2023年12月

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23/12/31(Sun)

今年最後の買い出しに行くと、お節料理セットや年越しそばセットがガンガン売れていて、私の様に乾燥黒豆から戻してチマチマ煮る人は今や少数派なのでしょう。半日集中すれば10品程度作るのは簡単なので、大した作業でもないのですが、皆やりませんね。個人的にはお節料理ってそんな美味しいものじゃないと思っています。元々が正月に主婦を休ませる為の作り置き総菜ということもあって、味よりむしろ保存性に軸足が置かれている感じ。無論今では冷蔵技術が発達して味も魔改造されてますけど、ルーツから生じる縛りってのは確かに存在します。

あと、真面目に作ったお節料理はハッキリ言って地味です。折り込み広告に入っているお節の写真を見ると超きらびやかですが、そのきらびやか要員はエビフライとかホタテの貝殻を使ったグラタンとかローストビーフとか、“お前メンバーちゃうやろ?”という人達ばかり。オリジナルメンバーでお重を詰めていくと、そりゃもう地味な見た目になるので、売り物として広告に載せるにはふさわしくない絵面になってしまいます。黒豆に金箔乗せちゃう気持ちがよく分かる。子供の頃お節料理が苦手だった自分自身の経験からしても、アレを正月料理として売り出すには当初かなりのパラダイムシフトが必要だったのではないかと想像してしまいます。

こんなボロクソ書いてしまったお節料理ですが、なんで私がそれを毎年少数派に甘んじつつチマチマ作るかというと、作るのが好きだからに尽きます。年の瀬にゆく年くる年を思いつつお節を作るのが、年末〆のルーティンだから。そんなわけで極論すれば味とかどーでもいいとすら考えてます。そりゃま味見はしますし、自分が納得する味に仕上げはしますが、完成品よりもその途中経過が大事。そんな理由で私は毎年出来あいを買わずチマチマとお節を作っています。

23/12/30(Sat)

基本怠惰でギリギリまでダラダラしていたい私ですが、12月29日で今年もあと3日になると尻に火が付き、お節料理を作り始めます。それに加えて今年はすき焼き用の牛肉を貰ってしまったので、30日の夜はすき焼き・31日の夜は年越し天婦羅そばと色々作らなくてはいけないため、結構忙しいです。今年のおせち料理は例年と変わらず8〜10品の予定。品数が流動的なのは、買い出しに行った結果で作る作らないが決まる品があるからです。

ところで、これだけの品数を作るとメジャーな献立はほぼ網羅しています。それをいちいち紹介するのは何だか普通過ぎるのでここは視点を変え、私が絶対作らないお節料理というのを書いてみたいと思います。1. 煮しめ。ここ10年ほど毎年お節を作っていますが、過去一度も作った事がありませんし、コレからも作る予定はゼロです。作らない理由は食材管理が面倒臭いから。私は料理が好きなので、手間や時間をかけるのは苦になりません。が、食材管理は話が別。煮しめは多種の食材…野菜各種や鶏肉をごった煮にする料理です。それを大人二人が数日かけて無理なく食べ切れる量だけ作ろうとすると、それぞれの野菜はほんの少しになります。そうすると、スーパーで1袋3本入りのニンジンを買ってきて1本使い、残りをどうするかって話です。それがニンジンだけならまだよいですが、サトイモ・きぬさや・レンコンetc。鶏肉もバランス的にはモモ半分くらいで十分なんで、残ってしまいます。こういうやりくりもいつもなら何とかするんですが、年末年始は冷蔵庫が一杯になっており、ストック場所を考えるだけで嫌になります。コレに加えてそれぞれの野菜の飾り切りなんてやってしまったら、切れ端も有効活用しなきゃいけないわけで、そのストック場所も要ります。よって煮しめは無理。

2. 煮(or焼き)海老。海老という食材自体は大好きですが、海老は熱を加え過ぎると固くなるという特性があります。また、冷めても駄目。よって海老を美味しく食べるなら高温でサッと火を通してすぐに食べる天婦羅orフライがベスト。それなのにお節料理の海老はこの正反対の調理方法をしていて、全く美味しいと思えません。縁起物といっても美味しくない物を作るのは主義に反するので、コレもうちでは絶対に作りません。3. 伊達巻。伊達巻は先の2つと違って何度か作った事があります。ネットで調べると溶き卵にフードプロセッサーを使ってはんぺんを混ぜ込むレシピが多いのですが、どう味を調整してみてもはんぺんを抜いた日常的な卵焼きの方が美味しいのです。卵焼きをお節に入れる事はありませんが、伊達巻を焼くとどうしても卵焼きの事を考えてしまうので駄目。作りません。4. 田造。シンプルに全く美味しいと思わないから、以上。

というわけで作るのは黒豆・数の子・紅白膾・昆布巻き・酢蓮・叩き牛蒡・菊花蕪・栗きんとん・蒲鉾(貰い物)は確定。あとは買い出しでスーパーの棚を見て変動って感じです。年越しそばのかき揚げに何を入れるかも要検討。小エビ・貝柱・浅利の三択です、個人的には小エビにしたいのですが、年末は結構売り切れてるんです。こればっかりは行ってみないと分かりませんね。

23/12/29(Fri)

先日不法投棄ゴムの有効利用をここで書きましたが、現状私が一番有効活用している不法投棄品はエコバッグです。元々はうちの畑に捨てられていたもので、多少泥が付いているくらいで破れなどなかったために、拾ってきて使っています。このバッグの最大のメリットはとにかくサイズが大きい事。肉のジャンボパックが楽々入る大きさのマチがついたエコバッグって実はあんまり見かけないのでとても重宝しています。

更にこのエコバッグ、使っている途中で不具合を感じたので主に2か所改造して今に至っています。第一に内貼り。元は保冷の為のアルミ蒸着マットが内貼りとして使われていたのですが、強靭な外装のポリエステル素材と比べて圧倒的に耐久性が低く、特に縫い目はいわば切り取り線をいれているのも同様なわけなので、長い事使う内に破れが目立ってきました。軽症の内はテープで貼って胡麻化していたんですけど、いよいよ駄目だとなったので布製の物に交換して今に至っています。内貼りを取り外してそれを元に型紙を作り、家にあった布で同じものを再現して取り付けました。普通の布なので先代と違って保冷機能は無いのですが、頑丈さが上がったのはメリット。保冷についてはジャンボパックが入る封筒型の保冷バッグを常にこのエコバッグの中に入れておくことで解決しています。買い物の品全部が要保冷なんて事は無いので、保冷に関してはコレで十分。

第二にスナップボタンの追加。このエコバッグ、サイドにポケットがあり、買い物の品がとても多くて入り切れなかった時の為にサブとしてレジ袋を畳んで入れてあります。ですが滑りやすいポリ袋が振動などで外に飛び出てしまう事が多くて困っていました。ですんで、内貼り交換で作業がしやすくなったのをいいチャンスとして、ポケットの入り口にスナップボタンを追加。コレでレジ袋が飛び出てしまう事が無くなりました。ほんの小さな事ですが、いざ使おうと思った時にレジ袋が無くなっているととてもストレスなので、我ながらいい改造をしたと思っています。内貼りは朽ちてもまた張り替えられますし、外装のポリエステルは早々駄目になる素材じゃないので、たぶんあと30年はこのエコバッグを使うんじゃないでしょうか。

23/12/28(Thu)

うちの庭は2車線の農道に面していて、当然のように時々不法投棄されます。飲み物の空き缶・紙コップ・からあげ君の紙ケースとか。ムカついても仕方がないので淡々と分別して捨てますが、今日不法投棄されていたのは農作業でよく使われるゴムバンド。幅2cm長さ1.5m程の代物です。捨てたヤツ呪われろと思いながらいつもの様に処分しようと思ったのですが、現物を見て気が変わりました。このゴムバンド、劣化がほとんどなくて新品に近い状態です。コレは何かに使えるかも…と考えて思いつきました。

勝手口を出たところに可燃ゴミ・不燃ゴミの袋を常設してあるんですが、美観と臭い防止を兼ねてベニヤ板で外装を自作し、その中にセットする形にしています。当初は何の問題もなく運用していたんですが、いつの頃からか野良猫がその蓋を開ける技術を身に着けてしまい、漁られるようになりました。その対策として紐をかけ簡単には開かないようにしているんですけど、その紐の一部を今回のゴムに置き換えれば、開け閉めがより簡単になるんじゃね?というのが今回の企画です。

ゴムバンドから15cm程度を切り出し、よく切れるハサミで縦に二等分します。ゴミ箱にかけていた紐の一部をこのゴムバンドに置き換え、引っ張りやすいようにビニール紐でループを作ってこのゴムバンドに結び付ければ完成。結果:今までの数分の一の労力と時間でゴミ箱を開け閉めできるようになり、大満足です。問題はこのゴムの耐久性ですが、今回使ったのは1.5mの内のたった15cmで素材はまだまだあるので、半年ももってくれれば十分に及第点だと考えています。元が農業用なんで耐久性はあるでしょうし、場所も直射日光が当たらない家の北側なので、多分大丈夫でしょう。今回もいい仕事しましたね。

23/12/27(Wed)

先日のベルト切れもそうですが、ここ最近修理仕事が増えている気がします。今日はトランクスのゴム交換。現在8枚のトランクスを機械的にローテーションして毎日交換しながら使っているのですが、その中の1枚のウェストがどうにも緩くなりまして、ゴムを引っ張り出したら劣化してほぼ紐になってましたんで交換しました。最近トランクスはウェスト部分にゴムが一体化しているものがほとんどなので、ゴムが緩くなったらトランクスごと新品に交換しないといけない(一応新しいゴムをウェストに縫い付けるという裏技はある)のですが、現在のローテーションは1枚を除き全て自作。当然ゴムは交換可能にしてあるので簡単にメンテナンスできます。

ちなみに2021年からトランクスの寿命を定量的に把握すべく、ウェスト左脇腹部分に使用開始年月を刺繍しています。ですが今回のトランクスには刺繍が無かったので、開始は2020年以前。トランクスの自作は10年以上やってますが、母親が亡くなって納戸からミシンを発掘して以降2019年からはそれまでの手縫いからミシンに変更しました。現在手縫いのトランクスは全て駆逐され、ミシンの物ばかりなので、今回のトランクスは2019or2020年から使い始めたものです。古く見積もって2019年として使用5年目で初めてのゴム交換、本体はほつれなども少なくまだ数年は使えそうな状態なので、7〜8年はいけるか?と感じています。

ゴム紐は母親が無駄に買い込んだ品が数十m分あるので、劣化を度外視すれば一生買わなくていい量はあります。そこから必要なのは長さを1度で切り出す事も出来ますが、今回は30cm程の切れ端が溜まってきたので、端ゴム紐有効利用のためそれらを繋いで使いました。結んでしまえば一瞬で接続できますが、今回はそれはNG。瘤になった部分が中で擦れ、その箇所に摩擦で穴があきます(1年とかかかりますけど)。ですんで、面倒臭いですが重ねて縫って固定していきます。我ながら物好きだよなーと思いますが、モノを寿命一杯使う為には仕方がないですね。

23/12/26(Tue)

主に庭仕事の際に道具一式を入れたポーチを腰につける為に使っていたベルトが切れました。よく使う穴の横がブチっと逝ってしまいました。買ったのは多分学生の頃だから30年位前?。30年使ったと思えば十分に元はとったと言えるでしょう。また、今回の件もさかのぼって原因と対策を考えたんですが、結論としては不可避でした。構造上穴の部分はベルトの太さが半分になっていて、しかも負荷がかかり続けています。そりゃ切れるのも当然。

確か同時期に買ったほぼ未使用のベルトがあった筈と探してみたのですが、悲しい事に30年でウェストが随分大きくなってしまっており(=中年太り)、使えませんでした。というわけで新しいのを買わないといけないんですが、もしそうすると今回切れたベルト&無駄にとっておいたベルト2本がゴミになるわけで、それはそれでモッタイナイなと。そこで考えたんですが、どうせ庭仕事にしか使わないんだから、繋いで使えばよかろうもんという結論に達しました。

切れた部分を切除してカッターで形を整え、切断面を木工用ボンドで固めてほつれ止めを施します。反対側に新しいベルトを接着。Cクランプで24時間圧着した後、トドメとしてカシメ金具を打ち込んでちょっとやそっとじゃ外れないようにします。最後に必要な長さで切断し、元通りバックルを取り付けて完成。計算ではコレであと30年もつ筈ですし、補修用のベルト素材はまだたんまりあるので、私が生きている間は作業用ベルトを買う必要は無い計算になります。ドケチとしては大満足ですね。

23/12/25(Mon)

とにかく自室が寒くて何とかしたいんですが、私の主義としてエアコン(一応部屋についてはいる)は使いたくありません。この部屋に何人もの人がいる状態でエアコンをつけるのなら私も納得ですが、一人の人間を快適にするために6畳の部屋全域を温めるのって無駄じゃね?と思ってしまうのです。部屋の中にテントを建て、その中だけを温めるとかなら納得できますけど。ということで、パソコン作業中に暖をとるため、一人用の小さなコタツとかどうよ?と思って色々検索してみたんですが、何かを新しく買う前に、確か納戸に使っていない電気行火があったはずなのを思い出しました。コレを座布団の上に乗せ、膝掛けとか毛布をかぶれば、結構暖かいんじゃね?と考えたのです。

そこで納戸をひっくり返していたら電気行火もあったのですが、それより良いものを見つけました。それが、座布団サイズの電気カーペット。型番で検索するとメーカーすらもはや存在しない古い品のようですが、通電してみると普通に動きます。スイッチをオンオフするだけで温度設定すらない品ですが、とりあえず使う分には問題なし。納戸に放り込んでいる限りは不良在庫のゴミと変わりませんが、こうやって有効活用すれば生き返った感じでとても喜ばしいです。この電気カーペット、ほとんど汚れが無くあんまり使ってない感じ。父親に聞いても出所を知らなかったので、多分母親が買って少し使ってから飽きて納戸に放り込んであったのでしょう。ぶっ壊れるまでありがたく減価償却させていただきたいと思っております。

23/12/24(Sun)

ビニールハウス内でしぶとく生き残っていたプチトマトが今回の寒波で死にました。12月半ばを過ぎても全然元気で毎日10個前後の収穫があり、ワンチャン歳を越せるか?と少なからず期待していたのですが、先日の寒波で地上部分が全部凍ってしまい、再起不能になりました。今回のトマト死の原因と今後の対策を考えてみたのですが、今回のケースでは何ら教訓は得られないという結論です。

まず、枯れた原因は寒さ。コレはお天気の事ですからどうしようもありません。ビニールハウス内なので多少は緩和されている筈ですが、その防御を貫通して凍ってしまったのでどうしようもないです。昼間は蒸せないために空気を通し、夜間は寒さ除けの為に閉め切るという運用は当然やってますが、それでも駄目でした。重油を焚いて加温すれば絶対大丈夫ですけど、うちのハウスにはそんな設備無いですし、そもそも趣味ベースのプチトマトでそこまでやるのはナンセンス。結局のところ今回のトマト死は私に過失無し・不可避だったという結論です。

自分で野菜を作ってみて実感するんですが、四季を通してスーパーの野菜コーナーに野菜が一通り揃っているという現状は、正直普通じゃないです。滅茶苦茶便利なのは私も同感ですが、その普通じゃない状況を作り出すためにどれだけ普通じゃないマンパワーや資源がつぎ込まれているのかを想像すると、少なからずぞっとしてしまいます。大きな話になりますが、これからどんどん人口が減って働き手が少なくなる中、今の当り前の生活が今後どれだけ維持できるのか、結構心配。今はお金を払えば大体の事は解決しますが、お金を払ってもそもそもモノ(サービス)が存在しないという時代が来てしまうかもしれません。心配ですねー。

23/12/23(Sat)

長年使ってきたサンダルが寿命を迎えました。私は相当物持ちがいいので、このサンダルも多分10年位使っていると思います。底が擦り減ってつま先がペラペラになった時にはゴムを貼り付けたり、アッパーとソールがちぎれた時はハトメを打って針金で2つを繋いだり。ありとあらゆる延命措置を施してやってきましたが、今回はそのアッパーとソールが本格的にちぎれてしまったので、最早修復は不可能と判断しました。正確にはやろうと思えばまだ手はあるんですが、コストパフォーマンスを考えるとこれ以上延命の意味は無いという判断です。

それに加えて、生前母親が買ってあった次のサンダルをいい加減使わないと加水分解が始まってしまいそうで、そうなると新品サンダルが丸損という最悪の結果が待っているので、この辺で長年勤めてくれたサンダルさんはさようならです。今回もそうですがこの、直しながら使ってきた身の回りの品の見切り時というのはいつも悩みます。シャツやトランクスもかなりボロボロになるまで使うんですが、これ以上無理という点を判断しないといけない時が来るわけで、それがとても難しい。また、仮にお役御免を言い渡すとしても、思い切りよく捨ててしまうかそれとも素材として使う可能性があるのでとっておくかの判断も難しい。今回のサンダルは捨ててしまいますが、シャツやトランクスはとりあえずとっておき、ストックスペースが溢れた時点で整理するという運用が多いです。特に布は何かに使えそうで捨てられないのですよね。100の内使うのはせいぜい5〜6というのが現実ですが。

23/12/22(Fri)

今年一番の寒波がやってきて、暖冬だという予報に油断していたので大変です。父親は貼るタイプの使い捨てカイロを愛用していますが、私は出るゴミとランニングコストが気になるので、使い捨てカイロは使わない主義です。んじゃどうするかというと、基本は厚着。重ね着は勿論ですが、より重要なのは肌が直接外気に触れる場所を徹底的にガードする事です。

まず手は指無し手袋をほぼ一日中身につけています。勿論指先まである方が防寒面では遥かにベターなのですが、パソコンが使えなくなるというデメリットには勝てず指無しを採用。ちなみに市販品は指が出過ぎて寒いので、安く買ってきたフリース手袋の指先を自分のサイズに合わせて切り取り、ほつれ止めを施した半自作品を愛用しています。首は太い血管が直下に通っているにもかかわらず外気に触れやすい最重要ポイント。ココはフリースのネックウォーマーでカバー。耳は長めのフリースキャップをかぶって外気に触れないようにしています。最後に足先が結構冷えるので、靴下は基本二重履き。室内にいる限りはコレで十分です。

ただ、数年前からこの季節になるとハクキンカイロ買おうかどうか迷うというのが恒例行事化しています。正直結構欲しい。価格的には大した事ないのですが、どうすっかなーとか色々考えている内に春が来て、まぁいいか…となってしまいます。早く春が来ないですかね、まだ十二月ですけど。

23/12/21(Thu)

寒さが本格化してきて、適当な時期でない事は重々承知なのですが、ポットのパセリがいい加減限界になってきたので、植え替え作業を行いました。使うのは先日片付けたバジルの鉢。土は畑の土だけでなく有料の鹿沼土や自作の落ち葉腐葉土が入っておりそれなりにもったいないので、再利用します。土は枯れたバジル苗ごとフルイにかけ、バジルの根をなるべく除去。鉢植えハーブ栽培一番の敵ともいえるコガネムシの幼虫が1匹出てきたので、無慈悲に踏み潰してやりました。土の様子を見て鹿沼土を少し追加し、鉢に戻しつつ真ん中にポットから取り出したパセリの苗をセットします。最後に水をたっぷりかけて終了。

パセリは寒さに強い植物なので夜間外に出しっぱなしでもいけますが、霜がおりると流石にアウトなので、万が一を考えて夜間は屋内に取り込む運用をします。水は春先まで殆どやりません。土の表面が乾いたらやりますが、気温が下がる方向に向かう夕方以降はNGで、やるならその先温かくなる一方の朝方がベスト。それでも土の表面の様子を見つつ、10日に1回くらいでOKです。冬場は苗を成長させてエネルギーを使わせたくないので、敢えて春先まではやらないようにしています。今年はパセリがあんまりうまくいかなかったので、来年はリベンジしますよ。

23/12/20(Wed)

昼食後のデザートに貰い物の晒し柿を食べていたら口の中に異常が発生。渋が抜けていませんでした。一口目は“あれっ?少しだけ渋が残ってる?”程度だったので、このまま食べ続けても平気だと思ったのですが、1/8切れを咀嚼し終わる頃には口の中の異常は洒落にならないレベルになり、食べ物を粗末にしないという私の主義に反して吐き出してしまいました。残りの7/8は残念ながら廃棄です。

晒し柿を貰ってきた父親に文句を言ったら、“そういえば昨日、くれた人から渋が抜けていない個体があるから気を付けて”と言ってきたんだったわ、と悪びれる様子もなく言われて軽く殺意が沸いた私。そういうのは可及的速やかに情報共有するのが大人のお約束なのではないでしょうか。予め分かっていれば、こちらで渋抜き作業をやり直して食べられるように出来るわけで、今回の不手際のせいでせっかくの晒し柿がゴミになってしまいました。情報共有はしっかりしてほしいものです。

23/12/19(Tue)

今年の春先に種を播いたプチトマトがうちのビニールハウス内でいまだに健在で、正直驚いています。ハウス内だから長持ちするというわけでもなく、少し早い時期に植えた中玉トマトはとっくの昔に枯れて片付けが済んでいるんですが、プチトマトの方はまだ葉が青々としており、花も沢山咲いて次々と実がついています。無論気温が高い時期に比べると実が太ったり赤くなったりするスピードはぐっと落ちるんですが、今でも毎日コンスタントに収穫があります。

コレが一本だけならたまたまその苗が強かったからだという可能性もあるんですけど、今回は植えた6本が全て生き残って元気なので、たまたま説は無いです。そして、気温が低いと凍結防止のために野菜は糖を蓄えるというセオリー通り、今収穫するプチトマトはめっちゃ甘い。同じ苗から収穫した秋口の実はそうでもなかったので、所詮Daisoで買った1袋55円の種、しかも前年度の使い残りかと思っていたんですが、今収穫できる実は普通に売り物にできるレベルです。おまけにこの苗、鉢植えで不要になった脇芽を挿し木して作ったものなのですよね…。この調子だと春先まで採れ続けてしまいそうな予感。来年からは年を越して収穫出来る事を前提にプチトマトを植えようと思っています。

23/12/18(Mon)

キッチンで使っているテレビのリモコン電源ボタンが反応しなくなりました。他のボタンは無問題なので、接触不良だと思われます。この症状は初めてではなく、2ヶ月くらい前?に同じような事が起こった際には分解・接点掃除で復活したんですが再発。もう無理という事で修理を諦めました。対策として家電量販店で汎用リモコンを買ってくるしかないか…と思ったのですが、良い事思いつきました。

うちには現在テレビが2台(キッチンと居間)あり、どちらも同時期に買った同メーカー品です。試しに居間テレビのリモコンを持ってきて台所で使ってみたら、無問題に動きます。ということで、居間とキッチンのリモコンを交換します。そうすると、居間のテレビの電源を入れられなくなりますが、それも無問題。こっちのテレビには録画用のDVDプレイヤーをくっつけているんですが、このDVDプレイヤーのリモコンでテレビも一通り操作できるようになってます。チャンネル変更はたとえば4→8の時にはボタンを4回押さないといけないので非実用的ですが、電源ボタンならどちらもリモコンでも手間は一緒です。つまり、テレビを見る際は電源ボタンだけDVDプレイヤーのリモコンを使い、残りのチャンネル・音量はテレビのリモコンを使えばOKです。

というようなことを父親に説明したら、割とドン引きされました。汎用リモコンなんて1,000円以下だから買えば良いだろうというのですが、どんなに安いリモコンでもタダよりは高いです。不要なものを新しく買う必要は皆無。使えるものは使い倒せばよろしと思います。

23/12/17(Sun)

今日の貰い物は10cm程度の小鯵が10匹。素晴らしい事に、頭・腸・ゼイゴが既に取り除かれています。10匹程度の処理なら大した時間もかからないのですが、キチンと処理してくれているというので私の中の好感度は爆上がり。正直、ココまでしてくれている鯵を貰う事は滅多にないので。

この鯵を見た時に私の頭の中のレシピ検索は二つのレシピを弾き出しました。一夜干しか南蛮漬けです。鯵は万能の魚なので、煮魚・焼き魚でもいけなくはないですが、小鯵となると定番はやっぱりこの二つ。気分的には一夜干しがやや優勢だったのですが、週間予報でこの先の天気がイマイチ安定しないのを確認し、南蛮漬けになりました。片栗粉をはたいた鯵を低温油でじっくり揚げ、熱々の状態で南蛮酢にぶっ込みます。上に乗せる野菜は今の時期よりどりみどりですが、昼食をパスタからお好み焼きに変更した為に浮いてしまった使いかけの玉葱と、とにかく大量にある大根で決定。玉葱は縦スライスして軽く水に晒し、大根は皮を剥いて千六本にしたもの。これらを山盛り鯵の上に乗っけて完成です。感想:やっぱり鯵南蛮漬けは美味い。行きつけのスーパーで時々豆鯵が格安で売られていて、作ってみようかなーと思ったりもしますが、下拵えの事を考えると躊躇してしまいます。単純作業は嫌いじゃないので、一旦始めるとどうという事も無いですが、やっぱり面倒臭いのですよね。

23/12/16(Sat)

知り合いに自家製の梅干を貰いました。ありがたいんですけど、ちょっと困る。私は自分でも梅干しを作っており、それも結構持て余す量があるので、梅干しを使う際はそっちが優先です。また、貰った梅干しが普通サイズなのも問題。うちは小梅で作るんで一食一個ペースで使っていけるんですが、貰った梅干しは普通サイズの梅が使われています。正直ご飯一杯食べるのにこの梅干し1/3個があれば十分なので、果肉3回&種1回分に分けて使う事になります。使わない分はごく小さなタッパーに入れて冷蔵庫に保存するんですが、やや面倒臭い。

ということで、一気に梅干しをたくさん使う為に調味料として使う事が多いです。種を除いて叩いた梅干を風味&塩味要員として使います。一番簡単なのは酢の物系に加える事。大根なますや酢蕪に入れると違和感はほぼありません。使わなかった種は食後の片づけをしながら味がしなくなるまでしゃぶりつくし、ハンマーで割って仁を取り出し食べた後の殻は裏庭で紙などのゴミに混ぜて燃やして灰にし畑に撒いています。我ながらケチだとは思いますが、性分なので止められません。

23/12/15(Fri)

もう流石に作らないと不味いという事で、先送りを繰り返していた年賀状の作成を始めました。作成といってもごく親しい人5人ほどに送るだけなので、そんな大仰なものではないです。ただし、例年木版画で作っているので、数時間程度の労力はかかります。コストは限りなくゼロですが。作り方はこんな感じ。

まず、元になるイラストをネットで検索して探します。“年賀状 辰 イラスト”などで検索すればアホ程出てくるので、その中から良さげなのを選びます。こういうデータは“sample”といった透かしが入っているので、パソコンでの年賀状作成に使う場合は課金しないと駄目ですが、木版画の場合は透かしなんて無視して彫ってしまえばいいのでスルー。コレって違法なんですかね?かなりグレーではありますが…。とってきたイラストを印刷して大きさを確認し、必要なら適宜拡大縮小処理をして必要な大きさで印刷します。この際、デザインによって左右反転が必要な場合はその処理も。

印刷したイラストを素麺箱に使われてたベニヤ板に糊で貼り付け、完全に乾くまで放置します。ココで焦って乾燥が不十分だと彫る際に失敗のリスクが上がるので焦らずじっくり待ちます。あとは彫刻刀(小学校で買わされた奴)でガリガリ彫り、絵の具(コレも小学校で買わされた奴)をのせ、バレン(自作)を使って刷れば完成。コツとしては集中力が切れる前、もう少しやりたいなという所でその日の作業を打ち切る事。焦って作業が雑になるよりはずっとマシです。例年の経験だとあて名書きまで全部済ませて約5日というところ。今年も焦らない年末年始が送れそうです。

23/12/14(Thu)

自作のトマトピューレ瓶詰を使い切ったところで昼食をパスタからお好み焼きにシフトしました。本当はもう一瓶残っているんですが、それを使い切るまで待っていると畑のキャベツの方が食べ頃を逸してしまいそうなので、キャベツが食べられなくなった頃にパスタに戻して瓶詰を使い切るというのが今のプランです。そこで問題になるのが開封済みのパスタの処遇。ポリ袋に入れて食材ストックケースに戻しても良いんですが、使いかけのまま月単位で放置するのは気分が良くないので、とっとと食べてしまいます。

というわけで今回作ったのはスパゲッティサラダ。所謂スパサラというヤツです。賞味期限が迫っている買い置きのツナ缶もどうにかできるので、一石二鳥。パスタは二つに折って数時間水に漬けてから指定時間の半分ほど茹で、油を絡めて冷蔵庫で一晩放置します。コレでアルデンテとは程遠い、スパサラにありがちなクタクタ麺になります。絡める野菜はキャベツor大根で迷ったのですが、今回は大根に。千六本に切った大根に塩振ってからよく絞ったものとパスタ・ツナをあわせ、塩胡椒にマヨネーズで味をつけます。仕上げにストックの乾燥パセリをたっぷり振りかけて混ぜ合わせれば完成。感想:美味い。塩加減さえ間違えなければ、スパサラで失敗なんてほぼありません。半不良在庫化していたツナも処理できたので、個人的には大満足です。

23/12/13(Wed)

親戚から自家製のミカンをたくさん貰いました。食べ方は生食一択。子供の頃は絞った果汁を寒天で固め、中を取り除いて器状にしたミカンの皮に戻して固めたものが好きでしたが、アレは母親が面倒臭い事を全部請け負ってくれていたから美味しく食べていたのであって、自分で作ろうとは思いません。ただし、量がいささか多いのが悩みの種。摂取カロリーを考えて1日2個までと決めているんですが、そのペースだと終盤には皮の表面の水分が飛んでカピカピになってしまっていることも多いです。でも、無理をして健康を損ねる方が総合的には損なので、頑張って食べても食べ切れない分は潔く諦めるというのがここ最近のスタンスになってます。

ちなみに皮はザルに広げて干してます。天気が良ければ3〜4日でカラカラになるので、10日ほどかかる干し大根と比べたら圧倒的に楽。干し終わったミカンの皮はすぐに使うのなら常温保存でOKですが、来年まで1年かけて使うつもりなら冷蔵保存が無難です。常温で保存すると、冷暗所に置いてあっても黴まみれになる可能性が大(実経験)。乾かしたミカンの皮は漬物にも入れますが、そんなのはごく少量で、ほとんどは風呂に入れます。市販ミカンの赤い網ネットをとっておき、それに詰めて口を軽く縛ったものを浴槽に投入。1週間ほどは香りが持続しますが、昼間風呂場にそのまま置いておくとこれまた高確率で黴が生えたり腐ったりするので、私は冷蔵庫で保存しています。香りが出なくなったら生ゴミに入れて堆肥化するので、最後まで無駄なく使い切ってます。

23/12/12(Tue)

今日のメインはお歳暮で貰ったチーズ入りハンバーグ。王手メーカー製のもので真空パックになっており、湯せんで13分温めるように書いてありました。最近はレトルト物も美味しくなっているという話をよく聞きますが、あんまり気は乗りません。乗りませんが、いつまでも冷凍庫のスペースを占有させておくわけにはいかないですし、かといって食べずに捨てるのはもっての外なので、仕方なくです。

結果:想像通り、美味くない。中にチーズが入っているのは好きですが、正直それだけです。ハンバーグ本体の肉はひき肉というよりすり身みたいな食感で、一口であーレトルトものねと分かってしまいます。デミグラスソースが一緒に封入されていたんですが、こっちもレトルトソースに独特の味がします。正直私が作ったハンバーグの方が100倍美味いうえにコストも多分半分以下です。湯煎するだけで食べられるというのは大きなメリットですが、全然美味しくないという一点が大きく足を引っ張って総合評価でマイナスにしてしまっています。最近はレトルト・冷凍食品がとても美味しくなったという論調がネットの主流ですけど、私は正直そこまでではないと思っています。内容量で計算すると意外にコストも高いですしね。

23/12/11(Mon)

10月後半から毎日1時間ずつやっていた庭木の冬剪定がやっと終わりました。やれやれコレで年が越せます。約50日かかりましたが、雨の日や食材の買い出しに行った日は作業をしていないので、多分35時間位だと思います。作業は本当に大変なので、庭なんて持つもんじゃねーなとしみじみするのが年末のお約束。全くないのも寂しいので、4畳半位の坪庭スペース位が丁度良いんじゃないでしょうか。コレくらいの広さだったら隅々までピカピカの状態で維持するのも難しくないですから。

とはいえ、今年の庭仕事が終わったわけではありません。秋雑草の残りはまだまだありますし、梯子を使うような大物の剪定は済みましたが、腰の高さ程の低木はまだ少し残っています。ココでは庭じゃないのでカウントしてませんが、畑の隅に植えてある桑・無花果・金柑などの果樹剪定もまだ手を付けてません。まぁでも、庭木剪定を早めに始めたおかげで、年内には何とか片が付きそうな感じ。そしてお節→年越し蕎麦を作って今年は終了というのが理想的な流れです。あーその前に年賀状(木版)も彫らねばなりません。だんだん憂鬱になってくるので、あんまり先の事は考えず目先のタスクだけこなすようにした方が心の健康には良さそうな気がしますね。

23/12/10(Sun)

昨年の今頃は畑の大量キャベツを消費する為に毎日昼食はお好み焼きを作っていたんですが、今年は様相が違います。キャベツが大量にあるのは変わらないんですが、今年はトマトが豊作でトマトピューレを大量に作ってしまったため、現在書の消費の為に毎昼食はトマトパスタを強いられており、お好み焼きの入り込む隙がないのです。とりあえず今開けた瓶は使い切らないといけないので、年内いっぱいパスタでその後お好み焼きという流れになりそうな予感。

キャベツは当然パスタに入れるんですが、味のバランスを崩さずにパスタに入れられるキャベツの量なんてたかが知れてます。勿論ミニサラダもつけるんですけど、一人前のサラダで使えるキャベツの量なんて以下同文。うちで今常備しているキャベツ大量消費総菜は大体三種類。1. 甘酢和え。茹でて千切りにしたキャベツをよく絞ってから甘酢で和えるだけ。量は食べられませんが、箸休めに最適で切らしません。2. ハムorベーコンクタクタ煮。鍋に山盛り詰め込んだキャベツに少量の水と塩コンソメを入れ、ハムorベーコンを少し加えてから蓋をして点火。蒸し煮状態でキャベツのカサがガンガン減り、クタクタになったところで塩胡椒で味を調整して完成。多分コレが一番量を食べられます。パスタにも合うので重宝。3. 野菜炒め。基本です。味付けは千差万別ですが、結局のところベーコン少しで塩胡椒というシンプルな構成に帰ってきてしまいます。キャベツの野菜炒めなんて料理をする人ほど作らないようになる傾向にある気がしますが、私は大好きです。次点:コールスロー。千切りにして塩揉みしたキャベツをマヨベースで味付けしたもの。味は文句ないんですが意外に足が速く、特に同業他社の甘酢和えに完敗するので、最近あんまり作ってません。味は良いんですが、常備菜となるとそれ以外にも要素がいるのですよ。

23/12/09(Sat)

畑のブロッコリーがいい感じの大きさになったので、今年初収穫です。うちでのブロッコリーの食べ方は、塩茹でしてマヨの一択。先日テレビを見ていたら、ブロッコリーを小さく刻んでトマトベースのスープにしたら目先が変わって美味しい、みたいな事をやってましたが、不要です。いつもの食べ方で十分。私、基本的に飽きるという事があまりないので、昼素麺連続2カ月とか全然平気なものでして、ブロッコリーも茹でてマヨで十分です。

最近は茎も食べるようになってきたブロッコリーですが、茎の皮は剥くのがまだ一般的です。硬いからという理由のようですが、茹でれば多少の歯ごたえはありますけど、別に食べられない程ではありません。手間暇かけてゴミを作るのもアホらしいので、丸ごと食べてしまえば良いんじゃないでしょうか。ちなみにブロッコリーは最初株の中心に大きな可食部が出来ますが、それを採取した後しばらく放置すると、脇から大量の小さな可食部が発生し、春先に花が咲くまで無限に食べられます。同じアブラナ科でもキャベツや白菜の様に一度収穫したらそれで終わりという野菜と違って、この再生産可能な点がブロッコリーの素晴らしい点だと思いますね。

23/12/08(Fri)

今年も散々お世話になったバジルが寒さで枯れたので、鉢の片づけをしました。鉢から土ごと引き抜いて根&枯れた茎や葉と土に分別し、後者は畑に戻して残りは焼却処分に回します。バジルは毎年欠かさず作っているとても使い勝手の良いハーブで、使い切れない分も葉がキレイな内に収穫し、レンジで水分を飛ばしてドライバジルにしておけば、フレッシュバジルが無い冬場でも切らさずバジルを使うことが出来るので、とても重宝しています。欠点を敢えて上げるとすれば、一年草なので毎年種から育てないといけないのが面倒臭い点です。バジルが多年草なら完璧なんですが、世の中そんなにうまい話はありません。

うちではネギなどの和物も含めると大体10種類程度のハーブを作っていますが、その中で3つだけ選べと言われたら、迷わず葱・パセリ・バジルを選びます。選択肢としてはコレ以外ありえない感じ。どれも簡単に作れて使い勝手がとても良いものばかりです。ちなみにリストラしたいハーブ第一位はコレも迷わずミント。ハーブ初心者の入門種として必ずあげられますが、用途が基本デザート系に偏っているので、この方面にはほぼ力を入れていないうちでは正直持て余しています。そしてバジルとは逆に多年草なのがで超絶デメリット。一年草は止めたければ種を植えなきゃいいだけですが、多年草は苗ごと処分しないと延々出来続けてしまいます。何度も処分しようと思いましたが、作り始めて10年近くたってしまうと、駄目な子ほど可愛いと言いますか、それなりに愛着が沸いてしまっているがまたムカつきますね。

23/12/07(Thu)

世間的には以前よりもモッタイナイという言葉が市民権を得てきた感がありますが、一般的には“まだ使えるけど捨てるなんてモッタイナイ”という文脈で使われることがほとんどです。私もそういう意味で使う事はありますが、私の中ではもう一つモッタイナイという意味があります。それは“使わないで死蔵しておくなんてモッタイナイ”という事。この二つ、似ている様で全然違います。前者は何かが無駄にゴミになる事に対するモッタイナイで、後者は機会損失に対するモッタイナイです。

私が重視するのはどちらかというと後者のモッタイナイ。箪笥の中に何かに使える布切れをため込んでいる場合、限られた人生の時間の中でその布を有効に活用して使いつくせば利があるのに、その時間を無駄にして箪笥の肥やしにするなんてモッタイナイと常々思っています。ということで、何かに使えそうな布はせっせと溜め込み、何か使えそうなことがあった場合はガンガン使うというスタイルを貫いていますが、如何せんモノを大事に扱う性分&基本ミニマリストなので、新たな布の需要というのがなかなか生まれません。今回のアームカバーは久しぶりの案件です。トランクスも一度作れば多分5年位は使うくらいなので、キリがない。年末なので布ストックを見直していい加減用途がなさそうな奴は処分しようと思いますが、何かいい用途が無いものですかね。

23/12/06(Wed)

今年中にやらなきゃいけないと思いつつ先延ばしにしていましたが、12月に入ってもう大分経ち、今年もカウントダウンになりつつあるので重い腰をあげました。アームカバーの再作成です。夏場の庭仕事時、日焼け&虫刺され&各種植物の棘対策として欠かせないアームカバーですが、3年ほど使った自作品がボロボロになり、補修も無理っぽいという事で新作を作る事にしました。アームカバーの構造は単純で、筒にした生地の両端にゴムを仕込んで締められるようにし、片側に洗濯バサミを1個つけてTシャツの袖に挟んで滑り落ちないようにする、だけです。市販もされてますが、コレくらいなら不要布ストック有効活用いい機会でもあるので、自分で作ってしまいます。

材料は破れて使えなくなったトランクス。一般的にうちのトランクスは全体的にボロボロになってきてお役御免になるパターンが多く、こういう布は使い辛いのですが、今回のは生地がポリエステル混紡で強度があり、全体的にまだまだ大丈夫だけどしゃがんだ拍子に尻がかなりの長さで裂けてしまったという物件です。補修も考えましたが、尻周りは裂けたラインに沿って生地が弱っているので、直してもまた裂けそうだったため諦めたという経緯があります。ですが尻周辺以外はまだまだ布が弱っているわけではないですし、トランクスとしては裾がかなり長めで大きな生地がとれるうえに、迷彩柄なので外から見えても大丈夫というので今回採用となりました。

裂けたラインも含めて股ラインで左右真っ二つに分割後、内股ラインで切り開き、ウエストゴムの部分を取り除いてから所定の大きさに切りだしてミシンをかけていきます。所定時間は1時間ちょっとというところでしょうか。本当はもっとこまめにミシン作業をしたいのですが、私の部屋にはミシンを出しっぱなしにしておく場所がないのがネックになってます。通常は押し入れに片付けてあるので、作業用テーブル含めてそれを出してきて…っていうのが心理的ハードルになってるんですよね。うちには使っていない部屋は一杯あるんですが、私の部屋は1室だけ独立した離れみたいな構造になっており、他の部屋は生活圏から遠いのでイマイチ使う気になれず。難しい所です。

23/12/05(Tue)

師走に入りまして、師走といえば大掃除ですが、私はもうずっとこの大掃除をしていません。理由は二つ。1. 年に一度しか掃除しなくてもいいような場所なら、そもそもずっと放置でも無問題だから。暴論で極論ですが、間違ったことは言ってないと思います。大掃除の定番換気扇なんて、年1回の掃除頻度しかしなかったら油ギトギトで手に負えなくなります。うちは月1回定期的に掃除してまして、コレだったら通常掃除の延長上で楽に作業が出来ます。やややり過ぎ感はありますが、私の感覚だと2カ月に1回がギリギリです。コレに対して食器棚の裏とかは永遠にやらなくていいんじゃないでしょうか。たまに思い出したようにブロワーで埃を吹き飛ばし掃除してますが。

2. 冬場は掃除に向かない。コレはネットでもよく見かける理屈で私も賛成です。汚れの代表格油汚れは気温が下がると油が固まってとれにくくなります。掃除に向いているのはどう考えても気温が上がった春先以降であって、わざわざこんな寒い季節に落ち辛い油汚れに立ち向かう必要は皆無です。ただし、やらない大掃除に変わってやっているのが庭木の剪定。剪定は樹木の活動が落ちる冬場にやるのが原則なので、コレばっかりは寒いからと先延ばしする事が出来ません。うちでは大体延べ50時間ほどかけて作業をするのですが、コレがちょー大変で、庭なんて進んで持つもんじゃねーなとつくづく思います。

23/12/04(Mon)

お歳暮のハムがたまって処理に困ると高確率でハムカツが出てきます。ハムカツって微妙な料理で、わざわざ自分でハムを買ってまで揚げようとは思わないけど、実際作ると結構美味いという一品です。自分で揚げ物を作るんなら、同業他社のトンカツにしてしまうので、ハムカツの出番はありません。ただ、揚げたてのハムカツにウスターソースを多目にかけ、本気で刻んだキャベツと一緒に食べたときのあのジャンクな風情には捨てがたいものがあります。特に始末に負えないのが中に角切りチーズが入ったタイプのハム。炒め物にしようとするとチーズが全部流出して残念な気分になりますし、生で食べるとどう考えても酒の肴系統なので、酒を飲まない我が家では出番がありません。

そんなチーズ入りハムのベストレシピがハムカツ。衣で包んで揚げるのでチーズの流出が無く、ハムとチーズのマリアージュを無駄なく味わえます。ハムカツの作り方は簡単。スライスしたハムに小麦粉→卵→パン粉といつもの要領で衣をつけ、180度の高温で衣がきつね色になるまで両面揚げるだけ。トンカツと違って生焼けを気にする必要が無いのでとても楽です。味を決める最大のポイントはハムの厚み。薄いと貧乏臭く、厚いとリッチになりますが、厚くすれば美味しいというものでもありません。衣と本体のバランスが崩れるので、味の面ではやや薄め位が私は好きです。そして重要なのが付け合わせの刻みキャベツ。次点でレタスも良いですが、私はやっぱりキャベツを押します。まぁ、自分でわざわざ買ってまで作るほどの味ではないですが。

23/12/03(Sun)

今日の貰い物は生姜1kg。一般家庭で生姜1kg貰ってキレイに使い切れる所は少数派だと思うのですが、うちはその少数派なのでガッツリキレイに使い切ります。生姜は土がついていてゴツゴツとワイルドな外見をしているため丈夫で長持ちするんじゃないかと思われがちですが、意外にもかなり繊細です。その辺に放置しておくとあっという間に干からびて使い物にならなくなるので、貰ったらすぐに処理する必要があります。うちでは生姜は干すか甘酢漬けの二択です。

干すは文字通りで、厚めにスライスしたものをカラカラになるまで干してからジップロックに入れ、冷凍庫で保存します。コレは主に煮物の臭い消しに使います。一般的なレシピで生姜1かけと書かれているところに使えばOK。ちなみにカラカラに干してあると常温保存出来そうですが、それをやるとわずかに残った水分から黴が発生して台無しになるので非推奨です(経験済み)。ただ今回は既にストックが沢山あるので、全部甘酢漬けにしました。

うちの甘酢漬けのポイントは二つ。皮ごと使う事と砂糖を山ほど使う事です。皮は剥いた方が勿論きれいに出来ますが、面倒臭いですしゴミも増えるので、うちでは皮は剥きません。また、砂糖たっぷりはかなり重要。砂糖は酢と同量使います。健康を考えると砂糖控えめにしたいところですが、甘酢漬けで砂糖をケチると味が決まりません。汁は飲まなきゃいいので、甘酢はとにかくゲロ甘にしましょう。歯茎にしみる位甘酢を甘くしてやっと生姜の香りと渡り合えます。

23/12/02(Sat)

年末記念という事で、地域の活動として紅白餅が配られてきました。貰い物は基本ウェルカムな私ですが、正直餅はあんまり好きじゃありません。焼いて砂糖醤油とかはまぁ不味くは無いと思うんですけど、わざわざ手間暇かけてまで作りたいと思うほどではないのです。父親もそんなに好きじゃないようなので、うちに来た餅は基本全部アラレに加工します。自家製のアラレはとても美味しいですし、お茶漬けに入れると市販の素に入っているのとは違う味わいがあって私は好きです。

餅をアラレに加工するコツは、とにかく徹底的に乾かす事です。水分が残っていると駄目。餅は5mm角にカットし、干し網に入れて干します。バットに広げてその辺に置いておくと、野鳥が突きに来るのでNG。干し網は必須です。乾燥が終わるまで約1週間。完了の目安は、餅を指で潰した時に粘らずパキッと割れる事です。ココで粘りを感じたらまだ乾燥が足りません。乾燥が済んだら小さなタッパーに入れて常温保存でも大丈夫なはずですが、私は万一を考えて冷蔵庫で保存します。

コレを油をやや多めにひいたフライパンに入れ、塩少々を加えて極弱火で加熱します。全体が膨らんでアラレになりますが、ポップコーンの様に弾ける事は無いので安全です。全体が膨らんでキツネ色になったら、気分で醤油やカレー粉などの香りをつけ(つけない場合も多い)完成。乾燥まで済ませておけば後は比較的簡単なので、食べ切れなさそうな餅はとりあえず刻んで乾かしておくのがオススメです。

23/12/01(Fri)

今日は近所のおっちゃんから鯛を1匹貰いました。全長30cmクラスなので全然大きくありませんが、鯛は鯛です。全長30cmというとそこそこの大きさにも見えますが、鯛は頭が大きいのでそこを落とせばガクッと短くなるうえに、鯛は身幅が薄いので、3枚におろすとペラペラになってしまいます。身は皮をつけたままの湯霜造りの刺身で確定として、残りをどうするかを少し考えました。

もう少し大きければカマ焼き・兜煮など色々バリエーションをつけるんですが、アラも大した量が無いので全部塩茹でにします。取り出して湯切りをし、骨や血など食べられない部分を丁寧に外して身を集め、乾煎りしつつ塩で味付けして鯛ふりかけに加工。身を分離するのに少々手間がかかりますが、結局この食べ方が一番無難だと思います。ちなみに茹で汁は良い鯛出汁が出ているので捨てません。昆布で旨味を足しつつ生姜で臭みを消し、拍子に切った大根をたっぷり入れて船場汁スタイルにすると美味しいです。でも、個人的には魚自体の味という面では鯵や鯖の方が上だと思うのですよね。鯛は赤いのがめでたいだけで、脂の質がちょっとしつこいと思います。私が貧乏舌だからかもしれませんが。

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