉ベースなのですが、どっちにせよ簡単です。ぶつ切りにしたモモ肉を土鍋にいれ、昼から昆布を浸けておいた水をひたひたに投入。点火して沸騰してきたら火の通りづらい白菜の芯を入れてアクを掬いつつ、火が通った辺りで菜物系を投入して完成。簡単すぎてロマンがないので、私はあんまり好きじゃありませんがリクエストなので。

タレは貰い物の柚子酢と醤油を1:1で混ぜ合わせて昆布を入れ、冷蔵庫で寝かせたもの。本当は穀物酢の方が良いんです。柚子酢は主張が強すぎるので個人的にはあんまり好きじゃありません。が、要冷蔵保存で使わないといつまでも冷蔵庫のスペースを占有しやがるので、オヤノカタキの様にバンバン使ってとっとと使い切る作戦です。本当は穀物酢と醤油1:1の穀物酢の1/3位を柚子酢に置き換えるとちょうど良い感じなんですが、そうすると柚子酢の消費スピードが1/3になっていつまで経っても冷蔵庫が空かないので却下。

薬味は柚子胡椒(自作)・刻み葱・大根おろしの三種類を準備します。うちは伝統的に刻み葱に包丁を使わずキッチンバサミで作るのですが、5mm幅に切られた葱からは香りが全く立たず、薬味の用を成しませんのでオススメしません。面倒臭いとかいわずに普通に包丁で思いっきり細かく小口切りにするのが一番だと思います。大根おろしは皮ごといきます。剥いても剥かなくても味があんまり変わらない気がするので、それだったら手間とゴミの少ない方が良いんじゃないかなと思って私は剥きません。味噌漉しに入れて自重で滲み出る水分だけとって完成。ギュッと絞るとスカスカになるような気がするので私はこの方法で。乱暴におろすと辛くなるとか言いますが、本当ですかね。私の味覚では変わりません。料理界によくある都市伝説の類なんじゃないでしょうか。

18/01/07(Sun)

もうとっくにお節の時期は過ぎ去りましたが、いまだに残っているのが黒豆。家族はそれぞれ少しずつは食べるんですが、以降はパッタリ箸が止まり、今では私が淡々と消費するのみ。買ってきたのは乾燥状態で250gの袋だったんですが、とろ火で長時間コトコト煮るという料理の特性上、ちょっとだけ作るというのが出来ませんので、全部煮たら結構な量になってしまいまして…。まぁ、結構な量の砂糖を入れていますし冷蔵庫で保存しているので、しばらくは大丈夫でしょう。

あとひとつ、お節の影響として残っているのが栗の甘露煮瓶。栗きんとんに使ったんですけど、半分だけ使って残ったんですよね。こっちはくちなしパックの残りと一緒にもう一回栗きんとんを作り、それでも残ったらパウンドケーキ行きの予定。うちでは従来こういう食品の在庫管理に非常に甘い所がありまして、それを反面教師としたために私は超厳しくなってます。特殊な食材って特定の料理にしか使えなくて余りがちなんですが、最後までキチンと使い道を考えた上で買って使う、コレ重要。それを推し進めると、用途の限られる合わせ調味料の類はなるべく買わないほうが良いのですが、コレを書き出すと長くなるのでまた今度の機会に。

18/01/06(Sat)

いつものように業務用スーパーを巡回していたら目に入ったのがトロピカルフルーツ缶(108円)。通常サイズの缶でこの値段なのでかなりお得なんじゃないでしょうか。ただし、蓋は昔懐かしい缶切りを使わないと開かないタイプでちょっと面倒ですが、個人的にはあんまり問題じゃありません。マンゴーやパイナップルなど5種類の果物が入っているらしいですが、あけてみたらやたらとパイナップル比率が高いように感じたのはご愛嬌。そのまま食べても良いのですが、最近マイブームのフルーツゼリーに加工しようと思って買いました。

とりあえずはザルを通して固形分と液体分を分離。固形分は小さく切り分けてタッパーに敷き詰めます。液体分は大体200ml位。コレに水を加えて400mlにし、砂糖大匙4を加えて火にかけます。温度計を突っ込んで45度になった時点で火を止め、ゼラチン10gを投入して泡だて器でよくかき混ぜ、完全に溶けたら固形分を敷き詰めたタッパーに流し込みます。そのまま冷蔵庫で冷やし固めて完成。お菓子系全般に言えることですが、計量命です。以前は大匙○杯単位でしか計れなかったゼラチンはデジタル秤の導入で正確に軽量できるようになりましたし、ゼラチンの袋に書いてある45度も温度計を使ったキッチリ守る、コレ重要。特にデジタル秤の導入でお菓子系の味が格段に安定するようになりました。で、現在はメスシリンダーの購入を検討中。50〜200ml位の領域で液体を正確に測りたいと思ったら計量カップじゃ大雑把過ぎるのですよね。ただし、購入を検討中の2ndキッチンタイマーとあわせても2,000円にちょっと足りないので、もう一品何か欲しい物が出てくる待ちです。

18/01/05(Fri)

今日の夕食は時間の経ってしまった玄米ご飯の処理。圧力鍋を使って私は4食分を1回で炊き、3食分はタッパーに小分けして冷蔵保存してあるので、通常は最長で3日後には全部がはけます。ですが今回、年越し蕎麦・おせち料理とご飯が食べられない日が数日挟まってしまったために、タッパーのご飯最後の一個が炊いてから結構な時間が経ってしまいました。腐っているわけではないのですが、こうなると電子レンジで温めても粘りが全くでずパラパらであんまり美味しくありません。ですんで、こんな時は逆手をとって炒飯にしてしまいます。

私は炒飯はパラパラでなくてはいけないという原理主義とは一線を画しており、普通のご飯で作ったしっとり炒飯も好きですが、パラパラ炒飯が嫌いだとは言っていません。パラパラはパラパラで美味いと思います。逆に今回のような場合は油を加える事でご飯のパラパラが抑えられて味がよくなると思われます。ちなみに具は玉葱・卵・ハムとシンプル路線で。ところでご飯というと世間的には冷凍保存が推奨されていますが、私はやりません。確かに冷蔵保存に比べて格段の長期保存が出来ますが、解凍して温めると冷凍から時間が経っていないものでもどうにも食感が変わっているように思えてならないのです。冷蔵保存だと3日目位までなら温めると炊き立てとそう変わらない食感が戻るので、個人的にはこっちがオススメですね。

18/01/04(Thu)

おせち料理の巻き寿司(市販品)の断面が三日目になると流石に乾いてカピカピになり、美味しくなくなってきました。そういえば昔、こういう寿司に溶き卵をつけて焼くリサイクル料理があったっけ?と思い出し、ネットを見たら茶漬けにすれば良いというレシピを見つけたのであっさり乗り換えてそっちをやってみました。だし汁は現状、蕎麦に使うヤツを数日分作ってストックしてあるんですが、ちょっともったいないくらい手間隙がかかっているヤツなので、使いません。お手軽粉末ダシの素を使います。こいつを吸い物よりもちょい濃い位に調整しまして、丼に入れた巻き寿司2個にぶっかけよく混ぜて食べる、それだけ。

感想:断面のカピカピが気にならなくなるだけかなりマシになります。切りたての巻き寿司でわざわざ作ろうとは全く思いませんが、どうしようもなくカピってきた時の緊急避難方法として覚えておいてもいいかなと思いました。そういえば、正月3が日の時点でお節はほぼ完売。黒豆はだいぶ残ってますが、それだけです。昔、仕出し料理オンリーだった頃は7日になってもまだ残っていて子供心にうんざりした記憶があるんで、お節は自分の好きな料理を5〜6品作るくらいがちょうど良いのかなと実感しています。

18/01/03(Wed)

蕎麦を食べるんなら具も何とかしなきゃ駄目だよねということで今日は周辺環境の話。とりあえず簡単に出来るのは葱とワカメ。葱は畑で採ってきて小口切りにするだけ。ワカメは数分水で戻してから茹でてる蕎麦の隅で湯通しするだけ、簡単です。でもコレだけだと流石に寂しいので、あと2品追加しました。揚げ:年末に母親が値引きシールの貼られたのを買ってきて未開封のまま賞味期限切れを迎えた品をゲット。12/31に切れてるんですけどまぁ、大丈夫でしょう。コレを三角に切りまして、蕎麦つゆの残りをザルで漉したものに砂糖を加えて甘く調整したもので煮ます。途中で何回か箸でひっくり返して、全体に煮汁がしみ込むようにすれば甘いお揚げの出来上がり。コレを乗せるだけで所謂キツネ蕎麦になります。

キツネとくれば次はタヌキ。年末に年越し蕎麦で割とまとまった量の油を使ってオイルポットが一杯なんですが、昼食を蕎麦に変えたことでパスタのように毎日コンスタントにリサイクル油が減らなくなりました。しかしココで揚げ玉作成に使えばリサイクル油も減って一石二鳥。揚げ玉の作り方は簡単。小麦粉50gに対して水60mlを加えてよくかき混ぜ、高温(170〜180度)の油でカラッと揚げるだけ。投入には茶せんがベストですがうちには無いので、おろし金の掃除に使う小さな熊手の様な道具を使います。コレを水溶き小麦粉に浸して油の上で振るとえぇ感じに粒の揚げ玉が出来るという寸法。温度が上がりすぎるとバンバン弾けて熱いので、その辺は適当に温度調整をしながら作業します。揚がったら網杓子で掬って古新聞紙を引いたバットで受け、油を切って完成。コレでタヌキ&キツネダブル蕎麦。日によって蒲鉾の残りがあったりするとそれを入れれば更に豪華になって素敵です。

18/01/02(Tue)

年越し蕎麦に買った乾麺は業務用スーパーの物で800g入りでした。今考えるとちょっとどうかしていたと思うんですが、その場には800g入りのものと1kg入りのものしかなく、普通のスーパーに回るのも面倒臭いなと思ってしまったんですよね。そうやって800gの蕎麦乾麺を手に入れたわけですが、1食に使うのは50gです。50gって少ないと思うかもしれませんが、茹でて丼に入れると普通の蕎麦屋で出てくる並の2割り増し位の量があります。つまり、大食い自慢でもなければコレで十分。年末に150g使って残りは650g、13食分あるので当面昼食は蕎麦になります。というわけでカエリとだし汁を増産しました。年越し蕎麦は少し味が濃いように感じたので、この際カエリとだし汁のベストな配合比率を突き止めておこうという目論見もあります

カエリは規定量の醤油・味醂・砂糖を混ぜ合わせて火にかけ、60度位で砂糖を完全に溶かしてから数日寝かせるだけなので特に問題ありません。だし汁では今回新挑戦、本節を使います。東京時代は本枯れ節を削り器で削って使っていたんですが、こっちじゃ本枯れ節が手に入らないのです。スーパーで売っているのは削り節ばかり。東京だとデパ地下で買ってたんですが、そもそもこっちにゃデパートがありません。ネットで買えば良いんですが、何となく億劫になって削り節に逃げてまして…。で、そのまま冷蔵庫の肥やしになってしまったのが乾燥し過ぎて最早削り器でも削れなくなったカチカチの本節。この際在庫一掃のチャンスとばかり使います。削れない本節をどうやって使うかというと、ハンマーで叩き割り、タオルに挟んで細かく粉砕して使います。蕎麦に使う鰹節の使い方としてはこっちの方がオリジナルに近いようですから、案外うまくいくんじゃないのかなと。事実だし汁の段階だと良い感じです。15分も強火で煮立てるんだから、削り節のようにペラペラにする必要はないみたい。まぁ、そんなこんなで1月前半は蕎麦を研究する事になりそうです。

18/01/01(Mon)

年明け早々適切なネタではないと思いますが、昨日の年越し蕎麦の話です。今回初めてカエリから本格的に汁を作ったんですが、感想として使う鰹節の量がハンパない。正直こんなに使っているとは思いませんでした。具体的には水1,000mlに対して鰹節と鯖節(は買えなかったのでミックス節)が各30g。30gって少ないと思うかもしれませんけど、あのふわふわの鰹節だと結構な量ですよ。具体的には片手で思いっきり掴んで3回分くらい。コレを水から火にかけて沸騰しても強火のまま15分。それを漉すと1,000mlの水が600ml位になります。蕎麦汁って凄い贅沢品だったんですね、戦慄です。

このだし汁をカエリと1:5で混ぜ合わせて茹でた麺にかけ、揚げたてのかき揚げと刻み葱を乗せて完成なんですが、このかき揚げがまた大変。ネタをステンレスのフライ返しに乗っけて熱した油に突っ込み、お玉で油をかけながら2分→包丁でネタをステンレスから剥がして油に戻して更に2分。確かに揚げたてのかき揚げを使った自家製汁の年越し蕎麦は満足度が高いですが、3分で食べ終わる物にかかった労力を考えると眩暈がします。コレで蕎麦まで自分で打とうとしたらもう…。蕎麦なんて江戸時代のファストフードでしょと思っていたんですけど、この労力を考えると1杯1,200円くらい貰わないと作りたくないかも。正直ハンバーグ定食作る方がずっと気が楽です。

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